スターツ出版株式会社

Starts Publishing Corporation
江戸川区中葛西五丁目33番14号
証券コード:78490
業界:情報・通信業
有価証券報告書の提出日:2023年3月29日

回次

第36期

第37期

第38期

第39期

第40期

決算年月

2018年12月

2019年12月

2020年12月

2021年12月

2022年12月

売上高

(千円)

4,708,445

4,902,207

4,434,682

5,592,753

7,023,072

経常利益

(千円)

588,120

680,051

262,228

925,581

1,699,643

当期純利益

(千円)

377,181

415,015

173,437

566,476

1,167,532

持分法を適用した場合の投資利益

(千円)

資本金

(千円)

540,875

540,875

540,875

540,875

540,875

発行済株式総数

(株)

1,920,000

1,920,000

1,920,000

1,920,000

1,920,000

純資産額

(千円)

4,290,195

4,708,403

4,832,363

5,279,381

6,389,908

総資産額

(千円)

5,329,434

5,686,668

5,755,723

6,754,503

8,554,061

1株当たり純資産額

(円)

1,117.32

1,226.24

1,258.52

1,374.94

1,664.17

1株当たり配当額

(円)

35

35

35

40

60

(うち1株当たり中間配当額)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益

(円)

98.23

108.09

45.17

147.53

304.07

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

80.5

82.8

84.0

78.2

74.7

自己資本利益率

(%)

9.0

9.2

3.6

11.2

20.0

株価収益率

(倍)

12.8

13.3

30.4

11.7

9.8

配当性向

(%)

17.8

16.2

38.7

13.6

9.9

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

533,378

501,205

61,839

1,211,574

1,245,674

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

76,680

383,225

100,654

54,049

103,646

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

57,829

67,094

67,294

67,122

76,660

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

1,253,355

1,304,240

1,198,132

2,288,534

3,353,902

従業員数

(人)

194

216

217

214

225

(ほか、平均臨時雇用者数)

(5)

(11)

(13)

(21)

(27)

株主総利回り

(%)

131.3

151.7

146.8

184.8

315.8

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(84.0)

(99.2)

(106.6)

(120.2)

(117.2)

最高株価

(円)

2,646

3,450

3,215

3,880

2,969

(6,810)

最低株価

(円)

1,730

2,331

1,910

2,510

2,755

(2,855)

(注)1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第40期の期首から適用しており、第40期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

3.持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社がないため記載しておりません。

4.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

 

5.当社は、2022年11月10日開催の取締役会決議により、2023年1月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っておりますが、第36期期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。また、株主総利回りについては、当事業年度の5事業年度前の期首に当該株式分割が行われたと仮定して算定しております。

6.第39期までは、比較指標としてJASDAQ INDEX スタンダードを使用しておりましたが、東京証券取引所の市場区分の見直しにより、第36期から第40期までの比較指標を配当込みTOPIXに変更しております。

7.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所(スタンダード市場)におけるものであり、それ以前は東京証券取引所(JASDAQスタンダード市場)におけるものであります。なお、第40期の株価については株式分割による権利落後の最高株価及び最低株価を記載しており、( )内に株式分割前の最高株価及び最低株価を記載しております。

2【沿革】

 当社は、現スターツグループの代表取締役会長である村石久二がグループ内に「ペンを持つ企業」を持ちたいという思いから創業し、1983年2月に地元の飲食店や街の歴史を紹介した地域限定情報紙を発行し、家庭に無料で配布するコミュニティ紙「マイカサイ」を創刊しました。1983年3月にスターツ株式会社(現スターツコーポレーション㈱)の100%出資で千曲出版株式会社(資本金1,000万円)を東京都江戸川区西葛西に設立し、村石久二が代表取締役社長に就任いたしました。

年月

事業内容

1983年3月

コミュニティ紙の製作、発行を目的として千曲出版株式会社を東京都江戸川区西葛西に設立

1987年6月

レジャー情報誌として「オズマガジン」を創刊。隔月発売とし全国のペンションにて販売

1988年4月

「オズマガジン」を首都圏・名古屋・関西の書店にて販売開始

1989年10月

千曲出版株式会社からスターツ出版株式会社へ商号変更

1989年10月

本店を東京都江戸川区西葛西から東京都中央区京橋に移転

1991年4月

既刊コミュニティ紙を統合し名称を「アエルデ」に変更すると同時に誌面を一新する

1992年7月

業務上の理由から本店を東京都中央区京橋から東京都江戸川区東葛西に移転

1996年10月

「オズマガジン」のホームページ「オズモール」を開設し、インターネット事業を開始

1998年4月

当社が50%を出資し、賃貸住宅情報誌発行会社として株式会社住宅流通推進協会を設立

1999年4月

本店を東京都江戸川区東葛西から東京都江戸川区中葛西に移転

1999年10月

子会社である株式会社スターツツーリストの当社所有の全株式を当社の親会社であるスターツ株式会社に売却

2000年6月

「オズモール」の会員登録数が10万人となる

2001年4月

当社の関連会社の株式会社住宅流通推進協会がスターツ株式会社の関連会社である株式会社リアルジョブと合併(存続会社名は株式会社リアルジョブ)

2001年8月

日本証券業協会に株式を店頭登録

2002年11月

営団地下鉄(現東京メトロ)駅構内で無料配布するフリーマガジン「メトロミニッツ」を創刊

2003年7月

オズモール上で「オズのプレミアム予約」サービス(オズのホテル予約)がスタート

2004年6月

当社の関連会社である株式会社リアルジョブがピタットハウスネットワーク株式会社へ商号変更

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

2005年12月

「オズモール」の会員登録数が50万人となる

2006年11月

書籍「恋空」(上・下)2巻あわせて100万部突破

2007年6月

ケータイ小説投稿サイト「野いちご」をオープン

2009年4月

「ケータイ小説文庫」シリーズ創刊

2009年12月

「オズモール」の会員登録数が100万人となる

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)市場に上場

2011年10月

小説サイト「Berry's Cafe」がオープン

2013年4月

「ベリーズ文庫」創刊

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に

 

上場

2014年1月

「オズモール」の会員登録数が200万人となる

2015年12月

「スターツ出版文庫」創刊

2016年8月

「comic Berry's」創刊

2016年11月

「ベリーズコミックス」創刊

2018年4月

「オズモール」の会員登録数が300万人となる

2019年4月

小説サイト「ノベマ!」がオープン

2019年8月

「noicomi」創刊

2020年8月

「野いちごジュニア文庫」創刊

2021年5月

「comicグラスト」創刊

2021年8月

「グラストCOMICS」創刊

2021年11月

「グラストNOVELS」創刊

2022年1月

「オズモール」の会員登録数が380万人となる

2022年7月

「オズモール」の会員登録数が400万人となる

3【事業の内容】

 当社は、持株会社であるスターツコーポレーション株式会社を親会社とする企業グループ88社に属しており、スターツグループのメディア部門の位置づけとして出版やインターネット事業を営んでおります。他のグループ会社において主なものはスターツCAM株式会社が建設業、スターツピタットハウス株式会社、スターツコーポレートサービス株式会社が不動産仲介業、スターツデベロップメント株式会社が不動産分譲事業を営んでおります。他にスターツアメニティー株式会社が不動産管理業、スターツホーム株式会社が戸建建築業、スターツ商事株式会社が物販・飲食業、株式会社ウィーブが情報事業、株式会社スターツツーリストが旅行業、スターツ証券株式会社が証券業、スターツホテル開発株式会社がホテルの開発・運営事業を営んでおります。その他にも介護事業を行っているスターツケアサービス株式会社や市場調査・コンサルティング事業を行っている株式会社スターツ総合研究所などが国内に存在し、海外にはハワイやオーストラリアなどで不動産及び不動産管理業を営んでおります。
 また、ピタットハウスネットワーク株式会社が不動産店舗のフランチャイズ事業を行っております。
 当社とスターツコーポレーション株式会社は、事業上の営業取引をしております。また当社はスターツグループ数社からも印刷物等の制作を請け負っております。
 当社が属する上記の企業集団等について主なものを図示すると次のとおりであります。

(1)事業系統図

0101010_001.png

 注)当社の親会社であるスターツコーポレーション㈱は、2005年10月にスターツ㈱(現 スターツコーポレーション㈱)の事業部門を会社分割し、スターツCAM㈱、スターツピタットハウス㈱、スターツデベロップメント㈱、スターツコーポレートサービス㈱を新設するとともに、社名をスターツコーポレーション㈱と商号変更し、その4社の持株会社となっております。

(2)当社のセグメント別の事業内容

当社は、当事業年度より、報告セグメントの記載順序を変更しております。

書籍コンテンツ事業

「野いちご」、「Berry’s Cafe」「ノベマ!」の3つの小説投稿サイトの運営と「ケータイ小説文庫」、「ベリーズ文庫」、「スターツ出版文庫」、「野いちごジュニア文庫」、「ベリーズコミックス」などの書籍・コミックの発行を行っております。

メディアソリューション事業

東京圏におけるメディアと予約送客サービス、SNS、リアルイベントを組み合わせたソリューションビジネスを展開しております。メディア別では、女性向けライフスタイル誌「オズマガジン」、「オズマガジントリップ」、ライフスタイルフリーマガジン「メトロミニッツ」の発行、女性向けポータルサイト「オズモール」などの企画運営を行っております。

 

これらのセグメント別売上高比率は次のとおりであります。

セグメントの名称

内容

第39期

(自2021年1月1日

至2021年12月31日)

第40期

(自2022年1月1日

至2022年12月31日)

書籍コンテンツ事業(%)

小説投稿サイトの運営及び書籍・コミックの発行

58.7

59.8

メディアソリューション事業(%)

雑誌の販売、広告掲載及び

インターネットサイトの企画運営並びにそれらに伴うイベント運営

41.3

40.2

合計(%)

100.0

100.0

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業内容

議決権の所有割合又は被所有割合

(%)

関係内容

(親会社)

スターツコーポレーション㈱

(注)1.2

東京都中央区

11,039

持株会社

被所有 72.8

(24.2)

役員の兼任2名

製品等の販売先

広告宣伝

(その他の関係会社)

スターツアメニティー㈱

東京都江戸川区

350

不動産の賃貸及び管理業

被所有 23.3

製品等の販売先

役員の兼任1名

 (注)1.スターツコーポレーション㈱は有価証券報告書提出会社であります。

2.議決権の被所有割合の( )内は、間接被所有割合で内数であります。

 

5【従業員の状況】

(1)提出会社の状況

 

2022年12月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

書籍コンテンツ事業

50

8

メディアソリューション事業

148

19

管理部

27

0

合計

225

27

(注)1.従業員数は、就業人員であり、臨時雇用者数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。

2.当事業年度より、報告セグメントの記載順序を変更しております。

 

 

 

 

 

2022年12月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

225

(27)

35.2

8.7

5,425,000

 (注)1.従業員数は、就業人員であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

(2)労働組合の状況

 労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

2【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。尚、以下の記載のうち将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2023年3月29日)現在において当社が判断したものであります。

1.出版に関する事業について

①委託販売制度について

 当社は、出版業界の慣行に従い、書店保護の見地から原則として当社が取次店及び書店に配本した出版物(書籍、雑誌)について、配本後、約定期間内に返品を受け入れることを販売条件とする委託販売制度を採用しております。そのため、当社は製品の返品による損失に備えるため、過去の返品実績等に基づく将来返品見込額を返金負債として計上しております。対応策といたしましては、返品率の低減を目指し、計画刊行、電子書籍販売の拡大に努めてまいります。

②再販売価格維持制度について

 当社が制作、販売する出版物については、「私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律」(独占禁止法)第23条の規定により、再販売価格維持制度(再販制度)が認められているため、書店では定価販売が行われております。なお、当社は、取次販売会社または書店の間の取引価格の決定に際しては、定価に対する掛け率によっております。これは出版物がわが国の文化の振興と普及に重要な役割を果たしていることから、同法律の適用除外規定により例外的に出版業界においては再販制度が認められているものであります。この再販制度について、公正取引委員会は2001年3月23日に「著作物再販制度の取扱いについて」を発表しており、当面、再販制度は存置される見通しでありますが、一方で、再販制度を維持しながら、今後も消費者利益のため、現行制度の弾力的運用を業界に求めていく方針を発表しております。当該制度が廃止された場合には、出版競争の激化等により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。対応策といたしましては、公正取引委員会の動向を注視しつつ、再販制度の影響を受けない電子書籍販売等の拡大に努めてまいります。

③出版不況と読者の嗜好の変化について

 当社は出版物を中心とした業務を行っておりますが、出版業界では引き続き書籍販売額、雑誌販売額ともに減少傾向が続いております。これは、デジタルデバイスの多様化と普及、ネットワークの高速化・大容量化などによるメディアの多様化や新古書店、マンガ喫茶、図書館などの出版物購入に結びつかない消費形態の拡大などの様々な要因が考えられます。このような、出版業界全般の低迷が今後も継続した場合、当社出版物の販売部数の減少により当社の経営成績及び財政状態に悪影響が生じる可能性があります。また、読者の嗜好は常に変化しており、当社が出版する雑誌の誌面構成や編集方針等が何らかの理由により読者から急激に受け入れられなくなった場合には、当社の経営成績にも悪影響が生じる可能性があります。対応策といたしまして、読者の嗜好性を捉えたスピーディなコンテンツ開発に努めております。

④広告売上の景気変動によるリスク

 当社の2022年度の全体売上における広告収入の構成比率は約14%となっております。この広告収入は景気の影響を受けやすい傾向にあります。わが国経済と広告主の広告支出に高い相関が見られる原因として、広告費を先行投資ではなく変動費として認識する広告主が多く、景況悪化が見込まれる時期には支出を削減し、好転が見込まれる場合には支出を増加させることがあげられます。今後、景況の急激な悪化は当社の業績に何らかの悪影響を与える可能性があります。対応策といたしましては、雑誌、WEBサイト、イベントなどの特定の媒体での広告制作、掲載という従来の広告モデルではなく、雑誌、WEBサイト、SNSでの発信、マーケティング等を組み合わせたクライアントへのソリューション提案を軸とした競合との差別化、商品力の向上を図っております。

⑤競合について

 当社の発行する雑誌については、主として20~30代の女性をターゲットとしたライフスタイル誌を制作し、首都圏地域を中心に販売しております。当社の発行する各雑誌には、有力な競合誌が複数存在し、同業他社との競争は激しい状況にあります。また、広い意味でのタウン情報やファッション情報または、ライフスタイル情報を切り口とする雑誌も当社の競合誌となり得るものであり、今後これらの分野に大手資本が参入し、さらに競合媒体が増加した場合には、当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。対応策といたしましては、マーケットリサーチによる読者の嗜好性を捉えた誌面作り、ブランド力の向上、SNS等による情報発信、読者イベント等のロイヤルカスタマー化施策に努めております。

2.インターネットに関する事業について

①インターネットに関する法的規制の可能性について

 現時点では、当社のインターネット事業の展開を大きく阻害する要因となるような大きな法的規制等はありません。また、日本国内のインターネット事業及びモバイル事業を取り巻く法的環境は、インターネットの歴史が浅いため未整備であり、インターネットのみを対象とした法令等の規制はきわめて限定的であるため、主として他の一般の規制を準用するものとなっております。今後はインターネット関連の法規制あるいはルールというものがより整備されていくものと予想されます。将来的にインターネット利用者、関連業者を対象とした法的規制あるいはスマートフォン、その他のモバイルメディアにおける利用規制がより厳しく制定された場合、当社の一部業務において制約を受け、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。対応策といたしましては、法的規制等の動向や新技術への注視よる課題等の早期把握や対応に努めております。

②競合について

 当社の行っているインターネット事業は、競争の激しい分野であり、当社が提供するサービスと類似するサービスを国内で提供している事業者は非常に多く、新規参入も相次いでおり、今後も激しい競争が予想されます。業界全体の競争激化による価格競争や、更なる大手資本の参入も考えられ、その場合には当社の業績に重大な影響を及ぼす可能性があります。対応策といたしましては、他サイトとの差別化として女性誌などの出版事業で蓄積したブランド力を活かした信頼性の高い情報及び記事の提供や、出版物と連動した企画・サービスの提供等に注力しております。

③システムトラブルについて

 当社のインターネット事業は、コンピューターシステムを結ぶ通信ネットワークに依存しており、自然災害や事故などによって、通信ネットワークが切断された場合には、当社の同事業は運営不可能となります。また、アクセス数の急激な集中などの一時的な過負荷によって当社のサーバーが作動不能に陥ることや外部からの不正手段によるコンピューターへの侵入などによりデータが改ざんされる等のいわゆるハッカーや不正アクセスによる事故の発生も考えられます。これらの障害が発生した場合には、当社の運営するサイトに直接的損害が生じる他、当社の運営するサイトに対する信頼性が低下する可能性もあります。対応策といたしましては、想定されるシステムトラブルに対する技術的な対応措置、重要なデータベースに対するアクセス制限等を行っております。

 

3.その他の事項について

①知的財産権について

 当社はブランドを重要な財産と考え、積極的に商標等を取得してまいりました。本書提出日現在では、当社は独自の事業に関連した特許権等の知的財産権侵害に係る訴え(損害賠償や使用差止めを含む)を起こされた事実はありません。しかし、特許権、実用新案権、商標権、著作権等の知的財産権が出版事業及びインターネット事業にどのように適用されるのか全てを正確に想定するのは困難であり、当社の事業関連技術についての特許等が第三者に成立した場合、また当社の認識していない特許権等が成立している場合に、特許侵害により当社が損害賠償請求を受けることや、抵触する特許権について使用を継続することができなくなる可能性があります。また、当社に他社が保有している特許権等の使用が認められた場合においても、ロイヤリティーの支払い等により当社の業績に悪影響を与える可能性があります。対応策といたしましては、商品の将来性も考慮した商標権等の取得に努めております。

②個人情報の管理について

 当社は、ウエブサイトを運営する過程において、ユーザーに会員登録をしてもらうためにユーザーの個人情報を取得しております。そのため、不測の事態により当社が保有する顧客情報が社外へ漏洩した場合等には、顧客への信用低下やトラブル解決のための費用負担等により当社の業績に影響を与える可能性があります。対応策といたしましては、個人情報に対してのセキュリティ管理体制については整備・強化に努めるとともに継続的に改善を図っております。また、社員に対する個人情報管理に関する勉強会の実施、個人情報取り扱いに関する誓約書も提出させ、意識付けを徹底させるとともに、社内ネットワークにおけるセキュリティにおいてもパスワード管理やアクセス権限ルールを策定し、情報漏洩に関する防衛対策を図っております。

③新型コロナウイルス感染症に関するリスクについて

 今般の新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、世界的規模で経済活動に影響を及ぼしております。当社は、新型コロナウイルス感染症拡大により、施設予約サービス利用者の減少、広告掲載及びイベント開催の中止等の影響を受けております。現時点ではその収束時期が不透明であり、今後の感染拡大の状況によっては、当社の業績に大きな影響を与える可能性があります。当社といたしましては、感染拡大の状況に合わせて、感染拡大の影響を受けにくい事業に経営資源を集中させるなどの柔軟な対応をおこなってまいります。当社の感染予防の取り組み状況といたしましては、新型コロナウイルス対策本部の設置、手洗い・うがいの周知徹底及び各事業所におけるアルコール消毒液の配備、時差出勤・テレワーク・テレビ会議の導入等を行っております。

4【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

 

2【主要な設備の状況】

 当社における主要な設備は、以下のとおりであります。

2022年12月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメント別の名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(人)

建物

工具、器具及び備品

建物

(面積㎡)

その他

合計

本社

(東京都中央区)

書籍コンテンツ事業

メディアソリューション事業

営業設備

38,343

15,629

(1,162.9)

53,972

225(27)

合計

38,343

15,629

(1,162.9)

53,972

225(27)

 (注)1.建物部分の( )書きは賃借物件であり、その面積を表示しております。

2.従業員数部分の( )書きは臨時従業員数であります。

3.登記上の本店は東京都江戸川区中葛西五丁目33番14号でありますが、本社業務は東京都中央区京橋一丁目3番1号で行っております。

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

2,080,000

2,080,000

(注)当社は2022年11月10日開催の取締役会の決議により、2023年1月1日付で株式分割に伴う定款の変更が行われ、発行可能株式総数は2,080,000株増加し、4,160,000株となっております。

①【ストックオプション制度の内容】

   該当事項はありません。

 

②【ライツプランの内容】

    該当事項はありません。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2022年12月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株式の状況(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

4

14

12

12

2

351

395

所有株式数(単元)

266

318

14,039

725

12

3,835

19,195

500

所有株式数の割合(%)

1.39

1.66

73.14

3.78

0.06

19.98

100.0

(注)自己株式147株は、「個人その他」に1単元、「単元未満株式の状況」に47株含まれております。

 

(6)【大株主の状況】

 

 

 

2022年12月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数(株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

スターツコーポレーション株式会社

東京都中央区日本橋三丁目4番10号

932,800

48.59

スターツアメニティー株式会社

東京都江戸川区一之江八丁目4番3号

448,000

23.34

吉田 知広

大阪府大阪市淀川区

52,200

2.72

村石 久二

千葉県浦安市

52,000

2.71

MSIP CLIENT  SECURITIES

(常任代理人 モルガン・スタンレーMUFG証券株式会社)

25 CABOT SQUARE, CANARY WHARF, LONDON E14 4QA, U.K.

(東京都千代田区大手町一丁目9番7号)

49,700

2.59

スターツ出版従業員持株会

東京都中央区京橋一丁目3番1号

40,895

2.13

中台 恒次

千葉県船橋市

26,000

1.35

吉岡 裕之

大阪府茨木市

25,000

1.30

楽天証券株式会社

東京都港区青山二丁目6番21号

24,800

1.29

株式会社ウィーブ

東京都中央区日本橋三丁目1番8号

17,100

0.89

1,668,495

86.91

 

①【貸借対照表】

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2021年12月31日)

当事業年度

(2022年12月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

2,288,534

3,353,902

売掛金及び契約資産

※1 1,871,478

※1,※2 2,459,949

製品

65,906

95,803

仕掛品

51,905

50,375

返品資産

-

44,371

前払費用

24,861

21,765

関係会社預け金

1,500,000

1,500,000

その他

24,181

43,121

返品債権特別勘定

56,617

-

貸倒引当金

483

944

流動資産合計

5,769,767

7,568,345

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

30,631

55,017

減価償却累計額

12,483

16,673

建物(純額)

18,147

38,343

工具、器具及び備品

66,685

51,274

減価償却累計額

50,748

35,645

工具、器具及び備品(純額)

15,937

15,629

有形固定資産合計

34,085

53,972

無形固定資産

 

 

商標権

742

499

ソフトウエア

163,489

139,580

ソフトウエア仮勘定

6,572

5,067

電話加入権

2,376

2,376

無形固定資産合計

173,180

147,523

投資その他の資産

 

 

親会社株式

543,882

566,192

投資有価証券

95,603

101,818

差入保証金

96,895

86,764

前払年金費用

-

1,660

その他

41,087

27,784

投資その他の資産合計

777,470

784,220

固定資産合計

984,736

985,716

資産合計

6,754,503

8,554,061

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2021年12月31日)

当事業年度

(2022年12月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

※1 398,879

※1 511,412

未払金

※1 78,953

※1 99,723

未払費用

31,672

37,292

未払法人税等

313,775

387,068

未払事業所税

3,905

4,230

未払消費税等

96,213

129,680

前受金

11,534

8,055

預り金

25,236

164,684

賞与引当金

24,500

47,500

返品調整引当金

303,887

-

返金負債

-

575,125

ポイント引当金

26,960

73,946

流動負債合計

1,315,517

2,038,719

固定負債

 

 

繰延税金負債

88,892

67,833

退職給付引当金

16,311

-

役員退職慰労引当金

54,400

57,600

固定負債合計

159,604

125,433

負債合計

1,475,121

2,164,153

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

540,875

540,875

資本剰余金

 

 

資本準備金

536,125

536,125

資本剰余金合計

536,125

536,125

利益剰余金

 

 

利益準備金

540

540

その他利益剰余金

 

 

繰越利益剰余金

3,804,957

4,895,695

利益剰余金合計

3,805,497

4,896,235

自己株式

350

350

株主資本合計

4,882,147

5,972,885

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

397,234

417,022

評価・換算差額等合計

397,234

417,022

純資産合計

5,279,381

6,389,908

負債純資産合計

6,754,503

8,554,061

②【損益計算書】

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当事業年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

売上高

 

 

製品売上高

5,592,753

7,023,072

売上高合計

5,592,753

※1 7,023,072

売上原価

 

 

製品期首棚卸高

49,225

65,906

当期製品製造原価

2,940,973

3,510,071

合計

2,990,199

3,575,977

他勘定振替高

-

※2 44,371

製品期末棚卸高

65,906

95,803

製品売上原価

※3 2,924,292

※3 3,435,802

売上総利益

2,668,460

3,587,269

返品調整引当金戻入額

227,347

-

返品調整引当金繰入額

303,887

-

返品調整引当金戻入繰入純額

76,539

-

差引売上総利益

2,591,921

3,587,269

販売費及び一般管理費

※4 1,776,583

※4 2,000,663

営業利益

815,338

1,586,606

営業外収益

 

 

受取利息

※5 7,510

※5 7,515

受取配当金

※5 88,817

※5 96,848

雑収入

13,692

9,094

その他

321

-

営業外収益合計

110,341

113,457

営業外費用

 

 

雑損失

94

412

その他

4

8

営業外費用合計

98

420

経常利益

925,581

1,699,643

特別損失

 

 

固定資産除却損

※6 8,341

※6 8,200

特別損失合計

8,341

8,200

税引前当期純利益

917,239

1,691,443

法人税、住民税及び事業税

372,714

553,705

法人税等調整額

21,950

29,794

法人税等合計

350,763

523,911

当期純利益

566,476

1,167,532

1.報告セグメントの概要

 当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 当社はサービスの内容、ビジネスモデル、市場の類似性を考慮した事業別のセグメントに区分しており、「書籍コンテンツ事業」「メディアソリューション事業」の2つを報告セグメントとしております。

 

「書籍コンテンツ事業」・・・小説投稿サイトの運営および書籍・コミックの発行

「メディアソリューション事業」・・・東京圏を中心としたウエブサイト及び施設予約サービスの運営、有料雑誌、無料雑誌の企画発行および販売と上記にともなうイベント運営

 

 当社は、当事業年度より報告セグメントの記載順序を変更しております。これに伴い、前事業年度の報告セグメントの記載順序を同様に変更しております。