株式会社日本色材工業研究所

Nippon Shikizai, Inc.
港区三田五丁目3番13号
証券コード:49200
業界:化学
有価証券報告書の提出日:2023年5月26日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第62期

第63期

第64期

第65期

第66期

決算年月

2019年2月

2020年2月

2021年2月

2022年2月

2023年2月

売上高

千円

11,494,866

12,207,752

9,143,569

8,702,029

11,760,414

経常利益又は経常損失(△)

千円

888,211

405,243

588,958

171,074

148,355

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

千円

615,105

283,585

848,670

122,031

246,295

包括利益

千円

519,238

216,672

782,555

140,297

306,720

純資産額

千円

3,761,379

3,925,655

3,090,703

2,950,405

3,011,457

総資産額

千円

11,995,058

15,524,388

15,550,749

15,353,800

16,049,019

1株当たり純資産額

1,794.67

1,873.06

1,474.67

1,407.73

1,436.90

1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)

293.49

135.31

404.93

58.23

117.52

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

自己資本比率

31.4

25.3

19.9

19.2

18.8

自己資本利益率

17.4

7.4

24.2

4.0

8.3

株価収益率

9.1

14.2

11.3

営業活動によるキャッシュ・フロー

千円

986,852

377,435

405,520

781,337

615,397

投資活動によるキャッシュ・フロー

千円

973,162

3,223,196

2,077,124

187,871

252,807

財務活動によるキャッシュ・フロー

千円

24,395

2,934,663

1,872,988

338,231

413,114

現金及び現金同等物の期末残高

千円

667,497

754,545

959,557

1,222,888

1,228,503

従業員数

431

484

506

454

470

[外、平均臨時雇用者数]

[259]

[283]

[265]

[224]

[264]

 (注)1.第62期、第63期及び第66期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。第64期及び第65期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.当社は、2019年3月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。第62期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。

3.第64期及び第65期の株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失を計上しているため記載しておりません。

4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、当連結会計年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第62期

第63期

第64期

第65期

第66期

決算年月

2019年2月

2020年2月

2021年2月

2022年2月

2023年2月

売上高

千円

9,368,873

9,956,261

6,842,040

6,563,741

8,686,298

経常利益又は経常損失(△)

千円

644,151

262,899

710,923

153,765

153,435

当期純利益又は当期純損失(△)

千円

432,777

180,800

935,107

102,060

268,970

資本金

千円

714,104

714,104

714,104

714,104

100,000

(発行済株式総数)

(株)

(1,049,688)

(2,099,376)

(2,099,376)

(2,099,376)

(2,099,376)

純資産額

千円

3,536,379

3,622,717

2,667,502

2,513,056

2,738,489

総資産額

千円

10,401,319

13,881,111

13,904,683

13,422,317

13,715,659

1株当たり純資産額

1,687.32

1,728.51

1,272.75

1,199.06

1,306.65

1株当たり配当額

50.00

25.00

(うち1株当たり中間配当額)

(〃)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)

206.49

86.27

446.17

48.70

128.34

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

自己資本比率

34.0

26.1

19.2

18.7

20.0

自己資本利益率

12.8

5.1

29.7

3.9

10.2

株価収益率

12.9

22.3

10.3

配当性向

12.1

29.0

従業員数

333

383

397

344

314

[外、平均臨時雇用者数]

[235]

[248]

[243]

[211]

[222]

株主総利回り

88.9

65.2

45.1

28.7

45.4

(比較指標:配当込みTOPIX)

(92.9)

(89.5)

(113.2)

(117.0)

(127.0)

最高株価

6,900

2,877

2,050

1,436

1,456

 

 

□2,781

 

 

 

 

最低株価

3,535

1,565

1,250

800

781

 

 

□2,657

 

 

 

 

 (注)1.第62期、第63期及び第66期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。第64期及び第65期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.当社は、2019年3月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。第62期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益を算定しております。

3.当社は、2019年3月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。第63期の1株当たり配当額25円は、期末配当額25円であり、株式分割後の金額であります。

4.第64期及び第65期の株価収益率については、当期純損失を計上しているため記載しておりません。

5.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所スタンダード市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであります。

6.□印は、株式分割(2019年3月1日、1株→2株)による権利落後の最高・最低株価を示しております。

7.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当事業年度の期首から適用しており、当事業年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2【沿革】

 当社は、1930年、白粉用の顔料の製造を目的として、東京都中野区沼袋において前身である日本色材工業研究所として創業いたしました。その後、1941年に旧満州国奉天市に移転し、1945年終戦により撤収いたしました。1947年、現在の本社所在地において事業を再開し、更に、1949年大阪府吹田市に工場を建設するとともに色の技術を活かして化粧品の製造受託(OEM)を開始し、徐々に業容を拡大して化粧品OEMメーカーとしての基礎を確立、以下のとおり1957年、株式会社日本色材工業研究所を設立して事業を継承いたしました。

 以下は法人設立以降の会社の沿革であります。

年月

事項

1957年3月

化粧品のOEM製造を目的として株式会社日本色材工業研究所を設立。

(資本金1,500千円、東京都港区)同時に東京工場および大阪工場(2015年7月廃止)を継承。

1963年12月

大阪府吹田市に岸辺工場を設置(1969年12月、道路収用に伴い廃止)。

1966年12月

高性能口紅フレーミングマシーンを自社開発。

1971年12月

大阪府吹田市に吹田工場を設置。(2021年8月廃止)

1975年7月

口紅成型機の半自動ラインを自社開発。

1979年11月

神奈川県座間市にGMP基準(化粧品の製造および品質管理に関する技術指針)に基づいた

座間工場を設置(以降、1989年12月まで第2~6期拡張工事を連続実施)。

1981年5月

自動フルイ機(粉体バルクのフルイ機)を自社開発。

1985年8月

医薬部外品製造業の許可の取得。

1986年10月

研究開発体制の拡充のための研究部分室を設置。

1989年4月

営業体制強化のため営業部発足。

1991年5月

神奈川県綾瀬市に綾瀬工場を設置(2009年5月、生産活動を終了し、その後座間工場への移転統合に伴い廃止)。

1992年5月

生産効率向上のため東京工場を廃止し生産部門を統合するとともに研究部分室を統合し

研究施設を拡充。

1995年8月

化粧品の輸入販売業の許可の取得。

1996年7月

日本証券業協会に株式を店頭登録。

1996年8月

座間工場第7期拡張工事竣工。

1999年2月

研究センター竣工。

2000年2月

海外市場での営業展開の拡大と国際競争力の強化を図るため、フランスの医薬品および化粧品

OEM製造会社THEPENIER PHARMA INDUSTRIE S.A.(現・THEPENIER PHARMA & COSMETICS S.A.S.、テプニエ社、連結子会社)の株式取得。

2003年3月

THEPENIER PHARMA INDUSTRIE S.A.にメイクアップ専用の新工場竣工。

2004年12月

2009年9月

 

日本証券業協会への店頭登録を取り消し、ジャスダック証券取引所に上場。

意思決定の迅速化とグループ・ガバナンスの強化を図るため、THEPENIER PHARMA INDUSTRIE S.A.(フランス会社法に基づく株式会社)の法人形態を、THEPENIER PHARMA INDUSTRIE S.A.S.(同法に基づく簡略型株式会社)に変更。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。

2010年10月

大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場および同取引所NEO市場統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

2014年2月

茨城県つくば市につくば工場第1期工事竣工。

2016年5月

2017年1月

 

 

2017年4月

2018年8月

 

2019年9月

2022年4月

監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行。

取扱い製品の拡充、化粧品生産能力の増強、ならびに研究開発活動の強化を図るため、テプニエ社がフランスの化粧品OEM製造会社Orleans Cosmetics S.A.S.(現・Nippon Shikizai France S.A.S.、日本色材フランス社、連結子会社)の株式取得。

つくば工場第2期拡張工事竣工。

国内3工場(座間工場、吹田工場およびつくば工場)においてISO22716(化粧品GMP)の認証を

取得。

つくば工場第3期拡張工事竣工。

東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、「スタンダード市場」へ移行。

3【事業の内容】

 当社グループは、当社及び連結子会社2社により構成されております。

 当社は化粧品(医薬部外品を含む)の製造受託及び研究開発受託を主要な業務としております。連結子会社であるTHEPENIER PHARMA & COSMETICS S.A.S.(テプニエ社)はフランスにおいて医薬品及び化粧品の製造受託を主要な業務としており、Nippon Shikizai France S.A.S.(日本色材フランス社)は、フランスにおいて化粧品の製造受託を主要な業務としております。

 当社グループの事業内容及び当社と子会社の当該事業における位置付けは次のとおりであります。

(1) 化粧品事業……………主要な製品は、ファンデーション、アイライナー、マスカラ、口紅、UV、アイシャドウ、チーク、白粉、打粉、クリーム、美容液、化粧水等であり、当社及び連結子会社が製造、販売しております。

(2) 医薬品その他事業……主要な製品は、薬用歯磨き、ボディーシャンプー、水虫治療薬、駆虫剤、その他衛生製品等であり、テプニエ社が製造、販売しております。

 なお、化粧品事業の一部の製品について、当社及び連結子会社は加工原材料、半製品を相互に販売または購入し、半製品、製品の製造、販売を行なっております。

 

 有価証券報告書提出日(2023年5月26日)現在における当社グループの事業の主な系統図は次のとおりであります。

0101010_001.png

 

 

4【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

(千ユーロ)

主要な事業の内容

議決権の所有割合

(%)

関係内容

役員の兼任等

資金援助

営業上の取引

(千円)

設備の賃貸借

業務提携等

当社役員

(人)

当社従業員(人)

(連結子会社)

THEPENIER
PHARMA &
COSMETICS S.A.S.

モルターニュ(仏国)

4,648

医薬品・化粧品製造受託

100.0

1

1

なし

59,365

なし

なし

Nippon Shikizai France S.A.S.

サン シラン ヴァル(仏国)

865

化粧品製造

受託

100.0

(20.0)

1

1

資金の貸付

増資の引受

21,648

なし

なし

 (注)1.特定子会社に該当しております。

2.有価証券届出書または有価証券報告書を提出している会社はありません。

3.Nippon Shikizai France S.A.S.は当連結会計年度中に新たに連結子会社となった会社であります。

4.議決権の所有の割合の( )内は間接保有比率であり内数であります。

5.THEPENIER PHARMA & COSMETICS S.A.S.については、売上高(連結会社間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

(1)売上高

2,810,817千円

 

(2)経常利益

137,554千円

 

(3)当期純利益

124,467千円

 

(4)純資産額

1,471,983千円

 

(5)総資産額

3,381,429千円

 

5【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

 

2023年2月28日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

日本

314

222

仏国

156

42

合計

470

264

(注)従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。

 

 

(2) 提出会社の状況

 

 

 

 

2023年2月28日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

314

222

39.9

10.2

4,422

(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。

2.平均年間給与は、税込支払給与額であり、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

 

(3) 労働組合の状況

 労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

2【事業等のリスク】

 当社グループの事業その他の状況、経理の状況等に関する事項のうち当社グループの財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあり、投資家の投資判断上重要な影響を及ぼす可能性のある事項と考えております。

 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2023年5月26日)現在において当社グループが判断したものですが、ここに掲げている項目に限定されるものではありません。

① 化粧品市場環境

 国内化粧品市場は既に成熟期に入っており、M&Aによる企業グループの再編、異業種からの新規参入等、競争環境は厳しさを増しております。また、企業グループの再編や同業者同士による合従連衡、海外の化粧品受託製造事業者の国内市場への新規参入等、当社グループの位置する化粧品受託製造市場も、同様に競争環境は厳しさを増しております。

 従って、当社グループが予期せぬ競争環境の変化に的確に対処できない場合には、当社グループの財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

② OEM(Original Equipment Manufacturing)/ODM(Original Design Manufacturing)企業としてのリスク

 当社グループの事業は、顧客化粧品メーカーのブランドで製造し販売するOEM/ODM生産の形態のため、当社グループの業績は顧客化粧品メーカーの営業施策、販売戦略ならびに外注施策による影響を受け易く、結果、当社グループの業績が著しく変化する可能性があります。

 また、特定顧客化粧品メーカーからの受注依存度が高くなると、その顧客化粧品メーカーの販売施策の影響を強く受ける可能性があります。

③ 製造および品質保証について

 当社グループでは、大規模な地震の発生等災害・事故発生時の生産・研究開発の中断による損失を最小化するため、生産拠点、情報システムおよび本社を事業継続の重要拠点と位置づけ、事業継続計画(BCP)の構築を行っております。しかしながら、想定を超える災害・事故の発生により、製造・研究開発の中断が生じた場合には、当社グループの財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 また、当社グループが提供する製品には、想定外の欠陥等が生じるリスクがあり、またリコールが発生する可能性もあります。当社グループは、最適な品質を確保できるよう、全力を挙げて取り組んでおりますが、大規模な製造物責任賠償やリコールにつながるようなケースで、このコストが保険によってカバーできない場合、多額の支払いが生じるとともに、当社グループの製品の信頼性や評判に悪影響を及ぼす可能性があります。その結果、当社グループの財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

④ 海外での事業活動

 当社グループの主たる生産・販売・研究開発拠点はいずれも国内でありますが、欧州や北米、ならびにマーケットの急速な拡大が期待されるアジアにおける事業展開を強化しており、今後一層の拡大を目指しております。これらの海外での事業活動におきましては、予期し得ない経済的・政治的な政情不安、労働問題、テロ・戦争の勃発、感染症の流行による社会的混乱等のリスクが潜在するため、当社グループの財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

⑤ 有能な人材の確保

 当社グループは製造受託(OEM)でありかつ研究開発受託(ODM)メーカーでありますが、将来に向けた持続的成長のためには、(ⅰ)研究開発部門の有能な人材の確保と育成(ⅱ)生産部門における労働力の確保と熟練に向けた育成が欠かせないものと考えております。そのため、貢献度を反映した評価制度や有能な人材の積極的な採用と育成を心がけております。しかしながら、人材の確保と育成の状況や重要な人材の流出が当社グループの財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

⑥ 戦略的投資活動

 当社グループは、国内においてはつくば工場の拡張による生産能力の増強、海外においてはフランスのテプニエ社ならびに日本色材フランス社を中心とした海外展開に対し、戦略的投資を行っております。

 戦略的投資活動の意思決定に際しては、必要な情報収集および検討を実施しておりますが、予期し得ない環境変化等により、当初意図した成果が得られない場合には、当社グループの財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

⑦ 研究開発活動

 研究開発は、当社グループの競争力の源泉のひとつであり継続的に研究開発投資を行っております。年度計画に則り効率的・効果的な研究開発活動を行っておりますが、特定の製品の開発が長期にわたる場合等、成果が翌期以降に及ぶことがあります。また、予定通りの成果が得られない場合、期間の延長や中断、投資額の増加を余儀なくされる場合や、結果として製品化できない場合もあります。さらに、製品化できた場合でも、様々な不確定要因が重なり、必ずしもお客様にご採用頂けるとは限りません。

 このように当初意図した成果が得られない場合には、当社グループの財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

⑧ 金利水準および為替相場の変動について

 当連結会計年度末における当社グループの借入金等有利子負債残高は10,042百万円であり、金利情勢、その他金融市場の変動が財政状態および経営成績に影響を与える可能性があります。また、当社グループの外貨建の売上、費用、資産、負債等の項目は、連結財務諸表および財務諸表作成のために邦貨換算しており、換算時の為替相場により現地通貨ベースの価値に変動がなくても邦貨換算後の価値に悪影響を及ぼす可能性があります。

⑨ 物価等の上昇について

 世界的な物価上昇や円安等の経済要因や、需給逼迫、自然災害、地政学上の問題、何らかの理由によるサプライヤーの供給減少、等に起因する、原材料や光熱費、各種経費等の価格高騰・物価上昇が、当社グループの財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。足元では、近年の新型コロナウイルス感染症やロシアのウクライナ侵攻の影響による、エネルギー価格や世界的な物価上昇が、当社の業績に影響を及ぼしております。

⑩ 繰延税金資産について

 当社グループは会計基準に従い、回収可能性の認められる繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産の計算は、将来の課税所得に関する様々な予測・仮定に基づいており、実際の結果はかかる予測・仮定とは異なる可能性があります。

 当社グループが、繰延税金資産の全部または一部の回収ができないと判断した場合、繰延税金資産は減額され、当社グループの財政状態および経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

⑪ 法的規制について

 当社グループの属する医薬品および化粧品業界は、医薬品医療機器等法等ならびに最終販売先が海外である場合には現地の規制等により法的規制を受けています。そのため、それらの改正や適用基準の変更によっては、当社グループの財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。

⑫ 知的財産権保護の限界

 当社グループでは蓄積した技術を特許等の知的財産権として権利化を進めておりますが、特許出願は出願から少なくとも1年半は公開されないため、既に他社が出願を行った技術に対して開発投資をしている可能性があります。また、第三者による予測を超えた手段等により当社の知的財産権が侵害され、結果として技術の不正流用や模倣品の開発により、当社グループの事業活動に悪影響を及ぼす可能性や、当社グループの認識の範囲外で、第三者の知的財産権を侵害する可能性があります。

⑬ 災害等

 当社グループの主たる生産拠点は、神奈川座間市に所在する座間工場ならびに茨城県つくば市所在のつくば工場であります。そのため、特に関東地方及び関東以北において大規模な震災、水害等が生じた場合、長期にわたり製品供給が困難になる可能性があります。

⑭ 感染症の流行

 社会的に影響の大きな感染症の拡大が発生し、顧客化粧品メーカーの施策に変化が生じた場合や、外出制限、工場操業を含む事業活動の制限/自粛等、事業活動に何等かの制限が生じた場合、当社グループの財政状態および経営成績に悪影響を及ぼす可能性があります。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の再拡大や新たな感染症の流行が発生した場合には、感染拡大防止ガイドライン等に則った衛生管理や感染予防対策の実施等により、当社事業活動が制約を受けたり受注水準に大きな影響を及ぼしたりする恐れがあります。

4【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

2【主要な設備の状況】

当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりであります。

(1) 提出会社

2023年2月28日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(単位:千円)

従業員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置及び運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合計

座間工場

(神奈川県座間市)

日本

生産設備その他

387,808

110,386

471,859

(8,066.99)

18,120

988,175

157

(111)

つくば工場

(茨城県つくば市)

日本

生産設備その他

3,580,420

535,899

760,970

(55,252.45)

50,653

4,927,944

59

(105)

本社・研究センター

(東京都港区)

日本

統括業務施設

販売業務施設

応用・基礎・分析総合研究設備

182,312

13,542

894,626

(1,082.63)

52,861

1,143,343

98

(6)

 

(2) 在外子会社

2023年2月28日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(単位:千円)

従業員数

(人)

建物及び構築物

機械装置及び運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合計

THEPENIER

PHARMA &
COSMETICS S.A.S.

本社  モルターニュ(仏国)

工場  モルターニュ(仏国)

営業所 ブローニュ ビヤンクール(仏国)

仏国

化粧品・医薬品

その他生産設備

670,408

725,533

13,395

(42,872.00)

354,365

1,763,704

113

(35)

Nippon Shikizai France S.A.S.

本社  サン シラン ヴァル(仏国)

工場  サン シラン ヴァル(仏国)

仏国

化粧品

生産設備

138,404

64,480

202,885

43

(7)

 (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であり、建設仮勘定を含んでおります。

2.提出会社の座間工場の土地については、賃借土地4,484㎡が含まれております。なお、その一部3,514㎡に普通借地権の設定をしております。

3.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

5,200,000

5,200,000

①【ストックオプション制度の内容】

 該当事項はありません。

②【ライツプランの内容】

 該当事項はありません。

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年2月28日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

-

4

20

29

10

5

1,620

1,688

所有株式数(単元)

-

410

555

9,785

148

26

10,053

20,977

1,676

所有株式数の割合(%)

-

1.95

2.65

46.65

0.71

0.12

47.92

100

(注)自己株式3,569株は、「個人その他」に35単元、「単元未満株式の状況」に69株を含めて記載しております。

 

(6)【大株主の状況】

 

 

 

2023年2月28日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

株式会社トワ・スール

東京都世田谷区羽根木1-29-18

499

23.8

奥村 浩士

東京都世田谷区

252

12.1

ちふれホールディングス株式会社

埼玉県川越市芳野台2-8-59

146

7.0

三菱鉛筆株式会社

東京都品川区東大井5-23-37

126

6.0

株式会社井田ラボラトリーズ

東京都台東区浅草橋1-9-2

102

4.9

奥村 華代

東京都世田谷区

90

4.3

株式会社ブレストシーブ

大阪府茨木市西駅前町5-10

67

3.2

新行内 儀春

埼玉県所沢市

60

2.9

奥村 有香

東京都世田谷区

30

1.5

中野 知花

東京都新宿区

28

1.4

1,404

67.0

(注)1.前事業年度において主要株主であった株式会社キャトル・セゾンは、当事業年度末現在では主要株主ではなくなりました。

   2.前事業年度において主要株主でなかった株式会社トワ・スールは、当事業年度末現在では主要株主となっております。

 

①【連結貸借対照表】

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年2月28日)

当連結会計年度

(2023年2月28日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

※1 1,323,082

※1 1,331,565

受取手形及び売掛金

1,638,184

※2 1,956,162

電子記録債権

194,216

225,132

商品及び製品

691,181

894,370

仕掛品

194,678

283,411

原材料及び貯蔵品

819,854

1,245,624

その他

149,917

226,057

貸倒引当金

2,161

流動資産合計

5,011,114

6,160,163

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物

10,025,487

10,166,074

減価償却累計額

4,975,756

5,345,124

建物及び構築物(純額)

※1 5,049,730

※1 4,820,950

機械装置及び運搬具

4,686,827

5,112,034

減価償却累計額

3,222,484

3,588,267

機械装置及び運搬具(純額)

1,464,342

1,523,766

工具、器具及び備品

1,059,234

1,222,720

減価償却累計額

793,694

889,578

工具、器具及び備品(純額)

265,540

333,142

土地

※1 2,139,815

※1 2,140,853

建設仮勘定

108,088

207,339

有形固定資産合計

9,027,517

9,026,052

無形固定資産

331,277

360,237

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

※1 416,453

※1 357,375

その他

568,211

※1 156,601

貸倒引当金

773

11,410

投資その他の資産合計

983,891

502,566

固定資産合計

10,342,686

9,888,856

資産合計

15,353,800

16,049,019

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年2月28日)

当連結会計年度

(2023年2月28日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

525,136

791,310

電子記録債務

555,230

1,036,519

短期借入金

※1 2,169,279

※1 2,494,927

リース債務

85,233

93,139

賞与引当金

34,964

85,561

その他

741,813

841,390

流動負債合計

4,111,658

5,342,849

固定負債

 

 

長期借入金

※1 7,564,323

※1 7,041,034

リース債務

398,022

412,943

役員退職慰労引当金

146,430

146,430

退職給付に係る負債

91,629

87,465

その他

91,331

6,839

固定負債合計

8,291,736

7,694,713

負債合計

12,403,395

13,037,562

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

714,104

100,000

資本剰余金

943,209

1,510,339

利益剰余金

1,098,620

1,146,283

自己株式

3,857

3,918

株主資本合計

2,752,077

2,752,703

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

202,507

160,238

為替換算調整勘定

4,180

98,515

その他の包括利益累計額合計

198,327

258,753

純資産合計

2,950,405

3,011,457

負債純資産合計

15,353,800

16,049,019

【連結損益計算書】

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年3月1日

 至 2022年2月28日)

当連結会計年度

(自 2022年3月1日

 至 2023年2月28日)

売上高

8,702,029

※1 11,760,414

売上原価

※3 7,897,785

※3 10,373,346

売上総利益

804,243

1,387,068

販売費及び一般管理費

※2 1,072,153

※2 1,225,257

営業利益又は営業損失(△)

267,909

161,810

営業外収益

 

 

受取利息

2,478

5

受取配当金

6,807

7,213

為替差益

7,689

46,773

補助金収入

166,485

23,935

雑収入

29,051

31,210

営業外収益合計

212,512

109,137

営業外費用

 

 

支払利息

109,830

108,212

その他

5,846

14,379

営業外費用合計

115,677

122,592

経常利益又は経常損失(△)

171,074

148,355

特別利益

 

 

固定資産売却益

※4 83,964

※4 207

投資有価証券売却益

40,037

特別利益合計

83,964

40,244

特別損失

 

 

固定資産除却損

※5 4,860

※5 304

企業年金基金脱退損失

※6 19,729

特別損失合計

24,590

304

税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)

111,700

188,296

法人税、住民税及び事業税

10,331

24,583

法人税等調整額

82,582

法人税等合計

10,331

57,998

当期純利益又は当期純損失(△)

122,031

246,295

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

122,031

246,295

1.報告セグメントの概要

 当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 当社は、主に化粧品等を生産しており、国内においては当社が、仏国においてはTHEPENIER PHARMA & COSMETICS S.A.S.及びNippon Shikizai France S.A.S.が、取り扱う製品について包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

 したがって、当社は、生産体制を基礎とした所在地別のセグメントから構成されており、「日本」及び「仏国」の2つを報告セグメントとしております。

①【貸借対照表】

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

※1 1,187,165

※1 1,165,345

受取手形

16,337

8,476

電子記録債権

194,216

225,132

売掛金

※2 1,119,338

※2 1,352,281

商品及び製品

593,346

606,339

仕掛品

187,700

273,093

原材料及び貯蔵品

580,558

802,454

前払費用

43,547

46,186

その他

※2 60,486

※2 122,115

貸倒引当金

2,284

流動資産合計

3,982,696

4,599,141

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

※1 4,310,582

※1 4,079,932

構築物

※1 82,302

※1 70,609

機械及び装置

772,812

649,151

車両運搬具

18,219

10,677

工具、器具及び備品

120,837

102,615

土地

※1 2,127,457

※1 2,127,457

建設仮勘定

16,209

19,019

有形固定資産合計

7,448,421

7,059,462

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

93,589

63,314

借地権

175,456

175,456

その他

3,259

3,257

無形固定資産合計

272,304

242,028

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

※1 416,453

※1 357,375

関係会社株式

1,063,225

1,194,211

関係会社長期貸付金

152,090

150,841

繰延税金資産

1,198

その他

87,557

※1 117,095

貸倒引当金

432

5,694

投資その他の資産合計

1,718,895

1,815,027

固定資産合計

9,439,621

9,116,518

資産合計

13,422,317

13,715,659

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年2月28日)

当事業年度

(2023年2月28日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形

153,660

202,758

電子記録債務

555,230

1,036,519

買掛金

※2 215,434

※2 414,455

短期借入金

※1 1,759,013

※1 1,782,455

リース債務

66,140

61,701

未払金

243,164

258,936

未払法人税等

21,887

5,736

賞与引当金

34,964

85,561

その他

151,446

104,656

流動負債合計

3,200,942

3,952,780

固定負債

 

 

長期借入金

※1 7,127,969

※1 6,571,515

リース債務

347,035

306,445

役員退職慰労引当金

146,430

146,430

繰延税金負債

86,885

固定負債合計

7,708,319

7,024,390

負債合計

10,909,261

10,977,170

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

714,104

100,000

資本剰余金

 

 

資本準備金

943,209

943,209

その他資本剰余金

614,104

資本剰余金合計

943,209

1,557,313

利益剰余金

 

 

その他利益剰余金

 

 

繰越利益剰余金

657,091

924,855

利益剰余金合計

657,091

924,855

自己株式

3,857

3,918

株主資本合計

2,310,548

2,578,250

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

202,507

160,238

評価・換算差額等合計

202,507

160,238

純資産合計

2,513,056

2,738,489

負債純資産合計

13,422,317

13,715,659

②【損益計算書】

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(自 2021年3月1日

 至 2022年2月28日)

当事業年度

(自 2022年3月1日

 至 2023年2月28日)

売上高

※1 6,563,741

※1 8,686,298

売上原価

※1 6,110,658

※1 7,812,754

売上総利益

453,082

873,544

販売費及び一般管理費

※1,※2 738,498

※1,※2 736,013

営業利益又は営業損失(△)

285,416

137,531

営業外収益

 

 

受取利息及び配当金

※1 46,320

※1 17,427

為替差益

4,453

49,293

補助金収入

166,485

20,774

雑収入

※1 15,477

※1 33,851

営業外収益合計

232,737

121,346

営業外費用

 

 

支払利息

95,238

91,225

その他

5,846

14,215

営業外費用合計

101,085

105,441

経常利益又は経常損失(△)

153,765

153,435

特別利益

 

 

固定資産売却益

83,964

投資有価証券売却益

40,037

特別利益合計

83,964

40,037

特別損失

 

 

固定資産除却損

4,860

304

企業年金基金脱退損失

※3 19,729

特別損失合計

24,590

304

税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)

94,391

193,168

法人税、住民税及び事業税

7,669

6,924

法人税等調整額

82,725

法人税等合計

7,669

75,801

当期純利益又は当期純損失(△)

102,060

268,970