株式会社ロイヤルホテル

THE ROYAL HOTEL,LIMITED
大阪市北区中之島5丁目3番68号
証券コード:97130
業界:サービス業
有価証券報告書の提出日:2023年6月27日

(1) 連結経営指標等

回次

第93期

第94期

第95期

第96期

第97期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

40,884

37,601

15,638

16,465

26,397

経常利益

又は経常損失(△)

(百万円)

1,816

465

6,916

4,550

2,129

親会社株主に帰属する当期純利益

又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(百万円)

2,908

727

9,334

4,811

13,315

包括利益

(百万円)

2,984

841

9,288

4,807

13,347

純資産額

(百万円)

19,343

20,184

10,896

16,088

18,942

総資産額

(百万円)

64,698

62,890

61,867

59,920

32,105

1株当たり純資産額

(円)

416.71

501.13

400.67

870.09

829.40

1株当たり当期純利益

又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

283.97

71.02

911.34

469.73

1,252.77

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

163.03

38.68

934.58

自己資本比率

(%)

29.8

32.0

17.6

26.8

59.0

自己資本利益率

(%)

16.3

3.7

76.0

株価収益率

(倍)

6.3

17.7

1.1

営業活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

3,790

1,087

3,979

4,100

81

投資活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

160

1,590

1,319

1,128

53,419

財務活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

2,096

1,515

7,482

4,033

42,698

現金及び現金同等物の
期末残高

(百万円)

4,589

2,570

4,754

3,559

14,361

従業員数
〔ほか、平均臨時雇用者数〕

(名)

2,049

2,036

2,059

1,832

1,678

894

850

498

373

  〔498

 

(注) 1  第95期及び第96期の自己資本利益率及び株価収益率は親会社株主に帰属する当期純損失計上のため記載しておりません。

2 第95期及び第96期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

3 第93期の親会社株主に帰属する当期純利益の主な要因は、資産除去債務に関する見積りを見直したことによる資産除去債務取崩益の計上等によるものであります。

4 第94期の親会社株主に帰属する当期純利益の主な要因は、今後の業績見通し等を勘案し、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、繰延税金資産を追加計上したことに伴い、法人税等調整額(益)を計上したこと等によるものであります。

5 第95期の親会社株主に帰属する当期純損失の主な要因は、新型コロナウイルスの影響を反映した今後の業績見通し等を勘案し、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、繰延税金資産を取崩したことに伴い、法人税等調整額(損)を計上したこと等によるものであります。

6 第96期の親会社株主に帰属する当期純損失の主な要因は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響に伴う売上高の減少によるものであります。

7 第97期の親会社株主に帰属する当期純利益の主な要因は、リーガロイヤルホテル(大阪)の土地、建物の信託受益権等の譲渡に伴い、固定資産売却益を計上したこと等によるものであります。

 

8 第95期及び第96期の平均臨時雇用者数の減少は、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う宴会の自粛要請やレストランの臨時休業等によるものであります。

9 第97期の平均臨時雇用者数の増加は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による行動制限が緩和され、宴会及びレストラン等の売上が増加したことによるものであります。

10 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第96期の期首から適用しており、第96期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

回次

第93期

第94期

第95期

第96期

第97期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

23,209

21,293

9,556

9,946

15,724

経常利益

又は経常損失(△)

(百万円)

1,791

366

3,549

1,936

369

当期純利益

又は当期純損失(△)

(百万円)

2,786

1,184

9,068

4,794

13,335

資本金

(百万円)

13,229

13,229

13,229

100

100

発行済株式総数

(千株)

普通株式

普通株式

普通株式

普通株式

普通株式

10,271

10,271

10,271

10,271

15,303

優先株式

優先株式

優先株式

優先株式

優先株式

300

300

300

500

125

純資産額

(百万円)

18,782

19,955

10,901

16,119

18,969

総資産額

(百万円)

57,843

57,218

56,239

54,943

27,097

1株当たり純資産額

(円)

369.31

483.82

400.10

867.06

831.12

1株当たり配当額
(内1株当たり
中間配当額)

(円)

(―)

(―)

(―)

(―)

(―)

1株当たり当期純利益

又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

272.01

115.64

885.41

468.09

1,254.60

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

156.16

62.98

935.94

自己資本比率

(%)

32.5

34.9

19.4

29.3

70.0

自己資本利益率

(%)

16.0

6.1

76.0

株価収益率

(倍)

6.6

10.9

1.1

配当性向

(%)

従業員数
〔ほか、平均臨時雇用者数〕

(名)

1,210

1,228

1,222

1,096

994

650

609

324

258

342

株主総利回り

(%)

93.5

65.2

64.4

60.0

70.5

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

1,960

1,807

1,440

1,330

1,590

最低株価

(円)

1,550

1,115

1,070

1,103

1,098

 

(注) 1 第95期及び第96期の自己資本利益率ならびに株価収益率は当期純損失計上のため記載しておりません。

2 第95期及び第96期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。 

3 第93期の当期純利益の主な要因は、資産除去債務に関する見積りを見直したことによる資産除去債務取崩益の計上等によるものであります。

4 第94期の当期純利益の主な要因は、今後の業績見通し等を勘案し、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、繰延税金資産を追加計上したことに伴い、法人税等調整額(益)を計上したこと等によるものであります。

5 第95期の当期純損失の主な要因は、新型コロナウイルスの影響を反映した今後の業績見通し等を勘案し、繰延税金資産の回収可能性について慎重に検討した結果、繰延税金資産を取崩したことに伴い、法人税等調整額(損)を計上したこと等によるものであります。

6 第96期の当期純損失の主な要因は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響に伴う売上高の減少によるものや連結子会社に対する貸倒引当金繰入額を計上したこと等によるものであります。

7 第97期の当期純利益の主な要因は、リーガロイヤルホテル(大阪)の土地、建物の信託受益権等の譲渡に伴い、固定資産売却益を計上したこと等によるものであります。

8 第95期及び第96期の平均臨時雇用者数の減少は、新型コロナウイルス感染拡大の影響に伴う宴会の自粛要請やレストランの臨時休業等によるものであります。

9 第96期の資本金の減少は、2021年7月27日及び2022年3月30日付の減資によるものであります。

10 第96期の優先株式の発行済株式総数の増加は、2022年3月30日付で、第三者割当増資により、B種優先株式40千株及びC種優先株式160千株を発行したことによるものであります。

 

11 第97期の発行済株式総数(普通株式)の増加は、2023年3月31日付で、A種優先株式の一部について、普通株式を対価とした取得請求権が行使されたためであります。

12 第97期の発行済株式総数(優先株式)の減少は、上記(注)11並びに、2023年3月31日付で、B種優先株式及びC種優先株式の全株式を取得し、消却したためであります。

13 第97期の平均臨時雇用者数の増加は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による行動制限が緩和され、宴会及びレストラン等の売上が増加したことによるものであります。

14 最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第二部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所スタンダード市場におけるものであります。

15 株主総利回り、最高株価及び最低株価は、普通株式によるものであります。

16 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第96期の期首から適用しており、第96期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

2 【沿革】

 

1932年2月

株式会社新大阪ホテル創立(1973年9月現社名㈱ロイヤルホテルに変更)

1935年1月

新大阪ホテル開業(1973年8月閉鎖)

1953年7月

株式会社東京新大阪ホテル設立(1959年3月都市センターホテルの運営受託開始、1973年9月㈱東京ロイヤルホテルに社名変更、現・連結子会社)

1955年2月

株式会社新広島ホテル設立(1987年6月㈱広島グランドホテルに社名変更、1995年4月吸収合併)

1958年4月

大阪グランドホテル開業(2008年3月閉鎖)

1961年10月

大阪証券取引所第二部に株式上場

1963年11月

株式会社大阪ロイヤルホテル設立(1970年2月吸収合併)

1965年10月

大阪ロイヤルホテル開業(1997年4月リーガロイヤルホテルに改称)

1968年8月

株式会社京都グランドホテル設立(1997年7月㈱リーガロイヤルホテル京都に社名変更、2001年4月吸収合併)

1969年11月

京都グランドホテル開業(1997年4月リーガロイヤルホテル京都に改称、2015年3月事業譲渡)

1970年12月

株式会社ロイヤルタワーホテル設立(1978年2月吸収合併)

1973年9月

ロイヤルホテル新館(現・リーガロイヤルホテルタワーウイング)開業

1986年12月

株式会社アール・ピー・ビルディング設立(2017年9月吸収合併)

1989年3月

株式会社リーガインターナショナル設立(2007年12月清算)
RIHGA INTERNATIONAL AUSTRALIA PTY, LTD.設立(2007年11月清算)

1989年5月

株式会社リーガロイヤルホテル新居浜設立(2012年4月売却)

1989年7月

ケアンズ・コロニアル・クラブ・リゾート開業(2006年9月売却)

1989年11月

RIHGA INTERNATIONAL U.S.A.,INC.設立(2002年10月清算)

1990年1月

株式会社リーガリアルエステート成田設立(2001年3月売却)

1990年5月

リーガロイヤルホテルニューヨーク開業(2001年3月売却)

1990年10月

リーガロイヤルホテル新居浜開業(2012年4月売却)

1991年9月

株式会社リーガロイヤルホテル広島設立(2017年9月会社分割により㈱RRHHに改称、2018年3月特別清算)

1992年6月

株式会社リーガロイヤルホテル小倉設立(2017年9月会社分割により㈱RRHKに改称、2018年3月特別清算)

1992年11月

株式会社リーガロイヤルホテル成田設立(2001年10月清算)

1993年4月

リーガロイヤルホテル小倉開業(2017年9月会社分割により㈱リーガロイヤルホテル小倉に承継)

1993年7月

株式会社リーガロイヤルホテル早稲田設立(2002年3月清算)

1993年10月

リーガロイヤルホテル成田開業(2001年3月営業譲渡)

1994年4月

リーガロイヤルホテル広島開業(2017年9月会社分割により㈱リーガロイヤルホテル広島に承継)

1994年5月

リーガロイヤルホテル早稲田開業(2001年10月営業譲受、2002年4月リーガロイヤルホテル東京に改称)

 

 

2006年4月

森トラスト株式会社と資本業務提携契約を締結

2011年9月

リーガロイヤルホテル(大阪)の敷地を売却

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場

2015年11月

リーガロイヤルホテル(大阪)の敷地を取得

2016年2月

会社分割により株式会社リーガロイヤルホテル東京設立(現・連結子会社)

2017年9月

会社分割により株式会社リーガロイヤルホテル広島新設(現・連結子会社)

2017年9月

会社分割により株式会社リーガロイヤルホテル小倉新設(現・連結子会社)

2020年7月

リーガグラン京都開業

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、市場第二部からスタンダード市場へ移行

2023年3月

ベントール・グリーンオーク・グループと資本業務提携契約を締結

2023年3月

リーガロイヤルホテル(大阪)の土地、建物の信託受益権等を譲渡

2023年4月

リーガプレイス京都 四条烏丸開業

 

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは当社及び子会社6社で構成され、内外顧客の宿泊・料理飲食・貸席等を中心とするホテル事業を経営する会社、及びホテル附帯事業を経営する会社で構成され、当社がその子会社の経営指導を実施しながら事業活動の展開をしております。

その主な事業内容と当社グループの事業に係わる主な会社の位置づけについては、次のとおりであります。

 

ホテル事業

 

  ホテル事業の経営

当社(リーガグラン京都、リーガプレイス京都 四条烏丸)及び㈱リーガロイヤルホテル広島、㈱リーガロイヤルホテル小倉、㈱リーガロイヤルホテル東京、㈱東京ロイヤルホテル、㈱リーガプレイス肥後橋の6社は7ホテルを経営しております。

なお、リーガロイヤルホテル(大阪)の運営を受託しております。

 

 

  ホテル附帯事業の経営

ロイヤルホスピタリティサービス㈱はホテルに附帯する各種事業を経営しております。

 

 

  その他の事業の経営

ホテル外に展開している茨木カンツリー倶楽部食堂、住友クラブ食堂、住友ビル食堂等の5ヵ店の営業を行っております。

 

 

(注)1.当社は、2023年4月1日にリーガプレイス京都 四条烏丸を開業いたしました。

2.当社は、2023年3月10日付でベントール・グリーンオーク・グループ(以下、「BGO」という。)と資本業務提携契約を締結いたしました。当該契約に基づきBGOの関係会社であるBlossoms Holding HK Limitedは当社普通株式5,031,718株を保有しており、当社の「その他の関係会社」となりました。

3.当社は、2023年3月31日付でリーガロイヤルホテル(大阪)の土地、建物の信託受益権等をBGOの関係会社である合同会社さくらに譲渡し、同社に対して15億円の匿名組合出資を行いました。

4.当社は、上記の記載のとおり、リーガロイヤルホテル(大阪)の土地、建物の信託受益権等を合同会社さくらに譲渡したことに伴い、同社が設立したRRHOオペレーションズ株式会社と運営委託契約を締結いたしました。

 

 

事業の系統図は次のとおりであります。

 


 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金
(百万円)

主要な事業
の内容

議決権の
所有(被所有)割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱リーガロイヤルホテル

広島 (注)4、8

広島市
中区

6

ホテル事業

75.3

資金の貸付、
役員の兼任 3名

㈱リーガロイヤルホテル

小倉 (注)5、8

北九州市
小倉北区

6

ホテル事業

76.1

資金の貸付、債務保証
役員の兼任 3名

㈱リーガロイヤルホテル

東京 (注)3、6、8

東京都
新宿区

10

ホテル事業

100.0

資金の貸付、
役員の兼任 1名

㈱東京ロイヤルホテル

(注)3

東京都
千代田区

49

ホテル事業

100.0

(27.3)

役員の兼任 1名

㈱リーガプレイス肥後橋(注)3、7

大阪市
西区

10

ホテル事業

100.0

資金の貸付、

役員の兼任 1名

ロイヤルホスピタリティ

サービス㈱ (注)3

大阪市
北区

10

ホテル事業

100.0

役員の兼任 1名

(その他の関係会社)

 

 

 

 

 

Blossoms Holding HK

Limited

Central,

Hong Kong

10

千米ドル

投資事業

被所有

33.0

 

(注) 1 主要な事業の内容欄には、事業の種類の名称を記載しております。

2 議決権の所有割合欄の( )内書きは、間接所有であります。

3 特定子会社であります。

4 債務超過会社であり、2023年3月末時点で債務超過額は2,727百万円であります。

5 債務超過会社であり、2023年3月末時点で債務超過額は1,296百万円であります。

6 債務超過会社であり、2023年3月末時点で債務超過額は4,990百万円であります。

7 債務超過会社であり、2023年3月末時点で債務超過額は570百万円であります。

8 売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えている関係会社は以下のとおりであります。

  主要な損益情報等

 

㈱リーガロイヤルホテル広島

㈱リーガロイヤルホテル小倉

㈱リーガロイヤルホテル東京

① 売上高

4,656百万円

2,834百万円

2,779百万円

② 経常損失(△)

△538百万円

△256百万円

△848百万円

③ 当期純損失(△)

△539百万円

△256百万円

△583百万円

④ 純資産額

△2,727百万円

△1,296百万円

△4,990百万円

⑤ 総資産額

3,645百万円

1,656百万円

8,782百万円

 

 

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

ホテル事業

1,678

498

合計

1,678

498

 

(注) 1 従業員数は、就業人員数であり、嘱託及び契約の従業員数を含めております。

2 臨時従業員数は、パートタイマーの従業員数であり、〔 〕内に年間の平均人員を外数で記載しております。

3 前連結会計年度末に比べ、臨時従業員数が125名増加しております。主な理由は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による行動制限が緩和され、宴会及びレストラン等の売上が増加したことによるものであります。

 

(2) 提出会社の状況

2023年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

994

44.0

19.1

3,985

342

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

ホテル事業

994

342

合計

994

342

 

(注) 1 従業員数は、就業人員数であり、嘱託及び契約の従業員数を含めております。

2 臨時従業員数は、パートタイマーの従業員数であり、〔 〕内に年間の平均人員を外数で記載しております。

3 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

4 前事業年度末に比べ、臨時従業員数が84名増加しております。主な理由は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による行動制限が緩和され、宴会及びレストラン等の売上が増加したことによるものであります。

 

(3) 労働組合の状況

当社並びに連結子会社5社には、リーガ労働組合連合会が組織(組合員数1,405人)されており、日本労働組合総連合会、サービス・ツーリズム産業労働組合連合会に所属しております。なお、労使関係は安定しており特記すべき事項はありません。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

① 提出会社

当事業年度

管理職に占める女性労働者の割合(%) (注1)

男性労働者の育児休業取得率(%) (注2)

労働者の男女の賃金の差異(%) (注1)

全労働者

正規雇用労働者

パート・有期労働者

9.5

40.0

59.1

68.7

62.1

 

(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

3 「管理職に占める女性労働者の割合」について、2026年3月を期限に12.0%とする目標を設定しております。また、「男性労働者の育児休業取得率」については、2026年3月を期限に30.0%とする目標を設定しております。

4 「労働者の男女の賃金の差異」について、賃金制度・体系において性別による差異はありません。男女の賃金の差異は主に男女間の管理職比率、雇用形態及び勤続年数の差異によるものです。

 

② 連結子会社

当事業年度

名称

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注1)

男性労働者の育児休業取得率(%)

労働者の男女の賃金の差異(%)

 (注1)

全労働者

正規雇用労働者

パート・有期労働者

全労働者

正規雇用労働者

パート・有期労働者

㈱リーガロイヤルホテル広島

6.7

61.9

72.8

67.6

㈱リーガロイヤルホテル小倉

24.0

63.2

69.5

74.0

㈱リーガロイヤルホテル東京

16.7

69.4

78.6

67.2

 

(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 「労働者の男女の賃金の差異」について、賃金制度・体系において性別による差異はありません。男女の賃金の差異は主に男女間の管理職比率、雇用形態及び勤続年数の差異によるものです。

3 「管理職に占める女性労働者の割合」について、㈱リーガロイヤルホテル広島は、2025年3月を期限に30.0%、㈱リーガロイヤルホテル小倉は、2027年3月を期限に30.0%、㈱リーガロイヤルホテル東京は、2027年3月を期限に25.0%とする目標をそれぞれ設定しております。

4 連結子会社のうち、常時雇用する労働者数が101人以上の連結子会社を記載しております。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営方針

当社グループは、「誇りうるナンバーワンホテルグループの創造を通じ、社会に貢献すること」を経営の基本理念としております。そしてお客様に「感動と満足を提供するホテルとなること」を目指して、「新規需要の開拓」と「マーケット毎の施策推進」を戦略の柱に、多様なお客様のニーズに対応した商品(サービス)を開発して事業の発展を図ることで「最高級のホテルとしてのブランド」を確立し、お客様・株主・従業員などすべての利害関係者が求める「企業価値」を高めていくことを基本方針としております。

 

(2) 経営環境

① 市場環境

(プラスの環境)

・大阪・関西万博の開催(2025年)

・統合型リゾート施設(IR)の開業

・なにわ筋線の開業

 

(マイナスの環境)

・新型コロナウイルス感染症の影響

・新規開業ホテルの増加

 

② 競合他社の状況

当社グループは、ホテルの経営を主たる事業としておりますが、当該事業は比較的参入障壁が低く、中小事業者を含め、市場には多数の競合が存在します。また、新型コロナウイルス感染症の影響が残る中、他業種の新規参入が相次ぐ等、ホテル市場は供給過多が懸念されております。

当社グループは、主要ホテルがフルサービス型のシティホテルであるため、宿泊、宴会、レストラン部門などバランスのとれた売上構成であります。当社が培ってきた永年の歴史に裏打ちされた顧客基盤を有し、顧客セグメントに応じてそれぞれの部門において販売施策を講じております。

 

③ その他

社会のデジタル化が急速に進展する中で、変化にスピーディーに対応し、様々な新しい技術を積極的に取り入れ、当社グループの生産性向上・業務効率化並びにお客様の利便性向上につなげることが必要不可欠であると認識しております。

(当社グループにおけるデジタル化の取り組み)

・新会員サービス「リーガメンバーズ」システムの活用

・購買・調理・物販製造等の新システムの導入

・IT企業との人材交流 等

 

 

(3) 中期経営戦略ならびに優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

今後の見通しにつきましては、長期化するウクライナ情勢や円安による物価上昇、原材料・エネルギー価格の高騰等、依然として不透明な状況が続いておりますが、新型コロナウイルス感染症による行動制限がなくなり、社会経済活動の正常化に向け大きく前進することが期待されます。

ホテル業界におきましても、原材料費・光熱費の増加による収益の悪化が懸念される一方、訪日外国人客数が増加するなどの明るい兆しも見えております。

こうした環境認識を踏まえ、引き続き「生産性と業務効率の向上」を柱に、「ホテルビジネスの再構築」、「マーケティング力の強化」、「人事運営の改革」に取り組んでまいりますが、特に「ホテルビジネスの再構築」については、BGOとの資本業務提携等を踏まえ、以下の通り、これまでの資産保有と運営が一体化されたビジネスモデルから運営に特化したビジネスモデルへの転換を図ると共に、当社グループの中核を担うリーガロイヤルホテル(大阪)のブランド価値向上等に取り組んでまいります。

 

① アセットライトなビジネスモデルでの新規ホテルの展開

新規ホテルの展開は、運営に特化したビジネスモデルで成長するために欠かせないと考えております。

本資本業務提携先となるBGOは、国内ホテルアセットに対して約500億円の投資実績があり、今後も3,000億円超をホテルアセットに投資することを計画しております。今後、BGOとのパイプライン契約も積極的に活用しながら、国内を主体に優良な運営ホテル数を増加させ、ロイヤルホテルグループとしての展開拡大を図ってまいります。

 

② リノベーションによるブランド価値の向上

リーガロイヤルホテル(大阪)は、2025年3月を完了目途として、リノベーションを行います。リノベーション対象は客室のみならず、宴会場やレストラン、公共エリアも含んでおり、劣化が見られたハード面の全面的な刷新を予定しております。リーガロイヤルホテル(大阪)の伝統や歴史に重きをおいた改修・改装デザインに加えて、IHGのラグジュアリーセグメントのブランド基準を満たす施設となることで、リーガロイヤルホテル(大阪)の競争力を大幅に高めることが期待されます。

これにより、2025年に開催される大阪・関西万博やその後に続くIR開業による収益機会の最大化と、国内外のお客様の満足度の更なる向上に向けた準備が整い、当社グループの中核を担うリーガロイヤルホテル(大阪)ブランド価値の向上を図ります。

 

③ インバウンド対応力の強化によるホテルオペレーターとしての能力の向上

リーガロイヤルホテル(大阪)は、インターコンチネンタルホテルズグループ(IHG Hotels Limited 及びIHG Japan (Management) LLCを総称して、以下「IHG」という。)のラグジュアリーセグメントであるVignette Collectionの導入にあわせて、IHGが有するグローバル販売網を最大限に活用することで、海外富裕層をはじめとした新たな顧客層を取り込みます。IHGが運営する会員組織「IHG One Rewards」は全世界で1億人以上の会員数を誇り、この会員組織を活用することで、当社の海外マーケットにおける販売ネットワークを充実させることができます。アフターコロナのインバウンド需要は従前以上に増加することを見込んでおり、その需要を効率的に取り込める仕組みを速やかに構築してまいります。また、リーガロイヤルホテル(大阪)で培ったホテルオペレーターとしての各種ノウハウをグループホテルに横展開することで、ロイヤルホテルグループ全体の競争力強化を図ってまいります。

 

(4) 経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等

未だに新型コロナウイルスの感染症の収束が見通せず、業績に与える影響も不透明であることから、新たな中期経営計画は作成しておりません。

 

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)主要なリスク

① 景気、海外情勢等(新型コロナウイルス感染拡大のリスク)

当社グループは、宿泊、宴会、婚礼、食堂等の事業を中心に展開しておりますが、一般消費者の消費動向や企業の業績動向の他、国家間の関係悪化、テロ、自然災害、流行疾患等の影響が、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

その程度については、当該事象の内容により様々であると認識しております。なお、当該リスクが顕在化する可能性については、2011年に東日本大震災、2019年に日韓関係の悪化、2020年に新型コロナウイルス感染症等が発生しております。 

当該リスクへの対応については、リスク管理委員会を設置し、各種リスクの分析と評価を行うとともに、対策マニュアルやBCPを策定しております。また、実際に自然災害等のリスクが顕在化した場合は、速やかに対策本部を立ち上げ、対応する体制を整備しております。

なお、当連結会計年度は、新型コロナウイルス感染症の影響による行動制限が緩和され、感染症法上の位置づけの見直しが発表される等により宴会及びレストラン等の売上は増加いたしましたが、不透明感が強く、今後長期化、深刻化した場合には、当社グループの業績はさらに深刻な影響を受ける可能性があります。

新型コロナウイルス感染症への対応については、お客様及び従業員の安全、安心を第一に考え、各種業界ガイドラインに沿った感染防止策を徹底するとともに、従業員の日々の健康チェック、手洗い・うがいの徹底等を実施しております。また、感染者が発生した場合の対策マニュアルやBCPを策定しております。

 

② 食品の安全性及び表示

当社グループは、食事の提供と食品の販売を行っており、食品の安全性及び消費・賞味期限、産地、原材料等の表示については日頃より十分な注意を払っておりますが、食中毒あるいは誤表示等、食の安全に対する信頼を損なう事態が生じた場合、信用の失墜から、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

その程度については、当該事象の内容により様々であると認識しております。なお、当該リスクが顕在化する可能性については、近年においては開示及び当局への届出を余儀なくされる事態が数件発生しております。

当該リスクへの対応については、社内に安全衛生管理室を設置し、衛生管理マニュアル等の整備を通じて「食品衛生法」「JAS法」「景品表示法」等の法令遵守の徹底を図るとともに、定期的な衛生検査、メニュー表示チェック等を実施し、食中毒の未然防止、食品検査の充実、メニュー・食品表示の明確化等に努めております。

 

③ 個人情報の管理

当社グループは、顧客等の個人情報を保有しており、社内教育を通じて個人情報管理体制の強化を図る等、その管理は厳重に行っておりますが、万一個人情報が漏洩した場合、信用の失墜から、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

当該リスクが顕在化する可能性及びその程度については、当該事象の状況により様々であると認識しております。

当該リスクへの対応については、「個人情報保護法」の趣旨に則り、社内規程の整備、情報システムのセキュリティ向上、従業員教育の充実等により、管理体制の強化に努めるとともに、保険を付保することによって業績への影響に備えております。

 

 

④ 労務関連

当社グループは、多くのパートタイム従業員を雇用しており、今後、社会保険や労働条件等の労務環境に変化がある場合、人件費の増加から、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。また、パートタイム以外の従業員の処遇等についても、関連法令や労務環境に変化がある場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

その程度については、当該事象の状況により様々であると認識しております。なお、当該リスクが顕在化する可能性については、近年各種保険料率は上昇傾向にあり、多少なりとも影響が生じております。

当該リスクへの対応については、「人事運営の改革」を重要戦略の1つとして掲げ、従業員のモチベーションの向上や労働環境の整備等を進めております。

 

⑤ 施設の毀損、劣化等

当社グループは、事業用に相応の固定資産を所有しており、火災、台風、地震等の災害により施設の毀損、劣化等の事態が発生した場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

その程度については、当該事象の状況により様々であると認識しております。なお、当該リスクが顕在化する可能性については、2018年に台風21号により修繕を必要とする建物被害が発生しております。

当該リスクへの対応については、計画的に建物・設備の点検・補修を行い、耐震補強等の防災対策工事を推進するとともに、保険を付保して業績への影響に備えております。

 

⑥ 財務関連

a.減損会計

当社グループは、事業用に相応の固定資産を所有しており、将来における地価の動向や収益状況によっては、減損損失が発生し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

その程度については、当該事象の状況により様々であると認識しております。なお、当該リスクが顕在化する可能性については、当連結会計年度、東京都新宿区のホテルの資産グループにおいて、回収可能価額にまで帳簿価額を減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。また、新型コロナウイルス感染症の影響が今後長期化した場合は、更なる減損損失計上の可能性が高まるものと認識しております。

当該リスクへの対応については、設備投資計画時に資産性を慎重に判断したうえで、将来キャッシュ・フローが十分に見込まれる事業用固定資産を計上するように努めております。

 

b.投融資

当社グループは、国内各地でホテル展開を行っており、投融資先の個別ホテルの業績動向によっては、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

その程度については、投融資先の個別ホテルにより様々であると認識しております。なお、当該リスクが顕在化する可能性については、新型コロナウイルス感染症の影響が今後長期化した場合は、当該リスクも高まるものと認識しております。

当該リスクへの対応については、投融資先の個別ホテルに対する運営指導を徹底し、業績の向上に努めております。

 

(2)リスクへの取り組み

当社グループは、リスク管理を体系的に規定する「リスク管理規程」に基づき、取締役常務執行役員浅沼吉正を委員長とする「リスク管理委員会」を設置し、リスク管理体制の整備・運用を行っております。

当連結会計年度も、「リスク管理委員会」においては、経営層、部門長、全従業員の3ルートから、アンケート・ヒアリング等により、当社グループ内のリスクを収集し、発生可能性と重要度の観点から評価・分析しました。そのうえで、各所管部署にフィードバックを行い、各所管部署における対応策の検討状況をモニタリングするとともに、特に重要なリスクに関しては、リスク管理委員会が所管部署と協働して、対策推進に取り組んでおります。

 

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要並びに経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

(1) 経営成績

ホテル業界におきましては、まん延防止等重点措置が解除され、全国自治体による旅行・宿泊割引キャンペーン等が実施され、2022年10月には政府による全国旅行支援が開始されました。また、外国人観光客の入国制限が見直され、訪日外国人数が増加するなど、明るい兆しも見えております。一方、原材料費・光熱費をはじめとした各種コストの上昇により、引き続き厳しい事業環境下に置かれております。

こうした環境下、当社グループはお客様の安全安心を第一に考え、感染予防を徹底した上で営業活動にあたるとともに、「生産性と業務効率の向上」を柱に、「ホテルビジネスの再構築」、「マーケティング力の強化」、「人事運営の改革」に取り組んでまいりました。

「生産性と業務効率の向上」につきましては、事務部門の従業員がレストランや宴会場の応援に出向き、接客、会場設営、片付け等を支援する制度を拡充するなど、部門を越えたサポート体制を充実し多役化の練度向上を図りました。また、基幹システムである購買・調理・物販製造のシステム更改を実施いたしました。

「ホテルビジネスの再構築」については、2022年4月に当社グループにとって28年ぶりとなる海外での新ホテル「リーガロイヤル・ラグーナ・グアム・リゾート」がオープンいたしました。さらに、2023年4月には京都市内に3軒目となる新ホテル「リーガプレイス京都 四条烏丸」を開業いたしました。地下鉄「四条」駅から徒歩2分と交通利便性に優れ、観光・ビジネスの拠点として便利な宿泊主体型のホテルです。

「マーケティング力強化」の取り組みとしては、スマートフォン向けアプリを活用した「リーガメンバーズ」の会員数が2023年3月末時点で約26万人と1年前から倍増し、多くのお客様にご利用いただいております。ホテルの宿泊・レストラン・メリッサ・オンラインショップ等のご利用毎にポイントが貯まり、クーポンやキャンペーン情報を定期的に受け取っていただけます。

「人事運営の改革」については、エンゲージメントサーベイ(従業員満足度調査)の継続、メンタルヘルス講演会の実施等、コロナ禍における従業員のモチベーション維持・向上に努めました。若年層教育の一環として、直属ではない先輩から各種サポートを受ける「メンター制度」をグループホテルに展開いたしました。さらに、女性の視点から働きがいの醸成と働きやすさの整備について考える部門横断チーム(Royal Women’s Committee)の活動を、アドバイザーに女性の社外取締役を迎えスタートしました。また、従業員の健康増進にも取り組み、「健康経営優良法人」に3年続けて認定されました。

 

また、当社は、2023年3月にベントール・グリーンオーク・グループ(注、以下「BGO」)との間で、

① 資本業務提携

② リーガロイヤルホテル(大阪)の土地、建物の信託受益権等のBGOへの譲渡

③ リーガロイヤルホテル(大阪)の運営受託

を主な内容とする契約を締結いたしました。

(注)BGOは、カナダの大手生命保険会社グループである Sun Life Financial Inc.傘下の不動産プライベート・エクイティファンドを運営する企業グループです。世界28拠点にオフィスを構え、2022年9月末現在で、ファンドエクイティ総額約800億米国ドルを組成しています。日本市場においては、これまでに7,000億円程度の不動産関連資産への投資実績を有しており、今後3,000億円超の資金をホテルアセットに投じることを計画しています。

 

リーガロイヤルホテル(大阪)は、引き続き当社が運営するホテルとして営業を継続しながら、BGOによる2025年3月完了を目途とした総額135億円の大規模なリノベーションが行われ、世界最大級のホテル運営会社の一社であるIHGのソフトブランドである「Vignette Collection」(注)を導入することといたしました。リノベーション完了後は、リーガロイヤルホテル(大阪)の名称を「リーガロイヤルホテル(大阪) -Vignette Collection」に変更したうえでリニューアルオープンすることを予定しております。

(注)Vignette Collection は、世界100ヵ国以上で6千件以上のホテル運営を手掛ける世界最大級のホテル運営会社の一社であるIHGのソフトブランドです。Vignette Collectionは、IHGブランドの中で最上級のラグジュアリーセグメントに位置付けられており、各ホテル独自の展望とストーリーを持った個性的なホテルの構築を目指しています。今回のリーガロイヤルホテル(大阪)への導入が本邦初のVignette Collectionホテルとなります。

 

本契約締結を決断した経緯、理由等は次の通りです。

当社は、1935年にリーガロイヤルホテル(大阪)の前身である新大阪ホテルを開業して以降、87年に亘り国内外でホテル運営を手掛けてまいりました。その中でも、1965年に開業した現在のリーガロイヤルホテル(大阪)は、関西財界各社の協力のもと、約60年に亘り大阪の迎賓館として国賓をはじめ多くのお客様をお迎えしてまいりました。

アフターコロナを見据え、大阪・関西万博やIR開業等で予想されるインバウンド需要の拡大や中之島5丁目地区の再開発への対応について、その道筋を明確化するためには、抜本的な経営戦略の見直しと財務体質の改善が急務であると判断し様々な検討を重ねてまいりました。

その結果、当社グループの中核を担うリーガロイヤルホテル(大阪)のブランド価値向上と運営継続を前提として、これまでの資産保有と運営が一体化されたビジネスモデルから、運営に特化したビジネスモデルへの転換を図ることが、将来的な企業価値の向上に最適な戦略であると判断いたしました。

さらに戦略の実現に向けて、BGOとの資本業務提携も含めた検討を行う中で、以下の点から当社の課題解決及び成長戦略に資する内容であると判断いたしました。

① リーガロイヤルホテル(大阪)のブランド価値及び競争力向上に必要なリノベーション投資が実現すること

② リーガロイヤルホテル(大阪)へのIHGのソフトブランド導入により更なる差別化が図れ、富裕層を中心としたインバウンド対応力の強化が期待できること

③ 関西財界の「賓客のための近代的なホテルを大阪に」という要望から当社が生まれたという歴史的な経緯やビジネスモデルが尊重され、リーガロイヤルホテル(大阪)を再開発する場合にもラグジュアリークラスのフルサービス型ホテルが含まれ、且つ当社によるホテル運営が継続される契約となっていること

④ 財務体質の改善と今後の成長資金の確保が可能となること

⑤ BGOが取得する優良なホテルに対する運営受託の優先交渉権が得られ、当社の運営ホテル数拡大が期待できること

BGOとの資本業務提携の主な内容は以下の通りです。

① BGOによる当社への資本参加

BGOが設立した株式取得SPCが、株式会社三井住友銀行が保有する当社のA種優先株式300,000株のうち174,500株を取得し、普通株式を対価とした取得請求権が行使されました。取得請求権の行使後、BGOが保有する総株主の議決権数に占める割合は約33%となりました。なお、当社は、BGOに対して、代表取締役1名を含む当社の取締役2名を指名する権利を付与いたしました。

② ホテル展開に関するパイプライン契約の締結

今後、BGOが取得するホテルに関する運営受託契約等の優先交渉権を当社が保有いたします。これにより、当社は運営に特化したビジネスモデルへの転換を図る上で大きな戦略的アドバンテージを得ることができ、優良な運営物件を効率的に拡大することが可能になると考えております。

 

本譲渡後、当社は金融機関からの借入を全額返済するとともに、B種及びC種優先株式の全額償還を行いました。なお、BGOが取得しない残りのA種優先株式は、株式会社三井住友銀行が継続保有する予定です。株式会社三井住友銀行は当社の創業以来の主力取引銀行であり、今後も当社の経営及び財務面をご支援いただく予定です。

また、リーガロイヤルホテル(大阪)の土地、建物の信託受益権等をBGOへ譲渡した件につきまして、当社は、BGOが設立した不動産取得SPCに対して、15億円の匿名組合出資を行いました。

 

 

この結果、当連結会計年度の売上高は、26,397百万円と前期比9,932百万円(60.3%)の増収となりました。

損益面では、連結営業損失2,986百万円(前連結会計年度は連結営業損失8,217百万円)、連結経常損失2,129百万円(前連結会計年度は連結経常損失4,550百万円)となりました。リーガロイヤルホテル(大阪)の土地、建物の信託受益権等を譲渡したことに伴い、固定資産売却益15,576百万円を計上したこと等により、親会社株主に帰属する当期純利益は13,315百万円(前連結会計年度は親会社株主に帰属する当期純損失4,811百万円)となりました。

 

なお、当社グループは、ホテル経営及びホテル附帯業務を事業内容としており、事業セグメントが単一であるため、セグメント情報を省略しております。

 

生産、受注及び販売の実績は、次のとおりであります。

(部門別売上実績)

部門

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

金額(百万円)

前期比(%)

客室

8,410

97.2

宴会

8,082

88.6

食堂

5,196

46.6

その他

4,709

7.7

合計

26,397

60.3

 

(注) 受注生産は行っておりません。

 

(2) 財政状態

当連結会計年度末の総資産は、前連結会計年度末に比べ27,815百万円減少し32,105百万円となりました。

内訳では流動資産が同11,383百万円増加し17,305百万円となりました。これはリーガロイヤルホテル(大阪)の土地、建物の信託受益権等を譲渡したことに伴い、現金及び預金が10,802百万円増加したこと等によります。固定資産は同39,198百万円減少し14,799百万円となりました。これは上記と同様、土地、建物の信託受益権等を譲渡したことにより有形固定資産が40,639百万円減少したこと等によります。 

当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ30,669百万円減少し13,162百万円となりました。これはリーガロイヤルホテル(大阪)の土地、建物の信託受益権等の譲渡代金の一部を借入返済に充当したことに伴い、借入金が31,800百万円減少したこと等によります。

当連結会計年度末の純資産は、前連結会計年度末に比べ2,854百万円増加し18,942百万円となりました。これはB種優先株式及びC種優先株式を全株取得し消却したことに伴い、その他資本剰余金が10,492百万円減少したものの、親会社株主に帰属する当期純利益を13,315百万円計上したこと等によります。これにより自己資本比率は、前連結会計年度末の26.8%から59.0%になりました。

 

 

(3)  キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、投資活動による資金が増加したため、前連結会計年度末と比べ10,802百万円増加し、14,361百万円となりました。

当連結会計年度の営業活動により得られた資金は、81百万円(前連結会計年度は4,100百万円の資金の減少)となりました。これは主に前連結会計年度は税金等調整前当期純損失が4,799百万円であったのに対して、当連結会計年度は税金等調整前当期純利益が13,328百万円であったこと等によるものです。

当連結会計年度の投資活動により得られた資金は、53,419百万円(前連結会計年度は1,128百万円の資金の減少)となりました。これは主に有形固定資産売却による収入が55,500百万円増加したこと等によるものです。

当連結会計年度の財務活動により使用した資金は、42,698百万円(前連結会計年度は4,033百万円の資金の増加)となりました。これは主に借入金の返済や自己株式の取得による支出等によるものです。

 

当社グループの資本の財源及び資金の流動性については、固定資産の譲渡により適切な資金を確保することができました。健全な財政状況を目指し、安定的な営業キャッシュ・フローの創出により長期安定資金を確保する方針としております。

資金計画につきましては、基本的に営業活動により得られた資金を有効活用し、設備投資等に充当しております。

 

当社グループのキャッシュ・フロー指標は次のとおりであります。

回次

第93期

第94期

第95期

第96期

第97期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

自己資本比率

(%)

29.8

32.0

17.6

26.8

59.0

時価ベースの自己資本比率

(%)

28.5

20.4

20.5

19.8

64.6

債務償還年数

(年)

8.0

26.9

インタレスト・
カバレッジ・レシオ

(倍)

14.6

4.4

0.2

 

(注) 1 自己資本比率:自己資本/総資産 

時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産

債務償還年数:有利子負債/営業キャッシュ・フロー

インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い

1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。

2.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数(自己株式控除後)により算出しております。

3.営業キャッシュ・フローは、連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

2 第95期及び第96期の債務償還年数及びインタレスト・カバレッジ・レシオは、営業キャッシュ・フローがマイナスのため記載しておりません。

 

(4)  重要な会計上の見積り及び該当見積りに用いる仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において、一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。

繰延税金資産については、新型コロナウイルス感染症の影響を踏まえ、将来の回収可能性を慎重に検討して計上しております。詳細は、「第5[経理の状況]1[連結財務諸表等](1)[連結財務諸表][注記事項](重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

 

5 【経営上の重要な契約等】

当社は、2023年3月10日にベントール・グリーンオーク・グループ(注、以下「BGO」)との間で、①資本業務提携 ②リーガロイヤルホテル(大阪)の土地、建物の信託受益権等のBGOへの譲渡  ③リーガロイヤルホテル(大阪)の運営受託を主な内容とする契約を締結し、2023年3月31日に実行いたしました。

主な内容は以下の通りです。

①資本業務提携

BGOが設立した株式取得SPC(Blossoms Holding HK Limited)が、株式会社三井住友銀行が保有する当社のA種優先株式300,000株のうち174,500株を取得し、普通株式を対価とした取得請求権が行使されました。取得請求権の行使後、BGOが保有する総株主の議決権数に占める割合は約33%となりました。なお、当社は、BGOに対して、代表取締役1名を含む当社の取締役2名を指名する権利を付与いたしました。

今後、BGOが取得するホテルに関する運営受託契約等の優先交渉権を当社が保有いたします。これにより、当社は運営に特化したビジネスモデルへの転換を図る上で大きな戦略的アドバンテージを得ることができ、優良な運営物件を効率的に拡大することが可能になると考えております。

 

②リーガロイヤルホテル(大阪)の土地、建物の信託受益権等の譲渡

リーガロイヤルホテル(大阪)の土地、建物の信託受益権等をBGOへ譲渡し、BGOが設立した不動産取得SPC(合同会社さくら)に対して、15億円の匿名組合出資を行いました。また、本譲渡後、当社は金融機関からの借入を全額返済するとともに、B種優先株式及びC種優先株式の全額償還を行いました。

 

③リーガロイヤルホテル(大阪)の運営受託

当社は不動産取得SPCが設立するリーガロイヤルホテル(大阪)の運営のための特別目的会社(RRHOオペレーションズ株式会社)と運営委託契約を締結いたしました。本運営受託により安定した受託収入を享受でき、事業収支のボラティリティを最小限に抑えることが可能となります。なお、リーガロイヤルホテル(大阪)を建て替える場合には、ラグジュアリークラスのフルサービス型ホテルが含まれ且つ当社によるホテル運営受託が継続されます。Vignette Collectionの導入に伴い、RRHOオペレーションズ株式会社とインターコンチネンタルホテルズグループ間においても運営委託契約が締結されました。

 

2 【主要な設備の状況】

当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりであります。

(1) 提出会社

2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業
員数
(名)

建物及び
構築物

土地
(面積千㎡)

その他

合計

リーガロイヤルホテル(大阪)
(大阪市北区)

ホテル事業

ホテル設備

(―)

310

310

954

(261)

リーガグラン京都

(京都市南区)

ホテル事業

ホテル設備

19

77

96

16

(5)

住友クラブ食堂

(大阪市西区) 他3店

ホテル事業

食堂設備

0

7

7

24

(76)

 

(注) 1 帳簿価額のうち「その他」は、運搬具、工具、器具及び備品、リース資産であります。

2 2023年3月31日にリーガロイヤルホテル(大阪)の土地、建物の信託受益権等を譲渡しております。

3 従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。

4 建物の一部を賃借しております。年間賃借料は435百万円であります。主要な賃借及びリース設備として、以下のものがあります。

 

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

土地面積
(千㎡)

建物面積
(千㎡)

賃借料又は
リース料
(百万円)

リーガロイヤルホテル(大阪)
(大阪市北区)

ホテル事業

本社事務所

2

年間賃借料

80

リーガグラン京都

(京都市南区)

ホテル事業

ホテル設備

10

年間賃借料

366

 

 

(2) 子会社

2023年3月31日現在

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業
員数
(名)

建物及び
構築物

土地
(面積千㎡)

その他

合計

㈱リーガロイヤル
ホテル広島

リーガロイヤル
ホテル広島
(広島市中区)

ホテル事業

ホテル設備

268

173

442

255

(75)

㈱リーガロイヤル
ホテル小倉

リーガロイヤル
ホテル小倉
(北九州市小倉北区)

ホテル事業

ホテル設備

31

20

52

149

(32)

㈱リーガロイヤル
ホテル東京

リーガロイヤル
ホテル東京
(東京都新宿区)

ホテル事業

ホテル設備

152

(36)

 

(注) 1 帳簿価額のうち「その他」は、機械装置、工具、器具及び備品、リース資産であります。

2 従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。

 

3 建物の一部を賃借しております。年間賃借料は3,321百万円であります。主要な賃借及びリース設備として、以下のものがあります。

 

会社名

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

土地面積
(千㎡)

建物面積
(千㎡)

賃借料又は
リース料
(百万円)

㈱リーガロイヤル
ホテル広島

リーガロイヤル
ホテル広島
(広島市中区)

ホテル事業

ホテル設備

68

年間賃借料

1,188

㈱リーガロイヤル
ホテル小倉

リーガロイヤル
ホテル小倉
(北九州市小倉北区)

ホテル事業

ホテル設備

58

年間賃借料

660

㈱リーガロイヤル
ホテル東京

リーガロイヤル
ホテル東京
(東京都新宿区)

ホテル事業

ホテル設備

31

年間賃借料

1,104

㈱リーガプレイス肥後橋

リーガプレイス

肥後橋
(大阪市西区)

ホテル事業

ホテル設備

7

年間賃借料

272

 

 

① 【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

20,000,000

A種優先株式

300,000

B種優先株式

40,000

C種優先株式

160,000

20,500,000

 

(注)2023年6月27日開催の第97期定時株主総会決議において定款の一部変更が行われ、B種優先株式及びC種優先株式の発行可能種類株式総数が同日よりそれぞれ40,000株、160,000株減少しました。このため、当社の発行可能種類株式総数は、それぞれ普通株式20,000,000株、A種優先株式300,000株となり、発行可能株式総数は、20,300,000株となっております。

 

② 【発行済株式】

種類

事業年度末現在発行数(株)
(2023年3月31日)

提出日現在発行数(株)
(2023年6月27日)

上場金融商品取引所
名又は登録認可金融
商品取引業協会名

内容

普通株式

15,303,369

15,303,369

東京証券取引所
スタンダード市場

単元株式数は、100株であります。

A種優先株式

125,500

125,500

(注)

15,428,869

15,428,869

 

 

(注) A種優先株式の内容は次のとおりであります。

(A)A種優先配当金

当社は、A種優先株式を有する株主(以下「A種優先株主」という。)またはA種優先株式の登録株式質権者(以下A種優先株主と併せて「A種優先株主等」という。)に対し、普通株式を有する株主(以下「普通株主」という。)または普通株式の登録株式質権者(以下普通株主と併せて「普通株主等」という。)に先立ち、A種優先株式1株につき、下記①に定める額の剰余金(以下「A種優先配当金」という。)を配当する。

但し、下記(B)に定めるA種優先中間配当金を支払ったときは、当該A種優先中間配当金を控除した額とする。

①A種優先配当金の額

イ.A種優先配当金の額は、A種優先株式1株当たりの払込金額(5万円)にそれぞれの事業年度ごとに下記ロで定める配当年率を乗じて算出した金額とする。

 

ロ. 配当年率は、2006年7月7日(払込期日)以降、翌年の3月31日までの各事業年度について、下記算式により計算される年率とする。

配当年率=日本円TIBOR(6ヶ月物)+0.75%

日本円TIBOR(6ヶ月物)は、2007年3月31日までは2006年7月7日及び同年10月1日の2時点、それ以降は、各年4月1日及びその直後の10月1日の2時点において、午前11時における日本円TIBOR(6ヶ月物)として、全国銀行協会によって公表される数値の平均値を指すものとする。2006年7月7日、各年4月1日または10月1日に日本円TIBOR(6ヶ月物)が公表されない場合は、同日、ロンドン時間午前11時におけるユーロ円LIBOR(6ヶ月物(360日ベース))として、英国銀行協会(BBA)によって公表される数値またはこれに準ずるものと認められるものを日本円TIBOR(6ヶ月物)に代えて用いるものとする。

日本円TIBOR(6ヶ月物)またはこれに代えて用いる数値は、%未満小数第4位まで算出し、その小数第4位を四捨五入する。各年4月1日及び10月1日当日が銀行休業日の場合は、直前営業日に公表される数値を用いるものとする。

②累積条項

ある事業年度においてA種優先株主等に対して支払う1株当たりの期末配当金の額がA種優先配当金に達しない場合においても、その差額は翌事業年度に累積しない。

③非参加条項

A種優先株主等に対しては、A種優先配当金を超えて配当を行わない。

(B)A種優先中間配当金

イ.当社は中間配当を行うときは、A種優先株主等に対し、普通株主等に先立ち、A種優先株式1株当たりの払込金額にそれぞれの事業年度ごとに下記ロで定める中間配当年率を乗じて算出した金額の2分の1に相当する金額(以下「A種優先中間配当金」という。)を支払う。

ロ.中間配当年率は、2006年7月7日(払込期日)以降、翌年の9月30日までの各半期事業年度について、下記算式により計算される年率とする。

中間配当年率=日本円TIBOR(6ヶ月物)+0.75%

日本円TIBOR(6ヶ月物)は、2006年9月30日までは2006年7月7日の時点、それ以降は、各年4月1日時点において、午前11時における日本円TIBOR(6ヶ月物)として、全国銀行協会によって公表される数値を指すものとする。

その他の規定については、上記(A)A種優先配当金①ロに準じるものとする。

(C)残余財産の分配

残余財産を分配するときは、A種優先株主等に対し、普通株主等に先立ち、A種優先株式1株につき5万円を支払う。A種優先株主等に対しては、このほか、残余財産の分配は行わない。

(D)単元株式数及び異なる数の単元株式数を定めている理由

A種優先株式の単元株式数は、1,000株とする。普通株式の単元株式数は100株、A種優先株式の単元株式数は1,000株であるが、その理由は、議決権を有しないためである。

(E)議決権

A種優先株主は、法令に別段の定めがある場合を除き、株主総会において議決権を有しない。

(F)種類株主総会

A種優先株式については、会社法第322条第1項各号の決議を要しないことを定款に定めている。

(G)議決権を有しないこととしている理由

資本増強にあたり、既存株主への影響を考慮したためである。

 

(H)取得請求権

①償還請求

A種優先株主は、当社に対して、2016年7月8日(払込期日後10年を経過した日)以後いつでも(①により取得請求をされる日を、以下「償還日」という。)、A種優先株式1株につき5万円及び取得日の属する事業年度におけるA種優先配当金額(取得日が4月1日から9月30日の場合、A種優先中間配当金額)に相当する額の合計額をもって、その有するA種優先株式の全部または一部を取得することを請求することができる。

②転換予約権

A種優先株主は、当社に対して、下記に定める条件により、その有するA種優先株式の全部または一部を取得することを請求することができるものとし、当社は当該A種優先株主に対して、A種優先株式を取得することと引換えに、下記に定める条件で、当社の普通株式(以下「当社普通株式」という。)を交付するものとする。

イ.A種優先株式を取得することと引換えに交付する株式の種類及び数の算定方法

(イ) A種優先株式を取得することと引換えに交付する株式の種類

当社普通株式

(ロ) A種優先株式を取得することと引換えに交付する株式の数の算定方法

A種優先株式を取得することと引換えに交付する株式の数は、次の算式により算出されるものとし、A種優先株式1株の取得と引換えに交付すべき当社普通株式の数は、次の算出式により算出される「取得と引換えに交付すべき当社の普通株式数」をA種優先株主が取得請求に際して提出したA種優先株式の数で除した数とする。

取得と引換えに交付
すべき普通株式数

A種優先株主が取得請求に際して提出したA種優先株式の払込金額の総額

÷

交付価額

 

交付すべき株式数の算出にあたって1株未満の端数を生じたときは、会社法第167条第3項各号に掲げる場合の区分に応じ、当該各号に定める額にその端数を乗じて得た額に相当する金銭を交付する。

ロ.交付価額

(イ) 交付価額

交付価額は、1,734円とする。

(ロ) 交付価額の修正

2014年4月1日以降2031年4月1日までの毎年4月1日(以下「決定日」という。)以降、交付価額は、決定日に先立つ45取引日に始まる30取引日の東京証券取引所における当社普通株式の普通取引の毎日の終値(気配表示を含む。)の平均値(終値のない日数を除く。)に相当する金額(円単位未満小数第2位まで算出し、その小数第2位を四捨五入する。以下「決定日価額」という。)に修正される(なお、上記45取引日の間に、下記(ハ)で定める交付価額の調整事由が生じた場合には、修正後の交付価額は、下記(ハ)に準じて調整される。)。但し、かかる算出の結果、決定日価額が1,734円(以下「下限交付価額」という。但し、下記(ハ)による調整を受ける。)を下回る場合には、修正後の交付価額は下限交付価額とし、決定日価額が6,936円(以下「上限交付価額」という。但し、下記(ハ)による調整を受ける。)を上回る場合には、修正後の交付価額は上限交付価額とする(下限交付価額は当初交付価額(346円80銭)の50%、上限交付価額は当初交付価額の200%とそれぞれ定められていた価額を、2017年10月1日付の当社普通株式10株を1株とする株式併合に伴い調整したもの。)。

 

(ハ) 交付価額の調整

(a)交付価額(上記(ロ)の下限交付価額及び上限交付価額を含む。)は、当社がA種優先株式を発行後、次の(ⅰ)から(ⅴ)までのいずれかに該当する場合には、次の算式(以下「交付価額調整式」という。)により調整される。但し、次の(ⅰ)から(ⅴ)が適用される時点で、下記(c)に定める時価が存在しない場合は、時価を調整前交付価額と置き換えて交付価額調整式を適用するものとする。

 

 

調整後

交付価額

 
 

 

 

調整前

交付価額

 
 
×

 

既発行

普通株式数

 

新規発行・
処分普通株式数

×

1株当たり
払込金額・処分価額

1株当たり時価

既発行普通株式数+新規発行・処分普通株式数

 

調整後交付価額は円単位未満小数第2位まで算出し、その小数第2位を四捨五入する。

(ⅰ)下記(c)に定める時価(上記(a)但書の場合は、調整前交付価額。以下同様とする。)を下回る払込金額をもって当社普通株式を新たに発行または当社の有する当社普通株式を処分する場合(但し、本号(ⅲ)または(ⅳ)に記載の株式、新株予約権、新株予約権付社債その他の証券の転換、交換または行使により当社普通株式が交付される場合を除く。)

調整後交付価額は、払込期日(募集に際して払込期間が設けられたときは当該払込期間の最終日。以下同様とする。)の翌日以降、また、当社普通株主に当社普通株式の割当てを受ける権利を与える場合には当該割当てにかかる基準日の翌日以降これを適用する。

(ⅱ)当社普通株式の株式分割をする場合

調整後交付価額は、株式分割によって増加する普通株式数(但し、株式分割の基準日において当社の有する当社普通株式にかかる増加株式数を除くものとする。)をもって新発行・処分株式数とした上で交付価額調整式を準用して算出するものとし、株式分割のための基準日の翌日以降これを適用する。

(ⅲ)当社普通株式の交付を請求できる株式、新株予約権または新株予約権付社債その他の証券を発行する場合

調整後交付価額は、発行される新株予約権若しくは新株予約権付社債またはその他証券の全てが当初の条件で転換、交換または行使されたものとみなして交付価額調整式を準用して算出するものとし、払込期日(新株予約権及び新株予約権付社債の場合は割当日)の翌日以降これを適用する。但し、その当社普通株主に当該証券または権利の割当てを受ける権利を与える場合には当該割当てにかかる基準日の翌日以降これを適用する。

上記にかかわらず、行使に際して交付される当社普通株式の対価が当該証券または権利が発行された時点で確定していない場合は、調整後交付価額は、当該対価の確定時点で残存する証券又は権利の全てが当該条件で行使されたものとみなして交付価額調整式を準用して算出するものとし、当該対価が確定した日の翌日以降これを適用する。

(ⅳ)下記(c)に定める時価を下回る対価をもって当社普通株式に交換される取得条項付株式(但し、本号(ⅲ)に該当するものを除く。)を発行する場合

調整後交付価額は、発行された取得条項付株式の全てがその時点での条件で当社普通株式に交換されたものとみなして交付価額調整式を準用して算出するものとし、取得事由の発生日の翌日以降これを適用する。

 

(ⅴ)上記(ⅰ)乃至(ⅳ)の各取引において、当社普通株主に割当てを受ける権利を与えるための基準日が設定され、かつ、各取引の効力の発生が当該基準日以降の株主総会または取締役会その他当社の機関の承認を条件としているときには、上記(ⅰ)乃至(ⅳ)にかかわらず、調整後交付価額は、当該承認があった日の翌日以降これを適用するものとする。

この場合において、当該基準日の翌日から当該取引の承認があった日までに、A種優先株式の取得に換えて当社普通株式を交付する取得請求権の行使をなした者に対しては、次の算出方法により、当社普通株式を追加して交付するものとする。

 
株式数 =

(調整前交付価額
-調整後交付価額)

×

調整前交付価額により
当該期間内に交付された株式数

調整後交付価額

 

この場合に1株未満の端数を生じたときは、その端数に調整後の転換価額を乗じた金額を支払う。但し、1円未満の端数は切り捨てる。

(ⅵ)上記(ⅲ)及び(ⅳ)における対価とは、当該株式または新株予約権の発行に際して払込みがなされた額から、その取得又は行使に際して当該株式又は新株予約権の所持人に交付される金銭その他の財産の価額を控除した金額を、その取得または行使に際して交付される当社普通株式の数で除した金額をいう。

(b)当社は、上記(ハ)(a)に定める交付価額の調整を必要とする場合以外にも、次に掲げる場合には、取締役会の決議により客観的に合理的な交付価額の調整を行うものとする。

(ⅰ)合併、資本の減少または普通株式の併合等により交付価額の調整を必要とする場合

(ⅱ)その他当社普通株式数の変更または変更の可能性が生じる事由の発生により交付価額の調整を必要とする場合

(ⅲ)交付価額を調整すべき事項が2つ以上相接して発生し、一方の事由に基づく調整後交付価額の算出にあたり使用すべき時価につき、他方の事由による影響を考慮する必要があるとき

(c)交付価額調整式で使用する1株当たり時価は、調整後交付価額を適用する日(但し、上記(a)(ⅴ)の場合には基準日)に先立つ45取引日目に始まる30取引日の東京証券取引所における当社の普通株式の普通取引の毎日の終値(気配表示を含む。)の平均値(終値のない日数を除く。)とし、その計算は円単位未満小数第2位まで算出し、その小数第2位を四捨五入する。なお、上記45取引日の間に、上記(a)または(b)に定める交付価額の調整事由が生じた場合には、上記平均値は上記(a)または(b)に準じて調整される。

(d)交付価額調整式で使用する調整前交付価額は、調整後交付価額を適用する日の前日において有効な交付価額とする。

 

(e)交付価額調整式で使用する既発行普通株式数は、基準日が定められている場合はその日、基準日が定められていない場合は調整後交付価額を適用する日の1か月前の日における当社の発行済普通株式数(当該日における当社が有する当社普通株式数を除く。)とする。また、上記(a)(ⅱ)の場合には、交付価額調整式で使用する新規発行・処分普通株式数は、基準日における自己株式に係り増加した当社普通株式数を含まないものとする。さらに、上記(a)(ⅰ)乃至(ⅳ)のいずれかにより交付価額の調整を算出するにあたり(以下「現調整時」という。)、当該調整式における調整前交付価額が当社普通株式、当社普通株式が交付される取得請求権付株式若しくは新株予約権(新株予約権付社債を含む。)並びに当社普通株式が交付される取得条項付株式、取得条項付新株予約権若しくは新株予約権付社債(取得条項付新株予約権が付されているものに限る。)の交付により調整されている場合(または当該調整が下記(f)但書により考慮されたものである場合)、当該調整を算出するために交付されたものとみなされた当社の普通株式数が、現調整時において実際に交付された当社普通株式を上回る限りにおいて、当該交付価額調整式の既発行普通株式数を確定するため、現調整時において交付されていない当社普通株式は、交付されたものとみなすものとする。

(f)交付価額調整式により算出された調整後交付価額と調整前交付価額との差額が1円未満にとどまるときは、交付価額の調整はこれを行わない。但し、その後交付価額の調整を必要とする事由が発生し、交付価額を算出する場合には、交付価額調整式中の調整前交付価額に代えて調整前交付価額からこの差額を差引いた額を使用する。

(I)取得条項

①強制償還

当社は、いつでも当社取締役会において定める日(以下「取得日」という。)に、下記の価額をもって、A種優先株式の全部または一部を取得することができる。A種優先株式の一部を取得する場合は、抽選による。

2013年7月8日以降A種優先株式1株につき

5万円

×

取得日における当社普通株式の時価

×

93%

取得日における交付価額

 

但し、以下に定める金額を下限とする。

5万円

×

(1+取得日における配当年率(取得日が4月1日から9月30日の場合は中間配当年率)(それぞれ、2%を下限とする。))

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

年月日

発行済株式
総数増減数
(株)

発行済株式
総数残高
(株)

資本金増減額
 
(百万円)

資本金残高
 
(百万円)

資本準備金
増減額
(百万円)

資本準備金
残高
(百万円)

2021年7月27日

(注)1

普通株式

10,271,651

A種優先株式

300,000

△13,129

100

2022年3月30日

(注)2

B種優先株式

40,000

C種優先株式

160,000

普通株式

10,271,651

A種優先株式

300,000

B種優先株式

40,000

C種優先株式

160,000

5,000

5,100

5,000

5,000

2022年3月30日

(注)3

普通株式

10,271,651

A種優先株式

300,000

B種優先株式

40,000
C種優先株式
160,000

△5,000

100

△5,000

2023年3月31日
 (注)4

普通株式

5,031,718

A種優先株式

△174,500

B種優先株式

△40,000

C種優先株式

△160,000

普通株式

15,303,369

A種優先株式125,500

100

 

(注) 1 会社法第447条第1項の規定に基づき資本金の額を減少(減資割合99.2%)し、その全額をその他資本剰余金に振り替え、同法第452条の規定に基づき、その他資本剰余金のうち2,293百万円を繰越利益剰余金に振り替えたものであります。

2 B種優先株式 有償第三者割当

発行価格   50,000円(1株当たり)

資本組入額  25,000円(1株当たり)

割当先    SMBCCP投資事業有限責任組合1号

C種優先株式 有償第三者割当

発行価格   50,000円(1株当たり)

資本組入額  25,000円(1株当たり)

割当先    DBJ飲食・宿泊支援ファンド投資事業有限責任組合

3 会社法第447条第1項及び第448条第1項の規定に基づき資本金を減少(減資割合98.0%)及び資本準備金を減少(減資割合100%)し、その全額をその他資本剰余金へ振り替えたものであります。

 

4 A種優先株式の一部について取得請求権が行使され普通株式に転換されたことにより、普通株式が5,031,718株増加したものであります。また、同日付で、取得したA種優先株式174,500株を全て消却ならびに強制償還により取得したB種優先株式40,000株及びC種優先株式160,000株を全て消却したため減少したものであります。

 

(5) 【所有者別状況】

  ①普通株式

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

6

19

253

16

37

11,279

11,610

所有株式数
(単元)

8,153

352

70,501

50,656

82

23,030

152,774

25,969

所有株式数
の割合(%)

5.34

0.23

46.15

33.16

0.05

15.07

100.00

 

(注) 1 自己株式29,650株は「個人その他」の欄に296単元、「単元未満株式の状況」の欄に50株含まれております。

2 「その他の法人」の欄には株式会社証券保管振替機構名義の株式が3単元含まれております。

 

    ②A種優先株式

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数1,000株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

1

1

所有株式数
(単元)

125

125

500

所有株式数
の割合(%)

100.00

100.00

 

 

 

(6) 【大株主の状況】

①所有株式数別

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式(自己株式を
除く。)の総数に対する
所有株式数の割合(%)

Blossoms Holding HK Limited
(常任代理人 株式会社三井住友銀行デットファイナンス営業部長)

4th Floor, VC House, 4-6 On Lan Street, Central, Hong Kong
(東京都千代田区丸の内1丁目1-2号)

 

5,031

32.68

アサヒビール株式会社

東京都墨田区吾妻橋1丁目23番1号

1,961

12.74

森トラスト株式会社

東京都港区虎ノ門2丁目3番17号

1,953

12.69

サントリーホールディングス株式会社

大阪市北区堂島浜2丁目1番40号

1,026

6.67

株式会社三井住友銀行

東京都千代田区丸の内1丁目1番2号

417

(125)

2.71

関電不動産開発株式会社

大阪市北区中之島3丁目3番23号

410

2.66

大阪瓦斯株式会社

大阪市中央区平野町4丁目1番2号

292

1.90

株式会社竹中工務店

大阪市中央区本町4丁目1番13号

276

1.79

日本生命保険相互会社

大阪市中央区今橋3丁目5番12号

161

1.05

三井住友海上火災保険株式会社

東京都千代田区神田駿河台3丁目9番地

156

1.01

11,687

75.90

(125)

 

(注) 所有株式数の( )内書きは、A種優先株式であります。

 

②所有議決権数別

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有議決権数(個)

総株主の議決権に対する
所有議決権数の割合(%)

Blossoms Holding HK Limited

4th Floor, VC House, 4-6 On Lan Street, Central, Hong Kong

50,317

33.00

アサヒビール株式会社

東京都墨田区吾妻橋1丁目23番1号

19,613

12.86

森トラスト株式会社

東京都港区虎ノ門2丁目3番17号

19,535

12.81

サントリーホールディングス株式会社

大阪市北区堂島浜2丁目1番40号

10,267

6.73

関電不動産開発株式会社

大阪市北区中之島3丁目3番23号

4,100

2.69

株式会社三井住友銀行

東京都千代田区丸の内1丁目1番2号

2,924

1.92

大阪瓦斯株式会社

大阪市中央区平野町4丁目1番2号

2,923

1.92

株式会社竹中工務店

大阪市中央区本町4丁目1番13号

2,763

1.81

日本生命保険相互会社

大阪市中央区今橋3丁目5番12号

1,615

1.06

三井住友海上火災保険株式会社

東京都千代田区神田駿河台3丁目9番地

1,560

1.02

115,617

75.83

 

(注) 前事業年度末現在主要株主であったサントリーホールディングス株式会社は、当事業年度末では主要株主ではなくなり、Blossoms Holding HK Limitedが新たに主要株主となりました。

 

①【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

※2 3,561

※2 14,363

 

 

売掛金

1,228

2,045

 

 

原材料及び貯蔵品

396

307

 

 

その他

737

590

 

 

貸倒引当金

0

0

 

 

流動資産合計

5,922

17,305

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物

※3 61,318

※3 6,058

 

 

 

 

減価償却累計額

48,075

5,737

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

※1 13,242

320

 

 

 

土地

※1 27,000

-

 

 

 

リース資産

350

346

 

 

 

 

減価償却累計額

226

264

 

 

 

 

リース資産(純額)

124

82

 

 

 

その他

※3 5,436

※3 1,929

 

 

 

 

減価償却累計額

4,351

1,518

 

 

 

 

その他(純額)

1,085

410

 

 

 

有形固定資産合計

41,452

812

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

246

264

 

 

 

その他

57

1

 

 

 

無形固定資産合計

303

266

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

211

221

 

 

 

匿名組合出資金

-

1,500

 

 

 

差入保証金

11,917

11,916

 

 

 

繰延税金資産

3

2

 

 

 

その他

121

90

 

 

 

貸倒引当金

12

11

 

 

 

投資その他の資産合計

12,241

13,720

 

 

固定資産合計

53,998

14,799

 

資産合計

59,920

32,105

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

549

726

 

 

短期借入金

※1※4※5 5,400

-

 

 

未払費用

1,022

1,610

 

 

未払法人税等

13

13

 

 

未払消費税等

49

1,117

 

 

契約負債

867

607

 

 

賞与引当金

132

388

 

 

その他

677

924

 

 

流動負債合計

8,711

5,387

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※1※5 26,400

-

 

 

リース債務

87

38

 

 

繰延税金負債

17

19

 

 

退職給付に係る負債

5,407

5,330

 

 

長期預り金

3,143

2,357

 

 

その他

64

29

 

 

固定負債合計

35,120

7,774

 

負債合計

43,832

13,162

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

100

100

 

 

資本剰余金

20,835

10,342

 

 

利益剰余金

4,724

8,591

 

 

自己株式

61

61

 

 

株主資本合計

16,149

18,972

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

39

47

 

 

退職給付に係る調整累計額

101

76

 

 

その他の包括利益累計額合計

61

29

 

純資産合計

16,088

18,942

負債純資産合計

59,920

32,105

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 16,465

※1 26,397

売上原価

3,994

5,722

売上総利益

12,470

20,675

販売費及び一般管理費

 

 

 

水道光熱費

1,662

2,382

 

人件費

※2 9,108

※2 10,219

 

諸経費

※2 9,916

※2 11,059

 

販売費及び一般管理費合計

20,688

23,661

営業損失(△)

8,217

2,986

営業外収益

 

 

 

受取利息

2

0

 

受取配当金

6

8

 

雇用調整助成金

2,805

895

 

協力金収入

※3 1,161

※3 220

 

その他

283

93

 

営業外収益合計

4,259

1,219

営業外費用

 

 

 

支払利息

324

346

 

シンジケートローン手数料

156

-

 

株式交付費

100

-

 

その他

11

15

 

営業外費用合計

592

362

経常損失(△)

4,550

2,129

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

-

※4 15,576

 

投資有価証券売却益

15

-

 

特別利益合計

15

15,576

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

169

84

 

減損損失

※5 90

※5 31

 

投資有価証券評価損

5

2

 

特別損失合計

264

118

税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)

4,799

13,328

法人税、住民税及び事業税

13

13

法人税等調整額

1

0

法人税等合計

11

12

当期純利益又は当期純損失(△)

4,811

13,315

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

4,811

13,315

 

①【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

※3 2,042

※3 13,064

 

 

売掛金

716

1,130

 

 

原材料及び貯蔵品

324

226

 

 

前払費用

129

104

 

 

短期貸付金

※1 8,045

※1 9,673

 

 

未収入金

68

108

 

 

その他

165

89

 

 

貸倒引当金

2,555

3,488

 

 

流動資産合計

8,936

20,908

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

54,553

22

 

 

 

 

減価償却累計額

41,671

3

 

 

 

 

建物(純額)

※2 12,882

19

 

 

 

構築物

763

-

 

 

 

 

減価償却累計額

693

-

 

 

 

 

構築物(純額)

※2 69

-

 

 

 

機械及び装置

1,227

39

 

 

 

 

減価償却累計額

966

22

 

 

 

 

機械及び装置(純額)

261

16

 

 

 

車両運搬具

64

7

 

 

 

 

減価償却累計額

61

6

 

 

 

 

車両運搬具(純額)

3

0

 

 

 

工具、器具及び備品

2,943

659

 

 

 

 

減価償却累計額

2,147

312

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

796

346

 

 

 

土地

※2 27,000

-

 

 

 

リース資産

225

219

 

 

 

 

減価償却累計額

162

187

 

 

 

 

リース資産(純額)

63

31

 

 

 

有形固定資産合計

41,076

414

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

241

260

 

 

 

ソフトウエア仮勘定

45

-

 

 

 

電話加入権

10

0

 

 

 

無形固定資産合計

297

260

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

211

221

 

 

 

匿名組合出資金

-

1,500

 

 

 

関係会社株式

84

84

 

 

 

従業員に対する長期貸付金

49

29

 

 

 

関係会社長期貸付金

9,654

9,563

 

 

 

長期前払費用

12

11

 

 

 

差入保証金

189

189

 

 

 

その他

23

18

 

 

 

貸倒引当金

5,594

6,105

 

 

 

投資その他の資産合計

4,632

5,513

 

 

固定資産合計

46,006

6,188

 

資産合計

54,943

27,097

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

321

425

 

 

短期借入金

※2※4※5 4,000

-

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※2※5 1,404

-

 

 

リース債務

28

28

 

 

未払金

46

607

 

 

未払費用

562

831

 

 

未払法人税等

11

11

 

 

未払消費税等

46

899

 

 

契約負債

629

354

 

 

前受金

19

-

 

 

預り金

85

301

 

 

賞与引当金

69

216

 

 

その他

60

58

 

 

流動負債合計

7,284

3,735

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※2※5 26,513

-

 

 

リース債務

30

1

 

 

繰延税金負債

23

27

 

 

退職給付引当金

3,715

3,649

 

 

長期預り金

1,200

689

 

 

その他

55

23

 

 

固定負債合計

31,539

4,392

 

負債合計

38,823

8,127

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

100

100

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

その他資本剰余金

20,835

10,342

 

 

 

資本剰余金合計

20,835

10,342

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

4,794

8,540

 

 

 

利益剰余金合計

4,794

8,540

 

 

自己株式

61

61

 

 

株主資本合計

16,079

18,921

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

39

47

 

 

評価・換算差額等合計

39

47

 

純資産合計

16,119

18,969

負債純資産合計

54,943

27,097

 

②【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

 

 

 

室料

1,676

3,669

 

料理及び飲料代

2,175

4,101

 

ホテル製品代

2,118

2,178

 

その他の収入

3,557

4,763

 

サービス料

418

1,012

 

売上高合計

9,946

15,724

売上原価

2,809

3,877

売上総利益

7,136

11,847

販売費及び一般管理費

 

 

 

水道光熱費

812

1,249

 

給料及び手当

3,763

4,011

 

賞与引当金繰入額

69

216

 

退職給付費用

301

278

 

福利厚生費

679

694

 

業務委託費

558

737

 

その他の人件費

22

44

 

修繕費

221

221

 

地代家賃

447

459

 

租税公課

424

417

 

減価償却費

1,352

1,319

 

その他の経費

2,428

3,103

 

販売費及び一般管理費合計

11,081

12,756

営業損失(△)

3,945

908

営業外収益

 

 

 

受取利息

※1 158

※1 206

 

受取配当金

6

8

 

雇用調整助成金

1,546

500

 

協力金収入

※2 705

※2 128

 

その他

183

58

 

営業外収益合計

2,600

902

営業外費用

 

 

 

支払利息

325

349

 

シンジケートローン手数料

156

-

 

株式交付費

100

-

 

その他

10

13

 

営業外費用合計

592

362

経常損失(△)

1,936

369

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

-

※3 15,576

 

投資有価証券売却益

15

-

 

特別利益合計

15

15,576

特別損失

 

 

 

貸倒引当金繰入額

※4 2,691

※4 1,445

 

固定資産除却損

165

82

 

投資有価証券評価損

5

2

 

特別損失合計

2,861

1,529

税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)

4,782

13,677

法人税、住民税及び事業税

11

342

法人税等調整額

0

0

法人税等合計

11

341

当期純利益又は当期純損失(△)

4,794

13,335