株式会社サガミホールディングス

Sagami Holdings Corporation
名古屋市守山区八剣二丁目118番地
証券コード:99000
業界:小売業
有価証券報告書の提出日:2023年6月28日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第49期

第50期

第51期

第52期

第53期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

26,636,971

26,437,378

20,344,856

21,339,433

26,423,094

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

765,034

60,631

1,625,823

2,253,166

1,574,686

親会社株主に帰属する
当期純利益又は

親会社株主に帰属する
当期純損失(△)

(千円)

76,524

1,365,975

2,478,691

1,192,789

886,153

包括利益

(千円)

99,085

1,430,035

2,537,947

1,240,371

1,029,524

純資産額

(千円)

14,057,405

12,526,904

11,395,875

15,059,170

15,936,562

総資産額

(千円)

19,845,171

18,570,189

20,895,571

24,164,607

24,156,766

1株当たり純資産額

(円)

533.42

474.79

412.32

499.39

528.51

1株当たり当期純利益又は
1株当たり当期純損失(△)

(円)

2.90

51.83

93.41

40.46

29.38

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

70.8

67.3

54.4

62.3

65.9

自己資本利益率

(%)

0.5

10.2

20.7

9.0

5.7

株価収益率

(倍)

439

29.5

43.6

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

1,111,757

222,711

1,158,962

3,014,600

1,725,951

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

1,158,121

1,071,253

465,624

708,774

1,408,348

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

1,079,635

490,641

5,022,009

1,354,160

1,172,711

現金及び現金同等物の
期末残高

(千円)

4,833,473

4,485,255

7,882,563

11,574,143

10,725,470

従業員数
(外、平均臨時雇用者数)

(名)

595

617

572

561

539

(3,136)

(3,015)

(2,163)

2,258

2,569

 

(注) 1 第49期、第50期、第52期及び第53期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については潜在株式が存在しないため、記載しておりません。第51期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については潜在株式が存在するものの1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。

2 第50期及び第51期においては、親会社株主に帰属する当期純損失を計上しているため、株価収益率については記載しておりません。 

3 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第52期の期首から適用しており、第52期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第49期

第50期

第51期

第52期

第53期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高及び営業収益

(千円)

10,469,483

2,576,933

2,510,133

2,827,076

2,565,617

経常利益

(千円)

325,471

10,995

148,766

458,331

68,328

当期純利益又は当期純損失(△)

(千円)

195,517

1,006,989

442,846

482,255

61,297

資本金

(千円)

7,178,109

7,178,109

7,873,917

9,090,653

9,090,653

発行済株式総数

(千株)

26,501

26,501

27,761

30,301

30,301

純資産額

(千円)

13,389,735

12,222,380

13,132,564

16,088,915

16,137,107

総資産額

(千円)

16,778,040

15,939,896

19,237,019

21,240,703

20,637,011

1株当たり純資産額

(円)

508.11

463.77

475.23

533.56

535.16

1株当たり配当額
(内、1株当たり中間配当額)

(円)

5.00

5.00

7.00

(-)

(-)

-)

-)

-)

1株当たり当期純利益又は

1株当たり当期純損失(△)

(円)

7.41

38.21

16.68

16.36

2.03

潜在株式調整後1株当たり
当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

79.8

76.6

68.2

75.7

78.1

自己資本利益率

(%)

1.4

7.8

3.4

3.3

0.3

株価収益率

(倍)

72.9

632.0

配当性向

(%)

30.5

344.3

従業員数
(外、平均臨時雇用者数)

(名)

9

17

8

7

6

(-)

(-)

()

1

1)

株主総利回り
(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(%)

93

88

83

87

94

(95)

(85)

(122)

124

131)

最高株価

(円)

1,445

1,425

1,464

1,260

1,319

最低株価

(円)

1,180

904

1,020

971

1,074

 

(注) 1 第49期、第50期、第52期及び第53期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については潜在株式が存在しないため、記載しておりません。第51期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については潜在株式が存在するものの1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。

2 最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第一部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所プライム市場におけるものであります。

3 第49期、第50期及び第51期においては、当期純損失を計上しているため、株価収益率および配当性向については記載しておりません。

4 第53期の1株当たり配当額7円には、特別配当2円を含んでおります。

5 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第52期の期首から適用しており、第52期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2 【沿革】

当社は、1978年2月に㈱どんどん庵として設立されたものであります。当社の主たる営業活動は1986年7月に当社に吸収合併された㈱キャッスルサガミ(旧商号サガミチェーン㈱)で行われていたため同社の設立以降の沿革を以下に記載します。

 

年月

概要

1970年3月

名古屋市中村区大門町にサガミチェーン株式会社を設立する。

1974年4月

名古屋市千種区汁谷町に本社を移転する。

1974年12月

名古屋市千種区覚王山通りにサガミ「池下店」を規模拡大の為、自社店舗第1号店として開店する。

1975年7月

名古屋市名東区高社にサガミ「一社店」を開店する。大型自社店舗の先駆となる。

1977年11月

愛知県西春日井郡春日町にサガミ「名岐店」を開店する。郊外幹線道路沿い出店の先駆となる。

1978年2月

名古屋市千種区汁谷町に株式会社どんどん庵を設立する。

1978年9月

㈱どんどん庵は名古屋市東区大幸町にどんどん庵「砂田橋店」をセルフサービス方式の店舗第1号店として開店する。

1981年1月

サガミチェーン株式会社は三重県四日市市にサガミ「四日市日永店」を三重県進出第1号店として開店する。

1982年1月

サガミチェーン株式会社が洋食・喫茶レストランを営業することを主たる目的とした株式会社ジーベンサガミを吸収合併する。

1982年4月

サガミチェーン株式会社の営業を株式会社どんどん庵に委託する。サガミチェーン株式会社の主たる事業は不動産管理となる。

1982年6月

サガミチェーン株式会社が株式会社キャッスルサガミに、株式会社どんどん庵が株式会社サガミチェーンに各々商号変更する。

1985年11月

株式会社サガミチェーンは埼玉県戸田市にサガミ「戸田笹目店」を関東進出第1号店として開店する。

1986年2月

株式会社サガミチェーンは名古屋市守山区小幡に守山工場を建設し、保存麺とかえし類の製造を開始する。

1986年7月

株式会社サガミチェーンが株式会社キャッスルサガミを吸収合併する。

1986年8月

名古屋市守山区大字森孝新田字元補(現・守山区森孝一丁目)に本社を移転する。

1987年4月

愛知県海部郡飛島村に大型和食麺類店舗100店舗までの配送可能な物流センターが完成する。

1988年7月

愛知県海部郡飛島村に飛島工場を建設し、保存麺とそば粉の製造を開始する。

1988年7月

奈良県橿原市にサガミ「橿原店」を奈良県進出第1号店として開店する。

1989年6月

静岡県清水市にサガミ「清水店」を静岡県進出第1号店として開店する。

1990年7月

大阪府堺市にサガミ「堺福田店」を大阪府進出第1号店として開店する。

1991年9月

名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場する。

1994年7月

京都府城陽市にサガミ「京都城陽店」を京都府進出第1号店として開店する。

1994年10月

滋賀県長浜市にサガミ「長浜店」を滋賀県進出第1号店として開店する。

1995年5月

大阪府松原市に関西事務所を開設する。(2012年1月に閉鎖)

1996年7月

東京証券取引所市場第二部に株式を上場する。

1996年9月

神奈川県秦野市にサガミ「秦野店」を神奈川県進出第1号店として開店する。

1997年2月

東京都町田市に関東事務所を開設する。(2000年12月神奈川県厚木市に移転、2008年8月に閉鎖)

1997年7月

東京、名古屋両証券取引所市場第一部銘柄に指定される。

1997年7月

東京都町田市にサガミ「町田店」を東京都進出第1号店として開店する。

1997年9月

福井県福井市にサガミ「福井社店」を福井県進出第1号店として開店する。

1997年12月

全額出資子会社株式会社ディー・ディー・エー(現・サガミレストランツ株式会社)を設立する。(現・連結子会社)

1998年3月

愛知県尾西市に尾西工場を建設し、保存麺の製造を開始する。

1998年4月

石川県金沢市にサガミ「金沢駅西店」を石川県進出第1号店として開店する。

1998年6月

兵庫県加古川市にサガミ「加古川店」を兵庫県進出第1号店として開店する。

1998年10月

富山県富山市にサガミ「飯野店」を富山県進出第1号店として開店する。

1999年2月

株式会社浜木綿に資本参加する。

1999年6月

子会社株式会社サガミサービス(現・株式会社サガミマネジメントサポート)を設立する。(現・連結子会社)

2000年4月

どんどん庵部門を、子会社株式会社ディー・ディー・エーに営業譲渡する。

2002年12月

子会社株式会社エー・エス・サガミ(現・株式会社サガミフード)を設立する。(現・連結子会社)

2003年3月

子会社上海盛賀美餐飲有限公司を設立する。

 

 

 

年月

概要

2004年2月

子会社上海盛賀美餐飲有限公司が中国上海市に盛賀美「福州路店」を海外進出第1号店として開店する。

2007年9月

ベーカリーショップ部門に進出。第1号店として岐阜県羽島市に石窯パン工房Bon Pana(ボンパナ)「羽島店」を開店する。

2009年6月

全額出資子会社株式会社ボンパナを設立する。

2009年7月

ベーカリーショップ部門を子会社株式会社ボンパナに事業譲渡する。

2011年8月

ベーカリーショップ部門の子会社株式会社ボンパナの全株式を譲渡する。

2012年10月

全額出資子会社SAGAMI INTERNATIONAL CO.,LTD.を香港に設立する。

2012年11月

愛知県海部郡飛島村にカット野菜工場を建設する。

2013年3月

第21回優良外食産業表彰『地産地消推進部門』で農林水産大臣賞を受賞する。

2013年6月

全額出資子会社SINGAPORE SAGAMI PTE.LTD.をシンガポールに設立する。(現・連結子会社)

2013年10月

BANGKOK SAGAMI CO.,LTD.をタイに設立する。

2014年1月

味の民芸フードサービス株式会社の株式を取得し子会社とする。(現・連結子会社)

2014年4月

全額出資子会社サガミインターナショナル株式会社を設立する。(現・連結子会社)

2014年4月

ASEAN諸国1号店としてタイ王国 バンコクに「SAGAMI」を開店する。

2014年6月

ブラジル リオにジャパンプレゼンテーション事業として参加する。

2014年7月

インドネシア1号店としてインドネシア ジャカルタに「SAGAMI」を開店する。

2014年12月

JNTO(日本政府観光局)より外国人観光案内所のパートナー施設としてサガミグループで14店舗が認定される。

2015年2月

一般財団法人和食文化国民会議に正会員として加盟する。

2015年4月

全額出資子会社株式会社サガミマイスターズを設立する。

2015年5月

イタリア・ミラノ国際博覧会の日本館フードコートに「サガミ」を10月末まで6ヵ月間出店する。

2015年10月

単元株式数の変更を行う。(1,000株単位→100株単位に変更)

2016年1月

ベトナムに VIETNAM SAGAMI JOINT STOCK COMPANY を設立する。(現・連結子会社)

2016年3月

「濱町」6店舗が当社グループに加わる。

2016年3月

愛知県飛島村(どんどん庵飛島店2階)に蕎麦工房を開設する。

2016年4月

愛知県大府市役所内にサガミ「健やか食堂」を開店する。

2016年7月

とんかつ専門店かつたに「一宮尾西店」を開店する。

2016年7月

名古屋駅前、ホテルキャッスルプラザ内に日本料理「さがみ庭」を開店する。

2016年7月

ベトナム・ホーチミン高島屋内に「水山」「JINJIN」の2店舗を同時開店する。

2016年12月

イタリア・ミラノ市に長期実験店舗である「SAGAMI」を開店する。

2017年3月

「蕎麦工房」が経済産業省が創設した「おもてなし規格認証」制度の『紺認証』の認可を受ける。

2017年3月

レゴランドジャパンに隣接する大規模商業施設メイカーズピアに「SAGAMI」を開店する。

2017年3月

尾西工場と入間工場においてISO22000を取得する。

2017年10月

9年ぶりのサガミ業態の新規出店となる和食麺処サガミ「関マーゴ店」を開店する。

2018年6月

第5回手羽先サミット2018にてサガミの手羽先が殿堂入りとなる。

2018年10月

持株会社体制へ移行。「株式会社サガミホールディングス」へと商号変更する。

2018年11月

イタリア・ミラノ市に欧州1号店「SAGAMI ミラノ駅前店」を出店する。

2018年12月

イタリアにSAGAMI ITALIA S.R.L.を設立する。

2019年3月

 

味の民芸業態の郊外型大型店としては、16年ぶりとなる「味の民芸春日部ユリノキ通り店」「アクロスプラザ東久留米店」を出店する。

2019年6月

監査等委員会設置会社へ移行。

2019年7月

本社を現在の名古屋市守山区八剣に移転。

2020年7月

イタリア・モデナ市に欧州初のフランチャイズ店となる「SAGAMI モデナ店」を出店する。

2020年10月

中部・北陸地区にて外食及びサービス業を営む有志企業とともに「共創 和や会」を発足する。

2020年12月

第三者割当による行使価額修正条項付き新株予約権発行。

2021年1月

 

サガミ純鶏名古屋コーチンを使用した「名古屋コーチン味噌煮(宇宙食)」がJAXA(宇宙航空研究開発機構)から正式に宇宙日本食として認証される。

2021年10月

新業態となるセルフそば専門店「かき揚げ 十割そば 長助 岩倉店」を開店する。

2021年10月

G.L.GROUP ITALIA S.r.l.に連結子会社SAGAMI ITALIA S.R.L.の株式を売却する。

2021年12月

セルフそば専門店「二代目長助 扶桑店」を開店する。

 

 

年月

概要

2022年4月

 

市場の再編により東京証券取引所市場第一部から東京証券取引所プライム市場、名古屋証券取引所市場第一部から名古屋証券取引所プレミア市場に移行する。

2023年2月

外食企業11社による情報交流を行うことを目的とした「外食懇話会」に監事として参画。

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社及び子会社7社で構成され、飲食店の経営、フランチャイズ(FC)店舗への材料提供及び経営指導を主な事業の内容としております。

当社グループ事業に係わる位置付け及び事業部門との関連は次のとおりであります。

当社グループの報告セグメントは「外食事業」のみであり、その他の事業セグメントは重要性が乏しいため、記載を省略しております。

なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要な事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。

 

事業部門の名称

事業内容

会社名

外食事業

和食麺処

サガミ部門

和食麺類店「和食麺処サガミ」の経営

サガミレストランツ株式会社

味の民芸部門

手延べうどんと和食の「味の民芸」の経営、フランチャイズ店舗への材料提供及び経営指導

味の民芸フードサービス株式会社

どんどん庵部門

セルフサービス方式の「どんどん庵」の経営、フランチャイズ店舗への材料提供及び経営指導

サガミレストランツ株式会社

その他部門

団欒食堂「あいそ家」の経営

サガミレストランツ株式会社

セルフそば専門店「二代目長助」の経営

サガミレストランツ株式会社

味の民芸フードサービス株式会社

その他飲食店の経営、フランチャイズ店舗への材料提供及び経営指導

当社

サガミレストランツ株式会社

味の民芸フードサービス株式会社

株式会社サガミフード

サガミインターナショナル株式会社

SINGAPORE SAGAMI PTE.LTD.

VIETNAM SAGAMI JOINT STOCK COMPANY

その他の事業

子会社等の経営管理およびそれに付帯または関連する事業

不動産賃貸業務

店舗設備のメンテナンス業務

当社

株式会社サガミマネジメントサポート

 

 

 

事業の系統図は次のとおりであります。

 


 

 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又
は出資金
(千円)

主要な事業の内容

議決権の
所有割合
(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

サガミレストランツ株式会社

名古屋市
守山区

50,000

飲食店の経営
フランチャイズ店舗への
材料提供及び経営指導

100.0

建物・設備の賃貸

役員の兼任1名

味の民芸フードサービス
株式会社

東京都
立川市

50,000

飲食店の経営
フランチャイズ店舗への
材料提供及び経営指導

100.0

運転資金の貸付

建物・設備の賃貸

役員の兼任1名

株式会社

サガミマネジメントサポート

名古屋市
守山区

10,000

グループの管理業務
店舗設備のメンテナンス
業務

100.0

資金の貸付

建物・設備の賃貸
設備メンテナンス

株式会社サガミフード

名古屋市
守山区

70,000

輸出入業務

食材の仕入・製造業務

100.0

運転資金の貸付

建物・設備の賃貸

役員の兼任2名

サガミインターナショナル

株式会社

名古屋市
守山区

10,000

海外事業の統括

100.0

役員の兼任1名

SINGAPORE SAGAMI PTE.LTD.

シンガポール

5,250千

米ドル

海外事業(ASEAN)の
統括

100.0

役員の兼任2名

VIETNAM SAGAMI JOINT STOCK
COMPANY

ベトナム

6,490,600千
ドン

飲食店の経営

100.0

(100.0)

役員の兼任2名

 

(注) 1 議決権の所有割合の( )書きは間接所有分で内書であります。

2 サガミレストランツ株式会社及び株式会社サガミマネジメントサポートは特定子会社に該当しております。

3 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

4 サガミレストランツ株式会社及び味の民芸フードサービス株式会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等 サガミレストランツ株式会社      味の民芸フードサービス株式会社

①  売上高   19,715,055千円     ①  売上高   6,345,598千円

②  経常利益  1,059,376千円         ②  経常利益   204,352千円

③  当期純利益  565,573千円     ③  当期純利益  116,845千円

④  純資産額     188,287千円         ④  純資産額   771,707千円

⑤  総資産額   3,830,551千円         ⑤  総資産額  2,449,231千円

 

 

5 【従業員の状況】

当社グループの報告セグメントは、「外食事業」のみであるため、事業部門別により記載しております。

(1) 連結会社の状況

2023年3月31日現在

事業部門の名称

従業員数(名)

外食事業

和食麺処サガミ部門

289

(1,763)

味の民芸部門

85

(537)

どんどん庵部門

1

(8)

その他の部門

48

(217)

その他の事業

()

全社(共通)

116

(44)

合計

539

(2,569)

 

(注) 1 従業員数は、就業人員であります。

2 従業員数欄の( )書きは、臨時従業員の年間平均雇用人員(1日8時間、1ヵ月22日換算)で外書であります。

3 全社(共通)として記載されている従業員数は、特定の部門に区分できない管理部門に所属しているものであります。

4 臨時従業員は、派遣社員を除いております。

 

(2) 提出会社の状況

2023年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

6

(1)

47.8

27.8

6,587

 

(注) 1 従業員数は就業人員であります。

2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3) 労働組合の状況

当社グループの労働組合はサガミグループ労働組合、味の民芸労働組合と称し、2023年3月31日現在組合員数は1,994名(うち臨時従業員1,567名)で、UAゼンセンに加盟しております。労使関係は円満に推移しており、特記すべき事項はありません。

 

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性の育児休業取得率及び男女の賃金の差異

会社名称

管理職に占める

女性労働者の割合

男性の育児

休業取得率

男女の賃金の差異

全労働者

正規雇用

労働者

非正規雇用

労働者

株式会社サガミホールディングス

0%

20%

66.8%

68.2%

195.2%

味の民芸フードサービス

株式会社

0%

該当なし

(注)1

58.7%

91.6%

117.1%

 

(注) 1 育児休業に取得事由に該当する労働者はおりません。

2 男性の育児休業取得率及び男女の賃金の差異の対象期間は当期(2022年4月1日~2023年3月31日)です。

3 出向者は出向元の従業員として集計しています。

4 男性の育児休業取得率は、育児休業等の取得割合(当期において雇用する男性労働者のうち育児休業
等を取得した者の数/当期において雇用する男性労働者のうち配偶者が出産した者の数)により算出
しています。

5 男女の賃金の差異は、女性労働者の平均年間賃金÷男性労働者の平均年間賃金×100%として算出しています。また、平均年間賃金は、総賃金(賞与及び基準外賃金を含む)÷人員数として算出しています。

6 非正規労働者は、臨時従業員(パートタイマー)を対象に算出しています。なお、パートタイマーについてはフルタイム換算をせず実際に支給した賃金に基づき算出しています。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1) 会社の経営の基本方針

当社グループでは、グループビジョンである「No.1 Noodle Restaurant Company」を実現するために、グループの経営理念である「私たちは、「食」と「職」の楽しさを創造し、地域社会に貢献します~すべてはみんなのゆたかさと笑顔のために~」を合言葉に、株主様、お客様、従業員、お取引先様など、全てのステークホルダーの皆様に繋がる取り組みを経営の基本としており、各店舗が夫々の地域で一番店になるような活力溢れる力強い企業集団を目指しております。規模を追うことでなく、まずは地道なNo.1を目指すことで、「そば」「なごやめし」「手延べうどん」といった誇るべき和食文化を、世界に広げてまいります。

 

(2) 目標とする経営指標

 当社グループでは、2025年度を最終年度とする中期経営計画“Management Plan 2025『Together』”を重要な経営指標として位置付けております。なお、計画値は下記のとおりです。

   なお、一年毎に経営計画を見直し、ローリングすることを方針としております。

(単位:百万円)

≪連結≫

2023年度計画

2024年3月期

2024年度計画

2025年3月期

2025年度計画

2026年3月期

売上高

26,200

27,500

30,000

営業利益

   800

  930

 1,100

経常利益

   820

  950

 1,120

親会社株主に帰属する

当期純利益

   400

   500

   600

 

 

(3) 中長期的な会社の経営戦略ならびに対処すべき課題

当社グループを取り巻く環境は、人口減少や高齢化、異業種との競争、世界的な資源価格の高騰と円安による物価上昇に加え、地政学的リスクによるサプライチェーンの混乱の懸念が続くものと予測されます。また、新型コロナウイルスの感染症法上の分類が5類へ変更され、人流は一定程度回復すると予想される一方で、消費者物価の上昇を背景とする消費マインドの落ち込みが不安視されるなど、引き続き厳しい経営環境が続くものと予測されます。

このような環境に対し、2025年度を最終年度とし、新たに中期経営計画“Management Plan 2025『Together』”を策定いたしました。お客様起点の視座を堅持しながら、「持続可能性の追求」「再成長の実現」をテーマとして掲げ、基本的価値である「おいしさ」「おもてなし」に磨きをかけていくとともに、人財こそ当社最大の経営資源であるという考えのもと、「従業員の物心両面のゆたかさ」の実現に向けて取り組んでまいります。

「持続可能性の追求」においては、各部門における採算を追求し、収益力の改善を進めてまいります。経費や時間の使途を明確にする一方で、省力化設備の検証・導入を進めることで生産性向上および労働環境改善に繋げ、基本的価値であるおいしさ・おもてなしの向上に「人」が集中して取り組める環境構築を進めてまいります。

また、「より良き社会・より良きサガミを次世代に」をテーマとして、TCFDに基づく定量情報や環境配慮への取り組み等、サステナビリティにかかわる取り組み及び情報について積極的に開示し、社会と事業の持続的成長を実現してまいります。

「再成長の実現」においては、社会・経済状況の変化を見据え、「和食麺処サガミ」「味の民芸」などの既存事業のポジショニング再定義と見直しを実施し、「そば」「なごやめし」「手延べうどん」といった当社グループの強みを活かした展開を加速してまいります。また、国内においては、Afterコロナや高齢化等を機会と捉え、手延べうどん「水山」、ら一めん専門店「ぶぶか」、かき揚げ十割そば「長助」など、小型店舗モデル確立と展開の促進を進めてまいります。海外においては、イタリアにて欧州各国への進出も視野に入れたFC展開による店舗網の拡大に向けての取り組みを進めるとともに、ベトナムの事業展開を強化し、ベトナム国内におけるパートナーシップの構築に向けて取り組みを進めてまいります。

当社グループは、今後もESG(Environment,Social,Governance)の取り組みを進め、環境、社会、企業統治の観点から企業価値を高めるとともに、企業と顧客、そして社会の三方よしの経営である「CSV(共有価値の創造)経営」を推進し、全力を傾注し株主の皆様へ、安定した還元を目指してまいります。

 

3 【事業等のリスク】

当社グループの経営成績、株価及び財務状況等に影響を与える可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。

なお、文中における将来に関する事項は、提出日に当社グループが判断したものであります。

(1) 売上高の変動について

当社グループは、飲食店の経営を主要な事業としており、消費者の外食動機の大幅な減少を生じさせるような大規模な自然災害、戦争・テロ、疫病等による社会的混乱及び繁忙期における異常気象や地震・台風等による大規模な自然災害等が発生した場合、経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。

(2) 出店について

当社グループは、主として和食・麺類レストランのチェーン展開を行っており、出店用地の早期確保に努めておりますが、適切な出店用地が計画通り確保できない場合や、出店地周辺の道路や開発状況の想定外の変化や競合店の出店等による立地環境の大幅な変化が発生した場合、経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。

(3) 仕入の変動要因について

当社グループでは、複数の仕入れルートの確保及び仕入先との連携強化を図ることにより、リスクの最小化に努めておりますが、鳥インフルエンザ等を始めとする疫病や大規模な自然災害、仕入先の環境変化、外国為替相場の大幅な変動等による仕入価格の高騰があった場合、また家畜類の伝染病や資源の枯渇が危惧される品種の漁獲量制限等により、供給量に大きな変動が生じた場合、経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。

(4) 生産の変動要因について

当社グループは、外食店舗で使用する冷凍保存麺やかえし類についての生産拠点を愛知県一宮市、愛知県海部郡飛島村、埼玉県入間市に設置しております。これらの生産拠点において地震・台風等の自然災害や食中毒等の食品の安全性に関する問題が発生し、生産活動や店舗等への食材供給に支障をきたす事態が発生した場合、経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。

(5) 減損損失及び店舗閉鎖損失について

当社グループが保有する固定資産を使用している店舗の営業損益に悪化が見られ、短期的にその状況の回復が見込まれない場合、もしくは土地等の時価が著しく下落した場合において、当該固定資産について減損会計を適用し、経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。また、不採算店舗の閉店に際し、賃借物件の違約金や固定資産の撤去に係る損失見込みに基づく引当金の計上を行う場合、経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。

(6) 個人情報の管理について

当社グループは、ダイレクトメール等による会員情報やアンケートによる顧客情報や従業員情報など、多数の個人情報を有しております。これらの個人情報の管理に関しては万全を期しておりますが、何らかの理由で個人情報が漏洩し、損害賠償や社会的信用の低下等が発生した場合、経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。

(7) 情報セキュリティについて

当社グループは、情報管理に関しては、逐次、基幹システム及びグループインフラの改修、整備に取り組むなど万全を期しておりますが、不測の事態によりコンピュータウィルス、ソフトウエアまたはハードウエアの障害により情報システムが機能しなくなる可能性や、個人情報や当社グループの重要情報が漏洩し、第三者がこれを不正に取得、使用する可能性があり、このような事態が生じた場合、損害賠償や社会的信用の低下等により、経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。

(8) 法的規制について

当社グループの主要事業であります外食事業におきましては、飲食に起因する衛生上の危害発生の防止をもって国民の健康の保護を図ることを目的とする食品衛生法の規制を受けております。当社グループでは、各種業界団体への加盟等により必要な情報を的確に収集するとともに、グループ内の内部統制監査室にて各種法令への遵守に向けた社員教育及び体制整備に努めることに加え、食材の品質管理、店舗及び工場の衛生管理については最大限の注意を払っておりますが、重大な衛生問題が発生した場合、経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。

(9) 企業買収等について

当社グループは、事業の拡大や競争力強化のために他社の買収等を行うことがあります。これらの意思決定に際しては、買収前のデューデリジェンス、取締役会での複数回の審議の実施、買収後の情報共有、グループインフラの統合および活用を促進し、当社グループが期待するシナジーが発現するよう取り組んでおりますが、経済環境の変化等の影響や、統合後に事前には分からなかった想定外のリスクが明らかになることがあった場合、経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。

(10) 海外進出について

当社グループは、海外出店を成長戦略のひとつとしております。予期しえない自然災害や景気変動、通貨価格の変動、テロ・戦争・内乱等による政治的・社会的混乱などの海外特有の経営上対応すべき課題・リスクによって事業継続が不可能となり撤退を余儀無くされることがあり、経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。

(11) 人材確保及び人材育成について

当社グループは、優秀な人材の継続的な確保が重要な経営課題だと認識し、採用活動に取り組み、教育にも力を入れておりますが、計画的な人材の採用と育成が進まない場合、新規出店ができないことや営業時間の短縮などを余儀無くされ、経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。

(12) 賃貸借契約に基づく差入保証金の回収について

当社グループが展開している店舗の多くは、土地建物を賃借して営業しており、賃貸人に対して契約に基づき保証金を差し入れております。保証金を確実に回収するため賃貸人の状況には十分留意しておりますが、賃貸人の倒産等の事由により、回収が困難となった場合、経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。

(13) 労務管理について

当社グループにおいては、多くのパートタイム従業員が業務に従事しております。今後、社会保険、労働条件などに係る諸制度に変更がある場合、人件費の増加となり経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(業績等の概要)
(1) 業績

当連結会計年度(2022年4月1日から2023年3月31日)におけるわが国経済は、世界的な資源価格の高騰や地政学的リスクによるサプライチェーンの混乱、及び為替相場の急激な円安進行により、エネルギーや各種仕入れなど、あらゆる品目における価格上昇が、国民生活・事業活動に大きな影響を及ぼしました。また、感染症影響としては、一時的には再拡大の影響を受けましたが、政府による感染抑制と、全国旅行支援をはじめとした経済活動の両立策により、消費マインドの改善と人流に回復が見られました。

外食産業におきましては、行動制限解除後、一時的に感染症第7波・第8波の影響はあったものの、徐々に人流が回復したことに加え、全国旅行支援や入国制限の緩和を背景としたサービス消費、及びインバウンド消費の回復を主因として、回復傾向が更に強まりました。一方で、食材の仕入価格や人件費、光熱費、物流費等あらゆるコストが上昇するなど厳しい経営環境が続いております。

このような環境のもと当社グループは、お客様及び従業員の安全と健康を守る観点から、感染症拡大の予防対策を最優先に取り組んでまいりました。また、お客様起点の視座を堅持しつつ、中期経営計画『Together』にもとづき、「持続可能性」の追求と「再成長」の実現をテーマとして、基本的価値であるおいしさ・おもてなしの向上及び「こころとからだ」の健康を目指した、“食による提供価値”を追求してまいります。引き続き、お客様のニーズに対応しつつ、「物心両面のゆたかさ」により、従業員の「生きがい」と「やりがい」を両立することで、従業員のパフォーマンスの向上につなげ、お客様への提供価値向上を目指してまいります。

 

各事業部門の概況は次のとおりであります。

なお、当社グループの報告セグメントは、「外食事業」のみであるため、事業部門別により記載しております。

外食事業

(和食麺処サガミ部門)

和食麺処サガミ部門では、売上高17,725百万円となり、連結売上高の67.0%を占め、引き続き当社の主力部門として位置づけられております。

全店販売促進企画として、「料理フェア」を9回実施いたしました。また、4月と10月に「サガミ公式Twitterフォロー&リツイートキャンペーン」を各1回、4月に「ゴールデンウィーククーポン配布企画」、6月に「父の日企画」、7月に「夏の大感謝祭」、9月に「シルバーウィーククーポン配布企画」、11月に「冬の感謝祭」、12月に「ゆく年くる年クーポン配布企画」、1月に「JAF plusクーポン配布企画」、2月に「恵方巻・はまぐり料理のクーポン付き告知チラシ配布企画」、3月に「創業感謝祭」を各1回実施いたしました。一部地域販売促進企画として、6月に「御園座ご招待キャンペーン」、10月と11月に「愛知セントラル交響楽団」との合同企画として公演会場でブランド訴求チラシの配布を各1回、石川県輪島市とコラボレーションし「輪島天然ふぐ天みそ煮込」を限定店舗で販売、2月に愛知県の店舗限定にて、選挙投票後に受け取る「投票済証明書」の提示でお会計より10%OFFする「センキョ割キャンペーン」を実施いたしました。その他の取り組みとして、9月に和食麺処サガミ公式アプリをリリースいたしました

これにより、既存店売上高は前年同一期間に対して25.0%増となり、既存店客数は前年同一期間に対して21.0%増、客単価が前年同一期間に対して3.3%増となりました

店舗関係では、「和食麺処サガミ 半田インター店」(9月)、「和食麺処サガミ 木津川城山台店」(12月)、「和食麺処サガミ 長久手店」(1月)、「和食麺処サガミ 豊山店」(3月)を出店いたしました。その一方、「和食麺処サガミ 西大津店」(5月)、「和食麺処サガミ 藤枝店」(8月)、「和食麺処サガミ 加木屋店」(10月)を閉鎖いたしました

なお、当期末での店舗数は133店舗であります。

 

(味の民芸部門)

味の民芸部門では、売上高5,782百万円となり、連結売上高の21.8%を占めております。

全店販売促進企画として「料理フェア」を7回、「母の日フェア」、「父の日フェア」、「手延べうどん食べ放題企画」、「敬老の日フェア」、「和食の日フェア」、「年末年始フェア」、「節分・恵方巻フェア」を各1回実施いたしました。
 また、「夏の大感謝祭」、「秋の新メニューフェア」、「春のごちそう祭り」、「店内飲食およびテイクアウト10%引きキャンペーン」を各1回実施いたしました。

店舗関係では、「味の民芸 西国分寺店」(8月)を閉鎖いたしました。

なお、当期末での店舗数はFC店舗を含み51店舗であります。

 

(どんどん庵部門)

どんどん庵部門では、売上高816百万円となり、連結売上高の3.0%を占めております。

全店販売促進企画として「料理フェア」を9回実施いたしました。また、4月に「麺大盛無料キャンペーン」、5月、10月及び2月に「GO!どんどん庵クーポンキャンペーン」を各1回実施いたしました。

店舗関係では、「かつたに 一宮尾西店」を業態転換し、「どんどん庵 一宮尾西店」(11月)を出店いたしました。その一方、「どんどん庵 飛島店」(12月)を閉鎖いたしました

なお、当期末での店舗数はFC店舗を含み32店舗であります

 

(その他の部門)

その他の部門では、売上高2,015百万円となり、連結売上高の7.6%を占めております。

団欒食堂「あいそ家」において、「料理フェア」を12回実施いたしました。また、7月より3店舗(天道店・大樹寺店・東郷店)でモーニング営業を開始いたしました。大型セルフうどん店「製麺大学」においては、「料理フェア」を11回実施いたしました

国内店舗関係では、岐阜県岐阜市に「十割そば二代目長助 岐阜岩滝店」(5月)、愛知県稲沢市に「十割そば二代目長助 稲沢店」(3月)、千葉県野田市に「十割そば二代目長助 野田店」(3月)を出店いたしました。その一方、「ごちたく味の民芸 練馬平和台店」(10月)、「ぶぶか 西台店」(11月)、「ごちたくサガミ 守山店」(12月)、「とと蔵 湘南台店」(12月)、「JINJIN 佐野店」(1月)を閉鎖したほか、「かつたに 一宮尾西店」(11月)、「あいそ家 豊山店」(2月)を業態転換に伴い閉鎖いたしました。

海外店舗関係では、イタリア・ミラノ市郊外に「SAGAMI ベリンザーゴ・ロンバルド店」(4月)をFCで出店いたしました。その一方、イタリア「SAGAMI シエナ店」(8月)を閉鎖いたしました。

なお、当期末での店舗数はFC店舗を含み、国内25店舗、海外9店舗の合計34店舗であります

 

その他の事業

(不動産賃貸部門)

賃貸物件の受取家賃による売上高は83百万円となりました。

 

この結果、当連結会計年度の売上高は26,423百万円(前年対比23.8%増)、営業利益は910百万円(前年同期は営業損失620百万円)、経常利益は1,574百万円(前年対比30.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益は886百万円(前年対比25.7%減)となり、当期末のグループ店舗数は250店舗となりました。

 

(2) キャッシュ・フローの状況

キャッシュ・フローの状況につきましては、(財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析)に記載しております。

 

(生産、受注及び販売の状況)
当社グループの報告セグメントは、「外食事業」のみであるため、品目別、事業部門別により記載しております。
(1) 生産実績

当社グループの生産品目は、供給先が多部門にわたり、部門別生産実績を記載することが困難であるため、品目別によって記載しております。

a 生産実績

当連結会計年度における生産実績を品目別に示すと次のとおりであります。

 

品目別

生産高(千円)

前年同期比(%)

保存麺うどん・きしめん類

298,514

122.6

保存麺そば類

116,295

96.4

かえし類

200,923

110.1

そば製粉類

200,808

145.4

加工食品類

300,883

121.8

合計

1,117,425

119.9

 

(注) 金額は製造原価により表示しております。

 

 

b 仕入実績

当連結会計年度における仕入実績を品目別に示すと次のとおりであります。

 

品目別

仕入高(千円)

構成比(%)

前年同期比(%)

原材料
(店舗用)

エビ類

642,413

9.2

141.4

冷凍食品

725,651

10.4

122.0

肉類

2,206,813

31.6

115.7

酒・その他飲料

526,517

7.5

153.1

野菜類

978,729

14.0

124.6

米穀類

426,753

6.1

131.2

だし・油類

490,354

7.0

145.2

その他

276,223

4.0

125.3

原材料(店舗用)計

6,273,457

89.8

126.2

原材料
(工場用)

粉類

207,511

3.0

123.4

玄そば類

194,007

2.8

145.7

醤油・みそ類

131,459

1.9

144.6

つゆ・タレ類

89,468

1.3

103.4

砂糖

32,825

0.4

137.1

その他

54,251

0.8

95.6

原材料(工場用)計

709,522

10.2

126.8

原材料計

6,982,980

100.0

126.3

商品

FC向食材

603,667

78.4

113.0

その他

165,890

21.6

99.6

商品計

769,557

100.0

109.8

合計

7,752,537

124.4

 

 

(2) 受注状況

該当事項はありません。

 

(3) 販売実績

当連結会計年度における販売実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。

事業部門の名称

販売高(千円)

構成比(%)

前年同期比(%)

外食事業

和食麺処サガミ部門

17,725,470

67.0

124.3

味の民芸部門

5,782,059

21.8

121.2

どんどん庵部門

816,967

3.0

110.2

その他の部門

2,015,511

7.6

134.3

その他の事業

83,084

0.3

108.4

合計

26,423,094

100.0

123.8

 

(注) 当連結会計年度の店舗売上高は、直営店舗25,631,365千円、FC店舗2,337,804千円となっております。

 

 

(財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析)

(1) 財政状態

当連結会計年度末における総資産は前連結会計年度末に比べ7百万円減少し、24,156百万円となりました。

流動資産は前連結会計年度末に比べ681百万円減少し、12,469百万円となりました。減少の主な内訳は、現金及び預金848百万円によるものであります。

固定資産は前連結会計年度末に比べ673百万円増加し、11,687百万円となりました。増加の主な内訳は、建物及び構築物389百万円、投資有価証券140百万円によるものであります。

流動負債は前連結会計年度末に比べ202百万円増加し、4,700百万円となりました。増加の主な内訳は、支払手形及び買掛金164百万円、未払金141百万円によるものであります。

固定負債は前連結会計年度末に比べ1,087百万円減少し、3,519百万円となりました。減少の主な要因は、長期借入金1,160百万円によるものであります。

純資産は前連結会計年度末に比べ877百万円増加し、15,936百万円となりました。増加の主な内訳は、利益剰余金734百万円、その他有価証券評価差額金138百万円によるものであります。

(2) 経営成績

当連結会計年度の売上高は26,423百万円経常利益は1,574百万円親会社株主に帰属する当期純利益は886百万円となりました。

(3) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、前連結会計年度末に比べて848百万円減少し、10,725百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は1,725百万円となりました。収入の主な内訳は税金等調整前当期純利益1,110百万円、減損損失443百万円、減価償却費385百万円、仕入債務の増減額164百万円、売上債権の増減額△112百万円、未払金の増減額89百万円であり、支出の主な内訳は法人税等の支払額547百万円であります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果使用した資金は1,408百万円となりました。収入の主な内訳は差入保証金の回収による収入50百万円であり、支出の主な内訳は有形固定資産の取得による支出1,353百万円であります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果減少した資金は1,172百万円となりました。支出の主な内訳は配当金の支払による支出150百万円、長期借入金の返済による支出1,012百万円であります。

 

(4) 資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入れのほか、製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、設備投資等によるものであり、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。短期運転資金は自己資金を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。

なお、当連結会計年度末における借入金及びリース債務を含む有利子負債の残高は3,868百万円、現金及び現金同等物の残高は10,725百万円となっております。

翌連結会計年度のキャッシュ・フローの見通しにつきましては、助成金収入の減少や原材料費やエネルギーコストの上昇に伴う支出の増加により、営業活動で得られるキャッシュ・フローは、当連結会計年度より減少する見込みであります。

投資活動により使用するキャッシュ・フローは、当社グループ店舗の新規出店、および既存店への設備投資を積極的に実施する計画としており、当連結会計年度に比べて、資金需要は上回る見込みであります。
 財務活動により使用するキャッシュ・フローについては、借入金などの支出等により、当連結会計年度を下回ることを見込んでおります。よって、翌連結会計年度の現金及び現金同等物の残高については、当連結会計年度を下回る見込みであります。 

 

(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。重要な会計方針については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。

 

5 【経営上の重要な契約等】

フランチャイズ契約

当社の連結子会社である味の民芸フードサービス株式会社は「味の民芸」業態、「水山」業態で、サガミレストランツ株式会社は「どんどん庵」業態、「SAGAMI」業態で、それぞれ店舗オーナーとの間でフランチャイズ契約を締結しております。

その契約の概要及び営業店舗数は次のとおりであります。

 

契約内容

要旨

商標等の使用を許諾しメニューやサービス方法等のノウハウを提供する

加盟金

当該契約締結時に一定額

預託金

当該契約締結時に一定額

ロイヤリティー

毎月売上高に一定割合を乗じた額

2023年3月31日現在
営業店舗数

味の民芸

3店舗

水山

1店舗

どんどん庵

31店舗

SAGAMI

6店舗

 

 

2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社

当社グループの報告セグメントは、「外食事業」のみであるため、事業部門別により記載しております。

2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

事業部門
の名称
(設備の内容)

帳簿価額(千円)

従業
員数
(名)

土地

建物及び
構築物

その他

投下資本
合計

面積(㎡)

金額

サガミ一社店
(名古屋市名東区)
他132店舗

和食麺処サガミ部門
(店舗設備)

249,086.31

(229,783.48)

[590.08]

3,269,007

1,271,127

992,338

5,532,474

289

(1,763)

あいそ家港知多店
(名古屋市港区)
他7店舗

その他の部門
(店舗設備)

11,269.21

(8,858.56)

197,698

48,424

37,192

283,315

12

(95)

製麺大学日進店
(愛知県日進市)
他1店舗

その他の部門
(店舗設備)

2,941.73

(2,941.73)

-

93

7,500

7,593

1

(20)

二代目長助扶桑店

(愛知県丹羽郡扶桑町)

他4店舗

その他の部門

(店舗設備)

8,519.90

(8,519.90)

-

142,832

40,474

183,307

7

(31)

SAGAMI金城ふ頭店

(名古屋市港区)

その他の部門
(店舗設備)

163.23

(163.23)

-

-

5,938

5,938

3

(4)

物流センター
(愛知県海部郡飛島村)

和食麺処サガミ部門他
(配送設備)

 

8,606.89

  [720.00]

 

602,239

15,564

1,259

 

667,795

 

8

(1)

飛島工場
(愛知県海部郡飛島村)

和食麺処サガミ部門他
(生産設備)

27,795

20,935

5

(5)

尾西工場
(愛知県一宮市)

和食麺処サガミ部門他
(生産設備)

7,301.78

654,034

123,107

119,614

896,756

5

(18)

入間工場
(埼玉県入間市)

味の民芸部門他
(生産設備)

1,841.29

-

15,867

13,458

29,326

2

(4)

本社
(名古屋市守山区)

全社
(その他設備)

2,418.12

266,817

167,256

67,965

502,039

84

(19)

 

(注) 1 帳簿価額のうち「その他」は、「機械装置及び運搬具」、「工具、器具及び備品」、「リース資産」及び「差入保証金」の合計額であり、建設仮勘定を含んでおりません。なお、金額には消費税等は含んでおりません。

2 上記のうち( )書きは賃借中のものであり内数であります。また、[ ]書きは賃貸中のものであり、同じ
く内数であります。

3 現在休止中の重要な設備はありません。

4 従業員数欄の( )書きは、臨時従業員の年間平均雇用人員(1日8時間、1ヵ月22日換算)で外書であります。

 

 

(2) 国内子会社

サガミレストランツ株式会社

2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

事業部門
の名称
(設備の内容)

帳簿価額(千円)

従業
員数
(名)

土地

建物及び
構築物

その他

投下資本
合計

面積(㎡)

金額

どんどん庵一宮尾西店
(愛知県一宮市)

他1店舗

どんどん庵部門他直営店舗
(店舗設備)

2,192.91

(2,192.91)

 ー

8,419

14,035

22,454

2

(14)

どんどん庵高畑店
(愛知県名古屋市中川区)
他31店舗

どんどん庵部門
FC店舗
(店舗設備)

20,204.75

(18,354.51)

[20,204.75]

177,502

61,434

66,472

305,408

  ー

 

 

味の民芸フードサービス株式会社

2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

事業部門
の名称
(設備の内容)

帳簿価額(千円)

従業
員数
(名)

土地

建物及び
構築物

その他

投下資本
合計

面積(㎡)

金額

味の民芸八王子店
(東京都八王子市)
他47店舗

味の民芸部門
(店舗設備)

63,936.95

(61,767.47)

503,845

191,659

436,452

1,131,957

85

(537)

水山港南台バーズ店
(神奈川県横浜市)
他2店舗

その他の部門
(店舗設備)

212.26

(212.26)

14,215

21,076

35,292

4

(16)

JIN JIN新宿2丁目店
(東京都新宿区)
他1店舗

その他の部門
(店舗設備)

141.99

(141.99)

14,636

18,770

33,406

2

(10)

ぶぶか吉祥寺北口店
(東京都武蔵野市)

その他の部門
(店舗設備)

33.05

(33.05)

6,423

6,423

1

(4)

本社
(東京都立川市)

全社
(その他設備)

436.55

(368.11)

[68.44]

26,095

13,290

6,173

45,559

17

(0)

 

(注) 1 帳簿価額のうち「その他」は、「機械装置及び運搬具」、「工具、器具及び備品」及び「差入保証金」の
合計額であり、建設仮勘定を含んでおりません。なお、金額には消費税等は含んでおりません。

2 上記のうち( )書きは賃借中のものであり内数であります。また、[ ]書きは賃貸中のものであり、同じ
く内数であります。

3 現在休止中の重要な設備はありません。

4 従業員数欄の( )書きは、臨時従業員の年間平均雇用人員(1日8時間、1ヵ月22日換算)で外書であります。

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

100,000,000

100,000,000

 

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在発行数(株)
(2023年3月31日)

提出日現在発行数(株)
(2023年6月28日)

上場金融商品取引所
名又は登録認可金融
商品取引業協会名

内容

普通株式

30,301,784

30,301,784

東京証券取引所
プライム市場
名古屋証券取引所
プレミア市場

単元株式数
100株

30,301,784

30,301,784

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数
(千株)

発行済株式
総数残高
(千株)

資本金増減額
(千円)

資本金残高
(千円)

資本準備金
増減額
(千円)

資本準備金
残高
(千円)

2021年4月1日~

2022年3月31日

2,540

30,301

1,216,735

9,090,653

1,216,735

6,192,923

 

(注)新株予約権の行使による増加であります。

 

 

(5) 【所有者別状況】

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

18

18

215

42

9

20,073

20,375

所有株式数
(単元)

54,827

6,812

37,581

8,931

76

194,383

302,610

40,784

所有株式数
の割合(%)

18.11

2.25

12.41

2.95

0.02

64.23

100.00

 

(注) 1 自己株式17,762株は「個人その他」に177単元及び「単元未満株式の状況」に62株含めて記載しております。

2 「単元未満株式の状況」の欄には、証券保管振替機構名義の株式が、50株含まれております。

3 「金融機関」には、「株式給付信託(BBT)」の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が保有する株式1,307単元が含まれております。

なお、当該株式については、連結財務諸表及び財務諸表において自己株式として表示しております。

 

(6) 【大株主の状況】

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式(自己株式を
除く。)の総数に対する
所有株式数の割合(%)

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町二丁目11-3

2,956

9.76

昭和産業株式会社

東京都千代田区内神田二丁目2-1

1,194

3.94

アサヒビール株式会社

東京都墨田区吾妻橋一丁目23-1

1,032

3.40

株式会社愛知銀行

名古屋市中区栄三丁目14-12

923

3.05

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海一丁目8-12

664

2.19

株式会社昭和

名古屋市熱田区明野町2-3

433

1.43

サガミ共栄会

名古屋市守山区八剣二丁目118番地

384

1.27

大 嶋 つ き 子

愛知県尾張旭市

375

1.23

岩 月 康 之

名古屋市東区

249

0.82

サガミグループ従業員持株会

名古屋市守山区八剣二丁目118番地

200

0.66

8,414

27.78

 

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

11,574,143

10,725,470

 

 

売掛金

580,614

693,270

 

 

商品及び製品

119,494

148,159

 

 

原材料及び貯蔵品

437,045

401,068

 

 

その他

439,511

501,235

 

 

流動資産合計

13,150,809

12,469,205

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物

13,638,991

14,111,675

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

11,890,081

11,973,140

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

1,748,909

2,138,535

 

 

 

機械装置及び運搬具

3,330,673

3,417,765

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

2,967,823

3,035,086

 

 

 

 

機械装置及び運搬具(純額)

362,849

382,679

 

 

 

工具、器具及び備品

975,252

971,472

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

923,953

893,667

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

51,299

77,805

 

 

 

リース資産

350,583

357,123

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

330,350

336,938

 

 

 

 

リース資産(純額)

20,232

20,184

 

 

 

土地

6,442,133

6,442,133

 

 

 

建設仮勘定

5,951

153,134

 

 

 

有形固定資産合計

8,631,375

9,214,472

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

その他

102,248

94,603

 

 

 

無形固定資産合計

102,248

94,603

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

571,339

712,077

 

 

 

長期貸付金

77,688

43,017

 

 

 

差入保証金

1,442,245

1,414,253

 

 

 

繰延税金資産

104,131

129,853

 

 

 

その他

84,769

79,284

 

 

 

投資その他の資産合計

2,280,174

2,378,485

 

 

固定資産合計

11,013,798

11,687,561

 

資産合計

24,164,607

24,156,766

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

608,127

772,579

 

 

1年内返済予定の長期借入金

1,012,296

1,160,629

 

 

未払金

1,700,443

1,841,692

 

 

未払法人税等

428,702

124,524

 

 

契約負債

110,765

98,248

 

 

賞与引当金

212,830

246,107

 

 

役員賞与引当金

49,970

 

 

店舗閉鎖損失引当金

10,711

 

 

その他

424,652

396,001

 

 

流動負債合計

4,497,817

4,700,464

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

3,841,817

2,681,188

 

 

長期未払金

171,107

165,952

 

 

株式給付引当金

28,903

84,511

 

 

資産除去債務

461,529

477,123

 

 

長期預り保証金

69,044

69,129

 

 

その他

35,217

41,835

 

 

固定負債合計

4,607,619

3,519,739

 

負債合計

9,105,437

8,220,204

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

9,090,653

9,090,653

 

 

資本剰余金

6,192,923

6,192,923

 

 

利益剰余金

101,395

633,337

 

 

自己株式

184,400

184,531

 

 

株主資本合計

14,997,781

15,732,382

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

66,249

204,695

 

 

為替換算調整勘定

5,556

515

 

 

その他の包括利益累計額合計

60,692

204,179

 

非支配株主持分

696

 

純資産合計

15,059,170

15,936,562

負債純資産合計

24,164,607

24,156,766

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1※2 21,339,433

※1※2 26,423,094

売上原価

6,649,677

8,490,260

売上総利益

14,689,755

17,932,833

販売費及び一般管理費合計

※3 15,310,069

※3 17,022,483

営業利益又は営業損失(△)

620,314

910,350

営業外収益

 

 

 

受取利息

760

686

 

受取配当金

16,448

27,866

 

為替差益

25,381

38,937

 

受取保険金

10,114

19,670

 

助成金収入

2,804,252

566,950

 

雑収入

43,448

46,138

 

営業外収益合計

2,900,405

700,249

営業外費用

 

 

 

支払利息

8,053

6,376

 

株式交付費

1,988

 

貸倒損失

13,465

29,124

 

雑損失

3,417

412

 

営業外費用合計

26,924

35,913

経常利益

2,253,166

1,574,686

特別利益

 

 

 

投資有価証券売却益

26

 

関係会社株式売却益

74,967

 

受取補償金

34,216

 

その他

131

 

特別利益合計

75,125

34,216

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

※4 2,782

※4 1,339

 

減損損失

※5 779,817

※5 443,107

 

関係会社清算損

18,296

 

中途解約損

35,168

 

特別損失合計

782,599

497,912

税金等調整前当期純利益

1,545,691

1,110,990

法人税、住民税及び事業税

410,548

250,848

法人税等調整額

57,646

26,010

法人税等合計

352,902

224,837

当期純利益

1,192,789

886,153

親会社株主に帰属する当期純利益

1,192,789

886,153

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

7,963,709

6,634,962

 

 

前払費用

138,259

127,334

 

 

未収入金

※1 1,048,793

※1 1,231,031

 

 

その他

213,899

210,072

 

 

流動資産合計

9,364,662

8,203,399

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

8,598,891

9,071,428

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

7,302,560

7,449,330

 

 

 

 

建物(純額)

1,296,331

1,622,098

 

 

 

構築物

1,958,273

1,993,270

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

1,824,582

1,785,917

 

 

 

 

構築物(純額)

133,691

207,353

 

 

 

機械及び装置

2,765,248

2,834,416

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

2,449,278

2,510,651

 

 

 

 

機械及び装置(純額)

315,969

323,764

 

 

 

車両運搬具

19,535

20,812

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

13,932

18,048

 

 

 

 

車両運搬具(純額)

5,602

2,763

 

 

 

工具、器具及び備品

759,837

773,480

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

715,582

706,297

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

44,255

67,183

 

 

 

リース資産

337,781

344,321

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

324,881

325,404

 

 

 

 

リース資産(純額)

12,899

18,917

 

 

 

土地

5,788,536

5,788,536

 

 

 

建設仮勘定

5,951

153,134

 

 

 

有形固定資産合計

7,603,238

8,183,751

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

借地権

62,290

62,563

 

 

 

ソフトウエア

24,092

11,418

 

 

 

電話加入権

11,302

11,302

 

 

 

施設利用権

505

610

 

 

 

無形固定資産合計

98,190

85,895

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

571,339

712,077

 

 

 

関係会社株式

1,258,263

1,258,263

 

 

 

出資金

392

392

 

 

 

長期貸付金

72,388

41,353

 

 

 

関係会社長期貸付金

1,162,500

1,052,500

 

 

 

長期前払費用

55,403

40,132

 

 

 

繰延税金資産

102,456

124,106

 

 

 

差入保証金

932,255

914,014

 

 

 

役員に対する保険積立金

17,941

19,436

 

 

 

その他

1,671

1,689

 

 

 

投資その他の資産合計

4,174,612

4,163,964

 

 

固定資産合計

11,876,041

12,433,611

 

資産合計

21,240,703

20,637,011

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

39

83

 

 

1年内返済予定の長期借入金

892,308

760,641

 

 

リース債務

8,228

8,008

 

 

未払金

695,407

803,766

 

 

未払費用

76,112

72,339

 

 

契約負債

105,148

90,248

 

 

未払法人税等

49,740

42,830

 

 

未払消費税等

24,820

 

 

預り金

103,475

109,342

 

 

前受収益

4,925

5,370

 

 

賞与引当金

174,827

202,098

 

 

役員賞与引当金

49,970

 

 

店舗閉鎖損失引当金

10,000

 

 

流動負債合計

2,135,033

2,154,700

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

2,568,461

1,807,820

 

 

リース債務

6,077

13,080

 

 

長期未払金

1,283

1,283

 

 

株式給付引当金

28,903

84,511

 

 

資産除去債務

384,518

409,798

 

 

長期預り保証金

27,510

28,710

 

 

固定負債合計

3,016,754

2,345,203

 

負債合計

5,151,787

4,499,903

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

9,090,653

9,090,653

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

6,192,923

6,192,923

 

 

 

資本剰余金合計

6,192,923

6,192,923

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

378,933

378,933

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

544,556

454,432

 

 

 

利益剰余金合計

923,489

833,366

 

 

自己株式

184,400

184,531

 

 

株主資本合計

16,022,666

15,932,411

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

66,249

204,695

 

 

評価・換算差額等合計

66,249

204,695

 

純資産合計

16,088,915

16,137,107

負債純資産合計

21,240,703

20,637,011

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

営業収益

 

 

 

経営指導料

529,279

568,994

 

不動産賃貸収入

1,997,653

1,895,391

 

受取配当金

300,144

101,232

 

営業収益合計

※2 2,827,076

※2 2,565,617

売上原価

 

 

 

不動産賃貸原価

1,754,871

1,750,876

 

売上原価合計

1,754,871

1,750,876

売上総利益

1,072,205

814,741

販売費及び一般管理費

 

 

 

役員報酬

99,120

104,995

 

給料及び賞与

80,734

81,337

 

賞与引当金繰入額

6,016

4,203

 

役員賞与引当金繰入額

49,970

 

株式給付引当金繰入額

5,767

55,607

 

減価償却費

23,350

21,603

 

賃借料

2,774

2,401

 

水道光熱費

5,629

5,888

 

広告宣伝費

179,457

147,770

 

交際費

5,149

5,149

 

店舗閉鎖損失

10,000

 

その他

269,091

269,083

 

販売費及び一般管理費合計

677,090

758,010

営業利益

395,114

56,730

営業外収益

 

 

 

受取利息

※3 2,838

※3 2,644

 

受取配当金

16,446

27,864

 

為替差益

18,921

9,712

 

受取保険金

3,208

17,625

 

助成金収入

19,928

457

 

雑収入

9,717

1,372

 

営業外収益合計

71,061

59,677

営業外費用

 

 

 

支払利息

5,144

3,542

 

株式交付費

1,988

 

貸倒損失

29,124

 

助成金返納金

15,146

 

雑損失

711

266

 

営業外費用合計

7,845

48,080

経常利益

458,331

68,328

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

特別利益

 

 

 

投資有価証券売却益

26

 

受取補償金

※4 434,446

※4 334,519

 

その他

4,855

 

特別利益合計

439,328

334,519

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

※1 1,004

※1 847

 

減損損失

434,446

338,265

 

特別損失合計

435,451

339,112

税引前当期純利益

462,208

63,735

法人税、住民税及び事業税

32,764

25,904

法人税等調整額

52,811

23,466

法人税等合計

20,046

2,438

当期純利益

482,255

61,297