フジプレアム株式会社

Fujipream Corporation
姫路市飾西38番地1
証券コード:42370
業界:化学
有価証券報告書の提出日:2023年6月29日

(1)連結経営指標等

回次

第37期

第38期

第39期

第40期

第41期

決算年月

平成31年3月

令和2年3月

令和3年3月

令和4年3月

令和5年3月

売上高

(千円)

11,436,754

12,170,235

12,585,426

19,235,112

16,419,888

経常利益

(千円)

431,175

362,362

346,246

713,817

874,682

親会社株主に帰属する当期純利益

(千円)

38,787

385,168

207,005

443,887

707,127

包括利益

(千円)

23,732

331,392

221,364

433,776

725,738

純資産

(千円)

8,513,198

8,673,141

8,723,034

8,985,343

9,539,633

総資産

(千円)

14,091,673

14,363,881

14,681,260

17,506,008

16,834,718

1株当たり純資産額

(円)

293.09

298.75

300.96

310.26

329.64

1株当たり当期純利益

(円)

1.36

13.48

7.24

15.53

24.75

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

59.4

59.4

58.6

50.6

56.0

自己資本利益率

(%)

0.5

4.6

2.4

5.1

7.7

株価収益率

(倍)

212.5

14.6

55.5

22.8

15.3

営業活動による

キャッシュ・フロー

(千円)

1,009,441

423,156

356,687

1,188,906

1,166,781

投資活動による

キャッシュ・フロー

(千円)

514,743

380,721

458,626

35,440

69,906

財務活動による

キャッシュ・フロー

(千円)

831,912

40,843

332,981

996,902

703,597

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

3,417,603

3,495,840

3,063,163

3,297,067

3,696,504

従業員数

(人)

169

172

184

290

273

(外、平均臨時雇用者数)

(20)

(66)

(110)

(98)

(89)

(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.臨時雇用者数(パートは8時間換算)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 令和2年3月31日)等を第40期の期首から適用しており、第40期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

第37期

第38期

第39期

第40期

第41期

決算年月

平成31年3月

令和2年3月

令和3年3月

令和4年3月

令和5年3月

売上高

(千円)

11,062,930

11,719,438

12,219,002

17,063,007

13,807,184

経常利益

(千円)

390,055

353,507

470,351

600,488

386,385

当期純利益

(千円)

107,867

384,985

294,879

374,550

259,502

資本金

(千円)

2,000,007

2,000,007

2,000,007

2,000,007

2,000,007

発行済株式総数

(千株)

29,786

29,786

29,786

29,786

29,786

純資産

(千円)

7,167,302

7,351,239

7,502,156

7,703,382

7,791,292

総資産

(千円)

12,348,536

12,678,267

13,077,448

14,882,274

13,890,505

1株当たり純資産額

(円)

250.82

257.26

262.54

269.59

272.66

1株当たり配当額

(円)

6.00

6.00

6.00

6.00

6.00

(うち1株当たり中間配当額)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益

(円)

3.77

13.47

10.32

13.11

9.08

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

58.0

58.0

57.4

51.8

56.1

自己資本利益率

(%)

1.5

5.3

4.0

4.9

3.3

株価収益率

(倍)

76.7

14.6

39.0

27.0

41.7

配当性向

(%)

159.2

44.5

58.1

45.8

66.1

従業員数

(人)

154

148

153

182

175

(外、平均臨時雇用者数)

(18)

(63)

(106)

(92)

(84)

株主総利回り

(%)

76.4

54.1

108.8

97.9

106.0

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

425

308

542

 

418

 

 

472

 

最低株価

(円)

200

175

186

291

303

(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.臨時雇用者数(パートは8時間換算)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

3.第40期までは比較指標としてJASDAQ INDEXを使用しておりましたが、東京証券取引所の市場区分の見直しにより、第37期から第41期までの比較指標を配当込みTOPIXに変更しております。

4.最高株価及び最低株価は、令和4年4月4日より東京証券取引所スタンダード市場におけるものであり、それ以前は東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであります。

5.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 令和2年3月31日)等を第40期の期首から適用しており、第40期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2【沿革】

年月

事項

昭和57年4月

包装資材の販売を目的として株式会社不二を設立

昭和58年6月

包装機械の製造・販売を目的として、機械事業部(現 メカトロニクス事業部)を開設

昭和60年5月

汎用自動包装機の製造・販売を開始

昭和62年2月

包装機械等の受注・設計・製作を開始

平成元年3月

取引先製商品等の入出荷業務を目的として、物流サービス事業部を開設

平成2年9月

物流サービス事業部龍野事業所を開設

平成3年1月

光学機能性フィルム加工を目的として、オプティクス事業部(現 ファインテック事業部)を開設

 

全自動包装機の製造・販売を開始

平成3年10月

フジプレアム株式会社に商号変更

平成4年4月

オプティクス事業部工場新設

平成4年5月

包装機械及び副資材の販売を目的として、フジプレアム販売株式会社を設立

平成5年4月

自社製品開発及び技術力向上を目的として、技術開発室(現 研究開発室)を設置

平成5年5月

物流加工センター新設

平成9年1月

ガラスへの機能性フィルム貼合事業を目的として、SLE事業部(現 ELS事業部)を開設

平成9年3月

大型フィルムラミネート設備を自社開発し、フィルムラミネート製品の製造・販売に本格参入

平成9年8月

オプティクス事業部増産に伴い第2工場新設

平成9年10月

機能性複層ガラスの製造・販売を開始

平成10年4月

オプティクス事業部偏光板工場「ISO9002」認証取得

平成11年2月

液晶関連事業の拡大を目的として、バックライトの組立てを行うBLA事業部(現 ファインテック事業部)を開設

平成11年4月

バックライト工場新設

 

姫路工業大学(現 兵庫県立大学)と検品の自動化を目的とした3次元画像処理に関する共同研究を開始

平成12年2月

太陽光発電システムの製造・販売を開始

平成12年9月

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)フィールドテスト事業による太陽光発電システムの共同研究を開始

平成12年10月

オプティクス事業部工場新設

平成13年4月

太陽光発電システム等の施工・販売を目的として、フジサンエナジー株式会社(現 フジプレ販売株式会社)を設立

平成13年10月

PDP用光学フィルターの製造を目的として、PDP事業部(現 ファインテック事業部)を開設

平成14年4月

当社技術の多分野利用を目的として、市場開拓営業部(現 営業本部)を開設

 

関東圏の市場開拓を目的として、東京営業所(現 東京営業本部)を開設

平成14年7月

業務移管により、フジプレアム販売株式会社を解散

平成14年11月

研究開発部門強化を目的として、研究開発棟新設

平成15年9月

PDP用光学フィルター増産及びグローバルマーケットへの進出を目的として、中華人民共和国上海市に上海不二光学科技有限公司を設立

平成15年11月

フィルムラミネート事業の強化等を目的として、イマクル株式会社を子会社化

 

メカテック事業部(現 メカトロニクス事業部)工場新設

 

PDP用光学フィルター増産及び放射光施設「ニュースバル」の活用を目的として、兵庫県揖保郡(現 たつの市)に播磨テクノポリス光都工場/研究所新設

平成16年6月

上海不二光学科技有限公司での製造・販売を開始

 

日本証券業協会に株式を店頭登録

 

 

年月

事項

平成16年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場

平成17年11月

管理部門を集約するため、本社機能を新本社ビルへ移転

 

新規事業のスムーズな立上げを目的として新規事業部を、また、コンプライアンスの充実を目的として法務室を設置

平成18年3月

環境負荷軽減への貢献を目的として、「ISO14001」認証取得

平成18年4月

企業倫理及び法令遵守に対する徹底した意識の強化を図ることを目的として、コンプライアンス委員会を設置

平成18年6月

フジプレアムブランドの商品開発及び市場への拡販を目的として、フジプレアム商事株式会社を設立

平成18年7月

光学機能製品の技術及び人員を集約するため、オプティクス事業部とプレブライト事業部を統合し、アドヴァンテック事業部(現 ファインテック事業部)を開設

平成19年1月

太陽電池モジュールの製造を目的として、光都PV工場新設

平成20年10月

フジサンエナジー株式会社がフジプレアム ソーラー販売株式会社(現 フジプレ販売株式会社)に商号変更、イマクル株式会社がフジプレアム ロジスティクス株式会社に商号変更

平成21年10月

国内住宅向け太陽電池市場へ参入

平成22年4月

 

 

フジプレアム ソーラー販売株式会社とフジプレアム商事株式会社が合併し、フジプレ販売株式会社を設立

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場

平成22年10月

フジプレアム ロジスティクス株式会社を吸収合併によりフジプレ販売株式会社に統合

平成23年4月

太陽光発電システムの製販を集約し機動性を高めるため、フジプレ販売株式会社本社をPV工場へ移転

平成24年4月

アドヴァンテック事業部をファインテック事業部に統合

平成25年5月

東京都中央区日本橋室町1丁目13番7号PMO日本橋室町8Fへ東京オフィスを移転

平成25年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場

平成25年12月

東レエンジニアリング株式会社との共同出資にて「北九州TEK&FP合同会社」を設立

平成27年5月

市場開拓営業部東京オフィスは東京営業本部に名称変更

令和元年8月

上海不二光学科技有限公司を清算結了

令和2年6月

光都新工場 完成

令和3年4月

株式会社飯沼ゲージ製作所(現 プレマテック株式会社)を子会社化

令和4年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のJASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行

3【事業の内容】

 当社グループは、当社、親会社1社、連結子会社2社、非連結子会社2社及び持分法非適用関連会社1社により構成されており、「精密貼合技術(注1)」、「太陽電池モジュール製造技術」「機械装置の製造技術」等の独自技術を活用し、液晶ディスプレイ用部材、タッチパネルセンサー基板(注2)、太陽電池モジュール等の製造・加工・販売を行う他、半導体関連向け装置製造販売、産業用機械システムの設計・製造・販売、太陽光発電システムの設計・施工・販売、物流業務の請負等を行っております。

 当社グループのセグメント別事業内容は以下のとおりであります。

 

① 精密貼合及び高機能複合材部門

 「精密貼合技術」を活用し、液晶ディスプレイ用部材、タッチパネルセンサー基板に関する製品の製造・販売を行っております。

 液晶ディスプレイ用部材については、素材メーカー等からガラスや各種機能性フィルム等を購入し、カット、精密貼合による加工等を行い、パネルメーカーに納入しております。

 タッチパネルセンサー基板についても、クリーンルーム内において、精密貼合、官能検査等を行っております。

② 環境住空間及びエンジニアリング部門

 「太陽電池モジュール製造技術」を活用した太陽電池モジュールの製造・販売を行っております。

 また、住宅やビルの窓に使用する断熱用・飛散防止用のフィルムラミネートガラスの製造・施工・販売を行っております。

 更に、「機械装置の製造技術」を活用したファクトリーオートメーションのインテグレーター事業展開、半導体関連向け装置の製造・販売を行っております。

 

 

(注)1.精密貼合技術

 「精密貼合」とは当社グループ固有の表現で、大小様々なサイズの光学機能性フィルム等をミクロレベルの貼合精度で貼り合わせる技術であり、自社で構築した生産ライン、官能検査及び多能工教育等の社内体制により構築され、現在、液晶テレビ等のディスプレイやタッチパネルに使用される部材の製造に活用されております。当社グループの生産工程はこの「精密貼合技術」を中心に構築されており、競合他社との差別化を図るうえで重要な位置付けにあります。

 ディスプレイ関連製品の需要の増加とともに、商品ラインナップの切替サイクルの短縮化や多機能商品開発の熾烈化が生じており、パネルメーカーはより高度な貼合精度を求める傾向にあります。当社グループは、その要望に応えるべく、随時、生産設備の改造や研究開発による対応を行っております。

(1)生産ラインの自社構築

 当社グループでは、生産技術開発部門において築いた基礎技術をもとに、事業の早期立上げや日々の改善・改良を目的に、各事業部において製品特性に応じた生産ラインの構築を図っております。

(2)官能検査技術

 官能検査とは、人が目で見て良否を判断する検査のことであります。

 各種製品は、顧客毎に異なる品質基準に沿って、欠点の位置や大きさから良否判断を行う必要があります。これは、欠点となる要素の種類が多く、品種によってその見え方や判断の方法が変わるためであり、機械検査では対応が困難なためであります。

 当社グループでは、検査工程に官能検査を導入することで、顧客の多種多様なニーズへの対応を図るとともに官能検査技術の向上に努めております。

(3)多能工教育

 当社グループでは、生産面、品質面の向上及び労務費の低減を図ることを目的として、従業員一人一人の総合的な生産能力の付加価値を高め、各事業部のあらゆる工程を担当できるよう、多能工教育を行っております。

2.タッチパネルセンサー基板

 タッチパネルの主要部材で主に、カバーガラス・センサーガラス・センサーフィルム等で構成されており、これらをOCA(光学用透明接着材)を使って貼合して生産しております。

 

 

[事業系統図]

以上に述べた事項を事業系統図によって示すと以下のとおりであります。

0101010_001.png

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業内容

議決権の所有割合又は被所有割合(%)

関係内容

親会社

 

 

 

 

 

フォローウインド株式会社(注)1

兵庫県

姫路市

10百万円

有価証券の運用・売買・保有

自然エネルギー等による発電事業

被所有

42.33

役員の兼任1名

製品の販売等

連結子会社

 

 

 

 

 

フジプレ販売株式会社(注)2

兵庫県

たつの市

305百万円

環境住空間及びエンジニアリング部門

91.6

役員の兼任2名

当社製品(太陽電池モジュール等)の販売業務、物流業務等

プレマテック株式会社(注)4

長野県

茅野市

50百万円

環境住空間及びエンジニアリング部門

100.0

役員の兼任2名

機械装置の製造委託等

(注)1.議決権の被所有割合は50%以下ですが、支配力基準により親会社としております。

2.特定子会社に該当しております。

3.連結子会社の「主要な事業内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

4.プレマテック株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等   (1)売上高     2,358,943千円

(2)経常利益     486,833千円

(3)当期純利益    458,226千円

(4)純資産額    1,549,913千円

(5)総資産額    3,227,880千円

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

(令和5年3月31日現在)

セグメントの名称

従業員数(人)

精密貼合及び高機能複合材部門

91

57

環境住空間及びエンジニアリング部門

140

30

全社(共通)

42

2

合計

273

89

(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートは8時間換算)は年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2. 全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない技術本部、営業本部及び管理本部等に所属しているものであります。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

(令和5年3月31日現在)

従業員数(人)

平均年齢

平均勤続年数

平均年間給与(円)

175

84

34.1

8.9

4,665,977

 

セグメントの名称

従業員数(人)

精密貼合及び高機能複合材部門

91

57

環境住空間及びエンジニアリング部門

42

25

全社(共通)

42

2

合計

175

84

(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートは8時間換算)は年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3. 全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない技術本部、営業本部及び管理本部等に所属しているものであります。

 

(3)労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

提出会社及び連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

3【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、ここに記載されたものが当社グループに関するすべてのリスクを網羅したものではありません。

(1)当社グループの事業環境について

① 商品市場の動向変化に伴うリスク

 当社グループの主力製品である液晶ディスプレイ用部材及びタッチパネルセンサー基板は、ディスプレイ市場の動向により需要が変動いたします。当社グループでは、急激な需要の増減に耐え得る生産ラインの構築に取組んでおりますが、想定を上回る変動が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。そのため、当社では市場動向に十分注意を払っております。

② 特定の製品依存リスク

 当社グループの売上高は、ディスプレイ関連商品の比重が高くなっており、当該商品の売上高が大きく減少した場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。その中でも車載関連向け商品の比率が上昇しており、世界的な半導体不足の影響による車両製造台数減少の影響を受ける可能性があります。今後、売上高の多様化に向けて研究開発等に注力を行ってまいります。

③ 原材料の調達リスク

 当社グループの使用する原材料についても、クロスボーダーでの調達が増加しております。このため、世界的な景気動向あるいは原油価格等のエネルギー価格等の影響を受けるおそれがあるため、調達ルートの多様化を推し進めておりますが、想定を上回る困難が生じた場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。

④ 製品の品質に関するリスク

 当社グループは、グループを挙げて製品の品質維持・管理に取組んでおりますが、万一、製造物責任に関わる製品事故が発生した場合、賠償費用の発生により、当社グループの経営成績に大きな影響を及ぼす可能性があります。そのため、品質マネジメント委員会の設置、契約内容の精査、保険での対応等不測の事態に備えております。

⑤ 災害によるリスク

 当社グループの主力製品生産拠点は、姫路市、たつの市等兵庫県西播地域に集中しており、地震や停電その他の災害が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。そのため、災害情報あるいはハザードマップ等について最新の情報を入手し、災害への備えを怠らないよう準備対応を行っております。

⑥ 感染症リスク

 インフルエンザや新型コロナウイルス等の感染症が拡大した場合、当社グループ、取引先における事業活動の制限等の影響により、当社グループの業績等に影響が生じる可能性があります。当社グループとしましては、十分な予防措置を講じ、従業員の安全と企業の生産性の両立に努めてまいります。

(2)特許権等の取得方針について

 当社グループの内製生産技術は、設立以来、永年の経験に基づき構築してきた技術でありますが、特許権等の取得には馴染まない技術が多く含まれております。特許を取得した場合、生産方法が推定され、生産工程を模倣される危険性があります。

 当社グループでは、現在のところ、精密貼合技術等を中心とした内製生産技術に関する特許権等の取得は不要であると考えており、これらの生産技術の外部流出防止策として、従業員との機密保持契約の締結、生産工程の外部遮断等、技術全体のブラックボックス化を行っております。
 

5【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

 

2【主要な設備の状況】

当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりであります。

(1)提出会社

令和5年3月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の
内容

帳簿価額(千円)

従業

員数

(人)

建物及び構築物

機械装置
及び運搬具

土地

リース

資産

建設
仮勘定

その他

合計

面積(㎡)

金額

本社

(兵庫県姫路市)

全社(共通)

管理施設

138,504

66,607

7,194.61

333,079

3,505

17,910

559,608

42

(2)

姫路工場

(兵庫県姫路市)

精密貼合及び高機能複合材部門

環境住空間及びエンジニアリング部門

生産設備

418,608

7,388

22,641.58

1,045,158

632

52

1,471,840

18

(18)

播磨テクノポリス光都工場/研究所

(兵庫県たつの市)

精密貼合及び高機能複合材部門

生産設備

370,372

682,763

16,576.24

450,000

49,889

6,836

1,559,860

91

(57)

播磨テクノポリス光都工場/研究所敷地内PV工場

(兵庫県たつの市)

環境住空間及びエンジニアリング部門

生産設備

437,514

11,325

30,114.74

438,251

342

887,434

24

(7)

播磨テクノポリス光都工場/研究所敷地内新工場

(兵庫県たつの市)

精密貼合及び高機能複合材部門

生産設備

1,814,069

168,652

20,130.65

255,072

2,237,794

(-)

(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であります。

2.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートは8時間換算)は年間の平均人員を( )外数で記載しております。

 

(2)国内子会社

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の
内容

帳簿価額(千円)

従業

員数

(人)

建物及び構築物

機械装置
及び運搬具

土地

リース

資産

建設
仮勘定

その他

合計

面積(㎡)

金額

プレマテック株式会社

(長野県茅野市)

環境住空間及びエンジニアリング部門

生産設備

617,260

22,706

15,119.47

193,473

697

2,211

836,350

73

(2)

(注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であります。

2.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(パートは8時間換算)は年間の平均人員を( )外数で記載しております。

 

(3)在外子会社

在外子会社はありません。

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

105,000,000

105,000,000

①【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

②【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

令和5年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他

の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

1

25

35

19

10

5,722

5,812

所有株式数

(単元)

158

6,650

167,732

3,551

53

119,621

297,765

9,900

所有株式数の

割合(%)

0.05

2.23

56.33

1.19

0.03

40.17

100.00

(注)1.自己株式1,211,561株は、「個人その他」欄に12,115単元及び「単元未満株式の状況」欄に61株を含めて記載しております。

2.「その他の法人」欄には、証券保管振替機構名義の株式が6単元含まれております。

 

(6)【大株主の状況】

 

 

令和5年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

フォローウインド株式会社

兵庫県姫路市夢前町菅生澗1355

12,092

42.31

松本倫長

兵庫県姫路市

2,441

8.54

松本庄藏

兵庫県尼崎市

1,854

6.48

東レ株式会社

東京都中央区日本橋室町2丁目1-1

1,560

5.45

日亜化学工業株式会社

徳島県阿南市上中町岡491-100

1,425

4.98

リンテック株式会社

東京都板橋区本町23-23

865

3.02

ジェイアンドエム株式会社

兵庫県姫路市飾西274番地の17

475

1.66

藤田和也

兵庫県姫路市

258

0.90

津田鉄也

大阪府高槻市

250

0.87

立花証券株式会社

東京都中央区日本橋茅場町1丁目13番14号

193

0.67

21,415

74.94

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(令和4年3月31日)

当連結会計年度

(令和5年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

3,526,502

3,747,051

受取手形、売掛金及び契約資産

※1 4,025,865

※1 3,680,348

商品及び製品

1,479

2,779

仕掛品

770,441

669,003

原材料及び貯蔵品

391,448

303,991

その他

45,452

29,711

貸倒引当金

441,075

387,525

流動資産合計

8,320,114

8,045,361

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物(純額)

※2 4,003,254

※2 3,798,467

機械装置及び運搬具(純額)

※2 975,809

※2 992,007

土地

2,727,563

2,715,036

リース資産(純額)

※2 13,210

※2 1,330

建設仮勘定

289,066

53,394

その他(純額)

※2 27,353

※2 27,969

有形固定資産合計

8,036,258

7,588,207

無形固定資産

 

 

その他

8,948

5,080

無形固定資産合計

8,948

5,080

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

※3 879,843

※3 902,658

差入保証金

26,313

25,257

退職給付に係る資産

42,630

35,591

繰延税金資産

140,632

179,288

その他

55,931

55,935

貸倒引当金

4,662

2,662

投資その他の資産合計

1,140,687

1,196,069

固定資産合計

9,185,893

8,789,356

資産合計

17,506,008

16,834,718

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(令和4年3月31日)

当連結会計年度

(令和5年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

1,977,341

1,444,042

短期借入金

2,640,000

2,510,000

1年内償還予定の社債

28,000

28,000

1年内返済予定の長期借入金

992,178

465,436

リース債務

2,002

1,298

未払金

185,769

55,665

未払法人税等

168,808

129,007

未払消費税等

70,774

95,496

賞与引当金

35,707

36,445

製品保証引当金

110,529

80,922

その他

※4 115,190

※4 155,174

流動負債合計

6,326,303

5,001,487

固定負債

 

 

社債

388,000

360,000

長期借入金

1,622,570

1,777,162

リース債務

1,482

188

退職給付に係る負債

43,096

45,525

繰延税金負債

106,239

77,748

その他

32,973

32,973

固定負債合計

2,194,361

2,293,598

負債合計

8,520,665

7,295,085

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

2,000,007

2,000,007

資本剰余金

2,440,803

2,440,803

利益剰余金

5,279,126

5,814,804

自己株式

863,930

863,930

株主資本合計

8,856,007

9,391,685

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

9,497

27,683

その他の包括利益累計額合計

9,497

27,683

非支配株主持分

119,838

120,264

純資産合計

8,985,343

9,539,633

負債純資産合計

17,506,008

16,834,718

【連結損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 令和3年4月1日

 至 令和4年3月31日)

当連結会計年度

(自 令和4年4月1日

 至 令和5年3月31日)

売上高

※1 19,235,112

※1 16,419,888

売上原価

※2,※4 17,359,242

※2,※4 14,406,076

売上総利益

1,875,869

2,013,811

販売費及び一般管理費

※3,※4 1,171,379

※3,※4 1,159,070

営業利益

704,489

854,741

営業外収益

 

 

受取利息及び配当金

11,238

17,200

為替差益

7,299

6,160

助成金収入

4,661

3,065

投資有価証券売却益

14

固定資産賃貸料

5,156

5,738

その他

12,130

8,681

営業外収益合計

40,501

40,846

営業外費用

 

 

支払利息

19,719

17,308

社債発行費

4,674

その他

6,778

3,598

営業外費用合計

31,173

20,906

経常利益

713,817

874,682

特別利益

 

 

固定資産売却益

※5 1,049

特別利益合計

1,049

特別損失

 

 

固定資産除却損

※6 27,745

投資有価証券評価損

2,534

減損損失

※7 12,526

特別損失合計

30,279

12,526

税金等調整前当期純利益

684,587

862,155

法人税、住民税及び事業税

233,703

230,957

法人税等調整額

10,299

76,354

法人税等合計

244,003

154,602

当期純利益

440,584

707,552

非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△)

3,303

425

親会社株主に帰属する当期純利益

443,887

707,127

1.報告セグメントの概要

  当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

  当社は、技術の系列及び類似市場別のセグメントから構成されており、「精密貼合及び高機能複合材部門」及び「環境住空間及びエンジニアリング部門」の2つを報告セグメントとしております。

  「精密貼合及び高機能複合材部門」は、タッチパネルセンサー基板、液晶ディスプレイ用部材等の生産を行っております。

  「環境住空間及びエンジニアリング部門」は、太陽電池モジュール、太陽光発電システム関連商品、断熱用・飛散防止用のフィルムラミネートガラスの製造・販売、梱包・包装資材の販売、物流関係業務及びメカトロニクス事業を行っております。

①【貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(令和4年3月31日)

当事業年度

(令和5年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

2,334,940

2,299,439

受取手形

366,879

511,751

売掛金

※1 2,087,479

※1 1,582,348

契約資産

62,691

28,900

商品及び製品

1,579

2,879

仕掛品

645,452

547,452

原材料及び貯蔵品

334,134

230,988

前払費用

3,431

2,674

未収入金

※1 9,627

※1 7,729

その他

※1 2,236

※1 2,771

流動資産合計

5,848,453

5,216,936

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

3,300,902

3,151,159

構築物

33,271

27,909

機械及び装置

870,571

912,397

車両運搬具

30,383

24,339

工具、器具及び備品

20,637

25,141

土地

2,521,563

2,521,563

リース資産

11,989

632

建設仮勘定

289,066

53,394

有形固定資産合計

7,078,386

6,716,538

無形固定資産

 

 

電話加入権

2,225

2,225

その他

97

13

無形固定資産合計

2,322

2,239

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

375,608

387,014

関係会社株式

1,253,837

1,253,837

関係会社出資金

120,000

120,000

繰延税金資産

95,559

89,087

差入保証金

24,590

23,518

その他

88,178

83,995

貸倒引当金

4,662

2,662

投資その他の資産合計

1,953,111

1,954,791

固定資産合計

9,033,820

8,673,569

資産合計

14,882,274

13,890,505

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(令和4年3月31日)

当事業年度

(令和5年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形

659,769

320,981

買掛金

※1 718,451

※1 703,062

短期借入金

1,800,000

1,800,000

1年内返済予定の長期借入金

869,850

380,004

リース債務

1,437

733

未払金

107,078

24,639

未払費用

40,769

40,739

未払法人税等

166,369

21,166

未払消費税等

67,783

48,716

契約負債

1,834

900

預り金

3,568

3,585

賞与引当金

12,096

12,198

流動負債合計

4,449,007

3,356,725

固定負債

 

 

社債

300,000

300,000

長期借入金

※1 2,396,642

※1 2,409,974

リース債務

729

資産除去債務

32,513

32,513

固定負債合計

2,729,885

2,742,487

負債合計

7,178,892

6,099,213

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

2,000,007

2,000,007

資本剰余金

 

 

資本準備金

2,436,668

2,436,668

その他資本剰余金

4,135

4,135

資本剰余金合計

2,440,803

2,440,803

利益剰余金

 

 

その他利益剰余金

 

 

別途積立金

3,000,000

3,000,000

繰越利益剰余金

1,112,054

1,200,107

利益剰余金合計

4,112,054

4,200,107

自己株式

863,930

863,930

株主資本合計

7,688,935

7,776,988

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

14,446

14,303

評価・換算差額等合計

14,446

14,303

純資産合計

7,703,382

7,791,292

負債純資産合計

14,882,274

13,890,505

②【損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(自 令和3年4月1日

 至 令和4年3月31日)

当事業年度

(自 令和4年4月1日

 至 令和5年3月31日)

売上高

※1 17,063,007

※1 13,807,184

売上原価

※1 15,590,407

※1 12,515,249

売上総利益

1,472,600

1,291,934

販売費及び一般管理費

※1,※2 890,760

※1,※2 922,914

営業利益

581,840

369,020

営業外収益

 

 

受取利息及び受取配当金

5,262

8,933

有価証券利息

3,600

3,600

助成金収入

3,024

27

投資有価証券売却益

14

固定資産賃貸料

※1 5,902

※1 5,902

その他

15,313

10,287

営業外収益合計

33,116

28,751

営業外費用

 

 

支払利息

9,536

9,030

社債利息

6

456

社債発行費

4,674

その他

251

1,899

営業外費用合計

14,468

11,385

経常利益

600,488

386,385

特別損失

 

 

固定資産除却損

27,745

投資有価証券評価損

2,534

特別損失合計

30,279

税引前当期純利益

570,209

386,385

法人税、住民税及び事業税

232,761

120,347

法人税等調整額

37,103

6,535

法人税等合計

195,658

126,883

当期純利益

374,550

259,502