太平洋興発株式会社

TAIHEIYO KOUHATSU INCORPORATED
台東区元浅草二丁目6番7号
証券コード:88350
業界:卸売業
有価証券報告書の提出日:2023年6月29日

(1)連結経営指標等

回次

第144期

第145期

第146期

第147期

第148期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

36,005

32,476

27,825

32,855

51,016

経常利益

(百万円)

738

493

535

390

1,325

親会社株主に帰属する当期純利益

(百万円)

291

464

446

367

694

包括利益

(百万円)

430

125

451

514

914

純資産額

(百万円)

15,292

14,932

15,071

15,140

15,790

総資産額

(百万円)

43,897

43,691

43,674

44,646

45,686

1株当たり純資産額

(円)

1,904.11

1,857.85

1,874.52

1,887.11

1,968.85

1株当たり当期純利益金額

(円)

37.42

59.66

57.38

47.18

89.24

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

33.7

33.1

33.4

32.9

33.5

自己資本利益率

(%)

1.97

3.17

3.07

2.51

4.63

株価収益率

(倍)

20.30

10.90

13.39

13.59

9.04

営業活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

413

2,018

711

398

2,332

投資活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

2,334

1,798

1,523

1,603

613

財務活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

2,246

45

627

622

1,564

現金及び現金同等物の期末残高

(百万円)

5,921

6,184

6,000

5,420

5,585

従業員数

(人)

823

710

706

689

670

 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第147期の期首から適用しており、第147期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

第144期

第145期

第146期

第147期

第148期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

24,371

19,565

16,267

22,676

40,146

経常利益

(百万円)

440

261

269

342

1,015

当期純利益

(百万円)

338

311

302

425

544

資本金

(百万円)

4,244

4,244

4,244

4,244

4,244

発行済株式総数

(株)

7,783,448

7,783,448

7,783,448

7,783,448

7,783,448

純資産額

(百万円)

10,857

10,368

10,353

10,696

11,179

総資産額

(百万円)

32,011

32,203

33,033

34,040

35,072

1株当たり純資産額

(円)

1,395.64

1,332.87

1,330.85

1,374.94

1,437.12

1株当たり配当額

(円)

30.00

40.00

30.00

33.00

43.00

(うち1株当たり中間配当額)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益金額

(円)

43.58

39.99

38.85

54.70

70.00

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

33.9

32.2

31.3

31.4

31.9

自己資本利益率

(%)

3.12

2.93

2.92

4.04

4.98

株価収益率

(倍)

17.46

16.25

19.77

11.72

11.53

配当性向

(%)

68.8

100.0

77.2

60.3

61.4

従業員数

(人)

246

248

240

234

235

株主総利回り

(%)

76.8

69.9

84.3

75.1

95.4

(比較指標:       配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

1,069

852

821

771

1,054

最低株価

(円)

684

559

547

587

607

(注)1.第145期の1株当たり配当額には、創立100周年記念配当10円を含んでおります。

2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所スタンダード市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所市場第一部におけるものであります。

4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第147期の期首から適用しており、第147期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2【沿革】

当社は1920年4月22日、木村久太郎らの発起により資本金2,200万円で太平洋炭礦㈱として設立され、三井鉱山㈱釧路鉱業所及び木村組釧路炭鉱の鉱区その他の財産を引き継ぎ、石炭の採掘・販売を開始いたしました。戦後は経済復興の一翼を担い、社運の隆盛をみましたが、1955年代にはいり、石炭から石油へのエネルギー転換に対応して、経営の多角化を進めてまいりました。その一環として1967年(旧)太平洋興発㈱を設立し、不動産業への進出を果たしました。

1970年(旧)太平洋興発㈱を吸収合併すると共に、石炭生産部門として新たに太平洋炭礦㈱を設立、同時に商号を太平洋興発㈱に変更し不動産業への事業転換に注力いたしました。

近年は国内・外にわたる産業構造の転換が進む中で、当社においても経営基盤の変革を急務として「住」と「エネルギー」部門を両翼に新たな事業の柱を構築すべく、新事業の検討を鋭意推進中であります。

以上の変遷を示すと次のとおりであります。

1920年4月

設立

1949年5月

東京証券取引所へ株式上場

1967年4月

(旧)太平洋興発㈱設立

1970年11月

石炭生産部門を分離独立させ、(旧)太平洋興発㈱を吸収合併し、同時に商号を太平洋興発㈱に変更

1971年3月

釧路支店開設

1973年4月

札幌支店開設

1973年7月

オーストラリアで石炭開発事業へ進出(1979年中止、石炭輸入業務へ転換)

1982年6月

帯広営業所開設

1984年4月

高年令者向滞在型施設運営事業へ進出・㈱太平洋シルバーサービス設立

1988年7月

仙台営業所開設(1997年9月閉鎖)

1990年11月

㈱太平洋メディアサービスを設立、電算写植事業へ進出(2005年8月売却)

1997年4月

太平洋マテリアル㈱を設立、木質系合成樹脂の製造・販売事業へ進出(2004年3月清算)

2000年4月

帯広営業所を帯広支店に組織変更

2002年1月

太平洋炭礦㈱の太平洋炭礦が閉山となり、石炭採掘事業より撤退

2003年4月

太平洋リビングサービス㈱を吸収合併

2005年2月

釧路石炭乾溜㈱を吸収合併

2006年4月

㈱太平洋シルバーサービス北海道設立

2007年5月

持分法適用関連会社である太平洋石炭販売輸送㈱の株式の一部を第三者から取得し、同社及び同社の子会社5社を連結子会社としました(同社の子会社5社のうち㈱北海道ガラスサッシセンターを2009年3月に清算)

2009年7月

持分法適用関連会社である北海道東科計器㈱を清算

2010年5月

太平洋フーズ㈱設立

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からスタンダード市場に移行

3【事業の内容】

当社グループ(当社及び関係会社)は、当社及び連結子会社13社で構成されており、不動産の分譲、燃料販売(石炭・石油)を主な内容とし、更に各事業に関連するサービス事業等を展開しております。

また、当社及び連結子会社の報告セグメントとの関連は、次のとおりであります。

(1)不動産セグメント

①当社

マンションの分譲・戸建・住宅地の販売、マンション・ビルの賃貸及び管理、損害保険代理業、マンション・ビルの建築請負工事を行っております。

②新太平洋商事㈱(連結子会社)

事業用地、宅地の分譲及びマンション・ビル等の賃貸を行っております。

(2)商事セグメント

①当社

輸入炭並びにバイオマス燃料、石油、建築資材等の仕入販売並びに国内炭の販売受託及び船舶による石炭・雑貨等の輸送を行っております。

②太平洋運輸㈱(連結子会社)

一般貨物自動車運送事業を行っており、当社の石炭販売に係る輸送も行っております。

③太平洋トラック㈱(連結子会社)

一般貨物自動車運送事業を行っております。

④新太平洋商事㈱(連結子会社)

港湾揚荷役作業を行っております。

(3)サービスセグメント

①当社

有料老人ホームの施設を運営する連結子会社に、施設を賃貸しております。

②㈱太平洋シルバーサービス(連結子会社)

有料老人ホームの運営をしており、当社が同社に施設を賃貸しております。

③㈱太平洋シルバーサービス北海道(連結子会社)

北海道にて有料老人ホームの運営をしており、当社が同社に施設を賃貸しております。

④㈱エイチ・シー・シー(連結子会社)

事務・技術計算の受託及びコンサルタント業務を行い、当社グループのコンピュータシステム開発も行っております。

⑤新太平洋商事㈱(連結子会社)

倉庫等施設の維持・管理、給食事業、ビル・店舗の清掃請負、造園緑化事業及び車検・整備事業を行っております。

⑥㈱太平洋トータルシステム(連結子会社)

ゴルフ練習場の運営を行っております。

⑦㈱栄和サービス(連結子会社)

産業廃棄物処理事業、ビル・店舗の清掃請負を行っております。

⑧まりも交通㈱(連結子会社)

旅客運送業(タクシー業)を行っております。

⑨太平洋フーズ㈱(連結子会社)

飲食店の運営を行っております。

(4)建設工事セグメント

①㈱太平洋製作所(連結子会社)

建設工事並びに機械等の製造・修理を行っております。

②㈱太平洋機工(連結子会社)

建設工事並びに機械等の製造・修理を行っております。

(5)肥料セグメント

訓子府石灰工業㈱(連結子会社)

炭カル肥料・消石灰・石粉の製造販売を行っております。

以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

 

0101010_001.png

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な

事業の内容

議決権の所有割合又は被所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱太平洋製作所

北海道釧路市

22

建設工事

100

太平洋運輸㈱

注2

北海道釧路市

20

商事

100

(27)

当社役員1名が同社役員を兼務しております。

当社の石炭販売に係る輸送を行っております。

訓子府石灰工業㈱

北海道常呂郡訓子府町

20

肥料

100

当社役員1名が同社役員を兼務しております。

また、当社は同社の賃貸借契約に対し債務保証を行っております。

㈱太平洋シルバーサービス

東京都台東区

25

サービス

100

有料老人ホームの運営をしており、当社は施設を賃貸しております。

㈱エイチ・シー・シー

北海道釧路市

10

サービス

100

当社グループのコンピュータシステム開発を行っております。

太平洋トラック㈱

注2

北海道釧路市

10

商事

100

(100)

まりも交通㈱

北海道釧路市

10

サービス

100

㈱太平洋シルバーサービス北海道

注2

北海道釧路市

10

サービス

100

(37.5)

有料老人ホームの運営をしており、当社は施設を賃貸しております。

新太平洋商事㈱

東京都台東区

71

不動産、

商事、

サービス

73.7

当社役員1名が同社役員を兼務しております。

当社の輸入炭販売に係る港湾揚荷役作業を行っております。

㈱太平洋トータルシステム

北海道釧路市

30

サービス

100

当社役員1名が同社役員を兼務しております。

㈱栄和サービス

北海道釧路市

10

サービス

100

当社役員1名が同社役員を兼務しております。

㈱太平洋機工

注2

北海道釧路市

3

建設工事

100

(100)

太平洋フーズ㈱

注2

北海道釧路市

50

サービス

100

(42.9)

当社役員1名が同社役員を兼務しております。

当社は同社に対し賃貸借契約に対し債務保証を行っております。

(注)1.主要な事業の内容の欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.議決権の所有割合の( )内は間接所有割合であり、内数としております。

 

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

不動産

208

商事

78

サービス

252

建設工事

54

肥料

57

報告セグメント計

649

全社(共通)

21

合計

670

(注)全社(共通)として、記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

235

59.1

8.9

3,749

 

なお、正社員のみを対象としたものについては以下のとおりであります。

 

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

69

46.4

15.4

7,603

 

セグメントの名称

従業員数(人)

不動産

207

商事

11

サービス

建設工事

肥料

報告セグメント計

218

全社(共通)

17

合計

235

(注)1.従業員数は就業人数で出向者及びパートタイマーを除いております。

2.平均年間給与(税込)は、時間外手当等基準外給与及び賞与を含んでおります。

3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

(3)労働組合の状況

当社及び組合がある連結会社の2023年3月31日現在の組合員数は、192人であります。

また、組合との間に特記すべき事項はありません。

 

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

①提出会社

当事業年度

補足説明

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注)1.

男性労働者の育児休暇取得率(%)

(注)2.

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1.

全労働者

うち正規

雇用労働者

うちパート・

有期労働者

15.4

88.0

84.0

89.7

 

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出し

     たものであります。また、出向者及びパートのうち臨時雇用者は除いており、パート・有期労働者で

     正社員の労働時間を下回る労働者は正社員の労働時間で人数換算をしております。

   2.提出会社における男性労働者の育児休業取得率は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法

     律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関

     する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しており

     ます。

 

②連結子会社

当事業年度

補足説明

名称

管理職に

占める女

性労働者

の割合

(%)

(注)1.

男性労働

者の育児

休業取得

率(%)(注)2.

労働者の男女の賃金の差異(%)(注)1.

全労働者

うち

正規雇用

労働者

うち

パート・有期労働者

㈱太平洋シルバーサービス

30.0

82.5

79.7

107.5

 

新太平洋商事㈱

(注)3.

0.0

 

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出し

     たものであります。また、出向者及びパートのうち臨時雇用者は除いており、パート・有期労働者で

     正社員の労働時間を下回る労働者は正社員の労働時間で人数換算をしております。

   2.連結子会社における男性労働者の育児休業取得率は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する

     法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に

     関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略してお

     ります。

   3.当該連結子会社における労働者の男女の賃金の差異は、「女性の職業生活における活躍の推進に関す

     る法律」(平成27年法律第64号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しておりま

     す。

3【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社が判断したものであります。

(1)不動産市況や地価動向の影響について

当社グループの主要事業である不動産賃貸事業(不動産セグメント)については、競合他社の供給数や価格動向の影響により、賃貸単価の下落や空室率が増加する可能性があります。なお、当連結会計年度末現在の賃貸稼働率については、高稼働率を維持しており、安定的な収益を計上しております。

また、北海道地区(特に釧路地区)の地価が下落する可能性があるため、資産価値の下落により、当社グループの経営成績及び財政状況に影響を及ぼす可能性がありますが、現在は地価水準の下落が下げ止まっているため、経営成績及び財政状況に与える影響は軽微であります。

(2)輸入炭販売事業における輸入炭(商品及び製品)在庫のリスクについて

当社グループの輸入炭販売事業(商事セグメント)における輸入炭(商品及び製品)の在庫については、石炭の市場価格が下落した場合、棚卸資産の評価に関する会計基準に基づき、営業損失を計上するリスクがあります。

今後も、石炭市場価格について、大幅に変動する可能性があるため、輸入炭在庫の適正化並びに安価で良質な輸入炭の仕入れに努めた営業活動を行ってまいります。

また、輸入炭(商品及び製品)在庫が増加した場合、運転資金の調達が必要となりますが、金融機関からの借入による調達並びに販売先及び仕入先と回収・支払条件等を調整し、対応しております。今後、輸入炭在庫が増加した場合についても、金融機関とは良好な関係が構築できていることから、資金調達は十分に可能と考えております。

(3)サービスセグメントのうち有料老人ホーム事業の競合リスクについて

当社グループの主要事業であるサービスセグメントのうち有料老人ホーム事業については、同事業への新規参入企業が著しく増加してきており、また、入居保証金の低額化傾向もあり、厳しい競争を強いられております。

また、この事業の特徴として、ヘルパーなどの人材の流動性が極めて高く、高品質なサービスの提供維持のため、人材確保も大きな課題となっております。なお、各施設の稼働率を維持し安定的な収益を確保するため、競合他社とのサービス内容の差別化や人件費見直し等による優良な人材を確保する等を図り、高稼働率の維持及び安定的な収益の確保に努めております。

(4)関係会社の支援に関するリスク

当社は、太平洋炭礦㈱の(独)エネルギー・金属鉱物資源機構及び㈱日本政策投資銀行からの借入金及び未払利息に対して債務保証を行っており、同社は保有する不動産の売却並びに不動産の賃貸収入より借入金及び未払利息を返済する予定であるため、同社の不動産の売却並びに不動産の賃貸収入が返済額に満たない場合、当社に保証債務の履行による損失・資金負担が生ずる可能性があります。また、同社が保有する不動産の地価水準が下落した場合等により同社の債務超過額が増加した場合、当社は債務保証損失引当金を追加計上する必要があります。なお、当連結会計年度において、同社に対する資金負担額は軽微であり、不動産の地価水準が下落していないこと等から、債務保証損失引当金の追加計上は行っておりません。

(5)法的規制等のリスク

当社グループは、住宅の品質確保の促進等に関する法律、製造物責任法、宅地建物取引業法、鉱山保安法、労働安全衛生法等多くの法的規制を受けております。これらの法的規制が変更され、当社の事業活動に大きな制約が生じた場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、事業の遂行にあたり何らかの原因において訴訟を提起される可能性があり、訴訟の動向によっては当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

(6)繰延税金資産に関するリスク

当社グループは、税務上の繰越欠損金並びに将来減算一時差異に対して、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を検討した上で繰延税金資産を計上しております。なお、グループ各社の業績や経営環境の著しい変化により繰延税金資産の全部または一部に回収可能性がないと判断された場合や、会計基準が改正された場合に繰延税金資産が減額され、当社グループの業績に影響が及ぶ可能性があります。

なお、繰延税金資産の計上にあたっての重要な会計上の見積りの前提条件については、4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 ⑤ 重要な見積り及び当該見積りに用いた仮定に記載のとおりであります。

5【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

2【主要な設備の状況】

当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。

(1)提出会社

2023年3月31日現在

 

事業所名等

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額

従業員数

(人)

建物及び構築物

(百万円)

機械装置及び運搬具

(百万円)

土地

(百万円)

(面積㎡)

リース資産

(百万円)

その他

(百万円)

合計

(百万円)

本店

不動産

商事

サービス

賃貸ビル

834

321

1,274

(129,645)

99

5

2,535

95

札幌支店

不動産

商事

賃貸ビル

3,126

12

1,270

(7,487)

0

4,410

104

釧路支店

不動産

商事

賃貸ビル

1,268

1

4,730

(3,477,654)

0

6,001

27

帯広支店

不動産

賃貸ビル

1,211

432

(3,102)

0

1,644

9

南青山SOビル

不動産

賃貸ビル

370

5

1,892

(1,478)

0

2,268

シルバーシティ駒込

サービス

有料老人ホーム

73

422

(761)

0

496

複合商業施設

(釧路支店)

不動産

賃貸店舗

390

865

(60,997)

1,255

シルバーシティときわ台ヒルズ(釧路支店)

サービス

有料老人ホーム

349

319

(15,987)

668

シルバーシティ十勝おびひろ(帯広支店)

サービス

有料老人ホーム

114

81

(2,518)

195

 

(2)国内子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額

従業員数

(人)

建物及び構築物

(百万円)

機械装置及び運搬具

(百万円)

土地

(百万円)

(面積㎡)

リース資産

(百万円)

その他

(百万円)

合計

(百万円)

太平洋運輸㈱

本社

(北海道釧路市)

商事

トレーラー、車庫・倉庫

46

81

249

(61,988)

71

4

454

38

訓子府石灰工業㈱

本社

(北海道常呂郡訓子府町)

肥料

石灰の採掘、肥料製造設備

333

90

90

(308,667)

9

1

524

57

㈱太平洋製作所

本社

(北海道釧路市)

建設工事

坑枠工場及び機械設備

54

27

409

(47,509)

18

3

512

27

㈱太平洋シルバーサービス

シルバーシティ武蔵境

(東京都武蔵野市)

サービス

有料老人ホーム

125

(-)

20

6

151

94

シルバーシティ哲学堂

(東京都中野区)

サービス

有料老人ホーム

149

392

(1,424)

14

1

557

12

新太平洋商事㈱

釧路事業所

(北海道釧路市)

不動産

商事

サービス

賃貸マンション、港湾揚荷役施設、倉庫

501

39

1,366

(318,492)

0

6

1,914

47

(注)帳簿価額のうち「その他」は、工具器具備品及び建設仮勘定であります。

 

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

20,000,000

20,000,000

 

 

①【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

②【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株式の状況(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

15

34

108

50

12

4,868

5,087

所有株式数(単元)

10,762

3,044

10,479

5,897

55

47,473

77,710

12,448

所有株式数の割合(%)

13.85

3.92

13.48

7.59

0.07

61.09

100.00

(注)自己株式4,168株は、「個人その他」に41単元及び「単元未満株式の状況」に68株を含めて記載しております。

 

 

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町二丁目11番3号

564

7.25

天塩倉庫株式会社

北海道士別市上士別町16線北2番地

250

3.21

クロダ株式会社

北海道士別市上士別町16線北2番地

240

3.09

太平洋興発持株会

東京都台東区元浅草二丁目6番7号

236

3.04

黒田 みか

東京都渋谷区

152

1.95

BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE

2 KING EDWARD STREET, LONDON EC1A 1HQ UNITED KINGDOM

145

1.88

斉丸 千代

茨城県鹿嶋市

141

1.82

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海一丁目8番12号

116

1.49

三井住友海上火災保険株式会社

東京都千代田区神田駿河台三丁目9番地

108

1.39

三井住友信託銀行株式会社

東京都千代田区丸の内一丁目4番1号

100

1.29

2,054

26.41

 

 

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

※1 5,723

※1 5,892

受取手形

552

287

売掛金

3,690

4,147

契約資産

26

56

リース債権及びリース投資資産

※1 472

※1 522

未成工事支出金

12

46

商品及び製品

5,171

5,928

原材料及び貯蔵品

154

175

前払費用

203

215

その他

458

438

貸倒引当金

9

9

流動資産合計

16,457

17,700

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物

※1 20,043

※1 20,221

減価償却累計額

10,365

10,847

減損損失累計額

352

355

建物及び構築物(純額)

※1 9,325

※1 9,018

機械装置及び運搬具

※1 4,721

※1 4,222

減価償却累計額

3,988

3,542

減損損失累計額

45

37

機械装置及び運搬具(純額)

※1 687

※1 642

土地

※1,※2 13,967

※1,※2 13,935

リース資産

830

863

減価償却累計額

470

521

減損損失累計額

101

104

リース資産(純額)

258

237

建設仮勘定

29

29

その他

※1 906

※1 907

減価償却累計額

845

849

減損損失累計額

16

17

その他(純額)

※1 44

※1 41

有形固定資産合計

24,312

23,904

無形固定資産

 

 

その他

78

94

無形固定資産合計

78

94

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

※1 917

※1 1,201

長期貸付金

2

2

差入保証金

2,068

2,068

繰延税金資産

435

325

その他

※1 382

※1 395

貸倒引当金

8

7

投資その他の資産合計

3,798

3,985

固定資産合計

28,189

27,985

資産合計

44,646

45,686

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

3,268

4,027

短期借入金

※1 9,003

※1 8,779

1年内償還予定の社債

1,092

830

リース債務

176

183

未払金

※1 231

※1 180

未払法人税等

54

317

未払消費税等

123

168

前受金

120

127

契約負債

117

373

預り金

213

361

賞与引当金

224

226

その他

295

342

流動負債合計

14,922

15,916

固定負債

 

 

社債

1,971

2,147

長期借入金

※1 5,744

※1 4,885

リース債務

347

406

受入保証金

3,440

3,616

長期未払金

※1 58

※1 34

繰延税金負債

30

17

再評価に係る繰延税金負債

※2 832

※2 832

債務保証損失引当金

1,131

1,031

退職給付に係る負債

650

597

資産除去債務

110

121

その他

265

288

固定負債合計

14,583

13,979

負債合計

29,505

29,895

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

4,244

4,244

資本剰余金

3,380

3,379

利益剰余金

5,816

6,254

自己株式

4

4

株主資本合計

13,437

13,873

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

418

619

土地再評価差額金

※2 832

※2 832

退職給付に係る調整累計額

7

9

その他の包括利益累計額合計

1,243

1,442

非支配株主持分

460

473

純資産合計

15,140

15,790

負債純資産合計

44,646

45,686

【連結損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 32,855

※1 51,016

売上原価

※2 28,890

※2 46,159

売上総利益

3,965

4,856

販売費及び一般管理費

 

 

販売費

※3 1,048

※3 1,069

一般管理費

※3 2,284

※3 2,381

販売費及び一般管理費合計

3,333

3,451

営業利益

631

1,405

営業外収益

 

 

受取利息

0

0

受取配当金

32

132

不動産賃貸料

23

23

保険解約返戻金

0

43

受取保険金

11

28

事業分量配当金

18

30

助成金収入

44

23

その他

33

47

営業外収益合計

163

328

営業外費用

 

 

支払利息

286

285

社債発行費

23

24

コミットメントフィー

27

35

その他

67

63

営業外費用合計

404

409

経常利益

390

1,325

特別利益

 

 

固定資産売却益

※4 108

※4 8

投資有価証券売却益

80

特別利益合計

188

8

特別損失

 

 

固定資産売却損

※5 6

※5 17

固定資産除却損

※6 4

※6 7

減損損失

※7 0

※7 207

じん肺補償損失

10

特別損失合計

12

242

税金等調整前当期純利益

567

1,091

法人税、住民税及び事業税

122

361

法人税等調整額

57

13

法人税等合計

180

375

当期純利益

387

715

非支配株主に帰属する当期純利益

20

21

親会社株主に帰属する当期純利益

367

694

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び事業を評価するために定期的に検討を行っております。

当社は、「住」・「エネルギー」・「新規事業」を事業の柱として展開しており、それに関連づけて「不動産」・「商事」・「サービス」・「建設工事」・「肥料」の5つを報告セグメントとしております。

なお、各セグメントの事業内容は以下のとおりであります。

(1)不動産セグメント

「住」に関連した、マンションの分譲・戸建・住宅地の販売、マンション・ビルの賃貸及び管理、損害保険代理業、マンション・ビルの建築請負工事を行っております。

(2)商事セグメント

「エネルギー」に関連した、輸入炭・石油及び建築資材等の仕入販売並びに国内炭の販売受託、また、石炭等の仕入販売に係る船舶・貨物輸送及び揚荷役作業を行っております。

(3)サービスセグメント

新規事業に関連した、有料老人ホームの運営、事務・技術計算の受託、コンサルタント業、給食事業、ビル・店舗の清掃及び造園緑化事業、ゴルフ練習場の運営、産業廃棄物処理、タクシー業、飲食業を行っております。

(4)建設工事セグメント

建設工事の請負、各種機械・設備等の製造・修理を行っております。

(5)肥料セグメント

農業用炭カル肥料、消石灰、石粉等の製造・販売を行っております。

①【貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

※1 2,277

※1 2,854

電子記録債権

107

売掛金

2,556

2,469

リース債権

※1 274

※1 248

リース投資資産

102

109

商品及び製品

4,772

5,438

原材料及び貯蔵品

15

14

前払費用

162

172

未収入金

52

69

その他

82

75

貸倒引当金

0

0

流動資産合計

10,402

11,452

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

※1 13,755

※1 13,845

減価償却累計額

6,245

6,597

減損損失累計額

124

124

建物(純額)

※1 7,385

※1 7,123

構築物

※1 1,779

※1 1,801

減価償却累計額

1,036

1,082

減損損失累計額

46

46

構築物(純額)

※1 696

※1 672

機械及び装置

※1 881

※1 933

減価償却累計額

532

592

減損損失累計額

0

0

機械及び装置(純額)

※1 348

※1 340

船舶

7

7

減価償却累計額

0

1

船舶(純額)

7

6

工具、器具及び備品

47

47

減価償却累計額

38

40

工具、器具及び備品(純額)

9

7

土地

※1 11,444

※1 11,413

リース資産

192

188

減価償却累計額

80

89

リース資産(純額)

111

99

有形固定資産合計

20,002

19,662

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

52

73

リース資産

4

0

その他

4

4

無形固定資産合計

61

79

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

※1 808

※1 1,086

関係会社株式

391

391

出資金

1

1

従業員に対する長期貸付金

2

1

長期前払費用

38

35

敷金及び保証金

※1 2,047

※1 2,047

保険積立金

※1 285

※1 315

その他

1

1

貸倒引当金

4

3

投資その他の資産合計

3,573

3,878

固定資産合計

23,637

23,620

資産合計

34,040

35,072

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形

24

46

買掛金

1,370

2,241

短期借入金

※1 6,946

※1 6,480

1年内返済予定の長期借入金

※1 1,449

※1 1,568

1年内償還予定の社債

806

794

リース債務

74

73

未払金

※1 185

※1 117

未払法人税等

29

214

未払消費税等

25

86

前受金

109

114

契約負債

104

355

預り金

37

184

賞与引当金

85

85

その他

54

69

流動負債合計

11,304

12,431

固定負債

 

 

社債

1,691

1,713

長期借入金

※1 4,707

※1 4,086

受入敷金保証金

※1,※2 3,114

※1,※2 3,134

リース債務

169

160

長期未払金

※1 58

※1 34

繰延税金負債

6

127

再評価に係る繰延税金負債

832

832

退職給付引当金

263

243

資産除去債務

21

34

債務保証損失引当金

1,131

1,031

関係会社事業損失引当金

42

63

その他

0

0

固定負債合計

12,040

11,461

負債合計

23,344

23,892

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

4,244

4,244

資本剰余金

 

 

資本準備金

1,894

1,894

その他資本剰余金

1,442

1,442

資本剰余金合計

3,336

3,336

利益剰余金

 

 

利益準備金

5

5

その他利益剰余金

 

 

繰越利益剰余金

1,887

2,174

利益剰余金合計

1,892

2,180

自己株式

4

4

株主資本合計

9,469

9,756

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

394

590

土地再評価差額金

832

832

評価・換算差額等合計

1,226

1,422

純資産合計

10,696

11,179

負債純資産合計

34,040

35,072

②【損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

 

 

不動産売上高

2,917

2,994

商品売上高

19,021

36,416

サービス売上高

737

735

売上高合計

22,676

40,146

売上原価

 

 

不動産売上原価

※1 1,436

※1 1,591

商品売上原価

※2 17,887

※2 34,289

サービス売上原価

※3 547

※3 533

売上原価合計

19,870

36,415

売上総利益

2,805

3,731

販売費及び一般管理費

 

 

販売費

※4 983

※4 1,140

一般管理費

※4 1,439

※4 1,571

販売費及び一般管理費合計

2,422

2,712

営業利益

382

1,019

営業外収益

 

 

受取利息

0

0

受取配当金

※8 284

※8 326

雑収入

19

53

営業外収益合計

303

379

営業外費用

 

 

支払利息

262

261

社債発行費

23

23

関係会社事業損失引当金繰入額

21

コミットメントフィー

27

35

雑損失

30

42

営業外費用合計

343

383

経常利益

342

1,015

特別利益

 

 

固定資産売却益

※5 106

投資有価証券売却益

76

特別利益合計

182

特別損失

 

 

固定資産売却損

※6 2

※6 17

固定資産除却損

※7 5

※7 1

減損損失

179

じん肺補償損失

10

特別損失合計

8

209

税引前当期純利益

516

806

法人税、住民税及び事業税

51

223

法人税等調整額

39

37

法人税等合計

91

261

当期純利益

425

544