日本金属株式会社

NIPPON KINZOKU CO., LTD.
板橋区舟渡四丁目10番1号
証券コード:54910
業界:鉄鋼
有価証券報告書の提出日:2023年6月29日

(1)連結経営指標等

回次

第112期

第113期

第114期

第115期

第116期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

49,291

45,181

40,106

49,117

52,566

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

2,685

625

2,454

1,337

1,283

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(百万円)

908

197

277

2,517

916

包括利益

(百万円)

1,017

510

27

2,818

1,135

純資産額

(百万円)

21,214

20,502

20,475

23,314

24,449

総資産額

(百万円)

61,885

61,803

64,177

72,179

73,874

1株当たり純資産額

(円)

3,168.86

3,062.66

3,058.54

3,482.66

3,652.27

1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

135.75

29.48

41.41

376.10

136.94

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

34.3

33.2

31.9

32.3

33.1

自己資本利益率

(%)

4.4

0.9

1.4

11.5

3.8

株価収益率

(倍)

8.9

3.8

7.0

営業活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

755

1,714

2,346

4,500

1,513

投資活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

2,095

2,524

2,043

2,747

2,716

財務活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

621

562

2,299

399

2,021

現金及び現金同等物の期末残高

(百万円)

6,354

6,150

8,703

10,065

8,035

従業員数

(名)

882

888

878

884

873

 

 

83

87

82

82

83

(注)1.第112期、第115期及び第116期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.第113期及び第114期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3.第113期及び第114期の株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失であるため記載しておりません。

4.従業員数の( )は、平均臨時従業員数であり、外数であります。

5.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第115期の期首から適用しており、第115期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

(2)提出会社の経営指標等

回次

第112期

第113期

第114期

第115期

第116期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

41,249

37,244

32,415

39,838

43,638

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

1,814

36

2,969

338

383

当期純利益又は当期純損失(△)

(百万円)

537

613

631

1,788

320

資本金

(百万円)

6,857

6,857

6,857

6,857

6,857

発行済株式総数

(株)

6,700,000

6,700,000

6,700,000

6,700,000

6,700,000

純資産額

(百万円)

18,169

17,149

16,631

18,490

18,964

総資産額

(百万円)

52,630

52,515

53,795

60,752

61,938

1株当たり純資産額

(円)

2,714.10

2,561.76

2,484.32

2,762.05

2,832.89

1株当たり配当額

(円)

30.00

5.00

(内1株当たり中間配当額)

-)

-)

-)

-)

-)

1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

80.28

91.64

94.27

267.09

47.82

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

34.5

32.7

30.9

30.4

30.6

自己資本利益率

(%)

3.0

3.5

3.7

10.2

1.7

株価収益率

(倍)

15.1

5.3

20.0

配当性向

(%)

37.4

10.5

従業員数

(名)

572

584

582

592

589

 

 

35

51

55

53

50

株主総利回り

(%)

51.9

26.5

49.6

60.9

41.6

(比較指標:TOPIX)

(%)

92.7

81.7

113.8

113.4

116.7

最高株価

(円)

2,564

1,275

1,824

1,588

1,466

最低株価

(円)

956

540

517

886

862

(注)1.第112期、第115期及び第116期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.第113期及び第114期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3.第113期及び第114期の株価収益率については、当期純損失であるため記載しておりません。

4.第113期及び第114期の配当性向については、当期純損失であるため記載しておりません。

5.従業員数の( )は、平均臨時従業員数であり、外数であります。

6.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第115期の期首から適用しており、第115期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

7.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所プライム市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所市場第一部におけるものであります。

2【沿革】

 当社は1930年11月に東京府北豊島郡岩淵町(現在の東京都北区神谷)にて「東京伸鐵所」(後の王子工場)として創立され、わが国ではじめてみがき帯鋼の製造に着手し、1937年には従来輸入にのみ依存していた特殊鋼の帯鋼製造をも開始しました。その後、1939年11月に日本特殊鋼材工業株式会社(資本金750万円)として株式会社に改組されました。

 その後の変遷は、次のとおりであります。

1940年5月

戸田工場(現 板橋工場)を新設し、みがき特殊帯鋼の生産に従事

1945年9月

商号を日本金属産業株式会社と変更

1949年11月

東京・大阪両証券取引所(現 東京証券取引所)に上場

1953年11月

わが国における輸入第1号センジミア冷間圧延機稼動

1954年2月

商号を日本金属株式会社と変更

1954年10月

板橋工場にステンレス工場を新設し、センジミア冷間圧延機を中心として、冷間圧延ステンレス鋼帯の量産に着手

1955年3月

和光鋼帯株式会社(現 日金スチール株式会社 連結子会社)設立

1958年1月

加工品の製造販売を行うため、板橋工場に加工品製造工場を設置

1958年6月

服部鋼業株式会社(現 日金電磁工業株式会社 連結子会社)設立

1962年11月

板橋工場にセンジミア冷間圧延機第2号機、スキンパスミル及び光輝焼鈍装置等製造の一連の合理化設備を完成

1964年4月

共和梱包株式会社(日金精整株式会社 連結子会社)設立

1973年7月

志村鋼業株式会社(日金スリット工業株式会社 連結子会社)設立

1974年6月

埼玉工場(埼玉製造部)を新設し、自転車用ステンレスリム、特殊ぜんまいの生産に従事

1983年1月

岐阜工場を新設し、ステンレス精密管の生産を開始

1990年11月

福島工場を新設し、自転車用ステンレスリムの生産に従事

1995年12月

タイに NIPPON KINZOKU (THAILAND) CO.,LTD.(現 連結子会社)設立

1997年6月

本社事務所ビルを購入し、本社事務所を移転

1998年3月

株式会社日金東部コイルセンター(連結子会社)設立

2000年4月

日金スリット工業株式会社を存続会社とし、日金精整株式会社と合併

2000年12月

板橋工場冷間圧延製品ISO14001の認証取得

2001年9月

岐阜工場ステンレス精密細管製品並びにステンレス平鋼製品ISO14001の認証取得

2001年12月

王子工場みがき特殊帯鋼製品ISO14001の認証取得

2002年4月

わが国において、初めてマグネシウム合金の広幅・大型コイル一貫製造体制を確立

2002年4月

株式会社日金東部コイルセンターを存続会社とし、日金スリット工業株式会社と合併、また、商号を日金精整テクニックス株式会社(現 連結子会社)と変更

2004年10月

王子工場を板橋工場に統合

2005年3月

福島工場型鋼、プレス、建材製品ISO14001の認証取得

2006年3月

埼玉製造部を閉鎖

2012年8月

マレーシアに NIPPON KINZOKU (MALAYSIA) SDN.BHD.(現 連結子会社)設立

3【事業の内容】

 当社の企業集団は、当社と子会社8社及び関連会社1社で構成されており、冷間圧延ステンレス鋼帯、みがき特殊帯鋼及び加工品の製造、販売のほか、これらに付帯する事業を営んでおります。

 当社グループの事業における位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりであり、これらは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

(1) みがき帯鋼事業

当社で製造した冷間圧延ステンレス鋼帯及びみがき特殊帯鋼は、主として連結子会社日金スチール㈱が販売し、連結子会社 NIPPON KINZOKU (THAILAND) CO.,LTD.及びNIPPON KINZOKU (MALAYSIA) SDN.BHD.並びに非連結子会社日金ヤマニ㈱、日旌鋼鉄貿易(上海)有限公司も一部販売しております。また、製造工程の一部については、連結子会社日金精整テクニックス㈱に加工依頼しております。

(2) 加工品事業

当社で製造した型鋼製品、ステンレス精密管等は、連結子会社㈱セフを経由して、一部販売しております。

電磁製品は連結子会社日金電磁工業㈱から仕入れており、一部の製品については、日金電磁工業㈱が関連会社播磨電子㈱に製造を委託しております。

 

 事業の系統図は、次のとおりであります。

 

0101010_001.png

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金又は出資金

(百万円)

主要な事業の内容

議決権の所有(被所有)割合

関係内容

主要な損益情報等

(1) 売上高

(2) 経常利益

(3) 当期純利益

(4) 純資産額

(5) 総資産額

所有割合

(%)

被所有割合(%)

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

百万円

日金スチール㈱

 

(注)2、5

東京都

港区

300

みがき帯鋼事業

100

① 役員の兼務等

当社の従業員2名が当該子会社の役員を兼務しております。

② 営業上の取引

当社の冷間圧延ステンレス鋼帯及びみがき特殊帯鋼の販売をしております。

③ 資金援助・設備の賃貸借

家屋の賃貸及び機械の賃貸をしております。

資金援助はありません。

 

(1)

20,853

(2)

590

(3)

401

(4)

3,196

(5)

8,652

 

日金精整テクニックス㈱

 

(注)4

東京都

板橋区

250

みがき帯鋼事業

100

(2.8)

① 役員の兼務等

当社の役員1名及び従業員3名が当該子会社の役員を兼務しております。

② 営業上の取引

当社の冷間圧延ステンレス鋼帯及びみがき特殊帯鋼の切断加工及び販売をしております。

③ 資金援助・設備の賃貸借

家屋の賃貸借及び機械の賃貸をしております。

資金援助はありません。

日金電磁工業㈱

埼玉県

川口市

60

加工品事業

100

① 役員の兼務等

当社の従業員4名が当該子会社の役員を兼務しております。

② 営業上の取引

当社の電磁機器・磁性材料の製造及び販売をしております。

③ 資金援助・設備の賃貸借

該当事項はありません。

NIPPON KINZOKU

(THAILAND)CO.,LTD.

 

(注)4

タイランド

アユタヤ県

ウタイ郡

百万タイ

バーツ

116

みがき帯鋼事業

100

(7.073)

① 役員の兼務等

当社の従業員2名が当該子会社の役員を兼務しております。

② 営業上の取引

当社の冷間圧延ステンレス鋼帯の販売をしております。

③ 資金援助・設備の賃貸借

該当事項はありません。

NIPPON KINZOKU

(MALAYSIA)SDN.BHD.

 

マレ-シア

ジョホ-ル

百万

リンギット

5

みがき

帯鋼事業

100

① 役員の兼務等

当社の従業員3名が当該子会社の役員を兼務しております。

② 営業上の取引

当社の冷間圧延ステンレス鋼帯の販売をしております。

③ 資金援助・設備の賃貸借

該当事項はありません。

 

 

名称

住所

資本金又は出資金

(百万円)

主要な事業の内容

議決権の所有(被所有)割合

関係内容

主要な損益情報等

(1) 売上高

(2) 経常利益

(3) 当期純利益

(4) 純資産額

(5) 総資産額

所有割合

(%)

被所有割合(%)

㈱セフ

埼玉県

ふじみ野市

40

加工品事業

100

① 役員の兼務等

当社の従業員3名が当該子会社の役員を兼務しております。

② 営業上の取引

当社の加工品の施工及び販売をしております。

③ 資金援助・設備の賃貸借

資金援助及び家屋の賃貸をしております。

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

 

播磨電子㈱

大阪市

北区

10

加工品事業

30

① 役員の兼務等

当社の従業員1名が当該関連会社の役員を兼務しております。

② 営業上の取引

電磁製品の製造委託をしております。

③ 資金援助・設備の賃貸借

該当事項はありません。

(注)1.主要な事業の内容欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2.特定子会社に該当します。

3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

4.「議決権の所有割合」欄の( )内は、間接所有で内数であります。

5.売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

 

5【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

 

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

みがき帯鋼事業

578

55

加工品事業

186

21

全社(共通)

109

7

合計

873

83

(注)1.従業員数は就業人員数であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。

2.全社(共通)として記載している従業員数は、特定の事業部門に区別できない管理部門に所属しているものであります。

 

(2) 提出会社の状況

 

 

 

 

2023年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

589

(50)

40.0

16.60

5,863,499

 

 

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

みがき帯鋼事業

354

29

加工品事業

126

14

全社(共通)

109

7

合計

589

50

(注)1.従業員数は就業人員数であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.全社(共通)として記載している従業員数は、特定の事業部門に区別できない管理部門に所属しているものであります。

 

(3) 労働組合の状況

 当社グループの日本金属労働組合は、上部団体に加入しておらず、自主的な活動を行っております。

 2023年3月31日現在の組合員数は412名であります。

 なお、労使関係については特に記載すべき事項はありません。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

提出会社および

連結子会社

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注)1、5

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注)2、5

男女の賃金の差異(%)(注)1、3、4

全労働者

うち正規雇用労働者

うちパート・有期労働者

提出会社

2.1

42.9

69.4

68.3

76.9

日金精整テクニックス㈱

62.5

65.6

86.2

 

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号及び2号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3.パート労働者については、正社員の所定労働時間(1日7時間半)で換算した人員数を基に平均年間賃金を算出しています。

4.当社は、職位及び職掌により異なる賃金水準を設定しており、男女では職位及び職掌の人数分布に差があるため、賃金差異が生じております。

  (課長級における女性割合6.0%、部長級以上における女性割合0.0%、交替勤務者(夜勤・深夜手当等を加算)における女性割合0.0%)

  なお、女性管理職が少ない背景としては、2015年より女性総合職の新卒採用を本格的に開始し、管理職昇格に至っていないことが挙げられます。

5.日金精整テクニックス株式会社は、常時雇用する労働者数が100人以上300人以下の事業者のため、管理職に占める女性労働者の割合及び男性の育児休業等取得率の記載を省略しております。

 

3【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生に備えての対策を講じていく予定であります。

文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 景気変動について

当社グループの製品は、直接あるいは顧客を通じて間接的に、全世界の様々な市場で販売されております。従って、日本、北米、欧州、アジア等の主要市場における景気後退などは当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 金利及び為替の変動について

当社グループは、海外売上高比率が25.7%で、顧客を通じたものを含めると相当な比率となり、また、在外子会社の財務諸表は現地通貨建で作成されているため、為替変動の影響を受けます。さらに、当社グループは、金利変動の影響を受ける可能性もあります。従って、急激な金利及び為替相場の変動等が、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(3) 新製品開発について

当社グループは、魅力ある新製品を開発するため、継続的な研究開発投資を積極的に行っております。しかしながら、技術の急速な進歩や顧客ニーズの変化により、期待通りに新製品開発が進まない場合、将来の成長と収益性を低下させ、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 価格競争について

当社グループが属しているステンレス業界の需要及び価格動向は、国内外の景気動向やユーザーの需要動向、国内外メーカーの市場参入・拡大・強化による競争激化、為替相場の変動、海外各地域の政治的、経済的又は法的環境等により当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) 海外販売に潜在するリスクについて

当社グループは、販売の一部を中国やアジア諸国並びに欧米諸国に対して行っております。これらの海外市場への販売には、1)予期しない法律または税制の変更、2)不利な政治または経済要因、3)テロ、戦争、その他の社会的混乱等のリスクが常に内在されております。これらの事象が起これば、当社の事業の遂行に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(6) 主原料の供給体制について

当社グループは、主原料をグループ外の企業から供給を受けております。これらの供給元企業が、災害等の事由により、当社グループの必要とする数量を予定通り供給できない場合、生産遅延、販売機会損失等が発生し、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(7) 主原料の仕入価格の変動について

当社グループが取扱う製品の主原料は、主にステンレス鋼であります。価格については、国内外の鋼材需給の動向や原燃料生産国における資源政策、自然災害、国際紛争、投機的取引等に起因する相場変動、為替変動等により、当社グループの業績及び財政状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) 製品の欠陥について

当社グループは、厳格な品質管理基準にのっとり各種の製品を製造しております。しかし、すべての製品について欠陥がなく、将来的にリコールが発生しないという保証はありません。また、製造物責任賠償保険に加入しておりますが、この保険が最終的に負担する賠償額を十分にカバーできるという保証はありません。大規模なリコールや製造物責任賠償につながるような製品の欠陥は、多額のコストや当社グループの評価に重大な影響を与え、それにより当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) 知的財産について

当社グループは、研究開発等によって得られた成果については、特許、意匠及び商標等産業財産権によるか当社独自技術(ノウハウ)として当該技術の保護・管理を図っております。しかし、特定の地域においては産業財産権による保護が充分でなく、第三者が当社グループの知的財産を使用し類似製品を製造することを効果的に防止できない可能性があります。また、当社グループの将来の製品または技術が、他社の産業財産権を侵害しているとされる可能性があります。

 

(10) 公的規制について

当社グループは、事業展開する各国において、事業・投資の許可、関税をはじめとする輸出入規制等、様々な政府規制・法規制の適用を受けております。これらの規制を遵守できなかった場合、当社グループの事業活動が制限され、コストの増加につながる可能性があります。従って、これらの規制は当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(11) 災害等のリスクについて

当社グループでは、地震や洪水等を含めた防災対策を徹底しており、過去の自然災害発生時にも事業への影響を最小限に止めた実績があります。しかし、想定を超える大規模な自然災害が発生した場合には、停電またはその他の中断事象による影響を完全に防止または軽減できない可能性があります。

また、生産設備等において、電気的又は機械的事故、火災や爆発、労働災害等が生じた場合には、一部の操業が中断し、生産及び出荷が遅延すること等により費用や補償の支払が発生するとともに、損害を被った設備等の修復のために多額の費用が発生するなどして、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(12) 人材の確保について

新技術及び新商品の開発及び製造には、有能な技術者及び熟練技術者の確保が重要であります。当社グループでは、有能な技術者の確保に注力し、また熟練技術者の育成を図っておりますが、有能な人材確保及び育成を継続できない場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(13) 固定資産の減損及び繰延税金資産の回収可能性について

当社グループは、生産設備や土地等の固定資産を有しておりますが、経営環境の変化等により固定資産の収益性が低下し投資額の回収が見込めなくなった場合、減損損失を計上することとなり、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、当社グループは、将来の課税所得の見積りに基づき繰延税金資産を計上しておりますが、経営環境の変化等により将来の課税所得の見積り等に変動が生じた場合、繰延税金資産の取崩しが発生し、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

当連結会計年度において、経営上の重要な契約等はありません。

 

2【主要な設備の状況】

(1) 提出会社

2023年3月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメント

の名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び運搬具

土地

(面積千㎡)

その他

合計

板橋工場

(東京都板橋区)

みがき帯鋼

冷間圧延

ステンレス鋼帯・みがき特殊帯鋼

製造設備

2,336

9,726

10,149

(78.4)

183

22,396

322

北本工場

(埼玉県北本市)

みがき帯鋼

冷間圧延

ステンレス鋼帯

切断設備

163

1

173

(4.2)

0

339

岐阜工場

(岐阜県可児市)

加工品

ステンレス精密

細管製造設備

199

512

1,132

(31.6)

22

1,868

50

福島工場

(福島県白河市)

加工品

高精度異形鋼

建築部材

製造設備

516

607

488

(175.1)

78

1,690

64

本社事務所

(東京都港区)

全社総括業務

販売業務

559

146

2,369

(0.5)

198

3,273

153

(注)北本工場の建物及び構築物並びに土地については、連結子会社である日金スチール㈱に賃貸しております。

 

(2) 国内子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び運搬具

土地

(面積千㎡)

その他

合計

日金精整

テクニックス㈱

新河岸工場

(東京都板橋区)

みがき帯鋼

鋼材の切断設備

5

7

103

(0.5)

0

116

3

日金精整

テクニックス㈱

栃木工場

(栃木県さくら市)

みがき帯鋼

鋼材の切断設備

27

11

201

(15.9)

1

242

10

日金精整

テクニックス㈱

埼玉工場

(埼玉県ふじみ野市)

みがき帯鋼

倉庫及び賃貸施設

48

2

927

(11.1)

0

978

5

日金電磁工業㈱

本社工場

(埼玉県川口市)

加工品

電磁製品製造設備

33

23

256

(1.9)

9

322

33

 

(3) 在外子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び運搬具

土地

(面積千㎡)

その他

合計

NIPPON KINZOKU

(THAILAND)

CO.,LTD.

タイランド

アユタヤ県

ウタイ郡

みがき帯鋼

鋼材の切断設備

29

44

74

(10.0)

7

156

32

NIPPON KINZOKU

(THAILAND)

CO.,LTD.

タイランド

アユタヤ県

ウタイ郡

加工品

建築部材製造設備

2

(-)

1

3

15

(注)帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であります。

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

24,000,000

24,000,000

①【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

②【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

17

26

132

29

14

5,012

5,230

所有株式数(単元)

10,338

1,838

20,715

1,392

257

32,320

66,860

14,000

所有株式数の割合

(%)

15.46

2.75

30.98

2.08

0.38

48.34

100.00

(注)1.自己株式5,678株は「個人その他」に56単元、「単元未満株式の状況」に78株を含めて記載しております。

2.証券保管振替機構名義の株式900株(うち名義書換失念株900株)は、「その他の法人」に9単元を含めて記載しております。

 

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

日鉄ステンレス株式会社

東京都千代田区丸の内一丁目8番2号

872

13.03

日本金属取引先持株会

東京都港区芝五丁目30番7号

571

8.53

伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社

東京都中央区日本橋一丁目4番1号

378

5.66

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町二丁目11番3号

333

4.98

株式会社日本カストディ銀行(信託口4)

東京都中央区晴海一丁目8番12号

164

2.45

上田八木短資株式会社

 大阪府大阪市中央区高麗橋二丁目4番2号

107

1.60

株式会社アドバネクス

東京都北区田端六丁目1番1号

102

1.53

ASADA株式会社

東京都墨田区押上二丁目14番1号

100

1.49

株式会社みずほ銀行

東京都千代田区大手町一丁目5番5号

100

1.49

富国生命保険相互会社

 東京都千代田区内幸町二丁目2番2号

90

1.35

2,820

42.13

(注) 上記の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は、次のとおりであります。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)        333千株

株式会社日本カストディ銀行(信託口4)            164千株

 

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

10,134

8,040

受取手形及び売掛金

※1 9,102

※1 8,937

電子記録債権

5,123

4,820

商品及び製品

5,153

8,644

仕掛品

4,936

5,171

原材料及び貯蔵品

1,531

1,924

その他

601

760

貸倒引当金

2

1

流動資産合計

36,580

38,297

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物(純額)

※3,※4 3,956

※3,※4 3,972

機械装置及び運搬具(純額)

※3,※4 11,113

※3,※4 11,152

土地

※4,※5 16,245

※4,※5 16,230

建設仮勘定

428

175

その他(純額)

※3 549

※3 523

有形固定資産合計

32,292

32,053

無形固定資産

152

133

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

※2 2,120

※2 2,377

長期貸付金

10

4

繰延税金資産

851

833

その他

207

207

貸倒引当金

35

34

投資その他の資産合計

3,153

3,389

固定資産合計

35,598

35,576

資産合計

72,179

73,874

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

13,323

10,283

電子記録債務

1,080

4,338

短期借入金

※4 10,922

※4 12,328

リース債務

76

69

未払法人税等

705

166

賞与引当金

337

340

製品保証引当金

46

56

環境対策引当金

37

-

その他

5,249

3,757

流動負債合計

31,778

31,339

固定負債

 

 

長期借入金

※4 11,520

※4 12,212

リース債務

174

143

繰延税金負債

50

46

再評価に係る繰延税金負債

※5 3,041

※5 3,041

退職給付に係る負債

2,237

2,550

環境対策引当金

21

48

資産除去債務

40

41

その他

0

0

固定負債合計

17,087

18,085

負債合計

48,865

49,424

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

6,857

6,857

資本剰余金

986

986

利益剰余金

8,465

9,364

自己株式

10

10

株主資本合計

16,298

17,197

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

804

983

土地再評価差額金

※5 6,059

※5 6,077

為替換算調整勘定

163

408

退職給付に係る調整累計額

12

217

その他の包括利益累計額合計

7,015

7,251

純資産合計

23,314

24,449

負債純資産合計

72,179

73,874

【連結損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

49,117

52,566

売上原価

※4 42,608

※4 46,100

売上総利益

6,508

6,466

販売費及び一般管理費

 

 

運賃及び荷造費

1,221

1,111

役員報酬及び給料手当

2,183

2,351

賞与引当金繰入額

107

108

退職給付費用

150

147

減価償却費

244

195

貸倒引当金繰入額

0

2

その他

1,163

1,279

販売費及び一般管理費合計

※1 5,070

※1 5,192

営業利益

1,437

1,273

営業外収益

 

 

受取利息

5

6

受取配当金

56

74

受取賃貸料

38

39

受取補償金

13

28

スクラップ売却収入

45

45

その他

72

41

営業外収益合計

232

235

営業外費用

 

 

支払利息

140

169

賃貸費用

15

14

為替差損

92

24

減価償却費

52

-

その他

31

16

営業外費用合計

332

225

経常利益

1,337

1,283

特別利益

 

 

固定資産売却益

※2 3

※2 4

受取保険金

※6 2,448

-

補助金収入

-

※7 1,844

特別利益合計

2,452

1,848

特別損失

 

 

固定資産除却損

※3 43

※3 54

固定資産圧縮損

-

※8 1,536

投資有価証券評価損

10

16

減損損失

※5 340

※5 181

特別損失合計

393

1,789

税金等調整前当期純利益

3,396

1,342

法人税、住民税及び事業税

705

388

法人税等調整額

172

37

法人税等合計

878

425

当期純利益

2,517

916

親会社株主に帰属する当期純利益

2,517

916

1.報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、取り扱う製品・サービスをその種類や特性によって分類された事業区分に基づき、国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

従って、当社グループは、製品の製造方法・過程等の分類により、「みがき帯鋼事業」と「加工品事業」の2つを報告セグメントとしております。

①【貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

7,381

6,115

受取手形

※2 1,746

※2 1,319

売掛金

※2 4,870

※2 5,554

電子記録債権

※2 4,579

※2 4,432

製品

1,941

3,786

仕掛品

4,892

5,089

原材料及び貯蔵品

1,452

1,821

前払費用

165

285

その他

※2 347

※2 351

貸倒引当金

2

-

流動資産合計

27,374

28,757

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

※1 3,577

※1 3,577

構築物

※1 199

※1 204

機械及び装置

※1 10,953

※1,※4 10,988

車両運搬具

2

6

工具、器具及び備品

507

483

土地

※1 14,533

※1 14,510

建設仮勘定

428

137

有形固定資産合計

30,201

29,908

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

132

110

その他

6

6

無形固定資産合計

138

116

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

1,256

1,466

関係会社株式

798

798

出資金

47

47

長期貸付金

10

4

繰延税金資産

746

658

その他

※2 349

※2 340

貸倒引当金

171

160

投資その他の資産合計

3,037

3,156

固定資産合計

33,377

33,181

資産合計

60,752

61,938

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形

※2 3,592

※2 371

買掛金

※2 8,569

※2 9,031

電子記録債務

-

※2 3,303

短期借入金

2,350

3,550

1年内返済予定の長期借入金

※1 5,540

※1 5,840

リース債務

65

62

未払金

※2 1,392

※2 778

未払費用

157

154

未払法人税等

467

24

預り金

30

33

前受収益

5

8

賞与引当金

239

240

製品保証引当金

46

56

環境対策引当金

37

-

その他

3,491

2,606

流動負債合計

25,985

26,060

固定負債

 

 

長期借入金

※1 11,440

※1 12,100

リース債務

165

142

再評価に係る繰延税金負債

3,041

3,041

退職給付引当金

1,569

1,542

環境対策引当金

21

48

資産除去債務

37

38

その他

0

0

固定負債合計

16,276

16,914

負債合計

42,262

42,974

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

6,857

6,857

資本剰余金

 

 

資本準備金

986

986

資本剰余金合計

986

986

利益剰余金

 

 

利益準備金

197

197

その他利益剰余金

 

 

繰越利益剰余金

3,945

4,247

利益剰余金合計

4,143

4,445

自己株式

10

10

株主資本合計

11,976

12,278

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

454

608

土地再評価差額金

6,059

6,077

評価・換算差額等合計

6,513

6,685

純資産合計

18,490

18,964

負債純資産合計

60,752

61,938

②【損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

  至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

  至 2023年3月31日)

売上高

※1 39,838

※1 43,638

売上原価

※1 35,786

※1 39,581

売上総利益

4,052

4,056

販売費及び一般管理費

※1,※2 3,722

※1,※2 3,738

営業利益

329

318

営業外収益

 

 

受取利息及び配当金

※1 68

※1 106

受取賃貸料

※1 185

※1 185

その他

※1 64

※1 54

営業外収益合計

319

346

営業外費用

 

 

支払利息

125

155

賃貸費用

76

72

減価償却費

52

-

その他

57

53

営業外費用合計

310

281

経常利益

338

383

特別利益

 

 

固定資産売却益

※3 3

※3 1

受取保険金

※5 2,448

-

補助金収入

-

※6 1,844

特別利益合計

2,452

1,846

特別損失

 

 

固定資産除却損

※4 41

※4 54

固定資産圧縮損

-

※7 1,536

減損損失

340

181

その他

-

16

特別損失合計

381

1,789

税引前当期純利益

2,408

439

法人税、住民税及び事業税

389

92

法人税等調整額

231

27

法人税等合計

620

119

当期純利益

1,788

320