株式会社ロック・フィールド

ROCK FIELD CO.,LTD.
神戸市東灘区魚崎浜町15番地2
証券コード:29100
業界:食料品
有価証券報告書の提出日:2023年7月27日

(1)連結経営指標等

回次

第47期

第48期

第49期

第50期

第51期

決算年月

2019年4月

2020年4月

2021年4月

2022年4月

2023年4月

売上高

(百万円)

50,978

47,667

43,762

47,119

49,970

経常利益

(百万円)

2,461

591

1,271

2,185

1,564

親会社株主に帰属する       当期純利益

(百万円)

1,732

193

1,165

1,380

1,078

包括利益

(百万円)

1,680

145

1,227

1,415

1,128

純資産額

(百万円)

28,492

27,801

28,187

29,082

29,159

総資産額

(百万円)

34,629

33,324

35,318

36,502

36,046

1株当たり純資産額

(円)

1,072.52

1,046.15

1,060.38

1,093.75

1,096.30

1株当たり当期純利益

(円)

65.21

7.27

43.84

51.92

40.56

潜在株式調整後     1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

82.3

83.4

79.8

79.7

80.9

自己資本利益率

(%)

6.2

0.7

4.2

4.8

3.7

株価収益率

(倍)

24.40

179.75

35.11

27.35

37.43

営業活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

3,330

2,481

2,763

3,421

2,213

投資活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

1,081

3,363

2,499

1,014

1,078

財務活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

1,210

331

733

1,309

1,836

現金及び現金同等物の      期末残高

(百万円)

14,042

13,483

13,018

14,124

13,423

従業員数

(人)

1,585

1,593

1,557

1,578

1,573

[外、平均臨時雇用者数]

[2,994]

[2,825]

[2,588]

[2,700]

[2,687]

(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益は、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第50期の期首から適用してお

り、第50期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

第47期

第48期

第49期

第50期

第51期

決算年月

2019年4月

2020年4月

2021年4月

2022年4月

2023年4月

売上高

(百万円)

50,827

47,508

43,578

46,870

49,755

経常利益

(百万円)

2,495

619

1,309

2,192

1,611

当期純利益

(百万円)

1,766

221

1,051

1,387

1,126

資本金

(百万円)

5,544

5,544

5,544

5,544

5,544

発行済株式総数

(千株)

26,788

26,788

26,788

26,788

26,788

純資産額

(百万円)

28,577

27,926

28,187

29,075

29,198

総資産額

(百万円)

34,703

33,442

35,306

36,459

36,065

1株当たり純資産額

(円)

1,075.70

1,050.82

1,060.38

1,093.49

1,097.76

1株当たり配当額

(円)

32.00

32.00

20.00

40.00

22.00

(うち1株当たり中間配当額)

(9.00)

(9.00)

(9.00)

(9.00)

(9.00)

1株当たり当期純利益

(円)

66.49

8.34

39.56

52.18

42.34

潜在株式調整後       1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

82.3

83.5

79.8

79.7

81.0

自己資本利益率

(%)

6.3

0.8

3.7

4.8

3.9

株価収益率

(倍)

23.93

156.65

38.90

27.22

35.85

配当性向

(%)

48.1

383.5

50.6

76.7

52.0

従業員数

(人)

1,550

1,555

1,518

1,539

1,524

[外、平均臨時雇用者数]

[2,994]

[2,825]

[2,588]

[2,700]

[2,687]

株主総利回り

(%)

77.6

65.5

77.6

73.8

79.5

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(93.2)

(86.6)

(114.6)

(117.4)

(130.7)

最高株価

(円)

2,089

1,658

1,764

1,824

1,619

最低株価

(円)

1,463

1,040

1,206

1,372

1,351

 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.第50期の1株当たり配当額には、創業50周年記念配当20円が含まれております。

3.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所(プライム市場)におけるものであり、それ以前は東京証券取引所(市場第一部)におけるものであります。

4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第50期の期首から適用してお

り、第50期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2【沿革】

1972年6月

株式会社ロック・フィールドを資本金300万円で設立。本店を神戸市生田区元町通2丁目95番地(現神戸市中央区元町通2丁目4番1号)に設置。惣菜の製造販売業を開始。

 

大丸と取引開始、神戸店に第1号店を出店。

1973年7月

髙島屋と取引開始、大阪店に出店。大阪地区進出。

1980年3月

髙島屋横浜店に出店。関東地区進出。

1980年11月

神戸工場第1工場を神戸市東灘区に開設。

1982年11月

神戸工場にハム・ソーセージ類の増産を目的として第2工場を増設。

1985年6月

神戸工場第2工場にサラダ工場を増設、サラダの量産開始。

1985年10月

スモークサーモン等の生産能力を増強するために神戸工場に第3工場を増設。

1986年4月

経営基盤強化のため、関係会社コウベデリカテッセン(株)を吸収合併。

1986年5月

子会社 (株)コウベデリカテッセンを設立。

1989年4月

コロッケ専門店「神戸コロッケ」1号店を神戸市中央区に出店。

1991年3月

大阪証券取引所市場第二部特別指定銘柄に株式上場。

1991年5月

サラダ・コロッケ等の生産能力を増強するために静岡ファクトリーを静岡県磐田郡豊岡村(現磐田市)に開設。

1991年6月

カリー元年新発売。

1992年5月

基幹ブランド「RF1」創設。

1996年1月

大阪証券取引所市場第二部に指定。

1999年8月

神戸・静岡・玉川の3ファクトリー同時に環境ISO14001の認証取得。

2000年2月

資本金55億4,416万円に増資、同時に東京証券取引所市場第一部に上場、大阪証券取引所市場第一部に指定。

2000年5月

静岡ファクトリー第2棟増設、ファクトリーパーク竣工。

2001年1月

アジアをテーマとしたそうざい店舗「融合」1号店を東京都立川市に出店。

2003年2月

フレッシュジュース専門店「ベジテリア」1号店を名古屋市中村区に出店。

2003年11月

首都圏への商品供給強化を目的とした玉川SPSファクトリーを川崎市高津区に開設。

2004年10月

神戸ヘッドオフィス/神戸ファクトリーを神戸市東灘区魚崎浜町15番地2に開設。

2005年9月

和そうざい店舗「いとはん」1号店を大阪市北区に出店。

2009年4月

静岡ファクトリー第3棟増設。

2010年3月

セレクトショップ「グリーン・グルメ」1号店を東京都豊島区に出店。

2012年8月

子会社 岩田(上海)餐飲管理有限公司を設立。

2017年9月

「RF1オンラインショップ(現ロック・フィールド オンラインショップ)」開設。

2018年1月

企画開発拠点であるクリエイション・ラボを神戸ヘッドオフィス内に開設。

2020年10月

静岡ファクトリー第4棟増設。

2020年11月

ロック・フィールド メンバーズ会員サイトリニューアル。

ロック・フィールド オンラインショップへ改称。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

2022年6月

創業50周年。「コーポレートシンボルマーク」と「ビジョン2030」を制定。

2022年10月

冷凍食品ブランド「RFFF(ルフフフ)」創設。

2023年4月

「RF1」140店舗、「グリーン・グルメ」70店舗、「いとはん」32店舗、「神戸コロッケ」36店舗、「融合」9店舗、「ベジテリア」23店舗となる。

3【事業の内容】

 当社の企業集団は、当社と子会社2社で構成され、惣菜の製造・販売を行っております。
 販売業態といたしましては、サラダ、フライ、料理等の洋惣菜を中心とした基幹ブランド「RF1(アール・エフ・ワン)」、当社ブランドのセレクトショップ「グリーン・グルメ」、日本の食文化をさらだを中心に提案する和そうざいブランド「いとはん」、素材と製法にこだわったコロッケを中心としたブランド「神戸コロッケ」、アジア料理を専門とした惣菜ブランド「融合」、野菜や果物を手軽に摂れるフレッシュジュースとスープのブランド「ベジテリア」を展開しております。
 連結子会社である岩田(上海)餐飲管理有限公司は中国上海市で惣菜の製造・販売を行っております。

 なお、当社グループは惣菜事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

 事業の系統図は次のとおりであります。

0101010_001.png

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業の内容

議決権の

所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 岩田(上海)餐飲管理有限公司

 中国上海市

 

600

 

惣菜の製造・販売

 

100

 

当社商標を使用して、惣菜の製造・販売を行っている。

役員の兼任あり。

(注)1.2023年3月28日付にて、当社が岩田(上海)餐飲管理有限公司に追加出資したことにより、同社の資本金

     は100百万円増加しております。

   2.特定子会社に該当しております。

 

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

2023年4月30日現在

従業員数(人)

1,573

2,687

(注)1.従業員数は就業人数であり、臨時従業員数(パートタイマー、アルバイト)は期中平均雇用人数(8時間換算)を( )内に外数で記載しております。

2.当社グループは、惣菜事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2023年4月30日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

1,524

2,687

38.6

14.7

4,920,128

(注)1.従業員数は就業人数であり、臨時従業員数(パートタイマー、アルバイト)は期中平均雇用人数(8時間換算)を( )内に外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.当社は、惣菜事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。

(3)労働組合の状況

 労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

  ①提出会社

当事業年度

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注)1

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注)2

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1.3.4

全労働者

うち正規雇用労働者

(注)5

うちパート・有期労働者

(注)6

11.0

45.5

62.9

74.4

90.6

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3.男女の賃金差は、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しております。賃金は、基本給、超過労働(時間外労働、休日労働及び深夜労働)に対する報酬、賞与を含んでおります。

4.当社では全労働者について人事制度や各種規程等において賃金に関わる男女差は設けておりません。また採用、昇給、教育の機会においても男女差は設けておりません。

5.正規雇用労働者においては役割に基づく賃金(職群ランク)と功績の積み上げに基づく賃金(功績ステージ)による2つの賃金テーブルを設けております。職群ランクと功績ステージにおける男女の人数分布に差があるため、賃金差が生じております。

6.パート労働者は、労働者の人員数について労働時間を基に換算し算出しております。

 

  ②連結子会社

   連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、

  介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の

  対象ではないため、記載を省略しております。

 

3【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)事業運営に関するリスク

 

①マーケットの変化と市場創造について

当社グループは、創業以来、生活者の潜在的なニーズを掘り起こすための商品企画開発力を磨き、まだ世にない商品・サービスを提案し続け、「惣菜」を世の中に拡げてきました。一方、食品業界は消費者の嗜好や需要の変化に敏感であり、新たな食のトレンドや業界の垣根を越えた競争が激化するとともに、新型コロナウイルス感染症をきっかけとした生活者の行動や意識の変化により消費者ニーズが多様化するなど、国内マーケットは急激に変化しております。これらの環境変化に迅速に対応できない場合、競争力やブランド力の低下が生じ、当社グループの業績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループはこれらのリスクに対応するため、生活者の変化や食のトレンドを先読みし、「惣菜」を通して価値を提供することで、市場を創造する商品企画開発力を強化してまいります。

 

②出店施策について

当社グループは、百貨店や駅・駅ビルを中心にブランド別の店舗展開を行っております。今後も出店先の各種条件を勘案し、百貨店、駅・駅ビル等への積極的な店舗展開を行っていく方針です。しかし、日本国内における景気の変動やそれに伴う消費動向の変化などにより、経営効率の改善等を目的として不採算店舗の撤退やブランド再構築のための業態変更・統合を行うことも予想されます。このような場合、一時的に退店費用等の多額の損失が発生する可能性があり、当社グループの経営成績と財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループはこれらのリスクに対応するため、市場の動向を把握しながら、新型コロナウイルス感染症の影響後も活況がみられる生活圏立地への新規出店や、オンラインショップ、外販(卸)の取引拡大等、生活者の変化に応じた販売・出店施策を推進し、出店立地に応じたブランドの活用を通じて、出店地域でのシェア拡大と利益の最大化に取り組んでまいります。

 

③原材料の調達について

当社グループは、野菜をはじめとする農産物、水産物、畜産物など、多くの自然の恵みによって支えられています。特にサラダの原材料である野菜に関しては、国内の契約農家や生産者との長年の取組みを通じて、信頼関係に基づく安定的な調達体制を築いてきました。しかし、担い手不足に加え、近年では異常気象や自然災害(台風、干ばつ、洪水など)の発生が多発しており、これらが収穫量や品質に大きな影響を及ぼすことで、原材料の供給不足や品質低下が生じ、商品の生産や供給に支障をきたす可能性があります。

当社グループはこれらのリスクに対応するため、引き続き契約農家や生産者との信頼関係を築いていくとともに、新たな調達産地の開拓や複数の調達ルートを確保することで、質と量の両面において、安定した原材料の調達に取り組んでおります。

また、牛肉や魚介類等の一部の原材料は輸入しており、世界的な食糧獲得競争の激化による原材料価格の上昇や、地政学的リスクによる輸送の停滞が発生することで、原材料の供給不安や調達コストの上昇が予想されます。

当社グループはこれらのリスクに対応するため、国際情勢や世界経済の動向を注視しながら、生販一体のビジネスモデルの強みを活かした先行調達による調達リスクの軽減や、一部の輸入原材料を国産化する取り組みを推進することで、柔軟かつ適切に対応できる調達体制の構築を進めております。

 

④食の安心・安全の確保について

当社グループは、「安心・安全」を価値観に据え、お客様が安心してご利用いただける惣菜を提供するため、品質保証部による法定の食品衛生検査はもとより、HACCPに沿った衛生管理を徹底しております。また、原材料のトレーサビリティや残留農薬の自主検査等を強化し、安全性と信頼性の確保に努めております。しかしながら、食中毒の発生や期限表示の誤りなど、安全性に問題が発生した場合、お客様の信頼を失い、ブランドイメージの毀損や、店舗の営業停止に伴う売上・利益の減少、商品回収に伴う費用が発生する可能性があります。

当社グループはこれらのリスクに対応するため、品質保証部による定期的な監査を通じて取引先の衛生管理や表示管理体制を確認するとともに、購買本部と取引先との連携により、有事に速やかに対応できる協力体制の構築に取り組んでおります。

⑤人材の確保について

当社グループの惣菜事業は労働集約型の産業であり、従業員は経営を支える柱であります。特に、店舗及びファクトリーでは6,593名(2023年4月30日時点)のパート従業員を雇用しており、今後、少子高齢化が進む中で人材確保が重要な課題であると認識しております。人材の確保が困難な状況に陥った場合、新規出店や生産量の抑制、時給上昇による人件費の増加等が発生し、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、パートタイム労働者の処遇改善に関する法改正が行われた場合、企業側が負担する人件費の増加や対応の遅れによる法令違反の可能性があります。

当社グループはこれらのリスクに対応するため、販売店舗や生産ラインの生産性向上、機械化・少人化への取り組みを継続するとともに、子育て世帯をサポートする企業内保育室の運営等、労働環境の改善や柔軟な働き方を可能にする取り組みを行うとともに、労働関係法令の遵守を確保するための社内体制を整備しております。

 

⑥商品・原材料の配送について

当社グループの惣菜事業は全国の店舗に365日、日配でチルド商品を配送しており、異常気象や交通事故等の要因により、配送遅延や商品の破損等の問題が発生し、商品が店舗に届かないリスクが存在します。また、2024年問題によるドライバーの就業規制の厳格化により、ドライバー不足による納品への影響や人件費の高騰による運賃の上昇が予想されます。

当社グループはこれらのリスクに対応するため、継続的に取引先との連携を強化し協働を図りながら、配送条件等の見直しや積載率及び運行効率の向上等に取り組むことで、安定した供給体制の整備を進めております。

 

(2)経営基盤に関するリスク

 

①気候変動・自然災害について

 近年、異常気象による自然災害は、頻発化・激甚化しております。当社グループの主要な生産拠点である神戸や静岡、また主要な販売拠点である首都圏や関西地区等において大規模な自然災害が発生した場合、生産ラインの中断や販売店舗の休業による売上減少、建物・設備の修繕等に伴うコスト増加のリスクがあります。さらに、原材料の産地において水災や風災等の被害が発生した場合、調達価格の上昇や供給不足といったリスクが生じる可能性があります。また、気候変動に対する政策や法的規制の強化、温室効果ガスの排出に関連する法的規制の強化や新たな税制の導入によるコストの増加により、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 当社グループはこれらのリスクに対応するため、有事の際には被災したファクトリーの製品を他のファクトリーでも生産できる相互補完的な体制の構築や、ECや外販(卸)等の強化による販路の多様化を目指しております。また、天候不順等による調達リスクを極小化するために、調達地域の分散や原材料の計画的な調達に積極的に取り組んでおります。さらに、当社グループでは風力発電や太陽光発電の設置、非化石燃料電源やカーボンニュートラルLNGの導入、環境配慮型の包装資材への切り替え等、温室効果ガス排出抑制に向けた取り組みを推進しております。

 

②感染症等によるパンデミックの発生について

当社グループは、百貨店や駅・駅ビルなどの商業施設で店舗展開を行っており、これらの施設では、新型コロナウイルス感染症が拡大した際には、緊急事態宣言の発出により、臨時休業や営業時間の短縮といった制限を受ける状況に直面しました。感染症の国内での拡大や、社内でのクラスター発生といったリスクが生じた場合、関連する事業所や生産ライン、または販売店舗を一時閉鎖する必要が生じ、事業継続が困難になる可能性があります。

 当社グループはこれらのリスクに対応するため、感染症が拡大し、パンデミックに陥った場合に備え、危機管理規程に基づく対策本部の設置を定め、適切な管理体制を構築しております。また、従業員の安全と健康を最優先に考え、適切な対応を徹底することや、感染者が発生した場合の事業継続計画(BCP)対策等を通じて、影響を最小限に抑える取り組みを行っております。

 

③情報セキュリティについて

当社グループは、会員サイト「ロック・フィールドメンバーズ」を運営し、多数の会員の個人情報を保持しております。これらの個人情報や会社の機密情報等の重要な情報の紛失、漏洩、改ざん等を防止するため、システムを含め、情報管理において適切なセキュリティ対策を実施しております。しかし、自然災害やコンピュータウイルス感染、サイバー攻撃等の予期しない事態により、情報システムが崩壊し、停止または一時的な混乱が生じる可能性や、顧客情報を含む内部情報の紛失、漏洩、改ざんのリスクが存在します。これらの事態が発生した場合、営業活動に支障をきたすだけでなく、個人情報流出等による企業価値の毀損を招き、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 当社グループではこれらのリスクに対応するため、復旧用サーバーをクラウド環境に設置し、自然災害等によるシステム停止を回避しております。また、サイバー攻撃への具体的な対策を強化するためにペネトレーションテストを実施し、強化すべきポイントを明らかにし、セキュリティ対策を検討しております。また、セキュリティ対応方針を整理するためにハード・ソフト対策のみならず使用方法・教育を含めたセキュリティポリシーを策定し、優先順位を決めて、より効果的な対策を実施してまいります。

 

④サプライチェーンにおける人権リスクについて

当社グループの惣菜事業では、原材料の調達から生産、物流、販売まで、多くの人々が関与しており、企業の社会的責任を果たすためにはサプライチェーン全体で人権に関するリスクを管理することが重要であると考えております。これまで、取引先との関係におきましては、下請法やパートナーシップ構築宣言の遵守等、公平かつ公正な取引を推進し、また従業員との関係におきましては、従業員ホットラインの設置等、安心して働ける環境の整備に取り組んでまいりました。また、日本でもサステナビリティ経営の一環として、ビジネスにおける人権が重要な課題と認識されるようになり、2022年9月に経済産業省が公表した「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」により、企業が遵守すべき行動が具体的に示されました。これらガイドラインに沿った適切な取り組みをしない場合、お客様からの信頼を失うリスクが存在します。

当社グループではこのようなリスクに対応するため、「責任あるサプライチェーン等における人権尊重のためのガイドライン」で求められている人権方針を2023年6月に策定しました。併せて調達方針を策定し、取引先からの通報・相談のホットラインを開設しました。今後は、人権リスクや人権へのマイナスの影響を調査・評価し、それらを予防・軽減・是正する取り組みを進めてまいります。

 

⑤法的規制のリスクについて

当社グループの惣菜事業に関する主たる法的規制は「食品衛生法」「食品表示法」「水質汚濁法」「製造物責任法(PL法)」「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律(食品リサイクル法)」等が関係しております。これらの法的規制が強化されたり、予期しない新たな法的規制が導入された場合、設備投資等の新たな費用が発生・増加することが予想され、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループはこれらのリスクに対応するため、適用される法改正に関する情報収集に取り組むとともに、食品衛生や環境に関する法定基準に加えて、自社基準をより厳格に設定し運営を行うことで、法的規制による予期せぬ費用の発生を最小限に抑える取り組みを行っております。

5【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

2【主要な設備の状況】

(1)提出会社

2023年4月30日現在

 

事業所名

(所在地)

設備の

内容

帳簿価額

従業

員数

(人)

土地

(百万円)

(面積㎡)

建物及び

構築物

(百万円)

機械装置

及び運搬具

(百万円)

リース

資産

(百万円)

その他

(百万円)

合計

(百万円)

神戸ヘッドオフィス

神戸ファクトリー

神戸託児所

(神戸市東灘区)

惣菜製造設備

統括業務施設

福利厚生施設

1,126

(23,350)

2,994

331

0

118

4,571

412

静岡ファクトリー

静岡託児所

(静岡県磐田市)

惣菜製造設備

福利厚生施設

1,195

(76,288)

5,014

932

41

7,185

157

玉川ファクトリー

(川崎市高津区)

惣菜製造設備

595

(2,757)

680

83

11

1,370

57

東京オフィス

(東京都中央区)

統括業務施設

45

5

51

102

RF1

阪神梅田店

他139店舗

販売設備

173

321

183

678

438

グリーン・グルメ

アトレヴィ三鷹店

他69店舗

同上

232

167

71

471

156

いとはん

大丸東京店

他31店舗

同上

19

43

19

82

61

神戸コロッケ

髙島屋横浜店

他35店舗

同上

12

(38)

35

24

17

89

26

融合

髙島屋玉川店

他8店舗

同上

2

14

4

21

17

ベジテリア

髙島屋JR名古屋店

他22店舗

同上

0

0

4

5

16

   (注)1.帳簿価額のうち「その他」は工具、器具及び備品であり、建設仮勘定は含まれておりません。

2.従業員数にはパートタイマー及びアルバイトを含んでおりません。

  3.当社は惣菜事業の単一セグメントであるため、セグメントの名称については省略しております。

 

(2)在外子会社

  重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

60,000,000

60,000,000

①【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

②【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年4月30日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満 

株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

-

20

22

186

62

18

22,232

22,540

-

所有株式数(単元)

-

64,871

3,388

48,546

8,603

67

142,256

267,731

15,648

所有株式数の割合(%)

-

24.23

1.27

18.13

3.21

0.03

53.13

100.0

-

(注)1.自己株式数190,901株は、「個人その他」に1,909単元及び「単元未満株式の状況」に1株を含めて記載しております。

2.「その他の法人」の中には証券保管振替機構名義の株式が24単元含まれております。

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年4月30日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

株式会社岩田 

兵庫県芦屋市大原町17-18

2,300

8.64

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2-11-3

1,784

6.70

ロック・フィールド取引先持株会

神戸市東灘区魚崎浜町15-2

 

1,451

5.45

明治安田生命保険相互会社

(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)

東京都千代田区丸の内2-1-1

(東京都中央区晴海1-8-12)

 

1,312

4.93

株式会社四国銀行

(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)

高知県高知市南はりまや町1-1-1

(東京都中央区晴海1-8-12)

1,242

4.67

岩田 弘三

兵庫県芦屋市

784

2.94

ロック・フィールド社員持株会

神戸市東灘区魚崎浜町15-2

597

2.24

三菱HCキャピタル株式会社

東京都千代田区丸の内1-5-1

482

1.81

株式会社みなと銀行

神戸市中央区三宮町2-1-1

413

1.55

東京海上日動火災保険株式会社

東京都千代田区大手町2-6-4

412

1.55

10,780

40.53

(注)1. 株式会社岩田は、当社取締役名誉会長 岩田弘三が株式の100%を保有する会社であります。

   2.上記の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は次のとおりであります。

      日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)                 1,784千株

 

 

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年4月30日)

当連結会計年度

(2023年4月30日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

14,524

13,823

売掛金

4,223

4,401

製品

68

66

仕掛品

108

125

原材料及び貯蔵品

626

761

その他

201

220

貸倒引当金

5

流動資産合計

19,747

19,399

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物

21,714

22,140

減価償却累計額

12,223

12,925

建物及び構築物(純額)

※2 9,491

※2 9,214

機械装置及び運搬具

4,987

5,134

減価償却累計額

3,496

3,787

機械装置及び運搬具(純額)

1,491

1,347

土地

※2 2,948

※2 2,948

リース資産

868

1,042

減価償却累計額

434

467

リース資産(純額)

434

574

建設仮勘定

2

18

その他

3,109

3,196

減価償却累計額

2,632

2,704

その他(純額)

476

492

有形固定資産合計

14,844

14,594

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

202

241

その他

19

56

無形固定資産合計

222

297

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

※1 368

※1 413

差入保証金

632

654

繰延税金資産

216

271

その他

494

439

貸倒引当金

23

23

投資その他の資産合計

1,688

1,755

固定資産合計

16,755

16,647

資産合計

36,502

36,046

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年4月30日)

当連結会計年度

(2023年4月30日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

1,268

1,190

1年内返済予定の長期借入金

※2 540

※2 840

リース債務

213

250

未払金

1,075

1,192

未払費用

1,405

1,469

未払法人税等

643

225

賞与引当金

723

784

その他

62

※3 161

流動負債合計

5,933

6,115

固定負債

 

 

長期借入金

※2 1,040

※2 200

リース債務

278

400

資産除去債務

168

171

固定負債合計

1,486

772

負債合計

7,420

6,887

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

5,544

5,544

資本剰余金

5,878

5,882

利益剰余金

17,689

17,704

自己株式

183

176

株主資本合計

28,927

28,954

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

84

132

為替換算調整勘定

70

71

その他の包括利益累計額合計

154

204

純資産合計

29,082

29,159

負債純資産合計

36,502

36,046

【連結損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2021年5月1日

 至 2022年4月30日)

当連結会計年度

(自 2022年5月1日

 至 2023年4月30日)

売上高

47,119

49,970

売上原価

19,849

21,545

売上総利益

27,269

28,425

販売費及び一般管理費

※1,※2 25,114

※1,※2 26,924

営業利益

2,155

1,500

営業外収益

 

 

受取配当金

9

11

保険配当金

11

17

助成金収入

0

10

その他

24

35

営業外収益合計

45

74

営業外費用

 

 

支払利息

8

6

解約違約金

1

為替差損

3

1

その他

1

3

営業外費用合計

15

10

経常利益

2,185

1,564

特別損失

 

 

減損損失

※3 89

※3 17

特別損失合計

89

17

税金等調整前当期純利益

2,095

1,546

法人税、住民税及び事業税

776

520

法人税等調整額

60

52

法人税等合計

715

467

当期純利益

1,380

1,078

非支配株主に帰属する当期純利益

親会社株主に帰属する当期純利益

1,380

1,078

①【貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年4月30日)

当事業年度

(2023年4月30日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

14,458

13,698

売掛金

4,179

4,380

製品

68

66

仕掛品

108

125

原材料及び貯蔵品

623

758

前払費用

150

163

その他

49

54

貸倒引当金

5

流動資産合計

19,633

19,248

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

※1 9,176

※1 8,907

構築物

※1 315

※1 306

機械及び装置

1,463

1,327

車両運搬具

27

19

工具、器具及び備品

465

480

土地

※1 2,948

※1 2,948

リース資産

434

574

建設仮勘定

2

18

有形固定資産合計

14,833

14,582

無形固定資産

 

 

商標権

0

36

ソフトウエア

202

241

電話加入権

19

19

無形固定資産合計

222

297

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

255

300

関係会社株式

113

113

関係会社出資金

98

198

長期前払費用

384

337

差入保証金

619

641

繰延税金資産

216

271

その他

※2 114

※2 106

貸倒引当金

31

31

投資その他の資産合計

1,770

1,937

固定資産合計

16,826

16,817

資産合計

36,459

36,065

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年4月30日)

当事業年度

(2023年4月30日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

1,254

1,180

1年内返済予定の長期借入金

※1 540

※1 840

リース債務

213

250

未払金

1,053

1,183

未払費用

1,405

1,469

未払法人税等

643

225

預り金

56

60

賞与引当金

723

784

その他

5

100

流動負債合計

5,897

6,095

固定負債

 

 

長期借入金

※1 1,040

※1 200

リース債務

278

400

資産除去債務

168

171

固定負債合計

1,486

772

負債合計

7,383

6,867

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

5,544

5,544

資本剰余金

 

 

資本準備金

5,861

5,861

その他資本剰余金

17

21

資本剰余金合計

5,878

5,882

利益剰余金

 

 

利益準備金

179

179

その他利益剰余金

 

 

配当準備積立金

100

100

別途積立金

6,396

6,396

固定資産圧縮積立金

243

216

繰越利益剰余金

10,833

10,922

利益剰余金合計

17,752

17,815

自己株式

183

176

株主資本合計

28,991

29,065

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

84

132

評価・換算差額等合計

84

132

純資産合計

29,075

29,198

負債純資産合計

36,459

36,065

②【損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(自 2021年5月1日

 至 2022年4月30日)

当事業年度

(自 2022年5月1日

 至 2023年4月30日)

売上高

46,870

49,755

売上原価

19,708

21,392

売上総利益

27,162

28,362

販売費及び一般管理費

25,003

26,815

営業利益

2,158

1,547

営業外収益

 

 

受取利息及び受取配当金

9

11

保険配当金

11

17

助成金収入

0

10

その他

21

33

営業外収益合計

42

72

営業外費用

 

 

支払利息

8

6

その他

0

2

営業外費用合計

9

8

経常利益

2,192

1,611

特別損失

 

 

減損損失

89

17

特別損失合計

89

17

税引前当期純利益

2,102

1,593

法人税、住民税及び事業税

776

520

法人税等調整額

60

52

法人税等合計

715

467

当期純利益

1,387

1,126