日本コークス工業株式会社

NIPPON COKE & ENGINEERING CO., LTD.
江東区豊洲三丁目3番3号
証券コード:33150
業界:石油・石炭製品
有価証券報告書の提出日:2023年6月29日

(1) 連結経営指標等

回次

第16期

第17期

第18期

第19期

第20期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

121,246

107,408

87,883

124,711

174,062

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

5,892

989

6,452

11,454

752

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(百万円)

3,197

28

3,968

7,380

1,075

包括利益

(百万円)

3,159

162

4,208

7,401

1,029

純資産額

(百万円)

48,217

47,188

51,106

57,343

54,277

総資産額

(百万円)

122,233

106,304

102,151

128,767

140,202

1株当たり純資産額

(円)

165.68

162.14

175.61

197.04

186.50

1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額(△)

(円)

10.82

0.10

13.63

25.36

3.70

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

39.4

44.4

50.0

44.5

38.7

自己資本利益率

(%)

6.8

0.1

8.1

13.6

1.9

株価収益率

(倍)

9.24

610.00

8.36

5.68

営業活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

10,278

6,460

15,503

4,608

12,402

投資活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

4,610

6,644

5,859

4,162

8,094

財務活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

626

7,341

7,804

1,074

21,091

現金及び現金同等物の期末残高

(百万円)

11,350

3,806

5,645

5,019

5,616

従業員数

(人)

1,019

1,032

1,041

1,034

1,046

[外、平均臨時雇用者数]

 

[-]

[-]

[-]

[-]

[-]

 (注)1.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第19期の期首から適用しており、第19期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっている。

2.第20期の株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失であるため記載していない。

3.平均臨時雇用者数は、従業員数の100分の10未満であるため、記載していない。

(2) 提出会社の経営指標等

回次

第16期

第17期

第18期

第19期

第20期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

111,596

97,274

79,189

116,742

165,580

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

5,159

257

6,058

10,826

1,478

当期純利益又は当期純損失(△)

(百万円)

2,849

378

3,802

7,011

1,525

資本金

(百万円)

7,000

7,000

7,000

7,000

7,000

発行済株式総数

 

 

 

 

 

 

普通株式

(千株)

302,349

302,349

302,349

302,349

302,349

純資産額

(百万円)

45,579

44,284

48,004

53,857

50,334

総資産額

(百万円)

115,511

99,704

96,036

122,296

133,239

1株当たり純資産額

(円)

156.62

152.16

164.95

185.06

172.96

1株当たり配当額

(円)

 

 

 

 

 

普通株式

 

3.00

1.00

4.00

7.00

(うち1株当たり中間配当額)

 

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額(△)

(円)

9.64

1.30

13.07

24.09

5.24

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

39.5

44.4

50.0

44.0

37.8

自己資本利益率

(%)

6.4

0.8

8.2

13.8

2.9

株価収益率

(倍)

10.37

8.72

5.98

配当性向

(%)

31.1

30.6

29.1

従業員数

(人)

519

515

509

504

509

[外、平均臨時雇用者数]

 

[-]

[-]

[-]

[-]

[-]

株主総利回り

(%)

95.4

60.2

113.0

147.2

94.4

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.2)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

125

107

124

197

150

最低株価

(円)

81

51

52

100

81

 (注)1.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第19期の期首から適用しており、第19期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっている。

2.平均臨時雇用者数は、従業員数の100分の10未満であるため記載していない。

3.第17期および第20期の株価収益率については、当期純損失であるため記載していない。

4.第17期および第20期の提出会社の配当性向については、当期純損失であるため記載していない。

5.株主総利回りは、次の算式により算出している。

株主総利回り(%) =

各事業年度末日の株価 +

当事業年度の4事業年度前から各事業年度までの

1株当たり配当額の累計額

当事業年度の5事業年度前の末日の株価

6.最高・最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所プライム市場におけるものであり、それ以前は東京証券取引所市場第一部におけるものである。

2【沿革】

1889年1月

三井組が政府から三池炭鉱の払下げをうけ、三井組、三井物産、三井銀行が協力して三池炭鉱社をおき、経営にあたる。

1892年6月

資本金200万円の三井鉱山合資会社設立、三池炭鉱、神岡鉱山その他の経営にあたる。

1893年7月

三井鉱山合資会社を三井鉱山合名会社に改組

1908年4月

三池港を開港

1911年12月

三井合名会社鉱山部が独立し、三井鉱山株式会社(現 日本コークス工業株式会社)設立

1945年8月

終戦により樺太、朝鮮等における事業および財産を失う。

1950年5月

企業再建整備法により神岡鉱業所ほか金属部門を分離し、神岡鉱業株式会社(現 三井金属鉱業

株式会社)設立

1959年10月

三池製作所を分離、株式会社三井三池製作所設立

1963年6月

三井セメント株式会社設立

1964年12月

株式会社三井三池製作所栃木工場を設置

1970年5月

三井鉱山コークス工業株式会社設立

1973年8月

石炭生産部門を分離、三井石炭鉱業株式会社設立

1976年5月

三井セメント株式会社を吸収合併、田川工場設置

1981年4月

三井鉱山コークス工業株式会社を吸収合併、北九州事業所設置

1982年10月

株式会社三井三池製作所から化工機事業部門を分離、三井三池化工機株式会社設立

1988年12月

コークス炉1基を休止

1993年10月

三井三池化工機株式会社を吸収合併、栃木事業所(現 化工機事業部栃木工場)設置

1997年3月

三池炭鉱が閉山、国内石炭採掘事業から撤退

2004年3月

セメント事業から撤退

2006年6月

休止コークス炉再稼働

2008年10月

新日本製鐵株式会社(現 日本製鉄株式会社)および住友商事株式会社の持分法適用関連会社と

なる

(その後、2018年4月に住友商事株式会社の持分法適用関連会社から外れる)

2009年4月

商号を日本コークス工業株式会社へ変更

2010年10月

三池事業所を分離、三池港物流株式会社を設立

2014年2月

化工機事業部西日本粉体技術センターを開設

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

3【事業の内容】

 当社グループ(当社および当社の関係会社)は、当社(日本コークス工業株式会社)、子会社8社およびその他の関係会社である日本製鉄株式会社および住友商事株式会社で構成されており、コークスの製造・販売、一般炭および石油コークスの仕入・販売ならびにコールセンター事業、粉粒体機器・装置の製造・販売などを主たる業務としている。

 当社グループの主な事業の内容、当社グループ各社の当該事業における位置づけは次のとおりである。

 なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一である。

 

(1) コークス事業……………………当社北九州事業所で生産するコークスおよび副産物を国内外鉄鋼会社等に直接販売するとともに、連結子会社の日本コークス工業東北㈱などの販売会社へ販売している。                        (会社総数2社)

(2) 燃料・資源リサイクル事業……海外から輸入した一般炭および石油コークスをセメント・製紙会社等に販売しているほか、産業廃棄物処理およびリサイクル事業、コールセンター事業を行っている。                         (会社総数4社)

(3) 総合エンジニアリング事業……当社栃木工場で製造する粉粒体装置・機器等を販売している。また、連結子会社の有明機電工業㈱およびサンテック㈱が当社の機械・電気工事等の一部を施工しているほか、産業機械等の製造および修理を行っており、その一部を当社で仕入販売している。                     (会社総数3社)

(4) その他……………………………連結子会社の三池港物流㈱は、大牟田地区を中心に港湾荷役および貨物輸送を行っている。また、当社で、社有地の開発・賃貸事業および仲介・分譲事業を行っている。                        (会社総数3社)

 

(注)各事業の会社数の算定において、当社は重複して数えている。

 

  事業の系統図は次のとおりである。

0101010_001.png

 

 

4【関係会社の状況】

(2023年3月31日現在)

名称

住所

資本金

(百万円)

 主要な事業の

 内容

議決権の所有

割合又は被所有

 割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

三池港物流㈱

福岡県

大牟田市

100

その他

100

・役員の兼任2名 転籍2名

・当社が仕入れた石炭の荷役・運送等を行っている。

・当社の事業用地の一部を賃貸している。

有明機電工業㈱

福岡県

大牟田市

90

総合エンジニアリング事業

100

・役員の兼任2名 転籍4名 出向1名

・当社の電気及び機械工事の一部を施工している。

・当社の事業用地の一部を賃貸している。

三美鉱業㈱

北海道

美唄市

15

燃料・資源リサイクル事業

100

・役員の兼任2名 転籍1名

サンテック㈱

栃木県

栃木市

20

総合エンジニアリング事業

100

・役員の兼任3名 転籍1名

・当社の機械工事の一部を施工している。

・当社の事業用地を賃貸している。

サン情報サービス㈱

東京都

中央区

40

その他

100

・役員の兼任1名 転籍3名 出向1名

・当社の社内システム管理を一部委託している。

日本コークス工業東北㈱

宮城県

塩竈市

10

コークス事業

100

・役員の兼任3名 出向1名

・当社の製品を東北地方を中心に販売している。

(その他の関係会社)

 

 

 

 

 

日本製鉄㈱

(注)2

東京都

千代田区

419,524

製鉄事業

(被所有)

22.6

・役員の兼任1名 転籍2名

・当社の製品の購入等を行っている。

・業務提携を行っている。

住友商事㈱

(注)2

東京都

千代田区

220,047

総合商社

(被所有)

19.4

・役員の兼任1名

・当社の製品の購入等を行っている。

・業務提携を行っている。

(注)1.連結子会社の主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載している。

2.日本製鉄株式会社および住友商事株式会社は、有価証券報告書提出会社である。

 

5【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

 

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

コークス事業

370

燃料・資源リサイクル事業

37

総合エンジニアリング事業

340

報告セグメント計

747

その他

264

全社(共通)

35

合計

1,046

(注)1.従業員数は就業人員(当社グループ外からの出向受入社員を含め、当社グループ外への出向社員、組合専従者および休職者を含めない)である。なお、臨時雇用者数(アルバイト、パート等直接給与等を支払っている者)の当連結会計年度平均人員は従業員数の100分の10未満であるため、記載していない。

2.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものである。

 

(2) 提出会社の状況

 

 

 

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

509

40.4

16.8

6,324,988

 

セグメントの名称

従業員数(人)

コークス事業

363

燃料・資源リサイクル事業

22

総合エンジニアリング事業

84

報告セグメント計

469

その他

5

全社(共通)

35

合計

509

(注)1.従業員数は就業人員(社外からの出向受入社員を含め、社外への出向社員、組合専従者および休職者を含めない)である。なお、臨時雇用者数(アルバイト、パート等直接給与等を支払っている者)の当事業年度平均人員は、従業員数の100分の10未満であるため記載していない。

2.平均年間給与は税込基準内外給与(賞与を含む)である。

3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものである。

 

(3)労働組合の状況

 当社グループには、日本コークス工業都市労働組合、日本コークス工業社員労働組合、日本コークス工業化工機ユニオンおよび三池港物流社員労働組合が組織されている。

 日本コークス工業社員労働組合および三池港物流社員労働組合は基幹労連に所属しており、日本コークス工業化工機ユニオンはJAMに所属している(2023年3月31日現在当社グループ組合員総数517人)。

 なお、労使関係は安定している。

 

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

① 提出会社

当事業年度

補足説明

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注)2.

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注)2.

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1.

全労働者

うち

正規雇用

労働者

うち

パート・

有期労働者

74.0

72.8

80.5

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものである。

2.提出会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略している。

3.賃金:基本給、超過労働に対する報酬、賞与等を含み、退職手当、通勤手当等を除く。

正社員:出向者については、当社から社外への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む。

パート・有期社員:嘱託を含み、派遣社員を除く。

 

② 連結子会社

連結子会社は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略している。

 

3【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与えると認識している主要なリスクは、以下のとおりである。

 また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資判断、あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要と考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から記載している。

 なお、文中の将来に関する事項は、提出日現在において当社グループが判断したものである。

(1)需給および市況の変動

 当社グループは、石炭・コークスというエネルギー関連素材の仕入・製造・販売事業を行っているが、これらは、国内外の経済状況や需給状況の変動により、その仕入・販売の価格および数量が大きく変動する可能性があり、当社グループの経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

 そのため、当社グループは、コークス事業のより一層の競争力強化を図り、市況等に左右されない事業基盤を確立する事を、経営の基本方針としている。

 

(2)海外情勢の変動

 当社グループは、石炭(一般炭およびコークス用原料炭)、石油コークス、バイオマス燃料等を海外から輸入しているが、各輸入先において、自然災害、政治または経済環境の変化、税制、規制、法律の変更、人権問題等により、仕入価格の高騰や石炭等の供給遅延または停止が起こった場合には、当社グループの経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

 

(3)為替レートの変動

 当社グループは、石炭等の仕入ならびに石炭・コークスの販売等の外貨建て取引(主に米ドル建て)を行っているため、為替レートの変動による影響を受ける。為替リスクは、主に、外貨建てのコークスの販売と原料となる石炭の輸入取引により相殺されるが、相殺されない部分は当社グループの経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

(4)金利の変動

 当社グループは、有利子負債を有しているため、金利変動による影響を受ける。著しい金利変動は、借入金の金利負担として当社グループの経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。なお、長期借入金の大部分については、金利上昇リスクを可能な限り回避するため、金利スワップ等のヘッジ取引を行っている。

(5)借入債務に係る財務制限条項

 当社グループの借入金にかかる契約には財務制限条項が付されているものがある。当社または当社グループの経営成績や財務状況が悪化し、当該条項を満たすことができないことが判明した場合は、直ちに借入金の一括返済を求められるものではないが、貸付人等との間で今後の対応について協議を行うことになっており、その結果如何では、期限の利益を喪失するなど今後の安定・継続的な資金の調達に影響を及ぼす可能性がある。

 なお、財務制限条項の内容は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項

(連結貸借対照表関係) 3.財務制限条項」に記載している。

 

(6)固定資産の価値の下落

 当社グループが保有している固定資産のうち、有形固定資産、無形固定資産等については、時価や収益性をもとに資産価値を検討しているが、今後さらに時価の下落、収益性の低下等に伴い資産価値が下落した場合は、減損を余儀なくされ、当社グループの経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

 

(7)法的規制

 当社グループは、国内外で各種の法的規制(租税法規、環境法規、労働法規、貿易・為替法規等の事業関連法規)に服しており、万が一、法令に違反した場合には、当局から課徴金・営業停止の行政処分を受けるほか、その利害関係者から損害賠償請求等を提訴される可能性がある。

 なお、上記のような様々な法令、規則等の適用を受けており、これらの法的規制が変更または強化された場合には、規制遵守のための費用が増加する可能性があり、その場合には、当社グループの経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

 

(8)コークス事業への依存

 当社グループの主力事業は、コークス事業であり、当該事業への依存度が高いため、当該事業の業績が市場環境等により変動する状況が続く場合には、当社グループ全体の経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

 そのため、当社グループは、非コークス事業の事業基盤の強化・安定化による、多面的な利益構造の確立を経営の基本方針としている。

 

(9)コークス炉の更新等

 当社北九州事業所においてコークスを生産するコークス炉は、稼働開始から長期間が経過しており、老朽化対策や維持・修繕のためのコストが増加する可能性がある他、生産トラブルなどにより、生産量が大きく変動する可能性がある。

 そのため、4炉団(1A、1B、2A、2B)のうち、最も老朽化が進んでいる2A炉につき、2023年2月より更新工事を行っているが、その他の炉についても、健全性維持のための対策等を行っている。

 

(10)重大な災害、事故、訴訟等

当社北九州事業所をはじめとする当社グループの各事業所が、大規模な台風、地震などの自然災害に見舞われた場合等には事業活動が制約を受けることなどにより、業績に影響が生じる可能性がある。また、重大な労働災害、設備事故、環境事故、品質問題等が発生した場合、又は重要な訴訟において当社に不利な判断がなされた場合には、事業活動の停止・制約、補償等により業績に影響が生じる可能性がある。

なお、当社が過去に経営していた炭鉱に関連して、第二次世界大戦中の旧朝鮮半島出身労働者の就労については、行政当局等と連携して適切に対応していく方針である。

 

(11)繰延税金資産について

当社グループは、将来の課税所得に関する予測に基づき繰延税金資産の回収可能性の判断を行っているが、将来の課税所得の予測が変更となり、繰延税金資産の一部ないしは全部が回収できないと判断した場合、繰延税金資産の回収可能性を減額する事で、当社の経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

 

(12)ウクライナ情勢について

長引くウクライナ情勢によって、石炭・コークスの価格及び需要・供給バランスは先行きが不安定な状態が続いており、今後の情勢次第では、当社グループ全体の経営成績、財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

 

 

5【経営上の重要な契約等】

   該当事項はない。

 

2【主要な設備の状況】

 当社グループ(当社および連結子会社)における主要な設備は、以下のとおりである。

(1)提出会社

2023年3月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

建物及び構築物

機械装置

及び運搬具

土地

(面積千㎡)

その他

合計

北九州事業所

(北九州市若松区)

コークス事業

コークス製造・副産物加工設備

4,580

14,441

13,827

(948千㎡)

254

33,104

286

港湾荷役設備

793

1,457

3,015

(180千㎡)

12

5,279

61

栃木工場

(栃木県栃木市)

総合エンジニアリング事業

化学機器製造

設備

179

391

927

(116千㎡)

66

1,565

68

(注)帳簿価額のその他は工具、器具及び備品およびリース資産であり、建設仮勘定を含めていない。

 

(2)国内子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

建物及び構築物

機械装置

及び運搬具

土地

(面積千㎡)

その他

合計

三池港物流㈱

(福岡県大牟田市)

その他

港湾荷役・陸上運送設備

1,230

413

1,673

(210千㎡)

23

3,341

149

(注)帳簿価額のその他は工具、器具及び備品およびリース資産であり、建設仮勘定を含めていない。

 

(3)在外子会社

 特記する事項はない。

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

1,080,000,000

1,080,000,000

①【ストックオプション制度の内容】

 該当事項はない。

 

②【ライツプランの内容】

 該当事項はない。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

15

42

183

86

103

30,369

30,798

所有株式数

(単元)

311,811

59,023

1,417,540

192,719

4,792

1,035,856

3,021,741

175,349

所有株式数の

割合(%)

10.32

1.95

46.91

6.38

0.16

34.28

100.00

(注)1.自己名義株式11,323,046株は「個人その他」の中に113,230単元、「単元未満株式の状況」の中に46株含まれている。

2.証券保管振替機構名義の株式は、「その他の法人」の中に55単元含まれている。

 

(6)【大株主の状況】

 

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(株)

発行済株式(自己株式を除く)の総数に対する所有株式数の割合(%)

日本製鉄株式会社

東京都千代田区丸の内2-6-1

65,628,595

22.55

住友商事株式会社

東京都千代田区大手町2-3-2

56,558,095

19.43

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2-11-3

20,927,900

7.19

株式会社三井住友銀行

東京都千代田区丸の内1-1-2

3,772,181

1.30

日鉄鉱業株式会社

東京都千代田区丸の内2-3-2

3,000,000

1.03

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海1-8-12

2,939,400

1.01

DFA INTL SMALL CAP VALUE PORTFOLIO

PALISADES.WEST 6300,BEE CAVE ROAD BUILDING ONE AUSTIN TX 78746 US

2,533,907

0.87

株式会社商船三井

東京都港区虎ノ門2-1-1

2,513,000

0.86

JP JPMSE LUX RE NOMURA INT PLC 1 EQ CO

1 ANGEL LANE LONDON - NORTH OF THE THAMES UNITED KINGDOM EC4R 3AB

2,456,053

0.84

三井金属鉱業株式会社

東京都品川区大崎1-11-1

2,307,000

0.79

住友金属鉱山株式会社

東京都港区新橋5-11-3

2,307,000

0.79

164,943,131

56.67

(注1)上記所有株式のうち、信託業務に係る株式は、日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)20,927,900株、株式会社日本カストディ銀行(信託口)2,939,400株である。

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

5,023

5,620

受取手形

831

462

売掛金

18,646

13,461

契約資産

229

933

商品及び製品

13,156

21,333

仕掛品

1,598

1,670

原材料及び貯蔵品

20,504

23,665

その他

1,952

3,064

貸倒引当金

41

8

流動資産合計

61,900

70,203

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物

22,948

24,180

減価償却累計額

15,378

15,938

建物及び構築物(純額)

7,569

8,241

機械装置及び運搬具

95,546

95,737

減価償却累計額

76,725

78,542

機械装置及び運搬具(純額)

18,820

17,194

土地

34,298

34,197

建設仮勘定

209

3,737

その他

1,991

2,093

減価償却累計額

1,382

1,497

その他(純額)

608

596

有形固定資産合計

61,507

63,967

無形固定資産

 

 

その他

439

428

無形固定資産合計

439

428

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

※1 870

※1 938

繰延税金資産

2,976

3,667

その他

1,083

1,038

貸倒引当金

9

41

投資その他の資産合計

4,919

5,603

固定資産合計

66,867

69,999

資産合計

128,767

140,202

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

29,878

24,215

短期借入金

14,094

37,591

未払法人税等

3,027

182

契約負債

144

1,479

賞与引当金

900

736

関係会社整理損失引当金

344

340

受注損失引当金

215

25

その他

6,421

4,960

流動負債合計

55,028

69,530

固定負債

 

 

長期借入金

9,099

8,742

退職給付に係る負債

3,083

3,047

役員退職慰労引当金

53

56

環境対策引当金

3,331

3,575

関係会社整理損失引当金

41

24

その他

786

948

固定負債合計

16,395

16,394

負債合計

71,423

85,925

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

7,000

7,000

資本剰余金

1,750

1,750

利益剰余金

49,765

46,652

自己株式

1,209

1,209

株主資本合計

57,306

54,193

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

188

228

退職給付に係る調整累計額

150

144

その他の包括利益累計額合計

37

83

純資産合計

57,343

54,277

負債純資産合計

128,767

140,202

【連結損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 124,711

※1 174,062

売上原価

※6,※7 104,636

※6,※7 167,861

売上総利益

20,075

6,200

販売費及び一般管理費

 

 

海上運賃

501

775

積揚地諸掛

3,304

1,881

給料及び賃金

961

1,009

賞与引当金繰入額

204

171

退職給付費用

70

87

役員退職慰労引当金繰入額

15

14

減価償却費

150

154

その他

※5 2,613

※5 2,503

販売費及び一般管理費合計

7,822

6,598

営業利益又は営業損失(△)

12,253

397

営業外収益

 

 

保険差益

69

979

その他

104

109

営業外収益合計

174

1,088

営業外費用

 

 

環境対策引当金繰入額

230

524

支払利息

217

339

為替差損

320

273

借入関係費用

56

194

その他

148

111

営業外費用合計

973

1,443

経常利益又は経常損失(△)

11,454

752

特別利益

 

 

固定資産売却益

※2 104

※2 182

その他

0

1

特別利益合計

104

183

特別損失

 

 

固定資産除却損

※3 860

※3 814

その他

※4 53

53

特別損失合計

914

867

税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)

10,645

1,436

法人税、住民税及び事業税

3,502

350

法人税等調整額

237

711

法人税等合計

3,264

360

当期純利益又は当期純損失(△)

7,380

1,075

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

7,380

1,075

1.報告セグメントの概要

 当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定および業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものである。

 当社グループは、取扱製商品・サービスの類似性等に基づいて事業を区分しており、各事業部門は主体的に、取り扱う製商品・サービスについて包括的な戦略を立案し、事業活動を展開している。

 したがって、当社グループは、製商品・サービス別のセグメントから構成されており、「コークス事業」「燃料・資源リサイクル事業」「総合エンジニアリング事業」の3つを報告セグメントとしている。

 「コークス事業」は、コークスの製造・販売を行っている。「燃料・資源リサイクル事業」は、一般炭および石油コークスの仕入・販売やコールセンター事業等を行っている。「総合エンジニアリング事業」は、化学装置・機器等の製造・販売およびメンテナンス等を行っている。

①【貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

2,080

2,191

受取手形

428

86

売掛金

※1 17,656

※1 12,651

契約資産

229

933

商品及び製品

※2 12,758

※2 20,769

仕掛品

589

634

原材料及び貯蔵品

20,372

23,512

前払費用

257

107

未収入金

※1 1,395

※1 2,740

その他

※1 152

※1 113

貸倒引当金

流動資産合計

55,921

63,741

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

2,367

2,285

構築物

3,419

4,186

機械及び装置

18,099

16,382

土地

34,305

34,203

建設仮勘定

209

3,731

その他

452

526

有形固定資産合計

58,854

61,316

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

319

302

その他

13

12

無形固定資産合計

333

314

投資その他の資産

 

 

関係会社株式

4,235

4,245

投資有価証券

731

789

繰延税金資産

1,430

2,089

長期前払費用

474

428

その他

324

323

貸倒引当金

9

9

投資その他の資産合計

7,186

7,867

固定資産合計

66,374

69,497

資産合計

122,296

133,239

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形

1,456

505

買掛金

※1 26,910

※1 22,408

短期借入金

14,039

37,100

未払金

※1 3,463

※1 3,327

未払法人税等

2,817

契約負債

68

1,463

未払費用

※1 2,721

※1 1,773

前受金

244

236

預り金

282

294

賞与引当金

555

362

関係会社整理損失引当金

344

340

受注損失引当金

211

17

その他

78

78

流動負債合計

53,192

67,909

固定負債

 

 

長期借入金

9,000

8,415

退職給付引当金

2,313

2,269

環境対策引当金

3,331

3,575

関係会社整理損失引当金

41

24

その他

※1 559

※1 710

固定負債合計

15,245

14,995

負債合計

68,438

82,904

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

7,000

7,000

資本剰余金

 

 

資本準備金

1,750

1,750

資本剰余金合計

1,750

1,750

利益剰余金

 

 

利益準備金

3

3

その他利益剰余金

 

 

繰越利益剰余金

46,128

42,565

利益剰余金合計

46,131

42,568

自己株式

1,209

1,209

株主資本合計

53,671

50,108

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

185

225

評価・換算差額等合計

185

225

純資産合計

53,857

50,334

負債純資産合計

122,296

133,239

②【損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 116,742

※1 165,580

売上原価

※1 98,382

※1 161,206

売上総利益

18,359

4,373

販売費及び一般管理費

※1,※2 6,790

※1,※2 5,564

営業利益又は営業損失(△)

11,569

1,191

営業外収益

 

 

保険差益

64

978

受取利息及び配当金

130

176

その他

※1 29

※1 26

営業外収益合計

224

1,182

営業外費用

 

 

環境対策引当金繰入額

230

524

支払利息

216

334

為替差損

320

275

借入関係費用

56

194

その他

※1 144

※1 141

営業外費用合計

968

1,470

経常利益又は経常損失(△)

10,826

1,478

特別利益

 

 

固定資産売却益

93

173

その他

0

特別利益合計

93

173

特別損失

 

 

固定資産除却損

※1 859

※1 812

その他

47

49

特別損失合計

907

862

税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)

10,012

2,167

法人税、住民税及び事業税

3,234

34

法人税等調整額

232

676

法人税等合計

3,001

642

当期純利益又は当期純損失(△)

7,011

1,525