富士石油株式会社

Fuji Oil Company, Ltd.
品川区東品川二丁目5番8号
証券コード:50170
業界:石油・石炭製品
有価証券報告書の提出日:2023年6月28日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第17期

第18期

第19期

第20期

第21期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

541,640

462,364

344,612

486,014

850,863

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

3,599

28,777

8,293

16,076

4,704

親会社株主に帰属する
当期純利益又は
親会社株主に帰属する
当期純損失(△)

(百万円)

2,896

29,058

6,528

15,203

3,575

包括利益

(百万円)

2,299

29,390

6,892

17,123

7,859

純資産額

(百万円)

71,536

41,297

48,188

64,539

71,658

総資産額

(百万円)

299,144

245,504

253,007

352,842

336,985

1株当たり純資産額

(円)

925.64

534.02

623.28

835.28

926.31

1株当たり当期純利益
又は当期純損失(△)

(円)

37.59

377.07

84.72

197.29

46.36

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

23.8

16.8

19.0

18.2

21.2

自己資本利益率

(%)

4.1

51.7

14.6

27.1

5.3

株価収益率

(倍)

6.7

2.7

1.3

5.7

営業活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

8,037

4,917

22,762

31,999

5,989

投資活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

2,597

241

4,056

12,546

726

財務活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

1,464

4,011

16,712

39,940

7,539

現金及び現金同等物の期末残高

(百万円)

9,383

10,474

12,336

7,912

8,329

従業員数
[ほか、平均臨時雇用者数]

(名)

640

678

704

701

690

[-]

[-]

[-]

[-]

-]

 

(注) 1 第18期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また潜在株式が存在しないため記載していません。第17期及び第19期から第21期については潜在株式が存在していないため記載していません。

2 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等を第20期の期首から適用しており、第20期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっています。

3 第21期より、「営業外収益」の「補助金収入」に含めていた燃料油価格激変緩和対策補助金を、「売上高」に含める表示方法へ変更し、第20期の関連する主要な経営指標等について、表示方法の変更の内容を反映させた組替え後の数値を記載しています。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第17期

第18期

第19期

第20期

第21期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

533,915

454,032

336,460

476,927

841,424

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

2,751

26,665

5,159

14,775

1,806

当期純利益
又は当期純損失(△)

(百万円)

2,057

26,767

4,110

13,529

625

資本金

(百万円)

24,467

24,467

24,467

24,467

24,467

発行済株式総数

(千株)

78,183

78,183

78,183

78,183

78,183

純資産額

(百万円)

54,400

27,083

31,571

43,884

44,738

総資産額

(百万円)

294,263

228,994

236,274

332,842

311,471

1株当たり純資産額

(円)

704.51

350.74

408.86

568.33

578.63

1株当たり配当額
(うち、1株当たり中間配当額)

(円)

10.00

10.00

10.00

10.00

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益
又は当期純損失(△)

(円)

26.64

346.65

53.23

175.21

8.09

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

18.5

11.8

13.4

13.2

14.4

自己資本利益率

(%)

3.8

65.7

14.0

35.9

1.4

株価収益率

(倍)

9.5

4.3

1.5

32.8

配当性向

(%)

37.5

18.8

5.7

123.6

従業員数
[ほか、平均臨時雇用者数]

(名)

440

481

508

500

485

[-]

[-]

[-]

[-]

[-]

株主総利回り

(%)

62.4

47.4

59.5

70.2

72.6

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

523

286

241

341

382

最低株価

(円)

252

149

153

218

245

 

(注) 1 第18期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また潜在株式が存在しないため記載していません。第17期及び第19期から第21期については潜在株式が存在していないため記載していません。

2 最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第一部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所プライム市場におけるものです。

3 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第20期の期首から適用しており、第20期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっています。

4 第21期より、「営業外収益」の「補助金収入」に含めていた燃料油価格激変緩和対策補助金を、「売上高」に含める表示方法へ変更し、第20期の関連する主要な経営指標等について、表示方法の変更の内容を反映させた組替え後の数値を記載しています。

 

2 【沿革】
(1) 当社

2003年1月

アラビア石油㈱及び富士石油㈱が共同して株式移転により当社を設立(資本金200億円)。
当社の普通株式を東京証券取引所及び大阪証券取引所に上場。

2004年4月

大阪証券取引所の上場を廃止。

2005年10月

資本金を244億円に増資。

2013年10月

当社を存続会社として富士石油㈱を吸収合併し、AOCホールディングス㈱の商号を富士石油㈱に改称。

 

(注) 2022年4月4日に東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行しています。

 

(2) 富士石油㈱

1964年4月

アラビア石油㈱、住友化学工業㈱(現住友化学㈱)、東京電力㈱(現東京電力ホールディングス㈱)、大協石油㈱(現コスモ石油㈱)、日本鉱業㈱(現ENEOS㈱)などの共同出資により設立(資本金12億5千万円)。

1966年4月

資本金を25億円に増資。

1966年8月

共同石油㈱(現ENEOS㈱)と「富士石油㈱の共同石油㈱への参加に伴う協定」を締結、共同石油(現ENEOS㈱)グループに参加。

1967年4月

資本金を50億円に増資。

1968年10月

袖ケ浦製油所の操業開始(常圧蒸留装置能力7万バレル/日)。

1970年10月

資本金を75億円に増資。

1970年11月

袖ケ浦製油所の増設設備稼働開始(常圧蒸留装置能力14万バレル/日)。

1974年10月

袖ケ浦製油所の増設設備稼働開始(常圧蒸留装置能力21万バレル/日)。

1980年7月

資本金を100億円に増資。

1981年2月

中袖備蓄基地第1期完成(原油タンク6基、39万KL)。

1982年12月

中袖備蓄基地第2期完成(1期と合わせ原油タンク12基、78万KL)。

1983年10月

常圧蒸留装置能力を17万バレル/日に削減。

1988年6月

常圧蒸留装置能力を14万バレル/日に削減。

1992年1月

常圧蒸留装置能力を16万2千バレル/日に増強。

1993年7月

ベンゼン・キシレン製造装置稼働開始。

1996年4月

ISO9002認証を取得。

1998年10月

常圧蒸留装置能力を19万2千バレル/日に増強。

1999年3月

ISO14001認証を取得。

2002年4月

ISO9001認証を取得。

2005年10月

業務提携のもと、昭和シェル石油㈱(現出光興産㈱)に石油製品の供給開始。

2006年6月

業務提携のもと、㈱日本航空インターナショナル(現日本航空㈱)及び九州石油㈱(現ENEOS㈱)に石油製品の供給開始。

2010年11月

常圧蒸留装置能力を14万バレル/日に削減。

2011年4月

常圧蒸留装置能力を14万3千バレル/日に増強。

2013年10月

当社との合併により解散(消滅)。

 

 

 (3) アラビア石油㈱

1958年2月

会社設立(資本金35億円)。

1961年4月

資本金を250億円に増資。

1961年10月

東京及び大阪証券取引所市場第二部に株式を上場。

1970年2月

東京及び大阪証券取引所市場第一部に指定替え。

2003年1月

当社設立に伴い東京証券取引所及び大阪証券取引所における上場を廃止。

2003年7月

資本金を130億円に減資。

2013年3月

資本金を1億円に減資。

2013年4月

分割子会社を設立し、JX日鉱日石開発㈱(現JX石油開発㈱)に譲渡。

 

 

3 【事業の内容】

  当社グループは、当社、連結子会社7社及び持分法適用会社2社で構成され、石油の精製、貯蔵、調達、売買及び原油・石油製品等の輸送・入出荷を主な事業内容としています。

  当社グループの事業に係る位置付けについては次のとおりです。

  当社グループは、石油精製/販売事業のみの単一セグメント・単一事業部門であるため、セグメント別の記載はしていません。

    (2023年3月31日現在)

会社名

業務の内容

当社

石油の精製、貯蔵、調達、販売等

㈱ペトロプログレス

原油・石油製品の調達、販売

PETRO PROGRESS PTE LTD

 

ARAMO SHIPPING (SINGAPORE) PTE LTD

原油タンカー、LPGタンカーの保有、運航

富士石油販売㈱

石油製品の販売等

東京石油興業㈱

道路舗装用アスファルト合材の製造・販売、道路舗装材等の産 業廃棄物処理による再生、舗装工事請負

富士臨海㈱

海上防災、原油・石油製品の入出荷、産業廃棄物の収集運搬、 太陽光発電

東海工機㈱

各種プラントの建設・保全等

アラビア石油㈱

石油開発プロジェクト関連の資産管理等

日本オイルエンジニアリング㈱

石油・ガス・その他エネルギーの開発・生産・環境対応に関するエンジニアリング、コンサルティング 

 

当社グループ会社と関連当事者の関係を系統図で示すと次のとおりです。


 

4 【関係会社の状況】
(連結子会社)

 

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の
所有割合
(%)

関係内容

富士石油販売㈱

東京都品川区

百万円

100

石油製品の販売・納入代行、保険代理店業務

100.0

石油製品の販売等

富士臨海㈱

千葉県袖ケ浦市

百万円

10

海上防災、原油・石油製品の入出荷、産業廃棄物の収集運搬、太陽光発電

85.0

構内作業委託

アラビア石油㈱

東京都品川区

百万円

100

石油開発プロジェクト関連の資産管理等

100.0

日本オイル
エンジニアリング㈱

東京都中央区

百万円

100

石油・ガス・その他エネルギーの開発・生産・環境対応に関するエンジニアリング、コンサルティング

100.0

役員の兼任あり

東京石油興業㈱

東京都品川区

百万円

120

道路舗装用アスファルト合材の製造・販売、道路舗装材等の産業廃棄物処理による再生、舗装工事請負

100.0

(100.0)

㈱ペトロプログレス

東京都品川区

百万円

100

原油・石油製品の調達、販売等

100.0

役員の兼任あり

PETRO PROGRESS PTE
LTD◇

シンガポール

百万シンガポールドル

34

千米ドル

733

海外における原油・石油製品の調達、販売

100.0

(100.0)

原油・石油製品の売買
役員の兼任あり

 

(注) 1 議決権の所有割合の(  )内は、間接所有の議決権の割合です。

2 上記子会社のうち、◇印は、特定子会社です。

3 上記子会社のうち、有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

4 上記子会社のうち、売上高(連結相互間の内部売上高を除く)が連結売上高に占める割合の10%を超えている会社はありません。

 

(持分法適用関連会社)

 

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の
所有割合
(%)

関係内容

ARAMO SHIPPING
(SINGAPORE)
PTE LTD

シンガポール

千米ドル

20,742

原油タンカー・LPGタンカーの保有、運航

50.0

(50.0)

役員の兼任あり

東海工機㈱

千葉県市原市

百万円

40

各種プラントの建設・保全等

40.0

プラント設備の

メンテナンス、工事

 

(注) 1 議決権の所有割合の(  )内は、間接所有の議決権の割合です。

2 上記関連会社のうち、有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

 

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

         2023年3月31日現在

従業員数(名)

690

 

(注) 1 従業員数は就業人員数(当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む。)です。

2 当社グループは、石油精製/販売事業のみの単一セグメント・単一事業部門であるため、グループ全体での従業員数を記載しています。

 

(2) 提出会社の状況

         2023年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

485

42.7

20.1

7,273

 

(注) 1 従業員数は就業人員数(当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む。)です。

2 平均勤続年数は、当社及び関係会社での勤続年数を通算しています。

3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。

4 当社は、石油精製/販売事業のみの単一セグメント・単一事業部門であるため、セグメント別の記載はしていません。

 

(3) 労働組合の状況

   労働組合はありませんが、労使関係は円満に推移しています。

 

(4) 管理職に占める女性従業員の割合、男性従業員の育児休業等及び育児目的休暇の取得割合並びに従業員の男女の賃金差異
①提出会社

当事業年度

管理職に占める女性労働者の割合(%)(注2)

男性労働者の育児休業等及び育児目的休暇の取得割合(%)(注3)

労働者の男女の賃金差異(%)(注2、4)

全労働者(注1)

正規雇用労働者

有期労働者

1.9

150.0

72.2

75.5

50.0

 

(注) 1 全労働者には、派遣社員を除き、正社員と有期雇用者を含んでいます。

2 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。

3 「育児休業、介護休業等育児又は介護休業を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は介護休業を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものです。

4 労働者の男女の賃金格差については、男性賃金に対する女性賃金の割合を示しています。提出会社は、複線型の人事制度を採用しています。具体的には、3つの職群(ゼネラリスト、エキスパート、アシスタント)から構成され、同一職群・役割の場合での男女間の賃金差異はないことから、この差は職群別人数構成の差によるものです。

ゼネラリスト、エキスパートの女性従業員は、職域を拡大し積極的な女性採用を開始した2016年以降に入社した従業員が多数を占め、若年層の割合が高い状況となっています。そのためゼネラリスト、エキスパートとして長期間勤務してきた男性従業員との賃金差異が生じています。

男女の賃金差異の解消に向け、女性活躍推進の取組みによる女性の定着を図ります。また、上位職への登用、その後の管理職や上級管理職育成に向けた研修や就業環境の整備に取り組んでまいります。また、女性従業員の中間層を補完するべくキャリア採用も継続的に実施してまいります。

また、職群転換制度を通じ、職域の拡大等について本人の希望等を踏まえアシスタントからゼネラリストまたはエキスパート等へ職群を転換することが可能です。2019年度以降、複数のアシスタント職群女性労働者がゼネラリストまたはエキスパートへ転換し職域を拡大しました。

 

②連結子会社

当社グループにおいて、記載すべき連結子会社はございません。

 

3 【事業等のリスク】

当社グループの事業において、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項は、以下のとおりです。

なお、以下の事項には将来に関する事項が含まれていますが、当該事項は当連結会計年度末現在において判断したものであり、また、事業等のリスクはこれらの事項に限られるものではありません。

 

①法的規制等の変更リスク

 当社グループの事業は、国内外の法律や諸規則、環境規制等に従って進められており、将来においてこれらの変更が当社グループの事業や業績に影響を与える可能性があります。

 

②為替レートの変動リスク

 当社グループは、資産・負債の一部を米国ドル建てで保有しています。また、当社グループは、原材料の多くを米国ドル建てで購入しており、為替ヘッジ取引により為替レートの変動による影響の緩和に努めていますが、為替変動リスクを完全に排除することは難しく、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。

 

③市況変動リスク

 原油をはじめとする原材料価格が下落した場合、在庫影響(総平均法及び簿価切下げによる棚卸資産の評価が売上原価に与える影響)による棚卸資産評価損が発生し売上原価を押し上げることになります。また、石油製品市況は需給や原油価格の動向といった外部要因によって大きく変動します。かかる市況変動リスクに対しては、原材料並びに生産製品の在庫管理を徹底するとともに、主に海外市況に左右され市場リスクに曝される取引においてヘッジ対応を適切に行い、その抑制に努めていますが、市況変動リスクを完全に排除することは難しく、当社グループの業績に影響が生じます。また、タンカー市況が変動した場合にも、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。

 

④金利変動リスク

 当社グループでは、長期・短期の有利子負債を有しており、金利が上昇した場合は営業外費用の増加要因となります。長期の有利子負債については金利の変動による影響を緩和すべく、金利スワップ取引等により金利の固定化を図っていますが、金利が変動した場合には、当社グループの金融収支に影響が生じる可能性があります。

 

災害、事故等による操業リスク

 当社グループは、国内において生産設備、事務所を、また、海外において事務所を有していますが、自然災害や事故等により生産設備、情報システム等に障害が発生した場合には、生産活動の抑制又は停止をせざるを得なくなる可能性があります。かかる状況に対処すべく、当社は事業継続計画(BCP)を策定しており、事業の継続・早期復旧を図るための体制を整備していますが、事業活動の抑制・停止が長期化した場合には当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。

 

⑥感染症によるリスク

 新型コロナウイルス感染症をはじめとする感染症の流行が発生した場合においても、当社は国民生活・国民経済の安定確保に不可欠な重要インフラ事業者として、石油製品の供給継続に努めることを基本方針としていますが、当社役職員に感染が確認された場合などにおいては、感染の拡大防止を図るべく出社人員の抑制等の措置をとる必要があることから事業規模の縮小を迫られる可能性があります。

 また、感染症の流行により経済活動の停滞が長期化し石油需要へ大きな影響を及ぼす場合、当社グループの業績に深刻な影響が生じる可能性があります。

 

⑦原材料の調達リスク

 当社グループは、原油の多くを中東地域から調達している一方で、中東以外の地域からの原油調達も行っており、リスクの分散に努めていますが、国際的な政治情勢の変動等により、原油調達に支障が生じた場合には、当社グループの事業や業績に影響が生じる可能性があります。

 

 

⑧競争環境に関するリスク

 国内の石油製品需要は少子高齢化の進行や低燃費車の普及等によって構造的な内需減少傾向が続いており、国内の石油需要に対し精製設備能力が過剰となることで、国内需要を巡り激しい競争環境に曝される可能性があります。また、世界の石油需要については、新型コロナウイルス感染症の拡大による経済危機からの力強いリバウンドが予想される一方、中国、インド、中東を中心に、今後数年間の石油需要の増加量を上回る規模で最新鋭の大型製油所の新増設が同時期に計画されていることから、その進捗次第では一段と厳しい競争環境が想定されます。当社グループは中長期的な経営戦略として、稼働信頼性の維持・強化やコスト競争力の強化、競争優位の確立のための石油精製業の更なる基盤強化に努めてまいりますが、これらの石油需要を巡る競争の激化により、当社グループの事業及び業績に影響が生じる可能性があります。

 

⑨気候変動に関するリスク

 先進国を中心に地球温暖化ガスの削減、省エネ等地球環境に配慮した低炭素化・脱炭素化の動きが進展しています。当社グループは、低炭素・循環型社会への貢献が、企業としての社会的責務かつ、当社グループの未来のための最重要経営課題であると捉え、中長期的な経営戦略として脱炭素社会に向けた取組強化を進めてまいりますが、今後低炭素化・脱炭素化の動きの急激な進展により、想定を上回る速さで石油製品需要が減少した場合、当社グループの事業及び業績に影響が生じる可能性があります。

 

当社グループでは、重大な影響を及ぼすリスクの顕在化を未然に防止するとともに、経営危機に適切に対応し、経営危機発生に伴うグループの損失を最小化するために、平常時のリスク管理及び経営危機発生時の対応について体制並びに行動要領を定めた「リスク管理規程」を整備しています。

具体的には、取締役会で定めたリスク管理の基本方針に従い、平常時におけるグループのリスク管理全般を行うとともに、経営危機発生時においては社長の指揮のもと事案の処理に当たることとしています。

 

5 【経営上の重要な契約等】

    (1) 石油製品取引契約

  当社は、住友化学㈱、出光興産㈱、日本航空㈱及びENEOS㈱と石油製品等の取引に関する契約を締結しています。

(2) 特定融資枠契約

  当社は、運転資金の効率的な調達を行うため、取引銀行と特定融資枠契約を締結しています。

 

2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社

2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業
員数
(人)

建物及び
構築物

油槽

機械装置
及び運搬具

土地
(面積千㎡)

その他

合計

本社
(東京都品川区)

事務所等

7

-

-

3

(2)

89

100

54

袖ケ浦製油所
(千葉県袖ケ浦市)

石油精製施設等

11,624

2,651

29,387

50,705

(1,557)

1,304

95,673

431

 

 

(2) 国内子会社

2023年3月31日現在

会社名
事業所名
(所在地)

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業
員数
(人)

建物及び
構築物

機械装置
及び運搬具

土地
(面積千㎡)

その他

合計

富士石油販売㈱
本社事務所他
(東京都品川区)

事務所等

80

0

415

(13)

5

501

19

富士臨海㈱
本社事務所他
(千葉県袖ケ浦市)

事務所等

15

194

(-)

150

360

117

東京石油興業㈱
本社事務所(東京都品川区)
事業所他(千葉県柏市)

事務所等

314

166

416

(4)

22

920

17

日本オイルエンジニアリング㈱
本社事務所他
(東京都中央区)

事務所等

14

0

(0)

26

41

49

 

 

(3) 在外子会社

2022年12月31日現在

会社名
事業所名
(所在地)

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業
員数
(人)

建物及び
構築物

機械装置
及び運搬具

土地

(面積千㎡)

その他

合計

PETRO PROGRESS PTE LTD
(シンガポール)

事務所等

-

-

-

(-)

144

144

3

 

(注) 1 帳簿価額のうち「その他」には、工具器具備品及び建設仮勘定等を含んでいます。なお、金額には消費税等は含まれていません。

2 現在休止中の主要な設備はありません。

3 富士石油販売㈱における設備は大半が貸与中の資産です。

 

① 【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

200,000,000

200,000,000

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(5) 【所有者別状況】

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

24

37

93

87

75

15,427

15,743

所有株式数
(単元)

93,146

21,776

237,299

172,210

774

256,469

781,674

16,277

所有株式数
の割合(%)

11.91

2.78

30.35

22.03

0.09

32.81

100.00

 

(注) 1 発行済株式の総数に対する所有株式の割合については、小数点第3位以下を切り捨てて表示しています。

2 「その他の法人」の欄には、証券保管振替機構名義の株式15単元が含まれています。

3 「個人その他」の欄には、自己名義株式8,659単元が含まれています。

4 「単元未満株式の状況」の欄には、自己名義株式10株が含まれています。

 

(6) 【大株主の状況】

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

株式会社JERA

東京都中央区日本橋2丁目5-1
日本橋高島屋三井ビルディング 25階

6,839.9

8.84

クウェート石油公社

KUWAIT

5,811.3

7.51

サウジアラビア王国政府

SAUDI ARABIA

5,811.3

7.51

出光興産株式会社

東京都千代田区大手町1丁目2-1号

5,144.0

6.65

住友化学株式会社

東京都中央区日本橋2丁目7-1

5,051.6

6.53

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

4,664.2

6.03

日本郵船株式会社

東京都千代田区丸の内2丁目3-2

2,750.8

3.55

ENEOSホールディングス株式会社

東京都千代田区大手町1丁目1-2

1,350.0

1.74

小山 匡

香川県高松市

1,161.4

1.50

日本航空株式会社

東京都品川区東品川2丁目4番11号

1,034.6

1.33

39,619.3

51.24

 

(注) 1 所有株式数については、1単元(100株)未満の株式は切り捨てて表示しています。また、発行済株式(自己 株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合についても、小数点第3位以下を切り捨てて表示しています。

2 日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)の所有株式数のうち信託業務に係る株式は4,664,200株でありそれらの内訳は、投資信託設定分1,707,000株、年金信託設定分が2,957,200株です。

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

11,388

12,463

 

 

受取手形及び売掛金

※7 78,707

※7 69,461

 

 

有価証券

100

-

 

 

棚卸資産

※6 117,862

※6 119,288

 

 

未収入金

13,345

1,929

 

 

その他

3,567

7,827

 

 

流動資産合計

224,971

210,970

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

※3※4 12,653

※3※4 12,056

 

 

 

油槽(純額)

※3※4 2,974

※3※4 2,651

 

 

 

機械装置及び運搬具(純額)

※3※4 34,409

※3※4 29,862

 

 

 

土地

※3 51,542

※3 51,541

 

 

 

建設仮勘定

1,956

1,152

 

 

 

その他(純額)

※4 529

※4 590

 

 

 

有形固定資産合計

※1 104,065

※1 97,855

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

※4 624

※4 478

 

 

 

その他

134

134

 

 

 

無形固定資産合計

758

612

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

※2 21,130

※2 26,169

 

 

 

長期貸付金

679

641

 

 

 

退職給付に係る資産

859

761

 

 

 

その他

785

380

 

 

 

貸倒引当金

408

407

 

 

 

投資その他の資産合計

23,047

27,545

 

 

固定資産合計

127,871

126,014

 

資産合計

352,842

336,985

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

67,145

35,792

 

 

短期借入金

112,018

130,316

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※3 14,133

※3 10,949

 

 

未払金

30,323

26,402

 

 

未払揮発油税

16,370

16,482

 

 

未払法人税等

944

213

 

 

賞与引当金

470

336

 

 

その他

5,778

6,052

 

 

流動負債合計

247,184

226,545

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※3 25,943

※3 19,793

 

 

繰延税金負債

8,760

8,854

 

 

特別修繕引当金

2,452

2,387

 

 

修繕引当金

1,510

5,080

 

 

退職給付に係る負債

1,849

1,740

 

 

役員退職慰労引当金

20

23

 

 

その他

582

900

 

 

固定負債合計

41,118

38,780

 

負債合計

288,302

265,326

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

24,467

24,467

 

 

資本剰余金

25,495

25,495

 

 

利益剰余金

15,977

18,653

 

 

自己株式

1,431

1,271

 

 

株主資本合計

64,508

67,345

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

612

842

 

 

繰延ヘッジ損益

591

155

 

 

土地再評価差額金

1

1

 

 

為替換算調整勘定

950

2,571

 

 

退職給付に係る調整累計額

789

560

 

 

その他の包括利益累計額合計

139

4,130

 

非支配株主持分

170

182

 

純資産合計

64,539

71,658

負債純資産合計

352,842

336,985

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 486,014

※1 850,863

売上原価

※2 465,185

※2 840,916

売上総利益

20,829

9,946

販売費及び一般管理費

※3 4,577

※3 4,917

営業利益

16,251

5,028

営業外収益

 

 

 

受取利息

21

77

 

受取配当金

284

222

 

為替差益

652

1,193

 

持分法による投資利益

831

2,277

 

タンク賃貸料

241

217

 

その他

261

314

 

営業外収益合計

2,294

4,303

営業外費用

 

 

 

支払利息

1,533

3,725

 

タンク賃借料

265

202

 

その他

669

699

 

営業外費用合計

2,468

4,627

経常利益

16,076

4,704

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※4 18

※4 0

 

投資有価証券売却益

-

41

 

受取保険金

711

-

 

その他

10

-

 

特別利益合計

740

41

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

※5 64

※5 432

 

減損損失

0

0

 

特別損失合計

65

432

税金等調整前当期純利益

16,751

4,313

法人税、住民税及び事業税

1,569

960

法人税等調整額

36

235

法人税等合計

1,532

724

当期純利益

15,219

3,588

非支配株主に帰属する当期純利益

15

13

親会社株主に帰属する当期純利益

15,203

3,575

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

4,298

4,754

 

 

売掛金

※1 77,088

※1 67,280

 

 

商品及び製品

34,212

44,619

 

 

原材料及び貯蔵品

83,618

74,644

 

 

未収入金

※1 13,405

※1 1,970

 

 

前払費用

1,354

1,445

 

 

未収還付法人税等

-

255

 

 

その他

2,174

6,195

 

 

流動資産合計

216,152

201,166

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物(純額)

※2※3 4,223

※2※3 4,144

 

 

 

油槽(純額)

※2※3 2,974

※2※3 2,651

 

 

 

構築物(純額)

※2※3 7,991

※2※3 7,487

 

 

 

機械及び装置(純額)

※2※3 33,864

※2※3 29,386

 

 

 

車両運搬具(純額)

※3 0

※3 1

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

※3 195

※3 161

 

 

 

土地

※2 50,709

※2 50,709

 

 

 

リース資産(純額)

118

91

 

 

 

建設仮勘定

1,956

1,141

 

 

 

有形固定資産合計

102,034

95,774

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

※3 602

※3 462

 

 

 

その他

7

7

 

 

 

無形固定資産合計

610

470

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

1,091

1,288

 

 

 

関係会社株式

12,078

12,078

 

 

 

長期貸付金

※1 678

※1 641

 

 

 

その他

604

459

 

 

 

貸倒引当金

408

407

 

 

 

投資その他の資産合計

14,044

14,061

 

 

固定資産合計

116,689

110,305

 

資産合計

332,842

311,471

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

※1 66,227

※1 34,756

 

 

短期借入金

※1 114,098

※1 133,696

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※2 14,133

※2 10,949

 

 

未払金

30,809

26,560

 

 

未払費用

173

198

 

 

未払揮発油税

16,370

16,482

 

 

未払法人税等

904

155

 

 

賞与引当金

329

336

 

 

その他

5,508

5,617

 

 

流動負債合計

248,554

228,751

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※2 25,943

※2 19,793

 

 

繰延税金負債

8,396

8,462

 

 

特別修繕引当金

2,452

2,387

 

 

修繕引当金

1,510

5,080

 

 

退職給付引当金

1,599

1,537

 

 

資産除去債務

103

104

 

 

その他

397

616

 

 

固定負債合計

40,402

37,981

 

負債合計

288,957

266,732

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

24,467

24,467

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

2,480

2,480

 

 

 

資本剰余金合計

2,480

2,480

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

77

154

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

16,790

16,437

 

 

 

利益剰余金合計

16,867

16,591

 

 

自己株式

1,797

1,636

 

 

株主資本合計

42,017

41,902

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

525

747

 

 

繰延ヘッジ損益

591

155

 

 

土地再評価差額金

※5 1,932

※5 1,932

 

 

評価・換算差額等合計

1,866

2,835

 

純資産合計

43,884

44,738

負債純資産合計

332,842

311,471

 

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 476,927

※1 841,424

売上原価

※1 457,241

※1 832,795

売上総利益

19,686

8,628

販売費及び一般管理費

※1※2 3,822

※1※2 4,041

営業利益

15,863

4,587

営業外収益

 

 

 

受取利息

14

17

 

受取配当金

※1 300

※1 240

 

為替差益

633

1,177

 

タンク賃貸料

241

217

 

その他

149

207

 

営業外収益合計

1,338

1,859

営業外費用

 

 

 

支払利息

※1 1,539

※1 3,743

 

タンク賃借料

265

202

 

その他

621

694

 

営業外費用合計

2,427

4,639

経常利益

14,775

1,806

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

10

-

 

投資有価証券売却益

-

41

 

受取保険金

711

-

 

特別利益合計

722

41

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

53

420

 

特別損失合計

53

420

税引前当期純利益

15,444

1,427

法人税、住民税及び事業税

1,956

1,064

法人税等調整額

41

262

法人税等合計

1,915

802

当期純利益

13,529

625