平和紙業株式会社

HEIWA PAPER CO., LTD.
中央区新川1-22-11
証券コード:99290
業界:卸売業
有価証券報告書の提出日:2023年7月06日

(1)連結経営指標等

回次

第86期

第87期

第88期

第89期

第90期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

19,110,850

18,387,998

14,611,427

15,619,399

16,068,886

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

341,400

249,726

19,758

133,624

192,110

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(千円)

225,826

154,600

34,785

87,256

874,804

包括利益

(千円)

219,179

12,396

170,864

88,676

1,050,751

純資産額

(千円)

8,702,016

8,593,151

8,715,802

8,530,698

9,409,728

総資産額

(千円)

17,717,517

16,442,691

15,919,406

15,766,479

17,565,193

1株当たり純資産額

(円)

902.43

891.15

903.87

884.67

994.73

1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

23.35

16.03

3.60

9.04

91.37

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

49.1

52.3

54.7

54.1

53.6

自己資本利益率

(%)

2.6

1.8

0.4

1.0

9.8

株価収益率

(倍)

21.9

25.2

46.3

4.4

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

393,529

276,822

314,248

233,996

121,109

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

97,742

202,043

36,612

13,885

408,283

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

337,625

94,171

85,706

123,121

43,129

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

2,973,829

2,953,741

3,219,576

3,317,458

3,072,938

従業員数

(人)

224

215

209

200

204

 (注)1.第86期、第87期、第89期及び第90期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。なお、第88期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.第88期の株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失であるため記載しておりません。

3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第89期の期首から適用しており、第88期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を遡って適用した後の指標等となっております。

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

第86期

第87期

第88期

第89期

第90期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

18,014,713

17,396,604

13,927,418

14,722,830

15,149,558

経常利益

(千円)

320,828

264,523

50,233

163,348

234,911

当期純利益

(千円)

214,076

171,423

30,190

119,192

917,926

資本金

(千円)

2,107,843

2,107,843

2,107,843

2,107,843

2,107,843

発行済株式総数

(千株)

10,116

10,116

10,116

10,116

10,116

純資産額

(千円)

8,258,585

8,170,983

8,350,441

8,148,562

9,025,768

総資産額

(千円)

16,896,289

15,695,627

15,305,894

15,079,314

16,673,424

1株当たり純資産額

(円)

856.44

847.37

865.98

845.04

954.14

1株当たり配当額

(円)

10.00

10.00

5.00

10.00

11.00

(うち1株当たり中間配当額)

(5.00)

(5.00)

(-)

(5.00)

(5.00)

1株当たり当期純利益

(円)

22.14

17.77

3.13

12.36

95.87

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

48.9

52.1

54.6

54.0

54.1

自己資本利益率

(%)

2.6

2.1

0.4

1.4

10.7

株価収益率

(倍)

23.1

22.7

130.4

33.9

4.2

配当性向

(%)

45.2

56.3

159.7

80.9

11.5

従業員数

(人)

159

152

149

143

146

株主総利回り

(%)

87.6

71.3

72.7

76.2

75.3

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

668

557

481

486

447

最低株価

(円)

401

374

365

401

401

 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所スタンダード市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所市場第二部におけるものであります。

3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第89期の期首から適用しており、第88期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を遡って適用した後の指標等となっております。

 

2【沿革】

年月

沿革

1946年3月

平和紙業株式会社を設立。大阪市に本店を、名古屋市に支店を開設し、洋紙・板紙の販売を開始する。

1954年11月

高級紙・特殊紙のオリジナル商品による在庫販売を開始する。

1956年11月

東京都中央区に東京営業所(現 東京本店)を開設する。

1957年3月

東京都江東区深川に倉庫を設置し、1987年12月東京都江東区新砂に、2004年7月東京都江東区

若洲に移転(現 若洲デポ)する。

1962年12月

布施市(現 東大阪市)に倉庫(稲田デポ)を建設する。

1964年10月

小牧市に倉庫(現 名古屋デポ)を建設する。

1972年1月

福岡市に福岡営業所(現 福岡支店)を開設する。

1972年2月

仙台市に仙台営業所(現 仙台支店)を開設する。

1972年5月

本店を大阪支店(現 大阪本店)及び大阪本社に分離し、本社機構を新しく発足する。

1972年6月

現地法人平和紙業(香港)有限公司(連結子会社)を設立する。

1974年8月

保管・配送・加工部門等を分離独立し、平和興産株式会社(連結子会社)を設立する。

 

名古屋市において株式会社辻和(連結子会社)を設立し、和紙の販売を開始する。

1977年5月

東大阪市に東大阪営業所を開設する。

1978年9月

広島市に配送センター(現 広島事業所)を開設する。

1979年10月

シンガポールに駐在員事務所を開設する。

1983年11月

札幌市に札幌デポ(現 札幌事業所)を開設する。

1987年5月

本社を大阪と東京の2本社制とし実施する。

1988年10月

富士市に富士デポを開設する。

1990年3月

東大阪市に御厨デポを開設する。

1992年3月

東京都中央区新川に東京本社及び東京支店(現 東京本店)を移転する。

1992年9月

大阪証券取引所市場第二部に株式を上場する。

1993年3月

上海に駐在員事務所を開設する。

1995年5月

稲田デポを全面改築し、ペーパーロード大阪と改称する。

ペーパーロード大阪開設に伴い御厨デポを閉鎖する。

1998年7月

現地法人平和紙業(上海)有限公司(連結子会社)を設立する。

1998年10月

東京都中央区において、エーピーファーム株式会社(連結子会社)を設立し、カット紙や包材の加工・販売を開始する。

2002年4月

ドイツに欧州駐在員事務所を開設する。

2005年1月

2005年4月

エーピーファーム株式会社を解散し、2006年4月に清算結了する。

本社を東京へ一本化する。

2006年12月

シンガポール駐在員事務所を閉鎖する。

2008年2月

上海駐在員事務所を閉鎖する。

2008年4月

2009年3月

2010年7月

2010年9月

2013年4月

2013年7月

2014年7月

2015年1月

2015年7月

2019年12月

2022年4月

ムーサ株式会社(資本金45百万円)を吸収合併する。

東大阪事業所(旧 東大阪営業所)を閉鎖する。

福岡県福岡市博多区東比恵に福岡支店を移転する。

宮城県仙台市若林区卸町に仙台支店を移転する。

現地法人平和紙業(上海)有限公司の解散を決議し、2015年3月に清算結了する。

東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に市場変更する。

登記上の本店所在地を東京都中央区へ変更する。

愛知県名古屋市中区錦に名古屋支店・ペーパーボイスヴェラムを移転する。

単元株式数を1,000株から100株へ変更する。

欧州駐在員事務所を閉鎖する。

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行する。

3【事業の内容】

 当社グループは、当社及び連結子会社3社により構成されており、木材及びその他の原料から製造された紙、紙加工品等の販売及びこれらに付随する紙、紙加工品等の物流、保管・紙加工業を行う「和洋紙卸売業」並びに不動産の売買、賃貸借、管理及び仲介を行う「不動産賃貸業」を主たる業務としております。

 当社グループの事業内容及び当社と連結子会社の当該事業にかかわる各社の位置付けは次のとおりであります。

 

(1)和洋紙卸売業

 当社及び連結子会社である株式会社辻和並びに平和紙業(香港)有限公司は和洋紙を販売しております。

 また、連結子会社である平和興産株式会社は、主として当社及び株式会社辻和の商品の物流、保管、紙加工業務並びに当社及び株式会社辻和以外の取引先についても物流・保管・紙加工業をおこなっております。

 

(2)不動産賃貸業

 当社は連結子会社である平和興産株式会社及び取引先に不動産賃貸をおこなっております。

 

 以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

 

0101010_001.png

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の所有割合又は被所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

平和興産㈱

大阪府東大阪市

60,000千円

物流・保管・

紙加工業

100

物流・保管・紙加工業

不動産賃貸

役員の兼任等……有

㈱辻和

名古屋市中区

10,000千円

和洋紙卸売業

100

和洋紙仕入・和洋紙販売

役員の兼任等……有

平和紙業(香港)有限公司

中国香港

1,000万HK$

和洋紙卸売業

100

和洋紙仕入・和洋紙販売

役員の兼任等……有

 (注)1.特定子会社はありません。

2.上記3社は、有価証券届出書又は有価証券報告書を提出しておりません。

3.平和興産株式会社は、2023年3月8日付で増資を行い、資本金が増加しております。

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年3月31日現在

主要な事業の内容

従業員数(人)

和洋紙卸売業

186

不動産賃貸業

0

全社(共通)

18

合計

204

 (注)1.従業員数は就業人員(当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であります。

    2.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定の事業に区分できない管理部門等に所属しているものであります。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

146

45.2

20.0

5,354

 

 

2023年3月31日現在

主要な事業の内容

従業員数(人)

和洋紙卸売業

128

不動産賃貸業

0

全社(共通)

18

合計

146

 (注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であります。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含めております。

3.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定の事業に区分できない管理部門等に所属しているものであります。

 

(3)労働組合の状況

 労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 なお、各連結子会社においても、労働組合はありません。

 

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

①提出会社

当事業年度

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注)1

14.0

 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異については、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)及び「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

②連結子会社

「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

 

3【事業等のリスク】

 有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関するリスクのうち、当社グループの経営成績及び財務状況等(株価等を含む)に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあり、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項と考えております。なお、以下に記載したリスクは主要なものであり、これらに限られるものではありません。また、必ずしも以下のリスク要因に該当しない事項についても、投資者の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資者に対する積極的な情報開示の観点から開示しております。

 なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末(2023年3月31日)現在において当社グループが判断したものであります。

(1)紙需要及び市況の変動リスク

 当社グループは、特殊紙を中心とする紙の販売を主要事業としております。当社グループの売上高の約94%は国内売上高が占めており、国内景気の大幅な後退や需要構造の変化等によって国内需要の減少が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。

 また、出版業界や広告業界等、さまざまな業界において、従来の紙媒体からインターネットを媒体としたオンラインでの情報伝達・サービス等へと移行が進んでいます。これは、長期間のデフレ進行による消費需要の低迷、少子・高齢化に伴う消費者ニーズの変化、デジタル化、IT技術の進展によるメディアの多様化といったさまざまな要因によるものと考えられます。日本製紙連合会の試算によると、2022年の紙・板紙の内需は、新聞用紙や印刷・情報用紙の減少分を板紙の増加で補いきれず前年から1.0%減と小幅に縮小しました。2023年には、景気の回復基調やインバウンド需要の回復、さらには脱プラスチック・脱炭素を目的とした紙需要の増加等が期待できるものの、新聞・雑誌等をはじめとする情報・広告分野においては、デジタル化加速等の構造要因から、下押し圧力はさらに継続・加速すると予測されます。紙全体の需要動向が急速に当社の想定以上、あるいは著しく縮小した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。

 加えて、2022年度には主要原燃料購入価格の上昇を受けて、各製紙メーカーが原価上昇分を製品販売価格に反映し、数次にわたり値上げを実施しました。値上げに伴う需要縮減によっては、流通を担う当社グループの経営成績及び財政状態等に大きく影響を与える可能性があります。

(2)固定資産や商品在庫の減損リスク

 当社グループは、事務所及び倉庫として、土地をはじめとする固定資産を東京・大阪・名古屋に保有しております。また、紙の流通事業者の中でも、当社は、ファンシーペーパー等の特殊紙を小ロットで供給することを強みとし、幅広い顧客に支持されていることから、多品種の紙の在庫を倉庫に保有しており、2023年3月31日末現在で当社グループの商品在庫は39億62百万円と、総資産全体の約23%を占めております。

 自社開発商品も含め、在庫を多く持つことは当社の強みを発揮していくための重要戦略の一つでもあり、そうしたビジネスモデルでの展開は新規参入障壁にもなっております。その一方で、多品種を揃えることによってある一定の不動商品が出るリスクがあり、また、販売に応じた在庫を適正に保つことが重要であるとの考えから、在庫の中身の入れ替えにも注力しております。その結果、不動商品が当社の想定以上に増加した場合、評価替えや減損等によって、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。

(3)コスト上昇リスク

 2022年度は、製紙メーカーの主要原燃料購入価格の変動により製品販売価格に反映されましたが、今後もこうした価格改定が行われた場合、流通を担う当社の調達コストが上昇する可能性があります。また当社は、サプライチェーンの一環で物流業務を外部の専門業者に委託しておりますが、原油価格や為替レートの変動により燃料費が高騰した場合や、車両・ドライバー不足や物流業界内での働きやすい環境の構築等により物流コストがさらに上昇する可能性があります。物流コストの上昇分は、お客様にご理解いただき、値上げ対応をさせていただく場合もございますが、これまでどおりのサービスレベルでの納品が難しく、顧客満足度が低下した場合は、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。

 また、昨今のデジタル化等を背景とした情報伝達媒体としての紙需要の減少局面では、製紙メーカーの中では、事業再構築に伴って、老朽化した抄造設備の停機等が進行しています。当社取扱商品の改廃やリニューアルが必要となるケースも出てきており、代替商品の開発や、他の仕入先への切り替え等により仕入れコストが増加し、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。

 

(4)気候変動等による自然災害の発生リスク

 当社グループは、東京・大阪・名古屋をはじめ全国7拠点に販売・物流網を有し、静岡県富士市にも各拠点の中心となる物流拠点を構えることで事業活動は地域的に分散されており、売上高も地域的な偏在は大きく見られません。しかし、販売・物流拠点の周辺で、大規模な地震、台風及び津波等の自然災害、火災、停電、戦争、情報セキュリティの欠陥、未知の感染症の伝染、テロ攻撃及び国際紛争等が発生し、さらには事業所や倉庫等の物流インフラが被害を受けた場合、復旧のための費用、販売機会損失、商品等への損害等により経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。

 また、これらの自然災害または有事等により、当社グループのITシステムに障害等が生じた場合、インターネット関連でのサービス提供が困難となり、当社グループの顧客満足度が低下し、当社グループの業績、事業運営及び社会的信用に重大な悪影響を及ぼす可能性があります。また、大規模な自然災害等が発生した場合、当社グループの顧客事業の中断並びにイベント活動及び日常消費活動の萎縮等の二次的影響が生じ、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。

(5)カントリーリスク

 当社グループは、香港に子会社の平和紙業(香港)有限公司を有しており、香港の政治・経済・社会情勢等に起因して生じる予期せぬ事態、各種法令・規制の変更等による国家収用・送金停止等のカントリーリスクを有しております。香港におけるカントリーリスクの顕在化や、周辺の台湾地域を含め、地政学リスクが高まった場合には、債権回収や事業遂行の遅延・不能等が起こる可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。

 また、2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻に端を発し、原燃料価格の高騰、さらには為替の変動が見られました。香港に限らず、グローバルでの地政学リスクの高まりによって、為替や原燃料価格、物流費用等が当社の想定以上に高騰した場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。

(6)商品の品質等に関するリスク

 当社グループは、販売する商品の特性に応じた最適な品質を確保できるよう、各商品の仕入先・メーカーに厳格な品質管理を要請していますが、予期せぬ仕入先・メーカーの事業により大規模なリコール等に発展する品質問題が発生する場合があります。大規模なリコールや商品の欠陥・品質不良は、その処理に多額のコストが発生し、当社グループの販売商品の信用に重大な影響を与えることとなり、これにより需要が低下し、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。

(7)新型コロナウイルス感染症等の感染症拡大によるリスク

 当社グループは、お客様、お取引先様及び社員の健康と安全を第一に考え、新型コロナウイルス感染症の拡大に際しては、感染拡大防止のために、WHO(世界保健機関)及び日本の保健行政の指針に従った感染防止策を徹底してまいりました。社員の体調管理、時差勤務やテレワークの導入、出張・会議の制限等の対応を各事業所・部門にて実施してきており、2023年3月期は、依然として感染症の影響を受けながらも、徐々に収束に向けて経済活動が回復し、国内観光需要の回復に伴うパッケージ用紙の販売も回復しつつあります。新型コロナウイルス感染症の拡大を通じて、当社では、従業員の健康・安全を確保しながら効率的なオペレーションを行う経験を蓄積しており、今後、異なる感染症による脅威が発現した際にも、事業継続への影響を最小限にとどめながら十分対応できると考えています。しかしながら、新たな感染症の拡大を通じて、再び社会活動が制約され、需要の減少や、原材料の確保や原材料価格の高騰等が発生した場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。

(8)資金調達リスク

 当社グループでは、運転資金については自己資金及び金融機関からの短期借入金を基本に、設備投資の調達については自己資金を基本としていますが、今後、M&Aの検討等も含め、一部資金を金融機関からの長期借り入れや社債の発行等により調達する可能性があります。そのようになった場合、景気の後退、金融市場の悪化、金利の上昇、当社グループの信用力の低下、業績の見通しの悪化等の要因により、当社グループが望む条件で適時に資金調達を行えない可能性があります。

 また、金融機関からの借り入れや社債等には各種のコベナンツ(融資取引における情報開示や財務等の特約事項)が規定されている場合もあり、当社グループの経営成績、財政状態または信用力の低下等の要因で、いずれかのコベナンツへの抵触が不可避な場合には、これらの条項に基づき残存する債務の一括返済を求められる可能性や、金利及び手数料率の引き上げや新たな担保権の設定を求められる可能性があります。これらの要因により、当社グループが今後資金調達を望ましい条件で実行できない場合、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。

 

(9)訴訟等のリスク

 当社グループは、特殊紙を中心とする紙の流通・販売事業を主に営んでおり、業務の遂行に当たっては、法令順守等コンプライアンス経営に努めておりますが、その事業活動の遂行過程において、当社グループは、お客様、仕入先及び競合他社その他の関係者から、当社グループが提供する商品・サービスの不備、社員の労務管理、個人情報及び機密情報の漏洩または知的財産の侵害等に関する訴訟その他の法的手続きを提起される恐れがあります。また、当局による捜査や処分等の対象となり、これらの法的手続きに関連して多額の費用を支出した場合には、事業活動に支障をきたす恐れがあります。かかる法的手続きは長期かつ多額となることがあり、また結果の予測が困難となる場合があり、当社グループに不利な判断がなされた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

 

2【主要な設備の状況】

(1)提出会社

2023年3月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメント

の名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業

員数

(人)

建物及び構築物

機械装置及び運搬具

土地

(面積㎡)

リース資産

器具及び備品

合計

大阪本店

(大阪府大阪市

中央区)

他6事業所

和洋紙卸売業

事務所 及び倉庫

99,107

104

82,505

(596)

18,648

36,596

236,962

128

ペーパーロード大阪

(大阪府東大阪市)

他3事業所

和洋紙卸売業

倉庫

154,793

67,318

84,428

(14,679)

37,781

9,919

354,242

時間貸駐車場

(大阪府大阪市

天王寺区)

不動産賃貸業

駐車場

設備

0

100,683

(305)

100,683

 (注)1.上記の他、主要な賃借設備を有する事業所は以下のとおりであります。

 

事業所名(所在地)

セグメントの名称

利用目的

建物延面積(㎡)

賃借料(千円/年)

本社・東京本店

(東京都中央区)他5事業所

和洋紙卸売業

事務所・倉庫

4,317

135,937

若洲デポ

(東京都江東区)他2事業所

和洋紙卸売業

倉庫

7,813

138,299

 

(2)国内子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業

員数

(人)

建物及び構築物

機械装置及び運搬具

土地

(面積㎡)

リース資産

器具及び備品

合計

平和興産株式会社

本社他1事業所

(大阪府東大阪市)

和洋紙

卸売業

事務所

194

4,916

(-)

670

5,781

35

株式会社辻和

本社他1事業所

(愛知県名古屋市中区)

和洋紙

卸売業

事務所

(-)

1,859

1,859

10

 

(3)在外子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業

員数

(人)

建物及び構築物

機械装置及び運搬具

土地

(面積㎡)

リース 資産

器具及び備品

合計

平和紙業

(香港)

有限公司

本社

(中国香港)

和洋紙

卸売業

事務所及び倉庫

18,348

210

(-)

21,009

3,292

42,860

13

 

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

19,908,000

19,908,000

①【ストックオプション制度の内容】

 該当事項はありません。

 

②【ライツプランの内容】

 該当事項はありません。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

7

9

162

7

2

1,237

1,424

所有株式数(単元)

5,504

51

52,588

155

15

42,831

101,144

2,517

所有株式数の割合(%)

5.44

0.05

51.99

0.15

0.01

42.35

100.0

 (注) 自己株式657,395株は、「個人その他」に6,573単元、「単元未満株式の状況」に95株含めております。

     なお、自己株式657,395株は、株主名簿記載上の株式数と、期末日現在の実質的な所有株式数と一致しており

     ます。

 

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

特種東海製紙株式会社

静岡県島田市向島町4379番地

814

8.61

王子エフテックス株式会社

東京都中央区銀座5丁目12番8号

745

7.88

平和紙業取引先持株会

東京都中央区新川1丁目22番11号

532

5.63

日本製紙株式会社

東京都北区王子1丁目4番1号

313

3.31

北越コーポレーション株式会社

新潟県長岡市西蔵王3丁目5番1号

306

3.23

富士共和製紙株式会社

静岡県富士市久沢1丁目1番2号

282

2.99

小島 勝正

東京都新宿区

269

2.85

東京製紙株式会社

静岡県富士宮市小泉866番地

253

2.68

清家 豊雄

東京都多摩市

221

2.35

春日製紙工業株式会社

静岡県富士市比奈760番1号

202

2.14

3,942

41.67

 (注) 上記のほか、自己株式が657千株あります。

 

 

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

3,317,458

3,072,938

受取手形及び売掛金

※1 3,903,048

※1 3,831,468

電子記録債権

1,224,173

1,491,553

商品

3,619,306

3,962,048

貯蔵品

57,415

49,557

その他

106,604

88,562

貸倒引当金

11,224

18,351

流動資産合計

12,216,780

12,477,775

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物

2,077,619

2,079,979

減価償却累計額

1,778,747

1,800,411

建物及び構築物(純額)

298,872

279,568

機械装置及び運搬具

606,236

629,724

減価償却累計額

544,243

553,363

機械装置及び運搬具(純額)

61,992

76,361

土地

334,598

267,682

リース資産

224,228

262,807

減価償却累計額

149,877

185,369

リース資産(純額)

74,351

77,438

建設仮勘定

1,200,000

その他

527,556

504,911

減価償却累計額

487,811

452,572

その他(純額)

39,744

52,338

有形固定資産合計

809,560

1,953,389

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

46,028

27,572

その他

11,631

12,472

無形固定資産合計

57,659

40,044

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

2,267,901

2,438,886

繰延税金資産

74,695

20,712

長期預金

300,000

その他

341,031

336,343

貸倒引当金

1,150

1,959

投資その他の資産合計

2,682,478

3,093,983

固定資産合計

3,549,698

5,087,417

資産合計

15,766,479

17,565,193

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形及び買掛金

4,335,443

4,623,140

短期借入金

2,126,258

2,371,471

リース債務

18,028

19,702

未払法人税等

82,621

134,453

賞与引当金

96,333

136,100

その他

※2 165,062

※2 257,725

流動負債合計

6,823,747

7,542,594

固定負債

 

 

リース債務

10,318

21,725

繰延税金負債

234,169

退職給付に係る負債

244,944

255,220

資産除去債務

69,271

70,451

その他

87,498

31,303

固定負債合計

412,032

612,870

負債合計

7,235,780

8,155,465

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

2,107,843

2,107,843

資本剰余金

2,331,387

2,331,387

利益剰余金

3,826,754

4,605,132

自己株式

218,677

293,972

株主資本合計

8,047,309

8,750,391

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

424,611

555,612

為替換算調整勘定

58,778

103,723

その他の包括利益累計額合計

483,389

659,336

純資産合計

8,530,698

9,409,728

負債純資産合計

15,766,479

17,565,193

【連結損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 15,619,399

※1 16,068,886

売上原価

※2 12,696,572

※2 12,834,750

売上総利益

2,922,827

3,234,135

販売費及び一般管理費

※3 2,761,140

※3 3,095,801

営業利益

161,686

138,334

営業外収益

 

 

受取利息

4,535

4,703

受取配当金

72,701

73,410

助成金収入

※4 109,915

※4 17,724

雑収入

8,492

10,581

営業外収益合計

195,645

106,418

営業外費用

 

 

支払利息

6,392

14,290

売上割引

3,306

3,580

為替差損

5,963

1,567

休業手当

※5 206,550

※5 32,055

雑損失

1,494

1,150

営業外費用合計

223,708

52,643

経常利益

133,624

192,110

特別利益

 

 

固定資産売却益

※6 1,133,083

投資有価証券売却益

15,416

特別利益合計

15,416

1,133,083

特別損失

 

 

固定資産除売却損

※7 40

※7 2,097

災害による損失

781

投資有価証券評価損

43,211

特別損失合計

822

45,309

税金等調整前当期純利益

148,218

1,279,884

法人税、住民税及び事業税

78,690

154,311

法人税等調整額

17,727

250,768

法人税等合計

60,962

405,079

当期純利益

87,256

874,804

親会社株主に帰属する当期純利益

87,256

874,804

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっている事業セグメントを集約したものであります。

当社は、経営資源の配分の決定及び業績の評価を、当社については事業の内容及び国内所在地に基づく本支店別に、連結子会社については会社別に行っているため、これらを事業セグメントとして識別しております。当社の報告セグメントは、これらの事業セグメントを経済的特徴の類似性等を勘案し、事業の内容別に集約し、「和洋紙卸売業」及び「不動産賃貸業」の2区分としております。

「和洋紙卸売業」は紙、紙加工品等の販売及びこれらに付随する紙の運送、保管、梱包、加工業務を行っております。「不動産賃貸業」は不動産を賃貸しております。

①【貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

3,228,208

2,913,633

受取手形

784,024

721,754

電子記録債権

1,206,525

1,474,489

売掛金

※1 2,918,946

※1 2,949,551

商品

3,097,489

3,202,102

貯蔵品

43,825

37,695

前渡金

599

2,188

前払費用

52,165

56,013

その他

※1 34,102

※1 20,584

貸倒引当金

5,930

流動資産合計

11,359,956

11,378,012

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

273,942

255,920

構築物

6,108

5,104

機械及び装置

55,534

70,786

車両運搬具

449

449

工具、器具及び備品

33,033

46,516

土地

334,598

267,682

リース資産

69,348

56,429

建設仮勘定

1,200,000

有形固定資産合計

773,014

1,902,887

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

45,352

27,128

電話加入権

8,524

8,524

その他

1,799

2,420

無形固定資産合計

55,675

38,072

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

2,267,901

2,438,886

関係会社株式

224,202

284,202

出資金

450

450

長期前払費用

6,729

4,471

差入保証金

218,047

213,392

繰延税金資産

61,516

長期預金

300,000

その他

112,970

114,197

貸倒引当金

1,150

1,150

投資その他の資産合計

2,890,667

3,354,451

固定資産合計

3,719,357

5,295,411

資産合計

15,079,314

16,673,424

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

支払手形

※1 217,110

※1 277,821

買掛金

※1 4,007,873

※1 4,299,622

短期借入金

2,000,000

2,000,000

リース債務

12,893

12,223

未払金

※1 116,973

※1 171,318

未払費用

14,977

22,053

未払法人税等

79,867

130,333

預り金

15,064

16,148

賞与引当金

86,607

126,669

その他

12,455

37,650

流動負債合計

6,563,822

7,093,841

固定負債

 

 

リース債務

10,318

8,098

繰延税金負債

233,282

退職給付引当金

199,840

210,678

資産除去債務

69,271

70,451

その他

87,498

31,303

固定負債合計

366,929

553,814

負債合計

6,930,752

7,647,656

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

2,107,843

2,107,843

資本剰余金

 

 

資本準備金

1,963,647

1,963,647

その他資本剰余金

367,740

367,740

資本剰余金合計

2,331,387

2,331,387

利益剰余金

 

 

利益準備金

271,955

271,955

その他利益剰余金

 

 

固定資産圧縮積立金

8,776

8,334

固定資産圧縮特別勘定積立金

628,798

別途積立金

2,000,000

2,000,000

繰越利益剰余金

1,222,664

1,415,808

利益剰余金合計

3,503,396

4,324,896

自己株式

218,677

293,972

株主資本合計

7,723,950

8,470,155

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

424,611

555,612

評価・換算差額等合計

424,611

555,612

純資産合計

8,148,562

9,025,768

負債純資産合計

15,079,314

16,673,424

②【損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 14,722,830

※1 15,149,558

売上原価

※2 12,104,256

※2 12,259,260

売上総利益

2,618,574

2,890,297

販売費及び一般管理費

※1,※3 2,436,155

※1,※3 2,710,656

営業利益

182,418

179,640

営業外収益

 

 

受取利息

4,535

4,701

受取配当金

※1 74,697

※1 76,406

為替差益

1,030

949

助成金収入

※4 101,375

※4 12,213

雑収入

4,521

2,433

営業外収益合計

186,159

96,703

営業外費用

 

 

支払利息

4,922

4,647

売上割引

3,306

3,580

休業手当

※5 195,506

※5 32,055

雑損失

1,494

1,150

営業外費用合計

205,230

41,432

経常利益

163,348

234,911

特別利益

 

 

固定資産売却益

※6 1,133,083

投資有価証券売却益

15,416

特別利益合計

15,416

1,133,083

特別損失

 

 

固定資産除売却損

※7 40

※7 1,921

投資有価証券評価損

43,211

災害による損失

781

特別損失合計

822

45,133

税引前当期純利益

177,942

1,322,861

法人税、住民税及び事業税

75,600

148,600

法人税等調整額

16,850

256,335

法人税等合計

58,750

404,935

当期純利益

119,192

917,926