神鋼鋼線工業株式会社

KOBELCO WIRE COMPANY, LTD.
尼崎市中浜町10番地1
証券コード:56600
業界:鉄鋼
有価証券報告書の提出日:2023年6月28日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第87期

第88期

第89期

第90期

第91期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

28,851

30,281

26,827

29,448

31,280

経常利益

(百万円)

558

785

138

875

1,044

親会社株主に帰属
する当期純利益

(百万円)

28

430

208

599

832

包括利益

(百万円)

153

369

555

1,074

953

純資産額

(百万円)

19,507

19,639

20,044

21,085

21,713

総資産額

(百万円)

40,687

39,418

40,377

41,578

42,006

1株当たり純資産額

(円)

3,299.65

3,322.09

3,401.27

3,567.09

3,673.56

1株当たり当期純利益

(円)

4.83

72.83

35.25

101.68

140.87

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

47.9

49.8

49.6

50.7

51.7

自己資本利益率

(%)

0.15

2.20

1.05

2.91

3.89

株価収益率

(倍)

210.30

12.27

25.56

8.20

7.30

営業活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

2,226

288

764

887

583

投資活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

942

1,005

968

1,002

617

財務活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

1,752

1,460

363

221

390

現金及び現金同等物の期末残高

(百万円)

5,167

2,985

3,141

2,808

2,392

従業員数

(人)

903

907

921

920

901

〔外、平均臨時雇用人員〕

 

128

122

110

90

81

 

(注) 1. 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が無いため、記載しておりません。

2. 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第90期の期首から適用しており、第90期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第87期

第88期

第89期

第90期

第91期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

27,468

28,805

25,316

27,692

30,262

経常利益

(百万円)

582

792

108

796

993

当期純利益

(百万円)

1,590

217

92

572

786

資本金

(百万円)

8,062

8,062

8,062

8,062

8,062

発行済株式総数

(株)

5,912,999

5,912,999

5,912,999

5,912,999

5,912,999

純資産額

(百万円)

20,102

20,063

20,162

20,544

21,089

総資産額

(百万円)

40,491

39,276

39,888

41,156

41,729

1株当たり純資産額

(円)

3,400.17

3,393.75

3,410.84

3,475.64

3,567.93

1株当たり配当額

 

40

40

10

35

45

(1株当たり中間配当額)

(円)

(20)

(20)

(-)

(-)

(20)

1株当たり当期純利益

(円)

271.44

36.84

15.65

96.79

132.99

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

49.6

51.1

50.5

49.9

50.5

自己資本利益率

(%)

8.81

1.08

0.46

2.81

3.78

株価収益率

(倍)

3.74

24.27

57.56

8.62

7.74

配当性向

(%)

14.87

108.57

63.89

36.16

33.84

従業員数

 

708

716

706

703

735

〔外、平均臨時雇用人員〕

(人)

69

62

55

44

42

株主総利回り

(比較指標:配当込みTOPIX指数)

(%)

(%)

70.6

(95.0)

65.2

(85.9)

66.3

(122.1)

64.1

(124.6)

80.2

(131.8)

最高株価

(円)

1,598

1,220

1,042

993

1,133

最低株価

(円)

910

752

835

784

771

 

(注) 1. 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が無いため、記載しておりません。

2. 最高・最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所(市場第二部)におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所(スタンダード市場)におけるものであります。

3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第90期の期首から適用しており、第90期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

2 【沿革】

 

年月

概要

1917年12月

乾鉄線株式会社設立

1931年1月

日本鉄線鋼索株式会社に社名変更

1943年3月

株式会社神戸製鋼所が日本鉄線鋼索株式会社を吸収合併し、同社尼崎工場とする

1954年3月

線材二次製品の合理化体制を強化するとともに同工場を株式会社神戸製鋼所より分離し、神鋼鋼線鋼索株式会社として発足

1954年4月

東京都中央区に東京営業所(現東京支店)を開設

1955年4月

大阪府大阪市に大阪営業所(現大阪支店)を開設

1962年8月

大阪証券取引所(市場第二部)へ株式上場(2007年9月上場廃止)

1967年11月

デミング賞実施賞を受賞、兵庫県尼崎市に研究所を新設

1969年10月

兵庫県加古川市に尾上工場(現ロープ製造所 尾上地区)を新設

1971年4月

株式会社朝日製綱所と合併し、社名を神鋼鋼線工業株式会社に商号変更

1974年2月

サンエス工業株式会社(1999年8月に神鋼鋼線ステンレス株式会社に社名変更。現・連結子会社)を設立

1983年11月

コウセンサービス株式会社(現・連結子会社)を設立

1985年8月

株式分割実施(500円額面株式1株を50円額面株式10株に分割)

1988年5月

本社・尼崎工場(現尼崎事業所)を尼崎市道意町より尼崎市中浜町に移転

1988年6月

尾上ロープ加工株式会社(現・連結子会社)を設立

1993年3月

東京証券取引所(市場第二部)へ株式上場

1995年4月

研究所を尼崎市道意町より尼崎市中浜町に移転

1997年2月

ロープ事業部がISO9001の認証を取得

1997年11月

株式会社ケーブルテック(現・連結子会社)を設立

1999年2月

鶴原都市開発株式会社を設立(2015年6月清算)

2000年7月

鋼線事業部がISO9001の認証を取得

2002年10月

中華人民共和国上海市に駐在員事務所を開設

2003年5月

東京支店を東京都墨田区より東京都品川区に移転

2008年8月

株式会社テザックワイヤロープの株式を追加取得し、連結子会社化

2012年6月

株式会社神戸製鋼所により中華人民共和国広東省佛山市に設立された神鋼新确弾簧鋼線(佛山)有限公司(現・持分法適用会社)に資本参加

2013年4月

当社ロープ事業及び株式会社テザックワイヤロープの営業部門を会社分割し、株式会社テザック神鋼ワイヤロープを設立

2013年7月

中華人民共和国広東省広州市に神鋼鋼線(広州)販売有限公司(現・連結子会社)を設立

2017年10月

株式併合実施(10株を1株に併合)

2018年4月

当社の連結子会社である株式会社テザックワイヤロープを吸収合併、同社を二色浜事業所(現ロープ製造所 二色浜地区)と改称

2021年1月

英文社名をKOBELCO WIRE COMPANY, LTD.に商号変更

2021年3月

名神興業株式会社の全株式を取得し、連結子会社化

2022年4月

当社の連結子会社である株式会社テザック神鋼ワイヤロープを吸収合併

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行

 

 

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社、親会社、子会社7社、関連会社3社で構成されており、特殊鋼線関連事業、鋼索関連事業、エンジニアリング関連事業、その他にわたる事業活動を展開しております。

(1) 当社グループの事業に係わる位置づけ、及びセグメントとの関連は次のとおりであります。

なお、次の3部門は「第5 経理の状況 1 (1)連結財務諸表 注記」に掲げるセグメント情報の区分と同一であります。

 

イ) 特殊鋼線関連事業

PC関連製品(PC鋼線、PC鋼より線、ケーブル加工製品、これらに付随する部材及び機器等)、ばね・特殊線関連製品(ばね用鋼線、めっき鋼線、ステンレス鋼線、特殊金属線等)の製造及び販売を行っております。

 

当社グループは、製造販売する製品の主要原材料を親会社の㈱神戸製鋼所から商社を通じて購入しております。製品の製造販売については当社が行い、一部の工程作業については、神鋼鋼線ステンレス㈱、コウセンサービス㈱、尾上ロープ加工㈱、㈱ケーブルテックに委託しております。

 

ロ) 鋼索関連事業

ワイヤロープ製品(一般ロープ、特殊ロープ、鋼より線、ステンレスロープ等)の製造及び販売を行っております。

 

当社グループは、製造販売する製品の主要原材料を親会社の㈱神戸製鋼所から商社を通じて購入しております。製品の製造販売については当社が行い、一部の工程作業については、尾上ロープ加工㈱、テザックエンジニアリング㈱に委託しております。

 

ハ) エンジニアリング関連事業

架設・緊張用部材及び機器、線材三次加工製品等の製造及び販売を行っております。

製品製造の一部については、コウセンサービス㈱、尾上ロープ加工㈱に委託しております。

 

ニ) その他

不動産の賃貸等の資産活用事業を行っております。

 

 

(2) 事業の系統図は次のとおりであります。

 

 


 

 

(注) 2022年4月1日付で、当社の連結子会社である㈱テザック神鋼ワイヤロープを吸収合併しております。

 

4 【関係会社の状況】

会社名

住所

資本金又は

出資金

(百万円)

主要な事業

の内容

議決権の所有

割合又は被所有割合(%)

関係内容

(親会社)

 

 

 

 

 

  ㈱神戸製鋼所
(注)2・3

兵庫県神戸市
中央区

250,930

鉄鋼、非鉄
機械等の
製造・販売

被所有)

43.6

(0.9)

 

当社製品の主要原材料を商社経由で購入しております。
役員の兼任・・・1名

役員の転籍・・・5名

(連結子会社)

 

 

 

 

 

  神鋼鋼線ステンレス㈱

大阪府泉佐野市

99

特殊鋼線
関連事業

100.0

当社線材製品の加工委託先であります。
当社が貸付、設備等の賃貸を行っております。
役員の兼任・・・2名

役員の転籍・・・1名

  コウセンサービス㈱

兵庫県尼崎市

99

特殊鋼線
関連事業

100.0

当社線材製品の部品の購入先であります。
設備等の賃貸を行っております。
役員の兼任・・・3名
役員の転籍・・・1名

  尾上ロープ加工㈱

兵庫県加古川市

10

鋼索関連
事業

100.0

当社線材製品の加工委託先であります。
当社が借入、設備等の賃貸を行っております。
役員の兼任・・・3名

役員の転籍・・・1名

  ㈱ケーブルテック

兵庫県神戸市
東灘区

10

特殊鋼線
関連事業

100.0

当社線材製品の加工委託先であります。
当社が設備等の賃貸を行っております。
役員の兼任・・・3名

役員の転籍・・・1名

  テザックエンジニアリング㈱

大阪府貝塚市

10

鋼索関連
事業

100.0

当社線材製品の加工委託先であります。

当社が設備等の賃貸を行っております。

役員の兼任・・・2名

役員の転籍・・・2名

 名神興業㈱

兵庫県尼崎市

10

運送、梱包包装

100.0

当社線材製品の運送、線材製品等の梱包包装請負先であります。

役員の兼任・・・4名

  神鋼鋼線(広州)販売有限公司

中華人民共和国広東省広州市

92

特殊鋼線
関連事業

100.0

債務保証を行っております。

役員の兼任・・・3名

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

  ファイベックス㈱

東京都中央区

10

特殊鋼線
関連事業

50.0

当社線材製品の部品の販売先であります。
コンクリート補強用棒材の購入先であります。
役員の兼任・・・2名
役員の転籍・・・1名

  神鋼新确弾簧鋼線(佛山)有限公司

中華人民共和国広東省佛山市

3,040

特殊鋼線
関連事業

25.0

債務保証を行っております。
役員の兼任・・・2名

 TESAC USHA WIREROPE CO.,LTD.

タイ パスムタニ県

772

鋼索関連
事業

50.0

債務保証を行っております。

役員の兼任・・・1名

 

(注)  1. 主要な事業の内容欄には、セグメントの名称を記載しております。

2. ㈱神戸製鋼所は、有価証券報告書を提出しております。

3. 被所有割合は、100分の50以下でありますが、実質支配力基準により親会社となっております。

4. 議決権の所有割合又は被所有割合における(  )内は、間接被所有割合で内数となっております。

 

5 【従業員の状況】
(1)  連結会社の状況

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

特殊鋼線関連事業

390

35

鋼索関連事業

398

37

エンジニアリング関連事業

39

3

全社共通

74

6

合計

901

81

 

(注) 1.  従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出

向者を含む。)であり、臨時従業員数は〔 〕内に年間の平均人員を外数で記載しております。

2.  全社共通は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属している従業員であります。

 

(2)  提出会社の状況

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(百万円)

735

41.2

16.1

6.2

42

 

 

セグメントの名称

従業員数(人)

特殊鋼線関連事業

284

15

鋼索関連事業

338

18

エンジニアリング関連事業

39

3

全社共通

74

6

合計

735

42

 

(注) 1.  平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

2.  従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時従業員数は〔 〕内に年間の平均人員を外数で記載しております。

3.  全社共通は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属している従業員であります。

 

(3)  労働組合の状況

当社グループには、神鋼鋼線工業労働組合があり、全神戸製鋼労働組合連合会に加盟し、日本基幹産業労働組合連合会に一括で加盟しております。2023年3月31日現在の組合員数は670名であります。

なお、労使関係は極めて安定しており、特記すべき事項はありません。

 

(4)  管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

①提出会社

当事業年度

管理職に占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注2)

労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

2.1

60.9

74.2

75.3

73.8

 

(注) 1.  「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.  「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3.  連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

 

3 【事業等のリスク】

当社グループの経営成績、財務状況等に影響を及ぼす可能性のある事項には以下のようなものがあります。

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 特定業界の市場動向が業績に及ぼすリスクについて

当社グループは、土木・建築業界、建機業界、自動車業界及び電機業界を主要顧客としております。財政健全化等を目的として公共投資が減少した場合や、国内外の景気後退等による一般消費水準が減退した場合は、当社グループの経営成績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(2) 大規模自然災害・感染症等のリスクについて

当社グループが主要施設を有する日本は、過去において、地震、津波、台風等の多くの自然災害や新型コロナウイルスやインフルエンザ等の感染症拡大の影響を受けております。今後も大規模な自然災害及び感染症等により事業運営が一時的に困難になる場合や、国内・海外ともに需要家の活動水準が低下し、製品需要の大幅な下振れが発生する場合、当社グループの生産から販売に至る一連の事業活動、経営成績及び財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

対応策として、大規模自然災害に関しては、大規模地震を想定した事業継続計画(BCP)を定め、有事の際に適切に対応するために、「従業員」、「生産設備」、「製品・調達」、「情報その他」について、「事前」、「直後」、「初期」、「復旧期」のフェーズごとに対応の標準化・迅速化を図っております。

また、様々な種類の資産、死傷及び他のリスクについての第三者保険を付保しております。感染症等に関しては、従業員及びその家族の健康を最優先とし、政府が発出する要請事項や市中感染状況を踏まえ、事業活動継続と感染リスク抑制の両面の観点より、当社グループ全体に対して行動ガイドラインや関連する通達を適宜発信し、感染予防・感染拡大防止の周知・徹底を図っております。

 

(3) 原材料・部品の調達のリスクについて

当社グループの生産活動は、サプライヤーが合理的な価格で適切な品質及び量の原材料、部品及びサービス等を当社グループに供給する能力に依存しております。需要過剰、後継者不足による廃業、大規模自然災害、感染症等様々な要因により、サプライヤーが当社グループの要求を満たす供給ができないという事象が発生する場合、当社グループの生産から販売に至る一連の事業活動、経営成績及び財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。また、原材料、部品及びサービス等の不足、インフレ等による原材料、部品及びサービス等の市況価格の上昇は、当社グループの製造コストの上昇要因であり、当社グループの経営成績及び財務状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

対応策として、サプライヤーに生産拠点やその代替拠点の有無、有事の際の対応策等についてのヒアリングを実施した上で、事業活動に必要な原材料、部品及びサービス等を可能な限り2社以上から調達可能にする取組を実施しております。また、原材料、部品及びサービス等の市況価格の上昇に応じた販売価格改定の実施による販売価格への転嫁を図っております。

 

(4) 人材確保・育成及び職場環境の整備

当社グループでは、労働力や有能な人材を確保するための各種施策の強化、人材育成による個々の能力向上、省力化による労働生産性向上に取り組んでおります。しかしながら、国内の生産年齢人口の減少及び人材の流動化の加速等によって、労働力や有能な人材の確保及び人材育成が計画通りにできない場合、適切な販売・生産体制が損なわれ、当社グループの生産から販売に至る一連の事業活動、経営成績及び財務状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5) コンプライアンスに関するリスクについて

当社グループは、事業を行っている国内外における法令、規制、政策、行動規範、その他の社会規範を遵守し、公正で健全な企業活動を行なうことを指針としております。しかしながら、当社グループ各社及び従業員が、製造物責任法や知的財産権の問題等で訴訟を提起され若しくはその他のクレームを受ける可能性や、法令違反等を理由として罰金等を課される可能性があり、その結果によっては、当社グループの経営成績や社会的信用力に影響を及ぼす可能性があります。

対応策として、全社員を対象としたコンプライアンス研修、社内業務に関連する法令対応についてのeラーニング等の教育を定期的に実施しております。また、コンプライアンス意識の向上、仕組みの浸透及び定着を目的に、コンプライアンス推進制度の更なる充実を図っております。

 

 

5 【経営上の重要な契約等】

 商標契約

契約会社名

相手方の名称

国別

契約品目

契約内容

契約期間

神鋼鋼線

工業㈱

(当社)

シー・シー・エル・ストレシング・インターナショナル・リミテッド

英国

CCL 第7類

CCL 第9類

商標使用許諾契約

2009年2月24日から

 2024年2月23日まで

 

 

2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社

2023年3月31日現在

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

建物

及び構築物

機械装置

及び運搬具

土地

(面積千㎡)

リース

資産

工具・器具及び備品

合計

尼崎事業所

(兵庫県尼崎市)

特殊鋼線関連

エンジニアリング関連

その他

鋼線製造設備

加工製品用製造設備

賃貸用土地及び建物

1,048

3,078

2,608

(130)

3

96

6,836

352

[23]

ロープ製造所

尾上地区

(兵庫県加古川市)

鋼索関連

エンジニアリング関連

ワイヤロープ製造設備

加工製品用製造設備

384

1,020

129

(110)

10

1,545

124

[4]

ロープ製造所

二色浜地区

(大阪府貝塚市)

鋼索関連

ワイヤロープ製造設備

619

533

2,642

(94)

0

13

3,808

165

[14]

 

(注) 1. 建設仮勘定は含まれておりません。

2. 連結会社間で賃貸借している主要な設備は、貸主側で記載しております。

3. 従業員数は就業人員であり、臨時従業員は[  ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。

 

(2) 国内子会社

2023年3月31日現在

会社名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

建物

及び構築物

機械装置

及び運搬具

土地

(面積千㎡)

リース

資産

工具・器具及び備品

合計

神鋼鋼線ステンレス㈱

(大阪府泉佐野市)

特殊鋼線関連

特殊線製造設備

33

15

17

(8)

0

67

52

[1]

コウセンサービス㈱

(兵庫県尼崎市)

特殊鋼線関連

鋼線製造設備

加工製品用製造設備

4

26

0

31

18

[13]

尾上ロープ加工㈱

(兵庫県加古川市)

鋼索関連

ワイヤロープ製造設備

加工製品用製造設備

11

14

3

30

36

[15]

㈱ケーブルテック

(兵庫県神戸市)

特殊鋼線関連

鋼線製造設備

40

17

1

59

10

[5]

名神興業㈱

(兵庫県尼崎市)

特殊鋼線関連

運送車両

及び車両用土地

0

23

180

(0)

0

205

22

[1]

 

(注) 1. 建設仮勘定は含まれておりません。

2. 連結会社間で賃貸借している主要な設備は、貸主側で記載しております。

3. 従業員数は就業人員であり、臨時従業員は[  ]内に年間の平均人員を外数で記載しております。

 

① 【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

8,800,000

8,800,000

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(5) 【所有者別状況】

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び

地方公共

団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人

その他

個人以外

個人

株主数
(人)

7

23

110

14

3

2,873

3,030

所有株式数
(単元)

3,779

1,086

30,759

492

3

22,807

58,926

20,399

所有株式数の割合(%)

6.413

1.842

52.199

0.834

0.005

38.704

100.00

 

(注) 1.自己株式2,228株は、「個人その他」に22単元、「単元未満株式の状況」に28株含めて記載しております。

 

(6) 【大株主の状況】

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

㈱神戸製鋼所

兵庫県神戸市中央区脇浜海岸通2丁目2番4号

2,513

42.52

神鋼鋼線取引先持株会

兵庫県尼崎市中浜町10番地1

242

4.11

神鋼鋼線従業員持株会

兵庫県尼崎市中浜町10番地1

179

3.03

㈱みずほ銀行

東京都千代田区大手町1丁目5番5号

151

2.56

日本生命保険(相)

東京都千代田区丸の内1丁目6番6号

115

1.95

神鋼商事㈱

大阪府大阪市中央区北浜2丁目6番18号

100

1.69

三井物産スチール株式会社

東京都港区赤坂5丁目3番1号

78

1.33

みずほ信託銀行株式会社

東京都千代田区丸の内1丁目3番3号

78

1.33

丸山 三千夫

山梨県中巨摩郡昭和町

75

1.27

日本高周波鋼業㈱

東京都千代田区岩本町1丁目10番5号

56

0.95

㈱大阪ヒカリ

大阪府大阪市北区東天満2丁目6番5号

46

0.78

3,635

61.51

 

(注) 上記のほか当社所有の自己株式2千株があります。

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

2,847

2,392

 

 

受取手形

523

406

 

 

売掛金

4,513

4,165

 

 

電子記録債権

4,702

4,459

 

 

商品及び製品

4,172

4,925

 

 

仕掛品

3,230

3,759

 

 

原材料及び貯蔵品

1,810

2,199

 

 

その他

827

617

 

 

貸倒引当金

0

0

 

 

流動資産合計

22,626

22,925

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物

11,959

12,092

 

 

 

 

減価償却累計額

9,107

9,361

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

2,852

2,731

 

 

 

機械装置及び運搬具

28,589

29,004

 

 

 

 

減価償却累計額

23,689

24,123

 

 

 

 

機械装置及び運搬具(純額)

4,899

4,880

 

 

 

工具、器具及び備品

1,597

1,572

 

 

 

 

減価償却累計額

1,453

1,451

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

143

120

 

 

 

土地

5,869

5,869

 

 

 

リース資産

16

16

 

 

 

 

減価償却累計額

10

12

 

 

 

 

リース資産(純額)

5

3

 

 

 

建設仮勘定

498

408

 

 

 

有形固定資産合計

14,269

14,014

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

142

156

 

 

 

その他

11

7

 

 

 

無形固定資産合計

154

164

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

※1 1,584

※1 1,799

 

 

 

繰延税金資産

987

924

 

 

 

退職給付に係る資産

1,708

1,956

 

 

 

その他

273

247

 

 

 

貸倒引当金

25

25

 

 

 

投資その他の資産合計

4,528

4,902

 

 

固定資産合計

18,951

19,081

 

資産合計

41,578

42,006

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

3,180

3,162

 

 

短期借入金

4,806

5,371

 

 

リース債務

2

2

 

 

1年内償還予定の社債

150

900

 

 

未払費用

958

988

 

 

未払法人税等

312

237

 

 

未払事業所税

47

47

 

 

契約負債

74

67

 

 

賞与引当金

619

613

 

 

設備関係支払手形

13

-

 

 

その他

586

447

 

 

流動負債合計

10,751

11,837

 

固定負債

 

 

 

 

社債

900

-

 

 

長期借入金

4,367

3,891

 

 

リース債務

4

2

 

 

役員退職慰労引当金

10

6

 

 

環境対策引当金

45

29

 

 

退職給付に係る負債

4,289

4,408

 

 

その他

124

118

 

 

固定負債合計

9,742

8,455

 

負債合計

20,493

20,293

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

8,062

8,062

 

 

資本剰余金

8,164

8,164

 

 

利益剰余金

3,613

4,120

 

 

自己株式

2

2

 

 

株主資本合計

19,838

20,345

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

205

289

 

 

為替換算調整勘定

186

219

 

 

退職給付に係る調整累計額

855

859

 

 

その他の包括利益累計額合計

1,247

1,368

 

純資産合計

21,085

21,713

負債純資産合計

41,578

42,006

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自  2021年4月1日

 至  2022年3月31日)

当連結会計年度

(自  2022年4月1日

 至  2023年3月31日)

売上高

※1 29,448

※1 31,280

売上原価

24,344

25,855

売上総利益

5,104

5,424

販売費及び一般管理費

 

 

 

運搬費

925

878

 

給料及び手当

1,559

1,588

 

研究開発費

※3 410

※3 439

 

旅費及び交通費

83

123

 

その他

※2 1,376

※2 1,456

 

販売費及び一般管理費合計

4,356

4,486

営業利益

748

938

営業外収益

 

 

 

受取利息

48

54

 

受取配当金

43

39

 

持分法による投資利益

50

80

 

有価証券売却益

0

-

 

固定資産賃貸料

43

43

 

雇用調整助成金

93

-

 

還付固定資産税等

-

30

 

その他

37

28

 

営業外収益合計

316

278

営業外費用

 

 

 

支払利息

50

53

 

出向者負担金

53

48

 

固定資産廃棄損

32

25

 

その他

52

43

 

営業外費用合計

189

171

経常利益

875

1,044

特別利益

 

 

 

投資有価証券売却益

-

123

 

特別利益合計

-

123

特別損失

 

 

 

減損損失

8

1

 

特別損失合計

8

1

税金等調整前当期純利益

866

1,166

法人税、住民税及び事業税

277

309

法人税等調整額

9

24

法人税等合計

267

334

当期純利益

599

832

親会社株主に帰属する当期純利益

599

832

 

1  報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、製品・サービス別のセグメントから構成されており「特殊鋼線関連事業」、「鋼索関連事業」、「エンジニアリング関連事業」の3つを報告セグメントとしております。

なお、各報告セグメントの主な製品・サービスは次のとおりであります。

「特殊鋼線関連事業」は、PC鋼線及び鋼より線、ばね用鋼線、ステンレス鋼線等の製造・販売を行っております。「鋼索関連事業」は、ワイヤロープ等の製造・販売を行っております。「エンジニアリング関連事業」は、吊構造関連製品、特殊品等の製造・販売を行っております。

 

①【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

2,260

1,919

 

 

受取手形

104

334

 

 

電子記録債権

3,286

4,447

 

 

売掛金

※1 5,796

※1 4,043

 

 

製品

4,166

4,919

 

 

原材料

1,014

1,365

 

 

仕掛品

3,184

3,701

 

 

貯蔵品

574

610

 

 

短期貸付金

※1 1,132

※1 1,205

 

 

その他

※1 798

※1 559

 

 

貸倒引当金

-

8

 

 

流動資産合計

22,319

23,097

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

2,566

2,458

 

 

 

構築物

185

180

 

 

 

機械及び装置

4,759

4,762

 

 

 

車両運搬具

31

21

 

 

 

工具、器具及び備品

139

113

 

 

 

土地

5,756

5,756

 

 

 

リース資産

5

3

 

 

 

建設仮勘定

497

407

 

 

 

有形固定資産合計

13,941

13,703

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

142

156

 

 

 

その他

11

6

 

 

 

無形固定資産合計

153

163

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

944

1,055

 

 

 

関係会社株式及び出資金

1,149

928

 

 

 

前払年金費用

1,100

1,297

 

 

 

繰延税金資産

1,310

1,273

 

 

 

その他

262

235

 

 

 

貸倒引当金

25

25

 

 

 

投資その他の資産合計

4,742

4,764

 

 

固定資産合計

18,837

18,631

 

資産合計

41,156

41,729

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

契約負債

-

67

 

 

支払手形

218

-

 

 

買掛金

※1 3,005

※1 3,231

 

 

短期借入金

※1 4,767

※1 5,366

 

 

リース債務

2

2

 

 

1年内償還予定の社債

150

900

 

 

未払金

412

288

 

 

未払費用

※1 900

※1 942

 

 

未払法人税等

291

211

 

 

未払事業所税

44

44

 

 

預り金

32

32

 

 

賞与引当金

493

533

 

 

その他

※1 20

※1 8

 

 

流動負債合計

10,339

11,628

 

固定負債

 

 

 

 

社債

900

-

 

 

長期借入金

4,367

3,891

 

 

リース債務

4

2

 

 

退職給付引当金

4,903

4,977

 

 

環境対策引当金

45

29

 

 

資産除去債務

20

20

 

 

その他

31

89

 

 

固定負債合計

10,272

9,011

 

負債合計

20,612

20,640

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

8,062

8,062

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

2,015

2,015

 

 

 

その他資本剰余金

5,826

5,826

 

 

 

資本剰余金合計

7,842

7,842

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

圧縮記帳積立金

35

30

 

 

 

 

繰越利益剰余金

4,400

4,866

 

 

 

利益剰余金合計

4,436

4,897

 

 

自己株式

2

2

 

 

株主資本合計

20,339

20,800

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

205

289

 

 

評価・換算差額等合計

205

289

 

純資産合計

20,544

21,089

負債純資産合計

41,156

41,729

 

②【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自  2021年4月1日

 至  2022年3月31日)

当事業年度

(自  2022年4月1日

 至  2023年3月31日)

売上高

※1 27,692

※1 30,262

売上原価

※1 23,425

※1 25,040

売上総利益

4,266

5,221

販売費及び一般管理費

※1,※2 3,473

※1,※2 4,230

営業利益

793

991

営業外収益

 

 

 

受取利息及び配当金

146

169

 

雇用調整助成金

87

-

 

還付固定資産税等

-

30

 

その他

100

85

 

営業外収益合計

※1 334

※1 285

営業外費用

 

 

 

固定資産廃棄損

16

20

 

支払利息

47

52

 

その他

267

211

 

営業外費用合計

※1 331

※1 284

経常利益

796

993

特別利益

 

 

 

投資有価証券売却益

-

123

 

特別利益合計

-

123

特別損失

 

 

 

関係会社株式評価損

-

21

 

抱合せ株式消滅差損

-

10

 

貸倒引当金繰入額

-

7

 

特別損失合計

-

39

税引前当期純利益

796

1,078

法人税、住民税及び事業税

244

275

法人税等調整額

19

16

法人税等合計

224

292

当期純利益

572

786