日産自動車株式会社

NISSAN MOTOR CO., LTD.
横浜市神奈川区宝町2番地
証券コード:72010
業界:輸送用機器
有価証券報告書の提出日:2023年6月30日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第120期

第121期

第122期

第123期

第124期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

11,574,247

9,878,866

7,862,572

8,424,585

10,596,695

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

546,498

44,049

221,230

306,117

515,443

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(百万円)

319,138

671,216

448,697

215,533

221,900

包括利益

(百万円)

195,999

1,084,147

41,928

689,621

606,837

純資産額

(百万円)

5,623,510

4,424,773

4,339,826

5,029,584

5,615,140

総資産額

(百万円)

18,952,345

16,976,709

16,452,068

16,371,481

17,598,581

1株当たり純資産額

(円)

1,355.18

1,038.95

1,007.80

1,170.17

1,310.74

1株当たり当期純利益又は
1株当たり当期純損失(△)

(円)

81.59

171.54

114.67

55.07

56.67

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

81.59

55.07

56.67

自己資本比率

(%)

28.0

23.9

24.0

28.0

29.2

自己資本利益率

(%)

6.0

14.3

11.2

5.1

4.6

株価収益率

(倍)

11.13

9.95

8.84

営業活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

1,450,888

1,185,854

1,322,789

847,187

1,221,051

投資活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

1,133,547

708,687

369,121

146,835

447,041

財務活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

127,140

155,494

639,692

1,092,645

670,607

現金及び現金同等物
の期末残高

(百万円)

1,359,058

1,642,981

2,034,026

1,792,692

2,014,387

従業員数
( )内は平均臨時
雇用者数で外数

(人)

138,893

136,134

131,461

134,111

131,719

(19,240)

(17,597)

(16,092)

(15,743)

(15,397)

140,564

137,799

132,324

134,114

131,722

(19,619)

(18,012)

(16,235)

(15,743)

(15,397)

 

(注) 1 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第123期の期首から適用しており、第123期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっている。

2 第121期及び第122期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損失であるため記載していない。

3 第121期及び第122期の株価収益率については、1株当たり当期純損失であるため記載していない。

4 従業員数の下段に表示している人員数は、参考情報として持分法適用の非連結子会社の人員を含んだものである。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第120期

第121期

第122期

第123期

第124期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

3,644,483

3,157,540

2,489,676

2,409,348

3,240,618

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

271,869

26,571

99,034

208,445

324,336

当期純利益又は当期純損失(△)

(百万円)

168,552

342,745

72,629

114,387

268,296

資本金

(百万円)

605,813

605,813

605,813

605,813

605,813

発行済株式総数

(千株)

4,220,715

4,220,715

4,220,715

4,220,715

4,220,715

純資産額

(百万円)

2,505,945

1,958,610

1,967,322

1,797,360

2,018,121

総資産額

(百万円)

5,124,037

4,854,023

5,705,547

5,074,658

5,696,856

1株当たり純資産額

(円)

597.75

467.19

469.27

428.61

481.01

1株当たり配当額
(内1株当たり中間配当額)

(円)

(円)

57

10

5

10

(28.5)

(10)

(―)

(―)

(―)

1株当たり当期純利益又は

1株当たり当期純損失(△)

(円)

40.21

81.76

17.32

27.28

63.96

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

40.21

自己資本比率

(%)

48.9

40.4

34.5

35.4

35.4

自己資本利益率

(%)

6.7

15.4

3.7

6.1

14.1

株価収益率

(倍)

22.59

7.83

配当性向

(%)

141.8

15.6

従業員数
( )内は平均臨時
雇用者数で外数

(人)

22,791

22,717

22,825

23,166

23,525

(5,349)

(5,148)

(4,944)

(4,372)

(4,643)

株主総利回り

(%)

87.4

38.4

61.9

56.1

52.8

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

1,157.5

966.0

664.5

654.3

577.6

最低株価

(円)

835.5

356.2

311.2

436.5

408.1

 

(注) 1 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第123期の期首から適用しており、第123期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっている。

2 第121期、第122期及び第123期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載していない。第124期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載していない。

3 第121期、第122期及び第123期の株価収益率と配当性向については、1株当たり当期純損失であるため記載していない。

4 最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第一部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所プライム市場におけるものである。

 

2 【沿革】

 

年月

沿   革

1933年12月

「日本産業㈱」と「戸畑鋳物㈱」の共同出資により、「自動車製造㈱」として資本金10百万円をもって、横浜市神奈川区宝町に設立

1934年5月

横浜工場完成

1934年6月

社名を「日産自動車㈱」と改称

1935年4月

横浜工場で一貫生産による第一号車オフライン

1943年8月

富士工場(旧:吉原工場)完成

1944年9月

社名を「日産重工業㈱」と改称、本社事務所を東京日本橋に移転

1946年1月

本社事務所を再び横浜市神奈川区宝町に移転

1949年8月

社名を「日産自動車㈱」に復帰

1951年1月

東京証券取引所上場

1951年5月

「新日国工業㈱」(現、「日産車体㈱」・連結子会社)に資本参加

1958年5月

乗用車の対米輸出開始

1960年9月

「米国日産自動車会社」設立

1961年9月

メキシコ、メキシコ市に「丸紅飯田㈱」(現、「丸紅㈱」)との合弁会社「メキシコ日産自動車会社」を設立(現、連結子会社)

1962年3月

追浜工場完成

1965年3月

「愛知機械工業㈱」に資本参加(現、連結子会社)

1965年5月

座間工場完成

1966年8月

「プリンス自動車工業㈱」と合併、これに伴い村山工場等が当社に帰属

1967年7月

本牧埠頭(輸出専用基地)完成

1968年1月

本社事務所、東京銀座の新社屋に移転

1971年3月

栃木工場完成

1973年10月

相模原部品センター完成

1977年6月

九州工場完成

1980年1月

スペイン「モトール・イベリカ会社」(現、「日産モトール・イベリカ会社」・連結子会社)に資本参加

1980年7月

「米国日産自動車製造会社」設立

1981年11月

テクニカルセンター完成

1981年11月

「米国日産販売金融会社」設立(現、連結子会社)

1982年11月

メキシコ日産自動車会社、アグアスカリエンテス工場完成

1984年2月

「英国日産自動車製造会社」設立(現、連結子会社)

1984年11月

追浜専用埠頭完成

1989年4月

「欧州日産会社」設立

1990年1月

(旧)「北米日産会社」設立

 

 

 

年月

沿   革

1991年5月

苅田専用埠頭完成

1994年1月

いわき工場完成

1994年4月

北米事業組織を再編し、「北米日産会社」を新規設立(現、連結子会社)

1994年10月

中東地域における地域統括会社「中東日産会社」を設立(現、連結子会社)

1995年3月

座間工場車両生産中止

1998年12月

「北米日産会社」、「米国日産自動車会社」を合併

1999年3月

フランス「ルノー」と資本参加を含む自動車事業全般にわたる提携契約締結(現、持分法適用関連会社)

1999年7月

富士工場関係の営業を「トランステクノロジー㈱」へ譲渡。同社は、同年に「ジャトコ㈱」と合併し、「ジヤトコ・トランステクノロジー㈱」(現、「ジヤトコ㈱」・連結子会社)と社名変更

2000年4月

「北米日産会社」、「米国日産自動車製造会社」を合併

2001年3月

村山工場車両生産中止

2002年3月

ルノーが当社株式保有比率を44.4%に引き上げ

2002年3月

日産ファイナンス㈱(現、連結子会社)を通じてルノーへ資本参加

2002年3月

ルノーとの共同運営会社「ルノー・日産会社」設立

2002年8月

欧州事業再編の為、欧州日産自動車会社を設立(現、連結子会社)

2003年3月

欧州日産会社を清算

2003年5月

北米日産会社、キャントン工場完成

2003年7月

東風汽車有限公司事業開始(現、持分法適用関連会社)

2004年4月

サイアムニッサンオートモービル社の第三者割当増資を引き受け子会社化(現、「タイ日産自動車会社」・連結子会社)

2004年5月

東風汽車有限公司、花都工場完成

2005年1月

カルソニックカンセイ(株)の第三者割当増資を引き受け、同社を子会社化

2007年12月

ルノー日産オートモーティブインディア社設立(現、連結子会社)

2008年1月

日産インターナショナル社、欧州地域の生産・販売等の統括業務開始(現、連結子会社)

2009年8月

本社事務所を横浜市のグローバル本社に移転

2010年4月

ルノー及びダイムラーAGと資本参加を含む戦略的協力に関する提携契約締結

2011年7月

アセアン地域における地域統括会社「アジア・パシフィック日産自動車会社」を設立(現、連結子会社)

2011年8月

九州工場を母体とした「日産自動車九州(株)」を設立(現、連結子会社)

2013年11月

メキシコ日産自動車会社、アグアスカリエンテス第2工場完成(現、連結子会社)

2014年4月

ブラジル日産自動車会社、レゼンデ工場完成(現、連結子会社)

2014年5月

インドネシア日産自動車会社、プルワカルタ第2工場完成(現、連結子会社)

 

 

 

年月

沿   革

2016年5月

三菱自動車工業(株)と資本参加を含む戦略的協力に関する提携契約締結

2016年10月

三菱自動車工業(株)の第三者割当増資を引き受け、同社へ資本参加(現、持分法適用関連会社)

2017年3月

カルソニックカンセイ(株)の株式の公開買付が成立し、保有する全株式をCKホールディングス(株)に売却

2017年6月

三菱自動車工業(株)との合弁会社「Nissan-Mitsubishi B.V.」を設立(現、持分法適用関連会社

2018年7月

アルゼンチン日産社、サンタ・イザベル工場完成(現、連結子会社)

2019年6月

指名委員会等設置会社に移行

2021年10月

欧州地域の販売の統括業務を日産インターナショナル社から欧州日産自動車会社に移管

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは当社と当社の子会社、関連会社及び当社のその他の関係会社で構成され、自動車及び部品の製造と販売を主な事業内容とし、さらに上記事業における販売活動を支援するために販売金融事業を行っている。

当社グループは世界的な本社機能として「グローバル日産本社」を設置し、各事業への資源配分を決定するとともに、グループ全体の事業を管理している。また、当社グループは4つの地域のマネジメント・コミッティによる地域管理と研究・開発、購買、生産といった機能軸による地域を越えた活動を有機的に統合した組織(グローバル日産グループ)により運営されている。

当社グループの構成図は以下のとおりである。

 


 * 連結子会社

** 持分法適用会社

 

・上記の他に*日産トレーデイング㈱、*日産ネットワークホールディングス㈱他の関係会社がある。

・また上記のうち、国内証券市場に上場している連結子会社は以下のとおりである。

 日産車体㈱…東京

 

 

4 【関係会社の状況】
(1) 連結子会社

 

会社名

住所

資本金
(百万円)

主要な事
業の内容

議決権の所有
(又は被所有)割合

関係内容

役員の兼任等

貸付金
(百万円)

営業上の取引

設備の賃貸借

所有割合(%)

(間接所有)(%)

転籍(名)

兼任
(名)

出向
(名)

#☆
日産車体㈱

神奈川県
平塚市

7,905

自動車及び
部品製造・
販売

50.01

3

なし

当社製品の製造委託

土地建物を
相互に賃貸借

日産自動車九州㈱

福岡県

京都郡

苅田町

10

自動車及び

部品製造受託

100.00

1

2

2

なし

当社製品の製造委託

当社所有の

土地建物、

製造用設備等を賃借

愛知機械工業㈱

名古屋市
熱田区

8,518

自動車部品
製造・販売

100.00

3

1

なし

自動車用部品
の購入

なし

ジヤトコ㈱

静岡県
富士市

29,935

自動車部品
製造・販売

74.96

6

なし

自動車用部品
の購入

当社所有の
土地建物、
製造用設備を
賃借

日産工機㈱

神奈川県
高座郡
寒川町

2,020

自動車部品
製造・販売

97.73

5

なし

自動車用部品
の購入

なし

日産グループファイナンス㈱

横浜市
西区

90

グループ会社向け金融

100.00

(100.00)

5

なし

当社の国内子会社への貸付

当社所有の建物を賃借

日産トレーデイング㈱

横浜市
戸塚区

320

自動車・部品
その他の輸出
入及び販売

100.00

3

1

なし

当社の部品輸
入代行業

なし


㈱日産フィナンシャルサービス

千葉市
美浜区

16,388

小売金融及び卸売金融並びに自動車賃貸

100.00

2

2

1

なし

当社製品の販売金融の為の貸付等

当社に対して
社用車を賃貸

日産モータースポーツ&カスタマイズ㈱

神奈川県
茅ヶ崎市

480

特装を含む
少量限定生
産車の開発・
製造・販売並びにモータースポーツ事業

100.00

3

4

なし

当社製品の販
売先

当社所有の土地建物を賃借

日産ネットワークホールディングス㈱

横浜市
西区

90

国内販売ネットワークの事業管理並びに不動産の所有・賃貸借及び管理受託

100.00

(7.68)

2

3

なし

不動産の賃貸
及び管理受託

当社に対して
厚生施設用土
地建物を賃貸

日産
ファイナンス㈱

横浜市
西区

2,491

グループ会社向け金融

100.00

5

運転資金の融資

189,000

当社の国内子会社への融資の為の貸付

なし

神奈川日産
自動車㈱

横浜市
西区

90

自動車及び
部品販売

100.00

(100.00)

3

1

なし

当社製品の販
売先

なし

日産自動車販売㈱

東京都
港区

480

自動車及び
部品販売

100.00

2

1

2

なし

当社製品の販
売先

なし

日産部品
中央販売㈱

東京都
大田区

545

自動車補修
部品の販売

84.05

(37.81)

6

1

なし

自動車補修部
品の販売先

なし

㈱日産カーレンタルソリューション

横浜市

西区

90

レンタカー事業

100.00

(100.00)

1

2

1

なし

レンタカー事業用の車両を販売

なし

    その他国内連結子会社 81社

      国内連結子会社計 96社

 

 

 

 

会社名

住所

資本金

主要な事
業の内容

議決権の所有
(又は被所有)割合

関係内容

役員の兼任等

貸付金
(百万円)

営業上の取引

設備の賃貸借

所有割合(%)

(間接所有)(%)

転籍(名)

兼任
(名)

出向
(名)


欧州日産自動車会社

フランス
イヴリーヌ県

モンティニー=ル=ブルトンヌー

百万EURO.

1,626

欧州内子会社の持株会社及び欧州における業務支援・販売の統括

100.00

(48.00)

なし

当社製品の
販売先

なし


ニッサンインターナショナルホールディングビーブイ

オランダ
アムステルダム市

百万EURO.

1,932

子会社の持株
会社

100.00

1

運転資金の融資

154,845

なし

なし

日産西ヨーロッパ自動車会社

フランス
イヴリーヌ県

ボアザン=ル=ブルトンヌー

百万EURO.

6

自動車及び
部品販売

100.00

(100.00)

なし

当社製品の
販売先

なし

英国
日産自動車会社

イギリス
ハートフォー
ドシャー州リ
ックマンズワ
ース市

百万£stg.

136

自動車及び
部品販売

100.00

(100.00)

なし

当社製品の
販売先

なし


日産
英国持株会社

イギリス
タイン・アン
ド・ウィア州
サンダーランド市

百万EURO.

871

英国内子会社
の持株会社

100.00

(100.00)

なし

なし

なし

イタリア
日産自動車会社

イタリア
ローマ市

百万EURO.

6

自動車及び
部品販売

100.00

(100.00)

なし

当社製品の
販売先

なし

英国日産自動車
製造会社

イギリス
タイン・アン
ド・ウィア州
サンダーランド市

百万£stg.

250

自動車及び
部品製造・
販売並びに欧州における車両開発・技術調査・車両評価及び認証業務

100.00

(100.00)

なし

当社製品の
販売先

なし

日産インターナショナル社

スイス
ヴォー州
ロール県

百万EURO.

37

欧州地域における生産の統括

100.00

なし

当社製品の
販売先

なし

イベリア
日産自動車会社

スペイン
バルセロナ市

百万EURO.

12

自動車及び
部品販売

100.00

(100.00)

なし

当社製品の
販売先

なし

☆◎

北米日産会社

アメリカ
テネシー州
フランクリン市

百万US$

0

北米における子会社の統括並びに自動車及び部品製造・販売

100.00

3

運転資金の融資

360,531

当社製品の
販売先

なし

米国日産販売
金融会社

アメリカ
テネシー州
フランクリン市

百万US$

0

小売金融及び卸売金融並びに自動車賃貸

100.00

(100.00)

2

運転資金の融資

148,664

当社製品の販売金融の為の貸付等

なし

ニッサングローバルリインシュランス社

バミューダ
ハミルトン市

千US$

120

損害保険業

100.00

(100.00)

1

なし

損害保険の提供

なし

カナダ
日産自動車会社

カナダ
オンタリオ州
ミシソーガ市

百万Can$

81

自動車及び
部品販売並びに小売金融・卸売金融・自動車賃貸

100.00

(9.09)

なし

当社製品の
販売先

なし


メキシコ
日産自動車会社

メキシコ
メキシコ市

百万
MX.Peso

17,049

自動車及び
部品製造・
販売

100.00

(100.00)

なし

当社製品の
販売先

なし


ブラジル
日産自動車会社

ブラジル
リオデジャネイロ州
リオデジャネイロ市

百万BRL.

7,115

自動車及び
部品製造・
販売

100.00

(99.00)

4

運転資金の融資

5,815

当社製品の
販売先

なし

 

 

 

会社名

住所

資本金

主要な事
業の内容

議決権の所有
(又は被所有)割合

関係内容

役員の兼任等

貸付金
(百万円)

営業上の取引

設備の賃貸借

所有割合(%)

(間接所有)(%)

転籍(名)

兼任
(名)

出向
(名)

豪州
日産自動車会社

オーストラリアビクトリア
州モルグレイブ

百万A$

290

自動車及び
部品販売

100.00

(100.00)

なし

当社製品の
販売先

なし

日産エジプトモーター

エジプト
ギザ県シックスオブオクトーバ市

百万EGP.

3,544

自動車及び
部品製造・
販売

100.00

(0.00)

なし

当社製品の
販売先

なし

日産サウスアフリカ会社

南アフリカ
ロスリン

百万Rand

3

自動車及び
部品製造・
販売

100.00

(100.00)

運転資金の融資

14,003

当社製品の
販売先

なし

日産ニュージーランド社

ニュージーラ
ンド

オークラ
ンド市

百万NZ$

51

自動車及び
部品販売

100.00

なし

当社製品の
販売先

なし

中東日産会社

アラブ首長国
連邦

ドバイ

百万Dh.

2

中東地域における事業の統括、並びに自動車及び部品の販売

100.00

1

なし

当社製品の
販売先

なし

インド
日産自動車

インド
カーンチプラム県オラガダム

百万INR

18,900

自動車及び
部品販売

100.00

(100.00)

1

なし

当社製品の
販売先

なし

ルノー日産オートモーティブインディア社

インド
カーンチプラム県オラガダム

百万INR

57,732

自動車及び
部品製造・
販売

70.00

(45.00)

なし

当社製品の
販売先

なし

インドネシア
日産自動車会社

インドネシア
プルワカルタ県コタ・
ブキット・
インダ

百万IDR

2,592,390

自動車販売

75.00

1

運転資金の融資

21,107

当社製品の
販売先

なし

タイ
日産自動車会社

タイ
サムットプラカーン県バンサソーン市

百万THB

1,944

自動車及び
部品製造・
販売

75.00

(75.00)

3

なし

当社製品の
販売先及び完成車両の購入先

なし


裕隆日産汽車股份有限公司

中華民国
苗栗県三義郷

百万TWD

3,000

自動車及び
部品販売

40.00

2

2

なし

当社製品の
販売先

なし


日産(中国)投資有限公司

中華人民共和
国北京市

百万中国元

8,476

中国事業の統括、自動車及び部品販売

100.00

3

なし

当社製品の
販売先

なし

アジア・パシフィック日産自動車会社

タイ

サムットプラカーン県バンサソーン市

百万THB

409

業務支援並びに自動車及び部品・販売

100.00

2

2

なし

当社製品の
販売先

なし

チリ
日産自動車会社

チリ共和国サンティアゴ市

百万CLP

38,153

自動車及び
部品販売

100.00

1

運転資金の融資

5,366

当社製品の
販売先

なし

トルコ
日産自動車会社

トルコ共和国
イスタンブール県

百万TRY

419

自動車及び
部品販売

100.00

(100.00)

なし

当社製品の
販売先

なし

アルゼンチン
日産社

アルゼンチン

ブエノスアイレス市

百万ARS

26,594

自動車及び
部品製造・

販売

100.00

(98.00)

なし

当社製品の
販売先

なし

    その他在外連結子会社 113社

      在外連結子会社計 143社

        連結子会社合計 239社

 

 

(2) 持分法適用関連会社

 

会社名

住所

資本金

主要な事
業の内容

議決権の所有
(又は被所有)割合

関係内容

役員の兼任等

貸付金
(百万円)

営業上の取引

設備の賃貸借

所有割合(%)

(間接所有)(%)

転籍(名)

兼任
(名)

出向
(名)


日産東京販売ホールディングス㈱

東京都
品川区

百万円

13,752

自動車及び
部品販売

34.04

(34.04)

1

1

なし

当社製品の
販売先

なし

♯注6
ルノー

フランス

ブローニュ=ビヤンクール

百万EURO.

1,127

自動車及び
部品製造・
販売

15.19

(15.19)

2

なし

車両・部品の
相互供給・
共同開発

なし

東風汽車有限公司

中華人民共和
国湖北省
武漢市

百万中国元

16,700

自動車及び
部品製造・
販売

50.00

(50.00)

4

なし

当社製品の
販売先

なし


三菱自動車工業㈱

東京都
港区

百万円

284,382

自動車及び
部品製造・
販売

34.01

3

なし

車両・部品の
相互供給・
共同開発

土地建物、
製造用設備を相互に賃貸借

    その他持分法適用関連会社 35社

      持分法適用関連会社計 39社

 

(注) 1 上記のうち、会社名欄の☆印の会社は特定子会社である。

2 上記のうち、会社名欄の♯印の会社は有価証券届出書又は、有価証券報告書の提出会社である。

3 上記のうち、会社名欄の◎印の会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えているため、主要な損益情報等を下記に記載している。なお、北米日産会社は同社の子会社、関連会社20社を連結した数値である。また、提出日時点で単体の財務書類を作成していない当該会社の損益情報等については、当社の連結財務諸表作成のために入手している財務情報を基に算出している。

主要な損益情報等

(1)売上高

4,701,126

百万円

 

(2)経常利益

538,668

百万円

 

(3)当期純利益

143,476

百万円

 

(4)純資産額

1,050,343

百万円

 

(5)総資産額

6,249,691

百万円

 

4 上記のうち、会社名欄の※印の会社に対する提出会社の議決権の所有割合(間接所有を含む)は100分の50以下であるが、実質的に支配しているため子会社としたものである。

5 上記のうち、会社名欄の◇印の会社は重要な債務超過会社である。2023年3月末時点で債務超過の金額は、インドネシア日産自動車会社19,720百万円である。なお、提出日時点で単体の財務書類を作成していない在外連結子会社の債務超過額については、当社の連結財務諸表作成のために入手している当該会社の財務情報を基に算出している。

6 提出会社(間接所有を含む)が所有しているルノー株式はフランス商法により議決権の行使を制限されているが、提出会社とルノーとの間で締結された改訂アライアンス基本契約(Related Alliance Master Agreement)(以下「RAMA」という)が引き続き有効に存続しており、現在ルノーの取締役のうち2名は提出会社の指名を受けて選任された取締役である。2019年3月12日に、提出会社、ルノー及び三菱自動車工業株式会社の間で覚書を締結し、ルノー・日産会社に代わりアライアンスのオペレーション及びそのガバナンス機能を遂行する機関としてアライアンス オペレーティング ボードが設立され、その役割を果たしている。アライアンス オペレーティング ボードではアライアンスに関する重要な事項が議論されており、当該事項は各社の経営に重要な影響を及ぼす。

以上より、当社はルノーの財務及び経営又は事業の方針の決定に関する影響力を行使できることから関連会社としている。ルノーは提出会社の議決権の43.7%を所有しており、その他の関係会社にも該当する。

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

2023年3月31日現在

所在地の名称

従業員数(人)

日本

 

60,423

(14,550)

北米

 

37,745

(182)

 

内、米国

16,910

(1)

欧州

 

10,037

(274)

アジア

 

17,649

(57)

その他

 

5,865

(334)

131,719

(15,397)

 

(注) 1 従業員数は就業人員であり、臨時従業員は( )内に年間の平均人員を外数で表示している。

2 上記のうち、販売金融事業の従業員数は4,752(186)人である。

 

(2) 提出会社の状況

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

23,525

(4,643)

41.7

16.4

8,509,353

 

(注) 1 従業員数は就業人員であり、臨時従業員は( )内に年間の平均人員を外数で表示している。

2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含む。

3 上記は全て、自動車事業の従業員である。

 

(3) 労働組合の状況

当社従業員は日産自動車労働組合に加入し、同組合は全日産・一般業種労働組合連合会を上部団体とし、全日本自動車産業労働組合総連合会を通じ、日本労働組合総連合会に加盟している。労使関係は安定しており、2023年3月末現在の組合員総数は日産自動車九州(株)を含め26,434名である。

なお、国内のグループ各社においては大半の企業で会社別労働組合が存在し、全日産・一般業種労働組合連合会を上部団体としている。

また、海外のグループ各社では、各国の労働法・労働環境に即して、従業員の労働組合選択の権利を尊重している。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

① 提出会社

当事業年度

管理職に占める

女性労働者の割合

(%)(注1)

男性労働者の

育児休業取得率

(%)

(注2)

労働者の男女の賃金の差異(%)(注3)

全労働者

うち正規

雇用労働者

うち非正規

雇用労働者

10.4

42.3

81.9

78.0

88.1

 

(注) 1 管理職に占める女性労働者の割合は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものである。また、出向者は出向先の従業員として算出している。

2 男性の育児休業等取得率は、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を示したものである。また、出向者は出向先の従業員として算出している。

3 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものである。また、出向者は出向元会社の従業員として算出している。男女の賃金の差異は、給与・手当・賞与を含めた総支給額を対象者の人数で除し平均を算出のうえ、男性の平均賃金を100としたときの女性の平均賃金の割合を示している。管理職比率など男女間に構成の違いがあることで1名当たり賃金に差が出ているが、賃金制度・体系において性別による処遇差は一切ない。

 

② 主要な連結子会社(国内)

当事業年度

会社名

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の育児休業

取得率

(%)

(注2)

労働者の男女の賃金の差異(%)(注4)

全労働者

うち正規

雇用労働者

うち非正規

雇用労働者

日産車体㈱

4.2

52.4

80.0

78.6

89.1

日産自動車九州㈱

4.2

75.8

70.1

103.1

愛知機械工業㈱

1.1

44.0

74.4

67.0

103.6

ジヤトコ㈱

4.7

16.5

75.8

74.4

79.6

日産工機㈱

54.5

67.2

73.3

49.7

日産トレーデイング㈱

15.6

50.0

64.0

66.5

42.4

㈱日産フィナンシャルサービス

7.6

22.2

71.8

66.4

83.2

日産モータースポーツ&カスタマイズ㈱

6.7

50.0

74.2

76.0

54.9

神奈川日産自動車㈱

2.6

70.5

69.9

64.2

日産自動車販売㈱

2.7

40.0

78.3

75.4

51.2

日産部品中央販売㈱

(注3)

75.6

72.3

75.6

㈱日産カーレンタルソリューション

2.0

40.0

100.1

69.4

98.3

 

(注) 1 管理職に占める女性労働者の割合は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものである。また、出向者は出向先の従業員として算出している。

2 男性の育児休業等取得率は、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を示したものである。また、出向者は出向先の従業員として算出している。

3 対象従業員がいないことを示している。

4 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものである。また、出向者は出向元会社の従業員として算出している。男女の賃金の差異は、給与・手当・賞与を含めた総支給額を対象者の人数で除し平均を算出のうえ、男性の平均賃金を100としたときの女性の平均賃金の割合を示している。管理職比率など男女間に構成の違いがあることで1名当たり賃金に差が出ているが、賃金制度・体系において性別による処遇差は一切ない。

5 連結子会社のうち主要な連結子会社以外のものについては、「第7[提出会社の参考情報]2[その他の参考情報](2) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異」に記載している。

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがある。

なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日(2023年6月30日)現在において当社グループが判断したものである。

 

1.世界経済や景気の急激な変動

(1) 経済状況

当社グループの製品・サービスの需要は、それらを提供している国又は地域の経済状況の影響を強く受けている。従って、日本、中国、北米、ヨーロッパなど、当社グループの主要な市場における経済や景気及びそれに伴う需要の変動については正確な予測に努め必要な対策を行っているが、世界同時不況やパンデミック、複雑化する地政学リスクなど予測を超えた急激な変動がある時は、当社グループの業績及び財務状況に大きな影響を及ぼす可能性がある。

 

(2) 資源エネルギー情勢

原油、天然ガス、再生エネルギー等の価格高騰など資源やエネルギー情勢の急激な変化により当社グループの製品・サービスに対する需要も大きく変動する。ガソリン価格が上昇すれば燃費の良い製品に需要がシフトすることが予測され、更に上昇すれば全体の需要は低下することも予測される。鉄、アルミ、樹脂といった従来の自動車の原材料に加えて、リチウム、コバルト、ニッケル、ロジウム、パラジウムといった希少金属の価格に予測を超えた急激な変動がある時は、業績の悪化や機会損失の発生等、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

 

2.自動車市場における急激な変動

自動車業界は世界規模で非常に厳しい競争にさらされている。当社グループもその競争に打ち勝つべく、お客様のニーズにあった製品・サービスを素早く提供できるように技術開発・商品開発や販売戦略において努力している。しかしながら、お客様ニーズに合う製品・サービスをタイムリーに提供できなかった場合や、環境や市場の変化への対応が不十分な場合には、当社グループの業績及び財務状況に大きな影響を及ぼす可能性がある。

 

例えば、成熟市場では人口の減少や少子高齢化の進行により需要が減退したり変化したりする一方で、新興市場では大きく需要が増える可能性もある。これらはビジネスチャンスとして当社グループに有利な結果をもたらす可能性もある一方、特定商品や特定地域への過度な依存が発生し、次なる変化への対応が十分に行われない場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

 

また、車両の電動化が急速に拡大、また各国での温室ガス排出に対する規制が強化されており、カーボンニュートラルに向けたライフサイクルでの取り組みが必須となってきている。これらの社会・環境要請に対応する取り組みが遅れた場合には、当社グループの業績や財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

 

さらに、近年、先進運転支援システムが製品に搭載され販売されてきているが、これらは運転支援技術のさらなる進化に伴い、次世代に向けた大きな成長・発展の機会となる。そのためには、公道走行における新たなルール作りが不可欠であり、各国規制当局との連携、自動車メーカー並びに関連技術を有する会社同士での協調が極めて重要である。その一方で、新技術の開発という点では、各国、メーカー共に激しい競争状態にあり、開発費負担の増大、車両コストの増加等により、当社グループの業績や財務状況に大きな影響を及ぼす可能性がある。

 

今後、カーシェアリング、ライドシェアリング、ロボットタクシーといった業態の普及に伴い、「自動車メーカーがハードウエアとしてのクルマを製造・販売し、お客様はそのクルマを購入・所有・使用する」という従来のビジネスモデルが大きく変革していくことが想定される。

また、付加価値の中心がハードウエアとしてのクルマの性能から、クルマに関連したサービスも含め、お客様にどのような体験を提供できるのかといったソフトウエアの方に移っていくことも想定される。

その結果、ソフトウエアの部分での魅力が他社との差異化のポイントとなり、予てより当社の強みであったクルマというハードウエアを開発・量産するというノウハウや専門性がそれ程の付加価値を生まないものとなっていく可能性もある。これら想定される変革を見据えて、ニューモビリティ等も含めた、従来の自動車業界以外からの参入の動きもある。

こういった動きに対して当社グループでは2021年11月には2030年のありたい姿を示す長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」を発表した。これは、当社のコーポレートパーパスを具現化するために、この先目指す方向性をステークホルダーの方々にビジョンとして示したものであり、「ともに切り拓く、モビリティとその先へ」をスローガンに、よりクリーンで、安全で、インクルーシブな、誰もが共生できる世界の実現を目指し、パートナーの皆様とともに、人々の移動の可能性と社会の可能性を広げていく、という当社の想いと決意を込めたものである。

この長期ビジョンの下、ハードウエアの進化(電動化、インテリジェント化、自動運転化、コネクティビティ機能の強化)、ソフトウエアの強化(コネクテッド機能の強化により新たな付加価値の提案)を目指し、積極的な開発投資、多様な人財の採用と育成、アライアンスの活用、異業種企業との戦略的な連携、スタートアップ企業との協業等の対策を進めている。

しかしながら、我々の想定を超えた速度や範囲で変革が起き、そのような変化に対して十分に対応できない場合には、我々は新たな競争相手に対して優位性を保つことができず、競争力を失う可能性もある。

 

3.金融市場に係るリスク

(1) 為替レートの変動

当社グループは世界13の市場で完成車の生産を行い、およそ160の市場で販売をしている。原材料や部品、サービスの調達も多くの国で行っている。

当社の連結財務諸表は日本円で表示するため、一般的に他の通貨に対する円高は当社グループの業績に悪影響を及ぼし、反対に円安は好影響をもたらすことになる。また、当社グループが生産を行う地域の通貨価値が上昇した場合、それらの地域の生産コストを押し上げ、当社グループの競争力の低下をもたらす可能性がある。

当社グループでは、為替変動リスクを軽減するための根本的な対策として、生産の現地化や、原材料及び部品の外貨建てによる購入等の対応を行っている。しかしながら、為替リスクを完全に取り除くことは不可能であるため、想定を超えた変動が生じた場合には、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

 

(2) 通貨、金利並びにコモディティ価格のリスクヘッジ

市場金利の上昇及びコモディティ価格の上昇は当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

また、当社グループは外貨建債権債務の為替変動のリスク回避、変動金利で調達した有利子負債の金利変動リスク回避及び、コモディティの価格変動リスク回避を目的として、デリバティブ取引を行うことがある。こうしたデリバティブ取引によりリスクを回避することができる一方で、為替変動、金利変動、コモディティ価格の変動によってもたらされる利益を享受できないという可能性もある。

 

(3) 有価証券の価格変動

当社グループは、戦略的な理由や取引関係維持、キャッシュマネジメント等の理由により市場性のある有価証券を保有する場合があり、それらの有価証券の価格変動リスクを負っている。このため株価や債券価格の変動は、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

 

(4) 資金の流動性

金融市場では通常の想定を超える環境変化が発生する場合がある。また、リクイディティ・リスクは国内外の格付機関による格付の引き下げによっても増加する。そのような事態に対処するため、当社グループでは十分な資金の流動性を確保できるよう社内規定を整備し、内部資金の蓄積や金融機関とのコミットメントライン、調達手段や調達地域の多様化等、あらゆる資金捻出・調達ソースの確保に取り組んでいる。また、当社グループは自動車事業において未使用のコミットメントラインや十分な手元資金を維持することにより、これらのリスクを低減させている。しかしながら市場環境に予期せぬ大規模な変化が発生した場合には、当初計画どおりの資金調達に支障をきたす可能性があり、当社グループの業績及び財務状況に負の影響を及ぼす可能性がある。

 

(5) 販売金融事業のリスク

販売金融事業は消費者、法人顧客及び販売店に金融ソリューションを提供することにより、これら顧客による日産車の購入又は販売活動に資するものであり、当社グループにとって重要なビジネスのひとつである。販売金融ビジネスユニットは、徹底したリスク管理により適正な収益水準と健全な財務状態を維持しながら自動車販売をサポートしている。しかし、顧客に金融ソリューションを提供するため、販売金融事業は、金利リスク、信用リスク、残存価格変動リスク等のリスクにさらされている。これらのリスク要因が適切に管理されていないと当社グループの業績と財務状況に負の影響を及ぼす可能性がある。

 

これらのリスクを軽減するため、販売金融ビジネスユニットは健全なポリシーとリスクマネジメントフレームワークを導入している。

金利リスクの場合、当社グループは徹底した資産負債管理により期間と資産負債利率の不一致(固定金利対変動金利)の最小化、及び市場金利の変動に対するエクスポージャーの最小化に努めている。しかしながら、販売金融事業は国内外の格付機関による格付の引き下げ及びマクロ経済状況等の外部要因による金利コスト上昇の影響を受ける。

信用リスクは、審査から回収までのサイクル全体に対して管理されている。審査において販売金融ビジネスユニットは、厳格な与信審査ポリシーに従い、顧客の支払能力、支払履歴、資産状況、適切な担保価値及び融資条件を勘案したうえで与信判断を行っている。与信期間中又は支払延滞があった場合、潜在的な損失を最小限に抑えるために綿密な回収戦略が実施される。

残存価格変動リスクについては、当社グループは独立第三者による評価金額と過去の中古車価格の統計分析結果を基準に、部門横断的なチームにより適切な残存価値設定を行っている。また、ブランド価値構築を通じて日産車の将来的市場価値を高める戦略により、残存価格変動リスクの軽減に努めている。

 

(6) 取引先の信用等のリスク

当社グループは販売会社、金融機関、サプライヤーなど様々な地域の数多くの取引先と取引を行っており、取引先の債務不履行などが発生するリスクにさらされている。当社グループは、これらの取引先の財務情報をもとに継続的な評価を行うことで、かかるリスクを削減するよう努めている。しかしながら、世界的な経済危機をきっかけにした、販売会社、金融機関及びサプライヤーの経営破たんのような予期せぬ事態が発生した場合には、当社グループの業績と財務状況に負の影響を及ぼす可能性がある。

また、当社グループの主要サプライヤーであるマレリホールディングス株式会社は、2022年6月24日に民事再生法に基づく民事再生手続開始を申し立て、2022年7月19日の債権者集会において再生計画案が可決され、2022年8月9日をもって東京地方裁判所による認可決定が確定した。今後、再生計画が想定どおりに進捗しない場合などには、かかるサプライヤーの債務不履行など信用リスクが顕在化するなどにより、かかるサプライヤーからの供給の停止、遅延又は不足による当社グループの操業の停止、生産の遅延又は減少、もしくは財務的負担の増加やコストの上昇が生じる可能性があり、当社グループの業績と財務状況に大きな負の影響を及ぼす可能性がある。

 

(7) 退職給付費用及び債務

当社グループの従業員の退職給付に備えるための退職給付費用及び債務は、割引率等数理計算上で設定される前提条件や年金資産の長期期待運用収益率に基づいて算出されている。実際の結果が前提条件と異なる場合又は前提条件が変更された場合、その影響は累積され、将来にわたって規則的に認識されるため、一般的には将来期間において認識される費用及び債務に影響を与える可能性がある。

 

4.事業戦略や競争力維持に係るリスク

(1) 国際的活動及び海外進出に関するリスク

当社グループは世界13の市場で完成車の生産を行い、およそ160の市場で販売を行っている。海外市場への事業進出の際には以下に掲げるようなリスクの検討も十分行っているが、ロシア・ウクライナ情勢による不安定な世界情勢など進出した先で予期しないリスクあるいは想定を超えるリスクが顕在化した場合には計画どおりの操業度や収益性を実現できず、当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

・ 不利な政治的又は経済的要因

・ 法律又は規制の変更

・ 法人税、関税その他税制の変更及び移転価格税制等の国際税務問題による影響

・ ストライキ等の労働争議

・ 優秀な人材の採用と定着の難しさ

・ テロ、戦争、クーデター、デモ、暴動、大規模自然災害、伝染病、その他の要因による社会的混乱

 

(2) 研究開発活動

当社グループが開発する技術は、世の中のニーズに即し、有用かつ現実的で使い易いものでなくてはならない。この目的のため当社グループは、将来のニーズを予測し、優先順位をつけ、電動化、自動運転化、コネクティビティ機能の強化、安全面の強化、モビリティサービス等にかかわる新技術の開発に投資している。しかし、予測を超えた環境の変化や世の中のニーズの変化、相対的な開発競争力の低下により、最終的にお客様にその新技術が受け入れられない可能性もあり、その結果当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性がある。

 

(3) 他企業との提携等

当社グループは、「Nissan Ambition 2030」の達成に向け、より高い競争力を短期間で獲得するために優れた技術・サービスを有する他の企業と戦略的に提携することがある。将来に想定されるビジネスモデルの変革も見据え、従来の自動車業界の企業との提携のみならず、業界の枠を超えた、異業種企業との戦略的な提携等の可能性も含まれる。しかしながら、当該分野の市場環境や技術動向の変化、提携先との活動の進捗状況によっては予定した成果を享受できない可能性もあり、その結果当社グループの業績に大きな影響を及ぼす可能性がある。

 

(4) 製品・サービスの品質

当社グループは、優れた品質の製品・サービスを提供するため、開発・製造から販売・サービスまできめ細かい管理体制を敷き最善の努力を傾けている。しかしながら、より高い付加価値を提案するための新技術の採用は、それが十分に吟味されたものであっても、後に製造物責任や製品リコールなど予期せぬ品質に係る問題を惹起することがある。また、今後自動運転技術が発展し、かつ広く普及していった場合は、運転者の関与の希薄化に伴い、より製造者側の責任が問われるようになることも想定される。製造物責任については賠償原資を確保するため一定の限度額までは保険に加入しているが、必ずしもすべての損害が保険でカバーされるとは限らない。またお客様の安全のため実施したリコールが大規模なものになった場合には多額のコストが発生するだけでなく、ブランドイメージが低下する等、当社グループの業績と財務状況に大きな影響を及ぼす可能性がある。

 

(5) 気候変動によるリスク

気候変動に影響を与えると言われている温室効果ガスは、2015年に採択されたパリ協定にてできるだけ早い時期にピークアウトすること、また、2018年のIPCC(気候変動に関する政府間パネル)1.5℃特別報告書では、遅くとも2050年までにはネットゼロとすることが必要とされ、国の政策や企業の取り組みが増加している。

当社グループは、事業活動やクルマによって生じる環境への依存と負荷を自然が吸収可能なレベルに抑え、豊かな自然資産を次世代に引き継ぐことを究極のゴールとしている。この実現に向け、クルマの原材料の調達から輸送、走行時などバリューチェーン各段階での排出量削減をサプライヤーと共に取り組んでおり、中期環境行動計画「ニッサン・グリーンプログラム」でグローバルKPIと目標値を設定し、年次成果を公表している。

自動車のバリューチェーン全体に占めるクルマの使用時に排出されるCO2量は、企業活動に伴う排出量に比較して著しく多く、全体の80%以上を占めている。2017年に発表した「ニッサン・グリーンプログラム2022」では、新車1台あたりのCO2排出量を2022年に40%削減(2000年比)とする事を目標としており、2021年度は削減成果が42.5%まで到達した。

2021年1月には、2050年までに事業活動を含むクルマのライフサイクル全体におけるカーボンニュートラルの実現と、2030年代早期より主要市場に投入する新型車をすべて電動車とすることを目指すと発表した。環境対応と社会的価値の創出に向けて、活動を具体化させていく所存である。

また、気候変動のような不確実な将来事象に起因するリスクと機会に対して、複数のシナリオでの変化を評価し、レジリエントな戦略とすることが重要と認識している。このシナリオ分析の実施によって明確になったインパクトをサステナビリティレポート2022や、第2[事業の状況]の2[サステナビリティに関する考え方及び取組]にて紹介している。

リスクと機会への対策と、カーボンニュートラル実現に向けた道筋をつけるためには、一層の取り組み拡大の必要性を認識しており、2030年に向けた次期「ニッサン・グリーンプログラム」を現在検討中である。

しかしながら社会全体の気候変動対策が遅れた場合、カーボンプライシングの導入や国境炭素税などの脱炭素社会への更なる政策や法規制、研究開発業務の増加、市場需要や企業評判の変化による移行リスクや、異常気象災害の増加や海面の上昇などの物理的リスクにより、それぞれのリスクに対応するコスト増とクルマの販売成績の低下によって財務状況に大きな影響を及ぼす可能性がある。

 

(6) 環境や安全に関する規制、企業の社会的責任

自動車業界は、(5)にて記載している気候変動以外にも、排出ガス基準、CO2/燃費基準、騒音、化学物質管理、リサイクル、水資源等、環境や安全に係る様々な規制の影響を受けており、これらの規制はより一層厳格になってきている。

多様化する環境課題に対応しながら、グローバル企業として包括的な環境マネジメントを推進するため、当社では各地域、機能部署、さまざまなステークホルダーと対話・連携した組織体制を構築。取締役が共同議長を務めるグローバル環境委員会(G-EMC:Global Environmental Management Committee)には議題に応じて選出された役員が出席し、年2回の開催で全社的な方針や取締役会への報告内容の決議を行う。また、気候変動を含む環境リスクは、内部統制委員会でも定期的に報告され、ガバナンスが効いている状態であると認識している。

法規制を遵守することは当然であるが、企業の社会的責任として、また競合他社に対する優位性を保つために「ニッサン・グリーンプログラム2022」を掲げ、環境に対する継続的な取り組みを社内外にコミットしているが、開発や投資の負担は増加しており、これらコストの増加は当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

また、上記取り組みを行ったとしても、株主やお客様等のステークホルダーから、他社との比較において優位性を持たないと評価された場合には株価や販売に負の影響を及ぼし、その結果当社グループの業績と財務状況に大きな影響を及ぼす可能性がある。

 

(7) 重要な訴訟等

当社グループが事業活動を進めていく中で、取引先や第三者との間で様々な訴訟に発展することがある。それら訴訟については、当社グループ側の主張又は予測と異なる結果となるリスクは避けられず、場合によっては当社グループの業績と財務状況に大きな影響を及ぼす可能性がある。

 

(8) 知的財産保護

当社グループは、他社製品と差別化できる技術とノウハウを保持している。これらの技術とノウハウは今後の当社グループの発展に不可欠なものであり、これらの知的財産の保護については最善の努力を傾注している。

第三者が当社グループの知的財産を侵害して類似した製品を製造・販売する可能性があるが、当社グループは専門の部署を設け、知的財産を保護し、当社グループの知的活動の成果を守る活動を強化している。

 

(9) 優秀な人財の確保

当社グループでは人財はモノづくりをはじめとする競争力の源泉であり、最も重要な資産と考えている。「Nissan Ambition 2030」で3,000人以上の先進技術領域の採用を発表したとおり、グローバルで優秀な人財を採用していく。さらには十分に能力を発揮してもらうための「ビジネスリーダー育成プログラム」「成果に基づく評価報酬制度」「多様な働き方を支える制度」等、人財育成の投資や評価報酬制度の充実にも力を入れている。しかしながら優秀な人財確保のための競争は厳しく、計画どおりに採用や定着化が進まなかった場合は、長期的に当社グループの競争力が低下する可能性がある。

 

(10) コンプライアンス、レピュテーション

2017年に発生した、当社国内車両製造工場における完成検査に係る不適切取扱いの案件を受けて、当社は再発防止に向けた取り組みを進めてきた。2020年4月までに、計画していた全93項目の再発防止策につきその実施が完了し運用を継続している。特に、完成検査トレーサビリティシステムの導入、経営会議メンバーの工場訪問などによる風通しの良い職場づくり、コンプライアンス意識向上のためのコンプライアンスイベントの開催やコンプライアンス教育など、完成検査問題の風化を防止するための取り組みを実施し、継続してコンプライアンス強化を図っている。

一方、2018年から2019年にかけて、当社の元代表取締役が金融商品取引法違反(虚偽有価証券報告書提出罪)で起訴されるとともに、元代表取締役会長においては会社法違反(特別背任罪)でも起訴された。併せて当社自身も金融商品取引法違反により起訴された。当社はこの事態を重く受け止め、独立第三者及び独立社外取締役で構成されるガバナンス改善特別委員会を設置し、2019年6月、東京証券取引所に一連の問題の経緯とその改善措置を記載した「改善報告書」を提出し、2020年1月には改善措置の実施状況及び運用状況を「改善状況報告書」として同取引所に提出した。当社は引き続き、ガバナンスの改善、企業風土の改革、企業倫理の再構築、企業情報の適切な開示、コンプライアンスを遵守した経営に努めている。

しかしながらコンプライアンスの問題は全ての従業員、全ての執行役員、全ての執行役及び取締役のあらゆる行動にかかわっており、会社全体でコンプライアンスの重要性を明確に認識するとともにその実効性を担保するための環境を整備し、従業員、執行役員、執行役、取締役の一人一人がコンプライアンスの重要性を本当の意味で理解し、常に意識して行動することが定着しない限りは案件の発生を完全に防止することは困難である。もし求められるガバナンスを十分に実現できなかったり、再び重大なコンプライアンス違反の発生を許したりした場合には、当社グループの社会的信用及びブランドや製品に対する信頼は失われ、当社グループの業績に極めて大きな影響を与える可能性がある。2020年より、国連の「国際腐敗防止デー」である12月9日を「日産エシックス・デー」とし、全地域の従業員を対象として業務に関する行動を振り返り、日産の価値観をいかに日々の業務において実践できるかについて全社的な振り返りを行っている。

さらに守るべき法令やルールは年々増加している一方で企業の社会的責任に対する社会の期待や要求も増大している。仮に、企業の社会的責任に照らして不適切な行為を行ったのが2次3次以降のサプライヤーや販売者であったり、あるいは当社グループが想定した販売ルート以外で流通した製品に関連するものであっても、当社グループ自身が社会的責任を追及され、対応の内容や迅速性が不十分な場合には当社グループの社会的信用や評判に悪い影響を及ぼし、売上高の減少等、当社グループの業績に影響を与える可能性がある。

 

5.事業の継続

(1) 大規模災害

日本を本拠とする当社グループとして、地理的リスクについては地震(津波)・水害(台風・洪水)リスクを重点管理すべきリスクと位置付けている。地震リスクについて当社グループでは、地震リスクマネジメントに関する基本方針を設定するとともに、主要な経営会議メンバーで構成されるグローバルベースの災害対策組織を設置している。また、工場などの建屋や設備などの耐震補強も積極的に推進している。なお、火山の噴火についても地震対策の中で対策を講じるべく検討を推進している。しかし、想定を超えた大規模な地震により大きな損害が発生し、操業を中断せざるを得ないような場合は、当社グループの業績と財務状況に大きな影響を及ぼす可能性がある。

さらに、地震(津波)と並び昨今急増している水害(台風・洪水)についても、事前の予防対策及び発生時の緊急対応体制の整備、停電時に電気自動車の電池を非常用電源として活用する仕組みの構築等を行っているが、想定を超えた規模で発生した場合などは当社グループの業績と財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨や2019年の台風15号・19号等の災害を契機として、下記のような従来想定していなかった様々なリスクも顕在化した。

・ 計画停電の実施や長期にわたる電力不足により、工場の操業が大きく制限されるリスク

・ 原子力発電所からの放射能汚染による立入制限や避難指示により、対象地域内の工場やサプライヤーが復旧又は操業できないリスク

・ 放射能汚染を理由とする、部品・製品の受け入れ制限や遅延のリスク、及び風評による売れ行き低下のリスク

・ 「南海トラフ巨大地震」等で想定される、従来の高さと範囲を大きく超える津波のリスク

・ 日本国内各地に数多く存在する活断層型の地震によりサプライヤーが被災し、工場の操業が大きく制限されるリスク

・ 台風・豪雨(突風)により大きな被害となる土砂崩れや広範囲での停電

当社グループではこれら顕在化した問題に対しても一つ一つ対策を検討・実行し、問題解決の努力を続けているが、当社グループだけでは対応できない問題も多く、また、対応のためのコストも発生するため、業績や財務状況に対する影響は避けられない可能性がある。

 

(2) 原材料及び部品の購入

当社グループは事業の構造上、多数の取引先から原材料や部品及びサービスを購入している。また、新技術の導入に伴い、産出量が少ないだけでなく産出が特定の国や地域に限られる希少金属の使用も増えている。その結果、需給バランスの急激な変動などによる原材料の価格高騰や供給ひっ迫、災害、パンデミック、又は人権侵害などの発覚、産出国における政情の変化等のリスクにさらされている。当社グループでは、これらのリスクを最小化するため、サプライヤーと連携した事業継続計画(BCP)レベル向上の活動や、代替サプライヤーの検討、サプライチェーン全体での在庫の確保など、購入品の安定的な供給体制強化に継続的に取り組んでいる。しかし予期せぬ市況状況の変化が起こった場合は、必要な原材料・部品等を継続的・安定的に確保できなくなる可能性もあり、当社グループの業績と財務状況に大きな影響を及ぼす可能性がある。

 

(3) 特定サプライヤーへの依存

より高い品質や技術をより競争力ある価格で調達しようとすると、発注が特定のサプライヤーに集中せざるを得ないことがある。また、特別な技術や生産工程を要するものについてはそもそも提供できるサプライヤーが限定されることもある。例えば、世界的な半導体供給のひっ迫は当社グループの生産計画に対して大きな影響を与えうる。当社グループでは、リスクを最小化するため、2次3次以降のサプライヤーを含めた代替サプライヤーの検討、サプライチェーン全体での在庫の確保など、サプライチェーンの見直しと強化に継続的に取り組んでいるが、予期せぬ事由によりサプライヤーからの供給が停止したり、遅延や不足が生じた時は、当社グループの操業も停止し、当社グループの業績と財務状況に大きな影響を及ぼす可能性がある。

 

また、当社グループの主要サプライヤーであるマレリホールディングス株式会社は、2022年6月24日に民事再生法に基づく民事再生手続開始を申し立て、2022年7月19日の債権者集会において再生計画案が可決され、2022年8月9日をもって東京地方裁判所による認可決定が確定した。今後、再生計画が想定どおりに進捗しない場合などには、かかるサプライヤーからの供給の停止、遅延又は不足による当社グループの操業の停止、生産の遅延又は減少、もしくは財務的負担の増加やコストの上昇が生じる可能性があり、当社グループの業績と財務状況に大きな負の影響を及ぼす可能性がある。

 

(4) 情報システムに係るリスク

当社グループのほとんど全ての業務は情報システムに依存しており、システムやネットワークも年々複雑化高度化している。今や、これらシステムネットワークのサービス無くしては業務の遂行は到底不可能である。この状況に対して大規模な自然災害、火災、停電等の事故は引き続き当該システムに対して脅威であり、更にコンピュータウイルスへの感染やより巧妙化しているサイバー攻撃など人為的な脅威も急激に高まっている。

当社グループではそれらのリスクに備え事業継続計画(BCP)の策定、システム及びインフラの老朽化更新、サイバーセキュリティ対策の向上等、ハード面・ソフト面両方にわたる様々な対策を実施している。しかしながら、想定を超える災害の発生、サイバー攻撃の発生やウイルス等への感染が発生した場合には、システムダウンによる業務の停止、重要なデータの消失、機密情報や個人情報の盗取や漏えい等のインシデントを引き起こす可能性がある。その結果、当社グループの業績や信頼性に対する評判、財務状況に大きな影響を及ぼす可能性がある。

 

(5) パンデミックのリスク

2019年末以来世界的に感染が広がった新型コロナウイルス感染症は、従業員及び家族の健康と安全に脅威を与え、世界各地での生産活動の縮小や中断、新車イベント等の自粛や縮小をもたらした。

当社グループでは、2009年のH1N1型インフルエンザの発生を契機に、グローバルで感染予防・拡大防止のための基本ポリシーを定め、従業員行動ガイドラインの策定により感染疑い発生時の対応や行動を明確化すると共に、事業継続計画(BCP)を策定し、事業継続のための対応準備を進めてきた。

新型コロナウイルス感染症発生においても対応組織を立ち上げ、従業員及び家族の健康と安全の確保、感染拡大の防止、医療現場に対する支援、事業活動の継続や復旧のための活動をグローバルに行ってきている。

世界全体での新型コロナウイルスの感染は減少し、社会生活、企業活動においても新型コロナウイルスとの共存が進んでいるが、感染が再拡大した場合には、生産活動・販売活動継続のリスクの拡大により当社グループの業績及び財務状況に影響を及ぼす可能性がある。

 

5 【経営上の重要な契約等】

 

契約会社名

相手先

国名

契約の内容

契約年月日

日産自動車株式会社

(提出会社)

ルノー

フランス

資本参加を含む自動車事業全般にわたる提携契約

1999年3月27日

日産自動車株式会社

(提出会社)

ダイムラーAG

ドイツ

資本参加を含む戦略的協力に関する提携契約

2010年4月7日

ルノー

フランス

日産自動車株式会社

(提出会社)

三菱自動車工業株式会社

日本

資本参加を含む自動車事業全般にわたる提携契約

2016年5月25日

日産自動車株式会社

(提出会社)

ダイムラーAG

ドイツ

資本参加を含む戦略的協力に関する提携契約

2018年10月3日

ルノー

フランス

ルノー・日産会社

オランダ

三菱自動車工業株式会社

日本

 

ルノーとの経営上の重要な契約については、ガバナンス向上、透明性の向上の観点から、契約上の守秘義務に抵触しない範囲で、以下のとおり内容の一部を開示している。

(AEPA~RAMAの経緯)

当社は、1999年3月27日にルノーとの間で「アライアンス及び資本参加契約」(Alliance and Equity Participation Agreement。以下、「AEPA」という。)を締結した。AEPAに基づき、ルノーは当社の株式の36.8%を取得するとともに、株式保有比率を44.4%まで引き上げることを可能とする新株引受権を引き受けた。一方、当社も将来ルノーの株式を取得する機会を得た。

その後、2002年3月にルノーは新株引受権を行使し、当社に対する株式保有比率を44.4%に引き上げ、当社は2002年3月及び5月に、当社の完全子会社である日産ファイナンス株式会社を通じてルノーの株式の合計15%を2回の第三者割当増資により取得した。なお、日産ファイナンス株式会社を通じて当社が保有するルノー株式は、フランス商法により議決権の行使が制限されている。この過程において、AEPAは、2001年12月20日に締結された「アライアンス基本契約」、さらに2002年3月28日に締結された「改訂アライアンス基本契約」(Restated Alliance Master Agreement。以下、「RAMA」という。)により改訂された。さらに、RAMAは、2005年4月29日の第1次改訂、2012年11月7日の第2次改訂及び2015年12月11日の第3次改訂により、それぞれ変更されている。

(株式取得制限)

ルノーは、第三者が、当社株式の20%以上若しくは当社の取締役の指名権を取得するか、又は取得の意思を表明した場合を除き、当社の取締役会による事前の承諾なく当社の株式を44.4%を超えて取得することが禁止されている。また、当社グループは、ルノーが当社の株主総会における議決権行使に関する一定の原則に従わない場合を除き、ルノーの取締役会による事前の承諾なくルノーの株式を15%を超えて取得することが禁止されている。

(ルノーによる日産の取締役候補者指名)

RAMAに基づき、現在当社においてルノーの指名にかかる2名が取締役を務めている。

(ルノーによる日産の議決権行使)

RAMA第3次改訂での合意により、ルノーが当社の株主総会における議決権行使に関し以下を含む一定の原則に従わない場合、ルノーの取締役会による事前の承諾なく、当社がルノー株式を追加取得することが許容されている。

・当社の取締役会が提案する、当社の取締役(ルノーの指名する取締役候補者を除く。)の選解任の議案に賛成票を投じる。

・当社の取締役会の承認を受けることなく株主提案を行わない。

・当社の取締役会が支持していない株主提案に賛成票を投じない。

 

(ルノー・日産会社の趣旨、経営委託契約の満了)

2002年4月17日に、当社及びルノーの完全子会社であるルノーs.a.s.はそれぞれ、ルノーと当社の折半出資により設立されたルノー・日産会社との間で、RAMAにおける合意に基づき、10年間の期間の定めのある経営管理契約を締結した。経営管理契約に基づき、当社及びルノーs.a.s.は、各社の事業にかかる一定の事項について決定又は提案する権限を、ルノー・日産会社に委任していた。その後、2012年に各経営管理契約はさらに10年間更新された。しかし、当社は、2019年に抜本的なガバナンス改善を実行して以降、当社の事業にかかる主な事項の全てについて、当社の取締役会の決定事項としている。さらに、当社とルノー・日産会社との間の経営管理契約は、2022年4月16日に期間満了により終了した。

(アライアンス オペレーティング ボードの設立・アライアンス運営を統括)

2019年3月12日には、当社、ルノー及び三菱自動車工業株式会社との間で覚書(MOU)を締結した。このMOUに基づき、ルノー・日産会社に代わりアライアンスのオペレーション及びそのガバナンス機能を遂行する機関としてアライアンス オペレーティング ボードが設立され、その役割を果たしている。アライアンス オペレーティング ボードは、事実上、ルノー・日産会社に代わり、ガバナンス機能を果たすものである。

2 【主要な設備の状況】

当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりである。

(注) 1 帳簿価額のうち「その他」は、工具器具備品及び建設仮勘定である。

2 従業員数は就業人員であり、臨時従業員は( )内に年間の平均人員を外数で表示している。

 

(1) 提出会社

2023年3月31日現在

事業所名

所在地

設備の内容

帳簿価額

従業員数
(人)

土地

建物及び
構築物
(百万円)

機械装置
及び
運搬具
(百万円)

その他
(百万円)

合計
(百万円)

面積
(㎡)

金額
(百万円)

横浜工場

神奈川県
横浜市神奈川区及び鶴見区

自動車部品
製造設備

505,434

370

25,440

36,996

3,983

66,789

2,322

(782)

追浜工場
(総合研究所含む)

神奈川県
横須賀市

自動車
製造設備

1,844,577

29,150

36,893

23,189

6,384

95,616

2,845

(862)

栃木工場

栃木県
上三川町

自動車
製造設備

2,910,646

4,287

33,125

78,413

14,853

130,678

3,917

(1,541)

日産自動車九州㈱ (注1)

福岡県苅田町

自動車
製造設備

2,355,196

29,849

30,949

35,924

9,950

106,672

96

(12)

いわき工場

福島県
いわき市

自動車部品
製造設備

205,489

3,545

6,523

17,442

1,767

29,277

605

(277)

本社部門他

神奈川県
厚木市及び
伊勢原市

開発研究設備

1,356,094

25,416

63,242

22,369

15,933

126,960

9,491

(586)

神奈川県
横浜市西区

本社事務所

10,000

6,455

17,301

699

2,675

27,130

2,260

(124)

 

(注) 1 全ての設備を当社製品の製造委託先である日産自動車九州㈱に貸与している。

2 主な所在地を記載している。

3 各工場には隣接する福利厚生施設、製品保管設備、実験設備並びに当該従業員が含まれている。

 

(2) 国内子会社

2023年3月31日現在

会社名

事業所名

所在地

設備の内容

帳簿価額

従業員数
(人)

土地

建物及び
構築物
(百万円)

機械装置
及び
運搬具
(百万円)

その他
(百万円)

合計
(百万円)

面積
(㎡)

金額
(百万円)

ジヤトコ㈱

富士
事業所他

静岡県
富士市他

自動車部品
製造設備

1,023,808

16,051

21,735

43,850

10,770

92,406

4,224

(801)

日産車体㈱

湘南
工場他

神奈川県
平塚市他

自動車
製造設備

618,867

11,143

10,529

11,495

13,077

46,244

1,708

(230)

愛知機械工業㈱

熱田
工場他

愛知県
名古屋市
熱田区他

自動車部品
製造設備

395,421

26,456

10,579

37,712

4,572

79,319

1,124

(349)

日産ネットワーク
ホールディングス㈱

本社他

神奈川県
横浜市他

自動車販売
施設他

3,075,062

337,344

82,375

16

6,180

425,915

33

(11)

 

 

 

(3) 在外子会社

2023年3月31日現在

会社名

事業所名

所在地

設備の内容

帳簿価額

従業員数
(人)

土地

建物及び
構築物
(百万円)

機械装置
及び
運搬具
(百万円)

その他
(百万円)

合計
(百万円)

面積
(㎡)

金額
(百万円)

北米日産会社

自動車
及び
部品製造
工場他

アメリカ
テネシー州スマーナ市、ミシシッピ州キャントン市他

自動車及び部品の製造設備他

26,019,144

14,820

80,581

53,301

128,151

276,853

15,694

(1)

メキシコ日産
自動車会社

自動車
及び
部品製造
工場他

メキシコ
モレーロス州、メキシコ州、アグアス・カリエンテス州

自動車及び部品の製造設備他

6,588,418

8,903

32,920

69,521

66,050

177,394

14,791

(20)

英国日産
自動車製造会社

自動車
及び
部品製造
工場

イギリス
タイン・アンド・ウェア州
サンダーランド市

自動車及び部品の製造設備

3,225,711

2,167

21,273

18,401

48,375

90,216

6,189

(216)

ルノー日産オートモーティブインディア社

自動車
及び
部品製造
工場

インド

カーンチプラム県オラガダム

自動車及び部品の製造設備

2,468,582

3,101

13,221

18,552

20,121

54,995

4,898

(2)

タイ日産
自動車会社

自動車
及び
部品製造
工場

タイ

サムットプラカーン県バンサソーン市

自動車及び部品の製造設備

998,180

3,050

8,216

3,999

18,394

33,659

3,471

(17)

ブラジル日産
自動車会社

自動車
及び
部品製造
工場他

ブラジル

リオデジャネイロ州レゼンデ

自動車及び部品の製造設備他

2,738,167

3,039

14,789

4,055

1,327

23,210

2,430

(78)

 

(注) 在外子会社の帳簿価額には使用権資産を含んでいる。

 

上記の他、主要な借用設備として以下のものがある。

 

借用中の主な設備の内容

会社名

事業所名
(摘要)

所在地

借用先

科目

面積(㎡)

賃借料又は
リース料
(千円/月)

日産自動車㈱

情報システムセンター

神奈川県厚木市

みずほ信託銀行㈱

建物

24,624

78,658

 

(注) 借用中の設備に属する主な従業員は上記「主要な設備の状況」に含めて記載している。

 

報告セグメント内訳

報告セグメント

帳簿価額

従業員数
(人)

土地

建物及び
構築物
(百万円)

機械装置
及び運搬具
(百万円)

その他
(百万円)

合計
(百万円)

面積
(㎡)

金額
(百万円)

販売金融事業

7,839

42

4,235

1,992,341

4,891

2,001,509

4,752

(186)

 

(注) 現在休止中の主要な設備はない。

 

① 【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

6,000,000,000

6,000,000,000

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

 

該当事項なし。

 

② 【ライツプランの内容】

 

該当事項なし。

 

 

(5) 【所有者別状況】

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数 100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

1

56

59

2,310

769

1,997

541,118

546,310

所有株式数
(単元)

50

6,531,482

664,994

700,166

26,296,559

34,071

7,970,805

42,198,127

902,412

所有株式数
の割合(%)

0.00

15.48

1.57

1.66

62.32

0.08

18.89

100.00

 

(注) 自己株式25,094,619株は「個人その他」に250,946単元、「単元未満株式の状況」に19株含まれている。

 

(6) 【大株主の状況】

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式(自己株式を
除く。)の総数に対する
所有株式数の割合(%)

ルノー エスエイ
(常任代理人 株式会社みずほ銀行
決済営業部)

122-122 BIS AVENUE DU GENERAL
LECLERC 92100 BOULOGNE-BILLANCOURT
FRANCE
(東京都港区港南2丁目15番1号
 品川インターシティA棟)

1,831,837

43.7

日本マスタートラスト信託銀行
株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

423,020

10.1

株式会社日本カストディ銀行
(信託口)

東京都中央区晴海1丁目8番12号

132,525

3.2

ザ チェース マンハッタン
バンク エヌエイ ロンドン
(常任代理人 株式会社みずほ銀行
決済営業部)       (注)

WOOLGATE HOUSE, COLEMAN STREET
LONDON EC2P 2HD, ENGLAND
(東京都港区港南2丁目15番1号
 品川インターシティA棟)

126,342

3.0

ステート ストリート バンク ウェスト クライアント トリーティー 505234
(常任代理人 株式会社みずほ銀行
決済営業部)

1776 HERITAGE DRIVE, NORTH QUINCY, MA 02171, U.S.A.
(東京都港区港南2丁目15番1号
 品川インターシティA棟)

40,234

1.0

日本生命保険相互会社
(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)

東京都千代田区丸の内1丁目6番6号
日本生命証券管理部内
(東京都港区浜松町2丁目11番3号)

37,820

0.9

モックスレイ・アンド・カンパニー・エルエルシー
(常任代理人 株式会社みずほ銀行
決済営業部)

270 PARK AVENUE., NEW YORK,
NY 10017, U.S.A.
(東京都港区港南2丁目15番1号
 品川インターシティA棟)

28,639

0.7

ジェーピー モルガン チェース バンク 385781
(常任代理人 株式会社みずほ銀行
決済営業部)

25 BANK STREET, CANARY WHARF, LONDON, E14 5JP, UNITED KINGDOM
(東京都港区港南2丁目15番1号
 品川インターシティA棟)

25,787

0.6

SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT
(常任代理人 香港上海銀行東京支店カストディ業務部)

ONE LINCOLN STREET, BOSTON MA USA 02111
(東京都中央区日本橋3丁目11番1号)

25,330

0.6

ザ バンク オブ ニューヨーク メロン 140044
(常任代理人 株式会社みずほ銀行
決済営業部)

240 GREENWICH STREET, NEW YORK,
 NY 10286, U.S.A.
(東京都港区港南2丁目15番1号
 品川インターシティA棟)

21,465

0.5

2,692,999

64.3

 

(注)1 上記のほか、当社所有の自己株式が25,095千株ある。

2 株主名簿上は、ザ チェース マンハッタン バンク エヌエイ ロンドン名義となっているが、このうちダイムスペインS.L.が100,505千株、ダイムスペインDAG, S.L.が25,808千株をそれぞれ実質的に所有しており、その合計は126,313千株である。なお、ザ チェース マンハッタン バンク エヌエイ ロンドン スペシャル アカウント ナンバ ー ワン名義でダイムスペインDT, S.L.が13,829千株を実質的に所有しており、これを加えた合計は、140,142千株である。

①【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

1,432,047

1,798,475

 

 

受取手形、売掛金及び契約資産

※7 402,489

※7 585,639

 

 

販売金融債権

※3,※6 6,274,750

※3,※6 6,480,605

 

 

有価証券

360,645

215,912

 

 

商品及び製品

645,620

941,687

 

 

仕掛品

83,939

90,314

 

 

原材料及び貯蔵品

634,922

671,175

 

 

その他

※6 620,368

※6 730,629

 

 

貸倒引当金

138,771

146,225

 

 

流動資産合計

10,316,009

11,368,211

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

599,682

625,495

 

 

 

機械装置及び運搬具(純額)

※2,※3 2,650,597

※2,※3 2,619,773

 

 

 

土地

585,217

580,651

 

 

 

建設仮勘定

140,056

157,648

 

 

 

その他(純額)

390,401

385,714

 

 

 

有形固定資産合計

※1 4,365,953

※1 4,369,281

 

 

無形固定資産

※4 119,187

※4 172,477

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

※5 1,054,886

※5 1,176,832

 

 

 

長期貸付金

7,640

12,680

 

 

 

退職給付に係る資産

56,491

56,106

 

 

 

繰延税金資産

156,553

192,191

 

 

 

その他

295,324

※3 252,368

 

 

 

貸倒引当金

6,959

7,314

 

 

 

投資その他の資産合計

1,563,935

1,682,863

 

 

固定資産合計

6,049,075

6,224,621

 

繰延資産

 

 

 

 

社債発行費

6,397

5,749

 

 

繰延資産合計

6,397

5,749

 

資産合計

16,371,481

17,598,581

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

1,395,642

1,912,151

 

 

短期借入金

※3 1,050,036

※3 1,101,978

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※3 1,251,998

※3 1,085,256

 

 

コマーシャル・ペーパー

185,705

88,000

 

 

1年内償還予定の社債

471,460

556,367

 

 

リース債務

48,395

50,061

 

 

未払費用

841,386

979,369

 

 

製品保証引当金

98,367

99,425

 

 

その他

※7 800,219

※7 896,719

 

 

流動負債合計

6,143,208

6,769,326

 

固定負債

 

 

 

 

社債

2,263,336

2,058,096

 

 

長期借入金

※3 1,775,221

※3 2,013,251

 

 

リース債務

86,173

86,054

 

 

繰延税金負債

321,380

299,256

 

 

製品保証引当金

112,804

115,544

 

 

退職給付に係る負債

191,073

184,851

 

 

その他

※7 448,702

※7 457,063

 

 

固定負債合計

5,198,689

5,214,115

 

負債合計

11,341,897

11,983,441

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

605,814

605,814

 

 

資本剰余金

816,472

811,209

 

 

利益剰余金

3,843,479

4,047,870

 

 

自己株式

138,061

136,172

 

 

株主資本合計

5,127,704

5,328,721

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

3,428

2,893

 

 

繰延ヘッジ損益

17,230

3,346

 

 

連結子会社の貨幣価値変動会計に基づく再評価積立金

38,109

51,079

 

 

為替換算調整勘定

512,770

111,694

 

 

退職給付に係る調整累計額

16,882

30,846

 

 

その他の包括利益累計額合計

547,103

194,072

 

新株予約権

273

 

非支配株主持分

448,983

480,218

 

純資産合計

5,029,584

5,615,140

負債純資産合計

16,371,481

17,598,581

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 8,424,585

※1 10,596,695

売上原価

※2,※3 7,070,531

※2,※3 8,882,846

売上総利益

1,354,054

1,713,849

販売費及び一般管理費

 

 

 

広告宣伝費

247,552

283,505

 

サービス保証料

72,184

94,364

 

製品保証引当金繰入額

97,274

119,269

 

販売諸費

68,759

92,602

 

給料及び手当

393,877

436,403

 

退職給付費用

7,990

12,247

 

消耗品費

1,481

1,955

 

減価償却費

56,368

58,348

 

貸倒引当金繰入額

42,490

6,023

 

のれん償却額

1,022

1,320

 

その他

202,730

230,704

 

販売費及び一般管理費合計

※2 1,106,747

※2 1,336,740

営業利益

247,307

377,109

営業外収益

 

 

 

受取利息

16,952

39,276

 

受取配当金

3,005

83

 

持分法による投資利益

94,302

171,275

 

デリバティブ収益

14,533

43,392

 

雑収入

19,260

26,564

 

営業外収益合計

148,052

280,590

営業外費用

 

 

 

支払利息

55,949

63,045

 

為替差損

8,900

51,948

 

雑支出

24,393

27,263

 

営業外費用合計

89,242

142,256

経常利益

306,117

515,443

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※4 34,471

※4 22,992

 

支払補償費戻入額

10,314

8,193

 

その他

89,218

7,680

 

特別利益合計

134,003

38,865

特別損失

 

 

 

固定資産売却損

※5 4,004

※5 5,793

 

固定資産廃棄損

14,463

15,115

 

減損損失

※6 16,973

※6 8,615

 

関係会社株式売却損

1,822

45,620

 

債権譲渡損

40,806

 

支払補償費

6,530

21,151

 

その他

※3 12,118

※3 14,772

 

特別損失合計

55,910

151,872

税金等調整前当期純利益

384,210

402,436

法人税、住民税及び事業税

79,979

196,619

法人税等調整額

65,461

35,382

法人税等合計

145,440

161,237

当期純利益

238,770

241,199

非支配株主に帰属する当期純利益

23,237

19,299

親会社株主に帰属する当期純利益

215,533

221,900

 

1 報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち、分離された財務情報が入手可能であり、エグゼクティブコミッティが経営資源の配分の決定及び業績を評価するために定期的に検討を行う対象となっているものである。

当社グループの事業は、製品及びサービスの特性に基づいて、自動車事業と販売金融事業に区分される。自動車事業は、自動車及び部品の製造と販売を行っている。販売金融事業は、自動車事業の販売活動を支援するために、販売金融サービス及びリース事業を行っている。

 

①【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

247,468

459,748

 

 

売掛金

※1 229,096

※1 308,806

 

 

製品

72,382

135,047

 

 

仕掛品

32,572

37,525

 

 

原材料及び貯蔵品

222,577

277,243

 

 

前払費用

29,833

29,764

 

 

関係会社短期貸付金

388,128

943,605

 

 

未収入金

※1 152,721

※1 175,476

 

 

その他

※1 60,087

※1 85,998

 

 

貸倒引当金

56,364

28,340

 

 

流動資産合計

1,378,504

2,424,874

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

219,607

220,226

 

 

 

構築物

27,600

27,543

 

 

 

機械及び装置

209,899

223,974

 

 

 

車両運搬具

7,218

7,619

 

 

 

工具、器具及び備品

131,421

138,959

 

 

 

土地

125,594

125,594

 

 

 

建設仮勘定

36,133

18,748

 

 

 

有形固定資産合計

757,474

762,665

 

 

無形固定資産

74,514

80,474

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

29,728

30,212

 

 

 

関係会社株式

2,145,946

2,158,171

 

 

 

関係会社長期貸付金

494,142

40,000

 

 

 

繰延税金資産

134,012

158,391

 

 

 

その他

54,648

37,056

 

 

 

貸倒引当金

261

419

 

 

 

投資その他の資産合計

2,858,216

2,423,413

 

 

固定資産合計

3,690,205

3,266,553

 

繰延資産

 

 

 

 

社債発行費

5,948

5,428

 

 

繰延資産合計

5,948

5,428

 

資産合計

5,074,658

5,696,856

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

電子記録債務

※1 237,548

※1 342,401

 

 

買掛金

※1 411,590

※1 605,594

 

 

短期借入金

※1 355,528

※1 78,704

 

 

1年内返済予定の長期借入金

95,000

73,858

 

 

コマーシャル・ペーパー

86,000

 

 

1年内償還予定の社債

25,000

287,600

 

 

リース債務

※1 31,233

※1 33,681

 

 

未払金

※1 35,137

※1 47,888

 

 

未払費用

※1 317,740

※1 374,597

 

 

未払法人税等

2,757

8,142

 

 

契約負債

6,778

5,060

 

 

前受金

23,285

7,034

 

 

預り金

※1 62,569

※1 57,958

 

 

製品保証引当金

19,768

22,707

 

 

その他

※1 6,615

※1 43,129

 

 

流動負債合計

1,716,554

1,988,359

 

固定負債

 

 

 

 

社債

1,312,447

1,317,525

 

 

長期借入金

88,000

236,000

 

 

関係会社長期借入金

20,505

 

 

リース債務

※1 36,000

※1 30,464

 

 

製品保証引当金

34,396

45,577

 

 

退職給付引当金

58,312

42,963

 

 

関係会社事業損失引当金

555

3,055

 

 

その他

※1 10,526

※1 14,788

 

 

固定負債合計

1,560,743

1,690,374

 

負債合計

3,277,298

3,678,734

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

605,813

605,813

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

804,470

804,470

 

 

 

資本剰余金合計

804,470

804,470

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

53,838

53,838

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

買換資産圧縮積立金

53,615

53,367

 

 

 

 

特別償却積立金

5

3

 

 

 

 

繰越利益剰余金

300,676

547,265

 

 

 

利益剰余金合計

408,136

654,475

 

 

自己株式

27,539

25,373

 

 

株主資本合計

1,790,880

2,039,385

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

2,989

3,148

 

 

繰延ヘッジ損益

3,490

24,411

 

 

評価・換算差額等合計

6,479

21,263

 

純資産合計

1,797,360

2,018,121

負債純資産合計

5,074,658

5,696,856

 

②【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 2,409,348

※1 3,240,618

売上原価

※1 2,393,792

※1 3,121,587

売上総利益

15,555

119,031

販売費及び一般管理費

※1,※2 360,791

※1,※2 357,251

営業損失(△)

345,235

238,220

営業外収益

 

 

 

受取利息

※1 20,274

※1 23,873

 

受取配当金

※1 162,012

※1 596,173

 

受取保証料

※1 16,421

※1 10,712

 

デリバティブ収益

33,410

50,817

 

貸倒引当金戻入額

4,235

11,871

 

その他

※1 2,015

※1 2,405

 

営業外収益合計

238,369

695,853

営業外費用

 

 

 

支払利息

※1 51,258

※1 55,848

 

為替差損

36,507

65,243

 

貸倒引当金繰入額

1,795

3,073

 

その他

※1 12,020

※1 9,130

 

営業外費用合計

101,580

133,296

経常利益又は経常損失(△)

208,445

324,336

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

17,460

129

 

関係会社株式売却益

501

263

 

投資有価証券売却益

78,083

24

 

その他

10,183

25

 

特別利益合計

106,228

442

特別損失

 

 

 

固定資産売却損

452

457

 

固定資産廃棄損

8,809

9,719

 

減損損失

1,027

 

関係会社株式売却損

1,952

 

関係会社株式評価損

28,488

8,293

 

関係会社貸倒引当金繰入額

22,318

 

関係会社事業損失引当金繰入額

2,560

 

支払補償費

6,530

21,151

 

棚卸資産評価損

303

5,859

 

その他

392

 

特別損失合計

69,882

48,433

税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)

172,099

276,345

法人税、住民税及び事業税

4,632

20,181

法人税等調整額

62,344

12,132

法人税等合計

57,711

8,048

当期純利益又は当期純損失(△)

114,387

268,296