東和フードサービス株式会社
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回次 |
第20期 |
第21期 |
第22期 |
第23期 |
第24期 |
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決算年月 |
2019年4月 |
2020年4月 |
2021年4月 |
2022年4月 |
2023年4月 |
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売上高 |
(千円) |
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経常利益又は経常損失(△) |
(千円) |
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△ |
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当期純利益又は当期純損失(△) |
(千円) |
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△ |
△ |
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持分法を適用した場合の投資利益 |
(千円) |
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資本金 |
(千円) |
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発行済株式総数 |
(株) |
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純資産額 |
(千円) |
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総資産額 |
(千円) |
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1株当たり純資産額 |
(円) |
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1株当たり配当額 |
(円) |
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(内1株当たり中間配当額) |
( |
( |
( |
( |
( |
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1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△) |
(円) |
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△ |
△ |
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潜在株式調整後1株当たり当期純利益 |
(円) |
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自己資本比率 |
(%) |
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自己資本利益率 |
(%) |
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△ |
△ |
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株価収益率 |
(倍) |
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配当性向 |
(%) |
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営業活動によるキャッシュ・フロー |
(千円) |
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△ |
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投資活動によるキャッシュ・フロー |
(千円) |
△ |
△ |
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△ |
△ |
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財務活動によるキャッシュ・フロー |
(千円) |
△ |
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△ |
△ |
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現金及び現金同等物の期末残高 |
(千円) |
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従業員数 |
(名) |
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(外、平均臨時雇用者数) |
( |
( |
( |
( |
( |
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株主総利回り |
(%) |
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(比較指標:配当込みTOPIX) |
(%) |
( |
( |
( |
( |
( |
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最高株価 |
(円) |
1,900 |
1,742 |
1,532 |
1,600 |
1,575 |
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最低株価 |
(円) |
1,031 |
942 |
1,088 |
1,338 |
1,450 |
(注)1 当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、「連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移」については記載しておりません。
2 持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社が存在しないため記載しておりません。
3 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
4 従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数はパート・アルバイトの年間の平均人員(1人当たり1日8時間換算)を記載しております。
5 選択した株価指数は、TOPIX(東証株価指数・配当込み)を選択しております。
6 最高株価及び最低株価は、2022年4月3日までは東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所(スタンダード市場)におけるものであります。
7 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第23期の期首から適用しており、第23期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準を適用した後の指標等となっております。
1 当社の前身及び形式上の存続会社に係る沿革
当社は、パチンコパーラーなどの運営を行っている東和産業株式会社よりフードサービス部門の営業を譲受け、1999年5月に東和フードサービス株式会社として営業活動を開始しております。
東和産業株式会社のフードサービス事業は、1974年6月にカフェ事業を開始したのを皮切りに1983年3月に若者をターゲットとしたカジュアルレストラン「ダッキーダック」の第1号店を開店、1993年4月に現在の「スパゲッティ食堂ドナ」の第1号店を開店し、フードサービス事業を拡大しております。
同社は、フードサービス事業のさらなる拡大に向け同事業を分離することとし、1998年7月に休業状態にあった形式上の受皿会社である株式会社イー・エム・シー(1981年7月10日設立)の全発行済株式を取得し、商号を東和フードサービス株式会社に変更したうえで、フードサービス事業の営業譲渡を実施し、当社は1999年5月1日に営業活動を開始しております。
2 (参考情報)当社の前身である東和産業株式会社に係る沿革
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1974年5月 |
東和産業株式会社を設立 |
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1974年6月 |
「コーヒーハウス」第1号店を銀座に開店 |
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1976年9月 |
「ぱすたかん」第1号店を開店 |
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1979年11月 |
東京都墨田区に「両国工場」を新設、セントラルキッチンとケーキ・ファクトリーにおける製造を開始 |
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1983年3月 |
「ダッキーダック」第1号店を開店 |
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1984年3月 |
駅ビルへの初出店となる「ダッキーダック」松戸店を開店 |
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1986年3月 |
東京都江東区に「深川センター」を新設、セントラルキッチンとケーキ・ファクトリーの一貫生産体制を確立 |
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1993年4月 |
「スパゲッティ屋ダッキーダック」第1号店を渋谷に開店 |
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1996年4月 |
高級喫茶店「銀座七丁目椿屋珈琲店」を銀座に開店 |
3 当社が営業を開始した以降の沿革
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1999年5月 |
東和産業株式会社のフードサービス部門の営業譲受により、当社が営業を開始 |
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2000年11月 |
「スパゲッティ屋ダッキーダック」から「スパゲッティ屋ドナ」に屋号を変更・統一 |
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2002年2月 |
横浜市戸塚区にセントラルキッチン「戸塚カミサリー」を新設し、ソース及びドレッシングの自社生産力強化とスパゲッティ生麺の本格的自社生産体制を確立 |
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2002年6月 |
業容拡大につき、本社事務所を東京都中央区銀座二丁目に移転 |
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2004年7月 |
日本証券業協会に店頭登録銘柄として登録 |
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2004年8月 |
東京都千代田区に自社ビルを建設し、「ダッキーダック日比谷店」および「椿屋珈琲店日比谷離れ」を開設 |
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2004年12月 |
株式会社ジャスダック証券取引所に株式を上場 |
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2009年7月 |
本社事務所を東京都港区新橋三丁目に移転 |
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2010年4月 |
ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場 |
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2010年10月 |
大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
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2013年7月 |
東京証券取引所と大阪証券取引所の統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場 |
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2015年7月 |
ISO22000(食品安全マネジメントシステム)認証を取得(本社・生産工場・店舗の一部) |
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2017年1月 |
「スパゲッティ食堂ドナ」から「イタリアンダイニングDONA」に屋号を変更・統一 |
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2019年4月 |
新業態1号店「Cheese Egg Garden」アトレ松戸店をオープン |
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2019年9月 |
資本金1億円へ減資を実施 |
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2019年11月 |
新業態2号店「Cheese Egg Garden」調布パルコ店をオープン |
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2020年6月 |
「ダッキーダック」コースカベイサイドストアーズ店をオープン |
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2020年9月 |
資本金5千万円へ減資を実施 |
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2021年4月 |
椿屋珈琲1号店(銀座本館)が創業25周年 |
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椿屋珈琲特製ビーフカレー(レトルト)の販売開始 |
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2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分見直しにより、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)からスタンダード市場へ移行 |
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椿屋珈琲 新宿茶寮を2フロア・224席へ増床オープン |
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2022年7月 |
中期経営計画を発表 |
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監査等委員会設置会社へ移行 |
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2022年12月 |
任意の指名報酬委員会を設置 |
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2023年4月 |
当社初となる焼きたてシュークリーム販売を開始(ケーキ・焙煎珈琲 椿屋珈琲五反田店) |
当社は、「味覚とサービスを通して都会生活に安全で楽しい食の場を提供する」という経営理念のもと、「あったら楽しい」、「手の届く贅沢」をコンセプトとして、「東京圏ベストロケーション」「女性ターゲット」「ライトフード」という方針に基づいた営業活動を行っております。
そして、「カフェカンパニー」(「椿屋珈琲」と「ダッキーダック」)、及び「ダイニングカンパニー」(「イタリアンダイニング ドナ」と「鉄板ステーキ・お好み焼き ぱすたかん・こてがえし」)を1都3県(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)において展開しております。
当社の展開する店舗は全て直営店であり、フランチャイズ展開は行っておりません。各業態の特徴は下記のとおりであります。
また、外食事業としてのソース・焙煎珈琲豆・ドレッシング・ケーキ・焼き菓子など自社製品の店舗外販売等も行っております。
なお、当社は、フードサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
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部門 |
特徴 |
店舗数 |
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椿屋珈琲 |
椿屋珈琲 最高立地、最高級家具、食器を取り揃え「古き良き時代、大正ロマン」を感じさせる内装・雰囲気の中で、その時代にマッチしたユニフォーム、ブラウス、サロン、カチューシャを身につけ、ホスピタリティ溢れる落ち着いた上品な接客のもと、自社焙煎のスペシャルティ珈琲、手作りケーキ、特製カレーをゆっくり嗜んでいただく、脱日常・時空間を提供しております。 椿屋カフェ・椿屋茶房 ターミナルショッピングセンターのファッションフロア等、幅広い客層(ファミリー等)に対応する良質のフードメニュー(ソース・生麺、全て自社生産)で親切な接客でおもてなししております。 |
52店 |
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ダッキーダック |
幅広い年代の女性をターゲットとし、自社ケーキ工房や店内ケーキスタジオで作られるフレッシュなケーキ、トレンドを押さえた野菜豊富なフードメニューを提供しております。 |
20店 |
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カフェカンパニー計 |
72店 |
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イタリアンダイニング ドナ |
お酒を楽しめるイタリアンダイニングとして、開放感あふれる内外装、リーズナブルな価格でお楽しみ頂けるワインと一品料理に美味しい自社製の生パスタとピッツァ。1人でも、カップル・グループでもお楽しみいただけるカジュアルダイニングです。 |
22店 |
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こてがえし・ぱすたかん |
もんじゃ焼き・お好み焼きを中心に、厳選された旬の食材を使用したメニューを豊富にご用意し、元気な接客でおもてなししております。ハレの日にファミリーの方々を中心に、お酒やソフトドリンクで心ゆくまでお楽しみいただいております。 |
13店 |
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プロント |
「プロント」をフランチャイジーとして5店舗運営しております。朝から昼はカフェとしてコーヒー・トースト・マフィンやランチパスタを、夜はバーとしてシンプルかつ美味しいフードと共にビールやハイボールをはじめとしたお酒を気軽にお楽しみ頂けます。 |
5店 |
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ダイニングカンパニー計 |
40店 |
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合計店舗数 |
112店 |
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(注) 店舗数は2023年4月30日現在で記載しております。
該当事項はありません。
(1)提出会社の状況
当社は、フードサービス事業の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
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2023年4月30日現在 |
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従業員数(名) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
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( |
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(注)1 従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は最近1年間の平均雇用人数(1日8時間換算)を( )内に外数で記載しております。
2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
(2)労働組合の状況
現在、労働組合は結成されておりませんが、労使関係は良好であります。
(3)提出会社の多様性に関する指標
女性管理職比率、男女賃金格差の状況
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女性 |
男性 |
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人数 |
正規労働者 |
52名(26.3%) |
146名(73.7%) |
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非正規労働者 |
1,533名(79.6%) |
393名(20.4%) |
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事業年度の年間平均賃金 |
正規労働者 |
4,013,379円 |
4,935,358円 |
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非正規労働者 |
1,066,060円 |
1,200,382円 |
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男性に対する女性の賃金の割合 |
正規労働者 |
81.3% |
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非正規労働者 |
88.8% |
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全労働者 |
52.5% |
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管理職に占める女性労働者の割合 |
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9.2%(13名) |
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新規採用した正社員労働者に占める女性の割合 |
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57.1%(16名) |
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(注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2 表内の数値は休職や月中退職を除く平均値により算出しております。
3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
4 当社は一般事業主行動計画において、2025年3月までに、管理職に占める女性労働者の割合を10%にすることを目標設定し公表しております。
(4)男性労働者の育児休業取得率(2023年4月期 正社員・キャスト含む)
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(人数)1名 |
(割合)20.0% |
(注) 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
当社の経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当会計年度末現在において当社が判断したものであります。
(1)経営方針・経営戦略等
当社は「味覚とサービスを通して都会生活に安全で楽しい食の場を提供する」という経営理念のもと、「あったら楽しい」「手の届く贅沢」を営業コンセプトとしております。「東京圏ベストロケーション」「女性ターゲット」「ライトフード・自社生産」という戦略に基づき、すべて直営店での店舗展開をしながら営業活動を行っており、また3つの生産拠点で製造するパスタソース・ドレッシング・珈琲豆・ケーキ・焼き菓子など自社製品のインターネット販売、催事販売も行っております。
(2)経営環境及び対処すべき課題等
3年半に及ぶ新型コロナウイルス感染拡大の影響により厳しい経営環境が続きましたが、同感染症への行動制限の緩和に伴い、経済活動は正常化に向けた動きが見られており、当社業績におきましては今期すべての月で売上高、客数、客単価ともに前年を上回ることができております。
しかしながら世界的インフレによる物価上昇や労働力不足に起因する人件費高騰は続いており、外食産業の主要コストとなるFLコスト(食材原価と人件費の合計)低減に向け、業務効率化による生産性向上を図ったうえで、さらなる付加価値の提供が必要と認識しております。また企業の社会的責任を果たすべく消費者の安全・安心やSDGsに対する関心の高まりを把握した上で、具体的な課題を設定し対応してまいります。
① エネルギーや食材の資源不足の対応
ロシアのウクライナ侵攻や世界的なインフレ、労働力不足、コロナ収束後の急速な経済回復等の影響は、外食業界における「食材調達」と「コスト管理」に課題をもたらしています。持続可能な調達ルートの確保、セントラルキッチンへの省エネルギー設備の導入、食品ロス対策、店舗での省エネ対策、物流の最適化など、資源の効率的な活用と持続可能な経営に取り組みます。現在では鳥インフルエンザの流行による卵不足が深刻化し、主に業務用として使用される液卵や卵白の使用可能量が半減するなど、ケーキ、焼き菓子等の製造に影響が出ています。当社ではケーキ工場に割卵機を導入し、卵は長野県、山梨県の農家より放牧・平飼いの鶏卵に仕入れを切替え、卵の持続可能な調達ルートを確保するほか、味や品質面での向上、アニマルウェルフェア(SDGs)への対応を行っております。商品においても、平飼い鶏卵を100%使用した「平飼いたまごのコク旨プリン」を開発し、一部の物販専門店限定で販売をしております。また自社で焙煎している年間90トンの珈琲豆は、“From seed to cup”をコンセプトに、生産から抽出まで一貫した品質管理を徹底した「スペシャルティコーヒー」を使用しています。フェアトレードを前提とした生産農家への買い付けを行い、栽培から収穫、生産処理まで生産農家との関係性を深めることによって、より安全で安心な持続性の高い高品質の珈琲豆の調達・提供を実現してまいります。
コスト管理面においては、購買をメニュー開発部にて一元管理し、仕入れルートの開拓やレシピ改定を迅速かつ柔軟に実施できる体制を構築します。また年次で実施するメニュー改定によって適時価格の適正化を図るほか、自社製加工食材の構成比を高めるなどして、総合的なコスト対策を実施します。
② 従業員のスキルアップと人材確保
労働力市場の競争が激化し、「人材確保」と「スキルアップ」の重要性が高まっています。多様化する人材の採用、従業員教育・研修プログラムの強化、キャリア開発支援の充実、給与制度、働きやすい環境づくりと福利厚生の改善、外部リソースの活用など、人材のスキルアップと定着を図るための取り組みを強化します。
椿屋珈琲グループでは入社した全従業員を対象とする研修チームを発足し、専任のトレーナーによる基本的な店舗のオペレーションと接客のスキルアップを図る研修を実施しております。今後は研修センターの本格始動に向け、厨房設備、レジ、オーダーシステムなど店舗同等の設備を研修用に配備し、接客および業務スキルの基準の統一を図るほか、店舗の業務負担の低減、ならびに教育・育成による定着率の向上につなげてまいります。また本部では店舗への応援チームも発足し、店舗社員の時間外労働の抑制や公休及び有給休暇取得の推進を図り、労働環境の改善に努めてまいります。
こてがえし・ぱすたかんグループでは、アルバイトの募集・採用・オリエンテーションを本部にて実施し、労働力不足が顕著な都心部への効率的な人員配置を通じて労働力の確保に努めています。またキッチンディスプレイやタブレット端末によるクラウド化されたレシピのデジタル化、テーブルオーダーシステムなどの省人力設備も積極的に導入し、業務負担の軽減とQSCの基準維持・向上へとつなげてまいります。
③ DXによる生産性および体験価値の向上
当社では労働力不足によるQSCの低下を防ぐため、省人力化を推進する「生産性向上パッケージ」を作成し、業態や店舗の運営状況に応じた生産性向上設備の導入を随時実施しております。既に自動釣銭機の全店配備や予約管理システム(EPARK)、QRコードによるモバイルオーダーシステム、インカム、キッチンディスプレイなどの配備に着手しているほか、配膳ロボットやセルフレジの導入検討も進め、当社のカフェ業態のコンセプトである「ゆとりとくつろぎの60分」の実現に努めてまいります。
そして従業員教育においては、継続的な学習とスキルアップを促進するためのオンライン教育プラットフォームの導入やクラウドベースのデジタルツールの活用、ビデオ会議等により、効率的な学習やコミュニケーションの充実を図り、QSCの基準向上に努めます。
デジタル化の急速な進展によって、オンライン予約やモバイルオーダリングなど、よりスマートなサービスを求める顧客層も増えています。特に円安の影響によりコロナ前を凌ぐ勢いで伸びる海外からの観光客(インバウンド)においては、QRコードによるメニューの多言語化、キャッシュレス決済、翻訳アプリの活用を通じ、需要の取り込みに努めています。
本年4月より開始したポイントアプリの展開においては、既に登録者数も5万人を超え、全業態およびECサイトで利用できるポイントサービスの充実や定期的に配信されるクーポンの活用により、優良顧客の囲い込み、来店頻度の向上につなげてまいります。同年4月に刷新したホームページと全社で20万人を超えるLINE会員を軸に、ポイントアプリ、SNSとの連携を深め、デジタルマーケティングの推進を通じてカスタマーリレーションシップを深め、顧客の体験価値のさらなる向上を目指します。
当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性のあるリスクには以下のようなものがあります。なお、文中にある将来に関する事項は、当事業年度末(2023年4月30日)現在において当社が判断したものです。
① 食材の調達と安全性に係るリスク
当社は、安全で安心な食材を提供するため、信頼性の高い仕入先から継続して食材を調達し、また通関時の検査結果の確認に加え、定期的に自主検査も実施して安全性を確認しております。
しかし、鳥インフルエンザ問題に代表されるような疫病の発生、天候不順、自然災害の発生等により、食材の調達不安や食材価格の高騰などが起こり、一部のメニューの変更を余儀なくされるケースも想定されます。また想定外の法的規制強化や新たな規制の発生、異物混入及び品質・表示不良品の流通による回収費用や訴訟・損害賠償、商品の品質や安全性を確保するためのトレーサビリティーの強化・システム構築などの費用が発生した場合、当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
② セントラルキッチンおよび店舗での衛生管理に係るリスク
当社は、セントラルキッチンを所有し、スパゲッティの生麺とパスタソース、ドレッシングおよびフレッシュケーキ・焼き菓子を製造し、店舗へチルド配送しております。
セントラルキッチンおよび店舗においては、厳しい品質管理と衛生検査を実施しておりますが、万一当社店舗において食中毒が発生した場合には、営業停止処分などにより当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。なお、安全・安心な製品の提供を確保するため、食品安全マネジメントシステム規格の「ISO22000」の認証を取得し、品質管理の徹底と品質向上に向けた取組みを実施しております。
③ 自然災害のリスク
近年発生が増加傾向にある異常気象のうち、台風や暴風雨などの影響や自然災害の中でも地震、大雨、洪水により生産現場や生産設備に被害が生じた場合、その復旧まで生産や出荷が長期間にわたって停止する可能性があります。当社では災害対策マニュアルやBCP(事業継続計画)の策定、安否確認体制による社員・アルバイト・全事業所のライフラインの確認、防災訓練などの対策を講じていますが、自然災害での被害を完全には排除できるものではなく、当社の業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
④ 気候変動のリスク
環境問題に対する取組みは近年ますます重要となっております。気候変動問題などの環境・社会課題の顕在化に伴い、持続可能な社会の構築を目指し、企業におけるSDGsへの取組みへの期待が一層高まっています。当社では環境への負荷低減に向けて食品リサイクルの分野を中心に着手しております。当社工場で発生する生麺の端材を飼料として提供することによる廃棄物削減と廃棄物処理時に発生するCO2排出削減に繋げております。しかしながら環境関連の規制強化やステークホルダーからの評価、消費者意識の高まりなどによっては当社の経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 店舗の賃借物件への依存に係るリスク
当社の大部分の店舗は、賃借しております。賃貸借契約のうち、特に、定期賃貸借契約は、契約終了後再契約されない可能性があります。このような場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
⑥ 財政状態に係るリスク
当社は主に賃借による出店を基本としているため、賃貸人が破綻等の状態に陥り継続的使用や債券の回収が困難となった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
⑦ 減損会計に係るリスク
当社において、今後経営環境の変化により、店舗の収益性が悪化し、固定資産の減損会計に基づき減損損失を計上することになった場合には、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
⑧ 感染症拡大に係るリスク
様々な感染症の世界的拡大により、外出自粛などによる来店客数の減少等のリスクが懸念されます。国や自治体のガイドラインに従い徹底的な衛生管理を行ってまいりますが、当社の経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。
当社では、新型コロナウイルス同様の感染症が拡大した場合には、代表取締役社長を対策本部長とする対策本部を設置し、雇用と健康を守ることを第一に、全事業所の感染症対策を講じ、営業再開ガイドラインや感染者予防および感染発生時のマニュアルに則った運営、テレワーク、オンライン会議システムの活用を現在もすすめております。
(1)経営成績等の状況の概要
当事業年度の経営成績
2023年4月期の業績は、売上高108億46百万円(前年同期比131.5%)、営業利益は6億14百万円(前期は営業損失7億51百万円)、経常利益は6億56百万円(前年同期比53.3%)となり、当期純利益は4億25百万円(前年同期比60.9%)となりました。
24期は年初来の新型コロナウイルス感染拡大、世界的インフレによる物価の上昇や労働力不足に起因する人件費の高騰などの影響を受けたものの、感染対策の徹底や国外からの入国規制緩和などで経済活動を正常化する動きの中で、当社は業務効率化と営業施策の推進に努めた結果、すべての月で売上高、客数、客単価ともに前年を上回ることができました。
中期経営計画のもとに新規事業としてスタートさせた食物販事業におきましては、催事運営チームを発足し、催事出店の決定から運営オペレーション、人材確保、検証までの仕組みを確立した上で、67ヶ所574日間の催事出店を展開いたしました。開催日数は前年と比べ21ヶ所176日増(前年比144.2%)となりました。
また、椿屋オンラインショップと実店舗の両方でご利用金額に応じてポイントを貯めて利用ができる「椿屋珈琲グループアプリ」の開発に着手し、2023年4月に稼働をスタートさせました。このアプリでは、各業態のフェアメニューのご紹介や椿屋オンラインショップでのお得な情報や近隣店の検索などに加え、アプリ会員限定の特別クーポンの配布なども行っており、利便性を高めるツールとしてご活用いただいております。
新規創店につきましては「ケーキ・焙煎珈琲 椿屋珈琲」を東急ストアアトレ大森店、五反田東急スクエア店と物販専門店を2店舗出店いたしました。五反田東急スクエア店におきましては、シュークリーム生地の焼成設備を導入して新たに販売した「焼きたてシュークリーム」が大変好評であり、物販事業拡充のための新たな柱として育成を進めてまいります。
営業施策面では店舗での生産性向上を図るため、自動釣銭機能つきのレジ導入と入店待ちのお客様に対応するための自動順番受付機の導入やインバウンド需要に対応するためのメニューの多言語対応が概ね完了しております。現在はキッチン業務の効率化に向けたキッチンディスプレイ導入やデジタルメニューによるセルフオーダーシステムなどの試験導入も行い、生産年齢人口の減少に伴う人手不足に対する生産性向上策を引き続き進めてまいります。
部門別の概況につきましては、以下のとおりです。
『椿屋珈琲グループ』(期末店舗数52店舗 2店舗増加)
椿屋珈琲グループの売上高は45億50百万円(前期比133.1%)となりました。
主に都心部でのビジネスマンとインバウンド需要取り込みにより、大幅に回復しております。「ゆとりとくつろぎの60分」をコンセプトとして、ブランド力をさらに高められるようサービスの向上に努めました。
昨年4月に増床リニューアルを実施した「椿屋珈琲新宿茶寮」、抹茶をテーマとし新たなモデルで改装オープンした「茶寮SIKI TSUBAKIYA コレットマーレ店」がオープンから1年が経過し収益モデルも確立出来ました。
『ダッキーダックグループ』(期末店舗数20店舗 増減なし)
ダッキーダックグループの売上高は21億61百万円(前期比117.5%)となりました。
CheeseEggGarden調布店および松戸店において、店内にケーキ製造設備を設置、改装を行いました。ケーキの製造設備を併設する店舗は計10店舗となり、作り立て・スタジオ限定という付加価値の提供を行うと同時に、物販専門店への出荷も可能とする体制構築を進めております。
定番のストロベリーショートケーキをはじめとするケーキ、ズコット、ゼリー等、旬のフルーツを使用したスイーツ開発に力を入れ、テイクアウト販売も伸ばしております。
『イタリアンダイニングドナグループ』(期末店舗数22店舗 増減なし)
イタリアンダイニングドナグループの売上高は18億31百万円(前期比131.7%)となりました。
自社製にこだわった生麺、パスタソース、ドレッシングを使用し、前菜にピッツァ、ディナータイムではお酒と共に一品料理をお楽しみいただけます。セントラルキッチンで調理された本格的なグラタンやシチューなど、内製化比率が高い事も特徴です。
『こてがえし・ぱすたかんグループ』(期末店舗数13店舗 増減なし)
こてがえし・ぱすたかんグループの売上高は12億6百万円(前期比150.7%)となりました。
2022年11月より「築地もんじゃ」を看板商品として打ち出し、店舗で仕込んだ自家製明太子もんじゃをメニューの中心に据え、店舗外装におきましてももんじゃ焼きを前面に打ち出した外観へ変更したことにより、新たな客層の掘り起しとリピーターの獲得によって業績が大幅に回復しております。人で行うべき調理・サービスが多いこともあり、DX化による生産性向上にも積極的に取り組んでおります。
『プロント』(期末店舗数5店舗 増減なし)
プロントの売上高は5億39百万円(前期比138.1%)となりました。
弊社がフランチャイジーとして運営するプロントでは、朝から昼はカフェとしてコーヒー・トースト・マフィンやランチパスタを、夜は一人からグループ客までお酒の需要回復にあわせて、「キッサカバ」として気軽にお酒を楽しめるシーンを提供しております。
『生産部門/EC事業/物販催事事業』
生産部門の売上高は2億73百万円(前期比127.3%)となりました。
外食需要の回復により、カミサリーで製造するパスタソース・ドレッシングの外部販売が生産部門全体を押し上げております。
EC事業の売上高は1億73百万円(前期比134.6%)となりました。
自社サイト「椿屋オンラインショップ」ではアプリポイントとの連携を2023年4月よりスタートしております。今後も新商品の御案内やお得な商品の御案内を行ってまいります。
物販催事事業の売上高は深川工場直販もあわせて1億10百万円(前期比177.3%)となりました。
『サステナビリティの取組み』SDGs ゴール3.12.14
現在、鳥インフルエンザの流行により多くの鶏の殺処分が行われ、卵の入荷に関して不安定な状況が続いております。鳥インフルエンザに関しては毎年同様のリスクを伴うこともありますが、飼育環境に配慮され飼育密度の低い平飼い鶏が産卵した卵の入荷を試験的に開始いたしました。今後安定的な仕入れを目標としております。
食品リサイクルの分野において取り組んでいる生麺端材の有効活用について、今期の総量は7.1トンとなりました。企業努力により昨年よりも15%削減が出来ましたが、処分が必要な部分につきましては、引き続き「横濱ビーフ」(株式会社小野ファーム様)の飼料として提供しており、あわせて廃棄物処理で発生するCO2削減とコスト削減にもつながっております。この取り組みは日本SDGs協会からの事業認定を受けております。
その他、売上の一部を小児がん治療のために寄付する社会貢献活動、環境に配慮した副資材の使用も全店で徹底しております。今後もSDGsの取組みを推進してまいります。
(2)生産・仕入・販売実績・店舗数等の状況
① 生産実績
当社は、フードサービス事業の単一セグメントであるため、生産実績は製品別、仕入実績は品目別、販売実績は部門別に記載しております。
当事業年度における生産実績を製品別に示すと、次のとおりであります。
|
製品名 |
当事業年度 (自 2022年5月1日 至 2023年4月30日) |
|
|
生産金額(千円) |
前年同期比(%) |
|
|
自社製フレッシュケーキ |
514,906 |
108.5 |
|
スパゲッティ生麺、ソース、ドレッシング |
610,192 |
120.1 |
|
コーヒー豆 |
142,943 |
134.4 |
|
合計 |
1,268,042 |
116.4 |
(注)金額は、製造原価によっております。
② 仕入実績
当事業年度における仕入実績を品目別に示すと、次のとおりであります。
|
品目 |
当事業年度 (自 2022年5月1日 至 2023年4月30日) |
|
|
仕入金額(千円) |
前年同期比(%) |
|
|
飲料・食材類 |
2,326,347 |
124.9 |
|
その他 |
191,022 |
122.6 |
|
合計 |
2,517,370 |
124.7 |
(注)金額は、仕入価格によっております。
③ 販売実績
当事業年度における販売実績を部門別に示すと、次のとおりであります。
|
|
当事業年度 (自 2022年5月1日 至 2023年4月30日) |
||
|
売上金額(千円) |
前年同期比(%) |
||
|
椿屋珈琲 |
東京都 |
3,208,291 |
138.4 |
|
|
神奈川県 |
762,921 |
126.6 |
|
|
埼玉県 |
207,561 |
113.0 |
|
|
千葉県 |
371,506 |
118.1 |
|
小計 |
|
4,550,279 |
133.1 |
|
ダッキーダック |
東京都 |
885,408 |
122.7 |
|
|
神奈川県 |
612,637 |
111.7 |
|
|
埼玉県 |
218,723 |
116.2 |
|
|
千葉県 |
444,776 |
116.3 |
|
小計 |
|
2,161,545 |
117.5 |
|
ドナ |
東京都 |
1,129,619 |
134.2 |
|
|
神奈川県 |
313,036 |
122.9 |
|
|
埼玉県 |
306,312 |
133.6 |
|
|
千葉県 |
82,683 |
127.7 |
|
小計 |
|
1,831,652 |
131.7 |
|
ぱすたかん・こてがえし |
東京都 |
799,893 |
163.1 |
|
|
神奈川県 |
233,337 |
133.1 |
|
|
埼玉県 |
89,661 |
138.9 |
|
|
千葉県 |
83,716 |
118.8 |
|
小計 |
|
1,206,608 |
150.7 |
|
その他 |
東京都 |
991,742 |
141.7 |
|
|
神奈川県 |
104,757 |
137.7 |
|
|
埼玉県 |
- |
- |
|
|
千葉県 |
- |
- |
|
小計 |
|
1,096,500 |
137.7 |
|
合計 |
東京都 |
7,014,955 |
138.3 |
|
|
神奈川県 |
2,026,689 |
122.3 |
|
|
埼玉県 |
822,259 |
121.1 |
|
|
千葉県 |
982,681 |
117.1 |
|
総合計 |
|
10,846,585 |
131.5 |
(注)ダッキーダックには、EggEggキッチン・Cheese Egg Garden・ダッキーダックカフェ・ダッキーダックキッチン
およびダッキーダックケーキショップを含んでおります。
④ 地域別店舗数及び客席数の状況
|
|
当事業年度 (2023年4月30日現在) |
|||
|
期末店舗数(店) |
前期末比増減 |
客席数(席) |
||
|
椿屋珈琲 |
東京都 |
35 |
2 |
2,332 |
|
|
神奈川県 |
9 |
- |
752 |
|
|
埼玉県 |
3 |
- |
212 |
|
|
千葉県 |
5 |
- |
369 |
|
小計 |
|
52 |
2 |
3,665 |
|
ダッキーダック |
東京都 |
9 |
- |
564 |
|
|
神奈川県 |
5 |
- |
452 |
|
|
埼玉県 |
2 |
- |
177 |
|
|
千葉県 |
4 |
- |
302 |
|
小計 |
|
20 |
- |
1,495 |
|
ドナ |
東京都 |
12 |
- |
626 |
|
|
神奈川県 |
5 |
- |
257 |
|
|
埼玉県 |
4 |
- |
201 |
|
|
千葉県 |
1 |
- |
66 |
|
小計 |
|
22 |
- |
1,150 |
|
ぱすたかん・こてがえし |
東京都 |
8 |
- |
481 |
|
|
神奈川県 |
3 |
- |
163 |
|
|
埼玉県 |
1 |
- |
52 |
|
|
千葉県 |
1 |
- |
54 |
|
小計 |
|
13 |
- |
750 |
|
その他 |
東京都 |
3 |
- |
327 |
|
|
神奈川県 |
2 |
- |
114 |
|
小計 |
|
5 |
- |
441 |
|
合計 |
東京都 |
67 |
2 |
4,330 |
|
|
神奈川県 |
24 |
- |
1,738 |
|
|
埼玉県 |
10 |
- |
642 |
|
|
千葉県 |
11 |
- |
791 |
|
総合計 |
|
112 |
2 |
7,501 |
(注)1 ダッキーダックには、EggEggキッチン・Cheese Egg Garden・ダッキーダックカフェ・ダッキーダックキッ
チンおよびダッキーダックケーキショップを含んでおります。
(3)キャッシュ・フローの状況
当事業年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)は、16億21百万円で前事業年度末に比較して、2億78百万円減少しました。
当事業年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりです。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において営業活動の結果、得られた資金は6億45百万円で、前事業年度と比較して12億17百万円減少しました。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において投資活動の結果、使用した資金は8億32百万円で、前事業年度と比較して6億41百万円減少しました。これは主に定期預金の払戻による収入が13億円増加したことによるものです。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
当事業年度において財務活動の結果、使用した資金は91百万円で、前事業年度と比較して25百万円増加しました。これは主に配当金等の支払額が28百万円増加したことによるものです。
(4)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計方針及び見積り
当社の財務諸表は、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に基づき作成されております。
当社の財務諸表作成において、損益または資産の評価等に影響を与える見積り、判断は、過去の実績やその時点で入手可能な情報に基づいた合理的と考えられる様々な要因を考慮した上で行なっておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1)財務諸表 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載しております。
② 経営成績について
当社は「味覚とサービスを通して都会生活に安全で楽しい食の場を提供する」という経営理念のもと、「あったら楽しい食の場・手の届く贅沢」という脱日常と付加価値を提供することに注力しております。今期は「ゆとりとくつろぎの60分」を体験していただくための高付加価値の提供を掲げて、日々の営業施策を進めてまいりました。「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおり、24期は年初来の新型コロナウイルス感染拡大、その後の入国規制緩和やあらゆるコロナ制限の緩和など、経済を正常化させる動きもありました。世界的インフレによる物価の上昇や労働力不足に起因する人件費の高騰などのさまざまな影響を受けたものの、業務効率化と営業施策の推進に努めた結果、すべての月で売上高、客数、客単価ともに前年を上回ることができました
売上高は108億46百万円(前期比131.5%)、営業利益は6億14百万円(前期は営業損失7億51百万円)、経常利益は6億56百万円(前年同期比53.3%)となり、当期純利益は4億25百万円(前年同期比60.9%)となりました。期末店舗数は2店舗増加し、計112店です。
③ 財政状態について
当事業年度末の資産合計は、前事業年度末に比べ75百万円減少し84億43百万円となりました。流動資産は前事業年度末に比べ40百万円増加し47億円となりました。これは現金及び預金が1億21百万円増加したことが主な要因です。固定資産は前事業年度末に比べ1億16百万円減少し37億43百万円となりました。これは有形固定資産の建物(純額)が1億5百万円減少したことが主な要因です。
当事業年度末の負債合計は、前事業年度末に比べ4億16百万円減少し24億27百万円となりました。流動負債は前事業年度末に比べ1億12百万円増加し17億30百万円となりました。これは1年内返済予定の長期借入金が6億円増加したことが主な要因です。固定負債は前事業年度末に比べ5億28百万円減少し6億97百万円となりました。これは長期借入金が6億円減少したことが主な要因です。
当事業年度末の純資産は、前事業年度末に比べ3億40百万円増加し60億16百万円となりました。これは利益剰余金が3億37百万円増加したことが主な要因です。
|
(単位:千円) |
|
勘定科目 |
前事業年度 2022年4月期 |
構成比 |
当事業年度 2023年4月期 |
構成比 |
増減額 |
|
現金及び預金 |
3,699,254 |
43.4% |
3,821,193 |
45.3% |
121,938 |
|
有形固定資産 |
1,570,659 |
18.4% |
1,462,709 |
17.3% |
△107,949 |
|
土地 |
530,000 |
|
530,000 |
|
- |
|
投資その他の資産 |
2,269,730 |
26.6% |
2,226,922 |
26.4% |
△42,807 |
|
差入保証金 |
417,402 |
|
417,402 |
|
- |
|
敷金 |
1,425,865 |
|
1,443,902 |
|
18,036 |
|
長期借入金 |
600,000 |
7.0% |
600,000 |
7.1% |
- |
|
1年内 |
- |
|
600,000 |
|
600,000 |
|
1年超 |
600,000 |
|
- |
|
△600,000 |
|
資本金 |
50,000 |
0.6% |
50,000 |
0.6% |
- |
|
資本剰余金 |
1,306,350 |
15.3% |
1,306,350 |
15.5% |
- |
|
利益剰余金 |
4,411,327 |
51.8% |
4,748,347 |
56.2% |
337,019 |
④ 資金の財源及び資金の流動性についてと財政状態の改善に向けた取り組みについて
当事業年度末におけるキャッシュ・フローの状況は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (3)キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
従来、当社の資金需要はそのほとんどが新規出店と既存店改装のための設備投資資金であります。
今後についても、通常ベースの新規出店と既存店改装は、営業活動によって得られる資金によって賄う方針に変更はございません。また、生産性向上のための製造設備の拡充や、計画外で大型出店を実施するとの判断に至った場合には、金融機関等からの借入または資本市場からの直接資金の調達によって、必要資金の確保を進めていきたいと考えております。
⑤ 経営成績に重要な影響を与える要因について
経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第2 事業の状況 3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
⑥ 経営者の問題意識と今後の方針について
経営者の問題意識と今後の方針については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりであります。
該当事項はありません。
|
2023年4月30日現在 |
|
事業所名 (所在地) |
店舗数 (店) |
設備の 内容 |
帳簿価額(千円) |
従業 員数 (人) |
||||||
|
建物・ 構築物 |
機械装置 車両運搬具 |
工具器具 備品 |
土地 (面積㎡) |
リース資産 |
敷金・ 保証金 |
合計 |
||||
|
本社 (東京都港区) |
- |
統括業務 施設 |
13,372 |
82 |
11,567 |
- |
- |
34,705 |
59,727 |
50 |
|
深川センター (東京都江東区) |
- |
生産設備 |
40,357 |
43,537 |
4,104 |
- |
4,818 |
30,151 |
122,969 |
15 |
|
戸塚カミサリー (横浜市戸塚区) |
- |
生産設備 |
36,076 |
42,446 |
4,139 |
- |
- |
6,000 |
88,661 |
5 |
|
椿屋ロースター (東京都江東区) |
- |
生産設備 |
3,761 |
2,498 |
2,564 |
- |
- |
- |
8,824 |
2 |
|
椿屋珈琲店ビル (東京都千代田区) |
2 |
店舗設備 |
25,163 |
243 |
4,206 |
479,400 (151.39) |
- |
- |
509,013 |
2 |
|
椿屋珈琲グループ (東京都中央区他) |
51 |
店舗設備 |
277,242 |
196 |
88,063 |
50,600 (176.33) |
- |
898,716 |
1,314,819 |
54 |
|
ダッキーダック (東京都新宿区他) |
20 |
店舗設備 |
117,408 |
566 |
40,386 |
- |
- |
346,586 |
504,947 |
37 |
|
ドナ (東京都渋谷区他) |
21 |
店舗設備 |
43,588 |
836 |
31,867 |
- |
- |
274,977 |
351,269 |
28 |
|
ぱすたかん・こてがえし (東京都新宿区他) |
13 |
店舗設備 |
54,067 |
51 |
17,418 |
- |
- |
189,005 |
260,542 |
15 |
|
その他 (東京都港区他) |
5 |
店舗設備 |
15,166 |
- |
4,009 |
- |
- |
81,161 |
100,336 |
6 |
(注)1.従業員数にはパート・アルバイトを含めておりません。
2.本社の建物及び深川センターの土地建物は賃借しており、年間賃借料はそれぞれ39,576千円及び30,000千円であります。
(1)店舗設備の状況
2023年4月30日現在における店舗は次のとおりであります。
椿屋珈琲グループ(50店舗 3,600席)
|
都道府県 |
店舗名 |
所在地 |
開店年月 |
客席数 (席) |
|
東京都 |
椿屋珈琲 |
中央区 |
1996年4月 |
83 |
|
|
椿屋珈琲花仙堂 |
武蔵野市 |
2000年12月 |
54 |
|
|
椿屋珈琲ひがし離れ |
新宿区 |
2001年4月 |
82 |
|
|
椿屋珈琲新橋茶寮 |
港区 |
2002年4月 |
82 |
|
|
椿屋珈琲日比谷離れ(注) |
千代田区 |
2004年8月 |
92 |
|
|
椿屋珈琲新宿茶寮 |
新宿区 |
2005年5月 |
224 |
|
|
椿屋珈琲池袋茶寮 |
豊島区 |
2005年6月 |
164 |
|
|
椿屋珈琲オペラシティ |
新宿区 |
2006年3月 |
66 |
|
|
椿屋珈琲六本木茶寮 |
港区 |
2006年5月 |
77 |
|
|
椿屋珈琲有楽町茶寮 |
千代田区 |
2007年10月 |
72 |
|
|
椿屋茶房渋谷店 |
渋谷区 |
2008年11月 |
80 |
|
|
椿屋茶房丸ビル店 |
千代田区 |
2009年6月 |
60 |
|
|
椿屋珈琲上野茶廊 |
台東区 |
2010年3月 |
142 |
|
|
自家焙煎椿屋珈琲池上店 |
大田区 |
2010年12月 |
103 |
|
|
椿屋茶房タカシマヤタイムズスクエア店 |
渋谷区 |
2011年4月 |
56 |
|
|
椿屋カフェ聖蹟桜ヶ丘店 |
多摩市 |
2013年6月 |
68 |
|
|
椿屋カフェグランデュオ蒲田店 |
大田区 |
2013年9月 |
74 |
|
|
椿屋カフェ町田東急ツインズ店 |
町田市 |
2014年3月 |
70 |
|
|
椿屋珈琲新橋はなれ |
港区 |
2014年3月 |
66 |
|
|
椿屋カフェキラリナ京王吉祥寺店 |
武蔵野市 |
2014年4月 |
66 |
|
|
椿屋珈琲銀座新館 |
中央区 |
2014年12月 |
91 |
|
|
椿屋カフェフレンテ笹塚店 |
渋谷区 |
2015年4月 |
94 |
|
|
椿屋カフェ新宿東口店 |
新宿区 |
2015年9月 |
82 |
|
|
椿屋珈琲八重洲茶寮 |
中央区 |
2015年12月 |
138 |
|
|
椿屋珈琲神楽坂茶房 |
新宿区 |
2016年1月 |
84 |
|
|
椿屋カフェ北千住マルイ店 |
足立区 |
2017年4月 |
58 |
|
|
銀座和館椿屋茶房エミオ武蔵境店 |
武蔵野市 |
2018年3月 |
84 |
|
|
椿屋珈琲池袋離れ |
豊島区 |
2018年10月 |
56 |
|
|
椿屋カフェ池袋東口店 |
豊島区 |
2019年4月 |
81 |
|
|
ケーキ・洋菓子 椿屋珈琲グランデュオ立川店 |
立川市 |
2021年4月 |
0 |
|
|
ケーキ・洋菓子 椿屋珈琲調布パルコ店 |
調布市 |
2021年11月 |
0 |
|
|
ケーキ・焙煎珈琲 椿屋珈琲大森とうきゅう店 |
大田区 |
2022年10月 |
0 |
|
|
ケーキ・焙煎珈琲 椿屋珈琲五反田東急スクエア店 |
品川区 |
2023年4月 |
0 |
|
神奈川県 |
椿屋カフェラゾーナ川崎店 |
川崎市幸区 |
2006年9月 |
67 |
|
|
椿屋カフェららぽーと横浜店 |
横浜市都筑区 |
2006年10月 |
80 |
|
|
椿屋茶房アトレ川崎店 |
川崎市川崎区 |
2013年3月 |
54 |
|
|
椿屋カフェ横浜店 |
横浜市西区 |
2016年3月 |
99 |
|
|
椿屋カフェグランツリー武蔵小杉店 |
川崎市中原区 |
2018年11月 |
54 |
|
|
椿屋カフェみなとみらいクロスパティオ店 |
横浜市港南区 |
2018年12月 |
64 |
|
|
椿屋カフェ京急上大岡店 |
横浜市港南区 |
2019年2月 |
66 |
|
|
銀座和館椿屋珈琲たまプラーザ店 |
横浜市青葉区 |
2022年2月 |
62 |
|
|
茶寮SIKI TSUBAKIYAコレットマーレ店 |
横浜市中区 |
2022年4月 |
82 |
|
埼玉県 |
椿屋カフェイオンレイクタウン店 |
越谷市 |
2008年10月 |
42 |
|
|
椿屋カフェ所沢駅前店 |
所沢市 |
2017年4月 |
52 |
|
|
椿屋カフェ新越谷ヴァリエ店 |
越谷市 |
2017年12月 |
64 |
|
千葉県 |
自家焙煎銀座椿屋珈琲イオン新浦安店 |
浦安市 |
2009年4月 |
47 |
|
|
椿屋カフェ船橋フェイス店 |
船橋市 |
2014年4月 |
54 |
|
|
椿屋カフェ柏髙島屋ステーションモール店 |
柏市 |
2014年8月 |
50 |
|
|
椿屋茶房そごう千葉店 |
千葉市 |
2016年3月 |
48 |
|
|
椿屋珈琲柏高島屋ステーションモール店 |
柏市 |
2020年9月 |
66 |
(注) 椿屋珈琲店ビル
セルフサービスカフェ(2店舗 65席)
|
都道府県 |
店舗名 |
所在地 |
開店年月 |
客席数 (席) |
|
東京都 |
銀座椿屋珈琲荻窪店 |
杉並区 |
1981年9月 |
5 |
|
|
ツバキcafe新橋駅前店 |
港区 |
2009年4月 |
60 |
ダッキーダック(18店舗 1,469席)
|
都道府県 |
店舗名 |
所在地 |
開店年月 |
客席数 (席) |
|
東京都 |
ルミネ北千住店 |
足立区 |
1985年3月 |
66 |
|
|
ダッキーダックキッチン聖蹟桜ケ丘店 |
多摩市 |
1986年3月 |
72 |
|
|
池袋アルパ店 |
豊島区 |
1995年7月 |
106 |
|
|
府中くるる店 |
府中市 |
2005年3月 |
80 |
|
|
有楽町店 |
千代田区 |
2008年10月 |
82 |
|
|
ダッキーダックキッチングランデュオ立川店 |
立川市 |
2011年6月 |
74 |
|
|
CheeseEggGarden調布パルコ店 |
調布市 |
2019年11月 |
58 |
|
神奈川県 |
相模大野駅ビル店 |
相模原市南区 |
1996年11月 |
100 |
|
|
EggEggキッチン新百合ヶ丘エルミロード店 |
川崎市麻生区 |
2006年12月 |
86 |
|
|
港南台バーズ店 |
横浜市港南区 |
2010年11月 |
64 |
|
|
ベイサイドダッキーダックキッチンコレットマーレみなとみらい店 |
横浜市中区 |
2018年3月 |
66 |
|
|
コースカベイサイドストアーズ店 |
横須賀市 |
2020年6月 |
136 |
|
埼玉県 |
川越店 |
川越市 |
2004年3月 |
92 |
|
|
EggEggキッチンイオンレイクタウン店 |
越谷市 |
2008年10月 |
85 |
|
千葉県 |
ダッキーダックカフェららぽーと船橋店 |
船橋市 |
1994年9月 |
87 |
|
|
柏髙島屋店 |
柏市 |
2005年10月 |
92 |
|
|
ダッキーダックキッチン船橋東武店 |
船橋市 |
2009年3月 |
56 |
|
|
CheeseEggGardenアトレ松戸店 |
松戸市 |
2019年4月 |
67 |
ダッキーダックケーキショップ(2店舗 26席)
|
都道府県 |
店舗名 |
所在地 |
開店年月 |
客席数 (席) |
|
東京都 |
ケーキショップ永山店 |
多摩市 |
1996年10月 |
14 |
|
|
ケーキショップ綾瀬店 |
足立区 |
1997年11月 |
12 |
イタリアンダイニングドナグループ(22店舗 1,150席)
|
都道府県 |
店舗名 |
所在地 |
開店年月 |
客席数 (席) |
|
東京都 |
多摩センター店 |
多摩市 |
1998年10月 |
63 |
|
|
赤羽店 |
北区 |
2000年4月 |
51 |
|
|
池袋ホープセンター店 |
豊島区 |
2000年6月 |
40 |
|
|
中野坂上店 |
中野区 |
2003年10月 |
55 |
|
|
有楽町店 |
千代田区 |
2007年10月 |
68 |
|
|
日比谷店(注) |
千代田区 |
2008年11月 |
52 |
|
|
小田急マルシェ町田店 |
町田市 |
2011年12月 |
56 |
|
|
アトレヴィ三鷹店 |
三鷹市 |
2012年6月 |
38 |
|
|
イオン東雲店 |
江東区 |
2012年12月 |
60 |
|
|
京王クラウン街聖蹟桜ヶ丘店 |
多摩市 |
2014年4月 |
33 |
|
|
経堂店 |
世田谷区 |
2017年12月 |
54 |
|
|
新宿東口店 |
新宿区 |
2021年7月 |
56 |
|
神奈川県 |
新百合ケ丘店 |
川崎市麻生区 |
1997年11月 |
41 |
|
|
久里浜店 |
横須賀市 |
2001年9月 |
45 |
|
|
海老名店 |
海老名市 |
2002年4月 |
55 |
|
|
川崎ダイス店 |
川崎市川崎区 |
2003年9月 |
52 |
|
|
相鉄ライフ三ツ境店 |
横浜市瀬谷区 |
2018年11月 |
64 |
|
埼玉県 |
大宮店 |
さいたま市大宮区 |
1997年3月 |
44 |
|
|
武蔵浦和店 |
さいたま市南区 |
2001年12月 |
40 |
|
|
川越店 |
川越市 |
2002年7月 |
63 |
|
|
エキア松原店 |
草加市 |
2013年4月 |
54 |
|
千葉県 |
柏店 |
柏市 |
1994年10月 |
66 |
(注) 椿屋珈琲店ビル
ぱすたかん・こてがえしグループ(13店舗 750席)
|
都道府県 |
店舗名 |
所在地 |
開店年月 |
客席数 (席) |
|
東京都 |
新宿ぱすたかん |
新宿区 |
1988年10月 |
60 |
|
|
池袋ぱすたかん |
豊島区 |
1994年4月 |
72 |
|
|
吉祥寺ぱすたかん |
武蔵野市 |
1996年4月 |
52 |
|
|
府中ぱすたかん |
府中市 |
2005年3月 |
51 |
|
|
新宿こてがえし |
新宿区 |
2011年4月 |
46 |
|
|
渋谷こてがえし |
渋谷区 |
2011年6月 |
78 |
|
|
錦糸町こてがえし |
墨田区 |
2017年7月 |
62 |
|
|
有楽町こてがえし |
千代田区 |
2017年10月 |
60 |
|
神奈川県 |
相模大野ぱすたかん |
相模原市南区 |
1996年11月 |
45 |
|
|
川崎こてがえし |
川崎市川崎区 |
2012年3月 |
66 |
|
|
横濱こてがえし |
横浜市西区 |
2013年6月 |
52 |
|
埼玉県 |
浦和こてがえし |
さいたま市浦和区 |
2009年3月 |
52 |
|
千葉県 |
柏こてがえし |
柏市 |
2018年3月 |
54 |
その他(5店舗 441席)
|
都道府県 |
店舗名 |
所在地 |
開店年月 |
客席数 (席) |
|
東京都 |
プロント新橋駅前店 |
港区 |
2008年5月 |
86 |
|
|
プロント新宿駅東口店 |
新宿区 |
2011年4月 |
107 |
|
|
プロント有楽町店 |
千代田区 |
2021年6月 |
76 |
|
神奈川県 |
プロント新百合ケ丘オーパ店 |
川崎市麻生区 |
2010年4月 |
114 |
|
|
プロント桜木町店 |
横浜市中区 |
2014年7月 |
58 |
|
種類 |
発行可能株式総数(株) |
|
普通株式 |
25,728,000 |
|
計 |
25,728,000 |
|
種類 |
事業年度末現在発行数 (株) (2023年4月30日) |
提出日現在発行数(株) (2023年7月25日) |
上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 |
内容 |
|
|
|
|
東京証券取引所 (スタンダード市場) |
|
|
計 |
|
|
- |
- |
(注) 発行済株式は完全議決権株式であり、株主としての権利内容に制限のない、標準となる株式であります。
該当事項はありません。
該当事項はありません。
|
年月日 |
発行済株式総数増減数 (株) |
発行済株式総数残高(株) |
資本金増減額 (千円) |
資本金残高 (千円) |
資本準備金増減額(千円) |
資本準備金残高(千円) |
|
2019年9月1日(注1) |
- |
8,186,400 |
△573,341 |
100,000 |
- |
683,009 |
|
2020年9月1日(注2) |
- |
8,186,400 |
△50,000 |
50,000 |
- |
683,009 |
(注)1 2019年5月31日開催の取締役会決議及び2019年7月30日開催の第20期定時株主総会の承認に基づく資本金の減少であります。
2 2020年5月29日開催の取締役会決議及び2020年7月30日開催の第21期定時株主総会の承認に基づく資本金の減少であります。
|
|
|
|
|
|
|
|
2023年5月31日現在 |
||
|
区分 |
株式の状況(1単元の株式数 |
単元未満 株式の状況 (株) |
|||||||
|
政府及び 地方公共 団体 |
金融機関 |
金融商品 取引業者 |
その他の 法人 |
外国法人等 |
個人その他 |
計 |
|||
|
個人以外 |
個人 |
||||||||
|
株主数(人) |
|
|
|
|
|
|
|
|
- |
|
所有株式数(単元) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
所有株式数の割合(%) |
|
|
|
|
|
|
|
100.000 |
- |
(注) 自己株式116,798株は、「個人その他」に1,167単元、「単元未満株式の状況」に98株含まれております。
|
|
|
2023年5月31日現在 |
|
|
氏名又は名称 |
住所 |
所有株式数 (株) |
発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
計 |
- |
|
|
(注) 上記の他、当社保有の自己株式116,798株があります。
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
前事業年度 (2022年4月30日) |
当事業年度 (2023年4月30日) |
|
資産の部 |
|
|
|
流動資産 |
|
|
|
現金及び預金 |
|
|
|
売掛金 |
|
|
|
SC預け金 |
|
|
|
商品及び製品 |
|
|
|
原材料及び貯蔵品 |
|
|
|
前払費用 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
貸倒引当金 |
△ |
△ |
|
流動資産合計 |
|
|
|
固定資産 |
|
|
|
有形固定資産 |
|
|
|
建物 |
|
|
|
減価償却累計額 |
△ |
△ |
|
建物(純額) |
|
|
|
構築物 |
|
|
|
減価償却累計額 |
△ |
△ |
|
構築物(純額) |
|
|
|
機械及び装置 |
|
|
|
減価償却累計額 |
△ |
△ |
|
機械及び装置(純額) |
|
|
|
工具、器具及び備品 |
|
|
|
減価償却累計額 |
△ |
△ |
|
工具、器具及び備品(純額) |
|
|
|
土地 |
|
|
|
リース資産 |
|
|
|
減価償却累計額 |
△ |
△ |
|
リース資産(純額) |
|
|
|
建設仮勘定 |
|
|
|
有形固定資産合計 |
|
|
|
無形固定資産 |
|
|
|
ソフトウエア |
|
|
|
電話加入権 |
|
|
|
無形固定資産合計 |
|
|
|
投資その他の資産 |
|
|
|
投資有価証券 |
|
|
|
出資金 |
|
|
|
従業員に対する長期貸付金 |
|
|
|
長期前払費用 |
|
|
|
繰延税金資産 |
|
|
|
差入保証金 |
|
|
|
敷金 |
|
|
|
貸倒引当金 |
|
△ |
|
投資その他の資産合計 |
|
|
|
固定資産合計 |
|
|
|
資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
前事業年度 (2022年4月30日) |
当事業年度 (2023年4月30日) |
|
負債の部 |
|
|
|
流動負債 |
|
|
|
買掛金 |
|
|
|
1年内返済予定の長期借入金 |
|
|
|
リース債務 |
|
|
|
未払金 |
|
|
|
未払賞与 |
|
|
|
未払費用 |
|
|
|
未払法人税等 |
|
|
|
未払消費税等 |
|
|
|
契約負債 |
|
|
|
前受金 |
|
|
|
預り金 |
|
|
|
前受収益 |
|
|
|
資産除去債務 |
|
|
|
ポイント引当金 |
|
|
|
流動負債合計 |
|
|
|
固定負債 |
|
|
|
長期借入金 |
|
|
|
リース債務 |
|
|
|
退職給付引当金 |
|
|
|
資産除去債務 |
|
|
|
長期預り金 |
|
|
|
長期預り敷金 |
|
|
|
固定負債合計 |
|
|
|
負債合計 |
|
|
|
純資産の部 |
|
|
|
株主資本 |
|
|
|
資本金 |
|
|
|
資本剰余金 |
|
|
|
資本準備金 |
|
|
|
その他資本剰余金 |
|
|
|
資本剰余金合計 |
|
|
|
利益剰余金 |
|
|
|
その他利益剰余金 |
|
|
|
別途積立金 |
|
|
|
繰越利益剰余金 |
|
|
|
利益剰余金合計 |
|
|
|
自己株式 |
△ |
△ |
|
株主資本合計 |
|
|
|
評価・換算差額等 |
|
|
|
その他有価証券評価差額金 |
|
|
|
評価・換算差額等合計 |
|
|
|
純資産合計 |
|
|
|
負債純資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
前事業年度 (自 2021年5月1日 至 2022年4月30日) |
当事業年度 (自 2022年5月1日 至 2023年4月30日) |
|
売上高 |
|
|
|
売上原価 |
|
|
|
商品及び原材料期首棚卸高 |
|
|
|
製品期首棚卸高 |
|
|
|
当期商品仕入高 |
|
|
|
当期製品製造原価 |
|
|
|
ロイヤリティー |
|
|
|
合計 |
|
|
|
商品及び原材料期末棚卸高 |
|
|
|
製品期末棚卸高 |
|
|
|
売上原価合計 |
|
|
|
売上総利益 |
|
|
|
販売費及び一般管理費 |
|
|
|
営業利益又は営業損失(△) |
△ |
|
|
営業外収益 |
|
|
|
受取利息 |
|
|
|
受取配当金 |
|
|
|
受取家賃 |
|
|
|
協賛金収入 |
|
|
|
助成金等収入 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
営業外収益合計 |
|
|
|
営業外費用 |
|
|
|
支払利息 |
|
|
|
不動産賃貸原価 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
営業外費用合計 |
|
|
|
経常利益 |
|
|
|
特別利益 |
|
|
|
投資有価証券売却益 |
|
|
|
受取補償金 |
|
|
|
特別利益合計 |
|
|
|
特別損失 |
|
|
|
固定資産除却損 |
|
|
|
店舗閉鎖損失 |
|
|
|
減損損失 |
|
|
|
特別損失合計 |
|
|
|
税引前当期純利益 |
|
|
|
法人税、住民税及び事業税 |
|
|
|
法人税等調整額 |
△ |
|
|
法人税等合計 |
|
|
|
当期純利益 |
|
|