合同製鐵株式会社
Godo Steel,Ltd.
大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 東洋紡ビル8階
証券コード:54100
業界:鉄鋼
有価証券報告書の提出日:2023年6月23日

 

(1) 連結経営指標等

回次

第113期

第114期

第115期

第116期

第117期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

148,355

168,042

152,785

204,201

235,387

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

5,135

10,529

7,490

1,252

15,867

親会社株主に帰属する
当期純利益又は
親会社株主に帰属する
当期純損失(△)

(百万円)

3,777

7,443

4,987

1,112

12,508

包括利益

(百万円)

2,611

7,488

7,522

978

14,065

純資産額

(百万円)

90,937

95,373

100,635

99,049

112,370

総資産額

(百万円)

215,170

202,334

210,877

223,377

253,552

1株当たり純資産額

(円)

6,119.24

6,486.39

6,855.54

6,744.80

7,654.63

1株当たり当期純利益又は
1株当たり当期純損失(△)

(円)

258.18

508.82

340.97

76.06

855.19

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

41.6

46.9

47.6

44.2

44.2

自己資本利益率

(%)

4.2

8.1

5.1

1.1

11.9

株価収益率

(倍)

6.4

4.1

6.4

4.0

営業活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

6,136

16,178

6,811

2,131

6,708

投資活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

9,921

5,943

5,518

5,250

4,864

財務活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

9,994

4,882

1,416

9,536

3,495

現金及び現金同等物
の期末残高

(百万円)

9,221

14,572

14,449

16,605

21,947

従業員数

(人)

2,018

2,015

2,028

2,041

2,071

[外、平均臨時雇用人員]

(人)

[321]

[319]

[319]

[317]

[359]

 

(注) 1 △はマイナスを示しております。

2 第113期、第114期、第115期及び第117期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、各期とも潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

3 第116期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

4 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第116期の期首から適用しており、第116期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

5 第116期の株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失を計上しているため、記載しておりません。

6 従業員数は各期とも3月31日現在の就業人員数(連結会社から連結会社以外への出向者を除き、連結会社以外から連結会社への出向者を含む。)であり、執行役員、嘱託・臨時従業員を含んでおりません。なお、平均臨時雇用人員には、定年退職後の再雇用社員を含んでおります。

 

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

回次

第113期

第114期

第115期

第116期

第117期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

92,857

80,290

71,922

101,583

114,529

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

3,467

6,860

4,859

177

9,101

当期純利益

(百万円)

3,966

5,029

3,936

66

6,463

資本金

(百万円)

34,896

34,896

34,896

34,896

34,896

発行済株式総数

(千株)

17,145

17,145

17,145

17,145

17,145

純資産額

(百万円)

71,342

74,359

77,589

77,101

83,805

総資産額

(百万円)

148,587

147,936

155,037

159,402

174,776

1株当たり純資産額

(円)

4,876.53

5,083.11

5,304.11

5,271.05

5,729.72

1株当たり配当額

(円)

70.0

145.0

95.0

200.0

(内1株当たり中間配当額)

(円)

(30.0)

(55.0)

(55.0)

(-)

(50.0)

1株当たり当期純利益

(円)

271.14

343.83

269.08

4.54

441.89

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

48.0

50.3

50.0

48.4

48.0

自己資本利益率

(%)

5.6

6.9

5.2

0.1

8.0

株価収益率

(倍)

6.1

6.1

8.1

292.1

7.7

配当性向

(%)

25.8

42.2

35.3

45.3

従業員数

(人)

727

711

712

722

731

[外、平均臨時雇用人員]

(人)

[79]

[71]

 

 

 

株主総利回り

(%)

80.9

108.7

116.5

76.7

183.2

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

2,660

3,035

2,338

2,192

3,940

最低株価

(円)

1,475

1,570

1,746

1,212

1,197

 

(注) 1 △はマイナスを示しております。

2 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、各期とも潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

3 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第116期の期首から適用しており、第116期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

4 従業員数は各期とも3月31日現在の就業人員数(他社への出向者を除き、他社からの出向者を含む。)であり、執行役員、嘱託・臨時従業員を含んでおりません。なお、平均臨時雇用人員には、定年退職後の再雇用社員を含んでおります。第115期、第116期及び第117期の平均臨時雇用人員については、記載を省略しております。

5 最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第一部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所プライム市場におけるものであります。

 

2 【沿革】

 

1937年12月

大阪製鋼株式会社設立

1957年1月

大阪証券取引所に株式上場

1960年4月

第1高炉を新設し銑鋼一貫体制となる

1961年10月

東京・名古屋各証券取引所に株式上場

1964年11月

転炉2基を新設

1969年8月

第2高炉を新設

1972年8月

第1連続鋳造設備を新設

1977年6月

大谷重工業株式会社を合併、商号を合同製鐵株式会社とする

1978年4月

日本砂鐵鋼業株式会社及び江東製鋼株式会社を合併、大阪、姫路、尼崎、東京の4製造所体制となる

1979年5月

大阪製造所、形鋼圧延設備を改造

1980年3月

尼崎製造所を閉鎖

1982年2月

大阪製造所、第2連続鋳造設備を新設

1982年4月

大阪製造所、線材圧延設備を更新

1982年10月

姫路製造所、炉外精錬設備を新設

1984年3月

東京製造所を閉鎖

1984年12月

大阪製造所、70トン電気炉及び第3連続鋳造設備を新設

1991年4月

船橋製鋼株式会社を合併、大阪、姫路、船橋の3製造所体制となる

1991年10月

大阪製造所、電気炉に炉外精錬設備を新設

1992年10月

船橋製造所、電気炉に炉外精錬設備を新設

1993年10月

ジーエス興産株式会社を設立

1994年9月

大阪製造所、第2高炉を休止

1996年6月

船橋製造所、連続鋳造設備を改造

1998年4月

株式会社ワイヤーテクノックスを設立

1999年7月

姫路製造所、連続鋳造設備を更新

2000年2月

姫路製造所、加熱炉設備を更新

2002年7月

合鐵商事株式会社と合鐵建材工業株式会社が合併、商号を合鐵産業株式会社に変更(現:連結子会社)

2002年11月

株式会社ワイヤーテクノックス、村上鋼業株式会社より営業を譲受け、商号を株式会社ワイヤーテクノに変更(現:連結子会社)

2007年4月

船橋製造所、圧延設備を更新

2007年6月

新日本製鐵株式会社(現:日本製鉄株式会社)の持分法適用会社となる

2007年12月

三星金属工業株式会社を子会社化(現:連結子会社)

2016年3月

株式会社トーカイを子会社化(現:連結子会社)

2018年4月

ジーエス興産株式会社を合併

2019年3月

朝日工業株式会社を子会社化(現:連結子会社)

2020年4月

朝日工業株式会社、朝日アグリア株式会社を会社分割により設立(現:連結子会社)

 

 

 

3 【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、15社の連結子会社、3社の持分法適用関連会社及びその他の関係会社である日本製鉄㈱で構成されており、鉄鋼事業及び農業資材事業を主な事業としております。

各事業を構成している当社及び当社の連結子会社において営まれている主な事業の内容及び位置づけは次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。

 

[鉄鋼事業]

・線材、各種大形・中形形鋼、軌条、構造用棒鋼、鉄筋用棒鋼の製造及び販売

・棒鋼加工製品、線材加工製品等の製造及び販売

・ねじ節鉄筋の製造及び販売

・機械、製鋼原料等の販売

 

[農業資材事業]

・有機質肥料、化成肥料等の製造及び販売

 

[事業系統図]

以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。(2023年3月31日現在)

 


 

 

4 【関係会社の状況】

主要な連結子会社及び持分法適用関連会社(2023年3月31日現在)

[鉄鋼事業/主要な連結子会社]

会社名

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の
所有割合

関係内容

朝日工業㈱

埼玉県

児玉郡

神川町

百万円

2,190

鉄筋用棒鋼

、構造用鋼

、ねじ節鉄

筋等の製造

販売

100.0%

①役員の兼任

当社役員2名が当該子会社の役員を兼任しております。

②営業上の取引

当社は当該子会社に鋼片を販売し、当該子会社から鋼材を購入しております。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

記載すべき事項はありません。

三星金属工業㈱

新潟県

燕市

百万円

480

鉄筋用棒鋼

の製造販売

100.0%

①役員の兼任

当社役員2名が当該子会社の役員を兼任しております。

②営業上の取引

当社は当該子会社から鋼材等を購入しております。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

記載すべき事項はありません。

㈱トーカイ

福岡県

北九州市

若松区

百万円

450

鉄筋用棒鋼

の製造販売

100.0%

①役員の兼任

当社役員2名及び当社執行役員1名が当該子会社の役員を兼任しております。

②営業上の取引

記載すべき事項はありません。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

記載すべき事項はありません。

合鐵産業㈱

大阪府

大阪市

北区

百万円

296

鋼材・機械

・製鋼原料

の販売

100.0%

①役員の兼任

当社役員2名及び当社従業員1名が当該子会社の役員を兼任しております。

②営業上の取引

当社は当該子会社に鋼材を販売し、当該子会社から原料等を購入しております。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

当社は当該子会社に建物を賃貸しております。

㈱ワイヤーテクノ

大阪府

大阪市

鶴見区

百万円

499

線材加工製

品の製造販

85.0%

(21.6%)

①役員の兼任

当社執行役員2名及び当社従業員2名が当該子会社の役員を兼任しております。

②営業上の取引

当社は商社を経由して当該子会社に鋼材を販売しております。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

記載すべき事項はありません。

㈱合同セラミックス

岡山県

備前市

百万円

45

耐火煉瓦の

製造販売

85.0%

①役員の兼任

当社従業員2名が当該子会社の役員を兼任しております。

②営業上の取引

当社は当該子会社から耐火物を購入しております。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

記載すべき事項はありません。

 

 

会社名

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の
所有割合

関係内容

合鐵大阪物流㈱

大阪府

大阪市

西淀川区

百万円

15

大阪製造所

の構内作業

・運搬

100.0%

①役員の兼任

当社執行役員1名及び当社従業員1名が当該子会社の役員を兼任しております。

②営業上の取引

当社は当該子会社に対し鋼材等の輸送を委託しております。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

記載すべき事項はありません。

日本選鋼㈱

兵庫県

姫路市

百万円

20

姫路製造所

の構内作業

、産廃処理

100.0%

①役員の兼任

当社執行役員1名及び当社従業員2名が当該子会社の役員を兼任しております。

②営業上の取引

当社は当該子会社に姫路製造所の構内作業等を委託しております。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

当社は当該子会社に土地を賃貸しております。

船橋機工㈱

千葉県

船橋市

百万円

17

船橋製造所

の構内作業

・運搬

100.0%

①役員の兼任

当社従業員2名が当該子会社の役員を兼任しております。

②営業上の取引

当社は当該子会社に対し鋼材等の輸送を委託しております。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

記載すべき事項はありません。

㈱トーカイ物流

福岡県

北九州市
若松区

百万円

45

㈱トーカイ

の構内作業

・運搬

100.0%

(100.0%)

①役員の兼任

当社執行役員1名が当該子会社の役員を兼任しております。

②営業上の取引

記載すべき事項はありません。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

記載すべき事項はありません。

関東デーバースチール㈱

東京都

千代田区

百万円

10

棒鋼及びこ

れに付随す

る加工品並

びに付帯商

品の販売に

関する仲介

業、他

100.0%

(40.0%)

①役員の兼任

当社役員2名及び当社従業員3名が当該子会社の役員を兼任しております。

②営業上の取引

当社及び朝日工業㈱は当該子会社に鋼材等の販売業務を委託しております。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

記載すべき事項はありません。

 

 

 

[鉄鋼事業/主要な持分法適用関連会社]

会社名

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の
所有割合

関係内容

中山鋼業㈱

大阪府

大阪市

西淀川区

百万円

2,390

鉄筋用棒鋼

の製造販売

45.0%

①役員の兼任

当社役員2名及び当社従業員1名が当該関連会社の役員を兼任しております。

②営業上の取引

当社は当該関連会社から鋼材を購入しております。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

記載すべき事項はありません。

姫路鐵鋼リファイン㈱

兵庫県

姫路市

百万円

36

電気炉ダス

ト処理、粗

酸化亜鉛製

造販売

50.0%

①役員の兼任

当社執行役員1名及び当社従業員1名が当該関連会社の役員を兼任しております。

②営業上の取引

当社は当該関連会社に電気炉ダストの処理を委託しております。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

当社は当該関連会社に土地を賃貸しております。

 

 

[農業資材事業/主要な連結子会社]

会社名

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の
所有割合

関係内容

朝日アグリア㈱

埼玉県

児玉郡

神川町

百万円

303

有機質肥料

、化成肥料

等の製造販

100.0%

(100.0%)

①役員の兼任

記載すべき事項はありません。

②営業上の取引

記載すべき事項はありません。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

記載すべき事項はありません。

ASAHI INDUSTRIES AUSTRALIA PTY.LTD.

豪州

ビクトリア州

豪ドル

350,000

JOHNSON

ASAHI

PTY.LTD.の

持株会社

 

100.0%

(100.0%)

①役員の兼任

記載すべき事項はありません。

②営業上の取引

記載すべき事項はありません。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

記載すべき事項はありません。

 

 

[農業資材事業/主要な持分法適用関連会社]

会社名

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の
所有割合

関係内容

JOHNSON ASAHI PTY.LTD.

豪州

ビクトリア州

豪ドル

100

乾牧草の製

造販売

50.0%

(50.0%)

①役員の兼任

記載すべき事項はありません。

②営業上の取引

記載すべき事項はありません。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

記載すべき事項はありません。

 

 

 

[その他/主要な連結子会社]

会社名

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の
所有割合

関係内容

㈱上武

埼玉県

秩父郡

皆野町

百万円

30

砕石・砕砂の製造販売

100.0%

(100.0%)

①役員の兼任

記載すべき事項はありません。

②営業上の取引

記載すべき事項はありません。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

記載すべき事項はありません。

朝日ビジネスサポート㈱

埼玉県

児玉郡

神川町

百万円

30

朝日工業㈱

、朝日アグリア㈱、㈱上武の業務請負

 100.0%
(100.0%)

①役員の兼任

記載すべき事項はありません。

②営業上の取引

記載すべき事項はありません。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

記載すべき事項はありません。

 

 

[その他の関係会社]

会社名

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の
被所有割合

関係内容

日本製鉄㈱

東京都

千代田区

百万円

419,524

鉄鋼製品等

の製造、販

売及びエン

ジニアリン

17.8%

(0.2%)

①役員の兼任

記載すべき事項はありません。

②営業上の取引

当社と当該関係会社との間で、鋼片を相互に販売し、鋼材の生産を相互に受委託しております。

③資金援助、設備の賃貸借、業務提携

記載すべき事項はありません。

 

 

(注) 1 日本製鉄㈱は、有価証券報告書を提出しております。

2 日本製鉄㈱は、議決権の被所有割合は100分の20未満でありますが、財務諸表等規則に定める基準に照らして、その他の関係会社としております。

3 議決権の所有割合及び議決権の被所有割合の( )内は、間接所有で内数であります。

4 合鐵産業㈱は、特定子会社であります。

5 朝日工業㈱は、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が100分の10を超えております。

主要な損益情報等

① 売上高

33,041

百万円

 

② 経常利益

1,300

 

 

③ 当期純利益

2,280

 

 

④ 純資産額

7,599

 

 

⑤ 総資産額

24,990

 

 

6 合鐵産業㈱は、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が100分の10を超えております。

主要な損益情報等

① 売上高

107,237

百万円

 

② 経常利益

669

 

 

③ 当期純利益

445

 

 

④ 純資産額

7,299

 

 

⑤ 総資産額

26,398

 

 

 

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社(当社及び連結子会社)の状況

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

鉄鋼事業

1,827

[261]

農業資材事業

181

[48]

その他

63

[50]

合計

2,071

[359]

 

(注) 1 従業員数は就業人員数(連結会社から連結会社以外への出向者を除き、連結会社以外から連結会社への出向者を含む。)であり、執行役員、嘱託・臨時従業員を含んでおりません。

2 臨時従業員数(定年退職後の再雇用社員を含む。)は、[ ]内に当連結会計年度の平均人員を外数で記載しております。

 

(2) 提出会社の状況

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

731

39.2

17.2

6,198,102

 

 

セグメントの名称

従業員数(人)

鉄鋼事業

731

合計

731

 

(注) 1 従業員数は就業人員数(他社への出向者を除き、他社からの出向者を含む。)であり、執行役員、嘱託・臨時従業員を含んでおりません。

2 臨時従業員数(定年退職後の再雇用社員を含む。)は、従業員の10%未満であるため記載を省略しております

3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3) 労働組合の状況

提出会社の労働組合である合同製鐵労働組合のほか、一部の連結子会社で労働組合が組織されております。2023年3月31日現在の合同製鐵労働組合の組合員数は638名であります。合同製鐵労働組合は、日本基幹産業労働組合連合会に加盟しております。

なお、労使関係及び連結子会社の労働組合の状況について特に記載すべき事項はありません。

 

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

 ① 提出会社

当事業年度

補足説明

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注3)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

13.0

73.4

72.8

76.7

男女差については、同一労働の賃金に差はなく、資格・等級別人数構成の差による。

 

(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

 

 ② 連結子会社

当事業年度

名称

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1、3)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2、3)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注3)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

朝日工業㈱

2.9

三星金属工業㈱

0.0

㈱トーカイ

合鐵産業㈱

0.0

0.0

朝日アグリア㈱

0.0

 

(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3 上記は従業員数が101人以上の連結子会社について記載したものでありますが、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではない場合は、記載を省略しております。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 

当社グループは、『持てる資源を最大限に活かし製造実力の向上で、ゆるぎないコスト競争力の確立、新たな商品価値の創造 資源循環の担い手としての企業価値の一層の向上を目指す』をスローガンに、企業価値の向上を図るために売上高利益率・資産効率・資本効率を重視し、継続的な企業成長に努めてまいります。

鉄鋼事業では、良質な鉄鋼製品の安定供給を通して、経済・社会の発展に寄与していくこと、及び、電炉メーカーとして鉄鋼リサイクルシステムの一翼を担い、省資源・省エネルギーに貢献していくこととしております。

農業資材事業では、種子と牧草というスペシャリティを持った肥料メーカーとして発展させ、社会に貢献していくこととしております。

 

当社グループは上記の基本方針のもとに、様々な環境の変化のもとで安定的に収益が確保できる経営基盤の確立を目指して、以下の経営戦略を推進いたします。

(鉄鋼事業)

① 国内では、需要見合いの生産を実行し、再生産可能な販売価格の維持に努めつつ、生産余力を活用して鋼片・鋼材の輸出に注力することにより収益基盤を強化するとともに、普通鋼電炉業界の改善・発展に寄与してまいります。

② 線材・形鋼・構造用鋼・鉄筋棒鋼等の多様な条鋼類の製造販売を行うことにより、安定的な収益の確保を図ってまいります。

③ 製品の品質・コストの競争力確保に努めるとともに、財務体質の強化も図り、電炉会社に相応しい経営体質の構築を図ってまいります。

④ 当社グループは完全子会社の朝日工業㈱、三星金属工業㈱及び㈱トーカイを含めた6つの製造拠点をもつ事業所体制を構築し、グループ全体の一層の業務効率化、営業力強化並びにあらゆる資産の有効活用を進めることにより、安定した収益基盤の確立を目指してまいります。

⑤ 良質な製品の提供並びに環境面への積極的な取組みを通じて、需要家はもとより社会全体の信頼を確保してまいります。

 

(農業資材事業)

肥料事業では、製造技術に強みを有する有機質肥料への経営資源シフトを行い、未利用資源活用による原料開発や複数工場の一体運営による生産効率化を通した更なるコストダウンを推進いたします。

 

当社グループの経営環境及び対処すべき課題は、以下のとおりであります。

わが国経済につきましては、経済・社会活動がコロナ禍から脱し正常化に向かう一方、ロシア・ウクライナ情勢の長期化懸念や、中国経済の動向、欧米における金融引き締めにともなう景気減速リスク等、先行きが見通しづらい状況となっています。

普通鋼電炉業界におきましては、国内建設需要は、インバウンド需要の回復やサプライチェーンの健全化などによって回復に期待があるものの、各種資材価格の高騰や労働力不足にともなう工事計画の進捗への影響などが懸念されます。また、主原料である鉄スクラップ価格は世界的な脱炭素化への動きから、高水準の価格帯が継続していることに加え、エネルギー価格の高止まりが見込まれる等、依然、厳しいコスト環境下での事業運営を余儀なくされると想定しております。

このような経営環境下、当社グループにおきましては、2023年度を「合同製鐵グループ中期ビジョン2025」の成果発揮の年と位置付け、当社グループの6つの電炉一貫事業所が操業技術、設備情報を相互共有することで、グループ全体の製造実力、コスト競争力の更なる向上を志向するとともに、営業面においては、引き続き「商慣習改善」に着目し、構造用鋼ではエネルギーサーチャージ制の適用拡大、鉄筋棒鋼では納期に応じた価格設定やきめ細かな契約管理に取り組みながら、事業環境変化への対応力を強化してまいります。

また、製造時に使用する電力、燃料の軽減につながる省エネルギー投資や太陽光パネルの導入等、カーボンニュートラルへの取り組みの促進や、D&Iの実現・強化として、多様な人材の登用や育成などを推進するとともに、事業運営の更なる効率化を目指すべく、DX技術の活用などにも一層注力してまいります。

さらには、当社は、プライム市場上場会社として、コーポレートガバナンス・コードの原則に基づく上場会社に対する社会的な要請に応え、資本コストや株価を意識した経営の実現に向け、資本収益性の向上を意識した収益力強化、財務体質強化、成長戦略の立案と実行に取り組んでまいります。

 

2019年3月にグループ化いたしました朝日工業㈱とは、鉄鋼事業における経営基盤の強化を通じた企業価値向上を目指し、以下の施策をグループ一体となって取り組んでまいります。

(1) 顧客評価の向上

販売面において、当社船橋製造所及び三星金属工業㈱と、朝日工業㈱の棒鋼販売における販売方針・営業施策等を相互に共有し、製造設備、技術等の両社経営資源の相互有効活用により、ねじ節鉄筋や高強度鉄筋をはじめとする高付加価値品を中心とした商品ラインナップの一層の拡充を図り、円滑なデリバリーを構築することなどにより顧客評価の向上に繋げてまいります。

(2) 構造用棒鋼における事業シナジーの追求

構造用棒鋼事業においては、当社姫路製造所の太径と、朝日工業㈱の細径による補完性の高い製品構成を活用した共同販売の展開の可能性を追求し、商品メニューの拡大やデリバリー性の向上といった顧客満足度の向上を図り、両社の企業価値の向上を目指してまいります。

(3) 鉄鋼製造技術、プロセスに関するシナジー効果の追求

当社グループにある6つの製造拠点による「製鋼・圧延 各技術交流部会」を組成し、高強度材等の高付加価値品に係る製造技術、安定操業の維持及びコスト削減手法等の操業課題などについて積極的な技術交流と情報共有化を図り、各事業所の特徴と強みを融合させた製造技術の向上を目指してまいります。

また、電炉業界全体の共通課題でもあるスラグやダスト処理についても、当社グループの知見の共有化を進め、利用価値向上に関するより有効な施策の可能性の創出を目指してまいります。

(4) 購買部門における調達効率向上

当社グループにおける購買情報の共有化、購買政策の共同化等により更なる安価購買、調達条件の改善等により購買部門における調達効率向上を目指してまいります。

(5) 物流効率化、輸送コスト削減施策の検討

CO2削減等を目的とした自動車輸送から貨車・船舶輸送へのモーダルシフトに先行して取り組んでいる朝日工業㈱のノウハウを当社グループの鋼片・鋼材輸送に活かし、物流効率化や費用削減の追加的な効果発揮を目指してまいります。

(6) グループ人材育成施策の共有化

当社グループにおける人材育成施策の制度、内容等を共有の上、積極的な交流・共同運営を推進し、より一層の拡充と効率化を図ってまいります。

(7) 経理・財務・資金調達関係の円滑化・効率化

当社グループにおける連結Cash Management System(企業グループ全体の現預金を一元的に管理し、グループ各社で生じる資金の過不足を調整することで、効率的な資金利用を図るシステム)へ朝日工業㈱が参加するとともに、経理・財務部門が協議・連携することによって、連結決算業務の円滑化や資金の効率化等に取り組んでまいります。

 

なお、当社は2021年10月29日、東京証券取引所に「合同製鐵グループ中期ビジョン2025」として、2025年度の連結売上高2,200億円、連結経常利益110億円、ROS5%を目指すことを開示しております。

 

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 市場環境等について

① 成熟した日本経済の環境下で、長期的視点から、国内の公共事業・民間建設需要が大きく伸長することは考えにくく、需要減少に伴い他社との販売競争が激化して当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、当該状況への対応策として、需要見合いの生産を実行し、再生産可能な販売価格の維持に努めつつ、生産余力を活用して鋼片・鋼材の輸出に注力するなどにより収益基盤の強化を図っております。

② 主原料である鉄スクラップ価格が地政学リスクや、東アジア地域内の需要拡大、国内高炉メーカーの購入増加などの影響を受け、短期的かつ大幅に変動した場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、当該状況への対応策として、操業に応じた最適な在庫水準の維持に努めております。

③ 中国や韓国を中心に全世界で鉄鋼生産能力の増強が進行し、過剰な生産設備による供給過剰問題が顕在化することにより世界的な鉄鋼需給バランスが大きく崩れた場合、海外市場から日本市場への輸出が増加する可能性があります。この場合、当社グループ製品の販売量減少、販売価格下落などにより当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、当該状況への対応策として、複数の製造拠点をもつ事業所体制を構築し、グループ全体の業務の効率化、営業力強化並びに資産の有効活用を進めることなどにより、安定した収益基盤の確立に努めております。

④ 経営環境の変化などに伴う収益性の低下により投資額の回収が見込めなくなった場合には、その回収可能性を踏まえて固定資産の帳簿価額を減額し減損損失を計上するため、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、当該状況への対応策として、需要見合いの生産を実行し、再生産可能な販売価格の維持に努めつつ、生産余力を活用して鋼片・鋼材の輸出に注力するなどにより収益基盤の強化を図っております。

⑤ 当社グループは有利子負債を保有しているため、金利情勢やその他金融市場の変動により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、当該状況への対応策として、金利を固定化すること等により、リスク低減を図っております。

 

(2) 特定の取引先・製品・技術等への依存に係るもの

① 電力供給の影響に関して、現在、国内の原子力発電所の多くが運転を停止するなか、カーボンニュートラル促進の観点から、原子力発電の代替として活用されてきた火力発電に代わって、自然エネルギーを活用した発電への移行が進んでいることなどから、東京電力や関西電力などが電力単価を引上げ、電力費の負担は年々増大しており、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、こうした電源構造の変化に応じた最適な生産体制を整えるとともに、製造時に使用する電力・燃料の軽減につながる省エネルギー投資や、太陽光パネル等の自然エネルギーの活用など、省電力対策投資に積極的に取り組んでおります。

② 電気炉製造の主要資材である電極について、東アジア地域における電気炉での製造拡大や電気自動車の普及に伴う電極の主原料であるニードルコークスの需給逼迫などにより、今後、短期的かつ大幅に変動した場合には当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、主要資材の耐火物や合金鉄についても、その製造における原料の原産地が限定されるものがあり、今後、調達数量の制約や価格上昇により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、当該状況への対応策として、複数の資材調達先を確保し、適切な在庫水準の維持に努めております。

 

(3) 特有の法的規制・取引慣行・経営方針に係るもの

今後、当社グループが事業活動を行うにあたり、環境規制など、将来における法律、規則、政策等の変更や強化・導入された場合には、製鉄事業を中心に事業活動が制約を受けることにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、当該状況への対応策として、業界団体への加盟等により必要な情報を的確に収集し、グループリスクマネジメント委員会を通じてグループ各社との情報共有を図っており、事前の対処により受ける影響を最小限に留めるように努めております。

 

 

(4) 重要な訴訟事件等の発生に係るもの

現時点において、製造物責任に関する損害賠償請求等、当社グループが関係する重要な係争中の訴訟はありません。しかしながら、将来において、当社グループの事業活動に関連する訴訟事件が発生する可能性は否定できません。将来、起こり得る訴訟事件等に関する裁判所等の最終判断は、現時点で予測不可能でありますが、場合によっては当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、当該状況への対応策として、弁護士事務所と顧問契約を締結し、専門家による適切な助言を受けられる体制を構築しております。

 

(5) 人材確保・育成、省力化対策

当社グループの更なる成長について、有能な人材の確保や育成に大きく依存しております。当社グループは、今後の少子化・労働者人口の減少などによる人手不足に対応するべく、女性や外国人、中途採用者等、多様な価値観や経験をもつ人材の採用や人材教育、省力化対策への設備投資などに取り組んでおりますが、人員バランスの計画が少子化等による外部環境の悪化により達成できない場合、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、当該状況への対応策として、女性活躍の推進等による優秀な人材の確保や福利厚生施設の充実化など、従業員が働きやすい職場づくりに努めるとともに、在宅勤務制度の整備や、新入社員研修等で実施している人権研修の拡充等、D&Iへの意識改革を目的とした全社教育環境の整備や、今後の女性及び高齢者等の活用を鑑みた育児・介護と仕事の両立支援に向け、更なる施策を検討してまいります。

 

(6) 自然災害、異常気象等

① 当社グループの各事業所及び需要家をはじめとする取引先が、大規模な台風、地震等の自然災害や新型インフルエンザ等の感染症の流行の発生に見舞われた場合には、事業活動が制約を受けることにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。また、重大な労働災害、設備事故、環境事故、品質問題等が発生した場合、又は重要な訴訟において当社グループに不利な判断がなされた場合には、事業活動の停止・制約、補償等により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、当該状況への対応策として、各事業所間において鋼片等を相互に供給できる体制の構築に努めております。

② 新型コロナウイルス感染症が季節性インフルエンザ相当の「5類」に移行されましたが、同感染症が再び拡大した場合には、海外及び国内の経済活動の停滞に伴い、売上が減少する等、当社グループの業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、当該状況への対応策として、従業員、顧客及び取引先などの安全を第一に考え、また、感染症拡大を防止する観点から、国、地方自治体などの要請に即した勤務体制を構築すべく、リモート環境の整備によるテレワーク制度の導入やWeb会議システムの利用環境を整えております。

 

(7) 組織再編、海外投資等

当社グループは、2019年3月に子会社化した朝日工業㈱の組織再編・投資等によって成長を持続させ、今後も組織再編や投資を継続する可能性があります。当社グループは、慎重な事業評価、契約交渉、社内審議等のプロセスを経たうえで投資等の実行を判断し遂行しておりますが、連結貸借対照表に計上したのれんに減損が生じるような場合は、当社グループの業績等に悪影響が生じる可能性があります。

 

(8) 朝日工業㈱とのシナジー効果

当社グループは、2019年3月に各項目における事業シナジーの効果を期待して朝日工業㈱を子会社化し、その実現に向けた具体的な諸施策を推進しております。これら計画は、策定当時において適切と考えられる情報や分析等に基づき策定されていますが、こうした情報や分析等には不確定な要素が含まれており、今後、事業環境の悪化や、その他の要因により、期待される成果の一定程度が実現に至らない可能性があります。

 

(9) その他

現時点では予測できない、政治・経済状況の変化をはじめとする、上記以外の事業リスクの発生により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績

当連結会計年度のわが国経済は、新型コロナウイルス感染症への対応や各種政策により、経済・社会活動は正常化の方向に進みつつあるものの、世界的な金融引締め等による世界経済の下振れリスクや、ロシアのウクライナ侵攻を契機とした原燃料価格の高騰に伴う物価の上昇が国内景気を下押しする要因となりました。

普通鋼電炉業界におきましては、国内建設需要は、再開発や物流倉庫等、非住宅向けの大型案件を中心に堅調に推移したものの、各種資材価格急騰の影響等を受けて、中小建築案件の工事延期や計画見直し、公共事業の入札不調が散見される等、厳しい状況が続いております。また原燃料価格の高騰、円安等により、電力・LNGに加え、合金鉄・副資材等の価格も上昇しており、取り巻く調達コスト環境は一段と厳しくなりました。

こうした中、当社グループにおきましては、厳しい事業環境に耐えられる強固な事業基盤を確立し、更なる成長を目指した「合同製鐵グループ中期ビジョン2025」の達成に向けて、複数の製造拠点をもつ事業所体制を活かしつつ、販売、購買環境や生産条件等の変化を迅速に捉えながら、需要見合いの生産に徹すると共に、再生産可能な販売価格の実現に努め、体質強化を図ってまいりました。

その結果、当連結会計年度の業績につきましては、鉄スクラップ価格及び電力価格等の高騰に対して販売価格改善に努めたことにより、連結売上高は2,353億87百万円と前期比311億85百万円の増収となりました。また、前期から継続している鉄スクラップ価格の高騰が当期中に調整局面に入り、その状況が長引いたことや、コスト改善の進捗により、連結営業損益は前期比166億4百万円増益の139億7百万円の利益、連結経常損益は前期比171億19百万円増益の158億67百万円の利益、親会社株主に帰属する当期純損益は、前期比136億21百万円増益の125億8百万円の利益となりました。

 

各セグメント別の業績の概況は以下のとおりであります。

<鉄鋼事業>

当セグメントにおける当連結会計年度の売上高は前期比290億41百万円増収の2,169億62百万円、経常損益は前期比165億64百万円増益の149億7百万円の利益となりました。

<農業資材事業>

当セグメントにおける当連結会計年度の売上高は前期比17億70百万円増収の147億74百万円、経常損益は前期比5億63百万円増益の8億38百万円の利益となりました。

 

 

生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。

① 生産実績

セグメントの名称

品目

前連結会計年度 生産量(千t)

当連結会計年度 生産量(千t)

鉄鋼事業

粗鋼

1,945

1,838

 

鋼材

1,719

1,610

農業資材事業

肥料

103

109

 

 

② 受注実績

当社グループの販売実績は、見込生産によるものが大半を占めるため記載を省略しております。

 

③ 販売実績

セグメントの名称

前連結会計年度 金額(百万円)

当連結会計年度 金額(百万円)

鉄鋼事業

187,874

216,920

農業資材事業

13,004

14,774

その他

3,322

3,691

合計

204,201

235,387

 

(注) 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は次のとおりであります。

相手先

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

割合(%)

金額(百万円)

割合(%)

阪和興業㈱

26,548

13.0

32,377

13.8

エムエム建材㈱

28,924

14.2

28,971

12.3

伊藤忠丸紅住商テクノスチール㈱

24,407

10.4

 

 なお、前連結会計年度における伊藤忠丸紅住商テクノスチール㈱の総販売実績に対する割合が10%未満であるため、前連結会計年度の記載を省略し、「-」表示しております。

 

(2) 財政状態

当連結会計年度末の総資産は、棚卸資産の増加(109億97百万円)及び受取手形及び売掛金の増加(121億97百万円)等により、前連結会計年度末(2,233億77百万円)から301億75百万円増加し、2,535億52百万円となりました。

負債につきましては、短期借入金の増加(34億74百万円)、未払法人税等の増加(31億32百万円)及び支払手形及び買掛金の増加(57億31百万円)等により前連結会計年度末(1,243億27百万円)から168億54百万円増加し、1,411億81百万円となりました。

純資産につきましては、親会社株主に帰属する当期純利益の計上(125億8百万円)及び配当金の支払(7億31百万円)等により前連結会計年度末(990億49百万円)から133億21百万円増加し、1,123億70百万円となりました。

この結果、自己資本比率は前連結会計年度末の44.2%と同じく44.2%になりました。

 

セグメントごとの財政状態は、次のとおりであります。

<鉄鋼事業>

当連結会計年度末のセグメント資産は、前期比287億56百万円増加2,361億59百万円となりました。

<農業資材事業>

当連結会計年度末のセグメント資産は、前期比18億51百万円増加144億67百万円となりました。

 

 

(3) キャッシュ・フロー

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末(166億5百万円)より53億42百万円増加し、219億47百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益152億63百万円、減価償却費40億63百万円、売上債権の増加額121億97百万円及び棚卸資産の増加額109億97百万円等により、67億8百万円の収入(前期は21億31百万円の支出)となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形及び無形固定資産の取得による支出52億28百万円等により、48億64百万円の支出(前期は52億50百万円の支出)となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、長期借入れによる収入118億円、長期借入金の返済による支出(73億6百万円)及び配当金の支払額7億31百万円等により、34億95百万円の収入(前期は95億36百万円の収入)となりました。

 

当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、次のとおりであります。

当社グループの運転資金需要のうち主なものは、原材料等の仕入のほか、製造費用、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであります。

当社グループは、運転資金につきましては、金融機関からの短期借入金により調達することとしており、設備投資等の資金につきましては、金融機関からの長期借入金と内部調達を原則としております。

当社グループでは、資金の流動性を確保するため、金融機関の短期借入枠を設定しています。また、連結Cash Management Systemの運営によって、資金余剰状態にある子会社からの預金と資金需要がある子会社への貸付を一元管理することで、資金効率化を図っております。

 

(4) 重要な会計方針及び見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

 

5 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社

2023年3月31日現在 (単位:百万円)

事業所名

(所在地)

セグメント

の名称

設備の内容

建物

構築物

機械及び

装置

車両、

工具器具

、その他

土地

(面積㎡)

リース

資産

建設

仮勘定

従業

員数

(人)

本社等

(大阪市北区等)

鉄鋼事業

本社等

219

17

2

58

9,103

(284,031)

1

1

9,404

66

大阪製造所

(大阪市西淀川区)

鉄鋼事業

製鋼設備

圧延設備

1,212

133

2,771

47

13,588

(313,982)

[3,957]

2

394

18,149

264

姫路製造所

(姫路市飾磨区)

鉄鋼事業

製鋼設備

圧延設備

1,391

237

3,115

30

8,896

(259,495)

[432]

0

40

13,712

243

船橋製造所

(千葉県船橋市)

鉄鋼事業

製鋼設備

圧延設備

2,858

283

2,564

61

12,732

(144,762)

[2,409]

32

18,533

158

 

 

5,682

672

8,453

198

44,320

(1,002,271)

[6,798]

3

469

59,799

731

 

 (注) 1 土地(面積㎡)の欄中[  ]内は、連結会社以外の者から賃借している土地の面積(㎡)であり外数で表しております。

2 本社等の欄には、東京営業所等を含んでおります。

3 上表には福利厚生施設が含まれております。

 

(2) 子会社

2023年3月31日現在 (単位:百万円)

会社名

事業所名

(所在地)

セグメント

の名称

設備の内容

建物

構築物

機械及び
装置

車両、

工具器具

、その他

土地

(面積㎡)

リース

資産

建設

仮勘定

従業

員数

(人)

朝日工業㈱

埼玉事業所

(埼玉県児玉郡神川町)等

鉄鋼事業

製鋼設備

圧延設備

1,562

240

2,900

284

355

(689,743)

130

239

5,714

250

三星金属

工業㈱

本社・工場

(新潟県燕市)等

鉄鋼事業

製鋼設備

圧延設備

1,282

36

2,794

138

4,692

(233,319)

96

9,041

199

㈱トーカイ

本社・工場

(福岡県北九州市若松区)

鉄鋼事業

製鋼設備

圧延設備

485

248

2,211

205

(-)

[119,487]

249

3,401

160

㈱ワイヤー

テクノ

大阪工場

(大阪市鶴見区)等

鉄鋼事業

伸線設備

597

56

781

19

2,833

(52,284)

[3,028]

24

9

4,322

102

朝日アグリア㈱

関東工場

(埼玉県児玉郡神川町)等

農業資材事業

肥料製造設備

818

176

816

49

788

(166,872)

107

71

2,828

181

 

 (注) 土地(面積㎡)の欄中[  ]内は、連結会社以外の者から賃借している土地の面積(㎡)であり外数で表しております。

 

① 【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

39,400,000

39,400,000

 

 

② 【発行済株式】

種類

事業年度末現在

発行数(株)

(2023年3月31日)

提出日現在

発行数(株)

(2023年6月23日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

17,145,211

17,145,211

東京証券取引所
プライム市場

完全議決権株式
単元株式数は100株であります。

17,145,211

17,145,211

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

年月日

発行済株式
総数増減数
(株)

発行済株式
総数残高
(株)

資本金増減額

 

(百万円)

資本金残高

 

(百万円)

資本準備金
増減額
(百万円)

資本準備金
残高
(百万円)

2016年10月1日

△154,306,902

17,145,211

34,896

9,876

 

(注) 2016年10月1日付にて株式の併合(10株を1株に併合)を実施したことに伴い、発行済株式総数が減少しております。

 

 

(5) 【所有者別状況】

  2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数

(人)

18

42

159

90

21

7,813

8,143

所有株式数

(単元)

24,147

3,408

56,417

15,409

43

71,373

170,797

65,511

所有株式数の割合(%)

14.14

2.00

33.03

9.02

0.03

41.78

100.00

 

(注) 自己株式2,518,682株は、「個人その他」に25,186単元及び「単元未満株式の状況」に82株含めて記載しております。

 

(6) 【大株主の状況】

  2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式(自己株式を
除く。)の
総数に対する所有株式数の
割合(%)

日本製鉄㈱

東京都千代田区丸の内2-6-1

2,566

17.5

日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)

東京都港区浜松町2-11-3

1,252

8.6

三井物産㈱
(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行)

東京都千代田区大手町1-2-1
(東京都中央区晴海1-8-12)

730

5.0

合鐵取引先持株会

大阪市北区堂島浜2-2-8

647

4.4

共英製鋼㈱

大阪市北区堂島浜1-4-16

514

3.5

㈱日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海1-8-12

462

3.2

㈱メタルワン

東京都千代田区丸の内2-7-2

339

2.3

㈱みずほ銀行
(常任代理人 ㈱日本カストディ銀行)

東京都千代田区大手町1-5-5
(東京都中央区晴海1-8-12) 

270

1.8

東京鐵鋼㈱

東京都千代田区富士見2-7-2

268

1.8

阪和興業㈱

東京都中央区築地1-13-1

205

1.4

7,258

49.6

 

(注) 1 日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)及び㈱日本カストディ銀行(信託口)の持株のすべては、信託業務に係る株式であります。

2 上記のほか当社所有の自己株式2,518千株があります。

 

①【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

16,605

21,947

 

 

受取手形及び売掛金

※1 44,346

※1 56,543

 

 

棚卸資産

※2 45,485

※2 56,483

 

 

その他

2,452

797

 

 

流動資産合計

108,888

135,771

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

※5 12,729

※5 12,500

 

 

 

機械装置及び運搬具(純額)

19,015

19,315

 

 

 

土地

※5,※6 53,099

※5,※6 53,051

 

 

 

リース資産(純額)

205

269

 

 

 

建設仮勘定

982

1,144

 

 

 

その他(純額)

1,230

1,284

 

 

 

有形固定資産合計

※3,※7 87,262

※3,※7 87,566

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

のれん

3,239

2,777

 

 

 

その他

944

1,431

 

 

 

無形固定資産合計

4,184

4,208

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

※4 18,305

※4 20,746

 

 

 

長期貸付金

25

21

 

 

 

繰延税金資産

1,505

1,715

 

 

 

退職給付に係る資産

2,684

2,736

 

 

 

その他

586

850

 

 

 

貸倒引当金

65

64

 

 

 

投資その他の資産合計

23,042

26,005

 

 

固定資産合計

114,488

117,780

 

資産合計

223,377

253,552

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

30,026

35,758

 

 

短期借入金

※5 41,627

※5 45,102

 

 

1年内償還予定の社債

120

120

 

 

リース債務

82

96

 

 

未払法人税等

318

3,451

 

 

賞与引当金

1,564

2,441

 

 

環境対策引当金

20

-

 

 

その他

7,360

9,955

 

 

流動負債合計

81,122

96,926

 

固定負債

 

 

 

 

社債

210

90

 

 

長期借入金

※5 29,690

※5 30,672

 

 

リース債務

136

192

 

 

繰延税金負債

26

52

 

 

再評価に係る繰延税金負債

※6 6,809

※6 6,809

 

 

役員退職慰労引当金

153

213

 

 

退職給付に係る負債

5,513

5,551

 

 

その他

665

673

 

 

固定負債合計

43,205

44,255

 

負債合計

124,327

141,181

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

34,896

34,896

 

 

資本剰余金

12,430

12,430

 

 

利益剰余金

48,750

60,527

 

 

自己株式

4,716

4,718

 

 

株主資本合計

91,360

103,136

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

2,470

3,829

 

 

繰延ヘッジ損益

3

3

 

 

土地再評価差額金

※6 4,502

※6 4,502

 

 

為替換算調整勘定

36

102

 

 

退職給付に係る調整累計額

285

392

 

 

その他の包括利益累計額合計

7,297

8,824

 

非支配株主持分

390

409

 

純資産合計

99,049

112,370

負債純資産合計

223,377

253,552

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 204,201

※1 235,387

売上原価

※2 186,751

※2 200,787

売上総利益

17,450

34,599

販売費及び一般管理費

※3,※4 20,147

※3,※4 20,692

営業利益又は営業損失(△)

2,697

13,907

営業外収益

 

 

 

受取利息

1

4

 

受取配当金

356

361

 

受取賃貸料

696

683

 

持分法による投資利益

719

1,306

 

その他

279

281

 

営業外収益合計

2,053

2,637

営業外費用

 

 

 

支払利息

346

415

 

固定資産賃貸費用

104

102

 

その他

157

159

 

営業外費用合計

608

677

経常利益又は経常損失(△)

1,252

15,867

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※5 187

-

 

投資有価証券売却益

10

67

 

特別利益合計

197

67

特別損失

 

 

 

固定資産売却損

-

※6 69

 

固定資産除却損

※7 530

※7 537

 

投資有価証券売却損

135

64

 

特別損失合計

665

671

税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)

1,721

15,263

法人税、住民税及び事業税

337

3,504

法人税等調整額

995

779

法人税等合計

657

2,724

当期純利益又は当期純損失(△)

1,063

12,538

非支配株主に帰属する当期純利益

49

29

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

1,112

12,508

 

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社及び主な子会社は線材・形鋼・棒鋼等の鉄鋼製品、鉄鋼二次加工製品を生産販売しており、また、一部の子会社は肥料、種苗、乾牧草等の製造販売に係る事業を行っております。そのため当社は、「鉄鋼事業」及び「農業資材事業」の2つを報告セグメントとしております。

 

①【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

13,810

20,036

 

 

売掛金

18,156

22,968

 

 

製品

6,971

6,988

 

 

半製品

7,295

11,561

 

 

仕掛品

162

166

 

 

原材料

5,755

7,094

 

 

貯蔵品

4,869

5,307

 

 

前払費用

289

231

 

 

その他

8,871

6,093

 

 

流動資産合計

※1 66,181

※1 80,448

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

5,876

5,682

 

 

 

構築物

695

672

 

 

 

機械及び装置

8,702

8,453

 

 

 

車両運搬具

6

5

 

 

 

工具、器具及び備品

166

192

 

 

 

土地

44,320

44,320

 

 

 

リース資産

6

3

 

 

 

建設仮勘定

310

469

 

 

 

有形固定資産合計

※2 60,084

※2 59,799

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

借地権

0

0

 

 

 

ソフトウエア

391

309

 

 

 

その他

6

452

 

 

 

無形固定資産合計

397

761

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

5,803

6,603

 

 

 

関係会社株式

23,565

23,989

 

 

 

出資金

27

27

 

 

 

従業員に対する長期貸付金

25

21

 

 

 

長期前払費用

37

249

 

 

 

前払年金費用

2,476

2,570

 

 

 

繰延税金資産

519

79

 

 

 

その他

332

274

 

 

 

貸倒引当金

48

48

 

 

 

投資その他の資産合計

32,739

33,767

 

 

固定資産合計

93,221

94,328

 

資産合計

159,402

174,776

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

11,671

13,377

 

 

短期借入金

28,847

30,047

 

 

リース債務

3

2

 

 

未払金

3,662

4,291

 

 

未払費用

3

6

 

 

未払法人税等

114

2,328

 

 

預り金

881

1,826

 

 

賞与引当金

612

1,159

 

 

環境対策引当金

9

-

 

 

その他

341

1,359

 

 

流動負債合計

※1 46,148

※1 54,400

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

24,813

25,040

 

 

リース債務

2

1

 

 

再評価に係る繰延税金負債

6,809

6,809

 

 

退職給付引当金

4,075

4,271

 

 

その他

451

447

 

 

固定負債合計

36,151

36,570

 

負債合計

82,300

90,970

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

34,896

34,896

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

9,876

9,876

 

 

 

その他資本剰余金

491

491

 

 

 

資本剰余金合計

10,367

10,367

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

453

453

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

圧縮記帳積立金

3

1

 

 

 

 

別途積立金

9,000

9,000

 

 

 

 

繰越利益剰余金

20,165

25,899

 

 

 

利益剰余金合計

29,622

35,354

 

 

自己株式

4,716

4,718

 

 

株主資本合計

70,169

75,899

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

1,571

2,545

 

 

土地再評価差額金

5,360

5,360

 

 

評価・換算差額等合計

6,932

7,905

 

純資産合計

77,101

83,805

負債純資産合計

159,402

174,776

 

②【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 101,583

※1 114,529

売上原価

※1 95,150

※1 98,168

売上総利益

6,432

16,360

販売費及び一般管理費

※1,※2 7,908

※1,※2 8,081

営業利益又は営業損失(△)

1,475

8,279

営業外収益

 

 

 

受取利息及び配当金

993

527

 

その他

750

790

 

営業外収益合計

※1 1,744

※1 1,318

営業外費用

 

 

 

支払利息

239

287

 

その他

207

208

 

営業外費用合計

※1 446

※1 496

経常利益又は経常損失(△)

177

9,101

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

110

77

 

投資有価証券売却損

124

64

 

特別損失合計

234

141

税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)

412

8,959

法人税、住民税及び事業税

77

2,475

法人税等調整額

401

20

法人税等合計

478

2,496

当期純利益

66

6,463