東邦チタニウム株式会社

TOHO TITANIUM COMPANY LIMITED
横浜市西区南幸一丁目1番1号
証券コード:57270
業界:非鉄金属
有価証券報告書の提出日:2023年6月20日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第88期

第89期

第90期

第91期

第92期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

43,648

45,509

36,159

55,515

80,351

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

5,269

3,716

417

5,177

10,532

親会社株主に帰属する
当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(百万円)

6,494

2,359

3,156

3,695

7,504

包括利益

(百万円)

6,406

1,815

2,947

3,725

7,539

純資産額

(百万円)

47,730

48,262

44,459

47,166

53,281

総資産額

(百万円)

87,645

87,118

91,149

98,095

111,429

1株当たり純資産額

(円)

668.82

676.23

622.81

660.81

746.73

1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

91.25

33.15

44.35

51.93

105.44

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

54.3

55.2

48.6

47.9

47.7

自己資本利益率

(%)

14.51

4.93

6.83

8.09

14.98

株価収益率

(倍)

10.40

19.52

28.02

20.91

営業活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

8,316

7,953

1,402

9,790

5,294

投資活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

4,114

4,482

8,390

10,433

6,765

財務活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

3,787

2,405

6,835

206

2,732

現金及び現金同等物の
期末残高

(百万円)

1,600

2,641

2,534

2,128

3,416

従業員数

(人)

859

907

956

981

1,127

(ほか、平均臨時
雇用者数)

(106)

(91)

(88)

(83)

(95)

 

(注) 1.従業員数は就業人員数を表示しております。

2.第88期、第89期、第91期及び第92期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3.第90期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

4.第90期の株価収益率は、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

5.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第91期の期首から適用しており、第91期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第88期

第89期

第90期

第91期

第92期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

38,588

44,214

32,577

53,922

80,349

経常利益

(百万円)

4,383

4,516

2,615

5,212

10,704

当期純利益又は当期純損失(△)

(百万円)

5,859

3,177

4,738

3,796

7,736

資本金

(百万円)

11,963

11,963

11,963

11,963

11,963

発行済株式総数

(株)

71,270,910

71,270,910

71,270,910

71,270,910

71,270,910

純資産額

(百万円)

46,131

48,037

42,443

45,197

51,540

総資産額

(百万円)

85,982

87,006

89,434

96,510

110,296

1株当たり純資産額

(円)

648.16

674.93

596.34

635.04

724.17

1株当たり配当額

(円)

12.00

12.00

12.00

15.00

30.00

(内1株当たり
中間配当額)

(円)

(―)

(6.00)

(6.00)

(6.00)

(11.00)

1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

82.33

44.65

66.58

53.34

108.71

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

53.7

55.2

47.5

46.8

46.7

自己資本利益率

(%)

13.45

6.75

10.47

8.66

16.00

株価収益率

(倍)

11.53

14.49

27.28

20.28

配当性向

(%)

14.6

26.9

28.1

27.6

従業員数

(人)

806

854

897

925

1,073

(ほか、平均臨時
雇用者数)

(98)

(88)

(84)

(82)

(93)

株主総利回り

(%)

78.8

55.0

84.5

123.4

187.4

(比較指標:配当込み
TOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

1,478

1,211

1,040

1,512

3,335

最低株価

(円)

890

509

553

834

1,334

 

(注) 1.従業員数は就業人員数を表示しております。

2.第88期、第89期、第91期及び第92期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3.第90期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

4.第90期の株価収益率、及び配当性向は、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。

5.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所(プライム市場)におけるものであり、それ以前は東京証券取引所(市場第一部)におけるものであります。

6.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第91期の期首から適用しており、第91期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

2 【沿革】

1948年9月

東京都中央区において三和通商株式会社を設立。資本金300万円。

1953年8月

商号を東邦チタニウム株式会社に変更。

事業目的を金属チタンの製造・販売に変更。

1954年2月

神奈川県茅ヶ崎市に工場を建設。

スポンジチタン製造設備完成。チタン事業に進出。

1955年5月

株式を公開。東京証券市場店頭売買。

1960年7月

チタンインゴット設備完成。以後逐次増設。

1961年10月

株式を東京・大阪証券取引所市場第二部に上場。

1963年4月

高純度酸化チタン設備完成。電材事業に進出。

1965年6月

三塩化チタン触媒設備完成。触媒事業に進出。

1987年7月

加工部門が独立してトーホーテック㈱を設立。

1990年5月

ユニオン タイタニウム スポンジ コーポレーションに出資。

1990年8月

三京ダイヤモンドグループ(三京ダイヤモンド工業㈱、㈱三京ダイヤモンド商事他)を買収。
ダイヤモンド工具事業に進出。

1991年7月

東邦環境サービス㈱、㈱東邦プラント合併。社名を㈱テスコに変更。

1996年7月

ISO9002登録。

1998年1月

東チタ触媒黒部㈱を設立。

1998年4月

三京ダイヤモンド工業㈱と㈱三京ダイヤモンド商事合併。

1998年12月

ISO14001登録。

1999年2月

日立工場EB溶解工場設備完成。

1999年3月

東チタ触媒黒部㈱工場完成。

1999年7月

ISO9001登録拡大。

2000年9月

東邦キャタリスト㈱(旧東チタ触媒黒部㈱)へ触媒事業を譲渡。

2005年3月

三京ダイヤモンド工業㈱を株式譲渡。

2006年9月

東京証券取引所市場第一部に指定。

2008年4月

八幡工場EB溶解工場設備完成。

2008年4月

東邦キャタリスト㈱を吸収合併。

2009年2月

Toho Titanium America Co.,Ltd.を設立。

2009年4月

Toho Titanium Europe Co.,Ltd.を設立。

2009年4月

東邦マテリアル㈱を設立。

2010年4月

若松工場スポンジチタン製造設備完成。

2012年2月

若松工場スポンジチタン製造設備生産能力増強完成。

2014年7月

八幡工場第2EB溶解工場設備完成。

2016年2月

サウジアラビア王国におけるスポンジチタン製造合弁事業のための合弁会社である

Advanced Metal Industries Cluster and Toho Titanium Metal Co.,Ltd.を設立。

2020年4月

㈱TOHOWORLDを設立。

2020年6月

本社を神奈川県横浜市に移転。

2021年4月

若松工場ニッケル粉新工場(第4工場)完成。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

2022年11月

茅ヶ崎工場触媒新工場(第4工場)完成。

 

 

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは当社、子会社4社及び関連会社3社により構成されており、金属チタン事業のほか、プロピレン重合用触媒等の触媒製品、超微粉ニッケル等の電子部品材料の製造、販売を主な事業としております。

この他に親会社はENEOSホールディングス㈱とその子会社のJX金属㈱があります。ENEOSホールディングス㈱は、エネルギー事業、石油・天然ガス開発事業、金属事業を行う子会社及びグループ会社の経営管理並びにこれに付帯する業務を行っております。JX金属㈱は、ENEOSホールディングス㈱の100%子会社であり、非鉄金属事業を主な事業の内容としております。当社と関係会社の事業上の位置付け並びにセグメントとの関連は次のとおりであります。

 

セグメントの名称

主要製品

主要な会社

金属チタン事業

スポンジチタン、チタンインゴット、高純度チタン、チタン加工品

当社、トーホーテック㈱、

Toho Titanium America Co.,Ltd.、

Toho Titanium Europe Co.,Ltd.、

日鉄直江津チタン㈱、

Advanced Metal Industries Cluster and Toho Titanium Metal Co.,Ltd.

触媒事業

触媒製品(プロピレン重合用触媒等)

当社、

Toho Titanium America Co.,Ltd.、

Toho Titanium Europe Co.,Ltd.

化学品事業

電子部品材料(超微粉ニッケル、高純度酸化チタン)

当社、東邦マテリアル㈱

Toho Titanium Europe Co.,Ltd.

 

 

事業の系統図は次のとおりであります。


(注)関連会社である㈱TOHOWORLDは、報告セグメントに属しておりません。

 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又は
出資金
(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の
所有(被所有)割合

関係内容

所有割合
(%)

被所有
割合(%)

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

トーホーテック㈱

神奈川県
茅ヶ崎市

160

金属チタン事業

92.5

チタン製品を販売しております。
事務所、機械装置等を賃貸しております。
資金の借入を行っております。
役員の兼任あり。

Toho Titanium America
Co.,Ltd.
 
 

ペンシルベニア州
ピッツバーグ

600
千米ドル

金属チタン事業
触媒事業

100.0

チタン製品、触媒製品を販売しております。
役員の兼任あり。

Toho Titanium Europe
Co.,Ltd.
 
 

ロンドン

400
千ポンド

金属チタン事業
触媒事業

化学品事業

100.0

チタン製品、触媒製品、化学品製品を販売しております。
役員の兼任あり。

東邦マテリアル㈱

岐阜県
土岐市

200

化学品事業

80.0

原料等を販売しております。
資金の貸付を行っております。
役員の兼任あり。

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

Advanced Metal
Industries Cluster and
Toho Titanium Metal
Co.,Ltd.

サウジアラビア王国
ヤンブー

450,000
千サウジリヤル

金属チタン事業

35.0

チタン製品を購入しております。
役務の提供を行っております。
役員の兼任あり。

㈱TOHOWORLD

福岡県
北九州市

100

全社(共通)

45.0

役務の提供を受けております。
役員の兼任あり。

(関連会社)

 

 

 

 

 

 

日鉄直江津チタン㈱

新潟県
上越市

200

金属チタン事業

34.0

役務の提供を行っております。
借入金の債務保証を行っております。

(親会社)

 

 

 

 

 

 

ENEOSホールディングス㈱
※1

東京都
千代田区

100,000

エネルギー事業、石油・天然ガス開発事業、金属事業を行う子会社及びグループ会社の経営管理

50.40

(50.40)

JX金属㈱

東京都
港区

75,000

非鉄金属製品及び電材加工製品の製造・販売並びに非鉄金属リサイクル

50.40

チタン製品を販売しております。
役員の兼任あり。

 

(注) 1.主要な事業の内容欄には、親会社を除いてセグメントの名称を記載しております。

2.議決権の所有割合の(  )内は、間接所有割合で内数であります。

3.※1:有価証券報告書を提出しております。

4.Toho Titanium Europe Co.,Ltd.は清算手続き中であります。

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

金属チタン事業

483

(35)

触媒事業

140

(13)

化学品事業

213

(9)

全社(共通)

291

(38)

合計

1,127

(95)

 

(注) 1 従業員数は当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数であります。

2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員数の当連結会計年度の平均雇用人員であります。

3 従業員が前連結会計年度末に比較して増加した主な理由は、当連結会計年度より従業員の集計方法を変更したことによるものであります。

 

(2) 提出会社の状況

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

1,073

41.7

15.1

6,496

 

 

セグメントの名称

従業員数(人)

金属チタン事業

438

(34)

触媒事業

140

(13)

化学品事業

204

(8)

全社(共通)

291

(38)

合計

1,073

(93)

 

(注) 1 従業員数は当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。

2 従業員数欄の(外書)は、臨時従業員数の当事業年度の平均雇用人員であります。

3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

4 従業員が前事業年度末に比較して増加した主な理由は、当事業年度より従業員の集計方法を変更したことによるものであります。

 

(3) 労働組合の状況

当社グループには、東邦チタニウム労働組合が組織(組合員数910人)されており、JAM神奈川に属しております。なお、労使関係は極めて円滑に推移し、特記すべき懸案事項はありません。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

提出会社

当事業年度

管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1)

男性の育児休業等取得率(%)
(注2)

労働者の男女の賃金の差異(%) (注1)

全労働者

正規雇用労働者

パート・有期労働者

2.8%

13.3%

68.3%

73.1%

47.8%

 

(注) 1「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

 

3 【事業等のリスク】

(1)リスクに関わる当社の取組み

当社グループでは、事業の継続性と安定的発展を確保するため、事業を取り巻くリスクに関わる課題及び対応策を総括的に協議、推進、進捗管理する組織として、従前からリスク管理委員会を設置しています。この体制のもと、具体的には、当社グループの経営理念、経営目標、経営戦略の達成を阻害する様々なリスクに対して、最適なコストで適切な処理を行うため、個別リスク事象毎に対応策の策定、取組み等を担う主管部門と推進責任者を定め、リスク管理のための活動を推進しています。

なお、当社のリスク管理体制については、「2 サステナビリティに関する考え方及び取組 (3)リスク管理」及び「4 コーポレート・ガバナンスの状況等 (1) コーポレート・ガバナンスの概要 ③ 企業統治に関するその他の事項 ア.業務の適正を確保するための体制及び当該体制の運用状況 (ア)業務の適正を確保するための体制の整備にかかる決議の内容 3.損失の危険の管理に関する規程その他の体制」、及び「同(イ)業務の適正を確保するための体制の運用状況の概要 3.損失の危険の管理に関する規程その他の体制」をご覧ください。

 

(2)事業等のリスク

この先の変異株の出現等の懸念はあるものの、2020年以降の新型コロナウイルス禍による当社および当社顧客への直接的な影響は収束し、現在、生産活動は従前の状況に回復しています。一方、当社顧客の景気動向は、コロナ対策であるロックダウン影響による中国経済の景気停滞や、欧米でのインフレと景気悪化等、新たな世界的な景気変動リスクにさらされており、当社の事業も間接的に大きく影響を受けることになります。加えて2022年2月に勃発したロシアによるウクライナ問題に伴う金属資源・エネルギーの調達懸念・価格高騰やそれに伴う各種原材料価格の上昇等の地政学的リスクの顕在化は、当社の業績に直接大きく影響を及ぼしています。これらグローバルに経済、企業活動に対して影響を与えている事象に関しては、以下のそれぞれのリスクの中で具体的にその関連性等について補足します。

なお、当社グループの事業において、投資家の判断に影響を及ぼす可能性があると考えられる主なリスクとして以下のものが考えられますが、全てを網羅するものではありません。また、これらリスクは当連結会計年度末現在において判断したものです。

 

① 特定用途向けの需要が大きな割合を占めていることによる需要変動のリスク

金属チタン事業の主力製品の一つであるスポンジチタンは、航空機向け用途が需要の中心となっております。触媒事業では、中核製品である「THC」はプロピレン重合用にほぼ特化した触媒であります。また、化学品事業における超微粉ニッケル及び高純度酸化チタンも、積層セラミックコンデンサなどの電子部品向けの用途が需要の大部分を占めております。このように当社グループの事業は、セグメント別に見た場合、特定用途向けの需要が大きな割合を占め、当該用途先業界の好不調により販売量が大きく変動する傾向があります。

具体的には、航空機向けのスポンジチタンは、これまで、世界の経済情勢や航空旅客数の動向や、航空会社による航空機の更新やメンテナンス需要の動向等により、大きな幅で好不調を繰り返してきました。2020年度には新型コロナウイルス禍の影響による航空機産業の事業環境悪化を受け大幅な需要減となった一方、その後は徐々に回復基調にありました。ところが2022年春ウクライナ問題を契機に、欧米顧客が地政学的リスクからロシアからの調達を見直したことから、ロシア以外の当社を含めた生産国に対する需要が急拡大しています。またコロナ禍にあっても比較的堅調であった触媒事業においても、今回の中国経済の停滞影響を受け、当社顧客である中国、東アジアを中心としたポリプロピレンメーカーでの触媒需要が減少しています。同様の理由から、化学品事業では、主要顧客の電子部品メーカーの生産調整の影響を大きく受け超微粉ニッケル等の需要が減少しています。

このため、当社グループは、事業の多角化、製品の新たな用途開拓、競争力ある製品の提供により、その影響を最小限にすべく努めておりますが、用途先業界の状況変化によって、当社グループの業績に悪影響が及ぶ可能性があります。なお、当社グループの製品の価格は、需要の動向により大きく変動する傾向があります。顧客と交渉を重ね適切な価格設定に注力しておりますが、需要の動向によっては製品価格が大幅に下落し、当社グループの業績に悪影響が及ぶ可能性があります。

 

② 原料代及び電力代の上昇に伴うリスク

金属チタンの製造コストは、原料代及び電力代がその相当部分を占めております。原料鉱石については、鉱石を同じく原料とする他業種での景気動向や、原料産地の地政学的リスクに影響を受けます。また原油、LNG、石炭等の資源エネルギー価格の変動は、製造プロセスでの電力使用量が多いチタン事業では、電力代の増加につながります。

ウクライナ問題の影響による足元の原料及びエネルギー価格の上昇は、地政学的リスクの実現の顕著な例と言えます。当社はこれまでもこれらコスト上昇影響を緩和すべく、比較的安価な低品位鉱石の使用による原料の多様化や、省エネなどコスト削減に取組んでまいりましたが、これらコスト低減努力を上回る原料価格や電力単価の上昇が継続した場合、あるいはコストアップ分の製品価格への転嫁等が十分できない場合には、当社グループの業績に悪影響が及ぶ可能性があります。

   また化学品事業の主要原料であるニッケル地金は国際市況により取引価格が決定されます。当社顧客との間では、この国際市況価格を、一定期間の後、製品価格に反映する取引と、交渉により製品価格が決まる取引があります。したがって原料ニッケル価格の変動は、製品価格へ反映タイミングの期ズレや、交渉での転嫁が難しい場合には当社グループの期間損益や業績に大きな影響を与えることになります。当期末にかけてウクライナ侵攻の影響を受け、貴金属価格の高騰が見られました。このため当社では、国際市況価格が反映される取引に関しては、先物取引によるヘッジを利用してその影響を緩和する等対応策を実施していますが、国際市況価格が短期的にかつ急激に変動する場合には、当社の業績に大きな影響を及ぼす可能性があります。

 

③ 輸出比率が高いことによる為替リスク

金属チタン事業のスポンジチタンや、触媒事業のTHC、化学品事業における電子部品材料は、輸出が販売量の大きな割合を占めており、当社グループ全体の売上高に占める輸出の割合は、当連結会計年度実績で54.5%となっております。輸出の多くはUSドル建てとなっているため、為替による影響を受けます。当社グループは、短期的な変動に関し為替予約取引によるヘッジを行うなど、為替リスクを低減すべく努めておりますが、為替が大きく円高に振れた場合には、当社グループの業績に悪影響が及ぶ可能性があります。

 

④ 自然災害等に関するリスク

当社グループは、製品のほとんどを自社で生産しており、自然災害による工場施設に対する被害により、製品の生産・販売に支障が生じる可能性があります。特に、茅ヶ崎工場は、東海地震の地震防災対策強化地域内に所在しており、設備の耐震強化、防災諸設備の整備、防災体制の強化、防災訓練の実施などの対策に努めているほか、生産設備の複数拠点化(BCP)の検討を進める等リスク低減を図ることとしております。しかし自然災害の規模及び内容によって、当社グループの業績や財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。

なお、新型コロナウイルス禍により、先に述べたように金属チタン事業において大幅な需要減を経験しましたが、ほかにも様々なサプライチェーンの停滞による資材等の調達懸念、依然として懸念される変異株の再流行による事業活動の制限などにより、生産活動が停滞し、業績にさらなる悪影響が及ぶ可能性があります。当社グループは、調達先の複数化や適正在庫の確保、並びに感染拡大を防止するための衛生管理の徹底や在宅勤務及び時差出勤を行うなど、各種の対応に努めております。

 

⑤ 環境・安全に関するリスク

当社グループは、製造現場を持つ企業として、安全確保と環境保全は事業運営上、最も重視しなければならない事項と認識しております。特に設備面での老朽化が進む茅ヶ崎工場では、設備インフラの中期的更新計画(「茅ヶ崎リニューアル」計画)を進め、さらに全社的に推進している抜本的な安全対策投資とあわせ、安全操業の維持と環境保全に万全を期しておりますが、万が一、事故・災害等が発生した場合は、操業の停止・制約や環境コスト、あるいは対策コストの発生により、当社グループの業績に悪影響が及ぶ可能性があります。

また、金属チタン事業は、現在、好調な需要を受け、スポンジ、インゴットの主力生産設備は高い稼働を続けており、予期せぬ操業の停止・制約が起こった場合には、計画している販売量の未達や長期契約を締結する顧客に対する供給責任の未達等により、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

 

⑥ 品質に関するリスク

当社グループは素材メーカーであり、その社会的使命は、顧客が満足する製品・サービスを安定的に供給することであります。そのため、ISO9001に基づく品質管理システムを整えるとともに、組織的な対応および維持及び継続的な改善のためのインフラ投資を行い、品質管理に万全を期しておりますが、万が一、品質不良、品質事故等が発生した場合は、対策コストの発生や当社グループ製品への評価の低下により、当社グループの業績に悪影響が及ぶ可能性があります。

 

⑦ 知的財産に関するリスク

当社グループは、特許権等の知的財産権を重要な経営資源の一つと捉え、法令に従い適切な取得保全手続きを行うと共に、知的財産権を含む第三者の権利を侵害することの無いよう細心の注意を払っております。しかしながら、当社グループの技術が十分に保護されず、又は当社グループが第三者の技術を侵害した場合には、収益機会の喪失・減少や損害賠償の支払いなど、当社グループの業績に悪影響が及ぶ可能性があります。

当社グループでは、知的財産権管理の専門部署を設け、的確な対応に努めております。

 

⑧ 情報漏洩に関するリスク

業務上の過失や不正アクセス等、何らかの原因により顧客情報や個人情報が流出した場合には、損害賠償や信用の失墜等、当社グループの業績に悪影響が及ぶ可能性があります。

当社グループでは、情報管理に係る規則を定め厳格な運用を行うと共に、必要なシステム対策を講じております。

 

⑨ 親会社等との関係に関するリスク

当社は、ENEOSホールディングス㈱並びにJX金属㈱の子会社であります。

ENEOSホールディングス㈱は、エネルギー事業のENEOS㈱、石油・天然ガス開発事業のJX石油開発㈱、金属事業のJX金属㈱、その他多くの子会社・関連会社を有し、「ENEOSグループ」を形成しております。当社は、その中で「金属事業」のセグメントに属する独立事業会社と位置付けられております。当社とENEOSグループとの間には、①当社からJX金属㈱への高純度チタンの販売、②JX金属㈱から当社への各種金属の溶解加工委託、③JX金属㈱から当社への非常勤役員の派遣、④ENEOSグループから当社への従業員の出向等の関係があります。

当社と親会社等との関係については、当社の自主性・独立性を確保したうえで、両社の企業価値向上を目指し連携・協力しあうことを基本と考えております。取引の条件等は、協議・交渉を行ったうえで決定しており、当社が受ける制約はありません。

しかしながら、親会社等は当社の議決権の過半数を有しており、当社の株主総会における取締役の選解任等を通じて当社の経営判断に大きな影響を及ぼし得る立場にあるため、その議決権の行使は当社の少数株主の利益に反する可能性があります。

なお、ENEOSグループによる当社株式保有比率は、将来に亘って一定とは限りません。当該比率に大きな変動が生じた場合には、当社株式の流動性、株価形成に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

⑩ 海外事業に関するリスク

当社グループは、チタン事業の中長期的な競争力向上を目的として、サウジアラビアでのスポンジチタン生産合弁事業に参画しております。当社(35%出資)とサウジアラビアの石油化学メーカーであるタスニー社のグループ企業AMIC社(65%出資)が共同で設立したAdvanced Metal Industries Cluster and Toho Titanium Metal Co.,Ltd.(ATTM社)は、2019年度にサウジアラビアのヤンブーにおいて、スポンジチタンの生産を開始しましたが、新型コロナウイルス感染症の影響等により立ち上げが遅れ収益性が低下した結果、同社は固定資産に係る減損損失を計上し、2020年12月末時点において債務超過となりました。

当社の連結財務諸表においてATTM社は持分法で会計処理されており、2021年3月期連結会計年度において持分法適用上の同社への投資簿価をゼロまで減額し、持分法による投資損失を計上しました。同社の欠損を負担する責任が投資額の範囲に限られていることから、前連結会計年度以降の持分法による投資損失の計上リスクはありません。

営業関連では、当社のスポンジチタン販売が好調であり、かつAMIC社側での引取ニーズが小さいため、現在のATTM社のスポンジ生産品の大半は当社が引き取っており、当社の重要なスポンジ調達先となっています。当社はATTM社の2023年度でのフル操業到達を前提とした販売を計画していますが、同社はこれまでにフル操業の経験がないことから、仮に稼働アップにあたり技術的な問題や何らかの制約が生じた場合、当社の販売面で影響を及ぼす可能性があり、そのことで当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、契約上、将来、AMIC社サイドでのチタン下流事業が立ち上がり、スポンジ引取が発生し始めた場合、当社の必要とする引取量に制約が生じる可能性があります。

当社としては、当面、同社のフル操業に向けた技術支援、ならびに操業面での対応可能な支援を継続することとし、引き続き同社を取り巻く事業環境や同社の業績動向を注視してまいります。

なお、当連結会計年度におけるATTM社との取引等に関しては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 連結財務諸表注記 関連当事者情報」に記載のとおりであります。

 

⑪ 法令等へ抵触するリスク

当社グループは、国内外において事業を展開しており、許認可・通商・環境・税制・独占禁止法等各国の様々な法令・規制の適用を受けております。将来における法令等の新設・変更等が行われた場合、事業活動の停止・制限や対策コストが生じる可能性がありますが、不断の情報収集を通じその予防・回避に努めております。

中でも、脱炭素社会実現への取組みは世界的に加速している状況にあり、炭素税等法規制が厳格化する可能性があります。これに対し、当社グループは、チタン新製錬技術の活用等によりカーボンニュートラルの実現を目指し、当該リスクの低減を図る考えであります。

また、当社グループは、行動基本方針に「コンプライアンスの最優先」を掲げると共に定期的な教育を行うなど法令等の遵守に努めておりますが、万が一これらの法令等への違反が認められた場合、各規制当局からの処分、訴訟の提起や社会的信用の失墜等により、当社グループの業績に悪影響が及ぶ可能性があります。

 

⑫ 投資に関するリスク

当社グループは、中期経営計画において「成長分野への重点投資による収益基盤の強化」を基本戦略として掲げるなど、継続的に様々な能力増強等のための設備投資等投資を行っております。

投資にあたっては、かねてより需要予測や当社グループの競争力などから採算性を慎重に判断し実施しておりますが、将来の正確な予測は困難であり、販売量の増加やコストダウン等の投資による効果が当初計画を下回って推移した場合、償却費負担の増加や該当資産に係る減損損失の計上などにより、当社グループの業績に悪影響が及ぶ可能性があります。

 

 

5 【経営上の重要な契約等】

当社グループは、下記の契約を締結しております。

契約会社名

契約相手先

取引品目

契約の種類

東邦チタニウム㈱

(当社)

Titanium Metals Corporation

スポンジチタン

長期販売契約

 

 

2 【主要な設備の状況】

連結会社における主要な設備は、以下のとおりであります。

 

提出会社

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメントの
名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数
(人)

建物及び
構築物

機械装置
及び運搬具

土地
(面積㎡)

リース
資産

その他

合計

茅ヶ崎工場
(神奈川県
茅ヶ崎市)

金属チタン
事業

スポンジチタン製造設備
チタンインゴット溶解設備

4,731

9,892

1,660

(164,850)

3,900

20,184

639

触媒事業

 

 

化学品事業

 

 

プロピレン重合用触媒製造設備

超微粉ニッケル製造設備

高純度酸化チタン製造設備

全社

総合事務所他

若松工場
(福岡県北九州市若松区)

金属チタン事業

スポンジチタン製造設備

10,410

10,459

600

(8,778)

〔166,000〕

1,795

426

23,693

260

化学品事業

超微粉ニッケル製造設備

八幡工場
(福岡県北九州市八幡東区)

金属チタン
事業

チタンインゴット溶解設備

73

958

(-)

〔25,044〕

41

1,074

46

日立工場
(茨城県日立市)

金属チタン
事業

チタンインゴット溶解設備

1

116

(-)

〔625〕

16

135

21

黒部工場
(富山県黒部市)

触媒事業

プロピレン重合用触媒製造設備

354

372

188

(11,082)

〔16,202〕

30

945

28

 

 

(注) 1 帳簿価額のうち「その他」は、その他の有形固定資産及び無形固定資産の合計であります。

2 上記中〔 〕は連結会社以外からの土地賃借(㎡)であります。

3 現在休止中の主要な設備はありません。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

160,000,000

160,000,000

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

 

(5) 【所有者別状況】

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

20

54

214

178

64

25,901

26,431

所有株式数
(単元)

63,196

33,856

403,987

63,475

269

147,605

712,388

32,110

所有株式数
の割合(%)

8.9

4.8

56.7

8.9

0.0

20.7

100

 

(注) 1.自己株式98,590株は「個人その他」に985単元、「単元未満株式の状況」に90株含まれております。

2.「その他の法人」の欄には、証券保管振替機構名義の株式が、80単元含まれております。

 

(6) 【大株主の状況】

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

JX金属株式会社

東京都港区虎ノ門2-10-4

35,859

50.38

日本マスタートラスト
信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2-11-3

4,289

6.03

日本製鉄株式会社

東京都千代田区丸の内2-6-1

3,500

4.92

株式会社日本カストディ銀行
(信託口)

東京都中央区晴海1-8-12

1,349

1.90

HAYAT
(常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行 決済事業部)

P.O. BOX 2992 RIYAD H 11169 KINGDOM OF SAUDI ARABIA
(東京都千代田区丸の内2-7-1)

1,185

1.67

野村證券株式会社自己振替口

東京都中央区日本橋1-13-1

900

1.26

SICAV COVEA ACTIONS MONDE
(常任代理人 香港上海銀行東京支店カストディ業務部) 

8-12 RUE BOISSY D ANGLA S 75008 PARIS FRANCE
(東京都中央区日本橋3-11-1)

527

0.74

野村證券株式会社

東京都中央区日本橋1-13-1

511

0.72

STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234
(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)

1776 HERITAGE DRIVE, NORTH QUINCY, MA 02171, U.S.A.
(東京都港区港南2-15-1)

453

0.64

STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY FOR STATE STREET BANK INTERNATIONAL GMBH, LUXEMBOURG BRANCH ON BEHALF OF ITS CLIENTS: CLIENT OMNI OM25
(常任代理人 香港上海銀行東京支店カストディ業務部 )

P.O. BOX 351 BOSTON MASSACHUSETTS 02101 U.S.A.
(東京都中央区日本橋3-11-1)

426

0.60

49,002

68.85

 

(注)  上記の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は次のとおりであります。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)             4,289千株

株式会社日本カストディ銀行(信託口)                 1,349千株

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

2,128

3,416

 

 

受取手形

102

4

 

 

売掛金

10,237

15,334

 

 

電子記録債権

108

117

 

 

商品及び製品

15,440

19,089

 

 

仕掛品

8,125

9,904

 

 

原材料及び貯蔵品

11,630

13,203

 

 

未収入金

978

812

 

 

その他

575

1,175

 

 

貸倒引当金

70

64

 

 

流動資産合計

49,258

62,992

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物

31,964

34,364

 

 

 

 

減価償却累計額

17,961

18,709

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

14,002

15,655

 

 

 

機械装置及び運搬具

92,108

99,656

 

 

 

 

減価償却累計額

72,883

77,862

 

 

 

 

機械装置及び運搬具(純額)

19,225

21,794

 

 

 

工具、器具及び備品

2,199

2,356

 

 

 

 

減価償却累計額

1,937

1,995

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

261

360

 

 

 

土地

2,219

2,449

 

 

 

リース資産

6,065

4,372

 

 

 

 

減価償却累計額

3,966

2,577

 

 

 

 

リース資産(純額)

2,099

1,795

 

 

 

建設仮勘定

7,595

3,141

 

 

 

有形固定資産合計

※2,※4 45,404

※2,※4 45,196

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

1,045

1,005

 

 

 

ソフトウエア仮勘定

180

-

 

 

 

その他

30

23

 

 

 

無形固定資産合計

1,255

1,028

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

6

-

 

 

 

関係会社株式

※1 202

※1 214

 

 

 

繰延税金資産

1,305

925

 

 

 

退職給付に係る資産

416

439

 

 

 

その他

248

633

 

 

 

貸倒引当金

1

1

 

 

 

投資その他の資産合計

2,177

2,211

 

 

固定資産合計

48,837

48,436

 

資産合計

98,095

111,429

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

4,061

3,932

 

 

短期借入金

20,680

22,458

 

 

リース債務

461

211

 

 

未払法人税等

323

2,257

 

 

賞与引当金

1,256

2,040

 

 

役員賞与引当金

154

301

 

 

その他

2,680

2,962

 

 

流動負債合計

29,617

34,165

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

17,472

20,314

 

 

リース債務

1,815

1,612

 

 

資産除去債務

2,023

2,055

 

 

固定負債合計

21,311

23,982

 

負債合計

50,928

58,147

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

11,963

11,963

 

 

資本剰余金

13,022

13,022

 

 

利益剰余金

22,389

28,469

 

 

自己株式

77

77

 

 

株主資本合計

47,297

53,378

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

繰延ヘッジ損益

10

40

 

 

為替換算調整勘定

421

396

 

 

退職給付に係る調整累計額

145

124

 

 

その他の包括利益累計額合計

266

231

 

非支配株主持分

135

134

 

純資産合計

47,166

53,281

負債純資産合計

98,095

111,429

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

55,515

80,351

売上原価

※1 41,755

※1 59,027

売上総利益

13,760

21,323

販売費及び一般管理費

※2,※3 8,531

※2,※3 10,629

営業利益

5,228

10,693

営業外収益

 

 

 

受取利息

0

0

 

受取配当金

1

1

 

為替差益

89

-

 

固定資産賃貸料

1

4

 

物品売却益

33

36

 

受取技術料

3

158

 

持分法による投資利益

16

17

 

その他

42

34

 

営業外収益合計

187

253

営業外費用

 

 

 

支払利息

175

174

 

為替差損

-

157

 

支払補償費

36

12

 

その他

26

69

 

営業外費用合計

238

414

経常利益

5,177

10,532

特別利益

 

 

 

補助金収入

283

-

 

固定資産売却益

※4 1

※4 1

 

投資有価証券売却益

-

6

 

特別利益合計

285

7

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

※5 190

※5 83

 

固定資産圧縮損

283

81

 

特別損失合計

474

165

税金等調整前当期純利益

4,988

10,373

法人税、住民税及び事業税

491

2,492

法人税等調整額

797

376

法人税等合計

1,288

2,868

当期純利益

3,699

7,505

非支配株主に帰属する当期純利益

3

0

親会社株主に帰属する当期純利益

3,695

7,504

 

1.報告セグメントの概要

報告セグメントの決定方法及び各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、製品別の事業本部又は事業部を置き、各事業本部又は事業部は取り扱う製品について国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動をしております。

したがって、当社は、事業本部又は事業部を基礎とした製品別のセグメントから構成されており、「金属チタン事業」、「触媒事業」、「化学品事業」の3つを報告セグメントとしております。「金属チタン事業」は、スポンジチタン、チタンインゴット、高純度チタン等を生産しております。「触媒事業」はプロピレン重合用触媒を生産しており、「化学品事業」は超微粉ニッケル、高純度酸化チタン等を生産しております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

1,218

1,456

 

 

受取手形

10

1

 

 

電子記録債権

108

94

 

 

売掛金

10,599

17,470

 

 

商品及び製品

15,047

18,450

 

 

仕掛品

7,798

9,689

 

 

原材料及び貯蔵品

11,228

12,791

 

 

関係会社短期貸付金

573

774

 

 

未収入金

1,415

1,066

 

 

その他

224

932

 

 

貸倒引当金

470

576

 

 

流動資産合計

47,753

62,153

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

13,416

14,818

 

 

 

構築物

577

817

 

 

 

機械及び装置

19,176

21,755

 

 

 

車両運搬具

58

44

 

 

 

工具、器具及び備品

237

342

 

 

 

土地

2,219

2,449

 

 

 

リース資産

2,099

1,795

 

 

 

建設仮勘定

7,589

3,136

 

 

 

有形固定資産合計

※1,※4 45,374

※1,※4 45,160

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

1,028

992

 

 

 

ソフトウエア仮勘定

180

-

 

 

 

その他

33

26

 

 

 

無形固定資産合計

1,242

1,018

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

6

-

 

 

 

関係会社株式

459

459

 

 

 

繰延税金資産

1,189

582

 

 

 

長期貸付金

171

125

 

 

 

前払年金費用

243

296

 

 

 

その他

243

628

 

 

 

貸倒引当金

172

126

 

 

 

投資その他の資産合計

2,140

1,964

 

 

固定資産合計

48,756

48,143

 

資産合計

96,510

110,296

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

3,742

3,833

 

 

短期借入金

21,346

23,115

 

 

リース債務

461

208

 

 

未払金

2,270

2,539

 

 

未払法人税等

292

2,068

 

 

未払費用

312

440

 

 

賞与引当金

1,183

1,935

 

 

役員賞与引当金

154

301

 

 

その他

238

336

 

 

流動負債合計

30,002

34,779

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

17,472

20,314

 

 

リース債務

1,815

1,607

 

 

資産除去債務

2,023

2,055

 

 

固定負債合計

21,311

23,977

 

負債合計

51,313

58,756

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

11,963

11,963

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

13,022

13,022

 

 

 

資本剰余金合計

13,022

13,022

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

443

443

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

固定資産圧縮積立金

300

300

 

 

 

 

繰越利益剰余金

19,533

25,847

 

 

 

利益剰余金合計

20,277

26,591

 

 

自己株式

77

77

 

 

株主資本合計

45,186

51,499

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

繰延ヘッジ損益

10

40

 

 

評価・換算差額等合計

10

40

 

純資産合計

45,197

51,540

負債純資産合計

96,510

110,296

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 53,922

※1 80,349

売上原価

※1 40,546

※1 59,226

売上総利益

13,375

21,123

販売費及び一般管理費

※2 8,552

※2 10,378

営業利益

4,822

10,744

営業外収益

 

 

 

受取利息

※1 5

※1 6

 

受取配当金

※1 256

※1 70

 

為替差益

259

-

 

受取技術料

※1 6

※1 161

 

固定資産賃貸料

※1 21

※1 23

 

物品売却益

33

36

 

その他

※1 47

※1 38

 

営業外収益合計

630

336

営業外費用

 

 

 

支払利息

※1 178

※1 178

 

為替差損

-

135

 

支払補償費

※1 36

※1 12

 

その他

※1 25

※1 49

 

営業外費用合計

241

376

経常利益

5,212

10,704

特別利益

 

 

 

補助金収入

283

-

 

固定資産売却益

※3 1

※3 1

 

投資有価証券売却益

-

6

 

特別利益合計

285

7

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

※4 74

※4 77

 

固定資産圧縮損

283

81

 

特別損失合計

358

159

税引前当期純利益

5,139

10,552

法人税、住民税及び事業税

443

2,221

法人税等調整額

899

594

法人税等合計

1,343

2,815

当期純利益

3,796

7,736