テイカ株式会社

TAYCA CORPORATION
大阪市大正区船町1丁目3番47号
証券コード:40270
業界:化学
有価証券報告書の提出日:2023年6月28日

(1)連結経営指標等

回次

第153期

第154期

第155期

第156期

第157期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

47,385

45,435

38,402

46,362

54,773

経常利益

(百万円)

6,033

5,798

2,740

4,156

4,717

親会社株主に帰属する当期純利益

(百万円)

4,007

3,830

1,927

2,845

2,986

包括利益

(百万円)

3,029

3,056

4,222

1,876

3,239

純資産額

(百万円)

45,356

46,940

50,230

51,263

53,658

総資産額

(百万円)

63,916

63,554

69,177

72,128

75,717

1株当たり純資産額

(円)

1,916.26

2,010.70

2,152.62

2,196.16

2,296.45

1株当たり当期純利益

(円)

170.47

163.70

83.16

122.79

128.86

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

70.5

73.3

72.1

70.6

70.3

自己資本利益率

(%)

9.1

8.4

4.0

5.6

5.7

株価収益率

(倍)

14.9

8.7

17.8

10.5

9.1

営業活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

4,830

5,165

4,953

4,841

581

投資活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

3,787

5,498

4,905

2,807

2,980

財務活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

1,270

2,346

2,519

2,363

825

現金及び現金同等物の期末残高

(百万円)

13,388

10,713

13,250

12,981

11,582

従業員数

(名)

758

793

834

825

832

(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式がないため記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第156期の期首から適用しており、それ以降の連結会計年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

第153期

第154期

第155期

第156期

第157期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

35,634

35,172

28,934

34,002

38,523

経常利益

(百万円)

5,797

5,583

2,568

3,513

4,232

当期純利益

(百万円)

4,006

3,821

1,915

2,523

2,853

資本金

(百万円)

9,855

9,855

9,855

9,855

9,855

発行済株式総数

(千株)

25,714

25,714

25,714

25,714

25,714

純資産額

(百万円)

43,164

44,547

48,044

48,393

49,895

総資産額

(百万円)

58,814

58,556

64,783

65,668

68,022

1株当たり純資産額

(円)

1,836.06

1,922.13

2,073.07

2,088.18

2,153.00

1株当たり配当額

(円)

32.00

40.00

36.00

36.00

36.00

(内1株当たり中間配当額)

(円)

(16.00)

(18.00)

(18.00)

(18.00)

(18.00)

1株当たり当期純利益

(円)

170.43

163.34

82.67

108.87

123.15

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

73.4

76.1

74.2

73.7

73.4

自己資本利益率

(%)

9.6

8.7

4.1

5.2

5.8

株価収益率

(倍)

14.9

8.8

17.9

11.8

9.5

配当性向

(%)

18.8

24.5

43.5

33.1

29.2

従業員数

(名)

498

525

558

551

554

株主総利回り

(%)

91.7

53.6

56.6

51.0

48.1

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

3,180

2,727

1,623

1,500

1,341

最低株価

(円)

1,465

1,205

1,234

1,163

1,125

(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式がないため記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第156期の期首から適用しており、それ以降の事業年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

3.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所(プライム市場)におけるものであり、それ以前については東京証券取引所(市場第一部)におけるものであります。

2【沿革】

 

 

1919年12月

 

過燐酸肥料製造の目的で帝国人造肥料株式会社を設立

 

1920年11月

 

大阪工場を建設

 

1938年10月

 

大阪工場においてルルギ式接触硫酸の製造開始

 

1942年4月

 

社名を帝国化工株式会社と変更

 

1942年6月

 

岡山工場を建設

 

1949年5月

 

東京証券取引所へ株式上場

 

1951年4月

 

岡山工場において酸化チタンの製造開始

 

1961年6月

 

大阪工場において界面活性剤の製造開始

 

1964年2月

 

大阪工場において精製硫酸設備完成、製造開始

 

1966年10月

 

東京証券取引所第1部より第2部に指定替え

 

1973年10月

 

当社100%出資のテイカ倉庫株式会社(連結子会社)を設立

 

1981年10月

 

大阪工場においてリン酸塩の製造開始

 

1983年11月

 

 

テイカ倉庫株式会社(連結子会社)は朝日商運株式会社(連結子会社)の株式を取得、出資比率は66%になる

 

1984年6月

 

当社100%出資のテイカ商事株式会社(連結子会社)を設立

 

1987年5月

 

東京証券取引所市場第2部より市場第1部に指定替え

 

1989年8月

 

社名を現在のテイカ株式会社と変更

 

1996年1月

 

酸化チタン関連の表面処理製品の製造開始

 

1997年4月

 

当社100%出資のTFT株式会社(連結子会社)を設立

 

2001年10月

タイ・チョンブリにおいて当社100%出資のTAYCA(Thailand)Co.,Ltd.(連結子会社)を設立

 

 

その後、2002年8月TAYCA(Thailand)Co.,Ltd.の増資により当社出資比率は86%になる

 

2003年9月

 

 

テイカ倉庫株式会社(連結子会社)は朝日商運株式会社(連結子会社)の株式を取得、出資比率は100%になる

 

2006年9月

 

酸化チタン関連の表面処理製品の生産拡大のため岡山県赤磐市に熊山工場を建設、製造開始

 

2013年10月

 

朝日商運株式会社は社名をテイカM&M株式会社(連結子会社)と変更

 

2014年2月

 

ベトナム・ドンナイにおいて当社100%出資のTAYCA(VIETNAM)CO.,LTD.(連結子会社)を設立

 

2017年4月

 

 

三信鉱工株式会社とセリサイト製品の販売を主目的とする合弁会社 ジャパンセリサイト株式会社(連結子会社)を設立

 

2018年1月

 

圧電材料事業の拡大のため、TRS Technologies,Inc.(連結子会社)の全株式を取得

 

2022年1月

 

大阪工場内に圧電単結晶材料の量産工場完成

 

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

 

 

3【事業の内容】

当社グループは、当社及び連結子会社8社で構成され、化学工業製品、圧電材料の製造、販売及び化学工業薬品などの輸送、保管を主な事業内容としております。

当社グループの事業内容と当該事業における位置づけをセグメント別に示せば次のとおりであります。

 

[機能性材料事業]

:酸化チタン、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、表面処理製品等の製造、販売を行っております。当社が製造し、当社及び子会社テイカ商事㈱が販売しております。

子会社テイカ商事㈱より原材料の一部を購入しております。

子会社ジャパンセリサイト㈱より原材料の一部を購入しております。

[電子材料・化成品事業]

:圧電材料、導電性高分子薬剤、界面活性剤、硫酸、無公害防錆顔料等の製造、販売ならびに化学工業薬品などの輸送、保管を行っております。当社が製造し、当社ならびに子会社テイカ商事㈱及び子会社TFT㈱が販売しております。

子会社テイカ商事㈱より原材料の一部を購入しております。

子会社TAYCA(Thailand)Co.,Ltd.は、界面活性剤の製造、販売を行っております。

子会社TAYCA(VIETNAM)CO.,LTD.は、界面活性剤の製造、販売を行っております。

子会社TRS Technologies,Inc.は、圧電単結晶製品等の製造、販売を行っております。

[その他]

:子会社テイカ倉庫㈱は、当社製品の輸送、保管を行っており、その子会社テイカM&M㈱は、当社工場設備のエンジニアリング及び当社に対する荷役請負業務を行っております。

 

 事業の系統図は次のとおりであります。

0101010_001.png

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業

の内容

議決権の

所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

テイカ倉庫㈱

大阪市西淀川区

95

その他

100

当社製品等の輸送・保管を行っております。当社から不動産の賃貸をしております。

役員の兼任あり。

テイカ商事㈱

(注)2

大阪市中央区

15

機能性材料事業

電子材料・化成品事業

100

当社製品を販売するとともに、当社が使用する原材料の購入を行っております。

役員の兼任あり。

TFT㈱

大阪市大正区

30

電子材料・化成品事業

100

当社製品の販売を行っております。

役員の兼任あり。

テイカM&M㈱

(注)3

大阪市西淀川区

10

その他

100

(100)

当社工場設備のエンジニアリング及び荷役請負業務を行っております。

役員の兼任あり。

ジャパンセリサイト㈱

(注)5

東京都中央区

50

機能性材料事業

 

50

 

当社が使用する原材料の購入を行っております。

役員の兼任あり。

 

TAYCA(Thailand)

Co.,Ltd.

(注)6

タイ・チョンブリ

160

百万バーツ

電子材料・化成品事業

86

当社が販売する製品を購入しております。

役員の兼任あり。

 

TAYCA(VIETNAM)

CO.,LTD.

ベトナム・ドンナイ

1,897

億ドン

電子材料・化成品事業

100

当社が販売する製品を購入しております。当社から資金の貸付を行っております。

役員の兼任あり。

TRS Technologies,

Inc.

アメリカ・ペンシルベニア

12

万ドル

電子材料・化成品事業

100

当社が使用する原材料の購入を行っております。当社から資金の貸付及び資金援助(債務保証)を行っております。

役員の兼任あり。

(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.特定子会社であります。

3.「議決権の所有割合」欄の(内書)は間接保有であります。

4.上記子会社のうちには、有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

5.持分は100分の50以下であるが、実質的に支配しているため子会社としたものであります。

6.TAYCA(Thailand)Co.,Ltd.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

(1)売上高

13,263百万円

 

(2)経常利益

352 〃

 

(3)当期純利益

279 〃

 

(4)純資産額

2,886 〃

 

(5)総資産額

5,519 〃

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

機能性材料事業

326

電子材料・化成品事業

328

報告セグメント計

654

その他

113

全社(共通)

65

合計

832

(注)1.従業員数は、当社グループ内への出向者を含め、グループ外への出向者を除く就業人員数です。

2.従業員数には派遣社員・嘱託契約の従業員を含んでいません。

3.全社(共通)の従業員数は管理部門、営業部門であります。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

2023年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

554

41.7

19.8

6,240

 

セグメントの名称

従業員数(名)

機能性材料事業

326

電子材料・化成品事業

165

報告セグメント計

491

全社(共通)

63

合計

554

(注)1.従業員数は、当社から他社への出向者を除く就業人員数です。

2.従業員数には派遣社員・嘱託契約の従業員を含んでいません。

3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。

4.全社(共通)の従業員数は管理部門、営業部門であります。

 

(3)労働組合の状況

当社グループの労働組合は、テイカ労働組合(組合員数 509名)と称し、連合傘下の日本化学エネルギー産業労働組合連合会に加盟しております。なお、労使関係については、特に記載すべき事項はありません。

 

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

①提出会社

当事業年度

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注)1.

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注)2.

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1.

全労働者

うち正規雇用

労働者

うちパート・有期労働者

1.4

52.4

66.3

78.7

85.6

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3【事業等のリスク】

当社グループの財政状態及び経営成績等に重要な影響を及ぼす可能性のあるリスクには、以下のものがあります。当社グループは、当該リスクの発生する可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応には最大限努力してまいります。

なお、将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。また、ここに記載した事項は、当社グループに関する全てのリスクを網羅したものではありません。

 

① 景気動向に伴う需要変動リスク

当社グループの製品需要は、販売している国又は地域における経済情勢の影響を受け、とりわけ主要市場であります日本、アジア、欧米での景気減速は、製品・素材の流通量の減少、個人消費や設備投資の低下をもたらしえます。その結果、当社グループの製品に対する需要が減少し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループは、この様な需要の変動に機動的に対応するべく、成長事業への設備投資や研究開発等経営資源の重点投入、国内外での新規市場、顧客の開拓等積極的な営業活動を展開するとともに、製造原価の低減や業務効率の向上を図ることで、引き続き収益確保に努めてまいります。

 

② 為替相場の変動リスク

当社グループは、アジア、欧米等への製品輸出、及び同地域からの原材料輸入、並びにタイ、ベトナム、アメリカにおける生産拠点設立などを行っており、急激な外国為替相場の変動は、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループはこのようなリスクに対し、為替予約等を行うことによりリスクの最小化に努めておりますが、中長期的な外国為替相場の変動によるリスク等を完全にヘッジすることは出来ません。

また、海外子会社の経営成績は、連結財務諸表作成のために円換算され、換算時の為替相場により円換算後の価値が影響を受ける可能性があり、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

③ 燃料や原材料の価格変動リスク

原油価格は、中東地域の治安や世界の経済情勢に多大な影響を受け、時に急激な価格変動を起こすことがあります。原油価格が急騰し、当社グループが購入する石油由来の原料価格が急激に上昇した場合、製品価格への転嫁が遅れることなどにより、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループは、情報の早期入手と製品への価格転嫁を素早く実施する体制を整えるとともに、商品スワップによるデリバティブ取引を利用し、リスクの最小化に努めております。また、主要原料である酸化チタン鉱石は海外から輸入しており、その価格や海上輸送にかかる運賃は国際的な需給状況により大きく変動し、価格が高騰した際に、製品価格への転嫁が遅れることなどにより、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループは、この様な価格の変動に機動的に対応するべく、仕入先との連携強化を図るとともに、購入ソースの拡大や長期契約の締結、適切な在庫確保等を行うことで、リスクの最小化に努めております。

 

④ 産業事故・自然災害の発生リスク

当社グループは、安全を最優先に保安防災活動に取り組んでおり、製造設備に起因する事故などによる潜在的なリスクを最小化するため、すべての製造設備において定期的な点検を実施しております。しかしながら、製造設備等で発生する事故を完全に抑止・軽減できる保証はなく、万一、火災・爆発等の産業事故が発生し、工場周辺に物的・人的被害を及ぼした場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

また、地震、大雨、洪水などの自然災害により、社員や事務所、設備などに対する被害が発生し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。当社グループでは、災害対策マニュアルや事業継続計画(BCP)の策定、社員安否確認システムの構築、耐震対策、防災訓練などの対策を講じておりますが、自然災害による被害を完全に排除できるものではなく、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑤ 海外事業におけるカントリーリスク

当社グループは、タイ、ベトナム、アメリカにおいての生産拠点設立など、海外への事業展開を拡大しております。一方、海外における事業活動には、予期しえない法律や規制の変更、貿易摩擦や当該地域における紛争等、社会的又は政治的混乱等の地政学的なリスクを伴っており、これらのリスクが発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑥ 環境関連規制強化のリスク

当社グループは、事業活動継続において化学物質管理関連法令の遵守及び環境負荷低減を社会的使命と自覚しております。化学物質管理面では、日本国内、欧米やアジア地域、また海外子会社がビジネスを行うタイ、ベトナム、アメリカにおける国内法令の改正動向を注視しており、その改正内容に準拠するとともに施行時期を遵守しています。さらに環境負荷低減面では、製品の設計・製造段階から廃棄に至る製品のライフサイクルを通じて環境負荷低減・省エネルギー化を図っております。しかしながら、当初の予想を上回る規制内容の強化や規制範囲の拡大により、新たな対策コストや追加設備投資が必要になった場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑦ 知的財産におけるリスク

当社グループは、特許等の知的財産について充分な調査及び管理を行っておりますが、万一、第三者からの侵害を完全に防止できなかった場合、または当社グループの製品・技術の一部が他社の知的財産権を侵害しているとされた場合、これらの知的財産権の侵害により、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループは、これらのリスクに対応するべく、弁護士、弁理士等の専門家の意見を聴取、連携するとともに、知的財産に関する社内管理規則を定めて有事の際の対策を施しております。

 

⑧ 情報システム及び情報セキュリティに関するリスク

当社グループは、情報システムの安全性確保及び情報セキュリティ強化の為、ウイルスやハッカーに対する防御システムの導入、定期的な保守点検、適切なバックアップ体制、関連規程の整備等を継続的に実施し、機密性の確保や情報漏洩防止に努めております。しかしながら、予期できない水準の情報システムの重大な障害、或いは経営に関わる機密情報の破壊、または未知のコンピューターウイルスの侵入による情報への不正アクセスや窃取が発生する可能性を完全に排除することは困難であり、これにより情報システムが長期間にわたり正常に機能しなくなった場合、または機密情報の漏洩による損害等が発生した場合、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑨ 固定資産の減損に関するリスク

当社グループは、企業買収等により取得したのれんをはじめ、事業用の設備、不動産等の様々な無形固定資産・有形固定資産を所有しております。こうした資産が、期待どおりのキャッシュ・フローを生み出さない状況になる等、その収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなることにより減損処理が必要となる場合、減損損失を計上し、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑩ 新型コロナウイルス等、感染拡大によるリスク

当社グループの従業員に新型コロナウイルス、インフルエンザ、ノロウイルス等の感染が拡大した場合、一時的に操業を停止するなど、当社グループの財政状態及び経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。当社グループではこれらのリスクに対応するため、予防や拡大防止に対して適切な管理体制を構築しております。

特に今般世界的に感染が拡大した新型コロナウイルスに関しては、代表取締役社長執行役員を議長とする新型コロナウイルス感染対策会議を定期的に実施し、(1)在宅勤務や時差出勤、出張禁止、毎日の検温、感染防止対策など、従業員の安全と健康を最優先にした対応の徹底、(2)生産、販売、在庫、物流状況の把握、(3)感染者が発生した場合のBCP対策、(4)資金管理等の施策を通じ、新型コロナウイルスによる影響の極小化を図っております。

 

⑪ 気候変動リスク

気候変動への対応を重要課題と認識しており、二酸化炭素(CO2)排出量削減活動への取り組みとして、低炭素エネルギーへの燃料転換、生産工程の合理化、生産装置の最新鋭化、生産品目の環境配慮型製品へのシフトなど、さまざまな選択肢を組み合わせながら、カーボンニュートラルの考え方に則ってCO2排出量削減を目指します。

リスクの発生については、サステナビリティ推進委員会を中心に全社的に把握、評価、対応を推進し、リスク管理水準の向上と円滑な事業運営を行っております。

 

5【経営上の重要な契約等】

当連結会計年度において該当事項はありません。

 

2【主要な設備の状況】

(1)提出会社

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(名)

建物

及び構築物

機械装置

及び運搬具

土地

(面積千㎡)

その他

合計

岡山工場

(岡山市東区)

機能性材料事業

電子材料・化成品事業

生産設備及び研究開発設備

2,614

4,248

288

(198)

100

7,252

260

熊山工場

(赤磐市他)

機能性材料事業

生産設備及び研究開発設備

1,995

593

914

(56)

60

3,564

78

大阪工場

(大阪市大正区)

電子材料・化成品事業

生産設備及び研究開発設備

1,322

1,174

0

(3)

〔57〕

242

2,739

153

(注)1.帳簿価額には、建設仮勘定の金額は含まれておりません。

2.土地の一部を連結会社以外から賃借しております。賃借中の土地の面積については〔外書(千㎡)〕で表示しております。

 

(2)国内子会社

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の

内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(名)

建物

及び構築物

機械装置

及び運搬具

土地

(面積千㎡)

その他

合計

テイカ倉庫㈱

本社(大阪市西淀川区)

他1ヶ所

その他

倉庫等

298

126

97

(30)

〔2〕

15

538

9

(注)1.帳簿価額には、建設仮勘定の金額は含まれておりません。

2.土地及び建物の一部を連結会社以外から賃借しております。賃借中の土地の面積については〔外書(千㎡)〕で表示しております。

 

 

(3)在外子会社

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の

内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(名)

建物

及び構築物

機械装置

及び運搬具

土地

(面積千㎡)

その他

合計

TAYCA

(Thailand)

Co.,Ltd.

本社工場

(タイ・チョンブリ)

電子材料・化成品事業

界面活性剤製造設備等

106

290

214

(31)

4

615

62

TAYCA

(VIETNAM)

CO.,LTD.

本社工場

(ベトナム・ドンナイ)

電子材料・化成品事業

界面活性剤製造設備等

155

211

〔15〕

0

367

32

TRS Technologies,

Inc.

本社工場

(アメリカ・ペンシルベニア)

電子材料・化成品事業

圧電単結晶製造設備等

7

555

〔2〕

563

63

(注)1.帳簿価額には、建設仮勘定の金額は含まれておりません。

2.土地を連結会社以外から賃借しております。賃借中の土地の面積については〔外書(千㎡)〕で表示しております。

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

75,000,000

75,000,000

①【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

②【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び

地方公共

団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人

その他

個人以外

個人

株主数

(人)

17

28

141

97

7

3,745

4,035

所有株式数

(単元)

39,958

2,657

104,076

41,018

114

68,779

256,602

54,214

所有株式数の割合(%)

15.56

1.04

40.56

15.99

0.04

26.81

100

(注) 自己株式は2,539,651株あり、「個人その他」に25,396単元及び「単元未満株式の状況」に51株含めております。

 

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

CACEIS BANK/QUINTET LUXEMBOURG SUB AC / UCITS CUSTOMERS ACCOUNT

(常任代理人香港上海銀行東京支店カストディ業務部)

1-3 PLACE VALHUBERT 75013 PARIS FRANCE

(東京都中央区日本橋3丁目11番1号)

2,437

10.51

三井物産株式会社

東京都千代田区大手町1丁目2番1号

1,784

7.69

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

1,658

7.15

三菱商事株式会社

東京都千代田区丸の内2丁目3番1号

1,630

7.03

山田産業株式会社

和歌山県和歌山市築港1丁目12番1号

1,470

6.34

みずほ信託銀行株式会社退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行

東京都中央区晴海1丁目8番12号

1,009

4.35

テイカグループ持株会

大阪市中央区谷町4丁目11番6号

824

3.55

中央日本土地建物株式会社

東京都千代田区霞が関1丁目4番1号

694

2.99

関西ペイント株式会社

大阪市中央区今橋2丁目6番14号

612

2.64

住友商事株式会社

東京都千代田区大手町2丁目3番2号

500

2.15

12,620

54.45

(注)1.テイカグループ持株会は、当社と取引のある販売代理店、原材料仕入先及び協力会社等が会員となって継続的に資金を拠出し、当社株式を取得する会であります。

2.「みずほ信託銀行株式会社退職給付信託 みずほ銀行口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行」の持株数1,009千株については、委託者である株式会社みずほ銀行が議決権の指図権を留保しております。

3.2021年8月12日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書に係る変更報告書において、サマラン ユーシッツ(SAMARANG UCITS)が2021年8月4日現在で以下の株式を所有している旨の報告を受けておりますが、当社として2023年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況は、株主名簿上の所有株式数に基づき記載しております。

なお、大量保有報告書の変更報告書の内容は次のとおりであります。

 

氏名又は名称

住所

保有株券等の数

(株)

株券等保有割合

(%)

サマラン ユーシッツ(SAMARANG UCITS)

ルクセンブルグ、L-2163 モントレー通り 11a(11a Avenue Monterey L-2163 Luxembourg)

株式  2,559,900

9.96

 

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

13,060

11,661

受取手形及び売掛金

※1 13,738

※1 14,792

電子記録債権

350

358

商品及び製品

8,044

11,015

仕掛品

1,279

1,837

原材料及び貯蔵品

4,997

6,344

その他

831

624

貸倒引当金

2

3

流動資産合計

42,300

46,631

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物(純額)

6,421

6,580

機械装置及び運搬具(純額)

7,028

7,088

土地

1,695

1,717

建設仮勘定

1,662

1,031

その他(純額)

438

542

有形固定資産合計

※2,※3 17,246

※2,※3 16,960

無形固定資産

 

 

のれん

1,463

1,407

その他

164

119

無形固定資産合計

1,628

1,526

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

9,786

9,279

長期前払費用

800

995

繰延税金資産

80

76

その他

305

266

貸倒引当金

20

20

投資その他の資産合計

10,953

10,597

固定資産合計

29,827

29,085

資産合計

72,128

75,717

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

6,873

6,627

短期借入金

963

971

1年内返済予定の長期借入金

※3 1,942

※3 2,079

未払法人税等

864

688

賞与引当金

360

386

その他

※4 3,485

※4 3,475

流動負債合計

14,490

14,228

固定負債

 

 

長期借入金

※3 2,100

※3 3,805

繰延税金負債

1,112

870

長期未払金

9

9

退職給付に係る負債

3,152

3,144

固定負債合計

6,374

7,829

負債合計

20,865

22,058

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

9,855

9,855

資本剰余金

6,766

6,766

利益剰余金

31,562

33,714

自己株式

2,460

2,460

株主資本合計

45,725

47,876

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

4,912

4,554

繰延ヘッジ損益

181

20

為替換算調整勘定

72

716

退職給付に係る調整累計額

4

51

その他の包括利益累計額合計

5,170

5,342

非支配株主持分

367

438

純資産合計

51,263

53,658

負債純資産合計

72,128

75,717

【連結損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 46,362

※1 54,773

売上原価

※5 36,709

※5 44,337

売上総利益

9,653

10,436

販売費及び一般管理費

※2,※3 6,001

※2,※3 6,211

営業利益

3,651

4,224

営業外収益

 

 

受取利息

5

7

受取配当金

208

229

受取賠償金

80

為替差益

251

130

その他

104

126

営業外収益合計

570

574

営業外費用

 

 

支払利息

34

52

棚卸資産廃棄損

11

17

その他

19

11

営業外費用合計

65

81

経常利益

4,156

4,717

特別利益

 

 

投資有価証券売却益

5

102

出資金売却益

67

リース解約益

21

特別利益合計

94

102

特別損失

 

 

固定資産除却損

※4 157

※4 549

特別損失合計

157

549

税金等調整前当期純利益

4,093

4,270

法人税、住民税及び事業税

1,244

1,290

法人税等調整額

31

51

法人税等合計

1,212

1,239

当期純利益

2,880

3,030

非支配株主に帰属する当期純利益

34

44

親会社株主に帰属する当期純利益

2,845

2,986

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、報告セグメントを主力事業である「機能性材料事業」と「電子材料・化成品事業」としております。

各報告セグメントに属する主な製品は次のとおりであります。

 

(1)機能性材料事業………………酸化チタン、微粒子酸化チタン、微粒子酸化亜鉛、表面処理製品等

(2)電子材料・化成品事業………圧電材料、導電性高分子薬剤、界面活性剤、硫酸、無公害防錆顔料等

①【貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

10,713

8,584

受取手形

21

28

売掛金

※2 10,679

※2 11,763

電子記録債権

233

247

商品及び製品

7,595

10,286

仕掛品

1,125

1,590

原材料及び貯蔵品

4,473

5,695

前払費用

17

27

未収入金

※2 76

※2 347

短期貸付金

※2 367

※2 400

その他

235

42

流動資産合計

35,538

39,015

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

5,193

5,262

構築物

766

812

機械及び装置

6,110

6,004

車両運搬具

17

12

工具、器具及び備品

408

490

土地

1,307

1,307

建設仮勘定

1,643

935

有形固定資産合計

※1 15,447

※1 14,825

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

134

100

施設利用権

1

0

無形固定資産合計

135

101

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

9,748

9,243

関係会社株式

3,754

3,754

長期貸付金

9

7

関係会社長期貸付金

339

170

長期前払費用

684

862

差入保証金

199

199

その他

72

35

貸倒引当金

262

194

投資その他の資産合計

14,546

14,079

固定資産合計

30,129

29,006

資産合計

65,668

68,022

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形

235

285

買掛金

※2 4,531

※2 3,979

1年内返済予定の長期借入金

※1 1,905

※1 2,071

未払金

※2 1,493

※2 1,552

未払費用

51

65

未払法人税等

671

567

賞与引当金

337

364

設備関係支払手形

39

43

設備関係未払金

※2 1,371

※2 1,389

その他

400

100

流動負債合計

11,037

10,421

固定負債

 

 

長期借入金

※1 2,093

※1 3,805

繰延税金負債

1,061

765

長期未払金

9

9

退職給付引当金

3,072

3,126

固定負債合計

6,237

7,705

負債合計

17,275

18,127

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

9,855

9,855

資本剰余金

 

 

資本準備金

2,467

2,467

その他資本剰余金

4,299

4,299

資本剰余金合計

6,766

6,766

利益剰余金

 

 

その他利益剰余金

 

 

別途積立金

21,200

21,200

繰越利益剰余金

7,945

9,965

利益剰余金合計

29,145

31,165

自己株式

2,460

2,460

株主資本合計

43,308

45,327

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

4,903

4,546

繰延ヘッジ損益

181

20

評価・換算差額等合計

5,085

4,567

純資産合計

48,393

49,895

負債純資産合計

65,668

68,022

②【損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 34,002

※1 38,523

売上原価

※1 26,305

※1 30,099

売上総利益

7,697

8,424

販売費及び一般管理費

※1,※2 4,877

※1,※2 5,110

営業利益

2,819

3,314

営業外収益

 

 

受取利息及び受取配当金

※1 487

※1 603

その他

※1 270

※1 396

営業外収益合計

758

1,000

営業外費用

 

 

支払利息

※1 23

※1 33

その他

40

48

営業外費用合計

64

81

経常利益

3,513

4,232

特別利益

 

 

投資有価証券売却益

5

102

出資金売却益

67

リース解約益

21

特別利益合計

94

102

特別損失

 

 

固定資産除却損

※3 162

※3 545

特別損失合計

162

545

税引前当期純利益

3,445

3,789

法人税、住民税及び事業税

947

1,018

法人税等調整額

25

83

法人税等合計

922

935

当期純利益

2,523

2,853