フジ日本精糖株式会社
Fuji Nihon Seito Corporation
中央区日本橋兜町6番7号
証券コード:21140
業界:食料品
有価証券報告書の提出日:2023年7月31日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第96期

第97期

第98期

第99期

第100期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

19,634,486

18,958,964

18,992,703

20,096,053

22,677,852

経常利益

(千円)

1,573,892

1,644,616

1,771,675

1,917,983

2,124,050

親会社株主に帰属する
当期純利益

(千円)

344,019

1,197,080

1,198,355

1,614,123

1,672,947

包括利益

(千円)

288,044

1,022,675

1,688,277

1,741,621

2,025,497

純資産額

(千円)

16,209,679

16,853,917

18,246,726

19,712,952

21,514,208

総資産額

(千円)

22,162,833

21,490,994

23,475,647

24,745,069

28,256,487

1株当たり純資産額

(円)

607.19

631.77

684.04

735.73

798.84

1株当たり
当期純利益金額

(円)

12.81

44.58

44.63

60.11

62.30

潜在株式調整後
1株当たり
当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

73.6

78.9

78.2

79.8

75.9

自己資本利益率

(%)

2.07

7.20

6.78

8.47

8.12

株価収益率

(倍)

44.96

11.24

12.59

8.38

8.27

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

1,219,075

749,858

1,837,577

555,069

579,563

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

565,570

901,877

478,718

476,155

169,591

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

807,569

576,854

345,028

275,278

633,643

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

3,673,473

2,938,735

3,967,721

3,801,513

4,875,607

従業員数
(外、平均臨時雇用者数)

(名)

234

231

236

270

214

(36)

(30)

(36)

(30)

(25)

 

(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

2 キャッシュ・フローの△は、現金及び現金同等物の純支出を示しております。

3 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第99期の期首から適用しており、第99期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

4 第99期の従業員が第98期に比べ34名増加しておりますが、その主な理由は、連結子会社Fuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.において増産体制対応のための新規採用によるものであります。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第96期

第97期

第98期

第99期

第100期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

12,883,300

12,647,861

12,716,057

13,263,364

14,340,117

経常利益

(千円)

1,519,919

1,475,776

1,502,408

1,634,460

1,604,042

当期純利益又は当期純損失(△)

(千円)

460,677

1,093,152

1,004,879

1,473,424

1,271,461

資本金

(千円)

1,524,460

1,524,460

1,524,460

1,524,460

1,524,460

発行済株式総数

(株)

29,748,200

29,748,200

29,748,200

29,748,200

29,748,200

純資産額

(千円)

14,942,266

15,538,529

16,777,538

17,981,501

19,306,265

総資産額

(千円)

18,725,681

18,387,400

19,926,984

20,823,671

22,473,888

1株当たり純資産額

(円)

556.46

578.67

624.81

669.66

718.99

1株当たり配当額
(1株当たり中間配当額)

(円)

11.00

11.00

11.00

13.00

17.00

(―)

(―)

(―)

(―)

(―)

1株当たり当期純利益金額又は1株当たり
当期純損失金額(△)

(円)

17.16

40.71

37.42

54.87

47.35

潜在株式調整後1株
当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

79.8

84.5

84.2

86.4

85.9

自己資本利益率

(%)

2.96

7.17

6.22

8.48

6.82

株価収益率

(倍)

12.31

15.02

9.19

10.88

配当性向

(%)

27.02

29.40

23.69

35.90

従業員数
(外、平均臨時雇用者数)

(名)

60

58

55

59

54

(16)

(14)

(15)

(15)

(12)

株主総利回り
(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

87.22

77.71

88.41

81.72

85.88

(%)

(94.96)

(85.94)

(122.15)

(124.57)

(131.82)

最高株価

(円)

618

590

600

585

562

最低株価

(円)

540

492

473

500

444

 

(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

2 第99期1株当たり配当額には、合併20周年記念配当2円を含んでおります。

3 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第99期の期首から適用しており、第99期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

4 最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第二部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所スタンダード市場におけるものであります。

 

 

2 【沿革】

1949年7月

資本金15,000千円にて、輸入粗糖を原料とする精製糖製造、販売を目的として、横浜市保土ヶ谷区川辺町1番地に設立。

1949年10月

日産能力50屯にて操業開始。

1951年9月

販売総代理店協立食品株式会社を設立(現・連結子会社)。

1953年2月

本社を東京都中央区日本橋茅場町一丁目6番地に移転。

1954年7月

株式を東京店頭市場に公開。

1955年1月

フジ製糖株式会社と共同出資により、マ・マーマカロニ株式会社を設立(現・持分法適用関連会社)。

1961年10月

株式を東京証券取引所市場第2部に上場。

1964年10月

輸入粗糖の自由化に伴い、販売代理店を協立食品株式会社より、日商岩井株式会社及びニチメン株式会社(現・双日株式会社)、野崎産業株式会社、兼松株式会社に移し、
販売体制を充実した。

1974年9月

地下1階地上8階建の本社ビル竣工。

1987年9月

新規事業展開のためTibaldi Small Goods (Australasia) Pty., Ltd.及び日本ティバルディ株式会社を設立。

1988年2月

決算期を11月30日から3月31日に変更。

2001年6月

塩水港精糖株式会社及び東洋精糖株式会社と業務提携し、両社の共同生産会社である
太平洋製糖株式会社に出資(現・持分法適用関連会社)。

2001年9月

横浜工場における精製糖の生産中止。

2001年10月

フジ製糖株式会社と合併し、資本金を1,524,460千円に増資、商号をフジ日本精糖株式会社に変更。

2001年10月

太平洋製糖株式会社において精製糖の共同生産開始。

2004年3月

清水工場における精製糖(液糖を除く)の生産停止。

2005年10月

Tibaldi Small Goods (Australasia) Pty., Ltd.の株式を売却。

2006年3月

日本ティバルディ株式会社を清算。

2008年5月

ユニテックフーズ株式会社の株式を取得(現・連結子会社)。

2012年6月

Bangkog Inter Food Co.,Ltd.及びThai Fermentation Industry Co.,Ltd.との共同出資により、Fuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.を設立(現・連結子会社)。

2016年2月

DAY PLUS(THAILAND)Co.,Ltd.の株式を追加取得し子会社化。

2016年12月

Fuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.の株式を追加取得し完全子会社化。

2020年9月

本社を東京都中央区日本橋兜町6番7号に移転。

2021年9月

株式会社Tastableを設立(現・連結子会社)。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。

2022年12月

DAY PLUS(THAILAND)Co.,Ltd.の株式を一部売却(現・持分法適用関連会社)。

 

 

 

 

 

3 【事業の内容】

 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社6社、関連会社4社によって構成されております。当社グループは、精糖、機能性素材、不動産及びその他食品に関する事業活動を展開しております。
 当社グループの事業内容及び各事業における当社グループ各社の位置付けは以下のとおりであります。なお、次の4つの事業は「報告セグメント」の区分と同一であります。

(1)精糖

 当社は精製糖、砂糖関連製品の製造販売を行っております。また、関連会社である南栄糖業株式会社は鹿児島県で粗糖の生産を行っており、当社はその一部を購入しております。また、関連会社である太平洋製糖株式会社は、当社を含む同業他社から委託を受け、精製糖の製造を行っております。
 なお、連結子会社である協立食品株式会社は、当社が製造した精製糖、液糖及び糖蜜の販売並びに国産原料糖の仕入を行っております。

(2)機能性素材

①食品添加物事業

 当社は、食品添加物の製造加工、販売を行っております。

②機能性食品事業

 当社及び連結子会社であるFuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.は、機能性食品素材「イヌリン」の製造販売を行っております。

 当社及び連結子会社である協立食品株式会社は果汁、香料等各種機能性食品素材の仕入販売を行っております。

 連結子会社であるユニテックフーズ株式会社においては、「ペクチン」「ゼラチン」等の天然添加物素材の仕入販売を行っており、韓国の連結子会社であるUNITEC FOODS KOREA Co.,Ltd.は機能性食品のブレンド製造販売を行っております。また、連結子会社である株式会社Tastableは、動物性原料不使用のプラントベーストミートの製造販売を行っております。

③切花活力剤事業

 切花活力剤「キープ・フラワー」の製造販売を行っております。

(3)不動産

 当社が所有する土地建物の賃貸及びその他不動産関連事業を行っております。

(4)その他食品

 連結子会社であるFUJI NIHON (Thailand) Co.,Ltd.及び関連会社であるDAY PLUS(THAILAND)Co.,Ltd.はタイ国において、パン等の食品の販売を行っております。

 

 

 以上に説明した事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

 


 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金
(千円)

主要な事業
の内容

議決権の
所有
(被所有)
割合
(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

協立食品株式会社
(注3)

東京都

中央区

20,000

精糖

機能性素材

(所有)

100.0

当社の精製糖製品の一部を販売している。また、当社へ国産原料糖の販売を行っている。
役員の兼任…1名

ユニテックフーズ株式会社
(注3,5)

東京都

中央区

300,000

機能性素材

(所有)

100.0

当社へ機能性食品の加工委託を行っている。なお、当社より事務所の賃借を受けている。
役員の兼任…2名

Fuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.

(注3)

タイ国

バンコク都

千バーツ

370,000

機能性素材

(所有)

100.0

当社へ機能性食品の販売を行っている。当社から補助材料を仕入れている。
なお、金融機関からの借入に対し当社が債務保証を行っている。

役員の兼任…1名
従業員の出向…1名

FUJI NIHON (Thailand) Co.,Ltd.

タイ国

バンコク都

千バーツ

2,000

その他食品

(所有)

     49.0

当社より資金援助を受けている。

役員の兼任…1名

従業員の出向…1名

UNITEC FOODS KOREA Co.,Ltd.

大韓民国

慶尚南道

千ウォン

300,000

機能性素材

(所有)

    100.0

  (100.0)

 

ユニテックフーズ株式会社の完全子会社であります。

株式会社Tastable
(注3)

東京都

中央区

160,000

機能性素材

(所有)

70.0

(60.0)

ユニテックフーズ株式会社が60%、当社が10%保有する合計70%の子会社であります。

(持分法適用関連会社)

マ・マーマカロニ株式会社

栃木県
宇都宮市

350,000

その他
(マカロニ、
スパゲティ
製造)

(所有)

28.3

(0.2)

 

当社より土地を賃借している。
役員の兼任…1名

太平洋製糖株式会社

神奈川県

横浜市

鶴見区

450,000

精糖

(所有)

33.3

当社の精製糖製品の一部を製造している。なお、金融機関からの借入に対し当社が債務保証を行っている。また、当社より資金援助を受けている。
役員の兼任…3名

南栄糖業株式会社

鹿児島県
大島郡

98,900

精糖

(所有)

23.3

当社向け国産原料糖を一部製造している。

役員の兼任…1名

DAY PLUS (THAILAND) Co.,Ltd.

 

タイ国

アユタヤ県

千バーツ

37,000

その他食品

(所有)

49.0

金融機関からの借入に対し当社が債務保証を行っている。
役員の兼任…1名

従業員の出向…1名

 

 

 

 

(その他の関係会社)

 

 

 

 

 

双日株式会社(注4)

東京都

千代田区

160,339,621

総合商社

(被所有)

32.0

(1.6)

当社の機能性食品の一部を販売している。

 

 

(注) 1 「主要な事業の内容」は、マ・マーマカロニ株式会社及び双日株式会社を除き、セグメントの名称を記載しております。

2 「議決権の所有(被所有)割合」の( )内は、間接所有(被所有)割合で内数であります。

3 特定子会社に該当します。なお、FUJI NIHON (Thailand) Co.,Ltd.の持分は、100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としております。

4 有価証券報告書を提出しております。

5 ユニテックフーズ株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等  ①売上高                  7,050百万円
          ②経常利益                 396百万円
          ③当期純利益                272百万円
          ④純資産額                  2,112百万円
          ⑤総資産額                  4,457百万円

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

精糖

14

1

機能性素材

174

20

不動産

 

その他食品

4

 

全社(共通)

22

4

合計

214

25

 

(注) 1 従業員数は就業人員であります。

2 従業員数の( )は、臨時従業員の年間平均雇用人員で外数であります。

3 全社(共通)は、親会社の管理部門及び研究開発に係る従業員であります。

4 第100期の従業員が第99期に比べ56名減少しておりますが、その主な理由は、DAY PLUS(THAILAND)Co.,Ltd.の株式の一部を売却したため、連結子会社から持分法適用関連会社に変更したことによるものであります。

 

(2) 提出会社の状況

2023年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

54

12

44.7

17.5

7,237

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

精糖

13

1

機能性素材

19

7

不動産

 

全社(共通)

22

4

54

12

 

(注) 1 従業員数は就業人員であります。

2 従業員数の( )は、臨時従業員の年間平均雇用人員で外数であります。

3 全社(共通)は、管理部門及び研究開発に係る従業員であります。

 

(3) 労働組合の状況

労働組合の状況は下記のとおりであります。

1 名称 : フジ日本精糖労働組合

2 組合員数    36名

3 労働組合との間に特記すべき事項はありません。

なお、子会社には労働組合はありませんが、労使関係は良好に推移しております。

 

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

 ① 提出会社

当事業年度

管理職に占める

女性労働者

の割合(%)

(注)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

 

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

4.3

73.7

79.9

69.3

 

(注)「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。

(1) 経営の基本方針

 当社の経営理念は『夢のあるたくましい会社』を目指し、健康な生活づくりに貢献することであり、5つの経営方針に基づき、株主、取引先、従業員の満足度を高め、食文化による豊かな生活づくりを通じて社会に貢献し、会社の価値を高めることを基本方針としております。
・「顧客第一主義の徹底」
・「会社の発展と共に社員が成長する企業文化の形成」
・「公正で透明性のある企業活動の推進」
・「社会に評価される企業価値の向上」
・「社会に貢献する企業市民活動の充実」

 

(2) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

 今後のわが国の経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限緩和に伴い、経済活動の正常化が進むなか、ウクライナ情勢の今後の展開や為替相場の動向により、更なる資源価格の高騰が懸念されます。

 このような状況のなか、当社グループは、引き続き製品の安定供給及び品質管理を重要課題として取り組むとともに、タイ連結子会社を中心に海外事業の推進に注力してまいります。

 ①精糖

 加糖調製品や他甘味料の浸食、少子高齢化などによる砂糖の消費減少傾向に歯止めがかからない状況が続いております。このようななか、引き続き営業体制強化を図り、品質管理を徹底して製品の安定供給に取り組むことで顧客満足度を高め、堅実で安定した原材料仕入れを図りながら更なるコスト削減に努めてまいります。 

 ②機能性素材

 イヌリンは機能性訴求エビデンスと食感改良の知見充実による既存顧客への販売数量増と新規顧客の獲得を図り、海外販売において、タイをはじめとした東南アジアを中心に更なる拡販を目指してまいります。連結子会社ユニテックフーズ株式会社では、増粘多糖類の知見を活かした植物代替肉(プラントベーストミート)の改良と拡販を目指してまいります。

 ③不動産

 自社所有賃貸物件の維持管理による安定収益の確保に努めてまいります。

 ④その他食品

 製パン事業において生産の安定化を図り、タイ国内だけでなく海外販売も含めた拡販により、採算性の向上を目指してまいります。

 

 当社グループは第97期より「中期経営計画(3ヶ年計画)」をローリング・ベースにて作成しております。その内容は以下のとおりであります。

 

<定性目標>

(基本戦略) 成長を目指した基盤固めと新規事業の更なる育成

①収益力の向上

・精糖事業、不動産事業を中核としながら、機能性素材事業

 を中心に非砂糖分野の成長を実現する

②事業の多角化

・連結子会社の業容拡大を促進し、取扱商品を増加させる

・代理店、ユーザーなどとの共同案件、新規事業を発掘する

③海外展開への更なる挑戦

・タイ子会社を中心に輸出、輸入、三国取引を拡大し、海外

 事業の成長を加速させる

④企業ガバナンスの強化と社内体制の充実

・公正で透明性のある企業活動を推進し、組織、制度の在り

 方を適宜、検討対応できる体制を確立する

⑤人材の育成・確保

・多様化、グローバル化する市場に対応できる人材を教育し

 さらに新しい人事評価制度を導入したことで、社員一人一

 人を成長させる

 

 

<定量目標>

                                      (単位:百万円)

 

2023年3月期

(実績)

2024年3月期

(予想)

2025年3月期

(目標)

2026年3月期

(目標)

売上高

22,677

25,200

26,500

27,200

営業利益

1,814

1,650

1,850

1,950

経常利益

2,124

2,500

2,050

2,150

親会社株主に帰属する当期純利益

1,672

1,850

1,520

1,600

ROE(%)

8.1

8.2

6.5

6.6

 

 

<対処すべき事業上及び財務上の課題>

 今後の課題につきましては、これまで当社グループが直面してきた原材料の高騰、エネルギーや人件費、物流費などコスト上昇に加え、ウクライナ情勢による為替相場への影響等に伴う世界経済の減速により、これまで以上に事業環境変化に対する柔軟かつ迅速な対応が重要であると認識しております。

 当社グループは、不透明な将来に対し、盤石な財務基盤を維持するため、手許流動性を高めることや金融機関からの資金調達などから、十分な運転資金を確保し、不測の事態に備えております。

 このような状況下、中期経営計画の実現に向けて、精糖事業の販売数量の減少に歯止めをかけ、機能性素材事業を中心に非砂糖分野の拡大を目指してまいります。

 

(3) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

 当社グループは、経営の効率化による企業価値の向上に取り組んでおります。重要な経営指標としましては、成長のための売上高成長率や資本効率のためのROE(自己資本利益率)8%以上とし、目標達成及び継続に努めております。

 

 

3 【事業等のリスク】

 当社グループの経営成績、財政状態等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには次のようなものがあります。
 なお、文中における将来に関する事項は、原則として当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 農業制度の影響
 当社グループの主力の精糖事業は、「砂糖及びでん粉の価格調整に関する法律」など法令に基づいて事業を行っており、政府の国内農業政策の変更やTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)、EPA(経済連携協定)などにおける交渉の進展が、業績に影響を与える可能性があります。

  当社グループでは、業界団体に加盟することにより、必要な情報を的確に収集するとともに、法令制度などの理解力向上及び情報共有のための勉強会を定期的に社内で行っております。
(2) 国内市場での消費環境の変化
 当社グループは、国内で食料品の製造販売を中心に行っております。日本国内における少子高齢化の進行、食への志向の変化に伴う消費者への購買行動の変化など、国内市場が想定外の規模で変化した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

  当社グループは、ビジネスモデルとしてB to Bを中心に行っておりますが、飲料関係・乳製品・製パン・菓子など各種業態に販売しており、それらを活用して顧客ニーズの収集を図っております。
(3) 新型コロナウイルス感染症等の異常事態
 当社グループは、複数の事業拠点、生産拠点等で事業運営をしております。新型コロナウイルス感染症拡大のようなパンデミック等の異常事態が発生し、事業運営に支障が生じた場合、当社グループの財政状態や経営成績等に大きな影響を与える可能性があります。

 当社グループは、事業復旧の早期化・省力化を図るため、事業運営機能の分散化、多様化を推進しております。また有事の際にはテレワーク勤務体制、時差出勤など、危機管理委員会の指示によりBCP策定や事業リスクの最小化に向けた施策を実行しております。

(4) 生産拠点の集約
 当社の精製糖生産は、他の精製糖製造会社に生産委託しており、生産委託先において、技術的もしくは規制上の問題、または火災等の人災及び地震等の自然災害により、操業停止等の混乱が発生した場合、当該製品の供給が停止し、当社の業績に影響を与える可能性があります。

 当社は、主要な生産委託先に取締役を兼任させており、定期的に工場の稼働状況や人事関係、設備の更新状況などの運営上の重要な事項の報告を受けております。
(5) 製造物責任
 製品の研究、開発、製造及び販売につきまして、潜在的な製造物責任を負う可能性があります。当社グループは、賠償責任保険に加入しておりますが、これらの保険の補償範囲を超えた請求が認められた場合、業績に影響を与える可能性があります。

  当社グループでは、製品の不良等による重大なトラブルの発生に備え、賠償責任保険へ加入しリスクの低減を図っております。
(6) 原糖価格の変動
 精糖事業においては、原料糖の仕入の大半を海外からの輸入によりまかなっております。そのため、原糖市況、海上運賃、為替相場、エタノールの需要等の影響により、原料糖仕入価格が変動し、業績に対して影響を与える可能性があります。

(7) 株式相場の変動
 当社グループは、当連結会計年度末で時価のあるその他有価証券を6,172百万円保有しており、株式相場の変動が、業績に対して影響を与える可能性があります。

 当社グループでは、リスク管理基本方針を策定し、その運用状況についての報告を実行する体制を構築してリスクの低減を図っております。
(8) 「固定資産の減損に係る会計基準」の適用
 当社グループは、2006年3月期より「固定資産の減損に係る会計基準」を適用しております。地価下落及び各事業の収益悪化によって減損損失が発生し、業績に対して影響を与える可能性があります。

 

 

 

(9) 在庫の評価
 当社グループにおいては、異常気象や天候不順、海外の法改正を含めたマーケットの急激な環境変化等により、急激な需要の変動があった場合、在庫が滞留し、当社グループの財政状態や経営成績等に影響を与える可能性があります。

  当社グループでは、海外を含めマーケット環境を考慮したマーチャンダイジング、仕入先との連携強化による生産リードタイムの短縮等の対策を推進しております。

(10) 海外事業の展開
 海外での事業活動は、為替変動リスクに加え、予期せぬ法律や規制の変更、政治や経済の情勢悪化等のカントリーリスクが潜在しており、それらが顕在化した場合、業績に対して影響を与える可能性があります。

  当社グループでは、海外現地法人を設立し、その海外拠点と連携強化を図り、生産管理・販売等を行うことにより、リスクの最小化に努めております。また、為替の変動リスクを低減するために為替予約によるヘッジを行っております。

(11) ITセキュリティ及び情報管理
 当社グループは、業務上で各種ITシステムを利用しているため、システムの不備やコンピュータウイルスなどの外的要因により、業務が停滞する可能性があります。また、個人情報を含め多くの情報を保有しており、不測の事故等によりその情報が社外に流出し、社会的信用の低下等が発生した場合、業績に対して影響を与える可能性があります。

  当社グループでは、データのバックアップ、システムのクラウド化を含め、不測の事態により事業停止からの早期復旧に関して対策を講じております。

(12) 人材の確保・育成
 当社グループの継続的な成長は、各事業における優秀な人材の確保・育成していくことが重要であります。しかしながら、雇用環境の多角化が急速に進むなかで、有能な人材の流出防止や新たな人材の確保・育成ができない場合、業績に対して影響を与える可能性があります。

 

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要、生産、受注及び販売の状況並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限緩和に伴い、経済活動の正常化が進み、景気回復の兆しが見られました。しかしながら、世界的な金融引き締めに加え、資源高による物価上昇により、景気の先行きは依然として不透明な状況となっております。

 精糖業界においては、新型コロナウイルス感染症拡大の影響で落ち込んだ消費が十分に回復できておらず、原材料価格、エネルギー価格の高騰などにより、全般的に厳しい事業環境が続いております。

 このような環境下、当社グループは、品質管理の徹底を図り、顧客満足度を高めるため、精糖は製品の安定供給に取り組み、機能性素材は高付加価値提案型の販売活動に引き続き、取り組んでまいりました。

 以上の結果、当連結会計年度の当社グループの業績は、売上高22,677百万円(前年同期比12.8%増)、営業利益1,814百万円(同13.1%増)、経常利益2,124百万円(同10.7%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は1,672百万円(同3.6%増)の増収増益となりました。

 セグメントの業績は次のとおりであります。

(精糖事業)
 海外原糖市況は、ニューヨーク先物市場が期初19.42セント(1ポンド当たり)で始まり、ロシアのウクライナ侵攻が長期化するなか、世界経済の低迷観測によるリスクオフの動きと、米国の利上げ継続措置によるドル高傾向に加え、実需面ではインドの白糖輸出が旺盛であったことやブラジルの予想以上の増産の報から17.20セントまで下落しました。しかし、その後はインドの白糖輸出に規制が掛かったことで一転して反発となり、EUの減産観測やタイでのサトウキビ圧搾の遅れが材料視され上昇に転じました。世界砂糖需給の見通しも下方修正されたことで、現物供給への懸念が拡大し、22.25セントで期末を迎えました。

 一方、国内製品市況は期初東京現物相場(日本経済新聞掲載)204円~205円(上白大袋1キログラム当たり)で始まりましたが、2022年8月に12円、2023年2月に11円上昇し、227円~229円で期末を迎えました。

 製品の荷動きとしましては、新型コロナウイルス感染症拡大による影響がまだ続いておりましたが、飲料・菓子・乳製品関係が年度末に向けて徐々に挽回しました。販売数量は前期に追い付かなかったものの、販売価格上昇により、増収となりました。しかしながら、利益面では販売価格の上昇があったものの、原材料やエネルギーコストを中心に製造コストが大幅上昇し、また、配送運賃の上昇も加わった結果、減益となりました。

 以上の結果、売上高は11,678百万円(前年同期比7.4%増)、営業利益1,024百万円(同15.0%減)の増収減益となりました。

(機能性素材事業)
 機能性食品素材「イヌリン」は原材料やエネルギーコストが上昇するなか、国内販売において糖質オフ、腸内環境改善の機能性訴求製品の採用増により前期に比べ、販売数量を増加しました。さらに、海外販売においても、販売数量の増加とともに、販売価格の引き上げを行ったことで増収とすることができました。

 切花活力剤「キープ・フラワー」は、昨年の巣ごもり需要の反動により、家庭用製品の販売が減った結果、減収となりました。

 連結子会社ユニテックフーズ株式会社は、コロナ禍の影響が緩和され、人流が戻ってきたことにより、主にCVS商材向けのペクチン、ゼラチン、コラーゲンなどの主力商品の販売が伸長し、増収とすることができました。

  以上の結果、機能性素材事業全体で売上高10,023百万円(前年同期比20.9%増)、営業利益1,087百万円(同50.6%増)の増収増益となりました。

(不動産事業)
 不動産事業につきましては、売上高573百万円(前年同期比0.1%減)、営業利益533百万円(同0.2%減)の減収減益となりましたが、引き続き安定収益確保に貢献しました。

(その他食品事業)
 その他食品事業につきましては、タイでの食品関連事業が中心でありますが、業績は売上高402百万円(前年同期比12.6%増)、営業利益13百万円(同15.1%減)の増収減益となりました。

 

 

② キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べ1,074百万円増加し、4,875百万円となりました。
 当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
 (営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動の結果得られた資金は、579百万円(前年同期比4.4%増)となりました。これは主として税金等調整前当期純利益の計上などによるものであります。

 (投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動の結果使用した資金は、169百万円(前年同期比64.4%減)となりました。これは主として有形固定資産の取得による支出などによるものであります。 

  (財務活動によるキャッシュ・フロー)
 財務活動の結果得られた資金は、633百万円(前年同期275百万円支出)となりました。これは主として短期借入金の増加などによるものであります。
 

③ 生産、受注及び販売の実績
(A) 生産実績

当連結会計年度における生産実績及び商品仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

(a) 生産実績

セグメントの名称

当連結会計年度(千円)

前年同期比(%)

精糖

11,206,745

107.8

機能性素材

3,446,339

140.9

その他食品

△100.0

合計

14,653,084

111.7

 

(注) 上記の金額は、販売価格によっております。

 

(b) 商品仕入実績 

セグメントの名称

当連結会計年度(千円)

前年同期比(%)

精糖

423,932

220.8

機能性素材

6,317,322

147.3

合計

6,741,255

150.4

 

 

(B) 受注実績

当社グループは受注生産を行っておりません。

 

 

 

(C) 販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

当連結会計年度(千円)

前年同期比(%)

精糖

11,678,222

107.4

機能性素材

10,023,387

120.9

不動産

573,541

99.9

その他食品

402,700

112.6

合計

22,677,852

112.8

 

(注) 1  上記の金額は、セグメント間取引を相殺消去しております。

     2  主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合

 

相手先

前連結会計年度

当連結会計年度

販売高(千円)

割合(%)

販売高(千円)

割合(%)

 

双日食料㈱

8,069,816

40.2

9,550,667

42.1

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

当連結会計年度は、中期経営計画において成長を目指した基盤固めと新規事業の更なる育成を重点課題として位置づけ、以下の戦略を掲げ、事業活動を推進してまいりました。

(A)収益力の向上

精糖事業においては、減少する消費のなか、営業体制を強化し、顧客との関係強化を図り、商権の維持に取り組むこととし、また、原料糖の効率的な仕入や生産の集約などで採算性の改善に努めてまいりました。

また、機能性食品素材イヌリンの安定生産を実現し、日本国内だけでなく海外での販路開拓も推進いたしました。

(B)事業の多角化の展開

当社グループにおいて、新しい顧客ニーズを吸い上げ、それに伴った新たな販路を開拓し、事業拡大を図ってまいりました。機能性食品素材イヌリンは、整腸作用・血糖値の上昇抑制効果・血中中性脂肪の低減効果の機能性表示だけでなく、更なる機能性を訴求し、販売活動を行ってまいりました。

(C)海外展開への更なる挑戦

当社グループは、日本国内のみならず、海外での事業活動を積極的に展開してまいりました。タイにおいては機能性食品素材イヌリンの拡販を図り、その他食品事業における製パン事業会社 DAY PLUS (THAILAND) Co.,Ltd.の採算性の向上を目指し、海外での積極的な事業拡大を図ってまいりました。

 

 

 

(a)経営成績の分析

(売上高)

当連結会計年度における売上高は、前連結会計年度に比べ2,581百万円増加し、22,677百万円(前年同期比12.8%増)となりました。これは主に機能性素材事業の販売数量増加によるものであります。報告別セグメントの売上高の連結売上高に占める割合は、精糖事業51.5%、機能性素材事業44.2%、不動産事業2.5%、その他食品事業1.8%となりました。

(売上総利益)

当連結会計年度における売上総利益は、前連結会計年度に比べ440百万円増加し、5,276百万円(前年同期比9.1%増)となりました。売上高売上総利益率は、精糖事業の原料糖仕入コストが上昇したことにより、前連結会計年度に比べ0.8%減少し、23.3%となりました。

(営業利益)

当連結会計年度における営業利益は、上記の結果、前連結会計年度に比べ209百万円増加し、1,814百万円(前年同期比13.1%増)となりました。売上高営業利益率は、前連結会計年度と変わらず、8.0%となりました。

(経常利益)

当連結会計年度における営業外収益は、前連結会計年度に比べ3百万円増加し、334百万円(前年同期比1.2%増)となりました。営業外費用は、前連結会計年度に比べ7百万円増加し、24百万円(前年同期比41.9%増)となりました。

以上の結果、経常利益は、前連結会計年度に比べ206百万円増加し、2,124百万円(前年同期比10.7%増)となりました。売上高経常利益率は、前連結会計年度に比べ0.1%減少し、9.4%となりました。

(親会社株主に帰属する当期純利益)

当連結会計年度における特別利益は、前連結会計年度に比べ95百万円減少し、5百万円(前年同期比94.9%減)となりました。特別損失は、前連結会計年度に比べ12百万円減少し、15百万円(前年同期比45.3%減)となりました。法人税等合計は、前連結会計年度に比べ192百万円増加し、464百万円(前年同期比71.0%増)となりました。さらに非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失は、前連結会計年度に比べ128百万円減少し、△24百万円(前年同期104百万円の非支配株主に帰属する当期純利益)となりました。

以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に比べ58百万円増加し、1,672百万円(前年同期比3.6%増)となりました。売上高に対する親会社株主に帰属する当期純利益率は、前連結会計年度と比べ0.6%減少し、7.4%となりました。

 

(b)財政状態の分析
(資産)

当連結会計年度における資産は、流動資産で前連結会計年度末に比べ24.6%増加し、14,262百万円となりました。これは主として現金及び預金の増加などによるものであります。

また、固定資産では、前連結会計年度末に比べ5.2%増加し、13,994百万円となりました。これは主として投資有価証券の増加などによるものであります。

(負債)

当連結会計年度における負債は、流動負債で前連結会計年度末に比べ51.1%増加し、5,176百万円となりました。これは主として短期借入金の増加などによるものであります。

また、固定負債では、前連結会計年度末に比べ2.6%減少し、1,565百万円となりました。これは主として長期借入金の減少などによるものであります。

(純資産)

当連結会計年度における純資産は、前連結会計年度末に比べ9.1%増加し、21,514百万円となりました。これは主として利益剰余金の増加などによるものであります。

 

 

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

(A)キャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度のキャッシュ・フローの分析につきましては、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

 
(B)資本の財源及び資金の流動性

当社グループの運転資金需要の主なものは、原材料及び商品の仕入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資などであります。

当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを重点事項と考えております。

短期運転資金、設備投資や長期運転資金の調達は、ともに自己資金とし、不足が発生した場合には金融機関からの借入をすることを基本としております。

なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は2,230百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は4,875百万円となっております。

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。当該連結財務諸表の作成について、一部見積りや仮定によることがあります。採用する見積りや仮定は、新型コロナウイルス感染症の影響等不確実性が大きく将来事業計画等の見込数値に反映させることが難しい要素もありますが、連結決算日において、入手可能な情報を総合的に勘案し、合理的であると考えられるものを継続的に使用しております。連結財務諸表の作成に当たって採用している重要な会計方針等は「第5 経理の状況 1連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しているとおりであります。

(A)繰延税金資産

当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保できることや、回収可能性があると判断した将来減算一時差異について繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じ減少した場合、繰延税金資産が減額され税金費用が計上される可能性があります。

(B)固定資産の減損処理

当社グループは、固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、当該資産又は資産グループから得られる割引前キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定にあたっては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、その見積りの前提とした条件や仮定に変更が生じた場合、減損処理が必要となる可能性があります。

(C)棚卸資産の評価

当社グループの保有している棚卸資産は、設定されている賞味期限内での予定販売数量を用いて販売可能性を評価しております。用いている予定販売数量は、取締役会にて承認された計画でありますが、市場環境の変化などにより、予定販売数量の見込みに変更が生じた場合、評価損が計上となる可能性があります。

 

 

5 【経営上の重要な契約等】
(1) 精製糖の生産委託に関する契約

当社は、太平洋製糖株式会社及びDM三井製糖株式会社と下記のとおり精製糖の製造委託契約を締結しております。

 

契約会社名

相手方の名称

契約の内容

契約年月日

契約期間

フジ日本精糖㈱

太平洋製糖㈱
(持分法適用関連会社)

精製糖の製造委託
契約

2001年9月21日

当社からの申し出がない限り、太平洋製糖㈱が存続する間。

フジ日本精糖㈱

DM三井製糖㈱

精製糖の製造委託
契約

2004年2月1日

2022年4月1日~
2023年3月31日
(ただし、期間満了3ヶ月前までに双方から申し出がない場合1ヶ年延長される。以後も同様。)

 

 

(2) 事業用土地に関する賃貸借契約

当社は、コーナン商事株式会社と下記のとおり事業用土地に関する賃貸借契約を締結しております。

 

契約会社名

相手方の名称

契約の内容

契約年月日

契約期間

フジ日本精糖㈱

コーナン商事㈱

当社の所有する土地の賃貸

2015年10月1日

20年

 

 

 

2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社

2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数
(名)

建物
及び
構築物

機械装置
及び
運搬具

土地
(面積㎡)

その他

合計

本社
(東京都中央区)

精糖
不動産

本社事務所
賃貸用資産

〔―〕

27,733

 

〔38,189〕

38,189

(462)

〔―〕

35,262

 

〔38,189〕

101,185

 

<2>

27

清水
(静岡市清水区)

精糖・機能性素材
不動産

生産設備
賃貸用資産

210,667

18,815

〔657,800〕

1,456,051

(20,120)

20,717

〔657,800〕

1,706,252

 

<10>

27

横浜
(横浜市保土ヶ谷区)

不動産

賃貸用資産

〔17,123〕

17,123

 

〔280,424〕

280,424

(19,393)

〔297,548〕

297,548

 

長野
(長野県塩尻市)

不動産

賃貸用資産

〔259,445〕

259,445

(2,601)

〔259,445〕

259,445

 

荻窪
(東京都杉並区)

不動産

賃貸用資産

〔480,575〕

480,575

(392)

〔480,575〕

480,575

 

 

(注) 1 帳簿価額には、建設仮勘定の金額を含んでおりません。

2 上記中〔 〕は、連結会社以外への賃貸用資産で内数であります。

3 上記中〈 〉は、臨時従業員数で外数であります。

4 現在休止中の主要な設備はありません。

 

(2) 在外子会社

2023年3月31日現在

会社名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数
(名)

建物
及び
構築物

機械装置
及び
運搬具

土地
(面積㎡)

その他

合計

Fuji Nihon Thai Inulin Co.,Ltd.
(タイ国バンコク都)

機能性素材

生産設備

34,045

175,690

57,680

267,415

87

FUJI NIHON (Thailand) Co.,Ltd.
(タイ国バンコク都)

その他食品

事務所

819

1,007

1,827

4

UNITEC FOODS KOREA Co.,Ltd.
(大韓民国慶尚南道)

機能性素材

生産設備

0

0

10

11

1

 

(注) 1 帳簿価額には、建設仮勘定の金額を含んでおりません。

2 現在休止中の主要な設備はありません。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

110,000,000

110,000,000

 

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在
発行数(株)
(2023年3月31日)

提出日現在
発行数(株)
(2023年6月23日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

29,748,200

29,748,200

東京証券取引所
スタンダード市場

単元株式数は100株であります。

29,748,200

29,748,200

 

 

①【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

②【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数

(株)

発行済株式
総数残高
(株)

資本金増減額
 
(千円)

資本金残高
 
(千円)

資本準備金
増減額

(千円)

資本準備金
残高
(千円)

2001年10月1日

10,500,000

29,748,200

525,000

1,524,460

1,200,000

2,366,732

 

(注)  2001年10月1日付のフジ製糖株式会社との合併による増加であり、フジ製糖株式会社1株につき、当社の普通株式0.7株の割合をもって割当交付いたしました。

 

 

(5) 【所有者別状況】

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況 (株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

6

20

92

16

14

15,747

15,895

所有株式数
(単元)

15,650

1,311

195,148

1,056

14

84,153

297,332

15,000

所有株式数
の割合(%)

5.25

0.44

65.63

0.36

0.00

28.32

100.00

 

(注) 1 自己株式2,896,344株は「個人その他」に28,963単元及び「単元未満株式の状況」に44株含めて記載しております。

2 上記「その他の法人」には、株式会社証券保管振替機構名義の株式が21単元含まれております。

 

(6) 【大株主の状況】

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する所有株式数
の割合(%)

双日株式会社

東京都千代田区内幸町2-1-1

8,153

30.38

和田製糖株式会社

東京都中央区新川2-9-1

2,455

9.14

鈴与株式会社

静岡県静岡市清水区入船町11-1

1,902

7.09

豊田通商株式会社

愛知県名古屋市中村区名駅4-9-8

1,229

4.58

株式会社静岡銀行
(常任代理人 日本マスタートラ
 スト信託銀行株式会社)

静岡県静岡市葵区呉服町1-10
(東京都港区浜松町2-11-3)

792

2.95

株式会社榎本武平商店

東京都江東区新大橋2-5-2

758

2.82

小倉運輸有限会社

神奈川県横浜市神奈川区菅田町2334-1

669

2.49

新潟県砂糖卸荷受商業協同組合

新潟県新潟市中央区南万代町3-37

600

2.23

株式会社サカタのタネ

神奈川県横浜市都筑区仲町台2-7-1

563

2.09

東京海上日動火災保険株式会社

東京都千代田区丸の内1-2-1

447

1.66

17,570

65.44

 

 (注) 所有株式数の割合は自己株式(2,896千株)を控除して計算しております。

 

①【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

3,501,513

4,875,607

 

 

受取手形、売掛金及び契約資産

※1 2,790,977

※1 3,269,993

 

 

有価証券

300,000

-

 

 

商品及び製品

2,142,844

2,884,272

 

 

仕掛品

198,353

180,038

 

 

原材料及び貯蔵品

1,180,097

1,572,804

 

 

その他

1,331,510

1,481,984

 

 

貸倒引当金

2,153

2,521

 

 

流動資産合計

11,443,143

14,262,179

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

355,268

343,261

 

 

 

機械装置及び運搬具(純額)

242,427

238,019

 

 

 

土地

※4 2,527,435

※4 2,527,435

 

 

 

建設仮勘定

100,210

82,841

 

 

 

その他(純額)

98,548

141,455

 

 

 

有形固定資産合計

※2 3,323,890

※2 3,333,013

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

その他

81,773

64,079

 

 

 

無形固定資産合計

81,773

64,079

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

※3 7,692,552

※3 8,375,478

 

 

 

長期貸付金

1,913

-

 

 

 

関係会社長期貸付金

1,847,300

1,842,400

 

 

 

退職給付に係る資産

54,691

56,821

 

 

 

その他

312,990

335,552

 

 

 

貸倒引当金

13,185

13,037

 

 

 

投資その他の資産合計

9,896,262

10,597,215

 

 

固定資産合計

13,301,926

13,994,308

 

資産合計

24,745,069

28,256,487

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

1,326,292

1,742,322

 

 

短期借入金

1,289,600

2,230,300

 

 

未払法人税等

48,607

405,564

 

 

未払消費税等

7,595

3,316

 

 

賞与引当金

127,160

153,215

 

 

その他

625,777

642,124

 

 

流動負債合計

3,425,032

5,176,843

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

276,640

-

 

 

繰延税金負債

836,530

1,007,033

 

 

資産除去債務

77,843

94,347

 

 

持分法適用に伴う負債

-

54,896

 

 

その他

※4 416,071

※4 409,158

 

 

固定負債合計

1,607,085

1,565,435

 

負債合計

5,032,117

6,742,279

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

1,524,460

1,524,460

 

 

資本剰余金

2,097,151

2,102,408

 

 

利益剰余金

14,773,714

16,097,588

 

 

自己株式

717,366

717,366

 

 

株主資本合計

17,677,959

19,007,090

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

2,081,389

2,483,766

 

 

為替換算調整勘定

25,898

3,373

 

 

退職給付に係る調整累計額

29,577

43,803

 

 

その他の包括利益累計額合計

2,077,710

2,443,337

 

非支配株主持分

42,718

63,780

 

純資産合計

19,712,952

21,514,208

負債純資産合計

24,745,069

28,256,487

 

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 20,096,053

※1 22,677,852

売上原価

※2 15,259,775

※2 17,401,416

売上総利益

4,836,277

5,276,436

販売費及び一般管理費

※3,※4 3,231,677

※3,※4 3,462,356

営業利益

1,604,599

1,814,079

営業外収益

 

 

 

受取利息

29,048

29,168

 

受取配当金

96,852

129,738

 

為替差益

43,664

48,363

 

持分法による投資利益

124,436

101,361

 

その他

36,613

25,791

 

営業外収益合計

330,615

334,423

営業外費用

 

 

 

支払利息

15,608

22,907

 

その他

1,623

1,544

 

営業外費用合計

17,231

24,452

経常利益

1,917,983

2,124,050

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※5 0

※5 298

 

投資有価証券売却益

5,818

-

 

子会社株式売却益

-

4,830

 

債務免除益

95,116

-

 

特別利益合計

100,935

5,129

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

※6 24

※6 3,550

 

固定資産売却損

※7 1

-

 

減損損失

-

※8 12,060

 

解体撤去費用

27,760

-

 

投資有価証券売却損

757

-

 

特別損失合計

28,543

15,610

税金等調整前当期純利益

1,990,375

2,113,569

法人税、住民税及び事業税

181,706

473,781

法人税等調整額

90,153

8,953

法人税等合計

271,860

464,827

当期純利益

1,718,515

1,648,741

非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△)

104,392

24,206

親会社株主に帰属する当期純利益

1,614,123

1,672,947

 

1  報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
 当社は、各拠点に製品・サービス別の事業本部を置き、各事業本部は、取り扱う製品・サービスについて包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
 従って、当社は、事業本部を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、「精糖」、「機能性素材」、「不動産」及び「その他食品」の4つを報告セグメントとしております。

各報告セグメントを構成する主要製品及びサービスは以下のとおりであります。

報告セグメント

主要製品及びサービス

精糖

精製糖、液糖、砂糖関連製品等

機能性素材

食品添加物、切花活力剤、機能性食品素材、天然添加物素材等

不動産

不動産賃貸等

その他食品

製パン等

 

①【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

2,674,549

3,657,170

 

 

受取手形

2,827

2,911

 

 

売掛金

※1 1,259,588

※1 1,461,114

 

 

有価証券

300,000

-

 

 

商品及び製品

573,447

718,741

 

 

仕掛品

139,161

128,566

 

 

原材料及び貯蔵品

1,042,668

1,410,039

 

 

前払費用

21,732

23,114

 

 

その他

※1 194,302

※1 456,449

 

 

短期貸付金

※1 1,055,500

※1 939,933

 

 

貸倒引当金

1,055

1,287

 

 

流動資産合計

7,262,721

8,796,751

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物(純額)

251,006

230,974

 

 

 

構築物(純額)

26,469

24,549

 

 

 

機械及び装置(純額)

21,199

15,266

 

 

 

車両運搬具(純額)

3,596

3,548

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

29,461

31,864

 

 

 

土地

※2 2,527,435

※2 2,527,435

 

 

 

建設仮勘定

76,549

-

 

 

 

有形固定資産合計

2,935,716

2,833,640

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

借地権

5,225

3,832

 

 

 

施設利用権

1,948

1,948

 

 

 

ソフトウエア

17,763

18,334

 

 

 

無形固定資産合計

24,937

24,115

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

5,529,223

6,080,833

 

 

 

関係会社株式

2,344,533

2,404,373

 

 

 

出資金

400

400

 

 

 

長期貸付金

※1 2,957,427

※1 2,040,076

 

 

 

その他

297,625

339,445

 

 

 

貸倒引当金

528,914

45,747

 

 

 

投資その他の資産合計

10,600,295

10,819,381

 

 

固定資産合計

13,560,949

13,677,137

 

資産合計

20,823,671

22,473,888

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

※1 404,055

※1 375,869

 

 

短期借入金

550,000

450,000

 

 

未払金

46,103

5,682

 

 

未払費用

※1 397,108

※1 408,961

 

 

未払法人税等

-

285,307

 

 

未払消費税等

12

-

 

 

前受金

※1 46,307

47,611

 

 

預り金

※1 7,740

9,065

 

 

賞与引当金

66,194

64,542

 

 

流動負債合計

1,517,522

1,647,040

 

固定負債

 

 

 

 

繰延税金負債

850,042

1,026,634

 

 

長期預り保証金

※1※2 388,430

※1※2 388,430

 

 

資産除去債務

27,219

39,547

 

 

債務保証損失引当金

47,880

54,896

 

 

その他

11,075

11,075

 

 

固定負債合計

1,324,647

1,520,583

 

負債合計

2,842,170

3,167,623

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

1,524,460

1,524,460

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

2,366,732

2,366,732

 

 

 

その他資本剰余金

52,930

52,930

 

 

 

資本剰余金合計

2,419,662

2,419,662

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

334,865

334,865

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

研究開発積立金

100,000

100,000

 

 

 

 

別途積立金

10,190,000

10,990,000

 

 

 

 

繰越利益剰余金

2,048,489

2,170,876

 

 

 

利益剰余金合計

12,673,354

13,595,741

 

 

自己株式

717,366

717,366

 

 

株主資本合計

15,900,111

16,822,498

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

2,081,389

2,483,766

 

 

評価・換算差額等合計

2,081,389

2,483,766

 

純資産合計

17,981,501

19,306,265

負債純資産合計

20,823,671

22,473,888

 

 

②【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 13,263,364

※1 14,340,117

売上原価

※1 10,357,271

※1 11,595,923

売上総利益

2,906,092

2,744,193

販売費及び一般管理費

※2 1,943,317

※2 1,902,508

営業利益

962,775

841,684

営業外収益

 

 

 

受取利息

28,794

43,301

 

有価証券利息

5

5

 

受取配当金

186,142

159,311

 

為替差益

40,247

64,664

 

貸倒引当金戻入益

391,080

483,166

 

債務保証損失引当金戻入益

17,609

-

 

その他

25,007

21,875

 

営業外収益合計

※1 688,888

※1 772,326

営業外費用

 

 

 

支払利息

3,476

2,621

 

貸倒引当金繰入額

12,104

-

 

債務保証損失引当金繰入額

-

7,015

 

その他

1,623

331

 

営業外費用合計

17,203

9,968

経常利益

1,634,460

1,604,042

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

0

512

 

投資有価証券売却益

5,818

-

 

貸倒引当金戻入益

443,296

-

 

子会社株式売却益

25,215

2,893

 

特別利益合計

474,331

3,405

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

※3 24

※3 0

 

減損損失

-

※4 12,060

 

解体撤去費用

27,760

-

 

投資有価証券売却損

757

-

 

債権放棄損

409,120

-

 

特別損失合計

437,662

12,060

税引前当期純利益

1,671,129

1,595,387

法人税、住民税及び事業税

102,387

324,751

法人税等調整額

95,317

825

法人税等合計

197,704

323,926

当期純利益

1,473,424

1,271,461