株式会社 熊谷組

Kumagaigumi Co.,Ltd.
福井市中央2丁目6番8号
証券コード:18610
業界:建設業
有価証券報告書の提出日:2023年6月29日

(1)連結経営指標等

 

回次

第82期

第83期

第84期

第85期

第86期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

389,058

436,151

450,232

425,216

403,502

経常利益

(百万円)

26,553

25,718

28,400

23,732

12,236

親会社株主に帰属する当期純利益

(百万円)

13,312

19,447

17,925

15,850

7,973

包括利益

(百万円)

12,956

17,851

21,414

15,267

10,007

純資産額

(百万円)

134,883

148,034

163,835

169,302

169,860

総資産額

(百万円)

353,718

374,841

379,573

371,096

376,650

1株当たり純資産額

(円)

2,894.41

3,177.22

3,516.06

3,751.08

3,894.10

1株当たり当期純利益

(円)

285.48

417.34

384.68

342.13

179.64

潜在株式調整後1株当たり

当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

38.1

39.5

43.2

45.6

45.1

自己資本利益率

(%)

10.2

13.7

11.5

9.5

4.7

株価収益率

(倍)

12.1

6.0

7.8

7.9

14.8

営業活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

12,398

345

6,572

8,258

18,826

投資活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

7,379

2,298

4,306

3,395

8,458

財務活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

6,126

5,361

6,112

9,686

456

現金及び現金同等物の期末

残高

(百万円)

82,446

75,155

71,335

67,404

40,974

従業員数

(人)

4,032

4,154

4,259

4,338

4,406

(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載していない。

2 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第85期の期首から適用しており、第85期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっている。

 

(2)提出会社の経営指標等

 

回次

第82期

第83期

第84期

第85期

第86期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

307,090

352,224

360,240

331,021

299,317

経常利益

(百万円)

21,782

20,690

23,543

19,960

10,154

当期純利益

(百万円)

14,156

14,823

15,047

13,730

6,996

資本金

(百万円)

30,108

30,108

30,108

30,108

30,108

発行済株式総数

(千株)

46,805

46,805

46,805

45,411

43,900

純資産額

(百万円)

109,973

118,438

131,287

133,749

133,049

総資産額

(百万円)

294,950

315,780

316,659

303,997

304,522

1株当たり純資産額

(円)

2,354.39

2,536.07

2,811.31

2,956.55

3,042.87

1株当たり配当額

(円)

100.00

120.00

120.00

120.00

130.00

(うち1株当たり中間配当額)

 

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益

(円)

302.88

317.37

322.20

295.71

157.25

潜在株式調整後1株当たり

当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

37.3

37.5

41.5

44.0

43.7

自己資本利益率

(%)

13.5

13.0

12.1

10.4

5.2

株価収益率

(倍)

11.4

7.9

9.3

9.2

16.9

配当性向

(%)

33.0

37.8

37.2

40.6

82.7

従業員数

(人)

2,497

2,578

2,620

2,626

2,635

株主総利回り

(%)

104.1

79.6

97.8

92.7

95.0

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

3,995

3,535

3,295

3,230

2,936

最低株価

(円)

2,765

2,122

2,156

2,628

2,432

(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載していない。

2 最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所プライム市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所市場第一部におけるものである。

3 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第85期の期首から適用しており、第85期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっている。

 

2【沿革】

 当社は1898年1月熊谷三太郎が個人経営の土木建築請負業を開業したことに始まる。以来、各地の鉄道工事、水力発電所工事等に従事し、1938年1月資本金40万円の株式会社に組織を改め、近代経営の第一歩を踏み出した。

 設立後の主な変遷は次のとおりである。

 

1945年10月

建築部を発足、建築部門に進出

1948年2月

札幌、横浜、名古屋、大阪、広島、福岡支店を開設

1949年3月

東京支店を開設

1949年10月

建設業法により、建設大臣登録(イ)第118号の登録完了

1958年10月

豊川工場を設置

1962年12月

仙台支店を開設

1963年11月

当社道路部を分離独立させ熊谷道路㈱(現 連結子会社)を設立

1964年1月

東京営業所を東京本社に改称

1964年12月

北関東支店を開設

1966年12月

四国支店を開設

1970年4月

東京、大阪証券取引所市場第二部に上場

1971年2月

東京、大阪証券取引所市場第一部に上場

1973年6月

建設業法の改正に伴い、建設大臣許可(特-48)第1200号を取得(以後3年毎に免許更新)

1973年12月

北陸支店を開設

1974年3月

東京本社新社屋完成

1974年6月

宅地建物取引業法により、宅地建物取引業者として建設大臣免許(1)第1842号を取得(以後3年毎に免許更新)

1988年3月

筑波技術研究所(現 技術研究所)を開設

1990年4月

仙台支店を東北支店、福岡支店を九州支店に改称

1991年4月

北関東支店と新潟営業所を統合し、関越支店に改称

1994年4月

関越支店を北関東支店に改称

 

熊谷道路㈱が㈱ガイアートクマガイに商号を変更

1995年2月

神戸支店を開設

1995年10月

東関東支店を開設

1996年4月

豊川工場を分社化、熊谷テクノス㈱(現 連結子会社)を設立

1997年4月

札幌支店を北海道支店に改称

1997年6月

建設業法の改正に伴い、建設大臣許可(特-9)第1200号を取得(以後5年毎に免許更新)

2001年2月

東京、横浜、北関東、東関東支店を統括する首都圏支社及び大阪、神戸、四国支店を統括する関西支社を設立

2002年3月

熊谷テクノス㈱が、連結子会社の三豊テクノコンストラクション㈱を吸収合併し、テクノス㈱に商号を変更

2003年7月

首都圏支社を首都圏支店及び関西支社を関西支店に改称

2003年10月

不動産事業、海外PFI等に係る投融資事業及び債権の回収事業を新設会社のニューリアルプロパティ㈱に承継させる会社分割を実施

2003年12月

大阪証券取引所上場廃止

2004年4月

㈱ガイアートクマガイが飛島道路㈱と合併し、㈱ガイアートT・Kに商号を変更

2009年4月

広島支店と四国支店を統合し、中四国支店に改称

2016年10月

㈱ガイアートT・Kが㈱ガイアートに商号を変更

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

3【事業の内容】

 当社グループは、建設事業及びその周辺関連事業を主たる事業としている。事業の内容及び当該事業に係わる位置づけは次のとおりである。

  なお、以下は主要な事業の内容により区分しており、セグメント情報におけるセグメント区分と同一ではない。

 建設事業     当社及び連結子会社である㈱ガイアート、関連会社である笹島建設㈱他が建設事業を営んでいる。

  また、連結子会社であるテクノス㈱は建設事業のほか、建設用資機材の製造販売等を行っている。

 その他の事業   連結子会社である㈱テクニカルサポートは保険事業及び事務代行事業を営んでおり、当社は事務業務の一部を委託している。

  また、連結子会社である㈱ファテックは建設技術商品の提供事業を営んでおり、当社はその一部の提供を受けている。

 

 事業の系統図は次のとおりである。

 

0101010_001.png

 

4【関係会社の状況】

名称

 

住所

資本金

(百万円)

主要な事業

の内容

議決権の所有割合又は被所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

㈱ガイアート

(注)2

東京都新宿区

1,000

建設事業

100

当社の建設事業において施工協力している。また、当社より建物を賃借し、当社に建物を賃貸している。

役員の兼務   1名

テクノス㈱

 

愛知県豊川市

470

建設事業

100

当社の建設事業において施工協力している。また、当社より土地を賃借している。

役員の兼務   3名

ケーアンドイー㈱

 

東京都千代田区

300

建設事業

100

当社の建設事業において施工協力している。また、当社より建物を賃借し、当社に建物を賃貸している。

役員の兼務   5名

㈱テクニカルサポート

 

東京都新宿区

70

その他の事業

100

当社へのサービスを行っている。また、当社より建物を賃借している。

役員の兼務   2名

テクノスペース・
クリエイツ㈱

 

東京都豊島区

30

建設事業

100

当社の建設事業において施工協力している。また、当社より建物を賃借している。

役員の兼務   3名

㈱ファテック

 

東京都新宿区

20

その他の事業

100

(10.0)

当社と協力して技術商品の提供を行っている。また、当社より建物を賃借している。

役員の兼務   4名

華熊営造(股)

 

台湾
台北市

百万NT$

800

建設事業

100

当社の建設事業において施工協力している。また、当社に建物を賃貸している。

役員の兼務   2名

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

笹島建設㈱

 

東京都港区

150

建設事業

35.0

当社の建設事業において施工協力している。

役員の兼務   1名

㈱前田工務店

 

東京都江東区

98

建設事業

40.0

当社の建設事業において施工協力している。

役員の兼務   1名

共栄機械工事㈱

 

神奈川県鎌倉市

50

建設事業

40.0

当社の建設事業において施工協力している。役員の兼務   1名

(その他の関係会社)

 

 

 

 

 

 

住友林業㈱

(注)3

東京都千代田区

50,074

住宅事業

被所有

21.7

当社と資本業務提携契約を締結している。

役員の兼務   1名

(注) 1 議決権の所有割合の( )内は間接所有割合を内数で示している。

2 売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えている。

主要な損益情報等

(1)売上高

46,997

百万円

 

(2)経常利益

464

 

 

(3)当期純利益

222

 

 

(4)純資産額

21,342

 

 

(5)総資産額

36,585

 

3 有価証券報告書を提出している。

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

土木事業

895

建築事業

1,272

子会社

1,771

全社(共通)

468

合計

4,406

(注) 従業員数は就業人員数である。

(2)提出会社の状況

 

 

 

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

2,635

44.0

19.0

8,458,621

 

セグメントの名称

従業員数(人)

土木事業

895

建築事業

1,272

全社(共通)

468

合計

2,635

(注) 1 従業員数は就業人員数である。

2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいる。

(3)労働組合の状況

 労使関係について特に記載すべき事項はない。

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

① 連結会社

当連結会計年度

管理職に占める女性

労働者の割合(%)

(注2)

男性労働者の育児

休業取得率(%)

(注3)

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注2)

全労働者

うち正規雇用労働者

うち非正規雇用労働者

5.2

57.6

58.3

58.0

47.7

(注) 1 「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)第2条第5号に規定されている連結会社を対象としている。

2 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものである

3 育児休業介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則(平成3年労働省令第25号)第71条の4第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであるなお華熊営造股份有限公司は対象外としている

 

② 提出会社

 a 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率

当事業年度

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注1)

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注2)

4.6

73.9

(注) 1 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものである

2 育児休業介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則(平成3年労働省令第25号)第71条の4第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものである

 

 b 労働者の男女の賃金の差異

 

当事業年度

女性

男性

全体

労働者の男女の賃金の差異(%)

雇用形態

社員区分

人数

(人)

平均

年齢

(歳)

年間平均

給与

(円)

人数

(人)

平均

年齢

(歳)

年間平均

給与

(円)

人数

(人)

平均

年齢

(歳)

年間平均

給与

(円)

全労働者

425

35.7

5,399,906

2,269

45.8

9,031,849

2,694

(注4)

44.0

8,458,621

59.8

正規雇用

総合職

181

29.4

6,036,718

1,822

41.9

9,292,376

2,003

40.8

8,999,042

65.0

エリア職

(注2)

212

39.4

5,101,582

7

44.3

7,364,531

219

39.6

5,173,161

69.3

非正規雇用

契約社員、

シニア

社員等

(注3)

33

46.6

3,827,015

439

62.6

7,976,144

472

61.5

7,686,687

48.0

(注) 1 女性の職業生活における活躍の推進に関する法律(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものである

2 住居の変更を伴う勤務地の変更がない者又は住居の変更を伴う勤務地の変更が支店管轄内に限定されている者。

3 契約社員は1年以内の一定の期間を定めて雇い入れられた者でありシニア社員は会社を定年退職した者のうち1年以内の一定期間を定めて雇い入れられた者

4 年間の平均人数のため、「(2)提出会社の状況」の従業員数と異なっている。

5 労働者の男女の賃金の差異について、賃金制度上性別による差異はなく、階層・職位等が同等であれば男女間で賃金の差異は生じることはない。なお、差異の主な要因として、女性活躍推進の観点から女性の新卒採用強化に取り組み始めてから10年程経過しているものの、相対的に女性の勤続年数が短く、上位階層の女性の割合が低い水準にとどまっていることなどが挙げられる。

3【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりである。ただし、当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではなく、現時点では重要性が高くないと判断したリスクもあり、予見し難いリスクも存在し得る。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものである。

(1) 建設投資の動向

 当社グループの建設事業は、官公庁及び民間企業が主な顧客であるが、官公庁は財政状況や施策等、民間企業は経済環境や消費動向等により中長期的に建設投資の動向が変動する。我が国の建設投資は2011年度以降、増加傾向で推移しているが、縮小に向かった場合は、状況により競合他社との受注競争が激化し、受注高が減少するほか工事採算が低下する可能性がある。

 当社グループは、建設市場の質的・量的変化に柔軟に対応できる企業体質を確立すべく、長期構想“2030年以降を見据えた経営方針”を定めるとともに、本方針に基づき策定した中期経営計画における各種施策に取り組んでいる。なお、長期構想及び中期経営計画については、「第2 事業の状況」の「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりである。

 

(2) 建設資材市況及び労務単価の変動

 建設工事請負契約にあたり、建設資材及び労務単価等について適正価格での契約に努めているが、契約締結後に建設資材市況や労務単価が高騰する場合がある。当該コスト増加分について、公共工事においては契約条項により一定の工事代金の変更を請求できるが、民間工事においては発注者との協議となり、状況によりコスト増加に見合う工事代金の追加を獲得できない可能性がある。このため市況等の上昇局面では、予め単価上昇を織り込んで工事価格を見積もることや資材の調達を早期に行うなどの対応が必要となる。

 

(3) 建設技能労働者の不足

 建設業界における技能労働者は、高齢化が進むとともに若年層の入職率・定着率が伸びず、減少傾向にある。中長期的に高齢者の大量離職が見込まれるなか、技術継承へ向けた将来の担い手の確保・育成が喫緊の課題となっている。今後、技能労働者の減少がさらに進んだ場合、他社との人財獲得競争が激化し労務費が高騰するとともに、人員を確保できないことに伴う施工能力の縮小により、受注高が減少する可能性がある。

 当社グループは、専門工事会社を中心とした施工協力業者で組織された「熊栄協力会」と連携し、安定した施工体制を確立するとともに、技能労働者不足の解消及び優秀な人財の確保に向けた取組みを行っている。現在の建設業界の命題である「技能労働者給与水準の全産業労働者平均までの向上」を目指した労務単価の引上げを軸に、手当の支給を含む優良技能労務者認定制度の運用、能力や経験に応じた処遇を受けられる環境を整備するための建設キャリアアップシステムの導入などを進めているほか、施工現場における完全週休二日への移行といった処遇改善施策を推進している。

 

(4) 人財の確保

 建設業界では、建設投資が増加基調となっている一方で、建設技術者の減少が課題となっており、当社グループにおいても、収益及び品質の向上のために優れた人財の確保と育成が急務であると認識している。その対応として、新卒者に加え施工管理経験がある人財の中途採用をジョブ・リターン制度の整備等により拡大するとともに、ダイバーシティ推進の取組みもあり、高齢者、女性及び外国人等を積極的に活用している。

 また、建設工事の入札や施工管理においては、担当技術者に工種毎の施工経験や特定資格の保有を求められることがあり、適任者が不足した場合は受注機会を逸し、受注高の減少につながる可能性がある。すでに一部の工種についてその発注時期によっては担当者を確保出来ず、入札参加を断念するケースも発生している。このため将来的な案件を見据え、技術者に計画的に多様な施工経験を積ませているほか、分野別や階層別に社内研修を実施し、専門知識を修得させている。また、技術士や一級建築士等の公的資格について受験者を対象に社内講習や模試を実施するなど資格取得の支援、促進に努めている。

 

(5) 海外における事業展開

 当社グループの海外事業は、現在アジア諸国において建設事業を中心に展開している。海外における事業は、進出国において著しい政治、経済、社会情勢の混乱が生じた場合や法規制が強化された場合等は、事業が遅延する又は遂行不能に陥る可能性がある。また、未成熟な法制度、社会制度、文化や商慣習の違い等により正当な工事代金の請求及び回収が困難となる場合や想定外のコストを負担するリスクが内在している。このため、当社グループは、各々の情勢等に精通した国・地域にのみ進出することとし、当社が請け負う建設工事については、原則として我が国ODA(政府開発援助)や日系企業による事業に限定している。

 なお、海外事業においては、事業拠点の現地通貨や米ドル等による外貨建取引のほか、外貨建の資産、負債、収益、費用を一定の基準により円換算する。現在の当社グループの海外事業の規模では為替レートの変動による影響は小さいが、取引の収入と支出の通貨構成や入出金のタイミングを概ね一致させること、又は為替予約取引等を行うことにより為替リスクを軽減している。

 

(6) 建設事業における自然条件及び自然災害の影響

 工事施工において、地質や地盤、天候等の自然条件に特殊性がある場合、事前にそれを把握できなかったことにより工法の変更や手戻りなどが生じ工事コストが増加する可能性がある。また、事業の特性として施工現場が地震や台風・豪雨等の自然災害に見舞われた場合、工事が中断するほか復旧に多大なコストと時間を要するなど著しい損害を被るおそれがある。

 当社グループは、事前調査、工法検討等を徹底し、自然条件面における予期せぬ事象等により工事の採算が低下しないよう努めるとともに、自然災害に対しては、各種保険に加入するなど損失を極小化するよう対策を講じている。

 

(7) パンデミック

 感染症が世界的に大流行した場合、工事中断や資機材の納入が滞ること等に伴う工程遅延や感染症対策に係るコストの発生などにより採算が低下することが見込まれ、また、民間企業を中心に設備投資が停滞することにより受注高が減少する可能性がある。

 

(8) 工事の施工不良

 工事施工にあたっては、建設物の仕様や施工条件が多岐にわたり、また、想定を超えて外的要素から影響を受けることがある。このような状況のもと、施工不良の発生可能性を完全に排除することは困難であるため、是正費用に充てるべく一定金額を引当計上している。しかし、万が一、施工した建設物に重大な施工不良があった場合、引当額を上回る多大な修復費用や損害賠償責任が生じる可能性がある。また、当社グループの社会的信用が低下し、受注高の減少につながるおそれがある。

 当社グループは、建設物の設計・施工にあたり、品質マネジメントシステムの適切な運用及び継続的な改善により、高品質な製品・サービスの提供に努めている。

 

(9) 建設事業における労働災害及び事故

 建設事業は、作業内容や作業環境などの特性により、他の産業と比較して重篤度の高い労働災害が発生するおそれがあり、また、第三者に対し損害を与える事故が発生する可能性が高い。万が一、重大な労働災害もしくは事故が発生した場合、多大な補償費等の負担が生じるとともに、社会的信用が低下し、関係諸官庁等の工事入札において指名停止になるなど、受注高の減少につながる可能性がある。

 当社グループは、労働災害及び事故への対策を最優先課題と位置付け、安全教育の実施、日常的な安全点検、施工部門と安全部門との連携強化、入念な施工計画の策定といった安全衛生マネジメントシステムの厳格な運用により労働災害及び事故の撲滅に努めている。

 

(10) 固定資産及び投資有価証券の減損

 当社グループは、都市再生・再開発事業といった新事業創出への取組みの一環として不動産の取得を進めているが、経営環境の著しい悪化などにより保有資産の収益性が低下又は市場価格が下落した場合、固定資産の減損損失が発生するおそれがある。また、収益機会の獲得や関係強化を図るため顧客や提携先等の有価証券を保有しているが、投資先の業績が悪化又は市場価格が下落した場合も同様に減損損失が発生する可能性がある。

 当社は、各種資産の評価方法と投融資活動に係るリスクを定量的に管理するための投融資基準を定め、財政的影響が大きい案件については、経営会議及び取締役会において経営指標の見通しや財務規律の維持の観点を踏まえて取得の検討を行っている。取得後は、採算性検証のためのモニタリングによって採算悪化が見込まれ、将来的な収益率等が目標とする基準値を上回る可能性が極めて低いと判断された場合、また有価証券については、保有が当社グループの事業遂行上有用ではないと判断された場合は売却等を検討するなど、損失の最小化に努めている。

 

(11) 顧客及び取引先の信用

 建設事業において、工事着工後に発注者が信用不安や経営破綻などに陥った場合、売掛金や受取手形などの債権が回収不能となるおそれがある。また、施工協力業者等の取引先が同様な状況となった場合、工程が遅延し工事コストが増加する可能性がある。

 当社グループは、顧客の信用については、会議体及び専門部署により、顧客の与信判定、契約内容の審査、債権保全方法の検討等を実施している。また、債権管理規程、工事契約締結に向けた与信限度額設定基準等の社内規程を整備し、与信管理の徹底に努めている。取引先の信用については、新規に取引を開始する場合、直近の財務諸表をもとに審査を実施している。また、取引高が一定の規模以上の施工協力業者に対しては、財務面の評価に加え、ヒアリング等による経営全般の評価を年1回実施している。

 

(12) コンプライアンス違反

 建設事業の運営に際しては、建設業法、独占禁止法等、様々な法律により規制を受けている。これらの法的規制に違反した場合や社会的要請に反した行動等により、法令等による刑事罰、行政処分、損害賠償責任等が課せられるほか、顧客、株主、取引先等の会社を取り巻くステークホルダーからの信用失墜につながる。

 当社グループではこれらのリスクを払拭するため、「行動指針」「コンプライアンス行動ルール」をはじめとする各種規程を定め、内部機能を中心にコンプライアンス体制を構築するとともに、経営から独立した組織として「法遵守監査委員会」を設け、外部有識者による評価・勧告体制を執っている。また、このほかコンプライアンス研修等の教育を通じ、全役職員に対するコンプライアンス意識の向上、周知徹底を図っている。

 

(13) 環境問題

 世界的な人口増加と産業活動の急拡大によって生じる資源の枯渇や地球温暖化等の環境問題は、世界共通の解決すべき社会課題として認識されている。社会資本の整備を担う建設業においては、工事施工時等に排出されるCO2をはじめ建設廃棄物や建設発生土などによる環境への負荷を社会的責務として積極的に削減する必要があり、そのためには継続的に一定の対策費用が発生する。また、工事施工にあたっては様々な環境関連法令等の規制を受けているが、土壌汚染や水質汚染等の環境事故が発生した場合は、復旧費用や損害賠償金、補償金等の負担が生じるほか、当社グループの社会的信用が低下し、受注高の減少につながるおそれがある。

 当社では、環境マネジメントシステムの適切な運用及び継続的な改善により、環境負荷の低減及びより良い環境の創出を図っている。また、「エコファーストの約束」においてCO2排出量の削減や、工事現場における混合廃棄物排出量の削減、グリーン購入対象資機材の購入など低炭素社会の構築や循環型社会の形成を推進するとともに、環境基準遵守のもと、環境事故の防止に努めている。

 

5【経営上の重要な契約等】

 該当事項なし。

 

2【主要な設備の状況】

(1)提出会社

2023年3月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

帳簿価額(百万円)

 

建物・
構築物

機械、運搬具及び工具器具備品

土地

リース
資産

合計

従業員数

(人)

 

 

面積:㎡

金額

東京本社

(東京都新宿区)

土木事業

建築事業

1,825

1,106

53,635

(1,287)

5,072

10

8,014

614

首都圏支店

(東京都新宿区)

土木事業

建築事業

1

28

30

623

関西支店

(大阪市西区)

土木事業

建築事業

5

12

0

18

319

 

(2)国内子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

帳簿価額(百万円)

 

建物・
構築物

機械、運搬具及び工具器具備品

土地

リース
資産

合計

従業員数

(人)

 

 

面積:㎡

金額

㈱ガイアート

本社及び支店

(東京都新宿区)

子会社

3,168

721

193,622

(116,714)

4,909

374

9,174

771

 

(3)在外子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

帳簿価額(百万円)

 

建物・
構築物

機械、運搬具及び工具器具備品

土地

リース
資産

合計

従業員数

(人)

 

 

面積:㎡

金額

華熊営造(股)

本社

(台湾台北市)

子会社

20

42

13

34

364

(注) 1 帳簿価額には建設仮勘定を含まない。

2 上記主要な設備に係る土地及び建物の一部を連結会社以外から賃借している。年間賃借料は731百万円であり、土地の面積については( )内に外書きで示している。

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

71,400,000

71,400,000

①【ストックオプション制度の内容】

該当事項なし。

②【ライツプランの内容】

該当事項なし。

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び

地方公共

団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人

その他

個人以外

個人

株主数

(人)

32

34

314

197

40

19,461

20,078

所有株式数

(単元)

96,583

19,702

111,291

101,110

386

106,299

435,371

363,260

所有株式数の割合(%)

22.18

4.53

25.56

23.22

0.09

24.42

100

(注) 1 自己株式62,704株は「個人その他」に627単元及び「単元未満株式の状況」に4株含めて記載している。なお、自己株式62,704株は株主名簿記載上の株式数であり、2023年3月31日現在の実保有高は62,644株である。

2 証券保管振替機構名義の株式2,180株は「その他の法人」に21単元及び「単元未満株式の状況」に80株含めて記載している。

3 役員向け株式交付信託が所有する当社株式112,815株は「金融機関」に1,128単元及び「単元未満株式の状況」に15株含めて記載している。

(6)【大株主の状況】

 

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

住友林業株式会社

東京都千代田区大手町1丁目3番2号

9,361

21.35

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

5,190

11.84

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海1丁目8番12号

3,438

7.84

熊谷組取引先持株会

東京都新宿区津久戸町2番1号

2,173

4.96

GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL

(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)

PLUMTREE COURT, 25 SHOE LANE, LONDON EC4A 4AU, U.K.

(東京都港区六本木6丁目10番1号)

675

1.54

野村證券株式会社

東京都中央区日本橋1丁目13番1号

665

1.52

熊谷組持株会

東京都新宿区津久戸町2番1号

496

1.13

JP MORGAN CHASE BANK 385781

(常任代理人 株式会社みずほ銀行)

25 BANK STREET, CANARY WHARF, LONDON, E14 5JP, UNITED KINGDOM

(東京都港区港南2丁目15番1号)

447

1.02

STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234

(常任代理人 株式会社みずほ銀行)

1776 HERITAGE DRIVE, NORTH QUINCY, MA 02171, U.S.A.

(東京都港区港南2丁目15番1号)

429

0.98

BNP PARIBAS LONDON BRANCH FOR PRIME BROKERAGE SEGREGATION ACC FOR THIRD PARTY

(常任代理人 香港上海銀行)

10 HAREWOOD AVENUE LONDON NW1 6AA

(東京都中央区日本橋3丁目11番1号)

428

0.98

23,306

53.16

(注) 1 株式会社日本カストディ銀行(信託口)が所有する当社株式3,438千株には、三井住友信託銀行株式会社が役員向け株式交付信託の信託財産として所有し、株式会社日本カストディ銀行に再信託している112千株が含まれている。

2 2021年11月9日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書(変更報告書)において、三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社、その共同保有者である日興アセットマネジメント株式会社が2021年11月2日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2023年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができないので、上記大株主の状況には含めていない。なお、その大量保有報告書(変更報告書)の内容は次のとおりである。

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社

東京都港区芝公園1丁目1番1号

1,159

2.65

日興アセットマネジメント株式会社

東京都港区赤坂9丁目7番1号

3,758

8.57

(注) 発行済株式(自己株式を除く)の総数に対する所有株式数の割合は2023年3月31日に実施した自己株式の消却後の発行済株式総数をもとに算出している

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金預金

67,404

40,977

受取手形・完成工事未収入金等

※7 204,809

※7 225,453

未成工事支出金

※5 10,205

※5 10,437

未収入金

16,989

19,169

その他

2,514

2,295

貸倒引当金

48

56

流動資産合計

301,874

298,276

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物・構築物

22,317

23,530

機械、運搬具及び工具器具備品

18,968

19,124

土地

15,399

17,053

リース資産

934

936

建設仮勘定

182

93

減価償却累計額

30,352

31,429

有形固定資産合計

27,451

29,309

無形固定資産

876

1,478

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

※1,※2 27,927

※1,※2 34,131

長期貸付金

272

296

長期営業外未収入金

94

101

破産更生債権等

34

25

繰延税金資産

8,021

6,914

その他

4,705

6,277

貸倒引当金

162

160

投資その他の資産合計

40,893

47,586

固定資産合計

69,221

78,374

資産合計

371,096

376,650

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形・工事未払金等

82,014

83,341

電子記録債務

29,032

27,107

短期借入金

3,145

3,893

未払法人税等

4,330

766

未成工事受入金

12,920

12,789

預り金

26,402

26,043

完成工事補償引当金

610

550

工事損失引当金

※5 849

※5 994

偶発損失引当金

41

4

賞与引当金

4,588

4,057

その他

11,464

11,372

流動負債合計

175,399

170,922

固定負債

 

 

長期借入金

※2,※6 9,007

※2,※6 18,303

株式給付引当金

183

250

退職給付に係る負債

16,615

16,711

その他

587

601

固定負債合計

26,394

35,867

負債合計

201,794

206,789

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

30,108

30,108

資本剰余金

21,145

17,133

利益剰余金

114,967

117,498

自己株式

631

626

株主資本合計

165,589

164,113

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

2,758

4,512

為替換算調整勘定

1,081

1,372

退職給付に係る調整累計額

127

137

その他の包括利益累計額合計

3,712

5,747

純資産合計

169,302

169,860

負債純資産合計

371,096

376,650

【連結損益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

完成工事高

※1 425,216

※1 403,502

完成工事原価

※2,※4 381,750

※2,※4 370,291

完成工事総利益

43,466

33,211

販売費及び一般管理費

※3,※4 20,723

※3,※4 21,728

営業利益

22,743

11,483

営業外収益

 

 

受取利息

26

36

受取配当金

572

816

持分法による投資利益

245

146

為替差益

168

156

偶発損失引当金戻入額

119

その他

166

194

営業外収益合計

1,298

1,349

営業外費用

 

 

支払利息

174

208

債権売却損

18

シンジケートローン手数料

66

213

投資事業組合運用損

94

その他

68

61

営業外費用合計

309

596

経常利益

23,732

12,236

特別利益

 

 

固定資産売却益

※5 59

※5 6

会員権売却益

9

77

補助金収入

67

受取損害賠償金

81

その他

1

1

特別利益合計

137

167

特別損失

 

 

固定資産除却損

※6 69

※6 42

固定資産圧縮損

67

減損損失

18

0

損害賠償金

393

86

訴訟関連損失

89

19

感染症関連費用

245

42

加算税等

155

その他

65

25

特別損失合計

950

372

税金等調整前当期純利益

22,919

12,030

法人税、住民税及び事業税

7,278

3,718

法人税等調整額

209

339

法人税等合計

7,069

4,057

当期純利益

15,850

7,973

親会社株主に帰属する当期純利益

15,850

7,973

1  報告セグメントの概要

 当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち、分離された財務情報が入手可能であり、取締役会等が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために定期的に検討を行う対象となっているものである。

 当社は、本社に工事種別毎の事業本部を置き、各事業本部は包括的な戦略を立案し、国内外において事業活動を展開している。また、当社はグループ会社の包括的な戦略の立案について、指導・支援を実施している。したがって、当社は、事業本部及び連結子会社を基礎としたセグメントから構成されており、「土木事業」、「建築事業」及び「子会社」の3つを報告セグメントとしている。

 「土木事業」は、治山・治水、鉄道、道路等の土木一式工事の調査、企画、設計、施工、監理、その他総合的エンジニアリング等を行っている。「建築事業」は、集合住宅、事務所・庁舎、工場・発電所等の建築一式工事の調査、企画、設計、施工、監理、その他総合的エンジニアリング等を行っている。「子会社」は、建設事業、建設用資機材の製造販売、建設技術商品の提供等を行っている。

 

①【貸借対照表】

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金預金

42,744

18,586

受取手形

3,253

662

完成工事未収入金

173,335

190,477

未成工事支出金

9,259

9,174

未収入金

16,022

17,910

その他

1,130

1,423

貸倒引当金

19

20

流動資産合計

245,726

238,215

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

12,228

13,273

減価償却累計額

7,536

7,810

建物(純額)

4,691

5,463

構築物

1,219

1,245

減価償却累計額

1,028

1,044

構築物(純額)

191

200

機械及び装置

3,126

3,146

減価償却累計額

2,150

2,365

機械及び装置(純額)

976

780

車両運搬具

55

54

減価償却累計額

55

47

車両運搬具(純額)

0

6

工具器具・備品

2,903

2,937

減価償却累計額

2,549

2,554

工具器具・備品(純額)

353

382

土地

12,474

14,096

リース資産

192

188

減価償却累計額

167

177

リース資産(純額)

24

11

建設仮勘定

2

20

有形固定資産合計

18,714

20,962

無形固定資産

749

1,378

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

※1 9,431

※1 9,943

関係会社株式

※1 21,901

※1 24,301

その他の関係会社有価証券

3,140

従業員に対する長期貸付金

208

174

関係会社長期貸付金

53

112

長期前払費用

93

72

繰延税金資産

6,428

5,548

その他

689

673

投資その他の資産合計

38,806

43,966

固定資産合計

58,270

66,307

資産合計

303,997

304,522

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形

3,189

1,920

電子記録債務

25,050

23,170

工事未払金

61,635

58,488

短期借入金

2,945

5,693

リース債務

13

4

未払法人税等

3,927

202

未成工事受入金

11,005

10,763

預り金

24,570

24,135

完成工事補償引当金

566

518

工事損失引当金

835

964

偶発損失引当金

38

賞与引当金

3,083

2,746

従業員預り金

2,997

3,075

その他

7,137

6,883

流動負債合計

146,996

138,567

固定負債

 

 

長期借入金

※1,※4 9,007

※1,※4 18,303

リース債務

11

7

株式給付引当金

183

250

退職給付引当金

13,922

14,078

その他

125

264

固定負債合計

23,251

32,904

負債合計

170,247

171,472

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

30,108

30,108

資本剰余金

 

 

資本準備金

16,767

7,000

その他資本剰余金

4,378

10,133

資本剰余金合計

21,145

17,133

利益剰余金

 

 

利益準備金

559

559

その他利益剰余金

 

 

繰越利益剰余金

79,703

81,257

利益剰余金合計

80,263

81,817

自己株式

506

499

株主資本合計

131,011

128,560

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

2,738

4,489

評価・換算差額等合計

2,738

4,489

純資産合計

133,749

133,049

負債純資産合計

303,997

304,522

②【損益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

完成工事高

331,021

299,317

完成工事原価

297,687

274,760

完成工事総利益

33,333

24,557

販売費及び一般管理費

 

 

役員報酬

292

320

従業員給料手当

5,993

5,988

退職給付費用

272

252

法定福利費

928

954

福利厚生費

147

108

修繕維持費

114

111

事務用品費

543

619

通信交通費

611

763

動力用水光熱費

83

100

調査研究費

2,358

2,470

広告宣伝費

217

525

貸倒引当金繰入額

1

交際費

259

377

寄付金

36

70

地代家賃

517

547

減価償却費

202

179

租税公課

911

820

保険料

92

85

雑費

1,977

2,214

販売費及び一般管理費合計

15,561

16,512

営業利益

17,772

8,045

営業外収益

 

 

受取利息

16

14

受取配当金

2,048

2,376

受取賃貸料

97

54

為替差益

146

149

偶発損失引当金戻入額

114

その他

72

124

営業外収益合計

2,496

2,719

営業外費用

 

 

支払利息

173

228

シンジケートローン手数料

66

213

投資事業組合運用損

94

その他

68

72

営業外費用合計

308

609

経常利益

19,960

10,154

特別利益

 

 

会員権売却益

9

77

補助金収入

67

その他

0

3

特別利益合計

77

80

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

特別損失

 

 

固定資産圧縮損

67

損害賠償金

367

86

訴訟関連損失

89

19

感染症関連費用

215

30

加算税等

155

その他

115

26

特別損失合計

855

318

税引前当期純利益

19,181

9,917

法人税、住民税及び事業税

5,861

2,814

法人税等調整額

410

106

法人税等合計

5,451

2,921

当期純利益

13,730

6,996