株式会社CKサンエツ

CK SAN-ETSU METALS Co.,Ltd.
高岡市守護町二丁目12番1号
証券コード:57570
業界:非鉄金属
有価証券報告書の提出日:2023年7月21日

(1)連結経営指標等

回次

2019年3月期

2020年3月期

2021年3月期

2022年3月期

2023年3月期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

84,614

75,447

69,130

115,343

123,838

経常利益

(百万円)

5,001

5,862

422

6,571

8,655

親会社株主に帰属する当期純利益

(百万円)

3,318

3,476

174

4,313

5,318

包括利益

(百万円)

3,728

3,925

669

4,822

6,023

純資産額

(百万円)

37,053

40,361

40,413

43,893

49,147

総資産額

(百万円)

57,396

56,004

66,145

71,099

75,455

1株当たり純資産額

(円)

4,029.90

4,328.49

4,255.95

4,649.01

5,240.76

1株当たり当期純利益金額

(円)

410.64

424.53

21.16

517.19

644.39

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

57.1

63.3

53.3

54.2

57.5

自己資本利益率

(%)

10.6

10.2

0.5

11.7

13.0

株価収益率

(倍)

7.05

6.93

197.07

7.39

6.75

営業活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

6,356

12,070

5,398

6,280

3,243

投資活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

1,910

2,792

7,372

2,632

2,539

財務活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

3,804

6,421

10,213

4,711

553

現金及び現金同等物の期末残高

(百万円)

1,437

4,292

1,735

679

1,030

従業員数

(人)

925

919

916

928

928

 (注)潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額は、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

2019年3月期

2020年3月期

2021年3月期

2022年3月期

2023年3月期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

1,089

1,119

1,078

1,093

1,139

経常利益

(百万円)

868

944

920

504

530

当期純利益

(百万円)

1,055

780

754

741

348

資本金

(百万円)

2,756

2,756

2,756

2,756

2,756

発行済株式総数

(千株)

8,867

8,867

8,867

8,867

8,867

純資産額

(百万円)

15,281

15,306

15,571

15,170

14,911

総資産額

(百万円)

17,499

17,896

18,497

17,700

18,416

1株当たり純資産額

(円)

1,880.20

1,868.78

1,881.41

1,830.76

1,801.19

1株当たり配当額

(円)

60.00

70.00

60.00

70.00

70.00

(内1株当たり中間配当額)

(30.00)

(30.00)

(30.00)

(30.00)

(30.00)

1株当たり当期純利益金額

(円)

130.62

95.32

91.69

88.88

42.23

潜在株式調整後1株当たり

当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

87.3

85.5

84.2

85.7

81.0

自己資本利益率

(%)

7.0

5.1

4.9

4.8

2.3

株価収益率

(倍)

22.15

30.84

45.48

42.98

103.01

配当性向

(%)

45.93

73.43

65.43

78.75

165.72

従業員数

(人)

株主総利回り

(%)

56.5

58.7

83.4

78.0

89.5

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

6,870

3,545

4,285

4,520

4,425

最低株価

(円)

1,880

1,900

2,532

2,812

3,790

 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額は、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所プライム市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所市場第一部におけるものであります。

2【沿革】

 当社株式会社CKサンエツ(1963年7月1日設立、1990年12月13日に商号を北銅商事株式会社からサンエツ金属株式会社に変更。その後、2011年10月1日に商号をサンエツ金属株式会社から変更。)は、1991年4月1日を合併期日として、旧サンエツ金属株式会社(1937年12月25日設立)を吸収合併いたしました。この合併は、旧サンエツ金属株式会社の株式の額面金額を変更することを目的としたものであります。

 合併前の当社の事業は合併後の会社に一切継承されておらず、また合併当時の当社は事業活動を停止しておりましたので、合併後の会社の実態は法律上消滅した旧サンエツ金属株式会社がそのまま存続しているのと同様の状態であります。したがいまして以下の記載事項につきましては、特段の記載がない限り、実質上の存続会社である旧サンエツ金属株式会社に関して記載しております。

1937年12月

伸銅品の製造、販売を目的として、東京府東京市江戸川区に資本金30万円をもって阪根伸銅株式会社として設立される。

1943年12月

関東通信金属株式会社と商号を変更する。

1945年6月

東京大空襲に被災(3月)したため、工場復旧疎開命令により、現本店所在地の富山県高岡市に移転し、本社工場とする。

1947年5月

三越金属工業株式会社に商号を変更する。

1971年2月

建設途中の砺波工場を売却する。(同工場は買主により、1971年6月に北陸金属工業株式会社として設立される。)

1973年4月

日本工業規格JIS表示許可工場となる。

1980年3月

東京営業所(現東京支店)と大阪営業所(現大阪支店)を設立する。

1981年6月

会社更生手続開始。

1984年8月

会社更生手続終結。

1984年9月

北陸金属工業株式会社より黄銅棒事業の全部譲渡を受け、砺波工場とするとともに、商号をサンエツ金属株式会社に変更する。

1985年8月

主原料の効率的購入のため富山県高岡市に100%子会社エスケー商事株式会社を設立する。

1988年12月

砺波工場の精密部品部門を分離独立させ、100%子会社株式会社サンエツ精工を設立する。

1991年1月

経営の効率化を図るため100%子会社エスケー商事株式会社を吸収合併する。

1991年4月

株式の額面を変更するため、サンエツ金属株式会社(旧北銅商事株式会社)と合併する。

1993年12月

名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場する。

1994年12月

中国に、大連三越精密部件工業有限公司を設立する。

1995年2月

砺波工場に第二工場を増設し、間接押出機を導入、品質向上及び生産体制の強化を計る。

2000年4月

住友金属鉱山伸銅株式会社より黄銅棒、黄銅線の事業を譲り受ける。

2002年10月

黄銅素材から精密部品までを一元管理するため、株式会社サンエツ精工を吸収合併する。

2003年8月

品質に関する国際規格ISO9001の認証を取得する。

2005年1月

中国に、三越金属(上海)有限公司(現・連結子会社)を設立する。

2005年4月

環境に関する国際規格ISO14001の認証を取得する。

2007年10月

新日東金属株式会社より黄銅棒・部品加工の事業を譲り受ける。

2011年4月

シーケー金属株式会社(現・連結子会社)の株式を取得する。

2011年10月

商号を株式会社CKサンエツに変更すると同時に、当社を純粋持株会社に移行し、新たに新設分割方式の会社分割により、サンエツ金属株式会社(現・連結子会社)を設立する。

2011年12月

2012年12月

 

2013年6月

 

2013年9月

 

2013年11月

 

2014年4月

株式会社リケンとの合弁で、株式会社リケンCKJV(現・連結子会社)を設立する。

古河電気工業株式会社と銅合金線製造設備の一部譲り受けに合意し、サンエツ金属株式会社高岡工場に順次移設する。

日立ケーブルプレシジョン株式会社からめっき線の事業を譲り受け、サンエツ金属株式会社日立工場とする。

シーケー金属株式会社がJX金属黒部ガルバ株式会社より溶融亜鉛加工設備ならびに付帯する資産等を譲り受ける。

サンエツ金属株式会社高岡工場が自動車業界の品質に関する国際規格ISO/TS16949の認証を取得する。

サンエツ金属株式会社が日本伸銅株式会社と伸銅事業に関する業務提携契約を締結する。

2015年1月

2015年3月

台湾三越股份有限公司(現・連結子会社)を設立する。

日本伸銅株式会社に対する株式公開買付けを実施し、同社を連結子会社とする。

2015年3月

2015年7月

2017年3月

2018年1月

2018年3月

2018年5月

2018年11月

2020年4月

2021年1月

2021年3月

 

2022年4月

大連三越精密部件工業有限公司への出資持分の全部を譲渡する。

日本伸銅株式会社が大阪黄銅株式会社を吸収合併する。

東京証券取引所市場第二部に上場。

株式会社サンエツ商事を設立する。

東京証券取引所市場第一部に上場。

株式会社日伸地金を設立する。

株式会社サンエツ商事が株式会社ヤシマを吸収合併する。

オキノ工業株式会社の株式を取得し、子会社とする。

日立アロイ株式会社から黄銅棒事業と加工品事業と黄銅線製造設備を譲り受ける。

日立金属株式会社から同社桶川工場の銅合金事業を譲り受け、日立金属商事株式会社から同事業の営業権を譲り受ける。

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

3【事業の内容】

 当社グループは、当社(株式会社CKサンエツ)、子会社11社により構成されており、伸銅・精密部品・配管・鍍金及びこれらに付帯する事業を行っております。

 伸銅事業では、黄銅の棒と線とめっき線を生産しています。これらの伸銅品は、自動車や家電製品や水栓金具等の素材として、広範に使用されています。鉛やカドミウムなどの環境負荷物質を使用しない環境対応合金を実用化し、多数の特許を取得しています。生産拠点は、サンエツ金属株式会社の砺波工場、高岡事業所及び新日東工場並びに日本伸銅株式会社の堺工場です。

 精密部品事業では、黄銅製のカメラマウント(デジタル一眼レフカメラの本体とレンズの着脱部品)やシンクロリング(自動車のマニュアルトランスミッションに使用されるシンクロナイザーリング部品)や水栓金具等の鍛造加工や切削加工を行っています。生産拠点は、富山県砺波市にあるサンエツ金属株式会社のプレシジョン工場です。

 配管・鍍金事業では、水道やガスの配管に使用される継手の生産を行っています。ダイオキシンなどの環境負荷物質の発生する恐れがある塩化ビニールを一切使用しない脱塩ビ継手を実用化するなど、新製品の開発に注力し、多数の特許を取得しています。施工性に優れた透明被覆継手は、グッドデザイン賞を受賞しました。生産拠点は、富山県高岡市にある株式会社リケンCKJVです。また、鋼材の防錆処理として、鉛やカドミウムなどの環境負荷物質を一切使用しない環境対応鍍金を実用化し、「CKeめっきスーパー」の名称で生産しています。「CKeめっきスーパー」は、NETIS(国土交通省新技術情報提供システム)に登録された特許技術です。生産拠点は、富山県高岡市にあるシーケー金属株式会社です。

 なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

 事業内容と当社及びグループの当該事業にかかる位置付けは次のとおりであります。

 

 次の3部門は、「第5 経理の状況 1.連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

区分

主要製品

会社

伸銅

黄銅棒・黄銅線・黄銅管

サンエツ金属株式会社

日本伸銅株式会社

株式会社サンエツ商事

三越金属(上海)有限公司

台湾三越股份有限公司

精密部品

カメラマウント・シンクロリング

サンエツ金属株式会社

配管・鍍金

配管機器・溶融亜鉛鍍金

シーケー金属株式会社

株式会社リケンCKJV

 

 事業の系統図は次のとおりであります。

0101010_001.png

〇連結子会社、※非連結子会社

 製造・販売会社 サンエツ金属株式会社、日本伸銅株式会社、シーケー金属株式会社、株式会社リケンCKJV、オキノ工業株式会社

 販売会社    三越金属(上海)有限公司、台湾三越股份有限公司、株式会社サンエツ商事、株式会社日伸地金、

         株式会社CKトレーディング

 その他     有限会社シーエス保険サービス

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業内容

議決権の所有割合又は被所有割合(%)

関係内容

連結子会社

 

 

 

 

 

サンエツ金属

株式会社

(注)2.4

富山県砺波市

301

伸銅、精密部品

100.0

経営のサポート、資金の貸付、事務所・工場の賃貸等

役員の兼任あり

シーケー金属

株式会社(注)2

富山県高岡市

176

配管・鍍金

89.0

経営のサポート

役員の兼任あり

日本伸銅株式会社

(注)2.3.5

大阪府堺市

堺区

1,595

伸銅

55.2

経営のサポート

役員の兼任あり

株式会社

サンエツ商事

富山県高岡市

20

伸銅

100.0

経営のサポート

役員の兼任あり

三越金属(上海)

有限公司

中国上海市

23

伸銅

100.0

経営のサポート

役員の兼任あり

台湾三越股份

有限公司

台湾台中市

10

伸銅

100.0

経営のサポート

役員の兼任あり

その他1社

 

 

 

 

 

(注)1.「主要な事業内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

   2.特定子会社に該当しております。

3.有価証券報告書の提出会社であります。

4.サンエツ金属株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

  主要な損益情報等  (1) 売上高    87,352百万円

            (2) 経常利益   4,592百万円

            (3) 当期純利益  3,149百万円

            (4) 純資産額   22,512百万円

            (5) 総資産額   40,164百万円

5.日本伸銅株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えておりますが、当該連結子会社は、有価証券報告書の提出会社であるため、主要な損益情報等の記載を省略しております。

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

伸銅

502

精密部品

103

配管・鍍金

323

合計

928

 (注)1.従業員数は就業人員であり、臨時従業員の総数が従業員数の100分の10未満であるので記載を省略しております。

2.従業員数には、当社グループからグループ外への出向者は除き、グループ外から当社グループへの出向者を含んでおります。

 

(2)提出会社の状況

 2023年3月31日現在、従業員はおりません。

(注)当社は純粋持株会社であり、管理・経理事務処理業務等に関してはサンエツ金属株式会社及びシーケー金属株式会社に委託しております。

 

 グループ会社の平均年間給与は以下のとおりであります。

(単位:千円)

サンエツ金属株式会社

6,715

日本伸銅株式会社

6,887

シーケー金属株式会社

6,805

株式会社リケンCKJV

6,726

合計

6,746

 

(3)男女の賃金の差異

 

男女の賃金の差異(%)

全労働者

うち正規雇用労働者

うちパート・有期労働者

サンエツ金属株式会社

62.6

71.2

57.6

日本伸銅株式会社

72.7

71.1

シーケー金属株式会社

73.2

73.3

104.3

株式会社リケンCKJV

71.0

81.1

20.7

 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.男女の賃金の差異については、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しております。なお、同一労働の賃金に差はなく、役職別人数構成の差によるものであります。出向者は、出向先の従業員として集計しております。

3.上記の連結子会社は、「女性の職業の生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率の記載を省略しております。

4.その他の連結子会社は、「女性の職業の生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

 

(4)労働組合の状況

 当社グループでは、労働組合は結成されておりません。

 なお、労使関係は安定しております。

3【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1) 材料価格変動のリスク

当社グループは、国際相場商品である銅や亜鉛を主原料としております。銅や亜鉛の相場が乱高下する場合、保有原料や工程内仕掛品などの棚卸資産等に含み益や含み損が発生する可能性があります。また、投機資金による銅や亜鉛の買占め等が行われた場合、原料不足による生産障害が発生する可能性があります。さらに、原料価格が高騰し続けた場合、販売先において黄銅以外の代替材への材質変更が行われ、黄銅製の棒・線・めっき線・精密部品の需要が減少する可能性があります。そのため、主原料である銅と亜鉛に関しては、原料相場の変動に備えたリスクヘッジのためのデリバティブ取引を締結することで、当該リスクを緩和する対応を講じております。

(2) 電力供給不安のリスク

当社グループは、電気炉を使用して、銅と亜鉛を溶解することで黄銅合金を製造しております。国内の電力供給事情が悪化し、十分な電力を確保することが困難な事態が生じた場合、生産障害が発生する可能性があります。当該リスクが顕在化する程度や時期を予測することは困難でありますが、当該リスクが顕在化した場合、電力供給事情が悪化していないグループ内の他工場で代替生産する対応を想定しております。

(3) 海外事業拠点のリスク

当社グループは、中国、台湾に現地法人を設立して、伸銅事業などを展開しております。各国の政治当局は、当社グループがその地でビジネスを展開することに対し、経済的、法的または別の面で困難な状況を生み出したり、実践的でないものにしたり、不可能にしたりする規則や制限を課す可能性があります。当該リスクに対応するために、当社の管理統括部や監査・規格管理室は、海外子会社とコミュニケーションをとることで、問題を早期発見し、是正する体制としています。

(4) 取引先の経営破綻による債権回収のリスク

当社グループでは、主要な取引先について、信用状況を適宜確認するとともに、必要と判断した先については、リスク回避のために、取引信用保険を付保するなどしておりますが、取引先が経営破綻した場合には、売上債権の全額又は一部を回収できなくなるおそれがあり、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

(5) 自然災害・事故等のリスク

当社グループは、工場等における安全対策を徹底して実施しておりますが、大規模地震・自然災害・事故等の発生によっては当社グループの工場設備にも被害が生じ、業績に影響を与える可能性があります。当該リスクが顕在化した場合、自然災害・事故等が起きていないグループ内の他工場で代替生産する対応を想定しております。

(6) 製品クレームによるリスク

当社グループは、各種の規格、品質管理基準に従って製品を生産し、需要家のニーズに応えるべく、品質の維持・向上に万全を期しておりますが、製品に欠陥が生じ、製造物賠償責任等に伴う費用が発生する場合があります。

(7) 知的財産権を侵害するリスク

当社グループでは、現在の事業活動及び将来の事業展開に有用な知的財産権の取得に努める一方、第三者の知的財産権や事業状況の調査を行い問題の発生の防止を図っています。しかしながら、第三者から知的財産に関する訴訟等を提起されたり、第三者が当社グループの知的財産権を侵害したりする可能性は皆無とはいえず、この場合、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8) M&A及び事業提携において見込んだ効果を得られないリスク

当社グループは、過去において、M&A及び事業提携を有効に活用し、事業基盤を拡大、強化してきました。今後も、グループの事業拡大を加速する有効な手段のひとつとして、M&A及び事業提携を検討していく方針です。M&A及び業務提携の実施の際には、今後も十分な情報収集と検討を行っていきますが、予期し得ない経済情勢、環境変化等により、当初意図した成果が得られない可能性があります。

(9) 環境問題に関する費用の発生リスク

当社グループでは、環境規制等に即した資材の使用、製造環境の維持に努めておりますが、将来、環境規制等が改正され、新たな浄化対策、除去対策に関わる費用が必要となる場合があります。また、生産活動の過程においては、廃棄物、副産物等が発生しております。当社グループは、法規制を遵守し、的確な対応を行なっておりますが、関連法規制の強化によって業績に影響が及ぶ可能性があります。

(10) 設備投資に関するリスク

現状、大規模な設備投資は予定しておりませんが、今後、大規模な設備投資を行うことによる減価償却費の増加や、市況や事業環境の悪化によって、当社グループが保有する資産の市場価格が著しく低下する場合や、資産から生み出される収益力が低下する場合には、当該資産について減損損失が発生する可能性があり、当社グループの業績や財務状況に悪影響が及ぶ可能性があります。

(11) 紛争及び訴訟に関するリスク

当社グループは、有価証券報告書提出日現在において、業績に重大な影響を与える訴訟・紛争には関与しておりません。しかしながら、様々な事由により、今後直接又は間接的に何らかの訴訟・紛争に関与することとなる可能性は否定できず、かかる事態となった場合、その経過又は結果によっては、当社グループの業績及び社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。

(12) 法的規制を受けるリスク

当社グループは、環境保全を中心とした法的規制の遵守が経営の重要課題であると認識し、厳格な管理を徹底しつつ事業活動を行っております。しかしながら、今後、環境関連法をはじめ、当社グループの事業に関連する様々な法的規制の強化または社会的責任の要請等に起因して事業活動に制約を受けるような事象が顕在化した場合には、環境対策費用や計画外の設備投資等のための追加負担が生じることとなり、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。

(13) 経済環境に関するリスク

当社グループの製品は広範囲な産業分野で使用されておりますが、経済状況の変化及び当社グループが販売している製品の需要分野の動向が、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

(14) 代替製品の開発によるリスク

当社グループの主力製品である伸銅品は、優れた電気特性、伝熱特性、耐食性を兼ね備えることから、多種多様な用途に用いられておりますが、アルミニウムやステンレス、樹脂等の他の素材とは競合関係にあります。予期し得ない代替製品の登場により、当社グループの業績に影響が生じる可能性があります。

(15) 人材の確保と育成に関するリスク

当社グループの将来にわたる継続的な成長と発展のためには、優秀な人材の確保と育成が必要であると認識しております。必要とされる人材の採用、育成が計画どおりに進まない場合は、当社グループの業績に悪影響を与える可能性があります。

(16) 新型コロナウイルス等感染拡大に関するリスク

当社グループの社員は、マスク着用の徹底などにより感染予防に努めているものの、当社グループ内において、集団感染が発生した場合は、臨時休業等により、生産障害が発生する可能性があり、その場合は、当社グループの業績に悪影響を与える可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

 

2【主要な設備の状況】

 当社グループ(当社及び連結子会社)における主要な設備は、以下のとおりであります。

(1)提出会社

2023年3月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

建物及び構築物

機械装置及び運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合計

本社他

(富山県高岡市他)

(注)4

伸銅

精密部品

配管・鍍金

工場、厚生棟

1,560

0

3,014

(263,339)

1

4,576

 

(2)国内会社

2023年3月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

建物及び構築物

機械装置及び運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合計

サンエツ金属㈱

高岡事業所

(富山県高岡市)

伸銅

黄銅線・棒生産設備

1,605

871

14

(48,419)

〔47,225〕

142

2,633

129

砺波工場

(富山県砺波市)

伸銅

精密部品

黄銅棒・管生産設備

鍛造・切削部品生産設備

882

893

293

(184,049)

〔143,659〕

399

2,469

288

新日東工場

(茨城県石岡市)

伸銅

黄銅棒生産設備

142

257

(69,558)

〔69,558〕

79

480

85

シーケー金属㈱

本社工場

(富山県高岡市)

配管・鍍金

鍍金生産設備

2,418

192

1,620

(107,270)

398

4,630

113

㈱リケンCK

JV

本社工場

(富山県高岡市)

配管・鍍金

配管機器

生産設備

172

643

(2,896)

〔2,896〕

 

171

988

210

日本伸銅㈱

本社工場

(大阪府堺市堺区)

伸銅

黄銅棒等

生産設備

131

164

1,990

(37,385)

31

2,318

70

本社

(大阪府堺市堺区)

伸銅

その他

設備

15

0

8

24

5

大阪黄銅カンパニー

(大阪府大阪市東成区)

伸銅

物流

倉庫等

126

4

87

(668)

1

220

17

 

(3)在外子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数

(人)

建物及び構築物

機械装置及び運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合計

三越金属(上海)有限公司

(中国上海市)

伸銅

電気設備

0

1

2

6

 (注)1.帳簿価額のうち「その他」は工具・器具・備品・建設仮勘定及び無形固定資産の合計であります。

2.上記中[ ]は賃借中のものを内数で表示しております。

3.現在休止中の主要な設備はありません。

4.提出会社の本社他の建物及び構築物、土地は、全て連結子会社であるサンエツ金属(株)、シーケー金属

 (株)、(株)リケンCKJVに貸与中であります。

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

29,600,000

29,600,000

①【ストックオプション制度の内容】

 該当事項はありません。

②【ライツプランの内容】

 該当事項はありません。

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

14

18

214

42

3

3,265

3,556

所有株式数

(単元)

21,682

474

23,704

1,121

3

41,665

88,649

2,100

所有株式数の割合(%)

24.46

0.53

26.74

1.27

0.00

47.00

100.00

(注)1.自己株式35,559株は「個人その他」に355単元、「単元未満株式の状況」に59株含めて記載しております。

   2.「その他の法人」の欄には、証券保管振替機構名義の株式が、20単元含まれております。

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

CKサンエツ取引先持株会

富山県高岡市守護町2丁目12番1号

945

10.71

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海1丁目8番12号

656

7.43

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

505

5.72

CKサンエツ従業員持株会

富山県高岡市守護町2丁目12番1号

441

5.00

株式会社北陸銀行

富山県富山市堤町通り1丁目2番26号

370

4.19

株式会社北國銀行

石川県金沢市広岡2丁目12番6号

330

3.74

富源商事株式会社

富山県高岡市昭和町3丁目3番10号

198

2.25

株式会社リケン

東京都千代田区三番町8番1号

194

2.21

東泉産業株式会社

静岡県静岡市葵区流通センター12番5号

193

2.19

釣谷 宏行

富山県高岡市

143

1.62

3,978

45.05

(注)株式会社日本カストディ銀行(信託口)の所有株式数のうち、「役員向け株式交付信託」に係る株式数は373千株、「従業員持株会信託型ESOP」に係る株式数は179千株であります。なお、当該株式は自己株式として処理しております。

 

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

679

1,030

受取手形

※3 2,324

※3 3,074

売掛金

16,679

15,256

電子記録債権

※3 5,772

※3 8,245

商品及び製品

7,282

7,482

仕掛品

7,792

9,637

原材料及び貯蔵品

7,312

8,694

前払費用

61

67

未収還付法人税等

50

未収消費税等

45

その他

1,403

1,117

貸倒引当金

91

82

流動資産合計

49,310

54,523

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物

※1 13,532

※1 13,706

減価償却累計額

6,188

6,640

建物及び構築物(純額)

7,344

7,066

機械装置及び運搬具

※1 25,448

※1 26,104

減価償却累計額

21,864

23,120

機械装置及び運搬具(純額)

3,584

2,983

土地

※2 7,020

※2 7,020

建設仮勘定

173

530

その他

※1 2,381

※1 2,632

減価償却累計額

2,036

2,254

その他(純額)

345

377

有形固定資産合計

18,467

17,978

無形固定資産

 

 

のれん

164

74

ソフトウエア

329

336

ソフトウエア仮勘定

44

その他

67

11

無形固定資産合計

606

422

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

※4 1,351

※4 1,343

退職給付に係る資産

14

9

繰延税金資産

1,260

1,113

その他

90

65

貸倒引当金

1

1

投資その他の資産合計

2,715

2,530

固定資産合計

21,788

20,931

資産合計

71,099

75,455

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

9,424

9,337

短期借入金

8,440

7,890

未払金

280

105

未払費用

1,080

825

未払法人税等

1,340

1,942

未払消費税等

523

267

賞与引当金

1,050

1,231

設備関係支払手形

1,280

568

その他

※5 1,275

632

流動負債合計

24,695

22,801

固定負債

 

 

繰延税金負債

319

330

再評価に係る繰延税金負債

※2 280

※2 280

退職給付に係る負債

1,586

1,709

長期借入金

776

その他

323

408

固定負債合計

2,510

3,506

負債合計

27,205

26,307

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

2,756

2,756

資本剰余金

4,507

4,710

利益剰余金

32,148

36,863

自己株式

1,367

1,498

株主資本合計

38,046

42,833

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

56

19

土地再評価差額金

※2 565

※2 565

為替換算調整勘定

8

7

退職給付に係る調整累計額

22

0

その他の包括利益累計額合計

477

553

非支配株主持分

5,369

5,760

純資産合計

43,893

49,147

負債純資産合計

71,099

75,455

【連結損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 115,343

※1 123,838

売上原価

※4,※5 99,791

※4,※5 110,601

売上総利益

15,551

13,237

販売費及び一般管理費

 

 

荷造及び発送費

1,326

1,265

給料及び手当

1,119

1,176

役員報酬

442

471

退職給付費用

28

34

貸倒引当金繰入額

22

0

その他

1,840

2,009

販売費及び一般管理費合計

※4 4,780

※4 4,957

営業利益

10,771

8,279

営業外収益

 

 

受取利息

5

4

受取配当金

28

36

デリバティブ利益

0

537

デリバティブ評価益

94

77

為替差益

51

63

業務受託料

49

49

雇用調整助成金

1

その他

201

269

営業外収益合計

433

1,037

営業外費用

 

 

支払利息

19

21

デリバティブ損失

3,786

293

デリバティブ評価損

788

315

その他

39

32

営業外費用合計

4,633

662

経常利益

6,571

8,655

特別利益

 

 

固定資産売却益

※2 0

※2 0

投資有価証券売却益

0

補助金収入

5

6

特別利益合計

5

6

特別損失

 

 

固定資産除却損

※3 16

※3 1

特別損失合計

16

1

税金等調整前当期純利益

6,560

8,660

法人税、住民税及び事業税

1,493

2,585

法人税等調整額

148

138

法人税等合計

1,641

2,723

当期純利益

4,918

5,936

非支配株主に帰属する当期純利益

604

618

親会社株主に帰属する当期純利益

4,313

5,318

1.報告セグメントの概要

 当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 「伸銅」は、主に住宅関連、家電向け、自動車向け部品用素材である黄銅棒・黄銅線・黄銅管を生産しております。「精密部品」は、カメラマウント・シンクロリング等を生産しております。「配管・鍍金」は、主に住宅向け鉄管継手を販売しております。

①【貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

190

96

短期貸付金

※2 2,322

※2 3,180

その他

※2 51

※2 107

流動資産合計

2,563

3,383

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

※1 1,647

※1 1,528

構築物

36

32

機械及び装置

0

0

工具、器具及び備品

2

1

土地

3,014

3,014

有形固定資産合計

4,701

4,576

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

758

803

関係会社株式

8,789

8,789

繰延税金資産

808

750

その他

※2 79

※2 112

貸倒引当金

0

0

投資その他の資産合計

10,435

10,455

固定資産合計

15,137

15,032

資産合計

17,700

18,416

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

未払金

3

5

未払費用

20

19

未払法人税等

0

133

未払消費税等

17

17

前受収益

85

仮受金

89

125

預り金

313

13

流動負債合計

445

401

固定負債

 

 

長期借入金

776

長期未払金

270

355

再評価に係る繰延税金負債

280

280

退職給付引当金

1,532

1,689

固定負債合計

2,084

3,103

負債合計

2,530

3,504

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

2,756

2,756

資本剰余金

 

 

資本準備金

2,671

2,671

その他資本剰余金

436

542

資本剰余金合計

3,107

3,213

利益剰余金

 

 

利益準備金

52

52

その他利益剰余金

 

 

固定資産圧縮積立金

46

43

別途積立金

3,000

3,000

繰越利益剰余金

7,034

6,780

利益剰余金合計

10,132

9,876

自己株式

1,367

1,498

株主資本合計

14,629

14,348

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

24

2

土地再評価差額金

565

565

評価・換算差額等合計

540

563

純資産合計

15,170

14,911

負債純資産合計

17,700

18,416

②【損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 1,093

※1 1,139

売上総利益

1,093

1,139

販売費及び一般管理費

※1,※2 641

※1,※2 677

営業利益

451

462

営業外収益

 

 

受取利息

12

11

受取配当金

32

34

その他

11

22

営業外収益合計

※1 56

※1 68

営業外費用

 

 

その他

2

0

営業外費用合計

2

0

経常利益

504

530

税引前当期純利益

504

530

法人税、住民税及び事業税

1

123

法人税等調整額

238

58

法人税等合計

236

181

当期純利益

741

348