南海電気鉄道株式会社
|
回次 |
第102期 |
第103期 |
第104期 |
第105期 |
第106期 |
|
|
決算年月 |
2019年3月 |
2020年3月 |
2021年3月 |
2022年3月 |
2023年3月 |
|
|
営業収益 |
百万円 |
|
|
|
|
|
|
経常利益 |
百万円 |
|
|
|
|
|
|
親会社株主に帰属する当期純利益又は 親会社株主に帰属する当期純損失(△) |
百万円 |
|
|
△ |
|
|
|
包括利益 |
百万円 |
|
|
|
|
|
|
純資産額 |
百万円 |
|
|
|
|
|
|
総資産額 |
百万円 |
|
|
|
|
|
|
1株当たり純資産額 |
円 |
|
|
|
|
|
|
1株当たり当期純利益又は 1株当たり当期純損失(△) |
円 |
|
|
△ |
|
|
|
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益 |
円 |
|
|
|
|
|
|
自己資本比率 |
% |
|
|
|
|
|
|
自己資本利益率 |
% |
|
|
|
|
|
|
株価収益率 |
倍 |
|
|
|
|
|
|
営業活動によるキャッシュ・フロー |
百万円 |
|
|
|
|
|
|
投資活動によるキャッシュ・フロー |
百万円 |
△ |
△ |
△ |
△ |
△ |
|
財務活動によるキャッシュ・フロー |
百万円 |
|
△ |
|
△ |
△ |
|
現金及び現金同等物の期末残高 |
百万円 |
|
|
|
|
|
|
従業員数 |
人 |
|
|
|
|
|
|
[外、平均臨時雇用者数] |
[ |
[ |
[ |
[ |
[ |
|
(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式がないため記載しておりません。
2.第104期の自己資本利益率及び株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失であるため記載しておりません。
3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第105期の期首から適用しており、第105期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。
|
回次 |
第102期 |
第103期 |
第104期 |
第105期 |
第106期 |
|
|
決算年月 |
2019年3月 |
2020年3月 |
2021年3月 |
2022年3月 |
2023年3月 |
|
|
営業収益 |
百万円 |
|
|
|
|
|
|
経常利益又は経常損失(△) |
百万円 |
|
|
△ |
|
|
|
当期純利益又は当期純損失(△) |
百万円 |
|
|
△ |
△ |
|
|
資本金 |
百万円 |
|
|
|
|
|
|
発行済株式総数 |
千株 |
|
|
|
|
|
|
純資産額 |
百万円 |
|
|
|
|
|
|
総資産額 |
百万円 |
|
|
|
|
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|
1株当たり純資産額 |
円 |
|
|
|
|
|
|
1株当たり配当額 |
円 |
|
|
|
|
|
|
(うち1株当たり中間配当額) |
( |
( |
( |
( |
( |
|
|
1株当たり当期純利益又は 1株当たり当期純損失(△) |
円 |
|
|
△ |
△ |
|
|
潜在株式調整後 1株当たり当期純利益 |
円 |
|
|
|
|
|
|
自己資本比率 |
% |
|
|
|
|
|
|
自己資本利益率 |
% |
|
|
|
|
|
|
株価収益率 |
倍 |
|
|
|
|
|
|
配当性向 |
% |
|
|
|
|
|
|
従業員数 |
人 |
|
|
|
|
|
|
株主総利回り |
% |
|
|
|
|
|
|
(比較指標:配当込みTOPIX) |
( |
( |
( |
( |
( |
|
|
最高株価 |
円 |
3,280 |
3,160 |
2,963 |
2,570 |
3,055 |
|
最低株価 |
円 |
2,611 |
1,914 |
2,033 |
2,024 |
2,277 |
(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式がないため記載しておりません。
2.第104期及び第105期の自己資本利益率、株価収益率及び配当性向については、当期純損失であるため記載しておりません。
3.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所プライム市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所市場第一部におけるものであります。
4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第105期の期首から適用しており、第105期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。
1884年6月資本金25万円をもって設立された大阪堺間鉄道が、同年11月に社名を阪堺鉄道とし、1885年12月に難波~大和川間において運輸営業を開始したのが、当社の創業であります。
1898年10月に阪堺鉄道の事業を譲り受けた南海鉄道は、1903年3月難波~和歌山市間を開通いたしました。続いて、1922年9月高野大師鉄道と大阪高野鉄道を合併し、1925年7月汐見橋~高野下間を開通いたしました。
一方、高野下から高野山までの鉄道敷設を目的として、1925年3月に高野山電気鉄道が設立されましたが、これが当社の設立であります。同社は、1930年6月に高野下~高野山間を開通し、当社の今日の幹線が出来あがりました。
1944年6月、南海鉄道は企業統合政策によって関西急行鉄道と合併し近畿日本鉄道となりましたが、戦後分離することとなり、1947年3月高野山電気鉄道が社名を南海電気鉄道と改め、同年6月近畿日本鉄道から旧南海鉄道に属した鉄軌道事業を譲り受ける形で新発足いたしました。
その後の当社の主な変遷及び企業集団に係る重要な事項は次のとおりであります。
|
1948年12月 |
南海乗合自動車株式会社を合併し、自動車事業が新発足 |
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1949年5月 |
大阪、名古屋各証券取引所に株式を上場 |
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1950年10月 |
南海航空観光株式会社を設立(1973年7月 株式会社南海交通社と合併し、株式会社南海国際旅行(現・連結子会社)に商号変更) |
|
1952年5月 |
大阪競艇施設株式会社を設立(1968年5月 住之江興業株式会社(現・連結子会社)に商号変更) |
|
1957年10月 |
南海自動車興業株式会社を設立(1981年7月 南海車両工業株式会社(現・連結子会社)に商号変更) |
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1968年6月 |
初の大規模住宅開発である南海狭山ニュータウン分譲開始 |
|
1969年8月 |
南海親和商事株式会社を設立(1982年1月 南海商事株式会社(現・連結子会社)に商号変更) |
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1971年4月 |
泉北高速鉄道線と高野線との相互直通運転開始 |
|
1975年8月 |
南海フェリー株式会社(現・連結子会社)を設立 |
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1975年12月 |
和歌山バス株式会社(現・連結子会社)を設立 |
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1976年4月 |
和歌山県下の乗合自動車事業の一部を和歌山バス株式会社に譲渡 |
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1978年4月 |
南海ビルサービス株式会社(現・連結子会社)を設立 |
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1980年3月 |
なんばCITY全館営業開始 |
|
1980年6月 |
南海線玉出駅・大和川北岸間(大阪市内)連続立体交差化工事完成 |
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1980年7月 |
阪堺電気軌道株式会社(現・連結子会社)を設立 |
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1980年11月 |
難波駅改造整備建設工事完成 |
|
1980年12月 |
軌道事業(阪堺線・上町線)を阪堺電気軌道株式会社に譲渡 |
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1985年5月 |
南海線大和川南岸・石津川北岸間(堺市内)連続立体交差化工事完成 |
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1987年4月 |
株式会社南海ホームを設立(2001年2月 株式会社南海東京ビルディング及び南海不動産株式会社と合併し、南海不動産株式会社(現・連結子会社)に商号変更) |
|
1990年3月 |
南海サウスタワーホテル大阪(現・スイスホテル南海大阪)開業 |
|
1991年4月 |
関西空港交通株式会社(現・連結子会社)を設立 |
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1994年6月 |
空港線の営業を開始 |
|
1995年8月 |
高野線河内長野駅・橋本駅間複線化工事完成 |
|
1996年3月 |
南海線和泉大宮駅・蛸地蔵駅間(岸和田市内)連続立体交差化工事完成 |
|
1998年10月 |
大阪スタヂアム興業株式会社と合併 |
|
2000年3月 |
南海線萩ノ茶屋駅・玉出駅間(大阪市内)連続立体交差化工事完成 |
|
2000年9月 |
南海線貝塚駅・二色浜駅間単独立体交差化工事完成 |
|
2001年5月 |
南海バス株式会社(現・連結子会社)を設立 |
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2001年10月 |
自動車事業を南海バス株式会社へ譲渡 |
|
2001年12月 |
南海辰村建設株式会社の第三者割当増資引受けにより同社を連結子会社に追加 |
|
2003年9月 |
南海サウスタワーホテル大阪の営業をスイスホテル大阪南海株式会社に承継 |
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2004年5月 |
南海都市創造株式会社(2010年10月 当社と合併し解散)を設立 |
|
2005年4月 |
難波地区の流通・不動産賃貸事業等の営業を南海都市創造株式会社に吸収分割 |
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2007年3月 |
空港線高架化工事完成 |
|
2007年4月 |
なんばパークス全館営業開始 |
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2008年3月 |
東京証券取引所市場第一部に株式を上場 |
|
2009年3月 2009年4月 2010年10月 |
南海線井原里駅・羽倉崎駅間(泉佐野市内)連続立体交差化工事完成 徳島バス株式会社の株式追加取得により同社を連結子会社に追加 南海都市創造株式会社と合併 |
|
2014年7月 2015年9月 |
大阪府都市開発株式会社(現・泉北高速鉄道株式会社)の株式を取得し同社を連結子会社に追加 南海線北助松駅・忠岡駅間(泉大津市内)連続立体交差化工事完成 |
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2018年10月 |
なんばスカイオ開業 |
|
2020年6月 |
キーノ和歌山開業 |
|
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
当社の企業グループは、当社、子会社71社及び関連会社6社で構成され、その営んでいる主要な事業内容は、次のとおりであります。
(1)運輸業(35社)
|
事業の内容 |
会社名 |
|
鉄道事業 |
当社 泉北高速鉄道株式会社※1 |
|
軌道事業 |
阪堺電気軌道株式会社※1 |
|
バス事業 |
南海バス株式会社※1 和歌山バス株式会社※1 関西空港交通株式会社※1 熊野御坊南海バス株式会社※1 徳島バス株式会社※1 |
|
海運業 |
南海フェリー株式会社※1 |
|
貨物運送業 |
サザントランスポートサービス株式会社※1 株式会社南海エクスプレス※1 |
|
車両整備業 |
南海車両工業株式会社※1(A) その他23社 |
(2)不動産業(6社)
|
事業の内容 |
会社名 |
|
不動産賃貸業 |
当社 泉北高速鉄道株式会社※1 |
|
不動産販売業 |
当社 南海不動産株式会社※1(A) その他3社 |
(3)流通業(9社)
|
事業の内容 |
会社名 |
|
ショッピングセンターの経営 |
当社 株式会社パンジョ※1 |
|
駅ビジネス事業 |
南海商事株式会社※1(A) |
|
|
その他6社 |
(4)レジャー・サービス業(20社)
|
事業の内容 |
会社名 |
|
旅行業 |
株式会社南海国際旅行※1(A) |
|
ホテル・旅館業 |
株式会社中の島※1 |
|
ボートレース施設賃貸業 |
住之江興業株式会社※1 |
|
ビル管理メンテナンス業 |
南海ビルサービス株式会社※1(A) |
|
葬祭事業 |
南海グリーフサポート株式会社※1 |
|
|
その他15社 |
(5)建設業(4社)
|
事業の内容 |
会社名 |
|
建設業 |
南海辰村建設株式会社※1 株式会社日電商会※1 その他2社 |
(6)その他の事業(8社)
|
事業の内容 |
会社名 |
|
情報処理業務代行業 経理業務代行業 |
南海システムソリューションズ株式会社※1(A) 南海マネジメントサービス株式会社※1(A) その他6社 |
(注)1.※1 連結子会社
2.上記部門の会社数には当社及び泉北高速鉄道株式会社が重複して含まれております。
3.当社は(A)の会社に対し業務の委託を行っております。
4.当社は泉北高速鉄道株式会社と相互直通運転を行っております。
連結子会社
|
名称 |
住所 |
資本金 |
主要な事業 の内容 |
議決権の 所有割合 |
関係内容 |
|
|
役員の兼務等 |
事業上の関係 |
|||||
|
|
|
百万円 |
|
% |
人 |
|
|
泉北高速鉄道株式会社 |
大阪府和泉市 |
4,000 |
鉄道事業 不動産賃貸業 |
100.0 |
出向 3 転籍 2 |
高野線との相互直通運転 |
|
南海バス株式会社 |
堺市堺区 |
100 |
バス事業 |
100.0 |
兼任 1 出向 5 転籍 1 |
地域旅客運輸の相互補完 |
|
関西空港交通株式会社 |
大阪府泉佐野市 |
96 |
バス事業 |
100.0 (100.0) |
兼任 1 出向 3 |
地域旅客運輸の相互補完 |
|
徳島バス株式会社 |
徳島県徳島市 |
144 |
バス事業 |
52.0 |
兼任 2 出向 1 転籍 1 |
地域旅客運輸の相互補完 |
|
南海フェリー株式会社 |
和歌山県和歌山市 |
100 |
海運業 |
100.0 |
兼任 1 出向 2 |
地域旅客運輸の相互補完 資金の貸付 |
|
南海車両工業株式会社 |
堺市堺区 |
80 |
車両整備業 |
100.0 |
兼任 1 出向 5 |
車両整備の委託 債務の保証 |
|
阪堺電気軌道株式会社 |
大阪市住吉区 |
90 |
軌道事業 |
100.0 |
兼任 1 出向 3 |
地域旅客運輸の相互補完 資金の貸付 |
|
和歌山バス株式会社 |
和歌山県和歌山市 |
100 |
バス事業 |
100.0 |
出向 3 |
地域旅客運輸の相互補完 |
|
南海りんかんバス 株式会社 |
和歌山県橋本市 |
100 |
バス事業 |
100.0 |
出向 1 |
地域旅客運輸の相互補完 |
|
熊野御坊南海バス 株式会社 |
和歌山県新宮市 |
90 |
バス事業 |
97.5 (97.5) |
兼任 1 出向 2 |
債務の保証 |
|
サザントランスポートサービス株式会社 |
堺市堺区 |
40 |
貨物運送業 |
100.0 |
出向 2 |
商品・資材等の運送委託 資金の貸付 |
|
株式会社 南海エクスプレス |
大阪市浪速区 |
100 |
貨物運送業 |
100.0 (100.0) |
出向 3 転籍 2 |
資金の貸付 |
|
南海不動産株式会社 |
大阪市浪速区 |
100 |
不動産販売業 |
100.0 |
兼任 1 出向 4 |
当社不動産の販売及び管理等の委託、建築工事の発注 資金の貸付 |
|
南海商事株式会社 |
大阪市浪速区 |
70 |
駅ビジネス事業 |
100.0 |
兼任 1 出向 6 |
店舗敷地及び建物の賃貸 |
|
株式会社パンジョ※3 |
堺市南区 |
300 |
ショッピング センターの経営 |
48.6 (48.6) |
出向 1 転籍 2 |
- |
|
株式会社南海国際旅行 |
大阪市浪速区 |
100 |
旅行業 |
99.4 |
出向 2 転籍 1 |
乗車券代行販売 債務の保証 |
|
住之江興業株式会社 |
大阪市住之江区 |
400 |
ボートレース |
91.5 |
兼任 2 出向 2 転籍 1 |
用地の賃貸 |
|
南海ビルサービス 株式会社※2 |
大阪市浪速区 |
100 |
ビル管理 メンテナンス業 |
100.0 (9.9) |
兼任 1 出向 3 転籍 2 |
当社建物のメンテナンス及び駅務機器の保守等の委託 |
|
株式会社中の島 |
和歌山県東牟婁郡 那智勝浦町 |
100 |
ホテル・旅館業 |
100.0 (100.0) |
出向 1 |
- |
|
名称 |
住所 |
資本金 |
主要な事業 の内容 |
議決権の 所有割合 |
関係内容 |
|
|
役員の兼務等 |
事業上の関係 |
|||||
|
|
|
百万円 |
|
% |
人 |
|
|
南海グリーフサポート株式会社 |
大阪市住之江区 |
35 |
葬祭事業 |
100.0 |
兼任 1 出向 2 |
建物及び敷地の賃貸 資金の貸付 |
|
南海ゴルフマネジメント株式会社 |
和歌山県橋本市 |
20 |
ゴルフ場の経営 |
100.0 |
出向 2 転籍 1 |
用地施設の賃貸 資金の貸付 |
|
株式会社アド南海 |
大阪市浪速区 |
30 |
広告代理業 |
100.0 |
兼任 1 出向 2 転籍 1 |
広告媒体の販売委託 |
|
南海保険サービス 株式会社 |
大阪市浪速区 |
50 |
損害保険代理業 |
100.0 |
出向 2 |
- |
|
南海辰村建設株式会社 ※1※2※4 |
大阪市浪速区 |
2,000 |
建設業 |
63.2 (5.5) |
出向 2 転籍 3 |
建築工事の発注 |
|
株式会社日電商会 |
堺市堺区 |
30 |
建設業 |
100.0 |
出向 2 転籍 1 |
電気通信工事の発注 |
|
南海マネジメント サービス株式会社 |
大阪市浪速区 |
20 |
経理業務代行業 |
100.0 |
兼任 1 出向 2 |
経理業務の委託 |
|
南海システムソリューションズ株式会社 |
大阪市浪速区 |
20 |
情報処理 業務代行業 |
100.0 |
兼任 1 出向 3 |
情報処理業務の委託 |
|
その他27社 |
|
|
|
|
|
|
(注)1.「議決権の所有割合」欄の下段(内書)は間接所有割合であります。
2.※1 有価証券報告書を提出している会社であります。
3.※2 特定子会社であります。
4.※3 持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としたものであります。
5.※4 南海辰村建設株式会社の営業収益(連結会社相互間の内部営業収益を除く。)は連結営業収益に占める割合が100分の10を超えておりますが、「主要な損益情報等」については同社が有価証券報告書を提出しているため、記載を省略しております。
(1)連結会社の状況
|
|
(2023年3月31日現在) |
|
|
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
|
運輸業 |
|
[ |
|
不動産業 |
|
[ |
|
流通業 |
|
[ |
|
レジャー・サービス業 |
|
[ |
|
建設業 |
|
[ |
|
その他の事業 |
|
[ |
|
全社(共通) |
|
[ |
|
計 |
|
[ |
(注)1.就業人員数を記載しております。
2.臨時従業員数は[ ]内に当連結会計年度の平均人員を外数で記載しております。
(2)提出会社の状況
|
|
|
|
(2023年3月31日現在) |
|
従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(円) |
|
|
|
|
|
|
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
運輸業 |
|
|
不動産業 |
|
|
流通業 |
|
|
レジャー・サービス業 |
|
|
全社(共通) |
|
|
計 |
|
(注)1.就業人員数を記載しております。
2.臨時従業員は含んでおりません。
3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
4.当社は、2022年6月にeスポーツ事業部門を新たに設立し、その所属人員をレジャー・サービス業に従事する従業員として記載しております。
(3)労働組合の状況
当社においては、南海電気鉄道労働組合(2023年3月31日現在の組合員数2,501名)が組織されており、日本私鉄労働組合総連合会に加盟しております。
なお、労使関係について特記すべき事項はありません。
(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異
① 提出会社
|
当事業年度 |
||||
|
管理職に占める 女性労働者の割合(%) ※1 |
男性労働者の 育児休業取得率(%) ※2 |
労働者の男女の賃金の差異(%) ※1 |
||
|
全労働者 |
うち 正規雇用 労働者 |
うち 非正規雇用 労働者 |
||
|
6.6 |
90.6 |
71.9 |
77.7 |
61.6 |
(注)1.※1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.※2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第2号における育児休業等及び育児目的休暇の取得割合を算出したものであります。
② 連結子会社
|
当事業年度 |
||||||||
|
名称 |
管理職に占める 女性労働者の割合 (%) ※1 |
男性労働者の育児休業取得率(%) |
労働者の男女の賃金の差異(%) ※1 |
|||||
|
全労働者 |
うち 正規雇用 労働者 |
うち 非正規雇用労働者 |
|
全労働者 |
うち 正規雇用 労働者 |
うち 非正規雇用労働者 |
||
|
泉北高速鉄道㈱ |
2.7 |
- |
50.0 |
- ※3 |
※1 |
49.1 |
71.1 |
38.2 |
|
南海バス㈱ |
- |
- |
- |
- |
|
68.6 |
87.0 |
68.9 |
|
徳島バス㈱ |
- |
- |
- |
- |
|
71.4 |
76.8 |
99.2 |
|
南海フードシステム㈱ |
- |
- |
- |
- |
|
88.1 |
88.2 |
109.5 |
|
南海ビルサービス㈱ |
1.8 |
10.0 |
- |
- |
※2 |
53.0 |
80.5 |
62.5 |
|
南海ゴルフマネジメント㈱ |
16.7 |
- |
- |
- |
|
- |
- |
- |
|
南海ライフリレーション㈱ |
33.3 |
- |
- |
- |
|
- |
- |
- |
|
南海辰村建設㈱ |
0.6 |
- |
0.0 |
- ※3 |
※1 |
64.1 |
67.9 |
40.0 |
|
南海ウイングバス㈱ |
- |
- |
- |
- |
|
90.8 |
90.3 |
93.4 |
|
㈱クラカタ商事 |
0.0 |
- |
- |
- |
|
63.9 |
77.2 |
81.8 |
(注)1.※1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。
2.※2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。
3.※3 育児休業取得事由に該当する労働者はおりません。
当社グループの経営方針、経営環境及び対処すべき課題等は、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1)経営方針
当社グループは、鉄道事業をはじめとする交通輸送サービスを基軸に、不動産、流通、レジャー・サービス等の生活に密着した事業を幅広く展開し、社会の信頼に応え、その発展に貢献することを通じて、当社グループの企業価値増大をはかることを基本方針としております。
また、当社グループの普遍的なテーマを、以下のとおり「グループ経営方針」及び「サステナビリティ方針」として位置づけております。
<グループ経営方針>
|
・安全・安心の徹底 鉄道をはじめとしたすべての事業において安全・安心を徹底します ・環境重視 「地球環境保全」を使命として認識、事業において環境に配慮します ・コンプライアンスの徹底 法令遵守、自らの社会的責任を認識、公正で健全な企業活動を行います ・顧客志向の追求 地域に密着した企業として、お客さま目線での行動を徹底します |
<サステナビリティ方針>
|
沿線エリアを中心に、地域住民・自治体・企業等、さまざまなステークホルダーと共創・協働し、企業理念の実践を通じて、「持続的な企業価値の向上」と「持続可能な社会の実現」の両立をめざします。 |
(2)経営環境
当社グループは、大阪府南部や和歌山県を主たる営業基盤とし、運輸、不動産、流通、レジャー・サービス、建設等の事業を展開しております(当社グループの事業の内容については、「第1 企業の概況 3 事業の内容」 をご覧下さい。)。
新型コロナウイルス感染症に伴う社会構造の変化は、当社グループをとりまく現在の事業環境のみならず、将来の事業運営の在り方についても大きな変化・変革をもたらすものと認識しております。また、地震・台風等の自然災害の激甚化傾向や人口減少、ITの進化等、今後経営環境の変化は一層激しさを増すと予想しており、これらに対して柔軟に対応していく必要があると考えております。一方、当社グループは、近年、インバウンド旅客の増加による空港関連輸送の活性化やなんば地区を中心とする不動産業の拡充等により大きな成長を遂げてきました。今後も、大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)の開催や大阪・夢洲へのIR(統合型リゾート)の誘致計画といった関西におけるビジネスチャンスの拡大に加え、なにわ筋線開業(2031年春目標)により、沿線のさらなる利便性向上が期待されています。
(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
当社グループにおいては、コロナ禍を契機に人々の生活様式や価値観が大きく変化する中、将来に向けて「先が読み切れない」ことを前提に、変化への耐性の強い経営基盤を構築することが不可欠であります。
このような認識の下、2027年度におけるありたき姿を定めた「南海グループ経営ビジョン2027」に加え、当社グループがこれまで推進してまいりました「持続的な企業価値の向上」と「持続可能な社会の実現」を両立するサステナブル経営の考え方に基づき、当社グループがめざすべき姿として、「沿線への誇りを礎に、関西にダイバーシティを築く事業家集団」という“2050年の企業像”を策定しております(詳細は後記<ご参考>に記載のとおり)。
この“2050年の企業像”の実現をめざし、当社グループでは、コロナ禍を経ての「再構築」と「成長への基礎構築」を行うため、2022年度~2024年度の3年間を対象期間とする中期経営計画「共創140計画」を現在推進中でありますが、本計画に掲げる事業戦略をセグメント一体で強力に推進するとともに、先が見通せない中、世の中の変化に柔軟に対応しつつ、迅速果断に施策の意思決定を行うことを目的として、本年4月1日付で新たな業務執行体制をスタートさせました。新体制により、持続可能な事業フィールドをさらに拡大していくために、すべてのステークホルダーと共に新たな価値を創っていく「共創」の精神を大切に、公共交通事業への計画的な安全・更新投資に加え、なにわ筋線事業や沿線各所におけるまちづくりをはじめとする戦略投資を確実に実行するとともに、2050年に向けたさらなる成長に向けて、新たな事業の芽の育成にも投資を振り向けてまいります。また、これらの事業戦略の遂行を支える人事戦略と財務戦略を策定し、これら3つの戦略を連動させることで、事業戦略に基づく戦術・打ち手を着実に実行してまいります。
当社グループをとりまく経営環境は、先行き不透明で楽観視できない状況が続くものと予想されますが、グループの総力を結集して本計画を完遂することにより、「南海が描く“2050年の企業像”」の実現をめざしてまいりたいと存じます。
中期経営計画「共創140計画」/戦略骨子
(1) 事業戦略
ア、公共交通事業のサステナブルな経営
激甚化する自然災害への対策等、安全・安定輸送を阻害するリスクの低減・解消のため、計画的な設備投資を実行するとともに、デジタルテクノロジーを活用した新しい枠組みの構築とブランド向上施策等により、業務効率化と収益構造の変革をはかる。また、中期的には既存の鉄道事業・バス事業等を発展させ、ラストワンマイルまでの多彩なサービスを提供する「総合モビリティ事業」への進化をめざす。
イ、選ばれる沿線づくりと不動産事業深化・拡大
2031年開業予定のなにわ筋線新難波駅周辺や難波駅周辺の開発を進めるなど、「アジアの“なんば”」をめざし、引き続き“グレーターなんば”の創造に取り組むとともに、泉北ニュータウンにおけるスマートシティ戦略をはじめとするサステナブルなまちづくり等、沿線において自治体等とともに社会課題の解決を通して地域活性化をめざす、「地域共創型まちづくり」を進める。あわせて、すでに遂行している物流施設の高度化を着実に進める。
ウ、未来探索
中長期視点での成長をめざし、公共交通事業、まちづくり・不動産事業に続く新たな柱の創造に注力する。デジタル顧客接点の構築による新価値創造をめざすとともに、eスポーツ事業への本格参入をはじめ、多種多様な人々が幸せに暮らせるまちづくりに向けて、外国人との共生に資するビジネス拡大に挑戦する。さらに、高野山や百舌鳥・古市古墳群等、世界遺産をはじめ沿線の豊富な観光資源を活かしたツーリズム関連事業等、新たな事業の芽の育成に十分な投資枠を確保し、さまざまな挑戦を促進する。
(2) 人事戦略・財務戦略
上記事業戦略を確実に実行するため、人事戦略・財務戦略を連動させる。
ア、人事戦略
生産性向上と人財の確保・育成、多様な活躍の場の提供を通じて、新たな“人財ポートフォリオ”の構築をめざす。
イ、財務戦略
財務健全性の維持を大前提に、必要な投資をタイムリーに実行していくため、私募リートの設立をはじめ、多様な資金調達を実施する。
(3) 数値目標
計画の最終年度にあたる2024年度の数値目標(連結ベース)は、以下のとおりとする。
|
営業利益(※1) |
280億円 |
|
純有利子負債残高/EBITDA(※2)倍率 |
7.5倍以下 |
(※1)営業利益+受取配当金
(※2)営業利益+受取配当金+減価償却費
(ご参考)
|
設備投資額(3か年総額) |
1,600億円 |
|
CO2排出量削減(2024年度) |
2013年度比32%減 |
<ご参考>南海が描く“2050年の企業像”
(4)経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
「南海グループ経営ビジョン2027」では、営業キャッシュ・フローを成長投資に優先配分し、収益力向上を通じた財務体質の強化をめざすこととしております。当社グループは、本ビジョンにおいて、経営上の目標の達成状況を判断するための経営指標(連結ベース)のうち収益性指標として「営業利益」を、財務健全性指標として「有利子負債残高/EBITDA倍率」を採用しております。
2022年度から2024年度を対象期間とする「共創140計画」においては、収益性指標として「営業利益」を、財務健全性指標として「純有利子負債残高/EBITDA倍率」をそれぞれ採用しております。なお、コロナ禍の影響を受けて、一時的に手元資金を積み増した経緯から、「共創140計画」における財務健全性指標は、有利子負債から現金及び預金を控除した純有利子負債残高をもとに算定することとしております。
また、「共創140計画」においては、以下の2項目を参考指標として設定しております。
同計画で掲げる3つの事業戦略を推進するためには、設備投資の継続的実施が欠かせないことから、「設備投資額」を採用しております。
サステナブル重要テーマ(マテリアリティ)のひとつである「地球環境保全への貢献」に向けて、CO2削減をより促進させるべく、「CO2排出量削減」を採用しております。
上記各指標のうち「営業利益」は、成長戦略として共同出資等のアライアンスを積極的に活用するため、受取配当金を含めた総額としております。
経営指標である「営業利益」の算出方法は、以下のとおりであります。
「営業利益」=営業利益+受取配当金
また、「有利子負債残高/EBITDA倍率」「純有利子負債残高/EBITDA倍率」におけるEBITDAの算出方法は、以下のとおりであります。
EBITDA=営業利益+受取配当金+減価償却費
なお、当連結会計年度の客観的な指標等の進捗状況につきましては、「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容 ② 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗状況」をご覧下さい。
当社グループの事業その他に関するリスクにつきましては、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、積極的な情報開示の観点から以下に記載しております。当社グループでは、リスク管理委員会を設置するなど、グループ全体の総合的・一元的なリスク管理を行うことにより、当社グループの経営に重要な影響を与える可能性のあるリスクの回避又は低減に努めております。なお、発生の回避及び発生した場合の対応を一部記載しておりますが、係る対策が必ずしもリスク及びその影響を軽減するものではない可能性があることにご留意下さい。
本項につきましては、将来に関する事項が含まれておりますが、当該事項は当連結会計年度末において判断したものであります。
(1)経済情勢等
少子高齢化、沿線地域における人口、雇用情勢及びインバウンドをはじめとする関西国際空港利用者数の動向等により、鉄道事業をはじめとする運輸業における旅客が減少することや、国内外の景気動向、消費動向及び市場ニーズの変化により、不動産業、流通業、レジャー・サービス業等における売上高について影響を受けることがあります。このほか、為替の変動、原油価格の高騰による電力料金の値上げや資材価格の高騰が、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
さらに、投資有価証券に係る株価変動、保有不動産の地価変動等により株式や低収益物件等の減損処理が必要になる場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(2)競合
鉄道事業におきましては、一部路線が他社と競合しております。さらに、自家用車やバイク等の輸送手段への移行が今後も影響を及ぼす可能性があります。
バス事業におきましては、2002年2月から乗合バス事業に係る需給調整規制が完全に撤廃され、新規路線参入については自由競争下にあるため、競争の激化により当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
また、当社の経営拠点であるなんばエリアにおいて経営する商業施設「なんばCITY」及び「なんばパークスShops&Diners」につきましては、大阪市内における他のエリア(梅田、天王寺等)の大型商業施設と競合関係にあります。
(3)法的規制
鉄道事業におきましては、鉄道事業法(昭和61年法律第92号)の定めにより、経営しようとする路線及び鉄道事業の種別ごとに国土交通大臣の許可を受けなければならず(第3条)、さらに旅客運賃及び料金(上限)の設定・変更につき、国土交通大臣の認可を受けなければならない(第16条)こととされております。なお、これらの国土交通大臣の許可及び認可については、期間の定めはありません。
また、同法、同法に基づく命令、これらに基づく処分・許可・認可に付した条件への違反等に該当した場合には、国土交通大臣は期間を定めて事業の停止を命じ又は許可を取り消すことができる(第30条)こととされております。鉄道事業の廃止については、廃止日の1年前までに国土交通大臣に届出を行う(第28条の2)こととなっております。
現時点におきまして同法に抵触する事実等は存在せず、鉄道事業の継続に支障を来す要因は発生しておりません。しかしながら、同法に抵触し、国土交通大臣より事業の停止や許可の取消を受けた場合には、事業活動に重大な影響を及ぼす可能性があります。
なお、上記のほか、当社グループが展開する各事業については、さまざまな法令、規則等の適用を受けており、これらの法的規制が強化された場合には、規制遵守のための費用が増加する等、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(4)大規模販売用不動産
大規模販売用不動産につきましては、計画的な分譲を実施することにより、資金回収をはかっておりますが、主に郊外地域における土地価格の下落や住宅需要の都心回帰の傾向がさらに進んだこと等により、郊外型大規模住宅開発には厳しい状況が続いております。今後も計画的な分譲を進めてまいりますが、少子化による住宅需要減や都心回帰の顧客志向がますます強くなることも予想されますので、資金回収の遅れが生じる等の影響が出る可能性があります。
(5)グループ会社に関する事項
当社連結子会社である南海辰村建設株式会社は、グループ会社で唯一の上場会社であり、またグループ内の中核会社であるため、当社ではこれまでに第三者割当増資の引受や支援金の提供等の経営支援を行っておりますが、同社において、想定外の受注環境の悪化等に見舞われた場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(6)投資
鉄道事業における投資につきましては、連続立体交差化工事や安全運行確保のための各種更新投資が長期にわたりかつ多額となるため、その資金調達や金利負担が当社グループの業績及び財務状況に影響を与えております。
(7)M&A
成長戦略としてのM&Aの実行に際しましては、外部専門家等も交え、対象会社の財務内容等に関するデューディリジェンスを綿密に行いますが、当該デューディリジェンスの過程で検知できなかった偶発債務や未認識債務等が顕在化した場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、M&A実行後の事業環境の変化に伴い、対象会社の収益力が低下した場合や期待するシナジー効果が実現できない場合、減損損失を認識する必要が生じ、投資の回収が不可能となる等、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(8)退職給付会計
退職給付に係る資産及び退職給付に係る負債につきましては、従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における見込額に基づき、退職給付債務から年金資産の額を控除した額を計上しております。数理計算上の差異は、その発生時の従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(3年から11年)による定額法により翌連結会計年度から費用処理することとしております。債務の計算における前提が変更された場合や、一層の運用利回りの悪化があった場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(9)有利子負債
当社は、その事業の特性上、借入金依存割合が高い状況にあり、設備投資やM&A実行資金を使途に多額の社債発行や銀行借入を行った場合、有利子負債残高がさらに増加することが考えられます。資金調達手段の多様化をはかり、財務健全性の維持に努めますが、金利変動により金利負担が増加した場合、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。
また、格付機関が当社の格付を引き下げた場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(10)自然災害等
南海トラフ地震等の大規模地震やそれに伴う津波の発生、台風等による風水害・地すべりといった自然災害により、当社の設備やインフラが多大な被害を受けた場合には、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。高架橋柱をはじめとする鉄道施設やビル等の耐震補強を計画的に実施するほか、橋梁等の防災・減災のため各種対策を講じております。
なお、(11)、(12)の事故発生等を含め、大規模自然災害が発生した場合の対処として、災害対策規程等の制定や、大規模地震を想定した事業継続計画(BCP)の策定、震災対応型コミットメントラインの導入等、被害を最小限にとどめる管理体制の強化をはかっておりますが、発生の地域、規模、時期、時間等により、被害の範囲が大きくなる可能性があります。また、当社施設に直接の被害がない場合であっても、大規模自然災害に伴う、第3種鉄道事業者の施設被害や電力供給の制限、列車運行に必要な部品の調達困難等により、鉄道輸送に大きな支障が出る可能性があります。
このほか、新型コロナウイルス感染症の影響に伴い、インバウンド需要や行動様式の変化による鉄道事業をはじめとする運輸業での輸送人員の減少、ECの拡大による商業施設のニーズの変化などによって、当社グループの業績及び財務状況は影響を受けております。本感染症の影響とそれに伴う社会構造の変化は、当社グループをとりまく事業環境や将来の事業運営の在り方に変化・変革をもたらすものと認識しております。これに対する対応策については、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (3) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題」をご覧下さい。なお、新型コロナウイルス感染症による影響は、「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」並びに「4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析」の各項目に関連付けて示しております。
(11)事故・システム障害等の発生
安全安心な輸送サービスの提供を最大の使命とする運輸業を基軸に事業展開をしている当社グループにおいて、事故や自社設備の火災・爆発等が発生した場合、並びに重大インシデント(事故が発生する恐れがあると認められる事態)が発生した場合には、社会的信用の失墜を招くばかりでなく、その復旧及び損害賠償請求等により業績に多大な影響を生じる可能性があります。
また、人的原因や機器の誤作動等により、システム障害が発生した場合、事業運営に支障を来すとともに、施設の復旧や振替輸送に係る費用の発生等により、当社グループの社会的信用の失墜や業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。事故・システム障害の未然防止のため、保安諸施設や駅務システムの整備、更新や定期的なメンテナンスの実施、従業員教育の徹底等、さらなる対策に取り組んでまいります。
(12)第三者行為やテロ活動等
第三者行為による事故発生やテロ活動及び不正アクセス等につきましても、不審物への警戒や施設内巡回の強化及び情報セキュリティの確保等の対策を行っておりますが、万一、テロ活動等が発生し、その影響を受けた場合には、事業活動に支障が出る可能性があります。
(13)保有資産及び商品等の瑕疵・欠陥
当社グループが保有する資産について、瑕疵や欠陥が発見された場合、又は健康や周辺環境に影響を与える可能性等が指摘された場合、その改善・原状復帰、補償等に要する費用が発生する可能性があります。また、当社グループが販売した商品、売却した不動産、受注した工事、提供したサービス等について、瑕疵や欠陥が発見された場合、その改善及び補償等に要する費用の発生や社会的信用の失墜等により、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(14)気候変動への対応
当社グループでは、気候変動の緩和に向けた脱炭素社会への移行に伴う費用増や、気候変動による激甚化した災害が発生した場合に、業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。その対処として、気候変動による事業への影響を想定し、リスクと機会への対応について事業戦略と一体化していくための取組みを行っています。また2021年9月には、当社は気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言に賛同を表明し、その提言に基づいた情報開示を進めております。引き続き、サステナブル重要テーマ(マテリアリティ)である「地球環境保全への貢献」への取組みを通じて、持続可能な社会の実現に寄与してまいりたいと考えております。
(15)人事政策
鉄道、バス等の運輸業におきましては、労働集約型の産業構造であるため、事業運営上必要な人財の安定的な確保が求められます。また、「選ばれる沿線づくり」や「不動産事業の深化・拡大」といった事業戦略を推進していくために多様で専門的な人財の確保・育成に努める必要もあります。これらの政策が環境変化等により遅れた場合、当社グループの業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(16)情報資産の管理
当社グループでは、各事業においてお客さまや従業員の個人情報だけではなく、機密情報をはじめとする重要情報を保有しております。このため、リスクマネジメント強化を目的として、情報セキュリティ基本方針等の社内規程を整備するとともに、従業員に対する教育等に取り組んでおります。しかしながら、何らかの原因により情報が流出した場合には、損害賠償責任が発生する可能性があるほか、当社グループの社会的信用が失墜し、業績に影響を及ぼす可能性があります。
(17)コンプライアンス
当社グループでは、企業倫理の確立をはかり、コンプライアンス経営を維持・推進するために、コンプライアンス遵守に関する教育を定期的に実施する等の啓発活動に努めております。また、法的・倫理的問題を早期に発見し、是正していくための体制として内部通報制度を設けておりますが、重大な不正・不法行為が発生した場合、当社グループの社会的信用の失墜や業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(18)重要な訴訟
現在のところ、特に経営に重大な影響を及ぼすような重要な係争事件はありません。
今後の事業展開におきましても、あらゆる取引において契約内容の真摯な履行に努めてまいりますが、相手方の信義に反する行為に対しやむを得ず訴訟等を提起する場合や、相手方との認識の相違又は相手方悪意により、訴訟等を提起される可能性があります。さらに、訴訟等の結果によっては、当社グループの社会的信用の失墜や業績及び財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。
(1)財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況
当連結会計年度のわが国経済は、新型コロナウイルスの感染防止対策と社会経済活動の両立をはかる「ウィズコロナ」の下、景気は緩やかに持ち直す動きが続いたものの、世界的な金融引締めが進む中、原材料の価格上昇や供給面での制約等による下振れリスクを抱えるなど、先行きは依然として予断を許さない状況のまま推移いたしました。
このような経済情勢の下におきまして、当社グループでは、当期を初年度とする中期経営計画「共創140計画」を策定し、各種施策への取組みを進めてまいりました。
この結果、当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況は次のとおりであります。
① 財政状態
(資産)
当連結会計年度末における資産合計は、9,351億13百万円となり、前連結会計年度末に比べ141億36百万円増加いたしました。これは主に、連続立体交差化工事の進捗等により建設仮勘定が96億6百万円増加したことや、未収金の増加等により流動資産その他が55億72百万円増加したことによるものであります。
(負債)
当連結会計年度末における負債合計は、6,605億26百万円となり、前連結会計年度末に比べ2億66百万円増加いたしました。これは主に、有利子負債残高が79億72百万円減少した一方で、前受金の増加等により流動負債その他が59億84百万円増加したことや、繰延税金負債が21億30百万円増加したことによるものであります。
(純資産)
当連結会計年度末における純資産合計は、2,745億86百万円となり、前連結会計年度末に比べ138億70百万円増加いたしました。これは主に、剰余金の配当により28億33百万円減少した一方、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により146億23百万円増加したことによるものであります。
この結果、自己資本比率は27.9%(前連結会計年度末は26.9%)となりました。
② 経営成績
当連結会計年度におきましては、運輸業における輸送人員の増加や、建設業における完成工事高の増加等により、営業収益は2,212億80百万円(前期比9.7%増)となり、営業利益は、資源価格や物価の高騰による影響等があったものの、210億23百万円(前期比72.5%増)、経常利益は189億65百万円(前期比91.0%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は146億23百万円(前期比263.6%増)となりました。
セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。
<運輸業>
鉄道事業におきましては、営業面では、国内外旅客による空港線需要の回復に伴い、昨年5月、平日ダイヤで一部運休していた特急ラピートの運行を再開するとともに、本年2月には、午前時間帯に始発駅を発車する特急ラピートを増便いたしました。また、アフターコロナを見据えた取組みとして、クレジットカードによるタッチ決済が可能な改札機設置駅の拡大や、デジタルきっぷの商品拡大を行い、キャッシュレス化を推進するなど、旅客の利便性向上と旅客サービスのデジタル化に努めましたほか、新たな需要喚起施策として、世界的な人気を誇るK-POPグループとのコラボレーションによる特急ラピートのラッピングや企画乗車券の販売等を実施いたしました。施設・車両面では、旅客の利便性と満足度向上を目的として、中百舌鳥駅のリニューアル工事を推進するとともに、より安全で安心な輸送サービスを提供するため、同駅4番線のホームドア設置に向けた準備工事に着手いたしましたほか、通勤車両の一部に防犯カメラを試験設置し、今後の導入に向けた検討を開始いたしました。また、旅客対応を一元化する「駅総合案内センター」の開設準備を進めました。
なお、沿線人口の減少や新しい行動様式の定着等が進展する中、安全・安心と輸送サービスの安定性確保に必要な投資を維持していくために、当社では昨年10月に鉄道線旅客運賃変更認可申請を行い、本年2月に認可されましたので、本年10月1日から変更を実施する予定にしております。また泉北高速鉄道株式会社におきましても、同日から、大人普通運賃及び通勤定期運賃を引き上げる一方、子育てしやすい環境づくりの一環として、小児IC運賃を一律50円に引き下げることを決定しております。
バス事業におきましては、南海バス株式会社において、世界的農機メーカーの新社屋移転に伴い、バス路線の新設等による通勤需要の取込みに努めたほか、徳島バス株式会社において、利便性の高い持続可能な公共交通としての事業基盤を構築していくために、四国旅客鉄道株式会社と共同し、一部区間においてバスと鉄道を乗り継ぐ場合に、乗換え時の初乗り運賃を不要とする等の取組みを開始いたしました。
以上のような諸施策を進めました結果、運輸業の営業収益は955億32百万円(前期比14.6%増)となり、営業利益は11億52百万円(前期は営業損失73億82百万円)となりました。
提出会社の運輸成績
|
区分 |
単位 |
当連結会計年度 |
|||
|
(2022.4~2023.3) |
対前連結会計年度増減率 |
||||
|
営業日数 |
日 |
365 |
% 0.0 |
||
|
営業キロ |
キロ |
154.8 |
0.0 |
||
|
客車走行キロ |
千キロ |
95,954 |
0.8 |
||
|
旅客人員 |
定期外 |
千人 |
82,077 |
24.4 |
|
|
定期 |
千人 |
121,694 |
4.1 |
||
|
計 |
千人 |
203,771 |
11.4 |
||
|
運輸収入 |
旅客収入 |
定期外 |
百万円 |
27,486 |
33.8 |
|
定期 |
百万円 |
18,971 |
2.6 |
||
|
計 |
百万円 |
46,457 |
19.0 |
||
|
運輸雑収 |
百万円 |
3,029 |
13.5 |
||
|
収入合計 |
百万円 |
49,487 |
18.7 |
||
|
乗車効率 |
% |
26.5 |
- |
||
(注) 乗車効率の算出は 延人キロ/(客車走行キロ×平均定員)によります。
営業成績
|
業種 |
当連結会計年度(2022.4~2023.3) |
|
|
営業収益 |
対前連結会計年度増減率 |
|
|
|
百万円 |
% |
|
鉄道事業 |
56,393 |
17.3 |
|
軌道事業 |
1,489 |
10.7 |
|
バス事業 |
20,262 |
15.7 |
|
海運業 |
1,871 |
29.8 |
|
貨物運送業 |
18,071 |
6.4 |
|
車両整備業 |
4,325 |
0.6 |
|
調整額 |
△6,881 |
― |
|
営業収益計 |
95,532 |
14.6 |
<不動産業>
不動産賃貸業におきましては、なんばスカイオやパークスタワー等のなんばエリアの物件をはじめ、キーノ和歌山ほか沿線各物件の収益性の維持向上に努めました。また、北大阪トラックターミナル高度化利用計画の一環として、Ⅱ期棟の開発計画を推進するとともに、近隣地において大阪府食品流通センターE棟を竣工いたしました。
駅を拠点としたまちづくりにおきましては、なんばエリアでは、新たに「なんばパークス サウス」と名付けた「難波中二丁目開発計画」の開発エリアにおいて、本年3月、オフィスビル「パークス サウス スクエア」の供用を開始するとともに、ビジネスホテルが先行開業いたしました。また、大阪市と協働で進めるなんば駅前広場の歩行者空間拡大に向け、「なんば駅周辺における空間再編推進事業」の取組みを本格化させました。泉北エリアにおいては、沿線中核都市への成長をめざし、「泉ケ丘駅前活性化計画」を鋭意推進する一方、デジタル技術を活用したサステナブルなまちづくりを推進するため、官民協働で設立された「SENBOKUスマートシティコンソーシアム」に参画したほか、運動習慣の定着と健康増進をはかることを目的としたヘルスケアアプリ「へるすまーと泉北」を活用した新たなサービスの実現に向けた実証実験に取り組みました。また、開発資金調達の手段として準備を進めております私募リート事業につきましては、昨年10月、私募リートの運用を担う南海リートマネジメント株式会社を設立し、運用開始に向けた諸手続きを進めました。
不動産販売業におきましては、南海くまとり・つばさが丘において、新街区「ブライトビューガーデン」の分譲を開始したほか、当社沿線にあっては三国ヶ丘、沿線外では大阪市福島区等において、当社グループの分譲マンションブランド「ヴェリテ」シリーズを展開いたしました。
以上のような諸施策を進めましたが、不動産販売業におけるマンション販売の減少等により、不動産業の営業収益は446億27百万円(前期比2.1%減)となり、営業利益は125億70百万円(前期比0.1%減)となりました。
営業成績
|
業種 |
当連結会計年度(2022.4~2023.3) |
|
|
営業収益 |
対前連結会計年度増減率 |
|
|
|
百万円 |
% |
|
不動産賃貸業 |
33,968 |
4.4 |
|
不動産販売業 |
10,943 |
△18.8 |
|
調整額 |
△284 |
― |
|
営業収益計 |
44,627 |
△2.1 |
<流通業>
ショッピングセンターの経営におきましては、昨年春にグランドオープン15周年を迎えたなんばパークスにおいて、段階的な大規模リニューアル計画を推進し、エリア最大級となるアウトドアショップをはじめとする大型店舗を誘致したほか、なんばスカイオにおいても、商業エリアにおいて開業以来初となる1フロア全体のリニューアルを実施いたしました。また、なんばエリアでの買い物や飲食をより便利に、より快適にお客さまに楽しんでいただくために、当社がなんばエリアで運営する4つの商業施設(「なんばパークス」「なんばCITY」「なんばスカイオ」「なんばEKIKAN」)における共通アプリ「NAMBAMARUTTO(なんばまるっと)」の提供を開始いたしました。
駅ビジネス事業におきましては、株式会社セブン‐イレブン・ジャパンとの間で業務提携契約を締結し、駅構内等のコンビニエンスストアを同社ブランドによるフランチャイズ店に順次転換することにより、さらなる利便性向上に努めました。
以上のような諸施策を進めました結果、流通業の営業収益は236億7百万円(前期比7.5%増)となり、営業利益は17億10百万円(前期比49.4%増)となりました。
営業成績
|
業種 |
当連結会計年度(2022.4~2023.3) |
|
|
営業収益 |
対前連結会計年度増減率 |
|
|
|
百万円 |
% |
|
ショッピングセンターの経営 |
13,981 |
14.0 |
|
駅ビジネス事業 |
11,002 |
2.8 |
|
その他 |
386 |
△36.5 |
|
調整額 |
△1,763 |
― |
|
営業収益計 |
23,607 |
7.5 |
<レジャー・サービス業>
旅行業におきましては、観光案内所や新型コロナワクチン接種の運営業務等について自治体からの受託に努めましたほか、感染防止対策としての行動制限の撤廃に伴い、期の後半にかけて回復が顕著に見られた企業の出張やMICE等の旅行需要の取込みに注力いたしました。
ホテル・旅館業におきましては、「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」において、アフターコロナにおける需要回復を見据え、リブランド3周年を記念した特別プランの販売やメディアへの露出による知名度向上に取り組みました。
ビル管理メンテナンス業におきましては、既存物件において提供するサービスの品質向上に注力するとともに、物流施設や商業施設、研究施設等の新規管理物件の受託と設備工事の受注に努めました。
eスポーツ事業におきましては、事業推進体制の構築として、昨年4月、eスポーツ施設の運営管理等を行うeスタジアム株式会社を設立するとともに、大阪府泉佐野市や岐阜市等において、eスポーツ専門施設の運営を開始し、事業基盤の確立に努めました。
海外IT人財紹介事業(「Japal」事業)におきましては、共創140計画に掲げる「外国人との共生」の実現に資する事業として、当社のブランドやネットワークの活用を強化し、成約件数の拡大に努めました。
以上のような諸施策を進めました結果、レジャー・サービス業の営業収益は398億51百万円(前期比4.2%増)となりましたが、ビル管理メンテナンス業において利益率が低下したこと等により、営業利益は35億50百万円(前期比7.4%減)となりました。
営業成績
|
業種 |
当連結会計年度(2022.4~2023.3) |
|
|
営業収益 |
対前連結会計年度増減率 |
|
|
|
百万円 |
% |
|
旅行業 |
3,302 |
39.5 |
|
ホテル・旅館業 |
619 |
63.0 |
|
ボートレース施設賃貸業 |
6,384 |
8.7 |
|
ビル管理メンテナンス業 |
23,684 |
△0.3 |
|
葬祭事業 |
2,928 |
6.2 |
|
その他 |
5,032 |
1.1 |
|
調整額 |
△2,099 |
― |
|
営業収益計 |
39,851 |
4.2 |
<建設業>
建設業におきましては、民間住宅工事のほか、物流施設等の民間非住宅工事や公共工事の受注活動に注力いたしました。
この結果、完成工事高の増加等により、建設業の営業収益は436億62百万円(前期比14.5%増)となったものの、利益率の低下等により、営業利益は18億89百万円(前期比3.6%減)となりました。
営業成績
|
業種 |
当連結会計年度(2022.4~2023.3) |
|
|
営業収益 |
対前連結会計年度増減率 |
|
|
|
百万円 |
% |
|
建設業 |
43,689 |
14.5 |
|
調整額 |
△26 |
― |
|
営業収益計 |
43,662 |
14.5 |
<その他の事業>
その他の事業におきましては、営業収益は29億63百万円(前期比11.7%増)となり、営業利益は1億75百万円(前期比0.5%減)となりました。
営業成績
|
業種 |
当連結会計年度(2022.4~2023.3) |
|
|
営業収益 |
対前連結会計年度増減率 |
|
|
|
百万円 |
% |
|
その他 |
2,998 |
12.6 |
|
調整額 |
△34 |
― |
|
営業収益計 |
2,963 |
11.7 |
③ キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べ14億39百万円増加し、375億40百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動の結果得られた資金は390億86百万円(前期は418億79百万円の獲得)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益193億74百万円のほか、減価償却費276億19百万円等によるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動の結果使用した資金は263億5百万円(前期は196億69百万円の使用)となりました。これは主に、固定資産の取得による支出329億48百万円のほか、工事負担金等受入による収入60億48百万円等によるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動の結果使用した資金は113億41百万円(前期は270億26百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入金の返済による支出399億2百万円のほか、長期借入れによる収入224億70百万円等によるものであります。
④ 生産、受注及び販売の実績
当社グループ(当社及び連結子会社)の受注及び販売品目につきましては多種多様であり、セグメントごとに金額及び数量で示すことはしておりません。
このため生産、受注及び販売の実績につきましては、「② 経営成績」におけるセグメントごとの経営成績に関連付けて示しております。
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 経営成績等に重要な影響を与える要因
経営成績等に重要な影響を与える要因につきましては、「3 事業等のリスク」に記載のとおりであります。
② 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等の進捗状況
「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等」に記載のとおり、「共創140計画」における経営指標として、「営業利益」及び「純有利子負債残高/EBITDA倍率」をそれぞれ採用しております。
当連結会計年度末における各指標の状況、及び「共創140計画」で掲げる数値目標はそれぞれ以下のとおりであります。
|
経営指標 |
2022年度 (実績) |
2024年度 (目標) |
|
営業利益(※1) |
220億円 |
280億円 |
|
純有利子負債残高/EBITDA(※2)倍率 |
8.8倍 |
7.5倍以下 |
(※1)営業利益+受取配当金
(※2)営業利益+受取配当金+減価償却費
③ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
a.資金調達の方法及び状況
資金調達につきましては、鉄道事業等における設備投資に対する㈱日本政策投資銀行からの借入金のほか、社債及び金融機関からの借入金など、市場の環境や金利の動向等を総合的に勘案したうえで決定しております。
また、資金調達手法の一つとして複数の金融機関との間でコミットメントライン契約を締結しております。
さらに、当社グループの資金効率向上のため、キャッシュマネジメントシステム(CMS)を導入し、極力グループ内資金を有効活用する仕組みを構築しております。
このほか、大規模自然災害等が発生した場合の対処として、震災対応型コミットメントライン契約を締結しております。
b.資金需要の動向
「南海グループ経営ビジョン2027」達成に向けた10年間(2018年度~2027年度)は、基本的には営業キャッシュ・フローを成長投資に優先配分し、収益力向上を通じた財務体質の強化をめざすこととしておりますが、当連結会計年度は新型コロナウイルス感染症の影響を受け、コスト削減を徹底するとともに、安全性・緊急性を判断した上で設備投資の抑制に努めました。なお、当連結会計年度における各セグメントの設備投資等の概要については、「第3 設備の状況」に記載のとおりであります。
配当の基本方針は、長期にわたる安定的な経営基盤の確保と財務体質の強化に努めつつ、収益のさらなる向上をはかることにより安定的な配当を実施することとしております(配当政策については、「第4 提出会社の状況 3.配当政策」をご覧下さい。)。なお、内部留保資金は、鉄道事業の安全対策を中心とする設備投資のほか、当社グループの持続的な成長のための投資、財務体質の強化等に充当する考えであります。
④ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。連結財務諸表の作成にあたり、経営者は、決算日における資産・負債及び報告期間における収入・費用の金額並びに開示に影響を与える見積り及び予測を行わなければなりません。これらの見積りについては、過去の実績や状況等に応じ合理的だと考えられるさまざまな要因に基づき見積り及び判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。
なお、当社グループの連結財務諸表で採用されている重要な会計方針は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載のとおりであります。
当連結会計年度における、会計上の見積りを行う上での新型コロナウイルス感染症の影響に関する仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
当社グループで重要であると考える会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定には、以下のようなものがあります。
a.固定資産の減損損失
当社グループは、管理会計上の区分を基礎に、事業ごと又は物件ごとに資産のグルーピングを行い、収益性が著しく低下した資産グループについて、固定資産の帳簿価額を回収可能価額まで減損し、当該減少額を減損損失として計上することとしております。回収可能価額は、資産グループの事業計画に基づく将来キャッシュ・フロー、割引率、正味売却価額など多くの前提条件に基づいて算出しております(当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結損益計算書関係)」に記載しております。)。これらの前提条件は長期的な見積りに基づくため、将来の当該資産グループを取り巻く経営環境の変化による収益性の変動や市況の変動により、回収可能価額を著しく低下させる変化が見込まれた場合、減損損失の計上が必要となる可能性があります。
b.退職給付に係る資産・負債
当社グループは、退職給付債務及び費用について、年金資産の長期期待運用収益率や割引率等数理計算上で設定される仮定に基づいて算出しております(当該見積りに用いた仮定については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(退職給付関係)」に記載しております。)。これらの仮定と実際の結果との差額は累計され、将来の会計期間にわたって費用化されます。使用した仮定は妥当なものと考えておりますが、実際の結果との差異又は仮定自体の変更が生じた場合には、損益及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
c.繰延税金資産
当社グループは、繰延税金資産について、将来の利益計画に基づいた課税所得が十分に確保でき、回収可能性があると判断した将来減算一時差異等について算出しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、その見積額の前提条件や仮定に変更が生じた場合には、繰延税金資産が増額又は減額され、損益及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
d.完成工事高及び完成工事原価
工事契約において、一定の期間にわたり充足される履行義務については、期間がごく短い工事を除き、履行義務の充足に係る進捗度を見積り、当該進捗度に基づく収益及び費用を計上しております。計上にあたっては取引価格、工事原価総額及び当連結会計年度末における履行義務の充足に係る進捗度を合理的に見積っております。
取引価格については、当初契約金額及び追加変更契約金額に基づいておりますが、過去に実績のある一部の工事については、自社で合理的な見積りを実施しております。工事原価総額については、図面や仕様書に基づき、詳細な積み上げ計算を行い、状況の変化に応じて見直しを実施しております。
また、当連結会計年度末における履行義務の充足に係る進捗度についてはインプット法を採用し、当連結会計年度末までに発生した工事原価累計額が予想される工事原価総額に占める割合をもって決算日における進捗度とする方法を採用しております。
この見積りが、建設資材及び労務外注の調達遅れや価格高騰、市況の変動等も含め、工事着工後の状況の変化により大きく変動した場合は、当社グループの損益及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
特記すべき事項はありません。
当社グループ(当社及び連結子会社)の2023年3月31日現在におけるセグメントごとの設備の概要、帳簿価額並びに従業員数は次のとおりであります。
(1)セグメント総括表
|
セグメントの名称 |
帳簿価額 |
従業員数 |
|||||
|
建物及び 構築物 |
機械装置 及び運搬具 |
土地 (面積千㎡) |
建設仮勘定 |
その他 |
合計 |
||
|
|
百万円 |
百万円 |
百万円 |
百万円 |
百万円 |
百万円 |
人 |
|
運輸業 |
180,579 |
24,539 |
116,083 (3,016) |
27,339 |
2,516 |
351,059 |
5,284 (325) |
|
不動産業 |
126,247 |
482 |
224,254 (7,990) |
560 |
688 |
352,233 |
187 (7) |
|
流通業 |
46,203 |
5 |
11,910 (95) |
150 |
549 |
58,819 |
415 (725) |
|
レジャー・サービス業 |
11,328 |
256 |
10,345 (2,069) |
168 |
1,027 |
23,126 |
2,023 (1,126) |
|
建設業 |
250 |
24 |
276 (11) |
- |
23 |
575 |
536 (9) |
|
その他の事業 |
23 |
0 |
- (-) |
- |
7 |
31 |
157 (40) |
|
小計 |
364,632 |
25,309 |
362,871 (13,183) |
28,219 |
4,813 |
785,845 |
8,602 (2,232) |
|
消去又は全社 |
△13,418 |
△304 |
△3,400 (-) |
- |
△0 |
△17,124 |
303 (7) |
|
合計 |
351,213 |
25,004 |
359,470 (13,183) |
28,219 |
4,812 |
768,721 |
8,905 (2,239) |
(注)1.帳簿価額「その他」は工具器具備品及びリース資産であります。
2.上記のほか、賃借土地として、レジャー・サービス業のボートレース住之江用地(賃借面積48千㎡)ほか
計269千㎡があります。
3.提出会社の各事業関連固定資産につきましては、各セグメントに配賦しております。
4.従業員数の( )は臨時従業員数を表し、年間の平均人員を外数で記載しております。
(2)運輸業
① 鉄道事業
a 線路及び電路施設
(提出会社)
|
線名 |
区間 |
営業キロ |
単線・複線の別 |
駅数 |
電圧 |
変電所数 |
|
|
|
km |
|
|
V |
|
|
南海本線 |
難波~和歌山市 |
64.2 |
複線 |
43 |
1,500 |
20 |
|
高師浜線 |
羽衣~高師浜 |
1.5 |
単線 |
2 |
〃 |
|
|
空港線 |
泉佐野~関西空港 |
8.8 |
複線 |
2 |
〃 |
|
|
多奈川線 |
みさき公園~多奈川 |
2.6 |
単線 |
3 |
〃 |
|
|
加太線 |
紀ノ川~加太 |
9.6 |
〃 |
7 |
〃 |
|
|
和歌山港線 |
和歌山市~和歌山港 |
2.8 |
〃 |
1 |
〃 |
|
|
高野線 |
汐見橋~極楽橋 |
64.5 |
複線・単線 |
41 |
〃 |
|
|
鋼索線 |
極楽橋~高野山 |
0.8 |
単線 |
1 |
440 |
|
|
合計 |
|
154.8 |
|
(7) 100 |
|
20 |
(注)1.軌間は全線1.067mであります。
2.空港線営業キロには、第二種鉄道事業6.9㎞(りんくうタウン・関西空港間)、和歌山港線営業キロには、第二種鉄道事業2.0㎞(県社分界点(旧久保町)・和歌山港間)が含まれております。空港線の上記区間は、新関西国際空港株式会社から鉄道施設を借り入れており、使用料につきましては、提出会社及び西日本旅客鉄道株式会社と新関西国際空港株式会社との協定等に基づき、当該鉄道施設の建設費用及び毎年発生する保有・管理に要する費用を100年間にわたり支払い、このうち連絡橋部分の建設に要した費用については、提出会社及び西日本旅客鉄道株式会社が、それぞれの輸送実績に応じた使用料を支払うことになっております。2022年度の使用料は1,539百万円となりました。なお、賃借期間終了後も、提出会社、西日本旅客鉄道株式会社及び新関西国際空港株式会社のいずれかから別段の意思表示がない限り、期間を5年として自動的に延長されることになっております。
3.駅数の( )は共用駅数を表し、各線名別の駅数欄ではいずれか一方の線の所属として計算しております。
4.高石市内連続立体交差化工事のため、高師浜線(1.5㎞)は鉄道事業を休止し、バス代行輸送を行っております。
(国内子会社)
|
会社名・線名 |
区間 |
営業キロ |
単線・複線の別 |
駅数 |
電圧 |
変電所数 |
|
(泉北高速鉄道㈱) |
|
km |
|
|
V |
|
|
泉北高速鉄道線 |
中百舌鳥~和泉中央 |
14.3 |
複線 |
6 |
1,500 |
2 |
(注)1.軌間は全線1.067mであります。
2.泉北高速鉄道線6駅のうち、中百舌鳥駅は提出会社の保有資産であります。
b 車両
(提出会社)
|
電動客車 |
制御客車 |
付随客車 |
鋼索車 |
計 |
|
両 |
両 |
両 |
両 |
両 |
|
405 |
125 |
162 |
4 |
696 |
(注) 車庫及び工場
|
名称 |
所在地 |
建物及び構築物 |
土地 |
摘要 |
|
|
帳簿価額 |
面積 |
帳簿価額 |
|||
|
|
|
百万円 |
㎡ |
百万円 |
|
|
住ノ江検車 |
大阪市住之江区 |
87 |
31,426 |
2,097 |
|
|
羽倉崎検車 |
大阪府泉佐野市 |
184 |
15,404 |
264 |
|
|
和歌山検車 |
和歌山県和歌山市 |
61 |
14,918 |
643 |
|
|
千代田検車 |
大阪府河内長野市 |
109 |
37,893 |
405 |
|
|
小原田検車 |
和歌山県橋本市 |
371 |
42,585 |
315 |
|
|
千代田工場 |
大阪府河内長野市 |
402 |
44,664 |
517 |
|
(国内子会社)
|
会社名 |
電動客車 |
制御客車 |
付随客車 |
計 |
|
|
両 |
両 |
両 |
両 |
|
泉北高速鉄道㈱ |
58 |
38 |
16 |
112 |
(注) 車庫及び工場
|
会社名・名称 |
所在地 |
建物及び構築物 |
土地 |
摘要 |
|
|
帳簿価額 |
面積 |
帳簿価額 |
|||
|
(泉北高速鉄道㈱) |
|
百万円 |
㎡ |
百万円 |
|
|
光明池車庫 |
大阪府和泉市 |
592 |
37,561 |
1,200 |
|
(注) 土地には、全面時価評価法による評価差額が含まれております。
② 軌道事業
a 線路及び電路施設
(国内子会社)
|
会社名・線名 |
区間 |
営業キロ |
単線・複線の別 |
駅数 |
電圧 |
変電所数 |
|
(阪堺電気軌道㈱) |
|
km |
|
|
V |
|
|
上町線 |
天王寺駅前~住吉 |
4.3 |
複線 |
10 |
600 |
- |
|
阪堺線 |
恵美須町~浜寺駅前 |
14.0 |
〃 |
31 |
〃 |
- |
|
合計 |
|
18.3 |
|
41 |
|
- |
(注)1.軌間は全線1.435mであります。
2.阪堺電気軌道株式会社は、提出会社の玉出・堺の各変電所より受電をしております。
b 車両
(国内子会社)
|
会社名 |
電動客車 |
付随客車 |
計 |
|
|
両 |
両 |
両 |
|
阪堺電気軌道㈱ |
39 |
4 |
43 |
(注) 車庫及び工場
|
会社名・名称 |
所在地 |
建物及び 構築物 |
土地 |
摘要 |
|
|
帳簿価額 |
面積 |
帳簿価額 |
|||
|
(阪堺電気軌道㈱) |
|
百万円 |
㎡ |
百万円 |
|
|
車両区 |
大阪市住吉区 |
36 |
15,877 |
0 |
|
③ バス事業
(国内子会社)
|
会社名 |
所在地 |
建物及び構築物 |
土地 |
在籍車両数 |
摘要 |
|||
|
帳簿価額 |
面積 |
帳簿価額 |
乗合 |
貸切 |
計 |
(リース車) |
||
|
|
|
百万円 |
㎡ |
百万円 |
両 |
両 |
両 |
両 |
|
南海バス㈱ |
堺市堺区 |
2,851 |
(8,015) 93,365 |
4,618 |
489 |
50 |
539 |
1 |
|
関西空港交通㈱ |
大阪府泉佐野市 |
416 |
2,230 |
336 |
57 |
19 |
76 |
25 |
|
和歌山バス㈱ |
和歌山県和歌山市 |
259 |
(2,249) 14,729 |
90 |
85 |
5 |
90 |
- |
|
南海りんかんバス㈱ |
和歌山県橋本市 |
20 |
(53,611) 5,116 |
198 |
32 |
6 |
38 |
- |
|
熊野御坊南海バス㈱ |
和歌山県新宮市 |
0 |
(5,374) 35,025 |
980 |
31 |
37 |
68 |
1 |
|
徳島バス㈱ |
徳島県徳島市 |
286 |
(9,603) 52,589 |
2,844 |
161 |
25 |
186 |
45 |
(注)1.土地の( )は賃借中の面積を表し、外数で示しております。
2.徳島バス㈱の土地には、全面時価評価法による評価差額が含まれております。
④ 海運業
(国内子会社)
|
会社名 |
所在地 |
建物及び 構築物 |
土地 |
在籍船舶数 |
摘要 |
|
|
帳簿価額 |
面積 |
帳簿価額 |
||||
|
|
|
百万円 |
㎡ |
百万円 |
隻 |
|
|
南海フェリー㈱ |
和歌山県和歌山市 |
150 |
(6,481) 1,989 |
94 |
2 |
|
(注) 土地の( )は賃借中の面積を表し、外数で示しております。
⑤ 貨物運送業
(国内子会社)
|
会社名 |
所在地 |
建物及び 構築物 |
土地 |
在籍車両数 |
摘要 (リース車) |
|
|
帳簿価額 |
面積 |
帳簿価額 |
||||
|
|
|
百万円 |
㎡ |
百万円 |
両 |
両 |
|
サザントランス ポートサービス㈱ |
堺市堺区 |
21 |
(12,374) 2,363 |
49 |
22 |
44 |
(注) 土地の( )は賃借中の面積を表し、外数で示しております。
(3)不動産業
(提出会社)
|
名称 |
所在地 |
建物及び 構築物 |
土地 |
摘要 |
|
|
帳簿価額 |
面積 |
帳簿価額 |
|||
|
|
|
百万円 |
㎡ |
百万円 |
|
|
なんばスカイオ |
大阪市中央区 |
30,539 |
38,469 |
104,166 |
地下2階地上31階建 |
|
南海ビル |
大阪市中央区 |
13,102 |
地下2階地上7階建 |
||
|
スイスホテル 南海大阪 |
大阪市中央区 |
11,845 |
地下3階地上36階建 |
||
|
南海難波御堂筋 ウエスト |
大阪市中央区 |
866 |
501 |
2,496 |
地下2階地上11階建 |
|
難波御堂筋 センタービル |
大阪市中央区 |
2,630 |
897 |
6,410 |
地下3階地上10階建 |
|
なんばパークス (パークスタワー他) |
大阪市浪速区 |
15,490 |
32,681 |
23,733 |
地下3階地上30階建他 |
|
天王寺土地 |
大阪市天王寺区 |
- |
4,434 |
4,752 |
事業用地 |
|
新今宮駅前ホテル |
大阪市西成区 |
1,866 |
845 |
1,030 |
地上13階建 |
|
南海堺東ビル |
堺市堺区 |
3,874 |
8,798 |
3,635 |
地下2階地上9階建 |
|
南海堺駅ビル |
堺市堺区 |
2,336 |
- |
- |
地下2階地上7階建 |
|
キーノ和歌山 |
和歌山県和歌山市 |
3,631 |
9,273 |
1,049 |
地下1階地上3階建他 |
|
護摩壇山 なんかいの森 |
奈良県吉野郡 十津川村 |
2 |
5,114,042 |
0 |
事業用地 |
(注) 難波御堂筋センタービルは信託受益権を含み、その計上にあたっては信託財産を自ら所有するものとして計上しております。
(国内子会社)
|
会社名 |
名称 |
所在地 |
建物及び構築物 |
土地 |
摘要 |
|
|
帳簿価額 |
面積 |
帳簿価額 |
||||
|
|
|
|
百万円 |
㎡ |
百万円 |
|
|
南海不動産㈱ |
南海東京ビル ディング |
東京都中央区 |
410 |
(415) 719 |
2,811 |
地下4階地上9階建 |
|
泉北高速鉄道㈱ |
北大阪 流通センター |
大阪府茨木市 |
11,994 |
272,017 |
25,448 |
トラックターミナル・ 流通倉庫他 |
|
東大阪 流通センター |
大阪府 東大阪市 |
2,851 |
213,308 |
19,229 |
トラックターミナル・ 流通倉庫他 |
|
|
長田駅前用地 |
大阪府 東大阪市 |
- |
14,126 |
1,910 |
事業用地 |
|
|
㈱大阪府食品 流通センター |
大阪府食品 流通センター |
大阪府茨木市 |
11,158 |
(1,692) 54,415 |
1,979 |
配送センター・ トラックターミナル・ 加工食品卸売場 |
(注)1.土地の( )は賃借中の面積を表し、外数で示しております。
2.泉北高速鉄道㈱の建物及び構築物、土地には、全面時価評価法による評価差額が含まれております。
(4)流通業
(提出会社)
|
名称 |
所在地 |
建物及び 構築物 |
土地 |
摘要 |
|
|
帳簿価額 |
面積 |
帳簿価額 |
|||
|
|
|
百万円 |
㎡ |
百万円 |
|
|
なんばCITY |
大阪市中央区 |
13,569 |
- |
- |
地下3階地上3階建 |
|
なんばパークス (Shops&Diners) |
大阪市浪速区 |
15,843 |
- |
- |
地下4階地上10階建 |
|
泉ケ丘駅前商業施設 |
堺市南区 |
1,675 |
54,085 |
3,208 |
地上3階建・駐車場施設他 |
(国内子会社)
|
会社名 |
名称 |
所在地 |
建物及び構築物 |
土地 |
摘要 |
|
|
帳簿価額 |
面積 |
帳簿価額 |
||||
|
|
|
|
百万円 |
㎡ |
百万円 |
|
|
㈱パンジョ |
パンジョ |
堺市南区 |
8,008 |
20,869 |
6,836 |
地上7階建他 |
(注) 建物及び構築物、土地には、全面時価評価法による評価差額が含まれております。
(5)レジャー・サービス業
(提出会社)
|
名称 |
所在地 |
建物及び 構築物 |
土地 |
摘要 |
|
|
帳簿価額 |
面積 |
帳簿価額 |
|||
|
|
|
百万円 |
㎡ |
百万円 |
|
|
ボートレース住之江用地 |
大阪市住之江区 |
- |
(48,807) 16,156 |
1,097 |
事業用地 |
|
大阪ゴルフクラブ (クラブハウス他) |
大阪府泉南郡岬町 |
841 |
492,879 |
569 |
地下1階地上2階建 |
|
橋本カントリー クラブ (クラブハウス他) |
和歌山県橋本市 |
247 |
1,382,270 |
700 |
地下1階地上2階建 |
(注) 土地の( )は賃借中の面積を表し、外数で示しております。
(国内子会社)
|
会社名 |
名称 |
所在地 |
建物及び構築物 |
土地 |
摘要 |
|
|
帳簿価額 |
面積 |
帳簿価額 |
||||
|
|
|
|
百万円 |
㎡ |
百万円 |
|
|
住之江興業㈱ |
ボートレース 住之江施設 |
大阪市 住之江区 |
6,158 |
51,148 |
4,275 |
地下1階地上4階建他 |
|
南海ゴルフ マネジメント㈱ |
橋本カントリー クラブ他 |
和歌山県 橋本市他 |
666 |
- |
- |
橋本カントリークラブ ゴルフコース 27ホール 大阪ゴルフクラブ ゴルフコース 18ホール |
|
㈱中の島 |
碧き島の宿 熊野別邸 中の島 |
和歌山県 東牟婁郡 那智勝浦町 |
344 |
38,956 |
178 |
地上6階建他 |
(6)建設業
記載すべき主要な設備はありません。
(7)その他の事業
記載すべき主要な設備はありません。
|
種類 |
発行可能株式総数(株) |
|
普通株式 |
320,000,000 |
|
計 |
320,000,000 |
|
種類 |
事業年度末現在発行数(株) (2023年3月31日) |
提出日現在発行数(株) (2023年6月20日) |
上場金融商品取引所名又は 登録認可金融商品取引業協会名 |
内容 |
|
|
|
|
東京証券取引所 プライム市場 |
単元株式数 100株 |
|
計 |
|
|
- |
- |
該当事項はありません。
該当事項はありません。
|
年月日 |
発行済株式 (千株) |
発行済株式 (千株) |
資本金増減額 (百万円) |
資本金残高 (百万円) |
資本準備金 (百万円) |
資本準備金 |
|
2017年10月1日 (注) |
△453,609 |
113,402 |
- |
72,983 |
- |
25,179 |
(注)2017年6月23日開催の第100期定時株主総会における決議に基づき、2017年10月1日付で普通株式5株を1株とする株式併合を実施しております。
|
|
|
|
|
|
|
|
(2023年3月31日現在) |
||
|
区分 |
株式の状況(1単元の株式数 |
単元未満 株式の状況 (株) |
|||||||
|
政府及び地方公共団体 |
金融機関 |
金融商品 取引業者 |
その他の 法人 |
外国法人等 |
個人その他 |
計 |
|||
|
個人以外 |
個人 |
||||||||
|
株主数 (人) |
|
|
|
|
|
|
|
|
- |
|
所有株式数 (単元) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
所有株式数の割合(%) |
|
|
|
|
|
|
|
100.00 |
- |
(注)1.自己株式74,618株は、「個人その他」に746単元及び「単元未満株式の状況」に18株含めて記載しております。なお、自己株式74,618株は、株主名簿上の株式数であり、2023年3月31日現在の実保有株式残高は、73,818株であります。
2.「金融機関」には、役員向け株式報酬として株式交付信託が所有する当社株式1,002単元が含まれております。
3.「その他の法人」及び「単元未満株式の状況」には、証券保管振替機構名義の株式が、それぞれ26単元及び90株含まれております。
|
|
|
(2023年3月31日現在) |
|
|
氏名又は名称 |
住所 |
所有株式数 (千株) |
発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
東京都千代田区丸の内1丁目6番6号 日本生命証券管理部内 |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
JP MORGAN CHASE BANK 385781 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) |
25 BANK STREET, CANARY WHARF, LONDON,E14 5JP, UNITED KINGDOM (東京都港区港南2丁目15-1品川インターシティA棟) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) |
1776 HERITAGE DRIVE,NORTH QUINCY,MA 02171, U.S.A. (東京都港区港南2丁目15-1品川インターシティA棟) |
|
|
|
|
|
|
|
|
計 |
- |
|
|
(注)1.所有株式数の割合は、自己株式73,818株を除いて計算しております。なお、自己株式には、役員向け株式報酬として株式交付信託が所有する当社株式100,200株は含まれておりません。
2.2022年12月21日付で公衆の縦覧に供されている変更報告書において、三井住友信託銀行株式会社及びその共同保有者が、2022年12月15日現在で以下のとおり当社株式を保有している旨が記載されておりますが、当社として2023年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができないため、上記「大株主の状況」は、
2023年3月31日現在の株主名簿に基づき記載しております。
なお、変更報告書の内容は、次のとおりであります。
|
氏名又は名称 |
住所 |
所有株式数 (千株) |
発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%) |
|
三井住友信託銀行株式会社 |
東京都千代田区丸の内一丁目4番1号 |
1,516 |
1.34 |
|
三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社 |
東京都港区芝公園一丁目1番1号 |
3,713 |
3.27 |
|
日興アセットマネジメント 株式会社 |
東京都港区赤坂九丁目7番1号 |
1,339 |
1.18 |
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
前連結会計年度 (2022年3月31日) |
当連結会計年度 (2023年3月31日) |
|
資産の部 |
|
|
|
流動資産 |
|
|
|
現金及び預金 |
|
|
|
受取手形、売掛金及び契約資産 |
|
|
|
商品及び製品 |
|
|
|
仕掛品 |
|
|
|
原材料及び貯蔵品 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
貸倒引当金 |
△ |
△ |
|
流動資産合計 |
|
|
|
固定資産 |
|
|
|
有形固定資産 |
|
|
|
建物及び構築物(純額) |
|
|
|
機械装置及び運搬具(純額) |
|
|
|
土地 |
|
|
|
建設仮勘定 |
|
|
|
その他(純額) |
|
|
|
有形固定資産合計 |
|
|
|
無形固定資産 |
|
|
|
投資その他の資産 |
|
|
|
投資有価証券 |
|
|
|
長期貸付金 |
|
|
|
退職給付に係る資産 |
|
|
|
繰延税金資産 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
貸倒引当金 |
△ |
△ |
|
投資その他の資産合計 |
|
|
|
固定資産合計 |
|
|
|
資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
前連結会計年度 (2022年3月31日) |
当連結会計年度 (2023年3月31日) |
|
負債の部 |
|
|
|
流動負債 |
|
|
|
支払手形及び買掛金 |
|
|
|
短期借入金 |
|
|
|
1年以内償還社債 |
|
|
|
未払法人税等 |
|
|
|
賞与引当金 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
流動負債合計 |
|
|
|
固定負債 |
|
|
|
社債 |
|
|
|
長期借入金 |
|
|
|
繰延税金負債 |
|
|
|
再評価に係る繰延税金負債 |
|
|
|
退職給付に係る負債 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
固定負債合計 |
|
|
|
負債合計 |
|
|
|
純資産の部 |
|
|
|
株主資本 |
|
|
|
資本金 |
|
|
|
資本剰余金 |
|
|
|
利益剰余金 |
|
|
|
自己株式 |
△ |
△ |
|
株主資本合計 |
|
|
|
その他の包括利益累計額 |
|
|
|
その他有価証券評価差額金 |
|
|
|
繰延ヘッジ損益 |
|
△ |
|
土地再評価差額金 |
|
|
|
退職給付に係る調整累計額 |
|
|
|
その他の包括利益累計額合計 |
|
|
|
非支配株主持分 |
|
|
|
純資産合計 |
|
|
|
負債純資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
前連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
|
営業収益 |
|
|
|
営業費 |
|
|
|
運輸業等営業費及び売上原価 |
|
|
|
販売費及び一般管理費 |
|
|
|
営業費合計 |
|
|
|
営業利益 |
|
|
|
営業外収益 |
|
|
|
受取利息 |
|
|
|
受取配当金 |
|
|
|
雑収入 |
|
|
|
営業外収益合計 |
|
|
|
営業外費用 |
|
|
|
支払利息 |
|
|
|
雑支出 |
|
|
|
営業外費用合計 |
|
|
|
経常利益 |
|
|
|
特別利益 |
|
|
|
収用補償金 |
|
|
|
工事負担金等受入額 |
|
|
|
固定資産売却益 |
|
|
|
協力金収入 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
特別利益合計 |
|
|
|
特別損失 |
|
|
|
固定資産除却損 |
|
|
|
工事負担金等圧縮額 |
|
|
|
減損損失 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
特別損失合計 |
|
|
|
税金等調整前当期純利益 |
|
|
|
法人税、住民税及び事業税 |
|
|
|
法人税等調整額 |
|
|
|
法人税等合計 |
|
|
|
当期純利益 |
|
|
|
非支配株主に帰属する当期純利益 |
|
|
|
親会社株主に帰属する当期純利益 |
|
|
1.報告セグメントの概要
当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能なものであり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社グループは、主として当社の営業本部を基礎としたサービス別のセグメントから構成しており、「運輸業」、「不動産業」、「流通業」、「レジャー・サービス業」、「建設業」及び「その他の事業」の6つを報告セグメントとし、その構成は次のとおりであります。
「運輸業」は、鉄道事業、軌道事業、バス事業、海運業、貨物運送業及び車両整備業より構成しております。
「不動産業」は、不動産賃貸業及び不動産販売業より構成しております。
「流通業」は、ショッピングセンターの経営、駅ビジネス事業及びその他より構成しております。
「レジャー・サービス業」は、旅行業、ホテル・旅館業、ボートレース施設賃貸業、ビル管理メンテナンス業、葬祭事業及びその他より構成しております。
「建設業」は、建設業より構成しております。
「その他の事業」は、経理・情報処理業務代行業及びその他より構成しております。
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
前事業年度 (2022年3月31日) |
当事業年度 (2023年3月31日) |
|
資産の部 |
|
|
|
流動資産 |
|
|
|
現金及び預金 |
|
|
|
未収運賃 |
|
|
|
未収金 |
|
|
|
未収収益 |
|
|
|
短期貸付金 |
|
|
|
有価証券 |
|
|
|
販売土地及び建物 |
|
|
|
貯蔵品 |
|
|
|
前払費用 |
|
|
|
未収還付法人税等 |
|
|
|
その他の流動資産 |
|
|
|
貸倒引当金 |
△ |
△ |
|
流動資産合計 |
|
|
|
固定資産 |
|
|
|
鉄道事業固定資産 |
|
|
|
有形固定資産 |
|
|
|
減価償却累計額 |
△ |
△ |
|
有形固定資産(純額) |
|
|
|
無形固定資産 |
|
|
|
鉄道事業固定資産合計 |
|
|
|
付帯事業固定資産 |
|
|
|
有形固定資産 |
|
|
|
減価償却累計額 |
△ |
△ |
|
有形固定資産(純額) |
|
|
|
無形固定資産 |
|
|
|
付帯事業固定資産合計 |
|
|
|
各事業関連固定資産 |
|
|
|
有形固定資産 |
|
|
|
減価償却累計額 |
△ |
△ |
|
有形固定資産(純額) |
|
|
|
無形固定資産 |
|
|
|
各事業関連固定資産合計 |
|
|
|
建設仮勘定 |
|
|
|
鉄道事業 |
|
|
|
付帯事業 |
|
|
|
建設仮勘定合計 |
|
|
|
投資その他の資産 |
|
|
|
投資有価証券 |
|
|
|
関係会社株式 |
|
|
|
出資金 |
|
|
|
関係会社出資金 |
|
|
|
関係会社長期貸付金 |
|
|
|
長期前払費用 |
|
|
|
前払年金費用 |
|
|
|
その他の投資等 |
|
|
|
投資評価引当金 |
|
△ |
|
貸倒引当金 |
△ |
△ |
|
投資その他の資産合計 |
|
|
|
固定資産合計 |
|
|
|
資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
前事業年度 (2022年3月31日) |
当事業年度 (2023年3月31日) |
|
負債の部 |
|
|
|
流動負債 |
|
|
|
短期借入金 |
|
|
|
1年内返済予定の長期借入金 |
|
|
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1年以内償還社債 |
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未払金 |
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未払費用 |
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未払消費税等 |
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未払法人税等 |
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預り連絡運賃 |
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預り金 |
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従業員預り金 |
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前受運賃 |
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前受金 |
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前受収益 |
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賞与引当金 |
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建替関連損失引当金 |
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役員賞与引当金 |
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流動負債合計 |
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固定負債 |
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社債 |
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長期借入金 |
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繰延税金負債 |
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再評価に係る繰延税金負債 |
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退職給付引当金 |
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役員株式給付引当金 |
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関係会社事業損失引当金 |
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建替関連損失引当金 |
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資産除去債務 |
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その他 |
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固定負債合計 |
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負債合計 |
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純資産の部 |
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株主資本 |
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資本金 |
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資本剰余金 |
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資本準備金 |
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その他資本剰余金 |
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資本剰余金合計 |
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利益剰余金 |
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その他利益剰余金 |
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固定資産圧縮積立金 |
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繰越利益剰余金 |
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利益剰余金合計 |
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自己株式 |
△ |
△ |
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株主資本合計 |
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評価・換算差額等 |
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その他有価証券評価差額金 |
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土地再評価差額金 |
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評価・換算差額等合計 |
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純資産合計 |
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負債純資産合計 |
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(単位:百万円) |
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前事業年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
当事業年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
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鉄道事業営業利益 |
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営業収益 |
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旅客運輸収入 |
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運輸雑収 |
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鉄道事業営業収益合計 |
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営業費 |
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運送営業費 |
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一般管理費 |
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諸税 |
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減価償却費 |
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鉄道事業営業費合計 |
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鉄道事業営業利益又は鉄道事業営業損失(△) |
△ |
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付帯事業営業利益 |
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営業収益 |
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土地建物分譲収入 |
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流通事業収入 |
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土地建物賃貸収入 |
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その他の事業収入 |
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付帯事業営業収益合計 |
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営業費 |
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売上原価 |
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販売費及び一般管理費 |
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諸税 |
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減価償却費 |
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付帯事業営業費合計 |
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付帯事業営業利益 |
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全事業営業利益 |
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営業外収益 |
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受取利息 |
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有価証券利息 |
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受取配当金 |
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固定資産売却益 |
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雑収入 |
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営業外収益合計 |
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営業外費用 |
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支払利息 |
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社債利息 |
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社債発行費 |
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貸倒引当金繰入額 |
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雑支出 |
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営業外費用合計 |
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経常利益 |
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(単位:百万円) |
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前事業年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
当事業年度 (自 2022年4月1日 至 2023年3月31日) |
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特別利益 |
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収用補償金 |
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工事負担金等受入額 |
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固定資産売却益 |
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その他 |
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特別利益合計 |
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特別損失 |
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固定資産除却損 |
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工事負担金等圧縮額 |
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固定資産売却損 |
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その他 |
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特別損失合計 |
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税引前当期純利益 |
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法人税、住民税及び事業税 |
△ |
△ |
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法人税等調整額 |
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法人税等合計 |
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当期純利益又は当期純損失(△) |
△ |
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