株式会社正興電機製作所

SEIKO ELECTRIC CO., LTD.
福岡市博多区東光二丁目7番25号
証券コード:66530
業界:電気機器
有価証券報告書の提出日:2023年3月29日

(1) 連結経営指標等

回次

第115期

第116期

第117期

第118期

第119期

決算年月

2018年12月

2019年12月

2020年12月

2021年12月

2022年12月

売上高

(百万円)

22,342

24,514

23,383

24,596

25,007

経常利益

(百万円)

943

1,006

1,347

1,540

1,612

親会社株主に帰属する
当期純利益

(百万円)

616

700

1,039

1,056

1,082

包括利益

(百万円)

17

270

1,163

1,075

1,023

純資産額

(百万円)

9,185

9,208

10,147

10,940

11,565

総資産額

(百万円)

22,401

21,379

23,907

25,793

28,055

1株当たり純資産額

(円)

761.13

761.62

838.01

902.69

952.59

1株当たり当期純利益

(円)

53.74

57.99

85.88

87.17

89.25

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

41.0

43.1

42.4

42.4

41.2

自己資本利益率

(%)

6.9

7.6

10.7

10.0

9.6

株価収益率

(倍)

16.7

15.4

25.3

13.8

10.8

営業活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

838

1,718

644

1,638

79

投資活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

45

348

617

1,785

498

財務活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

489

1,319

1,518

154

1,040

現金及び現金同等物
の期末残高

(百万円)

1,517

1,558

1,820

1,845

2,319

従業員数

[外、平均臨時雇用者数]

(人)

981

993

989

993

1,007

[172]

[167]

[158]

[149]

[161]

 

(注)  潜在株式調整後1株当たり当期純利益の計算については、潜在株式が存在しないため記載しておりませ

      ん。

 

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

回次

第115期

第116期

第117期

第118期

第119期

決算年月

2018年12月

2019年12月

2020年12月

2021年12月

2022年12月

売上高

(百万円)

17,368

16,893

17,990

19,189

18,141

経常利益

(百万円)

697

712

1,164

1,412

1,415

当期純利益

(百万円)

482

515

942

1,032

990

資本金

(百万円)

2,607

2,607

2,607

2,607

2,607

発行済株式総数

(千株)

12,603

12,603

12,603

12,603

12,603

純資産額

(百万円)

8,844

8,692

9,469

10,283

10,828

総資産額

(百万円)

19,896

18,381

21,379

23,691

25,325

1株当たり純資産額

(円)

732.87

718.99

782.06

848.53

891.88

1株当たり配当額
(うち1株当たり
中間配当額)

(円)

18.00

20.00

25.00

30.00

30.00

(6.00)

(10.00)

(10.00)

(10.00)

(15.00)

1株当たり当期純利益

(円)

42.11

42.63

77.87

85.23

81.66

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

44.5

47.3

44.3

43.4

42.8

自己資本利益率

(%)

5.5

5.9

10.4

10.5

9.4

株価収益率

(倍)

21.4

20.9

27.9

14.1

11.8

配当性向

(%)

42.7

46.9

32.1

35.2

36.7

従業員数

[外、平均臨時雇用者数]

(人)

619

636

637

637

645

[141]

[140]

[133]

[130]

[122]

株主総利回り
(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)
(%)

79.0

80.0

192.4

111.5

93.6

(84.0)

(99.2)

(106.6)

(120.2)

(117.2)

最高株価

(円)

1,209

984

2,419

2,615

1,298

最低株価

(円)

764

690

788

1,135

951

 

(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益の計算については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2 第115期の1株当たり配当額18円00銭には、東京証券取引所市場第一部指定記念配当2円00銭を含んでおります。

3 第118期の1株当たり配当額30円00銭には、創立100周年記念配当5円00銭を含んでおります。

4 最高株価及び最低株価は、2018年1月1日から2018年12月6日までは東京証券取引所市場第二部、2018年12月7日以降は東京証券取引所市場第一部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所プライム市場におけるものであります。

 

 

 

2 【沿革】

 

年月

概要

1921年5月

土屋直幹が福岡市上辻堂町において電気機械器具類の販売を正興商会の商号で創業

1930年7月

福岡市上辻堂町15番地に株式会社正興商会を設立し、電気機械器具類の販売、電気工事及び配電盤製作を当社の前身である正興商会より継承

1934年5月

熊本電気株式会社(現、九州電力株式会社)の工事を受託開始

1943年2月

商号を株式会社正興製作所に変更

1949年9月

株式会社正興商会(1946年7月設立)を吸収合併し、同時に商号を株式会社正興商会に変更

1952年4月

株式会社日立製作所と特約店契約締結

1960年2月

商号を株式会社正興電機製作所に変更し、商事部門を株式会社正興商会として分離設立

1960年12月

福岡県粕屋郡古賀町(現、福岡県古賀市)に工場新設移転

1961年5月

株式会社日立製作所と配電盤関係の技術導入契約締結

1972年10月

株式会社東光サービスを設立(2002年9月正興コーポレートサービス株式会社に社名変更)

1981年11月

福岡市博多区東光に本社ビルを新築移転

1982年9月

メカトロ・エレクトロニクス分野へ進出

1982年10月

制御機器製造部門を株式会社正興機器製作所として分離設立

1988年8月

OAソフト分野へ進出のため情報システム事業部を設置

1990年10月

福岡証券取引所に株式を上場

1992年4月

正興エレクトリックアジア(マレーシア)SDN.BHD.(現、連結子会社)(1989年1月設立)に資本参加

1995年4月

中国及び東南アジアに密着した営業展開を図るため、大連正興開関有限公司(現、大連正興電気制御有限公司、連結子会社)を設立

1997年12月

国際品質規格ISO-9001認証取得

1999年12月

国際環境マネジメントシステムISO-14001認証取得

2000年11月

ASP事業のサービス運用を図るため、株式会社エーエスピーランドを設立

2001年8月

アジア地区のシステムインテグレーション事業を中心に営業展開を図るため、アジアソリューションフィリピン,INC.(現、正興ITソリューションフィリピン,INC.、連結子会社)に資本参加

2002年4月

事業分野ごとの市場競争力の強化のため、事業部制を導入

2002年8月

英語学習サービス等のeラーニング事業の運営を行う、株式会社エス・キュー・マーケティングを設立

2002年11月

中国市場ビジネス拡大に向け、情報収集のため、中国北京事務所を設立

2003年4月

当社メカトロ事業及び株式会社正興機器製作所を「機器・メカトロ製品メーカー」として再編するため、株式会社正興C&Eを設立(2003年2月)し、株式会社正興機器製作所を吸収合併

2005年3月

事業会社体制移行に伴い「情報システム事業部」を分離・独立し、正興ITソリューション株式会社(現、連結子会社)を設立

2005年4月

事業分野ごとの独立性の強化のため、事業部制から社内カンパニー制に移行

2005年6月

正興エンジニアリング株式会社を吸収合併
国内会社の決算期を3月31日から12月31日に変更し、海外も含めた連結会社の決算期を統一

2006年6月

中国市場における販売拠点として、北京正興聯合電機有限公司(現、連結子会社)を設立

2007年3月

ISO/IEC 27001 情報セキュリティマネジメントシステム認証取得

2008年1月

株式会社エス・キュー・マーケティングを正興ITソリューション株式会社(現、連結子会社)へ吸収合併

2009年12月

株式会社エーエスピーランドを正興ITソリューション株式会社(現、連結子会社)へ吸収合併

2012年3月

株式会社正興商会は、正興コーポレートサービス株式会社を吸収合併し、商号を株式会社正興サービス&エンジニアリング(現、連結子会社)に変更

2012年10月

古賀事業所の事務所(Lサイト)及び社員食堂(Rサイト)を新築

2013年4月

グループ総合力の強化のため、社内カンパニー制から部門制に移行

 

 

年月

概要

2014年4月

株式会社正興C&Eから電子制御機器の設計、製造及び販売の一部に関する事業譲受

2014年8月

シンガポール市場ビジネス拡大に向け、市場調査のため、シンガポール駐在事務所(現、シンガポール支店)を設立

2016年6月

パワーエレクトロニクス事業の拡充のため、株式会社Dパワー熊本と資本提携し、持分法適用関連会社化(2018年9月に同社の保有全株式を譲渡)

2016年12月

工事施工能力の強化のため、正興電気建設株式会社(現、連結子会社)を子会社化

2017年4月

パワーエレクトロニクス技術の強化のため、トライテック株式会社(現、連結子会社)を子会社化

2017年9月

正興グループ製品をASEAN諸国に販売するため、シンガポール支店を設立

2017年11月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場 

2018年12月

東京証券取引所市場第一部に指定

2020年3月

株式会社正興C&Eを吸収合併

2021年10月

創立100周年を記念して古賀事業所のエンジニアリング棟(Eサイト)を新築

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

 

 

3 【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、「電力部門」、「環境エネルギー部門」、「情報部門」、「サービス部門」、「その他(電子制御機器部門、新事業推進部門等)」の5つの分野で連結経営を行っており、グループ各社の緊密な連携のもとに、製品の開発、生産、販売、サービス活動を展開しております。

当社グループの事業における各社の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下に示す区分は、セグメントと同一の区分であります。

 

「電力部門」

電力制御システム、電力用開閉装置、配電自動化用電子機器、電力業務IT化等の製造・販売と本製品に関する工事及びエンジニアリング等に関する事業を下記の関係会社で行っております。

〔主な関係会社〕当社(電力部門)、大連正興電気制御有限公司(電力部門)、北京正興聯合電機有限公司(電力

                部門)

 

「環境エネルギー部門」

上下水・高速道路等の公共インフラシステム、一般産業・再生可能エネルギー向け受変電システム、蓄電システム等の製造・販売と本製品に関する工事及びエンジニアリング等に関する事業を下記の関係会社で行っております。

〔主な関係会社〕当社(環境エネルギー部門)、トライテック㈱、大連正興電気制御有限公司(環境エネルギー部門)、北京正興聯合電機有限公司(環境エネルギー部門)

 

「情報部門」

港湾、ヘルスケア、eラーニングサービス等に関するクラウドサービス(SaaS)事業を下記の関係会社で行っております。

〔主な関係会社〕当社(情報部門)、正興ITソリューション㈱、正興ITソリューションフィリピン,IN

                C.

 

「サービス部門」

電気機械設備・デジタル機器・ロボット等の販売、設備の保守点検、企業庶務業務のサポート等に関する事業を下記の関係会社で行っております。

〔主な関係会社〕当社(サービス部門)、㈱正興サービス&エンジニアリング、大連正興電気制御有限公司(サービス部門)、北京正興聯合電機有限公司(サービス部門)

 

 

「その他」

制御機器、電子装置、調光フィルム、電気工事及び機械器具設置工事等に関する事業を下記の関係会社で行っております。

〔主な関係会社〕当社(その他部門)、正興電気建設㈱、大連正興電気制御有限公司(その他部門)、北京正興聯合電機有限公司(その他部門)、正興エレクトリックアジア(マレーシア)SDN.BHD.

 

〔事業系統図〕

以上述べた事項を事業系統図によって示すと、次のとおりであります。

 


 

 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又は
出資金
(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の所有
割合
(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

正興ITソリューション㈱

福岡市博多区

100

情報部門

100.0

当社にソフトウェアの企画・開発・販売を行っております。
当社に資金援助を行っております。
役員の兼任等…有

㈱正興サービス&エンジニアリング

(注)4

福岡市博多区

30

サービス部門

100.0

当社に汎用電気品・情報通信機器等の販売を行っております。
当社より資金援助を受けております。
役員の兼任等…有

正興電気建設㈱

福岡市南区

30

その他

100.0

当社より電気工事、機械器具設置工事を受託しております。
当社に資金援助を行っております。
役員の兼任等…無

トライテック㈱

中間市

10

環境エネルギー部門 

100.0

当社に自動制御器具の販売を行っております。
当社に資金援助を行っております。
役員の兼任等…有

大連正興電気制御有限公司
(注)2

中国大連市

百万中国元

86

電力部門
環境エネルギー部門
サービス部門 

その他

100.0

当社に配電盤等の販売を行っております。
当社より金融機関に対する債務保証を受けております。
役員の兼任等…有

北京正興聯合電機有限公司

中国北京市

百万中国元

10

電力部門
環境エネルギー部門

サービス部門
その他

100.0

当社より電気・機械・電子関連製品の仕入を行っております。
当社より資金援助を受けております。
役員の兼任等…有

正興エレクトリックアジア
(マレーシア)SDN.BHD.

マレーシア・
ジョホール

百万マレーシア
リンギット

その他

100.0

当社に制御機器の販売を行っております。
当社より金融機関に対する債務保証を受けております。
役員の兼任等…有

正興ITソリューション
フィリピン,INC.

フィリピン・パシグ

百万フィリピンペソ

16

情報部門

100.0

当社より資金援助を受けております。
役員の兼任等…有

 

(注) 1 「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2  特定子会社であります。

3  有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

4 ㈱正興サービス&エンジニアリングについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えておりますが、セグメント情報においてサービス部門の売上高に占める当該連結子会社の売上高(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む)の割合が90%を超えているため、主要な損益情報等の記載を省略しております。

 

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

2022年12月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

電力部門

205

[10]

環境エネルギー部門

384

[30]

情報部門

100

[1]

サービス部門

55

[1]

その他

158

[107]

全社(共通)

105

[12]

合計

1,007

[161]

 

(注) 1  従業員数は、就業人員であります。

2  従業員数欄の[外書]は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

 

(2) 提出会社の状況

2022年12月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

645

[122]

45.9

17.7

6,261

 

 

セグメントの名称

従業員数(人)

電力部門

204

[10]

環境エネルギー部門

285

[15]

情報部門

1

[-]

サービス部門

1

[-]

その他

49

[85]

全社(共通)

105

[12]

合計

645

[122]

 

(注) 1  従業員数は、就業人員であります。

2  従業員数欄の[外書]は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

3  平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3) 労働組合の状況

当社及び一部の連結子会社の労働組合は全日本電機・電子・情報関連産業労働組合連合会に属し、2022年12月末の組合員数は 438名(関係会社への出向者を含む)であり、労使関係は良好に推移しております。

 

 

2 【事業等のリスク】

当社グループの事業に関するリスクについて、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性のある主な事項には、以下のものがあります。

なお、文中における将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 事業環境について

当社グループの事業は、電力システム、受配電システム、制御システム等の設備投資の動向に影響を受けます。当社グループの利益計画は、国内外の設備投資動向予測を織り込んで策定しておりますが、その動向が予想を超えて変化した場合は、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社では事業環境の変化による経営成績の変動リスクに備えて、各事業の状況や市場動向のモニタリングにより新規事業の推進や海外事業の拡大に取り組んでおります。

(2) 法的規制について

当社グループの事業は、事業展開している国及び地域での規制並びに法令等の適用を受けており、これらの遵守に努めております。また一部の事業に関しては、日本国内での事業活動に際し、建設業法の法的規制の適用を受け、特定建設業許可及び一般建設業許可を受けております。

当社グループでは、コンプライアンス体制を強化しており、現時点において、当該許認可等の処分事由や取消事由に該当する事実の発生はないと認識しております。しかしながら、今後において、規制並びに法令等に変更が発生した場合、また万が一法令違反等が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社ではこのようなリスクに備えて、各種規制並びに法令等の事前確認と遵守に向けた啓発活動に努めております。

(3) 入札制度について

当社グループでは、官公庁等に電気設備及び水処理設備等を販売しております。これらの販売に際しては官公庁等が実施する入札に応募することになりますが、入札制度の変更や過当競争による入札価格の低下により、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社ではこのようなリスクに備えて、入札情報等の分析に努めるとともに、入札競争力向上を図っております。

(4) 事故・災害・感染症等のリスクについて

予期せぬ事故及び災害並びに感染症等の発生により、当社グループ及び販売先並びに仕入先等の活動に支障をきたした場合、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社ではこのようなリスクに備えて、非常時の対応マニュアルの整備、社員の安否確認方法及び緊急連絡体制の確立、災害発生を想定した実施訓練などに取り組んでおります。

(5) 取引先の信用リスクについて

当社グループの事業は、製品引渡後に代金が支払われる請負契約が多いため、代金受領前に取引先が信用不安に陥った場合には、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社では信用リスクに備えて、信用調査等に基づく取引先の評価を厳格に行い、各取引先に供与する信用上限である「与信限度額」を設定し、その範囲での取引を基本としております。

(6) 技術力について

当社グループでは、市場ニーズに基づいた製品開発及び製品化のため、各事業部門で研究開発を行っておりますが、開発計画が予定通りに進捗せず、市場投入が遅れた場合は、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社ではこのようなリスクに備えて、研究開発の統括部署において開発状況のモニタリングを行っており、各事業部門からの定期的な成果報告などで開発計画の進捗管理を行っております。

(7) カントリーリスクについて

当社グループは、中国及び東南アジア地域において事業を推進しております。これらの地域において、経済、政情の悪化、法律・規則の変更、労使関係の悪化等が、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社ではカントリーリスクに備えて、当該地域の拠点と緊密なコミュニケーションをとることに加え、取引先及び金融機関などから情報収集を行っております。

 

(8) 資産保有リスクについて

当社グループでは、営業活動のため、有価証券等の資産を保有しており、時価の変動等により経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。また、固定資産については、資産グループが属する事業の経営環境の悪化等により、減損損失の計上が必要となった場合には、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社では資産保有リスクに備えて、有価証券については個別銘柄ごとに保有意義を検証し、取締役会にて保有の適否を判断しております。また、固定資産については各事業部門の経営計画のモニタリングを行い、経営環境の変化を的確に把握して、減損の兆候の早期把握と経営計画の修正を行っております。

(9) 製品の欠陥について

当社グループの製品の品質には万全を期しておりますが、契約不適合責任、製造物責任による損害賠償が発生した場合は、経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。当社ではこのようなリスクに備えて、グループ横断的な品質管理・改善活動に向けた体制を整備し、品質確保及び改善に向けた取組みを行っております。

(10) 取引先との関係について

当社グループでは、取引先との良好な関係を維持し、取引を増加させることで共通の利益を増加させるよう努めておりますが、今後、予期せぬ要因で良好な関係を維持することができなくなった場合、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を及ぼす可能性があります。

(11) 業績の季節的変動について

当社グループの業績は、販売先の設備投資予算の執行状況により、第1四半期連結会計期間と第4四半期連結会計期間に、売上高及び利益が偏重する傾向にあります。当社では業績の季節的変動に備えて、受注計画及び工事計画の精査による生産の平準化対策を行い、当社グループの生産拠点である古賀事業所の安定した生産高の確保に取り組んでおります。

 

4 【経営上の重要な契約等】

技術導入契約

 

契約会社名

相手方の名称

国名

内容

契約年月日

有効期間

㈱正興電機製作所

㈱日立製作所

日本

配電盤関係

1961年5月1日

(*1)

発変電所集中制御用制御装置及び配電自動制御システム

1975年2月21日

(*1)

火力発電所用コントロールセンタ、ロードセンタ、磁気遮断器及び真空遮断器内蔵の所内高圧閉鎖配電盤

1981年6月26日

(*1)

原子力発電所用コントロールセンタ、パワーセンタ

1983年6月1日

(*2)

 

(注) 1  *1  いずれか一方から特段の申し出がない限り2年毎に自動更新されます。

*2  いずれか一方から特段の申し出がない限り3年毎に自動更新されます。

2  上記契約に基づくロイヤリティとして売上高の2%~3%を支払っております。

 

2 【主要な設備の状況】

(1) 提出会社

2022年12月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメントの
名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数
(人)

建物
及び
構築物

機械装置
及び
運搬具

土地
(面積㎡)

工具、
器具
及び備品

リース
資産

合計

古賀事業所他
(福岡県古賀市)

電力部門
環境エネルギー部門
その他

工場建物
及び生産
設備等

2,898

68

210

(38,882)

53

133

3,364

411

[125]

本社
(福岡市博多区)

電力部門
環境エネルギー部門
情報部門

サービス部門

その他

本社ビル・別館ビル
建物等

656

0

111

(3,767)

19

9

797

160

[2]

その他
(福岡県古賀市)

電力部門

環境エネルギー部門

情報部門

サービス部門
その他

従業員
独身寮

142

6

(3,870)

0

149

[―]

 

 

(2) 国内子会社

2022年12月31日現在

会社名

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数
(人)

建物
及び
構築物

機械装置
及び
運搬具

土地
(面積㎡)

工具、
器具
及び備品

リース
資産

合計

㈱正興サービス&エンジニアリング

本社他
(福岡市
博多区
他)

サービス部門

建物等

118

0

101

(574)

0

220

47

[1]

 

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

36,000,000

36,000,000

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

 

(5) 【所有者別状況】

2022年12月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

17

18

77

25

3

5,094

5,234

所有株式数
(単元)

43,006

3,550

35,238

695

7

43,403

125,899

13,695

所有株式数
の割合(%)

34.15

2.81

27.98

0.55

0.00

34.47

100.0

 

(注) 1 自己株式462,384株は、「個人その他」に4,623単元及び「単元未満株式の状況」に84株含めて記

     載しております。

2 上記の「その他の法人」には、証券保管振替機構名義の株式が9単元含まれております。

 

(6) 【大株主の状況】

2022年12月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

みずほ信託銀行株式会社 退職給付信託 九州電力口及び九州電力送配電口 再信託受託者 株式会社日本カストディ銀行

東京都中央区晴海一丁目8番12号

1,186

9.77

株式会社九電工

福岡市南区那の川一丁目23番35号

1,119

9.21

西日本鉄道株式会社

福岡市博多区博多駅前三丁目5番7号

933

7.68

株式会社日立製作所

東京都千代田区丸の内一丁目6番6号

830

6.83

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町二丁目11番3号

704

5.80

株式会社日本カストディ銀行(三井住友信託銀行再信託分・西部ガスホールディングス株式会社退職給付信託口)

東京都中央区晴海一丁目8番12号

554

4.57

株式会社福岡銀行

福岡市中央区天神二丁目13番1号

517

4.26

株式会社西日本シティ銀行

福岡市博多区博多駅前三丁目1番1号

459

3.78

土屋直知

福岡市中央区

262

2.16

土屋達雄

福岡市中央区

234

1.92

6,802

56.02

 

(注)   上記のほか当社所有の自己株式462千株があります。

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

1,853

2,327

 

 

受取手形及び売掛金

※3 12,155

-

 

 

受取手形、売掛金及び契約資産

-

※2,3 13,965

 

 

商品及び製品

753

535

 

 

仕掛品

※5 1,621

※5 1,727

 

 

原材料

320

403

 

 

その他

252

423

 

 

貸倒引当金

13

16

 

 

流動資産合計

16,945

19,365

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物

8,669

8,772

 

 

 

 

減価償却累計額

4,630

4,843

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

4,038

3,928

 

 

 

機械装置及び運搬具

1,552

1,585

 

 

 

 

減価償却累計額

1,422

1,452

 

 

 

 

機械装置及び運搬具(純額)

130

132

 

 

 

工具、器具及び備品

1,394

1,415

 

 

 

 

減価償却累計額

1,258

1,318

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

135

96

 

 

 

土地

827

827

 

 

 

リース資産

476

516

 

 

 

 

減価償却累計額

227

275

 

 

 

 

リース資産(純額)

249

241

 

 

 

建設仮勘定

18

48

 

 

 

有形固定資産合計

※1 5,399

※1 5,276

 

 

無形固定資産

174

232

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

3,142

3,047

 

 

 

その他

140

142

 

 

 

貸倒引当金

8

8

 

 

 

投資その他の資産合計

3,274

3,181

 

 

固定資産合計

8,848

8,689

 

資産合計

25,793

28,055

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

※1 4,459

※1 4,484

 

 

電子記録債務

1,243

1,322

 

 

短期借入金

※1 2,475

※1 4,253

 

 

未払法人税等

321

404

 

 

契約負債

-

683

 

 

前受金

431

-

 

 

工事損失引当金

34

1

 

 

その他

2,286

2,016

 

 

流動負債合計

11,252

13,167

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

1,237

1,009

 

 

繰延税金負債

119

118

 

 

退職給付に係る負債

1,961

1,935

 

 

その他

281

259

 

 

固定負債合計

3,600

3,322

 

負債合計

14,853

16,490

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

2,607

2,607

 

 

資本剰余金

1,958

1,974

 

 

利益剰余金

5,570

6,229

 

 

自己株式

225

215

 

 

株主資本合計

9,910

10,594

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

1,204

1,107

 

 

為替換算調整勘定

87

78

 

 

退職給付に係る調整累計額

86

58

 

 

その他の包括利益累計額合計

1,029

970

 

純資産合計

10,940

11,565

負債純資産合計

25,793

28,055

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

売上高

24,596

※1 25,007

売上原価

※2,※3,※4 20,181

※2,※3,※4 20,536

売上総利益

4,415

4,470

販売費及び一般管理費

 

 

 

役員報酬

253

262

 

給料及び手当

1,026

1,045

 

賞与

356

361

 

退職給付費用

66

72

 

その他

※4 1,306

※4 1,287

 

販売費及び一般管理費合計

3,008

3,030

営業利益

1,406

1,440

営業外収益

 

 

 

受取利息

0

0

 

受取配当金

82

84

 

為替差益

-

10

 

受取賃貸料

15

14

 

補助金収入

45

44

 

投資有価証券売却益

-

64

 

その他

39

15

 

営業外収益合計

183

234

営業外費用

 

 

 

支払利息

26

33

 

固定資産廃棄損

6

0

 

支払保証料

9

10

 

その他

7

17

 

営業外費用合計

49

63

経常利益

1,540

1,612

税金等調整前当期純利益

1,540

1,612

法人税、住民税及び事業税

521

524

法人税等調整額

37

4

法人税等合計

484

529

当期純利益

1,056

1,082

親会社株主に帰属する当期純利益

1,056

1,082

 

 

1  報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
 当社は、本社に製品・サービス別の事業部門を置き、各事業部門は取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。
 従って、当社は事業部門を基礎とした製品・サービス別セグメントから構成されており、「電力部門」、「環境エネルギー部門」、「情報部門」及び「サービス部門」の4つを報告セグメントとしております。「電力部門」は、電力制御システム、電力用開閉装置、配電自動化用電子機器、電力業務IT化等の製造・販売と本製品に関する工事及びエンジニアリング等に関する事業を行っております。「環境エネルギー部門」は、上下水・高速道路等の公共インフラシステム、一般産業・再生可能エネルギー向け受変電システム、蓄電システム等の製造・販売と本製品に関する工事及びエンジニアリング等に関する事業を行っております。「情報部門」は、港湾、ヘルスケア、eラーニングサービス等に関するクラウドサービス(SaaS)事業を行っております。「サービス部門」は、電気機械設備・デジタル機器・ロボット等の販売、設備の保守点検、企業庶務業務のサポート等に関する事業を行っております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年12月31日)

当事業年度

(2022年12月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

1,153

1,516

 

 

受取手形

※4 270

※4 361

 

 

売掛金

※3 10,614

-

 

 

売掛金及び契約資産

-

※3 11,888

 

 

製品

508

324

 

 

仕掛品

1,312

1,413

 

 

原材料

152

216

 

 

その他

※3 899

※3 874

 

 

貸倒引当金

4

4

 

 

流動資産合計

14,909

16,590

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

※1 3,785

※1 3,671

 

 

 

構築物

86

94

 

 

 

機械及び装置

60

68

 

 

 

車両運搬具

0

0

 

 

 

工具、器具及び備品

113

76

 

 

 

土地

※1 490

※1 490

 

 

 

リース資産

175

144

 

 

 

建設仮勘定

18

31

 

 

 

有形固定資産合計

4,729

4,578

 

 

無形固定資産

104

169

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

2,898

2,836

 

 

 

関係会社株式

954

954

 

 

 

長期貸付金

※3 46

※3 145

 

 

 

その他

60

60

 

 

 

貸倒引当金

11

10

 

 

 

投資その他の資産合計

3,948

3,986

 

 

固定資産合計

8,782

8,735

 

資産合計

23,691

25,325

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年12月31日)

当事業年度

(2022年12月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

電子記録債務

1,243

1,322

 

 

買掛金

※3 3,869

※3 3,566

 

 

短期借入金

※1 2,528

※1 3,848

 

 

未払金

※3 767

※3 736

 

 

未払費用

440

449

 

 

未払法人税等

261

331

 

 

契約負債

-

564

 

 

前受金

355

-

 

 

工事損失引当金

34

1

 

 

債務保証損失引当金

-

28

 

 

その他

※3 734

※3 522

 

 

流動負債合計

10,235

11,373

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

1,237

※3 1,239

 

 

繰延税金負債

121

117

 

 

退職給付引当金

1,605

1,600

 

 

その他

206

166

 

 

固定負債合計

3,172

3,123

 

負債合計

13,407

14,496

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

2,607

2,607

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

1,887

1,887

 

 

 

その他資本剰余金

70

86

 

 

 

資本剰余金合計

1,958

1,974

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

圧縮積立金

-

28

 

 

 

 

繰越利益剰余金

4,731

5,268

 

 

 

利益剰余金合計

4,731

5,297

 

 

自己株式

225

215

 

 

株主資本合計

9,071

9,663

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

1,212

1,165

 

 

評価・換算差額等合計

1,212

1,165

 

純資産合計

10,283

10,828

負債純資産合計

23,691

25,325

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当事業年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

売上高

※1 19,189

※1 18,141

売上原価

※1 15,750

※1 14,752

売上総利益

3,438

3,389

販売費及び一般管理費

※1,※2 2,288

※1,※2 2,214

営業利益

1,149

1,174

営業外収益

 

 

 

受取利息

※1 2

※1 2

 

受取配当金

※1 165

※1 186

 

受取賃貸料

※1 86

※1 85

 

補助金収入

45

44

 

投資有価証券売却益

-

14

 

その他

※1 57

※1 47

 

営業外収益合計

357

381

営業外費用

 

 

 

支払利息

※1 13

※1 19

 

投資有価証券評価損

0

-

 

設備賃貸費用

62

68

 

支払保証料

9

10

 

債務保証損失引当金繰入額

-

28

 

その他

9

13

 

営業外費用合計

94

141

経常利益

1,412

1,415

税引前当期純利益

1,412

1,415

法人税、住民税及び事業税

407

408

法人税等調整額

27

15

法人税等合計

379

424

当期純利益

1,032

990