株式会社四国銀行
The Shikoku Bank, Ltd.
高知市南はりまや町一丁目1番1号
証券コード:83870
業界:銀行業
有価証券報告書の提出日:2023年6月29日

(1) 当連結会計年度の前4連結会計年度及び当連結会計年度に係る次に掲げる主要な経営指標等の推移

 

 

2018年度

2019年度

2020年度

2021年度

2022年度

 

(自2018年
 4月1日
 至2019年
  3月31日)

(自2019年
 4月1日
 至2020年
  3月31日)

(自2020年
 4月1日
 至2021年
  3月31日)

(自2021年
 4月1日
 至2022年
  3月31日)

(自2022年
 4月1日
 至2023年
  3月31日)

連結経常収益

百万円

45,227

42,970

41,502

43,527

60,695

 うち連結信託報酬

百万円

0

0

0

0

0

連結経常利益

百万円

9,586

3,097

9,482

10,948

7,903

親会社株主に帰属する
当期純利益

百万円

6,221

3,096

6,641

7,945

5,549

連結包括利益

百万円

2,134

8,794

22,508

2,506

2,922

連結純資産額

百万円

148,041

138,003

158,537

154,622

149,959

連結総資産額

百万円

3,078,883

2,997,845

3,330,943

3,632,696

3,324,626

1株当たり純資産額

3,483.19

3,243.76

3,810.73

3,711.54

3,595.38

1株当たり当期純利益

145.80

72.92

156.80

191.07

133.28

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

145.44

72.77

156.53

190.78

133.11

自己資本比率

4.80

4.59

4.75

4.25

4.50

連結自己資本利益率

4.21

2.16

4.48

5.08

3.64

連結株価収益率

7.13

11.69

4.98

3.90

6.53

営業活動による
キャッシュ・フロー

百万円

58,915

95,552

224,249

299,231

362,234

投資活動による
キャッシュ・フロー

百万円

146,931

15,809

128,306

9,896

131,788

財務活動による
キャッシュ・フロー

百万円

7,364

1,586

2,284

1,417

1,861

現金及び現金同等物の
期末残高

百万円

346,928

233,985

327,645

635,358

403,051

従業員数
[外、平均臨時従業員数]

1,372

1,357

1,336

1,289

1,264

[626]

[595]

[572]

[553]

[529]

信託財産額

百万円

63

54

51

44

44

 

(注) 1  自己資本比率は、(期末純資産の部合計-期末新株予約権-期末非支配株主持分)を期末資産の部の合計で除して算出しております。

2  信託財産額は、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務に係る信託財産額を記載しております。なお、連結会社のうち、該当する信託業務を営む会社は提出会社1社であります。

 

 

(2) 当行の当事業年度の前4事業年度及び当事業年度に係る主要な経営指標等の推移

 

回次

第205期

第206期

第207期

第208期

第209期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

経常収益

百万円

45,439

42,902

41,483

43,433

60,700

  うち信託報酬

百万円

0

0

0

0

0

経常利益

百万円

9,573

2,691

9,169

10,493

7,715

当期純利益

百万円

6,364

2,895

6,525

7,711

5,545

資本金

百万円

25,000

25,000

25,000

25,000

25,000

発行済株式総数

千株

42,900

42,900

42,900

42,900

42,900

純資産額

百万円

143,602

133,993

152,401

147,848

142,591

総資産額

百万円

3,077,106

2,995,959

3,326,734

3,627,523

3,318,702

預金残高

百万円

2,643,610

2,640,907

2,848,971

2,995,140

3,003,989

貸出金残高

百万円

1,773,653

1,784,366

1,876,629

1,911,893

1,979,205

有価証券残高

百万円

812,078

814,191

962,585

941,385

804,704

1株当たり純資産額

3,371.93

3,143.43

3,655.52

3,541.60

3,411.78

1株当たり配当額
(うち1株当たり中間配当額)


(円)

35.00

30.00

30.00

40.00

35.00

(20.00)

(15.00)

(15.00)

(15.00)

(17.50)

1株当たり当期純利益

148.72

68.00

153.60

184.89

132.79

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

148.35

67.86

153.34

184.61

132.63

自己資本比率

4.66

4.46

4.57

4.07

4.29

自己資本利益率

4.44

2.08

4.55

5.14

3.82

株価収益率

6.99

12.54

5.09

4.04

6.55

配当性向

23.53

44.11

19.53

21.63

26.35

従業員数

[外、平均臨時従業員数]

1,324

1,310

1,294

1,247

1,222

[578]

[551]

[528]

[515]

[494]

株主総利回り

(比較指標:配当込TOPIX)

(%)

71.7

61.2

58.5

58.8

69.4

(94.9)

(85.9)

(122.1)

(124.5)

(131.8)

最高株価

1,647

1,097

911

838

1,053

最低株価

993

623

657

664

712

信託財産額

百万円

63

54

51

44

44

信託勘定貸出金残高

百万円

信託勘定有価証券残高

百万円

信託勘定電子記録移転

有価証券表示権利等残高

百万円

 

 

(注) 1  第209期(2023年3月)中間配当についての取締役会決議は2022年11月11日に行いました。

2 第205期(2019年3月)の1株当たり中間配当額のうち、5.00円は創業140周年記念配当であります。

3  自己資本比率は、(期末純資産の部合計-期末新株予約権)を期末資産の部の合計で除して算出しております。

4 最高・最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第1部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所プライム市場におけるものであります。

 

 

2 【沿革】

1878年10月17日

創業第37国立銀行設立

1897年3月1日

株式会社高知銀行として営業を継続

1923年11月1日

株式会社土佐銀行を合併、商号を株式会社四国銀行と改称

1959年10月26日

外貨両替業務開始

1960年6月1日

乙種外国為替業務開始

1963年5月1日

現在地に本店移転

1973年4月2日

東京・大阪両証券取引所市場第2部上場

1974年2月1日

東京・大阪両証券取引所市場第1部上場

1974年2月8日

四銀総合リース株式会社設立(現・持分法適用関連会社)

1974年4月8日

オンライン稼働開始

1976年8月13日

四国保証サービス株式会社設立(現・連結子会社)

1977年1月18日

海外コルレス業務開始

1981年5月1日

四国ビジネスサービス株式会社設立(2013年6月解散)

1982年4月15日

金売買業務開始

1983年4月1日

国債取扱開始

1985年6月1日

債券ディーリング業務開始

1990年7月5日

四銀コンピューターサービス株式会社設立(現・連結子会社)

1991年5月15日

株式会社四銀経営研究所設立(現・株式会社四銀地域経済研究所、連結子会社)

1995年4月3日

信託業務開始

1997年6月11日

新事務センター竣工

1998年3月10日

四銀ビル管理株式会社設立(2012年3月解散)

1998年12月1日

証券投資信託の窓口販売業務開始

2001年4月2日

損害保険の窓口販売業務開始

2002年10月1日

生命保険の窓口販売業務開始

2007年6月1日

証券仲介業務開始

2010年8月11日

四銀代理店株式会社設立(現・連結子会社)

2011年1月4日

基幹系システムをNTTデータ地銀共同センターへ移行

2018年6月26日

監査等委員会設置会社へ移行

2022年4月4日

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第1部からプライム市場へ移行

2023年4月3日

大和証券株式会社との包括的業務提携契約に基づく業務開始

 

 

 

3 【事業の内容】

当行及び当行の関係会社は、当行、子会社5社(うち非連結1社)及び関連会社4社(うち持分法非適用3社)で構成され、銀行業務を中心に、リース業務などの金融サービスを提供しております。

なお、事業の区分は、「第5 経理の状況 1(1)連結財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であり、報告セグメントは銀行業単一となります。

 

当行及び当行の関係会社の事業系統図(★は連結子会社、●は持分法適用関連会社)

 


 

(注)   持分法非適用の非連結子会社1社及び持分法非適用の関連会社3社は上記事業系統図に含めておりません。

 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金
(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の
所有割合
(%)

当行との関係内容

役員の
兼任等
(人)

資金
援助

営業上
の取引

設備の
賃貸借

業務
提携

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四銀代理店株式会社

高知市

20

銀行業

(銀行代理業務)

100.0

6

(5)

預金取引関係
業務受託関係

四国保証サービス
株式会社

高知市

50

銀行業

(信用保証業務)

100.0

7

(5)

 

預金等取引関係
債務保証関係

四銀コンピューター
サービス株式会社

高知県
南国市

20

その他

(コンピュ
ーター関連業務)

60.0

(55.0)

〔40.0〕

7

(5)

 

預金取引関係
業務受託関係

当行より建物の一部賃借

株式会社
四銀地域経済研究所

高知市

10

その他

(産業・経済・金融の調査研究及び投資事業組合財産の管理・運営業務)

52.5

(47.5)

〔47.5〕

7

(5)

 

預金取引関係
業務受託関係

当行より建物の一部賃借

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

四銀総合リース
株式会社

高知市

50

リース業

(リース業務)

25.3

(20.3)

〔20.8〕

11

(5)

 

預金取引関係
金銭貸借関係
リース取引関係

当行より建物の一部賃借
当行へ土地の一部賃貸

 

(注) 1  「議決権の所有割合」欄の(  )内は子会社による間接所有の割合(内書き)、〔  〕内は、「自己と出資、人事、資金、技術、取引等において緊密な関係があることにより自己の意思と同一の内容の議決権を行使すると認められる者」による所有割合(外書き)であります。

2  「当行との関係内容」の「役員の兼任等」欄の(  )内は、当行の役員(内書き)であります。

 

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社における従業員数

2023年3月31日現在

セグメントの名称

銀行業

その他

合計

従業員数(人)

1,231

33

1,264

[525]

[4]

[529]

 

(注) 1  従業員数は就業人員であり、執行役員1人を含み、嘱託及び臨時従業員523人を含んでおりません。

2  嘱託及び臨時従業員数は、[  ]内に年間の平均人員を外書きで記載しております。

 

(2) 当行の従業員数

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

1,222

38.11

14.7

6,225

[494]

 

(注) 1  従業員数は就業人員であり、執行役員1人を含み、嘱託及び臨時従業員490人を含んでおりません。

2  当行の従業員はすべて銀行業のセグメントに属しております。

3 嘱託及び臨時従業員数は、[  ]内に年間の平均人員を外書きで記載しております。

4  平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

5  当行の従業員組合は、四国銀行従業員組合と称し、組合員数は1,043人であります。労使間においては特記すべき事項はありません。

 

(3) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

 

当事業年度

補足説明

名称

管理職に占める女性労働者の
割合(%)
 (注1)

男性労働者の
育児休業
取得率(%)
(注2)

労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用
労働者

パート・
有期労働者

当行

9.7

62.9

45.9

55.4

66.9

(注3)

 

(注) 1  「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2  「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。

3 労働者の男女の賃金の差異は、主に以下の要因によるものであります。

・近年の新卒採用に占める女性割合の増加により、女性の平均勤続年数が短い。

・パート・有期労働者に占める女性割合が高い。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループが判断したものであります。

 

(1) 経営の基本方針

当行は、1878年(明治11年)の創業以来、“地域の皆さまに最も愛され、親しまれ、信頼される銀行”を標榜し、 地域と社会の発展に貢献することを使命として歩んでまいりました。

今後とも、長年培ってきた信頼を損なわぬよう、健全経営に徹するとともに、多様化するお客さまのニーズに的確かつ迅速にお応えできるよう、金融を基盤とする質の高いサービスの提供に努め、地域と社会の発展に貢献してまいります。

〔経営理念〕 健全経営に徹し、金融を基盤とするサービスを通じて社会の発展に貢献する。

 

(2) 経営環境及び対処すべき課題等

当連結会計年度のわが国経済は、新型コロナウイルスの感染抑制と経済活動の両立が進むもとで、生産に足踏み感がみられるものの、個人消費や設備投資、雇用情勢は持ち直しの動きが続きました。また公共投資においても底堅く推移するなど、景気は緩やかに持ち直しました。

当行の主要地盤であります四国地区の経済におきましては、生産に一部弱めの動きがみられるものの、設備投資は堅調に推移し、個人消費や雇用情勢も緩やかに回復するなど、総じて緩やかな持ち直しの動きが続きました。

こうした経済環境の中、人口減少や少子高齢化に伴う後継者不足、デジタル化やカーボンニュートラルへの対応など、地域金融機関を取り巻く経営環境は大きく変化しています。

当行に求められる役割は、これまで以上に多様化・高度化していくものと考えており、新たな10年ビジョン「地域と産業を牽引するベスト&リライアブル カンパニー」を策定するとともに、ビジョン実現に向けた変革の第一歩として、3年間(2023年4月~2026年3月)の「中期経営計画2023」をスタートさせました。具体的な施策は以下のとおりです。

 

◇10年ビジョンの実現に向けた態勢整備

 ・地域と産業の情報を収集・分析するシンクタンク機能や地域の課題解決を図る企画・実行機能の強化

・企業価値向上に資する法人営業スタイルの変革

・重要性が高まる人財・DX・カーボンニュートラルに関するサービスの立上・強化 

・大和証券株式会社との包括的業務提携を通じた、資産形成・運用ニーズに的確にお応えするためのビジネス  モデルの構築

・お客さまへの新たな価値提供を目指したデジタル・非対面チャネルの拡充

・ビジネスやオペレーションの高度化・効率化を下支えする、データやシステム基盤の最適化

・従業者のウェルビーイング実現による組織の活性化

◇経営体質の強化

・地域戦略と四銀スタイルの磨き上げによる営業生産性の向上

 ・高度金融領域の態勢強化による収益力の向上

 ・市場運用のスペシャリスト人財育成や最適なポートフォリオの実現による収益力の向上

 ・業務及び各種費用の最適化による効率性の向上

(注) 当行では、「人は財産である」という考えから、「人材」に代えて「人財」を使用しております。

 

中期経営計画に掲げる諸施策を確実に実行することで「地域と産業を牽引するベスト&リライアブル カンパニー」を実現し、四国銀行グループ全体の中長期的な企業価値の向上に努めてまいります。

 

 

(3) 「中期経営計画2023」の概要等

① 概要

本中期経営計画は、2023年~2032年の10年ビジョン「地域と産業を牽引するベスト&リライアブル カンパニー」実現に向けた変革の第一歩として位置づけております。

本中期経営計画においては、6つの戦略目標を設定し、10年ビジョンの実現に向けた態勢整備を進めるとともに、経営体質の強化に取り組んでいきます。

 

 


 

 


 

② 数値目標

中期経営計画に掲げる財務目標及びコンサルティング機能の発揮に向けた指標につきましては、以下のとおりであります。

・財務目標


(注) 1  資金利益+役務取引等利益+その他業務利益-経費(銀行法ベース)-債券関係損益-投資信託解約益

2  当期純利益÷株主資本合計(当事業年度末と前事業年度末の平均値)

3 経費(銀行法ベース)÷コア業務粗利益(資金利益+役務取引等利益+その他業務利益-債券関係損益-投資信託解約益)

 

・コンサルティング機能の発揮に向けた指標


(注) 1  事業所融資先の企業価値を簡易算出し、2023年3月末基準と比較して企業価値が増加した先の割合

企業価値=直近期の自己資本+(直近3期分の営業利益及び減価償却費の合計)

2  投融資方針に基づく融資、<四銀>サステナブルファイナンス、BCファンド、その他社会課題の解決や持続可能な地域社会の実現に寄与する投融資の実行額

3 役務取引等利益÷コア業務粗利益(投資信託解約益を除く)

4 株式、円建債券(個人向け国債含む)、外国債券、投資信託、ファンドラップ、生命保険の合計残高

 

 

 

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。また、主要なリスクのうち、(1)信用リスク及び(2)市場リスクについては、特に重要性の高いリスクとして認識しております。

当行グループは、これらのリスクについて、統計的手法であるバリュー・アット・リスク(ⅤaR)を用いて、ある確率(信頼区間99%)のもと一定期間に被る可能性のある最大損失額(リスク量)を計測・把握しております。

当該リスクが顕在化した場合、当行グループの業績・業務運営に影響を与える可能性があります。当行グループの直面するリスクに見合った十分な自己資本を維持することによって、業務の健全性及び適切性を確保する観点から、リスク量の総量が自己資本の範囲内に収まるようリスクを制御するため、リスク・カテゴリー毎にリスク資本枠を設定し、経営戦略と一体となったリスク管理を実践しております。

当行グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める所存であり、これらのリスク管理体制等については、「第4 提出会社の状況 4コーポレート・ガバナンスの状況等」に記載のとおりであります。

なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において当行グループが判断したものであります。

 

 〈財務面に関するリスク〉

(1) 信用リスク

信用リスクとは、信用供与先の財務状況の悪化等により、資産(オフ・バランス資産を含む)の価値が減少ないし消失し、当行が損失を被るリスクをいいます。

当行では、営業部門から独立した審査部門において、貸出先の財務状況や資金使途、返済能力等を総合的に勘案した審査を行っております。また、信用リスク管理部門においては、業種・格付・地域別の信用リスク量の状況等を定期的に分析・評価し、結果をALM委員会に報告する等、信用リスクの適切な管理に努めております。

(不良債権の状況)

国内外の景気動向、不動産価格及び株価の変動、貸出先の経営状況等によっては、当行グループの不良債権及び与信関係費用が増加する可能性があり、その結果、当行グループの業績に影響を与える場合があります。

(貸倒引当金の状況)

当行グループは、所定の基準に基づいて貸倒引当金を計上しております。しかしながら、貸出先の経営状況が予想を超えて悪化した場合、現時点で見積もり計上した貸倒引当金が不十分となる可能性があります。また、担保価値の下落、又はその他の予期せざる理由により、貸倒引当金の積み増しを必要とする場合もあります。

(業種別貸出の状況)

当行グループの貸出資産は各業種に分散されているものの、中には、国内外の景気動向等の様々な要因により業況が厳しくなる業種もあります。これらの業種に属する貸出先の経営改善が進展しなかった場合、不良債権及び与信関係費用が増加する可能性があります

(貸出先への対応)

当行グループは、貸出先に債務不履行等が生じた場合においても、回収の効率性・実効性等の観点から、当行グループが債権者として有する法的な権利のすべてを必ずしも実行しない場合があります。また、当行グループがこれらの貸出先に対して債権放棄又は追加貸出を行って支援する可能性もあります。かかる貸出先に対し、追加貸出を行って支援を実施した場合は、当行グループの与信関係費用が増加する可能性があります。

(権利行使の困難性)

当行グループは、不動産価格や有価証券価格の下落等の要因によって、担保権を設定した不動産や有価証券を換金することが困難となり、与信関係費用が増加する可能性があります。

 

 

(2) 市場リスク

市場リスクとは、金利、株価等の様々なリスク・ファクターの変動により、資産・負債等の経済価値が変動するリスク、または、生み出される収益が変動するリスクをいいます。

当行では、フロント部門から独立したリスク管理統括部門を設置するなど、牽制機能が有効に働く体制を構築するとともに、厳格な限度枠の設定、日次でのモニタリングの実施などにより、市場リスク顕在化による損失拡大の防止に努めております。

なお、当行グループの業績に影響を与える可能性があると認識している主なリスクは以下のとおりであります。

(金利リスク)

当行は、預金等による資金調達と、貸出取引や有価証券投資等の資金運用による利鞘収入(資金利益)を主たる収益源としております。調達と運用に期間・金額等のミスマッチが存在している中で、将来の金利変動により、資金利益が縮小する可能性があります。また、資金運用の相当部分を国債、地方債等の市場性のある債券で運用しており、市場金利の上昇により、これらの債券の市場価格が下落することがあります。こうした金利変動により、当行グループの業績に影響を与える可能性があります。

(価格変動リスク)

当行グループは、市場性のある株式、投資信託等の有価証券を保有しております。これらの有価証券は、今後、景気低迷等による株価下落、発行体の信用状況の悪化、不動産価格の下落等によって、価格が大幅に下落する可能性があります。この場合、減損又は評価損が発生し、当行グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

(3) 流動性リスク

貸出取引や有価証券投資等の資金運用と預金等による資金調達の期間のミスマッチや、予期せぬ資金の流出等によって、資金繰りに支障が生じたり、あるいは通常よりも著しく高い金利での資金調達を余儀なくされることにより、当行グループの信用及び業績に影響を与える可能性があります。

このため、当行では、市場流動性の状況を適切に把握し、安定的な資金繰りに努めております。また、資金繰りの逼迫度に応じた想定訓練を実施するなど、不測の事態に備えた態勢を整備しております。

 

(4) 格付の低下に係るリスク

格付機関が当行の格付を引き下げた場合、当行が市場において資本・資金調達を行うことが困難となったり、資金調達コストの増加を招くなど、当行グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(5) 自己資本比率

自己資本比率は、「銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第19号)」に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しておりますが、要求される水準を下回った場合、早期是正措置が発動され、監督当局から業務の全部又は一部停止等を含む様々な命令を受けることになります。
 なお、自己資本比率の基準及び算定方法の変更や、本項記載の不利益な展開により、自己資本比率が低下する可能性があります。

 

(6) 退職給付債務に係るリスク

当行グループの退職給付制度のほとんどは確定給付型であり、年金資産の時価が下落した場合や、退職給付債務を計算する前提となる割引率等数理上の前提に変更があった場合には、退職給付費用及び債務が増加する可能性があります。また、当行グループの退職給付制度を改定した場合にも、追加負担が発生する可能性があります。その結果、当行グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(7) 固定資産の減損会計

当行グループが所有する固定資産については、収益性の低下や市場価格の下落、使用範囲又は方法の変更等があった場合には、減損損失が発生する可能性があり、それにより、当行グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

(8) 繰延税金資産

当行グループは、繰延税金資産を将来の業績予測に基づき計上しております。この繰延税金資産の計算は、将来の課税所得に関する様々な予測・仮定に基づいており、実際の結果がかかる予測・仮定とは異なる可能性があります。当行グループが、将来の課税所得の予測・仮定に基づいて繰延税金資産の一部又は全部の回収ができないと判断した場合、繰延税金資産を減額することとなり、その結果、当行グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

〈業務面等に関するリスク〉

(9) オペレーショナルリスク
(事務リスク)

当行グループは、預金・為替・貸出などの銀行業務に加え、保険・証券・信託など多様な業務を行っております。当行グループでは、これらの各業務について事務取扱規定等を定めるとともに、事務処理状況の定期的な監査や事務指導を実施し、事務水準の向上に努めております。

しかしながら、これらの業務を遂行するにあたって、役職員が不正確な事務又は不正や過失等に起因する不適切な事務を行った場合、当行グループの信用及び業績に影響を与える可能性があります。

(システムリスク)

当行グループは、預金・貸出・為替等のデータ処理を行うため、各種のコンピュータを利用しております。また、一部のコンピュータは各種決済機関等の外部のコンピュータと接続されております。このため、通信回線の二重化、大規模災害等に備えた基幹システムのバックアップシステムの構築等の措置を講じてシステムの安定稼働に努めております。

また、コンピュータウイルスや外部からの不正アクセス等、近年増加しているサイバー攻撃の動向や脆弱性情報の把握、システムのセキュリティ対策強化及びサイバー攻撃発生時に適切に対応できるよう演習への参加や対応マニュアルの見直しなど、行内CSIRT(Computer Security Incident Response Team)を中心とした対応態勢の整備を行っております。

しかしながら、事故、サイバー攻撃、システムの新規開発・更新等による重大なシステム障害やコンピュータの不正使用が発生した場合、当行グループの信用及び業績に影響を与える可能性があります。

(法務リスク)

当行グループは、業務を遂行する上で様々な法令等の適用を受けております。当行グループは、コンプライアンスを経営の重要課題の一つとして位置づけ、適切な法令等遵守態勢の構築に努めております。

しかしながら、これらの法令等を遵守できなかった場合には、当行グループの信用、業務運営及び業績に影響を与える可能性があります。

(人的リスク)

当行グループでは、良好な職場環境の確保と適切な労務管理に努めておりますが、予期せぬ人事運営上の不公平・不公正や差別的行為のほか、人材の流出・喪失、役職員の士気の低下等によって就業環境が悪化し、当行グループの業務運営及び業績に影響を与える可能性があります。

(有形資産リスク)

当行グループは、有形資産の状況について適切に把握するとともに、災害等については対応策を策定し被害の最小化に取り組んでおります。

しかしながら、想定を上回る自然災害の発生や不法行為等によって、有形資産の毀損等が発生した場合、当行グループの業務運営及び業績に影響を与える可能性があります。

(風評リスク)

当行グループに対する否定的な風評により、当行グループの信用、業務運営及び業績に影響を与える可能性があります。

 

(10) 情報漏洩リスク

当行グループは、法人・個人のお客さまの情報を多数保有しております。内部者又は外部からの不正アクセスにより、これらの情報の漏洩・紛失や不正利用が発生した場合には、損害賠償等の直接的な損害、あるいは社会的信用の失墜などにより、当行グループの信用、事業及び業績に影響を与える可能性があります。

 

 

(11) マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策に係るリスク

当行グループは、マネー・ローンダリング及びテロ資金供与対策を経営の重要課題の一つとして位置づけ、三つの防衛線の概念に基づく各部門の役割の明確化やリスクベース・アプローチに基づくリスク低減措置の実施、役職員に対する教育の徹底等により実効性のある管理態勢の構築に取り組んでおります。

しかしながら、何らかの原因により不正送金等、不公正・不適切な取引を未然に防止することができなかった場合には、当行グループの信用、業績及び業務運営に影響を与える可能性があります。

 

(12) 事業戦略に関するリスク

当行グループは、中期経営計画をはじめとした様々な事業戦略を展開し、企業価値の向上を目指しております。

しかしながら、種々の要因により、これらの戦略が当初想定していた成果を得られない可能性があります。

 

〈金融諸環境等に関するリスク〉

(13) 地域経済の動向に影響を受けるリスク

当行グループは、高知県を中心に四国地区を主な地盤として事業活動を営んでおり、高知県内及び四国地区の経済が悪化した場合には、当行グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(14) 競争に伴うリスク

日本の金融制度は大幅に規制緩和されており、また、近年では異業種の金融分野への進出などにより、競争が一段と激化しております。こうした競争的な事業環境が、当行グループの業績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(15) 規制変更リスク

当行グループは、現時点の規制(法律、規則、政策、実務慣行等)に従って業務を遂行しておりますが、将来においてこれらの規則が変更された場合、若しくは新たな規制等が導入された場合に、その内容によっては、当行グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

(16) 気候変動リスク(移行リスク、物理的リスク)

近年、地球温暖化に起因する洪水などの自然災害は激甚化、頻発化しております。当行グループでは、気候変動に関連する以下のリスクについて、当行グループの業績等に影響を与えるリスクとして認識しております。

(移行リスク)

脱炭素社会への移行に向けた気候関連政策や規制強化、技術革新の進展等が貸出先の事業や業績に及ぼす影響により、当行グループの業績に影響を与える可能性があります。

(物理的リスク)

気候変動に伴う自然災害や異常気象の発生による貸出先の経営状況の悪化や担保資産の毀損、営業店舗等の損壊等が発生した場合、当行グループの業績及び業務運営に影響を与える可能性があります。

 

(17) 自然災害等のリスク

当行グループが営業基盤とする高知県においては、今後、南海トラフ地震の発生が予想されております。当行グループでは、当該地震をはじめとした自然災害や停電等によるインフラ障害が発生した場合にも、現金の供給や資金決済サービス等の重要業務を継続できる態勢を整備しております。

しかしながら、想定を上回る状況が発生した場合には、当行グループの業務運営及び業績に影響を与える可能性があります。

 

(18) 感染症の流行のリスク

新型インフルエンザ等の感染症が流行した場合には、国内外の社会・経済活動の停滞、株価・金利・不動産価格の変動、貸出先の業績悪化等を通じて、当行グループの業績に影響を与える可能性があります。また、役職員の感染等により、当行グループの業務運営に影響を与える可能性もあります。

新型コロナウイルス感染症に関しては、いまだ感染再拡大の可能性が残っております。当行グループでは、在宅勤務等、事業継続性を確保する就業環境の整備に引き続き取り組んでまいります。

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当行グループ(当行、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は、次のとおりとなりました。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

主要勘定につきましては、預金は、個人預金や法人預金の増加等により、前連結会計年度末比87億円増加の3兆22億円となりました。また、譲渡性預金を含めた預金等は、前連結会計年度末比162億円増加の3兆880億円となりました。なお、公共債・投資信託・個人年金保険等の預り資産は、投資信託や公共債は増加した一方で、個人年金保険等は、販売は好調でしたが満期償還による減少が上回り、前連結会計年度末比106億円減少の2,422億円となりました。貸出金は、事業性貸出金の増加等により、前連結会計年度末比673億円増加の1兆9,795億円となりました。有価証券は、リスク圧縮の観点から外国証券等を売却したことにより、前連結会計年度末比1,366億円減少8,091億円となりました。

損益につきましては、経常収益は、国債等債券売却益や株式等売却益の増加等により、前連結会計年度比171億68百万円増加の606億95百万円となりました。経常費用は、貸倒引当金繰入額や株式等償却、営業経費は減少しましたが、国債等債券売却損や外国為替売買損の増加等により、前連結会計年度比202億12百万円増加の527億91百万円となりました。この結果、経常利益は、前連結会計年度比30億45百万円減少の79億3百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は、同23億96百万円減少の55億49百万円となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

営業活動によるキャッシュ・フローは、借用金の減少や貸出金の増加等により3,622億34百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では6,614億65百万円減少しております。投資活動によるキャッシュ・フローは、有価証券の売却や償還による収入が有価証券の取得による支出を上回ったこと等により1,317億88百万円のプラスとなりました。前連結会計年度比では1,218億92百万円増加しております。財務活動によるキャッシュ・フローは、配当金の支払等により18億61百万円のマイナスとなりました。前連結会計年度比では4億44百万円減少しております。この結果、現金及び現金同等物の当連結会計年度末残高は、当連結会計年度中に2,323億6百万円減少し4,030億51百万円となりました。

 

 

(参考)

(1) 国内・国際業務部門別収支
(国内業務部門)

資金運用収支は、前連結会計年度に比べ3億27百万円減少し252億円となりました

役務取引等収支は、前連結会計年度に比べ1億42百万円増加し57億68百万円となりました

その他業務収支は、前連結会計年度に比べ14億39百万円増加し1億74百万円の支出超過となりました。

(国際業務部門)

資金運用収支は、前連結会計年度に比べ75百万円減少し37億37百万円となりました。

役務取引等収支は、前連結会計年度に比べ14百万円増加し35百万円となりました

その他業務収支は、前連結会計年度に比べ90億79百万円減少し93億12百万円の支出超過となりました

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

資金運用収支

前連結会計年度

25,527

3,812

29,340

当連結会計年度

25,200

3,737

28,938

うち資金運用収益

前連結会計年度

26,471

3,981

22

30,430

当連結会計年度

25,740

5,006

19

30,728

うち資金調達費用

前連結会計年度

943

168

22

1,089

当連結会計年度

540

1,268

19

1,789

信託報酬

前連結会計年度

0

0

当連結会計年度

0

0

役務取引等収支

前連結会計年度

5,626

21

5,648

当連結会計年度

5,768

35

5,803

うち役務取引等収益

前連結会計年度

7,854

70

7,925

当連結会計年度

7,972

77

8,049

うち役務取引等費用

前連結会計年度

2,227

49

2,276

当連結会計年度

2,204

41

2,246

その他業務収支

前連結会計年度

△1,613

△233

△1,846

当連結会計年度

△174

△9,312

△9,486

うちその他業務収益

前連結会計年度

494

1,184

1,678

当連結会計年度

15,616

458

16,074

うちその他業務費用

前連結会計年度

2,107

1,417

3,525

当連結会計年度

15,790

9,770

25,560

 

(注) 1  国内業務部門は当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は外貨建取引であります。ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。

2  資金運用収益及び資金調達費用の合計欄の上段の計数は、国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の利息であります。

3  資金調達費用は金銭の信託運用見合費用(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を控除して表示しております。

 

(参考)

(2) 国内・国際業務部門別資金運用/調達の状況
①  国内業務部門

資金運用勘定の平均残高は、前連結会計年度に比べ1,141億円増加し3兆2,264億円となりました。同利回りは、前連結会計年度に比べ0.06ポイント低下し0.79%となりました

資金調達勘定の平均残高は、前連結会計年度に比べ834億円増加し3兆1,976億円となりました。同利回りは、前連結会計年度に比べ0.02ポイント低下し0.01%となりました

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

(221,321)

3,112,268

(22)

26,471

0.85

当連結会計年度

(194,813)

3,226,401

(19)

25,740

0.79

うち貸出金

前連結会計年度

1,755,982

17,791

1.01

当連結会計年度

1,799,598

17,677

0.98

うち商品有価証券

前連結会計年度

11

0

0.46

当連結会計年度

27

0

0.33

うち有価証券

前連結会計年度

732,865

8,282

1.13

当連結会計年度

657,736

7,769

1.18

うちコールローン
及び買入手形

前連結会計年度

137,526

△34

△0.02

当連結会計年度

276,405

△96

△0.03

うち預け金

前連結会計年度

246,028

294

0.11

当連結会計年度

282,444

306

0.10

資金調達勘定

前連結会計年度

3,114,188

943

0.03

当連結会計年度

3,197,642

540

0.01

うち預金

前連結会計年度

2,898,307

227

0.00

当連結会計年度

2,995,705

189

0.00

うち譲渡性預金

前連結会計年度

82,372

6

0.00

当連結会計年度

86,379

6

0.00

うちコールマネー
及び売渡手形

前連結会計年度

191

0

0.00

当連結会計年度

136

0

0.00

うち債券貸借取引受入
担保金

前連結会計年度

393

0

0.01

当連結会計年度

2,403

0

0.01

うち借用金

前連結会計年度

134,551

43

0.03

当連結会計年度

113,625

53

0.04

 

(注) 1 平均残高は、原則として日々の残高の平均に基づいて算出しておりますが、連結子会社については、半年毎の残高に基づく平均残高を利用しております。

2 国内業務部門は当行及び連結子会社の円建対非居住者取引等を除いた円建取引であります。

3 資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度26,900百万円、当連結会計年度19,029百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度1,999百万円、当連結会計年度1,999百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0百万円)を、それぞれ控除して表示しております。

4 (    )内は国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。

 

 

②  国際業務部門

資金運用勘定の平均残高は、前連結会計年度に比べ416億円減少し2,909億円となりました。同利回りは、前連結会計年度に比べ0.53ポイント上昇し1.72%となりました。

資金調達勘定の平均残高は、前連結会計年度に比べ408億円減少し2,919億円となりました。同利回りは、前連結会計年度に比べ0.38ポイント上昇し0.43%となりました。

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

332,546

3,981

1.19

当連結会計年度

290,935

5,006

1.72

うち貸出金

前連結会計年度

130,469

1,235

0.94

当連結会計年度

137,655

2,776

2.01

うち商品有価証券

前連結会計年度

当連結会計年度

うち有価証券

前連結会計年度

194,140

2,749

1.41

当連結会計年度

143,874

2,171

1.50

うちコールローン
及び買入手形

前連結会計年度

131

0

0.22

当連結会計年度

1,668

47

2.86

うち預け金

前連結会計年度

当連結会計年度

資金調達勘定

前連結会計年度

(221,321)

332,821

(22)

168

0.05

当連結会計年度

(194,813)

291,967

(19)

1,268

0.43

うち預金

前連結会計年度

31,063

16

0.05

当連結会計年度

39,759

172

0.43

うち譲渡性預金

前連結会計年度

当連結会計年度

うちコールマネー
及び売渡手形

前連結会計年度

14,029

53

0.38

当連結会計年度

1,168

15

1.36

うち債券貸借取引受入

担保金

前連結会計年度

59,701

25

0.04

当連結会計年度

53,468

993

1.85

うち借用金

前連結会計年度

6,523

14

0.22

当連結会計年度

2,716

66

2.46

 

(注) 1  国際業務部門は外貨建取引であります。

    ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。

2  (    )内は国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息(内書き)であります。

 

 

③  合計

 

種類

期別

平均残高

利息

利回り

金額(百万円)

金額(百万円)

(%)

資金運用勘定

前連結会計年度

3,223,493

30,430

0.94

当連結会計年度

3,322,523

30,728

0.92

うち貸出金

前連結会計年度

1,886,451

19,026

1.00

当連結会計年度

1,937,254

20,453

1.05

うち商品有価証券

前連結会計年度

11

0

0.46

当連結会計年度

27

0

0.33

うち有価証券

前連結会計年度

927,006

11,032

1.19

当連結会計年度

801,610

9,941

1.24

うちコールローン
及び買入手形

前連結会計年度

137,657

△34

△0.02

当連結会計年度

278,074

△49

△0.01

うち預け金

前連結会計年度

246,028

294

0.11

当連結会計年度

282,444

306

0.10

資金調達勘定

前連結会計年度

3,225,687

1,089

0.03

当連結会計年度

3,294,797

1,789

0.05

うち預金

前連結会計年度

2,929,371

243

0.00

当連結会計年度

3,035,464

361

0.01

うち譲渡性預金

前連結会計年度

82,372

6

0.00

当連結会計年度

86,379

6

0.00

うちコールマネー
及び売渡手形

前連結会計年度

14,221

53

0.37

当連結会計年度

1,305

15

1.22

うち債券貸借取引受入
担保金

前連結会計年度

60,095

25

0.04

当連結会計年度

55,871

994

1.77

うち借用金

前連結会計年度

141,074

58

0.04

当連結会計年度

116,341

120

0.10

 

(注) 1  資金運用勘定は無利息預け金の平均残高(前連結会計年度26,900百万円、当連結会計年度19,029百万円)を、資金調達勘定は金銭の信託運用見合額の平均残高(前連結会計年度1,999百万円、当連結会計年度1,999百万円)及び利息(前連結会計年度0百万円、当連結会計年度0万円)を、それぞれ控除して表示しております。

2  国内業務部門と国際業務部門の間の資金貸借の平均残高及び利息は相殺して記載しております。

 

 

(参考)

(3) 国内・国際業務部門別役務取引の状況

役務取引は、そのほとんどを国内業務部門で占めており、主要な役務取引の内訳は次のとおりであります。

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

役務取引等収益

前連結会計年度

7,854

70

7,925

当連結会計年度

7,972

77

8,049

うち預金・貸出業務

前連結会計年度

1,670

1

1,671

当連結会計年度

1,699

1

1,701

うち為替業務

前連結会計年度

1,893

67

1,961

当連結会計年度

1,728

72

1,800

うち信託関連業務

前連結会計年度

当連結会計年度

0

0

うち証券関連業務

前連結会計年度

1,222

1,222

当連結会計年度

994

994

うち代理業務

前連結会計年度

880

880

当連結会計年度

1,226

1,226

うち保護預り・
貸金庫業務

前連結会計年度

70

70

当連結会計年度

67

67

うち保証業務

前連結会計年度

271

2

274

当連結会計年度

268

3

271

役務取引等費用

前連結会計年度

2,227

49

2,276

当連結会計年度

2,204

41

2,246

うち為替業務

前連結会計年度

202

45

247

当連結会計年度

121

41

162

 

(注)  国内業務部門は当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は外貨建取引であります。

ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。

 

(参考)

(4) 国内・国際業務部門別預金残高の状況
○ 預金の種類別残高(末残)

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

預金合計

前連結会計年度

2,961,694

31,772

2,993,467

当連結会計年度

2,952,753

49,462

3,002,216

うち流動性預金

前連結会計年度

1,894,368

1,894,368

当連結会計年度

1,939,365

1,939,365

うち定期性預金

前連結会計年度

1,043,304

1,043,304

当連結会計年度

995,973

995,973

うちその他

前連結会計年度

24,021

31,772

55,794

当連結会計年度

17,415

49,462

66,877

譲渡性預金

前連結会計年度

78,307

78,307

当連結会計年度

85,795

85,795

総合計

前連結会計年度

3,040,002

31,772

3,071,775

当連結会計年度

3,038,549

49,462

3,088,011

 

(注) 1 国内業務部門は円建取引、国際業務部門は外貨建取引であります。

  ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。

2 流動性預金=当座預金+普通預金+貯蓄預金+通知預金

3 定期性預金=定期預金+定期積金

 

(参考)

(5) 貸出金残高の状況

① 業種別貸出状況(末残・構成比)

 

業種別

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

国内(除く特別国際金融取引勘定分)

1,912,228

100.00

1,979,584

100.00

製造業

183,571

9.60

192,538

9.73

農業、林業

3,231

0.17

3,649

0.19

漁業

2,044

0.11

2,495

0.13

鉱業、採石業、砂利採取業

3,310

0.17

3,173

0.16

建設業

62,065

3.25

67,786

3.42

電気・ガス・熱供給・水道業

54,037

2.83

60,297

3.05

情報通信業

12,926

0.68

12,871

0.65

運輸業、郵便業

61,430

3.21

68,617

3.47

卸売業

88,248

4.61

88,627

4.48

小売業

103,402

5.41

103,803

5.24

金融業、保険業

34,310

1.79

36,634

1.85

不動産業

285,611

14.94

299,047

15.11

物品賃貸業

43,492

2.27

51,906

2.62

学術研究、専門・技術サービス業

9,725

0.51

10,675

0.54

宿泊業

9,549

0.50

8,753

0.44

飲食業

15,023

0.79

15,494

0.78

生活関連サービス業、娯楽業

14,617

0.76

14,294

0.72

教育、学習支援業

7,489

0.39

7,537

0.38

医療・福祉

110,259

5.77

110,525

5.58

その他のサービス

32,206

1.68

34,711

1.75

地方公共団体

307,547

16.08

305,614

15.44

その他

468,127

24.48

480,527

24.27

特別国際金融取引勘定分

政府等

金融機関

その他

合計

1,912,228

1,979,584

 

 

② 外国政府等向け債権残高(国別)

該当事項はありません。

 

(参考)

(6) 国内・国際業務部門別有価証券の状況
○ 有価証券残高(末残)

 

種類

期別

国内業務部門

国際業務部門

合計

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

国債

前連結会計年度

112,749

112,749

当連結会計年度

112,266

112,266

地方債

前連結会計年度

295,058

295,058

当連結会計年度

235,102

235,102

社債

前連結会計年度

161,084

161,084

当連結会計年度

148,785

148,785

株式

前連結会計年度

59,928

59,928

当連結会計年度

51,294

51,294

その他の証券

前連結会計年度

140,648

176,354

317,002

当連結会計年度

152,943

108,738

261,682

合計

前連結会計年度

769,469

176,354

945,823

当連結会計年度

700,392

108,738

809,131

 

(注) 1 国内業務部門は当行及び連結子会社の円建取引、国際業務部門は外貨建取引であります。

  ただし、円建対非居住者取引等は国際業務部門に含めております。

2 「その他の証券」には、外国債券及び外国株式を含んでおります。

 

(参考)

(7) 「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づく信託業務の状況

連結会社のうち、「金融機関の信託業務の兼営等に関する法律」に基づき信託業務を営む会社は提出会社1社であります。

 

① 信託財産の運用/受入状況(信託財産残高表/連結)

 

資産

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

現金預け金

44

100.00

44

100.00

合計

44

100.00

44

100.00

 

 

 

負債

 

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

金額(百万円)

構成比(%)

金額(百万円)

構成比(%)

金銭信託

44

100.00

44

100.00

合計

44

100.00

44

100.00

 

(注) 1 共同信託他社管理財産 前連結会計年度―百万円 当連結会計年度―百万円

2 元本補填契約のある信託については、前連結会計年度及び当連結会計年度の取扱残高はありません。

 

(自己資本比率の状況)
(参考)

自己資本比率は、銀行法第14条の2の規定に基づき、銀行がその保有する資産等に照らし自己資本の充実の状況が適当であるかどうかを判断するための基準(平成18年金融庁告示第19号)に定められた算式に基づき、連結ベースと単体ベースの双方について算出しております。

なお、当行は、国内基準を適用のうえ、信用リスク・アセットの算出においては標準的手法を、オペレーショナル・リスク相当額については基礎的手法を採用しております。

 

連結自己資本比率(国内基準)

 

 

2023年3月31日

1.連結自己資本比率 (2/3)

8.92

2.連結における自己資本の額

億円

1,409

3.リスク・アセットの額

億円

15,789

4.連結総所要自己資本額

億円

631

 

 

単体自己資本比率(国内基準)

 

 

2023年3月31日

1.自己資本比率 (2/3)

8.62

2.単体における自己資本の額

億円

1,353

3.リスク・アセットの額

億円

15,685

4.単体総所要自己資本額

億円

627

 

 

 

(資産の査定)

(参考)

資産の査定は、「金融機能の再生のための緊急措置に関する法律」(平成10年法律第132号)第6条に基づき、当行の貸借対照表の社債(当該社債を有する金融機関がその元本の償還及び利息の支払の全部又は一部について保証しているものであって、当該社債の発行が金融商品取引法(昭和23年法律第25号)第2条第3項に規定する有価証券の私募によるものに限る。)、貸出金、外国為替、その他資産中の未収利息及び仮払金、支払承諾見返の各勘定に計上されるもの並びに貸借対照表に注記することとされている有価証券の貸付けを行っている場合のその有価証券(使用貸借又は賃貸借契約によるものに限る。)について債務者の財政状態及び経営成績等を基礎として次のとおり区分するものであります。

 

1 破産更生債権及びこれらに準ずる債権

破産更生債権及びこれらに準ずる債権とは、破産手続開始、更生手続開始、再生手続開始の申立て等の事由により経営破綻に陥っている債務者に対する債権及びこれらに準ずる債権をいう。

 

2 危険債権

危険債権とは、債務者が経営破綻の状態には至っていないが、財政状態及び経営成績が悪化し、契約に従った債権の元本の回収及び利息の受取りができない可能性の高い債権をいう。

 

3 要管理債権

要管理債権とは、三月以上延滞債権及び貸出条件緩和債権をいう。

 

4 正常債権

正常債権とは、債務者の財政状態及び経営成績に特に問題がないものとして、上記1から3までに掲げる債権以外のものに区分される債権をいう。

 

資産の査定の額

 

債権の区分

2022年3月31日

2023年3月31日

金額(百万円)

金額(百万円)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

3,475

3,581

危険債権

37,595

40,861

要管理債権

4,605

5,714

正常債権

1,906,901

1,972,642

 

 

(生産、受注及び販売の状況)

「生産、受注及び販売の状況」は、銀行業における業務の特殊性のため、該当する情報がないので記載しておりません。

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当行グループの経営成績等の状況に関する分析・検討結果内容は次のとおりであります。

なお、以下の記載における将来に関する事項は、当連結会計年度の末日現在において判断したものであります。

 

当行の中期経営計画「ベスト リライアブル・バンクへの挑戦 ステップ3」の最終年度となる当連結会計年度は、以下の内容に取り組みました。

 

〈戦略目標Ⅰ 「四銀スタイル」の確立〉

お客さまの課題解決に資する人財の育成を図るため、行員のスキル認定制度や資格取得奨励金の取組みを拡充したことにより、1級ファイナンシャル・プランニング技能士や不動産鑑定士、宅地建物取引士など国家資格や難関資格の取得者が増加しました。また、公募形式による研修の拡充等の取組みにより、各種研修・講座への積極的な参加に繋がりました。

「従業者及びその家族の健康は、企業にとって大切な財産であり、守るべきものである」との考え方のもと、従業者が健康で、やりがい・働きがいを持てる働き方の実現に向けた取組みを推し進めました。多様な人財が活躍できる環境作りとして、子育てを行う従業者に対する、仕事と子育ての両立支援を拡充するための各種取組みが評価され、厚生労働大臣認定「プラチナくるみん」を取得しました。また、本部でのビジネスカジュアル、営業店でのノーネクタイの通年導入や、従業者や家族の記念日に休暇を取得できるアニバーサリー休暇の導入を行い、従業者がやりがい・働きがいを感じ、活躍できる環境の実現に向けた諸施策を実施しました。

 

〈戦略目標Ⅱ BPR・ICT戦略の加速〉

お客さまの生産性向上・業務効率化を支援する取組みを図るため、イノベーション推進部にデジタルプランニングデスクを設置し、当行が主体となった事業者向けのデジタル化支援を開始しました。

また、中小企業向けのDX支援の一環として、業務DXサービス「Mikatanoシリーズ」の取扱いを開始し、社内決裁や就労管理の電子化を含む業務プロセスの改善や、金融機関入出金情報と商取引決済情報をクラウド管理する仕組みの構築を支援するなど、デジタルを活用した業務効率化・生産性向上をサポートしました。また、事業者向けインターネットバンキング「ビジネスダイレクト」及び「Mikatanoシリーズ」の導入・活用サポートを行う「業務デジタル化応援プラン」は、経済産業省が主導するIT導入補助金の対象事業に認定されました。

店舗につきましては、お客さまにゆっくりとご相談いただける空間を提供するため、高知県の山田支店、朝倉南支店及び伊野支店を新築しました。また、質の高いサービス提供と店舗運営の効率化を目指した移転統合を実施しました。この結果、当連結会計年度末の有人店舗数は、前連結会計年度末比7店舗減少し、86店(本支店79店、出張所1店及び代理店6店)となりました。

 

〈戦略目標Ⅲ 3つのコンサルティング機能の発揮〉

With/Afterコロナにおける社会の変化や、ロシア・ウクライナ危機に端を発した資源高騰など、経営環境の不確実性が高まりを見せる中、お客さまとの緊密な対話を通じて、お客さまに寄り添ったコンサルティング活動を徹底しました。

法人のお客さまに対しては、営業店と本部が一体となり、資金繰り支援や経営改善支援に取り組むとともに、Afterコロナを見据えた事業承継・M&A、ビジネスマッチング、人材紹介業等を通じてお客さまの事業支援に積極的に取り組みました。

個人のお客さまに対しては、安定的な資産形成や長寿化に対応した提案など、お客さまに寄り添ったコンサルティング活動を徹底するとともに、四国銀行アプリと連携したオウンドメディア「四銀ルーム」を通じて、地域や銀行情報の発信を行い、お客さまとの接点強化を図りました。また、より高付加価値な金融サービス・ソリューションの提供を目指し、大和証券株式会社との業務提携に向けた準備を進めました。

 

 

地域社会に対しては、活力あふれた地域を実現するために、様々な取組みを行いました。高知県における金融機関同士の連携強化を目的に、幡多信用金庫と業務提携を行い、後継者不足等の地域課題解決に向けた事業承継・M&A分野における協働や、行職員の成長及び人財交流を目的とした研修の共同開催等を実施しました。高知県日高村の「日高村健康アプリ開発等委託事業」にコンソーシアム企業として参画し、健康アプリの開発や、県下全域への情報展開などにより、地域が抱える課題解決へのサポートに努めました。また、金融教育事業においては、高知県内の教育関係者とのパートナーシップによる、金融教育の継続的な実施が評価され、環境省が主導する21世紀金融行動原則の最優良取組事例として「運営委員長賞」を受賞しました。

四国アライアンスにおいては、オンラインを活用した商談会やビジネスプランコンテストの開催等、四国創生に資する活動に取り組みました。また、こども食堂等を支援するフードバンクへ食品寄贈を行うフードドライブや、清掃活動とジョギングを組み合わせたプロギングに参加するなど、社会貢献活動にも取り組みました。

サステナビリティへの取組みとしては、「サステナビリティ方針」に基づき、水力発電によるCO2フリー電気の受給契約、保有施設屋上への太陽光パネルの設置及びEV車両の導入など、カーボンニュートラル実現に向けた取組みを着実に進め、2050年度のカーボンニュートラル実現を表明するとともに、2030年度までにCO2排出量を2013年度比で50%削減する目標を設定しました。

また、「投融資方針~持続可能な社会の実現に向けて~」を定め、積極的に支援する事業への融資を推進するとともに、<四銀>サステナブルファイナンスの取扱いを開始し、地球環境・社会問題の解決に向けたお客さまのSDGs・ESGに関する活動を、金融面からサポートする態勢を整えました。

 

〈戦略目標Ⅳ 持続可能な財務基盤・経営基盤の確立〉

中期経営計画の実績(単体ベース)及び進捗は以下のとおりであります。

2022年度の単年度の財務目標につきましては、中期経営計画に基づく各施策に取り組んだ結果、全ての項目で目標を達成することができました。コンサルティング機能の発揮に関する数値目標では、事業所融資先数や事業承継・M&A支援件数、ビジネスマッチング成約件数、積立投信契約先数・月間掛込額、非金利収益比率は目標を達成することが出来ましたが、預り資産残高は目標達成には至りませんでした。

・財務目標(2022年度の単年度目標)

 

項目

目標

実績

当期純利益

52億円以上

55億45百万円

自己資本比率

8%台後半

8.62%

ROE(株主資本ベース)

4%以上

4.2%

OHR(コア業務粗利益ベース)

75%以下

67.8%

 

 (注) 1 ROE(株主資本ベース)は、当期純利益を株主資本合計(当事業年度末と前事業年度末の平均値)で除して算出しております。

    2 OHR(コア業務粗利益ベース)は、経費(銀行法ベース)をコア業務粗利益(資金利益+役務取引等利益+その他業務利益-債券関係損益)で除して算出しております。

 

・コンサルティング機能の発揮に関する数値目標

 

項目

2022年度までの目標

2022年度実績

事業所融資先数

2022年度末

12,200先以上

12,251

事業継承・M&A支援件数

2021年度~2022年度

4,400件以上

5,514

ビジネスマッチング成約件数

2021年度~2022年度

2,100件以上

2,902

積立投信契約先数・月間掛込額

2022年度末

12,500先

3億50百万円以上

14,258先

3億72百万円

預り資産残高

(投信+保険+金融商品仲介)

2022年度末

2,550億円以上

2,398億円

非金利収益比率

2022年度

15%以上

16.2%

 

 (注) 非金利収益比率は、役務取引等利益をコア業務粗利益(投資信託解約益を除く)で除して算出しております。

 

 

① 経営成績の分析

資金運用収支は、資金運用収益は前連結会計年度比2億98百万円増加しましたが、資金調達費用が同7億円増加したため、同4億2百万円減少し289億38百万円となりました。海外金利の上昇の影響により、外貨建貸出金を中心に貸出金利息が増加した一方で、評価損となった外貨建債券等をリスク圧縮・ポートフォリオ改善を目的として売却したことにより有価証券利息配当金が減少し、外貨調達費用も増加しました。

役務取引等収支は、役務取引等収益が前連結会計年度比1億24百万円増加し、役務取引等費用が同30百万円減少したため、同1億55百万円増加し58億3百万円となりました。戦略目標Ⅲに掲げる3つのコンサルティング機能の発揮に取り組み、法人及び個人のコンサルティング収益が増加しました。法人では、お客さまの課題を解決することに重点を置いたコンサルティング活動を徹底し、多様な資金調達ニーズに対応したスキームの構築等に積極的に取り組み、シンジケートローン手数料等が増加しました。個人では、お客さまに寄り添ったコンサルティング活動を徹底し、保険関係手数料等が増加しました。

その他業務収支は、その他業務収益が国債等債券売却益の増加等により前連結会計年度比143億96百万円増加しましたが、その他業務費用が国債等債券売却損や外国為替売買損の増加等により同220億35百万円増加したため、同76億40百万円減少し94億86百万円の支出超過となりました。その他業務費用の増加は、金利上昇により評価損となっていた外貨建債券等の売却を実施したことや外貨調達費用の増加によるものです。

営業経費は、中期経営計画の戦略目標Ⅱに掲げるBPR・ICT戦略による業務の見直しと効率化を推し進め、人件費及び物件費が減少したことにより前連結会計年度比5億31百万円減少し223億53百万円となりました。

その他経常収支は、その他経常収益が株式等売却益の増加等により前連結会計年度比23億50百万円増加し、その他経常費用が貸倒引当金繰入額や株式等償却の減少等により同19億62百万円減少したため、同43億13百万円増加し50億2百万円となりました。前連結会計年度は、与信管理の高度化の観点から貸倒引当金の計上基準を見直ししたことで引当金を大きく積み増ししていたため、当連結会計年度はその反動減となりました。

特別損益は、減損損失の減少等により、前連結会計年度比4億9百万円増加し12百万円の損失となりました。

上記の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度比23億96百万円減少し55億49百万円となりました。

 
② 財政状態の分析
(貸出金)

貸出金は、事業性評価を軸としたコンサルティング活動を推進したことから、個人向け、中小企業向け、その他のすべてが増加し、前連結会計年度末比673億円増加1兆9,795億円となりました。

 

 

前連結会計年度

(百万円)(A)

当連結会計年度

(百万円)(B)

増減(百万円)

(B)-(A)

貸出金(末残)

個人向け

361,723

368,678

6,955

中小企業向け

1,005,953

1,051,560

45,607

その他

544,551

559,345

14,794

1,912,228

1,979,584

67,356

 

 

リスク管理債権は、中小企業の経営改善支援等に取り組みましたが、新型コロナウイルス感染症関連の影響やウクライナ情勢等に伴う資源高の影響による債務者区分の引下げもあり、前連結会計年度末比45億円増加し505億円となりました。総与信残高に対するリスク管理債権の比率は、同0.14ポイント上昇し2.49%となりました。

 

 

前連結会計年度
(百万円)(A)

当連結会計年度
(百万円)(B)

増減(百万円)
(B)-(A)

リスク管理債権額
(末残)

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

3,810

3,964

154

危険債権

37,595

40,861

3,266

三月以上延滞債権

貸出条件緩和債権

4,605

5,714

1,109

46,011

50,540

4,529

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度
(%)(A)

当連結会計年度
(%)(B)

増減(%)
(B)-(A)

総与信残高比率

破産更生債権及びこれらに準ずる債権

0.19

0.19

0.00

危険債権

1.92

2.01

0.09

三月以上延滞債権

貸出条件緩和債権

0.23

0.28

0.05

2.35

2.49

0.14

 

(有価証券)

有価証券は、海外金利の上昇に伴い、リスク圧縮・ポートフォリオ改善を目的として、外貨建債券や投資信託を売却したことにより、前連結会計年度末比1,366億円減少8,091億円となりました。

なお、その他有価証券に係る評価損益は、金利の上昇による債券価格の下落等により、債券・株式・その他の評価損益がそれぞれ減少し、前連結会計年度末比144億円減少の55億円の評価益となりました

 

 

前連結会計年度

(百万円)(A)

当連結会計年度

(百万円)(B)

増減(百万円)

(B)-(A)

その他有価証券に

係る評価損益(年度末)

株式

19,283

14,808

△4,475

債券

2,934

△2,480

△5,414

その他

△2,239

△6,776

△4,537

19,978

5,550

△14,428

 

(預金等・預り資産)

譲渡性預金を含めた預金等は、法人等預金は減少しましたが個人預金、譲渡性預金が増加し、前連結会計年度末比162億円増加の3兆880億円となりました。

 

 

前連結会計年度

(百万円)(A)

当連結会計年度

(百万円)(B)

増減(百万円)

(B)-(A)

預金等(末残)

個人預金

1,915,206

1,937,495

22,289

法人等預金

1,078,261

1,064,721

△13,540

譲渡性預金

78,307

85,795

7,488

3,071,775

3,088,011

16,236

 

預り資産は、投資信託や公共債は増加した一方で、保険商品は販売は好調でしたが、満期償還による減少が上回り、前連結会計年度末比106億円減少の2,422億円となりました。

 

 

前連結会計年度
(百万円)(A)

当連結会計年度
(百万円)(B)

増減(百万円)
(B)-(A)

預り資産(末残)

公共債

14,593

14,679

86

投資信託

67,242

69,950

2,708

個人年金保険等

170,994

157,572

△13,422

252,830

242,202

△10,628

 

 

(連結自己資本比率[国内基準])

連結自己資本比率は、自己資本の額が利益剰余金の増加等により前連結会計年度末比22億円増加しましたが、リスク・アセットの額が貸出金の増加等により同550億円増加し、同0.18ポイント低下し8.92%となりました。

なお、国内基準で求められている4%の基準は大幅に上回っており、十分な健全性を確保しております。

 

③ キャッシュ・フローの状況の分析

当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況については、「(1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

資本の財源及び資金の流動性につきましては、当行グループは銀行業務を中心に金融サービスを提供していることから、主にお客さまからお預かりした預金等を中心に、また必要に応じて市場等からも資金調達を行い、貸出金や有価証券等により資金運用を行っております。資金の調達・運用状況は、月に1回開催するALM委員会に報告されており、適切にコントロールしております。

なお、設備投資、株主還元等につきましては自己資金で対応しております。

 

重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当行グループが連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。

 

〈貸倒引当金〉

当行グループは、金融機関が自ら自行の保有する資産を個別に検討して、回収の危険性または価値の毀損の危険性の度合に従って区分する自己査定を実施し、予め定めている償却・引当基準に則り、貸倒引当金を計上しております。債務者区分別の具体的な内容につきましては、「第5 経理の状況 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項) 4 会計方針に関する事項 (5)貸倒引当金の計上基準」に記載のとおりであります。

また、見積りに用いた主要な仮定については、「第5 経理の状況 注記事項(重要な会計上の見積り) (2)識別した項目に係る重要な会計上の見積りの内容に関する理解に資する情報 ②主要な仮定」に記載のとおりであります。

会計上の見積りを決定する際に使用した測定のプロセスは当行グループの状況から見て適切であり、適切な貸倒引当金を計上していると判断しておりますが 、貸出先の経営状況が予想を超えて悪化した場合、現時点で見積もり計上した貸倒引当金が不十分となる可能性があります。また、担保価格の下落、またはその他の予期せざる理由により、貸倒引当金の積み増しを必要とする場合もあり、これらの場合には当行グループの業績に影響を与える可能性があります。

 

また、当行グループの経営成績に重要な影響を与える要因につきましては「第2 事業の状況 3事業等のリスク」に記載のとおりであります。

 

5 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

2 【主要な設備の状況】

当連結会計年度末における主要な設備の状況は次のとおりであります。

(当行)

2023年3月31日現在

店舗名
その他

所在地

セグメント
の名称

設備の内容

土地

建物

動産

リース
資産

合計

従業員数
(人)

面積(㎡)

帳簿価額(百万円)

本店
他61カ店

高知県

銀行業

店舗

49,348

(5,902)

8,652

4,744

596

0

13,994

706

徳島営業部
他22カ店

徳島県

店舗

18,093

(1,452)

2,237

952

111

3,301

182

高松支店
他6カ店

香川県

店舗

4,213

(―)

364

499

32

896

63

松山支店
他5カ店

愛媛県

店舗

4,523

(789)

687

328

32

1,048

56

広島支店
他2カ店

広島県

店舗

1,100

(―)

884

409

14

1,309

21

岡山支店

岡山県
岡山市

店舗

898

(―)

390

7

3

401

12

大阪支店
他2カ店

大阪府

店舗

1,056

(―)

979

102

10

1,092

24

神戸支店
他1カ店

兵庫県

店舗

333

(―)

560

45

15

620

30

東京支店

東京都
千代田区

店舗

(―)

4

2

7

16

本店別館
駐車場他

高知県
高知市

本部
店舗
駐車場他

4,597

(―)

2,004

212

128

50

2,395

66

事務
センター

高知県
南国市

事務
センター

19,974

(―)

661

1,527

170

27

2,386

46

総合運動場
他45カ所

高知県

社宅
厚生施設

50,290

(614)

4,895

1,665

0

6,561

その他

高知県

所有土地

24,714

(―)

259

0

28

288

 

 

 

(連結子会社)
四国保証サービス株式会社

2023年3月31日現在

店舗名
その他

所在地

セグメント
の名称

設備
の内容

土地

建物

動産

リース
資産

合計

従業
員数
(人)

面積(㎡)

帳簿価額(百万円)

本社

高知市

銀行業

事務所

133

(―)

56

90

1

148

8

 

(注) 1 当行の主要な設備は、店舗、事務センターであるため、銀行業に一括計上しております。

2 土地の面積欄の( )内は、借地の面積(内書き)であり、その年間賃借料は建物も含め253百万円であります。

3 動産は、事務機器561百万円、その他587百万円であります。

4 当行の代理店6カ店、店舗外現金自動設備155カ所は上記に含めて記載しております。

5 上記の他、リース契約による主な賃借設備は次のとおりであります。

 

会社名

店舗名
その他

所在地

セグメントの名称

設備の内容

従業員数
(人)

年間
リース料
(百万円)

当行

全店

銀行業

車両関係

1,222

94

 

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

100,000,000

100,000,000

 

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末
現在発行数(株)
(2023年3月31日)

提出日現在
発行数(株)
(2023年6月29日)

上場金融商品取引所名又は

登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

42,900,000

42,900,000

東京証券取引所
プライム市場

単元株式数は100株であります。

42,900,000

42,900,000

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

決議年月日

2012年7月23日

2013年7月22日

2014年7月28日

付与対象者の区分及び人数

当行取締役 9名

当行取締役 10名

当行取締役 10名

新株予約権の数※

209個 (注)1

166個 (注)1

407個 (注)1

新株予約権の目的となる株式の種類、
内容及び数※

普通株式 4,180株(注)2

普通株式 3,320株 (注)2

普通株式 8,140株(注)2

新株予約権の行使時の払込金額※

1株当たり1円

1株当たり1円

1株当たり1円

新株予約権の行使期間※

2012年8月9日から
2042年8月8日まで

2013年8月7日から
2043年8月6日まで

2014年8月13日から
2044年8月12日まで

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額※

発行価格   866円

資本組入額  433円

発行価格  1,121円

資本組入額  561円

発行価格  1,091円

資本組入額  546円

新株予約権の行使の条件※

(注)3

新株予約権の譲渡に関する事項※

譲渡による新株予約権の取得については、取締役会の決議を要する。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項※

(注)4

 

 

 

決議年月日

2015年7月27日

2016年7月25日

2017年7月24日

付与対象者の区分及び人数

当行取締役(社外取締役を除く) 9名

当行取締役(社外取締役を除く) 10名

当行取締役(社外取締役を除く) 9名

新株予約権の数※

378個 (注)1

856個 (注)1

565個 (注)1

新株予約権の目的となる株式の種類、
内容及び数※

普通株式 7,560株 (注)2

普通株式 17,120株 (注)2

普通株式 11,300株 (注)2

新株予約権の行使時の払込金額※

1株当たり1円

1株当たり1円

1株当たり1円

新株予約権の行使期間※

2015年8月12日から
2045年8月11日まで

2016年8月10日から
2046年8月9日まで

2017年8月9日から
2047年8月8日まで

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額※

発行価格  1,231円

資本組入額  616円

発行価格   956円

資本組入額  478円

発行価格  1,436円

資本組入額  718円

新株予約権の行使の条件※

(注)3

新株予約権の譲渡に関する事項※

譲渡による新株予約権の取得については、取締役会の決議を要する。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項※

(注)4

 

※ 当事業年度の末日(2023年3月31日)における内容を記載しております。なお、有価証券報告書提出日の前月末(2023年5月31日)現在において、これらの事項に変更はありません。

(注) 1 新株予約権1個につき目的となる株式数 20株

2 新株予約権の目的となる株式の数

   新株予約権を割り当てる日(以下「割当日」という。)以降、当行が当行普通株式の株式分割(当行普通株式の株式無償割当を含む。以下、株式分割の記載につき同じ。)又は株式併合を行う場合には、次の算式により付与株式数の調整を行い、調整の結果生じる1株未満の端数は、これを切り捨てる。
  調整後付与株式数=調整前付与株式数×株式分割又は株式併合の比率
 また、割当日以降、当行が合併、会社分割、株式分割又は株式併合等を行う場合その他これらの場合に準じて付与株式数の調整を必要とする場合には、当行は、合理的な範囲で付与株式数を適切に調整することができる。

3 新株予約権の行使の条件

       (1) 新株予約権者は、当行の取締役の地位を喪失した日の翌日から10日を経過する日までの間に限り、新株予約権を一括してのみ行使することができる。

       (2) 上記(1)は、新株予約権を相続により承継した者については適用しない。

       (3) 新株予約権者が新株予約権を放棄した場合、当該新株予約権を行使することができない。

4 組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項

   当行が、合併(当行が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割若しくは新設分割(それぞれ当行が分割会社となる場合に限る。)又は株式交換若しくは株式移転(それぞれ当行が完全子会社となる場合に限る。)(以上を総称して以下「組織再編行為」という。)をする場合には、組織再編行為の効力発生日(吸収合併につき吸収合併がその効力を生ずる日、新設合併につき新設合併設立株式会社の成立の日、吸収分割につき吸収分割がその効力を生ずる日、新設分割につき新設分割設立株式会社の成立の日、株式交換につき株式交換がその効力を生ずる日及び株式移転につき株式移転設立完全親会社の成立の日をいう。以下同じ。)の直前において残存する新株予約権(以下「残存新株予約権」という。)を保有する新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号イからホまでに掲げる株式会社(以下「再編対象会社」という。)の新株予約権をそれぞれ交付することとする。但し、以下の各号に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めることを条件とする。

       (1) 交付する再編対象会社の新株予約権の数

    新株予約権者が保有する残存新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付する。

       (2) 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類

    再編対象会社の普通株式とする。

       (3) 新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数

    組織再編行為の条件等を勘案の上、上記(注)2に準じて決定する。

       (4) 新株予約権の行使に際して出資される財産の価額

   交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、以下に定められる再編後行使価額に上記(3)に従って決定される当該新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。再編後行使価額は、交付される各新株予約権を行使することにより交付を受けることができる再編対象会社の株式1株当たり1円とする。

       (5) 新株予約権を行使することができる期間

   上表「新株予約権の行使期間」に定める新株予約権を行使することができる期間の開始日と組織再編行為の効力発生日のうちいずれか遅い日から、上表「新株予約権の行使期間」に定める新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。

 

       (6) 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項

① 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果生じる1円未満の端数は、これを切り上げる。

② 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本準備金の額は、上記①記載の資本金等増加限度額から上記①に定める増加する資本金の額を減じた額とする。

       (7) 譲渡による新株予約権の取得の制限

    譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の決議を要する。

       (8) 新株予約権の取得条項

   以下の①、②、③、④又は⑤の議案につき当行株主総会で承認された場合(株主総会決議が不要の場合は、当行の取締役会決議がなされた場合)は、当行取締役会が別途定める日に、当行は無償で新株予約権を取得することができる。

① 当行が消滅会社となる合併契約承認の議案

② 当行が分割会社となる分割契約若しくは分割計画承認の議案

③ 当行が完全子会社となる株式交換契約若しくは株式移転計画承認の議案

④ 当行の発行する全部の株式の内容として譲渡による当該株式の取得について当行の承認を要することについての定めを設ける定款の変更承認の議案

⑤ 新株予約権の目的である種類の株式の内容として譲渡による当該種類の株式の取得について当行の承認を要すること若しくは当該種類の株式について当行が株主総会の決議によってその全部を取得することについての定めを設ける定款の変更承認の議案

       (9) その他の新株予約権の行使の条件

   上記(注)3に準じて決定する。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数
(千株)

発行済株式
総数残高
(千株)

資本金増減額
 
(百万円)

資本金残高
 
(百万円)

資本準備金
増減額
(百万円)

資本準備金
残高
(百万円)

2019年2月12日

△400

42,900

25,000

6,563

 

(注) 自己株式の消却による減少であります。

 

(5) 【所有者別状況】

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

3

34

36

606

102

36

21,616

22,433

所有株式数
(単元)

12

133,266

12,212

97,496

34,062

62

149,903

427,013

198,700

所有株式数
の割合(%)

0.00

31.21

2.86

22.83

7.98

0.01

35.11

100.00

 

(注) 自己株式1,123,432株は「個人その他」に11,234単元、「単元未満株式の状況」に32株含まれております。

なお、自己株式1,123,432株は株主名簿上の株式数であり、期末日現在の実質的な所有株式数は1,123,232株であります。

 

 

(6) 【大株主の状況】

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数の
割合(%)

日本マスタートラスト信託銀行
株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

3,547

8.49

株式会社日本カストディ銀行
(信託口)

東京都中央区晴海1丁目8番12号

2,604

6.23

明治安田生命保険相互会社

東京都千代田区丸の内2丁目1番1号

1,815

4.34

株式会社日本カストディ銀行
(信託口4)

東京都中央区晴海1丁目8番12号

1,171

2.80

日亜化学工業株式会社

徳島県阿南市上中町岡491番地100

988

2.36

四国銀行従業員持株会

高知県高知市南はりまや町1丁目1番1号

939

2.24

DFA INTL SMALL CAP VALUE
PORTFOLIO
(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)

PALISADES WEST 6300, BEE CAVE ROAD
BUILDING ONE AUSTIN TX 78746 US
(東京都新宿区新宿6丁目27番30号)

704

1.68

損害保険ジャパン株式会社

東京都新宿区西新宿1丁目26番1号

644

1.54

SMBC日興証券株式会社

東京都千代田区丸の内3丁目3番1号

547

1.30

日本生命保険相互会社

東京都千代田区丸の内1丁目6番6号

539

1.29

13,503

32.32

 

(注) 上記の信託銀行所有株式数のうち、当該銀行の信託業務に係る株式数は、次のとおりです。

     日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)         3,547千株

     株式会社日本カストディ銀行(信託口)              2,604千株

     株式会社日本カストディ銀行(信託口4)             1,171千株

 

①【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

現金預け金

643,722

411,090

 

コールローン及び買入手形

466

 

買入金銭債権

13,718

12,473

 

商品有価証券

9

26

 

金銭の信託

1,980

2,000

 

有価証券

※1,※2,※4,※10 945,823

※1,※2,※4,※10 809,131

 

貸出金

※2,※3,※4,※5 1,912,228

※2,※3,※5 1,979,584

 

外国為替

※2,※3 14,433

※2,※3 15,422

 

その他資産

※2,※4 69,176

※2,※4 63,466

 

有形固定資産

※7,※8 34,597

※7,※8 34,452

 

 

建物

10,155

10,590

 

 

土地

※6 22,411

※6 22,373

 

 

リース資産

194

78

 

 

建設仮勘定

325

0

 

 

その他の有形固定資産

※6 1,509

※6 1,408

 

無形固定資産

2,380

1,945

 

 

ソフトウエア

2,339

1,909

 

 

その他の無形固定資産

40

36

 

退職給付に係る資産

3,968

5,607

 

繰延税金資産

19

19

 

支払承諾見返

※2 5,446

※2 4,104

 

貸倒引当金

14,807

15,164

 

資産の部合計

3,632,696

3,324,626

負債の部

 

 

 

預金

※4 2,993,467

※4 3,002,216

 

譲渡性預金

78,307

85,795

 

コールマネー及び売渡手形

13,487

 

債券貸借取引受入担保金

※4 57,330

※4 33,874

 

借用金

※4,※9 281,177

※4,※9 8,359

 

外国為替

2,642

7

 

その他負債

39,425

35,310

 

退職給付に係る負債

75

76

 

役員退職慰労引当金

5

7

 

睡眠預金払戻損失引当金

524

402

 

繰延税金負債

2,038

368

 

再評価に係る繰延税金負債

※6 4,146

※6 4,141

 

支払承諾

5,446

4,104

 

負債の部合計

3,478,074

3,174,666

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

純資産の部

 

 

 

資本金

25,000

25,000

 

資本剰余金

9,699

9,699

 

利益剰余金

99,997

103,783

 

自己株式

1,466

1,418

 

株主資本合計

133,231

137,064

 

その他有価証券評価差額金

13,820

3,871

 

繰延ヘッジ損益

1,951

1,145

 

土地再評価差額金

※6 8,651

※6 8,640

 

退職給付に係る調整累計額

663

1,332

 

その他の包括利益累計額合計

21,184

12,698

 

新株予約権

69

58

 

非支配株主持分

137

138

 

純資産の部合計

154,622

149,959

負債及び純資産の部合計

3,632,696

3,324,626

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

経常収益

43,527

60,695

 

資金運用収益

30,430

30,728

 

 

貸出金利息

19,026

20,453

 

 

有価証券利息配当金

11,032

9,941

 

 

コールローン利息及び買入手形利息

34

49

 

 

預け金利息

294

306

 

 

その他の受入利息

110

76

 

信託報酬

0

0

 

役務取引等収益

7,925

8,049

 

その他業務収益

1,678

16,074

 

その他経常収益

3,492

5,842

 

 

償却債権取立益

1,235

179

 

 

その他の経常収益

※1 2,257

※1 5,662

経常費用

32,579

52,791

 

資金調達費用

1,090

1,790

 

 

預金利息

243

361

 

 

譲渡性預金利息

6

6

 

 

コールマネー利息及び売渡手形利息

53

15

 

 

債券貸借取引支払利息

25

994

 

 

借用金利息

58

120

 

 

その他の支払利息

701

291

 

役務取引等費用

2,276

2,246

 

その他業務費用

3,525

25,560

 

営業経費

※2 22,884

※2 22,353

 

その他経常費用

2,802

840

 

 

貸倒引当金繰入額

1,419

602

 

 

その他の経常費用

※3 1,382

※3 238

経常利益

10,948

7,903

特別利益

63

89

 

固定資産処分益

63

89

特別損失

484

101

 

固定資産処分損

28

34

 

減損損失

※4 456

※4 66

税金等調整前当期純利益

10,526

7,891

法人税、住民税及び事業税

1,205

224

法人税等調整額

1,371

2,114

法人税等合計

2,577

2,339

当期純利益

7,948

5,552

非支配株主に帰属する当期純利益

3

2

親会社株主に帰属する当期純利益

7,945

5,549

 

①【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

現金預け金

643,721

411,090

 

 

現金

33,597

31,478

 

 

預け金

610,124

379,612

 

コールローン

466

 

買入金銭債権

13,718

12,473

 

商品有価証券

9

26

 

 

商品国債

9

26

 

金銭の信託

1,980

2,000

 

有価証券

※1,※2,※4,※8 941,385

※1,※2,※4,※8 804,704

 

 

国債

112,749

112,266

 

 

地方債

295,058

235,102

 

 

社債

161,084

148,785

 

 

株式

55,493

46,872

 

 

その他の証券

316,999

261,678

 

貸出金

※2,※4,※5,※9 1,911,893

※2,※5,※9 1,979,205

 

 

割引手形

※3 5,315

※3 5,387

 

 

手形貸付

39,690

45,307

 

 

証書貸付

1,690,777

1,747,667

 

 

当座貸越

176,110

180,842

 

外国為替

※2 14,433

※2 15,422

 

 

外国他店預け

14,383

15,344

 

 

買入外国為替

※3 0

 

 

取立外国為替

50

77

 

その他資産

※2 69,168

※2 63,455

 

 

前払費用

261

301

 

 

未収収益

2,088

1,758

 

 

先物取引差入証拠金

12

14

 

 

金融派生商品

203

1,699

 

 

金融商品等差入担保金

7,773

1,644

 

 

中央清算機関差入証拠金

50,000

50,000

 

 

その他の資産

※4 8,829

※4 8,039

 

有形固定資産

※6 34,441

※6 34,303

 

 

建物

10,058

10,500

 

 

土地

22,355

22,317

 

 

リース資産

194

78

 

 

建設仮勘定

325

0

 

 

その他の有形固定資産

1,507

1,406

 

無形固定資産

2,375

1,941

 

 

ソフトウエア

2,336

1,906

 

 

その他の無形固定資産

39

34

 

前払年金費用

3,160

3,706

 

繰延税金資産

266

 

支払承諾見返

※2 5,446

※2 4,104

 

貸倒引当金

14,211

14,465

 

資産の部合計

3,627,523

3,318,702

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

預金

※4 2,995,140

※4 3,003,989

 

 

当座預金

187,106

180,657

 

 

普通預金

1,660,700

1,711,151

 

 

貯蓄預金

46,281

47,209

 

 

通知預金

1,951

2,118

 

 

定期預金

1,032,312

985,018

 

 

定期積金

10,993

10,956

 

 

その他の預金

55,794

66,877

 

譲渡性預金

80,307

87,795

 

コールマネー

13,487

 

債券貸借取引受入担保金

※4 57,330

※4 33,874

 

借用金

※4 281,177

※4 8,359

 

 

借入金

※7 281,177

※7 8,359

 

外国為替

2,642

7

 

 

売渡外国為替

19

0

 

 

未払外国為替

2,623

6

 

その他負債

37,681

33,420

 

 

未払法人税等

107

137

 

 

未払費用

996

1,079

 

 

前受収益

1,184

1,303

 

 

給付補填備金

0

0

 

 

金融派生商品

9,542

5,035

 

 

金融商品等受入担保金

299

1,662

 

 

リース債務

210

85

 

 

資産除去債務

144

139

 

 

その他の負債

25,196

23,977

 

退職給付引当金

146

15

 

睡眠預金払戻損失引当金

524

402

 

繰延税金負債

1,645

 

再評価に係る繰延税金負債

4,146

4,141

 

支払承諾

5,446

4,104

 

負債の部合計

3,479,674

3,176,111

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

純資産の部

 

 

 

資本金

25,000

25,000

 

資本剰余金

6,563

6,563

 

 

資本準備金

6,563

6,563

 

利益剰余金

97,214

100,995

 

 

利益準備金

18,099

18,436

 

 

その他利益剰余金

79,114

82,558

 

 

 

別途積立金

65,000

70,000

 

 

 

繰越利益剰余金

14,114

12,558

 

自己株式

1,074

1,027

 

株主資本合計

127,702

131,531

 

その他有価証券評価差額金

13,376

3,507

 

繰延ヘッジ損益

1,951

1,145

 

土地再評価差額金

8,651

8,640

 

評価・換算差額等合計

20,076

11,002

 

新株予約権

69

58

 

純資産の部合計

147,848

142,591

負債及び純資産の部合計

3,627,523

3,318,702

 

②【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

経常収益

43,433

60,700

 

資金運用収益

30,756

31,091

 

 

貸出金利息

19,019

20,444

 

 

有価証券利息配当金

11,366

10,313

 

 

コールローン利息

34

49

 

 

預け金利息

294

306

 

 

金利スワップ受入利息

38

16

 

 

その他の受入利息

71

59

 

信託報酬

0

0

 

役務取引等収益

7,695

7,812

 

 

受入為替手数料

1,961

1,801

 

 

その他の役務収益

5,733

6,011

 

その他業務収益

1,678

16,074

 

 

外国為替売買益

218

 

 

商品有価証券売買益

0

 

 

国債等債券売却益

1,291

15,853

 

 

国債等債券償還益

1

1

 

 

金融派生商品収益

166

219

 

その他経常収益

3,302

5,721

 

 

償却債権取立益

1,234

179

 

 

株式等売却益

1,364

4,875

 

 

金銭の信託運用益

140

113

 

 

その他の経常収益

562

553

経常費用

32,940

52,984

 

資金調達費用

1,090

1,790

 

 

預金利息

243

361

 

 

譲渡性預金利息

6

6

 

 

コールマネー利息

53

15

 

 

債券貸借取引支払利息

25

994

 

 

借用金利息

58

120

 

 

金利スワップ支払利息

701

291

 

 

その他の支払利息

0

0

 

役務取引等費用

2,826

2,781

 

 

支払為替手数料

247

162

 

 

その他の役務費用

2,578

2,618

 

その他業務費用

3,525

25,560

 

 

外国為替売買損

1,582

 

 

商品有価証券売買損

0

 

 

国債等債券売却損

1,666

21,152

 

 

国債等債券償還損

1,639

2,388

 

 

国債等債券償却

219

437

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

 

営業経費

※1 22,773

※1 22,234

 

その他経常費用

2,725

617

 

 

貸倒引当金繰入額

1,377

411

 

 

貸出金償却

256

23

 

 

株式等売却損

52

44

 

 

株式等償却

887

29

 

 

その他の経常費用

151

109

経常利益

10,493

7,715

特別利益

63

89

 

固定資産処分益

63

89

特別損失

484

101

 

固定資産処分損

28

34

 

減損損失

456

66

税引前当期純利益

10,071

7,703

法人税、住民税及び事業税

1,024

38

法人税等調整額

1,335

2,119

法人税等合計

2,360

2,157

当期純利益

7,711

5,545