クボテック株式会社

KUBOTEK CORPORATION
大阪市北区中之島四丁目3番36号玉江橋ビル内
証券コード:77090
業界:精密機器
有価証券報告書の提出日:2023年6月30日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第34期

第35期

第36期

第37期

第38期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

1,637,850

1,881,111

1,074,720

1,017,673

1,217,776

経常損失(△)

(千円)

632,402

38,742

140,014

169,979

179,604

親会社株主に帰属する当期純利益又は
親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(千円)

102,454

101,028

116,524

121,584

204,852

包括利益

(千円)

99,931

105,893

103,806

140,638

256,511

純資産額

(千円)

1,327,026

1,221,133

1,117,326

976,687

720,176

総資産額

(千円)

3,600,443

2,799,645

2,531,289

2,091,722

1,581,292

1株当たり純資産額

(円)

96.39

88.69

81.15

70.94

52.31

1株当たり当期
純利益金額又は
当期純損失金額(△)

(円)

7.44

7.34

8.46

8.83

14.88

潜在株式調整後
1株当たり
当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

36.9

43.6

44.1

46.7

45.5

自己資本利益率

(%)

8.0

7.9

10.0

11.6

24.1

株価収益率

(倍)

45.8

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

23,928

240,811

232,429

51,276

146,231

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

1,284,178

171,375

166,604

179,231

228,197

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

89,712

445,424

164,187

258,042

215,658

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

2,228,526

1,843,962

1,745,437

1,381,642

817,543

従業員数

(名)

104

78

73

75

70

 

(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、第35期、第36期、第37期及び第38期は1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。第34期は潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.株価収益率については、第35期、第36期、第37期及び第38期は1株当たり当期純損失金額が計上されているため、記載しておりません。

3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第37期の期首から適用しており、第37期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第34期

第35期

第36期

第37期

第38期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

1,069,280

1,571,354

836,462

765,379

974,258

経常利益又は
経常損失(△)

(千円)

684,445

46,807

48,371

84,372

199,774

当期純利益又は
当期純損失(△)

(千円)

82,753

17,930

78,885

107,965

229,539

資本金

(千円)

1,951,750

1,951,750

1,951,750

1,951,750

1,951,750

発行済株式総数

(株)

13,830,000

13,830,000

13,830,000

13,830,000

13,830,000

純資産額

(千円)

1,227,606

1,210,423

1,132,293

1,023,572

794,032

総資産額

(千円)

3,345,256

2,648,955

2,404,763

2,040,087

1,502,830

1株当たり純資産額

(円)

89.16

87.92

82.24

74.35

57.67

1株当たり配当額
(1株当たり中間配当額)

(円)
(円)

―)

―)

―)

―)

―)

1株当たり当期
純利益金額又は
当期純損失金額(△)

(円)

6.01

1.30

5.73

7.84

16.67

潜在株式調整後
1株当たり
当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

36.7

45.7

47.1

50.2

52.8

自己資本利益率

(%)

7.0

1.5

6.7

10.0

25.3

株価収益率

(倍)

56.7

配当性向

(%)

従業員数

(名)

64

47

43

44

45

株主総利回り

(比較指標:TOPIX(配当込))

(%)

(%)

63.5

(95.0)

52.7

(85.9)

69.6

(122.1)

50.7

(124.6)

41.2

(131.8)

最高株価

(円)

573

516

523

387

321

最低株価

(円)

200

201

250

236

199

 

(注) 1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、第35期、第36期、第37期及び第38期は1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。第34期は潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.株価収益率及び配当性向については、第35期、第36期、第37期及び第38期は1株当たり当期純損失金額が計上されているため、記載しておりません。第34期は配当を実施していないため、配当性向については、記載しておりません。

3.最高・最低株価は、2022年4月3日までは東京証券取引所市場第一部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所スタンダード市場におけるものであります。

4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第37期の期首から適用しており、第37期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

2 【沿革】

1979年4月

大阪市北区において医療電子機器の研究開発を目的にクボテック創業。

1981年6月

工場自動化を目的とした産業機器の研究開発を開始。

1982年7月

画像処理技術の開発と共に視覚ロボットの製作を開始。

1985年7月

事業拡大のため、クボテックを法人組織とし、クボテック株式会社を設立。

1987年4月

光学式外観検査機システムを開発。

1988年10月

創造エンジニアリング事業開始。

 

CADソフト開発、販売の開始と拡販のため、東京営業所を開設。

1990年10月

クボテック外観検査機システムシリーズ製造拡販のため、京都営業所、京都工場を開設。

1993年8月

OPTICS(オプティクス)超高速・高精度画像処理自動欠陥検出外観検査機システムを開発。

1997年3月

海外事業拡大のため、ソウルに事務所を開設。

1997年9月

メディアネット事業開始。

1998年9月

OPTICS(画像処理検査機システム)半導体関連装置開発開始。

1998年11月

BGA/CSP検査機システムを開発。

2000年1月

海外事業拡販のため、台湾に事務所を開設。

2001年2月

東京証券取引所マザーズに上場。

2003年2月

東京証券取引所市場第一部へ市場変更。

2003年9月

創造エンジニアリング事業の海外事業拡大のため、米国に子会社Kubotek USA, Inc.(現連結子会社)を設立。

2005年10月

海外事業拡販のため、上海に事務所を開設。

2010年3月

検査機システム事業の海外事業拡大のため、韓国に子会社KUBOTEK KOREA CORPORATIONを設立。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行。

2022年11月

KUBOTEK KOREA CORPORATIONを清算し、韓国支店において営業継続。

 

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社及び子会社1社で構成され、主に、日本、米国において、主に画像処理外観検査装置、3Dソリューションシステム、メディアネット機器の開発、製造、販売を行っております。

当社グループの事業活動の概況を系統図によって示すと以下のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。

 


 

(注) 1.100%子会社であるKubotek USA, Inc.は連結子会社に該当します。

2.株式会社デザイン・クリエィションは、当社取締役社長久保哲夫が議決権の100%を所有しており、当社3DCAD製品の販売等を行っております。

 

 

以下にセグメントにおける事業の内容を記載いたします。

(1) 検査機システム

検査対象物のセンシング機能とその解析機能を備えた検査機システムの開発・製造・販売部門であり、主としてOptics画像処理外観検査装置の開発・製造・販売を行っている事業であります。

本事業の現主力製品は、Optics画像処理外観検査装置であります。この装置は、CCDカメラにより取得した検査対象物の画像データをメモリーに蓄積し、その画像に含まれる各種の特徴を解析して「望ましくない特徴」を抽出し画像としてモニターに映し出すことにより、検査装置を操作する人間が製品の良否を容易に判定できるという機能を備えております。

さらに、このOptics検査装置を工程毎に複数配置し、ネットワーク化したものが「LOOCS(Line Observation and Optimization Control System)」であり、製造工程の稼動状況を総合的に監視することにより、欠陥を下流に流さない「Defect-Free Line」を実現するシステムであります。

当社の検査装置について当社が特徴として認識している点は、以下のとおりであります。

① 工程の様々なポイントで同じ方式で観察・検査・報告が可能

② 検査スピードが高速で、多様なサイズ・特徴を持った欠陥に対応可能

③ ワークの生画像・グラフ・データにより、工程の状況を総合的に把握することが可能

④ OK・NG判定とは異なる加工履歴を考慮した良否判定が可能

⑤ 他の測定器や検査装置の情報も一元管理することが可能

⑥ 運転状況の変化に応じて検査内容を柔軟に変えてゆくことが可能

 

また、本事業の現当社製品の用途・種類・機能等は、以下のとおりであります。

 

用途・種類

機能

アレイパターン検査装置

アレイパターニング工程でのエッチング後の全数検査
パターン欠陥、ショート、膜欠陥、付着異物、シミ、ムラ欠陥の検出

カラーフィルター検査装置

カラーフィルター各成膜工程の欠陥検査
BM(ブラックマトリックス)、Red、Green、Blue、Final各工程ごとの画素欠陥、キズ、異物、ピンホールの検出

液晶パネル配向膜検査装置

カラーフィルター/アレイ基板配向膜欠陥検査
キズ、異物、ハジキ、斑点、ムラの検出

シール検査装置

シールの幅異常、塗布切れ、異物の検出
シール及びセルの同時検査処理

有機EL検査装置

蒸着方式、印刷方式における各発光層形成工程の欠陥検査
キズ、異物、ハジキ、斑点、ムラの検出

ガラス基板検査装置

液晶、有機EL、タッチパネル、フォトマスク等のガラス基板欠陥検査
キズ、汚れ、異物、泡、端面キズの検出

高機能フィルム検査装置

ロールツーロール方式における各成膜工程の欠陥検査
有機EL、タッチパネル等の配線欠陥、キズ、汚れ、異物、ピンホールの検出

 

 

 

なお、液晶パネルの生産工程とかかる工程における検査は、下図のとおりであり、当社の検査装置はそのいずれの検査にも対応することが可能であります。

 


 

(2) 創造エンジニアリング

CAC(Computer Assisted Creation:創造支援)システムという、従来のCAD/CAMにとどまらない物創りの工程を総合的に支援する製造業向けシステム製品の開発・製造・販売を行っている事業であります。

このCACシステムは、従来それぞれ個別のシステムとして実現されていた「モデリング(Modeling)」、「計測(Measuring)」、「加工(Machining)」の3つの機能を有機的に双方向に融合することにより、物創りに不可欠なこれらの機能をまとめて提供することを可能にします。そのため、実物の世界で直接物を確かめながら物創りが進行することになり、その工程が大幅に短縮されるとともに、品質も向上するものと考えております。

本事業の製品としては、3次元モデリング機能を受け持つCAD/CAMソフトを中核に、3次元計測機能及び3次元加工機能を融合した製品群を販売しております。

 

(3) メディアネット

サイバーテクノロジーの一環として、当社が培ってきた情報、制御、通信、機械等の要素技術を組み合わせた、マルチメディア対応のネットワーク機器の開発・製造・販売を行っている事業であります。

本事業の製品としては、高画質なリアルタイム映像配信・受信システム等、人にとって意味のある情報を創造し配信するメディアとネットワーク技術を融合したシステムを開発し、販売しております。

 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又は
出資金

主要な事業
の内容

議決権の
所有割合
(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

Kubotek USA, Inc.

(注)1、2、3

米国
マサチューセッツ州
マールボロウ

201,000米ドル

創造エンジニアリング事業

 100.0

ソフトウエアの開発業務の委託、ロイヤリティの受取、商品の販売及び融資を行っております。
役員の兼任 3名

 

(注)1.債務超過会社であり、債務超過額は1,203,367千円であります。

2.Kubotek USA Inc.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えておりますが、当連結会計年度におけるセグメント情報の米国売上高に占める当該連結子会社の売上高(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む。)の割合が90%を超えるため、主要な損益情報等の記載を省略しております。

3.特定子会社に該当しております。

4.KUBOTEK KOREA CORPORATIONは2022年11月30日付で清算結了しております。

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

日本

45

米国

25

合計

70

 

 

(2) 提出会社の状況

2023年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

45

54.7

22.5

5,583

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

日本

45

合計

45

 

(注) 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3) 労働組合の状況

労使関係は円満に推移しており、特記すべき事項はありません。

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 財政状態及び経営成績の異常な変動

当社グループの主たる事業である検査機システム事業は、当社グループの業績を大きく左右するものであります。

現在、事業の主な顧客であるFPDメーカーは日本、韓国、台湾及び中国の主要メーカーに集中しておりますが、検査機システム事業の業績は、それらFPDメーカーの設備投資に大きく依存しており、各社の設備投資時期の異同から販売先は期毎に大きく変動しております。

また、装置受注後、ユーザー側におけるライン設備の設置延期、仕様変更等の理由により、製品の納期が延期され、当社グループの期間損益に影響を与える可能性があります。さらに、FPDの大型化・高精細化の開発速度が促進されることにより、検査機システムに対するユーザーの要求水準が高くなり、受注時に想定したよりも開発費等の負担が増加し、当社グループの収益を圧迫する可能性があります。

なお、韓国、台湾及び中国への輸出については現時点ではほぼ円貨建取引を行っているため、当社グループの業績が為替変動の影響を直接受けることはありませんが、製品の現地通貨ベースでの価格上昇による需要減少等を通じて、業績への影響が生じる可能性があります。また今後も円貨建取引が継続される保証はありません。

このような認識のもと、当社グループは、安定した収益を確保するため、主力の検査機システム事業の他、創造エンジニアリング事業等その他事業の強化と新規事業の早期事業化に取り組んでおります。

(2) 特定の市場・顧客への依存

検査機システム事業においては、FPDメーカー向け画像処理外観検査装置の販売が主要な部分を占めております。現時点において、FPDの製造は、日本、韓国、台湾及び中国の主要メーカーがほぼ独占し、一部の大手メーカーへの集約も進んできております。これら特定の市場・顧客の設備投資動向及び特定の顧客からの受注動向によっては、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響をもたらす可能性があります。さらに、これら市場での国際紛争や国内外での輸出管理強化によって事業活動が制限され、業績への影響が生じる可能性があります。

このような認識のもと、当社グループは、市場・顧客の多様化を図るため、液晶パネル以外にも機能性フィルム、半導体検査装置などの品質や採算を重視した市場、製品の新規開拓に注力しております。

(3) 競合について

当社グループは、情報、制御、通信、機械等の技術を複合的・有機的に組み合わせた製品を開発・製造することによって競合他社の製品との差別化を図り、安易な価格競争を行わない方針をとっております。

しかしながら、今後当社グループの技術を上回る画期的な新製品が開発・製造され、当社グループ製品の技術的な競争力が失われる恐れがあります。また、競合他社との価格競争を余儀なくされる可能性も否定できず、このような場合、当社グループの事業戦略や経営成績などに悪影響が及ぶ恐れがあります。

(4) 新型コロナウイルス感染症の感染拡大について

新型コロナウイルス感染症の感染拡大及びそれに伴う各国の対策により、当社グループの事業活動が大きく制約される可能性があります。当社グループは、感染拡大を防止し、事業活動を継続するため、衛生管理を徹底し、適宜時差通勤、在宅勤務等の対策を実施しておりますが、取引先の投資需要の低迷などにより売上が減少し、当社グループの財政状態及び経営成績に悪影響をもたらす可能性があります。

 

(5) 人材の確保について

当社グループは、会社の規模が役員7名及び従業員70名(2023年3月31日現在)と比較的小さいため、主要株主でもある取締役社長久保哲夫を中心とした少人数の経営陣に事業活動を依存しております。

しかしながら、今後業容が拡大した場合、現状のままでは人的、組織的に十分な対応が取れない恐れがあります。当社グループは、このような事態に対応するべく、専門能力、技能に優れた人材の採用を積極的に進めることにより、有能な人員を確保すると共に、内部管理体制のさらなる充実を図りたいと考えておりますが、これに伴い固定費が増加し利益計画を押し下げる可能性があります。さらには、人員の確保や内部管理体制の充実が計画どおり進まない場合には、経営活動に支障が生じ、当社グループの事業戦略、経営成績などに悪影響が及ぶ恐れがあります。

(6) 部材調達について

当社グループは、半導体を含む多くの部材を外部から調達しております。調達先を分散したり、供給不足が見込まれる場合にはある程度早期に手配するなど、安定した調達に取り組んでおりますが、需給の急激な変動などにより、部材の調達に支障をきたした場合、製品の製造や販売が困難となり、当社グループの事業戦略や経営成績などに悪影響が及ぶ恐れがあります。

(7) 継続企業の前提に関する重要事象等について

当社グループは、5期連続して営業損失を計上し、また当連結会計年度において営業キャッシュ・フローがマイナスとなりました。特定の市場・顧客の設備投資及び顧客からの受注動向によって、業績の変動が避けられず継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が当連結会計年度末に存在しております。

当社グループといたしましては、当該状況を解消するため主に日本セグメントの画像処理外観検査装置と、米国セグメントの3Dソリューションシステム製品の販売拡大に取り組んでまいります。

画像処理外観検査装置においては機能性フィルムや半導体関連の製品など、付加価値の高い案件での受注獲得を図ります。また競争力のある液晶検査装置が中国向けに拡大の兆しがあり、積極的な営業展開で受注獲得を目指してまいります。

3Dソリューションシステムにおいては、自社開発したカーネルを採用した各種ソフトウェア製品の販売拡大と、それに加えて当社製カーネルを搭載することで顧客の持つ製品のパフォーマンスが従来より格段に向上する3Dカーネルの販売を推進します。

さらに新規事業として、オーディオ事業では米国市場において製品を上市し販売態勢を整え、今後収益獲得に貢献できるよう事業展開を進めます。次世代フライホイールを用いた大出力発電装置についても研究を進めております。これら施策によってグループの収益力向上と財務体質強化を図り、安定した経営基盤を築いてまいります。

ここ数年は業績の大きな変動を出来るだけ抑え、事業構造の改革と安定した収益拡大に取り組んでまいりました。しかしながら米中貿易摩擦や新型コロナウイルス感染症拡大の影響による営業活動の制限、客先の設備投資計画の見直しや部品需給の逼迫などによる業績への影響は大きく、安定した収益力の回復までにはしばらく時間を要するものと考えられます。資金調達の状況等によっては今後の当社の資金繰りに重要な影響を及ぼす可能性があることから、現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認められます。

 

5 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社

2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業
員数
(名)

建物及び
構築物

機械装置
及び運搬具

工具、器具及び備品

土地
(面積㎡)

建設仮勘定

合計

京都工場(注)1
(京都市南区)

日本

開発・設計
組立設備

0

275

0

-

〔1,774〕

-

275

25

本社
(大阪市北区)

日本

営業・事務所

0

0

0

-

-

0

5

 

(注) 1.土地を賃借しており、年間賃借料は9,818千円であります。賃借している土地の面積については、〔 〕で外書きしております。

2.現在休止中の重要な設備はありません。

 

(2) 在外子会社

特記すべき重要な設備はありません。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

40,000,000

40,000,000

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

 

(5) 【所有者別状況】

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数(人)

7

22

22

21

8

3,205

3,285

所有株式数
(単元)

3,462

3,431

209

1,213

44

129,924

138,283

1,700

所有株式数
の割合(%)

2.50

2.48

0.15

0.88

0.03

93.96

100.00

 

(注) 自己株式62,160株は、「個人その他」に621単元、「単元未満株式の状況」に60株含まれております。

 

(6) 【大株主の状況】

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

久 保 哲 夫

大阪市淀川区

2,478,300

18.00

久 保 美津子

大阪市淀川区

1,400,000

10.17

久 保   元

大阪市淀川区

1,400,000

10.17

久 保 宜 子

大阪市淀川区

1,400,000

10.17

久 保 典 子

大阪市淀川区

1,400,000

10.17

園 田 朋 子

延岡市

1,400,000

10.17

日本マスタートラスト信託銀行株式会社

東京都港区浜松町2丁目11番3号

258,800

1.88

久 保 成 一

京都市東山区

150,000

1.09

中 島   毅

倉敷市

111,400

0.81

康   祐 文

東京都豊島区

107,800

0.78

10,106,300

73.41

 

(注) 日本マスタートラスト信託銀行株式会社の所有株式は、信託業務に係る株式であります。

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

1,413,319

849,220

 

 

受取手形

6,506

13,663

 

 

電子記録債権

34,741

37,444

 

 

売掛金

157,021

204,595

 

 

商品及び製品

1,983

12,340

 

 

仕掛品

207,399

101,560

 

 

原材料及び貯蔵品

62,751

73,735

 

 

その他

25,594

22,478

 

 

貸倒引当金

8,819

9,636

 

 

流動資産合計

1,900,498

1,305,402

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

工具、器具及び備品

295,730

294,064

 

 

 

 

減価償却累計額

295,727

294,060

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

2

4

 

 

 

その他

194,609

202,002

 

 

 

 

減価償却累計額

194,057

201,255

 

 

 

 

その他(純額)

551

747

 

 

 

有形固定資産合計

554

751

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

163,927

240,513

 

 

 

その他

0

0

 

 

 

無形固定資産合計

163,927

240,513

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

368

368

 

 

 

破産更生債権等

173

173

 

 

 

その他

26,373

34,256

 

 

 

貸倒引当金

173

173

 

 

 

投資その他の資産合計

26,742

34,625

 

 

固定資産合計

191,224

275,890

 

資産合計

2,091,722

1,581,292

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

102,553

46,109

 

 

1年内返済予定の長期借入金

215,658

174,656

 

 

未払法人税等

12,351

11,823

 

 

契約負債

241,026

258,843

 

 

賞与引当金

3,550

3,400

 

 

その他

99,538

99,471

 

 

流動負債合計

674,678

594,304

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

408,740

234,084

 

 

契約負債

5,620

6,116

 

 

退職給付に係る負債

23,233

23,848

 

 

その他

2,762

2,762

 

 

固定負債合計

440,356

266,811

 

負債合計

1,115,034

861,116

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

1,951,750

1,951,750

 

 

利益剰余金

915,831

1,120,683

 

 

自己株式

81,717

81,717

 

 

株主資本合計

954,201

749,348

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

為替換算調整勘定

22,486

29,172

 

 

その他の包括利益累計額合計

22,486

29,172

 

純資産合計

976,687

720,176

負債純資産合計

2,091,722

1,581,292

 

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

1,017,673

1,217,776

売上原価

※1,※3 610,033

※1,※3 762,372

売上総利益

407,640

455,404

販売費及び一般管理費

※1,※2 583,597

※1,※2 649,746

営業損失(△)

175,957

194,342

営業外収益

 

 

 

受取利息

401

111

 

受取配当金

135

15

 

為替差益

11,862

17,969

 

その他

44

1,124

 

営業外収益合計

12,443

19,221

営業外費用

 

 

 

支払利息

5,768

3,833

 

支払保証料

630

630

 

その他

66

19

 

営業外費用合計

6,465

4,483

経常損失(△)

169,979

179,604

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

-

30

 

投資有価証券売却益

1,278

-

 

債務免除益

※4 62,029

-

 

為替換算調整勘定取崩額

-

15,137

 

特別利益合計

63,308

15,168

特別損失

 

 

 

減損損失

※5 9,077

※5 31,147

 

関係会社整理損

-

3,369

 

特別損失合計

9,077

34,516

税金等調整前当期純損失(△)

115,748

198,953

法人税、住民税及び事業税

5,558

5,898

法人税等調整額

277

-

法人税等合計

5,836

5,898

当期純損失(△)

121,584

204,852

非支配株主に帰属する当期純損失(△)

-

-

親会社株主に帰属する当期純損失(△)

121,584

204,852

 

1.報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、経営者が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。当社グループは、画像処理外観検査装置の他、3Dソリューションシステム及びメディアネット機器を生産・販売しております。主な生産活動は当社が担当し、販売活動のうち、国内とアジア地域においては当社と韓国子会社が、米州においては米国子会社が担当しております。

海外子会社はそれぞれ独立した経営単位であり、取り扱う製品について各地域の包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

従って、当社グループは地域別のセグメントから構成されており、「日本」、「米国」、「韓国」の3つを報告セグメントとしております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

1,378,629

826,739

 

 

受取手形

6,506

13,663

 

 

電子記録債権

34,741

37,444

 

 

売掛金

 520,652

 712,374

 

 

商品及び製品

400

400

 

 

仕掛品

207,399

101,560

 

 

原材料及び貯蔵品

62,751

73,735

 

 

前払費用

54,406

61,846

 

 

関係会社短期貸付金

61,205

13,354

 

 

未収消費税等

5,753

-

 

 

その他

8,478

7,826

 

 

貸倒引当金

516,123

624,615

 

 

流動資産合計

1,824,802

1,224,331

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

その他

465,325

452,241

 

 

 

 

減価償却累計額

464,773

451,493

 

 

 

 

その他(純額)

552

747

 

 

 

有形固定資産合計

552

747

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

160,138

202,297

 

 

 

ソフトウエア仮勘定

15,214

42,629

 

 

 

その他

0

0

 

 

 

無形固定資産合計

175,353

244,927

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

368

368

 

 

 

関係会社株式

18,466

0

 

 

 

関係会社長期貸付金

146,892

210,325

 

 

 

破産更生債権等

173

173

 

 

 

長期前払費用

7,544

7,357

 

 

 

差入保証金

12,872

24,972

 

 

 

その他

126

126

 

 

 

貸倒引当金

147,065

210,498

 

 

 

投資その他の資産合計

39,379

32,824

 

 

固定資産合計

215,285

278,499

 

資産合計

2,040,087

1,502,830

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形

91,441

32,044

 

 

買掛金

6,970

7,520

 

 

1年内返済予定の長期借入金

215,658

174,656

 

 

未払金

30,441

28,502

 

 

未払費用

14,450

14,205

 

 

未払法人税等

12,351

11,823

 

 

未払消費税等

-

3,969

 

 

契約負債

45,174

34,564

 

 

預り金

1,487

1,502

 

 

前受収益

317

317

 

 

賞与引当金

3,550

3,400

 

 

流動負債合計

421,843

312,506

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

408,740

234,084

 

 

退職給付引当金

23,233

23,848

 

 

関係会社事業損失引当金

159,936

135,596

 

 

その他

2,762

2,762

 

 

固定負債合計

594,672

396,291

 

負債合計

1,016,515

708,797

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

1,951,750

1,951,750

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

846,460

1,075,999

 

 

 

利益剰余金合計

846,460

1,075,999

 

 

自己株式

81,717

81,717

 

 

株主資本合計

1,023,572

794,032

 

純資産合計

1,023,572

794,032

負債純資産合計

2,040,087

1,502,830

 

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 765,379

※1 974,258

売上原価

 

 

 

製品期首棚卸高

388

400

 

当期製品製造原価

325,484

524,815

 

他勘定受入高

※2 266,137

※2 254,295

 

合計

592,010

779,511

 

製品期末棚卸高

400

400

 

売上原価合計

591,610

779,111

売上総利益

173,769

195,147

販売費及び一般管理費

 

 

 

広告宣伝費

1,229

629

 

荷造運搬費

2,358

3,427

 

役員報酬

27,463

28,363

 

給料及び手当

102,377

120,324

 

法定福利費

14,858

18,090

 

福利厚生費

406

472

 

賞与

3,631

3,321

 

退職給付費用

3,139

3,539

 

交際費

86

48

 

会議費

69

63

 

旅費及び交通費

4,637

11,443

 

通信費

3,579

3,439

 

消耗品費

5,196

5,510

 

修繕費

916

405

 

水道光熱費

1,453

1,665

 

支払手数料

83,347

74,062

 

保険料

966

1,270

 

減価償却費

1,274

1,942

 

研究開発費

1,895

3,099

 

地代家賃

17,584

16,199

 

賃借料

191

504

 

租税公課

16,071

14,099

 

諸会費

657

628

 

貸倒引当金繰入額

2,453

123,592

 

賞与引当金繰入額

1,490

1,504

 

雑費

425

589

 

販売費及び一般管理費合計

297,764

438,238

営業損失(△)

123,994

243,091

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

営業外収益

 

 

 

受取利息

305

99

 

受取配当金

135

15

 

貸倒引当金戻入額

33,780

3,417

 

関係会社事業損失引当金戻入額

-

24,340

 

為替差益

11,543

18,091

 

その他

12

1,806

 

営業外収益合計

45,777

47,769

営業外費用

 

 

 

支払利息

5,458

3,822

 

支払保証料

630

630

 

その他

66

-

 

営業外費用合計

6,155

4,453

経常損失(△)

84,372

199,774

特別利益

 

 

 

投資有価証券売却益

1,278

-

 

特別利益合計

1,278

-

特別損失

 

 

 

減損損失

5,529

8,479

 

関係会社株式評価損

※3 13,915

-

 

関係会社整理損

-

※4 15,858

 

特別損失合計

19,445

24,338

税引前当期純損失(△)

102,539

224,113

法人税、住民税及び事業税

5,426

5,426

法人税等合計

5,426

5,426

当期純損失(△)

107,965

229,539