株式会社FUJI
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回次 |
第73期 |
第74期 |
第75期 |
第76期 |
第77期 |
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決算年月 |
2019年3月 |
2020年3月 |
2021年3月 |
2022年3月 |
2023年3月 |
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売上高 |
(百万円) |
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経常利益 |
(百万円) |
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親会社株主に帰属する 当期純利益 |
(百万円) |
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包括利益 |
(百万円) |
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純資産額 |
(百万円) |
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総資産額 |
(百万円) |
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1株当たり純資産額 |
(円) |
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1株当たり当期純利益 |
(円) |
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潜在株式調整後1株当たり 当期純利益 |
(円) |
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自己資本比率 |
(%) |
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自己資本利益率 |
(%) |
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株価収益率 |
(倍) |
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営業活動による キャッシュ・フロー |
(百万円) |
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投資活動による キャッシュ・フロー |
(百万円) |
△ |
△ |
△ |
△ |
△ |
|
財務活動による キャッシュ・フロー |
(百万円) |
△ |
△ |
△ |
△ |
△ |
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現金及び現金同等物の 期末残高 |
(百万円) |
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従業員数 |
(人) |
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|
(注)1.第76期以降の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第76期の期首から適用しており、第76期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。
|
回次 |
第73期 |
第74期 |
第75期 |
第76期 |
第77期 |
|
|
決算年月 |
2019年3月 |
2020年3月 |
2021年3月 |
2022年3月 |
2023年3月 |
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売上高 |
(百万円) |
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経常利益 |
(百万円) |
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当期純利益 |
(百万円) |
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資本金 |
(百万円) |
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発行済株式総数 |
(株) |
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純資産額 |
(百万円) |
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総資産額 |
(百万円) |
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1株当たり純資産額 |
(円) |
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1株当たり配当額 |
(円) |
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(うち1株当たり中間配当額) |
( |
( |
( |
( |
( |
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1株当たり当期純利益 |
(円) |
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潜在株式調整後1株当たり当期純利益 |
(円) |
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自己資本比率 |
(%) |
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自己資本利益率 |
(%) |
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株価収益率 |
(倍) |
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配当性向 |
(%) |
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従業員数 |
(人) |
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株主総利回り |
(%) |
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(比較指標:配当込み東証業種別株価指数(機械)の総利回り) |
(%) |
( |
( |
( |
( |
( |
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最高株価 |
(円) |
2,430 |
2,091 |
2,928 |
3,200 |
2,289 |
|
最低株価 |
(円) |
1,200 |
1,157 |
1,482 |
2,030 |
1,879 |
(注)1.第73期の1株当たり配当額には、中間配当額、期末配当額にそれぞれ創立60周年記念配当5円を含んでおります。
2.最高株価及び最低株価は2022年4月4日より東京証券取引所プライム市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所市場第一部におけるものであります。
3.第76期以降の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第76期の期首から適用しており、第76期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。
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1959年4月 |
名古屋市中川区昭和橋通において富士機械製造株式会社を設立。旋削機械、その他の工作機械の製造を開始。 |
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1960年9月 |
東京営業所(現東京支店)を開設。 |
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1961年3月 |
愛知県碧海郡知立町(現知立市)に工場を新設。 |
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1961年6月 |
現在地に本社機構を移転。 |
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1962年3月 |
大阪営業所(現大阪支店)を開設。 |
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1962年10月 |
被合併会社である当社が株式額面1株の金額500円から50円に変更する目的をもって神奈川県足柄下郡の富士機械製造株式会社(1948年7月24日設立未開業)に吸収合併されたが事業の実体は被合併会社のものがそのまま継承されている。 |
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1964年5月 |
名古屋証券取引所市場第二部に上場。 |
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1967年3月 |
「専用機」大型トランスファーラインを完成。 |
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1968年3月 |
愛知県西加茂郡藤岡町(現豊田市)に藤岡工場(現豊田事業所)を新設。 |
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1970年4月 |
アメリカ・イリノイ州に現地法人フジ アメリカ コーポレイションを設立(現連結子会社)。 |
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1971年6月 |
「自動組立機」を完成。 |
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1971年9月 |
「NC自動旋盤」を完成。 |
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1977年4月 |
愛知県岡崎市に株式会社マコト工業を設立(現株式会社アドテック富士)。 |
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1978年10月 |
「電子部品自動挿入機」を完成。 |
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1979年10月 |
「NC専用機」を完成。 |
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1981年7月 |
「電子部品自動装着機」を完成。 |
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1986年4月 |
仙台出張所(現仙台営業所)を開設。 |
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1989年6月 |
愛知県岡崎市に岡崎工場を新設。 |
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1990年9月 |
名古屋証券取引所市場第一部銘柄に指定替え。 |
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1991年11月 |
ドイツ・フランクフルト(現在地 ケルスターバッハ)に現地法人フジ マシン マニュファクチュアリング(ヨーロッパ)ゲーエムベーハーを設立(現連結子会社フジ ヨーロッパ コーポレイション ゲーエムベーハー)。 |
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1992年11月 |
愛知県豊橋市に株式会社リンセイシステムを設立(現株式会社エデックリンセイシステム)。 |
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1994年10月 |
東京都品川区の株式会社エデックを買収(現株式会社エデックリンセイシステム)。 |
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1994年11月 |
アメリカ・イリノイ州に現地法人フジ マシン アメリカ コーポレイションを設立(現連結子会社)。 |
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1995年11月 |
ブラジル・サンパウロに現地法人フジ ド ブラジル マキナス インダストリアイス リミターダを設立(現連結子会社)。 |
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2003年4月 |
株式会社リンセイシステムと株式会社エデックが合併し、株式会社エデックリンセイシステムとなる(現連結子会社)。 |
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2003年6月 |
「モジュール型高速多機能装着機 NXT」を完成。 |
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2007年11月 |
中国・上海に現地法人富社(上海)商貿有限公司を設立(現連結子会社)。 |
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2012年1月 |
中国・昆山に昆山之富士機械製造有限公司を設立(現連結子会社)。 |
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2013年6月 2013年9月 |
東京証券取引所市場第一部に上場。 「モジュール型生産設備 DLFn旋盤モジュール」を完成。 |
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2018年4月 2018年8月 |
株式会社FUJIに商号変更。 山梨県南アルプス市のファスフォードテクノロジ株式会社を買収(現連結子会社)。 |
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2019年3月 |
豊田事業所に新工場棟を建設。 |
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2019年12月 |
インド・ハリヤナ州に現地法人フジ インディア コーポレイション プライベート リミテッドを設立(現連結子会社)。 |
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2020年2月 |
愛知県知立市(当社内)にFUJIリニア株式会社を設立(現連結子会社)。 |
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2021年7月 |
シンガポールのフジ マシン アジア プライベート リミテッドの発行済み株式の全てを取得し、完全子会社化(現連結子会社)。 |
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2022年4月 |
東京証券取引所及び名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場にそれぞれ移行。 |
当グループは、当社、子会社16社で構成され、電子部品実装ロボットならびに工作機械の製造販売を主業務として事業活動を展開しております。
当グループの事業に係わる位置づけとセグメントとの関連は次のとおりであります。
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セグメントの名称 |
主な製品 |
主な会社 |
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ロボット ソリューション |
電子部品実装ロボット 半導体製造装置 |
当社、㈱アドテック富士、㈱エデックリンセイシステム ファスフォードテクノロジ㈱ フジ アメリカ コーポレイション フジ ヨーロッパ コーポレイション ゲーエムベーハー 富社(上海)商貿有限公司 昆山之富士機械製造有限公司 フジ ド ブラジル マキナス インダストリアイス リミターダ フジ インディア コーポレイション プライベート リミテッド フジ マシン アジア プライベート リミテッド |
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マシンツール |
工作機械 |
当社、㈱アドテック富士 フジ マシン アメリカ コーポレイション 昆山之富士機械製造有限公司 |
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その他 |
制御機器 電子機器 画像処理開発 |
㈱アドテック富士、㈱エデックリンセイシステム、FUJIリニア㈱ |
事業系統図(当社及び子会社)は次のとおりであります。
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名称 |
住所 |
資本金又は 出資金 |
主要な事業の内容 |
議決権の所有 又は被所有 割合(%) |
関係内容 |
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(連結子会社) |
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㈱アドテック富士 |
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愛知県岡崎市 |
百万円 45
|
ロボット ソリューション マシンツール その他 |
100.0 |
当社製品の機械組立・ 改造修理 役員の兼任 1名 |
|
㈱エデックリンセイシステム |
|
愛知県豊橋市 |
百万円 40
|
ロボット ソリューション その他 |
100.0 |
当社製品関連ユニットの製造 役員の兼任 1名 |
|
ファスフォードテクノロジ㈱ |
|
山梨県 南アルプス市 |
百万円 450
|
ロボット ソリューション |
100.0 |
役員の兼任 1名 |
|
FUJIリニア㈱ |
|
愛知県知立市 |
百万円 200
|
その他 |
67.0 |
ノウハウ等の提供 |
|
フジ アメリカ コーポレイション |
(注)4 (注)5 |
米国イリノイ州 バーノンヒル |
千米ドル 1,000
|
ロボット ソリューション |
100.0 |
当社製品の販売 |
|
フジ マシン アメリカ コーポレイション |
(注)2 |
米国イリノイ州 バーノンヒル |
千米ドル 1,000
|
マシンツール |
100.0 (100.0) |
当社製品の販売 役員の兼任 1名 |
|
フジ ヨーロッパ コーポレイション ゲーエムベーハー |
|
ドイツ国 ケルスターバッハ |
千ユーロ 1,022
|
ロボット ソリューション |
100.0 |
当社製品の販売 |
|
富社(上海)商貿有限公司 |
|
中国上海 |
千元 12,737
|
ロボット ソリューション |
100.0 |
当社製品のメンテナンス・ アフターサービス |
|
昆山之富士機械製造有限公司 |
(注)4 |
中国昆山 |
千元 161,035
|
ロボット ソリューション マシンツール |
100.0 |
当社製品の製造・販売 役員の兼任 1名 資金援助あり |
|
フジ ド ブラジル マキナス インダストリアイス リミターダ |
|
ブラジル国 サンパウロ州 サンパウロ |
千ブラジル レアル 6,052
|
ロボット ソリューション |
95.0 |
当社製品の販売 |
|
フジ インディア コーポレイション プライベート リミテッド |
(注)2 |
インド国 ハリヤナ州 グルグラム |
千インド ルピー 31,000
|
ロボット ソリューション |
100.0 (1.0) |
当社製品のアフターサービス・代理店サポート |
|
フジ マシン アジア プライベート リミテッド |
|
シンガポール国 |
千シンガポールドル 2,986
|
ロボット ソリューション |
100.0 |
当社製品の販売 役員の兼任 1名 |
|
その他4社 |
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|
|
|
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|
(注)1.主要な事業の内容は、セグメントの名称を記載しております。
2.議決権の所有又は被所有割合の括弧内(内書)は間接所有であります。
3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
4.特定子会社であります。
5.フジ アメリカ コーポレイションは、連結売上高に占める売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 ① 売上高 27,388百万円
② 経常利益 2,333百万円
③ 当期純利益 1,538百万円
④ 純資産額 18,304百万円
⑤ 総資産額 25,579百万円
(1) 連結会社の状況
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2023年3月31日現在 |
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セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
ロボットソリューション |
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マシンツール |
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報告セグメント計 |
|
|
その他 |
|
|
全社(共通) |
|
|
合計 |
|
(注)1.従業員数は、当グループから当グループ外への出向者を除き、当グループ外から当グループへの出向者を含む就業人員であります。
(2) 提出会社の状況
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|
|
|
2023年3月31日現在 |
|
従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(千円) |
|
|
|
|
|
|
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
ロボットソリューション |
|
|
マシンツール |
|
|
報告セグメント計 |
|
|
全社(共通) |
|
|
合計 |
|
(注)1.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員であります。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(3) 労働組合の状況
当社の労働組合は、FUJI労働組合と称し、上部団体に加盟をしておりません。また、組合員数は1,496人で現在までの労使関係は極めて円満に推移しております。
また、上記のほか、一部連結子会社は労働組合を結成し、労使関係は概ね良好であります。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
①提出会社
|
当事業年度 |
|||||
|
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1. |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2. |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1. |
補足情報 |
||
|
全労働者 |
うち正規雇用 労働者 |
うちパート・有期労働者 |
採用数(新卒・中途)に占める 女性労働者の割合(%) |
||
|
2.75 |
40.5 |
58.2 |
65.2 |
51.8 |
14.0 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
②連結子会社
|
当事業年度 |
補足情報 |
|||||||
|
名 称 |
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1. |
男性労働者の育児休業取得率(%) |
労働者の男女の賃金の差異(%) |
|||||
|
全労働者 |
うち 正規雇用労働者 |
うちパート・ 有期労働者 |
全労働者 |
うち 正規雇用労働者 |
うちパート・ 有期労働者 |
|||
|
㈱エデック リンセイシステム |
13.6 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではない指標は、記載を省略しております。
当グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当グループが判断したものであります。
(1) 経営方針
当グループは「人々の 心豊かな 暮らしのために」をパーパスに掲げ、ロボティクスと自動化技術を礎に、製造・介護・物流などの分野において、驚きと感動を与える商品・サービスをお届けすることで社会に新しい価値を創造し、人々の笑顔があふれるサステナブルで心豊かな社会の実現を目指しております。
そして、あるべき姿として、以下をフィロソフィーとして掲げており、社会価値と経済価値双方を追求してまいります。
・地球環境ならびに人々の幸福に資する商品・サービスをお届けします。
・事業を成長させ、ステークホルダーの皆さまへ適切に還元します。
・法令遵守はもとより、それを超えた道徳心の高い企業であり続けます。
更に、ビジョンにつきましては「半導体後工程チェーンにおけるFAブランドとして業界No.1へ」とし、今後も拡大する半導体後工程市場において、世界トップクラスを誇るマウンターやダイボンダーを軸に先進的な自動化ソリューションを提供することで、No.1FAブランドの地位を確立してまいります。
(2) 経営戦略、目標とする経営指標等
当グループは、ロボット技術で未来を切り拓いていくことを成長戦略の基本としており、常に新しい価値の創造に挑戦し続けます。
主力の電子部品実装ロボットやロボット搬送システムを駆使した工作機械の分野で独創的な製品をタイムリーに市場に提供し続けるとともに、ロボット技術を軸に時代を捉え変革にチャレンジすることでものづくりを極め、ロボットメーカーとして躍進してまいります。
さらに、事業活動を通じて、持続可能な社会の実現に貢献し、企業価値向上につなげていくため、SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・ガバナンス)を意識した経営を推進してまいります。
当社は、事業活動における収益性や資本効率の向上を図るため、営業利益を重視しております。また、2022年3月期を初年度とする3ヵ年の中期経営計画を策定し、『半導体後工程チェーンにおけるFAブランドとして業界No.1へ』をビジョンとして掲げ、さらなる事業の成長を目指しております。中期経営計画の方針および事業ごとの方針は以下のとおりです。
中期経営計画方針
①デジタル技術を活用した事業戦略の推進
ロボットソリューション事業におきましては、ECサイトの活用拡大や無人化工場実現への挑戦、AGVやロボットなどの導入およびDXを活用した生産スケジュール管理による生産効率化を推し進めてまいります。マシンツール事業におきましては、仕様検討・見積りのオンライン化を推進し、WEB活用による商社・代理店とのビジネスを加速させるとともに、デジタル技術による加工シミュレーションの進化を図ってまいります。
また、調達・在庫・生産・販売・原価・会計など、社内におけるデータの一元管理及び有効活用に向けて基幹システムの再構築を進めていきます。これにより、全体的な業務の最適化を図り、企業体質の強化に努めてまいります。
②SDGsに根差した事業展開
持続可能な社会の実現に向け、電子部品実装ロボット、工作機械の開発を通じて自動化への貢献に努めるとともに、介護ロボット・宅配ロッカーシステム・プラズマ装置などの既存技術の強みを活かした独創性の高い製品の市場投入を進めてまいります。
③旗艦機種の市場浸透
主力のロボットソリューション事業におきましては、世界初の自動部品補給システムを搭載したハイエンドモデル「NXTR」、「変種変量生産」のニーズにも応えるべく新たに開発・発表された拡張型オールインワン装着機「AIMEXR」などの主力機種の拡販に努めるとともに、製品仕様・コスト・品質の面での完成度をより一層高めてまいります。マシンツール事業におきましては、主力機種である「CS」「TN」シリーズの拡販を進めつつ、販売網の拡充と汎用機ビジネスの確立、ターンキービジネスの開拓、更には半導体・医療など成長分野への深耕なども進めてまいります。
④コストの徹底追求による利益体質の改善
徹底的かつ継続的なコストダウンにより原価改善に努めるとともに、固定費の削減にもより一層取り組んでいきます。また、自動化(ロボット、AGVなど)によるものづくりの効率化を推し進めてまいります。
⑤健康経営の促進
健康で生き生きと働ける職場づくりを目指し、時差出勤・在宅勤務等柔軟な働き方の定着を推し進めるなど、会社としての持続的成長や企業価値向上に取り組んでまいります。
ロボットソリューション
戦略:◆旗艦機種の市場浸透
◆DX・自動化の推進
◆トータルソリューションの提供
◆電子部品実装ロボット以外の製品拡販
◆ファスフォードテクノロジ株式会社とのシナジー創出
マシンツール
戦略:◆変種変量生産へのソリューション
◆販売網・供給体制の強化
◆DXの活用
また、経営指標として重視しております営業利益をはじめ、中期経営計画の最終年度である2024年3月期における各指標の数値目標は以下のとおりです。
|
セグメント |
指標 |
2024年3月期 (目標) |
|
ロボットソリューション |
売上高(百万円) |
127,000 |
|
営業利益(百万円) |
24,200 |
|
|
マシンツール |
売上高(百万円) |
12,500 |
|
営業利益(百万円) |
0 |
|
|
その他 |
売上高(百万円) |
2,500 |
|
営業利益(百万円) |
0 |
|
|
合計 |
売上高(百万円) |
142,000 |
|
営業利益(百万円) |
20,500※ |
※営業利益の合計数値には全社費用が含まれております。
|
指標 |
2024年3月期 (目標) |
|
ROE |
10%以上 |
|
配当金(配当性向) |
50% |
|
研究開発投資(百万円) |
10,000 |
当グループは、こうした基本戦略を通して、全てのステークホルダー(株主様、お客様、お取引先、従業員、地域社会等)の皆様と利益を共有し、共に夢のある未来を創っていくことを目指してまいります。
上記文中の将来に関する記述は、提出日現在において当社が入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。
(3) 経営環境
今後の見通しにつきましては、世界的なインフレの加速、ロシアによるウクライナ侵攻の継続などを背景に一時的な半導体需要の減速が見込まれ、当社の主力製品である電子部品実装ロボットを手掛けるロボットソリューション事業におきましても予断を許さない状況にあるものの、成長著しい自動車の急速なEV化による継続的な設備需要なども見込まれ、積極的な営業活動を推し進めてまいります。
一方、マシンツール事業では、ようやく回復の兆しがみえてまいりました。今後は当社の主力市場である自動車関連のみならず、新たな市場開拓も行ってまいります。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当グループは「半導体後工程チェーンにおけるFAブランドとして業界No.1へ」をビジョンとして掲げ、2021年度にスタートさせた新中期経営計画を軸に、以下のような取り組みを行ってまいります。
①デジタル技術を活用した事業戦略の推進
②SDGsに根差した事業展開
③旗艦機種の市場浸透
④コストの徹底追求による利益体質の改善
⑤健康経営の促進
事業ごとおよび財務面における対処すべき課題については、それぞれ以下のとおりです。
ロボットソリューション事業
ハイエンドモデル「NXTR」によるお客様の生産自動化・省人化の実現を目指すとともに、「変種変量生産」のニーズにも応えるべく、新たに拡張型オールインワン装着機「AIMEXR」を開発・発表いたしました。これら主力機種の拡販に取り組み、市場シェアの拡大を図ってまいります。DX・自動化の推進として、ECサイトの充実、既存製品への自動化機能の追加、AGVやロボットなどの導入およびDXを活用した生産スケジュール管理による生産効率化を図り、利益率向上を目指してまいります。また、「FUJI Smart Factory」を中心とするトータルソリューションやサービスの提案も推進してまいります。さらに、ファスフォードテクノロジ株式会社の持つ半導体関連技術と当社の電子部品実装ロボットで培った独自技術の融合により、両分野にまたがる新しい事業領域において新たな価値を創造し、シナジー効果を追求します。そのほか、電子部品実装ロボット以外のロボット製品の拡販に取り組み、市場拡大を目指してまいります。
マシンツール事業
先ずは黒字化に向け、これまで以上にコスト削減や経費の見直しを進めつつ、既存モデルのバージョンアップ、新機種開発、DX・省エネ対応を進めてまいります。一方、主力機種である「CS」「TN」シリーズの拡販を進めつつ、販売網の拡充と汎用機ビジネスの確立、ターンキービジネスの開拓、更には半導体・医療など成長分野への深耕なども進めてまいります。
財務面
高水準の研究開発投資を継続するとともに、将来の成長に向けた周辺事業、新規事業への戦略的投資や設備投資も積極的に実施していくことで、企業価値の増大を目指してまいります。また、持続可能な社会の形成に向けた活動として、ESG投資を積極的に推進してまいります。さらに株主価値向上の観点から、収益性や資本効率の向上、継続的な株主還元にも経営の最重要政策として取り組み、2023年度より配当性向50%を基本とするよう努めてまいります。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。ただし、これらは当グループに関する全てのリスクを網羅したわけではなく、現時点では予見できないまたは重要と見なされていないリスクの影響を将来的に受ける可能性があります。当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当グループの経営成績等の状況に与える影響については、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。
なお、当グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であり、これらのリスク管理体制等につきましては、「第4 提出会社の状況 4 コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載しております。
以下、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当グループが判断したものであります。
(1) 部材等の調達による影響
当グループの製品を構成する鋼材・鋳物・電気材料等、主要部材の市場価格の高騰が業績に影響を及ぼす可能性があります。また、半導体を始めとする一部の部材については需要集中等による供給不足や供給業者の被災及び事故等による供給中断が発生する可能性があります。当グループとしては、安定的な調達のために複数供給者からの購入体制をとる等の対応に努めてまいりますが、長期にわたり部材の入手が困難な場合、生産が不安定となり、業績に影響を及ぼす可能性があります。
(2) 市場環境の変動による影響
当グループは、世界の各地域に販売拠点を置きグローバルな事業展開を行っており、電子部品実装ロボットや工作機械等の当グループの主力製品の需要変動は、各国の政情・経済や顧客の設備投資動向等に左右されます。
主力であるロボットソリューション事業においては、スマートフォンを中心とする通信機器関連をはじめ、コンピュータ、サーバー、車載等の分野向けに販売しており、景気変動に伴う電子機器の販売動向や顧客の設備投資動向に大きく影響を受けます。マシンツール事業は主要顧客である自動車業界の設備投資動向に大きく影響を受けます。
FUJIブランド商品の拡充や市場拡大等に取り組むとともに、収益体質の強化を図ってまいりますが、今後当グループの想定を超える急激な需要の変化があった場合、業績に影響を及ぼす可能性があります。
(3) 競争激化による影響
当グループは、事業を展開する市場において、価格や機能を含む様々な要素での競争にさらされており、厳しい状況が続いております。今まで以上に競合他社との競争が熾烈なものになることが予想され、IoT・AI技術を活用しお客様のニーズに合った魅力的な製品開発とサービス体制・販売網の強化、ソリューション営業の推進が急務だと考えております。そのほか、コスト削減の追求等にも取り組み、収益性の向上に努めておりますが、顧客が製造する電子機器や自動車等の市場価格の下落に伴う設備調達コスト低減要求や競合他社との価格競争により有利な価格決定を行うことが困難な状況に置かれる場合があります。販売台数の減少や販売価格の下落が当グループの想定を大きく上回りかつ長期にわたった場合は、業績に影響を及ぼす可能性があります。
(4) 技術開発による影響
当グループは、顧客の要求を捉え、積極的な開発投資と技術開発活動を継続的に実施しております。現在では電子部品実装ロボットと工作機械を事業の柱に据え、既存製品の性能向上に取り組むとともに、産業用多関節ロボット、介護ロボット、大気圧プラズマ装置、宅配ロッカー、リニアモータ、リサイクル分別ロボット等の新規分野への事業展開を進めております。また、米国・シリコンバレーにあるFUJI Innovation Lab.等を積極的に活用し、ロボット技術に基づいたイノベイティブな新規事業創出に努めております。しかしながら、顧客要求の高度化や、市場での急速な技術革新による当グループの開発技術の陳腐化により、開発した製品を計画通り販売できない場合は、業績に影響を及ぼす可能性があります。
また、当グループは、品質マネジメントシステム規格ISO9001を取得し、品質保証体制及び顧客満足に資するサービスサポート体制の強化に努めております。しかしながら、当グループの製品は先端技術を駆使し、新たな分野の開発技術も多く採用していることから予期せぬ不具合が発生し、業績に影響を及ぼす可能性があります。
(5) 大規模災害等による影響
当グループは、製造、販売及びサービス拠点をグローバルに展開しており、想定を超えた大規模災害や感染症の世界的流行等により、影響を受ける可能性があります。特に、当グループの主要な生産拠点が集中しております愛知県は、南海トラフ地震の防災対策推進地域であり、当該地域において大規模地震が発生した場合には、生産設備の破損や物流機能の停止等により生産・納入活動が停止し、業績に影響を及ぼす可能性があります。当グループといたしましては、災害等の発生時の被害最小化を図るため、事業継続計画の策定、耐震対策、防災訓練等の対策を講じリスクの最小化に努めております。
(6) 知的財産権による影響
当グループが開発・生産している製品について、特許権・商標権等の取得とその保護に努めておりますが、保有する知的財産権を不正に使用した第三者による類似製品等の製造・販売を完全には防止できない可能性があります。また、当グループの製品開発時には第三者の知的財産権を侵害しないように細心の注意を払っておりますが、結果的に知的財産権を侵害したとして第三者から訴訟を提起され、事業活動に影響を及ぼす可能性があります。
(7) 情報セキュリティによる影響
当グループは、情報システムの管理体制を構築し、徹底したセキュリティ対策や従業員教育等の施策を実施しております。しかしながら、コンピュータウィルス、不正アクセスやサイバー攻撃による予期せぬ障害が発生した場合には、生産をはじめとする事業活動の停止や情報漏洩による当グループの信用低下、顧客等に対する損害賠償等が発生する可能性があり、その場合には業績に影響を及ぼす可能性があります。
(8) のれんの減損による影響
当グループは、産業用ロボット及び半導体製造装置メーカーとしての総合提案力を強化するため、2018年8月にファスフォードテクノロジ株式会社(以下「FFT」といいます。)の株式を取得し、当連結会計年度末においてのれん9,990百万円を計上しております。今後、経営環境の変化等によりFFTの収益性が低下した場合や当初想定したシナジーが実現しなかった場合には、のれんの減損損失計上により、当グループの業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
経営者の視点による当グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当グループが判断したものであります。
(1) 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
当連結会計年度におけるわが国経済は、輸出の不振などを背景に一部弱さが見られたものの、コロナ禍からの挽回消費で個人消費が持ち直し、企業の設備投資は緩やかに増加しました。世界経済は、北米および欧州では高インフレや金融引き締めにより景気減速した一方、中国ではゼロコロナ政策の解除を機に景気は回復傾向に転じました。しかしながら、ロシアのウクライナ侵攻をきっかけとしたサプライチェーンの混乱により、製造業における生産・販売活動は先行き不透明な状態が続いております。
このような環境のなかで、当グループは「人々の 心豊かな 暮らしのために」をパーパスに掲げ、ロボティクスと自動化技術を礎に、製造・介護・物流などの分野において、驚きと感動を与える商品・サービスをお届けすることで社会に新しい価値を創造し、人々の笑顔があふれるサステナブルで心豊かな社会の実現を目指しています。主力事業である電子部品実装ロボットの分野では、ハイエンドモデルである「NXTR」によるお客様の生産自動化・省人化の実現を目指すとともに、「変種変量生産」のご要望にも応えるべく、新たに拡張型オールインワン装着機「AIMEXR」を開発、発表しました。また、工作機械の分野では、主力機種「CS」「TN」シリーズの拡販を進めつつ、ガソリン車から電気自動車(EV)への転換を見据え、モーター部品加工に強みがある「ANW」シリーズをバージョンアップしました。さらにお客様のご要求に応える「ターンキー技術」、「ロボットシステムによる自動化」の強化に努めてまいりました。そのほか、全社を挙げて、カーボンニュートラルに向けて環境に配慮した省エネ設計、ものづくりの効率化を推進してまいりました。
当グループの当連結会計年度の経営成績は、ロボットソリューションセグメント、マシンツールセグメント共に売上を伸ばした結果、売上高は153,326百万円と、前連結会計年度と比べて5,198百万円(3.5%)増加しました。
海外売上高は、車載・産業機器関連を中心とする欧米市場が伸長したため、137,942百万円と、前連結会計年度と比べて6,057百万円(4.6%)増加しました。売上高に占める海外売上高の割合は90.0%(中国29.7%、他アジア25.8%、米国14.2%、欧州11.3%、その他9.0%)と、前連結会計年度と比べて1.0ポイント上昇しました。国内売上高は、ロボットソリューションセグメントにおいて半導体関連向け設備が軟調に推移したため、前連結会計年度と比べて859百万円(5.3%)減少し、15,384百万円となりました。
一方、部材の価格高騰および供給不足により、営業利益は27,108百万円と、前連結会計年度に比べて1,364百万円(4.8%)減少しました。また、為替市場における円安の進行により為替差益が増加したことから、経常利益は29,016百万円と、前連結会計年度に比べて927百万円(3.1%)減少にとどまり、親会社株主に帰属する当期純利益は前連結会計年度と比べて733百万円(3.5%)減少し、20,454百万円となりました。
以上の結果、1株当たり当期純利益は212円05銭と、前連結会計年度の219円70銭から7円65銭減少しました。
また、自己資本利益率(ROE)は9.4%となり、前連結会計年度に比べて1.1ポイント下降しました。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。
ロボットソリューション
売上高は139,879百万円と、前連結会計年度と比べて3,016百万円(2.2%)増加しました。主力製品であるマウンター市場は欧米を中心とする車載・産業機器市場で継続的な設備投資がみられました。また、事業活動としては、自動化やDXを積極的に取り入れることで生産の効率化や利益率向上に努めるとともに、主力機種の拡販およびソリューション営業の推進によりマーケットシェアの拡大に取り組んでまいりました。
営業利益は、31,399百万円となり、前連結会計年度と比べて1,218百万円(3.7%)減少しました。
セグメント資産は162,853百万円となり、前連結会計年度と比べて8,332百万円(5.4%)増加しました。これは主に生産増、売上増により棚卸資産が増加したことなどによるものであります。
当年度は中期経営計画の2年目であり、過去最高の売上高を達成した一方で、部材コストの高騰や販管費の増加により営業利益は前年度を下回る結果となりました。中期経営計画の最終年度となる来年度は、スマートフォン関連設備需要の減少や半導体市場の一時的な減速が見込まれ、当初計画を下回る予想となっておりますが、今後もマウンター市場の規模は拡大が続く見通しであり、引き続きマーケットシェア拡大に取り組んでまいります。
マシンツール
売上高は10,261百万円と、前連結会計年度と比べて2,155百万円(26.6%)増加しました。これは、北米を中心とする自動車関連設備需要の増加によるものであります。
営業損益は644百万円の損失(前期:営業損失852百万円)となりました。
セグメント資産は、19,409百万円となり、前連結会計年度と比べて2,943百万円(17.9%)増加しました。これは主に売上増に伴う売掛金の増加などによるものであります。
中期経営計画につきましては、当社の主要マーケットである自動車向けの設備投資が軟調に推移したため、当年度も引き続き営業損失となっておりますが、これまで以上にコスト削減や経費の見直しを進めつつ、販売・開発・生産が一体感を持って新たなビジネスモデルの構築を図り、目標達成に向けて革新的成長を目指してまいります。
その他
制御機器製造、電子機器製造、画像処理開発等のその他事業の売上高は3,185百万円となり、前連結会計年度と比べて26百万円(0.8%)増加しました。また、営業損益は38百万円の損失(前期:営業利益68百万円)となりました。
(2) 財政状態の状況
(資産)
当連結会計年度末における流動資産は176,750百万円となり、前連結会計年度末から10,771百万円増加しました。これは主に棚卸資産が10,510百万円増加したことによるものであります。固定資産は77,416百万円となり、前連結会計年度末から84百万円増加しました。
この結果、資産合計は、254,167百万円となり、前連結会計年度末から10,856百万円増加しました。
(負債)
当連結会計年度末における流動負債は27,569百万円となり、前連結会計年度末と比べ5,467百万円減少しました。これは主に、支払手形及び買掛金が3,379百万円、未払法人税等が2,134百万円減少したことによるものであります。固定負債は1,493百万円となり、前連結会計年度末から2百万円増加しました。
この結果、負債合計は、29,062百万円となり、前連結会計年度末と比べ5,464百万円減少しました。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は225,104百万円となり、前連結会計年度末から16,321百万円増加しました。これは主に、配当金の支払により利益剰余金が7,234百万円減少した一方、親会社株主に帰属する当期純利益により利益剰余金が20,454百万円、為替市場における円安の進行により為替換算調整勘定が2,819百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は88.5%(前連結会計年度末は85.8%)となりました。1株当たり純資産額は2,332円15銭(前連結会計年度末は2,163円55銭)となりました。
(3) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容
当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は、前連結会計年度末から444百万円増加し59,982百万円となりました。
営業活動によるキャッシュ・フローは、12,994百万円の収入(前期:15,720百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益29,322百万円などのプラス要因が、法人税等の支払額10,831百万円や棚卸資産の増加額9,034百万円などのマイナス要因を上回ったことによるものであります。
投資活動によるキャッシュ・フローは、5,779百万円の支出(前期:11,598百万円の支出)となりました。これは主に有形及び無形固定資産の取得による支出10,792百万円などによるものであります。
財務活動によるキャッシュ・フローは、7,951百万円の支出(前期:6,513百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額7,230百万円などによるものであります。
(4) 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当グループの運転資金需要のうち主なものは、製品製造のための原材料及び部品の購入費のほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また運転資金、戦略投資資金及び設備投資資金は内部留保金を充当することを基本方針とし、将来の成長に向けた周辺事業、新規事業への戦略的投資や設備投資のために一定水準の内部留保を維持してまいります。一方、必要に応じて借入れによる資金調達も検討してまいります。重要な資本的支出及びその資金の調達源につきましては、「第3 設備の状況 3 設備の新設、除却等の計画」に記載しております。
なお、当社は、資金需要に対する機動性・安全性の確保及び財務リスクの低減を図るため、主要取引金融機関と総額120億円の特定融資枠契約を締結しております。
(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
(6) 生産、受注及び販売の実績
a 生産実績
当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
生産高(百万円) |
前期比(%) |
|
ロボットソリューション |
147,985 |
0.6 |
|
マシンツール |
12,154 |
19.0 |
|
報告セグメント計 |
160,139 |
1.8 |
|
その他 |
3,139 |
△11.6 |
|
合計 |
163,279 |
1.5 |
(注) 金額は販売価格によっております。
b 受注実績
当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
受注高(百万円) |
前期比(%) |
受注残高(百万円) |
前期比(%) |
|
ロボットソリューション |
127,708 |
△14.8 |
45,127 |
△21.2 |
|
マシンツール |
11,796 |
17.2 |
7,179 |
27.2 |
|
報告セグメント計 |
139,505 |
△12.8 |
52,307 |
△16.9 |
|
その他 |
2,923 |
△17.6 |
387 |
△40.3 |
|
合計 |
142,429 |
△12.9 |
52,695 |
△17.1 |
c 販売実績
当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
販売高(百万円) |
前期比(%) |
|
ロボットソリューション |
139,879 |
2.2 |
|
マシンツール |
10,261 |
26.6 |
|
報告セグメント計 |
150,141 |
3.6 |
|
その他 |
3,185 |
0.8 |
|
合計 |
153,326 |
3.5 |
(注) 最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。なお、アメリカンテック カンパニー リミテッドへの販売実績の総販売実績に対する割合が当連結会計年度においては10%未満となりましたので、記載を省略しております。
|
相手先 |
前連結会計年度 |
当連結会計年度 |
||
|
販売高(百万円) |
割合(%) |
販売高(百万円) |
割合(%) |
|
|
アメリカンテック カンパニー リミテッド(中国) |
24,447 |
16.5 |
- |
- |
合弁契約
|
合弁会社名 |
内容 |
出資額 |
設立年月 |
|
|
FUJIリニア株式会社 (資本金200百万円) |
リニアモータの開発、製造及び販売 |
当社 契約締結先A 契約締結先B |
268百万円 66百万円 66百万円 |
2020年2月 |
(注) 合弁契約上の取り決めにより契約締結先の名称公表は差し控えさせていただきます。
(1)提出会社
|
2023年3月31日現在 |
|
事業所名 (所在地) |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
帳簿価額(百万円) |
従業員数 (人) |
||||
|
建物及び 構築物 |
機械装置 及び運搬具 |
土地 (面積㎡) |
その他 |
合計 |
||||
|
本社及び本社工場 (愛知県知立市) |
ロボットソリューション 全社(共通) |
統括業務施設、 生産設備、販売設備、開発設備 |
2,266 |
2,467 |
479 (21,296) [3,541] |
8,482 |
13,695 |
869 |
|
豊田事業所 (愛知県豊田市) |
ロボットソリューション マシンツール |
生産設備、機械加工設備、販売設備 |
4,473 |
1,636 |
980 (153,358) |
459 |
7,550 |
302 |
|
岡崎工場 (愛知県岡崎市) |
ロボットソリューション |
生産設備 |
2,592 |
711 |
1,980 (67,454) |
686 |
5,971 |
528 |
|
東京支店 (東京都港区) |
ロボットソリューション マシンツール |
販売設備 |
1 |
8 |
- (-) |
2 |
12 |
13 |
|
大阪支店 (大阪府吹田市) |
ロボットソリューション マシンツール |
販売設備 |
1 |
0 |
- (-) |
1 |
3 |
14 |
(注)1.帳簿価額のその他は「工具、器具及び備品」、「建設仮勘定」及び「無形固定資産」であります。
2.上記中の[外書]は、賃借資産の面積を示しております。なお、連結会社以外からの賃貸借資産について重要なものはありません。
3.生産能力に重要な影響を及ぼすような機械装置等の休止はありません。
(2) 国内子会社
|
2023年3月31日現在 |
|
会社名 |
事業所名 (所在地) |
セグメントの 名称 |
設備の内容 |
帳簿価額(百万円) |
従業員数(人) |
||||
|
建物及び 構築物 |
機械装置 及び運搬具 |
土地 (面積㎡) |
その他 |
合計 |
|||||
|
㈱アドテック富士 |
本社 (愛知県岡崎市) |
ロボットソリューション マシンツール その他 |
生産設備 |
426 |
3 |
477 (8,916) |
223 |
1,130 |
134 |
|
㈱エデックリンセイシステム |
本社 (愛知県豊橋市) |
ロボットソリューション その他 |
生産設備 |
688 |
70 |
422 (11,468) |
256 |
1,437 |
132 |
|
ファスフォードテクノロジ㈱ |
本社 (山梨県南アルプス市) |
ロボットソリューション |
生産設備、開発設備 |
1,335 |
342 |
650 (38,648) |
4,913 |
7,242 |
191 |
|
FUJIリニア㈱ |
本社 (愛知県知立市) |
その他 |
生産設備、開発設備 |
- |
8 |
- (-) |
6 |
14 |
3 |
(注)1.帳簿価額のその他は「工具、器具及び備品」、「建設仮勘定」及び「無形固定資産」であります。
2.連結会社以外からの賃貸借資産について重要なものはありません。
3.生産能力に重要な影響を及ぼすような機械装置等の休止はありません。
(3) 在外子会社
|
2023年3月31日現在 |
|
会社名 |
事業所名 (所在地) |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
帳簿価額(百万円) |
従業員数 (人) |
||||
|
建物及び 構築物 |
機械装置 及び運搬具 |
土地 (面積㎡) |
その他 |
合計 |
|||||
|
フジ アメリカ |
本社 (米国イリノイ州バーノンヒル) |
ロボットソリューション |
販売設備 |
608 |
10 |
303 (47,455) |
63 |
985 |
75 |
|
フジ マシン アメリカ コーポレイション |
本社 (米国イリノイ州バーノンヒル) |
マシンツール |
販売設備 |
- |
15 |
- (-) |
5 |
21 |
29 |
|
フジ ヨーロッパ コーポレイション ゲーエムベーハー |
本社 (ドイツ国ケルスターバッハ) |
ロボットソリューション |
販売設備 |
909 |
11 |
249 (10,600) |
50 |
1,221 |
83 |
|
富社(上海)商貿有限公司 |
本社 (中国上海) |
ロボットソリューション |
修理設備、 |
10 |
132 |
- (-) |
11 |
154 |
33 |
|
昆山之富士機械製造有限公司 (注)2 |
本社 (中国昆山) |
ロボットソリューション マシンツール |
生産設備 |
451 |
71 |
- (-) [50,000] |
61 |
584 |
159 |
|
フジ ド ブラジル マキナス インダストリアイス リミターダ |
本社 (ブラジル国サンパウロ州サンパウロ) |
ロボットソリューション |
販売設備 |
11 |
86 |
- (-) |
35 |
133 |
56 |
|
フジ インディア コーポレイション プライベート リミテッド |
本社 (インド国ハリヤナ州グルグラム) |
ロボットソリューション |
修理設備、 改造設備 |
- |
- |
- (-) |
1 |
1 |
3 |
|
フジ マシン アジア プライベート リミテッド及びその子会社4社 |
本社 (シンガポール国) |
ロボットソリューション |
販売設備 |
152 |
32 |
- (-) |
874 |
1,059 |
212 |
(注)1.帳簿価額のその他は「工具、器具及び備品」、「建設仮勘定」及び「無形固定資産」であります。
2.土地は、中国政府から賃借しており、その面積については、[外書]で示しております。
3.生産能力に重要な影響を及ぼすような機械装置等の休止はありません。
|
種類 |
発行可能株式総数(株) |
|
普通株式 |
390,000,000 |
|
計 |
390,000,000 |
|
種類 |
事業年度末現在 発行数(株) (2023年3月31日) |
提出日現在 発行数(株) (2023年6月30日) |
上場金融商品取引所名 又は登録認可金融商品 取引業協会名 |
内容 |
|
|
|
|
東京証券取引所 プライム市場
名古屋証券取引所 プレミア市場 |
|
|
計 |
|
|
- |
- |
該当事項はありません。
該当事項はありません。
|
年月日 |
発行済株式 総数増減数 (千株) |
発行済株式 総数残高 (千株) |
資本金増減額 (百万円) |
資本金残高 (百万円) |
資本準備金 増減額 (百万円) |
資本準備金 残高 (百万円) |
|
2013年1月1日 (注) |
48,911 |
97,823 |
- |
5,878 |
- |
5,413 |
(注) 株式分割(1:2)による増加であります。
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2023年3月31日現在 |
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区分 |
株式の状況(1単元の株式数 |
単元未満 株式の状況(株) |
|||||||
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政府及び地方公共団体 |
金融機関 |
金融商品取引業者 |
その他の法人 |
外国法人等 |
個人 その他 |
計 |
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個人以外 |
個人 |
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株主数(人) |
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- |
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所有株式数 (単元) |
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所有株式数 の割合(%) |
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100.00 |
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(注) 自己株式1,351,477株は、株式の状況では個人その他に13,514単元、単元未満株式の状況には77株を含めております。
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2023年3月31日現在 |
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氏名又は名称 |
住所 |
所有株式数 (千株) |
発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) |
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日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (信託口) |
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大同生命保険株式会社 常任代理人 株式会社日本カストディ銀行 |
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STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 常任代理人 株式会社みずほ銀行 |
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THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 常任代理人 株式会社みずほ銀行 |
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SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT 常任代理人 香港上海銀行東京支店 |
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BNYM AS AGT/CLTS NON TREATY JASDEC 常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行 |
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計 |
- |
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(注)所有株式数は、千株未満の端数を切り捨てて表示しております。発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点第3位以下を切り捨てて表示しております。
3.2022年10月3日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書にかかる変更報告書において、株式会社三菱UFJ銀行及びその共同保有者3社が2022年9月26日現在でそれぞれ以下の株式を所有している旨が記載されているものの、株式会社三菱UFJ銀行を除き、当社として2022年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。なお、その大量保有報告書の内容は次のとおりであります。
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氏名又は名称 |
住所 |
保有株券等の数 (千株) |
株券等保有割合 (%) |
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株式会社三菱UFJ銀行 |
東京都千代田区丸の内二丁目7番1号 |
2,288 |
2.34 |
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三菱UFJ信託銀行株式会社 |
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号 |
2,448 |
2.50 |
|
三菱UFJ国際投信株式会社 |
東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 |
720 |
0.74 |
|
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 |
東京都千代田区大手町一丁目9番2号 |
136 |
0.14 |
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計 |
- |
5,594 |
5.72 |
|
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|
(単位:百万円) |
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前連結会計年度 (2022年3月31日) |
当連結会計年度 (2023年3月31日) |
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資産の部 |
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流動資産 |
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|
現金及び預金 |
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|
受取手形及び売掛金 |
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|
有価証券 |
|
|
|
商品及び製品 |
|
|
|
仕掛品 |
|
|
|
原材料及び貯蔵品 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
貸倒引当金 |
△ |
△ |
|
流動資産合計 |
|
|
|
固定資産 |
|
|
|
有形固定資産 |
|
|
|
建物及び構築物 |
|
|
|
減価償却累計額及び減損損失累計額 |
△ |
△ |
|
建物及び構築物(純額) |
|
|
|
機械装置及び運搬具 |
|
|
|
減価償却累計額及び減損損失累計額 |
△ |
△ |
|
機械装置及び運搬具(純額) |
|
|
|
工具、器具及び備品 |
|
|
|
減価償却累計額及び減損損失累計額 |
△ |
△ |
|
工具、器具及び備品(純額) |
|
|
|
土地 |
|
|
|
建設仮勘定 |
|
|
|
有形固定資産合計 |
|
|
|
無形固定資産 |
|
|
|
のれん |
|
|
|
ソフトウエア |
|
|
|
その他 |
|
|
|
無形固定資産合計 |
|
|
|
投資その他の資産 |
|
|
|
投資有価証券 |
|
|
|
繰延税金資産 |
|
|
|
退職給付に係る資産 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
投資その他の資産合計 |
|
|
|
固定資産合計 |
|
|
|
資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
前連結会計年度 (2022年3月31日) |
当連結会計年度 (2023年3月31日) |
|
負債の部 |
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|
流動負債 |
|
|
|
支払手形及び買掛金 |
|
|
|
未払法人税等 |
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|
|
製品保証引当金 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
流動負債合計 |
|
|
|
固定負債 |
|
|
|
繰延税金負債 |
|
|
|
退職給付に係る負債 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
固定負債合計 |
|
|
|
負債合計 |
|
|
|
純資産の部 |
|
|
|
株主資本 |
|
|
|
資本金 |
|
|
|
資本剰余金 |
|
|
|
利益剰余金 |
|
|
|
自己株式 |
△ |
△ |
|
株主資本合計 |
|
|
|
その他の包括利益累計額 |
|
|
|
その他有価証券評価差額金 |
|
|
|
繰延ヘッジ損益 |
|
|
|
為替換算調整勘定 |
|
|
|
退職給付に係る調整累計額 |
|
△ |
|
その他の包括利益累計額合計 |
|
|
|
非支配株主持分 |
|
|
|
純資産合計 |
|
|
|
負債純資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
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前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
|
売上高 |
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売上原価 |
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|
売上総利益 |
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|
販売費及び一般管理費 |
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営業利益 |
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営業外収益 |
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|
受取利息 |
|
|
|
受取配当金 |
|
|
|
受取賃貸料 |
|
|
|
為替差益 |
|
|
|
雑収入 |
|
|
|
営業外収益合計 |
|
|
|
営業外費用 |
|
|
|
支払利息 |
|
|
|
支払手数料 |
|
|
|
寄付金 |
|
|
|
雑支出 |
|
|
|
営業外費用合計 |
|
|
|
経常利益 |
|
|
|
特別利益 |
|
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|
固定資産処分益 |
|
|
|
投資有価証券売却益 |
|
|
|
段階取得に係る差益 |
|
|
|
補助金収入 |
|
|
|
特別利益合計 |
|
|
|
特別損失 |
|
|
|
固定資産処分損 |
|
|
|
減損損失 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
特別損失合計 |
|
|
|
税金等調整前当期純利益 |
|
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|
法人税、住民税及び事業税 |
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|
法人税等調整額 |
△ |
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|
法人税等合計 |
|
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|
当期純利益 |
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非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△) |
|
△ |
|
親会社株主に帰属する当期純利益 |
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1 報告セグメントの概要
当グループの報告セグメントは、当グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、当社取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当グループは、当社に製品・サービス別の事業本部を置き、各事業本部は取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
したがって、当グループは事業本部を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、ロボットソリューション事業及びマシンツール事業の2つを報告セグメントとしております。
ロボットソリューション事業は、主に電子部品実装ロボットを生産しております。マシンツール事業は、主に工作機械を生産しております。
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|
(単位:百万円) |
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前事業年度 (2022年3月31日) |
当事業年度 (2023年3月31日) |
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資産の部 |
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流動資産 |
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|
|
現金及び預金 |
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|
受取手形 |
|
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|
売掛金 |
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|
|
有価証券 |
|
|
|
商品及び製品 |
|
|
|
仕掛品 |
|
|
|
原材料及び貯蔵品 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
貸倒引当金 |
△ |
△ |
|
流動資産合計 |
|
|
|
固定資産 |
|
|
|
有形固定資産 |
|
|
|
建物 |
|
|
|
構築物 |
|
|
|
機械及び装置 |
|
|
|
車両運搬具 |
|
|
|
工具、器具及び備品 |
|
|
|
土地 |
|
|
|
建設仮勘定 |
|
|
|
有形固定資産合計 |
|
|
|
無形固定資産 |
|
|
|
ソフトウエア |
|
|
|
その他 |
|
|
|
無形固定資産合計 |
|
|
|
投資その他の資産 |
|
|
|
投資有価証券 |
|
|
|
関係会社株式 |
|
|
|
出資金 |
|
|
|
関係会社出資金 |
|
|
|
前払年金費用 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
投資その他の資産合計 |
|
|
|
固定資産合計 |
|
|
|
資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
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|
前事業年度 (2022年3月31日) |
当事業年度 (2023年3月31日) |
|
負債の部 |
|
|
|
流動負債 |
|
|
|
買掛金 |
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|
未払金 |
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未払法人税等 |
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|
未払費用 |
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|
|
製品保証引当金 |
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|
|
その他 |
|
|
|
流動負債合計 |
|
|
|
固定負債 |
|
|
|
繰延税金負債 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
固定負債合計 |
|
|
|
負債合計 |
|
|
|
純資産の部 |
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|
株主資本 |
|
|
|
資本金 |
|
|
|
資本剰余金 |
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|
|
資本準備金 |
|
|
|
その他資本剰余金 |
|
|
|
資本剰余金合計 |
|
|
|
利益剰余金 |
|
|
|
利益準備金 |
|
|
|
その他利益剰余金 |
|
|
|
別途積立金 |
|
|
|
繰越利益剰余金 |
|
|
|
利益剰余金合計 |
|
|
|
自己株式 |
△ |
△ |
|
株主資本合計 |
|
|
|
評価・換算差額等 |
|
|
|
その他有価証券評価差額金 |
|
|
|
評価・換算差額等合計 |
|
|
|
純資産合計 |
|
|
|
負債純資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
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前事業年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
当事業年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
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売上高 |
|
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|
売上原価 |
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|
売上総利益 |
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販売費及び一般管理費 |
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営業利益 |
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|
営業外収益 |
|
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受取利息及び受取配当金 |
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雑収入 |
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営業外収益合計 |
|
|
|
営業外費用 |
|
|
|
雑支出 |
|
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|
営業外費用合計 |
|
|
|
経常利益 |
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|
|
特別利益 |
|
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|
固定資産処分益 |
|
|
|
投資有価証券売却益 |
|
|
|
特別利益合計 |
|
|
|
特別損失 |
|
|
|
固定資産処分損 |
|
|
|
減損損失 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
特別損失合計 |
|
|
|
税引前当期純利益 |
|
|
|
法人税、住民税及び事業税 |
|
|
|
法人税等調整額 |
△ |
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|
法人税等合計 |
|
|
|
当期純利益 |
|
|