横浜丸魚株式会社

Yokohama Maruuo Co., Ltd
横浜市神奈川区山内町1番地中央市場内
証券コード:80450
業界:卸売業
有価証券報告書の提出日:2023年6月27日

(1)連結経営指標等

回次

第83期

第84期

第85期

第86期

第87期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

49,634,318

46,812,542

41,286,972

37,592,238

40,670,785

経常利益

(千円)

433,098

212,058

217,180

98,161

450,727

親会社株主に帰属する当期純利益

(千円)

407,133

82,675

290,266

160,161

377,571

包括利益

(千円)

-920,091

-1,029,862

1,433,298

128,649

712,061

純資産額

(千円)

12,676,815

11,562,146

12,218,226

12,251,318

12,848,711

総資産額

(千円)

18,371,047

15,939,272

18,011,959

18,147,000

19,112,563

1株当たり純資産額

(円)

1,795.83

1,635.85

1,916.90

1,921.89

2,014.30

1株当たり当期純利益金額

(円)

57.61

11.70

41.65

25.16

59.30

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

69.1

72.5

67.8

67.4

67.1

自己資本利益率

(%)

3.1

0.7

2.4

1.3

3.0

株価収益率

(倍)

14.3

74.7

20.9

30.9

12.8

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

803,610

832,714

686,759

-448,190

186,352

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

-67,368

-71,212

107,650

-651,698

-475,140

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

-95,761

-116,828

-293,177

169,299

-192,214

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

2,099,588

2,744,262

3,245,494

2,314,904

1,833,902

従業員数

(名)

193

191

188

184

184

(ほか、平均臨時雇用者数)

(82)

(82)

(86)

(78)

(90)

 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第86期の期首から適用しており、第86期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

第83期

第84期

第85期

第86期

第87期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

41,120,341

38,306,827

33,761,642

29,247,502

31,197,629

経常利益

(千円)

395,327

105,373

329,090

193,357

387,336

当期純利益

(千円)

395,570

24,011

382,336

214,492

350,304

資本金

(千円)

1,541,860

1,541,860

1,541,860

1,541,860

1,541,860

発行済株式総数

(株)

7,261,706

7,261,706

7,261,706

7,261,706

7,261,706

純資産額

(千円)

12,351,909

11,166,555

11,898,788

11,985,057

12,546,064

総資産額

(千円)

17,083,971

14,704,537

16,823,328

16,712,245

17,321,134

1株当たり純資産額

(円)

1,747.80

1,580.07

1,868.82

1,882.39

1,970.53

1株当たり配当額

(円)

12.00

12.00

15.00

18.00

22.00

(内1株当たり中間配当額)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益金額

(円)

55.97

3.40

54.86

33.69

55.02

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

72.3

75.9

70.7

71.7

72.4

自己資本利益率

(%)

3.1

0.2

3.3

1.8

2.9

株価収益率

(倍)

14.7

257.1

15.9

23.1

13.8

配当性向

(%)

21.4

352.9

27.3

53.4

40.0

従業員数

(名)

105

107

106

95

94

(ほか、平均臨時雇用者数)

(26)

(26)

(29)

(28)

(31)

株主総利回り

(%)

89.9

96.6

97.9

89.8

90.2

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.2)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

999

1,107

1,030

909

818

最低株価

(円)

663

691

792

758

713

 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第86期の期首から適用しており、第86期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

3.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所スタンダード市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであります。

4.第87期の1株当たり配当額22円には、創立75周年記念配当2円が含まれております。

 

2【沿革】

1931年10月

横浜生魚塩干株式会社を設立、水産物及びその加工品の卸売を開始。

1944年7月

横浜生魚塩干株式会社は、魚類統制令の公布により神奈川県魚類統制会社。

1947年5月

神奈川県魚類統制会社は、魚類統制廃止により横浜魚市場株式会社を設立。

1947年10月

横浜魚市場株式会社は閉鎖機関に指定され、これに伴い横浜魚市場荷受株式会社を設立。

1948年1月

横浜魚市場荷受株式会社の商号を横浜丸魚株式会社と変更。

1951年8月

横浜丸魚株式会社は、水産物の統制の撤廃に伴い生鮮水産物及び加工水産物の卸売人として神奈川県知事の許可を取得。

1956年1月

川崎丸魚株式会社を設立、水産物及びその加工品の卸売を開始。

1956年9月

横浜丸魚株式会社は、中央卸売市場法の一部改正により水産物の卸売人として農林大臣の許可を取得。

1960年3月

有限会社横浜魚市場運送を設立、水産物及びその加工品の運送及び荷役業務を開始。

1963年6月

横浜丸魚株式会社は、日本証券業協会東京地区協会の店頭登録銘柄として登録。

1967年11月

横浜丸魚株式会社は、神奈川県海産物株式会社を吸収合併。

1970年10月

有限会社太洋水産を設立、農畜産食料品の販売を開始。

1970年11月

小田原丸魚株式会社を設立、水産物の販売を開始。

1973年8月

株式会社横浜冷食を設立、冷凍食品の販売を開始。

1973年10月

横浜丸魚株式会社は、横浜市金沢区鳥浜町に開場した横浜市中央卸売市場南部市場に南部支社を開設。

1976年6月

株式会社丸館魚市場を設立、鮮魚介その他食品類の販売を開始。

1979年1月

株式会社東名水産を設立、水産物、畜産物の加工及び販売を開始。

1982年7月

川崎丸魚株式会社は、川崎市宮前区水沢に開設した川崎市中央卸売市場北部市場に本店を移転し、川崎市幸区南幸町の川崎市中央卸売市場南部市場に南部支社を設置。

1984年4月

有限会社横浜魚市場運送の商号を株式会社横浜魚市場運送(現、連結子会社)と変更。

1984年12月

有限会社太洋水産を組織変更し株式会社太洋水産を設立。

1985年3月

小田原丸魚株式会社の商号を株式会社湘南シーフーズと変更。

1986年10月

株式会社丸館魚市場の商号を館山丸魚株式会社(現、連結子会社)と変更。

1990年2月

株式会社ハンスイを設立、水産物及び加工品の販売を開始。

1991年12月

株式会社東名水産の商号を株式会社東名フーズと変更。

1992年3月

株式会社大洋興産を設立、不動産の管理及び損害保険代理業務を開始。

1993年6月

株式会社東名フーズの商号を株式会社トウメイフーズと変更。

1993年7月

株式会社大洋興産の商号を株式会社太洋興産と変更。

1996年11月

エムエー・フレッシュ・サービス株式会社を設立、料理飲食店及びレストランの経営を開始。

2000年2月

株式会社ハンスイは、株式会社湘南シーフーズを吸収合併。

2000年2月

株式会社太洋水産は、株式会社太洋興産を吸収合併。

2004年3月

エムエー・フレッシュ・サービス株式会社を清算。

2004年12月

日本証券業協会への店頭登録を取消し、ジャスダック証券取引所に株式を上場。

2007年4月

川崎丸魚株式会社南部支社は、川崎市地方卸売市場南部市場の川崎市地方卸売市場卸売業者として業務開始。

2008年4月

株式会社トウメイフーズは、株式会社横浜冷食及び株式会社太洋水産を吸収合併。

2010年4月

株式会社ハンスイ(現、連結子会社)は、株式会社トウメイフーズを吸収合併。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所JASDAQに上場。

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場。

2015年3月

2015年4月

2018年1月

2018年4月

2022年4月

横浜丸魚株式会社は、横浜市中央卸売市場南部市場の閉場に伴い、南部支社を廃止。

横浜丸魚株式会社は、川崎丸魚株式会社を吸収合併。

川崎丸魚株式会社(現、連結子会社)を設立。

横浜丸魚株式会社は、川崎南部支所を閉鎖し、川崎丸魚株式会社へ事業譲渡。

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場に移行。

3【事業の内容】

 当社グループは、当社及び子会社4社で構成され、中央卸売市場における水産物卸売事業を中核事業とし、量販店及び外食産業等への市場外販売、賃貸マンション等の賃貸事業、更に運送事業を行っております。

 当社グループの事業に係る位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、セグメントと同一の区分であります。

水産物卸売事業………横浜市及び川崎市中央卸売市場並びに川崎市地方卸売市場において、水産物卸売業を行っております。

当社及び川崎丸魚㈱

水産物販売事業………中央卸売市場等から仕入れた水産物を、量販店及び外食産業等へ販売を行っております。

㈱ハンスイ及び館山丸魚㈱

不動産等賃貸事業……賃貸マンション等の賃貸

当社

運送事業………………水産物の運送等

㈱横浜魚市場運送

 

 事業の系統図は、次のとおりです。

0101010_001.png

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金(千円)

主要な事業の内容

議決権の所有(被所有)割合

関係内容

所有割合

(%)

被所有割合

(%)

役員の兼任等

事業上の関係

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 

㈱ハンスイ

(注)2

横浜市瀬谷区

97,500

水産物販売事業

100.0

役員   3人

商品の一部売買及び設備賃貸

川崎丸魚㈱

(注)2

川崎市幸区

50,000

水産物卸売事業

51.0

役員   2人

執行役員 1人

商品の一部売買

館山丸魚㈱

千葉県館山市

25,000

水産物販売事業

100.0

役員   2人

執行役員 1人

商品の一部売買及び設備賃貸

㈱横浜魚市場運送

横浜市神奈川区

10,000

運送事業

100.0

役員   2人

執行役員 1人

従業員  1人

商品の一部運送

 (注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.㈱ハンスイ及び川崎丸魚㈱については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

 

 

(単位:千円)

 

㈱ハンスイ

川崎丸魚㈱

売上高

7,723,335

5,890,596

経常利益

16,040

34,942

当期純利益

12,559

18,855

純資産額

337,977

48,952

総資産額

1,627,346

767,286

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

水産物卸売事業

78

(27)

水産物販売事業

43

(31)

不動産等賃貸事業

(-)

運送事業

13

(8)

全社(共通)

50

(24)

合計

184

(90)

 (注)1.従業員数は就業人員であり、臨時従業員数(契約社員、嘱託社員及びパートタイマーを含む。)は( )内に年間の平均人員を外書で記載しております。

2.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2023年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

94

31

41.3

17.8

5,902,527

 

セグメントの名称

従業員数(名)

水産物卸売事業

68

(23)

水産物販売事業

(-)

不動産等賃貸事業

(-)

運送事業

(-)

全社(共通)

26

(8)

合計

94

(31)

 (注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者は除く。)であり、臨時従業員数(契約社員、嘱託社員及びパートタイマーを含む。)は( )内に年間の平均人員を外書で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。

(3)労働組合の状況

 当社グループ(当社及び連結子会社)には、提出会社につき横浜丸魚労働組合(2023年3月31日現在における組合員数32人)の組合があります。

 なお、労使関係につき特に記載すべき事項はありません。

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

 提出会社及び連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

 

3【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)安心・安全への対応について

当社グループは、生鮮食料品等の流通を担う卸売業者として、取扱商品の品質管理が最重要項目であると認識しており、これを目的とした設備投資と荷主との連携を強化し社員の意識を高め、最善の注意を払い取り組んでまいりますが、取扱商品の品質問題が発生した場合、多額な補償損失が発生し、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。

当社は、商品の安全対策を強化するために品質管理室を設置しており、現場指導によるチェック機能の改善、社員への教育及び全社コミュニケーションツールを利用した品質管理に関する最新情報等の共有を図っております。また、万が一、取扱商品の品質問題が発生した場合にも、品質管理室を中心として適切な対応に努めてまいります。

 

(2)配当金収入について

当社は、金融機関関係及び取引先関係の株式を保有しており、その配当金収入が損益に与える影響は多大であります。よって、出資している企業の収益悪化により無配当となった場合、受取配当金が減少し、当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。

当社は、「第4 提出会社の状況 4.コーポレート・ガバナンスの状況等 (5)株式の保有状況」に記載のとおり、保有株式につきまして、個別銘柄毎に、ROICと配当利回りとの比較による分析に加えて、総体的な企業価値向上への寄与等を勘案し検証することで、保有の継続及び処分の判断を行っております。

 

(3)在庫商品について

当社グループは、市況を勘案して商品の買付けを行っておりますが、一定期間の保有をするため、市場価格の変動に伴うリスクを有しております。

将来の需給状況や市場価格を予想して在庫管理を行っておりますが、需給バランスによっては価格の変動により過剰在庫を抱え、結果としてキャッシュ・フローが滞る可能性があります。また、商品評価損の計上により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループは、各事業所にて毎月1回在庫会議を行っており、現在及び将来の市況情報の共有を図り、また、滞留在庫の有無を確認し、適正在庫の維持を目指しております。

 

(4)市況変動等について

当社グループの主たる事業は、水産物卸売事業であり、生鮮魚の取扱は天候等による漁獲量の変動、漁業資源に対する法的規制や輸入制限等の要因により、水産物の市場入荷量や価格に大幅な変動が生じることで、売上高が減少し、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。

当社グループは、特定魚種において漁獲量の減少が発生した場合でも、横浜市及び川崎市中央卸売市場として他魚種の集荷等により、影響を最小限に軽減できるよう対応してまいります。

 

(5)異常気象及び自然災害について

当社グループの主たる取扱商材は、水産物及びその加工品であります。世界的な気温上昇等の異常気象が海水温等の海洋環境の変化をもたらし、漁獲可能な魚種の分布域も変化した場合、大幅な漁獲量の減少が生じる可能性があります。また、当社グループの事業活動地域において、地震等大規模自然災害が発生した場合、当社グループにおける事業又は一部の事業は一時的に中断され、一部の地域からの集荷や商品の配送が困難となる可能性があります。その場合、結果として売上高が減少し、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。

当社グループの中核事業であります水産物卸売事業におきましては、日本全国の漁場・取引先から様々な魚種の集荷を行っており、一時的に一部の魚種の集荷が減少したり、一部の取引先との取引が中断された場合でも、他魚種や他場からの継続的かつ安定的な集荷により、影響を最小限に軽減できるよう対応してまいります。

 

(6)新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、行動制限も緩和され、感染症法上の位置付けも5類に移行しており、経済活動も正常化に向かっております。しかしながら、完全に収束したわけではなく、今後の感染拡大の動向によっては、再び社会経済活動が大きく制限され、観光業や外食産業が低迷し、その結果当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を与える可能性があります。

当社グループは、取引先ならびに従業員の安全を最優先に、グループ一丸となってWithコロナ時代に対応した事業展開を図ってまいります。

 

(7)ロシア・ウクライナ紛争ついて

長期化しているロシア・ウクライナ間紛争(以下、紛争)ですが、当社グループでは、一定量のロシア産水産物の買付を行い、また、在庫を保有しております。今後の紛争の動向によっては、ロシア産水産物の取扱いを制限する取引先が出てくる可能性もあります。また、現在欧州からの水産物輸入をロシア上空迂回ルートにて行っているため、コストが増加し、結果、仕入値が高騰しておりますが、紛争が更に長期化すれば、その代替品も含め価格の高騰及び品薄状態が継続する可能性があります。その結果として、当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローに影響を及ぼす可能性があります。

当社グループでは、今後の紛争の動向を注視しつつ、状況に即した仕入・適正在庫を維持し、また、引き続き国内外を含めた代替品の集荷・販売により、その影響を少しでもカバーできるよう対応してまいります。

 

なお、上記の対応策を講じた上で、当該リスクが顕在化し、当社に係る財務の健全性に悪影響を及ぼし、運転資金及び設備資金を内部資金で賄うことが困難となった場合、銀行からの借入による資金調達を実施することで解消・改善を図ります。

 

5【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

2【主要な設備の状況】

当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。

(1)提出会社

2023年3月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物及び

構築物

土地

(面積㎡)

リース資産

その他

合計

本社

(横浜市神奈川区)

水産物卸売事業

事業設備

162,020

 

20,950

(140)

66,471

 

31,084

 

280,527

 

70

(20)

不動産等賃貸事業

賃貸設備

1,415,180

 

<1,311,559>

 

2,143,625

(7,062)

<1,612,667>

(1,453)

 

 

2,885

 

<2,885>

 

3,561,691

 

<2,927,111>

 

厚生設備

21,203

 

2,057

(33)

 

0

 

23,260

 

 

(2)国内子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備

内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物及び

構築物

土地

(面積㎡)

リース資産

その他

合計

㈱ハンスイ

本社

(横浜市

 瀬谷区)

水産物販売事業

事業

設備

116,835

 

(-)

30,709

 

595

 

148,140

 

55

(42)

 (注)1.帳簿価額のうち「その他」は、機械装置、車両運搬具及び工具器具備品等の合計であります。

2.上記中<内書>は、連結会社以外への賃貸設備であります。

3.提出会社、㈱ハンスイ三多摩支店及び㈱横浜魚市場運送の建物の一部(全社的管理業務・販売業務)を連結会社以外から賃借しております。年間賃借料は185,214千円であります。

4.現在休止中の主要な設備はありません。

5.従業員数の( )は、臨時従業員数を外書しております。

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

29,298,000

29,298,000

①【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

②【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

5

6

51

9

3

1,571

1,645

所有株式数

(単元)

5,550

1,447

38,190

315

12

27,006

72,520

9,706

所有株式数の割合(%)

7.65

2.00

52.66

0.43

0.02

37.24

100.00

 (注)自己株式894,844株は「個人その他」に8,948単元及び「単元未満株式の状況」に44株を含めて記載しております。

 

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

マルハニチロ㈱

東京都江東区豊洲3-2-20

731

11.49

㈱極洋

東京都港区赤坂3-3-5

497

7.81

浜銀ファイナンス㈱

横浜市西区みなとみらい3-1-1

327

5.14

㈱横浜銀行

横浜市西区みなとみらい3-1-1

317

4.97

㈱岡三証券グループ

東京都中央区日本橋1-17-6

252

3.95

築地魚市場㈱

東京都江東区豊洲6-6-2

217

3.42

東都水産㈱

東京都江東区豊洲6-6-2

210

3.29

横浜冷凍㈱

横浜市鶴見区大黒町5-35

207

3.26

㈱ニチレイフレッシュ

東京都中央区築地6-19-20

194

3.05

㈱八丁幸

横浜市神奈川区山内町11

152

2.38

3,108

48.82

(注)上記のほか当社所有の自己株式894千株があります。

 

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

2,315,917

1,834,915

受取手形

643

2,027

売掛金

3,246,193

3,625,731

商品及び製品

1,803,548

1,814,854

その他

67,987

51,547

貸倒引当金

534,185

504,234

流動資産合計

6,900,106

6,824,841

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物

2,376,089

2,724,682

減価償却累計額

904,617

964,811

建物及び構築物(純額)

1,471,472

1,759,871

土地

1,974,229

2,166,632

リース資産

145,107

299,729

減価償却累計額

84,862

114,581

リース資産(純額)

60,244

185,147

その他

358,369

379,522

減価償却累計額

305,342

328,594

その他(純額)

53,026

50,928

有形固定資産合計

3,558,973

4,162,579

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

126,026

83,460

リース資産

-

45,487

その他

11,158

10,886

無形固定資産合計

137,185

139,835

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

7,482,874

7,910,479

長期貸付金

3,026

9,480

破産更生債権等

295,557

279,462

その他

53,174

54,260

貸倒引当金

283,898

268,374

投資その他の資産合計

7,550,735

7,985,307

固定資産合計

11,246,894

12,287,721

資産合計

18,147,000

19,112,563

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

2,532,664

2,477,871

短期借入金

200,000

300,000

1年内返済予定の長期借入金

410,036

364,746

リース債務

27,999

71,042

未払法人税等

10,201

42,871

賞与引当金

41,907

51,083

その他

220,368

403,553

流動負債合計

3,443,176

3,711,167

固定負債

 

 

長期借入金

199,940

116,194

リース債務

38,634

183,024

繰延税金負債

1,453,181

1,552,766

退職給付に係る負債

467,566

424,198

資産除去債務

26,413

26,823

その他

266,769

249,676

固定負債合計

2,452,505

2,552,683

負債合計

5,895,681

6,263,851

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

1,541,860

1,541,860

資本剰余金

402,835

402,835

利益剰余金

7,870,056

8,133,022

自己株式

800,133

800,196

株主資本合計

9,014,618

9,277,521

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

3,221,955

3,547,234

その他の包括利益累計額合計

3,221,955

3,547,234

非支配株主持分

14,744

23,955

純資産合計

12,251,318

12,848,711

負債純資産合計

18,147,000

19,112,563

【連結損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 37,592,238

※1 40,670,785

売上原価

34,842,324

37,578,034

売上総利益

2,749,914

3,092,751

販売費及び一般管理費

 

 

販売費

656,147

678,994

一般管理費

2,246,075

2,290,764

販売費及び一般管理費合計

※2 2,902,223

※2 2,969,759

営業利益又は営業損失(△)

152,308

122,992

営業外収益

 

 

受取利息

2,021

2,266

受取配当金

240,259

272,119

補助金収入

※3 47,829

その他

11,640

11,395

営業外収益合計

253,921

333,611

営業外費用

 

 

支払利息

3,412

5,798

その他

38

76

営業外費用合計

3,451

5,875

経常利益

98,161

450,727

特別利益

 

 

固定資産売却益

※4 72,308

※4 27

投資有価証券売却益

2,187

53,070

特別利益合計

74,496

53,097

特別損失

 

 

固定資産除却損

※5 0

※5 9

投資有価証券評価損

-

37,724

役員退職慰労金

-

8,000

特別損失合計

0

45,734

税金等調整前当期純利益

172,658

458,090

法人税、住民税及び事業税

10,275

72,917

法人税等調整額

787

1,609

法人税等合計

11,063

71,307

当期純利益

161,594

386,782

非支配株主に帰属する当期純利益

1,433

9,211

親会社株主に帰属する当期純利益

160,161

377,571

 

 

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、中央卸売市場における水産物卸売事業を中核事業とし、量販店及び外食産業等への水産物販売事業、賃貸マンション等の不動産等賃貸事業、更に運送事業について包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しております。

したがいまして、当社は、水産物卸売業を基礎とした流通・サービス別のセグメントから構成されており「水産物卸売事業」、「水産物販売事業」、「不動産等賃貸事業」及び「運送事業」の4つを報告セグメントとしております。

「水産物卸売事業」は、中央卸売市場及び地方卸売市場において、水産物の卸売を行っております。「水産物販売事業」は、中央卸売市場等から仕入れた水産物を、量販店及び外食産業等へ販売する事業を行っております。「不動産等賃貸事業」は、賃貸マンション等の賃貸を行っております。「運送事業」は、水産物の運送等を行っております。

①【貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

1,573,443

874,887

売掛金

※1 2,936,643

※1 3,146,782

商品及び製品

1,265,112

1,382,618

前払費用

6,049

6,139

その他

※1 63,969

※1 52,764

貸倒引当金

511,965

481,664

流動資産合計

5,333,252

4,981,529

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

1,295,386

1,596,837

構築物

3,869

3,564

機械及び装置

15,223

12,388

車両運搬具

498

779

工具、器具及び備品

32,112

27,926

土地

1,974,229

2,166,632

リース資産

66,471

有形固定資産合計

3,321,319

3,874,600

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

111,113

71,293

その他

8,421

8,161

無形固定資産合計

119,535

79,455

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

7,464,800

7,910,156

関係会社株式

417,288

417,288

出資金

10,741

10,741

長期貸付金

3,026

7,760

破産更生債権等

261,052

244,337

その他

※1 33,241

※1 31,152

貸倒引当金

252,012

235,887

投資その他の資産合計

7,938,138

8,385,548

固定資産合計

11,378,992

12,339,604

資産合計

16,712,245

17,321,134

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

受託販売未払金

162,364

183,717

買掛金

※1 1,727,230

※1 1,601,404

1年内返済予定の長期借入金

406,040

353,950

リース債務

11,987

未払金

※1 113,341

※1 250,935

未払法人税等

7,651

29,078

未払消費税等

12,424

12,177

未払費用

26,577

26,307

預り金

13,497

14,430

賞与引当金

28,921

35,083

その他

89

※1 947

流動負債合計

2,498,139

2,520,018

固定負債

 

 

長期借入金

149,950

77,000

リース債務

60,441

繰延税金負債

1,452,863

1,553,991

退職給付引当金

366,515

330,639

長期未払金

31,180

6,400

資産除去債務

21,050

21,352

長期預り保証金

207,489

205,226

固定負債合計

2,229,048

2,255,051

負債合計

4,727,187

4,775,070

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

1,541,860

1,541,860

資本剰余金

 

 

資本準備金

376,677

376,677

資本剰余金合計

376,677

376,677

利益剰余金

 

 

利益準備金

385,465

385,465

その他利益剰余金

 

 

圧縮記帳積立金

169,950

169,586

事業再編積立金

22,500

22,500

施設整備積立金

200,000

26,162

別途積立金

6,550,000

6,550,000

繰越利益剰余金

316,821

726,721

利益剰余金合計

7,644,736

7,880,436

自己株式

800,133

800,196

株主資本合計

8,763,141

8,998,777

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

3,221,916

3,547,286

評価・換算差額等合計

3,221,916

3,547,286

純資産合計

11,985,057

12,546,064

負債純資産合計

16,712,245

17,321,134

②【損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 29,247,502

※1 31,197,629

売上原価

※1 27,486,083

※1 29,280,620

売上総利益

1,761,418

1,917,008

販売費及び一般管理費

 

 

売上高割市場使用料

91,654

98,001

出荷奨励金

※2 9,867

※2 7,453

完納奨励金

※1,※3 50,658

※1,※3 49,781

運賃及び荷造費

※1 209,535

※1 183,323

保管費

125,833

161,578

役員報酬

87,804

82,422

従業員給料及び手当

632,290

613,018

賞与引当金繰入額

28,921

35,083

退職給付費用

41,016

42,234

福利厚生費

166,087

166,011

面積割市場使用料

73,973

78,546

減価償却費

74,376

70,627

貸倒引当金繰入額

19,388

13,758

その他の経費

※1 261,556

※1 299,468

販売費及び一般管理費合計

1,834,185

1,873,793

営業利益又は営業損失(△)

72,767

43,215

営業外収益

 

 

受取利息及び配当金

※1 244,796

※1 277,347

その他

※1 22,933

※1 68,912

営業外収益合計

267,730

346,259

営業外費用

 

 

支払利息

1,569

2,064

その他

36

74

営業外費用合計

1,605

2,139

経常利益

193,357

387,336

特別利益

 

 

固定資産売却益

72,058

投資有価証券売却益

2,187

52,656

特別利益合計

74,246

52,656

特別損失

 

 

固定資産除却損

0

投資有価証券評価損

37,724

子会社株式評価損

51,000

特別損失合計

51,000

37,724

税引前当期純利益

216,603

402,267

法人税、住民税及び事業税

2,314

52,158

法人税等調整額

203

195

法人税等合計

2,111

51,963

当期純利益

214,492

350,304