株式会社 あみやき亭
|
回次 |
第24期 |
第25期 |
第26期 |
第27期 |
第28期 |
|
|
決算年月 |
2019年3月 |
2020年3月 |
2021年3月 |
2022年3月 |
2023年3月 |
|
|
売上高 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
経常利益又は経常損失(△) |
(百万円) |
|
|
△ |
|
|
|
親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△) |
(百万円) |
|
|
△ |
|
|
|
包括利益 |
(百万円) |
|
|
△ |
|
|
|
純資産額 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
総資産額 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
1株当たり純資産額 |
(円) |
|
|
|
|
|
|
1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額(△) |
(円) |
|
|
△ |
|
|
|
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 |
(円) |
|
|
|
|
|
|
自己資本比率 |
(%) |
|
|
|
|
|
|
自己資本利益率 |
(%) |
|
|
△ |
|
|
|
株価収益率 |
(倍) |
|
|
|
|
|
|
営業活動によるキャッシュ・フロー |
(百万円) |
|
|
△ |
|
|
|
投資活動によるキャッシュ・フロー |
(百万円) |
△ |
|
△ |
△ |
△ |
|
財務活動によるキャッシュ・フロー |
(百万円) |
△ |
△ |
|
△ |
△ |
|
現金及び現金同等物の期末残高 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
従業員数 |
(名) |
|
|
|
|
|
|
(外、平均臨時雇用者数) |
( |
( |
( |
( |
( |
|
(注)1.第24期、第25期、第27期及び第28期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式がないため記載しておりません。
2.第26期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式がないため記載しておりません。
3. 第26期の株価収益率については、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。
4.従業員数は、就業人員数であります。また、( )内にパートタイマー(1日8時間換算)を外数で記載
しております。
|
回次 |
第24期 |
第25期 |
第26期 |
第27期 |
第28期 |
|
|
決算年月 |
2019年3月 |
2020年3月 |
2021年3月 |
2022年3月 |
2023年3月 |
|
|
売上高 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
経常利益又は経常損失(△) |
(百万円) |
|
|
△ |
|
|
|
当期純利益又は当期純損失(△) |
(百万円) |
|
|
△ |
|
|
|
資本金 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
発行済株式総数 |
(株) |
|
|
|
|
|
|
純資産額 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
総資産額 |
(百万円) |
|
|
|
|
|
|
1株当たり純資産額 |
(円) |
|
|
|
|
|
|
1株当たり配当額 |
(円) |
|
|
|
|
|
|
(うち1株当たり中間配当額) |
( |
( |
( |
( |
( |
|
|
1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額(△) |
(円) |
|
|
△ |
|
|
|
潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 |
(円) |
|
|
|
|
|
|
自己資本比率 |
(%) |
|
|
|
|
|
|
自己資本利益率 |
(%) |
|
|
△ |
|
|
|
株価収益率 |
(倍) |
|
|
|
|
|
|
配当性向 |
(%) |
|
|
|
|
|
|
従業員数 |
(名) |
|
|
|
|
|
|
(外、平均臨時雇用者数) |
( |
( |
( |
( |
( |
|
|
株主総利回り |
(%) |
|
|
|
|
|
|
(比較指標:配当込みTOPIX) |
(%) |
( |
( |
( |
( |
( |
|
最高株価 |
(円) |
5,800 |
3,760 |
3,285 |
3,125 |
3,160 |
|
最低株価 |
(円) |
3,340 |
2,611 |
2,502 |
2,731 |
2,855 |
(注)1.第24期、第25期、第27期及び第28期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式がないため記載しておりません。
2.第26期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式がないため記載しておりません。
3.第26期の株価収益率及び配当性向については、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。
4.従業員数は、就業人員数であり、当社から当社グループへの出向者を含んでおります。( )内にパートタイマー(1日8時間換算)を外数で記載しております。
5.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所プライム市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所市場第一部におけるものであります。
|
年月 |
事項 |
|
1995年6月 |
愛知県春日井市鳥居松町二丁目1番地に資本金46百万円にて株式会社あみやき亭を設立し、営業を開始。 |
|
1995年7月 |
あみやき亭1号店を愛知県春日井市に開店。焼肉レストランの経営を開始。 |
|
1998年6月 |
本社を愛知県春日井市朝宮町三丁目19番地の10に移転。 |
|
2000年1月 |
あみやき亭10号店を名古屋市南区に開店。 |
|
2000年1月 |
焼鳥第1号店(現 元祖やきとり家美濃路)を愛知県春日井市に開店。焼鳥専門店の経営を開始。 |
|
2000年2月 |
本社を愛知県春日井市如意申町五丁目2番地の1に移転。 |
|
2001年9月 |
あみやき亭20号店を愛知県津島市に開店。 |
|
2001年10月 |
元祖やきとり家美濃路10号店を名古屋市北区に開店。 |
|
2002年12月 |
東京証券取引所市場第二部及び名古屋証券取引所市場第二部に株式を上場。 |
|
2003年1月 |
元祖やきとり家美濃路20号店を名古屋市中区に開店。 |
|
2003年7月 |
あみやき亭30号店を大府市に開店。 |
|
2004年7月 |
あみやき亭40号店を知立市に開店。 |
|
2005年3月 |
東京証券取引所市場第一部及び名古屋証券取引所市場第一部に指定替え。 |
|
2005年5月 |
元祖やきとり家美濃路30号店を名古屋市南区に開店。 |
|
2005年6月 |
あみやき亭50号店を岐阜県岐南町に開店。 |
|
2006年4月 |
あみやき亭60号店を愛知県東海市に開店。 |
|
2006年9月 |
元祖やきとり家美濃路40号店を名古屋市中川区に開店。 |
|
2007年5月 |
あみやき亭の関東1号店を東京都調布市に開店。 |
|
|
あみやき亭70号店を岐阜県可児市に開店。 |
|
2008年5月 |
あみやき亭80号店を三重県伊勢市に開店。 |
|
2009年11月 |
株式会社スエヒロレストランシステムの全株式を取得し、子会社化。 |
|
2009年12月 |
あみやき亭90号店を愛知県豊田市に開店。 |
|
|
元祖やきとり家美濃路50号店を三重県伊勢市に開店。 |
|
2011年12月 |
あみやき亭100号店を岐阜県大垣市に開店。 |
|
2012年4月 |
元祖やきとり家美濃路60号店を愛知県春日井市に開店。 |
|
2012年11月 |
本社を愛知県春日井市如意申町五丁目12番地の8に移転。 |
|
2013年12月 |
あみやき亭110号店を岐阜県関市に開店。 |
|
2014年1月 |
株式会社アクトグループの全株式を取得し、子会社化。 |
|
2015年8月 |
あみやき亭120号店(どんどん)を静岡県富士市に開店。 |
|
2017年4月 |
レストランあみやき亭春日井店を愛知県春日井市に開店。 |
|
2019年4月 |
有限会社杉江商事の全株式を取得し、子会社化。 |
|
2021年4月 |
感動の肉と米春日井店を愛知県春日井市に開店。 |
|
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
|
|
名古屋証券取引所の市場区分の見直しにより、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場に移行 |
当社グループは、当社及び連結子会社2社の3社で構成されており、焼肉事業、焼鳥事業、レストラン事業及びその他の事業の4事業を直営にて展開しております。以下に示す区分はセグメントと同一の区分であります。
(1) 焼肉事業
当社が経営する「あみやき亭」につきましては、中部地区(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)、関東地区(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)及び近畿地区(滋賀県)で展開しており、「食肉の専門集団」である当社の強みを活かした食肉の知識とカット技術による品質の高い肉の美味しさと品揃えを一層充実させ、安心感のある美味しい国産牛肉を「専門店の味をチェーン店の価格」で提供しております。
株式会社スエヒロレストランシステムが経営する「スエヒロ館」につきましては、関東地区(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)で店舗展開しており、当社の強みを活かして和牛焼肉をチェーン店価格で提供しております。
株式会社アクトグループが経営する「ブラックホール」につきましては、都心立地に相応しい楽しいお食事の雰囲気とプレミアムな和牛焼肉を提供しております。
株式会社杉江商事が運営する「ホルモン青木」をはじめとしたホルモン焼店につきましては、社内整備と当社の「食肉の専門集団」の強みを活かしたコスト見直しを実施するとともにブランドの知名度を活かした展開を行っております。
また、グループシナジーとして2010年3月に神奈川県大和市にセントラルキッチン(南関東フードシステム、スエヒロフードシステム)を移転・新設するなど加工・生産体制の再整備を行い、一体化した加工製造を行っております。
(2) 焼鳥事業
当社が経営する「元祖やきとり家美濃路」につきましては、中部地区(愛知県、岐阜県、三重県、静岡県)で展開しており、ファミリー客や女性客をターゲットに焼鳥や釜めしなどのメニューをリーズナブルな価格で提供しております。
(3) レストラン事業
レストラン事業につきましては、ステーキのファーストフード「感動の肉と米」を中部地区(愛知県、岐阜県、三重県)、「スエヒロレストラン」を愛知県春日井市で展開しております。また、株式会社スエヒロレストランシステムが、レストラン「スエヒロ館」を関東地区(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)及び中部地区(静岡県)で展開しております。
「感動の肉と米」は、「食肉の専門集団」の強みであるカット技術と肉の知識を活かし、食肉工場直送の美味しい「お肉」と精米したての「お米」にこだわった、「税込み1,000円・ご提供時間1分以内のステーキ」のファーストフード業態であります。
「スエヒロレストラン」は、美味しい国産牛のステーキ、ハンバーグをお値打ち価格でご提供する本格ディナーレストランであります。
レストランの「スエヒロ館」につきましては、国産牛100%のハンバーグや国産牛ステーキなどをリーズナブルな価格で提供しております。
(4) その他の事業
その他の事業につきましては、ご家庭で「あみやき亭の味」を楽しんでいただくために、中部地区(愛知県)に「お肉の工場直売市」を出店いたしました。
また、居酒屋の「楽市」、寿司の「すしまみれ」、イタリアンレストランの「Capitolo 2 dal SpaccaNapoli」、を東京都の都心部で展開しております。
なお、事業系統図は、次の通りであります。
|
名称 |
住所 |
資本金 |
主要な事業の内容 |
議決権の 所有割合 |
関係内容 |
|
(連結子会社) 株式会社スエヒロレストランシステム(注)2・(注)3 |
神奈川県大和市 |
30百万円 |
焼肉事業 その他の事業 |
100% |
役員の兼任あり 資金の貸付 設備の賃貸 |
|
(連結子会社) 株式会社杉江商事
|
東京都江東区 |
3百万円 |
焼肉事業 |
100% |
役員の兼任あり |
(注)1. 「主要な事業の内容」欄にはセグメントの名称を記載しております。
2. 特定子会社に該当しております。
3. 株式会社スエヒロレストランシステムについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。
主要な損益情報等 (1)売上高 8,752百万円
(2)経常利益 221百万円
(3)当期純利益 73百万円
(4)純資産額 2,837百万円
(5)総資産額 5,470百万円
(1)連結会社の状況
|
|
2023年3月31日現在 |
|
|
セグメントの名称 |
従業員数(名) |
|
|
焼肉事業 |
|
( |
|
焼鳥事業 |
|
( |
|
レストラン事業 |
|
( |
|
報告セグメント計 |
|
( |
|
その他の事業 |
|
( |
|
全社(共通) |
|
( |
|
合計 |
|
( |
(注)1.従業員数は、就業人員であります。また、( )内にパートタイマー(1日8時間換算)を外数で記載しております。
2.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。
(2)提出会社の状況
|
|
|
|
|
|
2023年3月31日現在 |
|
従業員数(名) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数 |
平均年間給与(千円) |
||
|
|
( |
|
|
|
|
|
セグメントの名称 |
従業員数(名) |
|
|
焼肉事業 |
|
( |
|
焼鳥事業 |
|
( |
|
レストラン事業 |
|
( |
|
報告セグメント計 |
|
( |
|
その他の事業 |
|
( |
|
全社(共通) |
|
( |
|
合計 |
|
( |
(注)1.従業員数は、就業人員であり、当社から当社グループへの出向者89名を含んでおります。また、( )内にパートタイマー(1日8時間換算)を外数で記載しております。
2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。
(3)労働組合の状況
労働組合は結成されておりません。
(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
当連結会計年度の多様性に関する指標は、以下のとおりであります。
①提出会社
|
当事業年度 |
||||
|
管理職に占める女性労働者の割合(%)(注1) |
男性労働者の育児休業取得率(%)(注2) |
労働者の男女の賃金の差異(%)(注1) |
||
|
全労働者 |
正規雇用労働者 |
パート・有期労働者 |
||
|
3.50 |
0.04 |
66.1 |
80.2 |
106.9 |
(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
②連結子会社
株式会社スエヒロレストランシステム
|
当事業年度 |
|
管理職に占める女性労働者の割合(%)(注) |
|
9.68 |
(注)「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
・補足説明
当社グループの管理職に占める女性の割合は、現状3.50%と低水準にあります。これは、正規雇用労働者数の男女比率を見ると、提出会社では男性:女性=91.38:8.62、連結子会社(㈱スエヒロレストランシステム)では男性:女性=87.00:13.00と圧倒的に男性の人数が多いことに起因しております。
当社グループでは、女性の割合を引き上げるため、採用時点から様々な適正を見極め、店舗要員に限定することなく、商品開発やインターネットでの営業推進等、女性の感性を活かし、女性の個性と能力を最大限発揮でき、女性が輝く職場作りを通じて、女性の労働者人数を増加することより、管理職に占める割合の向上を地道に目指してまいります。
男性の育児休業等の取得率につきましても、提出会社では0.04%となっております。これは、当社グループ内で、男性の育児休業等の取得率に対する意識が醸成されていないことが、最大の理由であると考えられます。
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針
当社グループは、「お客様一人一人に喜んでいただく」ことを経営理念として掲げ「より美味しいものを、よりお値打ちに食べたい」というお客様の進化する欲求にお応えするため、常にお客様の嗜好の一歩先を行くことに全社一丸となって取り組んでおり、安心安全で美味しい牛肉、豚肉及び鶏肉を使用した焼肉、焼鳥、ステーキ、ハンバーグ等をご提供することを常に追求しております。
(2) 経営戦略等
①当社グループは、「お客様に喜んでいただき、選んでいただく店舗作り」を目指し、「食肉の専門集団」である強み を活かした商品の提供により競合他社との差別化を図り、ブランド認知を推し進めております。
②当社グループの店舗展開は、原則直営店形態とし、中部地区及び関東地区を中心にドミナント展開をしております。
③都心のオフィス街にはビジネス層、郊外の住宅地や幹線道路沿いなどにはファミリー層など、当社グループはあらゆる地域性・顧客層に合った様々な業態を有しております。まず、その出店地の顧客層の嗜好を分析把握したうえで、その地域性・顧客層に合った業態を選択し、そのうえで当該地域の顧客層に最適なメニューおよびサービスが提供できる店舗を構想し、出店いたしております。
④当社グループは、いかなる環境変化にも対応できる強固な経営体質を確立すべく食材原価や新規出店コストの低減を図るなどのローコストオペレーション体制を整備してまいります。
(3) 経営環境
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が徐々に緩和され、緩やかに経済活動は持ち直しつつありましたが、感染の再拡大やウクライナ情勢の長期化による世界的な資源・原材料価格高騰、更には急激な円安による輸入品価格の上昇も加わり、先行きは依然として不透明な状況が続いておりま
す。
外食業界におきましても、行動制限の緩和で、需要回復の兆しが見られたものの、コロナ禍で消費者の行動様式の変化や原材料費、光熱費や人件費の急激な上昇など、依然として厳しい経営環境が続いております。
また、中長期的には、少子高齢化による来店需要の伸び悩みに労働力の先細りも加わり、外食業界を取り巻く環境はさらに不透明な状況が続くものと想定されます。
(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
少子・高齢化の進行に伴う人口減少により、市場規模の縮小傾向があるなか、今回のコロナ禍が追い打ちをかけ、外食マインドそのものの低下や、持ち帰り及び宅配の需要等の消費者の行動変容による売上高の減少、エネルギーコストの上昇、食材コストの高騰及び人件費上昇などにより当社グループの事業収支は、今後も一層の厳しさが懸念されております。
当社グループでは、「お客様一人一人に喜んでいただく社会貢献」を経営理念に掲げ、「食肉の専門集団」の強みである「目利き」が“厳選した素材”を卓越した「カット技術」を活かして、「お客様に価値観・満足感のある商品」をご提供することを最大のミッションとし、お客様に喜んでいただける店舗づくりを目指して、以下を引き続き課題
として取組んでまいります。
①企業の社会的責任の追求
ア.商品の安心・安全の確保
当社グループは、商品の安全性は、最重要課題と認識し、当社グループでは、仕入食材の品質管理、加工段階での衛生管理、配送段階での温度管理と鮮度維持等、社内体制を一層強化するとともに、調達先の食品安全管理、店舗における衛生管理の確保等、「食の安全、安心」を追求してまいります。
イ.サステナビリティへの取組
当社グループは、事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献することを目指し、サステナビリティに取組んでまいります。
当社グループの考える重点課題(マテリアリティ)は、以下の通りです。
(ア)食材廃棄の減量・抑制や店舗・工場の省エネルギー化推進により、環境負荷の少ない事業運営を目指します。
(イ)ダイバーシティ&インクルージョンを実践し、すべての人が輝ける職場を作ります。
(ウ)事業環境の変化にも柔軟かつ迅速に対応できる事業運営を行います。
②新型コロナウイルス感染症等の感染症対策の継続
ア.お客様と従業員の安全を考え、お客様が安心してご来店いただけるような店舗の衛生管理の徹底と従業員の健康管理の徹底を引き続き推進してまいります。
イ.当社グループでは、パート・アルバイトを含む従業員及びその家族を対象に新型コロナウイルス感染症ワクチンの職域接種を3回目まで実施しており、今後も必要に応じて実施してまいります。
③人材の確保と育成、定着推進
当社グループでは、人材が当社の持続的成長を支える重要な基盤であると考え、社員のみならずパート・アルバイトの安定的採用、人材育成と定着化のため、体制整備を目指してまいります。また、社員が働きやすい環境整備のため、労働時間の適正化及び待遇の改善に継続的に取組んでまいります。
④店舗力・商品力の向上
当社グループでは、「ご家庭では味わえない、本物のお肉の美味しさ」を追求し、創業以来「国産牛」にこだわり、既存店での客数増加、売上増加を目指し、より価値のある商品の提供とより心地よい接客サービスの実現に努めております。また、工場での「新カット」技術の展開により、生産性の向上と原価低減を目指します。
⑤新規出店
当社グループは、中長期的な事業拡大のポイントとして、ドミナント展開を意識した新規出店を心掛けております。更地契約のみならず建物賃借など形態にこだわらず、積極的に取組んでおります。
⑥M&Aについて
当社グループは、今後も、事業拡大のひとつの手段として、売上と利益の拡大に寄与し、店舗網の拡大が見込める事業譲受や企業買収の案件につきましては積極的に検討してまいります。
(5) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループは、適正原価率の維持及びコスト管理に注力しており、収益性を適切に表すと考えられる売上高経常利益率を経営指標として掲げており、中期的な目標経営指標として売上高経常利益率15%を目指しております。
当連結会計年度の売上高経常利益率は、新型コロナウイルス感染症関連助成金収入がなくなったこと、及びエネルギーコストの上昇、原材料価格の上昇、人手不足による人件費高騰等のコスト高要因から、経常利益が圧縮され、2.5%(前期は6.2%)となりました。
当連結会計年度以降は、新型コロナウイルス感染症も終息方向へ向かい、社会活動の回復とともに、個人消費の増加が見込まれますが、引き続きエネルギーコストの上昇、原材料価格の上昇、人手不足による人件費高騰等が想定されることから、当社グループでは、一層の経費削減や仕入れの効率化等を通じて、経営指標の向上を目指してまいります。
また、「お客様に喜んでいただき、選んでいただける店舗作り」を目指し、肉の専門知識を駆使した国産牛メニューや焼肉マスターを中心とした接客力の磨き込みを行うなど、既存店の競争力強化策を着実に実行してまいります。
(参考)目標経営指標の推移
|
|
2019年3月期 |
2020年3月期 |
2021年3月期 |
2022年3月期 |
2023年3月期 |
|
売上高経常利益率(%) |
8.9 |
6.1 |
△4.6 |
6.2 |
2.5 |
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであり、当社株式の投資に関するリスクを全て網羅するものではありません。
(表中の凡例)
|
要因区分 |
リスク要因 |
略称 |
リスク区分 |
リスク区分 |
略称 |
|
外部環境によるリスク |
外部 |
マーケット・競合 |
マ・競 |
||
|
内部環境によるリスク |
内部 |
気候変動 |
気 |
||
|
事業部門によるリスク |
事業 |
災害・事故 |
災・事 |
||
|
管理部門によるリスク |
管理 |
ガバナンス・人材 |
ガ・人 |
||
|
|
|
商品・調達・サービス・法規制 |
商・調サ・法 |
||
|
|
|
労務・環境対応・ コンプライアンス |
労・環・コ |
||
|
|
|
情報・システム・ 財務会計 |
情・シ・財・会 |
|
発生可能性 |
|
影響度 |
|
重要度 |
|
高 |
|
大 |
|
大 |
|
中 |
|
中 |
|
中 |
|
低 |
|
小 |
|
小 |
(1)競合に関するリスク
|
要因区分 |
リスク区分 |
発生可能性 |
影響度 |
重要度 |
|
外部 |
マ・競 |
中 |
大 |
中 |
|
リスクの内容・影響 |
当社グループは、焼肉を主力商品とした飲食店経営を主たる事業としております。 当社グループが属する外食産業は、消費者の食習慣や嗜好の変化に大きく影響を受ける傾向にあるうえ、比較的参入障壁が低く、個人店からチェーン店まで多数の事業者数が競合しており、激しい競争にさらされており、同業他社との競合において、優位に立てず、業績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。 |
|||
|
対応策 |
当社グループが、消費者の嗜好にあう「美味しくて、お値打ちな」商品を提供すること、また、お客様がまた来店したいと思えるサービスを提供し、同業他社との競合において、優位に立つことが必要と考えております。 |
|||
(2)食の安全性に関するリスク
|
要因区分 |
リスク区分 |
発生可能性 |
影響度 |
重要度 |
|
事業 |
商・調・サ・法 |
大 |
大 |
大 |
|
リスクの内容・影響 |
当社グループの属する外食産業においては、BSE、異物混入、アレルギー物質の表示等、食品の安全性の確保は、最重要な課題であります。 食品安全性リスクが顕在化した場合には、客数の減少による店舗の売上高の減少等による営業利益の減少が考えられます。 |
|||
|
対応策 |
当社グループは、平素より積極的に広く健康被害情報の収集・分析に努め、当社の最重要課題である商品の安全性を守るため、仕入業者を厳正に選定し、指導・教育を行い、仕入商品の厳格な検品と品質管理を行っております。 HACCPの考え方を導入したセントラルキッチンでは、加工段階での衛生管理、配送段階での温度管理と鮮度維持を一層強化しております。一方、店舗においても同様な考え方で、徹底した品質管理及び衛生管理を行い、安全安心な食材を提供しております。 |
|||
(3)法的規制に関するリスク
|
要因区分 |
リスク区分 |
発生可能性 |
影響度 |
重要度 |
|
事業、管理 |
商・調・法・コ |
中 |
中 |
低 |
|
リスクの内容・影響 |
当社グループが属する外食産業は、「食品衛生法」、「食品循環資源の再生利用等の促進に関する法律」、「改正パートタイム労働法」等、様々な法的規制下で事業運営されております。 |
|||
|
対応策 |
当社グループに影響のある法律の改正に対しては、グループ各社で対応策を共有しておりますが、予期しない法的規制の変更や法的規制に対する不備、違反が生じた場合は、当社グループの信用や業績に影響を与える可能性があります。 |
|||
(4)自然災害を受けるリスク
|
要因区分 |
リスク区分 |
発生可能性 |
影響度 |
重要度 |
|
外部、事業 |
災・事 |
高 |
中 |
中 |
|
リスクの内容・影響 |
当社グループの店舗・工場は、愛知・岐阜・三重・滋賀・静岡・神奈川・東京・埼玉・千葉に集中立地しております。これらの地域での大規模な地震・風水害・火災等の災害・事故等により、当社グループの営業・サプライチェーン体制に大きな損害が発生する可能性があります。 お客様・従業員の人的な被害が発生した場合も当社グループの業績や財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 |
|||
|
対応策 |
当社グループは、このような災害・事故等に対し、事業継続計画の策定、防災訓練の実施等により、被害を最小限とする対応策を整備しておりますが、このような災害・事故等により、事業活動の復旧までは一定の時間を要し、業績や財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 |
|||
(5)気候変動に関するリスク
|
要因区分 |
リスク区分 |
発生可能性 |
影響度 |
重要度 |
|
外部 |
気、災・事 |
中 |
中 |
中 |
|
リスクの内容・影響 |
当社グループは、気候変動の重要性を認識しております。具体的には、温暖化抑制のための新たな税制・規制が導入された場合、その対応に新たな費用負担・投資負担が発生します。 温暖化による異常気象で工場・店舗・サプライチェーンの稼働低下・停止、温暖化による食材の品質低下や価格高騰等のリスクが発生する可能性があります。 |
|||
|
対応策 |
温暖化による異常気象で工場・店舗・サプライチェーンの稼働低下・停止、温暖化による食材の品質低下や価格高騰等のリスクにより、当社グループの業績や財務状況に影響をおよぼす可能性があります。 |
|||
(6)感染症に関するリスク
|
要因区分 |
リスク区分 |
発生可能性 |
影響度 |
重要度 |
|
外部 |
災・事 |
中 |
中 |
中 |
|
リスクの内容・影響 |
今般のコロナ禍では、政府等による感染拡大対策として、緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が数次にわたり実施され、行政からの営業時間短縮や酒類提供停止要請等への対応を行い、業績や財務状況は大きな影響を受けることとなりました。 今後、新型コロナウイルス感染症に相当する、あるいはそれ以上の新たな感染症が出現し、再び行動制限が発出されるような場合には、当社グループの業績や財務状況に大きな影響を受ける可能性があります。 |
|||
|
対応策
|
行政からの要請事項を遵守するとともに、当社グループの感染症拡大防止策を実施いたします。 先のコロナ禍では、管理部門は、営業部門・生産部門と作業場所を垂直分離し、サテライトオフィス開設の実証実験も実施しております。また、営業店舗は、個店ごとに分散化されております。 |
|||
(7)原材料や資材調達価格の高騰に関するリスク
|
要因区分 |
リスク区分 |
発生可能性 |
影響度 |
重要度 |
|
事業 |
商・調・サ |
中 |
中 |
中 |
|
リスクの内容・影響 |
当社グループは、牛肉・豚肉・鶏肉等の食肉の他、野菜や果物等使用する食材は多種類にわたります。国内外の天候不順や自然災害の発生の他、地政学上のリスクによる輸入量の減少により量的確保が困難となるリスクや国内外のインフレーションの進行や為替・原油価格の変動による価格高騰等のリスクがあります。 原材料や資材調達価格高騰により、売上原価が上昇することで、当社グループの業績や財務状況に大きな影響を受ける可能性があります。 |
|||
|
対応策
|
当社グループは、仕入先の分散化や長期契約化、新しい原材料仕入先の開拓等に注力し、リスクヘッジを行っております。 |
|||
(8)コーポレートガバナンスに関するリスク
|
要因区分 |
リスク区分 |
発生可能性 |
影響度 |
重要度 |
|
内部、管理 |
法・コ・ガ |
中 |
中 |
大 |
|
リスクの内容・影響 |
当社グループは、内部監査室、社外取締役・監査役が担い手となり、グループ内の業務監査機能の強化・充実、および内部統制の整備・運用に努めております。 当社グループ内のコーポレートガバナンスや内部統制が機能しない場合、社会的な評価が低下し、株価に影響するリスクや当社グループの信用や業績に影響を与える可能性があります。 |
|||
|
対応策
|
適切なコーポレートガバナンスや内部統制の維持・構築を行い、継続的なモニタリングを実施しております。 |
|||
(9)コンプライアンスに関するリスク
|
要因区分 |
リスク区分 |
発生可能性 |
影響度 |
重要度 |
|
内部、管理 |
法・コ |
中 |
中 |
大 |
|
リスクの内容・影響 |
従業員等により不正行為や犯罪行為等が行われた場合、当社グループの信用や業績に影響を与える可能性があります。 |
|||
|
対応策 |
当社グループは、従業員への研修や内部統制の強化を通じて、法令遵守に努めております。 |
|||
(10)情報管理に関するリスク
|
要因区分 |
リスク区分 |
発生可能性 |
影響度 |
重要度 |
|
内部、管理 |
情・法・コ |
低 |
中 |
中 |
|
リスクの内容・影響 |
当社グループは、店舗やサプライチェーンへの商品・備品等の受発注情報管理、顧客情報管理、人事情報管理、経理財務情報管理等、事業活動を行うための様々な情報システムを運用しております。 悪意あるサイバー攻撃等によるシステム障害で、個人情報や財務情報等、重要情報の改ざん・流出が発生した場合、事業運営に支障を来し、当社グループの信用や業績に影響を与える可能性があります。 |
|||
|
対応策 |
当社グループは、情報管理やセキュリティ管理に関する社内諸規定に基づき、リスク評価を実施し、必要に応じた対応を実施しております。 |
|||
(11)人材の確保・育成に関するリスク
|
要因区分 |
リスク区分 |
発生可能性 |
影響度 |
重要度 |
|
外部・内部・事業・管理 |
人 |
高 |
高 |
高 |
|
リスクの内容・影響 |
当社グループは、正社員の他、多くのパート・アルバイト社員を雇用しております。 当社グループは、「お客様に満足していただける店舗」運営を維持、発展していくためには、必要とする人材を質・量とも確保・育成することが、重要な経営課題と考えます。 しかしながら、少子高齢化による労働人口の漸減や労働需給のひっ迫による人件費の増加が想定されており計画通りの人材の確保・育成が困難となる場合は、お客様へのサービスの品質低下、人件費の上昇、新設店舗の開業遅延により、当社グループの信用や業績に影響を与える可能性があります。 |
|||
|
対応策 |
当社グループは、このような状況を回避するため、人権尊重、ダイバーシティ&インクルージョンの考えを推進し、働きたい会社、働き続けたい会社となるよう、多様な人材が活躍できる職場環境つくりに注力してまいります。 |
|||
(12)固定資産の減損に関するリスク
|
要因区分 |
リスク区分 |
発生可能性 |
影響度 |
重要度 |
|
管理 |
財・会 |
中 |
中 |
中 |
|
リスクの内容・影響 |
当社グループは、店舗を中心とした営業用資産(店舗建物)およびのれん等を保有しております。 当社グループは、これらの資産について、現時点で合理的と考えられる業績想定に基づき評価を行い、必要な減損処理を実施しております。しかしながら、想定を上回る経済状況の変化や業績の悪化により、収益性が低下し、簿価回収見込みが立たなくなった場合には、追加の減損処理を実施することとなり、当社グループの業績や財務状態に影響を与える可能性があります。 なお、当連結会計年度では、326百万円の減損損失を計上しております。 |
|||
|
対応策 |
取締役会では、新たな出店計画等の投資計画に対し、十分な審議を行い、投資計画の妥当性、有効性を確認する一方、投資後の状況についても、適切なモニタリングを実施し、取締役会において報告・審議を行っております。 |
|||
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
①財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症による行動制限が徐々に緩和され、緩やかに経済活動は持ち直しつつありましたが、感染の再拡大や、ウクライナ情勢の長期化による世界的な資源・原材料価格高騰、更には急激な円安による輸入品価格の上昇も加わり、先行きは依然として不透明な状況が続いております。
外食業界におきましても、行動制限の緩和で、需要回復の兆しが見られたものの、コロナ禍における消費者行動の変化による来店機会の減少や原材料費、光熱費及び人件費の急激な上昇など、依然として厳しい経営環境が続いております。
このような状況の下、当社グループは、コロナ後を見据えて「事業ポートフォリオ」の最適化に伴い、新規出店5店舗、業態転換11店舗、撤退16店舗を実施いたしました。なかでもステーキのファーストフード業態「感動の肉と米」では、12店舗開店(新規5店舗、業態転換7店舗)し、確かな手応えを感じております。
また、お客様に選んでいただける店舗づくりを目指し、「食肉のプロ集団」の仕入ルートと加工技術を生かした和牛商品等の連続投入により、いつご来店いただいても新しい発見ができる「本物のお肉の味」を提供してまいりました。
さらに、お客様の利便性向上を目指し、特急レーン・配膳ロボット・モバイルオーダーなどの店舗のDX化(機械化)を推進いたしました。
以上の結果、当連結会計年度の業績は、売上高は、28,538百万円(前年同期比32.3%増)、営業利益422百万円(前年同期営業損失3,382百万円)、経常利益701百万円(前年同期比47.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益132百万円(前年同期比79.0%減)となりました。また、当連結会計年度末の店舗数は、255店舗となりました。
なお、3月に株式譲渡契約を締結いたしました株式会社ニュールックは横浜市のホルモン行列店である「野毛ホルモンセンター」をはじめとした焼肉・ホルモン・焼鳥業態等の店舗を横浜市エリア中心に直営19店舗、FC9店舗展開しております。
これにより、当社関東地区における営業基盤を強化できること、また、シナジー効果を発揮したグループ商品開発力の更なる強化を図るとともに当社グループの一層の成長を目指してまいります。
事業セグメントの状況は以下のとおりです。
<焼肉事業>
焼肉事業の当連結会計年度末の店舗数は、167店舗であります。内訳は、「あみやき亭」97店舗、「あみやき亭PLUS」3店舗、「どんどん」16店舗、「ほるたん屋」14店舗、「スエヒロ館」24店舗、「かるび家」1店舗、「ブラックホール」5店舗、「ホルモン青木」他7店舗であります。
以上の結果、焼肉事業の当連結会計年度の売上高は、21,094百万円(前年同期比22.3%増)となりました。
<焼鳥事業>
焼鳥事業の当連結会計年度末の店舗数は、42店舗であります。
以上の結果、焼鳥事業の当連結会計年度の売上高は、2,562百万円(前年同期比47.9%増)となりました。
<レストラン事業>
レストラン事業の当連結会計年度末の店舗数は、36店舗であります。
内訳は、当社が経営するステーキのファーストフード「感動の肉と米」19店舗、ステーキ・ハンバーグレストラン「スエヒロ館」1店舗、株式会社スエヒロレストランシステムが経営するレストラン「スエヒロ館」16店舗であります。
以上の結果、レストラン事業の当連結会計年度の売上高は3,741百万円(前年同期比87.9%増)となりました。
<その他の事業>
その他の事業の当連結会計年度末の店舗数は、10店舗であります。
内訳は、当社が経営する精肉小売店「お肉の工場直売市」1店舗、しゃぶしゃぶ店「しゃぶ亭ふふふ」2店舗、株式会社スエヒロレストランシステムが経営する居酒屋「楽市」2店舗、寿司業態の「すしまみれ」3店舗、イタリアンレストラン「Capitolo 2 dal SpaccaNapoli」1店舗、ダイニング1店舗であります。
以上の結果、その他の事業の当連結会計年度の売上高は1,140百万円(前年同期比91.5%増)となりました。
②キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、4,445百万円(前年同期比16.6%増)となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動におけるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果獲得した資金は2,031百万円(前年同期比73.5%増)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が336百万円となったこと等を反映したものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は、1,105百万円(前年同期比36.7%増)となりました。これは主に、固定資産の取得による支出が1,085百万円あったこと等を反映したものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は、311百万円(前年同期比10.3%増)となりました。これは主に配当金の支払額が205百万円あったこと等を反映したものであります。
③生産、受注及び販売の状況
a.生産実績
当連結会計年度の生産実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
|
|
金額(百万円) |
前年同期比(%) |
|
|
焼肉事業 |
4,278 |
132.8 |
|
合計 |
4,278 |
132.8 |
(注)金額は製造原価によって表示しております。
b.仕入実績
当連結会計年度の仕入実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
(a)原材料仕入実績
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
|
|
金額(百万円) |
前年同期比(%) |
|
|
焼肉事業 |
4,232 |
133.7 |
|
合計 |
4,232 |
133.7 |
(注)金額は仕入価額によって表示しております。
(b)商品仕入実績
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
|
|
金額(百万円) |
前年同期比(%) |
|
|
焼肉事業 |
4,744 |
116.8 |
|
焼鳥事業 |
884 |
148.4 |
|
レストラン事業 |
879 |
156.0 |
|
その他の事業 |
284 |
163.9 |
|
合計 |
6,791 |
125.9 |
(注)金額は仕入価額によって表示しております。
c.受注状況
当社は、見込生産を行っておりますので、受注状況については記載すべき事項はありません。
d.販売実績
当連結会計年度の販売実績をセグメント別に示すと、次のとおりであります。
|
セグメントの名称 |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
|
|
金額(百万円) |
前年同期比(%) |
|
|
焼肉事業 |
21,094 |
122.3 |
|
焼鳥事業 |
2,562 |
147.9 |
|
レストラン事業 |
3,741 |
187.9 |
|
その他の事業 |
1,140 |
191.5 |
|
合計 |
28,538 |
132.3 |
(注)セグメント間の取引については相殺消去しております。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
①経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容
当社グループの当連結会計年度の経営成績は、売上高は、28,538百万円(前年同期比32.3%増)、営業利益422百万円(前年同期営業損失3,382百万円)、経常利益701百万円(前年同期比47.2%減)、親会社株主に帰属する当期純利益132百万円(前年同期比79.0%減)となりました。
②財政状態の状況に関する認識及び分析・検討内容
(資産)
当連結会計年度末の総資産は、24,865百万円となりました。主な内訳は、現金及び預金9,784百万円、有形固定資産7,159百万円となっております。
(負債)
当連結会計年度末の総負債は、4,799百万円となりました。主な内訳は、買掛金1,348百万円、未払金及び未払費用1,221百万円となっております。
(純資産)
当連結会計年度末の純資産合計は、20,066百万円となりました。主な内訳は、利益剰余金15,168百万円となっております。
当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因としては、第一部 企業情報 第2 事業の状況 3. 事業等のリスクに記載したとおりであります。
セグメントごとの財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
<焼肉事業>
焼肉事業は、焼肉を提供する飲食店を展開しており、主な店舗としては「あみやき亭」、「スエヒロ館」、「どんどん」、「ほるたん屋」、「ブラックホール」、「ホルモン青木」等であります。
「あみやき亭」では、品質の向上の徹底的にこだわり「お客様にとって価値観・満足感のある商品」を提供するとともに、接客・サービス向上に向け「新しい生活様式」に沿ったクリンネス、キッチン・ホールのオペレーション等基本の徹底を図るなどの既存店強化に努めてまいりました。
「スエヒロ館」につきましては、「スエヒロ」ブランドの知名度と「食肉の専門集団」である強みを生かした和牛商品を「チェーン店価格」で提供するなどグループシナジーを発揮した展開をしております。
焼肉事業におきましては、既存店の商品メニューや品質の見直しや、お客様のご注文方法のDX化、スタンダー ドオペレーションの改善による提供スピードアップ等取組みを行ってまいりました。
以上の結果、焼肉事業の当連結会計年度の売上高は、21,094百万円(前年同期比22.3%増)となりました。
<焼鳥事業>
焼鳥事業は、焼鳥を提供する飲食店「元祖やきとり家美濃路」を東海地区に展開しております。
焼鳥事業におきまして、焼きの技術向上に努め、「美味しくて、安い」焼鳥や釜めしの品質の向上に徹底的にこだわり「お客様にとって価値観・満足感のある商品」の提供をするとともに、接客・サービス向上に向け、基本の 徹底を図るなど既存店強化に努めてまいりました。
以上の結果、焼鳥事業の当連結会計年度の売上高は、2,562百万円(前年同期比47.9%増)となりました。
<レストラン事業>
レストラン事業はステーキとハンバーグを提供する飲食店を展開しており、主な店舗としては「レストランスエヒロ館」、「感動の肉と米」、「スエヒロレストラン」を展開しております。
「レストランスエヒロ館」につきましては、スエヒロブランドを活かしつつ、「食肉の専門集団」である当社グループの強みを活かした「100%国産牛ハンバーグ」「国産牛ステーキ」を提供するハンバーグ・ステーキの専門店として、引き続き品質の向上に努めてまいりました。
また、新業態の「感動の肉と米」はステーキのファーストフード業態として、愛知県を中心に今後店舗展開してまいります。
以上の結果、レストラン事業の当連結会計年度の売上高は3,741百万円(前年同期比87.9%増)となりました。
<その他の事業>
その他の事業は上記以外の飲食店又は直売所を展開しており、主な店舗としては「お肉の工場直売市」、居酒屋の「楽市」、寿司の「すしまみれ」、イタリアンレストランの「Capitolo 2 dal SpaccaNapoli」等を展開しております。
ご家庭で「あみやき亭の味」を楽しんでいただくため、中部地区(愛知県)に 「お肉の工場直売市」を出店いたしました。
居酒屋業態、寿司業態、ダイニング業態、イタリアン業態ともに快適な空間で食事を楽しんで頂くことを目指して、メニュー開発を行うとともに商品の品質向上やお客様の立場に立った接客・サービスの向上に努めてまいりました。
以上の結果、その他の事業の当連結会計年度の売上高は1,140百万円(前年同期比91.5%増)となりました。
③キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報
(キャッシュ・フロー)
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況については、「(1)経営成績等の状況の概要②キャッシュ・フローの状況」をご参照下さい。
(資本の財源及び資金の流動性)
当社グループの資本の財源及び資金の流動性は、事業に必要な資金を安定的に維持確保することを基本方針としております。
当社グループの事業における運転資金需要の主たるものは、食材及び備品の購入費用の他製造費、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。また、設備資金需要の主たるものは、店舗の出店に伴う建物、設備等であります。
当社グループでは、通常の事業活動から得られたキャッシュ・フローにより、事業に必要な資金を安定的に確保し、また、現金及び預金は経営計画を機動的に実施する上で、必要となる水準を維持してまいりましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大による事業への影響を鑑み、自己資金に加えて、金融機関からの借入を行っております。当連結会計年度末において、当社グループの借入金の残高は328百万円であります。
④重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)に記載のとおりであります。
当社は、2023年3月22日開催の取締役会において、株式会社ニュールックの全株式を取得し子会社化することを決議し、同日付で株式譲渡契約を締結しました。当該契約に基づき、2023年4月28日付で同社の全株式を取得いたしました。
詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な後発事象)」に記載のとおりであります。
2023年3月31日現在における各事業所の設備、投下資本並びに従業員の配置状況は、次のとおりであります。
(1)提出会社 2023年3月31日現在
|
事業所名 (所在地) |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
帳簿価額(百万円) |
従業 員数 (人) |
|||||||
|
建物 |
構築物 |
機械及び装置 |
車両運搬具 |
工具器具及び備品 |
土地 (面積㎡) |
無形固定資産 |
合計 |
||||
|
本社(加工場含む) (愛知県春日井市) |
- |
事務用備品その他 |
145 |
1 |
18 |
4 |
9 |
26 (304.43) |
3 |
209 |
61 (118) |
|
あみやき亭小田井店 他31店舗 (愛知県名古屋市) |
焼肉事業 |
店舗内装設備等 |
580 |
42 |
47 |
- |
54 |
341 (1,261.92) |
2 |
1,069 |
57 (331) |
|
あみやき亭春日井本店他44店舗 (愛知県名古屋市外) |
焼肉事業 |
店舗内装設備等 |
522 |
49 |
36 |
- |
70 |
82 (618.00) |
2 |
764 |
79 (423) |
|
あみやき亭多治見店 他13店舗 (岐阜県) |
焼肉事業 |
店舗内装設備等 |
188 |
8 |
11 |
- |
21 |
- |
1 |
230 |
23 (123) |
|
あみやき亭川越店 他11店舗 (三重県) |
焼肉事業 |
店舗内装設備等 |
140 |
8 |
11 |
- |
21 |
- |
0 |
181 |
23 (119) |
|
あみやき亭彦根店 (滋賀県) |
焼肉事業 |
店舗内装設備等 |
5 |
0 |
0 |
- |
1 |
- |
0 |
8 |
2 (12) |
|
どんどん浜松曳馬店 他9店舗 (静岡県) |
焼肉事業 |
店舗内装設備等 |
219 |
9 |
6 |
- |
13 |
- |
0 |
249 |
18 (112) |
|
あみやき亭調布店 他4店舗 (東京都) |
焼肉事業 |
店舗内装設備等 |
1 |
0 |
0 |
- |
8 |
- |
0 |
10 |
7 (45) |
|
あみやき亭二俣川店 他3店舗 (神奈川県) |
焼肉事業 |
店舗内装設備等 |
26 |
1 |
1 |
- |
8 |
984 (1,107.31) |
0 |
1,023 |
9 (43) |
|
あみやき亭草加店 他2店舗 (埼玉県) |
焼肉事業 |
店舗内装設備等 |
0 |
1 |
0 |
- |
4 |
- |
0 |
6 |
4 (24) |
|
あみやき亭柏店 (千葉県) |
焼肉事業 |
店舗内装設備等 |
0 |
0 |
0 |
- |
1 |
- |
0 |
2 |
1 (8) |
|
元祖やきとり家美濃路梅森店他13店舗 (愛知県名古屋市) |
焼鳥事業 |
店舗内装設備等 |
49 |
1 |
5 |
- |
0 |
- |
0 |
56 |
11 (84) |
|
元祖やきとり家美濃路八田店他16店舗 (愛知県名古屋市外) |
焼鳥事業 |
店舗内装設備等 |
30 |
1 |
5 |
- |
0 |
- |
0 |
39 |
12 (96) |
|
元祖やきとり家美濃路岐南店他3店舗 (岐阜県) |
焼鳥事業 |
店舗内装設備等 |
13 |
0 |
2 |
- |
0 |
- |
0 |
16 |
3 (23) |
|
元祖やきとり家美濃路桑名大山田店他5店舗 (三重県) |
焼鳥事業 |
店舗内装設備等 |
23 |
2 |
1 |
- |
0 |
- |
0 |
28 |
6 (33) |
|
元祖やきとり家美濃路 浜松領家店 (静岡県) |
焼鳥事業 |
店舗内装設備等 |
0 |
0 |
0 |
- |
0 |
- |
0 |
0 |
1 (5) |
|
感動の肉と米 浜田店他6店舗 (愛知県名古屋市) |
レストラン事業 |
店舗内装設備等 |
153 |
16 |
9 |
- |
27 |
- |
0 |
206 |
9 (37) |
|
感動の肉と米 春日井店他8店舗 (愛知県名古屋市外) |
レストラン事業 |
店舗内装設備等 |
173 |
40 |
13 |
- |
37 |
- |
0 |
266 |
12 (69) |
|
感動の肉と米 鵜沼店 (岐阜県) |
レストラン事業 |
店舗内装設備等 |
15 |
1 |
1 |
- |
4 |
- |
0 |
22 |
1 (5) |
|
感動の肉と米 鈴鹿白子店 (三重県) |
レストラン事業 |
店舗内装設備等 |
18 |
0 |
2 |
- |
6 |
- |
0 |
27 |
2 (10) |
|
しゃぶ亭ふふふ 小牧店他2店舗 (愛知県名古屋市外) |
その他の事業 |
店舗内装設備等 |
12 |
0 |
5 |
- |
1 |
- |
0 |
19 |
2 (18) |
(注)1.金額は帳簿価額であります。
2.従業員数の( )は、パートタイマー(1日8時間換算)を外数で記載しております。
3.「土地」は、自己所有土地についてのみ記載しております。
|
(2)国内子会社 2023年3月31日現在 |
|
会社名 |
事業所名 (所在地) |
セグメントの名称 |
設備の内容 |
帳簿価額(百万円) |
従業 (人) |
|||||||
|
建物 |
構築物 |
機械及び装備 |
車両運搬具 |
工具器具及び備品 |
土地 (面積㎡) |
無形固定資産 |
合計 |
|||||
|
株式会社 スエヒロレストランシステム |
本社(加工場含む) (神奈川県他) |
- |
事務用備品 その他 |
19 |
0 |
8 |
5 |
3 |
0 (16,849) |
4 |
42 |
40 (59) |
|
株式会社 スエヒロレストランシステム |
焼肉スエヒロ館杉並店他33店舗 (東京都他) |
焼肉事業 |
店舗内装設備等 |
604 |
22 |
19 |
- |
46 |
500 (2,221.24) |
0 |
1,193 |
66 (290) |
|
株式会社 スエヒロレストランシステム |
レストランスエヒロ館川崎店他15店舗 (神奈川県他) |
レストラン事業 |
店舗内装設備等 |
577 |
18 |
36 |
- |
7 |
634 (1,981.49) |
0 |
1,274 |
34 (137) |
|
株式会社 スエヒロレストランシステム |
楽市大崎店 他8店舗(東京都) |
その他の事業 |
店舗内装設備等 |
8 |
0 |
1 |
- |
2 |
- |
0 |
12 |
34 (27) |
|
株式会社 杉江商事 |
ホルモン青木 他5店舗(東京都) |
焼肉事業 |
店舗内装設備等 |
53 |
- |
2 |
0 |
1 |
- |
1 |
58 |
19 (28) |
(注)1.金額は帳簿価額であります。
2.従業員数の( )は、パートタイマー(1日8時間換算)を外数で記載しております。
3.主要な設備を連結会社間で賃貸借している場合は、借主側で記載する方法によっております。
|
種類 |
発行可能株式総数(株) |
|
普通株式 |
14,400,000 |
|
計 |
14,400,000 |
|
種類 |
事業年度末現在発行数(株) (2023年3月31日) |
提出日現在発行数(株) (2023年6月29日) |
上場金融商品取引所名又は 登録認可金融商品取引業協会名 |
内容 |
|
|
|
|
東京証券取引所 プライム市場 名古屋証券取引所 プレミア市場 |
|
|
計 |
|
|
- |
- |
当社は、新株予約権方式によるストックオプション制度を採用しております。
当該制度は、会社法に基づき、2015年6月10日開催の第20回定時株主総会にて決議いただいたものでありますが、提出日現在、付与がなされておりません。
当該制度の内容は以下のとおりであります。
(当社取締役に対する新株予約権の発行)
|
決議年月日 |
2015年6月10日 |
|
付与対象者の区分及び人数(名) |
取締役7名(注)1 |
|
新株予約権の数(個) |
200個(うち社外取締役分は6個)を各事業年度に係る定時 株主総会開催日から1年以内に発行する上限とする。(注)2 |
|
新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) |
普通株式 20,000株を各事業年度に係る定時株主総会開催日 から1年以内に発行する上限とする。 |
|
新株予約権の行使時の振込金額(円) |
新株予約権の1個当たりの行使に際して出資される財産の価 額は、新株予約権を行使することにより交付を受けることが できる株式1株当たりの払込金額(以下「行使価額」という。 )に付与株式数を乗じた金額とする。行使価額は、金1円と する。 |
|
新株予約権の行使期間 |
割当日から割当日後40年を経過するまでの範囲内で、当社取 締役会が決定する期間とする。 |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の 発行価格及び資本組入額(円) |
(注)3 |
|
新株予約権の行使の条件 |
(注)3 |
|
新株予約権の譲渡に関する事項 |
譲渡による新株予約権の取得については、当社取締役会の承 認を要する。 |
|
組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項 |
- |
(注)1 当社子会社の取締役に対しても、上記の新株予約権と同内容の新株予約権を、取締役会の決議により割り
当てる予定であります。
2 新株予約権1個当たりの目的である株式の数は100株とする。また、当社が当社普通株式につき株式分割
または株式併合等を行うことにより、付与株式数の変更をすることが適切な場合は、当社は必要と認める
調整を行うものとする。
3 ①新株予約権者は、上記の期間において、当社の取締役、監査役及び従業員等の地位を喪失した日の翌日
から10日を経過する日までに限り、新株予約権を一括して行使できるものとする。
②その他の新株予約権の行使の条件は、取締役会決議により決定する。
※新株予約権の割当金額は、年額100百万の範囲内とします。
該当事項はありません。
|
年月日 |
発行済株式総数増減数(株) |
発行済株式総数残高(株) |
資本金増減額 (百万円) |
資本金残高 (百万円) |
資本準備金増減額 (百万円) |
資本準備金残高(百万円) |
|
2013年10月1日 (注) |
6,780,312 |
6,848,800 |
- |
2,473 |
- |
2,426 |
(注)2013年10月1日付をもって1株を100株に株式分割し、発行済株式総数が6,780,312株増加しております。
(5)【所有者別状況】
|
|
|
|
|
|
|
|
2023年3月31日現在 |
||
|
区分 |
株式の状況(1単元の株式数 |
単元未満株式の状況 (株) |
|||||||
|
政府及び地方公共団体 |
金融機関 |
金融商品取引業者 |
その他の法人 |
外国法人等 |
個人その他 |
計 |
|||
|
個人以外 |
個人 |
||||||||
|
株主数(人) |
|
|
|
|
|
|
|
|
- |
|
所有株式数 (単元) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
所有株式数の割合(%) |
|
|
|
|
|
|
|
100.00 |
- |
(注)自己株式481株は、「個人その他」に4単元、「単元未満株式の状況」に81株含まれております。
|
|
|
2023年3月31日現在 |
|
|
氏名又は名称 |
住所 |
所有株式数 (株) |
発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) |
|
|
|
|
|
|
日本マスタートラスト信託銀行株式会社 (信託口) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
BNP PARIBAS ARBITR AGE SNC (常任代理人 BNPパリバ証券株式会社) |
|
|
|
|
BNYM SA/NV FOR BNYM FOR BNYM GCM CLIENT ACCTS M ILM FE (常任代理人 株式会社三菱UFJ銀行) |
2 KING EDWARD STREET, LONDON EC1A 1HQ UNITED KINGDOM (東京都千代田区丸の内二丁目7-1) |
|
|
|
計 |
- |
|
|
(注)1.上記所有株式のうち、信託業務に係る株式数は、次のとおりであります。
日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口) 446,700株
株式会社日本カストディ銀行(信託口) 40,000株
2.2022年10月20日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書の変更報告書(特例対象株券等)において、ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC)及びその共同保有者である野村アセットマネジメント株式会社が2022年10月14日現在でそれぞれ以下の株式を所有している旨が記載されているものの、当社として2023年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。
なお、その変更報告書の内容は次のとおりであります。
|
氏名又は名称 |
住所 |
保有株券等の数(株) |
株券等保有 割合(%) |
|
ノムラ インターナショナル ピーエルシー(NOMURA INTERNATIONAL PLC) |
1 Angel Lane, London EC4R 3AB, United Kingdom |
9,449 |
0.14 |
|
野村アセットマネジメント株式会社 |
東京都江東区豊洲二丁目2番1号 |
276,700 |
4.04 |
|
合計 |
|
286,149 |
4.18 |
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
前連結会計年度 (2022年3月31日) |
当連結会計年度 (2023年3月31日) |
|
資産の部 |
|
|
|
流動資産 |
|
|
|
現金及び預金 |
|
|
|
預け金 |
|
|
|
売掛金 |
|
|
|
商品及び製品 |
|
|
|
原材料及び貯蔵品 |
|
|
|
未収入金 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
流動資産合計 |
|
|
|
固定資産 |
|
|
|
有形固定資産 |
|
|
|
建物(純額) |
|
|
|
構築物(純額) |
|
|
|
機械及び装置(純額) |
|
|
|
車両運搬具(純額) |
|
|
|
工具、器具及び備品(純額) |
|
|
|
土地 |
|
|
|
建設仮勘定 |
|
|
|
有形固定資産合計 |
|
|
|
無形固定資産 |
|
|
|
ソフトウエア |
|
|
|
のれん |
|
|
|
その他 |
|
|
|
無形固定資産合計 |
|
|
|
投資その他の資産 |
|
|
|
投資有価証券 |
|
|
|
長期貸付金 |
|
|
|
繰延税金資産 |
|
|
|
差入保証金 |
|
|
|
投資不動産 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
投資その他の資産合計 |
|
|
|
固定資産合計 |
|
|
|
資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
前連結会計年度 (2022年3月31日) |
当連結会計年度 (2023年3月31日) |
|
負債の部 |
|
|
|
流動負債 |
|
|
|
買掛金 |
|
|
|
短期借入金 |
|
|
|
1年内返済予定の長期借入金 |
|
|
|
未払金及び未払費用 |
|
|
|
未払法人税等 |
|
|
|
契約負債 |
|
|
|
賞与引当金 |
|
|
|
株主優待引当金 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
流動負債合計 |
|
|
|
固定負債 |
|
|
|
長期借入金 |
|
|
|
リース債務 |
|
|
|
退職給付に係る負債 |
|
|
|
資産除去債務 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
固定負債合計 |
|
|
|
負債合計 |
|
|
|
純資産の部 |
|
|
|
株主資本 |
|
|
|
資本金 |
|
|
|
資本剰余金 |
|
|
|
利益剰余金 |
|
|
|
自己株式 |
△ |
△ |
|
株主資本合計 |
|
|
|
純資産合計 |
|
|
|
負債純資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
|
売上高 |
|
|
|
売上原価 |
|
|
|
売上総利益 |
|
|
|
販売費及び一般管理費 |
|
|
|
営業利益又は営業損失(△) |
△ |
|
|
営業外収益 |
|
|
|
受取利息 |
|
|
|
受取賃貸料 |
|
|
|
助成金収入 |
|
|
|
協賛金収入 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
営業外収益合計 |
|
|
|
営業外費用 |
|
|
|
支払利息 |
|
|
|
不動産賃貸費用 |
|
|
|
匿名組合投資損失 |
|
|
|
営業外費用合計 |
|
|
|
経常利益 |
|
|
|
特別利益 |
|
|
|
固定資産売却益 |
|
|
|
受取保険金 |
|
|
|
受取補償金 |
|
|
|
特別利益合計 |
|
|
|
特別損失 |
|
|
|
抱合せ株式消滅差損 |
|
|
|
固定資産売却損 |
|
|
|
固定資産除却損 |
|
|
|
減損損失 |
|
|
|
賃貸借契約解約損 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
特別損失合計 |
|
|
|
税金等調整前当期純利益 |
|
|
|
法人税、住民税及び事業税 |
|
|
|
法人税等調整額 |
△ |
|
|
法人税等合計 |
|
|
|
当期純利益 |
|
|
|
親会社株主に帰属する当期純利益 |
|
|
1.報告セグメントの概要
当社のセグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社は本社に業態別の包括的な戦略を立案する複数の事業統括を設置し、事業活動を展開しております。
したがって、当社は事業本部を基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、「焼肉事業」、「焼鳥事業」及び「レストラン事業」の3つを報告セグメントとしております。
「焼肉事業」は焼肉を提供する飲食店を展開しており、主な店舗としては「あみやき亭」「どんどん」「焼肉スエヒロ館」を展開しております。「焼鳥事業」は焼鳥と釜飯を提供する飲食店を展開しており、店舗としては「元祖やきとり家美濃路」を展開しております。「レストラン事業」はステーキとハンバーグを提供する飲食店を展開しており、主な店舗としては「レストランスエヒロ館」「感動の肉と米」を展開しております。
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
前事業年度 (2022年3月31日) |
当事業年度 (2023年3月31日) |
|
資産の部 |
|
|
|
流動資産 |
|
|
|
現金及び預金 |
|
|
|
預け金 |
|
|
|
売掛金 |
|
|
|
商品及び製品 |
|
|
|
原材料及び貯蔵品 |
|
|
|
前払費用 |
|
|
|
関係会社短期貸付金 |
|
|
|
1年内回収予定の関係会社長期貸付金 |
|
|
|
未収入金 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
流動資産合計 |
|
|
|
固定資産 |
|
|
|
有形固定資産 |
|
|
|
建物 |
|
|
|
構築物 |
|
|
|
機械及び装置 |
|
|
|
車両運搬具 |
|
|
|
工具、器具及び備品 |
|
|
|
土地 |
|
|
|
建設仮勘定 |
|
|
|
有形固定資産合計 |
|
|
|
無形固定資産 |
|
|
|
ソフトウエア |
|
|
|
その他 |
|
|
|
無形固定資産合計 |
|
|
|
投資その他の資産 |
|
|
|
関係会社株式 |
|
|
|
長期貸付金 |
|
|
|
関係会社長期貸付金 |
|
|
|
長期前払費用 |
|
|
|
繰延税金資産 |
|
|
|
差入保証金 |
|
|
|
投資不動産 |
|
|
|
保険積立金 |
|
|
|
投資その他の資産合計 |
|
|
|
固定資産合計 |
|
|
|
資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
前事業年度 (2022年3月31日) |
当事業年度 (2023年3月31日) |
|
負債の部 |
|
|
|
流動負債 |
|
|
|
買掛金 |
|
|
|
リース債務 |
|
|
|
未払金 |
|
|
|
未払費用 |
|
|
|
未払法人税等 |
|
|
|
未払消費税等 |
|
|
|
契約負債 |
|
|
|
預り金 |
|
|
|
前受収益 |
|
|
|
賞与引当金 |
|
|
|
株主優待引当金 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
流動負債合計 |
|
|
|
固定負債 |
|
|
|
リース債務 |
|
|
|
資産除去債務 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
固定負債合計 |
|
|
|
負債合計 |
|
|
|
純資産の部 |
|
|
|
株主資本 |
|
|
|
資本金 |
|
|
|
資本剰余金 |
|
|
|
資本準備金 |
|
|
|
資本剰余金合計 |
|
|
|
利益剰余金 |
|
|
|
利益準備金 |
|
|
|
その他利益剰余金 |
|
|
|
別途積立金 |
|
|
|
繰越利益剰余金 |
|
|
|
利益剰余金合計 |
|
|
|
自己株式 |
△ |
△ |
|
株主資本合計 |
|
|
|
純資産合計 |
|
|
|
負債純資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
前事業年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
当事業年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
|
売上高 |
|
|
|
売上原価 |
|
|
|
売上総利益 |
|
|
|
販売費及び一般管理費 |
|
|
|
広告宣伝費 |
|
|
|
役員報酬 |
|
|
|
給料及び手当 |
|
|
|
賞与引当金繰入額 |
|
|
|
旅費及び交通費 |
|
|
|
通信費 |
|
|
|
水道光熱費 |
|
|
|
消耗品費 |
|
|
|
租税公課 |
|
|
|
賃借料 |
|
|
|
減価償却費 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
販売費及び一般管理費合計 |
|
|
|
営業利益又は営業損失(△) |
△ |
|
|
営業外収益 |
|
|
|
受取利息 |
|
|
|
受取賃貸料 |
|
|
|
協賛金収入 |
|
|
|
助成金収入 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
営業外収益合計 |
|
|
|
営業外費用 |
|
|
|
不動産賃貸費用 |
|
|
|
営業外費用合計 |
|
|
|
経常利益 |
|
|
|
特別利益 |
|
|
|
固定資産売却益 |
|
|
|
受取保険金 |
|
|
|
特別利益合計 |
|
|
|
特別損失 |
|
|
|
固定資産売却損 |
|
|
|
固定資産除却損 |
|
|
|
抱合せ株式消滅差損 |
|
|
|
減損損失 |
|
|
|
和解金 |
|
|
|
特別損失合計 |
|
|
|
税引前当期純利益 |
|
|
|
法人税、住民税及び事業税 |
|
|
|
法人税等調整額 |
|
|
|
法人税等合計 |
|
|
|
当期純利益 |
|
|