株式会社遠藤照明
ENDO Lighting Corporation
大阪市中央区本町一丁目6番19号
証券コード:69320
業界:電気機器
有価証券報告書の提出日:2023年6月28日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第48期

第49期

第50期

第51期

第52期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

39,757

39,171

35,417

40,644

45,731

経常利益

(百万円)

3,229

2,562

1,948

4,249

3,630

親会社株主に帰属する当期純利益

(百万円)

2,349

1,917

1,277

3,330

2,962

包括利益

(百万円)

1,162

1,786

1,563

4,963

3,735

純資産額

(百万円)

20,967

22,310

23,541

28,243

31,535

総資産額

(百万円)

50,728

50,250

50,547

55,595

57,343

1株当たり純資産額

(円)

1,418.63

1,509.54

1,592.88

1,911.39

2,134.19

1株当たり当期純利益

(円)

158.98

129.77

86.43

225.37

200.48

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

41.3

44.4

46.6

50.8

55.0

自己資本利益率

(%)

11.4

8.9

5.6

12.9

9.9

株価収益率

(倍)

4.8

4.5

7.9

4.2

4.7

営業活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

6,458

2,779

5,844

5,034

3,901

投資活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

2,416

2,250

2,484

3,062

2,789

財務活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

2,315

2,002

2,332

2,131

461

現金及び現金同等物の期末残高

(百万円)

10,416

8,797

9,885

10,602

11,847

従業員数

(名)

1,424

1,480

1,403

1,389

1,552

(外、平均臨時雇用者数)

(名)

(86)

(97)

(90)

(91)

(97)

 

(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第51期の期首から適用しており、第51期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第48期

第49期

第50期

第51期

第52期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

22,605

22,118

18,486

21,631

24,445

経常利益

(百万円)

589

226

959

1,940

1,355

当期純利益

(百万円)

351

122

850

1,580

1,463

資本金

(百万円)

5,155

5,155

5,155

5,155

5,155

発行済株式総数

(千株)

14,776

14,776

14,776

14,776

14,776

純資産額

(百万円)

12,729

12,546

13,023

14,366

15,231

総資産額

(百万円)

31,991

31,407

32,552

33,937

36,037

1株当たり純資産額

(円)

861.49

849.13

881.41

972.24

1,030.79

1株当たり配当額

(円)

30.00

30.00

15.00

22.50

30.00

(うち1株当たり中間配当額)

(円)

(15.00)

(15.00)

(7.50)

(7.50)

(15.00)

1株当たり当期純利益

(円)

23.80

8.27

57.58

106.97

99.03

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

39.8

39.9

40.0

42.3

42.3

自己資本利益率

(%)

2.8

1.0

6.7

11.5

9.9

株価収益率

(倍)

32.0

70.6

11.8

8.8

9.4

配当性向

(%)

126.1

362.7

26.1

21.0

30.3

従業員数

(名)

523

512

503

484

483

(外、平均臨時雇用者数)

(名)

(66)

(69)

(56)

(59)

(73)

株主総利回り

(%)

75.3

61.3

72.0

98.5

101.0

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

1,092

827

707

1,243

956

最低株価

(円)

630

501

502

627

700

 

(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

3.最高・最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第一部におけるものであり、2022年4月4日以降は、東京証券取引所プライム市場におけるものであります。

4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第51期の期首から適用しており、第51期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

2 【沿革】

当社は、1967年9月に創業(1972年8月に株式会社へ組織変更)し、自社ブランドの照明器具製造販売を開始いたしました。その後、地球環境に配慮した省エネルギー効果の高いLED照明器具の開発に着手し、2010年2月からLED照明器具の本格販売を開始、現在に至っております。

年月

概要

1967年9月

大阪市城東区において遠藤照明器具製作所を創業、照明器具の製造を開始

1972年8月

大阪府東大阪市に株式会社遠藤照明を設立、製造工場を新設

      9月

大阪営業所を新設

1974年1月

東京営業所を新設

1975年1月

福岡営業所を新設

      6月

本社配送センターを新設

1982年1月

名古屋営業所を新設

1984年6月

栃木県佐野市の佐野工業団地に関東物流センター(現佐野事業所)を新設

1986年8月

佐野工場を関東物流センター(現佐野事業所)内に開設

1987年6月

本社を大阪市東成区へ移転

 

東京営業所を東京支店、大阪営業所を大阪支店に組織変更

1988年8月

本社配送センターを中央物流センターとして滋賀県甲賀郡水口町(現甲賀市水口町)へ移転

1989年5月

水口工場を中央物流センター内に新設

      6月

 

照明技術研究所を大阪府東大阪市に新設
タイ製造子会社 Lighting ENDO(THAILAND)Co.,Ltd.(連結子会社)を設立

1990年2月

大阪証券取引所市場第二部特別指定銘柄(新二部)に株式を上場

      8月

本社及び大阪支店を大阪市西区へ移転

1993年1月

システム収納家具の販売及び取付工事事業を開始

1996年1月

大阪証券取引所市場第二部銘柄に指定

1997年7月

インテリア家具及びインテリア家具用品の販売を開始

1999年12月

照明器具に関し全事業所を対象にISO9001を認証取得

2000年8月

 

Lighting ENDO(THAILAND)Co.,Ltd.が照明器具及びシステム収納家具に関してISO9001を
認証取得

2003年11月

Lighting ENDO(THAILAND)Co.,Ltd.は、ENDO Lighting(THAILAND)Public Co.,Ltd.に商号を変更

 

中国製造子会社 昆山恩都照明有限公司(連結子会社)を設立

2004年2月

インテリア家具及びインテリア家具用品の販売に関しISO9001を認証取得

2005年7月

 

東京都港区に青山ショールームを新設
レンタル事業の子会社 イーシームズ株式会社(連結子会社)を設立

2006年7月
 

本社及び大阪支店、イーシームズ株式会社(連結子会社)を大阪市中央区(本社ビル完成)に移転し、
本社ショールームを新設

2007年4月

東京支店、大阪支店を廃止し、東京事業所、大阪事業所に組織変更

      6月

照明技術研究所において、ISO14001を認証取得

2008年10月

福岡県大川市にインテリア家具及びインテリア家具用品の物流センター(大川センター)を新設

2009年5月

LEDモジュールを開発し、LED照明器具「LEDZ」の商品化に成功

2010年1月

昆山恩都照明有限公司の販売子会社として恩藤照明設備(北京)有限公司(連結子会社)を設立

      2月

LED新型モジュールを開発し、LED照明器具「LEDZ」の本格販売を開始

      5月

昆山恩都照明有限公司が照明器具に関してISO9001を認証取得

      12月

ヨーロッパ駐在員事務所をドイツに新設 (2013年4月閉鎖)

 

 

年月

概要

2011年2月

 

ENDO Lighting(THAILAND)Public Co.,Ltd.の子会社としてENDO LIGHTING ACCESSORIES(INDIA)
PRIVATE LTD.(連結子会社)を設立

      3月

システム収納家具の製造並びに販売取付工事事業から撤退

      9月

北米における照明器具の販売強化のため、Icon International Inc.を買収(2019年3月清算)

2012年2月

東京事業所及び青山ショールームを集約化し、東京都新宿区へ移転

      9月

ロンドン駐在員事務所をイギリスに新設 (2016年2月閉鎖)

      11月

大阪府東大阪市にLED照明器具新製品開発拠点「テクニカルセンター」を新設

      12月

大阪証券取引所市場第一部銘柄に指定

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第一部に上場

      12月

ニューヨーク駐在員事務所を米国に新設 (2015年3月閉鎖)

2014年4月

ENDO Lighting SE Asia Pte.Ltd.(連結子会社)をシンガポールに設立

   11月

 

欧州市場における照明器具販売強化のため、Ansell Electrical Products Limited及び
Ansell (Sales & Distribution) Limitedを買収

2015年3月

大阪市中央区にENDO堺筋ビルを竣工

2016年4月

 

ENDO Lighting SE Asia Pte.Ltd.の子会社としてENDO LIGHTING VIETNAM COMPANY LIMITED(連結
子会社)を設立

2017年9月

会社創業50周年

2018年12月

 

Ansell Electrical Products Limitedの子会社としてAnsell Electrical Products Spain SL(連結子会社)を設立

2019年8月

 

Ansell (Sales & Distribution) Limitedの子会社としてAnsell (Sales & Distribution) Republic of Ireland(連結子会社)を設立

2022年4月

東京証券取引所の新市場区分「プライム市場」に移行

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社及び連結子会社11社で構成され、照明器具の製造販売、照明器具及び省エネ機器のレンタル、家具の販売を主な内容として事業活動を展開しております。

なお、事業区分はセグメントと同一であります。

事業区分

事業内容

会社名

照明器具関連事業

照明器具の製造・販売

(製造・販売)

 当社

 ENDO Lighting(THAILAND)Public Co.,Ltd.

 昆山恩都照明有限公司

 Ansell Electrical Products Limited

 Ansell(Sales & Distribution)Limited

(販売)

 恩藤照明設備(北京)有限公司

 ENDO LIGHTING ACCESSORIES(INDIA)PRIVATE LTD.

 ENDO Lighting SE Asia Pte.Ltd.

 ENDO LIGHTING VIETNAM COMPANY LIMITED

 Ansell Electrical Products Spain SL

Ansell (Sales & Distribution) Republic of

Ireland Limited

環境関連事業

省エネ機器の販売

照明器具及び省エネ機器のレンタル

(レンタル・販売)

 イーシームズ株式会社

インテリア家具事業

インテリア家具・用品の販売

(販売)

 当社

 

 

 

事業の系統図は次のとおりであります。

 


 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又は
出資金
(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の所有
(被所有)割合
(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

  ENDO Lighting(THAILAND)Public Co.,Ltd.

  (注) 2

タイ国サムットプラカーン県

756

照明器具関連事業

99.9

当社製品の販売及び製造委託他 役員7名のうち当社役員2名、当社執行役員1名、当社従業員1名

  昆山恩都照明有限公司

  (注) 2

中国江蘇省

1,755

照明器具関連事業

100.0

当社製品の製造委託及び銀行取引に対する債務保証他  役員6名のうち当社役員3名、当社従業員1名

  イーシームズ株式会社

  (注) 2,4

大阪市中央区

100

環境関連事業

100.0

当社製品及び商品の仕入、販売及びレンタル並びに同社借入債務に対する債務保証他  役員6名のうち当社役員2名、当社執行役員1名、当社従業員3名

  恩藤照明設備(北京)有限公司

中国北京市

67

照明器具関連事業

100.0

[100.0]

役員4名

  ENDO LIGHTING ACCESSORIES
(INDIA)PRIVATE LTD.

インド国マハーラーシュトラ州

255

照明器具関連事業

100.0

[52.0]

役員3名のうち当社役員1名、執行役員1名、当社従業員1名

  ENDO Lighting SE Asia Pte.Ltd.

シンガポール国

51

照明器具関連事業

100.0

役員5名のうち当社役員1名、当社執行役員1名、当社従業員3名

 ENDO LIGHTING VIETNAM COMPANY LIMITED

ベトナム国

ホーチミン市

21

照明器具関連事業

100.0

[100.0]

役員1名のうち当社従業員1名

  Ansell Electrical Products Limited

 (注) 2,5

英国チェシャー州ウォリントン

8

照明器具関連事業

100.0

役員7名のうち当社役員2名、当社執行役員1名、当社従業員1名

 Ansell Electrical Products Spain SL

スペイン国

マドリード

16

照明器具関連事業

100.0

[100.0]

役員2名

 Ansell(Sales & Distribution)Limited

英国アントリム州ベルファスト

0

照明器具関連事業

100.0

役員7名のうち当社役員2名、当社執行役員1名、当社従業員1名

 Ansell(Sales & Distribution)Republic of Ireland Limited

アイルランド国ダブリン県

0

照明器具関連事業

100.0

[100.0]

役員2名

 

(注) 1.主要な事業の内容欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2.特定子会社であります。

3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

4.イーシームズ株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。ただし、セグメントの「環境関連事業」の売上高に占める当該連結子会社の売上高(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む)の割合が100分の90を超えるため、主要な損益情報等の記載を省略しております。

5.Ansell Electrical Products Limitedについては、売上高(連結会社相互間の内部売上を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

  主要な損益情報等 ①売上高         13,766 百万円

           ②経常利益        1,191   〃

           ③当期純利益         963   〃

           ④純資産額        8,726  〃

           ⑤総資産額       11,836   〃

 

6.議決権の所有割合の[  ]内は、間接所有割合で内数であります。

 

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

セグメント別の従業員数を示すと次のとおりであります。

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

照明器具関連事業

1,416

(74)

環境関連事業

61

(9)

インテリア家具事業

26

(5)

全社(共通)

49

(9)

合計

1,552

(97)

 

(注) 1.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

2.臨時従業員は、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。

3.全社(共通)は、総務及び経理等の管理部門の従業員であります。

4.従業員数が前連結会計年度末に比べ163名増加したのは、主に中国子会社における生産量増加に伴う増員によるものであります。

 

(2) 提出会社の状況

2023年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

483

(73)

42.0

13.7

5,613

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

照明器具関連事業

408

(59)

インテリア家具事業

26

(5)

全社(共通)

49

(9)

合計

483

(73)

 

(注) 1.従業員数は、当社から他社への出向者を除く就業人員数であります。

2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の年間平均雇用人員であります。

3.臨時従業員は、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。

4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおり、支給対象期間1年未満の者を除いております。

5.全社(共通)は、総務及び経理等の管理部門の従業員であります。

 

(3) 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係については良好であります。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

  ① 提出会社

当事業年度

管理職に占める

女性労働者の割合

      (%)

男性労働者の

育児休業取得率

     (%)

労働者の男女の賃金の差異(%)

全労働者

正規雇用労働者

パート・有期労働者

10.2

46.2

67.8

69.2

55.3

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

   2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。

   3.男女の賃金格差については、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しております。なお、同一労働の賃金に差はなく、等級別人数構成の差によるものであります。出向者は、出向先の従業員として集計しております。

   4.労働者の賃金は、賞与及び基準外賃金を含んでおり、支給対象期間1年未満の者を除いております。

 

  ② 連結会社の状況

当事業年度

名称

管理職に占める

女性労働者

の割合(%)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

労働者の男女の

賃金の差異(%)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

イーシームズ㈱

18.8

0.0

71.4

77.6

47.7

 

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

   2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。

   3.男女の賃金格差については、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しております。なお、同一労働の賃金に差はなく、等級別人数構成の差によるものであります。出向者は、出向先の従業員として集計しております。

   4.労働者の賃金は、賞与及び基準外賃金を含んでおり、支給対象期間1年未満の者を除いております。

   5.連結子会社11社のうち、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の公表義務の対象となる子会社のみを記載しております。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

(1) 会社の経営の基本方針

当社グループは、経営理念として「企業は公器」を掲げ、企業の社会的存在価値を高めることに経営資源を集中し、人間(組織)の持つ無限の能力と可能性を最大限発揮させる経営の仕組みづくり並びに社会に貢献する経営を優先することを目指しております。

この理念のもと、人体と同様に一人一人が自ら考え、行動、創意工夫し、生き生きと個人と組織が成長と繁栄を実現する『個と組織の調和と永続』、お客様と周囲の人々から沢山の「ありがとう」を頂ける個人と会社であることを目指す『ありがとう創造企業に』の2つの経営目的を通じて、人と地球に優しい高付加価値空間を創造し社会に貢献する会社『エシカル(=倫理的な、道徳上の)ソリューション カンパニー』というコーポレートミッションの実現に向けて取り組みを行っております。                   

 

(2) 中長期的な会社の経営戦略

 当社グループは、長期のビジョンとして、『エシカル ソリューション NO.1 リーディングカンパニーへ』を掲げ、継続的な成長と安定した高収益を生み出す企業体質を確実なものとするため、各事業セグメントにおける事業体制の強化と総コスト(原価及び経費)の徹底した削減を進めるとともに、経営基盤の更なる強化に取り組み、利益を重視した経営を推進して参ります。
 1.国内照明事業の着実な成長と収益力向上

 ・照明制御及びネットワークソリューション製品の拡充と提案型営業の強化
  ・重点分野への営業集中と顧客の創造、関係強化

・オフィスやパーソナル空間市場など新規市場への展開
  ・品質・在庫などのロスコストの削減と原価低減活動の継続
 2.海外照明事業の持続的成長
  ・アジア・英国への経営資源の集中

・英国電材卸市場の顧客別営業施策強化と英国国外市場の開拓推進
  ・アジア高級建築分野への特化と強い経営体質づくり
 3.環境関連事業の提案力強化
  ・ソリューション提案力の強化を通じた市場の更なる深掘り

・リース事業の強化と新たな製品・サービスの開拓推進
 4.インテリア家具事業の確実な利益確保
  ・照明事業との協業と既製品ビジネスの強化

・オフィス市場など新規分野・新規顧客の開拓の推進
 5.経営基盤の強化
  ・徹底したPDCAの実践による事業計画の完遂
  ・人事制度改革の深化と経営人材の育成
  ・企業風土改革とIT化、デジタル化の推進による業務改善
 

 

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当社グループは、顧客のニーズや期待に応えるために会社価値と経営品質の向上を経営目標として掲げ、顧客密着型経営を推進しております。

今後、市場競争の更なる激化が予測される環境の下、競争力と組織力の強化を図り、安定した経営体制を構築するために、次の項目に重点を置いて事業経営を推進して参ります。

 

① 商業施設向け照明器具市場で培った製品開発力と事業ノウハウを活かし、業務用照明分野市場において、省エネルギー及び環境保護を重視した高効率LED照明器具のトップメーカーとしての確固たるブランドの確立を図ります。今後は、これまでの光源では行えなかった幅広い光色の再現など独自性の有るLED応用製品の開発を進め、より豊かな光環境の実現に向けたソリューション提案の強化を推進して参ります。

② 国内の製造拠点である佐野工場、海外生産子会社であるENDO Lighting(THAILAND)Public Co.,Ltd.及び昆山恩都照明有限公司の3製造拠点において、更なる生産性の向上とコストダウンを実現し世界的なLED照明器具の供給体制の整備を進めます。

③ 様々な施設における顧客要望に対し、照明とその関連商材・サービスを通したソリューションの提案力の強化とともに、IoTを活用した営業システムの構築などを推進し、施主・設計事務所・ゼネコン・サブコンなどからの信頼向上に努めて参ります。

④ 欧州・広域アジアへの経営資源の集中により、各地域にフィットした製品・サービスの供給を進め、海外事業を国内事業と並ぶ中核事業に育成して参ります。

⑤ 事業の継続的な成長・発展を実現するために、産学協同開発の推進や外部企業とのコラボレーションによる技術開発や共同研究に注力し、光の持つ可能性の追求と実証を進めます。

⑥ 連結子会社のイーシームズ株式会社が実施している環境関連事業に関しては、レンタルスキームを活用したソリューション提案に注力するとともに、組織体制の強化と新規商材・サービスを含めたビジネスモデルの開発により、長期的な事業発展につなげて参ります。

⑦ インテリア家具・用品については、照明事業のチャンネルを活用した販売促進活動や既製品家具の販売強化などを推し進めるとともに、オフィスなどの新規分野への展開も積極的に行って参ります。

⑧ 世界的に不安定な部品供給、高騰する原材料価格などの原価悪化要因に対し、日本国内にとどまらないグローバルな観点で、柔軟かつ強靭な販売体制、製品供給体制の整備について取り組んで参ります。

⑨ サステナブルな社会の実現に向けた社会的責任を認識し、会社と社会の持続可能性の両立と中長期的な企業価値向上を目指すため、気候変動、汚染防止、資源循環、水資源、生物多様性などの環境に関する事項、人権の尊重、従業員の健康・労働環境への配慮や公正・適切な処遇などの社会に関する事項、取引先との公正・適正な取引、腐敗防止、コーポレートガバナンス、自然災害等への危機管理などのガバナンスに関する事項について取り組んで参ります。

 

 

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

1.事業活動に関するリスク
(1) 経済情勢・需要変動等について

当社グループの製品需要は経済情勢及び景気動向の影響を受け、特に主要取扱製品であるLED照明器具は建築物等の照明設備であるため、建築需要動向、企業の設備投資動向によっては、当社グループの経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。

(2) 製品ライフサイクルと在庫について

当社グループの主力製品であるLED照明器具のライフサイクルは、新しいLED素子の開発による性能、品質の向上の影響を直接的に受けます。昨今、技術革新の速度が増しており、在庫の陳腐化のリスクが高まっております。当社グループとしましても、LED素子、電源等の部品の在庫管理には万全を期しておりますが、環境が急変し想定していた売上数量が確保出来なかった場合には、棚卸資産処分損が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。

(3) 技術革新について

当社グループは、高効率、高機能を有する製品づくりを目指し、研究開発に取り組んでおりますが、長期的に市場ニーズに合致した新技術を創造し続けられるとは限らず、想定とは異なる市場ニーズの変化や、急激な業界の技術革新に追随できず優位性のある製品を提供できなくなった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、LED照明の製品開発において、ロードマップの策定と商品群のメジャーチェンジを計画的に実施するなど、照明の調光調色技術、ワイヤレス技術の分野で優位性のある製品開発の強化に努めております。

(4) 販売価格等について

当社グループが属する照明器具業界は、新規企業が参入する厳しい価格競争の環境にあります。したがって、当社グループの想定とは異なる販売価格の引下げを余儀なくされる可能性があり、大口需要獲得のための特値による価格下落など、想定以上に価格競争が厳しくなった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。当社グループは、収益確保のため部材の調達コスト及び製造コスト等の削減に継続して取り組むとともに製品の高付加価値化に努めております。

(5) グローバルな事業展開について

当社グループは、タイ、中国、インド、イギリス、シンガポール、ベトナムに製造子会社・販売子会社を展開し、グローバルな事業運営を行っております。海外では、政情不安、経済動向の不確実性、宗教及び文化の相違等のいわゆるカントリーリスクに直面する可能性があります。当社グループでは、現地子会社と本社の間で緊密なコミュニケーションを実施することと合わせて、現地情報の積極的な収集に努めており、情勢の変化に対して機敏に対応していく方針でありますが、予測不能な事態が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(6) 製品の品質について

当社グループは、所定の品質基準に基づき、製品の品質確保に細心の注意を払っておりますが、基幹部品の不良等により製品に重大な欠陥が発生した場合には、製品の回収及び交換による費用、企業イメージのダウン等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(7) 知的財産権について

当社グループの事業活動におきましては、特許権等の様々な知的財産権が関係している場合があり、第三者の所有する知的財産権を侵害するリスクを必ずしも否定できません。他社との間に知的財産を巡って紛争が生じたりする可能性は皆無とはいえず、当社グループ製品の生産、販売に制限を受けたり、損害賠償金等の支払が発生する場合があり、当社グループの経営成績及び財政状態に大きな影響を及ぼす可能性があります。
 当社グループでは他社の知的財産権の調査を行うなど社内の管理体制を強化しており、問題の発生を回避するために細心の注意を払っております。

 

2.マーケット変動によるリスク
(1) 原材料の仕入価格の高騰について

当社グループが製造している照明器具は鋼材、アルミニウム、樹脂等を主な材料として使用しており、原油価格やその他原材料価格変動の影響を受けます。これらの仕入価格が急激に変動した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(2) 為替変動による影響について

当社グループは、LED照明器具に使用するLED素子並びに電源等の海外輸入比率が高く、中国、タイに所在する子会社にて製造した製品の大部分を日本で販売する事業体制のため、為替変動の影響を受けます。また、海外に所在する連結子会社の連結財務諸表作成において、貸借対照表及び損益計算書は円換算されるため、為替相場の変動の影響を受けます。当社グループは、為替予約等により為替相場の変動をヘッジ又は軽減する対策を講じてはおりますが、為替レートが急激に変動した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(3) デリバティブ取引について

当社グループは、輸出入取引の為替変動リスクをヘッジする目的で、為替予約取引等を実行しております。そのため、為替レートの変動状況により、相当額の評価損益が発生する可能性があります。

 

3.自然災害・事故等によるリスク

地震、台風等の自然災害や火災等の事故災害が発生した場合、従業員等への人的被害はもとより、当社グループの拠点の設備等の損壊や電力、ガス、水の供給困難により、一部または全部の操業が中断し、生産及び出荷が遅延するなど、国内外のサプライチェーンの混乱を含め、事業活動に多大な影響を及ぼす可能性があります。また、損害を被った設備等の修復のために多額の費用が発生し、結果として、当社グループの事業、経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
 その他、深刻な感染症等の拡大が発生した場合、従業員等への感染被害による休業や市場経済が大きく停滞した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に重大な影響を及ぼす可能性があります。
 

4.情報セキュリティに関するリスク

当社グループは、事業を展開する上で、技術や営業に関する機密情報の他、多数の情報を保有しており、常に最適な情報セキュリティを目指して対策を講じておりますが、これらの情報が重要な情報の紛失、コンピュータウイルスの感染、不正アクセス等、誤ってまたは避けられない理由で外部に流出した場合には、被害者に対する賠償責任の発生や、当社グループの市場評価の低下、社会的信用の失墜、顧客の流出等を招き、当社グループの事業展開、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

5.その他のリスク
(1)繰延税金資産について

当社グループは、当連結会計年度において945百万円の繰延税金資産を計上しております。繰延税金資産につきましては、今後の利益(課税所得)をもって全額回収可能と考えておりますが、業績の悪化によって一部取崩を求められることとなった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

(2)のれんについて

当社グループは、当連結会計年度末において2,368百万円ののれんを計上しております。のれんは、他の固定資産と同様に減損会計の対象であり、事業の展開等が計画どおりに進まずのれんの減損処理を行う必要が生じる事態が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和され、物価上昇及び為替変動リスク等の不安要素を抱えつつも、経済活動の正常化が進展しましたが、世界経済においては、ロシア・ウクライナ情勢長期化の影響による原材料及びエネルギー価格の高騰並びに米国の金利動向に影響を受けた為替の急激な変動等、先行き不透明な状況となりました。

このような状況の中、当社グループは、高付加価値空間創造企業として、持続可能でよりよい社会の実現を目指し、高い省エネ性能に加え、顧客価値を創造する光の質を高めた新製品の開発、製造及び販売に注力して参りました。

業界に先駆け製品をLED化して以降、製品のエネルギー効率の継続的な改善は製造メーカーの責務と考え、さらなる高効率照明器具の開発を進めるとともに、サステナビリティ委員会を新たに設置し、“人と地球にやさしい未来の光”の創造に向けて、サステナビリティ経営を推進しております。

また、製造部門においては、環境に配慮した製品の提供を目指し、継続した品質改善活動及び原価低減活動を行うとともに、販売管理費の抑制に努めて参りましたが、為替の急激な変動及び原材料の高騰等の影響を受けました。

この結果、当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

 

財政状態の状況

(流動資産)

当連結会計年度末における流動資産は、35,140百万円(前連結会計年度末比1,711百万円の増加)となりました。

(固定資産)

当連結会計年度末における固定資産は、22,202百万円(前連結会計年度末比24百万円の減少)となりました。

(流動負債)

当連結会計年度末における流動負債は、15,965百万円(前連結会計年度末比655百万円の減少)となりました。

(固定負債)

当連結会計年度末における固定負債は、9,842百万円(前連結会計年度末比889百万円の減少)となりました。

(純資産)

当連結会計年度末における純資産合計は、31,535百万円(前連結会計年度末比3,292百万円の増加)となりました。

 

 経営成績の状況

(売上高)

当連結会計年度における売上高は、45,731百万円(前連結会計年度比12.5%の増収)となりました。

(営業利益)

当連結会計年度における営業利益は、3,092百万円(前連結会計年度比19.2%の減益)となりました。

(経常利益)

当連結会計年度における経常利益は、3,630百万円(前連結会計年度比14.6%の減益)となりました。

(親会社株主に帰属する当期純利益)

当連結会計年度における親会社株主に帰属する当期純利益は、2,962百万円(前連結会計年度比11.0%の減益)となりました。

 

 

セグメントごとの経営成績は、次のとおりであります。

(照明器具関連事業)

照明器具関連事業の売上高は40,806百万円(前連結会計年度比13.4%の増収)(セグメント間取引含む。以下同じ。)となり、セグメント利益(営業利益。以下同じ。)は3,249百万円(前連結会計年度比24.7%の減益)となりました。

(環境関連事業)

環境関連事業の売上高は8,841百万円(前連結会計年度比15.6%の増収)となり、セグメント利益は822百万円(前連結会計年度比36.1%の増益)となりました。

(インテリア家具事業)

インテリア家具事業の売上高は943百万円(前連結会計年度比20.0%の減収)となり、セグメント損失は98百万円(前連結会計年度は2百万円のセグメント損失)となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物は、11,847百万円(前連結会計年度は10,602百万円)となりました。

営業活動によるキャッシュ・フローは、3,901百万円の増加(前連結会計年度は5,034百万円の増加)となりました。

投資活動によるキャッシュ・フローは、2,789百万円の減少(前連結会計年度は3,062百万円の減少)となりました。

財務活動によるキャッシュ・フローは、461百万円の減少(前連結会計年度は2,131百万円の減少)となりました。

 

③ 生産、受注及び販売の実績

a.生産実績

当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

生産高(百万円)

前年同期比(%)

照明器具関連事業

6,389

1.81

 

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。

2.金額は製造原価としております。

b.受注実績

当社グループ(当社及び連結子会社、以下同じ)は主に需要予測に基づく見込生産方式を採用しているため、該当事項はありません。

c.販売実績

 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

セグメントの名称

販売高(百万円)

前年同期比(%)

照明器具関連事業

36,001

12.9

環境関連事業

8,785

16.0

インテリア家具事業

943

△20.0

合計

45,731

12.5

 

(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。 

 

① 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、業績予想として売上高43,000百万円、営業利益2,500百万円、経常利益2,700百万円及び親会社株主に帰属する当期純利益1,900百万円を2022年4月28日に公表し、その達成のため、高付加価値空間創造企業として、高い省エネ性能に加え、顧客価値を創造する光の質を高めた新製品の開発、製造及び販売に注力して参りました。

新型コロナウイルス感染症に対する行動制限の緩和とともに経済の正常化が進み、設備投資需要の回復に加えて、電気料金の高騰及びサステナビリティに関する社会的要請の高まりから、無線コントロール照明システム「Smart LEDZ Fit/Fit Plus」が順調に販売を伸ばしたこと等により、当連結会計年度における売上高は、45,731百万円(前連結会計年度比12.5%の増収、業績予想比6.4%の増収)となりました。

また、製造部門における継続した品質改善活動及び原価低減活動並びに全社的な販売費及び一般管理費の抑制に努めた結果、営業利益は3,092百万円(前連結会計年度比19.2%の減益、業績予想比23.7%の増益)、経常利益は3,630百万円(前連結会計年度比14.6%の減益、業績予想比34.5%の増益)、親会社株主に帰属する当期純利益は2,962百万円(前連結会計年度比11.0%の減益、業績予想比55.9%の増益)となりました。

 

2023年3月期 

(2022年4月28日公表

の業績予想)

2023年3月期

(実績)

増減

増減率(%)

売上高(百万円)

43,000

45,731

2,731

6.4

営業利益(百万円)

2,500

3,092

592

23.7

経常利益(百万円)

2,700

3,630

930

34.5

親会社株主に帰属する

当期純利益(百万円)

1,900

2,962

1,062

55.9

 

なお、中期経営計画につきましては、2023年4月28日に「中期経営計画の見直しに関するお知らせ」で公表いたしました通り、計画の取組施策を着実に実行した結果、計画期間の初年度にあたる2023年3月期において計画を上回る進捗となったことから計画を上方修正し、2025年3月期目標の連結売上高を510億円としております。

 

セグメントごとの経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。

(照明器具関連事業)

当セグメントにおきましては、業務用LED照明器具分野で業界トップクラスの品揃えを実現し、高いブランドイメージの確立に努めました。

国内市場については、「LEDZ Pro.5」カタログを発刊し、無線照明コントロールシステム「Smart LEDZ Fit/Fit Plus」及び無線調光調色器具「Tunable LEDZ」の販売促進に注力しました。電気料金の高騰やサステナビリティに関する社会的要請の高まりを背景に、既存照明器具の取り換え需要に加え、新設の商業施設やオフィス等の大型施設向け需要の取込みを強化しました。

また、自然の光、カラー演出、色味調整の三役を1台で備えた次世代無線調光調色器具シリーズ「Synca」の製品群を大幅に拡充し、東京事業所の体験型オフィス「Synca U/X Lab」を活用した積極的な販売活動を展開しました。なお、「Synca U/X Lab」は、2022年度グッドデザイン賞及びGrand Prix du Design Awardsを受賞しております。

急激な円安の進行と原材料の高騰による売上原価への影響の対応として、価格改定を行うとともに、原価低減及び販売管理費削減の取組みを継続して進めました。

 

海外市場については、英国において「S15」カタログを発刊し、顧客密着型の営業を強化しました。また、アジアでは、既存顧客の深耕に努めるとともにアジア向け製品「sync」と戦略商品「Synca」を活用した営業活動を推進し、設計事務所に対して高級建築市場の開拓を進めました。特にインドでは自社ショールームを開設し、高級住宅向けの営業を強化しました。

この結果、売上高は40,806百万円(前連結会計年度比13.4%の増収)(セグメント間取引含む。以下同じ。)となり、セグメント利益(営業利益。以下同じ。)は3,249百万円(前連結会計年度比24.7%の減益)となりました。

(環境関連事業)

当セグメントにおきましては、流通店舗を中心にLED照明の更新提案に注力しました。

昨今の電気料金の高騰及び初期型LED照明のメンテナンス費用の課題を解決するため、既存LED照明から最新のLED照明への更新による消費電力の削減及び店舗体験価値の向上を提案しました。特に既存店のLED照明更新の提案では、調光調色で朝昼夜と時間帯で光の色と明るさを変化させる提案により、居心地がよく且つ消費電力の削減にも考慮したソリューションとして高評価をいただき、調光調色及び次世代無線調光システム「Synca」の採用に繋がりました。

また、営業活動においては動画を活用した展示会でのプレゼンテーションの再配信等、デジタルツールを活用することにも注力し、営業活動の効率向上に努めた結果、レンタル契約実績及び機器販売実績ともに堅調に推移しました。

この結果、売上高は8,841百万円(前連結会計年度比15.6%の増収)となり、セグメント利益は822百万円(前連結会計年度比36.1%の増益)となりました。

 

(インテリア家具事業)

当セグメントにおきましては、オフィス市場の開拓に注力し、同市場におけるブランド確立に向けた活動を展開しました。オリジナル家具の制作及び業者開拓、環境にやさしい素材を使った商品を提案しました。

オフィスで使いやすいテーブル及びチェアを拡充し、他メーカーと共同制作したオリジナルスツール及び環境にやさしい素材を使った商材等を取り入れたカタログ「AbitaStyle 12 改定版」を2022年12月に発刊し、更なるAbitaStyleブランドの認知向上を図りました。

また、行動制限緩和による人流回復を受け、ホテル関連の引き合いが増加傾向にあることから、その受注獲得に向けた活動も積極的に進めました。

さらに、国内受注生産品の強化によって納期短縮を図り、原材料及び物流コスト高騰等への対応として価格改定を実施し、梱包材の再利用や輸送方法の見直しによる物流の効率化でコストダウンを進めました。

この結果、売上高は943百万円(前連結会計年度比20.0%の減収)となり、セグメント損失は98百万円(前連結会計年度は2百万円のセグメント損失)となりました。

 

財政状態に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりであります。

当社グループの当連結会計年度末における自己資本比率は55.0%(前連結会計年度末比4.2ポイントの増加)となり、当連結会計年度末における1株当たり純資産額は2,134円19銭(前連結会計年度末比222円80銭の増加)となりました。

(資産)

当連結会計年度末の資産合計は、57,343百万円(前連結会計年度末比1,747百万円の増加)となりました。

主な要因は、「現金及び預金」の増加1,263百万円、「受取手形及び売掛金」の増加859百万円及び「棚卸資産」の減少391百万円によるものであります。

 

(負債)

当連結会計年度末の負債合計は、25,807百万円(前連結会計年度末比1,544百万円の減少)となりました。

主な要因は、「支払手形及び買掛金」の減少776百万円、「繰延税金負債」の減少402百万円及び「役員退職慰労引当金」の減少334百万円によるものであります。

(純資産)

当連結会計年度末の純資産合計は、31,535百万円(前連結会計年度末比3,292百万円の増加)となりました。

主な要因は、「親会社株主に帰属する当期純利益」の計上2,962百万円、「為替換算調整勘定」の増加997百万円及び「配当金の支払い」による減少443百万円によるものであります。

 

経営成績及び財政状態等に重要な影響を与える要因

当社グループの経営成績及び財政状態等に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

当社グループの運転資金の需要は、原材料の仕入及び製造費用並びに販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、新製品のための設備投資が中心となっております。

当社グループは、これらの事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。

運転資金の需要につきましては、自己資金及び金融機関からの短期借入金を基本としており、設備投資等の長期資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入金を基本としております。

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いております。

過去の実績及び当該取引の状況に照らして、合理的と考える見積り及び判断を行っておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性があるため、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

 

5 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

 

2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社

2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメントの
名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数
(名)

建物及び
構築物

機械装置
及び
運搬具

土地
(面積㎡)

その他

有形固定 資産合計

投資

不動産

本社
(大阪市中央区)

全社(共通)
 

経営統括設備

賃貸用設備

326

-

325

(195)

1

653

1,292

26

大阪事業所
(大阪市中央区)

照明器具
関連事業
インテリア
家具事業
全社(共通)
 

販売設備
 
販売設備
 
 

671

0

935

(537)

18

1,625

-

71

佐野事業所
(栃木県佐野市)

照明器具
関連事業

生産設備
物流倉庫設備
販売設備

516

40

291

(16,000)

1

849

-

30

テクニカルセンター
(大阪府東大阪市)

照明器具
関連事業

研究開発
施設、設備
品質管理
施設、設備
生産統括設備
物流倉庫設備

408

6

334

(1,902)

12

762

-

66

中央物流センター
(滋賀県甲賀市水口町)

照明器具
関連事業

物流倉庫設備
加工設備

49

0

272

(12,340)

8

331

91

11

東京事業所
(東京都新宿区)

照明器具
関連事業
インテリア
家具事業

販売設備
 
販売設備
 

516

-

954

(1,112)

8

1,479

-

151

 

(注)1.帳簿価額のうち、「その他」は工具、器具及び備品、リース資産及び建設仮勘定であります。

   2.投資不動産には、土地が含まれており、その帳簿価額は747百万円(面積3,926㎡)であります。

 

(2) 国内子会社

2023年3月31日現在

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数
(名)

建物及び
構築物

機械装置
及び
運搬具

土地
(面積㎡)

リース
資産

その他

合計

イーシームズ株式会社

本社
(大阪市中央区)

環境関連
事業

賃貸用資産

-

-

-

101

9,059

9,161

61

 

(注)1. 帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、レンタル資産及び建設仮勘定であります。

  2. 帳簿価額は、未実現利益消去前の金額を記載しております。

 

(3) 在外子会社

2023年3月31日現在

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の
内容

帳簿価額(百万円)

従業員数
(名)

建物及び
構築物

機械装置
及び
運搬具

土地
(面積㎡)

リース
資産

その他

合計

ENDO
Lighting
(THAILAND)
Public Co., Ltd.

本社工場
(タイ国サムットプラカーン県)
 

照明器具
関連事業

統括設備生産設備
販売設備

718

99

187

(19,216)

23

21

1,049

262

昆山恩都照明
有限公司

本社工場
(中国江蘇省)

照明器具
関連事業

統括設備生産設備
販売設備

1,010

228

-

-

406

1,645

480

ENDO Lighting SE Asia Pte.Ltd. 

本社
(シンガポール国)

照明器具
関連事業

統括設備
販売設備

-

-

-

9

0

10

7

ENDO LIGHTING ACCESSORIES
(INDIA)PRIVATE LTD.

本社
(インド国マハーラーシュトラ州)

照明器具関連事業

統括設備
販売設備

-

0

-

-

20

21

49

Ansell Electrical Products Limited

本社工場
(英国チェシャー州ウォリントン)

照明器具
関連事業

統括設備生産設備
販売設備

-

74

-

45

68

188

180

Ansell(Sales & Distribution)Limited

本社
(英国アントリム州ベルファスト)

照明器具
関連事業

統括設備生産設備
販売設備

237

-

52

(5,000)

-

12

302

19

 

(注) 1.帳簿価額のうち、「その他」は工具、器具及び備品、建設仮勘定であります。

2.昆山恩都照明有限公司の帳簿価額及び従業員数には、恩藤照明設備(北京)有限公司の帳簿価額及び従業員が含まれております。

3.Ansell Electrical Products Limitedの帳簿価額及び従業員数には、Ansell Electrical Products Spain SLの帳簿価額及び従業員が含まれております。

4.Ansell(Sales & Distribution) Limitedの帳簿価額及び従業員数には、Ansell (Sales & Distribution) Republic of Ireland Limitedの帳簿価額及び従業員が含まれております。

5.昆山恩都照明有限公司は、土地50,000㎡に対して土地使用権(帳簿価額81百万円)を所有しております。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

35,800,000

35,800,000

 

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在
発行数(株)
(2023年3月31日)

提出日現在
発行数(株)
(2023年6月28日)

上場金融商品取引所
名又は登録認可金融
商品取引業協会名

内容

普通株式

14,776,321

14,776,321

東京証券取引所
プライム市場

単元株式数100株

14,776,321

14,776,321

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

2023年3月31日現在

年月日

発行済株式
総数増減数
(千株)

発行済株式
総数残高
(千株)

資本金増減額

 

(百万円)

資本金残高

 

(百万円)

資本準備金
増減額
(百万円)

資本準備金
残高
(百万円)

2012年9月20日
(注)

357

14,776

500

5,155

500

3,795

 

(注)転換社債型新株予約権付社債の株式転換による増加であります。

 

 

(5) 【所有者別状況】

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

13

31

63

62

7

4,614

4,790

所有株式数
(単元)

23,398

2,507

51,980

16,412

20

53,385

147,702

6,121

有株式数の割合
(%)

15.84

1.70

35.19

11.11

0.01

36.15

100.00

 

(注)  自己株式1,152株は、「個人その他」に11単元、「単元未満株式の状況」に52株含まれております。
なお、自己株式1,000株は株主名簿上の株式数であり、2023年3月31日現在の実質的な所有株式数は152株であります。

 

(6) 【大株主の状況】

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の総数
に対する所有
株式数の割合
(%)

株式会社アーバン

奈良県奈良市西大寺新池町2番45-3号

4,933

33.38

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

895

6.05

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海1丁目8番12号

694

4.70

日本生命保険相互会社

東京都千代田区丸の内1丁目6番6号

364

2.46

吉田知広

大阪府大阪市

358

2.42

遠藤照明従業員持株会

大阪府大阪市中央区備後町1丁目7番3号

227

1.53

  INTERACTIVE BROKERS LLC
(常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)

 ONE PICKWICK PLAZA GREENWICH,
CONNECTICUT 06830 USA
(東京都千代田区霞が関3丁目2番5号)

160

1.08

 DFA INTL SMALL CAP VALUE
PORTFOLIO
(常任代理人 シティバンク、 エヌ・エイ東京支店)

PALISADES WEST 6300,BEE CAVE ROAD
BUILDING ONE AUSTIN TX 78746 US
(東京都新宿区新宿6丁目27番30号)

156

1.05

 NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB)
(常任代理人野村證券株式会社)

1 ANGEL LANE, LONDON, EC4R 3AB, UNITED KINGDOM
 (東京都中央区日本橋1丁目13-1)

154

1.04

株式会社三菱UFJ銀行

東京都千代田区丸の内2丁目7番1号

150

1.01

8,095

54.78

 

(注) 1.所有株式数は、千株未満を切り捨てて示しております。

   2.発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合は、小数点第2位未満を切り捨てて表示しております。

 

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

10,787

12,050

 

 

受取手形

617

524

 

 

売掛金

6,909

7,862

 

 

商品及び製品

12,039

11,358

 

 

仕掛品

174

272

 

 

原材料及び貯蔵品

1,043

1,236

 

 

その他

1,883

1,945

 

 

貸倒引当金

87

109

 

 

流動資産合計

33,368

35,140

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物

※1 9,329

※1 9,508

 

 

 

 

減価償却累計額

4,555

4,943

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

4,773

4,564

 

 

 

機械装置及び運搬具

3,308

3,444

 

 

 

 

減価償却累計額

2,788

2,994

 

 

 

 

機械装置及び運搬具(純額)

519

449

 

 

 

レンタル資産

14,579

15,023

 

 

 

 

減価償却累計額

8,162

7,877

 

 

 

 

レンタル資産(純額)

6,417

7,146

 

 

 

土地

※1 3,468

※1 3,453

 

 

 

リース資産

1,135

534

 

 

 

 

減価償却累計額

944

398

 

 

 

 

リース資産(純額)

190

136

 

 

 

建設仮勘定

514

319

 

 

 

その他

3,505

3,754

 

 

 

 

減価償却累計額

2,984

3,191

 

 

 

 

その他(純額)

521

563

 

 

 

有形固定資産合計

16,405

16,634

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

362

406

 

 

 

のれん

2,465

2,368

 

 

 

その他

94

97

 

 

 

無形固定資産合計

2,922

2,871

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

68

72

 

 

 

退職給付に係る資産

66

20

 

 

 

繰延税金資産

974

945

 

 

 

その他

1,915

1,733

 

 

 

貸倒引当金

125

75

 

 

 

投資その他の資産合計

2,899

2,696

 

 

固定資産合計

22,227

22,202

 

資産合計

55,595

57,343

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

5,058

4,282

 

 

短期借入金

※1 2,500

2,850

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※1 4,764

※1 4,794

 

 

リース債務

149

66

 

 

未払金

1,066

1,302

 

 

未払法人税等

552

207

 

 

賞与引当金

597

572

 

 

役員賞与引当金

193

120

 

 

製品保証引当金

634

655

 

 

その他

1,104

1,112

 

 

流動負債合計

16,621

15,965

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※1 8,503

※1 8,239

 

 

リース債務

97

73

 

 

繰延税金負債

734

332

 

 

役員退職慰労引当金

453

119

 

 

退職給付に係る負債

227

251

 

 

その他

714

826

 

 

固定負債合計

10,731

9,842

 

負債合計

27,352

25,807

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

5,155

5,155

 

 

資本剰余金

5,516

5,516

 

 

利益剰余金

15,886

18,405

 

 

自己株式

0

0

 

 

株主資本合計

26,558

29,077

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

10

14

 

 

繰延ヘッジ損益

113

67

 

 

為替換算調整勘定

1,628

2,625

 

 

退職給付に係る調整累計額

67

114

 

 

その他の包括利益累計額合計

1,684

2,457

 

非支配株主持分

0

0

 

純資産合計

28,243

31,535

負債純資産合計

55,595

57,343

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 40,644

※1 45,731

売上原価

※2,※4 24,736

※2,※4 29,739

売上総利益

15,908

15,991

販売費及び一般管理費

※3,※4 12,080

※3,※4 12,898

営業利益

3,827

3,092

営業外収益

 

 

 

受取利息及び配当金

73

105

 

賃貸収入

137

145

 

為替差益

377

752

 

その他

46

73

 

営業外収益合計

634

1,076

営業外費用

 

 

 

支払利息

116

98

 

賃貸収入原価

71

74

 

デリバティブ評価損

-

329

 

その他

24

35

 

営業外費用合計

212

538

経常利益

4,249

3,630

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※5 0

※5 2

 

投資有価証券売却益

32

-

 

特別利益合計

33

2

特別損失

 

 

 

役員退職慰労金

-

338

 

その他

-

0

 

特別損失合計

-

338

税金等調整前当期純利益

4,283

3,294

法人税、住民税及び事業税

953

647

法人税等調整額

1

314

法人税等合計

952

332

当期純利益

3,330

2,962

非支配株主に帰属する当期純利益

0

0

親会社株主に帰属する当期純利益

3,330

2,962

 

1.報告セグメントの概要

(1) 報告セグメントの決定方法

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、製品・サービス別の事業部門を置き、各事業部門は、取り扱う製品・サービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

したがって、当社は、事業部門を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、「照明器具関連事業」、「環境関連事業」、「インテリア家具事業」の3つを報告セグメントとしております。

(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

「照明器具関連事業」は、主に照明器具の製造及び販売をしております。

「環境関連事業」は、主に省エネ機器の販売及び、照明器具、省エネ機器のレンタルをしております。

「インテリア家具事業」は、主にインテリア家具、インテリア用品の販売をしております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

1,689

1,195

 

 

受取手形

506

491

 

 

売掛金

※2 3,406

※2 3,745

 

 

商品及び製品

5,870

6,710

 

 

仕掛品

34

30

 

 

原材料及び貯蔵品

321

303

 

 

前渡金

88

72

 

 

短期貸付金

※2 30

※2 53

 

 

その他

※2 1,484

※2 1,924

 

 

貸倒引当金

4

2

 

 

流動資産合計

13,428

14,525

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

※1 2,725

※1 2,585

 

 

 

構築物

17

12

 

 

 

機械及び装置

75

46

 

 

 

工具、器具及び備品

77

52

 

 

 

土地

※1 3,242

※1 3,213

 

 

 

その他

1

0

 

 

 

有形固定資産合計

6,139

5,910

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

240

274

 

 

 

その他

14

16

 

 

 

無形固定資産合計

255

290

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

39

45

 

 

 

関係会社株式

7,947

7,947

 

 

 

関係会社出資金

1,229

1,229

 

 

 

長期貸付金

※2 3,111

※2 3,963

 

 

 

前払年金費用

164

184

 

 

 

繰延税金資産

-

452

 

 

 

その他

1,769

1,630

 

 

 

貸倒引当金

148

142

 

 

 

投資その他の資産合計

14,114

15,310

 

 

固定資産合計

20,509

21,511

 

資産合計

33,937

36,037

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形

409

387

 

 

買掛金

※2 2,387

※2 2,975

 

 

短期借入金

※1 1,600

2,250

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※1 3,894

※1 4,424

 

 

未払金

※2 876

※2 666

 

 

未払法人税等

303

-

 

 

賞与引当金

381

299

 

 

役員賞与引当金

52

28

 

 

製品保証引当金

623

641

 

 

その他

236

481

 

 

流動負債合計

10,764

12,154

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※1 8,108

※1 8,214

 

 

役員退職慰労引当金

453

119

 

 

繰延税金負債

104

-

 

 

その他

140

318

 

 

固定負債合計

8,806

8,652

 

負債合計

19,571

20,806

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

5,155

5,155

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

3,795

3,795

 

 

 

その他資本剰余金

1,743

1,743

 

 

 

資本剰余金合計

5,539

5,539

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

21

21

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

3,532

4,552

 

 

 

利益剰余金合計

3,553

4,573

 

 

自己株式

0

0

 

 

株主資本合計

14,248

15,268

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

3

8

 

 

繰延ヘッジ損益

113

45

 

 

評価・換算差額等合計

117

37

 

純資産合計

14,366

15,231

負債純資産合計

33,937

36,037

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※2 21,631

※2 24,445

売上原価

※2 13,662

※2 16,958

売上総利益

7,968

7,486

販売費及び一般管理費合計

※1※2 7,311

※1※2 7,422

営業利益

657

64

営業外収益

 

 

 

受取利息及び受取配当金

※2 744

※2 841

 

賃貸収入

144

152

 

為替差益

320

588

 

その他

※2 237

※2 201

 

営業外収益合計

1,447

1,783

営業外費用

 

 

 

支払利息

88

82

 

賃貸収入原価

37

74

 

デリバティブ評価損

-

329

 

その他

39

5

 

営業外費用合計

165

492

経常利益

1,940

1,355

特別利益

 

 

 

投資有価証券売却益

32

-

 

特別利益合計

32

-

特別損失

 

 

 

役員退職慰労金

-

338

 

関係会社株式評価損

117

-

 

特別損失合計

117

338

税引前当期純利益

1,855

1,017

法人税、住民税及び事業税

266

40

法人税等調整額

7

486

法人税等合計

274

446

当期純利益

1,580

1,463