ニッポン高度紙工業株式会社

NIPPON KODOSHI CORPORATION
高知市春野町弘岡上648番地
証券コード:38910
業界:パルプ・紙
有価証券報告書の提出日:2023年6月22日

(1)連結経営指標等

回次

第89期

第90期

第91期

第92期

第93期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

14,373,323

13,099,452

15,918,459

18,074,074

17,586,806

経常利益

(千円)

1,313,079

970,703

2,796,333

4,232,736

3,532,860

親会社株主に帰属する当期純利益

(千円)

1,495,140

691,281

2,006,168

2,918,854

2,468,380

包括利益

(千円)

1,600,834

672,626

2,105,646

3,004,063

2,543,716

純資産額

(千円)

14,252,958

14,710,451

16,600,576

19,331,770

21,572,288

総資産額

(千円)

22,482,901

22,304,884

25,025,487

26,163,392

30,629,605

1株当たり純資産額

(円)

1,325.03

1,367.56

1,543.30

1,796.35

2,002.65

1株当たり当期純利益

(円)

139.00

64.27

186.50

271.26

229.20

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

63.4

66.0

66.3

73.9

70.4

自己資本利益率

(%)

11.0

4.8

12.8

16.2

12.0

株価収益率

(倍)

10.8

14.0

16.7

8.2

8.6

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

1,417,583

2,438,946

3,219,249

2,907,781

685,311

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

524,739

1,060,159

988,771

1,837,499

3,599,596

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

1,065,358

933,150

541,319

1,255,745

2,575,417

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

1,355,326

1,792,679

4,540,565

4,435,937

4,224,035

従業員数

(人)

440

440

444

443

479

 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第92期の期首から適用しており、第92期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

第89期

第90期

第91期

第92期

第93期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

13,273,472

12,795,765

14,607,501

18,074,074

17,586,806

経常利益

(千円)

1,279,945

958,784

2,530,824

4,196,720

3,510,736

当期純利益

(千円)

1,544,960

626,555

1,822,727

2,891,565

2,453,961

資本金

(千円)

2,241,749

2,241,749

2,241,749

2,241,749

2,241,749

発行済株式総数

(株)

10,953,582

10,953,582

10,953,582

10,953,582

10,953,582

純資産額

(千円)

14,073,496

14,444,882

16,084,991

18,695,901

20,862,868

総資産額

(千円)

21,116,294

20,857,511

24,367,587

25,454,458

29,749,186

1株当たり純資産額

(円)

1,308.35

1,342.87

1,495.37

1,737.27

1,936.79

1株当たり配当額

(円)

20.00

20.00

22.00

30.00

50.00

(内1株当たり中間配当額)

(10.00)

(10.00)

(10.00)

(15.00)

(15.00)

1株当たり当期純利益

(円)

143.63

58.25

169.45

268.72

227.87

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

66.6

69.3

66.0

73.4

70.1

自己資本利益率

(%)

11.5

4.4

11.9

16.6

12.4

株価収益率

(倍)

10.5

15.4

18.4

8.3

8.6

配当性向

(%)

13.9

34.3

13.0

11.2

21.9

従業員数

(人)

387

385

384

384

401

株主総利回り

(%)

51.3

31.6

106.7

78.0

71.1

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

3,230

1,722

3,440

4,250

2,361

最低株価

(円)

1,426

868

819

1,795

1,770

 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第92期の期首から適用しており、第92期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

3.最高・最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所スタンダード市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであります。

 

2【沿革】

年月

事項

1941年8月

ビスコース加工紙「高度紙」の製造および販売を目的として、高知市にニッポン高度紙工業株式会社を設立

1943年4月

電解コンデンサ用セパレータの生産を開始

1954年11月

1号抄紙機を設置し、「機械抄き」タイプの電解コンデンサ用セパレータの生産を開始

1961年11月

2号抄紙機を設置し、日本で初めて二重紙の生産を開始

1963年4月

電解コンデンサ用セパレータの輸出(中国、台湾、ブラジル等)を開始

1966年3月

3号抄紙機運転開始

1968年8月

高知県高知市春野町にて春野工場(現:本社工場)操業開始、5号抄紙機運転開始

1969年8月

6号抄紙機運転開始

1971年10月

本社を高知県高知市春野町に移転

1971年12月

7号抄紙機運転開始

1972年8月

本州製紙㈱(現:王子エフテックス㈱)と電解コンデンサ用セパレータについて業務提携

1976年4月

低インピーダンス電解コンデンサ用セパレータを開発

1977年8月

アルカリマンガン乾電池用セパレータを開発

1985年3月

8号抄紙機運転開始

1987年3月

耐熱性樹脂「ソクシール」の製造設備を設置、機能性樹脂の事業活動開始

1987年5月

不織布製造設備を設置

1988年1月

10号抄紙機運転開始

1989年4月

無水銀アルカリ電池用セパレータを開発

1992年6月

高知県安芸市にて安芸工場操業開始、11号抄紙機運転開始

1992年12月

ニッケル水素電池用セパレータを開発

1995年8月

12号抄紙機運転開始

1996年2月

日本証券業協会に店頭登録

2000年6月

回路基板(FPC)新工場を建設

2001年8月

N-1号抄紙機運転開始

2002年6月

マレーシアに現地法人NIPPON KODOSHI KOGYO(MALAYSIA)SDN.BHD.(現・連結子会社)を設立

2003年7月

中国・蘇州に合弁会社蘇州萬旭光電通信有限公司を設立(2013年4月に当社出資持分を譲渡)

高知県安芸市の山林240haを水源涵養保安林として取得

 2004年8月

高知県南国市にて南国工場操業開始

2004年12月

ジャスダック証券取引所に株式を上場

2009年5月

リチウムイオン電池用セパレータ市場に本格参入

2012年3月

高知県J-VER制度の認証を民間企業として初取得

2012年10月

鳥取県米子市にて米子工場操業開始、R-1号抄紙機運転開始

2013年7月

東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

2016年1月

フィリピンのパルプ製造会社Albay Agro-Industrial Development Corporationを買収(2018年6月に当社保有全株式を譲渡)

2019年12月

多様な生態系の保全を目的に、民間企業として全国初の「緑の回廊」協定を森林管理局と締結

2020年3月

経済産業省と東京証券取引所が選定する「健康経営銘柄」に初選定

2022年4月

東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

2023年4月

NKKソリューションズ株式会社を設立

3【事業の内容】

 当社グループは、当社および連結子会社1社で構成されており、アルミ電解コンデンサのセパレータとして使用されるアルミ電解コンデンサ用セパレータおよび電池のセパレータ等として使用される機能材の製造・販売を主事業としております。

 

 事業の系統図は次のとおりです。

0101010_001.png

 

4【関係会社の状況】

  連結子会社

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の所有割合

(%)

関係内容

NIPPON KODOSHI

KOGYO(MALAYSIA)

SDN.BHD.

(注)2

マレーシア国

ジョホール州

9,649

千リンギット

セパレータ事業

100.0

当社製品の裁断加工

役員の兼任 2名

役員の派遣 1名

銀行借入等に対する債務保証あり

 (注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.特定子会社に該当しております。

 

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

セパレータ事業

425

全社(共通)

54

合計

479

 (注)1.従業員数は就業人員数(当社グループからグループ外への出向者を除く。)であり、従業員数には臨時従業員14人を含んでおりません。

2.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門および研究開発部門に所属しているものであります。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

401

44.8

22.0

7,975

 

セグメントの名称

従業員数(人)

セパレータ事業

347

全社(共通)

54

合計

401

 (注)1.従業員数は就業人員数(当社から社外への出向者を除く。)であり、従業員数には臨時従業員14人を含んでおりません。

2.平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでおります。

3.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門および研究開発部門に所属しているものであります。

(3)労働組合の状況

 当社の労働組合は、ニッポン高度紙労働組合と称し、上部団体は日本紙パルプ紙加工産業労働組合連合会に所属しており、2023年3月31日現在の組合員数は353人であります。

 労使関係は、円滑に推移し良好であります。

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

① 提出会社

当事業年度

補足説明

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注)1.

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注)2.

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1.

全労働者

社員

契約社員・再雇用者

7.1

33.3

59.8

73.6

124.4

男性の約半数が交替勤務をしており、交替手当や深夜勤務手当が支給されるため、女性より賃金が高い傾向にある。

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

② 連結子会社

 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)および「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

3【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。また、2「サステナビリティに関する考え方及び取組」に記載の「ESGマテリアリティ」に関するリスクは、以下の各リスクに含まれております。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)特定品目への依存について

 高い市場シェアを有する主力のアルミ電解コンデンサ用セパレータの売上高が、当連結会計年度の売上高全体に占める割合は約8割であり、世界の需要動向が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。需要拡大が見込まれる機能材等を拡販することで、業績の安定に努めてまいります。

 

(2)設備投資による影響について

 アルミ電解コンデンサ用セパレータにおいて高い市場シェアを有している当社グループでは、ユーザーへの安定供給体制を確保していくため、需要予測にもとづく生産能力増強のための設備投資を計画的に実施いたします。製造設備の新設・増設には多額の設備投資を必要とする業態であり、多額の投資を実施した直後の年度においては、売上高に対する減価償却費の比率が比較的高くなる傾向があります。

 また、減価償却費負担および借入金増加による支払利息の増加等により、一時的にグループの業績に影響を与える可能性があります。

 

(3)自然災害および火災による影響について

 当社グループは、南海トラフ地震等の地震、台風や大雨等の風水害による自然災害および火災発生によるリスクを軽減するため、同時被災防止の観点で、高知県内の3工場に加え、米子工場、マレーシアに生産拠点を分散させ、安定供給体制の構築をはかっております。また、米子工場への抄紙ラインの増設および裁断加工ラインの新設については、2024年9月稼働開始に向けて取り組んでおります。

 生産拠点の分散をはじめ、様々な災害を想定した対策を実施しておりますが、災害が発生した場合には、従業員の安全の確保や原材料の確保、生産の継続等に支障をきたし、グループの業績および財政状態に影響を与える可能性があります。

 当社グループでは、全社組織である「BCM推進会議」の運営を通じて、「従業員の安全確保」および「お客様への安定供給」のより全社的な推進・浸透をはかっております。今後も、災害を想定した訓練や早期復旧につながる保険付保等の対策に加え、グループ全体での生産体制の構築、サプライチェーンの強化に向けてBCMの実効性・実用性について評価・改善に取り組んでおります。

 

(4)感染症によるリスクについて

 当社グループでは、マレーシアの子会社を含めた各事業所において新型コロナウイルス等の感染症が発生した場合、事業所の閉鎖や操業停止等により製品供給に支障をきたし、また、原材料や製品等の輸送に必要な物流網の混乱が長期化した場合、業績に影響を与える可能性があります。

 当社グループは、従来から顧客への製品の安定供給責任を果たすためにBCM活動に取り組んでおり、新型コロナウイルス感染拡大に際しても、原材料および製品在庫の確保に加え、不測の事態に備えた手元資金の積み増し等の対策をおこないました。

 

(5)価格競争について

 当社グループは、これまで顧客と築いてきた信頼関係をもとに、高品質・高信頼性製品を安定供給できることが大きな強みであり、成長市場での拡販に努めております。

 アルミ電解コンデンサにつきましては、コンデンサメーカーにおけるグローバルでの競争が激しくなっており、将来的に当社のアルミ電解コンデンサ用セパレータ販売価格への下落圧力が強まる可能性があります。機能材におきましては、リチウムイオン電池市場が成長しているものの、激しい価格競争の影響を受け、使用する部材の低価格化が進んでおります。

 価格競争リスクが当社グループの業績に影響を与える可能性がありますが、今後も他社と差別化できる高品質・高信頼性製品の開発・拡販を進めてまいります。

 

(6)原材料調達リスクについて

 当社グループは、製品の主要原材料であるパルプの多くを海外から輸入しております。気候変動や政情不安による供給不足が発生した場合に備えて原則2社購買とするとともに、供給不安が少ない原材料への切り替えなど安定調達および原材料在庫の確保に努めておりますが、品質や需給悪化等の問題から調達コストの上昇や調達が困難となった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

(7)為替レートの変動による影響について

 当社グループの製品販売および原材料仕入は、一部外貨建ての取引となっているため、為替相場の変動は、外貨建て取引により発生する資産・負債に影響を与える可能性があります。為替相場の変動リスクを軽減するために、為替変動リスク管理規定を設け、為替予約や外貨建て借入等を実行できる体制となっておりますが、完全に排除できるものではなく、為替変動リスクが当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

(8)エネルギー価格変動による影響について

 当社グループは、セパレータの製造において電力およびLNGを使用しております。省エネ効果が得られる設備投資や省エネ活動の推進によりエネルギー使用量の削減に努めておりますが、電力およびLNGの価格変動が当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

(9)人材確保におけるリスクについて

 当社グループの競争力を維持、向上させるためには、製品開発および製造等に必要な人材を安定して採用、確保し続ける必要があります。計画的な新卒採用や中途採用に加え、「安全・健康はすべてに優先する」という基本方針のもと、働きやすい職場づくりに努め、人材の定着をはかっております。また、2023年4月には会社分割により、NKKソリューションズ株式会社を設立し、今後の人材不足等の外部環境変化に柔軟な適応ができる組織体制を構築しておりますが、少子高齢化にともなう労働人口の減少等により優秀な人材の確保が困難となった場合、当社グループの事業展開等に影響を与える可能性があります。

 

(10)海外展開におけるリスクについて

 当社は、海外に子会社を保有しています。グループ間で常に情報を共有し対応できる体制を整備しておりますが、進出国において、法規制の改正や変更、政治情勢および経済状況の変化、戦争やテロによる社会的混乱、労働争議等が発生した場合は、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

(11)企業の社会的責任に関するリスクについて

 当社グループは、持続可能な社会の実現のため、地球環境への配慮・労働環境の整備・人権の尊重等に代表される企業の社会的責任を重要な経営課題と認識しており、「購買方針」および「グリーン調達基準」を策定し当社ホームページに開示する等の取り組みをおこなっております。

 事業活動において、環境汚染、労働災害の発生等の労働安全衛生に関する問題、または、サプライチェーンにおける児童労働、強制労働等の人権に関する問題が生じた場合、当社グループの社会的な信用が低下し、顧客からの取引停止、または、事業からの一部撤退等により、業績に影響を与える可能性があります。

 

(12)気候変動に関するリスク

 当社グループでは、気候変動に対する国内外の政策および法規制を踏まえ、重油と比較して温室効果ガス排出量が少ないLNGへのボイラー燃料転換や本社工場および安芸工場屋上への太陽光発電設備導入、および南国工場において再生可能エネルギー由来の電力を使用する等の取り組みをおこなっておりますが、世界的な脱炭素社会の実現の流れを受けた日本政府の規制強化や温室効果ガスの排出に関する新たな税負担等が生じた場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

(13)情報セキュリティに関するリスクについて

 当社グループは、技術情報等の機密情報や顧客等に関する情報を保有しております。外部への情報流出を防止するためのセキュリティシステム強化、定期的な社内教育の実施等の対策をおこなっておりますが、コンピュータウイルス感染やサイバー攻撃等により情報が流出した場合、当社グループの社会的信用の失墜による企業価値の低下、情報流出により被害を受けた顧客等への補償により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

  アルミ電解コンデンサ用セパレータの継続的売買に関する契約

  当社は1972年8月、本州製紙㈱(現:王子エフテックス㈱)との間で、アルミ電解コンデンサ用セパレータの生産・販売に関する業務提携ならびに資本提携をおこない、「業務提携に関する基本契約」ならびに取引細目についての覚書を締結いたしました。これにもとづき、両社が契約するアルミ電解コンデンサ用セパレータは当社が生産し、同社を通じて全量当社商標で販売してまいりました。

  この契約のうち、1995年8月、資本提携等に関する条項の削除について両社合意し、2020年10月、取引細目に関する条項の統合について両社合意し、改めて「売買取引基本契約」として契約更改し締結いたしました。

 契約の内容は、次のとおりであります。

「売買取引基本契約」

契約期間

1年間、以後1年間単位で異議申し立てのない限り自動延長

契約内容

①  当社は、同社に対してアルミ電解コンデンサ用セパレータを継続的に売渡し、同社はこれを買受ける。

 

②  同社が販売を望む当社のアルミ電解コンデンサ用セパレータは、全量同社が販売するものとし、当社は同社が必要とする全量を同社に供給する。

 

③  当社のアルミ電解コンデンサ用セパレータは、全て当社の商標で販売するものとする。

2【主要な設備の状況】

(1)提出会社

2023年3月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(人)

建物及び
構築物

機械装置
及び運搬具

工具、器具

及び備品

土地

(面積㎡)

合計

本社工場

(高知県高知市)

セパレータ事業

アルミ電解コンデンサ用セパレータ・機能材製造設備

1,055,006

1,289,724

86,332

816,631

(50,378)

〔4,201〕

3,247,693

183

安芸工場

(高知県安芸市)

セパレータ事業

アルミ電解コンデンサ用セパレータ・機能材製造設備

487,882

633,232

15,007

754,695

(69,301)

〔305〕

1,890,816

70

南国工場

(高知県南国市)

セパレータ事業

アルミ電解コンデンサ用セパレータ・機能材裁断加工設備

173,574

233,613

21,800

-

〔18,206〕

428,987

58

米子工場

(鳥取県米子市)

セパレータ事業

アルミ電解コンデンサ用セパレータ・機能材製造設備

878,490

660,036

8,334

429,021

(50,000)

1,975,882

36

本社

(高知県高知市)

全社

会社統括業務

729,506

24,401

82,563

62,760

(1,405)

899,230

54

 (注)1.金額は帳簿価額であり、建設仮勘定は含まれておりません。

2.本社工場、安芸工場の土地の一部および南国工場の土地は賃借しており、年間賃借料は20,400千円であります。

賃借している土地の面積については、〔 〕で外書きしております。

 

(2)在外子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び運搬具

工具、器具

及び備品

土地

(面積㎡)

合計

NIPPON KODOSHI

KOGYO (MALAYSIA)

SDN.BHD.

マレーシア工場

(マレーシア国ジョホール州)

セパレータ
事業

アルミ電解コンデンサ用セパレータ・機能材裁断加工設備

181,757

388,441

26,853

-

〔6,000〕

597,053

78

 (注)1.金額は帳簿価額であり、建設仮勘定は含まれておりません。

2.マレーシア工場は集合工場であり、NIPPON KODOSHI KOGYO(MALAYSIA)SDN.BHD.はそのうち6ユニット賃借しております。年間賃借料は23,680千円であります。賃借している土地の面積については、〔 〕で外書きしております。

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

28,000,000

28,000,000

①【ストックオプション制度の内容】

   該当事項はありません。

 

②【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他

の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

12

32

112

37

18

7,641

7,852

所有株式数(単元)

24,316

3,193

32,244

1,800

61

47,761

109,375

16,082

所有株式数の割合(%)

22.23

2.92

29.48

1.65

0.06

43.67

100.00

  (注)1.自己株式182,698株は、「個人その他」の欄に1,826単元、「単元未満株式の状況」の欄に98株含まれております。

なお、2023年3月31日現在の実質的な所有株式数は181,698株であります。

2.「その他の法人」欄には、証券保管振替機構名義の株式が、18単元含まれております。

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

東京産業洋紙株式会社

東京都中央区日本橋本石町4丁目6-7

1,000

9.28

日本紙パルプ商事株式会社

東京都中央区勝どき3丁目12-1号

518

4.81

株式会社四国銀行

高知県高知市南はりまや町1丁目1-1

506

4.70

株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・王子マネジメントオフィス株式会社退職給付信託口)

東京都中央区晴海1丁目8-12

493

4.58

株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・王子製紙株式会社退職給付信託口)

東京都中央区晴海1丁目8-12

422

3.92

関株式会社

高知県高知市南久保8-30号

390

3.62

TMY株式会社

高知県高知市はりまや町3丁目11-17-901号

370

3.44

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海1丁目8-12

349

3.25

岩崎泰次

静岡県静岡市

219

2.04

山岡節子

高知県高知市

201

1.87

4,472

41.52

  (注)1.上記の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は、「株式会社日本カストディ銀行(信託口)」349千株であります。

2.「株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・王子マネジメントオフィス株式会社退職給付信託口)」および「株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・王子製紙株式会社退職給付信託口)」に係る議決権の行使等の権利は、それぞれ委託者である王子マネジメントオフィス株式会社および王子製紙株式会社に留保されております。

3.所有株式数は千株未満を切捨て、発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点以下第3位を四捨五入しております。

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

4,435,937

4,224,035

売掛金

4,705,341

4,251,568

商品及び製品

2,638,849

2,876,620

仕掛品

5,903

3,936

原材料及び貯蔵品

3,171,093

5,293,310

その他

394,166

853,749

流動資産合計

15,351,291

17,503,221

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物(純額)

2,782,770

3,506,215

機械装置及び運搬具(純額)

3,467,846

3,229,446

土地

2,063,108

2,063,108

建設仮勘定

857,697

2,766,410

その他(純額)

324,791

342,175

有形固定資産合計

※1,※2 9,496,215

※1,※2 11,907,358

無形固定資産

112,681

91,609

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

245,074

268,827

繰延税金資産

791,150

715,693

その他

187,980

163,894

貸倒引当金

21,000

21,000

投資その他の資産合計

1,203,204

1,127,416

固定資産合計

10,812,101

13,126,384

資産合計

26,163,392

30,629,605

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

499,023

439,109

短期借入金

600,000

1年内返済予定の長期借入金

839,928

1,655,120

未払金

909,293

782,730

未払法人税等

963,138

391,717

設備関係未払金

360,885

608,429

その他

715,921

645,948

流動負債合計

4,888,190

4,523,056

固定負債

 

 

長期借入金

1,411,933

4,095,162

繰延税金負債

26,955

34,355

退職給付に係る負債

489,342

389,542

その他

15,200

15,200

固定負債合計

1,943,431

4,534,259

負債合計

6,831,621

9,057,316

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

2,241,749

2,241,749

資本剰余金

3,956,510

3,967,649

利益剰余金

13,374,847

15,520,225

自己株式

162,791

154,126

株主資本合計

19,410,315

21,575,498

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

15,907

32,111

為替換算調整勘定

57,316

33,936

退職給付に係る調整累計額

37,136

69,257

その他の包括利益累計額合計

78,545

3,209

純資産合計

19,331,770

21,572,288

負債純資産合計

26,163,392

30,629,605

【連結損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

18,074,074

17,586,806

売上原価

※2,※4 11,923,047

※2,※4 12,055,221

売上総利益

6,151,027

5,531,585

販売費及び一般管理費

※1,※2 2,084,448

※1,※2 2,204,334

営業利益

4,066,578

3,327,251

営業外収益

 

 

受取利息

6,467

9,018

受取配当金

6,326

7,395

為替差益

205,276

237,649

助成金収入

2,240

5,369

受取保険金及び配当金

4,298

75

その他

13,345

18,214

営業外収益合計

237,953

277,724

営業外費用

 

 

支払利息

3,677

5,517

固定資産除却損

67,898

66,256

その他

219

340

営業外費用合計

71,795

72,114

経常利益

4,232,736

3,532,860

特別損失

 

 

減損損失

※3 49,866

特別損失合計

49,866

税金等調整前当期純利益

4,182,869

3,532,860

法人税、住民税及び事業税

1,284,836

976,793

法人税等調整額

20,821

87,686

法人税等合計

1,264,015

1,064,479

当期純利益

2,918,854

2,468,380

親会社株主に帰属する当期純利益

2,918,854

2,468,380

①【貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

3,797,626

3,690,145

売掛金

4,705,341

4,251,568

商品及び製品

2,638,849

2,876,620

仕掛品

5,903

3,936

原材料及び貯蔵品

3,171,093

5,293,310

前払費用

9,627

54,398

その他

※2 368,795

※2 766,772

流動資産合計

14,697,237

16,936,751

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

2,141,573

2,581,991

構築物

513,631

742,466

機械及び装置

3,254,883

2,816,401

車両運搬具

23,931

24,604

工具、器具及び備品

211,810

214,035

土地

2,063,108

2,063,108

建設仮勘定

833,659

2,766,410

その他

101,587

101,286

有形固定資産合計

※1 9,144,185

※1 11,310,304

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

57,653

88,950

ソフトウエア仮勘定

53,153

784

その他

1,874

1,874

無形固定資産合計

112,681

91,609

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

245,074

268,827

関係会社株式

313,754

313,754

繰延税金資産

786,010

697,708

その他

176,513

151,229

貸倒引当金

21,000

21,000

投資その他の資産合計

1,500,354

1,410,520

固定資産合計

10,757,220

12,812,434

資産合計

25,454,458

29,749,186

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

※2 520,024

※2 457,732

短期借入金

600,000

1年内返済予定の長期借入金

839,928

1,655,120

未払金

899,003

※2 769,970

未払費用

602,696

569,377

未払法人税等

963,138

391,717

預り金

29,434

36,769

設備関係未払金

360,824

571,542

その他

80,465

33,835

流動負債合計

4,895,515

4,486,064

固定負債

 

 

長期借入金

1,411,933

4,095,162

退職給付引当金

435,908

289,891

その他

15,200

15,200

固定負債合計

1,863,041

4,400,253

負債合計

6,758,557

8,886,318

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

2,241,749

2,241,749

資本剰余金

 

 

資本準備金

3,942,349

3,942,349

その他資本剰余金

14,479

25,617

資本剰余金合計

3,956,829

3,967,967

利益剰余金

 

 

利益準備金

198,568

198,568

その他利益剰余金

 

 

別途積立金

7,173,525

7,173,525

繰越利益剰余金

5,272,113

7,403,071

利益剰余金合計

12,644,206

14,775,165

自己株式

162,791

154,126

株主資本合計

18,679,993

20,830,756

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

15,907

32,111

評価・換算差額等合計

15,907

32,111

純資産合計

18,695,901

20,862,868

負債純資産合計

25,454,458

29,749,186

②【損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

18,074,074

17,586,806

売上原価

※1 12,023,698

※1 12,168,303

売上総利益

6,050,376

5,418,502

販売費及び一般管理費

 

 

荷造及び発送費

364,895

349,603

給料手当及び賞与

516,875

497,438

役員報酬

180,032

204,413

福利厚生費

145,694

134,625

研究開発費

54,728

58,572

減価償却費

120,783

160,799

退職給付費用

32,647

29,777

支払手数料

146,051

247,649

その他

438,496

415,643

販売費及び一般管理費合計

2,000,206

2,098,521

営業利益

4,050,169

3,319,981

営業外収益

 

 

受取利息

30

766

受取配当金

6,326

7,395

為替差益

193,892

226,506

受取保険金及び配当金

4,298

75

助成金収入

2,240

5,369

その他

※1 11,520

※1 17,265

営業外収益合計

218,308

257,380

営業外費用

 

 

支払利息

3,677

5,517

固定資産除却損

67,859

60,767

その他

219

340

営業外費用合計

71,757

66,625

経常利益

4,196,720

3,510,736

特別損失

 

 

減損損失

49,866

特別損失合計

49,866

税引前当期純利益

4,146,853

3,510,736

法人税、住民税及び事業税

1,284,161

975,242

法人税等調整額

28,873

81,532

法人税等合計

1,255,288

1,056,774

当期純利益

2,891,565

2,453,961