株式会社朝日工業社

ASAHI KOGYOSHA CO.,LTD.
港区浜松町一丁目25番7号
証券コード:19750
業界:建設業
有価証券報告書の提出日:2023年6月29日

(1) 連結経営指標等

回次

第90期

第91期

第92期

第93期

第94期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

88,979

103,964

70,435

68,820

80,171

経常利益

(百万円)

3,664

3,887

2,486

2,596

3,127

親会社株主に帰属する

当期純利益

(百万円)

2,645

2,319

1,821

1,860

2,480

包括利益

(百万円)

1,785

1,436

3,733

1,291

1,754

純資産額

(百万円)

30,062

30,684

33,666

34,360

35,380

総資産額

(百万円)

80,887

80,732

71,500

72,081

78,941

1株当たり純資産額

(円)

2,353.90

2,402.60

2,629.90

2,678.31

2,753.40

1株当たり当期純利益

(円)

207.14

181.62

142.38

145.11

193.16

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

37.2

38.0

47.1

47.7

44.8

自己資本利益率

(%)

8.9

7.6

5.7

5.5

7.1

株価収益率

(倍)

7.2

8.8

10.7

11.0

11.3

営業活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

2,008

8,112

1,459

4,648

34

投資活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

808

385

170

89

481

財務活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

1,550

1,457

1,453

1,297

1,349

現金及び現金同等物の

期末残高

(百万円)

12,736

18,997

15,919

19,390

17,540

従業員数

(人)

958

972

997

987

993

[外、平均臨時雇用者数]

[109]

[107]

[101]

[96]

[94]

 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式がないため記載しておりません。

2.2022年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。第90期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。

3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第93期の期首から適用しており、第93期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

(2) 提出会社の経営指標等

回次

第90期

第91期

第92期

第93期

第94期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

87,607

101,429

68,968

67,297

77,458

経常利益

(百万円)

3,943

3,764

2,477

2,433

3,059

当期純利益

(百万円)

2,908

2,236

1,826

1,760

2,527

資本金

(百万円)

3,857

3,857

3,857

3,857

3,857

発行済株式総数

(千株)

6,800

6,800

6,800

6,800

13,600

純資産額

(百万円)

29,878

30,406

33,299

33,860

35,035

総資産額

(百万円)

79,709

79,272

70,305

70,650

77,063

1株当たり純資産額

(円)

2,339.46

2,380.83

2,601.26

2,639.31

2,726.54

1株当たり配当額

(円)

135

125

100

120

80

(うち1株当たり中間配当額)

(円)

(57.5)

(50.0)

(50.0)

(50.0)

(25.0)

1株当たり当期純利益

(円)

227.72

175.09

142.75

137.29

196.79

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

37.5

38.4

47.4

47.9

45.5

自己資本利益率

(%)

9.9

7.4

5.7

5.2

7.3

株価収益率

(倍)

6.5

9.1

10.7

11.7

11.1

配当性向

(%)

29.6

35.7

35.0

43.7

40.7

従業員数

(人)

917

930

952

939

946

[外、平均臨時雇用者数]

[108]

[106]

[100]

[95]

[94]

株主総利回り

(%)

89.0

98.7

97.6

105.3

143.2

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

3,640

3,570

3,375

3,575

※1,615

2,265

最低株価

(円)

2,849

2,301

2,690

2,725

※1,524

1,446

 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式がないため記載しておりません。

2.最高・最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所プライム市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所市場第一部におけるものであります。

3.第90期の1株当たり配当額には、特別配当60円を含んでおります。

4.第91期の1株当たり配当額には、特別配当35円及び記念配当15円を含んでおります。

5.第93期の1株当たり配当額には、特別配当20円を含んでおります。

6.第94期の1株当たり配当額には、特別配当30円を含んでおります。

7.2022年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。第90期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。

8.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第93期の期首から適用しており、第93期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

9.第93期の※印は、株式分割による権利落後の株価であります。

 

2【沿革】

1925年4月

紡績会社の温湿度調整、噴霧給湿、除塵装置等の施工の目的をもって大阪市北区において、合資会社朝日工業社を設立

1928年10月

東京出張所開設(1934年7月支店に昇格、現本店)

1940年8月

合資会社より株式会社に改組

1948年1月

北海道出張所開設(1961年3月支店に昇格)

1952年6月

名古屋出張所開設(1961年3月支店に昇格)

福岡出張所開設(1961年3月支店に昇格、現九州支店)

1953年3月

仙台出張所開設(1961年3月支店に昇格、現東北支店)

1954年3月

広島出張所開設(1961年3月支店に昇格、現中国支店)

1963年12月

本社ビル(現大阪支社ビル)完成

1967年10月

機構上の本社を東京へ移設

1970年4月

本社を大阪より東京へ移転登記

1971年4月

東京証券取引所市場第2部へ上場

1972年4月

大阪証券取引所市場第2部へ上場

1976年7月

東京アサヒ冷熱工事株式会社、大阪アサヒ冷熱工事株式会社(1997年4月関西アサヒ冷熱工事株式会社に商号変更)及び東北アサヒ冷熱工事株式会社を設立

1979年3月

東京・大阪両証券取引所市場第1部へ指定替え

1982年3月

本社ビル(東京都港区)完成

1983年4月

技術研究所(千葉県習志野市)を開設

1984年2月

機器事業部市川工場(千葉県市川市)を開設

1986年10月

北海道アサヒ冷熱工事株式会社(現連結子会社)を設立

1988年10月

名古屋アサヒ冷熱工事株式会社、九州アサヒ冷熱工事株式会社を設立

1988年10月

横浜営業所を横浜支店へ昇格

1990年7月

機器事業部船橋工場(千葉県船橋市)を開設、市川工場閉鎖

1990年10月

埼玉営業所を北関東支店へ昇格

1994年4月

横浜アサヒ冷熱工事株式会社を設立

1995年3月

旭栄興産株式会社の株式(100%)を取得

1995年4月

神戸営業所を神戸支店へ昇格

1996年5月

台湾(台北)に現地企業との合弁により、亞太朝日股份有限公司(現連結子会社)を設立

2002年10月

千葉営業所を東関東支店へ昇格

2003年9月

東京アサヒ冷熱工事株式会社、関西アサヒ冷熱工事株式会社、東北アサヒ冷熱工事株式会社、横浜アサヒ冷熱工事株式会社、名古屋アサヒ冷熱工事株式会社及び九州アサヒ冷熱工事株式会社の清算手続き結了

現地企業との合弁を解消し亞太朝日股份有限公司(現連結子会社)の株式(100%)を取得

2006年4月

神戸支店を大阪支社の営業所として統合

2007年5月

機器事業部豊富工場(千葉県船橋市)を開設、船橋工場閉鎖

2012年11月

 

2015年9月

2018年2月

2022年4月

2022年8月

マレーシア(クアラルンプール)に、ASAHI ENGINEERING(MALAYSIA)SDN.BHD.(現連結子会社)を設立

本社本店ビル(東京都港区)建替に伴い本社本店を東京都港区内で移転

本社本店ビル(東京都港区)完成に伴い本社本店を東京都港区内で移転

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第1部からプライム市場へ移行

旭栄興産株式会社の清算手続き結了

3【事業の内容】

 当社グループは、株式会社朝日工業社(当社)及び子会社3社で構成され、空気調和衛生設備工事の設計・監督・施工を主な事業としております。

 当社グループ内の事業に係わる位置づけは次のとおりです。

設備工事事業

当社は空気調和衛生設備の技術を核として、その設計・監督・施工を主な事業としており、子会社の北海道アサヒ冷熱工事㈱は、当社への施工協力及び子会社独自受注工事の施工を行っております。

海外子会社の亞太朝日股份有限公司(台湾)及びASAHI ENGINEERING(MALAYSIA)SDN.BHD.(マレーシア)は、当社100%出資の現地法人であり、当社は2社に対して技術援助をしております。

機器製造販売事業

当社は設備工事事業と合わせて、空気調和・温湿度調整の技術を活かし、半導体やFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置向け精密環境制御機器を主とした環境機器の製造販売を行っております。

 

 事業の系統図は次のとおりです。

 

0101010_001.png

 (注)1.上記子会社は全て連結子会社であります。

2.旭栄興産は、2022年4月1日付で損害保険代理業をトータル保険サービスに事業譲渡し、同年4月28日付で解散し、同年8月17日付で清算結了しております。

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の

所有又は被所有割合

関係内容

所有割合

(%)

被所有割合

(%)

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

北海道アサヒ

冷熱工事㈱

札幌市中央区

百万円

30

(設備工事事業)

空気調和・給排水・衛生設備の施工・修理・保守監理

100

当社の工事施工に伴う工事の一部を受注

役員の兼任  6名

亞太朝日

 股份有限公司

台湾(台北)

百万NT$

15

(設備工事事業)

空気調和・給排水・衛生設備の企画・設計・施工

100

当社より技術援助

役員の兼任  5名

ASAHI

ENGINEERING

(MALAYSIA)

SDN.BHD.

マレーシア(クアラルンプール)

千RM

1,000

(設備工事事業)

空気調和・給排水・衛生設備の企画・設計・施工

100

当社より技術援助

役員の兼任  5名

 (注)1.上記子会社はすべて特定完全子会社に該当しません。

2.上記子会社のうちには有価証券報告書又は有価証券届出書を提出している会社はありません。

3.議決権はすべて直接所有しております。

4.旭栄興産は、2022年4月1日付で損害保険代理業をトータル保険サービスに事業譲渡し、同年4月28日付で解散し、同年8月17日付で清算結了しております。

5【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

 

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

設備工事事業

921

[83]

機器製造販売事業

72

[11]

合計

993

[94]

 (注)従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は [ ] 内に年間の平均人員を外数で記載しております。

(2) 提出会社の状況

 

 

 

 

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

946

[94]

44.6

19.7

8,465,460

 

セグメントの名称

従業員数(人)

設備工事事業

874

[83]

機器製造販売事業

72

[11]

合計

946

[94]

 (注)1.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は [ ] 内に年間の平均人員を外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

(3) 労働組合の状況

 当社グループには労働組合はありませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

① 提出会社

当事業年度

管理職に占める

女性労働者の割合

(%) (注)1

男性労働者の

育児休業取得率

(%) (注)2

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1

全労働者

正規雇用労働者

パート・有期労働者

0.5

31.8

63.4

69.5

68.7

 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1項における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

② 連結子会社

 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づく公表の義務のない国内子会社、また適用を受けない海外子会社については記載を省略しております。

 

3【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

また、当社に経済的もしくは信用上の損失または不利益を生じさせるリスクの防止およびリスクが顕在化したときの会社の損失の最小化を図るため、「リスク管理規程」を整備し、確実な運用を図っています。また、リスクの管理に関する事項を統括し、リスクマネジメントの更なる推進を図るため、「リスク管理委員会」を設置し、当社の経営に影響を及ぼすリスクについて協議または審議し、その結果を取締役会に報告して、リスクマネジメントの推進を強化しております。

 

(1)市場環境について

建設業界は、公共投資、民間の設備投資に左右される傾向があり、公共投資予算の削減や国内外の景気動向の影響で設備投資計画が縮小する場合があります。また、厳しい受注価格競争による予想以上の受注採算の低下や資機材高騰による原価の上昇が経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

機器製造販売事業の主要製品である精密環境制御機器は、半導体やFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置向け製品の急速な技術革新に伴い大幅に成長する反面、需給のバランスの悪化から市況が低迷するという周期的な好不況の波があります。このような環境の中、予想を上回る下降局面になった場合、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

また、精密環境制御機器は、特定の取引先への依存度が高くなっており、当該取引先の業績、外注政策等により、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループでは、市場や顧客の動向に十分注視するとともに、長期ビジョン、中期経営計画において、将来を見据えた積極的な経営と社会やお客様のニーズを的確に捉えた独自の技術・サービスへの取り組みを強化しております。また、現場支援体制の強化等により業務効率化や徹底したコスト削減により施工・製造現場の生産性の向上を図っております。

 

(2)取引先の信用リスク

建設業においては、1件あたりの取引における請負金額が大きく、また多くの場合には、工事目的物の引渡時に多額の工事代金が支払われる条件で契約を締結します。このため、工事代金を受領する前に取引先が信用不安に陥った場合には、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループでは、与信管理に係る規程等に従い、取引先ごとの期日管理及び残高管理を徹底するとともに、主な取引先の信用状況を定期的に把握する体制としております。

 

(3)株価の変動リスク

当社グループは、売買目的の有価証券は保有しておりませんが、取引関係の維持発展等、中長期的な企業価値を向上させることを目的として、主要取引先の株式を保有しております。これらの有価証券のうち、時価を有するものについては、株価変動のリスクを負っております。

また、株価の下落は年金資産の目減りを通じて、年金の積立不足が増加し、年金費用を増大させるリスクがあります。

当社では、毎年定期的に取締役会において、政策保有株式の保有の意義や資本コスト等を踏まえた経済合理性について検証を行い、保有が適切でないと判断されるものについては、縮減を行っております。

 

(4)退職給付債務

当社グループの従業員の退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の期待収益率に基づいて算出されております。実際の結果が前提条件と異なる場合、その影響は累積され、将来にわたって規則的に認識されるため、一般的には将来期間において認識される費用及び計上される債務に影響を及ぼします。また、当社及び一部の国内連結子会社は総合設立型の確定給付企業年金制度に加入しておりますが、その財政状態悪化による制度の見直しによっては、グループの退職給付費用の増加を招き、財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

当社では、割引率、期待運用収益率等の計算基礎については、毎期、見直しを行い、合理的に算定しており、また年金資産の運用についても、安全性の高い資産での運用を継続しております。

 

 

(5)不採算工事の発生によるリスク

工事の施工段階において想定外の追加原価等により不採算工事が発生した場合、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループでは、工事の施工に関しては、採算性と施工体制を重視し、適正な原価管理、進捗管理を徹底しております。

 

(6)労働災害リスク

 工事・製造現場において重大な労働災害が発生した場合には、進捗に支障をきたし、企業価値の毀損、社会的信用の失墜、関係者への補償等による損失の発生により、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 当社グループでは、工事の施工や機器の製造工程における労働災害の撲滅に向けて、安全教育や作業現場での安全点検パトロール等を実施しております。また、事故が発生した場合には原因を解明して社内に周知するとともに、再発防止策の策定等、安全管理を徹底し、安全な作業環境の整備に努めております。

 

(7)法的規制リスク

 当社グループは、事業活動において、建設業法、労働安全衛生法、独占禁止法等、各種法令による規制を受けており、これらの改定ないし新設により新たな義務が発生するほか、費用負担の増加や権利の制約等が発生する可能性があります。また、コンプライアンスに違反する事象が発生した場合には、企業価値の毀損、社会的信用の失墜、事業の停止等に至る可能性があります。

 当社グループでは、内部監査の強化、内部通報制度の周知徹底、コンプライアンス研修を通じての役職員に対して各種法令の遵守を徹底しております。

 

(8)訴訟等のリスク

当社グループは、事業活動を遂行する上で、取引先から契約不適合責任、製造物責任等、様々な訴訟等が提起された場合、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループでは、訴訟等が提起されることを未然に防ぐため、法令遵守を徹底しております。また、重要な訴訟等が提起された場合は、法務担当部署が所管部署や弁護士等と連携をとりながら、慎重かつ迅速に対応しております。

 

(9)情報セキュリティリスク

 当社グループは、技術情報等の重要な機密情報や取引先及びその他関係者の個人情報を保有しております。これらの情報の漏洩、不正使用、外部からの不正アクセス等により、対外的な信用毀損、損害賠償、復旧費用が発生した場合には、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 当社グループでは、情報セキュリティ統括責任者を選任し、情報セキュリティ管理組織の下、情報管理の強化を図っております。また役職員が順守すべき「情報セキュリティ管理規程」を制定するとともに、「情報セキュリティ対策基準」に沿って、情報管理、セキュリティ教育を通じて重要性を周知徹底しております。さらに当社情報システムにおいて、第三者の専門家によるリスクアセスメントを実施し、技術的、組織的対策の強化に努めております。

 

(10)海外事業リスク

 当社グループは、台湾及びマレーシアにて海外事業を行っておりますが、現地において、予期しない法規制や租税制度の変更、政情不安、経済状態及び為替レートの急激な変動、資材価格の高騰、労務単価の上昇等が起きた場合には、工事の進捗の遅れや工事利益が確保できず、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 海外事業については、比較的政情の安定した国・地域で事業展開を行っております。また、進出先の政治・経済・法令の情報収集を随時行い、現地スタッフへの教育、海外赴任者へのリスク管理の徹底に努めております。

 

 

(11)気候変動リスク

 現在世界が直面している気候変動における主な移行リスクとしては、脱炭素社会への急激な移行に伴う環境・省エネ基準の厳格化による建設・製造コストの上昇、循環型経済の進展に伴う新築工事の減少による受注機会の減少と競争の激化、脱炭素技術の開発を含めた気候関連への取り組み及び情報開示の不足による社会的評価の悪化等が挙げられ、これらが経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、主な物理的リスクとしては、自然災害の増加による操業の困難化、急激な気温上昇に伴う建設現場の作業環境の悪化による作業員の熱中症等の健康被害の増加と労働生産性の低下、水・エネルギー・原材料の供給の不安定化等が挙げられます。これらが事業の停止等に至る可能性があるとともに、これらへの対応コストの上昇が経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 当社では、2022年3月にTCFD(気候関連財務情報開示タスクフォース)提言への賛同を表明し、同提言に沿った情報開示を進めるとともに、脱炭素技術の開発の推進、設計・施工・製造に係る技術力の強化、再生可能エネルギーの積極的な導入、カーボン・ニュートラル認証制度をはじめとした脱炭素関連の認証制度の利用、建設現場における作業環境の改善やDX推進による労働生産性の向上を図る等、サプライチェーン企業と連携して各リスクに対応してまいります。

 

(12)その他のリスク

新型コロナウイルス等の感染症の影響により、工事の中断や遅延が発生した場合、当社グループの事業活動が困難となり、経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループでは、現場及び事務所の安全・衛生管理を徹底する等感染症拡大を防止する対策を行います。

 

5【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

2【主要な設備の状況】

(1) 提出会社

2023年3月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

建物・

構築物

機械、運搬具

及び

工具器具備品

土地

リース資産

合計

面積(㎡)

金額

本社・本店ビル

(東京都港区)

設備工事事業

1,959

13

763

233

38

2,244

305

機器事業部豊富工場

(千葉県船橋市)

機器製造販売事業

623

37

26,781

1,247

6

1,914

72

技術研究所

(千葉県習志野市)

85

17

1,487

80

183

11

 (注)技術研究所は設備工事事業における建築設備技術、及び機器製造販売事業における製品開発技術の研究開発施設であります。他の施設は、主に事務所ビル、工場等であります。

 

(2) 国内子会社

主要な設備はありません。

 

(3) 在外子会社

主要な設備はありません。

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

54,400,000

54,400,000

 

①【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

②【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び

地方公共

団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人

その他

個人以外

個人

株主数

(人)

18

19

110

51

1

1,764

1,963

所有株式数

(単元)

31,527

743

14,969

13,832

1

74,756

135,828

17,200

所有株式数

の割合(%)

23.21

0.55

11.02

10.18

0.00

55.04

100.00

 (注)1.自己株式750,174株は、「個人その他」に7,501単元及び「単元未満株式の状況」に74株を含めて記載しております。

なお、自己株式において、株主名簿記載上の株式数は実質所有株式数と同一であります。

2.2022年4月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っており、上記の株式数については、当該株式分割後の株式数を記載しております。

 

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

朝日工業社共栄会

東京都港区浜松町一丁目25番7号

1,155

8.99

朝日工業社西日本共栄会

大阪市淀川区加島一丁目58番59号

1,026

7.98

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町二丁目11番3号

923

7.18

朝日工業社従業員持株会

東京都港区浜松町一丁目25番7号

649

5.05

株式会社みずほ銀行

東京都千代田区大手町一丁目5番5号

580

4.51

農林中央金庫

東京都千代田区大手町一丁目2番1号

576

4.48

日本生命保険相互会社

東京都千代田区丸の内一丁目6番6号

501

3.90

髙須康有

東京都目黒区

407

3.17

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海一丁目8番12号

248

1.93

BNP PARIBAS LONDON BRANCH FOR PRIME BROKERAGE CLEARANCE ACC FOR THIRD PARTY

(常任代理人 香港上海銀行東京支店)

10 HAREWOOD AVENUE LONDON NW1 6AA

(東京都中央区日本橋三丁目11番1号)

198

1.54

6,266

48.76

(注)1.上記の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は、次のとおりであります。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)       923千株

株式会社日本カストディ銀行(信託口)            248千株

2.自己株式を750千株(5.51%)保有しておりますが、上記の大株主からは除外しております。

 

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金預金

19,513

17,667

受取手形・完成工事未収入金等

※1 24,606

※1 30,295

電子記録債権

5,029

6,882

製品

0

0

未成工事支出金

873

※3 1,472

仕掛品

635

567

材料貯蔵品

145

246

その他

1,335

2,071

貸倒引当金

2

1

流動資産合計

52,136

59,201

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物・構築物

7,192

6,735

機械、運搬具及び工具器具備品

992

967

土地

1,944

3,082

リース資産

154

143

建設仮勘定

32

減価償却累計額

4,901

4,640

有形固定資産合計

5,383

6,321

無形固定資産

1,031

791

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

12,290

11,305

その他

1,251

1,331

貸倒引当金

12

9

投資その他の資産合計

13,529

12,627

固定資産合計

19,944

19,740

資産合計

72,081

78,941

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形・工事未払金等

17,058

20,024

電子記録債務

10,051

14,235

短期借入金

3,800

3,300

リース債務

38

34

未払法人税等

956

812

未成工事受入金

1,936

1,265

完成工事補償引当金

63

86

工事損失引当金

381

※3 260

その他

1,290

1,623

流動負債合計

35,576

41,642

固定負債

 

 

リース債務

43

28

退職給付に係る負債

978

1,282

長期未払金

312

270

資産除去債務

37

38

繰延税金負債

771

298

固定負債合計

2,143

1,918

負債合計

37,720

43,561

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

3,857

3,857

資本剰余金

3,760

3,777

利益剰余金

23,120

24,830

自己株式

691

672

株主資本合計

30,046

31,792

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

4,652

4,034

為替換算調整勘定

170

183

退職給付に係る調整累計額

509

630

その他の包括利益累計額合計

4,314

3,588

純資産合計

34,360

35,380

負債純資産合計

72,081

78,941

【連結損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

 

 

完成工事高

63,295

75,110

製品売上高

5,525

5,060

売上高合計

※1 68,820

※1 80,171

売上原価

 

 

完成工事原価

※2 55,701

※2 66,734

製品売上原価

4,656

4,383

売上原価合計

60,357

71,117

売上総利益

 

 

完成工事総利益

7,594

8,376

製品売上総利益

868

677

売上総利益合計

8,462

9,053

販売費及び一般管理費

 

 

従業員給料手当

2,564

2,562

退職給付費用

209

235

減価償却費

436

415

その他

※3 2,964

※3 3,141

販売費及び一般管理費合計

6,175

6,355

営業利益

2,287

2,697

営業外収益

 

 

受取利息

1

2

受取配当金

268

284

不動産賃貸料

14

12

受取保険金

147

その他

75

54

営業外収益合計

360

500

営業外費用

 

 

支払利息

31

29

コミットメントフィー

14

38

その他

5

4

営業外費用合計

51

71

経常利益

2,596

3,127

特別利益

 

 

固定資産売却益

※4 0

※4 0

投資有価証券売却益

360

603

事業譲渡益

※5 70

特別利益合計

360

674

特別損失

 

 

固定資産処分損

※6 1

※6 4

投資有価証券評価損

0

15

減損損失

※7 92

※7 14

特別損失合計

93

34

税金等調整前当期純利益

2,863

3,767

法人税、住民税及び事業税

1,173

1,431

法人税等調整額

170

145

法人税等合計

1,002

1,286

当期純利益

1,860

2,480

親会社株主に帰属する当期純利益

1,860

2,480

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、「設備工事事業」、「機器製造販売事業」の2つを報告セグメントとしております。

設備工事事業につきましては、空気調和衛生設備の技術を核として、その設計・監督・施工を主な事業としております。

機器製造販売事業につきましては、設備工事事業と合わせて、空気調和、温湿度調整の技術を活かし、半導体やFPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置向けの精密環境制御機器を主とした環境機器の製造販売を行っております。

①【貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金預金

18,711

16,787

受取手形

262

330

電子記録債権

5,029

6,882

完成工事未収入金

12,864

13,892

契約資産

8,145

13,421

売掛金

2,570

1,776

製品

0

0

未成工事支出金

873

1,457

仕掛品

635

567

材料貯蔵品

145

246

前払費用

189

150

未収入金

1,077

1,207

立替金

106

425

その他

37

47

貸倒引当金

1

1

流動資産合計

50,648

57,191

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

6,932

6,479

減価償却累計額

3,763

3,480

建物(純額)

3,169

2,999

構築物

256

252

減価償却累計額

201

202

構築物(純額)

54

49

機械及び装置

279

278

減価償却累計額

245

256

機械及び装置(純額)

34

21

車両運搬具

56

47

減価償却累計額

54

45

車両運搬具(純額)

2

1

工具器具・備品

624

609

減価償却累計額

529

540

工具器具・備品(純額)

95

68

土地

1,944

3,082

リース資産

154

142

減価償却累計額

79

85

リース資産(純額)

75

57

建設仮勘定

32

有形固定資産合計

5,375

6,312

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

1,023

784

その他

7

5

無形固定資産合計

1,031

789

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

12,290

11,305

関係会社株式

83

82

出資金

4

4

破産更生債権等

116

130

長期前払費用

22

34

長期保証金

427

422

役員従業員保険料

738

805

貸倒引当金

89

16

投資その他の資産合計

13,594

12,769

固定資産合計

20,001

19,871

資産合計

70,650

77,063

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形

1,991

2,105

電子記録債務

10,051

14,235

工事未払金

14,479

16,956

買掛金

404

287

短期借入金

3,800

3,300

リース債務

38

34

資産除去債務

1

未払金

76

102

未払費用

850

1,079

未払法人税等

909

794

未成工事受入金

1,863

1,213

預り金

304

358

完成工事補償引当金

63

86

工事損失引当金

381

260

その他

5

流動負債合計

35,221

40,816

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

固定負債

 

 

リース債務

43

28

退職給付引当金

237

362

長期未払金

309

268

資産除去債務

36

36

繰延税金負債

941

515

固定負債合計

1,568

1,211

負債合計

36,790

42,027

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

3,857

3,857

資本剰余金

 

 

資本準備金

3,013

3,013

その他資本剰余金

747

764

資本剰余金合計

3,760

3,777

利益剰余金

 

 

利益準備金

964

964

その他利益剰余金

 

 

圧縮記帳積立金

10

9

別途積立金

6,255

6,255

繰越利益剰余金

15,051

16,809

利益剰余金合計

22,281

24,038

自己株式

691

672

株主資本合計

29,207

31,000

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

4,652

4,034

評価・換算差額等合計

4,652

4,034

純資産合計

33,860

35,035

負債純資産合計

70,650

77,063

②【損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

 

 

完成工事高

61,771

72,397

製品売上高

5,525

5,060

売上高合計

67,297

77,458

売上原価

 

 

完成工事原価

54,556

64,424

製品売上原価

4,657

4,389

売上原価合計

59,213

68,813

売上総利益

 

 

完成工事総利益

7,215

7,973

製品売上総利益

867

671

売上総利益合計

8,083

8,644

販売費及び一般管理費

 

 

役員報酬

254

291

従業員給料手当

2,494

2,475

退職給付費用

203

212

法定福利費

401

400

福利厚生費

328

346

修繕維持費

23

21

事務用品費

56

54

通信交通費

219

273

動力用水光熱費

38

47

調査研究費

303

249

広告宣伝費

40

46

交際費

80

117

寄付金

14

13

地代家賃

265

259

減価償却費

434

412

租税公課

229

248

保険料

25

25

雑費

512

561

販売費及び一般管理費合計

5,928

6,058

営業利益

2,155

2,585

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

営業外収益

 

 

受取利息

0

0

受取配当金

268

284

不動産賃貸料

17

14

受取保険金

147

貸倒引当金戻入額

2

為替差益

4

0

関係会社貸倒引当金戻入額

69

その他

49

26

営業外収益合計

339

544

営業外費用

 

 

支払利息

31

29

コミットメントフィー

14

38

関係会社貸倒引当金繰入額

9

その他

5

4

営業外費用合計

61

71

経常利益

2,433

3,059

特別利益

 

 

固定資産売却益

※1 0

投資有価証券売却益

360

603

関係会社清算益

127

特別利益合計

360

731

特別損失

 

 

固定資産処分損

※2 1

※2 4

投資有価証券評価損

0

15

減損損失

92

14

特別損失合計

93

34

税引前当期純利益

2,700

3,756

法人税、住民税及び事業税

1,115

1,382

法人税等調整額

175

154

法人税等合計

940

1,228

当期純利益

1,760

2,527