株式会社チノー

Chino Corporation
板橋区熊野町32番8号
証券コード:68500
業界:電気機器
有価証券報告書の提出日:2023年6月30日

(1)連結経営指標等

回次

第83期

第84期

第85期

第86期

第87期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

21,999

20,582

21,080

21,908

23,793

経常利益

(百万円)

1,750

1,683

1,283

1,744

2,294

親会社株主に帰属する当期純利益

(百万円)

1,113

1,218

1,289

1,050

1,536

包括利益

(百万円)

998

853

1,800

1,302

1,880

純資産額

(百万円)

15,948

16,318

19,502

20,150

21,574

総資産額

(百万円)

27,402

26,708

30,398

31,545

36,289

1株当たり純資産額

(円)

1,768.61

1,815.33

1,964.43

2,073.94

2,214.16

1株当たり当期純利益金額

(円)

131.48

143.78

152.24

124.07

181.22

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

54.7

57.6

54.7

55.7

51.8

自己資本利益率

(%)

7.6

8.0

8.1

6.1

8.5

株価収益率

(倍)

9.75

8.53

9.56

13.05

11.88

営業活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

1,659

1,149

2,341

1,880

1,619

投資活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

955

1,523

748

578

564

財務活動によるキャッシュ・フロー

(百万円)

81

245

968

978

655

現金及び現金同等物の期末残高

(百万円)

5,463

4,800

5,430

5,821

7,603

従業員数

(人)

1,010

1,013

1,110

1,106

1,101

〔外、平均臨時雇用者数〕

 

115

121

157

161

159

(注)1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第86期の期首から適用しており、第86期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

(2)提出会社の経営指標等

回次

第83期

第84期

第85期

第86期

第87期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

17,234

15,637

14,727

15,396

16,456

経常利益

(百万円)

1,466

687

857

1,139

1,497

当期純利益

(百万円)

1,078

448

622

825

1,194

資本金

(百万円)

4,292

4,292

4,292

4,292

4,292

発行済株式総数

(株)

9,260,116

9,260,116

9,260,116

9,260,116

9,260,116

純資産額

(百万円)

13,957

13,796

14,239

14,667

15,543

総資産額

(百万円)

23,540

22,409

22,967

23,461

27,744

1株当たり純資産額

(円)

1,647.56

1,628.70

1,681.18

1,731.90

1,832.18

1株当たり配当額

(円)

45.00

45.00

45.00

46.00

52.00

(内1株当たり中間配当額)

 

-)

-)

-)

-)

-)

1株当たり当期純利益金額

(円)

127.35

52.98

73.45

97.45

140.91

潜在株式調整後1株当たり

当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

59.3

61.6

62.0

62.5

56.0

自己資本利益率

(%)

7.9

3.2

4.4

5.7

7.9

株価収益率

(倍)

10.07

23.14

19.81

16.61

15.28

配当性向

(%)

35.3

84.9

61.3

47.2

36.9

従業員数

(人)

663

671

689

688

687

〔外、平均臨時雇用者数〕

 

99

107

111

113

111

株主総利回り

(%)

89.8

89.1

107.7

121.9

161.5

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

95.0

85.9

122.1

124.6

131.8

最高株価

(円)

1,880

1,518

1,602

1,750

2,184

最低株価

(円)

1,102

986

1,130

1,311

1,537

(注)1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2 最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所プライム市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所市場第一部におけるものであります。

3 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第86期の期首から適用しており、第86期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2【沿革】

年月

概況

1913年3月

千野一雄個人の経営で東京下谷に千野製作所の商号をもって理化学器械、電気器械の製造販売を創業する。

1936年8月

千野製作所を株式会社とし商号を株式会社千野製作所(現株式会社チノー)とするとともに本店を東京都板橋区板橋町(現在の熊野町)に置く。

1962年4月

株式を東京証券取引所市場第二部に上場。

1963年4月

群馬県藤岡市に藤岡工場を新設。

1964年5月

本店所在地を「東京都板橋区熊野町32番地」から「東京都豊島区西池袋一丁目22番8号」に移転し、同所は板橋工場として生産を続行。

1977年5月

製造子会社「千幸電機株式会社(現㈱チノーソフテックス)」(現連結子会社)を設立。

1978年6月

埼玉県久喜市に久喜工場を新設。

1978年6月

本店所在地を「東京都新宿区西新宿一丁目26番2号」に移転する。

1979年9月

当社株式につき東京証券取引所市場第一部銘柄に指定替される。

1981年7月

東京営業所を東京支店に、大阪営業所を大阪支店に改組。

1983年1月

米国カリフォルニア州ロサンゼルス市に販売子会社「CHINO Works America Inc.」(現連結子会社)を設立。

1986年10月

商号を「株式会社千野製作所」から「株式会社チノー」に変更する。

1988年6月

名古屋営業所を名古屋支店に改組。

1989年6月

韓国儀旺市に合弁会社「韓国チノー株式会社」(現連結子会社)を設立。

1990年8月

新社屋完成により本店所在地を「東京都板橋区熊野町32番8号」に移転する。

1991年10月

大宮営業所を北部支店に改組。

1992年2月

製造子会社「株式会社山形チノー」を設立。

1993年3月

サービス子会社「株式会社チノーサービス」を設立。

1993年12月

中国上海市に合弁会社「上海大華-千野儀表有限公司」(現連結子会社)を設立。

1996年7月

インドダマン市に合弁会社「CHINO-LAXSONS (I) Private Limited(現CHINO Corporation India Private Limited)」(現連結子会社)を設立。

1998年11月

「三基計装株式会社」(現連結子会社)の全株式を取得、子会社とする。

2003年8月

中国江蘇省昆山市に合弁会社「千野測控設備(昆山)有限公司」(現連結子会社)を設立。

2006年9月

「東京精工株式会社」及び「株式会社浅川レンズ製作所」(現連結子会社)の全株式を取得、子会社とする。

2009年1月

「CHINO-LAXSONS (I) Private Limited(現CHINO Corporation India Private Limited)」(現連結子会社)の株式を追加取得し、100%子会社とする。

2010年2月

「アーズ株式会社」(現連結子会社)の株式を取得、子会社とする。

2011年10月

連結子会社の「東京精工株式会社」を吸収合併する。

2012年4月

連結子会社の「株式会社山形チノー」を吸収合併する。

2012年10月

タイバンコク都に販売子会社「CHINO Corporation (Thailand) Limited」(現連結子会社)を設立。

2014年12月

「アドバンス理工株式会社」(現連結子会社)の全株式を取得、子会社とする。

2015年1月

2016年4月

連結子会社の「株式会社チノーサービス」を吸収合併する。

東京支店、北部支店を統合し、東日本支店に改組。

2018年2月

技術開発センターをイノベーションセンターに改組。

2019年7月

「明陽電機株式会社」の株式を追加取得し、持分法適用関連会社とする。

2020年4月

2022年4月

「明陽電機株式会社」(現連結子会社)の株式を追加取得し、子会社とする。

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。

3【事業の内容】

 当社グループは、当社、子会社12社によって構成されており、当社グループが営んでいる主な事業内容と各関係会社等の当該事業に係る位置付けは、次のとおりであります。

 

(1)計測制御機器

 国内では、当社が製造、販売しております。

 海外では、米国で CHINO Works America Inc.(連結子会社)、中国で上海大華-千野儀表有限公司(連結子会社)、タイで CHINO Coporation (Thailand) Limited (連結子会社)が当社からの購入品を販売し、韓国で韓国チノー(株)(連結子会社)、インドで CHINO Corporation India Private Limited(連結子会社)が自社生産品のほかに当社からの購入品を販売しております。また、中国では千野測控設備(昆山)有限公司(連結子会社)が、当社及び上海大華-千野儀表有限公司に自社生産品を販売しております。

 

(2)計装システム

 当社、三基計装(株)(連結子会社)及びアドバンス理工㈱(連結子会社)が製造、販売しております。

 また、海外では韓国で韓国チノー(株)が、中国で千野測控設備(昆山)有限公司が製造、販売しております。

 

(3)センサ

 国内では、当社が製造、販売しております。また、(株)浅川レンズ製作所(連結子会社)が光学部品を製作、当社にセンサ用光学部品を販売するほか直接販売もしており、明陽電機(株)(連結子会社)が自社生産品を販売しております。海外では韓国で韓国チノー(株)が当社からの購入品を販売しております。

 

(4)その他

 当社が、修理及びメンテナンス並びに計測制御機器、センサ等の消耗品を販売し、(株)チノーソフテックス(連結子会社)が当社製品のソフトウェアを制作し、当社に販売しております。

 また、アーズ(株)が無線技術を活用した受託開発やコンサルティングを行っております。

 以上に述べました事業の系統図は次のとおりであります。

0101010_001.png

 

4【関係会社の状況】

連結子会社

名称

住所

資本金

主要な事業

の内容

議決権の所有(又は被所有)割合(%)

関係内容

営業上

の取引

資金援助

設備の

賃貸借

㈱チノーソフテックス

群馬県藤岡市

百万円

30

その他(ソフトウェア関連)

100

ソフトウエアの制作委託

当社建物の賃貸

三基計装㈱

埼玉県北葛飾郡

百万円

35

計装システム

100

製品等の

販売・仕入

当社建物の賃貸

㈱浅川レンズ製作所

埼玉県久喜市

百万円

10

センサ

100

製品等の

仕入

運転資金の貸付

当社建物の賃貸

アーズ㈱

神奈川県横浜市

神奈川区

百万円

68

その他(センサネットワーク製品開発・販売関連)

81

製品等の

仕入

アドバンス理工㈱

神奈川県横浜市

都筑区

百万円

80

計装システム

100

製品等の

販売

運転資金の貸付

明陽電機㈱ (注)4

静岡県静岡市

清水区

百万円

45

センサ

64

製品等の

販売

CHINO Works America Inc.

アメリカ合衆国

カリフォルニア州

ロサンゼルス市

千ドル

500

計測制御機器

100

製品等の

販売

運転資金の貸付

上海大華-千野儀表有限公司   (注)2

中華人民共和国

上海市

千元

11,610

計測制御機器

50

製品等の

販売

千野測控設備(昆山)有限公司

中華人民共和国

江蘇省昆山市

千元

13,242

計測制御機器及び計装システム

80

製品等の

販売・仕入

運転資金の貸付

韓国チノー㈱(注)2

大韓民国

京畿道華城市

千ウォン

600,000

計測制御機器、計装システム及びセンサ

50

製品等の

販売

CHINO Corporation India Private Limited

インド共和国

ナビムンバイ市

千ルピー

125,818

計測制御機器

100

製品等の

販売・仕入

運転資金の貸付

CHINO Corporation (Thailand)Limited

       (注)2

タイ王国

バンコク都

千バーツ

7,000

計測制御機器

49

製品等の

販売

運転資金の

貸付

 

(注)1 「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2 持分は、100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としております。

3 上記子会社は有価証券届出書又は有価証券報告書を提出しておりません。

4 明陽電機㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等    ⑴売上高     2,673百万円

            ⑵経常利益     245百万円

            ⑶当期純利益    172百万円

            ⑷純資産     4,551百万円

            ⑸総資産     5,454百万円

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

計測制御機器

382

61

計装システム

196

12

センサ

260

62

その他

55

1

全社(共通)

208

23

合計

1,101

159

(注)1 従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。

2 全社(共通)には営業人員数として114人を含んでおります。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年令(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

687

111

41.60

15.95

5,841,505

 

セグメントの名称

従業員数(人)

計測制御機器

214

61

計装システム

90

-)

センサ

152

27

その他

23

-)

全社(共通)

208

23

合計

687

111

(注)1 従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。

2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3)労働組合の状況

 当社グループの労働組合はチノー労働組合と称し、提出会社の本社に当組合本部が、各拠点に支部がおかれ、現在上部団体には属しておりません。

 労使間の諸問題については、常設協議機関として労使協議会を設け、労使協議制を基本とした円滑な運営を図っております。

 

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

提出会社

当事業年度

管理職に占める女性労働者の

割合(%)

(注)1

男性労働者の育児休業取得率(%)

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1

全労働者

うち

正規雇用

労働者

うち

パート・

有期労働者

 

全労働者

うち

正規雇用

労働者

うち

パート・

有期労働者

4.4%

70.6%

(注)1

68.6%

80.9%

68.8%

(注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

   2 「男性労働者の育児休業取得率」のうちパート・有期労働者については該当者がいないため「-」で表示しております。

   3 「労働者の男女の賃金の差異」については、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を表示しております。尚、差異は資格別人数構成の差等によるものであります。

 

3【事業等のリスク】

(リスク管理態勢)

 当社は、実効性の高いリスクマネジメントを実践するために「リスクマネジメント基本方針」を定めるとともに、グループ全体のリスクマネジメント活動を統括する組織として、代表取締役社長を委員長とする「リスクマネジメント委員会」を設置しております。

 リスクマネジメント委員会では、経営に重大な影響を及ぼす内外のリスク項目を特定し、各部門・関係会社が実施するリスク管理の状況をモニタリングするとともに、リスクの早期発見に努め、その重要性を評価して適切・迅速にコントロールしております。

 

<リスクマネジメント体制>

0102010_006.jpg

 

<リスクマネジメント基本方針>

 当社は、グループを取り巻くリスクの正しい認識と適切なリスク対応を経営の最重要事項の一つと位置づけ、ステークホルダーからの信頼性と企業価値の向上を図るために、次に示す方針のもと全社を挙げてリスクマネジメントに取り組んでまいります。

 

・教育や研修・訓練の実施と情報の共有化により、役職員一人ひとりの法令遵守の徹底とリスク感性の醸成に努めます。

・全ての組織でリスクの識別・評価とコントロール活動の継続的改善に取り組み、総合的なリスク対応力の強化を図ります。

・危機発生時には、ステークホルダーの安全・健康を第一義に経営資源の保全、被害の極小化と速やかな回復を図るために責任ある行動をとります。

・リスクマネジメントプロセスの妥当性と有効性を日常的にモニタリングし、事業の継続的発展に努めます。

・リスク情報を適切に社会に開示するとともに、リスクに関連する社会的要請をリスクマネジメントに反映します。

 

(重要なリスク)

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

 尚、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、不確実性を内包しているため、実際の結果と異なる可能性があります。

 

(1)景気の悪化

 当社グループは、温度を中心とする計測と制御の専門企業集団として、様々な業種に製品を提供しておりますが、売上高全体のうち、その多くは製造業が占めております。また、当社グループの製品は国内販売比率が高く、主として設備投資関連や研究開発向けであるため、景気の悪化により、国内製造業の設備投資が著しく落ち込みますと、当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)為替変動

 当社グループは、中期経営計画において、海外売上高の拡大を目標とし、諸施策を遂行しております。輸出の為替リスクを回避するため円建て取引を原則としておりますが、一部外貨建輸出もあり、その場合は先物為替予約等によって為替リスクヘッジを行うなど為替変動の影響を最小限にとどめるよう努めております。しかしながら、大幅な為替変動(円高)は価格競争力を低下させ、また海外の連結子会社の財務諸表を円換算して連結財務諸表を作成しておりますので、当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(3)地政学リスク

 当社グループでは、中国等アジアを中心に生産・販売等の海外活動を展開しております。各々の地域における政治・経済情勢の悪化や、テロあるいは紛争等の発生により、海外の事業活動が制約を受けた場合、当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)他社との競合・競争

 当社グループでは、長年培った「計測・制御・監視」の技術で、計測制御機器、計装システム、温度センサ等の製品・サービスを提供する事業等を営んでおります。しかし、競合他社との品質・性能・価格等における競争が収益を圧迫した場合、当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)材料・部品等の調達

 当社グループは、製品の生産活動において電気・電子部品及び金属、プラスチック等の材料部品を使用しており、半導体をはじめとする材料部品の供給不足による生産停止を招かないように複数購買先の確保や代替部材の検討等に努めております。

 しかし、これらについての供給の逼迫や遅延、価格変動が生じた場合、当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)製造物責任

 当社グループでは、国内外の幅広い業種の顧客に対して製品を提供しており、その製品を生産する際、製品の評価試験、デザインレビュー(DR)、出荷前検査、受入検査等を行い、製品の品質維持と向上に努めております。

 しかし、製品の品質に関して欠陥が発生する可能性はゼロとは言えず、重大な事象が発生した場合、対応のための費用、顧客への損害賠償、ブランド力の低下による売上の減少等により、当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)人財の採用・確保と育成

 当社グループでは、当社の事業活動を担う人財の確保と育成のため、様々な施策を行っております。しかし、事業環境の変化等の要因により必要な人財の確保と育成が十分に行われなかった場合、事業活動に支障が生じ、当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(8)情報セキュリティ

 当社グループは、事業活動上、機密情報や個人情報を保持し、これらを適切に管理するためのセキュリティ対策を実施しております。しかし、事業活動の基盤となるコンピュータ・システムの予期せぬ故障、想定した防御水準を上回る技術による攻撃手段による外部からの不正アクセス、コンピュータウイルスへの感染などにより、情報漏洩や重要データの喪失・改ざん、システム停止等の事象が発生した場合、当社グループの社会的信用が低下し、業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(9)取引先の財務状況悪化

 当社グループでは、定期的に取引先の信用状況を確認し、不良債権の発生防止に努めております。しかし、取引先の財務状況が著しく悪化し、売掛債権の回収が滞った場合、当社グループの業績等に重要な影響を及ぼす可能性があります。

 

(10)パンデミック

 当社グループでは、新型コロナウイルスの流行への対応として、各種感染症対策を行い、事業活動への影響を低減してまいりましたが、新型コロナウイルスの再拡大や他の感染症が拡大した場合、当社グループにおいて、国内・海外の生産活動及び販売活動が停滞し、当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(11)自然災害

 当社グループでは、自然災害等を想定したBCPを整備しておりますが、不測の大規模地震や台風等の自然災害により、生産設備への被害等が発生し、工場の操業や顧客への供給に支障が生じた場合、当社グループの業績等に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

(12)気候変動問題への対応

 第2[事業の状況]2[サステナビリティに関する考え方及び取組み]に記載

 

 

5【経営上の重要な契約等】

  該当事項はありません。

 

 

2【主要な設備の状況】

 当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりであります。

(1)提出会社

2023年3月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の

内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合計

藤岡事業所

(群馬県藤岡市)

計測制御機器

計装システム

生産設備

879

104

150

(49,770)

61

1,196

191

(25)

久喜事業所

(埼玉県久喜市)

センサ

計装システム

生産設備

466

115

199

(15,080)

62

843

126

(27)

山形事業所

(山形県天童市)

計測制御機器

センサ

生産設備

539

376

464

(39,660)

38

1,419

119

(36)

本社・イノベーションセンター

(東京都板橋区)

研究設備

その他

713

4

46

(1,349)

107

871

137

(17)

(注)1 帳簿価額「その他」は、工具、器具及び備品並びに建設仮勘定の合計であります。

2 従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。

 

(2)国内子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

(所在地)

セグメントの名称

設備の

内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

建物及び

構築物

機械装置

及び

運搬具

土地

(面積㎡)

その他

合計

明陽電機㈱

(静岡県静岡市)

センサ

生産設備

322

69

371

(5,266)

34

802

98

(34)

(注)1 その他の国内子会社は金額の重要性が乏しいため、記載を省略しております。

2 帳簿価額「その他」は、器具及び備品並びに建設仮勘定の合計であります。

3 土地には全面時価評価法による評価差額が含まれております。

4 従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。

 

(3)在外子会社

 金額の重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

23,820,000

23,820,000

 

 

①【ストックオプション制度の内容】

 該当事項はありません。

 

②【ライツプランの内容】

 該当事項はありません。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び

地方公共

団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人

その他

個人以外

個人

株主数(人)

14

22

145

65

3

4,527

4,776

所有株式数

(単元)

12,203

2,292

16,385

7,456

13

53,746

92,095

50,616

所有株式数の割合(%)

13.25

2.49

17.79

8.10

0.01

58.36

100.00

(注) 自己株式776,534株は、「個人その他」に7,765単元、「単元未満株式の状況」に34株含めて記載しております。

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

チノ-取引先持株会

東京都板橋区熊野町32番8号

807

9.52

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

664

7.83

チノー社員持株会

東京都板橋区熊野町32番8号

355

4.19

 株式会社ニッカトー

大阪府堺市堺区遠里小野町3丁目2番24号

209

2.47

 株式会社共和電業

東京都調布市調布ケ丘3丁目5番1号

207

2.44

株式会社北浜製作所

大阪府大阪市中央区船越町2丁目1番6号

182

2.14

日本生命保険相互会社

(常任代理人 日本マスタートラスト信託銀行株式会社)

東京都千代田区丸の内1丁目6番6号

日本生命証券管理部内

(東京都港区浜松町2丁目11番3号)

152

1.79

 NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE

 NORTHERN TRUST (GUERNSEY)

 LIMITED RE GGDP RE: AIF CLIENTS

 15.315 PERCENT NON TREATY

 ACCOUNT

 (常任代理人 香港上海銀行東京支

 店)

50 BANK STREET CANARY WHARF LONDON E14

5NT, UK

(東京都中央区日本橋3丁目11番1号)

150

1.76

NORTHERN TRUST CO.(AVFC) RE IEDU UCITS CLIENTS NON LENDING 15 PCT TREATY ACCOUNT

(常任代理人 香港上海銀行東京支店)

50 BANK STREET CANARY WHARF LONDON E14

5NT, UK

(東京都中央区日本橋3丁目11番1号)

145

1.71

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海1丁目8番12号

 

127

1.50

3,002

35.39

 

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

7,331

9,176

受取手形

441

479

電子記録債権

1,943

2,599

売掛金

5,210

5,202

商品及び製品

631

706

仕掛品

2,860

3,658

原材料及び貯蔵品

3,086

4,212

その他

274

374

貸倒引当金

99

87

流動資産合計

21,681

26,322

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物

8,601

8,704

減価償却累計額

5,576

5,677

建物及び構築物(純額)

3,025

3,027

機械装置及び運搬具

4,182

4,289

減価償却累計額

3,345

3,525

機械装置及び運搬具(純額)

837

763

土地

1,406

1,415

建設仮勘定

2

33

その他

3,806

3,819

減価償却累計額

3,511

3,480

その他(純額)

294

338

有形固定資産合計

5,566

5,578

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

392

420

その他

16

15

無形固定資産合計

408

436

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

1,761

1,817

繰延税金資産

740

881

退職給付に係る資産

663

543

その他

780

766

貸倒引当金

56

56

投資その他の資産合計

3,889

3,952

固定資産合計

9,864

9,967

資産合計

31,545

36,289

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

2,397

2,697

電子記録債務

2,113

2,619

短期借入金

1,265

1,265

1年内返済予定の長期借入金

375

459

未払法人税等

317

470

前受金

176

980

賞与引当金

625

821

役員賞与引当金

34

46

株主優待引当金

43

47

設備関係電子記録債務

35

137

その他

832

943

流動負債合計

8,216

10,489

固定負債

 

 

長期借入金

620

1,660

長期未払金

188

繰延税金負債

83

91

役員退職慰労引当金

343

135

退職給付に係る負債

1,867

1,887

その他

263

263

固定負債合計

3,177

4,225

負債合計

11,394

14,715

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

4,292

4,292

資本剰余金

4,264

4,267

利益剰余金

9,911

11,050

自己株式

1,159

1,138

株主資本合計

17,308

18,471

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

289

341

為替換算調整勘定

67

158

退職給付に係る調整累計額

101

187

その他の包括利益累計額合計

255

312

非支配株主持分

2,586

2,790

純資産合計

20,150

21,574

負債純資産合計

31,545

36,289

【連結損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 21,908

※1 23,793

売上原価

※2 14,832

※2 15,924

売上総利益

7,076

7,869

販売費及び一般管理費

 

 

給料手当及び賞与

2,242

2,294

賞与引当金繰入額

213

311

役員賞与引当金繰入額

34

44

退職給付費用

117

126

役員退職慰労引当金繰入額

64

22

減価償却費

149

179

研究開発費

※2 798

※2 886

株主優待引当金繰入額

43

47

貸倒引当金繰入額

91

16

その他

1,822

1,954

販売費及び一般管理費合計

5,576

5,851

営業利益

1,499

2,018

営業外収益

 

 

受取利息

7

13

受取配当金

50

58

売電収入

35

35

為替差益

94

81

助成金収入

20

5

保険解約返戻金

66

92

その他

26

36

営業外収益合計

301

323

営業外費用

 

 

支払利息

8

7

金融関係手数料

4

4

売電費用

15

14

受託業務関連費用

11

その他

16

19

営業外費用合計

55

46

経常利益

1,744

2,294

特別利益

 

 

投資有価証券売却益

1

13

固定資産売却益

※3 0

※3 3

特別利益合計

1

16

特別損失

 

 

固定資産処分損

※4 3

※4 6

投資有価証券評価損

23

特別損失合計

27

6

税金等調整前当期純利益

1,719

2,305

法人税、住民税及び事業税

504

670

法人税等調整額

19

116

法人税等合計

484

553

当期純利益

1,234

1,752

非支配株主に帰属する当期純利益

183

215

親会社株主に帰属する当期純利益

1,050

1,536

1.報告セグメントの概要

 当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 当社グループは、当社営業本部と生産事業所並びに関係会社からなる事業グループごとに、取り扱う製品・商品及びサービスについて国内及び海外の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。したがって、当社グループは当該事業グループを基礎とした製品・商品、サービス別のセグメントから構成されており、「計測制御機器」、「計装システム」、「センサ」の3つを報告セグメントとしております。

 各報告セグメントの主な製品・商品及びサービスは次のとおりであります。

セグメントの名称

製品内容等

計測制御機器

記録計、調節計、民生機器

計装システム

性能・評価試験装置、制御・監視用パッケージシステム、デバイス・半導体試験装置、クリーンルーム、温度校正機器、各種計装システム

センサ

赤外線放射機器、熱画像計測装置、温度センサ、応用センサ

(注)「その他」の区分は、報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、修理・サービス等を含んでおります。

①【貸借対照表】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

2,508

3,917

受取手形

125

69

電子記録債権

1,441

2,106

売掛金

※1 3,711

※1 3,754

商品及び製品

383

410

仕掛品

1,784

2,487

原材料及び貯蔵品

1,911

2,631

前渡金

※1 106

前払費用

※1 125

130

短期貸付金

3

2

未収入金

※1 163

※1 329

その他

3

4

貸倒引当金

0

0

流動資産合計

12,162

15,950

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

2,485

2,520

構築物

93

80

機械及び装置

636

596

車両運搬具

4

3

工具、器具及び備品

224

274

土地

870

870

建設仮勘定

25

有形固定資産合計

4,315

4,371

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

398

444

電話加入権

14

14

無形固定資産合計

412

458

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

1,714

1,761

関係会社株式

2,407

2,407

関係会社出資金

258

258

長期貸付金

6

4

関係会社長期貸付金

657

913

長期前払費用

72

63

繰延税金資産

370

455

前払年金費用

777

797

敷金及び保証金

69

67

保険積立金

300

294

その他

0

0

貸倒引当金

63

60

投資その他の資産合計

6,570

6,964

固定資産合計

11,299

11,794

資産合計

23,461

27,744

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形

105

96

電子記録債務

1,746

2,069

買掛金

※1 1,499

※1 1,997

短期借入金

1,140

1,140

1年内返済予定の長期借入金

374

459

未払金

99

247

未払費用

※1 328

※1 379

未払法人税等

166

353

前受金

※1 35

899

預り金

24

25

賞与引当金

485

659

役員賞与引当金

20

27

株主優待引当金

43

47

設備関係支払手形

5

3

設備関係電子記録債務

35

137

その他

74

1

流動負債合計

6,184

8,544

固定負債

 

 

長期借入金

620

1,660

長期未払金

157

退職給付引当金

1,529

1,576

役員退職慰労引当金

197

長期預り保証金

258

259

その他

4

3

固定負債合計

2,608

3,656

負債合計

8,793

12,201

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

4,292

4,292

資本剰余金

 

 

資本準備金

4,017

4,017

その他資本剰余金

2

資本剰余金合計

4,017

4,020

利益剰余金

 

 

利益準備金

948

948

その他利益剰余金

 

 

固定資産圧縮積立金

63

63

繰越利益剰余金

6,225

7,030

利益剰余金合計

7,237

8,042

自己株式

1,159

1,138

株主資本合計

14,388

15,217

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

279

326

評価・換算差額等合計

279

326

純資産合計

14,667

15,543

負債純資産合計

23,461

27,744

②【損益計算書】

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 15,396

※1 16,456

売上原価

※1 10,476

※1 11,011

売上総利益

4,919

5,444

販売費及び一般管理費

※1,※2 4,101

※1,※2 4,321

営業利益

817

1,123

営業外収益

 

 

受取利息及び受取配当金

※1 172

※1 241

売電収入

35

35

為替差益

47

45

保険解約返戻金

56

52

貸倒引当金戻入額

10

3

その他

※1 36

※1 33

営業外収益合計

359

411

営業外費用

 

 

支払利息

6

6

金融関係手数料

4

4

売電費用

15

14

その他

10

12

営業外費用合計

37

38

経常利益

1,139

1,497

特別利益

 

 

投資有価証券売却益

1

12

固定資産売却益

※3 3

特別利益合計

1

16

特別損失

 

 

固定資産処分損

※4 2

※4 4

投資有価証券評価損

23

特別損失合計

25

4

税引前当期純利益

1,115

1,508

法人税、住民税及び事業税

240

420

法人税等調整額

50

106

法人税等合計

290

314

当期純利益

825

1,194