三菱重工業株式会社
|
回次 |
2018年度 |
2019年度 |
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
|
|
決算年月 |
2019年3月 |
2020年3月 |
2021年3月 |
2022年3月 |
2023年3月 |
|
|
売上収益 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
事業利益(△は損失) |
(百万円) |
|
△ |
|
|
|
|
税引前利益(△は損失) |
(百万円) |
|
△ |
|
|
|
|
親会社の所有者に帰属する 当期利益 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
当期包括利益 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
親会社の所有者に帰属する 当期包括利益(△は損失) |
(百万円) |
|
△ |
|
|
|
|
親会社の所有者に帰属する持分 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
資産合計 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
1株当たり親会社所有者帰属持分 |
(円) |
|
|
|
|
|
|
基本的1株当たり当期利益 (親会社の所有者に帰属) |
(円) |
|
|
|
|
|
|
希薄化後1株当たり当期利益 (親会社の所有者に帰属) |
(円) |
|
|
|
|
|
|
親会社所有者帰属持分比率 |
(%) |
|
|
|
|
|
|
親会社所有者帰属持分当期利益率 |
(%) |
|
|
|
|
|
|
株価収益率 |
(倍) |
|
|
|
|
|
|
営業活動によるキャッシュ・ フロー |
(百万円) |
|
|
△ |
|
|
|
投資活動によるキャッシュ・ フロー |
(百万円) |
△ |
△ |
△ |
|
△ |
|
財務活動によるキャッシュ・ フロー |
(百万円) |
△ |
△ |
|
△ |
△ |
|
現金及び現金同等物の期末残高 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
従業員数 |
(人) |
|
|
|
|
|
|
[外、平均臨時雇用者数] |
[ |
[ |
[ |
[ |
[ |
|
(注)1.2018年度から国際会計基準(以下、「IFRS」という。)に基づいて連結財務諸表を作成している。
2.2019年度からIFRS第16号「リース」を適用している。これに伴い、2018年度の財務数値を修正再表示している。
|
回次 |
2018年度 |
2019年度 |
2020年度 |
2021年度 |
2022年度 |
|
|
決算年月 |
2019年3月 |
2020年3月 |
2021年3月 |
2022年3月 |
2023年3月 |
|
|
売上高 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
経常利益 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
当期純利益又は当期純損失(△) |
(百万円) |
|
△ |
|
|
|
|
資本金 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
発行済株式総数 |
(千株) |
|
|
|
|
|
|
純資産額 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
総資産額 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
1株当たり純資産額 |
(円) |
|
|
|
|
|
|
1株当たり配当額 |
(円) |
|
|
|
|
|
|
(うち1株当たり中間配当額) |
( |
( |
( |
( |
( |
|
|
1株当たり当期純利益 又は1株当たり当期純損失(△) |
(円) |
|
△ |
|
|
|
|
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益 |
(円) |
|
|
|
|
|
|
自己資本比率 |
(%) |
|
|
|
|
|
|
自己資本利益率 |
(%) |
|
△ |
|
|
|
|
株価収益率 |
(倍) |
|
|
|
|
|
|
配当性向 |
(%) |
|
△ |
|
|
|
|
従業員数 |
(人) |
|
|
|
|
|
|
[外、平均臨時雇用者数] |
[ |
[ |
[ |
[ |
[ |
|
|
株主総利回り |
(%) |
|
|
|
|
|
|
(比較指標:配当込みTOPIX) |
( |
( |
( |
( |
( |
|
|
最高株価 |
(円) |
4,699 |
4,886.0 |
3,671.0 |
4,206.0 |
5,687.0 |
|
最低株価 |
(円) |
3,797 |
2,516.5 |
2,181.0 |
2,511.5 |
3,863.0 |
(注)1.2019年度の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損失であるため記載していない。
2.2019年度の株価収益率については、1株当たり当期純損失であるため記載していない。
3.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日からは東京証券取引所(プライム市場)におけるものであり、それ以前については東京証券取引所(市場第一部)におけるものである。
三菱の創業者岩崎彌太郎は、1884年7月7日、工部省から長崎造船局を借り受け、長崎造船所と命名して造船事業に本格的に乗り出した。当社は、この日をもって創立日としている。
その後、造船事業は1893年12月に設立の三菱合資会社に引き継がれたが、これ以降の沿革は以下に記載のとおりである。
|
年月 |
沿革 |
||||
|
(旧)三菱重工業㈱ |
|||||
|
1917年10月 |
三菱合資会社から同社造船部所属業務の一切を引き継ぎ三菱造船㈱を設立 |
||||
|
1934年4月 |
商号を三菱重工業㈱に変更 |
||||
|
1950年1月 |
過度経済力集中排除法により、3社に分割され、それぞれ中日本重工業㈱、東日本重工業㈱、西日本重工業㈱の商号をもって新発足 |
||||
|
新三菱重工業㈱ |
三菱日本重工業㈱ |
三菱造船㈱ |
|||
|
1950年1月 |
中日本重工業㈱の商号をもって本社を神戸市に置き発足 |
1950年1月 |
東日本重工業㈱の商号をもって本社を東京都中央区に置き発足 |
1950年1月 |
西日本重工業㈱の商号をもって本社を東京都中央区に置き発足 |
|
1950年5月 |
東京、大阪各証券取引所に株式を上場 (以後、1952年1月までに札幌、名古屋及び福岡の各証券取引所に株式を上場) |
1950年5月 |
東京、大阪各証券取引所に株式を上場 (以後、1952年3月までに札幌、名古屋及び福岡の各証券取引所に株式を上場) |
1950年5月 |
東京、大阪各証券取引所に株式を上場 (以後、1950年8月までに福岡、札幌及び名古屋の各証券取引所に株式を上場) |
|
1952年5月 |
商号を新三菱重工業㈱に変更 |
1952年6月 |
商号を三菱日本重工業㈱に変更 |
1951年11月 |
本社を東京都港区に移転 |
|
1958年4月 |
本社を東京都千代田区に移転 |
1956年7月 |
本社を東京都千代田区に移転 |
1952年5月 |
商号を三菱造船㈱に変更 |
|
|
|
|
|
1956年7月 |
本社を東京都千代田区に移転 |
|
1964年6月 |
新三菱重工業㈱、三菱日本重工業㈱及び三菱造船㈱が合併し、三菱重工業㈱の商号をもって本社を東京都千代田区に置き発足 |
||||
|
1968年12月 |
菱重環境エンジニアリング㈱(現三菱重工機械システム㈱)を設立 |
||||
|
1970年6月 |
自動車部門の営業を三菱自動車工業㈱へ譲渡 |
||||
|
1976年2月 |
重工環境サービス㈱(現三菱重工環境・化学エンジニアリング㈱)を設立 |
||||
|
1979年7月 |
米国にMitsubishi Heavy Industries America, Inc.を設立 |
||||
|
1988年4月 |
エム・エイチ・アイ・ターボテクノ㈱(現三菱重工コンプレッサ㈱)を設立 |
||||
|
1995年1月 |
三菱原子力工業㈱を合併 |
||||
|
2001年4月 |
米国にMitsubishi Power Systems, Inc.(現Mitsubishi Power Americas, Inc.)を設立 |
||||
|
2003年5月 |
本社を東京都港区に移転 |
||||
|
2007年3月 |
オランダにMHI International Investment B.V.を設立 |
||||
|
2013年4月 |
日本輸送機㈱を連結子会社とし、ニチユ三菱フォークリフト㈱(現三菱ロジスネクスト㈱)として 営業開始 |
||||
|
2013年5月 |
Pratt & Whitney Power Systems, Inc.(米国)を連結子会社とし、PW Power Systems, Inc.(現Mitsubishi Power Aero LLC)として営業開始 |
||||
|
2014年2月 |
三菱日立パワーシステムズ㈱(現三菱パワー㈱)が営業開始 |
||||
|
2014年10月 |
三菱重工航空エンジン㈱が営業開始 |
||||
|
2015年1月 |
Primetals Technologies, Limited(英国)が営業開始 |
||||
|
2015年6月 |
監査等委員会設置会社へ移行 |
||||
|
2016年7月 |
三菱重工エンジン&ターボチャージャ㈱が営業開始 |
||||
|
2016年10月 |
三菱重工サーマルシステムズ㈱が営業開始 |
||||
|
2018年1月 |
三菱重工エンジニアリング㈱が営業開始 |
||||
|
|
三菱造船㈱が営業開始 |
||||
|
2019年1月 2020年6月 2021年10月 |
本社を東京都千代田区に移転 MHI RJ Aviation Inc.(米国)が営業開始 火力発電システム事業等を三菱パワー㈱から承継 |
||||
当社グループでは、多くの事業において当社及び関係会社が連携して設計、製造、販売、サービス及び据付等を行っている。
当社グループの主な事業内容と当社又は主な関係会社の当該事業における位置付け及びセグメントとの関連は次のとおりである。
なお、次の4部門は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表」に掲げる事業セグメントの区分と同一である。
(エナジー)
当セグメントにおいては、火力発電システム(GTCC*1、スチームパワー)、原子力発電システム(軽水炉、原子燃料サイクル・新分野)、風力発電システム、航空機用エンジン、コンプレッサ、排煙処理システム(AQCS*2)、舶用機械等の設計、製造、販売、サービス及び据付等を行っている。
*1 Gas Turbine Combined Cycle
*2 Air Quality Control System
[主な関係会社]
Mitsubishi Power Aero LLC、Mitsubishi Power Americas, Inc.、三菱重工航空エンジン㈱、三菱重工コンプレッサ㈱
(プラント・インフラ)
当セグメントにおいては、製鉄機械、商船、エンジニアリング、環境設備、機械システム等の設計、製造、販売、サービス及び据付等を行っている。
[主な関係会社]
三菱重工環境・化学エンジニアリング㈱、三菱造船㈱、三菱重工機械システム㈱、三菱重工エンジニアリング㈱、Primetals Technologies, Limited
(物流・冷熱・ドライブシステム)
当セグメントにおいては、物流機器、ターボチャージャ、エンジン、冷熱製品、カーエアコン等の設計、製造、販売、サービス及び据付等を行っている。
[主な関係会社]
三菱重工サーマルシステムズ㈱、三菱重工エンジン&ターボチャージャ㈱、三菱ロジスネクスト㈱
(航空・防衛・宇宙)
当セグメントにおいては、民間航空機、防衛航空機、飛しょう体、艦艇、特殊車両、特殊機械(魚雷)、宇宙機器等の設計、製造、販売、サービス及び据付等を行っている。
[主な関係会社]
MHI RJ Aviation Inc.
|
名称 |
住所 |
資本金 |
主要な事業 の内容 |
議決権の 所有割合 (%) |
当社との関係内容 |
||
|
営業上の 取引等 |
設備等の 賃貸借 |
役員の 兼任等 |
|||||
|
(連結子会社) |
|
|
|
|
|
|
|
|
三菱重工航空エンジン㈱ |
愛知県 小牧市 |
百万円 6,000 |
エナジー |
100 |
仕入 |
有 |
有 |
|
三菱重工コンプレッサ㈱ |
東京都 港区 |
百万円 4,000 |
〃 |
100 |
販売、 仕入、 業務委託 |
有 |
有 |
|
三菱重工パワーインダストリー㈱ |
横浜市 中区 |
百万円 1,500 |
〃 |
100 |
業務受託、 仕入 |
有 |
有 |
|
三菱重工マリンマシナリ㈱ |
長崎市 |
百万円 1,000 |
〃 |
100 |
販売、 業務受託、 業務委託 |
有 |
有 |
|
Mitsubishi Power Aero LLC (注)2 |
Connecticut, U.S.A. |
百万米ドル 624.5 |
〃 |
100 (100) |
- |
- |
- |
|
Mitsubishi Power Americas, Inc. (注)2 |
Florida, U.S.A. |
百万米ドル 352.5 |
〃 |
100 (100) |
業務受託、仕入 |
- |
有 |
|
Mechanical Dynamics & Analysis LLC |
New York, U.S.A. |
百万米ドル 0.0 |
〃 |
100 (100) |
- |
- |
- |
|
三菱重工環境・化学エンジニアリング㈱ |
横浜市 西区 |
百万円 3,450 |
プラント・ |
100 (58.8) |
販売、 業務受託、 業務委託 |
有 |
有 |
|
三菱造船㈱ |
横浜市 西区 |
百万円 3,000 |
〃 |
100 |
業務受託、 業務委託 |
有 |
有 |
|
三菱重工機械システム㈱ |
神戸市 兵庫区 |
百万円 2,005 |
〃 |
100 |
販売、 業務委託 |
有 |
有 |
|
三菱重工交通・建設エンジニアリング㈱ |
横浜市 西区 |
百万円 300 |
〃 |
100 (100) |
業務受託、 業務委託 |
有 |
- |
|
三菱重工エンジニアリング㈱ (注)6 |
横浜市 西区 |
百万円 100 |
〃 |
100 |
業務受託、 業務委託 |
有 |
有 |
|
Primetals Technologies, Limited |
London, U.K. |
百万ユーロ 0.1 |
〃 |
100 (100) |
業務委託 |
- |
有 |
|
名称 |
住所 |
資本金 |
主要な事業 の内容 |
議決権の 所有割合 (%) |
当社との関係内容 |
||
|
営業上の 取引等 |
設備等の 賃貸借 |
役員の 兼任等 |
|||||
|
三菱重工サーマルシステムズ㈱ |
東京都 千代田区 |
百万円 12,000 |
物流・冷熱・ |
100 |
販売、 業務委託 |
有 |
有 |
|
三菱重工エンジン&ターボチャージャ㈱ |
相模原市 中央区 |
百万円 5,000 |
〃 |
100 |
販売、 業務受託、 業務委託 |
有 |
有 |
|
三菱ロジスネクスト㈱ (注)3 |
京都府 長岡京市 |
百万円 4,938 |
〃 |
64.5 |
販売、 業務委託 |
有 |
有 |
|
三菱重工冷熱㈱ |
東京都 港区 |
百万円 400 |
〃 |
100 (100) |
販売、 業務受託、 業務委託 |
有 |
- |
|
Equipment Depot Inc. (注)4 |
Texas, U.S.A |
(百万米ドル 281.0) |
〃 |
100 (100) |
- |
- |
- |
|
三菱重工海爾(青島)空調機有限公司 |
中国 山東省 |
百万米ドル 50.4 |
〃 |
55.0 (55.0) |
貸付 |
- |
有 |
|
Mitsubishi Logisnext Americas (Marengo) Inc. (注)4、7 |
Illinois, U.S.A. |
(百万米ドル 49.9) |
〃 |
100 (100) |
- |
- |
- |
|
Mitsubishi Turbocharger and Engine Europe B.V. |
Almere, The Netherlands |
百万ユーロ 38.3 |
〃 |
100 (100) |
業務委託 |
- |
有 |
|
Mitsubishi Heavy Industries - Mahajak Air Conditioners Co., Ltd. |
Bangkok, Thailand |
百万タイバーツ 1,424.7 |
〃 |
81.8 (81.8) |
業務委託 |
- |
有 |
|
Mitsubishi Heavy Industries Air-Conditioning Europe, Ltd. |
Uxbridge, U.K. |
百万ユーロ 29.6 |
〃 |
100 (100) |
- |
- |
- |
|
上海菱重増圧器有限公司 |
中国 上海市 |
百万米ドル 20.5 |
〃 |
56.2 (56.2) |
業務委託 |
- |
- |
|
Mitsubishi Turbocharger and Engine America, Inc. |
Illinois, U.S.A |
百万米ドル 8.5 |
〃 |
100 (100) |
業務委託 |
- |
- |
|
三菱重工空調系統(上海)有限公司 |
中国 上海市 |
百万米ドル 8.0 |
〃 |
100 (100) |
- |
- |
- |
|
Mitsubishi Logisnext Europe B.V. |
Almere, The Netherlands |
百万ユーロ 6.8 |
〃 |
100 (100) |
- |
- |
- |
|
Mitsubishi Logisnext Americas (Houston) Inc. (注)7 |
Texas, U.S.A. |
百万米ドル 0.0 |
〃 |
100 (100) |
- |
- |
- |
|
MHI RJ Aviation Inc. |
West Virginia, U.S.A. |
百万米ドル 0.2 |
航空・防衛・ 宇宙 |
100 (100) |
業務受託 |
- |
有 |
|
名称 |
住所 |
資本金 |
主要な事業 の内容 |
議決権の 所有割合 (%) |
当社との関係内容 |
||
|
営業上の 取引等 |
設備等の 賃貸借 |
役員の 兼任等 |
|||||
|
三菱航空機㈱ (注)8 |
名古屋市 港区 |
百万円 500 |
その他 |
86.9 |
業務受託、 業務委託 |
有 |
有 |
|
MHI International Investment B.V. (注)2 |
Almere, The Netherlands |
百万ユーロ 245.0 |
〃 |
100 |
貸付 |
- |
有 |
|
三菱重工業(中国)有限公司 |
中国 北京市 |
百万米ドル 39.4 |
〃 |
100 |
役務提供 |
- |
有 |
|
Mitsubishi Heavy Industries Asia Pacific Pte. Ltd. |
Singapore |
百万シンガポールドル 42.6 |
〃 |
100 |
役務提供、 仕入 |
- |
有 |
|
Mitsubishi Heavy Industries America, Inc. |
Texas, U.S.A. |
百万米ドル 15.0 |
〃 |
100 |
役務提供、 仕入 |
- |
有 |
|
Mitsubishi Heavy Industries EMEA, Ltd. |
London, U.K. |
百万英ポンド 4.6 |
〃 |
100 |
役務提供、 仕入 |
- |
有 |
|
Mitsubishi Heavy Industries (Thailand) Ltd. |
Bangkok, Thailand |
百万タイバーツ 127.0 |
〃 |
100 (99.9) |
役務提供、 仕入 |
- |
- |
|
三菱重工業(上海)有限公司 |
中国 上海市 |
百万米ドル 0.5 |
〃 |
100 (100) |
役務提供、 仕入 |
- |
有 |
|
その他 217社 |
|
|
|
|
|
|
|
|
名称 |
住所 |
資本金 |
主要な事業 の内容 |
議決権の 所有割合 (%) |
当社との関係内容 |
||
|
営業上の 取引等 |
設備等の 賃貸借 |
役員の 兼任等 |
|||||
|
(持分法適用会社) |
|
|
|
|
|
|
|
|
日本建設工業㈱ |
東京都 中央区 |
百万円 400 |
エナジー |
30.4 |
業務受託、 仕入 |
有 |
有 |
|
Framatome S.A.S. |
Courbevoie, France |
百万ユーロ 706.6 |
〃 |
19.5 |
業務受託、 業務委託 |
- |
有 |
|
三菱マヒンドラ農機㈱ |
松江市 |
百万円 4,500 |
物流・冷熱・ |
66.7 |
- |
有 |
有 |
|
㈱菱友システムズ (注)3 |
東京都 港区 |
百万円 699 |
その他 |
32.2 (0.8) |
販売、 業務受託、 仕入 |
有 |
有 |
|
JR西日本プロパティーズ㈱ |
東京都 港区 |
百万円 100 |
〃 |
30.0 |
業務受託、 仕入 |
有 |
有 |
|
その他 30社 |
|
|
|
|
|
|
|
(注)1.主要な事業の内容欄には、セグメント等の名称を記載している。
2.特定子会社に該当する。
3.有価証券報告書を提出している。
4.資本金に相当する金額がない関係会社については、資本金に準ずる金額として資本準備金(又はそれに準ずる金額)を資本金欄において( )内で表示している。
5.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数である。
6.三菱重工エンジニアリング㈱は2023年4月1日付でMHIエンジニアリング㈱に商号を変更した。
7.Mitsubishi Logisnext Americas (Houston) Inc.は2023年4月1日付でMitsubishi Logisnext Americas (Marengo) Inc.を吸収合併し、Mitsubishi Logisnext Americas Inc.に商号を変更した。
8.三菱航空機㈱は債務超過の状況にある会社であり、債務超過の額は576,424百万円である。また、同社は2023年4月25日付でMSJ資産管理㈱に商号変更した。
(1) 連結会社の状況
|
|
2023年3月31日現在 |
|
|
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
|
エナジー |
|
[ |
|
プラント・インフラ |
|
[ |
|
物流・冷熱・ドライブシステム |
|
[ |
|
航空・防衛・宇宙 |
|
[ |
|
その他・共通 |
|
[ |
|
合計 |
|
[ |
(注)1.従業員数には、グループ外から連結子会社への出向者を含み、当社グループからグループ外への出向者を含まない。また、臨時従業員数は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載している。
2.臨時従業員には、定年退職後の再雇用社員、嘱託契約の従業員及びパートタイマー等を含み、派遣社員等は含まない。
(2) 提出会社の状況
|
|
|
|
|
2023年3月31日現在 |
|
従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
|
|
|
[ |
|
|
|
|
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
|
エナジー |
|
[ |
|
プラント・インフラ |
|
[ |
|
物流・冷熱・ドライブシステム |
|
[ |
|
航空・防衛・宇宙 |
|
[ |
|
その他・共通 |
|
[ |
|
合計 |
|
[ |
(注)1.従業員数には、当社から社外への出向者を含まない。また、臨時従業員数は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載している。
2.臨時従業員には、定年退職後の再雇用社員、嘱託契約の従業員及びパートタイマー等を含み、派遣社員等は含まない。
3.平均年間給与は、2022年4月から2023年3月までの税込金額で、基準外賃金及び賞与を含み、その他の臨時給与を含まない。
(3) 労働組合の状況
当社従業員が加入する労働組合は、三菱重工労働組合と称し、三菱重工グループ労働組合連合会を通じて、日本基幹産業労働組合連合会及び日本労働組合総連合会に加盟しており、当社との労使関係は安定している。なお、前記労働組合のほかに、ごく少数の当社従業員で組織する労働組合がある。
当社の連結子会社の労働組合の状況については、特記すべき事項はない。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
①提出会社
|
当事業年度 |
補足説明 |
|||||
|
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1 |
男性労働者の育児休業取得率(%) (注)2 |
労働者の男女の賃金の差異(%) (注)1 |
||||
|
正規雇用 労働者 |
パート・ 有期労働者 |
全労働者 |
正規雇用 労働者 |
パート・ 有期労働者 |
||
|
2.7 |
31.0 |
0.0 |
73.3 |
80.0 |
52.7 |
(注)3 |
②連結子会社
|
当事業年度 |
補足説明 |
||||||||
|
名称 |
管理職に占める女性労働者の割合(%) (注)1 |
男性労働者の育児休業取得率(%) |
労働者の男女の賃金の差異 (%)(注)1 |
||||||
|
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
備考 |
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
|||
|
三菱重工パワーインダストリー㈱ |
― |
― |
― |
― |
|
58.3 |
59.2 |
45.0 |
|
|
三菱重工環境・化学エンジニアリング㈱ |
1.8 |
― |
― |
― |
|
55.2 |
52.1 |
82.4 |
|
|
三菱重工機械システム㈱ |
1.3 |
― |
23.8 |
(注)4 |
(注)2 |
65.5 |
73.2 |
55.5 |
(注)3 |
|
三菱重工交通・建設エンジニアリング㈱ |
0.7 |
8.3 |
― |
― |
(注)2 |
62.2 |
68.9 |
45.0 |
|
|
三菱ロジスネクスト㈱ |
2.4 |
34.7 |
― |
― |
(注)2 |
68.0 |
67.0 |
69.5 |
|
|
三菱重工冷熱㈱ |
0.9 |
41.6 |
― |
― |
(注)2 |
64.5 |
66.6 |
78.2 |
|
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものである。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものである。
3.「労働者の男女の賃金の差異」の算出にあたり、「全労働者」及び「パート・有期労働者」の人員数について労働時間を基に換算して算出している。
4.当事業年度においては対象となる従業員がいなかった。
5.連結子会社のうち主要な連結子会社以外のものについては、「第7 提出会社の参考情報 2 その他の参考情報(2)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」に記載している。
以下の記載事項のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。
(1)経営方針・経営戦略等
ア.当連結会計年度の経営環境
当社グループを取り巻く経営環境は、世界経済においてコロナ禍からの社会経済活動の正常化が進んで堅調な成長を続け、日本経済においても、ウィズコロナの下で個人消費と設備投資を中心に緩やかに持ち直した。
一方、資源価格上昇を受けたインフレ圧力の強まりや、欧米での急速な金融引締め、ロシアによるウクライナ侵略、米中の対立をはじめとする国際情勢の緊張など、今後の先行きにはなお懸念が残る状況となっている。
かかる経営環境下においても、当社グループは長い歴史の中で培われた技術に最先端の知見を取り入れ、変化する社会課題の解決に挑み、サステナブルで安全・安心・快適な社会と人々の豊かな暮らしの実現に貢献していく。
イ.中期経営計画「2021事業計画」
2020年10月から開始した中期経営計画「2021事業計画」では、「収益力の回復・強化」及び「成長領域の開拓」を重点テーマとし、収益性、成長性、財務健全性及び株主還元の4つの指標を定めて各種施策に取り組んでいる。
「収益力の回復・強化」としては、固定費の削減や生産性の向上に加え、サービス比率の向上、業務プロセスの改善等、事業体質の変革に取り組み、2023年度末「事業利益率7%」、「ROE12%」を目指している。
また、「成長領域の開拓」としては、エネルギー供給側で脱炭素化を目指す「エナジートランジション」とエネルギー需要側で省エネ・省人化・脱炭素化を実現する「社会インフラのスマート化(モビリティ等の新領域)」を強力に推し進めている。これらの成長分野には「2021事業計画」期間中に1,800億円を投資し、将来的には1兆円規模の事業への成長を目指す。
2年目となる当連結会計年度は、グループ一丸となって取り組んだ各種施策が奏功し、収益性は概ね想定どおり、財務健全性も想定以上の改善であった。2023年度は2021事業計画の最終年度であり、事業環境変化に臨機応変に適応しつつ各種施策の成果を更に拡大させ、総力を挙げて目標達成に取り組む。
ウ.「MISSION NET ZERO」に向けた取組み
MISSION NET ZEROの実現に向けては省エネ化に継続して取り組んでおり、Scope1、2*1のCO2排出量を2030年に2014年比で50%削減するという目標に対して、2022年で既に47%削減を実現した。これに加え、三原製作所をカーボンニュートラル工場とするための使用電力の100%グリーン化等、更なる取組みを実施している。また、Scope3*1については当社製品の使用に伴うCO2排出量削減(2019年比で、2025年に30%、2030年に50%)が目標であり、この達成に向けて高砂製作所の高砂水素パーク建設をはじめとした様々なソリューションの開発・実証を進めている。
*1 Scope1は当社のCO2直接排出を、Scope2は主に電気の使用に伴うCO2間接排出を、Scope3はScope1、Scope2以外の当社グループバリューチェーン全体でのCO2間接排出を示す。算定基準は温室効果ガス(GHG)排出量の算定と報告の国際基準であるGHGプロトコルに準じる。
(2)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
「2021事業計画」の最終年度である2023年度も、当社グループは「収益力回復・強化」に向けて目標の着実な達成に邁進する。また、サステナブルで安全・安心・快適な社会の実現に向け、「エネルギー供給側の脱炭素化」と、「エネルギー需要側の省エネ・省人化・脱炭素化」を両面で進め、これら「成長領域の開拓」のための各種取組みを引き続き展開していく。
ア.エネルギー供給側の脱炭素化(エナジートランジション)
脱炭素化への取組みは、これまで欧州が先行していたが、今後はIRA*2の成立した米国を中心に一気に加速することが予想される。また、各国政府支援の対象も、再生可能エネルギーだけでなく、エネルギーの転換、水素の利用、CO2回収分野にも裾野が広がり、カーボンニュートラル社会の実現に向けた動きも現実味を帯びてきている。
こうした中、当社グループは脱炭素化にCO2を「減らす」「回収する」「出さない」の3つの道筋で対応していく。高効率ガスタービンでは高いシェアを堅持し、老朽化した石炭火力の置き換えによって「減らす」に引き続き貢献する。また、ガスタービンにCO2回収装置を組み合わせる案件の機運が高まっており、「回収する」ことにも積極的に対応していく。そして、CO2を「出さない」水素ガスタービンは、既にEUの規制でガスタービンに課されている2023年以降のCO2排出目標値をクリアするとともに、大型ガスタービンの燃焼試験では50%水素混焼を達成するなど順調に開発が進捗しており、2030年の水素専焼での商用化を目指して引き続き実証を推進していく。
さらに、CO2回収では、商談が旺盛な欧米の中でも顕著な拡大が予想される米国を中心にFS*3やFEED*4の受注を通じて市場の拡大に貢献し、実機の受注に繋げることで事業拡大を図る。また、CO2排出削減が容易でない産業分野向けでも、回収プロセス改良や設計標準化を進めるとともに、これらの実証をパートナーと一緒に推進し、具体的な商談に結び付けるよう取り組んでいく。加えて、貯留・利活用に関しても、エクソンモービル社との協業を通じて世界各国でのCO2回収案件の組成を進めるとともに、日本でも回収、輸送、貯留の各段階でパートナーと連携しながら、日本政府プロジェクトであるバリューチェーン事業の共同スタディにも参画し、将来の事業化を常に見据えて対応していく。
*2 Inflation Reduction Act(インフレ抑制法)
*3 Feasibility Study(事業化調査)
*4 Front End Engineering Design(基本設計)
イ.エネルギー需要側の省エネ・省人化・脱炭素化(社会インフラのスマート化)
エネルギーの需要側では、省人化、最適化、高信頼性をワンストップ・ソリューションで提供して顧客ニーズに応える取組みを進めていく。当社グループでは機械設備や発電設備の制御、遠隔監視・保守、サイバー攻撃防御といった様々なデジタル製品をこれまでも開発、実装してきているが、これらをプラットフォーム「ΣSynX」でかしこくつなぎ、省人化、設計・設備の最適化、高い信頼性といった付加価値を提供していく。
例えば、物流知能化としては、AGF*5や倉庫内統合制御システムを「ΣSynX」でつなぎ、ピッキングや入出荷、入出庫を自動化するための実証を引き続き進め、事業化を図っていく。また、既に納入実績のある冷凍冷蔵倉庫は、高冷却効率かつ低消費電力に加え、シミュレーション技術を蓄積して更なる最適化を図り、今後ニーズの拡大が見込まれる東南アジアも視野に入れて事業展開を図る。データセンターの分野では高密度・高集積が進む中で省エネ・脱炭素化が大きな課題となっているため、冷却電力の90%以上を削減する次世代冷却技術の実証を更に進めている。これに加えて、高信頼性かつ高効率の電源・冷却システムと監視・統合制御システムをワンストップで提供する体制を整え、今後の受注拡大に向けて取り組んでいく。
*5 Automated Guided Forklift(無人フォークリフト)
ウ.新たな事業機会と収益力の回復・強化
当社グループを取り巻く事業環境は、経済分断の進展、脱炭素に向けた各国政府支援の拡充、経済安全保障機運の高まりなどによって大きく変化しており、これまで述べてきた分野に加えて、特に原子力と防衛の分野で新たな事業機会が生じている。原子力発電システムは、カーボンフリーとエネルギーセキュリティを両立させる大規模・安定電源であり、国内での既設プラントの再稼働や燃料サイクル確立への支援を続けるとともに、革新軽水炉「SRZ-1200」の2030年代半ばの実用化に向けて開発・設計に着実に取り組んでいく。また、大量かつ安定的な水素製造を可能とする高温ガス炉の開発や、海外との高速炉開発に向けた協力などの多様な取組みを推進していく。防衛の分野は、昨今の国家安全保障強化の機運の高まりを受けて、国の防衛力整備計画が大きく拡充されている。当社グループは高い技術力で多様な装備品に対応できるリーディングカンパニーとして引き続き安全・安心な社会を支える役割を担っていく。
また、今後の事業環境の変化に的確に対応しながら、事業ポートフォリオの見直し、成長領域へのリソースシフトの加速、構造改革やアセットマネジメント、コーポレート部門の業務効率化といった収益力の回復・強化に向けた取組みも、これまで同様、着実に進める。
当社グループは、「MISSION NET ZERO」の活動を通じ、環境価値と経済価値を両立させながらカーボンニュートラルの達成に取り組み、事業を通じた社会課題解決によってサステナブルな社会の実現に貢献していく。このように事業を発展し成長させていく上では、従来同様コンプライアンスが大前提であるとの認識の下で各種施策を進めていく。
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクには、以下の(3)に挙げるようなものがある。
当社グループでは、これら主要なリスクを含めた各種リスクに対して考えうる対応策をあらかじめ講じているが、これらを完全に回避することは困難である。当社グループは、これらのリスクに留意しながら事業計画に従い事業活動を進めるとともに、これらが顕在化した場合の影響の最小化に努めている。
主要なリスクには中長期的に事業環境や社会構造の更なる変化をもたらす可能性があるものも含まれており、当社グループは、将来を見据え、そのような動きに対応できるよう、先んじて対策を取っていかなければならないと認識している。
なお、記載事項のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。
(1)主要なリスクを検討するプロセス
当社グループでは、事業遂行上のリスクを抽出・討議する経営管理プロセスを策定し、これに基づきリスクの一覧化に取り組んでいる。リスク抽出に当たっては、社外の知見も取り入れて当社グループに関連するリスクの網羅的なリストを作成し、これに基づき概ね10年以内に顕在化する可能性が懸念される具体的なリスクの洗出しを実施している。その上で、講じている対応策の効果も踏まえて当該リスクが顕在化した場合の影響度と蓋然性の検討を行い、当社グループの事業に重要な影響を与える可能性があり、かつ定量化可能なリスクを特定し、以下のようなリスクマップに整理している。これに加えて、定量化の難しい定性的なリスクについても上述のリスクの網羅的なリストに基づき特定している。
(2)当社グループにおけるリスクへの対応策
当社グループでは、各種リスクを適切に管理するため、リスクの類型に応じた管理体制を整備し、管理責任の明確化を図っている。また、リスクを定期的に評価・分析し、必要な回避策又は低減策を講じるとともに、内部監査によりその実効性と妥当性を監査し、定期的に取締役会及び監査等委員会に報告することとしている。加えて、重大リスクが顕在化した場合に備え、緊急時に迅速かつ的確な対応ができるよう速やかにトップへ情報を伝達する手段を確保し、また各事業部門に危機管理責任者を配置している。
また、当社グループでは、「事業リスクマネジメント憲章」により、リスクマネジメントの対象・要領等を明確化し、これを遵守・実践している。また、「事業リスクマネジメント委員会」において、トップマネジメントレベルでの重要リスク情報の共有や対応方針を協議することにより、体制の明確化と経営幹部・事業部門・コーポレート部門の役割の明確化を図っており、事業リスク総括部を責任部門として、経営幹部・事業部門・コーポレート部門の三者が一体となって事業リスクマネジメントに取り組んでいる。
なお、以下「(3)主要なリスク」の①から⑥までの各項目のア.において、各項目に関して当社グループがあらかじめ講じている具体的な対応策を例示しているが、当社グループは、これらに限らず、主要リスク以外のものも含め、各種リスクの類型や性質に応じて、リスクを回避・低減するための取組みを進めるとともに、①から⑥までの各項目の「イ.経営成績等の状況に与えうる影響」等のリスクが顕在化した場合の影響の最小化に努めている。
(3)主要なリスク
①事業環境の変化
ア.当社グループを取り巻く事業環境の悪化
当社グループを取り巻く事業環境は、非常に速いスピードで変化している。例えば世界経済に関しては、米中対立に加え、ロシアのウクライナへの侵略に伴う世界経済の分断の進展、国家安全保障強化の機運の高まり、デジタルデバイスやデータなどの分野における越境規制による覇権争いの先鋭化、資源価格をはじめとする諸物価の高騰、為替レートの急激な変動といった経済環境の変化が生じている。また、我が国においては、社会構造の変化として、人口減少・少子高齢化の一層の進展による人材不足の深刻化、廃業の増加、技術・技能の断絶、製造現場の空洞化等が懸念されている。さらには、全世界的に経済発展と環境負荷低減の両立が社会的な課題となっており、様々な分野で環境規制が強化されている。特にエネルギー分野では、新興国経済の発展や電気自動車の普及等をはじめとした電化の進展により、今後、世界の電力需要はますます伸びていく一方、燃料価格の高騰とともに地球温暖化を契機とした脱炭素化の一層の浸透など、当社グループの置かれている環境は、大きく変化している。
当社グループでは、これらの事業環境の変化に対応すべく、研究開発や設備投資を通じて、性能・信頼性・価格・環境対応等に関する製品競争力の維持・強化を図ることを前提としつつ、社外の知見も取り入れて市場の動きを先取りした新たな機能やソリューションの提案に注力している。また、2020年4月には成長推進室を設置し、既存の事業部門では対処しにくい新しい領域の事業開拓や既存事業の組合せを通じた製品・サービスの開発を進めている。また、事業環境を踏まえて各種製品分野で企図するM&A・アライアンスに関しては、入口での審議やモニタリングといった活動により、円滑なPMI*1の推進に向けた取組みを実践している。
*1 Post Merger Integration
イ.経営成績等の状況に与えうる影響
世界経済のデカップリングの進行に伴い、商談への参加、サプライヤー選定等の場面で当社グループの事業活動に制約が生じた場合や、為替レートの急激な変動、原材料価格の高騰、あるいは我が国における人材不足の深刻化や製造現場の空洞化等により当社グループの競争力の維持が困難又は低下することとなった場合には、当社グループの経営成績等の状況に重要な影響を与える可能性がある。環境規制に関しては、火力発電システムや自動車向けターボチャージャ、化学プラント関連のエンジニアリングなどの事業において、環境意識の高まりによって、製品・サービスの需要が減少し、事業規模が縮小する可能性や投下資本の回収が困難となる可能性がある。また、火力発電システム事業は、化石燃料由来の電力需要の激減、競合他社との競争激化やこれに伴う競合他社によるサービス商談獲得の影響も考えられ、これらにより受注が減少するおそれがある。環境規制の強化や燃料価格高騰といった事業環境の変化を踏まえ、顧客が自らの判断で火力発電プラントなどの営業運転を停止することとした場合には、これに伴うサービス事業の停滞等により、当社グループの経営成績等の状況に重要な影響を与える可能性がある。事業計画策定時の想定を超えて更に各種環境規制が厳格化され、これへの対応に課題が生じた場合には、市場競争力の低下や受注機会の逸失等により、当社グループの事業計画の推進に影響を与えるおそれがある。加えて、当社グループは、各種製品事業において、他社とのM&A・アライアンスを行っているが、市場環境の変化、事業競争力の低下、他社における経営戦略の見直し、その他予期せぬ事象を理由として、これらのM&A・アライアンス対象事業が目論見どおり進捗しない場合、資産の評価見直しによって減損損失等を計上する可能性があるなど、当社グループの経営成績等の状況に重要な影響を与える可能性がある。
②各種の災害
ア.自然災害や戦争・テロ等の発生
地震、津波、豪雨、洪水、暴風、噴火、火災、落雷、新型コロナウイルス感染症を含む感染症の世界的流行等の自然災害の発生、その発生頻度の上昇や被害の甚大化、戦争・テロ、政情不安、反日運動、人質・誘拐等の犯罪、社会インフラの麻痺、労働争議、停電、設備の老朽化・不具合等の人為的な要因によるものや労働災害等により、様々な物的・人的被害が生じ、円滑な経済活動が阻害され、さらには社会基盤が破壊されるといった事態が考えられる。なお、自然災害については、気候変動等に伴いその影響が甚大化することが想定される。
当社グループでは、これらの影響を低減するため、災害対策支援ツールの活用、連絡体制・事業継続計画(BCP)の策定・整備、勤務環境・制度の整備、工場の点検や設備の耐震化、各種訓練の定期的な実施に加え、適切な保険を付保するとともに、各国の情勢や安全に関する情報収集やこれを踏まえた各種対応、関連省庁との連携等を進めている。
イ.経営成績等の状況に与えうる影響
当社グループは、製品・サービスを提供するための拠点を世界各地に有しているが、特に日本やタイなどに生産拠点が集中しているため、これらの国・地域において、大規模な地震・津波・洪水といった災害が発生した場合、当社グループの生産能力に重要な影響を及ぼす可能性がある。具体的には、生産設備の滅失・毀損、サプライチェーンの停滞・混乱、生産に必要な材料・部品等の不足やサービスの提供停止、生産拠点の操業低下・稼働停止等のほか、代替となる生産設備や取引先の喪失、損害保険等で補填されない損害の発生等の可能性がある。また、感染症の世界的流行等が発生した場合には、既に受注した案件の進捗遅延・売上計上時期の遅れ、渡航制限やサプライチェーンの停滞、契約交渉や受注プロセスの遅延等が長期間にわたり発生し、その回復に一定の時間を要する可能性がある。これらの影響に伴う受注や売上の減少等により、当社グループの経営成績等の状況に重要な影響を与える可能性がある。
なお、ウクライナ情勢に起因するロシアへの経済制裁を受け、当社グループが遂行するロシア向け工事で中断等の影響が生じているものの、当連結会計年度において資産の評価等財政状態及び経営成績に与える影響は軽微であるが、今後の原材料価格の高騰やサプライチェーンの混乱等によって当社グループの経営成績等の状況に影響が生じる可能性は否定できない。
③製品・サービス関連の問題
ア.製品・サービスに関連する問題、コスト悪化等
当社グループは、ものづくりとエンジニアリングのグローバルリーダーとして、エナジー、プラント・インフラ、物流・冷熱・ドライブシステム、航空・防衛・宇宙の幅広い分野で高度な技術力を活かしてソリューションを提供している。当社グループは、製品の信頼性の向上に常に努力を重ねているが、製品自体又は製品に起因して各種の問題が生じる可能性がある。また、仕様変更や工程遅延等に起因するコスト悪化、材料・部品等の調達や工事に伴う予期しない問題の発生、納期遅延や性能未達等による顧客からの損害賠償請求や契約解除、顧客の財務状況の悪化等の問題が生じる可能性がある。サプライヤーとの間でも、製品・サービスなどに起因して、同様の問題が発生する可能性がある。また、特定の材料・部品のサプライヤーと取引不能となった場合に代替調達先の手配ができないことにより、生産活動や顧客への製品・サービスの提供等に影響が生じるおそれがある。
当社グループでは、これらのリスクに対して、各種規則の制定・運用、事業リスクマネジメント体制の整備・強化、個別案件の事前審議や受注後のモニタリング、プロジェクト遂行責任者や事業部長クラスへの教育の実施、製品安全に関する講座の継続的な開催等を行うとともに、過去に生じた大口赤字案件については、その原因や対策を総括するとともに、社内教育に反映するなど、再発防止に努めている。
イ.経営成績等の状況に与えうる影響
このような製品・サービス関連の問題発生等を理由として、追加費用の発生、顧客への損害賠償、社会的評価及び信用の失墜等に繋がる可能性がある。また、顧客・サプライヤーやその他第三者から国内外で訴訟・仲裁を提起されることがあり、当社グループは、これらに対応している。訴訟・仲裁においては、当社グループの主張が認められるように最大限の対応を取っているものの、当社グループにとって不利な判断が下される可能性は否定できない。また、当社グループが最終的に支払うべき賠償額等の負担が、各種の保険で必ずしも補填されるとは限らない。このように製品・サービス関連の問題は、当社グループの経営成績等の状況に重要な影響を与える可能性がある。
④知的財産関連の紛争
ア.当社グループの知的財産に対する侵害、当社グループによる第三者の知的財産に対する侵害等
当社グループは、研究開発の成果である知的財産を重要な経営資源の一つと位置付け、グローバルに活用している。しかしながら、当社グループに対して、第三者から知的財産を侵害していると主張されるような事態が生じる可能性がある。
当社グループでは、知的財産を特許権等により適切に保護し、また、第三者の知的財産を尊重し、当社グループによる侵害回避に努め、必要に応じて当該第三者から技術導入を行うなど適切な対応を取っている。具体的には、製品の基本計画・設計・製造の各段階で他者が保有する知的財産を十分に調査することによる知的財産関連の紛争の未然防止、教育・人材育成を通じた知的財産部門の専門性向上等の対策を進めている。
イ.経営成績等の状況に与えうる影響
当社グループの知的財産の利用に関して競合他社等から訴訟等を提起されて敗訴した場合、損害賠償責任を負うほか、特定の技術を利用することができなくなり、当社グループの経営成績等の状況に重要な影響を与える可能性がある。また、当社グループが事業遂行のために必要とする技術の権利を第三者が保有している場合に、当該第三者からの技術導入を受けられず、当社グループの事業遂行に支障をきたすおそれがある。
⑤サイバーセキュリティ上の問題
ア.情報セキュリティ問題の発生等
当社グループは、事業の遂行を通じて、顧客等の機密情報及び当社グループの技術・営業その他事業に関する機密情報を保有しており、業務上も情報技術への依存度は高まっている。これに対して日々高度化・悪質化しているサイバー攻撃等が現在の想定を上回るなどして、コンピュータウイルスへの感染や不正アクセスその他の不測の事態が生じた場合には、機密情報が滅失又は社外に漏洩する可能性がある。また、サイバー攻撃等の結果、端末やサーバなどの使用に障害が出る可能性がある。
当社グループでは、これらのリスクに対して、CTO*2直轄のサイバーセキュリティ推進体制を構築し、当社グループのサイバーセキュリティ統制(基準整備・対策実装・自己点検・内部監査)やインシデント対応等の対策を進めている。
*2 Chief Technology Officer
イ.経営成績等の状況に与えうる影響
情報漏洩が生じると、当社グループの競争力の大幅な低下、社会的評価及び信用の失墜等によって当社グループの事業遂行に重大な影響が生じうる。また、当局等による調査の対象となるほか、顧客等から損害賠償請求等を受ける可能性がある。加えて、サイバー攻撃等の結果、サーバなどの使用に障害が出た場合には、業務の遂行に大きな影響が生じ、その結果生産活動や顧客への製品・サービスの提供等に影響が生じるおそれがある。このようにサイバーセキュリティ上の問題は、当社グループの経営成績等の状況に重要な影響を与える可能性がある。
⑥法令等の違反
ア.重大な法令等の違反
当社グループは、国内外の様々な法令・規制(租税法規、環境法規、労働・安全衛生法規、独占禁止法・下請代金支払遅延等防止法・反ダンピング法等の経済法規、贈賄関連法規、貿易・為替法規、建設業法等の事業関連法規、金融商品取引所の上場規程等をいい、これらを総称して以下「法令等」という。)を遵守し、役員及び従業員にも遵守させなければならず、決してリスクとリターンをトレードしてはならない厳守事項として周知と対策を徹底している。具体的には、当社グループの全ての役員・従業員を対象とした「三菱重工グループ グローバル行動基準」や各種規則の制定・運用を行うとともに、コンプライアンス委員会の定期的な開催、内部通報体制の整備、法令遵守の徹底に関する経営層からのメッセージの発信、コンプライアンス・情報管理・ブランド戦略等の各種社内教育の充実と継続的な実施、各部門の課題を踏まえた内部監査等を行っている。しかし、一部の役員・従業員が法令等の違反を生じさせる可能性は完全には排除できない。
イ.経営成績等の状況に与えうる影響
万一法令等の違反が生じた場合、当局等による捜査・調査の対象となるほか、当局等から過料、更正、決定、課徴金納付、営業停止、輸出禁止等の行政処分若しくはその他の措置を受け、又は当局やその他の利害関係者から損害賠償を請求されるおそれがある。さらに、法令等の違反が生じた場合には、当社グループの事業遂行が困難となるなどの影響を受ける可能性があり、また、社会的評価及び信用の失墜等に繋がるおそれがある。特に当社グループの事業の性質に鑑み、国内外の独占禁止法、贈賄関連法規、貿易・為替法規、建設業法、下請代金支払遅延等防止法等の違反に関しては、当社グループへの影響は一層重大なものとなる可能性がある。このように法令等の違反は、当社グループの経営成績等の状況に重要な影響を与える可能性がある。
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等に関する認識及び分析・検討内容は、次のとおりである。次の記載事項のうち将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものである。
(1)財政状態の状況の概要及びこれに関する分析・検討内容
当連結会計年度における当社グループの資産は、「契約資産」及び「棚卸資産」の増加等により、前連結会計年度末から3,584億71百万円増加の5兆4,748億12百万円となった。
負債は、「社債、借入金及びその他の金融負債」及び「契約負債」の増加等により、前連結会計年度末から1,870億16百万円増加の3兆6,408億27百万円となった。
資本は、親会社の所有者に帰属する持分が増加したことなどにより、前連結会計年度末から1,714億55百万円増加の1兆8,339億84百万円となった。
以上により、当連結会計年度末の親会社所有者帰属持分比率は31.8%(前連結会計年度末の30.8%から+1.0ポイント)となった。
(2)経営成績の状況の概要及びこれに関する分析・検討内容
当連結会計年度における当社グループの受注高は、航空・防衛・宇宙セグメント及びプラント・インフラセグメントが減少したものの、エナジーセグメント及び物流・冷熱・ドライブシステムセグメントが増加し、前連結会計年度を4,335億81百万円(+10.7%)上回る4兆5,013億11百万円となった。
売上収益は、物流・冷熱・ドライブシステムセグメントをはじめ全てのセグメントで増加し、前連結会計年度を3,425億14百万円(+8.9%)上回る4兆2,027億97百万円となった。
事業利益は、エナジーセグメントが減少したものの、航空・防衛・宇宙セグメント、プラント・インフラセグメント及び物流・冷熱・ドライブシステムセグメントが増加し、前連結会計年度を330億83百万円(+20.6%)上回る1,933億24百万円となり、税引前利益も前連結会計年度を174億42百万円(+10.0%)上回る1,911億26百万円となった。
また、親会社の所有者に帰属する当期利益は、前連結会計年度を169億9百万円(+14.9%)上回る1,304億51百万円となった。
セグメントごとの経営成績は、次のとおりである。
ア.エナジー
グローバル市場が活況なGTCCや需要回復が続く航空機用エンジンが増加したことなどにより、受注高は、前連結会計年度を3,474億39百万円(+24.1%)上回る1兆7,917億97百万円となった。
売上収益は、GTCCや航空機用エンジンが増加したことなどにより、前連結会計年度を875億89百万円(+5.3%)上回る1兆7,386億76百万円となった。
事業利益は、航空機用エンジンやコンプレッサが増加したものの、スチームパワーが減少したことなどにより、前連結会計年度を11億8百万円(△1.3%)下回る851億60百万円となった。
イ.プラント・インフラ
機械システムが増加したものの、エンジニアリングが減少したことなどにより、受注高は、前連結会計年度を455億81百万円(△5.1%)下回る8,454億円となった。
売上収益は、製鉄機械や機械システムが増加したことなどにより、前連結会計年度を237億78百万円(+3.6%)上回る6,756億65百万円となった。
事業利益は、製鉄機械や商船が増加したことなどにより、前連結会計年度から91億50百万円(+38.8%)上回る327億51百万円となった。
ウ.物流・冷熱・ドライブシステム
世界的な需要拡大を背景として物流機器や冷熱製品が増加したことなどにより、受注高は、前連結会計年度を2,227億10百万円(+22.4%)上回る1兆2,150億16百万円となった。
売上収益は、物流機器や冷熱製品、エンジンが増加したことなどにより、前連結会計年度を2,172億42百万円(+22.0%)上回る1兆2,037億76百万円となった。
事業利益は、価格の適正化や全体的な増収に伴う利益の増加等により、前連結会計年度を82億62百万円(+26.9%)上回る389億45百万円となった。
エ.航空・防衛・宇宙
民間航空機が増加したものの、飛しょう体が減少したことなどにより、受注高は、前連結会計年度を705億54百万円(△9.1%)下回る7,036億94百万円となった。
売上収益は、民間航空機や防衛航空機が増加したことなどにより、前連結会計年度を141億49百万円(+2.3%)上回る6,194億42百万円となった。
事業利益は、民間航空機の増収に伴う利益の増加等により、前連結会計年度を159億49百万円(+66.4%)上回る399億81百万円となった。
なお、三菱スペースジェット事業に係る当連結会計年度及び前連結会計年度の各種財務数値は、セグメント区分を変更し「全社又は消去」へ組み替えている。
(3)キャッシュ・フローの状況の概要及びこれに関する分析・検討内容
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ334億6百万円増加し、3,476億63百万円となった。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は次のとおりである。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは、808億88百万円の資金の増加となったが、前連結会計年度に比べ2,046億75百万円減少した。これは、収益獲得機会の拡大に伴う運転資金の増加や、「法人所得税の支払額」が増加したことなどによるものである。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における投資活動によるキャッシュ・フローは、455億75百万円の資金の減少となり、前連結会計年度に比べ618億81百万円支出が増加した。これは、「投資(持分法で会計処理される投資を含む)の売却及び償還による収入」が減少したことなどによるものである。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当連結会計年度における財務活動によるキャッシュ・フローは、189億2百万円の資金の減少となったが、前連結会計年度に比べ2,368億71百万円支出が減少した。これは、短期借入金等の返済による支出が減少したこと及び「債権流動化等による収入」が増加したことなどによるものである。
(4)生産、受注及び販売の状況
① 生産の実績
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
|
|
金額(百万円) |
前連結会計年度比(%) |
|
|
エナジー |
1,768,010 |
+6.2 |
|
プラント・インフラ |
648,855 |
+3.2 |
|
物流・冷熱・ドライブシステム |
1,215,848 |
+17.0 |
|
航空・防衛・宇宙 |
639,230 |
+6.2 |
|
全社又は消去 |
13,023 |
― |
|
合計 |
4,284,968 |
+8.5 |
(注)1.上記金額は、大型製品については契約金額に工事進捗度を乗じた額、その他の製品については完成数量に販売金額を乗じた額を基に算出計上している。
2.セグメント間の取引については、各セグメントの金額から消去している。
3.「全社又は消去」の区分は、報告セグメントに含まれない生産高である。
4.上記金額には、消費税等は含まれていない。
② 受注の実績
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
|||
|
受注高 (百万円) |
前連結会計年度比 (%) |
受注残高 (百万円) |
前連結会計年度比 (%) |
|
|
エナジー |
1,791,797 |
+24.1 |
3,325,682 |
+6.8 |
|
プラント・インフラ |
845,400 |
△5.1 |
1,509,232 |
+21.4 |
|
物流・冷熱・ドライブシステム |
1,215,016 |
+22.4 |
54,815 |
+26.7 |
|
航空・防衛・宇宙 |
703,694 |
△9.1 |
1,171,848 |
+7.8 |
|
全社又は消去 |
△54,597 |
― |
264 |
― |
|
合計 |
4,501,311 |
+10.7 |
6,061,844 |
+10.4 |
(注)1.受注高については、「エナジー」、「プラント・インフラ」、「物流・冷熱・ドライブシステム」及び「航空・防衛・宇宙」にはセグメント間の取引を含んでおり、「全社又は消去」でセグメント間の取引を一括して消去している。また、「全社又は消去」の区分は、報告セグメントに含まれない受注高を含んでいる。
2.受注残高については、セグメント間の取引を各セグメントの金額から消去しており、「全社又は消去」の区分は、報告セグメントに含まれない受注残高である。
3.上記金額には、消費税等は含まれていない。
③ 販売の実績
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
|
|
金額(百万円) |
前連結会計年度比(%) |
|
|
エナジー |
1,738,676 |
+5.3 |
|
プラント・インフラ |
675,665 |
+3.6 |
|
物流・冷熱・ドライブシステム |
1,203,776 |
+22.0 |
|
航空・防衛・宇宙 |
619,442 |
+2.3 |
|
全社又は消去 |
△34,762 |
― |
|
合計 |
4,202,797 |
+8.9 |
(注)1.「エナジー」、「プラント・インフラ」、「物流・冷熱・ドライブシステム」及び「航空・防衛・宇宙」にはセグメント間の取引を含んでおり、「全社又は消去」でセグメント間の取引を一括して消去している。また、「全社又は消去」の区分は、報告セグメントに含まれない販売金額を含んでいる。
2.最近2連結会計年度の主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりである。なお、当連結会計年度における主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は100分の10未満であるため記載を省略している。
|
相手先 |
前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
||
|
金額(百万円) |
割合(%) |
金額(百万円) |
割合(%) |
|
|
防衛省 |
391,057 |
10.1 |
― |
― |
3.上記金額には、消費税等は含まれていない。
(5)資本の財源及び資金の流動性に係る情報
ア.資金需要の主な内容
当社グループの資金需要は、営業活動については、生産活動に必要な運転資金(材料・外注費及び人件費等)、受注獲得のための引合費用等の販売費、製品競争力強化・ものづくり力強化及び新規事業立上げに資するための研究開発費が主な内容である。投資活動については、事業伸長・生産性向上及び新規事業立上げを目的とした設備投資並びに事業遂行に関連した投資有価証券の取得が主な内容である。
今後、成長分野を中心に必要な設備投資や研究開発投資、投資有価証券の取得等を継続していく予定である。
イ.有利子負債の内訳及び使途
2023年3月31日現在の有利子負債の内訳は下記のとおりである。
|
(単位:百万円) |
|
|
合計 |
償還1年以内 |
償還1年超 |
|
短期借入金 |
61,933 |
61,933 |
― |
|
長期借入金 |
406,468 |
61,740 |
344,728 |
|
社債 |
215,000 |
15,000 |
200,000 |
|
小計 |
683,402 |
138,674 |
544,728 |
|
ノンリコース借入金 |
59,019 |
856 |
58,163 |
|
合計 |
742,422 |
139,530 |
602,891 |
当社グループは比較的工期の長い工事案件が多く、生産設備も大型機械設備を多く所有していることもあり、一定水準の安定的な運転資金及び設備資金を確保しておく必要がある。当連結会計年度においては、当社グループは継続的に資金創出に努め、事業拡大局面においても運転資金を抑制しつつ、期限の到来した借入金を返済してきた結果、当連結会計年度末の有利子負債の構成は、償還期限が1年以内のものが1,395億30百万円、償還期限が1年を超えるものが6,028億91百万円となり、合計で7,424億22百万円となった。
これらの有利子負債により調達した資金は、事業活動に必要な運転資金、投資資金に使用しており、具体的には火力発電システムのほか、物流機器・冷熱製品を含む中量産品等の伸長分野及び「2021事業計画」で掲げている成長分野が中心である。
ウ.財務政策
当社グループは、運転資金、投資資金については、まず営業活動によるキャッシュ・フローで獲得した資金を投入し、不足分について有利子負債による調達を実施している。
長期借入金、社債等による長期資金の調達については、事業計画に基づく資金需要、金利動向等の調達環境、既存借入金の償還時期等を考慮の上、調達規模、調達手段を適宜判断して実施していくこととしている。
一方で、有利子負債を圧縮するため、キャッシュマネジメントシステムにより当社グループ内での余剰資金の有効活用を図っており、また、営業債権、棚卸資産の圧縮や固定資産の稼働率向上等を通じて資産効率の改善にも取り組んでいる。
自己株式については、事業計画の推進状況、当社の業績見通し、株価動向、財政状況及び金融市場環境等を総合的に勘案して取得を検討していくこととしている。
(6)経営方針・経営戦略及び経営指標等に照らした経営成績等の分析・検討
「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (1)経営方針・経営戦略等」に記載のとおり、当社グループは、中期経営計画「2021事業計画」において、「収益力の回復・強化」及び「成長領域の開拓」に優先的に取り組み、長期安定的に企業価値を向上させることを目指して事業を遂行している。
「2021事業計画」においては、2023年度末の目標として、「事業利益率7%」、「ROE12%」及び「有利子負債0.9兆円維持」を設定しているところ、当連結会計年度における各財務指標の実績は「事業利益率4.6%」、「ROE7.9%」及び「有利子負債7,424億円」となり、進捗としては、収益性は概ね想定どおり、財務健全性は想定以上の改善であった。
収益性については、昨年度に引き続き材料費・輸送費の高騰、半導体不足の影響を受けたものの、各種対策と収益力回復に向けた施策の実行及び円安影響により利益が増加し、前連結会計年度に対し事業利益率、ROEとも向上した。引き続き、価格の適正化や利益率改善などの施策を行い、2023年度末の目標達成を目指す。
財務健全性については、キャッシュ・フローは黒字を確保し、有利子負債残高は大幅に減少させた前連結会計年度規模を維持した。
(7)重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、IFRSに準拠して作成されている。この連結財務諸表の作成に当たり、見積りが必要となる事項については、合理的な基準に基づき、会計上の見積りを行っている。
詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表」の注記「2.作成の基礎(5)見積り及び判断の利用」及び「3.重要な会計方針」に記載している。
なお、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (2)その他 ③ウクライナをめぐる国際情勢の影響」のとおり、ウクライナ情勢に起因するロシアへの経済制裁を受け、当社グループが遂行するロシア向け工事で中断等の影響が出ているが、当社は外部情報等を踏まえて、事業計画への影響の検討等を行い、資産の評価等の会計上の見積りを行っている。
当社は、2022年11月30日開催の取締役会において、連結子会社である三菱重工エンジニアリング㈱が営むエンジニアリング事業等を吸収分割の方法により承継する方針を決定し、2023年2月6日、同社との間で吸収分割契約を締結した。
本吸収分割の概要は以下のとおりである。
(1) 本吸収分割の目的
当社は、当社グループの成長エンジンであるエナジートランジションを一層加速するため、2023年4月1日付で、三菱重工エンジニアリング㈱のエンジニアリング事業等を吸収分割の方法により承継する。
(2) 本吸収分割の日程
2022年11月30日 吸収分割の基本方針に係る取締役会決議
2023年2月6日 吸収分割契約の締結
2023年4月1日 効力発生日
(注)本吸収分割は、当社においては会社法第796条第2項に定める簡易分割の要件を満たし、三菱重工エンジニアリング㈱においては会社法第784条第1項に定める略式分割の要件を満たすため、いずれも株主総会の承認を得ることなく行う。
(3) 本吸収分割の方法及び割当ての内容
当社を吸収分割承継会社とし、三菱重工エンジニアリング㈱を吸収分割会社とする吸収分割である。
同社は、当社の完全子会社であるため、株式、金銭その他の財産の割当ては行わない。
(4) 本吸収分割に係る割当ての内容の算定根拠等
該当事項なし。
(5) 承継会社が承継する権利義務
当社は、吸収分割契約において承継しないと定めるものを除き、吸収分割の効力発生日における三菱重工エンジニアリング㈱のエンジニアリング事業等の資産、契約その他の権利義務を承継する。
(6) 承継会社が承継する資産・負債の状況
当社が承継する資産の額は1,083億円、負債の額は524億円である。
(7) 本吸収分割後の承継会社の概要(2023年4月1日現在)
|
商号 |
三菱重工業株式会社 |
|
本店の所在地 |
東京都千代田区丸の内三丁目2番3号 |
|
代表者の氏名 |
取締役社長 泉澤 清次 |
|
資本金の額 |
2,656億円 |
|
純資産の額 |
未定 |
|
総資産の額 |
未定 |
|
事業の内容 |
船舶・海洋、原動機、機械・鉄構、航空・宇宙、汎用機・特殊車両、その他事業における設計、製造、販売、サービス及び据付等 |
当連結会計年度末における、当社グループ(当社及び連結子会社)の主要な設備は、次のとおりである。
(1)提出会社の状況
|
事業所名 (主たる所在地) |
セグメント の名称 |
設備の内容 |
建物及び 構築物 |
機械装置及び 運搬具 |
工具、 器具及び備品 |
土地 |
使用権資産 |
建設 仮勘定 |
合計 |
従業員数(人) |
|
|
帳簿価額 (百万円) |
帳簿価額 (百万円) |
帳簿価額 (百万円) |
面積 (千㎡) |
帳簿価額 (百万円) |
帳簿価額 (百万円) |
帳簿価額 (百万円) |
帳簿価額 (百万円) |
||||
|
長崎造船所 (長崎県長崎市) |
エナジー プラント・ インフラ 航空・防衛・ 宇宙 |
ボイラ生産設備ほか |
23,745 |
8,429 |
1,786 |
1,920 (2) [18] |
9,089 |
- |
791 |
43,840 |
3,083 |
|
神戸造船所 (神戸市兵庫区) |
エナジー 航空・防衛・宇宙 |
原子力装置生産設備 ほか |
46,209 |
8,506 |
3,497 |
1,762 (21) [515] |
10,966 |
3,314 |
1,120 |
73,612 |
3,461 |
|
下関造船所 (山口県下関市) |
プラント・ インフラ |
MHIMSBへの貸与設備 ほか |
4,809 |
1,151 |
300 |
504 (9) [1] |
1,898 |
507 |
559
|
9,224 |
108 |
|
横浜製作所 (横浜市中区) |
航空・防衛・宇宙 |
艦艇修繕設備ほか |
2,037 |
441 |
202 |
585
[53] |
5,933 |
- |
35
|
8,648 |
156 |
|
高砂製作所 (兵庫県高砂市) |
エナジー |
ガスタービン生産設備ほか |
22,573 |
48,961 |
3,828 |
1,071 (2) [15] |
6,454 |
- |
8,270 |
90,086 |
4,423 |
|
名古屋航空宇宙システム製作所 (名古屋市港区) |
航空・防衛・宇宙 |
航空機生産設備ほか |
27,601 |
11,237 |
1,325 |
890 (31) [23] |
21,195 |
3,599 |
4,732 |
69,689 |
4,242 |
|
名古屋誘導推進システム製作所 (愛知県小牧市) |
航空・防衛・宇宙 |
誘導飛しょう体生産設備ほか |
20,267 |
5,834 |
2,597 |
726 (1,185) [3] |
4,869 |
2,824 |
474 |
36,865 |
1,372 |
|
広島製作所 (広島市西区) |
エナジー 航空・防衛・宇宙 |
MCOへの貸与設備ほか |
18,746 |
1,085 |
166 |
1,364
[62] |
3,248 |
- |
7 |
23,252 |
343 |
|
三原製作所 (広島県三原市) |
プラント・ インフラ |
MHIENGへの貸与設備 ほか |
5,129 |
381 |
96 |
1,129
[25] |
4,387 |
4 |
2 |
9,999 |
23 |
|
相模原製作所 (相模原市 中央区) |
物流・冷熱・ドライブ システム 航空・防衛・宇宙 |
MHIETへの貸与設備ほか |
12,040 |
1,582 |
313 |
529 |
4,479 |
684 |
118 |
19,216 |
483 |
|
名冷地区 (愛知県清須市) |
物流・冷熱・ドライブ システム |
MTHへの貸与設備ほか |
1,811 |
39 |
16 |
170 |
150 |
- |
- |
2,016 |
4 |
|
日立工場 (茨城県日立市) |
エナジー |
発電機生産設備ほか |
6,150 |
4,964 |
909 |
437 (17) [26] |
7,305 |
- |
194 |
19,522 |
1,480 |
|
呉工場 (広島県呉市) |
エナジー |
排煙処理システム生産設備ほか |
2,336 |
775 |
138 |
274 |
8,677 |
- |
57 |
11,983 |
669 |
|
本社 (東京都 千代田区) |
|
|
24,307
|
2,797
|
3,518 |
515
[179] |
15,186
|
22,520 |
4,825 |
73,153
|
1,787 |
|
合計 |
|
|
217,760 |
96,182 |
18,691 |
11,877 (1,269) [920] |
103,836 |
33,452 |
21,184 |
491,105 |
21,634 |
(注)1.面積の数値の下に付した( )書は連結会社以外の者からの借用面積を示し、本数中に含まない。
2.面積の数値の下に付した[ ]書は連結会社以外の者への貸与面積を示し、本数中に含む。
3.下関造船所の船舶製造に関連する資産(土地及び事務所等の共用建屋)は提出会社より連結子会社の三菱造船株式会社(MHIMSB)へ貸与している。
4.広島製作所のコンプレッサ製造に関連する資産(土地及び事務所等の共用建屋)は提出会社より連結子会社の三菱重工コンプレッサ株式会社(MCO)へ貸与している。
5.三原製作所の交通システム製造に関連する資産(土地及び事務所等の共用建屋)は提出会社より連結子会社の三菱重工エンジニアリング株式会社(MHIENG)へ貸与している。
6.相模原製作所のエンジン・ターボチャージャ製造に関連する資産(土地及び事務所等の共用建屋)は提出会社より連結子会社の三菱重工エンジン&ターボチャージャ株式会社(MHIET)へ貸与している。
7.名冷地区の空調機器製造に関連する資産(土地及び事務所等の共用建屋)は提出会社より連結子会社の三菱重工サーマルシステムズ株式会社(MTH)へ貸与している。
8. 各帳簿価額は、IFRSに基づいて記載している。
(2)国内子会社の状況
|
子会社名 (主たる所在地) |
セグメント の名称 |
設備の内容 |
建物及び構築物 |
機械装置及び運搬具 |
工具、器具及び備品 |
土地 |
使用権 資産 |
建設 仮勘定 |
合計 |
従業員数(人) |
|
|
帳簿価額 (百万円) |
帳簿価額 (百万円) |
帳簿価額 (百万円) |
面積 (千㎡) |
帳簿価額 (百万円) |
帳簿価額 (百万円) |
帳簿価額 (百万円) |
帳簿価額 (百万円) |
||||
|
三菱ロジスネクスト㈱ (京都府 長岡京市) |
物流・冷熱・ドライブ システム |
物流機器関連設備ほか |
11,512 |
17,911 |
1,231 |
599 (908) [2] |
25,532
|
6,459 |
711 |
63,358 |
5,545
|
|
三菱原子燃料㈱ (茨城県那珂郡 東海村) |
エナジー |
軽水炉関連設備ほか |
12,852 |
6,203 |
477 |
232 (8) [3] |
1,864 |
11 |
419 |
21,828 |
258 |
|
三菱重工航空エンジン㈱ (愛知県小牧市) |
エナジー 航空・防衛・宇宙 |
航空エンジン生産設備ほか |
3,846 |
6,646 |
2,797 |
- |
- |
- |
1,814 |
15,105 |
803 |
(注)1.面積の数値の下に付した( )書は連結会社以外の者からの借用面積を示し、本数中に含まない。
2.面積の数値の下に付した[ ]書は連結会社以外の者への貸与面積を示し、本数中に含む。
3. 各帳簿価額は、IFRSに基づいて記載している。
(3)在外子会社の状況
|
子会社名 (主たる所在地) |
セグメント の名称 |
設備の内容 |
建物及び 構築物 |
機械装置及び 運搬具 |
工具、 器具及び備品 |
土地 |
使用権 資産 |
建設 仮勘定 |
合計 |
従業員数(人) |
|
|
帳簿価額 (百万円) |
帳簿価額 (百万円) |
帳簿価額 (百万円) |
面積 (千㎡) |
帳簿価額 (百万円) |
帳簿価額 (百万円) |
帳簿価額 (百万円) |
帳簿価額 (百万円) |
||||
|
Equipment Depot, Inc. (Texas, U.S.A.) |
物流・冷熱・ドライブ システム |
物流機器関連設備ほか |
1,058 |
44,316 |
484 |
2 |
28 |
10,648 |
- |
56,535 |
1,987 |
|
Mitsubishi Power Americas,Inc. (Florida, U.S.A.) |
エナジー |
ガスタービン生産設備ほか |
19,371 |
8,623 |
9,079 |
99 (562) |
314 |
3,540 |
1,790 |
42,719 |
2,597 |
|
Primetals Technologies, Ltd. (London,U.K.) |
プラント・ インフラ |
製鉄機械生産設備ほか |
6,682 |
6,260 |
1,491 |
423 (235) |
2,677 |
11,418 |
1,115 |
29,645 |
6,493 |
|
Mitsubishi Logisnext Europe B.V. (Almere,The Netherlands)
|
物流・冷熱・ドライブ システム |
物流機器関連設備ほか |
1,652 |
21,769 |
- |
310 (22) [2] |
1,162 |
1,998 |
242 |
26,825 |
2,101 |
|
Mitsubishi Turbocharger Asia Co., Ltd. (Chonburi, Thailand)
|
物流・冷熱・ドライブ システム |
ターボチャージャ 生産設備ほか
|
1,528 |
7,770 |
725 |
- |
1,173 |
450 |
198 |
11,846 |
888 |
|
Mitsubishi Heavy Industries- Mahajak Air Conditioners Co., Ltd. (Bangkok, Thailand) |
物流・冷熱・ドライブ システム |
エアコン生産設備ほか |
2,467 |
2,519 |
2,418 |
117 (9) |
1,898 |
- |
2,442 |
11,745 |
2,000 |
|
Mitsubishi Logisnext Americas(Houston) Inc. (Texas, U.S.A.)
|
物流・冷熱・ドライブ システム |
物流機器関連設備ほか |
2,389 |
1,829 |
79 |
198 (47) |
1,985 |
2,577 |
577 |
9,438 |
1,146 |
(注)1.面積の数値の下に付した( )書は連結会社以外の者からの借用面積を示し、本数中に含まない。
2.面積の数値の下に付した[ ]書は連結会社以外の者への貸与面積を示し、本数中に含む。
3.各帳簿価額は、IFRSに基づいて記載している。
|
種類 |
発行可能株式総数(株) |
|
普通株式 |
600,000,000 |
|
計 |
600,000,000 |
|
種類 |
事業年度末現在 発行数(株) (2023年3月31日) |
提出日現在 発行数(株) (2023年6月29日) |
上場金融商品取引所 名又は登録認可金融 商品取引業協会名 |
内容 |
|
|
|
|
東京、名古屋、福岡、 札幌各証券取引所 (東京はプライム市場、名古屋はプレミア市場) |
|
|
計 |
|
|
- |
- |
(注)「1 株式等の状況」における「普通株式」は、上表に記載の内容の株式をいう。
当社は、ストックオプションの付与を目的として取締役及び執行役員(元執行役員を含む)に対して新株予約権を発行しており、その内容は次のとおりである。
なお、当該内容は、当事業年度末日現在(2023年3月31日)における内容を記載しており、当事業年度末日から提出日の前月末日(2023年5月31日)にかけて変更された事項については、提出日の前月末日現在における内容を( )内に記載し、その他の事項については当事業年度末日における内容から変更はない。
ア.2006年6月28日開催の定時株主総会決議及び2006年7月31日開催の取締役会決議に基づき、2006年8月17日に発行した新株予約権(第4回新株予約権)
|
決議年月日 |
2006年7月31日 |
|
付与対象者の区分及び人数 |
当社の取締役15名及び執行役員10名 |
|
新株予約権の数 |
18個 |
|
新株予約権のうち自己新株予約権の数 |
- |
|
新株予約権の目的となる株式の種類 |
普通株式 |
|
新株予約権の目的となる株式の数 |
1,800株 |
|
新株予約権の行使時の払込金額 |
10円 |
|
新株予約権の行使期間 |
2006年8月18日から2036年6月28日まで |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の 株式の発行価格及び資本組入額 |
発行価格 10円 資本組入額 10円 |
|
新株予約権の行使の条件 |
(注)1 |
|
新株予約権の譲渡に関する事項 |
新株予約権を譲渡するときは当社取締役会の承認を要するものとする。 |
|
代用払込みに関する事項 |
- |
|
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 |
(注)2 |
イ.2007年6月27日開催の定時株主総会決議及び2007年7月31日開催の取締役会決議に基づき、2007年8月16日に発行した新株予約権(第5回新株予約権)
|
決議年月日 |
2007年7月31日 |
|
付与対象者の区分及び人数 |
当社の取締役14名及び執行役員16名 |
|
新株予約権の数 |
10個 |
|
新株予約権のうち自己新株予約権の数 |
- |
|
新株予約権の目的となる株式の種類 |
普通株式 |
|
新株予約権の目的となる株式の数 |
1,000株 |
|
新株予約権の行使時の払込金額 |
10円 |
|
新株予約権の行使期間 |
2007年8月17日から2037年8月16日まで |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の 株式の発行価格及び資本組入額 |
発行価格 10円 資本組入額 10円 |
|
新株予約権の行使の条件 |
(注)1 |
|
新株予約権の譲渡に関する事項 |
新株予約権を譲渡するときは当社取締役会の承認を要するものとする。 |
|
代用払込みに関する事項 |
- |
|
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 |
(注)2 |
ウ.2007年6月27日開催の定時株主総会決議及び2008年7月31日開催の取締役会決議に基づき、2008年8月18日に発行した新株予約権(第6回新株予約権)
|
決議年月日 |
2008年7月31日 |
|
付与対象者の区分及び人数 |
当社の取締役16名及び執行役員17名 |
|
新株予約権の数 |
29個 |
|
新株予約権のうち自己新株予約権の数 |
- |
|
新株予約権の目的となる株式の種類 |
普通株式 |
|
新株予約権の目的となる株式の数 |
2,900株 |
|
新株予約権の行使時の払込金額 |
10円 |
|
新株予約権の行使期間 |
2008年8月19日から2038年8月18日まで |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の 株式の発行価格及び資本組入額 |
発行価格 10円 資本組入額 10円 |
|
新株予約権の行使の条件 |
(注)1 |
|
新株予約権の譲渡に関する事項 |
新株予約権を譲渡するときは当社取締役会の承認を要するものとする。 |
|
代用払込みに関する事項 |
- |
|
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 |
(注)2 |
エ.2007年6月27日開催の定時株主総会決議及び2009年7月31日開催の取締役会決議に基づき、2009年8月17日に発行した新株予約権(第8回新株予約権)
|
決議年月日 |
2009年7月31日 |
|
付与対象者の区分及び人数 |
当社の取締役16名及び執行役員17名 |
|
新株予約権の数 |
40個 |
|
新株予約権のうち自己新株予約権の数 |
- |
|
新株予約権の目的となる株式の種類 |
普通株式 |
|
新株予約権の目的となる株式の数 |
4,000株 |
|
新株予約権の行使時の払込金額 |
10円 |
|
新株予約権の行使期間 |
2009年8月18日から2039年8月17日まで |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の 株式の発行価格及び資本組入額 |
発行価格 10円 資本組入額 10円 |
|
新株予約権の行使の条件 |
(注)1 |
|
新株予約権の譲渡に関する事項 |
新株予約権を譲渡するときは当社取締役会の承認を要するものとする。 |
|
代用払込みに関する事項 |
- |
|
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 |
(注)2 |
オ.2007年6月27日開催の定時株主総会決議及び2010年7月30日開催の取締役会決議に基づき、2010年8月17日に発行した新株予約権(第9回新株予約権)
|
決議年月日 |
2010年7月30日 |
|
付与対象者の区分及び人数 |
当社の取締役15名及び執行役員20名 |
|
新株予約権の数 |
67個 |
|
新株予約権のうち自己新株予約権の数 |
- |
|
新株予約権の目的となる株式の種類 |
普通株式 |
|
新株予約権の目的となる株式の数 |
6,700株 |
|
新株予約権の行使時の払込金額 |
10円 |
|
新株予約権の行使期間 |
2010年8月18日から2040年8月17日まで |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の 株式の発行価格及び資本組入額 |
発行価格 10円 資本組入額 10円 |
|
新株予約権の行使の条件 |
(注)1 |
|
新株予約権の譲渡に関する事項 |
新株予約権を譲渡するときは当社取締役会の承認を要するものとする。 |
|
代用払込みに関する事項 |
- |
|
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 |
(注)2 |
カ.2007年6月27日開催の定時株主総会決議及び2011年11月30日開催の取締役会決議に基づき、2011年12月15日に発行した新株予約権(第10回新株予約権)
|
決議年月日 |
2011年11月30日 |
|
付与対象者の区分及び人数 |
当社の取締役16名及び執行役員22名 |
|
新株予約権の数 |
112個 |
|
新株予約権のうち自己新株予約権の数 |
- |
|
新株予約権の目的となる株式の種類 |
普通株式 |
|
新株予約権の目的となる株式の数 |
11,200株 |
|
新株予約権の行使時の払込金額 |
10円 |
|
新株予約権の行使期間 |
2011年12月16日から2041年12月15日まで |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の 株式の発行価格及び資本組入額 |
発行価格 10円 資本組入額 10円 |
|
新株予約権の行使の条件 |
(注)1 |
|
新株予約権の譲渡に関する事項 |
新株予約権を譲渡するときは当社取締役会の承認を要するものとする。 |
|
代用払込みに関する事項 |
- |
|
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 |
(注)2 |
キ.2007年6月27日開催の定時株主総会決議及び2012年7月31日開催の取締役会決議に基づき、2012年8月16日に発行した新株予約権(第11回新株予約権)
|
決議年月日 |
2012年7月31日 |
|
付与対象者の区分及び人数 |
当社の取締役16名及び執行役員24名 |
|
新株予約権の数 |
238個 |
|
新株予約権のうち自己新株予約権の数 |
- |
|
新株予約権の目的となる株式の種類 |
普通株式 |
|
新株予約権の目的となる株式の数 |
23,800株 |
|
新株予約権の行使時の払込金額 |
10円 |
|
新株予約権の行使期間 |
2012年8月17日から2042年8月16日まで |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の 株式の発行価格及び資本組入額 |
発行価格 10円 資本組入額 10円 |
|
新株予約権の行使の条件 |
(注)1 |
|
新株予約権の譲渡に関する事項 |
新株予約権を譲渡するときは当社取締役会の承認を要するものとする。 |
|
代用払込みに関する事項 |
- |
|
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 |
(注)2 |
ク.2007年6月27日開催の定時株主総会決議及び2013年7月31日開催の取締役会決議に基づき、2013年8月19日に発行した新株予約権(第12回新株予約権)
|
決議年月日 |
2013年7月31日 |
|
付与対象者の区分及び人数 |
当社の取締役16名及び執行役員21名 |
|
新株予約権の数 |
281個 |
|
新株予約権のうち自己新株予約権の数 |
- |
|
新株予約権の目的となる株式の種類 |
普通株式 |
|
新株予約権の目的となる株式の数 |
28,100株 |
|
新株予約権の行使時の払込金額 |
10円 |
|
新株予約権の行使期間 |
2013年8月20日から2043年8月19日まで |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の 株式の発行価格及び資本組入額 |
発行価格 10円 資本組入額 10円 |
|
新株予約権の行使の条件 |
(注)1 |
|
新株予約権の譲渡に関する事項 |
新株予約権を譲渡するときは当社取締役会の承認を要するものとする。 |
|
代用払込みに関する事項 |
- |
|
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 |
(注)2 |
ケ.2007年6月27日開催の定時株主総会決議及び2014年7月31日開催の取締役会決議に基づき、2014年8月18日に発行した新株予約権(第15回新株予約権)
|
決議年月日 |
2014年7月31日 |
|
付与対象者の区分及び人数 |
当社の取締役9名、執行役員27名及び元執行役員1名 |
|
新株予約権の数 |
471個 |
|
新株予約権のうち自己新株予約権の数 |
- |
|
新株予約権の目的となる株式の種類 |
普通株式 |
|
新株予約権の目的となる株式の数 |
47,100株 |
|
新株予約権の行使時の払込金額 |
10円 |
|
新株予約権の行使期間 |
2014年8月19日から2044年8月18日まで |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の 株式の発行価格及び資本組入額 |
発行価格 10円 資本組入額 10円 |
|
新株予約権の行使の条件 |
(注)1 |
|
新株予約権の譲渡に関する事項 |
新株予約権を譲渡するときは当社取締役会の承認を要するものとする。 |
|
代用払込みに関する事項 |
- |
|
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 |
(注)2 |
コ.2015年4月23日開催の取締役会決議に基づき、2015年5月11日に発行した新株予約権(第16回新株予約権)
|
決議年月日 |
2015年4月23日 |
|
付与対象者の区分及び人数 |
当社の執行役員1名 |
|
新株予約権の数 |
19個 |
|
新株予約権のうち自己新株予約権の数 |
- |
|
新株予約権の目的となる株式の種類 |
普通株式 |
|
新株予約権の目的となる株式の数 |
1,900株 |
|
新株予約権の行使時の払込金額 |
10円 |
|
新株予約権の行使期間 |
2015年5月12日から2045年5月11日まで |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の 株式の発行価格及び資本組入額 |
発行価格 10円 資本組入額 10円 |
|
新株予約権の行使の条件 |
(注)1 |
|
新株予約権の譲渡に関する事項 |
新株予約権を譲渡するときは当社取締役会の承認を要するものとする。 |
|
代用払込みに関する事項 |
- |
|
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 |
(注)2 |
(注)1.新株予約権の行使の条件
(1) 新株予約権の割当てを受けた対象者(以下「新株予約権者」という。)は、新株予約権の行使期間内において、当社の取締役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した場合に限り、本新株予約権を行使できるものとする。
ただし、この場合、以下①又は②に掲げる新株予約権の新株予約権者は、それぞれに定める期間内に限り、それぞれの新株予約権を行使することができる。
①第4回新株予約権~第12回新株予約権
地位を喪失した日の翌日から10年を経過する日までの間
②第15回新株予約権~第16回新株予約権
地位を喪失した日の翌日から1年経過した日以降、10年を経過する日までの間
(2) 上記(1)に関わらず、新株予約権者は、当社が消滅会社となる合併で契約承認の議案、又は当社が完全
子会社となる株式交換契約若しくは株式移転計画承認の議案につき当社株主総会で承認された場合(株
主総会決議が不要な場合は、当社取締役会決議がなされた場合)は、以下に定める期間内に限り新株予
約権を行使できるものとする。ただし、新株予約権者に会社法第236条第1項第8号のイからホまでに
掲げる株式会社(以下「再編対象会社」という。)の新株予約権が交付される場合を除く。
当該承認日の翌日から15日間
(3) 新株予約権者が新株予約権を放棄した場合には、かかる新株予約権を行使することができないものとす
る。
(4) 各新株予約権の一部行使はできないものとする。
(5) 新株予約権者が死亡した場合は、相続人がこれを行使できるものとする。
(6) 新株予約権の第三者への譲渡、質入その他一切の処分は、当社取締役会の承認のある場合を除き、これを認めないものとする。
(7) その他の条件については、定時株主総会決議及び取締役会決議に基づき、当社と対象者との間で締結した「新株予約権割当契約書」に定めるところによる。
2.組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項
当社が、合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割、新設分割、株式交換又は株式移転(以上を総称して以下「組織再編行為」という。)をする場合において、組織再編行為の効力発生の時点において残存する新株予約権(以下「残存新株予約権」という。)の新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、再編対象会社の新株予約権を以下の条件に基づきそれぞれ交付することとする。この場合においては、残存新株予約権は消滅し、再編対象会社は新株予約権を新たに発行するものとする。ただし、以下の条件に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めた場合に限るものとする。
(1) 交付する再編対象会社の新株予約権の数は、残存新株予約権の新株予約権者が保有する新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付するものとする。
(2) 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類は、再編対象会社の普通株式とする。
(3) 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数は、組織再編行為の条件等を勘案の上、残存新株予約権に定められた事項に準じて決定する。
(4) 交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、以下に定める再編後払込金額に上記(3)に従って決定される当該各新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。再編後払込金額は、交付される各新株予約権を行使することにより交付を受けることができる再編対象会社の株式1株当たり10円とする。
(5) 新株予約権を行使することができる期間は、上記表中「新株予約権の行使期間」の開始日と組織再編行為の効力発生日のうちいずれか遅い日から、上記表中「新株予約権の行使期間」の満了日までとする。
(6) 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項は、残存新株予約権に定められた事項に準じて決定する。
(7) 譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとする。
(8) 新株予約権の取得条項は、残存新株予約権に定められた事項に準じて決定する。
(9) その他の新株予約権の行使の条件は、上記(注)1に準じて決定する。
該当事項なし。
|
年月日 |
発行済株式 総数増減数 (千株) |
発行済株式 総数残高 (千株) |
資本金増減額
(百万円) |
資本金残高
(百万円) |
資本準備金 増減額 (百万円) |
資本準備金 残高 (百万円) |
|
2017年10月1日 |
△3,036,283 |
337,364 |
- |
265,608 |
- |
203,536 |
(注)2017年6月22日開催の第92回定時株主総会決議により、2017年10月1日付で株式併合(当社株式10株を1株に併合)を実施したため、発行済株式総数は、3,036,283千株減少し、337,364千株となった。
|
|
|
|
|
|
|
|
2023年3月31日現在 |
||
|
区分 |
株式の状況(1単元の株式数 |
単元未満 株式の状況 (株) |
|||||||
|
政府及び 地方公共 団体 |
金融機関 |
金融商品 取引業者 |
その他の 法人 |
外国法人等 |
個人 その他 |
計 |
|||
|
個人以外 |
個人 |
||||||||
|
株主数(人) |
|
|
|
|
|
|
|
|
- |
|
所有株式(単元) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
所有株式数 の割合(%) |
|
|
|
|
|
|
|
100 |
- |
(注)1.自己株式は455,594株であり、「個人その他」の欄に4,555単元及び「単元未満株式の状況」の欄に94株を含めて記載している。
2.「その他の法人」の欄には、㈱証券保管振替機構名義の株式が16単元含まれている。
|
|
|
2023年3月31日現在 |
|
|
氏名又は名称 |
住所 |
所有株式数(千株) |
発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
明治安田生命保険相互会社 (常任代理人 株式会社日本カストディ銀行) |
東京都千代田区丸の内二丁目1番1号 (東京都中央区晴海一丁目8番12号) |
|
|
|
|
|
|
|
|
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) |
1776 HERITAGE DRIVE, NORTH QUINCY, MA 02171, U.S.A. (東京都港区港南二丁目15番1号) |
|
|
|
|
|
|
|
|
THE BANK OF NEW YORK MELLON 140044 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) |
240 GREENWICH STREET, NEW YORK, NY 10286, U.S.A. (東京都港区港南二丁目15番1号) |
|
|
|
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505225 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) |
P.O. BOX 351 BOSTON MASSACHUSETTS 02101 U.S.A. (東京都港区港南二丁目15番1号) |
|
|
|
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) |
P.O.BOX 351 BOSTON MASSACHUSETTS 02101 U.S.A. (東京都港区港南二丁目15番1号) |
|
|
|
JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) |
25 BANK STREET, CANARY WHARF, LONDON, E14 5JP, UNITED KINGDOM (東京都港区港南二丁目15番1号) |
|
|
|
計 |
- |
|
|
(注)株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループから、2022年9月20日付で株式会社三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行株式会社、三菱UFJ国際投信株式会社及び三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社を共同保有者とする大量保有報告書の変更報告書が関東財務局長に提出され、公衆の縦覧に供されている。
しかしながら、当社としては、2023年3月31日現在の当該法人の実質所有株式数を完全に確認できないため、上記大株主の状況は、株主名簿の記載内容に基づいて記載している。
なお、当該変更報告書による2022年9月12日現在の株式所有状況は以下のとおりである。
|
氏名又は名称 |
住所 |
所有株式数 (千株) |
発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%) |
|
株式会社三菱UFJ銀行 |
東京都千代田区丸の内二丁目7番1号 |
6,526 |
1.93 |
|
三菱UFJ信託銀行株式会社 |
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号 |
9,436 |
2.80 |
|
三菱UFJ国際投信株式会社 |
東京都千代田区有楽町一丁目12番1号 |
3,003 |
0.89 |
|
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社 |
東京都千代田区大手町一丁目9番2号 |
1,560 |
0.46 |
|
計 |
- |
20,526 |
6.08 |
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
注記 |
前連結会計年度 (2022年3月31日) |
当連結会計年度 (2023年3月31日) |
|
資産 |
|
|
|
|
流動資産 |
|
|
|
|
現金及び現金同等物 |
5,10 |
|
|
|
営業債権及びその他の債権 |
6,10 23,34 |
|
|
|
その他の金融資産 |
7,10,34 |
|
|
|
契約資産 |
23,34 |
|
|
|
棚卸資産 |
11,23 |
|
|
|
その他の流動資産 |
20 |
|
|
|
流動資産合計 |
|
|
|
|
非流動資産 |
|
|
|
|
有形固定資産 |
12,14 |
|
|
|
のれん |
13,14 |
|
|
|
無形資産 |
13,14 |
|
|
|
使用権資産 |
14,17 |
|
|
|
持分法で会計処理される投資 |
16 |
|
|
|
その他の金融資産 |
7,10,34 |
|
|
|
繰延税金資産 |
15 |
|
|
|
その他の非流動資産 |
14,20 |
|
|
|
非流動資産合計 |
|
|
|
|
資産合計 |
|
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
注記 |
前連結会計年度 (2022年3月31日) |
当連結会計年度 (2023年3月31日) |
|
負債及び資本 |
|
|
|
|
流動負債 |
|
|
|
|
社債、借入金及び その他の金融負債 |
9,10,34 |
|
|
|
営業債務及びその他の債務 |
8,10,34 |
|
|
|
未払法人所得税 |
|
|
|
|
契約負債 |
23 |
|
|
|
引当金 |
18 |
|
|
|
その他の流動負債 |
20 |
|
|
|
流動負債合計 |
|
|
|
|
非流動負債 |
|
|
|
|
社債、借入金及び その他の金融負債 |
9,10,34 |
|
|
|
繰延税金負債 |
15 |
|
|
|
退職給付に係る負債 |
19 |
|
|
|
引当金 |
18 |
|
|
|
その他の非流動負債 |
20 |
|
|
|
非流動負債合計 |
|
|
|
|
負債合計 |
|
|
|
|
資本 |
35 |
|
|
|
資本金 |
21 |
|
|
|
資本剰余金 |
21 |
|
|
|
自己株式 |
|
△ |
△ |
|
利益剰余金 |
21 |
|
|
|
その他の資本の構成要素 |
29 |
|
|
|
親会社の所有者に帰属する 持分合計 |
|
|
|
|
非支配持分 |
29 |
|
|
|
資本合計 |
|
|
|
|
負債及び資本合計 |
|
|
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
注記 |
前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
|
売上収益 |
23 |
|
|
|
売上原価 |
|
|
|
|
売上総利益 |
|
|
|
|
販売費及び一般管理費 |
24 |
|
|
|
持分法による投資損益 |
16 |
|
|
|
その他の収益(注) |
25 |
|
|
|
その他の費用 |
25 |
|
|
|
事業利益 |
|
|
|
|
金融収益 |
27 |
|
|
|
金融費用 |
27 |
|
|
|
税引前利益 |
|
|
|
|
法人所得税費用 |
15 |
|
|
|
当期利益 |
|
|
|
|
当期利益の帰属: |
|
|
|
|
親会社の所有者 |
|
|
|
|
非支配持分 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
1株当たり当期利益(親会社の所有者に帰属) |
28 |
|
|
|
基本的1株当たり当期利益 |
|
|
|
|
希薄化後1株当たり当期利益 |
|
|
|
(注)注記「3.重要な会計方針 (14)事業利益」に記載のとおり、その他の収益には受取配当金が含まれる。
前連結会計年度及び当連結会計年度における受取配当金の金額は、それぞれ17,286百万円、20,627百万円である。
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
前事業年度 (2022年3月31日) |
当事業年度 (2023年3月31日) |
|
資産の部 |
|
|
|
流動資産 |
|
|
|
現金及び預金 |
|
|
|
受取手形 |
|
|
|
売掛金 |
|
|
|
契約資産 |
|
|
|
商品及び製品 |
|
|
|
仕掛品 |
|
|
|
原材料及び貯蔵品 |
|
|
|
未収還付法人税等 |
|
|
|
前渡金 |
|
|
|
前払費用 |
|
|
|
短期貸付金 |
|
|
|
関係会社短期貸付金 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
貸倒引当金 |
△ |
△ |
|
流動資産合計 |
|
|
|
固定資産 |
|
|
|
有形固定資産 |
|
|
|
建物(純額) |
|
|
|
構築物(純額) |
|
|
|
ドック船台(純額) |
|
|
|
機械及び装置(純額) |
|
|
|
船舶(純額) |
|
|
|
航空機(純額) |
|
|
|
車両運搬具(純額) |
|
|
|
工具、器具及び備品(純額) |
|
|
|
土地 |
|
|
|
リース資産(純額) |
|
|
|
建設仮勘定 |
|
|
|
有形固定資産合計 |
|
|
|
無形固定資産 |
|
|
|
ソフトウエア |
|
|
|
施設利用権 |
|
|
|
のれん |
|
|
|
リース資産 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
無形固定資産合計 |
|
|
|
投資その他の資産 |
|
|
|
投資有価証券 |
|
|
|
関係会社株式 |
|
|
|
出資金 |
|
|
|
関係会社出資金 |
|
|
|
長期貸付金 |
|
|
|
従業員に対する長期貸付金 |
|
|
|
関係会社長期貸付金 |
|
|
|
破産更生債権等 |
|
|
|
長期前払費用 |
|
|
|
前払年金費用 |
|
|
|
繰延税金資産 |
|
|
|
長期未収入債権等 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
貸倒引当金 |
△ |
△ |
|
投資その他の資産合計 |
|
|
|
固定資産合計 |
|
|
|
資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
前事業年度 (2022年3月31日) |
当事業年度 (2023年3月31日) |
|
負債の部 |
|
|
|
流動負債 |
|
|
|
電子記録債務 |
|
|
|
買掛金 |
|
|
|
短期借入金 |
|
|
|
1年内返済予定の長期借入金 |
|
|
|
1年内償還予定の社債 |
|
|
|
リース債務 |
|
|
|
未払金 |
|
|
|
未払費用 |
|
|
|
未払法人税等 |
|
|
|
契約負債 |
|
|
|
預り金 |
|
|
|
製品保証引当金 |
|
|
|
保証工事引当金 |
|
|
|
受注工事損失引当金 |
|
|
|
事業構造改善引当金 |
|
|
|
株式給付関連引当金 |
|
|
|
関係会社関連損失引当金 |
|
|
|
資産除去債務 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
流動負債合計 |
|
|
|
固定負債 |
|
|
|
社債 |
|
|
|
長期借入金 |
|
|
|
リース債務 |
|
|
|
製品保証引当金 |
|
|
|
保証工事引当金 |
|
|
|
事業構造改善引当金 |
|
|
|
株式給付関連引当金 |
|
|
|
退職給付引当金 |
|
|
|
債務保証損失引当金 |
|
|
|
PCB廃棄物処理費用引当金 |
|
|
|
環境対策引当金 |
|
|
|
関係会社関連損失引当金 |
|
|
|
資産除去債務 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
固定負債合計 |
|
|
|
負債合計 |
|
|
|
純資産の部 |
|
|
|
株主資本 |
|
|
|
資本金 |
|
|
|
資本剰余金 |
|
|
|
資本準備金 |
|
|
|
その他資本剰余金 |
|
|
|
資本剰余金合計 |
|
|
|
利益剰余金 |
|
|
|
利益準備金 |
|
|
|
その他利益剰余金 |
|
|
|
特定事業再編投資損失準備金 |
|
|
|
固定資産圧縮積立金 |
|
|
|
特別償却準備金 |
|
|
|
繰越利益剰余金 |
|
|
|
利益剰余金合計 |
|
|
|
自己株式 |
△ |
△ |
|
株主資本合計 |
|
|
|
評価・換算差額等 |
|
|
|
その他有価証券評価差額金 |
|
|
|
繰延ヘッジ損益 |
△ |
△ |
|
評価・換算差額等合計 |
|
|
|
新株予約権 |
|
|
|
純資産合計 |
|
|
|
負債純資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
前事業年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
当事業年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
|
売上高 |
|
|
|
売上原価 |
|
|
|
売上総利益 |
|
|
|
販売費及び一般管理費 |
|
|
|
貸倒引当金繰入額 |
|
|
|
役員報酬及び給料手当 |
|
|
|
減価償却費 |
|
|
|
研究開発費 |
|
|
|
支払手数料 |
|
|
|
引合費用 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
販売費及び一般管理費合計 |
|
|
|
営業利益 |
|
|
|
営業外収益 |
|
|
|
受取利息 |
|
|
|
受取配当金 |
|
|
|
為替差益 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
営業外収益合計 |
|
|
|
営業外費用 |
|
|
|
支払利息 |
|
|
|
社債利息 |
|
|
|
固定資産除却損 |
|
|
|
債務保証損失引当金繰入額 |
|
|
|
貸倒引当金繰入額 |
|
|
|
関係会社関連損失引当金繰入額 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
営業外費用合計 |
|
|
|
経常利益 |
|
|
|
特別利益 |
|
|
|
投資有価証券売却益 |
|
|
|
固定資産売却益 |
|
|
|
抱合せ株式消滅差益 |
|
|
|
特別利益合計 |
|
|
|
特別損失 |
|
|
|
投資有価証券評価損 |
|
|
|
固定資産減損損失 |
|
|
|
事業構造改善費用 |
|
|
|
SpaceJet事業に関する損失 |
|
|
|
特別損失合計 |
|
|
|
税引前当期純利益 |
|
|
|
法人税、住民税及び事業税 |
|
|
|
法人税等調整額 |
|
△ |
|
法人税等合計 |
|
|
|
当期純利益 |
|
|