三菱鉛筆株式会社

MITSUBISHI PENCIL CO.,LTD.
品川区東大井五丁目23番37号
証券コード:79760
業界:その他製品
有価証券報告書の提出日:2023年3月30日

(1)連結経営指標等

 

回次

第144期

第145期

第146期

第147期

第148期

決算年月

2018年12月

2019年12月

2020年12月

2021年12月

2022年12月

売上高

百万円

62,498

62,034

55,180

61,894

68,997

経常利益

百万円

9,283

7,580

5,988

8,309

10,128

親会社株主に帰属する

当期純利益

百万円

5,778

4,436

3,794

5,658

6,951

包括利益

百万円

1,966

5,001

3,190

7,803

10,421

純資産額

百万円

89,151

90,849

91,855

97,673

105,002

総資産額

百万円

116,882

118,644

114,882

123,792

130,801

1株当たり純資産額

1,530.20

1,581.60

1,604.90

1,715.15

1,874.99

1株当たり当期純利益

100.31

77.84

67.57

100.96

125.73

潜在株式調整後1株当たり

当期純利益

自己資本比率

74.9

75.2

78.4

77.5

78.8

自己資本利益率

6.6

5.0

4.2

6.1

7.0

株価収益率

21.7

21.0

20.4

12.0

11.4

営業活動による

キャッシュ・フロー

百万円

6,102

10,030

4,735

8,369

7,281

投資活動による

キャッシュ・フロー

百万円

6,876

3,405

4,555

3,936

1,645

財務活動による

キャッシュ・フロー

百万円

3,114

3,291

3,913

2,754

3,895

現金及び現金同等物の期末残高

百万円

42,704

45,899

42,078

44,498

47,098

従業員数

3,212

3,124

2,955

2,816

2,708

[外、平均臨時雇用者数]

[501]

[475]

[466]

[433]

[409]

 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、当連結会計年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

(2)提出会社の経営指標等

 

回次

第144期

第145期

第146期

第147期

第148期

決算年月

2018年12月

2019年12月

2020年12月

2021年12月

2022年12月

売上高

百万円

47,406

47,756

40,129

45,507

49,138

経常利益

百万円

6,170

5,876

3,411

6,692

6,947

当期純利益

百万円

4,196

3,987

2,224

5,096

5,221

資本金

百万円

4,497

4,497

4,497

4,497

4,497

発行済株式総数

64,286,292

64,286,292

64,286,292

64,286,292

63,286,292

純資産額

百万円

66,647

67,836

67,047

70,506

74,304

総資産額

百万円

90,765

92,796

86,889

93,551

96,386

1株当たり純資産額

1,119.96

1,156.54

1,148.43

1,210.30

1,296.04

1株当たり配当額

29.00

30.00

31.00

32.00

35.00

(内1株当たり中間配当額)

(14.00)

(15.00)

(15.50)

(16.00)

(16.50)

1株当たり当期純利益

70.10

67.30

38.08

87.30

90.59

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

自己資本比率

73.4

73.1

77.2

75.4

77.1

自己資本利益率

6.2

5.9

3.3

7.4

7.2

株価収益率

31.0

24.3

36.1

13.9

15.8

配当性向

41.4

44.6

81.4

36.7

38.6

従業員数

572

594

591

578

566

[外、平均臨時雇用者数]

[168]

[165]

[161]

[155]

[157]

株主総利回り

89.2

68.8

59.4

54.0

64.4

(比較指標:配当込みTOPIX)

(84.0)

(99.2)

(106.6)

(120.2)

(117.2)

最高株価

2,611

2,387

1,708

1,721

1,580

最低株価

1,759

1,490

1,021

1,170

1,142

 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.第144期の1株当たり配当額29円には、「uni(ユニ)」発売60周年記念配当金1円を含んでおります。

3.第147期の1株当たり配当額32円には、創業135年記念配当金1円を含んでおります。

4.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所(プライム市場)におけるものであり、それ以前は東京証券取引所(市場第一部)におけるものであります。

5.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当事業年度の期首から適用しており、当事業年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

2【沿革】

1887年

 

眞崎鉛筆製造所として東京都四谷区内藤新宿1番地において創業。

1903年

 

1916年

逓信省指定商品として採用された、局用鉛筆1号、2号、3号の三種の鉛筆を表徴する商標として

「三菱

0101010_001.png

」のマークを登録。

品川区大井町に工場を新設移転。

1925年4月

大和鉛筆株式会社と合併し、眞崎大和鉛筆株式会社設立。

1940年5月

子安工場新設。(現・横浜事業所)

1944年12月

小松工場新設。(現・山形工場)

1952年6月

商号と商品名の統一を図るため、眞崎大和鉛筆株式会社の社名を三菱鉛筆株式会社と改称。

1962年9月

東京証券取引所市場第二部に上場。

1965年1月

藤岡工場新設。(現・群馬工場)

1967年9月

大阪支店設置。

1972年5月

東京証券取引所市場第一部に指定替え。

1975年3月

株式会社ホビーラホビーレ設立。(現・連結子会社)

1977年6月

MITSUBISHI PENCIL CORP.,OF AMERICA設立。(現・連結子会社)

1979年2月

ユニ工業株式会社設立。(現・連結子会社)

1983年11月

本社社屋竣工。

1984年10月

MITSUBISHI PENCIL CO.U.K.LTD.設立。(現・連結子会社)

1986年4月

創業100年を迎える。

1990年5月

イギリスROYAL SOVEREIGN LTD.買収。

1990年6月

山形三菱鉛筆精工株式会社設立。(現・連結子会社)

1996年12月

MITSUBISHI PENCIL CO(S.E.A.)PTE.LTD.設立。(現・連結子会社)

1997年11月

MITSUBISHI PENCIL ESPAÑA,S.A.設立。(現・連結子会社)

1998年3月

台湾三菱鉛筆股份有限公司設立。(現・連結子会社)

1998年12月

MITSUBISHI PENCIL(AUSTRALIA)PTY.LTD.設立。(現・連結子会社)

2000年11月

MITSUBISHI PENCIL VIETNAM CO., LTD.設立。(現・連結子会社)

2001年12月

株式会社永江印祥堂買収。(現・連結子会社)

2002年5月

イギリスROYAL SOVEREIGN LTD.売却。

2002年7月

大阪支店閉鎖。

2003年5月

三菱鉛筆関西販売株式会社設立。(現・連結子会社)

2003年6月

三菱鉛筆東京販売株式会社(現・連結子会社)が、三菱鉛筆西関東販売株式会社を合併。

2004年3月

三菱鉛筆商務(香港)有限公司設立。(現・連結子会社)

2004年5月

三菱鉛筆中国販売株式会社設立。(現・連結子会社)

2005年1月

上海新華菱文具制造有限公司設立。(現・連結子会社)

2007年6月

2010年11月

深圳新華菱文具制造有限公司設立。(現・連結子会社)

三菱鉛筆貿易(上海)有限公司設立。(現・連結子会社)

2011年11月

三菱鉛筆岡山香川販売株式会社買収。

2012年4月

MITSUBISHI PENCIL(THAILAND)CO., LTD.設立。(現・連結子会社)

2012年5月

MITSUBISHI PENCIL EUROPE SAS 設立。(現・連結子会社)

2013年7月

健亨万豊文具塑胶(深圳)有限公司設立。(現・連結子会社)

2014年7月

三菱鉛筆関西販売株式会社(現・連結子会社)が、三菱鉛筆岡山香川販売株式会社を合併。

2016年4月

MITSUBISHI PENCIL France SA 買収。(現・連結子会社)

2016年10月

三菱鉛筆中部販売株式会社(現・連結子会社)が中部産業株式会社より事業の譲受。

2018年8月

新本社社屋を竣工し、横浜事業所の研究開発、生産管理などの一部組織を新本社に集約。

2019年1月

uni Mitsubishi Pencil North America,Inc.設立。(現・連結子会社)

uni-ball Corporation 設立。(現・連結子会社)

2021年3月

横浜ロジスティクスセンター竣工。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行。

3【事業の内容】

 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、子会社46社で構成され、筆記具及び筆記具周辺商品事業とその他の事業を行っております。

 当社グループの事業内容と、当社と関係会社の当該事業に係るセグメントの位置づけは次のとおりであります。

 以下は、セグメント別に記載しております。

(1)筆記具及び筆記具周辺商品事業

 筆記具及び筆記具事業で培った技術を転用した化粧品等の筆記具周辺商品の製造及び販売を行っております。

製造会社(国内)

主な製造会社は、㈱ユニ、山形三菱鉛筆精工㈱、ユニポリマー㈱であります。

製造会社(海外)

主な製造会社は、深圳新華菱文具制造有限公司、MITSUBISHI PENCIL VIETNAM CO., LTD.であります。

販売会社(国内)

三菱鉛筆東京販売㈱、三菱鉛筆関西販売㈱、三菱鉛筆九州販売㈱をはじめとする国内の販売会社が販売を行っております。

販売会社(海外)

uni-ball Corporation 、MITSUBISHI PENCIL KOREA SALES CO.,LTD.、三菱鉛筆貿易(上海)有限公司、MITSUBISHI PENCIL France SAをはじめとする海外の販売会社が販売を行っております。

(2)その他の事業

 主な事業は、ユニ工業㈱による粘着テープ事業及び㈱ホビーラホビーレによる手工芸品事業を行っております。

 事業の系統図は次のとおりであります。

0101010_002.png

 

(注)MITSUBISHI PENCIL CO.,(HONG KONG)LTD.は清算しました。

 

4【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業の内容

議決権の所有割合又は被所有割合

(%)

関係内容

役員の兼任

資金援助

(百万円)

営業上の

取引

設備の

賃貸借

当社役員

(名)

当社従業員(名)

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

㈱ホビーラホビーレ(注)6

東京都

品川区

20

その他の事業

100.0

2

建物

ユニ工業㈱

東京都

品川区

50

その他の事業

100.0

2

1

当社仕様

製品の製造

建物

山形三菱鉛筆精工㈱
(注)2,6

東京都

品川区

20

筆記具及び筆記具周辺商品事業

100.0

3

2

当社仕様

製品の製造

土地

建物

ユニポリマー㈱

(注)3,6

東京都

品川区

10

筆記具及び筆記具周辺商品事業

100.0

(100.0)

3

2

当社仕様

製品の製造

土地

建物

三菱鉛筆東京販売㈱

 (注)2、3、4、6

東京都

品川区

18

筆記具及び筆記具周辺商品事業

99.5

(33.5)

3

1

当社製品の卸売販売

土地

建物

三菱鉛筆関西販売㈱
(注)3,6

大阪府

大阪市

西区

15

筆記具及び筆記具周辺商品事業

100.0

(50.0)

3

当社製品の卸売販売

建物

三菱鉛筆中部販売㈱

(注)6

愛知県

名古屋市

中村区

10

筆記具及び筆記具周辺商品事業

100.0

3

1

当社製品の卸売販売

三菱鉛筆九州販売㈱
(注)3

福岡県

福岡市

博多区

20

筆記具及び筆記具周辺商品事業

71.9

(23.9)

2

当社製品の卸売販売

MITSUBISHI PENCIL
KOREA SALES CO., LTD.

(注)5

韓国

ソウル

千ウォン

500,000

筆記具及び筆記具周辺商品事業

50.0

2

1

当社製品の卸売販売

三菱鉛筆貿易(上海)

有限公司

中国

上海

千人民元

6,660

筆記具及び筆記具周辺商品事業

100.0

3

当社製品の卸売販売

MITSUBISHI PENCIL

France SA

フランス

ブローニュ=ビヤンクール

千ユーロ

1,615

筆記具及び筆記具周辺商品事業

100.0

3

当社製品の卸売販売

uni-ball Corporation

(注)3

米国

イリノイ

千米ドル

2,999

筆記具及び筆記具周辺商品事業

100.0

(100.0)

1

1

当社製品の卸売販売

uni Mitsubishi Pencil

North America,Inc.

米国

デラウェア

千米ドル

3,000

筆記具及び筆記具周辺商品事業

100.0

2

1,327

MITSUBISHI PENCIL
VIETNAM CO., LTD.

ベトナム

ハノイ

千米ドル

3,575

筆記具及び筆記具周辺商品事業

100.0

2

2

当社仕様

製品の製造

上海申楷菱文具有限公司(注)6

中国

上海

千人民元

7,727

筆記具及び筆記具周辺商品事業

100.0

2

1

当社仕様

製品の製造

深圳新華菱文具制造

有限公司(注)6

中国

深圳

千人民元

1,000

筆記具及び筆記具周辺商品事業

100.0

2

2

当社仕様

製品の製造

その他28社

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 (注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.特定子会社に該当します。

3.議決権の所有割合の( )内は、間接所有の割合で内数であります。

 

4.三菱鉛筆東京販売㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等 (1)売上高      8,799百万円

(2)経常利益      334百万円

(3)当期純利益     217百万円

(4)純資産額     3,292百万円

(5)総資産額     5,038百万円

5.持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としたものであります。

6.上記の役員の兼任等で、当社役員には当社の役員及び委任型執行役員を含んでおります。

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2022年12月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

筆記具及び筆記具周辺商品事業

2,619

(294)

その他の事業

89

(115)

合計

2,708

(409)

(注) 従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員、季節工を含む。)は、年間の平均人員を(  )外数で記載しております。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2022年12月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

566

(157)

41.6

18.2

7,616,856

(注)1.従業員数は就業人員(当社からの社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、臨時雇用者数(定年退職後再雇用の契約社員、パート含む。)は、( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。

2.平均年間給与は賞与及び基準外賃金が含まれております。

3.すべての従業員は筆記具及び筆記具周辺商品事業に関与しております。

(3)労働組合の状況

 労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に運営され特記すべき事項はありません。

2【事業等のリスク】

 当社グループの経営成績、財政状態に大きな影響を及ぼす可能性のあるリスクには次のようなものがあります。なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末において当社グループが判断したものであります。

①為替等のリスク

当社グループの当連結会計年度の売上高に占める米国、アジア、欧州、中近東、オセアニアなど海外市場に対する売上高は50.9%であります。これらの国々との取引におきましては大部分が外貨建ての決済を行っており、外貨建て取引は為替の変動リスクを負っております。これらの取引では先物為替予約などによるヘッジ策を講じておりますが、それにより完全に為替リスクが回避される保障はありません。同様に、樹脂材や板材といった当社製品に使用する輸入部材は日本円以外の通貨で決済しております。そのため、今後当社の予測を超える範囲で為替が変動した場合などは、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

②カントリーリスク

当社グループは、米国、アジア、欧州、中近東、オセアニアなど世界各国において販売事業を、アジアにおいて製造事業を展開しております。当社グループでは、これらの国のカントリーリスクを事前に調査、察知して対処するよう努力しておりますが、予測できない急激な政治的・経済的変動、あるいは租税制度、法律、規制などの大幅な改定、テロ・戦争の勃発、感染症などによる社会混乱は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

③新製品開発

当社グループの主たる事業である筆記具の市場におきましては、新製品の開発、発売が当社グループの将来の成長を支える大きな要因であると考えており、付加価値の高い魅力的な新製品を継続的に開発する体制を整えております。しかしながら、今後ますます市場のニーズは多様化し、商品サイクルが短縮化することが予想され、市場ニーズにあった魅力的な新製品をタイムリーに開発、発売することができない場合には、将来の成長性と収益性に影響を与える可能性があります。

④資産の減損

 当社グループでは筆記具等の生産のための設備を保有しておりますが、急激な売上げの減少などで生産数量が大幅に減少した場合にはこれらの有形固定資産の収益性が悪化いたします。また、当社グループでは時価のある有価証券を保有しておりますが、株式相場が大幅に下落した場合には、明らかに回復見込みがある場合を除いて減損処理を行います。これら資産の減損処理は、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

⑤情報システム

当社グループは、重要な情報の紛失、誤用改ざん等を防止するため、情報システムに対して適切なセキュリティを実施しております。しかしながら、停電、災害、ソフトウェアや情報機器の欠陥、停止、一時的な混乱、内部情報の紛失、改ざんなどのリスクがあります。このような事象が事業活動に支障をきたした場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

⑥棚卸資産

 当社グループでは、「棚卸資産の評価に関する会計基準」を適用しており、販売目的の棚卸資産の収益性を期末において評価し、収益性が低下していると判断される場合には評価損を計上することになります。このため、当社グループの棚卸資産について、市場環境の急激な変化や消費者ニーズの変化により収益性が低下していると判断し評価損を計上する場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

⑦原材料等の調達や費用の高騰

 当社グループは、主な原材料として原油価格の影響を強く受ける樹脂材、需給バランスに加えて原産地国の資源政策、環境政策の影響を受ける金属材や板材を使用しております。これらの原材料が予期せぬ経済的あるいは政治的な事情により、予定していた単価で安定的に調達できなくなった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。現在の原油価格や物流費の高騰が更に長期化する場合は当社グループの総利益や営業利益に影響を与える可能性があります。

⑧法規制

当社グループが行っている事業は、国内外の関連法規制を受け、その規制内容には保安安全に係るもの、環境や化学物質に係るもの、その他事業活動に関するものなど様々なものがあります。当社グループは、これらの法規制を遵守し、種々の事業活動を行っておりますが、将来的に法規制の大幅な変更や規制強化が行われた場合は、当社グループの活動の制限やコストの増加につながり、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

 

⑨自然災害

当社グループは、東京に本社機能を持ち、神奈川県、群馬県、山形県及び栃木県に生産及び研究拠点があります。また、中国やベトナムにも生産拠点を有しております。当該地域において地震、洪水、台風、津波を始めとする大規模自然災害や感染症などによるパンデミック等が発生した場合、本社機能の麻痺や生産及び研究活動が停止する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

なお、現在の新型コロナウイルス感染症の世界的な流行が長期化した場合、企業活動や個人の行動範囲が制限されることにより、当社グループにおける製造、販売活動等に影響が生じる可能性があります。当社グループでは、感染予防対策として、継続して在宅勤務やオンライン会議の活用等を推進して、引き続き感染予防対策の徹底に努めてまいります。

 

4【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

2【主要な設備の状況】

 当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。

(1)提出会社

 

 

 

 

 

 

2022年12月31日現在

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額

従業員(人)

建物及び

構築物

(百万円)

機械装置及

び運搬具

(百万円)

土地

(百万円)

(面積㎡)

その他

(百万円)

合計

(百万円)

横浜事業所

(神奈川県横浜市神奈川区)

筆記具及び筆記具周辺商品事業

ボールペン・シャープ製造設備及び物流倉庫設備

2,791

259

16

136

3,204

15

(16,452)

[14]

群馬工場

(群馬県藤岡市)

筆記具及び筆記具周辺商品事業

替芯・サインペン製造及び研究開発設備

4,041

1,369

471

98

5,982

199

(55,635)

[72]

山形工場

(山形県東置賜郡)

筆記具及び筆記具周辺商品事業

鉛筆・ボールペン製造設備

95

165

83

0

344

(11,526)

[-]

本社他

(東京都品川区他)

筆記具及び筆記具周辺商品事業

統括業務施設及び研究開発設備

6,464

1

1,002

191

7,660

352

(12,847)

[71]

貸与資産他

(山形県東置賜郡他)

筆記具及び筆記具周辺商品事業

ボールペン製造設備・寮・社宅・

販売拠点設備

324

1,028

1,809

45

3,207

(52,536)

[-]

 (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、建設仮勘定を含めておりません。

2.貸与資産には、横浜振興㈱に対する土地1,247百万円(2,217㎡)ならびに連結子会社である山形三菱鉛筆精工㈱に対する建物及び構築物292百万円と機械装置及び運搬具861百万円、㈱ユニに対する土地382百万円(14,115㎡)が含まれております。

3.従業員数の [ ] は、臨時雇用者数を外書しております。

4.提出会社の山形工場については、連結子会社である山形三菱鉛筆精工㈱に業務委託しております。

(2)国内子会社

 

2022年12月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額

従業員(人)

建物及び構築物

(百万円)

機械装置及び運搬具

(百万円)

土地

(百万円)

(面積㎡)

その他

(百万円)

合計

(百万円)

ユニ工業㈱

栃木工場

(栃木県

下都賀郡)

その他の事業

粘着テープ塗工及びスリッター、スライサー設備

68

82

410

(19,491)

3

565

30

[8]

㈱永江印祥堂

本社

(島根県

松江市)

筆記具及び筆記具周辺商品事業

店舗

印章製造設備

23

8

5

(125)

5

43

38

[17]

 (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、建設仮勘定を含めておりません。

2.従業員数の[ ]は、臨時雇用者数を外書しております。

(3)在外子会社

 

2022年12月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額

従業員(人)

建物及び構築物

(百万円)

機械装置及び運搬具

(百万円)

土地

(百万円)

(面積㎡)

その他

(百万円)

合計

(百万円)

MITSUBISHI
PENCIL
VIETNAM
CO., LTD.

本社工場

(ベトナム

 ハノイ)

筆記具及び筆記具周辺商品事業

筆記具部品の製造設備

265

108

373

374

[-]

 (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、建設仮勘定を含めておりません。

2.従業員数の [ ] は、臨時雇用者数を外書しております。

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

257,145,168

257,145,168

①【ストックオプション制度の内容】

 該当事項はありません。

 

②【ライツプランの内容】

 該当事項はありません。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2022年12月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他

の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

23

21

255

154

10

4,788

5,251

所有株式数(単元)

263,146

1,320

154,782

51,223

40

162,017

632,528

33,492

所有株式数の割合(%)

41.60

0.21

24.47

8.10

0.01

25.61

100.00

 (注)自己株式5,954,016株は「個人その他」の欄に59,540単元及び「単元未満株式の状況」の欄に16株を含めて記載しております。

(6)【大株主の状況】

 

 

2022年12月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(百株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町二丁目11番3号

38,884

6.78

株式会社横浜銀行

横浜市西区みなとみらい三丁目1番1号

28,649

4.99

株式会社三井住友銀行

東京都千代田区丸の内一丁目1番2号

25,337

4.41

三井住友信託銀行株式会社

東京都千代田区丸の内一丁目4番1号

25,000

4.36

三菱鉛筆取引先持株会

東京都品川区東大井五丁目23番37号

24,569

4.28

大同生命保険株式会社

大阪市西区江戸堀一丁目2番1号

23,440

4.08

あいおいニッセイ同和損害保険

株式会社

東京都渋谷区恵比寿一丁目28番1号

19,030

3.31

三井住友海上火災保険株式会社

東京都千代田区神田駿河台三丁目9番地

19,030

3.31

明治安田生命保険相互会社

東京都千代田区丸の内二丁目1番1号

17,994

3.13

株式会社みずほ銀行

東京都千代田区大手町一丁目5番5号

15,400

2.68

237,334

41.39

(注)上記のほか、当社は自己株式を59,540百株保有しております。

 

 

①【連結貸借対照表】

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

44,931

48,074

受取手形及び売掛金

※4 16,567

※3,※4 16,309

棚卸資産

※1 18,831

※1 20,354

その他

2,483

1,916

貸倒引当金

1,400

281

流動資産合計

81,413

86,373

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物

23,599

23,826

減価償却累計額

8,748

9,345

建物及び構築物(純額)

※5 14,850

14,481

機械装置及び運搬具

23,493

24,717

減価償却累計額

19,754

20,735

機械装置及び運搬具(純額)

3,739

3,981

土地

※5 3,782

3,749

建設仮勘定

1,515

1,145

その他

13,477

12,698

減価償却累計額

12,732

12,077

その他(純額)

744

621

有形固定資産合計

24,633

23,980

無形固定資産

1,395

1,224

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

※2 14,175

※2 16,497

繰延税金資産

337

378

退職給付に係る資産

758

1,375

その他

※2 1,080

※2 2,252

貸倒引当金

0

1,281

投資その他の資産合計

16,350

19,222

固定資産合計

42,379

44,427

資産合計

123,792

130,801

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

※4 8,314

※4 8,070

短期借入金

※5,※8,※9 1,516

※8,※9 1,516

未払法人税等

1,849

1,207

賞与引当金

564

612

返品引当金

41

未払金

2,468

2,616

その他

2,877

3,308

流動負債合計

17,631

17,330

固定負債

 

 

長期借入金

※9 3,298

※9 2,577

繰延税金負債

474

1,669

退職給付に係る負債

3,817

3,312

役員退職慰労引当金

101

92

その他

796

814

固定負債合計

8,487

8,467

負債合計

26,119

25,798

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

4,497

4,497

資本剰余金

3,976

3,964

利益剰余金

87,708

91,838

自己株式

6,953

7,104

株主資本合計

89,229

93,195

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

4,557

6,205

為替換算調整勘定

1,793

3,197

退職給付に係る調整累計額

303

488

その他の包括利益累計額合計

6,654

9,892

非支配株主持分

1,789

1,914

純資産合計

97,673

105,002

負債純資産合計

123,792

130,801

【連結損益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

売上高

61,894

68,997

売上原価

31,226

35,044

売上総利益

30,667

33,953

販売費及び一般管理費

※1,※2 23,146

※1,※2 24,709

営業利益

7,520

9,243

営業外収益

 

 

受取利息

18

30

受取配当金

324

370

受取地代家賃

63

68

受取保険金

37

21

助成金収入

87

15

為替差益

349

423

その他

67

88

営業外収益合計

949

1,018

営業外費用

 

 

支払利息

31

28

シンジケートローン手数料

57

59

投資事業組合管理費

15

売上割引

62

その他

10

30

営業外費用合計

160

133

経常利益

8,309

10,128

特別利益

 

 

固定資産売却益

※3 102

※3 69

投資有価証券売却益

195

関係会社清算益

33

受取補償金

83

特別利益合計

381

103

特別損失

 

 

固定資産除売却損

※4 15

※4 39

投資有価証券売却損

0

投資有価証券評価損

48

4

工場再編損失

※5 341

減損損失

※6 156

※6 6

その他

33

特別損失合計

594

52

税金等調整前当期純利益

8,095

10,180

法人税、住民税及び事業税

2,546

2,692

法人税等調整額

364

388

法人税等合計

2,182

3,081

当期純利益

5,912

7,098

非支配株主に帰属する当期純利益

254

146

親会社株主に帰属する当期純利益

5,658

6,951

1.報告セグメントの概要

 当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務諸表が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 当社グループは製品の種類等の類似性を基に「筆記具及び筆記具周辺商品事業」、「その他の事業」の2つを報告セグメントとしております。

 「筆記具及び筆記具周辺商品事業」は筆記具及び筆記具事業で培った技術を転用した化粧品等の筆記具周辺商品の製造及び販売を行っております。「その他の事業」は主に粘着テープの製造・販売、手工芸品の販売を行っております。

①【貸借対照表】

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2021年12月31日)

当事業年度

(2022年12月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

23,442

23,378

受取手形

※4 430

※4 359

売掛金

※2 12,888

※2 13,289

棚卸資産

※1 9,994

※1 10,104

未収入金

※2 2,408

※2 2,578

未収消費税等

1,194

906

その他

※2 502

※2 143

貸倒引当金

157

122

流動資産合計

50,704

50,638

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

14,106

13,640

構築物

93

77

機械及び装置

2,519

2,822

車両運搬具

1

0

工具、器具及び備品

601

472

土地

3,383

3,383

建設仮勘定

1,456

1,083

有形固定資産合計

22,160

21,481

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

511

430

その他

44

39

無形固定資産合計

555

469

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

14,144

16,489

関係会社株式

4,765

4,743

長期前払費用

109

73

長期貸付金

※2 690

※2 1,327

前払年金費用

742

その他

421

419

投資その他の資産合計

20,130

23,797

固定資産合計

42,847

45,748

資産合計

93,551

96,386

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(2021年12月31日)

当事業年度

(2022年12月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形

1,264

1,261

買掛金

※2 7,473

※2 7,307

短期借入金

※6,※7 1,500

※6,※7 1,500

未払金

※2 1,938

※2 1,861

未払費用

※2 848

※2 955

未払法人税等

1,370

565

賞与引当金

261

275

返品引当金

83

その他

631

529

流動負債合計

15,371

14,256

固定負債

 

 

長期借入金

※7 3,298

※7 2,577

繰延税金負債

355

1,401

退職給付引当金

3,410

3,237

その他

609

609

固定負債合計

7,673

7,825

負債合計

23,045

22,082

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

4,497

4,497

資本剰余金

 

 

資本準備金

3,582

3,582

その他資本剰余金

12

資本剰余金合計

3,594

3,582

利益剰余金

 

 

利益準備金

824

824

その他利益剰余金

 

 

固定資産圧縮積立金

480

480

別途積立金

44,585

44,585

繰越利益剰余金

18,177

20,493

利益剰余金合計

64,067

66,383

自己株式

6,212

6,363

株主資本合計

65,946

68,099

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

4,559

6,205

評価・換算差額等合計

4,559

6,205

純資産合計

70,506

74,304

負債純資産合計

93,551

96,386

②【損益計算書】

 

 

 

(単位:百万円)

 

前事業年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当事業年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

売上高

※1 45,507

※1 49,138

売上原価

※1 27,116

※1 30,088

売上総利益

18,390

19,050

販売費及び一般管理費

※1,※2 13,875

※1,※2 13,697

営業利益

4,514

5,352

営業外収益

 

 

受取利息及び配当金

1,541

881

為替差益

391

490

受取地代家賃

297

302

その他

34

32

営業外収益合計

※1 2,265

※1 1,707

営業外費用

 

 

支払利息

26

23

シンジケートローン手数料

57

59

投資事業組合管理費

15

その他

3

14

営業外費用合計

87

112

経常利益

6,692

6,947

特別利益

 

 

固定資産売却益

0

投資有価証券売却益

195

受取補償金

52

特別利益合計

247

特別損失

 

 

固定資産除売却損

10

36

投資有価証券評価損

48

4

工場再編損失

※3 341

減損損失

156

特別損失合計

556

41

税引前当期純利益

6,383

6,906

法人税、住民税及び事業税

1,455

1,323

法人税等調整額

168

361

法人税等合計

1,286

1,684

当期純利益

5,096

5,221