興研株式会社

KOKEN LTD.
千代田区四番町7番地
証券コード:79630
業界:その他製品
有価証券報告書の提出日:2023年3月29日

(1)連結経営指標等

回次

第56期

第57期

第58期

第59期

第60期

決算年月

2018年12月

2019年12月

2020年12月

2021年12月

2022年12月

売上高

(千円)

8,326,657

8,605,330

10,152,040

10,203,319

10,604,143

経常利益

(千円)

420,502

528,689

1,097,870

922,359

1,160,218

親会社株主に帰属する当期純利益

(千円)

358,873

371,610

837,662

862,372

833,112

包括利益

(千円)

370,620

347,796

795,514

874,788

1,003,939

純資産額

(千円)

9,587,187

9,796,310

10,465,670

11,113,114

11,818,745

総資産額

(千円)

18,915,638

18,338,348

19,004,153

19,600,131

20,568,000

1株当たり純資産額

(円)

1,911.51

1,956.95

2,090.67

2,220.01

2,392.01

1株当たり当期純利益

(円)

71.55

74.21

167.34

172.27

167.85

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

50.7

53.4

55.1

56.7

57.5

自己資本利益率

(%)

3.79

3.83

8.27

7.99

7.27

株価収益率

(倍)

16.39

18.25

14.01

10.53

10.05

営業活動による

キャッシュ・フロー

(千円)

490,150

1,749,796

1,373,326

655,476

618,952

投資活動による

キャッシュ・フロー

(千円)

2,207,994

24,901

606,278

147,583

184,203

財務活動による

キャッシュ・フロー

(千円)

1,084,156

1,464,964

680,147

176,251

291,979

現金及び現金同等物の

期末残高

(千円)

1,180,916

1,492,229

1,564,925

2,187,870

2,386,383

従業員数

(人)

286

282

320

297

307

[外、平均臨時雇用者数]

(166)

(162)

(166)

(172)

(168)

(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.当社は「株式給付信託(BBT)」及び「株式給付信託(J-ESOP)」を導入しており、株主資本において自己株式として計上されている「株式給付信託(BBT)」及び「株式給付信託(J-ESOP)」に残存する自社の株式は、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益の算定上、期末発行済株式総数及び期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。

3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しており、当連結会計年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

(2)提出会社の経営指標等

 

回次

第56期

第57期

第58期

第59期

第60期

決算年月

2018年12月

2019年12月

2020年12月

2021年12月

2022年12月

売上高

(千円)

8,326,657

8,605,330

9,827,767

10,160,423

10,604,143

経常利益

(千円)

408,496

513,611

890,508

852,882

1,120,997

当期純利益

(千円)

346,867

356,534

646,751

799,376

801,848

資本金

(千円)

674,265

674,265

674,265

674,265

674,265

発行済株式総数

(株)

5,104,003

5,104,003

5,104,003

5,104,003

5,104,003

純資産額

(千円)

9,591,161

9,791,197

10,300,281

10,892,610

11,441,889

総資産額

(千円)

18,828,217

18,257,404

18,763,582

19,320,928

20,103,596

1株当たり純資産額

(円)

1,912.31

1,955.93

2,057.63

2,175.96

2,315.73

1株当たり配当額

(円)

25.00

25.00

45.00

35.00

45.00

(内1株当たり中間配当額)

(円)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益

(円)

69.16

71.20

129.20

159.69

161.55

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

50.9

53.6

54.9

56.4

56.9

自己資本利益率

(%)

3.65

3.68

6.44

7.34

7.18

株価収益率

(倍)

16.96

19.02

18.15

11.36

10.44

配当性向

(%)

36.1

35.1

34.8

21.9

27.9

従業員数

(人)

237

232

236

233

232

[外、平均臨時雇用者数]

(166)

(162)

(166)

(172)

(168)

株主総利回り

(%)

53.8

63.1

109.7

87.4

83.7

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(84.0)

(99.2)

(106.6)

(120.2)

(117.2)

最高株価

(円)

2,225

1,454

4,380

2,444

1,925

最低株価

(円)

1,130

1,162

1,386

1,803

1,661

 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.株主資本において自己株式として計上されている「株式給付信託(BBT)」及び「株式給付信託(J-ESOP)」に残存する自社の株式は、1株当たり純資産額及び1株当たり当期純利益の算定上、期末発行済株式総数及び期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。

3.第58期の1株当たり配当額には、特別配当20.00円を含んでおります。

4.第59期の1株当たり配当額には、特別配当10.00円を含んでおります。

5.第60期の1株当たり配当額には、特別配当20.00円を含んでおります。

6.最高株価及び最低株価は2022年4月4日より東京証券取引所スタンダード市場におけるものであり、それ以前は東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであります。

7.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当事業年度の期首から適用しており、当事業年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

2【沿革】

1943年5月

興進会研究所の創業。

1952年2月

同所を株式会社に改組。

1963年12月

同社の製造・販売部門を分離独立し、興研株式会社を設立。埼玉県飯能市に飯能工場を新設。

1967年4月

埼玉県飯能市に飯能研究所を設置。

1968年12月

東京都保谷市(現西東京市)に保谷製作所を新設。

1976年10月

栃木県足尾町に足尾製作所を新設。

1977年1月

神奈川県二宮町に配送センターを新設。

1981年1月

コーケン防災システム株式会社を設立、労働安全衛生保護具の販売及び火事防災設備と作業環境改善設備の設計施工を同社に移管。

1984年12月

保谷製作所を埼玉県所沢市に移転し、所沢製作所として新設。

1985年6月

株式会社興進会研究所及び株式会社二宮製作所を吸収合併。

1986年12月

社団法人日本証券業協会に店頭売買銘柄として登録。

1987年7月

コーケン防災システム株式会社を吸収合併。

埼玉県狭山市に、狭山テクノヤードを新設し、飯能テクノヤードの一部を同テクノヤードに移設

(工場・製作所の呼称を全てテクノヤードに変更)。

1988年7月

狭山テクノヤード2期工事が竣工し、飯能テクノヤードの狭山テクノヤード移転が完了。

1989年8月

本社社屋を新築。

1992年3月

所沢研究所、研究棟を新築。

1997年12月

神奈川県中井町に中井テクノヤード、中井配送センターを新設し、二宮テクノヤード、二宮配送センターを同テクノヤード、同配送センターに移設。

1999年1月

ISO 9001全社認証取得。(審査登録)

1999年6月

群馬県笠懸町(現みどり市)に群馬テクノヤードを新設。

2002年1月

群馬テクノヤードISO 14001認証取得。(審査登録)

2003年6月

中井テクノヤード・中井配送センターISO 14001認証取得。(審査登録)

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場。

 2005年5月

所沢テクノヤードISO 14001認証取得。(審査登録)

 2009年9月

埼玉県嵐山町に埼玉配送センターを新設し、中井配送センターを同配送センターに移設。

 2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQ市場に上場。

 2011年3月

KOACHショールーム開設。

 2011年11月

KOKENスーパークリーンテクニカルセンター開設。

 2012年11月

 2013年1月

 2013年7月

 

 2015年6月

 2018年9月

 2022年4月

海外子会社SIAM KOKEN LTD.(現、連結子会社)をタイ王国チョンブリ県に設立。

埼玉県嵐山町に嵐山テクノヤードを新設。

大阪証券取引所と東京証券取引所の合併に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

SIAM KOKEN LTD.操業開始。

埼玉県飯能市に先進技術センターを新設。

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)から、スタンダード市場に移行。

3【事業の内容】

 当社グループは、当社及び子会社1社、関連当事者1社により構成されております。当社グループのうち、当社と本社建物等の賃貸借取引をしていた関連当事者である酒井建物㈱は2022年9月30日付で解散し、2023年2月20日に清算結了いたしました。

 当社は、マスク関連事業(防じん・防毒マスクなどの労働安全衛生保護具等)、環境関連事業(オープンクリーンシステム等)及びその他事業の製造、販売を事業内容としております。当連結会計年度より、「その他事業」に含まれていた「環境関連事業」について量的な重要性が増したため、報告セグメントとして記載する方法に変更しています。

 関連当事者(公財)酒井CHS振興財団と本社建物の一部賃貸借契約及び業務委託契約を結び、公益目的事業である労災遺児等奨学金支給事業並びに労働衛生研究助成事業の一部支援を行っております。

 事業系統図は次の通りであります。

 

0101010_001.png

 

4【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の所有

(又は被所有)

割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

SIAM KOKEN LTD.

タイ王国

チョンブリ県

千タイバーツ

150,000

マスク関連事業

100.0

 当社製品の製造

 役員の兼任 有

(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.特定子会社に該当しております。

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

当社グループ(当社及び連結子会社)の2022年12月31日現在の従業員数は、307168)人であります。

なお、同一の従業員が複数の事業に従事しているため、セグメントに関連付けての記載は行っておりません。

(注)従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2022年12月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

232

(168)

41.3

16.3

7,473,058

 (注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.平均年間給与は、税込支払給与額であり、基準外賃金及び賞与を含んでおります。

3.同一の従業員が複数の事業に従事しているため、セグメントに関連付けての記載は行っておりません。

(3)労働組合の状況

 組合はありません。

 

2【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が提出会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下の通りであります。

当社グループは、これらのリスクの発生を十分に認識したうえで、発生の回避、抑制及び発生した場合の早期対応に努めてまいります。

なお、文中における将来に関する事項は、本書の提出日現在において当社グループが判断したものです。

 

(1)研究開発について

当社グループは、研究開発型企業として『クリーン、ヘルス、セーフティ』に係わる革新性の高い製品を市場に供給することを目的に経営資源を投入しておりますが、研究開発の全てが、新製品の開発や営業収益の増加に結びつくとは限らず、また、諸事情により研究開発を中止せざるを得なくなった場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループでは、①基礎研究所(技術革新に挑むR&D拠点)、②開発部(ウォンツを具現化する設計・デザイン拠点)、③ディビジョン(顧客ウォンツのディスカバリー拠点)、④テクノヤード(高付加価値製品を生み出すマニュファクチャリング拠点)に配属された技術開発員が、部門・部署ごとに、自由で独創的な技術開発とその多方面的応用を目指した研究開発を行っております。また開発テーマごとに、複数部門・部署によるプロジェクトチームを編成して開発に当たる「マトリクス型」の研究開発体制を敷くことで、新規性、市場性、収益性を兼ね備えた新製品の開発を行うなど、当該リスクの顕在化を最小限に留める方策を継続してまいります。

 

(2)知的財産について

当社グループはオリジナリティの高い技術をベースとした製品開発について、必要な知的財産の保護手続きを行い既に特許等の知的財産権も多数保有しておりますが、その独自の技術を法的制限のみで完全に保護することには限界があり、第三者に当社グループの知的財産を用いた模倣品や類似品の製造、販売を行われた場合は、期待した収益を得られない可能性があります。また当社グループの意図に関わらず、当社グループの製品等が、第三者の知的財産を侵害する結果になった場合は損害賠償を請求される可能性があり、そうした事象が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループでは、当該リスクを回避するため、今後も知的財産権の管理を徹底してまいります。

 

(3)法規制について

当社グループの事業は、「労働安全衛生法」「医薬品医療機器等法」「製造物責任法」等の様々な法規制に関連しております。

万一、これら法規制に適合しない事象が発生した場合、製品の回収に加え当社グループが進めている事業に制限が出る可能性があります。また、新たな法規の制定や改正がなされた場合は、設備投資等の新たな費用が発生し当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループは、これら法規制の改廃等の情報収集を行うとともに、法規制を遵守すべくコンプライアンス体制並びに内部統制の強化に努めてまいります。

 

(4)品質保証・品質管理について

当社グループの製品は、過酷な環境下での使用が想定されることに加え、使用者の安全と健康を守るという目的から、より高い耐久性、信頼性が求められているため、万全な品質保証・品質管理体制の維持、強化に努めております。しかしながら万一、厚生労働省の呼吸用保護具買取り試験による不適合の指摘を予期せぬ要因で受けたり、製品の欠陥及び故障が発生したりした場合等には、回収、修理費用等の負担などにより、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループは、こうしたリスクに対し、開発段階において、先進技術センター内にあるバリデーションサイトを使用し、製品が使用される実際の現場を想定した信頼性試験を行っております。

そうした信頼性試験を経て開発された製品の品質に対し当社グループでは、社長直轄の品質に関わる独立した部門である品質保証室を設置するとともに、ISO 9001に基づく品質マネジメントシステムを構築及び維持することにより、万全な品質保証体制を取っています。そして品質保証室は、各テクノヤード(製造拠点)に製品検査員を配置し、テクノヤードの製造工程、検査工程の監視を行っております。また、各テクノヤードは、日本産業規格、厚生労働省国家検定規格及び当社グループ独自の厳格な品質保証・品質管理基準による製品の製造を行っております。

 

(5)災害及び感染症等による生産への影響について

当社グループの製造拠点であるテクノヤードでは、従前より地震リスクの調査を受診し、その結果に基づき、震災時においても混乱なく生産が再開できる体制の構築に努めております。しかしながら、拠点近辺を震源地とする直下型の大地震や台風などの自然災害、その他予期せぬ事故及び感染症等の拡大によって、生産活動の停止等、事業活動の継続に支障をきたす事象が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

感染症対策としては、従前より自社製の感染症対策用マスクを社員全員へ配布するとともに、各事業所での備蓄を行っておりましたが、新型コロナウイルス感染症の発生以降は、感染症における警戒最高レベルへの対応を全社員に求め継続しております。具体的には、毎日の体温測定の励行、当社製感染対策用N95マスク「ハイラック350型」の常時着用、手洗いの徹底のほか、在宅勤務・サテライト分散勤務やWeb会議の積極的活用などを行い、社員全員の感染対策を継続して実行しております。

 

(6)環境問題について

当社グループの研究所とテクノヤードの計2ヶ所において、これまでに発生したトリクロロエチレンによる土壌・地下水汚染の浄化対策を実施しておりますが、浄化が完了する時期の想定は現在の段階では難しく、浄化対策が長期間を要した場合、その対策に関わる費用は当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

法令や条例等で設定されている浄化基準を見定めながら、浄化対策を継続してまいります。

 

(7)情報セキュリティについて

当社グループは、事業遂行に関連して、技術、営業、その他、事業に関する機密情報を多数有しております。情報の漏洩等の対策として、当社グループでは、情報システム運用基本規程に基づき、管理本部内に設置した情報通信システムの運用全般を担当する専門部署であるICT管理セクションが中心となり、集中的なネットワーク管理(統合脅威管理)、全社員を対象とした標的型メール訓練などのセキュリティに関する教育・研修及び情報の取り扱いに関するモニタリングなど設備面、組織面の施策を実行しております。また、第三者によるセキュリティチェック(社外からの模擬攻撃による脆弱性診断)も実施しております。

個人情報の適切な保護については、個人情報保護法、個人情報管理規程、マイナンバー情報管理規程に基づいた管理体制を構築し、適切な運用に努めております。

 

(8)内部統制について

当社グループは、業務の有効性及び効率性、財務報告の信頼性、事業活動に係る法令等の遵守並びに資産の保全という観点から内部統制システムの充実に努めております。しかしながら、内部統制システムには一定の限界があり、構築した内部統制システムにおいて想定する範囲外の事態が発生した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

そうしたリスク発生を防止するため、内部統制システムの強化を図るべく不断の検討・見直しを今後も継続してまいります。

 

(9)海外子会社について

生産子会社としてタイに設立したSIAM KOKEN LTD.は、順調なマスク製造を続け、当社グループの利益拡大に寄与しておりますが、タイにおける政治・社会情勢及び法規制や為替動向などによる予測し得ない事態の発生及び自然災害や感染症が拡大した場合は、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

SIAM KOKEN LTD.は製造した使い捨て式防じんマスク(N95マスク含む)の全量を日本への輸出及びタイ政府の買取り対応に当てておりますが、2020年には新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、タイ政府より輸出停止措置(その後解除)が取られました。このように感染症の発生等により同様の輸出制限が行われる事態が発生すると、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

なお、感染症対策用マスクの需要拡大とこのような海外生産におけるリスク対策として、当社グループでは、すでに使い捨て式防じんマスクの国内生産設備の増設を行い総生産量の拡大を図っております。

 

(10)新型コロナウイルス感染症による業績への影響について

新型コロナウイルス感染症の感染拡大は、2020年度以降の業績に影響を及ぼしました。次年度も同感染症が収束せず継続されるような状況等になった場合は、同様の影響を受ける可能性があります。

 

(11)ロシア・ウクライナ情勢の影響について

ロシアのウクライナ侵攻から始まった軍事的対立がさらに長期化した場合は、原油価格急騰による原材料価格の高止まりだけでなく、地政学リスクの高まりや世界的インフレーションの加速といったリスクがより顕在化し、当社の業績への影響がこれまで以上になる可能性があります。

 

4【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

 

2【主要な設備の状況】

(1)提出会社

 当社は国内に5ヶ所のテクノヤード(製造拠点)を有しております。

 研究施設としては、先進技術センターを有しております。

 また、国内15ヶ所の営業所の他、埼玉配送センター、二宮研修センターを有しております。

 以上のうち、主要な設備は以下の通りであります。

2022年12月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額

従業

員数

(人)

建物及び構築物

(千円)

機械装置

及び運搬具

(千円)

土地

(千円)

(面積㎡)

リース

資産

(千円)

その他

(千円)

合計

(千円)

本社

(東京都千代田区)

マスク関連事業

環境関連事業

その他事業

会社統括業務

150,864

5,657

1,636,000

( 283.91㎡)

40,140

20,854

1,853,517

82

狭山テクノヤード

(埼玉県狭山市)

生産設備

182,637

88,905

792,433

(11,430.44㎡)

-

15,192

1,079,170

16

群馬テクノヤード

(群馬県みどり市)

生産設備

288,312

270,189

405,140

(9,256.83㎡)

1,770

24,856

990,271

16

所沢テクノヤード

(埼玉県所沢市)

生産設備

42,514

6,949

177,214

(1,915.55㎡)

1,710

9,829

238,218

11

中井テクノヤード

(神奈川県中井町)

生産設備

48,515

57,172

325,449

(1,434.94㎡)

-

8,368

439,505

8

嵐山テクノヤード

(埼玉県嵐山町)

生産設備

31,417

150

-

-

4,604

36,172

8

先進技術センター

(埼玉県飯能市)

研究施設

2,036,977

188

1,170,335

(46,778.06㎡)

91,461

17,658

3,316,621

30

埼玉配送センター

(埼玉県嵐山町)

物流施設

56,783

0

1,242,116

(21,336.07㎡)

-

449

1,299,348

3

 (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であり、建設仮勘定を含めておりません。

2.嵐山テクノヤード及び埼玉配送センターは同一敷地内にありますので、土地は埼玉配送センターに一括して

表示しております。

3.嵐山テクノヤード及び埼玉配送センターは同一建物内にありますので、金額をそれぞれの使用面積にした

がって区分表示しております。

 

(2)在外子会社

2022年12月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の

内容

帳簿価額

従業

員数

(人)

建物及び構築物

(千円)

機械装置

及び運搬具

(千円)

土地

(千円)

(面積㎡)

リース

資産

(千円)

その他

(千円)

合計

(千円)

SIAM KOKEN LTD.

タイ王国

チョンブリ県

マスク

関連事業

生産設備

171,581

23,809

84,460

(13,430.40㎡)

-

2,324

282,175

75

 (注)帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品であり、建設仮勘定を含めておりません。

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

20,000,000

20,000,000

①【ストックオプション制度の内容】

  該当事項はありません。

 

②【ライツプランの内容】

 該当事項はありません。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2022年12月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

9

17

26

12

8

2,377

2,449

所有株式数

(単元)

6,969

2,229

6,193

869

57

34,677

50,994

4,603

所有株式数の割合(%)

13.67

4.37

12.14

1.70

0.11

68.00

100

 (注)1.自己株式74,068株は「個人その他」に740単元及び「単元未満株式の状況」に68株を含めて記載しております。

2.上記「その他の法人」の欄には、証券保管振替機構名義の株式が、20単元含まれております。

3.当社が2016年6月1日に導入した「株式給付信託(BBT)」及び「株式給付信託(J-ESOP)」(所有者名義「株式会社日本カストディ銀行(信託E口)」)が保有する当社株式890単元は、「金融機関」の欄に含めて記載しております。(「株式給付信託(BBT)」及び「株式給付信託(J-ESOP)」の詳細につきましては、「(8)役員・従業員株式所有制度の内容」をご覧ください。)

(6)【大株主の状況】

 

 

 

2022年12月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

公益財団法人酒井CHS振興財団

東京都千代田区四番町7番地

600

11.93

酒井 眞一

東京都練馬区

591

11.75

酒井 宏之

東京都杉並区

559

11.12

株式会社りそな銀行

大阪府大阪市中央区備後町2-2-1

244

4.86

酒井 香織

東京都杉並区

229

4.56

酒井 理絵

東京都杉並区

229

4.56

株式会社みずほ銀行

(常任代理人 株式会社日本カストディ銀行)

東京都千代田区大手町1–5–5

(東京都中央区晴海1-8-12)

 

227

4.53

久保井 美帆

東京都杉並区

226

4.49

山中 春名

東京都杉並区

226

4.49

JPモルガン証券株式会社

東京都千代田区丸の内2-7-3 東京ビルディング

104

2.07

3,237

64.37

 (注)1.所有株式数は千株未満を切り捨てて表示しております。

2.所有株式数の割合を算出するための発行済株式の総数からは自己株式74,068株を控除しております。なお、「株式給付信託(BBT)」及び「株式給付信託(J-ESOP)」制度の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行が所有している当社株式89,000株は、当該自己株式に含めておりません。

 

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

2,187,870

2,386,383

受取手形及び売掛金

※2 2,987,611

受取手形

※2 977,940

電子記録債権

※2 869,383

※2 1,126,572

売掛金

2,158,298

商品及び製品

618,056

922,150

仕掛品

432,889

452,780

原材料及び貯蔵品

745,363

1,039,051

その他

147,397

※2 186,679

流動資産合計

7,988,572

9,249,857

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物

6,747,377

6,802,039

減価償却累計額

3,584,256

3,785,823

建物及び構築物(純額)

※1 3,163,120

※1 3,016,215

機械装置及び運搬具

5,074,821

5,193,561

減価償却累計額

4,520,374

4,729,339

機械装置及び運搬具(純額)

554,446

464,222

土地

※1 5,909,578

※1 5,922,018

リース資産

621,833

500,121

減価償却累計額

354,965

370,057

リース資産(純額)

266,868

130,064

建設仮勘定

58,902

36,979

その他

2,180,737

2,254,417

減価償却累計額

2,081,113

2,138,181

その他(純額)

99,624

116,235

有形固定資産合計

10,052,541

9,685,735

無形固定資産

 

 

リース資産

6,901

5,019

その他

49,003

51,323

無形固定資産合計

55,905

56,343

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

74,403

105,145

繰延税金資産

477,878

500,989

役員に対する保険積立金

864,713

868,756

その他

90,116

105,172

貸倒引当金

4,000

4,000

投資その他の資産合計

1,503,111

1,576,065

固定資産合計

11,611,558

11,318,143

資産合計

19,600,131

20,568,000

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

239,530

304,423

短期借入金

※1,※3,※4 1,465,000

※1,※3,※4 1,445,000

1年内返済予定の長期借入金

※1,※3 1,023,500

※1,※3 1,140,000

リース債務

147,410

112,333

未払金

165,481

223,042

未払費用

215,306

228,613

未払法人税等

155,717

249,277

賞与引当金

355,000

417,000

役員賞与引当金

44,500

55,600

その他

296,584

235,347

流動負債合計

4,108,031

4,410,637

固定負債

 

 

長期借入金

※1,※3 3,324,000

※1,※3 3,374,000

役員退職慰労引当金

720,400

759,300

株式給付引当金

84,457

92,082

役員株式給付引当金

29,096

32,797

資産除去債務

15,186

16,200

リース債務

169,404

60,562

その他

36,438

3,675

固定負債合計

4,378,985

4,338,618

負債合計

8,487,016

8,749,255

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

674,265

674,265

資本剰余金

542,646

549,779

利益剰余金

10,053,632

10,702,266

自己株式

161,241

282,204

株主資本合計

11,109,303

11,644,107

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

12,374

36,053

繰延ヘッジ損益

22,989

930

為替換算調整勘定

14,426

139,514

その他の包括利益累計額合計

3,811

174,637

純資産合計

11,113,114

11,818,745

負債純資産合計

19,600,131

20,568,000

【連結損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

売上高

10,203,319

※1 10,604,143

売上原価

※3 5,556,103

※3 5,611,400

売上総利益

4,647,216

4,992,743

販売費及び一般管理費

※2,※4 3,701,491

※2,※4 3,808,210

営業利益

945,725

1,184,532

営業外収益

 

 

受取利息

173

372

受取配当金

3,578

3,565

受取手数料

10,717

14,659

受取出向料

3,168

3,206

補助金収入

20,939

20,703

その他

10,386

7,993

営業外収益合計

48,963

50,501

営業外費用

 

 

支払利息

41,197

42,699

売上割引

8,292

為替差損

2,903

14,635

その他

19,934

17,480

営業外費用合計

72,329

74,815

経常利益

922,359

1,160,218

特別利益

 

 

設備投資に対する補助金収入

260,755

その他

670

特別利益合計

261,425

特別損失

 

 

固定資産除売却損

※5 7,160

※5 138

特別損失合計

7,160

138

税金等調整前当期純利益

1,176,625

1,160,079

法人税、住民税及び事業税

280,152

363,664

法人税等調整額

34,100

36,697

法人税等合計

314,253

326,967

当期純利益

862,372

833,112

親会社株主に帰属する当期純利益

862,372

833,112

1.報告セグメントの概要

 当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 当社グループは、マスク関連製品及び環境関連機器等の製造及び販売を主な事業内容としております。

 従って、当社グループの報告セグメントは「マスク関連事業」及び「環境関連事業」としております。

 「マスク関連事業」は防じんマスク、防毒マスク等の労働安全衛生保護具の製造及び販売を行っております。

 「環境関連事業」はオープンクリーンシステム等の製造及び販売を行っております。

 また、当連結会計年度より、「その他事業」に含まれていた「環境関連事業」について量的な重要性が増したため、報告セグメントとして記載する方法に変更しています。

 なお、前連結会計年度のセグメントは、当連結会計年度の報告セグメントの区分に基づき作成したものを開示しております。

 

①【貸借対照表】

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2021年12月31日)

当事業年度

(2022年12月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

1,885,255

1,972,922

受取手形

※2 930,871

※2 977,940

売掛金

2,040,144

2,158,298

電子記録債権

※2 869,383

※2 1,126,572

商品及び製品

583,162

865,227

仕掛品

415,080

433,014

原材料及び貯蔵品

676,419

935,976

前払費用

54,980

62,639

その他

※3 31,099

※2,※3 48,361

流動資産合計

7,486,396

8,580,953

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

※1 2,856,652

※1 2,704,464

構築物

147,816

140,170

機械及び装置

526,150

440,060

車両運搬具

869

351

工具、器具及び備品

97,863

113,911

土地

※1 5,837,557

※1 5,837,557

リース資産

266,868

130,064

建設仮勘定

58,189

34,363

有形固定資産合計

9,791,966

9,400,943

無形固定資産

 

 

特許権

10,310

11,722

電話加入権

9,423

9,423

借地権

1,057

1,057

ソフトウエア

18,062

16,989

リース資産

6,901

5,019

無形固定資産合計

45,755

44,212

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

74,403

105,145

関係会社株式

472,087

472,087

長期前払費用

291

10,169

繰延税金資産

500,808

531,871

敷金及び保証金

78,205

82,673

役員に対する保険積立金

864,713

868,756

その他

10,299

10,781

貸倒引当金

4,000

4,000

投資その他の資産合計

1,996,809

2,077,486

固定資産合計

11,834,531

11,522,642

資産合計

19,320,928

20,103,596

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2021年12月31日)

当事業年度

(2022年12月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

※3 281,275

※3 350,377

短期借入金

※1,※4,※5 1,465,000

※1,※4,※5 1,445,000

1年内返済予定の長期借入金

※1,※4 1,023,500

※1,※4 1,140,000

リース債務

147,410

112,333

未払金

153,864

192,688

設備関係未払金

10,146

26,653

未払費用

199,907

212,540

未払法人税等

155,717

249,277

未払消費税等

141,361

42,924

前受金

9,182

632

預り金

62,466

67,307

賞与引当金

355,000

417,000

役員賞与引当金

44,500

55,600

その他

10,753

流動負債合計

4,049,333

4,323,088

固定負債

 

 

長期借入金

※1,※4 3,324,000

※1,※4 3,374,000

リース債務

169,404

60,562

役員退職慰労引当金

720,400

759,300

株式給付引当金

84,457

92,082

役員株式給付引当金

29,096

32,797

資産除去債務

15,186

16,200

その他

36,438

3,675

固定負債合計

4,378,985

4,338,618

負債合計

8,428,318

8,661,706

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

674,265

674,265

資本剰余金

 

 

資本準備金

527,936

527,936

その他資本剰余金

14,710

21,843

資本剰余金合計

542,646

549,779

利益剰余金

 

 

利益準備金

168,566

168,566

その他利益剰余金

 

 

別途積立金

8,486,000

9,086,000

圧縮記帳積立金

18,923

18,056

繰越利益剰余金

1,174,065

1,192,301

利益剰余金合計

9,847,555

10,464,924

自己株式

161,241

282,204

株主資本合計

10,903,225

11,406,765

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

12,374

36,053

繰延ヘッジ損益

22,989

930

評価・換算差額等合計

10,615

35,123

純資産合計

10,892,610

11,441,889

負債純資産合計

19,320,928

20,103,596

②【損益計算書】

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当事業年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

売上高

10,160,423

10,604,143

売上原価

※1 5,703,207

※1 5,773,035

売上総利益

4,457,215

4,831,108

販売費及び一般管理費

※2 3,599,778

※2 3,716,776

営業利益

857,436

1,114,332

営業外収益

 

 

受取利息

658

16

受取配当金

3,578

3,565

受取手数料

10,717

14,659

受取賃貸料

2,261

1,689

経営指導料

※1 1,622

※1 1,053

技術指導料

※1 16,512

※1 18,981

受取出向料

3,168

3,206

補助金収入

20,939

20,703

その他

7,888

6,278

営業外収益合計

67,347

70,155

営業外費用

 

 

支払利息

41,197

42,699

手形売却損

2,472

2,207

売上割引

8,292

為替差損

2,476

3,310

その他

17,462

15,272

営業外費用合計

71,901

63,490

経常利益

852,882

1,120,997

特別利益

 

 

設備投資に対する補助金収入

260,755

その他

670

特別利益合計

261,425

特別損失

 

 

固定資産除売却損

※3 7,160

※3 138

特別損失合計

7,160

138

税引前当期純利益

1,107,147

1,120,858

法人税、住民税及び事業税

280,151

363,659

法人税等調整額

27,619

44,649

法人税等合計

307,771

319,009

当期純利益

799,376

801,848