萩原工業株式会社
HAGIHARA INDUSTRIES INC.
倉敷市水島中通1-4
証券コード:78560
業界:その他製品
有価証券報告書の提出日:2023年3月13日

(1)連結経営指標等

回次

第56期

第57期

第58期

第59期

第60期

決算年月

2018年10月

2019年10月

2020年10月

2021年10月

2022年10月

売上高

(千円)

26,457,681

29,647,393

27,231,096

27,705,717

29,953,000

経常利益

(千円)

2,781,303

2,850,272

2,840,705

2,372,459

1,681,544

親会社株主に帰属する当期純利益

(千円)

1,884,655

2,014,255

1,891,961

1,619,067

943,034

包括利益

(千円)

1,747,659

1,705,150

1,685,384

2,237,271

1,792,094

純資産額

(千円)

21,114,894

22,354,509

23,525,280

25,242,813

25,950,770

総資産額

(千円)

31,789,194

32,572,178

32,800,677

34,793,235

38,447,078

1株当たり純資産額

(円)

1,459.46

1,545.15

1,625.54

1,744.15

1,856.11

1株当たり当期純利益

(円)

130.27

139.23

130.75

111.88

65.86

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

66.4

68.6

71.7

72.5

67.4

自己資本利益率

(%)

9.2

9.3

8.2

6.6

3.7

株価収益率

(倍)

12.8

11.7

11.4

13.4

15.5

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

2,009,497

3,604,438

3,315,534

1,585,194

1,052,932

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

3,341,740

1,801,946

670,643

1,613,112

4,166,789

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

837,997

407,598

1,228,535

311,020

706,535

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

4,167,769

5,556,728

6,940,336

6,696,316

4,673,291

従業員数

(名)

1,524

1,525

1,474

1,370

1,299

(外、平均臨時雇用者数)

(204)

(197)

(184)

(238)

(271)

 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、第56期から第59期は、潜在株式が存在しないため記載しておりません。第60期は、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.当社は、株式交付信託の仕組みを用いた役員株式報酬制度を導入しております。1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益の基礎となる期末発行済株式総数及び期中平均株式数はその計算において控除する自己株式に、当該信託が保有する当社株式を含めております。

3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等をから第60期の期首から適用しており、第60期に係る主要な経営指標については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

第56期

第57期

第58期

第59期

第60期

決算年月

2018年10月

2019年10月

2020年10月

2021年10月

2022年10月

売上高

(千円)

22,687,945

22,796,244

20,511,033

21,027,759

18,941,972

経常利益

(千円)

2,678,753

2,667,191

2,442,397

2,093,399

1,060,160

当期純利益

(千円)

1,898,300

1,966,992

1,734,911

1,509,283

787,034

資本金

(千円)

1,778,385

1,778,385

1,778,385

1,778,385

1,778,385

発行済株式総数

(株)

14,897,600

14,897,600

14,897,600

14,897,600

14,897,600

純資産額

(千円)

20,313,502

21,808,167

23,024,746

24,009,464

23,717,752

総資産額

(千円)

25,892,455

27,090,147

28,066,215

28,934,538

29,808,135

1株当たり純資産額

(円)

1,404.16

1,507.48

1,591.05

1,659.10

1,697.31

1株当たり配当額

(円)

32.00

34.00

36.00

36.00

36.00

(内1株当たり中間配当額)

(16.00)

(16.00)

(18.00)

(18.00)

(18.00)

1株当たり当期純利益

(円)

131.21

135.96

119.90

104.29

54.97

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

78.5

80.5

82.0

83.0

79.6

自己資本利益率

(%)

9.7

9.3

7.7

6.4

3.3

株価収益率

(倍)

12.8

12.0

12.4

14.4

18.6

配当性向

(%)

24.4

25.0

30.0

34.5

65.5

従業員数

(名)

464

469

471

474

481

(外、平均臨時雇用者数)

(65)

(62)

(67)

(68)

(68)

株主総利回り

(%)

86.5

86.2

80.6

83.1

60.7

(比較指標:配当込み TOPIX)

(%)

(95.2)

(98.9)

(96.0)

(124.2)

(122.9)

最高株価

(円)

2,099

1,795

1,775

1,688

1,539

最低株価

(円)

1,608

1,233

1,154

1,371

1,017

 (注)1.従業員数は就業人員であり、関係会社への出向者を含んでおりません。

2.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、第56期から第59期は、潜在株式が存在しないため記載しておりません。第60期は、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3.当社は、株式交付信託の仕組みを用いた役員株式報酬制度を導入しております。1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益の基礎となる期末発行済株式総数及び期中平均株式数はその計算において控除する自己株式に、当該信託が保有する当社株式を含めております。

4.最高株価及び最低株価は東京証券取引所(市場第1部)におけるものであります。なお、2022年4月4日以降の株価につきましては、東京証券取引所(プライム市場)におけるものであります。

5.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等をから第60期の期首から適用しており、第60期に係る主要な経営指標については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2【沿革】

年月

沿革

1962年11月

岡山県倉敷市水島に花莚たて糸用ポリエチレン糸の製造・販売を目的として株式会社萩原商店の水島工場を分社独立させ萩原工業株式会社(資本金15,000千円、代表取締役社長 萩原賦一)を設立

1969年4月

岡山県倉敷市水島にある本社工場敷地内にフラットヤーン製造工場を増設

1970年2月

岡山県笠岡市山口にフラットヤーン製造工場を新設

1970年5月

東京都千代田区に東京営業所(現東京支店)を開設

1974年8月

本社隣接地に、ポリエチレンラミクロスシート(ターピーシート)一貫製造工場を新設

1981年1月

本社敷地内にカーペット二次基布(タフバック)製造工場を新設

1981年7月

本社敷地内にプラント製作工場(現本社エンジニアリング工場)を新設

1989年1月

岡山県浅口郡里庄町に里庄工場を新設し、笠岡工場のフラットヤーン製造設備及び本社タフバック工場を移設

1991年7月

岡山県倉敷市南畝に物流拠点として物流センターを開設

1994年11月

北海道札幌市中央区に札幌営業所を開設

1995年3月

インドネシア共和国西ジャワ州にウイハルタ・カルヤ・アグン社(インドネシア共和国)と三菱化学株式会社及び当社(当社出資比率65%)等による合弁会社ハギハラ・ウイハルタ・インドネシア社(資本金4,000千米ドル、現ハギハラ・ウエストジャワ・インダストリーズ社)を設立

1995年5月

ラミクロスの加工先であった岡山県笠岡市山口にある新星織布株式会社(現日本ファブウエルド株式会社)の株式を取得し当社の子会社(資本金23,000千円)とした(当社出資比率55%)

1997年4月

岡山県上房郡賀陽町(現加賀郡吉備中央町)にシート等の製造販売を目的として子会社かようアイランド株式会社(資本金45,000千円)を設立(当社出資比率100%)

1999年7月

谷山化学工業株式会社よりフラットヤーン及びモノフィラメントの製造・加工及び販売に係る事業を譲受けた

2000年6月

大阪証券取引所市場第二部に株式を上場

2001年5月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場

2002年12月

中華人民共和国山東省にラミクロス製品の製造・販売を目的として子会社青島萩原工業有限公司(資本金700,000千円)を設立(当社出資比率100%)

2005年1月

中華人民共和国上海市に各種自動機器製品の設計・製造を目的として子会社萩華機械技術(上海)有限公司(資本金135,000千円)を設立(当社出資比率100%)

2007年5月

本社敷地内に本社エンジニアリング工場を新設

2007年6月

大阪証券取引所市場第二部上場廃止

2009年4月

子会社かようアイランド株式会社を吸収合併

2012年6月

インドネシア共和国の子会社ハギハラ・ウエストジャワ・インダストリーズ社の第二工場を新設

2014年5月

東京証券取引所市場第一部に株式を上場

2018年2月

コンクリート補強繊維の更なる拡販を目的としてEPC Holdings Pte.Ltd.(現BarChip Asia Pte.Ltd.)の全株式を取得し、子会社化

2018年6月

合成樹脂製品の新市場開拓を目的として東洋平成ポリマー株式会社の全株式を取得し、子会社化

2018年7月

 

コンクリート補強繊維の販売機能を統括する子会社バルチップ株式会社(資本金10,000千円)を設立(当社出資比率100%)

2019年3月

タイ王国バンコクに機械据付、運転指導、アフターサービスを目的として子会社ハギハラ・インダストリーズ(タイランド)社(資本金10,000千バーツ)を設立(当社出資比率100%)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場等一部からプライム市場に移行

2022年8月

パラグアイ共和国シウダー・デル・エステ市に、コンクリート補強繊維の南米市場への安定供給を目的として子会社ハギハラ・インダストリーズ・イグアス社(資本金500千米ドル)を設立(当社出資比率30%、バルチップ株式会社出資比率70%)

2022年9月

中華人民共和国山東省の子会社青島萩原工業有限公司の解散を決議

3【事業の内容】

 当社グループは、当社及び子会社17社で構成され、合成樹脂加工製品関連の原糸、クロス及びラミクロス等の製造・販売及び機械製品関連の製造・販売を主な内容として事業活動を展開しております。

 当社グループの事業に係わる位置づけ及びセグメントとの関連は次のとおりであります。

(1)合成樹脂加工製品事業

当社及びハギハラ・ウエストジャワ・インダストリーズ社にて合成樹脂加工製品関連の原糸、クロス、ラミクロス及びこれらの二次製品の各種製造・販売を行っております。また、日本ファブウエルド株式会社ではラミクロスの二次加工を行っております。バルチップ株式会社及びBarChip Asia Pte.Ltd.他8社では、コンクリート補強繊維「バルチップ」の販売、ハギハラ・インダストリーズ・イグアス社では、2023年よりバルチップの製造・販売を予定、東洋平成ポリマー株式会社では、合成樹脂加工製品関連のフィルム、原糸、ラミクロスの製造・販売を行っております。

なお、ラミクロス製品の製造・販売を行っておりました青島萩原工業有限公司は、2022年6月に同社の立地地点が公共事業に伴う土地収用の対象となったため、2022年7月末をもって操業を停止、2022年9月に解散を決議いたしました。

 

 

(2)機械製品事業

 当社にてスリット&ワインダー機械、押出関連機器等各種産業機械の製造・販売を行っております。また、萩華機械技術(上海)有限公司ではスリット&ワインダー機械、押出関連機器等各種産業機械の設計・製造・販売を行っております。また、ハギハラ・インダストリーズ(タイランド)社では、当社製品の販売、据付、運転指導、アフターサービスを行っております。

 

事業の系統図は、次のとおりであります。

0101010_001.jpg

 

連結子会社

ハギハラ・ウエストジャワ・インダストリーズ社、青島萩原工業有限公司、BarChip Asia Pte.Ltd.他8社、バルチップ株式会社、ハギハラ・インダストリーズ・イグアス社、日本ファブウエルド株式会社、東洋平成ポリマー株式会社、萩華機械技術(上海)有限公司、ハギハラ・インダストリーズ(タイランド)社

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金又は出資金

(千円)

主要な事業の内容

議決権の所有割合

(%)

関係内容

役員の兼任

資金援助

営業上の取引

設備の賃貸借

当社

役員

(名)

当社

従業員(名)

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハギハラ・ウエストジャワ・インダストリーズ社

(注)2

インドネシア共和国西ジャワ州

千米ドル

10,000

合成樹脂加工製品事業

直接  99.0
間接   0.9

2

4

同社の銀行借入金等について保証

同社製品を一部当社に販売

青島萩原工業

有限公司

(注)2

中華人民共和国山東省

700,000

合成樹脂加工製品事業

直接 100.0

1

2

同社製品を一部当社に販売

BarChip Asia Pte.Ltd.

(注)2

シンガポール共和国

千SGD

5,003

合成樹脂加工製品事業

直接 100.0

1

萩華機械技術

(上海)有限公司

中華人民共和国上海市

135,000

機械製品事業

直接 100.0

2

1

当社製品を同社に設計・加工委託

東洋平成ポリマー

株式会社

茨城県

かすみがうら市

100,000

合成樹脂加工製品事業

直接 100.0

3

1

資金の貸付

日本ファブウエルド株式会社

岡山県

笠岡市

90,000

合成樹脂加工製品事業

直接 100.0

3

2

資金の貸付

当社製品を同社に加工委託

土地・建物・機械及び装置の一部賃貸

バルチップ株式会社

岡山県

倉敷市

150,000

合成樹脂加工製品事業

直接 100.0

1

4

資金の貸付

当社製品を同社に販売

ハギハラ・インダストリーズ(タイランド)社

タイ王国

バンコク

千バーツ

10,000

機械製品事業

直接 49.0

1

2

資金の貸付

当社製品の保守及び営業活動を同社に委託

ハギハラ・インダストリーズ・イグアス社

パラグアイ共和国

シウダー・デル・エステ市

千米ドル

500

合成樹脂加工製品事業

直接 30.0

間接 70.0

0

1

その他8社

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (注)1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.ハギハラ・ウエストジャワ・インダストリーズ社及び青島萩原工業有限公司、BarChip Asia Pte.Ltd.は特定子会社であります。

3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2022年10月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

合成樹脂加工製品事業

1,158

254

機械製品事業

141

17

合計

1,299

271

 (注)従業員数は就業人員であり、臨時従業員は( )内に過去1年間の平均人員を外数で記載しております。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2022年10月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

481

68

39.5

16.5

5,755,687

 

セグメントの名称

従業員数(名)

合成樹脂加工製品事業

380

51

機械製品事業

101

17

合計

481

68

 (注)1.従業員数は就業人員であり、臨時従業員は( )内に過去1年間の平均人員を外数で記載しております。

2.上記従業員数には関係会社への出向者33名を含めておりません。

3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含めております。

(3)労働組合の状況

 提出会社の労働組合は、萩原工業労働組合と称し、提出会社と労働組合との間に特記すべき事項はありません。

 

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

 文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末時点において当社グループが判断したものであります。

(会社の経営の基本方針)

 当社グループは、「フラットヤーン技術を大事にしながら、常に変革し続け、世のため人のために役立つ会社であろう」を経営理念とし、フラットヤーン関連技術というコアコンピタンスを活かして、顧客のニーズに的確に応えるような製品やサービスを創造し提供していくことを通じて、社会的価値を創造するとともに自らも成長していくことを基本方針といたしております。

 

(目標とする経営指標)

 2022年12月に、「飛躍に向けた原点回帰」をメインスローガンとする中期経営計画を策定いたしました。当計画は、前計画「UPGRADE For Next 60」の主要戦略であった「技術を、磨く」「製品を、広げる」「市場を、創る」「社員の成長と幸福を、伸ばす」を踏襲しつつ、目標未達に終わった前計画の未達要因への対処のための「v字回復戦略」を織り込んだものとなっております。

 

(中長期的な会社の経営戦略)

 2022年12月に策定した中期経営計画の内容は以下の通りです。

■対象期間

 2023年10月期~2025年10月期の3ヶ年

■メインスローガ

 飛躍に向けた原点回帰

 v(victory)字回復、そしてJ(Jump)字成長へ、「v for J」

■事業環境に対応するためのv字回復戦略

 (1)適正な価格の実現 + そのための製品競争力強化

 (2) 最適な生産・物流体制の構築

■成長軌道に乗るためのJump戦略

 (1) 技術を、磨く。

 (2)製品を、広げる。

 (3)市場を、創る。

 (4)社員の成長と幸福を、伸ばす。

 

■数値目標(2025年10月期)

                                           (金額単位:億円)

業績目標

合成樹脂加工製品事業

機械製品事業

合計

 

売上高

266

64

330

 

経常利益

23

10

33

財務目標

ROE

8%以上

D/Eレシオ

0.6

 

(会社の対処すべき課題)

新型コロナウイルス感染症の経済活動への影響は徐々に軽減されているものの、依然、電力費を中心とする大幅な物価の高騰や円安の常態化は当社の事業環境にマイナスの影響を及ぼしており、コストアップへの対策が急務となっております。また、社会的課題である環境への取り組みも重要テーマと捉え、リサイクルによる循環型社会の実現が必要と考えております。

このような課題に対処すべく、「『現場力』を高め、『いいモノ創り』をしよう!」をスローガンに掲げ、製造現場や営業現場に密着し、製造工程の改善やユーザーニーズのフィードバックを通じて、優位性のあるモノ創りを行い、変化する事業環境に対応してまいります。

 

[合成樹脂加工製品事業]

合成樹脂加工製品事業は、縮小が予想される国内市場を深掘りするために、売り方・作り方の変革を進めるとともに、海外ネットワークの構築を通じて海外市場の攻略を進めてまいります。グローバルレベルでの生産体制の最適化により、各市場への安定的な供給を実現してまいります。

なお主力製品であるシートの加工品を生産する新たな拠点として、笠岡工場(仮称)の建設を進めております。生産能力や生産効率を高めるとともに、従来の加工製品とは異なる新たなカスタムメイド品の拡充により、事業の拡大を目指してまいります。

 

[機械製品事業]

機械製品事業は、世界的な資源循環型社会への変革の中で、国を挙げて推進しているGX(グリーントランスフォーメーション)に関連する製品力の強化に取り組んでおります。特に成長が見込まれる二次電池の部材加工に使用される機械製品については、ユーザーと連携して、最先端素材の加工技術を開発し、新規需要の取り込みに努めております。

また、働き方改革を支える省力化・自動化機能を持つ機械製品の引き合いが増加しており、自動化技術への取り組みも今後一層強化してまいります。同時に、安定的な生産を目的に、海外に展開しております生産体制及びサプライチェーンの見直しを進めてまいります。

 

[環境問題への対応]

プラスチック製品メーカーとしての社会的責任を果たすべく、シートからシートへの水平リサイクルシステム「Re VALUE+」の実現を目指し、リサイクル技術の開発に努めてまいります。

 

2【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 気候変動に伴うリスク

 気候変動の直接的影響として自然災害の増加や海面上昇による物的被害や事業継続が困難な状況の発生などのリスクがあります。それに加えて、気候変動緩和策の進捗により、原材料の調達難や炭素税などによるコスト増加が生じる可能性があります。

 これらのリスクに対して、次項のように災害対策を講じるとともに、柔軟な原材料調達を可能にする態勢整備や温暖化ガスの排出を最小限にするような事業活動へのシフトを通じて、影響を最小化してまいります。

 また当社グループの製品には、防災関連用途など気候変動への適応に貢献するものも多く、事業機会の一つであると認識して当該事業分野を強化してまいります。

(2) 自然災害等のリスク

 暴風、地震、落雷、洪水、火災、感染症の世界的流行(パンデミック)等の各種災害により、社員及び家族への身体的被害、事業資産への物的被害等により、事業活動レベルの低下または停止に至る可能性があります。

 これらのリスクに対して、被害の発生及び発生時の損失を最小限におさえるべく、設備の防災対策、防災訓練の実施、連絡体制の整備、損害保険の付保等リスク管理に努めております。

(3) 法制度・規制に関するリスク

 当社グループの事業活動が国内外の法令や規制に抵触した場合、多額の課徴金や事業停止を余儀なくされる可能性があります。

 これらのリスクに対して、法務部門を始め関係部署や外部の専門家にて法令等に関する情報収集を行うとともに、行動規範などを通じて法令遵守を徹底しております。

(4) 新型コロナウイルス感染症に伴うリスク

 新型コロナウイルス感染が拡大した場合、社員及び家族への健康被害や取引先の事業停止、物流の混乱などにより、当社グループの事業活動への影響が生じる可能性があります。また移動制限が発動された場合、営業活動の制約や納品・検収の遅れが生じ、業績に影響がある可能性があります。

 当社グループでは、社員及び家族並びに顧客等の安全を第一に、感染防止策を徹底するとともに、Web会議の積極活用や一部事業所でのテレワークの実施等により、影響の最小化と事業の確実な継続を図っております。

 なお今後の新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、翌連結会計年度末までは、国内外で感染状況の悪化による景気減速や事業活動の制約が継続または断続的に発生すると見込んでおります。

(5) プラスチックを巡る環境変化に関するリスク

 プラスチックは性状の安定性や耐久性、経済性等に優れた素材ではありますが、海への廃棄プラスチックの流出問題や、化石燃料を主要原料とすることなど、地球環境に対してマイナス影響を及ぼしうるとの評価になりつつあります。その結果、プラスチック製品を製造・販売することの風評リスクや、将来的にはプラスチックの使用が制限される可能性もあります。

 当社グループでは、当面はプラスチックに代わる素材の実用化は困難と考えており、プラスチックの使用を継続しながらそのマイナス影響を最小化することを基本方針としております。具体的には、生産ロスの再利用を徹底するとともに、使用後の製品を同等の製品に再生産する「水平リサイクル」の実用化を目指し、技術開発や回収の仕組みの検討を行っております。

(6) 原材料等の市況変動及び調達リスク

 当社グループの合成樹脂加工製品事業は主にポリエチレン・ポリプロピレン樹脂を原材料として使用し、製造の際に熱源や動力源として電力を使用しております。これら原材料の価格は、原油・ナフサといった国際商品市況や為替相場の影響を受け、また電力料金も化石燃料等の影響を受けるもので、原材料価格や電力料金の変動が業績に影響を及ぼす可能性があります。

 また、機械製品事業におきましては、半導体などの部品の調達網に混乱が生じた場合、代替品調達や売上遅延のため、業績に影響を及ぼす可能性があります。

 当社グループでは、特定の原材料等への依存を減らすよう技術開発を進めるとともに、原材料等価格変動を製品価格に転嫁できるよう製品の競争力を高めることなどを通じて、原材料に関するリスクを軽減しております。

(7) 子会社の収益変動リスク

 当社グループでは多様な製品を製造・販売することにより、製品ごとの需要や収益性の変動リスクを軽減する事業構造になっております。ただし個々の子会社においては、取り扱う製品の需要変動や販売地域の経済情勢などにより、収益が変動するリスクがあります。

 このようなリスクに対して、グループ内の生産体制や販売体制では全体最適を追求しつつ、各子会社の事業活動に支障のないよう資金繰り等のリスクに対応する支援を行うとともに、子会社ごとの事業価値を正確に見積もることにより適切な経営管理を行っております。

(8) 情報セキュリティに関するリスク

 サイバー攻撃等により当社グループのシステムで障害が発生した場合、事業継続に重大な影響が生じる可能性があります。また、情報漏洩が発生した場合、損害賠償責任が生じ、さらに会社の信用を喪失する恐れがあります。

 これらのリスクに対して、適切な情報システムの整備・運用を行うとともに、社員への情報セキュリティ教育の実施やサイバー攻撃による損害をカバーする保険の付保などにより、情報システムに関連する事故発生の防止と、万が一事故が発生した場合の損害の軽減を図っております。

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

経営成績等の状況の概要

(1)財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国の経済は、物価高騰や円安が継続し、一部では景気回復の兆しはあったものの、世界情勢の混乱を含め、懸念材料も多く不透明な状況にありました。

このような状況のもと、当社グループにおきましては、原材料価格、海上運賃及び電力費を中心としたコストの増加、並びに機械部品のサプライチェーンの混乱が収益面へ大きな影響を及ぼしており、これらの影響への対策に注力しながら事業活動を継続してまいりました。

その結果、当連結会計年度の経営成績は、売上高299億53百万円(前期比8.1%増)、営業利益13億77百万円(同38.9%減)、経常利益16億81百万円(同29.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は9億43百万円(同41.8%減)となりました。

 

 セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

合成樹脂加工製品事業

合成樹脂加工製品事業におきましては、シート関連や土のうが流通在庫の増加及び防災備蓄の需要減少等により不調であったものの、海外向けのコンクリート補強繊維「バルチップ」、包装資材用途のメルタック、農業や工業用途のラミクロスが好調に推移し、製品値上げ効果も重なり、全体では増収となりました。一方で、原材料価格、海上運賃、電力費等の高騰、及び円安による輸入コスト上昇の影響を受け、製品価格への転嫁に注力してまいりましたが、価格転嫁が損益に反映されるまでのタイムラグの発生及び主にシート関連、土のう、粘着原反の販売量減少により減益となりました。

インドネシア子会社「ハギハラ・ウエストジャワ・インダストリーズ社」におきましては、主要生産品目であるフレキシブルコンテナバッグが日本での需要減により不調であったものの、バルチップの生産は堅調に推移しました。国内子会社「東洋平成ポリマー株式会社」におきましては、原材料価格高騰に伴う製品への価格転嫁と生産品目の再編による生産効率の改善を進めたことで増収となりました。なお、中国子会社「青島萩原工業有限公司」につきましては、2022年6月、公共事業に伴う土地収用対象に指定され、同年7月末に操業を停止いたしました。

その結果、売上高は255億70百万円と前期に比べ30億30百万円(13.4%)の増収となり、営業利益は11億76百万円と前期に比べ4億円(△25.4%)の減益となりました。

 

機械製品事業

機械製品事業におきましては、主力製品のスリッターにおいて、電装機器を主とする部品の長納期化、また、世界情勢や為替動向等を理由とした顧客の設備投資決定の遅れのため、当期に計画していた製品売上に遅れが生じ減収となりました。一方で、押出関連機器においては、リチウムイオン電池セパレーター増産に連動してスクリーンチェンジャーの需要が堅調、リサイクル関連機器においても、水平リサイクルに対する関心の高まりがあり増収となりましたが、全体では減収となりました。

製造現場の人手不足を解消するための省人化・自動化されたスリッターの引き合いや常設しているテスト機でのリサイクルテスト依頼が増加するなど、受注環境は好転し、コロナ禍で見送っていた展示会への出展を再開する等、需要の取り込みを図りました。

その結果、売上高は43億82百万円と前期に比べ7億83百万円(△15.2%)の減収となり、営業利益は2億円と前期に比べ4億77百万円(△70.4%)の減益となりました。

 

 

 

(2)キャッシュ・フローの状況

 当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ20億23百万円減少し、46億73百万円となりました。

 当連結会計年度における活動ごとのキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益13億33百万円、減価償却費13億71百万円及び収用補償金の受取額6億26百万円を主とする資金の増加並びに棚卸資産の増加額13億7百万円及び退職給付に係る負債の減少額2億48百万円を主とする資金の減少により、10億52百万円(前連結会計年度比5億32百万円の資金減少)の資金の増加となりました。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度の投資活動によるキャッシュ・フローは、生産設備の新増設、更新及び合理化投資等の有形固定資産の取得並びに笠岡工場(仮称)の建設資金支払いによる支出47億11百万円等により、41億66百万円(前連結会計年度比25億53百万円の資金減少)の資金の減少となりました。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

 当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、主に短期借入金の返済による支出3億76百万円及び自己株式の取得による支出5億64百万円並びに長期借入れによる収入23億79百万円等により、7億6百万円(前連結会計年度比10億17百万円の資金増加)の資金の増加となりました。

 

(3)生産、受注及び販売の実績

① 生産実績

 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(千円)

前年同期比(%)

合成樹脂加工製品事業

19,890,342

123.8

機械製品事業

3,966,614

81.3

合計

23,856,956

113.9

 (注)金額は販売価格によっております。

 

② 受注実績

 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

受注高(千円)

前年同期比(%)

受注残高(千円)

前年同期比(%)

合成樹脂加工製品事業

原糸

2,148,826

102.6

120,330

40.3

梱包袋

1,732,192

143.9

96,317

78.2

3,881,019

117.7

216,648

51.3

機械製品事業

6,210,954

111.7

5,487,951

150.0

合計

10,091,974

113.9

5,704,599

139.8

 (注)1.金額は販売価格によっております。

2.合成樹脂加工製品事業においてクロス、シート及び土のうは主として見込み生産のため記載を省略しております。

 

③ 販売実績

 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

金額(千円)

前年同期比(%)

合成樹脂加工製品事業

25,570,541

113.4

機械製品事業

4,382,458

84.8

合計

29,953,000

108.1

 

 

(4)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

① 重要な会計方針及び見積り

 当社グループの連結財務諸表はわが国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠して作成しております。その作成には経営者による会計方針の採用や、資産・負債、収益・費用の計上及び開示に関する経営者の見積りを必要とします。経営者は、これらの見積りについて過去の実績等を勘案して合理的に判断しておりますが、実際の結果は見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

 なお、会計上の見積りに対する新型コロナウイルス感染症の影響については、「第5 経理の状況 1.(1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりです。

 当社グループの連結財務諸表で採用する重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1.(1)連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。

・流動資産

 当連結会計年度末における流動資産の残高は、222億6百万円(前連結会計年度末217億66百万円)となり、4億40百万円増加しました。これは主に機械製品事業において部品調達の遅れに伴い未完成となっている仕掛品の増加及び合成樹脂加工製品事業における原材料価格の高騰により棚卸資産(商品及び製品、仕掛品、原材料及び貯蔵品)が18億13百万円増加、その他流動資産が4億76百万円増加、受取手形及び売掛金が2億75百万円増加した一方、笠岡工場(仮称)の建設資金支払い等により現金及び預金が21億24百万円減少したこと等によります。

・固定資産

 当連結会計年度末における固定資産の残高は、162億40百万円(前連結会計年度末130億26百万円)となり、32億13百万円増加しました。これは主に通常の設備投資に加え、笠岡工場(仮称)の工事進捗等により建設仮勘定が25億79百万円増加したこと等によります。

・流動負債

 当連結会計年度末における流動負債の残高は、89億50百万円(前連結会計年度末81億40百万円)となり、8億10百万円増加しました。これは主に、青島萩原工業有限公司が受領した収用補償金のうち当連結会計年度に受領した6億26百万円をその他流動負債に計上したことによります。

・固定負債

 当連結会計年度末における固定負債の残高は、35億45百万円(前連結会計年度末14億9百万円)となり、21億35百万円増加しました。これは主に設備投資資金に充当するための長期借入金の増加等によります。

・純資産

 当連結会計年度末における純資産の残高は、259億50百万円(前連結会計年度末252億42百万円)となり、7億7百万円増加しました。これは、自己株式が増加したものの、利益剰余金及び為替換算調整勘定が増加したこと等によります。

 

 

② 経営成績の分析

・売上高

 当連結会計年度における売上高は、299億53百万円(前連結会計年度277億5百万円)となり、22億47百万円増加しました。これは主に海外向けのバルチップ、メルタック及びラミクロスの販売量増加に加え全般的に製品値上げがあったこと等によります。

・売上総利益

 当連結会計年度における売上総利益は、77億99百万円(前連結会計年度81億4百万円)となり、3億4百万円減少しました。これは主に原材料価格の高騰による製造原価の増加等によります。

・販売費及び一般管理費

 当連結会計年度における販売費及び一般管理費は、64億22百万円(前連結会計年度58億49百万円)となり、5億72百万円増加しました。これは主に海上輸送運賃の増加等によります。

・営業外損益

 当連結会計年度における営業外損益は、3億4百万円の利益(前連結会計年度1億17百万円の利益)となり、1億86百万円増加しました。これは主に為替差益の増加、受取保険金の増加等によります。

・特別損益

 当連結会計年度における特別損益は、3億47百万円の損失(前連結会計年度7百万円の利益)となり、3億55百万円減少しました。これは主に事業撤退損の発生等によります。

・税金等調整前当期純利益

 当連結会計年度における税金等調整前当期純利益は、13億33百万円(前連結会計年度23億79百万円)となり、10億46百万円減少しました。

・法人税等

 当連結会計年度における税金費用は、3億82百万円(前連結会計年度7億59百万円)となり、3億77百万円減少しました。

・親会社株主に帰属する当期純利益

 当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、9億43百万円(前連結会計年度16億19百万円)となり、6億76百万円減少しました。この結果、1株当たり当期純利益は65円86銭(前連結会計年度111円88銭)となり、46円2銭減少しました。

 

③ キャッシュ・フローの分析

 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの概況については、「経営成績等の状況の概要 (2)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりです。

 営業活動によるキャッシュ・フローを主に、事業支出の2か月分を目安とする所要運転資金を確保するとともに、「第4 提出会社の状況 3.配当政策」記載の方針による利益還元及び設備投資に充当した上で、借入金の返済による財務体質の強化を進め、将来の成長投資への備えとしております。

 

4【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

2【主要な設備の状況】

(1)提出会社

2022年10月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの

名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物及び

構築物

機械装置

及び運搬具

土地

(面積千㎡)

その他

合計

水島事業所

(岡山県倉敷市)

合成樹脂加工製品事業

合成樹脂関連製造設備

464,290

580,697

851,431

(40)

273,116

2,169,534

217

(28)

本社エンジニアリング工場

(岡山県倉敷市)

機械製品事業

機械設計設備

164,451

66,261

119,035

(7)

74,838

424,586

101

(17)

里庄事業所

(岡山県浅口郡里庄町)

合成樹脂加工製品事業

合成樹脂関連製造設備

488,201

530,800

360,934

(39)

47,663

1,427,599

91

(16)

物流センター

(岡山県倉敷市)

合成樹脂加工製品事業

保管設備

31,434

289

(8)

17,058

48,782

12

(3)

賀陽工場

(岡山県加賀郡吉備中央町)

合成樹脂加工製品事業

合成樹脂関連製造設備

151,553

394,260

427,436

(34)

31,313

1,004,563

45

(3)

 

(2)国内子会社

2022年10月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物及び

構築物

機械装置

及び運搬具

土地

(面積千㎡)

その他

合計

日本ファブウエルド株式会社

本社

(岡山県笠岡市)

合成樹脂加工製品事業

合成樹脂関連製造設備

49,404

123,000

218,195

(9)

16,324

406,923

32

(7)

 

東洋平成ポリマー

株式会社

本社

(茨城県かすみがうら市)

合成樹脂加工製品事業

合成樹脂関連製造設備

625,275

482,589

816,400

(63)

102,980

2,027,244

97

(7)

福島工場

(福島県いわき市)

合成樹脂加工製品事業

合成樹脂関連製造設備

94,113

54,651

173,000

(18)

111,332

433,097

25

(4)

高知工場

(高知県高知市)

合成樹脂加工製品事業

合成樹脂関連製造設備

13,660

88,498

7,000

109,158

34

(6)

 

(3)海外子会社

2022年10月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの

名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物及び構築物

機械装置

及び運搬具

土地

(面積千㎡)

その他

合計

ハギハラ・ウエストジャワ・インダストリーズ社

本社

(インドネシア共和国西ジャワ州)

合成樹脂加工製品事業

合成樹脂関連製造設備

819,179

971,993

236,432

2,027,605

536

(168)

萩華機械技術

(上海)有限公司

本社

(中華人民共和国上海市)

機械製品事業

設計設備

10,402

35,792

5,705

51,900

35

()

 (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品と建設仮勘定であります。

2.従業員数は就業人員であり、臨時従業員は( )内に過去1年間の平均人員を外数で記載しております。

3.提出会社物流センターの土地(8千㎡)及び建物は、賃借中のものであり年間賃借料は29,619千円であります。

4.日本ファブウエルド株式会社の設備については、提出会社から賃借しているものを含めて記載しております。

5.当連結子会社である青島萩原工業有限公司は、2022年9月12日開催の取締役会において解散を決議し、当連結会計年度末において事業活動を行っていないことから記載しておりません。

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

36,000,000

36,000,000

②【発行済株式】

種類

事業年度末現在発行数

(株)

(2022年10月31日)

提出日現在発行数

(株)

(2023年1月26日)

上場金融商品取引所名又は

登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

14,897,600

14,897,600

東京証券取引所プライム市場

単元株式数

100株

14,897,600

14,897,600

①【ストック・オプション制度の内容】

決議年月日

2022年9月12日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社使用人  519

子会社の取締役及び使用人  38

新株予約権の数(個) ※

6,355

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 635,500

新株予約権の行使時の払込金額(円) ※

1,045(注)

新株予約権の行使期間 ※

自 2024年9月13日 至 2027年9月12日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格 1,045

資本組入額 523

新株予約権の行使の条件 ※

① 新株予約権者は、権利行使時において、当社又は当社子会社の取締役、監査役、執行役員又は従業員のいずれかの地位にあることを要する。ただし、取締役、監査役又は執行役員が任期満了により退任した場合、従業員が定年で退職した場合、その他正当な理由がある場合は、この限りではない。

② 新株予約権者の相続人による新株予約権の行使は認めない。

③ その他の条件については、当社と新株予約権者との間で締結する新株予約権割当契約に定めるところによる。

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

譲渡による新株予約権の取得については、当社の取締役会の承認を要するものとする。

組織再編行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 ※

当社が合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割もしくは新設分割(それぞれ当社が分割会社となる場合に限る。)、株式交換もしくは株式移転(それぞれ当社が完全子会社となる場合に限る。)(以上を総称して以下、「組織再編行為」という。)をする場合において、組織再編行為の効力発生日(吸収合併につき吸収合併がその効力を生ずる日、新設合併につき新設合併設立会社の成立の日、吸収分割につき吸収分割がその効力を生ずる日、新設分割につき新設分割設立会社の成立の日、株式交換につき株式交換がその効力を生ずる日、及び株式移転につき株式移転設立完全親会社の成立の日をいう。以下同じ。)の直前において残存する新株予約権(以下、「残存新株予約権」という。)を保有する新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号のイからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権をそれぞれ交付することとする。ただし、再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めた場合に限る。

※当事業年度の末日(2022年10月31日)における内容を記載しております。提出日の前月末現在(2022年12月31日)において、記載すべき内容が当事業年度の末日における内容から変更がないため、提出日の前月末現在に係る記載を省略しております。

 

(注)新株予約権発行後、当社が株式分割または株式併合を行う場合、それぞれの効力発生の時をもって次の算式により払込金額を調整し、調整により生ずる1円未満の端数は切り上げる。

調整後払込金額

調整前払込金額

×

分割又は併合の比率

 

また、新株予約権発行後時価を下回る価額で新株の発行または自己株式の処分を行う場合は、次の算式により払込金額を調整し、調整により生ずる1円未満の端数は切り上げる。

 

 

 

 

既発行株式数

新規発行株式数 × 1株当たり払込金額

調整後払込金額

調整前払込金額

×

1株当たりの時価

 

 

 

 

既発行株式数 + 新規発行株式数

 

②【ライツプランの内容】

 該当事項はありません。

(4)【発行済株式総数、資本金等の推移】

年月日

発行済株式総数増減数(株)

発行済株式
総数残高

(株)

資本金増減額

(千円)

資本金残高

(千円)

資本準備金
増減額
(千円)

資本準備金
残高
(千円)

2017年11月1日

(注)

7,448,800

14,897,600

1,778,385

1,393,185

 (注)2017年11月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行い、発行済株式総数が7,448,800株増加しております。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2022年10月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

19

21

215

69

44

30,884

31,252

所有株式数

(単元)

29,168

1,114

19,865

6,448

49

92,152

148,796

18,000

所有株式数の割合(%)

19.60

0.75

13.35

4.34

0.03

61.93

100.00

 (注)自己株式851,438株は「個人その他」に8,514単元及び「単元未満株式の状況」に38株を含めております。なお、当該自己株式には、株式交付信託の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託口)が所有する当社株式74,775株は含めておりません。

 

(6)【大株主の状況】

 

 

2022年10月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

萩原株式会社

岡山県倉敷市西阿知町西原884番地

1,435

10.21

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

1,284

9.14

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海1丁目8-12

666

4.74

萩原工業従業員持株会

岡山県倉敷市水島中通1丁目4番地

451

3.21

GOLDMAN SACHS INTERNATIONAL(常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社)

PLUMTREE COURT, 25 SHOE LANE, LONDON EC4A 4AU, U.K.(東京都港区六本木6丁目10-1 六本木ヒルズ森タワー)

403

2.87

萩原 邦章

岡山県倉敷市

341

2.43

萩原 賦一

岡山県倉敷市

200

1.42

株式会社広島銀行(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)

広島県広島市中区紙屋町1丁目3-8(東京都中央区晴海1丁目8-12)

200

1.42

株式会社三菱UFJ銀行

東京都千代田区丸の内2丁目7番1号

200

1.42

株式会社商工組合中央金庫

東京都中央区八重洲2丁目10-17

100

0.71

5,283

37.61

 (注)1.当社は2022年10月31日現在で、自己株式851千株(発行済株式総数に対する所有株式数の割合5.71%)を所有しており、上記大株主からは除外しております。

2.2022年10月28日付にて、萩原邦章氏より、日本証券金融株式会社との間で締結済の株式の消費賃貸借契約に基づき、182,200株貸付を実施した旨の報告を受けております。

3.当社は、株式交付信託を導入しております。当該信託の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託口)が所有する74千株(0.50%)は、上記(注)1の自己株式に含めておりません。

4.前事業年度末において主要株主でなかった萩原株式会社は、当事業年度末現在では主要株主となっております。

5.2022年7月13日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書において、タワー投資顧問株式会社が、2022年7月12日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2022年10月31日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。

なお、大量保有報告書の内容は次のとおりであります。

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

タワー投資顧問株式会社

東京都港区芝大門1丁目2番18号

399

2.84

 

6.2022年7月22日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書において、エフエムアール エルエルシーが、2022年7月15日現在で以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2022年10月31日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。

なお、大量保有報告書の内容は次のとおりであります。

 

 

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

エフエムアール エルエルシー

米国 02210 マサチューセッツ州ボストン、サマー・ストリート245

631

4.49

7.2022年10月26日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書において、三井住友DSアセットマネジメント株式会社及びその共同保有者であるSMBC日興証券株式会社が、2022年10月19日現在でそれぞれ以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2022年10月31日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。

なお、大量保有報告書の内容は次のとおりであります。

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

三井住友DSアセットマネジメント株式会社

東京都港区虎ノ門一丁目17番1号

186

1.33

SMBC日興証券株式会社

東京都千代田区丸の内三丁目3番1号

450

3.20

 

 

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2021年10月31日)

当連結会計年度

(2022年10月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

7,438,056

5,313,871

受取手形及び売掛金

※1 8,298,417

※2 8,574,088

商品及び製品

2,301,336

2,944,745

仕掛品

2,002,876

2,714,477

原材料及び貯蔵品

1,066,286

1,525,229

その他

662,620

1,138,849

貸倒引当金

3,240

4,812

流動資産合計

21,766,352

22,206,448

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物

9,372,954

10,030,606

減価償却累計額

7,166,126

7,069,914

建物及び構築物(純額)

※3 2,206,828

※3 2,960,691

機械装置及び運搬具

13,890,494

14,851,307

減価償却累計額

11,094,439

11,681,266

機械装置及び運搬具(純額)

2,796,054

3,170,040

工具、器具及び備品

1,607,115

1,644,389

減価償却累計額

1,193,102

1,294,791

工具、器具及び備品(純額)

414,012

349,597

土地

※3 3,886,623

※3 3,877,929

建設仮勘定

781,662

3,360,979

有形固定資産合計

10,085,181

13,719,239

無形固定資産

 

 

のれん

144,357

46,966

その他

548,924

470,791

無形固定資産合計

693,282

517,757

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

132,245

122,264

繰延税金資産

503,821

865,568

退職給付に係る資産

490,353

248,286

保険積立金

776,338

404,193

その他

345,661

363,320

投資その他の資産合計

2,248,420

2,003,632

固定資産合計

13,026,883

16,240,629

資産合計

34,793,235

38,447,078

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2021年10月31日)

当連結会計年度

(2022年10月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

1,462,794

1,541,268

電子記録債務

※1 1,441,125

1,707,306

短期借入金

※3 2,290,812

※3 2,252,208

未払金

863,959

772,992

未払法人税等

409,001

209,909

賞与引当金

579,501

637,691

製品保証引当金

33,613

33,174

その他

1,059,775

※4 1,796,162

流動負債合計

8,140,584

8,950,715

固定負債

 

 

長期借入金

※3 107,850

※3 2,236,137

繰延税金負債

27,478

21,767

役員株式報酬引当金

103,501

133,501

退職給付に係る負債

823,489

805,838

その他

347,519

348,348

固定負債合計

1,409,837

3,545,592

負債合計

9,550,422

12,496,307

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

1,778,385

1,778,385

資本剰余金

1,473,324

1,473,324

利益剰余金

21,979,110

22,398,483

自己株式

464,912

1,029,412

株主資本合計

24,765,908

24,620,781

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

14,770

8,294

繰延ヘッジ損益

1,558

5,541

為替換算調整勘定

166,538

1,259,499

退職給付に係る調整累計額

291,502

38,288

その他の包括利益累計額合計

474,370

1,311,624

新株予約権

4,024

非支配株主持分

2,534

14,340

純資産合計

25,242,813

25,950,770

負債純資産合計

34,793,235

38,447,078

【連結損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2020年11月1日

 至 2021年10月31日)

当連結会計年度

(自 2021年11月1日

 至 2022年10月31日)

売上高

※1 27,705,717

※1 29,953,000

売上原価

※2 19,601,335

※2 22,153,503

売上総利益

8,104,381

7,799,497

販売費及び一般管理費

 

 

運賃及び荷造費

1,070,144

1,379,304

貸倒引当金繰入額

460

1,888

給料及び賞与

1,468,564

1,550,179

賞与引当金繰入額

135,420

131,502

退職給付費用

57,532

7,048

役員株式報酬引当金繰入額

30,000

30,000

研究開発費

※2 625,846

※2 589,931

その他

2,461,643

2,732,462

販売費及び一般管理費合計

5,849,611

6,422,317

営業利益

2,254,769

1,377,179

営業外収益

 

 

受取利息

6,936

11,993

受取配当金

2,582

2,132

作業くず売却益

8,520

27,130

受取保険金

51,514

95,444

為替差益

17,564

114,807

試作品等売却収入

55,259

70,182

その他

47,255

25,542

営業外収益合計

189,633

347,233

営業外費用

 

 

支払利息

9,435

17,628

売上割引

26,851

その他

35,657

25,239

営業外費用合計

71,944

42,868

経常利益

2,372,459

1,681,544

特別利益

 

 

固定資産売却益

※3 28,023

投資有価証券売却益

7,244

特別利益合計

7,244

28,023

特別損失

 

 

固定資産除却損

※4 30,546

事業撤退損

※5 345,339

特別損失合計

375,885

税金等調整前当期純利益

2,379,704

1,333,682

法人税、住民税及び事業税

742,789

600,142

法人税等調整額

17,129

218,018

法人税等合計

759,918

382,123

当期純利益

1,619,785

951,559

非支配株主に帰属する当期純利益

718

8,524

親会社株主に帰属する当期純利益

1,619,067

943,034

1.報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会等が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、事業内容別に国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

したがって、当社グループは、事業内容を基礎とした「合成樹脂加工製品事業」及び「機械製品事業」の2つを報告セグメントとしております。

「合成樹脂加工製品事業」は、フィルム、原糸、クロス、ラミクロス及びこれらの二次製品の各種製造・販売を行っております。

「機械製品事業」は、スリッター、ワインダー及び押出関連機器等各種産業機械の製造・販売を行っております。

①【貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2021年10月31日)

当事業年度

(2022年10月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

5,848,502

2,967,114

受取手形

※4 2,243,268

2,073,018

売掛金

※2 4,860,094

※2 4,358,478

商品及び製品

1,054,222

1,229,970

仕掛品

1,667,406

2,347,346

原材料及び貯蔵品

453,857

686,641

前払費用

※2 114,902

※2 115,621

その他

485,285

1,121,851

貸倒引当金

1,956

1,973

流動資産合計

16,725,583

14,898,070

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

※1 1,207,290

※1 1,211,495

構築物

80,714

97,801

機械及び装置

1,424,401

1,403,000

車両運搬具

7,990

8,604

工具、器具及び備品

268,080

192,531

土地

※1 2,894,817

※1 2,886,124

建設仮勘定

272,843

2,810,610

有形固定資産合計

6,156,138

8,610,168

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

210,521

240,932

その他

139,548

13,210

無形固定資産合計

350,069

254,143

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

67,333

69,315

関係会社株式

3,661,284

3,905,170

関係会社出資金

835,000

835,000

関係会社長期貸付金

10,000

※2 462,500

繰延税金資産

293,503

271,528

保険積立金

776,338

404,193

その他

59,286

98,045

投資その他の資産合計

5,702,746

6,045,752

固定資産合計

12,208,954

14,910,065

資産合計

28,934,538

29,808,135

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2021年10月31日)

当事業年度

(2022年10月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形

25,175

34,488

買掛金

※2 884,131

※2 793,535

電子記録債務

※4 1,270,039

1,525,203

短期借入金

※2 170,505

1年内返済予定の長期借入金

80,000

未払金

※2 583,067

※2 562,306

未払費用

※2 71,089

※2 68,661

未払法人税等

269,075

20,917

前受金

212,791

298,006

預り金

115,939

87,145

賞与引当金

456,840

438,300

製品保証引当金

33,613

33,174

その他

309,125

305,833

流動負債合計

4,401,393

4,247,573

固定負債

 

 

長期借入金

1,415,000

退職給付引当金

130,758

4,887

役員株式報酬引当金

103,501

133,501

その他

289,421

289,421

固定負債合計

523,680

1,842,809

負債合計

4,925,073

6,090,383

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

1,778,385

1,778,385

資本剰余金

 

 

資本準備金

1,393,185

1,393,185

その他資本剰余金

76,630

76,630

資本剰余金合計

1,469,816

1,469,816

利益剰余金

 

 

利益準備金

145,000

145,000

その他利益剰余金

 

 

別途積立金

8,910,000

9,210,000

繰越利益剰余金

12,159,048

12,122,421

利益剰余金合計

21,214,048

21,477,421

自己株式

464,912

1,029,412

株主資本合計

23,997,338

23,696,210

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

10,567

11,976

繰延ヘッジ損益

1,558

5,541

評価・換算差額等合計

12,126

17,517

新株予約権

4,024

純資産合計

24,009,464

23,717,752

負債純資産合計

28,934,538

29,808,135

②【損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(自 2020年11月1日

 至 2021年10月31日)

当事業年度

(自 2021年11月1日

 至 2022年10月31日)

売上高

※1 21,027,759

※1 18,941,972

売上原価

※1 15,082,661

※1 14,616,683

売上総利益

5,945,097

4,325,288

販売費及び一般管理費

※2 4,058,876

※2 3,700,349

営業利益

1,886,220

624,938

営業外収益

 

 

受取利息及び受取配当金

※1 130,163

※1 161,667

受取保険金

24,970

95,444

その他

※1 84,729

※1 183,385

営業外収益合計

239,863

440,497

営業外費用

 

 

支払利息

※1 1,559

※1 294

その他

31,124

4,980

営業外費用合計

32,684

5,275

経常利益

2,093,399

1,060,160

特別利益

 

 

固定資産売却益

10,673

投資有価証券売却益

7,226

特別利益合計

7,226

10,673

特別損失

 

 

固定資産除却損

30,546

関係会社株式売却損

391

特別損失合計

391

30,546

税引前当期純利益

2,100,234

1,040,288

法人税、住民税及び事業税

565,796

233,596

法人税等調整額

25,154

19,657

法人税等合計

590,951

253,253

当期純利益

1,509,283

787,034