アコム株式会社
ACOM CO.,LTD.
港区東新橋一丁目9番1号
証券コード:85720
業界:その他金融業
有価証券報告書の提出日:2023年6月23日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第42期

第43期

第44期

第45期

第46期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

営業収益

(百万円)

277,069

279,510

266,316

262,155

273,793

経常利益

(百万円)

58,205

75,104

100,014

35,441

87,485

親会社株主に帰属する
当期純利益

(百万円)

37,781

59,600

78,864

55,678

54,926

包括利益

(百万円)

40,643

70,918

81,545

59,673

71,409

純資産額

(百万円)

381,501

442,496

515,128

563,963

619,837

総資産額

(百万円)

1,301,908

1,282,389

1,219,109

1,263,296

1,297,316

1株当たり純資産額

(円)

227.35

265.11

310.02

339.51

370.92

1株当たり当期純利益

(円)

24.12

38.04

50.34

35.54

35.06

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

27.36

32.39

39.84

42.10

44.79

自己資本利益率

(%)

11.13

15.45

17.51

10.94

9.87

株価収益率

(倍)

16.38

11.54

10.23

8.98

9.10

営業活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

7,329

19,698

113,179

46,089

1,318

投資活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

1,165

6,214

4,566

4,032

2,692

財務活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

12,573

24,339

108,786

50,162

12,933

現金及び現金同等物
の期末残高

(百万円)

82,346

82,545

82,233

74,242

57,666

従業員数
(ほか、平均有期契約
雇用人員)

(名)

6,623

5,335

5,424

5,317

5,333

(284)

(104)

(103)

(113)

(122)

 

(注) 1 第42期、第43期、第44期、第45期、第46期の「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第42期

第43期

第44期

第45期

第46期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

営業収益

(百万円)

203,636

206,968

197,986

194,670

200,679

経常利益

(百万円)

37,472

56,352

81,254

17,962

70,417

当期純利益

(百万円)

29,927

53,673

70,915

48,082

48,985

資本金

(百万円)

63,832

63,832

63,832

63,832

63,832

発行済株式総数

(千株)

1,596,282

1,596,282

1,596,282

1,566,614

1,566,614

純資産額

(百万円)

310,792

359,765

422,847

461,531

496,416

総資産額

(百万円)

1,070,518

1,090,351

1,034,887

1,080,514

1,090,256

1株当たり純資産額

(円)

198.38

229.65

269.91

294.60

316.87

1株当たり配当額
(内、1株当たり
中間配当額)

(円)

2.00

4.00

6.00

7.00

10.00

( 1.00 )

2.00 )

3.00 )

3.00 )

( 5.00 )

1株当たり当期純利益

(円)

19.10

34.26

45.27

30.69

31.27

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

29.03

33.00

40.86

42.71

45.53

自己資本利益率

(%)

10.06

16.01

18.12

10.87

10.23

株価収益率

(倍)

20.68

12.81

11.38

10.39

10.20

配当性向

(%)

10.47

11.68

13.25

22.81

31.98

従業員数
(ほか、平均有期契約
雇用人員)

(名)

2,020

2,063

2,112

2,111

2,071

(113)

(84)

(87)

(96)

(104)

株主総利回り

(%)

89.44

100.22

118.65

76.18

73.42

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(110.03)

(99.57)

(141.53)

(144.34)

(131.82)

最高株価

(円)

511

544

546

529

360

最低株価

(円)

331

346

366

276

301

 

(注) 1 第42期、第43期、第44期、第45期、第46期の「潜在株式調整後1株当たり当期純利益」については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2 最高・最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第一部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所スタンダード市場におけるものであります。

 

3 最近5年間の株主総利回りの推移は以下のとおりであります。

 


 

 

2 【沿革】

年月

沿革

1978年10月

東京都中央区日本橋に消費者金融事業の「アコム株式会社(資本金5億円)」を設立

1978年12月

「マルイト株式会社」及び「ジョイ株式会社」から消費者金融事業の営業権(営業店舗計69店と貸付債権)を譲り受け営業を開始

1979年12月

業界初の年中無休・24時間稼動ATM(現金自動入出金機)を銀座店(中央区銀座)に設置

1983年12月

「貸金業の規制等に関する法律」の施行に伴い、貸金業者として関東財務局に登録

1984年8月

東京都千代田区富士見に本店所在地を変更

1986年12月

デラウェア(米国)に不動産賃貸業の「ACOM(U.S.A.)INC.」を設立(2015年12月解散)

1992年3月

「エヌエスケイ信販株式会社」を吸収合併し、信販事業、ゴルフ会員権担保ローン、法人向け融資事業を当社に承継

1993年7月

業界初の自動契約機「むじんくん」を新宿と博多に設置

1993年10月

日本証券業協会に株式を店頭登録

1994年12月

東京証券取引所の市場第二部に上場

1996年9月

バンコク(タイ王国)にハイヤーパーチェス事業の合弁会社「SIAM A&C CO., LTD.」を設立

1996年9月

東京証券取引所の市場第一部銘柄に指定

1998年7月

MasterCard Internationalのプリンシパルメンバー(発行資格人)としての承認を受け、発行ライセンスを取得

1999年4月

MasterCard®の発行を開始し、クレジットカード事業に進出

2000年10月

「ジューキクレジット株式会社」の全株式を取得

2000年11月

労働者派遣業及び各種事務処理受託業の「エイビーパートナー株式会社」を設立

2001年3月

「アイ・アール債権回収株式会社」へ出資し、サービサー事業に進出(現・連結子会社)

2001年8月

「株式会社東京三菱銀行(現・株式会社三菱UFJ銀行)」「三菱信託銀行株式会社(現・三菱UFJ信託銀行株式会社)」「株式会社ディーシーカード(現・三菱UFJニコス株式会社)」「株式会社ジャックス」との共同出資で「株式会社東京三菱キャッシュワン」を設立

2001年9月

「ジューキクレジット株式会社」から「ジェイシーケイクレジット株式会社」に商号変更

2004年3月

「株式会社三菱東京フィナンシャル・グループ(現・株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ)」と戦略的業務・資本提携

2004年12月

東京都千代田区丸の内に本店所在地を変更

2005年1月

「株式会社東京三菱キャッシュワン」の株式を一部取得し、同時に「株式会社DCキャッシュワン」に商号変更

2005年1月

金融関連コールセンター受託事業等の「株式会社リレイツ」を設立

2005年3月

「エムティービーキャピタル株式会社」の全株式を取得し、同時に「エーシーベンチャーズ株式会社」に商号変更

2005年4月

「SIAM A&C CO., LTD.」から「EASY BUY Public Company Limited」に商号変更(現・連結子会社)

2007年4月

信販事業を「ジェイシーケイクレジット株式会社」に承継し、同時に「アフレッシュクレジット株式会社」に商号変更

2007年12月

「株式会社三菱東京UFJ銀行(現・株式会社三菱UFJ銀行)」との共同出資により、インドネシア共和国の「PT.Bank Nusantara Parahyangan, Tbk.」を買収

2008年2月

「アイ・アール債権回収株式会社」の全株式を取得

2008年9月

「株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ」「株式会社三菱東京UFJ銀行(現・株式会社三菱UFJ銀行)」との戦略的業務・資本提携を一層強化することについて合意

2008年12月

「株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ」の連結子会社となる

2009年4月

「株式会社三菱東京UFJ銀行(現・株式会社三菱UFJ銀行)」の子会社である「エム・ユー・コミュニケーションズ株式会社」(現・持分法適用関連会社)を存続会社とする吸収合併で「株式会社リレイツ」を解散

2009年5月

当社を存続会社とする吸収合併で「株式会社DCキャッシュワン」を解散

2010年8月

「アイ・アール債権回収株式会社」を存続会社とする吸収合併で「エイビーパートナー株式会社」を解散

2012年4月

当社を存続会社とする吸収合併で「エーシーベンチャーズ株式会社」を解散

2013年9月

信用保証事業の「エム・ユー信用保証株式会社」を設立(現・連結子会社)

2014年9月

「アイ・アール債権回収株式会社」を存続会社とする吸収合併で「アフレッシュクレジット株式会社」を解散

2015年12月

「エム・ユー信用保証株式会社」の全株式を取得

2017年7月

フィリピン共和国に無担保ローン事業の合弁会社「ACOM CONSUMER FINANCE CORPORATION」を設立(現・連結子会社)

 

 

年月

沿革

2019年5月

インドネシア共和国の「PT. Bank Nusantara Parahyangan, Tbk.」が、MUFGの連結子会社である「PT Bank Danamon Indonesia, Tbk.」を存続会社として合併

2021年7月

マレーシアに無担保ローン事業の「ACOM (M) SDN. BHD.」を設立(現・連結子会社)

2022年4月

エンベデッド・ファイナンス事業の「GeNiE株式会社」を設立(現・連結子会社)

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しによりスタンダード市場へ移行

2022年12月

東京都港区東新橋に本店所在地を変更

 

 

 

3 【事業の内容】

当社は、株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ(以下「MUFG」)の連結子会社となっており、MUFGは当社の「親会社」にあたります。
 当社グループは、当社、子会社6社及び関連会社1社で構成され、[ローン・クレジットカード事業、信用保証事業、海外金融事業、債権管理回収事業]を主な事業の内容とし、事業活動を展開しております。
 当社グループの事業における位置付け及びセグメントとの関係は、次のとおりであります。
 なお、次の4事業は「第5[経理の状況] 1[連結財務諸表等] (1)[連結財務諸表] [注記事項]」に掲げるセグメントの区分と同一であります 。

 

区分

会社名

主な事業内容

ローン・クレジットカード事業

当社

ローン事業及びクレジットカード事業

GeNiE株式会社

エンベデッド・ファイナンス事業

信用保証事業

当社

信用保証事業

エム・ユー信用保証株式会社

海外金融事業

EASY BUY Public Company Limited

タイ王国における無担保ローン事業及びインストールメントローン事業(個別信用購入あっせん事業)

ACOM CONSUMER FINANCE CORPORATION

フィリピン共和国における無担保ローン事業

ACOM (M) SDN. BHD.

マレーシアにおける貸金業サービスの提供及びその他の関連事業

債権管理回収事業

アイ・アール債権回収株式会社

サービサー事業(債権管理回収事業)

その他

エム・ユー・
コミュニケーションズ株式会社

コンタクトセンターの請負及び人材派遣業務等

 

 

 

事業の系統図は次のとおりであります。

 


 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金
又は
出資金
(百万円)

主要な
事業
の内容

議決権の所有又は
被所有割合

関係内容

所有割合
(%)

被所有
割合
(%)

(親会社)

 

 

 

 

 

 

㈱三菱UFJフィナンシャル・
グループ

 (注)3

東京都
千代田区

2,141,513

銀行持株
会社

40.19

(2.61)

経営管理、業務・資本提携

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

GeNiE㈱

東京都

中央区

250

ローン・クレジットカード事業

100.00

エム・ユー信用保証㈱
 

 

東京都
千代田区

300

信用保証
事業

100.00

EASY BUY Public Company Limited

(注)4,5

タイ王国
バンコク

百万タイ

バーツ

6,000

海外金融
事業

71.00

ACOM CONSUMER FINANCE

CORPORATION

 

フィリピン共和国

パシッグ

百万フィリピンペソ

1,500

海外金融
事業

80.00

同社への債務保証

ACOM (M) SDN. BHD.

(注)6

マレーシア

クアラルンプール

百万マレーシアリンギット

 

2

海外金融
事業

100.00

アイ・アール債権回収㈱

 

東京都
千代田区

520

債権管理
回収事業

100.00

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

 

エム・ユー・コミュニケー
ションズ㈱

 

東京都
渋谷区

1,020

その他

23.15

人材派遣業、保証提携先のコンサルティング契約

 

 

(注) 1 連結子会社の「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2 「議決権の所有又は被所有割合」欄の( )内の数字は、間接所有の割合です。

3 有価証券報告書を提出しております。

4 特定子会社に該当しております。

5 EASY BUY Public Company Limitedは、営業収益(連結会社相互間の内部営業収益等を除く)の連結財務諸表の営業収益に占める割合が10%を超えております。

   主要な損益情報等 (1)営業収益        55,061百万円(14,683百万タイバーツ)

            (2)経常利益        21,006百万円(5,601百万タイバーツ)

            (3)当期純利益       16,369百万円(4,365百万タイバーツ)

            (4)純資産額        130,289百万円(34,286百万タイバーツ)

            (5)総資産額        212,463百万円(55,911百万タイバーツ)

6 当社は2023年2月に、ACOM (M) SDN. BHD.へ13百万マレーシアリンギットを追加出資しております。

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

ローン・クレジットカード事業

1,432

(75)

信用保証事業

264

(22)

海外金融事業

3,055

(2)

債権管理回収事業

121

(8)

全社(共通)

461

(15)

合計

5,333

(122)

 

(注) 1 従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む。)であり、有期契約社員を除いております。

2 従業員数欄の(外書)は、有期契約社員の年間平均雇用人員であります。

   (有期契約社員のうち臨時社員の人員を1日8時間勤務につき1名として換算した場合、有期契約社員の年間平均雇用人員は117名となります。)

3 全社(共通)として記載されている従業員数は、提出会社の管理部門に所属する、事業セグメントに区分できない従業員数であります。

 

(2) 提出会社の状況

2023年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

2,071

(104)

41.1

15.3

6,457

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

ローン・クレジットカード事業

1,425

(75)

信用保証事業

185

(14)

全社(共通)

461

(15)

合計

2,071

(104)

 

(注) 1 従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む。)であり、有期契約社員を除いております。

2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3 従業員数欄の(外書)は、有期契約社員の年間平均雇用人員であります。

    (有期契約社員のうち臨時社員の人員を1日8時間勤務につき1名として換算した場合、有期契約社員の年間平均雇用人員は99名となります。)

4 全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属する、事業セグメントに区分できない従業員数であります。

 

(3) 労働組合の状況

労働組合との労使関係は安定しております。

 

 

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

   提出会社

当事業年度

管理職に占める

女性労働者の割合(%)(注1)

男性労働者の

育児休業取得率(%)(注2)

労働者の男女の賃金の差異(%)(注3)

全労働者

正規雇用労働者

パート・

有期労働者

6.1

54.8

63.6

63.6

75.0

 

(注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出した

     ものであります。

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の

  規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」

  (平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものでありま

  す。

3 女性労働者の平均年間賃金÷男性労働者の平均年間賃金×100%として算出したものであります。また、

  平均年間賃金は、総賃金÷人員数として算出したものであります。なお、労働者の賃金は性別に関係な

  く同一の基準を適用しておりますが、賃金の差異が生じている主な理由は、男女の管理職比率に差があ

  るためです。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

(1) 経営の基本方針

当社グループは、創業の精神であります「信頼の輪」の下、企業理念として「人間尊重の精神とお客さま第一義に基づき、創造と革新の経営を通じて、楽しく豊かなパーソナルライフの実現と生活文化の向上に貢献する」ことを掲げ、ローン・クレジットカード事業、信用保証事業、海外金融事業の3事業を中核事業と位置づけ、「社会に信頼されるリーディングカンパニー」の実現をはかってまいりました。

また、2023年3月期を初年度とする3カ年の中期経営計画において「ビジョン」を策定し、全てのステークホルダーへの約束をより明確化しました。


 

(2) 目標とする経営指標

当社グループが目標とする経営指標は、株主価値の向上と安定した経営を持続していくため、自己資本当期純利益率(ROE)、総資産当期純利益率(ROA)、1株当たりの当期純利益、自己資本比率に加え、総資産に信用保証残高を加算して算出した自己資本比率を重視しております。

 

(3) 中長期的な会社の経営戦略

当社グループを取り巻く経営環境については、少子高齢化をはじめとする社会構造の変化や、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う生活様式の変化に加え、競争環境が激化するなど引き続き厳しい状況が続く見通しであります。

このような環境下、当社グループは、これまで培ってきた国内外のコンシューマーファイナンスビジネス、業務の集中化などローコストオペレーション等のノウハウをベースに、ローン・クレジットカード事業においてはCredit as a Service型のエンベデッド・ファイナンス事業による業容の拡大、信用保証事業においては事業会社との保証提携実現、並びに海外金融事業においてはアジア地域での金融事業の規模拡大などに注力いたします。また、次に掲げる中期方針に基づき、ステークホルダーとの相互信頼を深めるとともに、ダイバーシティや健康経営の推進等、SDGsで掲げられた社会課題の解決に向けて取り組み、社会とともに発展していくことを目指してまいります。


 

(4) 対処すべき課題

2023年3月期を初年度とする3カ年の中期経営計画を策定するにあたり、「ビジョン」の見直しを実施しステークホルダーごとへの約束をより明確化するとともに、ビジョンの実現に向け取り組むべきことを「中期方針」として定めました。各事業の領域拡大に向け重点的に取り組むべき事項に注力するとともに、企業価値の向上に取り組んでまいります。

また、当社は、社会課題の解決と企業価値の向上を両立させることを目指し、サステナビリティ基本方針を策定しています。加えて、当社が企業活動を行う上で、最も大切にすべき普遍的価値観である企業理念と、社会課題への取り組みに対するステークホルダーからの期待を踏まえ、当社だからできる課題の解決や社会の発展に貢献すべく、5つのマテリアリティ(重点領域)を選定しております。

 

[マテリアリティ(重点領域)]

 


当連結会計年度においては、持続可能な社会の実現に貢献する経営を推進するため、「経営企画部」の下部機構に「サステナビリティ推進室」を新設し、マテリアリティに基づく取り組みを推進するとともに、ホームページでの情報開示も積極的に努めてまいりました。なお、サステナビリティに関する考え方や取り組みについては、「2 [サステナビリティに関する考え方及び取組]」をご参照ください。

今後も、当社に求められる社会的責任と使命を果たし、社会とともに成長する企業となるべく、企業価値の向上を図ってまいります。

中期経営計画の最終年度となる2025年3月期の目標は、国内市場においては、ローン・クレジットカード事業残高9,842億円、信用保証事業残高1兆3,194億円、合計で2兆3,036億円、海外市場においては、タイ王国のEASY BUY Public Company Limitedのローン事業残高573億タイバーツ、フィリピン共和国のACOM CONSUMER FINANCE CORPORATIONのローン事業残高31億フィリピンペソとしており、グループ全体で2.5兆円を目指してまいります。

なお、目標等の将来に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいており、その達成を当社として約束する趣旨のものではありません。当社が想定していない外部環境の変化などの影響により、実際の業績等は異なる可能性があります。

 

 中期経営計画においては、事業の拡大に努め、以下の課題に取り組んでまいります。
 

(ローン・クレジットカード事業)

ローン・クレジットカード事業においては、急速に変化しているデジタル環境を的確かつスピーディーに捉え、既存のお客さまとの取引拡大や、新規集客の強化、コロナ禍で縮小した業容の早期回復に注力いたします。また、従来からの取り組みに加え、Credit as a Service型のエンベデッド・ファイナンス事業により業容の拡大を推進すべく新たに設立したGeNiE株式会社において、エンドユーザーを有する事業者とパートナーシップを組むことにより、パートナーのサービスを利用しているお客さまへ新しい体験となる金融サービスを提供してまいります。加えて、日本中の誰もが「はじめたいこと」に挑戦できる社会を実現するために2021年11月に開始した「はじめたいこと、はじめよう!PROJECT」やその他の社会貢献活動などによるブランド力の向上に努めるとともに、ICTの進化によってもたらされるお客さまの新たなニーズを的確に捉え、良質な顧客体験の提供にも取り組んでまいります。

 

(信用保証事業)

信用保証事業においては、カードローンのニーズのあるお客さまにサービスを提供している事業会社との保証提携実現や金融機関との新規保証提携による業容の拡大を推進するとともに、既存提携先との深度あるコミュニケーションを通じて更なる連携強化に取り組んでまいります。提携先金融機関ごとの、より高度化するニーズに応えるため、当社の強みであるローン・クレジットカード事業で培ったノウハウを最大限活用し、サービス機能の強化、向上に注力するとともに、適正な審査に努め、お客さまの健全な資金ニーズに応えてまいります。

 

(海外金融事業)

海外金融事業においては、タイ王国のEASY BUY Public Company Limitedの事業の拡大と債権内容の健全性維持に取り組むとともに、フィリピン共和国のACOM CONSUMER FINANCE CORPORATIONを海外金融事業における第二の収益の柱とすべく注力してまいります。また、ACOM (M) SDN. BHD.を設立したマレーシアにおいて、早期に事業を開始できるように努めてまいります。

その他アジア諸国についても、新規進出の実現に向けた調査・分析活動を着実に推進し、海外金融事業の拡大を目指します。

 

 

3 【事業等のリスク】

[当社のリスク管理体制]

当社を取り巻く経営環境の変化に伴い、管理すべきリスクも複雑化・多様化しております。このような状況の中、リスクを十分に認識し、経営の健全性維持と安定的な収益性、成長性の確保を図るためにリスク管理体制を充実・強化することが経営上の最重要課題の一つであると認識しております。当社では、「リスク管理規程」において定められた管理すべきリスクについて、担当部室がリスクの特定・評価・制御を行っております。また、リスク統括部において、リスクを統合的に管理しております。業務執行におけるリスク管理活動においては、リスク管理報告会で協議・報告がなされ、リスク委員会は、リスク管理に関する重要事項の審議を行うとともに、リスク管理状況等をモニタリングし、結果を取締役会へ提言・報告しております。

 

[体制図]


当社は、リスクシナリオの蓋然性と業務への影響度に基づき、その重要性を判定しており、当社を取り巻く経営環境において、将来に亘って、事業に重要な影響を与える可能性があると経営が認識したリスクをトップリスクとして選定しております。トップリスクに対しては、リスクの高まりや予兆等の評価を行い、必要な対策を講じることでリスクの抑制等を図っております。

また、リスクが顕在化した場合においても、迅速に対応する体制を整備しております。なお、トップリスクは毎期、リスク委員会において審議され、経営会議にて決議しております。

 

 

[トップリスク]

リスク事象

リスクシナリオ

事業収益の低下

・ローン・クレジットカード事業、信用保証事業、海外金融事業における収益の低下

・お客さまのニーズに適したITサービスが提供できないことによる競争力の低下

与信費用の増加

ローン・クレジットカード事業、信用保証事業、海外金融事業における貸倒関連費用の増加

ITリスク

・重要なシステム案件の企画及び開発の遅延により事業継続に影響を及ぼす事態の発生

・サイバー攻撃による顧客情報の漏洩、及び顧客サービス等の停止

・システム障害による顧客取引への重大な影響を及ぼす事態の発生

外的要因により影響を及ぼす事態

感染症、自然災害、テロ等により、業務遂行に重大な影響を及ぼす事態の発生

利息返還金の増加

想定を超える利息返還金による利息返還損失引当金繰り入れの発生

コンダクトリスク

消費者保護や市場の健全性維持等の観点において、ステークホルダーに重大な影響を及ぼす事態の発生

資金調達

市場金利の上昇、当社の業績悪化、格付の低下等による資金繰りの悪化

人材の不足

必要な人材の不足による競争力の低下

 

 

当社グループの事業等のリスクについて、上記トップリスクに係る分析を踏まえ、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を以下に記載しております。

本項においては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は、別段の記載のない限り、本有価証券報告書提出日現在において判断したものです。

 

(1) 事業収益の低下について

当社グループは、ローン・クレジットカード事業、信用保証事業、海外金融事業を中核3事業と定め、事業収益を安定的・持続的に拡大させるべく、各種の施策に取り組んでおります。2023年3月期の営業収益は2,737億9千3百万円(前期比+4.4%)であり、その内、ローン・クレジットカード事業収益は1,451億7千4百万円(前期比+2.0%)、信用保証事業収益は662億7千8百万円(前期比+5.4%)、海外金融事業収益は565億3千7百万円(前期比+10.3%)となっており、中核3事業で連結営業収益の97.9%を占めております。

各事業における収益低下のリスクについては、以下のとおりです。

 

① ローン・クレジットカード事業について

ローン・クレジットカード事業収益は、顧客口座件数の増減や顧客口座1件あたりの残高の増減、顧客から受領する約定金利等に伴って変動することから、これらに関連する様々な外的要因により、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

また、顧客のニーズに適したITサービスが提供できないことにより、競合他社との競争力が低下し、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

外的要因の例としては、消費者金融業界に係る司法判断や法的枠組みの変更、競合他社との競争環境激化や新たな企業の参入、大規模な事故・災害・感染症拡大等に伴う個人消費の減退等が挙げられます。

なお、ローン・クレジットカード事業は、営業収益全体の53.0%を占めており、当該事業の収益が低下した場合の影響は大きいことから、新規集客の増加、商品・サービス機能の向上等に取り組んでおります。

また、営業貸付金利息の計画比推移等を定期的に管理・分析し、各種対策を含めリスク管理報告会やリスク委員会等へ報告する態勢により、適切にリスクコントロールを実施しております。

 

② 信用保証事業について

信用保証事業収益は、保証口座件数の増減や保証口座1件あたりの残高の増減、提携先から受領する保証料率等に伴って変動することから、これらに関連する様々な外的要因により、当社及びエム・ユー信用保証株式会社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

外的要因の例としては、銀行等金融機関に係る司法判断や法的枠組みの変更、大規模な事故・災害・感染症拡大等に伴う個人消費の減退等が挙げられます。

なお、信用保証事業は、営業収益全体の24.2%を占めており、当該事業の収益が低下した場合の影響は大きいことから、当社及びエム・ユー信用保証株式会社は、信用保証事業において、提携先との連携強化に取り組み、適正な審査を継続するとともに、債権内容や広告の効果等に関する分析結果の提供、及び提携先の業績向上や安定成長に向けた各種支援を行っております。

また、信用保証事業収益の計画比推移等を定期的に管理・分析し、各種対策を含めリスク管理報告会やリスク委員会等へ報告する態勢により、適切にリスクコントロールを実施しております。

 

③ 海外金融事業について

海外金融事業収益は、顧客口座件数の増減や顧客口座1件あたりの残高の増減、顧客から受領する約定金利等に伴って変動するため、これらに関連する様々な外的要因により、タイ王国のEASY BUY Public Company Limited(以下「EASY BUY」)及びフィリピン共和国のACOM CONSUMER FINANCE CORPORATION(以下「ACF」)の業績に影響を及ぼす可能性があります。

外的要因の例としては、国家間対立やこれに起因する経済制裁等の影響、進出国における司法判断や法的枠組みの変更、競合他社との競争環境激化、大規模な事故・災害・感染症拡大等に伴う個人消費の減退、為替レートの変動等が挙げられます。

なお、海外金融事業は、営業収益全体の20.6%を占めており、当該事業の収益が低下した場合の影響は大きいことから、EASY BUY及びACFの2社において、新規集客の増加、商品・サービス機能の向上等に取り組んでおります。

また、海外金融事業における最大の連結子会社であるEASY BUYの営業収益の計画比推移等を定期的に管理・分析し、各種対策を含めリスク管理報告会やリスク委員会等へ報告する態勢により、適切にリスクコントロールを実施しております。

 

(2) 与信費用の増加について

当社グループは、総資産の大半を占めている営業貸付金・割賦売掛金・求償債権について、貸倒費用(貸倒引当金繰入額及び債務保証損失引当金繰入額の合計額)を計上しておりますが、今後の経済情勢、市場環境、社会構造の変化や、法制度の改正等により、顧客の信用力が低下し返済金の支払遅延が増加するおそれがあり、その結果、貸倒費用の増加等、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

なお、顧客の信用力について定期的にモニタリングを行い、債権の健全性維持に努めております。

 

(3) 外的要因により影響を及ぼす事態について
① 新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルス感染症は収束に向かってはいるものの、感染再拡大となった場合には、以下記載の内容により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

・自動契約機の営業時間の短縮、コールセンター等の営業日・営業時間の見直しによる一部業務の縮小、外出自 粛等に伴う資金需要の低下によるローン・クレジットカード事業残高、信用保証事業残高、海外金融事業残高、営業収益の減少。

・顧客の収入減少等に伴う債権内容の悪化による、貸倒関連費用の増加。

 

② 事故・災害等について

当社グループは、首都圏等事業基盤が集中している地域において地震・風水害等の自然災害や紛争・テロ等により、施設・設備の損害、顧客・従業員への人的被害等があった場合、当社グループの業績や事業継続に影響を及ぼす可能性があります。

こうした不測の事態に備えて事業継続計画を定め、コールセンター・基幹システム等のバックアップ体制を構築しております。

また、災害発生時における対応について、教育・訓練等を定期的に行うことで実効性を確認し、重要な業務を継続できる態勢の整備・強化を図っております。

 

(4) ITリスクについて

当社グループは、大規模なコンピュータシステムを保有しており、各拠点をはじめ、顧客や外部接続先等のシステムと通信ネットワークを使用のうえ、個人情報等の情報を処理し、適切な保管、取り扱いに努めております。

しかしながら、重要なシステム案件の企画及び開発の遅延、システム障害やサイバー攻撃、不正アクセス、コンピュータウイルス感染、災害等の外生的事象等を起因としたシステムの停止・誤作動又は不正使用、あるいは電子データの改ざん・漏洩、又は通信会社及びコンピュータシステム事業者のサポート停止等を完全には防止できない可能性があります。

このような場合、顧客サービスの提供や当社グループの営業に支障を来し、当社グループへの信頼が損なわれ、業績に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループは、システムの安定稼動のため、システム計画・開発及び運用の面からモニタリング等を行い、システム障害等の未然防止に努めるとともに、リソースの再配分、不測の事態に備えた体制や手順の整備、訓練等の対策を講じております。

 

(5) 利息返還金の増加について

当社のローン事業においては、2007年6月17日以前に契約締結したローン商品の貸付金利等は、「利息制限法」の上限金利を上回るものがあります。

「利息制限法」の上限金利の超過部分については無効とされておりますが、2010年6月18日に改正貸金業法が完全施行される前の利息制限法の下では、債務者が当該超過部分を任意に支払った時は、その返還を請求することはできないとされ、また、完全施行前の貸金業法附則第13条においても、一定の要件を満たしていれば、有効な利息の債務の弁済とみなすとされておりました。

しかしながら、2006年1月13日の最高裁判所判決において、約定利息の返済が遅れた場合に期限の利益を喪失する契約条項が付されたケースでは、利息制限法超過部分の支払を強制することになるため、任意性を要件とする「みなし弁済の要件」が充たされていないとの判決が下されたことを理由として、消費者金融事業を営む各社に対し、支払金等の返還を求める訴訟が複数提起されており、このような請求を認める判決も複数下されております。

当社の顧客が、貸付金の減額や過剰支払金等の返還を求める場合、当社は貸付金の放棄や支払金等を返還することがあります。

また、これによる貸付金放棄額や支払金等返還額(以下「利息返還損失」)は、着実に減少しているものの、引き続き、返還請求件数等の状況を注視しております。今後、利息返還損失の発生状況や利息返還損失引当金の計上、及び利息返還を求める訴訟において、当社を含む貸金業者にとって著しく不利となる司法の判決等が、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

利息返還損失は、最も多かった2011年3月期以降、毎期減少し続けていることを鑑みると、今後、利息返還損失が急増する可能性は限定的であると考えられるものの、外部環境の変化等の影響を受けやすいことから、引き続き動向に留意する必要があります。

また、利息返還損失については、予め四半期末ごとに基準値を設定しており、利息返還損失における実績と基準値との乖離状況について管理・報告する態勢により、適切にリスクコントロールを実施しております。

 

(6) コンダクトリスクについて

役職員の不適切な行為や社会規範から逸脱した行為等が原因で、顧客及び消費者金融市場からの信用失墜により、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループでは、コンプライアンスを実践していく上で自覚すべき「基本的な価値観や方針」、それを実践していくために遵守すべき「行動基準」を定めた「アコムグループ倫理綱領・行動基準」を制定し、役職員に対する研修等を通じて、正しい行動を実践するカルチャーの醸成に努めております。

また、法令違反や不正行為の防止・発見のために予防策を講じるとともに、顧客保護等を目的とした消費者啓発活動、与信業務の厳格化や取引モニタリング等に取り組んでおります。

 

(7) 資金調達について

当社グループは、営業活動と債務の返済のために必要な資金については、金融機関等からの借入金による間接調達と、社債発行等による資本市場からの直接調達を行っております。

しかしながら、既存の主要借入先が金融グループの再編成、又は、それ以外の要因により、当社グループに対する貸出政策を変更する可能性があることに加え、資本市場が将来的にも依拠できる資金調達源として利用ができなくなる可能性があります。

また、市場金利の急上昇、当社の業績悪化、信用格付の変動等、資金調達環境が悪化した場合、金融費用の増加や資金調達額に制約を受け、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

そのため、当社グループは、一定程度の手元流動性を確保したうえで、調達金利の固定化、長短調達比率の維持、借入金返済額の平準化、調達手段の多様化等により、適切にリスクコントロールを実施しております。

 

(8) 人材の不足について

労働人口の減少や人材の流動化といった外部環境により、必要な人材が十分に確保できない場合、当社グループの持続的成長に影響を及ぼす可能性があります。

当社グループでは、多様な人材の能力・アイディア・価値観等を尊重し、企業理念を具現化できる人材の確保に注力しております。

具体的には、新卒及び中途採用活動を通じて優秀・有望な人材の確保を行うとともに、人材育成方針に基づき、選抜教育やデジタル人材育成等、研修体系を充実させることで、人材の育成に取り組んでおります。

また、基本給の引き上げや副業・兼業の導入等の各種人事制度、福利厚生の充実、ビジョンの浸透への取組、自己啓発の支援等により、働きがい・働きやすさの向上を図っております。

 

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

(1) 業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症への対策や各種政策により社会経済活動の正常化が進み、景気は持ち直しの傾向にあります。しかしながら、国際情勢の緊迫や世界的な資源価格の高騰などもあり、物価上昇が個人消費へ与える影響については注視する必要があります。また、海外においては国ごとに状況は異なりますが、タイ王国においては2022年10月に非常事態宣言が解除されるなど新型コロナウイルス感染症の沈静化を背景に、個人消費の拡大による景気持ち直しの動きが見られました。フィリピン共和国においても同様の状況であるものの、インフレの昂進によって個人消費の拡大に鈍化が見られました。

国内のノンバンク業界においても、資金需要に持ち直しの動きが見られるものの、国内経済同様に、今後の動向について注視する必要があります。また、利息返還請求件数については減少傾向が続いておりますが、外部環境の変化等の影響を受けやすいことから、引き続き動向に留意する必要があります。

このような中、当社グループは、2023年3月期を初年度とする中期経営計画において、各ステークホルダーへの約束をビジョンとして掲げ、このビジョンの実現に向け3年間で取り組むことを中期方針として定めました。コロナ禍を始めとする外部環境の変化に対応しつつ、ビジョンや中期方針に沿った営業活動を引き続き推進してまいります。

 

①前期比分析

 

 

前連結会計年度
(実績)

当連結会計年度
(実績)

前期比

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

比率(%)

営業収益

262,155

273,793

11,638

4.4%

 

ローン・クレジットカード事業

142,302

145,174

2,871

2.0%

 

信用保証事業

62,861

66,278

3,417

5.4%

 

海外金融事業

51,239

56,537

5,297

10.3%

 

債権管理回収事業

5,662

5,680

17

0.3%

営業利益

34,779

87,287

52,508

151.0%

 

ローン・クレジットカード事業

△8,879

40,686

49,565

-

 

信用保証事業

23,991

25,643

1,651

6.9%

 

海外金融事業

18,347

19,681

1,334

7.3%

 

債権管理回収事業

1,641

1,050

△ 590

△ 36.0%

経常利益

35,441

87,485

52,044

146.8%

親会社株主に帰属する当期純利益

55,678

54,926

△ 751

△ 1.4%

 

(注)前連結会計年度(実績)及び当連結会計年度(実績)における「営業収益」及び「営業利益」の金額は、内訳として記載している金融サービス事業別の合計値と差異があります。当該差異については、「第5[経理の状況] 1[連結財務諸表等] [注記事項](セグメント情報等)[セグメント情報]4 報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)」をご参照ください。

 

当連結会計年度における営業収益は、営業貸付金の増加や円安の為替影響により営業貸付金利息が増加したこと等により、2,737億9千3百万円(前期比4.4%増)となりました。また、営業費用は、前年の利息返還損失引当金繰入額の計上(589億2千3百万円)が剥落したこと等により、1,865億6百万円(前期比18.0%減)となりました。その結果、営業利益は872億8千7百万円(前期比151.0%増)、経常利益は874億8千5百万円(前期比146.8%増)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、法人税等調整額の増加を主因に549億2千6百万円(前期比1.4%減)となりました。

なお、金融サービス事業別の状況については「(2)金融サービス事業別の状況」に記載しております。

 

②計画比分析

 

 

当連結会計年度
(計画)

当連結会計年度
(実績)

計画比

金額(百万円)

金額(百万円)

金額(百万円)

比率(%)

営業収益

268,300

273,793

5,493

2.0%

 

ローン・クレジットカード事業

145,600

145,174

△ 425

△ 0.3%

 

信用保証事業

66,400

66,278

△ 121

△ 0.2%

 

海外金融事業

50,900

56,537

5,637

11.1%

 

債権管理回収事業

5,400

5,680

280

5.2%

営業利益

87,900

87,287

△ 612

△ 0.7%

経常利益

88,200

87,485

△ 714

△ 0.8%

親会社株主に帰属する当期純利益

62,400

54,926

△ 7,473

△ 12.0%

 

(注)当連結会計年度(実績)における「営業収益」の金額は、内訳として記載している金融サービス事業別の合計値と差異があります。当該差異については、「第5[経理の状況] 1[連結財務諸表等] [注記事項](セグメント情報等)[セグメント情報]4 報告セグメント合計額と連結財務諸表計上額との差額及び当該差額の主な内容(差異調整に関する事項)」をご参照ください。

 

当連結会計年度における営業収益は、海外金融事業の営業収益が円安の為替影響により計画を上回ったことを主因に、計画比54億9千3百万円増(2.0%増)となりました。営業利益は、貸倒関連費用が計画を上回ったことを主因に、計画比6億1千2百万円減(0.7%減)、経常利益は計画比7億1千4百万円減(0.8%減)となりました。親会社株主に帰属する当期純利益は、特別損失に減損損失を計上したことで計画比の差異が拡大し、計画比74億7千3百万円減(12.0%減)となりました。

なお、金融サービス事業別の状況については「(2)金融サービス事業別の状況」に記載しております。

 

(2) 金融サービス事業別の状況

① ローン・クレジットカード事業

国内のローン・クレジットカード事業においては、新規集客の強化、商品・サービス機能の向上、債権内容の健全性維持等に取り組んでまいりました。

新規集客の強化については、SNSを活用した新規施策等に取り組みました。また、商品・サービス機能の向上については、当社が発行するMasterCard®においてApple Pay®(注1)及びGoogle Pay™(注2)への対応を開始するなど、お客さまの利便性向上に向けて取り組んでおります。

これらの営業活動に加え、与信精度の向上をはじめ、与信研修や応対品質研修などの人材育成強化を通じて、債権内容の健全性維持、応対品質をはじめとするお客さまへのサービス向上に努めてまいりました。

なお、国内子会社であるGeNiE株式会社においては、システム開発の遅れ等によりエンベデッド・ファイナンス事業の開始時期が後ろ倒しになっております。

国内のローン事業においては、個人消費の持ち直しの動きに伴い、当連結会計年度末における当社の営業貸付金は、8,109億5千8百万円(前期末比3.6%増)となりました。また、クレジットカード事業においては、取扱高が増加し、割賦売掛金は1,035億7千5百万円(前期末比17.7%増)となりました。

当連結会計年度の業績においては、割賦売掛金の増加に伴い包括信用購入あっせん収益が増加したこと等により、営業収益は1,451億7千4百万円(前期比2.0%増、計画比0.3%減)となりました。また、前年の利息返還損失引当金繰入額の計上(589億2千3百万円)が剥落したこと等により営業費用は減少し、営業利益は406億8千6百万円(前期は営業損失88億7千9百万円)となりました。

(注1)Apple Pay®は、Apple Inc.の商標です。 

(注2)Google Pay™は、Google LLCの商標です。

 

 

② 信用保証事業

信用保証事業においては、提携先との深度あるコミュニケーションに努め、適正な保証審査を継続してまいりました。また、共通の広告素材を複数の提携先で使用する共同広告の活用による提携先の新規集客の強化や技術指導出向による各種営業施策、業務効率化の支援等に取り組んでまいりました。

さらに、2023年3月には、LINE Credit株式会社との業務提携契約が実現するなど、事業会社を含めた新規提携先の開拓についても努めてまいりました。

信用保証事業においては、個人消費の持ち直しの動きに伴い、当連結会計年度末における当社及びエム・ユー信用保証株式会社の信用保証残高は合算で1兆2,128億8千3百万円(前期末比3.4%増)となりました。

当連結会計年度の業績においては、信用保証残高の増加や保証料率の上昇に伴い保証料収入が増加したこと等により、営業収益が662億7千8百万円(前期比5.4%増、計画比0.2%減)となり、営業利益は256億4千3百万円(前期比6.9%増)となりました。

 

③ 海外金融事業

海外金融事業においては、規模の拡大を目指し事業を推進してまいりました。

タイ王国でローン事業を営むEASY BUY Public Company Limited(以下、EASY BUY)においては、ブランドイメージ向上、新規集客拡大を目標に、Umay+(ユメプラス)ブランドを積極展開することにより、同国内においてトップブランドの地位を築いております。また、バーチャルカード発行や領収書の電磁交付等、モバイルアプリケーションを活用することで、サービス力強化に取り組んでまいりました。

フィリピン共和国でローン事業を営むACOM CONSUMER FINANCE CORPORATION(以下、ACF)においては、Webマーケティング強化により新規集客の強化を図りつつ、債権品質の良化に取り組んでまいりました。

マレーシアに設立したACOM (M) SDN.BHD.においては、2023年度の事業開始に向けて、システム構築などの開業準備を進めております。その他アジア諸国についても、事業展開の可能性を探り、調査活動を推進しております。

海外金融事業においては、円安の為替影響に個人消費の持ち直しの動きも加わり、当連結会計年度末の営業貸付金は、EASY BUYが2,153億1千5百万円(前期末比13.2%増)、ACFが34億3千7百万円(前期末比80.9%増)となりました。

当連結会計年度の海外金融事業における業績は、営業貸付金利息の増加に円安の為替影響も加わり営業収益が565億3千7百万円(前期比10.3%増、計画比11.1%増)となり、営業利益は196億8千1百万円(前期比7.3%増)となりました。

 

④ 債権管理回収事業

債権管理回収事業においては、サービサー市場の縮小傾向が続く中、既存取引先との関係強化に注力するとともに、回収手法の高度化など営業力、回収力の強化に取り組んでまいりました。

当連結会計年度の業績においては、買取債権回収高が増加したこと等により営業収益が56億8千万円(前期比0.3%増、計画比5.2%増)となりましたが、貸倒関連費用が増加したこと等により営業費用が増加し、営業利益は10億5千万円(前期比36.0%減)となりました。

 

 

(3) 財政状態の分析

当連結会計年度末における財政状態は、前連結会計年度末に比べ総資産は340億2千万円の増加、負債合計は218億5千4百万円の減少、純資産は558億7千4百万円の増加となりました。資産、負債、純資産の増減状況は次のとおりであります。

 

(資産の部)

資産の部については、流動資産が514億9千2百万円の増加、固定資産が174億7千1百万円の減少となり、資産合計では340億2千万円の増加となりました。流動資産の主な増減内容は、営業貸付金(544億4千5百万円)、割賦売掛金(156億5千5百万円)などの増加、現金及び預金(165億7千6百万円)などの減少であります。なお、営業貸付金の増加要因には為替影響が含まれております。固定資産の主な減少内容は、繰延税金資産(123億2千4百万円)、本社移転に伴う用途変更により減損損失を計上したことなどによる器具及び備品の減少(33億1千6百万円)などであります。また、流動資産と固定資産に計上している貸倒引当金は、合計で57億1千6百万円の増加となりました。

 

(負債の部)

負債の部については、流動負債が78億6千3百万円の減少、固定負債が139億9千万円の減少となり、負債合計では218億5千4百万円の減少となりました。主な増減内容は、利息返還損失引当金(284億7千6百万円)などの減少、借入金・社債などの資金調達残高(106億8千2百万円)などの増加であります。

 

(純資産の部)

純資産の部については、利益剰余金の増加により株主資本が408億2千6百万円の増加、為替換算調整勘定の増加などによりその他の包括利益累計額が83億7千9百万円の増加、非支配株主持分が66億6千8百万円の増加となり、純資産合計では558億7千4百万円の増加となりました。この結果、自己資本比率は2.7ポイント増加し44.8%となりました。

 

(4) キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」)は、前連結会計年度末から165億7千6百万円減少し、576億6千6百万円となりました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動による資金は、13億1千8百万円の減少(前期比474億7百万円減)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益(848億3百万円)、利息返還損失引当金の減少(284億7千6百万円)となり、営業貸付金の増加(337億6千8百万円)、割賦売掛金の増加(155億8千2百万円)、法人税等の支払額(192億3千3百万円)などの減少要因が発生したことによるものです。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動による資金は、26億9千2百万円の減少(前期比13億3千9百万円増)となりました。これは主に、無形固定資産及び有形固定資産の取得による支出(46億8千1百万円)などの減少要因によるものです。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動による資金は、129億3千3百万円の減少(前期比372億2千8百万円増)となりました。これは主に、配当金の支払額が140億9千8百万円となったことなどによるものです。 

 

当社グループの資本の財源については、金融機関からの借入や社債の発行等によって資金調達を行っております。また、資金の流動性については、主要銀行とのコミットメントライン契約や当座借越契約など多様な調達手段とあわせて、十分な流動性を確保しております。

 

(5) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表を作成するにあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を及ぼす見積り及び仮定を用いておりますが、これらの見積り及び仮定に基づく数値は実際の結果と異なる可能性があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要な利息返還損失引当金の算定、貸倒引当金の算定、及び繰延税金資産の算定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。

 

(6) 営業実績

① 事業別営業収益

 

事業別

前連結会計年度
(自 2021年4月1日
  至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

金額(百万円)

構成割合
(%)

金額(百万円)

構成割合
(%)

金融サービス事業

国内

ローン事業

130,690

49.9

131,829

48.2

クレジットカード事業

11,605

4.4

13,340

4.9

信用保証事業

62,861

24.0

66,278

24.2

債権管理回収事業

5,662

2.2

5,680

2.1

その他

71

0.0

130

0.0

海外

ローン事業

51,190

19.5

56,456

20.6

インストールメントローン事業

72

0.0

77

0.0

合計

262,155

100.0

273,793

100.0

 

(注)事業の区分は、第5[経理の状況] 1[連結財務諸表等] [注記事項] (セグメント情報等) に合わせて記載しております。

 

② 金融サービス事業の取扱高及び期末残高

(イ) 取扱高

 

事業別

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

金額(百万円)

構成割合
(%)

金額(百万円)

構成割合
(%)

国内

ローン事業

337,063

65.0

375,703

63.3

クレジットカード事業

52,224

10.1

62,048

10.4

債権管理回収事業

2,176

0.4

2,400

0.4

海外

ローン事業

125,782

24.3

152,380

25.7

インストールメントローン事業

864

0.2

938

0.2

合計

518,111

100.0

593,471

100.0

 

(注)1 事業の区分は、第5[経理の状況] 1[連結財務諸表等] [注記事項] (セグメント情報等) に合わせて記載しております。

 2 上記事業の内容及び取扱高の範囲は次のとおりであります。

 ・ローン事業

直接顧客に金銭を貸付ける取引であり、取扱高の範囲は顧客に対する期中の融資額であります。

 ・クレジットカード事業

クレジットカードによる包括的審査に基づいたあっせん取引であり、取扱高の範囲はクレジットカードによる期中のショッピング信用供与額であります。

 ・債権管理回収事業

債権の買取金額であります。

 ・インストールメントローン事業

クレジットカードは用いず、取引の都度、顧客に対する取引審査・取引判断等を行うあっせん取引であり、取扱高の範囲はクレジット対象額に顧客手数料を加算した金額であります。

 

 

 

 

 

(ロ) 期末残高

 

事業別

前連結会計年度

 (2022年3月31日

当連結会計年度

 (2023年3月31日

金額(百万円)

構成割合
(%)

金額(百万円)

構成割合
(%)

国内

ローン事業

783,174

73.1

810,974

71.0

クレジットカード事業

87,962

8.2

103,575

9.1

債権管理回収事業

7,988

0.7

7,630

0.7

海外

ローン事業

192,107

17.9

218,753

19.1

インストールメントローン事業

677

0.1

719

0.1

合計

1,071,910

100.0

1,141,653

100.0

 

(注)事業の区分は、第5[経理の状況] 1[連結財務諸表等] [注記事項] (セグメント情報等) に合わせて記載しております。

 

③ 店舗数

 

区分

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

店舗

 

 

(店)

945

865

 

 

④ 利用者数

 

事業別

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

国内

ローン事業

(件)

1,516,128

1,609,378

クレジットカード事業

(名)

500,298

629,988

債権管理回収事業

(件)

435,090

410,289

海外

ローン事業

(件)

1,465,711

1,471,495

インストールメントローン事業

(件)

15,145

12,997

 

(注)1 事業の区分は、第5[経理の状況] 1[連結財務諸表等] [注記事項] (セグメント情報等) に合わせて記載しております。

 2 上記事業別の利用者数の範囲は次のとおりであります。

 ・ローン事業

 営業貸付金残高を有する口座数

 ・クレジットカード事業

 「MasterCard®」有効会員数

 ・債権管理回収事業

 債権買取額の残高を有する口座数

 ・インストールメントローン事業

 割賦売掛金残高を有する契約件数

 

 

 

⑤ 営業貸付金残高の内訳

(イ) 貸付種別残高

 

貸付種別

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

件数(件)

構成
割合
(%)

残高
(百万円)

構成
割合
(%)

平均
約定
金利
(%)

件数(件)

構成
割合
(%)

残高
(百万円)

構成
割合
(%)

平均
約定
金利
(%)

消費
者向

無担保(住宅
向を除く)

2,980,717

100.0

972,307

99.7

17.02

3,079,927

100.0

1,027,209

99.8

17.17

有担保(住宅
向を除く)

1,112

0.0

2,949

0.3

11.44

938

0.0

2,500

0.2

11.30

住宅向

2,981,829

100.0

975,256

100.0

17.00

3,080,865

0.0

1,029,709

100.0

17.16

事業
者向

無担保

2

0.0

2

0.0

15.00

2

0.0

2

0.0

15.00

有担保

8

0.0

23

0.0

6.55

6

0.0

16

0.0

8.83

10

0.0

25

0.0

7.28

8

0.0

18

0.0

9.56

合計

2,981,839

100.0

975,282

100.0

17.00

3,080,873

100.0

1,029,728

100.0

17.16

 

 

(ロ) 業種別残高

 

業種別

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

件数(件)

構成割合
(%)

残高
(百万円)

構成割合
(%)

件数(件)

構成割合
(%)

残高
(百万円)

構成割合
(%)

農業、林業、漁業

建設業

2

0.0

5

0.0

2

0.0

5

0.0

製造業

1

0.0

1

0.0

1

0.0

0

0.0

電気・ガス・熱供給・水道業

情報通信業

運輸業、郵便業

1

0.0

3

0.0

卸売業、小売業

1

0.0

2

0.0

金融業、保険業

1

0.0

2

0.0

1

0.0

2

0.0

不動産業、物品賃貸業

宿泊業、飲食サービス業

教育、学習支援業

医療、福祉

複合サービス事業

サービス業(他に分類されないもの)

4

0.0

10

0.0

4

0.0

9

0.0

個人

2,981,829

100.0

975,256

100.0

3,080,865

100.0

1,029,709

100.0

特定非営利活動法人

その他

合計

2,981,839

100.0

975,282

100.0

3,080,873

100.0

1,029,728

100.0

 

(注) 個人事業主に対する事業性貸付は、「個人」以外の該当する業種に記載しております。

 

 

(ハ) 担保種類別残高

 

受入担保の種類

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

残高(百万円)

構成割合(%)

残高(百万円)

構成割合(%)

有価証券

 

(うち株式)

(―)

(―)

(―)

(―)

債権

 

(うち預金)

(―)

(―)

(―)

(―)

商品

不動産

2,972

0.3

2,516

0.2

財団

その他

2,972

0.3

2,516

0.2

保証

無担保

972,309

99.7

1,027,211

99.8

合計

975,282

100.0

1,029,728

100.0

 

 

(ニ) 貸付期間別残高

 

貸付期間別

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

件数(件)

構成割合
(%)

残高
(百万円)

構成割合
(%)

件数(件)

構成割合
(%)

残高
(百万円)

構成割合
(%)

無担保ローン

リボルビング

2,811,321

94.3

918,416

94.2

2,903,293

94.3

971,893

94.4

1年以下

1,332

0.0

126

0.0

1,271

0.0

141

0.0

1年超5年以下

127,165

4.3

38,278

3.9

144,298

4.7

44,278

4.3

5年超10年以下

32,622

1.1

9,823

1.0

24,514

0.8

6,428

0.6

10年超15年以下

8,208

0.3

5,624

0.6

6,472

0.2

4,410

0.5

15年超20年以下

60

0.0

36

0.0

67

0.0

49

0.0

20年超25年以下

8

0.0

4

0.0

10

0.0

7

0.0

25年超

3

0.0

0

0.0

4

0.0

1

0.0

2,980,719

100.0

972,309

99.7

3,079,929

100.0

1,027,211

99.8

有担保ローン

リボルビング

856

0.0

2,168

0.2

729

0.0

1,857

0.2

1年以下

1

0.0

4

0.0

2

0.0

7

0.0

1年超5年以下

40

0.0

50

0.0

39

0.0

51

0.0

5年超10年以下

123

0.0

291

0.1

92

0.0

242

0.0

10年超15年以下

48

0.0

155

0.0

40

0.0

113

0.0

15年超20年以下

7

0.0

27

0.0

6

0.0

16

0.0

20年超25年以下

45

0.0

273

0.0

36

0.0

228

0.0

25年超

1,120

0.0

2,972

0.3

944

0.0

2,516

0.2

リボルビング

2,812,177

94.3

920,584

94.4

2,904,022

94.3

973,751

94.6

1年以下

1,333

0.0

131

0.0

1,273

0.0

149

0.0

1年超5年以下

127,205

4.3

38,328

3.9

144,337

4.7

44,329

4.3

5年超10年以下

32,745

1.1

10,115

1.1

24,606

0.8

6,670

0.7

10年超15年以下

8,256

0.3

5,779

0.6

6,512

0.2

4,524

0.4

15年超20年以下

67

0.0

63

0.0

73

0.0

66

0.0

20年超25年以下

53

0.0

278

0.0

46

0.0

235

0.0

25年超

3

0.0

0

0.0

4

0.0

1

0.0

合計

2,981,839

100.0

975,282

100.0

3,080,873

100.0

1,029,728

100.0

1件当たり平均期間

 

(注)「1件当たり平均期間」は、リボルビングによる契約を含んでおりますので算出しておりません。

 

 

⑥ 資金調達の内訳

 

借入先等

前連結会計年度
(2022年3月31日)

当連結会計年度
(2023年3月31日)

残高(百万円)

平均調達金利
(%)

残高(百万円)

平均調達金利
(%)

金融機関等からの借入

367,613

0.59

421,767

0.59

その他

202,729

0.76

159,258

0.65

 

(社債・CP)

(202,729)

(0.76)

(159,258)

(0.65)

合計

570,343

0.65

581,025

0.60

自己資本

697,763

723,242

 

(資本金)

(63,832)

(―)

(63,832)

(―)

 

(注)「自己資本」は、資産の合計額より負債の合計額及び純資産の部の非支配株主持分の額並びに配当金の予定額を控除し、引当金(特別法上の引当金を含む)の合計額を加えた額を記載しております。

 

 

 

 

⑦ 提出会社の営業実績

(イ) 事業別店舗数及び利用者数

(A) 店舗数及び現金自動設備台数

 

区分

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

店舗

(店)

834

754

 

有人店舗

(店)

4

1

 

無人店舗

(店)

830

753

自動契約コーナー数

(台)

834ヵ所(852)

754ヵ所(769)

ATM

(台)

50,656

50,146

 

自社設置分

(台)

857

772

 

提携分

(台)

49,799

49,374

 

(提携先)

(社)

(16)

(16)

 

(注) 上記ローン事業店舗754店舗の他、「貸金業法」に基づき、有人店舗併設の自動契約機(自動契約コーナー1ヵ所(前事業年度4ヵ所))、店舗外に設置している現金自動設備6台(前事業年度6台)及び、自動契約機等による各種申込・届出受付業務を行うサービスセンター1ヵ所(前事業年度1ヵ所)を店舗として登録しております。

 

(B) 利用者数

 

事業別

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

ローン事業

 

(件)

1,516,101

1,609,356

クレジットカード事業

 

(名)

500,298

629,988

 

(注) 上記事業の利用者数の範囲は次のとおりであります。

・ローン事業

営業貸付金残高を有する口座数

・クレジットカード事業

「MasterCard®」有効会員数

 

 

(ロ) 営業収益の内訳

事業別営業収益

 

事業別

前事業年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

金額(百万円)

構成割合(%)

金額(百万円)

構成割合(%)

ローン事業

130,696

67.1

131,833

65.7

 

無担保ローン

130,320

66.9

131,525

65.5

 

 

消費者向

130,320

66.9

131,524

65.5

 

  

事業者向

0

0.0

0

0.0

 

有担保ローン

375

0.2

308

0.2

クレジットカード事業

11,605

6.0

13,340

6.6

信用保証事業

52,228

26.8

55,288

27.6

その他

139

0.1

217

0.1

合計

194,670

100.0

200,679

100.0

 

 

 

 

 

(ハ) 金融サービス事業の取扱高及び期末残高

(A) 取扱高

 

事業別

前事業年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

金額(百万円)

構成割合(%)

金額(百万円)

構成割合(%)

 

無担保ローン

337,051

86.6

375,696

85.8

 

 

消費者向

337,051

86.6

375,696

85.8

ローン事業

 

事業者向

 

有担保ローン

11

0.0

7

0.0

 

337,063

86.6

375,703

85.8

クレジットカード事業

52,224

13.4

62,048

14.2

合計

389,287

100.0

437,752

100.0

 

(注) 上記事業の内容及び取扱高の範囲は次のとおりであります。

・ローン事業

当社が直接顧客に金銭を貸付ける取引であり、取扱高の範囲は顧客に対する期中の融資額であります。

・クレジットカード事業

クレジットカードによる包括的審査に基づいたあっせん取引であり、取扱高の範囲はクレジットカードによる期中のショッピング信用供与額であります。

 

 

(B) 期末残高

 

事業別

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

残高(百万円)

構成割合(%)

残高(百万円)

構成割合(%)

 

無担保ローン

780,183

89.6

808,441

88.4

 

 

消費者向

780,181

89.6

808,439

88.4

ローン事業

 

事業者向

2

0.0

2

0.0

 

有担保ローン

2,972

0.3

2,516

0.3

 

783,155

89.9

810,958

88.7

クレジットカード事業

87,962

10.1

103,575

11.3

合計

871,118

100.0

914,533

100.0

 

 

 

(ニ) 営業貸付金の増減額及び残高

 

項目

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

合計金額
(百万円)

無担保ローン
(百万円)

有担保ローン
(百万円)

合計金額
(百万円)

無担保ローン
(百万円)

有担保ローン
(百万円)

期首残高

784,051

780,476

3,574

783,155

780,183

2,972

期中貸付額

337,063

337,051

11

375,703

375,696

7

期中回収額

311,822

311,230

592

319,410

318,996

413

破産再生更生
債権等振替額

464

461

2

397

381

15

期中貸倒損失額

25,671

25,653

18

28,093

28,059

33

期末残高

783,155

780,183

2,972

810,958

808,441

2,516

平均貸付金残高

781,993

778,696

3,297

792,326

789,560

2,765

 

 

(ホ) 営業貸付金残高の内訳

(A) 貸付種別残高

 

貸付種別

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

件数(件)

構成
割合
(%)

残高
(百万円)

構成
割合
(%)

平均

約定

金利

(%)

件数(件)

構成
割合
(%)

残高
(百万円)

構成
割合
(%)

平均

約定

金利

(%)

消費
者向

無担保(住宅向を除く)

1,514,979

99.9

780,181

99.6

15.33

1,608,410

99.9

808,439

99.7

15.32

有担保(住宅向を除く)

1,112

0.1

2,949

0.4

11.44

938

0.1

2,500

0.3

11.30

住宅向

1,516,091

100.0

783,130

100.0

15.31

1,609,348

100.0

810,939

100.0

15.30

事業
者向

無担保

2

0.0

2

0.0

15.00

2

0.0

2

0.0

15.00

有担保

8

0.0

23

0.0

6.55

6

0.0

16

0.0

8.83

10

0.0

25

0.0

7.28

8

0.0

18

0.0

9.56

合計

1,516,101

100.0

783,155

100.0

15.31

1,609,356

100.0

810,958

100.0

15.30

 

 

 

(B) 業種別残高

 

業種別

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

件数(件)

構成割合
(%)

金額
(百万円)

構成割合
(%)

件数(件)

構成割合
(%)

金額
(百万円)

構成割合
(%)

農業、林業、漁業

建設業

2

0.0

5

0.0

2

0.0

5

0.0

製造業

1

0.0

1

0.0

1

0.0

0

0.0

電気・ガス・熱供給・水道業

情報通信業

運輸業、郵便業

1

0.0

3

0.0

卸売業、小売業

1

0.0

2

0.0

金融業、保険業

1

0.0

2

0.0

1

0.0

2

0.0

不動産業、物品賃貸業

宿泊業、飲食サービス業

教育、学習支援業

医療、福祉

複合サービス業

サービス業(他に分類されないもの)

4

0.0

10

0.0

4

0.0

9

0.0

個人

1,516,091

100.0

783,130

100.0

1,609,348

100.0

810,939

100.0

特定非営利活動法人

その他

合計

1,516,101

100.0

783,155

100.0

1,609,356

100.0

810,958

100.0

 

(注) 個人事業主に対する事業性貸付は、「個人」以外の該当する業種に記載しております。

 

(C) 男女別・年令別消費者向無担保ローン残高

 

男女別・年令別

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

件数(件)

構成割合
(%)

残高
(百万円)

構成割合
(%)

件数(件)

構成割合
(%)

残高
(百万円)

構成割合
(%)

男性

18~19才

3,899

0.2

342

0.0

20~29才

310,070

20.5

123,022

15.8

340,016

21.1

131,128

16.2

30~39才

260,784

17.2

151,783

19.4

271,839

16.9

156,653

19.4

40~49才

220,034

14.5

154,910

19.9

218,892

13.6

152,570

18.9

50~59才

180,638

11.9

136,645

17.5

185,687

11.6

139,751

17.3

60才以上

116,635

7.7

62,010

7.9

120,386

7.5

64,473

8.0

1,088,161

71.8

628,372

80.5

1,140,719

70.9

644,920

79.8

女性

18~19才

1,884

0.1

161

0.0

20~29才

125,265

8.3

37,527

4.8

146,807

9.1

42,894

5.3

30~39才

86,663

5.7

31,308

4.0

95,150

5.9

33,962

4.2

40~49才

87,404

5.8

34,011

4.4

89,281

5.6

34,618

4.3

50~59才

77,644

5.1

31,864

4.1

81,878

5.1

33,496

4.1

60才以上

49,842

3.3

17,096

2.2

52,691

3.3

18,385

2.3

426,818

28.2

151,809

19.5

467,691

29.1

163,519

20.2

合計

1,514,979

100.0

780,181

100.0

1,608,410

100.0

808,439

100.0

 

 

(D) 担保種類別残高

 

受入担保の種類

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

残高(百万円)

構成割合(%)

残高(百万円)

構成割合(%)

有価証券

 

(うち株式)

(―)

(―)

(―)

(―)

債権

 

(うち預金)

(―)

(―)

(―)

(―)

商品

不動産

2,972

0.4

2,516

0.3

財団

その他

2,972

0.4

2,516

0.3

保証

無担保

780,183

99.6

808,441

99.7

合計

783,155

100.0

810,958

100.0

 

 

(E) 貸付金額別残高

 

貸付金額別

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

件数(件)

構成割合
(%)

残高
(百万円)

構成割合
(%)

件数(件)

構成割合
(%)

残高
(百万円)

構成割合
(%)

無担保
ローン

10万円以下

228,992

15.1

14,350

1.8

276,582

17.2

17,643

2.2

10万円超
30万円以下

360,113

23.8

74,677

9.5

375,241

23.3

77,572

9.6

30万円超
50万円以下

485,563

32.0

208,918

26.7

507,930

31.5

219,630

27.1

50万円超

440,313

29.0

482,236

61.6

448,659

27.9

493,595

60.9

1,514,981

99.9

780,183

99.6

1,608,412

99.9

808,441

99.7

有担保
ローン

100万円以下

296

0.0

149

0.0

233

0.0

121

0.0

100万円超
500万円以下

695

0.1

1,827

0.2

604

0.1

1,564

0.2

500万円超

1,000万円以下

110

0.0

731

0.1

91

0.0

609

0.1

1,000万円超

5,000万円以下

19

0.0

264

0.1

16

0.0

220

0.0

5,000万円超
1億円以下

1億円超

1,120

0.1

2,972

0.4

944

0.1

2,516

0.3

合計

1,516,101

100.0

783,155

100.0

1,609,356

100.0

810,958

100.0

1件当たり平均
貸付金残高(千円)

516

503

 

無担保ローン

514

502

 

有担保ローン

2,653

2,665

 

 

 

(F) 貸付期間別残高

 

貸付期間別

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

件数(件)

構成割合
(%)

残高
(百万円)

構成割合
(%)

件数(件)

構成割合
(%)

残高
(百万円)

構成割合
(%)

無担保
ローン

リボルビング

1,393,841

91.9

733,395

93.6

1,477,343

91.8

760,454

93.8

1年以下

1,041

0.1

119

0.0

1,256

0.1

141

0.0

1年超5年以下

79,205

5.2

31,185

4.0

98,753

6.1

36,954

4.6

5年超10年以下

32,615

2.2

9,816

1.3

24,507

1.5

6,422

0.8

10年超15年以下

8,208

0.5

5,624

0.7

6,472

0.4

4,410

0.5

15年超20年以下

60

0.0

36

0.0

67

0.0

49

0.0

20年超25年以下

8

0.0

4

0.0

10

0.0

7

0.0

25年超

3

0.0

0

0.0

4

0.0

1

0.0

1,514,981

99.9

780,183

99.6

1,608,412

99.9

808,441

99.7

有担保
ローン

リボルビング

856

0.1

2,168

0.3

729

0.1

1,857

0.2

1年以下

1

0.0

4

0.0

2

0.0

7

0.0

1年超5年以下

40

0.0

50

0.0

39

0.0

51

0.0

5年超10年以下

123

0.0

291

0.1

92

0.0

242

0.1

10年超15年以下

48

0.0

155

0.0

40

0.0

113

0.0

15年超20年以下

7

0.0

27

0.0

6

0.0

16

0.0

20年超25年以下

45

0.0

273

0.0

36

0.0

228

0.0

25年超

1,120

0.1

2,972

0.4

944

0.1

2,516

0.3

リボルビング

1,394,697

92.0

735,564

93.9

1,478,072

91.9

762,311

94.0

1年以下

1,042

0.1

124

0.0

1,258

0.1

148

0.0

1年超5年以下

79,245

5.2

31,235

4.0

98,792

6.1

37,005

4.6

5年超10年以下

32,738

2.2

10,108

1.3

24,599

1.5

6,664

0.8

10年超15年以下

8,256

0.5

5,779

0.8

6,512

0.4

4,524

0.6

15年超20年以下

67

0.0

63

0.0

73

0.0

66

0.0

20年超25年以下

53

0.0

278

0.0

46

0.0

235

0.0

25年超

3

0.0

0

0.0

4

0.0

1

0.0

合計

1,516,101

100.0

783,155

100.0

1,609,356

100.0

810,958

100.0

1件当たり平均期間

 

(注)「1件当たり平均期間」は、リボルビングによる契約を含んでおりますので算出しておりません。

 

 

(G) 貸付利率別残高

 

貸付利率別

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

件数(件)

構成
割合
(%)

残高
(百万円)

構成
割合
(%)

件数(件)

構成
割合
(%)

残高
(百万円)

構成
割合
(%)

無担保
ローン

年率10.0%以下

116,353

7.7

51,843

6.6

127,983

7.9

55,466

6.8

年率10.0%超15.0%以下

349,119

23.0

370,944

47.4

355,575

22.1

379,932

46.9

年率15.0%超18.0%以下

1,049,509

69.2

357,395

45.6

1,124,854

69.9

373,042

46.0

年率18.0%超20.0%以下

年率20.0%超

1,514,981

99.9

780,183

99.6

1,608,412

99.9

808,441

99.7

有担保
ローン

年率10.0%以下

280

0.0

959

0.1

236

0.0

833

0.1

年率10.0%超15.0%以下

840

0.1

2,013

0.3

708

0.1

1,683

0.2

年率15.0%超18.0%以下

1,120

0.1

2,972

0.4

944

0.1

2,516

0.3

合計

1,516,101

100.0

783,155

100.0

1,609,356

100.0

810,958

100.0

 

 

 

 

 

(ヘ) 資金調達の内訳

(A) 調達別内訳

 

借入先等

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

残高(百万円)

平均調達金利
(%)

残高(百万円)

平均調達金利
(%)

金融機関等からの借入

332,001

0.47

375,179

0.41

その他

164,999

0.45

129,998

0.38

 

(社債・CP)

(164,999)

(0.45)

(129,998)

(0.38)

合計

497,000

0.46

505,177

0.40

自己資本

606,774

616,677

 

(資本金)

(63,832)

(―)

(63,832)

(―)

 

(注) 「自己資本」は、資産の合計額より負債の合計額並びに配当金の予定額を控除し、引当金(特別法上の引当金を含む)の合計額を加えた額を記載しております。

 

(B) 金融機関別内訳

 

金融機関別

前事業年度
(2022年3月31日)

当事業年度
(2023年3月31日)

期首残高
(百万円)

調達額
(百万円)

返済額
(百万円)

期末残高
(百万円)

期首残高
(百万円)

調達額
(百万円)

返済額
(百万円)

期末残高
(百万円)

借入金

都市銀行等

276,363

43,500

52,224

267,639

267,639

188,500

163,025

293,114

地方銀行

37,219

9,400

11,384

35,235

35,235

24,500

12,234

47,501

信託銀行

500

500

外国銀行

2,000

2,000

2,000

1,000

1,000

生命保険会社

5,230

1,500

4,060

2,670

2,670

1,000

1,070

2,600

損害保険会社

2,500

1,000

1,500

1,500

1,000

1,000

1,500

事業会社(リース・ファイナンス会社等)

200

68

132

132

200

68

264

その他の金融機関

25,425

2,600

22,825

22,825

13,000

6,625

29,200

349,437

54,400

71,836

332,001

332,001

228,200

185,022

375,179

コマーシャル・ペーパー

5,000

32,999

13,000

24,999

24,999

244,998

235,000

34,998

社債(一年以内償還予定を含む)

170,000

10,000

40,000

140,000

140,000

45,000

95,000

175,000

42,999

53,000

164,999

164,999

244,998

280,000

129,998

合計

524,437

97,399

124,836

497,000

497,000

473,198

465,022

505,177

 

(注) 都市銀行等には、株式会社SBI新生銀行及び株式会社あおぞら銀行を含めて記載しております。

  

5 【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

 

2 【主要な設備の状況】

当社グループにおける、主要な設備は以下のとおりであります。

(1) 提出会社

2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数
(名)
[ほか、有期契約雇用人員]

建物及び
構築物

器具備品

リース資産

合計

本社(注)1
(東京都港区)

全社(共通)

その他設備

218

39

3

261

369

[10]

ACOM池上ビル
(東京都大田区)

全社(共通)

その他設備

294

319

69

682

西新宿支店
(東京都新宿区)
ほか753店舗等

ローン・
クレジットカード事業

店舗

1,610

1,093

2,704

1,103

その他設備

8

228

38

275

[49]

 

(注) 1 2022年9月から建物の一部を賃借しており、賃借料は235百万円であります。

2 上記(注)1以外に、土地及び建物の一部を賃借している賃借料は3,723百万円であります。

3 現在休止中の主要な設備はありません。

4 上記の他、連結子会社以外からの主要な賃借設備の内容は下記のとおりであります。

 

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

台数

リース
期間

年間
リース料
(百万円)

リース
契約残高
(百万円)

本社
(東京都港区)
ほか1件

全社(共通)

自動契約機

5年間

0

車両

2

3年間

4

3

ACOM池上ビル
(東京都大田区)
ほか1件

全社(共通)

コンピュータ機器

15

主に5年間

148

123

西新宿支店
(東京都新宿区)
ほか753店舗

ローン・クレジットカード事業

自動契約機

5年間

2

 

 

(2) 国内子会社

該当事項はありません。

 

(3) 在外子会社

該当事項はありません。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

5,321,974,000

5,321,974,000

 

 

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在
発行数(株)
(2023年3月31日)

提出日現在
発行数(株)
(2023年6月23日)

上場金融商品取引所名又は
登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

1,566,614,098

1,566,614,098

東京証券取引所
スタンダード市場

権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式であり、単元株式数は100株であります。

1,566,614,098

1,566,614,098

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

    該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

    該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数
(千株)

発行済株式
総数残高
(千株)

資本金増減額
 
(百万円)

資本金残高
 
(百万円)

資本準備金
増減額
(百万円)

資本準備金
残高
(百万円)

2021年6月3日(注)

△29,668

1,566,614

63,832

72,322

 

(注) 2021年5月20日開催の取締役会決議により、2021年6月3日付で自己株式を消却し、発行済株式総数が
29,668,702株減少しております。

 

 

(5) 【所有者別状況】

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(名)

0

22

39

100

211

20

12,227

12,619

所有株式数
(単元)

0

1,913,651

111,647

11,464,494

565,409

394

1,610,186

15,665,781

35,998

所有株式数
の割合(%)

0.00

12.22

0.71

73.18

3.61

0.00

10.28

100.00

 

(注) 1 自己株式 50 株は、「単元未満株式の状況」に含んでおります。

2 上記「その他の法人」には、証券保管振替機構名義の株式を 30 単元含んでおります。

 

(6) 【大株主の状況】

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループ

東京都千代田区丸の内二丁目7番1号

588,723

37.57

丸糸殖産株式会社

大阪市浪速区湊町一丁目2番3号

273,467

17.45

マルイト株式会社

大阪市浪速区湊町一丁目2番3号

125,533

8.01

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町二丁目11番3号

100,569

6.41

公益財団法人木下記念事業団

神戸市中央区元町通六丁目2番14号

92,192

5.88

株式会社丸糸商店

大阪市浪速区湊町一丁目2番3号

38,733

2.47

三菱UFJ信託銀行株式会社

東京都千代田区丸の内一丁目4番5号

31,572

2.01

株式会社日本カストディ銀行(信託口4)

東京都中央区晴海一丁目8番12号

27,337

1.74

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海一丁目8番12号

14,973

0.95

アロア殖産合同会社

東京都港区元麻布一丁目3番1号

14,000

0.89

1,307,103

83.43

 

(注) 所有株式数は、千株未満を切り捨てて表示しております。

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

74,242

57,666

 

 

営業貸付金

※3※4※6 975,282

※3※4※6 1,029,728

 

 

割賦売掛金

※7 88,640

※7 104,295

 

 

買取債権

7,988

7,630

 

 

その他

※4 85,479

※4 89,590

 

 

貸倒引当金

77,632

83,418

 

 

流動資産合計

1,153,999

1,205,491

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物

22,270

19,879

 

 

 

 

減価償却累計額

18,818

16,711

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

3,451

3,168

 

 

 

車両運搬具

0

0

 

 

 

 

減価償却累計額

0

0

 

 

 

 

車両運搬具(純額)

0

0

 

 

 

器具及び備品

16,472

12,841

 

 

 

 

減価償却累計額

8,883

8,568

 

 

 

 

器具備品(純額)

7,589

4,272

 

 

 

土地

1,351

 

 

 

リース資産

3,292

2,144

 

 

 

 

減価償却累計額

3,094

2,029

 

 

 

 

リース資産(純額)

197

115

 

 

 

有形固定資産合計

12,590

7,556

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

のれん

1,252

734

 

 

 

ソフトウエア

5,856

6,829

 

 

 

その他

43

43

 

 

 

無形固定資産合計

7,152

7,606

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

※1 1,238

※1 1,396

 

 

 

退職給付に係る資産

5,986

5,906

 

 

 

繰延税金資産

73,961

61,637

 

 

 

差入保証金

5,133

4,572

 

 

 

その他

※4 3,970

※4 3,817

 

 

 

貸倒引当金

737

667

 

 

 

投資その他の資産合計

89,553

76,661

 

 

固定資産合計

109,296

91,824

 

資産合計

1,263,296

1,297,316

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

797

344

 

 

短期借入金

※5 15,284

※5 18,528

 

 

コマーシャル・ペーパー

24,999

34,998

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※5 94,429

※5 104,381

 

 

1年内償還予定の社債

58,720

32,600

 

 

リース債務

170

117

 

 

未払法人税等

13,648

6,644

 

 

債務保証損失引当金

※2 8,873

※2 9,612

 

 

資産除去債務

611

709

 

 

割賦利益繰延

※8 25

※8 26

 

 

その他

12,794

14,527

 

 

流動負債合計

230,355

222,491

 

固定負債

 

 

 

 

社債

119,010

91,660

 

 

長期借入金

※5 257,899

※5 298,857

 

 

リース債務

75

25

 

 

利息返還損失引当金

86,200

57,723

 

 

退職給付に係る負債

784

789

 

 

資産除去債務

4,779

5,653

 

 

その他

230

277

 

 

固定負債合計

468,978

454,987

 

負債合計

699,333

677,478

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

63,832

63,832

 

 

資本剰余金

69,861

69,861

 

 

利益剰余金

393,163

433,990

 

 

自己株式

0

0

 

 

株主資本合計

526,857

567,683

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

0

0

 

 

為替換算調整勘定

4,306

12,943

 

 

退職給付に係る調整累計額

716

459

 

 

その他の包括利益累計額合計

5,023

13,403

 

非支配株主持分

32,082

38,750

 

純資産合計

563,963

619,837

負債純資産合計

1,263,296

1,297,316

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

営業収益

 

 

 

営業貸付金利息

163,272

168,872

 

包括信用購入あっせん収益

10,853

12,377

 

個別信用購入あっせん収益

62

66

 

信用保証収益

53,658

56,646

 

買取債権回収高

4,411

4,633

 

その他の金融収益

 

 

 

 

預金利息

3

0

 

 

有価証券利息

0

0

 

 

その他

100

130

 

 

その他の金融収益計

104

131

 

その他の営業収益

29,792

31,067

 

営業収益合計

※6 262,155

※6 273,793

営業費用

 

 

 

金融費用

 

 

 

 

支払利息

2,381

2,246

 

 

社債利息

1,796

1,212

 

 

社債発行費償却

73

6

 

 

その他

913

546

 

 

金融費用計

5,165

4,012

 

債権買取原価

1,649

1,657

 

その他の営業費用

 

 

 

 

広告宣伝費

15,226

17,848

 

 

貸倒引当金繰入額

59,446

70,855

 

 

債務保証損失引当金繰入額

8,990

9,662

 

 

利息返還損失引当金繰入額

58,923

 

 

従業員給与手当賞与

20,509

21,160

 

 

退職給付費用

973

876

 

 

福利厚生費

2,841

2,897

 

 

賃借料

5,883

6,107

 

 

減価償却費

3,285

3,647

 

 

支払手数料

21,727

22,258

 

 

のれん償却額

518

518

 

 

その他

22,236

25,005

 

 

その他の営業費用計

220,561

180,836

 

営業費用合計

227,376

186,506

営業利益

34,779

87,287

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

営業外収益

 

 

 

受取利息

1

1

 

受取配当金

13

25

 

持分法による投資利益

31

24

 

受取家賃

179

185

 

助成金収入

363

 

その他

109

105

 

営業外収益合計

700

342

営業外費用

 

 

 

支払利息

7

1

 

為替差損

17

130

 

その他

13

12

 

営業外費用合計

38

144

経常利益

35,441

87,485

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※1 25

※1 1,117

 

特別利益合計

25

1,117

特別損失

 

 

 

固定資産売却損

※2 53

※2 67

 

固定資産除却損

※3 164

※3 205

 

減損損失

※4 1,520

※4 3,523

 

その他

※5 2

※5 3

 

特別損失合計

1,740

3,799

税金等調整前当期純利益

33,726

84,803

法人税、住民税及び事業税

18,233

12,482

法人税等調整額

44,317

12,845

法人税等合計

26,084

25,327

当期純利益

59,810

59,476

非支配株主に帰属する当期純利益

4,132

4,549

親会社株主に帰属する当期純利益

55,678

54,926

 

1  報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。 

当社は、国内外においてローン・クレジットカード事業を中心とした金融サービス事業を展開しております。

国内では、ローン・クレジットカード事業の他、信用保証事業、債権管理回収事業を中心に、また、海外では、アジアにおいて金融サービス事業を展開しております。

従って、当社は、「ローン・クレジットカード事業」、「信用保証事業」、「海外金融事業」、「債権管理回収事業」の4つを報告セグメントとしております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

69,334

52,957

 

 

営業貸付金

※2※3※5 783,155

※2※3※5 810,958

 

 

割賦売掛金

※6 87,962

※6 103,575

 

 

前払費用

1,154

1,091

 

 

未収収益

※3 13,552

※3 14,420

 

 

求償債権

54,519

57,192

 

 

その他

3,585

3,373

 

 

貸倒引当金

56,600

61,050

 

 

流動資産合計

956,664

982,519

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

18,147

15,956

 

 

 

 

減価償却累計額

15,694

13,715

 

 

 

 

建物(純額)

2,452

2,240

 

 

 

構築物

2,662

2,342

 

 

 

 

減価償却累計額

2,153

1,856

 

 

 

 

構築物(純額)

508

486

 

 

 

器具備品

14,262

10,660

 

 

 

 

減価償却累計額

7,060

6,725

 

 

 

 

器具備品(純額)

7,201

3,935

 

 

 

土地

1,351

 

 

 

リース資産

3,281

2,133

 

 

 

 

減価償却累計額

3,089

2,021

 

 

 

 

リース資産(純額)

192

111

 

 

 

有形固定資産合計

11,705

6,773

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

のれん

1,252

734

 

 

 

ソフトウエア

5,637

6,566

 

 

 

その他

38

38

 

 

 

無形固定資産合計

6,928

7,338

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

818

951

 

 

 

関係会社株式

16,209

15,916

 

 

 

破産更生債権等

※3 1,288

※3 1,122

 

 

 

長期前払費用

1,656

1,637

 

 

 

繰延税金資産

75,717

64,656

 

 

 

差入保証金

4,726

4,041

 

 

 

前払年金費用

4,750

5,165

 

 

 

その他

747

782

 

 

 

貸倒引当金

700

650

 

 

 

投資その他の資産合計

105,215

93,623

 

 

固定資産合計

123,849

107,736

 

資産合計

1,080,514

1,090,256

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

784

334

 

 

短期借入金

※4 5,000

 

 

コマーシャル・ペーパー

24,999

34,998

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※4 86,540

※4 89,926

 

 

1年内償還予定の社債

45,000

25,000

 

 

リース債務

168

115

 

 

未払金

1,991

1,759

 

 

未払費用

7,772

9,570

 

 

未払法人税等

11,087

3,622

 

 

預り金

290

321

 

 

債務保証損失引当金

※1 8,010

※1 8,670

 

 

資産除去債務

611

709

 

 

その他

293

262

 

 

流動負債合計

192,551

175,290

 

固定負債

 

 

 

 

社債

95,000

70,000

 

 

長期借入金

※4 240,461

※4 285,253

 

 

リース債務

71

23

 

 

利息返還損失引当金

86,200

57,723

 

 

資産除去債務

4,545

5,393

 

 

その他

153

154

 

 

固定負債合計

426,431

418,549

 

負債合計

618,982

593,839

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

63,832

63,832

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

72,322

72,322

 

 

 

資本剰余金合計

72,322

72,322

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

4,320

4,320

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

別途積立金

80,000

80,000

 

 

 

 

繰越利益剰余金

241,055

275,941

 

 

 

利益剰余金合計

325,375

360,261

 

 

自己株式

0

0

 

 

株主資本合計

461,531

496,416

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

0

0

 

 

評価・換算差額等合計

0

0

 

純資産合計

461,531

496,416

負債純資産合計

1,080,514

1,090,256

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

営業収益

 

 

 

営業貸付金利息

117,003

117,875

 

包括信用購入あっせん収益

10,853

12,377

 

信用保証収益

43,579

46,285

 

その他の金融収益

 

 

 

 

預金利息

0

0

 

 

有価証券利息

0

0

 

 

為替差益

71

130

 

 

その他の金融収益計

71

130

 

その他の営業収益

23,162

24,011

 

営業収益合計

194,670

200,679

営業費用

 

 

 

金融費用

 

 

 

 

支払利息

1,636

1,487

 

 

社債利息

942

588

 

 

社債発行費償却

57

 

 

その他

617

505

 

 

金融費用合計

3,254

2,581

 

その他の営業費用

 

 

 

 

広告宣伝費

15,157

17,767

 

 

貸倒引当金繰入額

39,698

47,886

 

 

債務保証損失引当金繰入額

8,010

8,670

 

 

利息返還損失引当金繰入額

58,923

 

 

従業員給与手当賞与

13,471

13,675

 

 

退職給付費用

693

610

 

 

福利厚生費

2,299

2,345

 

 

賃借料

4,417

4,477

 

 

減価償却費

2,741

3,156

 

 

支払手数料

18,209

18,236

 

 

のれん償却額

518

518

 

 

その他

15,614

17,927

 

 

その他の営業費用計

179,755

135,271

 

営業費用合計

183,009

137,852

営業利益

11,660

62,826

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

営業外収益

 

 

 

受取利息

※1 2

1

 

受取配当金

※1 5,736

※1 7,444

 

その他

※1 599

※1 288

 

営業外収益合計

6,337

7,733

営業外費用

 

 

 

支払利息

7

1

 

為替差損

16

132

 

その他

12

9

 

営業外費用合計

36

143

経常利益

17,962

70,417

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※2 24

※2 1,115

 

特別利益合計

24

1,115

特別損失

 

 

 

固定資産売却損

※3 53

※3 67

 

固定資産除却損

※4 156

※4 191

 

減損損失

1,520

3,523

 

関係会社株式評価損

1,190

 

その他

※5 2

※5 3

 

特別損失合計

1,732

4,975

税引前当期純利益

16,254

66,557

法人税、住民税及び事業税

12,929

6,511

法人税等調整額

44,757

11,061

法人税等合計

31,828

17,572

当期純利益

48,082

48,985