株式会社免疫生物研究所

Immuno-Biological Laboratories Co., Ltd.
藤岡市中字東田1091番地1
証券コード:45700
業界:医薬品
有価証券報告書の提出日:2023年6月30日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第37期

第38期

第39期

第40期

第41期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

781,215

576,692

602,749

647,576

794,621

経常損失(△)

(千円)

155,747

678,762

310,511

243,472

149,503

親会社株主に帰属する
当期純損失(△)

(千円)

167,319

668,125

318,827

258,767

289,731

包括利益

(千円)

167,319

668,125

318,827

258,767

289,731

純資産額

(千円)

2,145,763

1,948,457

1,629,282

1,368,348

1,078,616

総資産額

(千円)

2,988,314

2,372,989

1,838,038

1,705,338

1,434,337

1株当たり純資産額

(円)

245.47

208.97

174.70

146.92

115.81

1株当たり当期純損失金額(△)

(円)

19.82

76.00

34.23

27.78

31.10

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

71.7

82.0

88.5

80.2

75.2

自己資本利益率

(%)

株価収益率

(倍)

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

243,935

608,746

194,145

93,204

26,458

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

593,279

10,818

17,233

155,629

30,036

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

126,320

81,195

216,000

143,998

991

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

1,491,808

974,456

552,022

449,184

561,997

従業員数
[ほか、平均臨時雇用
人員]

(名)

61

65

65

63

60

[9]

[11]

[9]

[7]

[8]

 

(注) 1.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第40期の期首から適用しており、第40期以降に係る主要な経営指標等については当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

2.第37期、第38期及び第39期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損失金額であるため記載しておりません。第40期及び第41期については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3.自己資本利益率については、親会社株主に帰属する当期純損失が計上されているため記載しておりません。

4.株価収益率については、1株当たり当期純損失金額であるため記載しておりません。

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第37期

第38期

第39期

第40期

第41期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

630,752

500,062

531,820

603,855

790,600

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

159,794

503,432

196,675

69,963

65,973

当期純損失(△)

(千円)

179,050

547,128

219,107

123,641

630,968

資本金

(千円)

2,792,510

3,029,041

3,029,041

3,029,041

3,029,041

発行済株式総数

(株)

8,724,590

9,314,590

9,314,590

9,314,590

9,314,590

純資産額

(千円)

2,140,609

2,064,300

1,845,193

1,719,385

1,088,416

総資産額

(千円)

2,911,068

2,439,750

1,962,901

1,997,942

1,394,501

1株当たり純資産額

(円)

244.88

221.41

197.88

184.61

116.86

1株当たり配当額
(1株当たり中間配当額)

(円)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純損失金額(△)

(円)

21.21

62.24

23.52

13.27

67.74

潜在株式調整後1株当
たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

73.4

84.5

93.9

86.1

78.1

自己資本利益率

(%)

株価収益率

(倍)

配当性向

(%)

従業員数
[ほか、平均臨時雇用人員]

(名)

52

56

58

62

59

[7]

[9]

[7]

[7]

[8]

株主総利回り
 (比較指標:TOPIX)

(%)

(%)

49

37

38

22

28

[93]

[82]

[114]

[113]

[117]

最高株価

(円)

1,548

1,143

725

570

530

最低株価

(円)

517

409

470

285

294

 

(注)1.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第40期の期首から適用しており、第40期以降に係る主要な経営指標等については当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

2.第37期については、売上高が若干減少したことに加え、有形固定資産及び無形固定資産の購入時全額費用処理の影響等により経常損失及び当期純損失を計上しております。

  第38期については、売上高が大幅に減少したことに加え、有形固定資産の購入時全額費用処理の影響等により経常損失及び当期純損失を計上しております。

  第39期については、売上高が微増したことに加え、前期と比較し販売費及び一般管理費が減少したことにより、経常損失及び当期純損失は大幅に改善しております。

 第40期については、売上高が増加したことに加え、前期と比較し販売費及び一般管理費が減少したことにより、経常損失及び当期純損失が改善しております。

 第41期については、売上高が大幅に増加したことに加え、前期と比較し販売費及び一般管理費が減少したことにより、経常利益は前期の損失から利益の計上に転換、当期純損失は特別損失の計上等により収支が悪化しております。

3.第37期、第38期及び第39期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損失金額であるため記載しておりません。第40期及び第41期については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

4.自己資本利益率については、当期純損失が計上されているため記載しておりません。

5.株価収益率については、1株当たり当期純損失金額であるため記載しておりません。

6.配当性向については、1株当たり当期純損失金額であるため記載しておりません。

7.第40期まで、株主総利回りの比較指標にJASDAQグロースを用いておりましたが、2022年4月4日の東京証券取引所の市場再編に伴い廃止されました。このため比較指標を継続して比較することが可能なTOPIXに変更し、第37期にさかのぼり数値の変更をしております。

8.最高・最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所JASDAQ(グロース)におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所グロース市場におけるものであります。

 

2 【沿革】

年月

事項

1982年9月

医薬品及び医薬部外品の免疫学的研究、開発、製造及び販売を目的として、東京都千代田区に資本金5,000千円をもって株式会社免疫生物研究所を設立。
同時に、群馬県高崎市に研究所を設置。

1986年8月

研究設備拡充のため、群馬県藤岡市に藤岡研究所を新設し、研究所を移転。

1987年12月

藤岡研究所内に本社を移転。

1994年4月

生産能力向上のため、藤岡研究所内に工場を新設。

1999年10月

初の受託製造品となる関節炎発症カクテル抗体の大量生産に成功。

2001年4月

藤岡研究所内に遺伝子組換え実験施設を備えた新研究棟を建設。

2004年6月

群馬県高崎市に本社を移転。

2005年3月

北海道三笠市に医薬シーズの探索を目的とする実験動物飼育施設を備えた三笠研究所を新設。

2006年12月

当社創製の抗アミロイドβ抗体(82E1)に関して、米国Intellect Neuroscience, Inc.とライセンス契約を締結。

2007年3月

大阪証券取引所ヘラクレス(現東京証券取引所グロース市場)に株式を上場。

2009年1月

診断薬の品質管理及び品質保証を目的にISO13485認証を取得。

2010年6月

群馬県藤岡市に本社を移転。

2013年7月

生活習慣病領域での創薬・研究支援に加え、予防・診断支援などを強化する目的で、株式会社スカイライト・バイオテック(連結子会社)の株式取得及び簡易株式交換により完全子会社化。

2013年11月

「ネオシルク-ヒト型コラーゲンⅠ」含有化粧品の通信販売を目的として、当社の完全子会社、株式会社ネオシルク化粧品(連結子会社)を設立。

2016年7月

群馬県前橋市に遺伝子組換えカイコ事業におけるGMP対応のパイロットプラントである前橋研究所を新設。

2021年2月

Abcontek.Inc(韓国企業)との間で、合弁会社「株式会社AI Bio」(持分法適用会社)を設立。

2021年11月

完全子会社の株式会社スカイライト・バイオテックを吸収合併。

2023年3月

株式会社AI Bio(合弁会社)を子会社化

 

  (注) 用語解説については、「第4提出会社の状況  4コーポレート・ガバナンスの状況等」の末尾に記載しております。

 

3 【事業の内容】
1.当社グループの事業概要について

  (1) 当社グループの概要

  当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、株式会社免疫生物研究所(当社)及び連結子会社2社で構成されております。

    当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。

 

 抗体関連事業

  主要なサービスは、診断試薬サービス、検査サービス及びTGカイコサービスを展開しております。診断試薬サービスは、主に抗体を基盤とした研究用試薬、体外診断用医薬品、及び体外診断用医薬品原料の製造・販売並びに試薬関連受託サービスの提供、さらに、医薬シーズライセンス導出事業を行っております。検査サービスは主にLipoSEARCHを中核事業とし、臨床研究、基礎研究、動物医療及び自由診療領域でのリポタンパク質プロファイリング詳細解析サービスを提供しております。また、藤岡研究所内に登録衛生検査所「IBL解析センター」を開設し、IBL独自のELISA測定キットを用いた研究検査の受託測定を実施しております。さらに、大手検査会社との提携や株式会社フェニックスバイオとの業務提携により、脂質代謝研究用素材である「PXB-cells LA」を用いた受託試験サービスを開始し、検査受託を安定的に、かつ、拡大してまいります。TGカイコサービスは、カイコの繭中に目的タンパク質や抗体を効率よく大量生産できる技術による受託サービスや試薬原料の製造・販売を行っております。

       ・・・株式会社免疫生物研究所

    ・・・株式会社AI Bio(連結子会社)

 

 遺伝子組換えカイコ開発事業

  当事業は、当事業の技術の有用性が発揮でき、売上規模が比較的大きいと見込まれる新規タンパク質や抗体の開発を進めてまいります。また、遺伝子組換えカイコの繭から生産する抗体やタンパク質の生産コストの低減が、利益創出の課題となっており、当該課題の基礎研究に集中しております。

・・・株式会社免疫生物研究所

 

③ 化粧品関連事業

  化粧品原料「ネオシルク-ヒト型コラーゲンⅠ」を配合した化粧品の製品開発、販売が主な事業となっております。

・・・株式会社ネオシルク化粧品(連結子会社)

 

当社グループの事業内容を図示すると以下のようになります。


 

 

2.当社グループの事業セグメントについて

  (1) 抗体関連事業

  抗体関連事業は、診断試薬サービス、検査サービス及びTGカイコサービスから構成されております。その各々の事業内容は次のとおりであります。

診断試薬サービス

 診断試薬サービスは、研究用試薬販売、試薬関連受託サービス、医薬シーズライセンス及び体外診断用医薬品販売から構成されております。研究用試薬販売は、抗体関連試薬販売及びその他の試薬販売に分類されます。抗体関連試薬販売では、EIA測定キット及び抗体を販売しております。また、その他の試薬販売では、合成ペプチドその他を販売しております。

     ・ 抗体関連試薬販売

  主に抗体を基盤にした研究用試薬を販売しており、当事業の主力製品であります。抗体試薬は、抗原の定性及び定量、単離・精製など幅広く利用されており、現在では生命科学の研究に欠かせないツールとなっております。当事業では様々な研究に使用する抗体試薬を供給できる体制を整えております。また、免疫反応を利用した体外診断用医薬品では抗体試薬は大量に使用されますが、このような需要に対しても、バルク及びOEM供給できる体制を整えております。これらの事業を適正に遂行するために、診断薬を含む医療機器に関する品質マネジメントシステムISO13485を取得しております。

        イ  EIA測定キット

  抗原を定性あるいは定量するための研究用キットであります。抗体、酵素、反応液、反応をさせるためのプレートなど測定に必要な試薬が全てセットになっており、血液や尿中等に存在する目的の抗原物質の濃度を簡便に測定することができます。

        ロ  抗体

  生化学、分子生物学及び病理学等の基礎研究に広く使用されております。例えば免疫組織染色用の抗体は、薄切された組織を染色することで、病因となる抗原の有無や組織中での局在状態など、多くの情報を得ることができます。その他、抗原抗体反応を利用した多くの技術が広く研究を行う現場で使用されております。

 

     ・ その他の試薬販売

        イ  細胞培養関連試薬

  細胞の栄養源となる細胞培養液など、細胞を培養するために必要な試薬であります。

        ロ  合成ペプチド

  抗体を作製するために、抗原として使用するペプチドであり、有機化学の手法によって合成されるものであります。

        ハ  その他

  細胞の分離に必要な試薬や研究用キットの部品などです。

 

     ・ 試薬関連受託サービス

  製薬企業の多くは、経営の効率化から研究開発をアウトソーシングする方針を打ち出しております。一方、公的研究機関や国立大学においても、法人化への移行に伴い研究の効率化が求められております。このような環境の下、研究開発に対する支援事業の需要は高まっております。一方、確実に成果の得られる支援先企業の選択が行われております。当社グループは「抗体作製に関する技術力の高さ」を強みとして、公的研究機関、大学、製薬企業などに対して、以下に掲げるサービスを主に提供しております。

        イ  抗体の作製、精製、標識

        ロ  細胞培養によるタンパク質製造

        ハ  抗体による測定系の開発

        ニ  受託試験

 

     ・ 医薬シーズライセンス

  当社では、抗体作製技術を基盤として、治療用医薬品あるいは診断用医薬品に適した抗体の創製に取り組んでおります。治療用医薬品開発においては、製薬企業各社がパイプラインを充実させるために医薬シーズに係る権利の譲渡又は許諾を受ける活動を積極的に展開していることを受けて、当社の人的資源と効率を鑑み、創薬ターゲットの探索及びそのターゲットに対する各種抗体の作製とそれらの抗体の薬効評価に特化しております。

イ  当社はABCONTEK社との間で合弁企業の株式会社AIBioを設立し、ダニ媒介性感染症であるSFTS(重症熱性血小板減少症候群)を治療するための抗体医薬品候補「ACT101」を共同開発し、早期導出を目指しておりました。しかしながら、ABCONTEK社より同社の経営事情において、今後AIBioへの研究開発費の負担が困難となる旨の通知を受け、取締役及び監査役の員数の変更などにより、当社のAIBioの経営における実質的な支配権が増加したため、AIBio を子会社化することといたしました(2023年3月14日発表)。この度の子会社化により、研究開発資金が縮小されることになりますので、予定していたカニクイザルを使用した非臨床試験を一旦中止し、現時点で取得済みの試験結果を用いて早期の導出に注力して参ります。

ロ  国立大学法人徳島大学との共同開発によって、胃や腸の消化管壁の粘膜下にある未熟な間葉系細胞に由来する「肉腫」の一種とされるGIST(消化管間質腫瘍)を診断、治療するための抗体医薬品を開発し、製薬企業等への導出等を目指しております。現在は、特許出願を完了し、さらに前臨床試験に向けた準備を進めております。

 

     ・ 体外診断用医薬品販売

  当事業では、今までに研究用試薬として販売していたEIA測定キットのうち、診断に向け測定価値の認められるものを体外診断用医薬品登録に向けて開発を行ってまいります。既に国内外での登録を視野に入れ、海外他社との連携も開始しており、今後、キットの生産量に応じた収益を見込んでまいります。

イ  学校法人埼玉医科大学が所有する、難聴・めまいの原因を生化学的に診断できる世界初のバイオマーカー「CTP(cochlintomo-protein)」に関する発明を元に、体外診断用医薬品としての薬事申請・販売の権利を株式会社コスミックコーポレーションに譲渡しました。その後、2020年6月に体外診断用医薬品承認され、さらに、2022年7月1日付で、外リンパ瘻を疑う患者に対して、診断の補助を目的として保険収載 (保険点数:460点)されました(2022年8月3日発表)。当社は本品の製造を担当いたします。

  外リンパ瘻患者は突発性難聴やメニエール病などの症候学的に診断されている疾患に潜伏していることも多く、似通った症候を示す外リンパ瘻が見落とされるケースが発生しております。その患者数は正確には算出されておりませんが、潜在的に外リンパ瘻患者が含まれていると考えられる、めまいなどの有訴者数は約400万人にものぼると算出されており、 外リンパ瘻の疑われる患者に対して本CTP ELISA「コスミック」を用いることにより正確な診断が可能になることが期待されます。

  さらに、当社は、学校法人埼玉医科大学と簡便性・迅速性に優れたイムノクロマト法によるCTP測定試薬の開発を共同で行っております。

ロ  グルカゴンは、膵臓のランゲルハンス島のα細胞から分泌されるホルモンで、血糖調節因子として知られていますが、ELISA法による測定は類似ペプチドの交叉による影響を受けやすく、正確な測定が難しいとされてきました。両断端に特異的な2抗体を用いた膵グルカゴン特異的測定系の開発により、血中グルカゴン濃度の正確な評価が可能となり、今後、糖尿病の病態や病気を診断するための独立した新しい指標となる可能性が示唆されています。当社は、群馬大学と共同で、血清中グルカゴン値を測定する体外診断用医薬品の開発を行っておりますが、先行して研究用試薬としての販売を開始いたしました(2022年8月22日)。さらに、2024年3月期第1四半期の体外診断用医薬品の販売承認申請に向けた研究開発を継続してまいります。

ハ  神経筋疾患患者の尿中に存在するタイチンというタンパク質に対するELISA測定キットを開発し、神経筋疾患の病気診断・病態のモニタリングマーカーとして、2025年3月期の販売承認申請を目指し、研究開発を行ってまいります。また、販売承認の申請までの間、研究用試薬として販売をするために、認定検査試薬としての確認申請を行い、承認されましたので、認定検査試薬として販売を開始しております。タイチンは神経筋疾患のみならず、老化に伴うサルコペニア、フレイル等の疾患との関係も示唆されており、対象疾患の広がりが期待されています。

ニ  赤痢アメーバ症は赤痢アメーバ(Entamoeba histolytica)という寄生性の原虫が原因となって引き起こされる病気で、日本国内において、2012年以降、感染症法に基づく報告数は900例を超えてきており、増加傾向にあります。そこで当社は、簡便な血液検査で赤痢アメーバ感染の有無をチェックできる体外診断用医薬品の開発を行っております。なお、2024年3月期第1四半期中に体外診断用医薬品製造販売承認申請に向けて準備中です。

ホ その他、当社グループが所有するアルツハイマー関連及びSFTS関連の抗体を用いた体外診断用医薬品の開発を行っております。

 

  検査サービス

  当サービスは、秋田解析センターにおける「LipoSEARCH」を主とした研究検査と登録衛生検査所「IBL解析センター」による検査で構成されております。

秋田解析センターでは、生活習慣病領域での創薬・研究支援に加え予防・診断支援などに特化した事業を行っております。特に、世界で唯一の高感度ゲルろ過高速液体クロマトグラフィーを用いた血中リポタンパク質詳細プロファイリングサービス「LipoSEARCH」は、最先端のリポタンパク質解析技術として、当領域の専門研究機関・製薬企業・食品企業における研究・開発及び創薬支援として広く利用されております。

  本「LipoSEARCH」は、血中の各リポタンパク質の粒子サイズにより分画した波形データ(クロマトグラム)と、各分画におけるコレステロール量と中性脂肪量を提供する事により、病態や薬剤投与の影響によるリポタンパク質プロファイルの全体的かつ詳細な変化をとらえることができます。

 さらに、伴侶動物(ペット)向けの脂質代謝関連疾患検査サービス「LipoTEST」を動物病院の獣医師を経由して飼い主様に提供しております。

 また、IBL解析センターでは、診断試薬サービスで開発された独自のELISA測定キットを用いた研究検査の受託測定を実施しており、生活習慣病関連疾患や老化関連疾患領域での総合的な支援を推進しております。

  さらに、大手検査会社との提携や、株式会社フェニックスバイオとの業務提携による「PXB-cells LA」を用いた受託試験サービスの開始等により、検査サービスを安定的に、かつ、拡大させてまいります。

 このように、当社グループはヒトから伴侶動物に至るまで、豊富な研究ネットワークを有して、総合的な支援を通じた医療貢献を目指しております。

 

  TGカイコサービス

  遺伝子組換え手法によりカイコの繭に生産させた各種抗体等のタンパク質の販売を行っております。また、株式会社ニッピとの共同研究により、iPS細胞等の培養足場材として有効であるラミニン511-E8の生産にも成功し、研究用試薬としての販売も実現しております。遺伝子組換えカイコで生産したラミニン511-E8(iMatrix-511 silk)は、機能および価格的優位性から、多くの研究者の皆様に利用いただいております。また、化粧品原料「ネオシルク®-ヒト型コラーゲンⅠ」につきましても、欧州において医療機器として使用されたことにより、様々な国から問い合わせが増加しております。

 また、当事業においては、ヒト感染性の病原体を持たないカイコを用い、組換え型の血漿フィブロネクチン(Fibronectin Neosilk®,Plasma)と細胞性フィブロネクチン(Fibronectin Neosilk®, Cellular)の生産技術を開発し、研究用試薬として販売を開始しました(2023年3月13日)。

  フィブロネクチンは、代表的な細胞外マトリックスタンパク質の一つであり、細胞の接着・伸展、移動、増殖および分化等を制御することから、間葉系幹細胞をはじめとする各種培養細胞の足場材として再生医療領域での研究等に使用可能です。また、本製品は、遺伝子組換えカイコの繭から精製するために動物由来成分の混入が無い、いわゆるXeno-freeであることから、安全性の高い製品としても期待されています。

 

  (2) 遺伝子組換えカイコ開発事業

  当事業では、目的とするタンパク質を遺伝子組換え手法によりカイコの繭に生産させる技術を有しております。この生産技術は、下記の図に示しますように、目的とするタンパク質の元になる遺伝子を用意することから始まります。用意した遺伝子を、ベクターと呼ばれる遺伝子の運び屋に組み込み、次にそのベクターをカイコの卵に注入することで、目的タンパク質の遺伝子が組み込まれた遺伝子組換えカイコを作出します。この遺伝子組換えカイコは、目的タンパク質を繭の中に吐き出すように工夫されており、そのため繭から簡便にタンパク質を回収することが可能です。

 


 

  当事業では、この技術により生産したタンパク質の実用化を進めております。遺伝子組換えカイコで生産したモノクローナル抗体は、安価であるうえに、安定性やバックグラウンドの低さ等に優位性を有しており、当社のELISA測定キットの原料として利用しているほか、大手診断用医薬品メーカーへも供給されております。

  また、本技術を利用してヒト型コラーゲンを大量生産させることに成功し、将来全世界に販売活動を行うことが可能なように、新規化粧品原料として「INCI名」を取得いたしました。このような戦略的な活動を通じて、世界の化粧品業界において、カイコ由来のヒト型コラーゲンが広く活用されるよう事業を推進いたします。

  これら研究用試薬や化粧品分野での製品を製造販売する事業に加えて、当社は、遺伝子組換えカイコによるバイオ医薬品製造の実現へ向けた挑戦を続けてまいりました。遺伝子組換えカイコは、動物細胞では生産が困難な高分子量のタンパク質等を生産することが可能です。また、特に抗体においては、糖鎖にフコースを持たないため、高いADCC活性を発揮させることが可能です。さらに、カイコの飼育においては養蚕業で培われた優れた飼育技術を利用することができるため、医薬品に適した安定した品質のタンパク質を生産できる利点もあります。しかしながら、遺伝子組換えカイコの繭から生産する抗体やタンパク質の生産コストの低減が、利益創出の課題となっておりました。当該課題の基礎研究に集中してきましたが、医薬品原料としての生産コストに見合う生産量が得られなかったため、新規の医薬品原料開発は見送ることとさせていただきます。

 

  (3) 化粧品関連事業

  当事業は、当社グループの遺伝子組換えカイコ開発事業において開発した化粧品原料「ネオシルク-ヒト型コラーゲンI」及びネオシルク-ヒト型コラーゲンⅠ配合化粧品「フレヴァン」を化粧品業界や消費者の皆様に広く販売するため、連結完全子会社の株式会社ネオシルク化粧品が事業を展開しております。「ネオシルク-ヒト型コラーゲンI」は、遺伝子組換えカイコの繭に生産させたもので、現在使用されている魚や豚等の異種動物から生産されるコラーゲンとは異なる、今までにない全く新しい化粧品原料です。また、繭から生成したネオシルク-ヒト型コラーゲンIには、組換え遺伝子は含まれておらず、純粋にヒトのコラーゲンと同等なアミノ酸骨格を有するものであることから、安全性が高く、消費者の皆様に安心してお使いいただける化粧品原料であると考えております。また、化粧品原料「ネオシルク-ヒト型コラーゲンⅢ」の販売が開始され、今後は、「ネオシルク-ヒト型コラーゲンⅢ」を使用した高級化粧品の開発に取り組み、幅広いユーザーに提供できる製品を開発してまいります。

 

  (注) 用語解説については、「第4提出会社の状況  4コーポレート・ガバナンスの状況等」の末尾に記載しております。

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又は
出資金
(千円)

主要な事業
の内容

議決権の所有
(被所有)割合
(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱ネオシルク化粧品

群馬県藤岡市

50,000

化粧品関連事業

100%

役員の兼任 1名

資金の貸付

㈱AI Bio

群馬県藤岡市

10,000

抗体関連事業

49%

役員の兼任 3名

資金の貸付

 

(注)1. 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

        2. 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

抗体関連事業

60

遺伝子組換えカイコ開発事業

化粧品関連事業

[8]

合計

60

[8]

 

(注)1.従業員数は就業人員であります。

2.従業員数欄の[  ]外書きは、臨時従業員(準社員及びパートタイマー)の年間平均雇用人員(1日8時間換算)であります。

   3.当社グループは従業員数が少ないため、同一の従業員が複数の事業に従事しております。

 

  (2) 提出会社の状況

   2023年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

59

44.3

15.2

4,227

[8]

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

抗体関連事業

59

遺伝子組換えカイコ開発事業

[8]

合計

59

[8]

 

(注)1.従業員数は就業人員であります。

2.従業員数欄の[  ]外書きは、臨時従業員(準社員及びパートタイマー)の年間平均雇用人員(1日8時間換算)であります。

3.当社は従業員数が少ないため、同一の従業員が複数の事業に従事しております。

4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

  (3) 労働組合の状況

      労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

3 【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

  当社グループの事業活動において、リスクとなる可能性があると考えられる主な事項について記載しております。また、当社グループとして必ずしも重要なリスクとは考えていない事項についても、投資判断の上で、あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要と考えられる事項については、投資家及び株主に対する積極的な情報開示の観点から開示いたします。

  当社グループは、これらのリスクが発生する可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社グループの経営状況及び将来の事業についての判断は、以下の記載事項及び本書中の本項以外の記載を慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。なお、以下の記載における将来に関する事項については、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、当社グループで想定される範囲で記載したものであります。また、以下の記載は当社株式への投資に関連するリスクの全てを網羅するものではありません。

 

(1) 他社との業務提携、合弁会社設立等について

  当社グループは、戦略を実行していく上で、合弁企業の設立や子会社化(持分法適用会社化を含む)を行うなど、他社の買収やその他の株式投資を行う可能性があります。その際、各投資の実行の検討に際し、リスクの大きさに応じ、必要十分なデュー・ディリジェンスを実施した上で、定められた承認プロセスを経て投資判断を行っております。

  当社グループの業務提携先や合弁先と共同事業を行う場合には、当局の許認可が必要となったり、当該業務提携先や合弁先と共同事業の内容について合意できることが前提となります。また、当社グループの業務提携先や合弁先に対して当社グループが支配権を有するとは限らず、これらの会社が、当社グループの意向にかかわらず、事業戦略を大幅に変更する可能性があります。さらに、第三者割当増資や当社グループ以外の株主がコールオプションを行使したことにより当社グループの持株比率が低下したり、その経営成績や財政状態が大幅に悪化する可能性もあります。これらの場合、その業務提携、合弁事業などが期待通りの成果を生まない可能性や、継続が困難となる可能性があります。また、特定の第三者との業務提携や合弁事業などを実施したことにより、他の者との業務提携や合弁事業などが制約される可能性もあります。その結果、当社グループの事業展開、財政状態および業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 知的財産権に関連するリスクについて

  当社グループの事業を遂行していく中で、他者が所有している知的財産権を使用する場合、ライセンス契約等の締結を行い、当該知的財産権を使用する事としておりますが、当社の認識外で他者の知的財産権を侵害してしまうこともあります。当該侵害に対して訴訟が提起された場合は、当社の事業戦略や業績に重大な影響を与える可能性があります。

  そのため、当社グループでは、他者の知的財産権への抵触が判明した時は、遅滞なく当該抵触について検討の上、当該他社とライセンス契約を締結する等の対応策を講じております。また、事業の拡大とともにこのようなリスクは増大するものと思われますので、知的財産権に関する管理体制をより強化していく方針であります。

 

(3) 機密情報の流出について

  当社グループの事業を遂行する上で、社外の研究者や研究機関との情報交換は有益であると考えております。今後も積極的に情報交換を行っていく方針であり、商品・サービスの提供や営業活動に必要となる顧客氏名・性別・住所・電話番号等の個人情報、その他業務上、必要となる各種情報をシステム上で管理しております。第三者に当該機密情報を窃取された場合、企業にとって致命傷となりかねません。そのため、当社グループでは、基幹システムやサーバーのセキュリティー強化に加え、情報を外部に開示する際の手続を明確化して組織の末端まで周知徹底させております。しかしながら、万が一機密情報が流出した場合には、多大な損害を被るおそれがあります。

 

(4) 個人情報に対する漏洩リスク

  当社グループは、個人情報を保有しておりますが、個人情報の漏洩防止のため社内規程を整備し、セキュリティー対策を行っております。 

 しかしながら、昨今の企業情報漏洩に関しては、悪質化する犯罪の増加に伴い個人情報が流出するなどの不測の事態が起こっております。このような場合企業の信用は失墜し、社会的制裁を受ける事となり、「個人情報漏洩保険」に加入していますが、当社グループの業績の悪化と財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 特定人物への依存について

  代表取締役社長である清藤勉は、当社グループの創業以来の最高経営責任者であり、事業の立案や運営、開発活動の遂行等についてリーダーシップを発揮しています。また、当社グループは、小規模な組織であり、人的資源に限りがあるため、個々の役職員の働きに依存している面があります。こうした属人的な事業体制を見直すために、権限の委譲や業務分掌に取り組んでおります。今後の事業展開に必要な役職員が、不慮の事故等何らかの理由により当社グループの事業展開に関与することが困難になった場合には、当社グループの事業および業績に大きな影響を与える可能性があります。

 

(6) 海外展開による影響について

  当社グループの活動の範囲は、世界各地に及んでおり、各々の地域における経済状況等により影響を受ける可能性があります。具体的には、以下に掲げるいくつかのリスクが内在しています。

・政治的又は経済的要因

・事業・投資許可、租税、為替管制、独占禁止、通商制限など公的規制の影響

・他社と合弁・提携する事業の動向により生じる影響

・戦争、暴動、テロ、海賊、伝染病、ストライキ、コンピューターウイルス、その他の要因による社会的混乱の影響

・地震、津波、台風等の自然災害の影響

  これらリスクに対しては、グループ内での情報収集、外部コンサルタント起用等を通じ、その予防・ 回避に努めてまいりますが、これらの事象が発生した場合には、当社グループの業績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。

 

(7) 医薬品原料開発における進捗に関するリスク

  当社は、社外との連携を構築することにより効率的な研究開発を進めております。しかしながら、当初計画したどおりの研究開発の結果が得られない場合や計画の遅延、中止が生じる可能性があります。当社は、このような事態を極力回避するため、進捗管理や評価をおこない開発内容の優先順位や研究開発資源の変更、あるいは、研究開発の一時中止の決定などの対応を行っております。

  これらの決定により、研究開発が計画どおりに進捗しない場合には、当社グループの業績及び財務状況が影響を受ける可能性があります。

 

  (注) 用語解説については、「第4提出会社の状況  4コーポレート・ガバナンスの状況等」の末尾に記載しております。

 

5 【経営上の重要な契約等】

契約
会社名

契約書名

相手先名

契約
締結日

契約内容

契約期間

㈱免疫生物研究所

特許権等実施契約書

国立大学法人三重大学

2018年3月28日

「抗テネイシンCモノクローナル抗体」に係る発明の実施についての契約

2018年4月1日より10年間。但しIBLが本マテリアルの使用中止の申し出をしない限り1年単位で延長される。また、存続期間満了日(2021年2月8日)後およびその後3年毎に一方の申入れにより協議できる。

㈱免疫生物研究所

売買取引基本契約書

㈱ニッピ

2006年9月1日

当社が製造するプリオン病診断キット「ニッピブルBSE検査キット」に関する売買取引基本契約

2006年9月1日から2009年8月31日まで(1年毎の自動更新)

㈱免疫生物研究所

SUPPLY AND
PURCHASE AGREEMENT

BG Medicine,Inc.

2011年6月22日

抗ヒトGalectin-3(87B5)抗体のライセンス譲渡および原料供給

2011年6月22日から2021年6月21日まで(1年毎の自動更新)

㈱免疫生物研究所

COLLABOLATION AND LICENSE
AGREEMENT
 

IBL International GmbH

2013年11月8日

アルツハイマー型認知症診断用のアミロイドβタンパク質に対する測定キットの共同開発とライセンスについての契約

2013年11月8日から2023年11月7日まで(1年毎の自動更新)

㈱免疫生物研究所

賃貸借契約書

マニハ食品㈱

2014年12月19

GMP対応の本格的な遺伝子組換えカイコの生産工場建設を視野に入れたパイロットプラント用土地・建物

2015年1月9日から2035年1月8日まで

㈱免疫生物研究所

研究成果有体物製造販売許諾契約書

㈱生命科学インスティテュート

2018年2月20日

㈱生命科学インスティテュートとの共同開発の成果であるSSEA-3に対する特異的なIgGクラス新規抗体を大学や製薬企業等の研究機関へ販売するための販売許諾契約

2018年2月20日から2023年2月19日まで(自動延長)

㈱免疫生物研究所

合弁契約書

Abcontek.Inc

2020年12月21日

Abcontek社と、合弁会社「AI Bio」(持分法適用会社)の設立に関する契約

2020年12月21日から

「AI Bio」解散まで

㈱免疫生物研究所

業務提携契約書

㈱フェニックスバイオ

2022年3月15日

㈱フェニックスバイオの「PXB-cells LA」にかかる業務に関する双方の技術提供及び双方の販売経路の相互活用を目的とした業務提携の契約

2022年3月15日から

2027年3月14日まで

 

 

 

  新たに締結した重要な契約は次のとおりです。

・業務提携契約

契約
会社名

契約書名

相手先名

契約
締結日

契約内容

契約期間

㈱免疫生物研究所

業務提携契約書

シスメックス㈱

2022年6月27日

検体検査分野向け試薬の原材料開発に関する業務提携の契約

2022年4月1日から

2027年3月31日まで

(1年毎の自動更新)

 

 

  (注) 用語解説については、「第4提出会社の状況  4コーポレート・ガバナンスの状況等」の末尾に記載しております。

 

 

2 【主要な設備の状況】
  提出会社

   2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の
内容

帳簿価額(千円)

従業員数
(名)

建物
及び
構築物

機械装置
及び
運搬具

工具器具
及び
備品

土地

(面積㎡)

合計

本社(藤岡研究所)
(群馬県藤岡市)

抗体関連事業

製造設備及び
研究開発設備

59,580

(7,151)

59,580

41

[5]

三笠研究所
(北海道三笠市)

抗体関連事業

製造設備及び
研究開発設備

59,697

(33,000)

59,697

3

[2]

前橋研究所
(群馬県前橋市)

抗体関連事業

遺伝子組換えカイコ開発事業

研究開発設備及び製造設備

10

[1]

秋田解析センター

(秋田県秋田市)

抗体関連事業

製造設備及び
研究開発設備

5

[─]

 

(注)1.従業員数欄の[  ]外書きは、臨時従業員(準社員及びパートタイマー)の年間平均雇用人員(1日8時間換算)であります。

2.当連結会計年度末にて帳簿価額を回収可能価額まで減損しております。

3.建物及び土地の一部を賃借しております。当連結会計年度の賃借料は20,857千円であります。

 

    ① 【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

20,000,000

20,000,000

 

 

    ① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

    ② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(5) 【所有者別状況】

   2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数(人)

2

30

32

25

25

9,127

9,241

所有株式数
(単元)

1,593

9,072

2,869

2,803

2,287

74,469

93,093

5,290

所有株式数
の割合(%)

1.71

9.75

3.08

3.01

2.46

79.99

100.00

 

  (注) 自己株式1,131株は、「個人その他」に11単元、「単元未満株式の状況」に31株含まれております。

 

(6) 【大株主の状況】

   2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式(自己株式を
除く。)の総数に対する
所有株式数の割合(%)

清藤  勉

群馬県高崎市

1,123,700

12.07

BARATI RAHIM

東京都大田区

210,000

2.25

株式会社トランスジェニック

福岡県福岡市中央区天神2-3-36

205,000

2.20

株式会社SBI証券

東京都港区六本木1丁目6番1号

178,136

1.91

楽天証券株式会社

東京都港区南青山2丁目6番21号

163,400

1.75

星川 輝

大阪府八尾市

151,000

1.62

JPモルガン証券株式会社

東京都千代田区丸の内2丁目7-3 東京ビルディング

145,600

1.56

中沢 和美

神奈川県藤沢市

101,600

1.09

株式会社東和銀行

群馬県前橋市本町2-12-6

100,000

1.07

UBS AG LONDON A/C IPB SEGREGATED CLIENT ACCOUNT(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)

BAHNHOFSTRASSE 45,8001 ZURICH, SWITZERLAND(常任代理人住所:東京都新宿区新宿6丁目27番30号)

89,651

0.96

2,468,087

26.50

 

 

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

※1 508,350

※1 614,164

 

 

受取手形

32,065

38,274

 

 

売掛金

141,803

184,740

 

 

商品及び製品

47,380

43,420

 

 

仕掛品

133,314

135,987

 

 

原材料及び貯蔵品

145,892

138,606

 

 

貸倒引当金

6,697

 

 

その他

120,978

16,797

 

 

流動資産合計

1,129,786

1,165,293

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物

773,106

773,106

 

 

 

 

減価償却累計額

773,106

773,106

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

 

 

 

機械装置及び運搬具

73,948

70,472

 

 

 

 

減価償却累計額

73,948

70,472

 

 

 

 

機械装置及び運搬具(純額)

 

 

 

土地

120,081

119,277

 

 

 

その他

512,855

510,358

 

 

 

 

減価償却累計額

512,855

510,358

 

 

 

 

その他(純額)

 

 

 

有形固定資産合計

120,081

119,277

 

 

無形固定資産

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

※2 399,818

95,225

 

 

 

その他

55,652

54,540

 

 

 

投資その他の資産合計

455,471

149,766

 

 

固定資産合計

575,552

269,044

 

資産合計

1,705,338

1,434,337

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

3,930

5,697

 

 

短期借入金

※1 125,000

※1 130,000

 

 

1年内返済予定の長期借入金

4,008

5,889

 

 

未払法人税等

24,032

25,874

 

 

賞与引当金

17,184

25,166

 

 

その他

※3 53,927

※3 59,377

 

 

流動負債合計

228,083

252,005

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

104,990

99,101

 

 

退職給付に係る負債

3,917

4,614

 

 

固定負債合計

108,907

103,715

 

負債合計

336,990

355,720

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

3,029,041

3,029,041

 

 

資本剰余金

2,061,421

2,061,421

 

 

利益剰余金

3,720,124

4,009,856

 

 

自己株式

1,990

1,990

 

 

株主資本合計

1,368,348

1,078,616

 

純資産合計

1,368,348

1,078,616

負債純資産合計

1,705,338

1,434,337

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 647,576

※1 794,621

売上原価

※2 270,878

※2 267,908

売上総利益

376,697

526,712

販売費及び一般管理費

 

 

 

役員報酬

48,207

46,920

 

給料及び手当

75,818

63,116

 

賞与

4,057

5,711

 

賞与引当金繰入額

4,543

6,765

 

退職給付費用

9,979

4,170

 

法定福利費

16,213

15,476

 

消耗品費

1,292

3,488

 

旅費及び交通費

3,470

5,258

 

支払報酬

38,808

35,202

 

研究開発費

※3 188,585

※3 179,656

 

その他

107,940

102,571

 

販売費及び一般管理費合計

498,916

468,338

営業利益又は営業損失(△)

122,219

58,373

営業外収益

 

 

 

受取利息

487

1,356

 

為替差益

3,005

4,559

 

受取負担金

2,845

 

保険解約返戻金

23,083

4,820

 

その他

5,711

5,616

 

営業外収益合計

32,287

19,198

営業外費用

 

 

 

支払利息

641

1,073

 

持分法による投資損失

152,733

203,844

 

棚卸資産評価損

14,893

 

貸倒引当金繰入額

6,697

 

その他

166

566

 

営業外費用合計

153,540

227,075

経常損失(△)

243,472

149,503

特別利益

 

 

 

関係会社株式売却益

45,799

 

固定資産売却益

※4 371

 

特別利益合計

371

45,799

特別損失

 

 

 

関係会社株式評価損

174,468

 

投資有価証券評価損

1,635

 

減損損失

※5 7,041

※5 804

 

特別損失合計

7,041

176,908

税金等調整前当期純損失(△)

250,142

280,611

法人税、住民税及び事業税

8,625

9,119

法人税等合計

8,625

9,119

当期純損失(△)

258,767

289,731

親会社株主に帰属する当期純損失(△)

258,767

289,731

 

 

1.報告セグメントの概要

 (1) 報告セグメントの決定方法

  当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検証を行う対象となっているものであります。

  当社グループは、事業別に区分された事業ごとに国内及び海外の包括的な事業戦略を立案し、事業活動を展開しております。したがって当社グループは、事業内容を基礎とした「抗体関連事業」、「遺伝子組換えカイコ開発事業」及び「化粧品関連事業」の3つを報告セグメントとしております。

 (2) 報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

  「抗体関連事業」は、研究用試薬関連の製造・仕入及び販売を行うとともに、医薬用関連は、医薬品の研究開発、体外診断用医薬品の製造・仕入及び販売、遺伝子組換えカイコの繭を用いた関連製品の販売及び脂質代謝解析技術を利用した生活習慣病領域での創薬・研究支援に加え、予防・診断支援などを行っております。「遺伝子組換えカイコ開発事業」は遺伝子組換えカイコの繭を用いた医薬品原料の研究開発を重点的に行っております。また、「化粧品関連事業」は化粧品等の販売を行っております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

※2 494,995

※2 555,551

 

 

受取手形

32,065

38,274

 

 

売掛金

141,046

184,290

 

 

商品及び製品

26,340

24,078

 

 

仕掛品

133,314

135,987

 

 

原材料及び貯蔵品

123,956

117,381

 

 

短期貸付金

30,000

30,000

 

 

1年内回収予定の関係会社長期貸付金

120,000

175,000

 

 

その他

6,978

※1 7,925

 

 

貸倒引当金

152,512

 

 

流動資産合計

1,108,698

1,115,976

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

土地

120,081

119,277

 

 

 

有形固定資産合計

120,081

119,277

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

24,384

95,225

 

 

 

関係会社株式

688,000

9,800

 

 

 

関係会社長期貸付金

100,000

100,000

 

 

 

長期前払費用

1,266

956

 

 

 

保険積立金

35,189

34,586

 

 

 

その他

17,728

18,678

 

 

 

貸倒引当金

97,405

100,000

 

 

 

投資その他の資産合計

769,162

159,247

 

 

固定資産合計

889,244

278,524

 

資産合計

1,997,942

1,394,501

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

3,930

5,697

 

 

短期借入金

※2 100,000

※2 100,000

 

 

未払金

36,921

※1 39,480

 

 

契約負債

198

2,058

 

 

未払法人税等

23,667

25,378

 

 

未払消費税等

7,644

9,448

 

 

預り金

5,396

5,349

 

 

賞与引当金

16,882

24,705

 

 

流動負債合計

194,640

212,118

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

80,000

80,000

 

 

退職給付引当金

3,917

4,614

 

 

関係会社事業損失引当金

9,351

 

 

固定負債合計

83,917

93,965

 

負債合計

278,557

306,084

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

3,029,041

3,029,041

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

2,061,421

2,061,421

 

 

 

資本剰余金合計

2,061,421

2,061,421

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

3,369,088

4,000,056

 

 

 

利益剰余金合計

3,369,088

4,000,056

 

 

自己株式

1,990

1,990

 

 

株主資本合計

1,719,385

1,088,416

 

純資産合計

1,719,385

1,088,416

負債純資産合計

1,997,942

1,394,501

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

603,855

790,600

売上原価

253,050

266,400

売上総利益

350,805

524,199

販売費及び一般管理費

※1 453,720

※1 452,480

営業利益又は営業損失(△)

102,914

71,718

営業外収益

 

 

 

受取利息

1,358

2,256

 

受取ロイヤリティー

807

1,122

 

為替差益

2,986

4,559

 

保険解約返戻金

22,977

4,820

 

業務受託手数料

560

2,372

 

その他

4,902

2,120

 

営業外収益合計

33,592

17,251

営業外費用

 

 

 

支払利息

474

839

 

貸倒引当金繰入額

6,697

 

棚卸資産評価損

14,893

 

保険積立金調整額

121

 

その他

45

566

 

営業外費用合計

641

22,997

経常利益又は経常損失(△)

69,963

65,973

特別利益

 

 

 

関係会社株式売却益

12

 

固定資産売却益

※3 371

 

特別利益合計

371

12

特別損失

 

 

 

抱合せ株式消滅差損

25,150

 

関係会社株式評価損

527,947

 

関係会社事業損失引当金繰入額

9,351

 

投資有価証券評価損

1,635

 

減損損失

7,041

804

 

関係会社貸倒引当金繰入額

13,842

148,409

 

特別損失合計

46,034

688,147

税引前当期純損失(△)

115,626

622,162

法人税、住民税及び事業税

8,015

8,806

法人税等合計

8,015

8,806

当期純損失(△)

123,641

630,968