三菱HCキャピタル株式会社
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回次 |
第47期 |
第48期 |
第49期 |
第50期 |
第51期 |
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決算年月 |
2018年3月 |
2019年3月 |
2020年3月 |
2021年3月 |
2022年3月 |
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売上高 |
(百万円) |
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経常利益 |
(百万円) |
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親会社株主に帰属する当期純利益 |
(百万円) |
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包括利益 |
(百万円) |
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純資産額 |
(百万円) |
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総資産額 |
(百万円) |
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1株当たり純資産額 |
(円) |
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1株当たり当期純利益 |
(円) |
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潜在株式調整後1株当たり当期純利益 |
(円) |
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自己資本比率 |
(%) |
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自己資本利益率 |
(%) |
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株価収益率 |
(倍) |
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営業活動によるキャッシュ・フロー |
(百万円) |
△ |
△ |
△ |
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|
投資活動によるキャッシュ・フロー |
(百万円) |
△ |
△ |
△ |
|
△ |
|
財務活動によるキャッシュ・フロー |
(百万円) |
|
|
|
△ |
△ |
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現金及び現金同等物の期末残高 |
(百万円) |
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従業員数 |
(人) |
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(外、平均臨時雇用者数) |
( |
( |
( |
( |
( |
|
(注)「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおり、当連結会計年度における会計方針の変更は遡及適用され、第50期については、遡及適用後の数値を記載しております。
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回次 |
第47期 |
第48期 |
第49期 |
第50期 |
第51期 |
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決算年月 |
2018年3月 |
2019年3月 |
2020年3月 |
2021年3月 |
2022年3月 |
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売上高 |
(百万円) |
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経常利益 |
(百万円) |
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当期純利益 |
(百万円) |
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資本金 |
(百万円) |
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発行済株式総数 |
(株) |
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純資産額 |
(百万円) |
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総資産額 |
(百万円) |
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1株当たり純資産額 |
(円) |
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1株当たり配当額 |
(円) |
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(内1株当たり中間配当額) |
( |
( |
( |
( |
( |
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1株当たり当期純利益 |
(円) |
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潜在株式調整後1株当たり 当期純利益 |
(円) |
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自己資本比率 |
(%) |
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自己資本利益率 |
(%) |
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株価収益率 |
(倍) |
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配当性向 |
(%) |
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従業員数 |
(人) |
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(外、平均臨時雇用者数) |
( |
( |
( |
( |
( |
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株主総利回り |
(%) |
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|
(比較指標:配当込みTOPIX) |
(%) |
( |
( |
( |
( |
( |
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最高株価 |
(円) |
753 |
760 |
728 |
699 |
670 |
|
最低株価 |
(円) |
526 |
480 |
445 |
437 |
521 |
(注)1. 最高株価及び最低株価は東京証券取引所(市場第一部)におけるものであります。
2. 「第5 経理の状況 2 財務諸表等 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおり、当事業年度における会計方針の変更は遡及適用され、第50期については、遡及適用後の数値を記載しております。
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年月 |
旧 三菱UFJリース㈱ |
旧 日立キャピタル㈱ |
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1957年9月 |
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東京日立家庭電器月賦販売㈱、大阪日立家庭電器月賦販売㈱設立(1960年12月に日立月販㈱と合併)。 |
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1958年5月 |
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九州日立家庭電器月賦販売㈱、名古屋日立家庭電器月賦販売㈱設立(1960年12月に日立月販㈱と合併)。 |
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1960年8月 |
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日立月販㈱設立(1969年1月に商号を日立クレジット㈱に変更)。 |
|
1971年4月 |
㈱三菱銀行(現㈱三菱UFJ銀行)、三菱商事㈱、三菱信託銀行㈱(現三菱UFJ信託銀行㈱)、明治生命保険(相)(現明治安田生命保険(相))、東京海上火災保険㈱(現東京海上日動火災保険㈱)等を中心とする三菱グループ11社、並びに、日本生命保険(相)、第一生命保険(相)(現第一生命保険㈱)と米国チェース・マンハッタン銀行(当時)関連会社3社の合計16社を株主としてダイヤモンドリース㈱設立。 |
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1976年12月 |
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東京証券取引所 市場第二部に上場。 |
|
1979年9月 |
|
東京証券取引所 市場第一部に上場。 |
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1985年3月 |
東京証券取引所 市場第二部に上場。 |
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1988年9月 |
東京証券取引所 市場第一部に上場。 |
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1999年10月 |
菱信リース㈱と合併。 |
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2000年10月 |
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日立リース㈱と合併し、商号を日立キャピタル㈱に変更。 |
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2007年4月 |
UFJセントラルリース㈱と合併し、商号を 三菱UFJリース㈱に変更。 名古屋証券取引所 市場第一部に上場。 |
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2016年8月 |
三菱UFJリース㈱と日立キャピタル㈱が資本業務提携を締結。 |
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年月 |
三菱HCキャピタル㈱ |
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2021年4月 |
三菱UFJリース㈱が日立キャピタル㈱と合併し、商号を三菱HCキャピタル㈱に変更。 |
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2021年11月 |
CAI International, Inc.の全株式を取得し、連結子会社化。 |
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2022年4月 |
証券取引所における市場区分の再編に伴い、東京証券取引所 プライム市場並びに名古屋証券取引所 プレミア市場に移行。 |
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当社グループは、当社、子会社467社及び関連会社102社で構成されております。また、その他の関係会社として、三菱商事株式会社及び株式会社三菱UFJフィナンシャル・グループがあります。
(1) 当社(旧会社名 三菱UFJリース株式会社、以下、三菱UFJリース)は、2021年4月1日付で日立キャピタル株式会社(以下、日立キャピタル)と経営統合を行い、商号を三菱HCキャピタル株式会社に変更いたしました。本経営統合に伴い、三菱UFJリースの報告セグメントと日立キャピタルの報告セグメントにおいて再編を行い、当連結会計年度は、報告セグメントを「カスタマービジネス」「アカウントソリューション」「ベンダーソリューション」「ライフ」「不動産」「環境・再生可能エネルギー」「航空」「ロジスティクス」「モビリティ」及び「その他」の10セグメントに変更いたしました。
また、「ヘルスケア」、「インフラ・企業投資」、その他の事業については、「セグメント情報等の開示に関する会計基準」における集約基準に基づき、「その他」に集約しております。
変更後の報告セグメントの内容及び各セグメントの主なサービス・事業内容は以下のとおりです。
|
報告セグメント |
主なサービス・事業内容 |
|
カスタマービジネス |
法人向けファイナンスソリューション |
|
アカウントソリューション |
企業・官公庁・ベンダーに提供する金融サービス |
|
ベンダーソリューション |
ベンダーと提携して提供する販売金融 |
|
ライフ |
物流・商業施設の開発・運営・賃貸、まちづくり、食農・生活産業、損害保険 |
|
不動産 |
不動産証券化ファイナンス、不動産再生投資事業、 不動産アセットマネジメント事業、不動産リース |
|
環境・再生可能エネルギー |
再生可能エネルギー発電事業、環境関連機器リース・ファイナンス |
|
航空 |
航空機リース事業、航空機エンジンリース事業 |
|
ロジスティクス |
海上コンテナリース事業、鉄道貨車リース事業、オートリース事業 |
|
モビリティ |
オートリース事業及び付帯サービス |
|
その他 |
債権回収、信託、決済サービス、医療機器リース・ファイナンス、 社会インフラ投資事業 等 |
なお、翌連結会計年度(2023年3月期)におきましては、組織体制の改編に伴い、報告セグメントの変更を行う予定です。
(2) 事業系統図は次のとおりであります。
|
名称 |
住所 |
資本金 |
主要な事業 (注)1 |
議決権の 所有又は 被所有割合 (%) |
関係内容 |
|
(連結子会社) |
|
|
|
|
|
|
ディー・エフ・エル・リース㈱ (注)2 |
大阪市 |
3,700百万円 |
カスタマービジネス |
80 |
事業資金の貸付 |
|
首都圏リース㈱ |
東京都 |
3,300百万円 |
カスタマービジネス |
70.71 |
事業資金の貸付 |
|
ENGS Holdings Inc. |
Itasca |
US$0千 |
カスタマービジネス |
100 |
|
|
三菱和誠融資租賃(上海)有限公司 (注)2、3 |
Shanghai |
US$55,000千 |
カスタマービジネス |
100 |
債務保証 |
|
PT. Mitsubishi HC Capital and Finance Indonesia (注)2、3、4 |
Jakarta |
Rp400,000百万 |
カスタマービジネス |
100 (15) |
債務保証 |
|
Mitsubishi HC Capital UK PLC (注)2、3 |
Staines-upon-Thames |
STG£110,668千 |
アカウントソリューション |
100 |
債務保証 |
|
Mitsubishi HC Capital America, Inc. (注)2、3 |
Norwalk |
US$180,000千 |
アカウントソリューション |
100 |
債務保証 |
|
Mitsubishi HC Capital Canada, Inc. (注)2、3、4 |
Burlington |
CA$97,000千 |
アカウントソリューション |
100 (100) |
債務保証 |
|
三菱和誠融資租賃(北京)有限公司 (注)2、3、4 |
Beijing |
US$170,000千 |
アカウントソリューション |
100 (100) |
債務保証 |
|
三菱和誠商業保理(上海)有限公司 (注)2、3、4 |
Shanghai |
RMB306,570千 |
アカウントソリューション |
100 (100) |
|
|
Mitsubishi HC Capital (Hong Kong) Limited (注)2、3、4 |
Hong Kong |
HK$310,000千 |
アカウントソリューション |
100 (100) |
|
|
Mitsubishi HC Capital Management (China) Limited (注)2、3 |
Hong Kong |
HK$2,285,516千 |
アカウントソリューション |
100 |
債務保証 役員の兼任1名 |
|
Mitsubishi HC Capital Asia Pacific Pte. Ltd. (注)2、3 |
Singapore |
US$126,400千 |
アカウントソリューション |
100 |
|
|
Mitsubishi HC Capital (Thailand) Co., Ltd. (注)2、3、4 |
Bangkok |
THB1,100,000千 |
アカウントソリューション |
100 (99.99) |
債務保証 |
|
三菱HCビジネスリース㈱ (注)2、3 |
東京都 港区 |
10,000百万円 |
ベンダーソリューション |
100 |
事業資金の貸付 |
|
キャピタル損害保険㈱(注)2、3 |
東京都 |
6,200百万円 |
ライフ |
79.36 |
|
|
三菱HCキャピタルコミュニティ㈱ (注)3 |
東京都 港区 |
80百万円 |
ライフ |
100 |
不動産の賃貸 事業資金の貸付 |
|
PT HCD Properti Indonesia (注)2、4 |
Jakarta |
Rp580,000百万 |
ライフ |
63.45 (63.45) |
|
|
三菱HCキャピタルプロパティ㈱ (注)3 |
東京都 |
251百万円 |
不動産 |
100 |
不動産の賃貸 事業資金の貸付等 |
|
ダイヤモンドアセットファイナンス㈱ (注)2 |
東京都 |
8,575百万円 |
不動産 |
100 |
事業資金の貸付 |
|
三菱HCキャピタルリアルティ㈱ (注)3 |
東京都 |
300百万円 |
不動産 |
100 |
事業資金の貸付 |
|
三菱HCキャピタルエナジー㈱ (注)3 |
東京都 |
150百万円 |
環境・再生可能 エネルギー |
100 |
事業資金の貸付 |
|
JSA International Holdings, L.P. 及び その子会社26社 (注)2 |
Cayman Islands Grand Cayman等 |
US$742,183千 |
航空 |
100 |
事業資金の貸付 債務保証 |
|
Engine Lease Finance Corporation (注)4 |
Shannon |
US$1千 |
航空 |
100 (100) |
債務保証 |
|
Beacon Intermodal Leasing, LLC (注)4 |
Boston |
US$1千 |
ロジスティクス |
100 (100) |
|
|
PNW Railcars, Inc. (注)3、4 |
Portland |
US$1千 |
ロジスティクス |
100 (100) |
|
|
CAI International, Inc. |
San Francisco |
US$0千 |
ロジスティクス |
100 |
|
|
三菱HCキャピタルオートリース㈱ (注)3 |
東京都 港区 |
300百万円 |
モビリティ |
100 |
事業資金の貸付 |
|
㈱日医リース |
東京都 |
100百万円 |
その他 |
100 |
事業資金の貸付 |
|
ジャパン・インフラストラクチャー・イニシアティブ㈱ (注)2 |
東京都 |
17,500百万円 |
その他 |
95.1 |
事業資金の貸付 |
|
MHC America Holdings Corporation (注)2、3 |
New York |
US$0千 |
グループ資金調達 業務 |
100 |
債務保証 役員の兼任1名 |
|
その他209社 |
|
|
|
|
|
|
(持分法適用関連会社) |
|
|
|
|
|
|
三菱電機クレジット㈱ |
東京都 |
1,010百万円 |
カスタマービジネス |
45 |
設備等の賃貸 |
|
三菱オートリース・ホールディング㈱ |
東京都 |
300百万円 |
ロジスティクス |
50 |
|
|
Chubu Electric Power & MHC Germany Transmission GmbH (注)3 |
Dusseldorf |
EUR25千 |
その他 |
49 |
|
|
その他70社 |
|
|
|
|
|
|
(その他の関係会社) |
|
|
|
(被所有) |
|
|
三菱商事㈱ (注)5 |
東京都 千代田区 |
204,446百万円 |
総合商社 |
18.39 |
設備等の賃貸 |
|
㈱三菱UFJフィナンシャル・グループ (注)4、5 |
東京都 |
2,141,513百万円 |
銀行持株会社 |
20.05 (5.53) |
|
(注)1.MHC America Holdings Corporationを除く連結子会社の「主要な事業の内容」の欄は、連結子会社が営む事業のうち、主たる事業の報告セグメント名称を記載しております。MHC America Holdings Corporationは特定の報告セグメントに帰属していないため、営む事業について記載しております。
2.これらの会社は特定子会社であります。
また、JSA International Holdings, L.P.の子会社26社のうち4社は特定子会社であります。
3.これらの会社は当連結会計年度に商号変更を行っております。
4.「議決権の所有又は被所有割合」の( )内は、間接所有又は間接被所有割合で内数であります。
5.有価証券報告書を提出している会社であります。
(1)連結会社の状況
|
|
2022年3月31日現在 |
|
|
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
|
カスタマービジネス |
|
( |
|
アカウントソリューション |
|
( |
|
ベンダーソリューション |
|
( |
|
ライフ |
|
( |
|
不動産 |
|
( |
|
環境・再生可能エネルギー |
|
( |
|
航空 |
|
( |
|
ロジスティクス |
|
( |
|
モビリティ |
|
( |
|
その他 |
|
( |
|
全社(共通) |
|
( |
|
合計 |
|
( |
(注)1.従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員であります。
2.従業員数欄の( )内は、臨時従業員の当連結会計年度の平均雇用人員を外数で記載しております。
3.臨時従業員数は、パートタイマー、派遣社員及び嘱託契約の従業員を含んでおります。
4.2021年4月1日付の日立キャピタル株式会社との合併による経営統合に伴い、従業員数が前連結会計年度末比で大幅に増加しております。
5.当連結会計年度より報告セグメントを変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
6.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定セグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。
(2)提出会社の状況
|
|
|
|
|
|
2022年3月31日現在 |
|
従業員数(人) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(千円) |
||
|
|
( |
|
|
|
|
|
セグメントの名称 |
従業員数(人) |
|
|
カスタマービジネス |
|
( |
|
アカウントソリューション |
|
( |
|
ベンダーソリューション |
|
( |
|
ライフ |
|
( |
|
不動産 |
|
( |
|
環境・再生可能エネルギー |
|
( |
|
航空 |
|
( |
|
ロジスティクス |
|
( |
|
モビリティ |
|
( |
|
その他 |
|
( |
|
全社(共通) |
|
( |
|
合計 |
|
( |
(注)1.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員であります。
2.従業員数欄の( )内は、臨時従業員の当事業年度の平均雇用人員を外数で記載しております。
3.臨時従業員数は、パートタイマー、派遣社員及び嘱託契約の従業員を含んでおります。
4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
5.2021年4月1日付の日立キャピタル株式会社との合併による経営統合に伴い、従業員数が前連結会計年度末比で大幅に増加しております。また、平均勤続年数は、本合併以前における三菱UFJリース株式会社及び日立キャピタル株式会社での勤続年数を通算しております。
6.当連結会計年度より報告セグメントを変更しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」に記載のとおりであります。
7.全社(共通)として記載されている従業員数は、特定セグメントに区分できない管理部門に所属しているものであります。
(3)労働組合の状況
一部の連結子会社において労働組合があります。
なお、労使関係について特記すべき事項はありません。
文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において、当社グループが判断したものであります。
(1)経営の基本方針
当社は、経営の基本方針である「経営理念」、「経営ビジョン」及び「行動指針」を以下のとおり定めております。
「経営理念」は、長期的な視点でめざす“ありたい姿”、「経営ビジョン」は、この“ありたい姿”を実現するためにめざすべきもの、「行動指針」は、経営理念・経営ビジョンを実現するために社員一人ひとりが持つべき価値観・心構え、取るべき行動、であります。
◎ 経営理念
|
わたしたちは、アセットの潜在力を最大限に引き出し社会価値を創出することで、持続可能で豊かな未来に貢献します。 |
◎ 経営ビジョン
|
・ 地球環境に配慮し、独自性と進取性のある事業を展開することで、社会的課題を解決します。 ・ 世界各地の多様なステークホルダーとの価値共創を通じて、持続可能な成長をめざします。 ・ デジタル技術とデータの活用によりビジネスモデルを進化させ、企業価値の向上を図ります。 ・ 社員一人ひとりが働きがいと誇りを持ち、自由闊達で魅力ある企業文化を醸成します。 ・ 法令等を遵守し、健全な企業経営を実践することで、社会で信頼される企業をめざします。 |
◎ 行動指針
|
・ チャレンジ : 未来志向で、責任を持って挑戦する。 ・ デジタル : デジタルリテラシーを高め、変革を創り出す。 ・ コミュニケーション : 対話を通じて相互理解を深め、社内外のステークホルダーと信頼関係を築く。 ・ ダイバーシティ : 多様性を受容し、相互に尊重する。 ・ サステナビリティ : 人・社会・地球と共生し、持続可能な世界を実現する。 ・ インテグリティ : 高い倫理観を持ち、絶えず基本に立ち返る。 |
(2)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題
①経営環境
昨今の外部環境の変化は激しく、「地政学と経済」「気候変動」「テクノロジーの広がり」「人口動態」「富の格差」といった中長期的に内外経済の動向を左右する潮流、メガトレンドを認識する必要性が増しております。
このような外部環境の変化の中で、当社グループに求められる役割は、従来型のリース・ファイナンスに加えて、事業投資・運営などを通じた社会的課題の解決へと変化しております。しかも、With/Postコロナの環境下では、想像以上のスピードで産業レベルでのビジネスモデルチェンジが生じるとみられ、各企業が環境変化に適応していく上では、アセットに関する多様な機能を有し、金融機能にとどまらない柔軟なサービスを提供する当社グループの存在意義がさらに高まるものと考えております。
当社グループにおいては、このような社会、業界の大きな環境変化を新たなビジネス機会と捉え、多様なお客さま・パートナーとともに、社会価値を創出していくことで、持続可能で豊かな未来に貢献してまいります。
②経営の中長期方向性
経営理念の実現に向け、「10年後のありたい姿」を描き、ステークホルダーの皆さまからどのように認識される企業になりたいか、そのために当社がどのように変革していくかを「経営の中長期的方向性」として示しております。
10年後のありたい姿
「10年後のありたい姿」は「未踏の未来へ、ともに挑むイノベーター」です。これには以下の想いを込めております。
・経営理念の実現のため、前例に捉われることなく未来へ挑む「イノベーター(誰も踏み入れたことのない領域を切り拓き、革新していく存在)」であり続ける。
・グローバルな産業構造の変化、デジタル化の加速、サステナビリティの重要性の高まりなど、社会や事業環境の変化を先取りし、お客さま・パートナーとともにSX(サステナビリティ トランスフォーメーション)やDX(デジタル トランスフォーメーション)などの取組みを通じた三菱HCキャピタルにしかできない社会的課題の解決に挑戦し続ける。
「10年後のありたい姿」は、三次(ホップ、ステップ、ジャンプ)の中期経営計画を経て達成してまいります。2023年度(2024年3月期)より開始する新中期経営計画は「ホップ」の位置付けとなります。
10年後のありたい姿の実現に向けて
「SX / DX」と「事業ポートフォリオ変革」に取組むことで、CXを推進し、「10年後のありたい姿」を実現してまいります。
上記CXは、「コーポレート トランスフォーメーション:全社的変革」と、「カスタマー エクスペリエンス:顧客価値の創造」の二つの意味を有しており、CX「コーポレート トランスフォーメーション:全社的変革」を実行することで、「カスタマー エクスペリエンス:顧客価値の創造」を実現してまいります。
SX / DX
SX(サステナビリティ トランスフォーメーション)においては、マテリアリティへの取組みや強固な経営基盤を通じて、「環境価値・社会価値との共存・共栄」と「持続可能な成長」を実現いたします。
また、DX(デジタル トランスフォーメーション)においては、データ・デジタル技術の活用と戦略的投資の実行による「顧客価値の“新たな創造”や“質的向上”」を実現いたします。
事業ポートフォリオ変革
事業ポートフォリオ変革として、①新ビジネスの「開発」、②既存ビジネスから高付加価値サービスへのシフト、③既存ビジネスの収益力強化と効率化、を実施いたします。
既存ビジネスの安定的キャッシュフローと幅広い顧客基盤を活用し、新事業・新領域を開発、新たな収益源を獲得することに加えて、既存ビジネスの顧客基盤を維持・拡大の上、高付加価値サービスにシフトし、顧客への提供価値を向上させることで、リターンを高めてまいります。また、安定的キャッシュフローの創出源である既存ビジネスの収益力強化と効率化も同時に進めてまいります。
③マテリアリティ
当社は、当社グループが持続的に成長する上で優先的に取組むべきテーマとして、以下の6つのマテリアリティ(重要課題)を特定いたしました。
近年における温暖化による気候変動、人口増加、都市化、資源不足といった地球規模の環境変化を背景に、企業には、脱炭素社会の推進や循環型経済の構築など、多くの課題解決に向けた取組みが求められております。
当社グループにおいては、今回特定したマテリアリティの重要性を認識した上で、課題解決に向けた実効性のある経営、事業活動に取組んでまいります。
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マテリアリティ |
重要性が高いと考える背景 |
SDGsとの関係 |
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脱炭素社会の推進 |
・脱炭素社会の実現に向けた取組みは、喫緊の課題として、世界的に認知されており、再生可能エネルギー投資、EV化の促進などの成長・有力分野における当社グループの貢献の余地は大きい。 ・この社会的課題の解決に逆行する取組みの峻別などは、事業面における影響も大きく、重要性が高い。 |
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サーキュラー エコノミーの実現 |
・自社並びに社会における廃棄を減らすこと、アセットの新たな価値を最大限に活用し、循環型社会に貢献することは、リース業界のリーディングカンパニーとして、その重要性が高い。 ・パートナーとの連携を強化することで、持続可能で豊かな社会の実現に貢献できる。 |
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強靭な 社会インフラの構築 |
・修繕期や再構築期を迎えている国内インフラの整備や、様々なパートナーと協業する海外のインフラ支援の積極的な展開、スマートシティの構築は、多くの機会を有する領域。 ・企業間の連携を支援する仕組みの構築、サービスの提供により、その事業の多様化や高度化、効率化に貢献できる。 |
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健康で豊かな 生活の実現 |
・当社を取り巻く、多くのステークホルダーの健康及び安全・安心・文化的な生活の保全に関わるサービスの創出と提供は、豊かな未来の実現に向けて、その重要性が高い。 ・企業活動における価値と信頼の源泉は人材であり、社員のモチベーション向上、優秀な人材の獲得なども、その意義は大きい。 |
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最新技術を駆使した 事業の創出 |
・お客さまのDX推進におけるファイナンスニーズを捉え、自社のテクノロジーやデジタル技術の利活用により、その解決を図ることは、新たな事業モデルの開発を促進するもの。 ・代替エネルギーの利活用に伴うサプライチェーン構築も含めて、多様性と新規性を兼ね備えた事業創出の機会として重要性が高い。 |
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世界各地との共生 |
・国や地域により、抱えている社会的課題は異なることから、地域密着で独自のニーズを捉え、各国・地域のパートナーとの協業などをもって、その解決を図ることの意義は大きい。 ・当社グループの総合力を発揮することで、ともに成長する社会を実現できる。 |
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(3)優先して対処すべき事業上の課題
経営統合によるシナジー創出のためには、PMI(経営統合プロセス)の確実な推進が重要であると認識しております。全社のPMIを統括し、シナジー発揮のための全体推進などを行う部署を立ち上げ、様々なワーキンググループにおいて精力的な活動を積み重ねてきました。その結果、PMIは順調に進捗しております。
経営統合により、経営資源の最適化などのコスト面を中心としたシナジー、営業面のシナジー、統合によって創出される資本余力を活用したシナジーの3つの側面からその創出を図ります。
また、前項に記載した6つのマテリアリティ(重要課題)の重要性を認識し、課題解決をめざした事業戦略・施策を具体化してまいります。
なお、経営統合後、初めてとなる中期経営計画においては、現在、その策定を進めており、2022年度中(2023年3月期中)の公表を予定しております。
(4)目標とする経営指標
中期的な経営方針・戦略及び目標とする具体的な経営指標は、2023年度(2024年3月期)からの3年間を対象期間とする中期経営計画の策定の中で検討を進めてまいります。
なお、中期経営計画の最終年度となる2025年度(2026年3月期)における経営指標の計数イメージは、現時点にて、以下を想定しております。
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項目 |
計数イメージ |
2022年3月期(実績) |
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ROA |
1.5%程度 |
1.0% |
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ROE |
10%程度 |
8.0% |
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配当性向 |
40%程度 (2024年3月期~2026年3月期) |
40.4% |
(注)ROA及びROEの算定においては、親会社株主に帰属する当期純利益を使用しております。また、2022年3月期のROA及びROEの算定における期首の数値は、日立キャピタルとの経営統合を反映した数値を使用しております。
当社グループの事業等のリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある主なものを「(1)統合リスク管理」に記載している枠組みで総合的に管理し、リスクの概要やリスクに対する主な取組み等の具体的な内容については「(2)統合リスク管理の枠組みで管理している重要なリスク」に記載しています。当社グループでは、このようなリスクに対する適切な管理態勢を構築し、リスク顕在化の未然防止と発生時の影響の極小化に努めています。
考えられるリスク要因を管理対象として、各リスクの所管部門が外部環境の変化等による課題を把握し、定期的にこれらのリスクに対する対策を検討のうえ、業務執行の統制を行うための協議決定機関である経営会議に遅滞なく報告する管理態勢としています。具体的には、個別リスクの課題と対策を議論するALM(資産・負債の総合管理)委員会・コンプライアンス委員会・J-SOXに関わる情報開示委員会等のほか、経営全般に係るリスクを総合的かつ体系的に管理するリスク管理委員会を四半期毎及び必要に応じて開催し、リスク状況の報告・対応方針の審議等を行っています。また、各委員会における重要事項は、取締役会に報告し、審議しています。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものです。
(1)統合リスク管理
当社では、経営の健全性維持と収益性向上を両立させることで持続的な成長を図るため、「統合リスク管理」の枠組みを組み込んだ事業運営を行っています。統合リスク管理の枠組みで管理している重要なリスクには、信用リスク、アセットリスク、投資リスク、市場リスク、流動性リスク、オペレーショナルリスク等があり、連結ベースでリスク管理を行っています。
具体的には、アセットやビジネスの特性に応じた評価手法により各リスクを定量化した上で、当社のリスク資本管理方針に基づきそれぞれのリスクカテゴリーにリスク資本を配賦し、リスク許容度の範囲内で合理的なリスクテイクを行う態勢としています。
こうしたリスク管理の枠組みの中で、定期的にリスク資本の使用状況や各種ポートフォリオの状況についてモニタリングを行い、リスク管理委員会、経営会議及び取締役会に報告され、審議することで、適切な対応を務めるとともに、社内におけるリスクに関するコミュニケーションの充実を図っています。リスク管理態勢や管理の状況は、取締役会が把握し、監督する態勢となっています。
(2)統合リスク管理の枠組みで管理している重要なリスク
当社グループは、グローバルに事業活動を行っており、取引先の事業に必要な設備投資やサービスをリース等により提供しています。リース取引等のために保有するアセットは、事務機器や生産設備といった一般的な動産のほか、航空機等特定の産業で使用されるアセットまで多様化しています。国内外の景気の減速・後退に伴い、取引先の事業環境等が悪化し設備投資需要が大幅に減少した場合、リース取引の減少等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、内部プロセス・人・システムが不適切であることもしくは機能しないこと、又は外生的事象が生起することから生じる損失によっても、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
これら想定されるリスクを対象として、当社では「(1)統合リスク管理」で記載した枠組みで重要なリスクを管理しています。
① 信用リスク
当社グループは、リース取引や割賦販売取引や金銭の貸付等の形態による金融サービスの提供により、中長期にわたり信用を供与する事業を行っています。今後の景気動向や金融情勢によっては、企業の信用状況悪化による不良債権の増加に伴い貸倒引当金の追加繰入等が必要となり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、グローバルなビジネス展開を行っていることから、取引先や投資先の国や地域における政治・経済等の状況によって損失を被るカントリーリスクを負っています。
〔リスクに対する主な取組み〕
個別案件の取組み可否の検討にあたっては、当社グループ独自の格付制度を用いて取引先の信用状況を精査するとともに、リース対象物件の価値やカントリーリスク等を踏まえた上で総合的に審査を行い、リスクに基づく適切なリターンの確保に努めています。また、取引開始後も継続的に取引先の信用状況をチェックし、取引先の信用状況悪化の際には必要な措置を講ずる態勢を整えています。さらに、ポートフォリオ全体として、特定取引先、業種、国・地域等に与信が集中しないよう、リスク分散を考慮した与信運営に取り組んでいることに加えて、定期的にポートフォリオの信用リスク量を計測し、これが資本の一定の範囲内に収まっているかをモニタリングすることで、経営の健全性確保に努めています。
② アセットリスク
当社グループは、国内外において、一般的な動産に加え、航空機等のグローバルアセット、建物等の不動産を保有し、オペレーティング・リース等の形態で、これらを賃貸する事業を行っています。この事業では、前述の信用リスクに加えて、アセットリスクを負っているため、アセットの運用や処分によって得られる収入の変動が当該取引の採算に影響を及ぼす可能性があります。このため、オペレーティング・リースの取組みにあたっては、個別案件の取組み時に、取引先の信用状況に加え、アセットの種類に応じて、その価値を慎重に見極めて審査を行っています。また、取引開始後も継続的に当該アセットに係るリースや売買市場の状況、賃借人によるアセットの利用状況等のモニタリングを行い、リスクの顕在化防止、軽減に努めています。
a. グローバルアセット
当社グループは、航空機、航空機エンジン、船舶、コンテナ、鉄道貨車等のグローバルアセットを国内外において保有し、オペレーティング・リース等の形態で、これらを賃貸する事業を行っています。グローバルアセットに関する事業では、前述の信用リスクに加えて、当該アセットの価格変動リスクを負っています。オペレーティング・リースでは、取引先からのリース料収入のほか、リース期間満了後にアセットを売却して資金の回収を図ります。また、取引先の経営破綻等の際には、当該アセットを引き揚げた上で、別の取引先とリース取引等を行うほか、アセットを売却して資金の回収を図ります。アセットの売却に際しては、景気動向や金融情勢のほか、技術的問題に起因する大事故、技術革新による陳腐化、法律や規制等の改定、世界的な感染症の拡大やテロの懸念の高まり、あるいは自然災害や戦争・地政学的リスク等によってもアセットを取り戻せなくなるリスクやアセット売却価格が変動するリスクが生じるほか、減損損失の計上や物件管理に付随するコストの増加等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
〔リスクに対する主な取組み〕
グローバルアセットのオペレーティング・リースの取組みにあたっては、個別案件の取組み時に、動産を対象とする取引時の確認事項に加え、将来のアセットの流動性等を含め総合的に審査を行うとともに、信用リスクやアセットの価格変動リスクに見合った適切なリターンの確保に努めています。さらに、対象機種や地域・満了時期等リスク分散を考慮したポートフォリオを維持すべく、当社グループ内で投資クライテリアを定めて運用しています。また、取引開始後も継続的に取引先の信用状況や業界動向をチェックし、必要に応じてアセットの劣化を回復するための預かり金を取引先から徴求するなどして、取引先の信用状況悪化の際に必要な措置を講ずる態勢を整えています。加えて、主要なアセットカテゴリー毎に、事業部門とリスク管理部門にて、定期的に対象業界の動向やアセットの価値変動に影響を及ぼす兆候を点検する予兆管理会議を開催しています。また、定期的に取引先の信用リスクやポートフォリオにおけるアセットの価値変動リスク量を計測し、これが資本の一定の範囲内に収まっているかをモニタリングすることで、経営の健全性確保に努めています。
b. 不動産
当社グループは、国内外において、オフィス、住宅、商業施設、物流施設、ホテル等の商業不動産に対する投融資や保有不動産を活用した賃貸及び事業運営等を行っていますが、当該アセットは収入変動リスクや価格変動リスクを負っています。不動産に関する事業では、テナント等からの賃貸料収入のほか、長期保有方針以外のアセットでは、適切な時期にアセットを売却して資金の回収を図ります。賃貸料収入やアセットの売却収入については、景気動向、金融情勢、アセットの所在する個別のロケーションの賃貸市況といった市況環境によって収入が変動し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
〔リスクに対する主な取組み〕
個別案件の取組み時に、将来のアセット価値や流動性等を慎重に見極めて総合的に判断を行うとともに、アセットの価格変動リスクに見合った適切なリターンの確保に努めています。また、取組み後も継続的にアセットの運用状況、価格動向や業界動向をチェックし、収益の極大化を図る態勢を整えています。加えて、事業部門とリスク管理部門にて、定期的に業界の動向やアセットの価値変動に影響を及ぼす兆候を点検する予兆管理会議を開催しています。また、定期的にポートフォリオにおけるアセットの価値変動リスク量を計測し、これが資本の一定の範囲内に収まっているかをモニタリングすることで、経営の健全性確保に努めています。
③ 投資リスク
当社グループは、太陽光発電を中心とする再生可能エネルギー事業、海外インフラ事業に代表されるプロジェクト向け投融資、事業会社やファンドへの出資等の様々な事業に対する投資活動を行っています。このような投資活動においては、景気変動や需要の減退といった事業環境が変化するリスク、投資先やパートナーの業績停滞等に伴って期待通りの収益が上げられないリスクや投資額の回収可能性が低下するリスク、投資先の株価が一定水準を下回るリスクがあるほか、投資先の業績にかかわらず経済・金融情勢の急激な変化や金融市場の大きな混乱等により株価が一定水準を下回る状態が相当期間に及ぶリスク等があり、評価上の損失を含め投資の一部又は全部が損失となる、あるいは追加資金拠出が必要となる場合があります。さらには、パートナーとの経営方針の相違、投資資産の流動性の低さ等により当社グループが望む時期や方法での事業撤退や事業再編が行えないリスク、あるいは、投資先から適切な情報を入手できず当社グループに不利益が発生する等のリスクがあり、そのような場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
〔リスクに対する主な取組み〕
投資案件の取組みにあたっては、個別案件の投資額やリスクの深度等に応じて投資協議会を開催して関係各部の意見を確認、幅広い視点で将来の投資価値や流動性等を慎重に見極めて総合的に判断を行うとともに、投資変動リスクに見合った適切なリターンの確保に努めています。加えて、取組み後も継続的に投資の運用状況や業界動向をチェックし、収益の極大化を図る態勢を整えています。また、定期的にポートフォリオにおける投資価値の変動リスク量を計測し、これが資本の一定の範囲内に収まっているかをモニタリングすることで、経営の健全性確保に努めています。
④ 市場リスク
a. 金利変動リスク
当社グループの行うリース取引や割賦取引におけるリース料や賦払金は、取引対象物件の購入代金や契約時点の市場金利水準等を基に設定され、基本的に契約期間中は変動しない取引が主体となっています。一方、リース物件等の取得資金については、資金調達の多様化や資金コスト低減のために、固定金利調達と変動金利調達とのバランスを図りながら調達を行っていますが、資金原価は市場金利の変動にも影響を受けます。したがって、金融情勢の急変によって、市場金利が急激に上昇するような場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
b. 為替変動リスク
当社グループは、海外での事業展開に積極的に取組み、外貨建資産が増加しており、連結営業資産に占める割合も高まっています。当社グループの海外連結子会社では、原則として資産と同一通貨での資金調達を行っていますが、各社の財務諸表は現地通貨で表示されている一方、当社の連結財務諸表は日本円で表示されているため、為替相場の大幅な変動が生じた場合、日本円換算での当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
〔リスクに対する主な取組み〕
当社グループでは、金融市場の動向を随時注視するとともに、ALM(資産・負債の総合管理)により、資産運用と資金調達の金利形態や為替等のミスマッチの状況を随時モニタリングし、金利動向を考慮しながら適宜ヘッジオペレーションを行い、金利変動リスクを管理しています。為替変動リスクへの対応としては、外貨建営業資産に合致した通貨での資金調達を原則とし、為替評価差損益を極小化するよう努めています。また、金利や為替相場が不利な方向に動いた場合に、保有ポートフォリオのポジションが、一定期間、一定の確率でどの程度損失を被る可能性があるかを過去の統計に基づいて計量的に示したリスク量を定期的に計測し、これが資本の一定の範囲内に収まっているかをモニタリングすることで、経営の健全性確保に努めています。なお、ALM委員会は四半期毎又は状況に応じて開催し、地政学リスク、パンデミック等、様々なリスクファクターによるシナリオ分析、データ分析を行い、金融市場環境の動向やリスク量の状況などを踏まえてALM方針を決定しています。
⑤ 流動性リスク
当社グループは、リース取引に係るリース物件の取得及び割賦取引や金銭の貸付等の事業を行うにあたって、内外の通貨により多額の資金調達を行っています。リース等の与信取引や投資等の期間と資金調達の期間とのバランスを図りながら調達を行っていますが、経済・金融情勢の急激な悪化や金融市場の大きな混乱、あるいは当社グループの信用力低下等により、金融機関や投資家のリスク回避姿勢が強まり、充分な資金の確保が困難になる場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
〔リスクに対する主な取組み〕
資金調達については、金融機関からの借入に加え、社債、コマーシャルペーパー、リース債権流動化等市場からの直接調達により多様化に努め、かつ、長期・短期の調達バランスの調整や綿密な資金繰り管理を行うとともに、コミットメントラインの取得等により緊急時の流動性補完対策を講じ、資金の流動性確保を図っています。また、資金流動性のステージ管理を実施しており、調達環境が悪化した場合であっても返済資金を含めた当面の必要資金が確保できるように調達構造を構築し、その流動性の状況を確認し、ALM委員会に報告する運用としています。
ALM委員会では、金利感応度分析(金利変動による収益への影響分析)、クレジット分析を実施するほか、金融市場などにストレスがかかった場合における④の市場リスク及び⑤の流動性リスクの状況や損益インパクト等を総合的に検証した上で、市場環境を踏まえた全社戦略を実現するための資金調達戦略、リスク対応への方針を決定しています。特に、リスク管理に関しては、全社的な統合リスク管理の一環であるリスク管理委員会とも連携しています。予兆管理態勢を強化し、コンティンジェンシー・プランと合わせることで、危機に直面したときの財務構造の柔軟性と回復力の向上に努めています。
また、当社グループは近年の事業のグローバル化を支え、外貨調達力を引き上げる為にも、地域財務拠点の再構築を進めています。その一環として、まず当社グループの資産残高の多い北米にて地域財務拠点を開設し北米における「グループファイナンス体制」を整備しました。同拠点では、間接金融のみならずUSコマーシャルペーパーやMTNの発行等による多様な資金調達の実行と、北米に展開するグループ会社に対する資金の提供を行っています。また金融情勢のモニタリング機能を強化しており、知見や情報の当社グループ内での共有化を進め、北米での最適な事業サポートを進めています。
⑥ オペレーショナルリスク
a. 地震・風水害・感染症・戦争・テロ等に関するリスク
当社グループは、国内外に拠点・システム等の設備を有し事業活動を行っており、地震・風水害等の自然災害や感染症・戦争・テロ等その他の突発的な事態が発生した場合、拠点やシステム等への被害、従業員が直接の被害を受ける又は出社が制限される等により、拠点の活動が縮小又は運営困難などの被害が生じ、事業活動に支障が生じる可能性があります。また、その被害の程度、あるいは当該事象の発生の長期化等によっては、システム等の設備の復旧に多額の費用が必要になる可能性や事業活動の回復に長期間を要する可能性があり、このような場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
〔リスクに対する主な取組み〕
当社グループでは、このような事態に備え、想定されるリスク事象により所管部を定め、危機事態には対策本部を設置し対応する態勢を整備しています。また、事業継続計画(BCP:Business Continuity Plan)の策定、基幹システムの二重化対策、在宅勤務が可能なシステムインフラ整備による業務継続、継続すべき業務を限定した上での交代出社等により、業務継続態勢の整備を進めています。
なお、当社グループはウクライナ・ロシアに拠点を有していないこともあり、ウクライナ情勢による当社グループへの直接的な影響は限定的と想定していますが、今後の当該状況によっては取引先企業の信用状況悪化による不良債権の増加等の間接的影響に伴い貸倒引当金の追加繰入等が必要となり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
2022年3月以降、当社では危機管理対策本部を設置し、サイバーセキュリティ対応、貿易管理やマネーロンダリング対応、金融動向注視、案件審査管理の強化、当社営業資産価値への影響注視、その他間接的影響の把握及び管理等に努めています。
b. システムリスク
当社グループは、様々な情報システムを利用し、会計処理、各種契約管理、取引先管理、リース物件の資産管理等を行うほか、電子メール等を利用しています。これらの情報システムについては、保守の不備、開発の不調等を起因とするシステムの停止や障害の発生による契約・回収等の業務や取引先への提供サービスの中断による営業活動の停滞、経済的損失等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
〔リスクに対する主な取組み〕
当社グループは、システムの安定稼働のため、当社及び協力会社との連携による強固な保守管理態勢を整備し運用しています。障害等発生時には当該事象の社内外の速やかな情報連携・対応を行うとともに、その後の再発防止策の策定・実施も含めた一連の対応態勢を構築しています。また、システムの開発にあたっては、当社開発プロセスの標準的手法を国内外のグループ会社へも展開しグループベースでのIT統制を行っています。
c. サイバーセキュリティリスク・情報セキュリティリスク
当社グループは、様々な情報システムを利用し、会計処理、各種契約管理、取引先管理、リース物件の資産管理等を行うほか、電子メール等を利用しており、これらの情報システムについては、ビジネスメール詐欺、コンピュータウイルスの侵入、外部からの不正アクセス等、サイバー攻撃等を受けるリスクがあります。外部からの不正アクセスやコンピュータウイルスの侵入、人為的ミス、不正、詐欺行為等により、システムの停止や障害、金銭的被害の発生、あるいは当社機密情報や取引先情報の漏洩、不正使用等が発生した場合、契約・回収等の業務や取引先への提供サービスの中断による営業活動の停滞、経済的損失、重要情報の外部への漏洩による社会的信頼の失墜等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
〔リスクに対する主な取組み〕
当社グループでは、これらのリスクに対し、社内に組織横断型チームMHC-SIRT(Security Incident Response Team)を設置し、入口・内部・出口の多段階での防御とインシデント発生時の対応態勢を整備しています。具体的には、脆弱性を悪用したサイバー攻撃への備えとして、ソフトウェアを最新の状態に更新し、外部からの不正アクセスやコンピュータウイルスの侵入、サイバー攻撃等を検知し、トラブルを未然に防止する管理態勢を講じるとともに、インシデント発生時の社内外の連携態勢の整備・訓練を行い、全社員に対し標的型メール訓練や情報セキュリティに係る社内教育を継続的に実施しています。
d. コンプライアンスリスク
当社グループの業務活動は、国内外の各種関連法令等の適用を受けています。主なものとして、会社法、税法、金融商品取引法、独占禁止法、個人情報保護法、貸金業法、割賦販売法、犯罪収益移転防止法、環境に関する法令等を遵守する必要があり、海外においては、それぞれの国・地域における法令の適用を受け、規制当局の監督を受けています。法令や社会規範・社内ルール等が遵守されなかった場合、業務の制限や停止、取引先等からの損害賠償の請求、社会的信頼の失墜等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
〔リスクに対する主な取組み〕
当社グループは、法令や社内ルールの厳格な遵守に加え、高い倫理観をもって社会規範等に従って業務活動等を行うこととしており、コンプライアンスに関する継続的な教育や、マネー・ローンダリング・テロ資金供与行為並びに不正行為の未然防止を図る対策を講じ、コンプライアンス態勢の強化に努めています。
e. 制度変更リスク
当社グループの業務活動は、国内外の法令・会計・税制等、各種制度の適用を受けています。当社の業務に密接に関連する各種制度に大幅変更・改訂等が発生し、当社が当該制度変更・改訂に適切に対処できなかった場合、各種制度への不適合による罰則、商品の取扱い中止、業務活動の制限、会計上の売上減少等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
〔リスクに対する主な取組み〕
当社グループでは、国内外の法令・会計・税制等の各種制度について、コーポレートセンター・各事業部門・国内営業拠点、各国拠点のそれぞれが、担当業務・国に係る制度等の改訂・変更の状況を継続的にモニタリングしていることに加え、外部専門家の積極的な活用により当該モニタリングを補強しながら、各種変更・改訂の早期の情報収集・対策の実施を行っています。
f. 事務リスク
当社グループは、様々な形態の取引を行っており、取引毎に様々な事務管理が発生しています。これらの事務管理については、不適切な事務等の人為的ミス、不正等により、契約・回収等の業務や取引先への提供サービスの中断による営業活動の停滞、取引先からの信用の失墜等が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
〔リスクに対する主な取組み〕
当社グループは、取引毎に事務管理ルールを定め、当該事務管理ルールに従って業務を行うとともに、同ルールの見直しを適宜実施しています。また、社内で事務事故が発生した場合の社内報告態勢を整備し、事故発生時には社内報告・発生事象への迅速な対応・事故原因の特定と再発防止策の策定・実施を行う態勢を構築し運用しています。
(3)その他の重要なリスク
当社グループでは、統合リスク管理の枠組みで管理しているリスク以外にも、以下のような重要なリスクについても認識しています。こうしたリスクが顕在化する可能性が認められる場合、当該リスクの状況・見通しを含め、統合リスク管理の枠組みで管理している各リスク項目への影響や複数のリスク項目に跨る複合的な影響を分析するとともに、当社グループとしての対応を検討、必要に応じて対応方針を策定するほか、状況に応じて新たなシナリオや複数のシナリオを想定したストレステストなどを実施して、リスク耐久力に対する多面的な検証を行っています。
① 事業基盤拡大・戦略的提携・M&A等に関するリスク
当社グループは、事業基盤拡大による持続的な成長を図るため、国内外で、当社グループ独自での展開に加え、各種サービスの充実に向けた外部との戦略的な提携にも取り組んでおり、また、M&Aによりグループの事業ポートフォリオの多様化・拡充を図っています。
このようなアプローチで、事業の多角化やサービスの充実に取り組んでおりますが、国内外の経済・金融情勢の変化、競争の激化、提携先の事業環境の変化や戦略の変化、関連法令の変更等により、期待した効果が得られない可能性、M&Aの際に計上したのれんの減損処理を迫られる等、追加的な費用計上が必要となる可能性があり、このような場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
〔リスクに対する主な取組み〕
M&A等の案件の取組みにあたっては、個別案件の投資額やリスクの深度等に応じて関係各部で検討を行うほか、外部の専門家を起用し、幅広い視点で投資ストラクチャーの合理性や将来の投資効果等を慎重に見極めて総合的に判断を行うこととしています。なお、M&A案件実行後においても、当社グループの規程等を適用し、適正な業務運営を行う態勢を整備するともに、その事業計画や実績管理等のモニタリングを行い必要な対応を適時に行う態勢としています。
② 世界的な感染症リスク
世界的な感染症の拡大(パンデミック)が生じた場合、広域なサプライチェーンの分断、各国政府による経済活動の一定期間の抑制措置や停止措置の実施、産業システムや金融機能の棄損などにより、幅広い顧客層や当社保有アセットを利用したビジネスに影響が波及し、取引先の経営破綻や保有アセットの価値下落などが生じて、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
当社は、2020年2月以降、グローバルな対応態勢を整備するため、危機管理対策本部を設置し業務継続態勢を整備しています。また現在は、Withコロナのフェーズにあるという認識の下、感染防止対策を継続しつつ、新たな取組みを止めることのないよう、ITツールの活用による社内外とのコミュニケーションの強化、ビジネススタイルの進化等を推進しています。
〔新型コロナウイルス感染症による影響〕
2020年より続いている新型コロナウイルス感染症は、ワクチン接種が進むも、新たな変異株の拡大と一時的な収束が各国で繰り返され、感染症の完全な終息時期は不透明であり、当面はその影響が一定程度残る状態が続くと想定されます。
新型コロナウイルス感染症の拡大が当社グループのビジネスに与える影響としては、世界的な経済活動の停滞に伴って顧客が設備投資の抑制・縮小・延期等を行うことで、当社グループの営業資産が計画通りに拡大できない乃至は減少し、収益の低下に繋がる可能性があります。次に、物価上昇や金利上昇あるいはサプライチェーンの混乱等を含めた様々な影響により、顧客の信用状況悪化による不良債権の増加に伴い、貸倒引当金の追加繰入等が増加する可能性があります。
さらに、当社グループが営業資産として所有するアセットの価格下落やリース等に供するアセットの稼働率低下、あるいは保有する株式等の価格下落に繋がる可能性があります。
また、新型コロナウイルス感染症の影響が残る中で金融危機が生じた場合、資金調達が計画通りにできない可能性がありますが、当社グループは手元の資金流動性を厚くする措置を講じていることに加え、これまでの各国・地域の中央銀行のコントロール等により、そのような事態は生じておりません。
なお、今後も移動制限等の措置に伴って当社グループの業務活動にも制約が掛かる可能性がありますが、With/Postコロナに対応すべく社内でのプロジェクト活動を推進しており、引き続き感染防止措置を十分に講じつつ、業務フローの見直しやITツールの活用及び情報セキュリティ強化等を図って、円滑にリモートでの業務活動を可能とする態勢整備を拡充しています。
③ 気候変動リスク
社会的に多大な影響を与える気候変動が生じた場合、自然災害の規模や頻度が高まり、当社グループ及び取引先が、気候変動による悪影響を防ぐための規制の変更又は技術革新やビジネスモデルの転換に対応できないこと、あるいはビジネスモデルやビジネス上のインフラやツール等が劇的に変化するなどにより、業績悪化や資産の喪失などによる取引先の経営破綻、当社グループが保有するアセットの価値下落や物件喪失などが生じて、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。また、気候変動リスクへの対応や情報開示が不十分であった場合又はそのように見做された場合には、当社グループの企業価値の毀損に繋がるおそれがあります。
〔リスクに対する主な取組み〕
当社グループは、持続的に成長する上で優先的に取り組むべきテーマとして、「脱炭素社会の推進」や「サーキュラーエコノミーの実現」をマテリアリティ(重要課題)として認識しており、「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の提言に賛同を表明し、TCFD提言に準拠したリスクの把握・評価や情報開示の拡充に取り組んでいます。また、当社グループは、気候変動リスクを全社的なリスク管理における重要なリスクの一つとして認識しており、気候変動リスクを把握し、管理する取組みを進めていきます。
④ ビジネス領域の拡大に伴うリスク
当社グループは、法令や規制をはじめとする各種の条件で許容される範囲において、新規のビジネス領域を含めた業務範囲をグローバルベースで拡大しています。その過程において、拡大したビジネス領域に関する経験や知見又はリスクの検証を実施してもなお、リスクの顕在化が合理的想定の範囲を超えるなどした場合、あるいは、拡大した業務範囲のビジネスが想定通りに進展しない場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
⑤ 競争の激化
当社グループが国内外で行っているリース取引等の各種事業では、同業のみならず金融機関等も含めた競争の更なる激化、あるいは異業種のビジネスモデル転換や技術革新等による競争環境の変化が生ずる可能性があります。当社グループでは、競争力の維持・強化に向けて、取引先への更なる付加価値サービスの提供、アセットホルダーとしての価値創造力、低コストによる資金調達等様々な取組みを進めていますが、競争状況がさらに激化した場合、マーケットシェアの低下や利益の減少により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
⑥ 人材確保に関するリスク
当社グループは、国内外で展開している各種事業の競争力を維持・強化していくため、充分な人的資源を安定的に確保する必要があります。当社グループでは、継続的に有能な人材の確保・育成に努めていますが、必要な人材を十分に確保・育成できない場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
⑦ 労務・雇用管理に関するリスク
当社グループの業務には多くの従業員が従事していますが、長時間労働により、従業員の心身の健康等に悪影響を及ぼし、想定していた業務を遂行できないリスク、又は雇用等に関する法令遵守事項を適切にモニタリングしていないことによって法令違反を犯してしまうリスク、加えてこれらにより社会的信用を毀損する可能性があります。
上述のリスクを低減するため、生産性向上に向けたプロジェクトや多様な働き方を可能とする制度(テレワーク、フレックスタイム等)を推進し、長時間労働縮減だけでなく育児・介護の必要な社員が活躍できる環境づくりに努めています。また、ハラスメント等の労務問題についても国内外の従業員に対して、社内通報・相談窓口を設置するなど対応しています。当社では、従業員が最大限能力を発揮できるよう「働きやすい職場づくり」を当社の重要な取組みテーマとして推進しています。
(4)ストレステスト
経営戦略の遂行にあたっては、景気悪化や市場変動、各種市況の悪化等、当社グループのビジネスに影響を及ぼすと考えられる様々なリスク事象について、ストレス時の影響度を把握するようにしています。具体的には、世界経済が悪化するシナリオに加え、事業分野毎に市況変動やクレジットの悪化、大口集中リスクの顕在化など、強いストレスを想定した複数のシナリオを設定し、ストレス状況下において、期間損益や自己資本にどの程度の影響が生じる可能性があるのか、分析・検証を行っています。
こうした多面的な検証により、経営計画において、リスク選好に無理は生じていないか、リスクの耐久力の確認を行っています。
(1)経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループ(当社、連結子会社及び持分法適用会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という)の状況は次のとおりであります。
なお、当連結会計年度は、報告セグメントを変更するとともに、会計方針の変更を行っており、遡及処理後の数値で比較分析を行っております。また、記載のセグメント利益又は損失は、連結損益計算書の親会社株主に帰属する純利益と一致しております。
(報告セグメントの変更に関する詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(セグメント情報等)」、会計方針の変更に関する詳細については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(会計方針の変更)」に記載のとおりであります。)
(連結経営成績) (単位:億円)
|
|
2021年3月期 (三菱UFJリース) |
2022年3月期 |
増減 |
増減率(%) |
|
売上高 |
9,476 |
17,655 |
8,179 |
86.3 |
|
売上総利益 |
1,604 |
3,346 |
1,741 |
108.5 |
|
営業利益 |
623 |
1,140 |
517 |
83.1 |
|
経常利益 |
649 |
1,172 |
522 |
80.5 |
|
親会社株主に帰属 する当期純利益 |
553 |
994 |
440 |
79.7 |
|
契約実行高 |
10,032 |
25,078 |
15,046 |
150.0 |
(連結財政状況)
|
|
2021年3月期 (三菱UFJリース) |
2022年3月期 |
増減 |
増減率(%) |
|
純資産(億円) |
8,179 |
13,334 |
5,155 |
63.0 |
|
総資産(億円) |
60,148 |
103,288 |
43,139 |
71.7 |
|
自己資本比率(%) |
13.4 |
12.7 |
△0.7 |
- |
① 財政状況及び経営成績等の状況
当連結会計年度の経営成績等は、営業面では契約実行高は前期比1兆5,046億円(150.0%)増加の2兆5,078億円となりました。
収入面では、売上高は前期比8,179億円(86.3%)増加の1兆7,655億円となりました。
損益面では、売上総利益は前期比1,741億円(108.5%)増加の3,346億円、営業利益は前期比517億円(83.1%)増加の1,140億円、経常利益は前期比522億円(80.5%)増加の1,172億円、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比440億円(79.7%)増加の994億円となりました。
当期末の総資産は、前期末比4兆3,139億円(71.7%)増加の10兆3,288億円、純資産は、前期末比5,155億円(63.0%)増加の1兆3,334億円、有利子負債(リース債務を除く)は、前期末比3兆4,311億円(74.0%)増加の8兆660億円となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当期末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前期末比2,338億円(81.7%)増加の5,200億円となりました。
資金が2,338億円増加した内訳は、営業活動により1,958億円の資金獲得があった一方、投資活動により1,078億円、財務活動により1,921億円の資金の使用、及び合併に伴い3,168億円増加したことによるものです。
営業活動におけるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益1,472億円に、賃貸資産に係る減価償却費・除却損及び売却原価4,439億円を調整した収入等を、賃貸資産及びその他の営業資産の取得による支出4,049億円等に振り向けた結果、1,958億円の資金収入となりました(前期は1,993億円の収入)。
投資活動におけるキャッシュ・フローは、投資有価証券の売却及び償還による収入360億円等に対し、連結の範囲の変更を伴う子会社株式等の取得による支出1,245億円、投資有価証券の取得による支出136億円等により、1,078億円の資金支出となりました(前期は12億円の収入)。
財務活動におけるキャッシュ・フローは、直接調達で685億円、銀行借入等の間接調達で732億円の純支出、配当金の支払額328億円等により1,921億円の資金支出となりました(前期は3,728億円の支出)。
③ 営業取引の状況
a.契約実行高
連結会計年度における契約実行高の実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
前連結会計年度(三菱UFJリース)
(単位:億円)
|
|
報告セグメント |
調整額 |
合計 |
||||||
|
カスタマー ビジネス |
環境・ エネルギー |
ヘルスケア |
不動産 |
航空 |
ロジスティ クス |
インフラ・ 企業投資 |
|||
|
契約実行高 |
5,872 |
331 |
395 |
1,464 |
1,060 |
751 |
155 |
0 |
10,032 |
当連結会計年度
(単位:億円)
|
|
報告セグメント |
||||||
|
カスタマー ビジネス |
アカウント ソリューション |
ベンダー ソリューション |
ライフ |
不動産 |
環境・再生可能 エネルギー |
航空 |
|
|
契約実行高 |
5,922 |
10,925 |
1,327 |
1,552 |
1,301 |
313 |
1,813 |
|
|
報告セグメント |
調整額 |
合計 |
||
|
ロジスティクス |
モビリティ |
その他 |
|||
|
契約実行高 |
780 |
557 |
585 |
△0 |
25,078 |
b.営業実績
連結会計年度における営業実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。
前連結会計年度(三菱UFJリース)
(単位:億円)
|
|
報告セグメント |
調整額 |
連結 損益計算書 計上額 |
||||||
|
カスタマー ビジネス |
環境・ エネルギー |
ヘルスケア |
不動産 |
航空 |
ロジスティ クス |
インフラ・ 企業投資 |
|||
|
売上総利益 |
598 |
77 |
49 |
462 |
275 |
50 |
20 |
70 |
1,604 |
|
セグメント利益 |
255 |
37 |
7 |
280 |
28 |
18 |
3 |
△76 |
553 |
当連結会計年度
(単位:億円)
|
|
報告セグメント |
||||||
|
カスタマー ビジネス |
アカウント ソリューション |
ベンダー ソリューション |
ライフ |
不動産 |
環境・再生可能 エネルギー |
航空 |
|
|
売上総利益 |
629 |
1,026 |
150 |
157 |
380 |
170 |
350 |
|
セグメント利益 又は損失(△) |
334 |
269 |
30 |
48 |
191 |
70 |
57 |
|
|
報告セグメント |
調整額 |
連結損益計算書計上額 |
||
|
ロジスティクス |
モビリティ |
その他 |
|||
|
売上総利益 |
77 |
149 |
153 |
100 |
3,346 |
|
セグメント利益 又は損失(△) |
27 |
19 |
△34 |
△21 |
994 |
c.セグメント資産残高
連結会計年度末におけるセグメント資産残高は、次のとおりであります。
前連結会計年度(三菱UFJリース)
(単位:億円)
|
|
報告セグメント |
調整額 |
連結 貸借対照表 計上額 |
||||||
|
カスタマー ビジネス |
環境・ エネルギー |
ヘルスケア |
不動産 |
航空 |
ロジスティ クス |
インフラ・ 企業投資 |
|||
|
セグメント資産 |
21,295 |
1,985 |
1,573 |
9,556 |
12,038 |
5,455 |
1,116 |
7,126 |
60,148 |
(注)セグメント資産は、営業資産、持分法適用会社への投資額、のれん及び投資有価証券等であります。
当連結会計年度
(単位:億円)
|
|
報告セグメント |
||||||
|
カスタマー ビジネス |
アカウント ソリューション |
ベンダー ソリューション |
ライフ |
不動産 |
環境・再生可能 エネルギー |
航空 |
|
|
セグメント資産 |
20,021 |
23,534 |
4,246 |
3,127 |
9,749 |
3,154 |
13,651 |
|
|
報告セグメント |
調整額 |
連結 貸借対照表 計上額 |
||
|
ロジスティクス |
モビリティ |
その他 |
|||
|
セグメント資産 |
10,632 |
1,748 |
3,555 |
9,867 |
103,288 |
(注)セグメント資産は、営業資産、持分法適用会社への投資額、のれん及び投資有価証券等であります。
(2)経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
|
当社(旧会社名 三菱UFJリース株式会社、以下、三菱UFJリース)は、2021年4月1日付で日立キャピタル株式会社(以下、日立キャピタル)と経営統合を行い、商号を三菱HCキャピタル株式会社に変更いたしました。 ・「① 主な経営成績とトピックス」における前連結会計年度(2020年4月1日から2021年3月31日)の数値は、三菱UFJリースの数値に、日立キャピタル(IFRS基準)の数値を簡易的に日本基準に組み替えた上で合算した値を参考値として記載しております。 ・「② 報告セグメント別の経営成績」における前連結会計年度及び前連結会計年度末(2021年3月31日)の数値は、三菱UFJリースの数値に、日立キャピタル(IFRS基準)の数値を簡易的に日本基準に組み替えた上で合算し、再編後の報告セグメントに組み替えた値を参考値として記載しております。 ・「③ 財政状態」における前連結会計年度末の数値は、三菱UFJリースの数値としております。 |
① 主な経営成績とトピックス
アカウントソリューションセグメントにおける欧米子会社やロジスティクスセグメントにおける海上コンテナリースの事業伸長、航空セグメントにおける資産売却益の増加、並びに、継続的なポートフォリオの入れ替え、資産回転型ビジネスの着実な推進等により、親会社株主に帰属する当期純利益は前期(参考値)比122億円(14.0%)増加の994億円となりました。通期業績予想(親会社株主に帰属する当期純利益950億円)に対しては、44億円の超過達成となりました。
なお、1株当たり年間配当金は、通期業績予想に対する超過達成に伴い、通期配当予想26円から2円増加の28円としております。これにより、前期実績の25円50銭から2円50銭の増配となっております。
(単位:億円)
|
|
2021年3月期 (参考値) |
2022年3月期 |
増減 |
増減率(%) |
|
売上高 |
17,138 |
17,655 |
516 |
3.0 |
|
売上総利益 |
2,958 |
3,346 |
388 |
13.1 |
|
営業利益 |
980 |
1,140 |
160 |
16.4 |
|
経常利益 |
1,054 |
1,172 |
118 |
11.2 |
|
親会社株主に帰属 する当期純利益 |
871 |
994 |
122 |
14.0 |
|
契約実行高 |
22,614 |
25,078 |
2,463 |
10.9 |
◎親会社株主に帰属する当期純利益の増減要因 (単位:億円)
親会社株主に帰属する当期純利益の主な増減要因は、次のとおりです(記載の金額は、税金等調整前当期純利益に対する影響額としております)。
事業成長 +342億円
特別損益の増加 +97億円
貸倒関連費用の増加 △94億円
統合関連費用の減少 +21億円
経費の増加 △150億円
その他(税金費用等)の増加 △93億円
なお、事業成長の金額については、売上総利益と営業外損益の合計金額としております(営業外損益の金額には、償却債権取立益の金額は含んでおりません)。また、経費の金額については、統合関連費用(経営統合に関連する費用)の金額は含んでおりません。
主なトピックスとしては、2021年10月、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)の提言への賛同を表明、同年12月には、当社グループが持続的に成長する上で優先的に取り組むべきテーマとして、①脱炭素社会の推進、②サーキュラーエコノミーの実現、③強靭な社会インフラの構築、④健康で豊かな生活の実現、⑤最新技術を駆使した事業の創出、⑥世界各地との共生の6つのマテリアリティ(重要課題)を特定・公表いたしました。当社グループにおいては、これらのマテリアリティの解決に向けた事業戦略・施策を具体化してまいります。6つのマテリアリティの詳細については、「第2 事業の状況 1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等 (2)中長期的な会社の経営戦略及び対処すべき課題」をご参照ください。
事業面では、脱炭素社会の推進をはじめ、持続可能で豊かな未来の実現に向けた取組みの一環として、国内において、2021年7月、埼玉県所沢市への太陽光発電の供給とブルーベリーなどの栽培を両立するソーラーシェアリングを担う所沢北岩岡太陽光発電所を竣工いたしました。海外においては、同年5月、ベトナムにて風力発電事業を開発・運営するTrung Nam Wind Power JSCの株式を取得し、同国の風力発電市場に参入したほか、同年9月には、米国カリフォルニア州における太陽光発電事業にも出資参画いたしました。さらには、同年10月、米国の水素航空機関連企業であるUniversal Hydrogen Co.に出資を行ったほか、同年11月には、航空機エンジンリース事業において、燃費効率のよい新型航空機エンジン25基を購入、今後もその保有比率を高めることで、航空業界における環境負荷低減にも貢献してまいります。
また、ロジスティクスセグメントにおいて、2021年11月、米国の大手海上コンテナリース会社であるCAI International, Inc.の全株式を取得し、完全子会社化いたしました。本買収を通じて、高い成長性と安定的なリース需要を有する海上コンテナリース事業において、その競争力を高め、当社の今後の成長ドライバーのひとつとして強化してまいります。
② 報告セグメント別の経営成績
◎親会社株主に帰属する当期純利益の増減要因(セグメント別) (単位:億円)
セグメント別の経営成績は次のとおりです。
(カスタマービジネス)
米国販売金融会社ENGS Holdings Inc.における業績の伸長、並びに、政策保有株式に係る売却益の増加等により、セグメント利益は前期(参考値)比79億円(31.2%)増加の334億円となりました。
(アカウントソリューション)
営業活動の拡大に伴う販売費及び一般管理費の増加があったものの、欧米を中心とした事業の伸長等により、セグメント利益は前期(参考値)比69億円(34.9%)増加の269億円となりました。
(ベンダーソリューション)
契約実行高は増加したものの、セグメント資産残高減少の影響により、セグメント利益は前期(参考値)比11億円(28.2%)減少の30億円となりました。
(ライフ)
不動産関連事業における売却益の増加、さらには、販売費及び一般管理費の減少により、セグメント利益は前期(参考値)比6億円(14.6%)増加の48億円となりました。
(不動産)
前期に計上した売却益の反動減、並びに、再開発事業に伴う受取補償金の剥落により、セグメント利益は前期(参考値)比88億円(31.7%)減少の191億円となりました。
(環境・再生可能エネルギー)
売電収入は増加したものの、前期に計上した太陽光発電事業における段階取得に係る差益の剥落等により、セグメント利益は前期(参考値)比で横ばいの70億円となりました。
(航空)
一部の既存取引先への貸倒関連費用の計上、既存リース取引における契約条件変更等に伴う費用や減損損失の計上、並びに、一部事業における外貨建て借入に係る為替差損の計上等があったものの、資産売却益の増加や一部破綻債権の売却益計上等により、セグメント利益は前期(参考値)比29億円(105.4%)増加の57億円となりました。
(ロジスティクス)
鉄道貨車リース事業におけるポートフォリオ組替に係る一時的費用の計上、並びに、CAI International, Inc.の買収に係る費用の計上等があったものの、海上コンテナリース会社Beacon Intermodal Leasing, LLCにおける業績の堅調な推移、さらには、オートリース事業における持分法投資利益の増加等により、セグメント利益は前期(参考値)比8億円(47.7%)増加の27億円となりました。
(モビリティ)
国内及び海外の堅調な中古車市場を背景に、リース満了車両の売却益が増加したこと等により、セグメント利益は前期(参考値)比11億円(160.7%)増加の19億円となりました。
(その他)
インフラ事業の一部延滞先における貸倒関連費用の計上等により、セグメント利益は前期(参考値)比31億円減少し、34億円の損失となりました。
なお、翌連結会計年度(2023年3月期)におきましては、組織体制の改編に伴い、報告セグメントの変更を行う予定です。
(報告セグメントごとの利益又は損失)
(単位:億円)
|
|
2021年3月期 (参考値) |
2022年3月期 |
増減率(%) |
|
|
報 告 セ グ メ ン ト |
カスタマービジネス |
255 |
334 |
31.2 |
|
アカウントソリューション |
199 |
269 |
34.9 |
|
|
ベンダーソリューション |
41 |
30 |
△28.2 |
|
|
ライフ |
42 |
48 |
14.6 |
|
|
不動産 |
280 |
191 |
△31.7 |
|
|
環境・再生可能エネルギー |
70 |
70 |
0.8 |
|
|
航空 |
28 |
57 |
105.4 |
|
|
ロジスティクス |
18 |
27 |
47.7 |
|
|
モビリティ |
7 |
19 |
160.7 |
|
|
その他 |
△2 |
△34 |
- |
|
|
調整額 |
△69 |
△21 |
- |
|
|
合計 |
871 |
994 |
14.0 |
|
(注)1.セグメント利益又は損失(△)の調整額は、主に販売費及び一般管理費のうち、報告セグメントに帰属しない全社費用の調整額であります。
2.セグメント利益又は損失(△)は、連結損益計算書の親会社株主に帰属する当期純利益と一致しております。
(報告セグメントごとの資産)
(単位:億円)
|
|
2021年3月期 (参考値) |
2022年3月期 |
増減率(%) |
|
|
報 告 セ グ メ ン ト |
カスタマービジネス |
21,295 |
20,021 |
△6.0 |
|
アカウントソリューション |
21,092 |
23,534 |
11.6 |
|
|
ベンダーソリューション |
4,344 |
4,246 |
△2.3 |
|
|
ライフ |
3,218 |
3,127 |
△2.8 |
|
|
不動産 |
9,556 |
9,749 |
2.0 |
|
|
環境・再生可能エネルギー |
3,224 |
3,154 |
△2.1 |
|
|
航空 |
12,038 |
13,651 |
13.4 |
|
|
ロジスティクス |
5,455 |
10,632 |
94.9 |
|
|
モビリティ |
1,611 |
1,748 |
8.5 |
|
|
その他 |
3,557 |
3,555 |
△0.1 |
|
|
調整額 |
654 |
32 |
△95.1 |
|
|
合計 |
86,048 |
93,453 |
8.6 |
|
(注)1.セグメント資産は、営業資産、持分法適用会社への投資額、のれん及び投資有価証券等であります。
2.セグメント資産の調整額は、主に2007年にダイヤモンドリース株式会社とUFJセントラルリース株式会社が合併して三菱UFJリース株式会社となった際に計上したのれんや全社に係る投資有価証券等の各報告セグメントに帰属しないセグメント資産及びセグメント間での取引の相殺であります。
③ 財政状態
当期末の総資産は、2021年4月1日付で日立キャピタルと経営統合を行った影響等により、前期末比4兆3,139億円増加の10兆3,288億円となり、純資産は、前期末比5,155億円増加の1兆3,334億円、有利子負債(リース債務を除く)は、前期末比3兆4,311億円増加の8兆660億円、自己資本比率は、前期末比0.7ポイント低下の12.7%となりました。
④ 資本の財源及び資金の流動性に係る情報
当社グループは、リース取引に係るリース物件の取得や貸付等の事業を行うにあたって、内外の通貨により多額の資金調達を行っております。
当連結会計年度末における有利子負債(リース債務を除く)は、前期末比3兆4,311億円増加の8兆660億円となり、負債合計は前期末比3兆7,984億円増加の8兆9,954億円となりました。有利子負債のうち、長期借入金等の長期性の負債は前期末比2兆43億円増加の5兆2,900億円、短期借入金、コマーシャル・ペーパー等の短期性の負債は前期末比1兆4,267億円増加の2兆7,760億円となりました。
資金調達にあたっては、調達コストを抑制しつつ安定的に事業資金を確保していくことを念頭に、金融機関借入による間接金融と、社債、コマーシャル・ペーパー、リース債権流動化等による直接金融により、調達手段の多様化に努めております。間接金融においては、メガバンク・地域金融機関・生命保険会社等の幅広い金融機関と長きに亘って築き上げてきた良好な関係を活かし、安定した借入取引を継続しております。直接金融においては、金融機関や機関投資家からの調達のみならず、個人投資家向け社債を発行するなど、調達源の多様化も進めております。
なお、当社グループ内における資金管理については、資金調達を当社及び地域財務拠点、海外現地法人に集中させ、グループファイナンスを活用して資金を効率的に融通する体制を整えております。
流動性の観点では、平時より綿密な資金繰り管理や、資金流動性リスクのモニタリング運営を実施しているほか、四半期毎に開催されるALM委員会において流動性リスクについての現状及び課題を把握し、リスクに対する対策を審議しております。当社グループでは、これらリスクマネジメントの取組みを通じて、強固な財務体質を目指しております。
金融市場の混乱や、各種リスクによる調達環境の変化への備えとしては、複数の金融機関との間で当座貸越契約及びコミットメントライン契約を締結することで、緊急時の流動性補完手段を確保しております。当連結会計年度末において、当社グループにて締結しているコミットメントライン契約のうち未使用額は6,781億円となっております。
キャッシュ・フローの状況につきましては、「第2 事業の状況 3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。
⑤ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
連結財務諸表及び財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定のうち、重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」及び「第5 経理の状況 2 財務諸表等 注記事項 (重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
(3)特定金融会社等の開示に関する内閣府令(平成11年5月19日 大蔵省令第57号)に基づく営業貸付金の状況
当社の営業貸付金の状況は次のとおりであります。
① 貸付金の種別残高内訳
|
2022年3月31日現在 |
|
貸付種別 |
件数(件) |
構成割合(%) |
残高(百万円) |
構成割合(%) |
平均約定金利 (%) |
|
消費者向 |
|
|
|
|
|
|
無担保(住宅向を除く) |
49 |
0.49 |
56 |
0.01 |
2.15 |
|
有担保(住宅向を除く) |
- |
- |
- |
- |
- |
|
住宅向 |
6,605 |
65.94 |
36,693 |
2.05 |
1.38 |
|
計 |
6,654 |
66.43 |
36,749 |
2.06 |
1.38 |
|
事業者向 |
|
|
|
|
|
|
計 |
3,363 |
33.57 |
1,750,947 |
97.94 |
1.57 |
|
合計 |
10,017 |
100.00 |
1,787,696 |
100.00 |
1.55 |
② 資金調達内訳
|
2022年3月31日現在 |
|
借入先等 |
残高(百万円) |
平均調達金利(%) |
|
|
金融機関等からの借入 |
2,206,164 |
0.85 |
|
|
その他 |
2,242,777 |
0.69 |
|
|
|
社債・CP |
2,129,882 |
0.71 |
|
合計 |
4,448,942 |
0.77 |
|
|
自己資本 |
866,959 |
- |
|
|
|
資本金・出資額 |
33,196 |
- |
(注)1.当期の貸付債権の譲渡の合計額は、0百万円であります。
2.平均調達金利については、借入金等の期末残高に対する約定金利による加重平均金利を記載しております。
③ 業種別貸付金残高内訳
|
2022年3月31日現在 |
|
業種別 |
先数(件) |
構成割合(%) |
残高(百万円) |
構成割合(%) |
|
製造業 |
133 |
2.10 |
24,251 |
1.36 |
|
建設業 |
17 |
0.27 |
769 |
0.04 |
|
電気・ガス・熱供給・水道業 |
42 |
0.66 |
99,427 |
5.56 |
|
運輸・通信業 |
37 |
0.58 |
296,006 |
16.56 |
|
卸売・小売業、飲食店 |
235 |
3.71 |
15,306 |
0.86 |
|
金融・保険業 |
36 |
0.57 |
228,223 |
12.77 |
|
不動産業 |
227 |
3.58 |
386,803 |
21.64 |
|
サービス業 |
610 |
9.63 |
634,363 |
35.48 |
|
農業 |
- |
- |
- |
- |
|
個人 |
4,905 |
77.40 |
36,749 |
2.05 |
|
その他 |
95 |
1.50 |
65,795 |
3.68 |
|
合計 |
6,337 |
100.00 |
1,787,696 |
100.00 |
④ 担保別貸付金残高内訳
|
2022年3月31日現在 |
|
受入担保の種類 |
残高(百万円) |
構成割合(%) |
|
|
有価証券 |
- |
- |
|
|
|
うち株式 |
- |
- |
|
債権 |
7,619 |
0.43 |
|
|
|
うち預金 |
2,886 |
0.16 |
|
商品 |
- |
- |
|
|
不動産 |
175,130 |
9.80 |
|
|
財団 |
162 |
0.01 |
|
|
その他 |
3,836 |
0.21 |
|
|
計 |
186,749 |
10.45 |
|
|
保証 |
10,269 |
0.57 |
|
|
無担保 |
1,590,678 |
88.98 |
|
|
合計 |
1,787,696 |
100.00 |
|
⑤ 期間別貸付金残高内訳
|
2022年3月31日現在 |
|
期間別 |
件数(件) |
構成割合(%) |
残高(百万円) |
構成割合(%) |
|
1年以下 |
916 |
9.14 |
63,318 |
3.54 |
|
1年超 5年以下 |
1,228 |
12.26 |
808,977 |
45.25 |
|
5年超 10年以下 |
1,069 |
10.67 |
353,546 |
19.78 |
|
10年超 15年以下 |
97 |
0.97 |
195,026 |
10.91 |
|
15年超 20年以下 |
849 |
8.48 |
303,104 |
16.96 |
|
20年超 25年以下 |
1,710 |
17.07 |
11,996 |
0.67 |
|
25年超 |
4,148 |
41.41 |
51,727 |
2.89 |
|
合計 |
10,017 |
100.00 |
1,787,696 |
100.00 |
|
一件当たり平均期間 |
8.59年 |
|||
(注)期間は、約定期間によっております。
(1)当社の連結子会社であるJSA International U.S. Holdings, LLCとボーイング社との間の航空機の購入契約
|
契約会社名 |
契約締結年度 |
契約先 |
受領予定時期 |
契約内容 |
|
JSA International U.S. Holdings, LLC |
2019年3月期 |
ボーイング社 |
2023年から 2025年まで |
航空機の購入契約 ・ボーイング737 Max 8 22機(注) |
(注)前連結会計年度において、当初契約における購入機数30機から22機とする変更契約を締結しております。
(2)当社は、2021年6月18日開催の取締役会において、CAI International, Inc.(以下、CAI社)の全株式を、当社
が買収のために設立した米国における完全子会社であるCattleya Acquisition Corp.(デラウェア州/以下、買収子会社)とCAI社の合併による方法(逆三角合併)を通じて取得することを決議し、当社、買収子会社及びCAI社間における合併契約を締結いたしました。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項(企業結合等関係)」に記載のとおりであります。
|
種類 |
発行可能株式総数(株) |
|
普通株式 |
4,800,000,000 |
|
計 |
4,800,000,000 |
|
種類 |
事業年度末現在発行数(株) (2022年3月31日) |
提出日現在発行数(株) (2022年6月28日) |
上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 |
内容 |
|
|
|
|
(事業年度末現在) 東京証券取引所 市場第一部 名古屋証券取引所 市場第一部 (提出日現在) 東京証券取引所 プライム市場 名古屋証券取引所 プレミア市場 |
単元株式数 100株 |
|
計 |
|
|
― |
― |
|
決議年月日 |
2010年9月29日 |
2011年9月29日 |
|
付与対象者の区分及び人数(名) |
当社取締役 9 (社外取締役を除く) 当社執行役員 17 (取締役兼務を除く) |
当社取締役 10 (社外取締役を除く) 当社執行役員 17 (取締役兼務を除く) |
|
新株予約権の数(個)※ |
521 |
542 |
|
新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株)※ |
普通株式 52,100(注)1 |
普通株式 54,200(注)1 |
|
新株予約権の行使時の払込金額(円)※ |
1株当たり 1 |
|
|
新株予約権の行使期間※ |
自 2010年10月16日 至 2040年10月15日 |
自 2011年10月15日 至 2041年10月14日 |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円)※ |
発行価格 250.2 資本組入額 125.1 |
発行価格 283.2 資本組入額 141.6 |
|
新株予約権の行使の条件※ |
(注)2 |
|
|
新株予約権の譲渡に関する事項※ |
譲渡による新株予約権の取得については、当社取締役会の決議による承認を要する。 |
|
|
組織再編行為に伴う新株予約権の交付に関する事項※ |
(注)3 |
|
|
決議年月日 |
2012年9月27日 |
2013年9月26日 |
|
付与対象者の区分及び人数(名) |
当社取締役 10 (社外取締役を除く) 当社執行役員 17 (取締役兼務を除く) |
当社取締役 10 (社外取締役を除く) 当社執行役員 19 (取締役兼務を除く) |
|
新株予約権の数(個)※ |
1,546 |
1,522 |
|
新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株)※ |
普通株式 154,600(注)1 |
普通株式 152,200(注)1 |
|
新株予約権の行使時の払込金額(円)※ |
1株当たり 1 |
|
|
新株予約権の行使期間※ |
自 2012年10月16日 |
自 2013年10月16日 |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円)※ |
発行価格 312.9 資本組入額 156.5 |
発行価格 503 資本組入額 252 |
|
新株予約権の行使の条件※ |
(注)4 |
|
|
新株予約権の譲渡に関する事項※ |
譲渡による新株予約権の取得については、当社取締役会の決議による承認を要する。 |
|
|
組織再編行為に伴う新株予約権の交付に関する事項※ |
(注)3 |
|
|
決議年月日 |
2014年9月25日 |
2015年9月29日 |
|
付与対象者の区分及び人数(名) |
当社取締役 10 (社外取締役を除く) 当社執行役員 18 (取締役兼務を除く) |
当社取締役 9 (社外取締役を除く) 当社執行役員 20 (取締役兼務を除く) |
|
新株予約権の数(個)※ |
1,923 |
2,284 [2,187] |
|
新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株)※ |
普通株式 192,300(注)1 |
普通株式 228,400(注)1 [218,700](注)1 |
|
新株予約権の行使時の払込金額(円)※ |
1株当たり 1 |
|
|
新株予約権の行使期間※ |
自 2014年10月16日 |
自 2015年10月16日 |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円)※ |
発行価格 491 資本組入額 246 |
発行価格 547 資本組入額 274 |
|
新株予約権の行使の条件※ |
(注)4 |
|
|
新株予約権の譲渡に関する事項※ |
譲渡による新株予約権の取得については、当社取締役会の決議による承認を要する。 |
|
|
組織再編行為に伴う新株予約権の交付に関する事項※ |
(注)3 |
|
|
決議年月日 |
2016年9月29日 |
2017年9月27日 |
|
付与対象者の区分及び人数(名) |
当社取締役 9 (社外取締役を除く) 当社執行役員 20 (取締役兼務を除く) |
当社取締役 9 (社外取締役を除く) 当社執行役員 27 (取締役兼務を除く) |
|
新株予約権の数(個)※ |
3,400 [3,285] |
4,141 [3,813] |
|
新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株)※ |
普通株式 340,000(注)1 [328,500](注)1 |
普通株式 414,100(注)1 [381,300](注)1 |
|
新株予約権の行使時の払込金額(円)※ |
1株当たり 1 |
|
|
新株予約権の行使期間※ |
自 2016年10月15日 |
自 2017年10月14日 |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円)※ |
発行価格 437 資本組入額 219 |
発行価格 567 資本組入額 284 |
|
新株予約権の行使の条件※ |
(注)4 |
|
|
新株予約権の譲渡に関する事項※ |
譲渡による新株予約権の取得については、当社取締役会の決議による承認を要する。 |
|
|
組織再編行為に伴う新株予約権の交付に関する事項※ |
(注)3 |
|
|
決議年月日 |
2018年6月28日 |
2019年6月25日 |
|
付与対象者の区分及び人数(名) |
当社取締役 6 (社外取締役を除く) 当社執行役員 33 (取締役兼務を除く) |
当社取締役 5 (社外取締役を除く) 当社執行役員 30 (取締役兼務を除く) |
|
新株予約権の数(個)※ |
3,836 [3,459] |
4,797 [4,545] |
|
新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株)※ |
普通株式 383,600(注)1 [345,900](注)1 |
普通株式 479,700(注)1 [454,500](注)1 |
|
新株予約権の行使時の払込金額(円)※ |
1株当たり 1 |
|
|
新株予約権の行使期間※ |
自 2018年7月14日 |
自 2019年7月13日 |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円)※ |
発行価格 591 資本組入額 296 |
発行価格 514 資本組入額 257 |
|
新株予約権の行使の条件※ |
(注)4 |
|
|
新株予約権の譲渡に関する事項※ |
譲渡による新株予約権の取得については、当社取締役会の決議による承認を要する。 |
|
|
組織再編行為に伴う新株予約権の交付に関する事項※ |
(注)3 |
|
|
決議年月日 |
2020年6月24日 |
2021年6月25日 |
|
付与対象者の区分及び人数(名) |
当社取締役 5 (社外取締役を除く) 当社執行役員 31 (取締役兼務を除く) |
当社取締役 6 (社外取締役及び監査等委員である者を除く) 当社執行役員等 55 (取締役兼務を除く) |
|
新株予約権の数(個)※ |
4,963 [4,710] |
8,503 |
|
新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株)※ |
普通株式 496,300(注)1 [471,000](注)1 |
普通株式 850,300(注)1 |
|
新株予約権の行使時の払込金額(円)※ |
1株当たり 1 |
|
|
新株予約権の行使期間※ |
自 2020年7月16日 |
自 2021年7月16日 |
|
新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円)※ |
発行価格 425 資本組入額 213 |
発行価格 500 資本組入額 250 |
|
新株予約権の行使の条件※ |
(注)4 |
(注)5 |
|
新株予約権の譲渡に関する事項※ |
譲渡による新株予約権の取得については、当社取締役会の決議による承認を要する。 |
|
|
組織再編行為に伴う新株予約権の交付に関する事項※ |
(注)3 |
|
※ 当事業年度の末日(2022年3月31日)における内容を記載しております。当事業年度の末日から提出日の前月末現在(2022年5月31日)にかけて変更された事項については、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載しており、その他の事項については当事業年度の末日における内容から変更はありません。
(注)1.新株予約権の目的である株式の種類は普通株式とし、各新株予約権の目的である株式の数(以下、「付与株式数」という。)は100株とする。
新株予約権を割り当てる日(以下、「割当日」という。)後、当社が当社普通株式につき、株式分割(当社普通株式の株式無償割当てを含む。以下、株式分割の記載につき同じ。)又は株式併合を行う場合、次の算式により付与株式数を調整するものとする。ただし、かかる調整は、新株予約権のうち、当該時点で行使されていない新株予約権の目的である株式の数について行われ、調整の結果生じる1株未満の端数については、これを切り捨てるものとする。
調整後付与株式数=調整前付与株式数×株式分割・株式併合の比率
調整後付与株式数は、株式分割の場合は、当該株式分割の基準日の翌日(基準日を定めないときは、その効力発生日)以降、株式併合の場合は、その効力発生日以降、これを適用する。ただし、剰余金の額を減少して資本金又は準備金を増加する議案が当社株主総会において承認されることを条件として株式分割が行われる場合で、当該株主総会の終結の日以前の日を株式分割のための基準日とする場合は、調整後付与株式数は、当該株主総会の終結の日の翌日以降これを適用する。
また、上記の他、割当日後、当社が合併、会社分割又は株式交換を行う場合及びその他これらの場合に準じて付与株式数の調整を必要とする場合、当社は、当社取締役会において必要と認める付与株式数の調整を行うことができる。
2.(1)新株予約権者は、「新株予約権の行使期間」の期間内であることに加え、当社の取締役、監査役及び執行役員のいずれの地位をも喪失した日の翌日の1年後応答日から5年間が経過するまでの間に限り、新株予約権を行使することができる。
(2)上記(1)にかかわらず、当社が消滅会社となる合併契約承認の議案、当社が分割会社となる分割契約若しくは分割計画承認の議案、当社が完全子会社となる株式交換契約若しくは株式移転計画承認の議案につき、当社株主総会で承認された場合(株主総会決議が不要の場合は、当社取締役会決議がなされた場合)、当該承認日の翌日から30日間に限り新株予約権を行使できるものとする。ただし、下記(注)3.に定める組織再編行為に伴う新株予約権の交付に関する事項に従って新株予約権者に再編対象会社の新株予約権が交付される場合を除くものとする。
(3)その他の条件については、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約」に定めるところによる。
3.当社が合併(当社が合併により消滅する場合に限る。)、吸収分割若しくは新設分割(それぞれ当社が分割会社となる場合に限る。)、株式交換若しくは株式移転(それぞれ当社が完全子会社となる場合に限る。)(以上を総称して以下「組織再編行為」という。)をする場合において、組織再編行為の効力発生日(吸収合併につき吸収合併がその効力を生ずる日、新設合併につき新設合併設立株式会社成立の日、吸収分割につき吸収分割がその効力を生ずる日、新設分割につき新設分割設立株式会社成立の日、株式交換につき株式交換がその効力を生ずる日、及び株式移転につき株式移転設立完全親会社の成立の日をいう。以下同じ。)の直前において残存する新株予約権(以下、「残存新株予約権」という。)を保有する新株予約権者に対し、それぞれの場合につき、会社法第236条第1項第8号のイからホまでに掲げる株式会社(以下、「再編対象会社」という。)の新株予約権をそれぞれ交付することとする。ただし、以下の各号に沿って再編対象会社の新株予約権を交付する旨を、吸収合併契約、新設合併契約、吸収分割契約、新設分割計画、株式交換契約又は株式移転計画において定めることを条件とする。
(1)交付する再編対象会社の新株予約権の数
新株予約権者が保有する残存新株予約権の数と同一の数をそれぞれ交付するものとする。
(2)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の種類
再編対象会社の普通株式とする。
(3)新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数
組織再編行為の条件等を勘案のうえ、上記(注)1.に準じて決定する。
(4)新株予約権の行使に際して出資される財産の価額
交付される各新株予約権の行使に際して出資される財産の価額は、以下に定める再編後行使価額に上記(3)に従って決定される当該各新株予約権の目的である再編対象会社の株式の数を乗じて得られる金額とする。再編後行使価額は、交付される各新株予約権を行使することにより交付を受けることができる再編対象会社の株式1株当たり1円とする。
(5)新株予約権を行使することができる期間
「新株予約権の行使期間」に定める新株予約権を行使することができる期間の開始日と組織再編行為の効力発生日のうちいずれか遅い日から、「新株予約権の行使期間」に定める新株予約権を行使することができる期間の満了日までとする。
(6)新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金及び資本準備金に関する事項
① 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果1円未満の端数が生じる場合は、これを切り上げるものとする。
② 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本準備金の額は、上記①記載の資本金等増加限度額から上記①に定める増加する資本金の額を減じた額とする。
(7)譲渡による新株予約権の取得の制限
譲渡による新株予約権の取得については、再編対象会社の取締役会の決議による承認を要するものとする。
(8)新株予約権の行使の条件
上記(注)2.に準じて決定する。
(9)新株予約権の取得条項
当社は、以下の①、②、③、④又は⑤の議案につき当社株主総会で承認された場合(株主総会決議が不要の場合は、当社取締役会決議がなされた場合)は、当社取締役会が別途定める日に、新株予約権を無償で取得することができる。
① 当社が消滅会社となる合併契約承認の議案
② 当社が分割会社となる分割契約又は分割計画承認の議案
③ 当社が完全子会社となる株式交換契約又は株式移転計画承認の議案
④ 当社の発行する全部の株式の内容として譲渡による当該株式の取得について当社の承認を要することについての定めを設ける定款の変更承認の議案
⑤ 新株予約権の目的である種類の株式の内容として譲渡による当該種類の株式の取得について当社の承認を要すること又は当該種類の株式について当社が株主総会の決議によってその全部を取得することについての定めを設ける定款の変更承認の議案
4.(1)新株予約権者は、「新株予約権の行使期間」の期間内であることに加え、当社の取締役、監査役及び執行役員等のいずれの地位をも喪失した日の翌日の1年後応答日から5年間が経過するまでの間に限り、新株予約権を行使することができる。
(2)上記(1)にかかわらず、当社が消滅会社となる合併契約承認の議案、当社が分割会社となる分割契約若しくは分割計画承認の議案、当社が完全子会社となる株式交換契約若しくは株式移転計画承認の議案につき、当社株主総会で承認された場合(株主総会決議が不要の場合は、当社取締役会決議がなされた場合)、当該承認日の翌日から30日間に限り新株予約権を行使できるものとする。ただし、上記(注)3.に定める組織再編行為に伴う新株予約権の交付に関する事項に従って新株予約権者に再編対象会社の新株予約権が交付される場合を除くものとする。
(3)その他の条件については、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約」に定めるところによる。
5.(1)新株予約権者は、「新株予約権の行使期間」の期間内であることに加え、当社の取締役及び執行役員等のいずれの地位をも喪失した日の翌日の1年後応答日から5年間が経過するまでの間に限り、新株予約権を行使することができる。
(2)上記(1)にかかわらず、当社が消滅会社となる合併契約承認の議案、当社が分割会社となる分割契約若しくは分割計画承認の議案、当社が完全子会社となる株式交換契約若しくは株式移転計画承認の議案につき、当社株主総会で承認された場合(株主総会決議が不要の場合は、当社取締役会決議がなされた場合)、当該承認日の翌日から30日間に限り新株予約権を行使できるものとする。ただし、上記(注)3.に定める組織再編行為に伴う新株予約権の交付に関する事項に従って新株予約権者に再編対象会社の新株予約権が交付される場合を除くものとする。
(3)その他の条件については、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約」に定めるところによる。
該当事項はありません。
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年月日 |
発行済株式 総数増減数 (千株) |
発行済株式 総数残高 (千株) |
資本金増減額 (百万円) |
資本金残高 (百万円) |
資本準備金 増減額 (百万円) |
資本準備金 残高 (百万円) |
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2021年4月1日 |
571,078 |
1,466,912 |
― |
33,196 |
― |
33,802 |
(注)2021年4月1日付三菱UFJリース株式会社と日立キャピタル株式会社の合併(合併比率1:5.1)により、発行済株式総数が571,078千株増加し、1,466,912千株となっております。
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2022年3月31日現在 |
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区分 |
株式の状況(1単元の株式数 |
単元未満株式の状況(株) |
|||||||
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政府及び地方公共団体 |
金融機関 |
金融商品 取引業者 |
その他の 法人 |
外国法人等 |
個人その他 |
計 |
|||
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個人以外 |
個人 |
||||||||
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株主数(人) |
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- |
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所有株式数 (単元) |
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所有株式数の割合(%) |
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100.00 |
- |
(注)自己株式30,754,328株は「個人その他」に307,543単元、及び「単元未満株式の状況」に28株を含めて記載しております。
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2022年3月31日現在 |
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氏名又は名称 |
住所 |
所有株式数 (千株) |
発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) |
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STATE STREET BANK WEST CLIENT - TREATY 505234 (常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部) |
1776 HERITAGE DRIVE, NORTH QUINCY, MA 02171, U.S.A. (東京都港区港南二丁目15番1号) |
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計 |
- |
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(注)三菱UFJ信託銀行株式会社には、信託業務に係る株式は含まれておりません。
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(単位:百万円) |
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前連結会計年度 (2021年3月31日) |
当連結会計年度 (2022年3月31日) |
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資産の部 |
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流動資産 |
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現金及び預金 |
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割賦債権 |
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リース債権及びリース投資資産 |
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営業貸付金 |
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その他の営業貸付債権 |
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賃貸料等未収入金 |
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有価証券 |
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商品 |
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|
|
その他の流動資産 |
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貸倒引当金 |
△ |
△ |
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流動資産合計 |
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固定資産 |
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|
|
有形固定資産 |
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|
|
賃貸資産 |
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|
|
賃貸資産 |
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|
賃貸資産前渡金 |
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|
賃貸資産合計 |
|
|
|
その他の営業資産 |
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|
社用資産 |
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|
|
有形固定資産合計 |
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|
|
無形固定資産 |
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|
賃貸資産 |
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|
|
賃貸資産 |
|
|
|
賃貸資産合計 |
|
|
|
その他の無形固定資産 |
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|
のれん |
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|
|
ソフトウエア |
|
|
|
電話加入権 |
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|
|
その他 |
|
|
|
その他の無形固定資産合計 |
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|
|
無形固定資産合計 |
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|
投資その他の資産 |
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投資有価証券 |
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|
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破産更生債権等 |
|
|
|
繰延税金資産 |
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退職給付に係る資産 |
|
|
|
その他の投資 |
|
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貸倒引当金 |
△ |
△ |
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投資その他の資産合計 |
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固定資産合計 |
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繰延資産 |
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|
|
社債発行費 |
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繰延資産合計 |
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|
|
資産合計 |
|
|
|
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|
(単位:百万円) |
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前連結会計年度 (2021年3月31日) |
当連結会計年度 (2022年3月31日) |
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負債の部 |
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流動負債 |
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|
支払手形及び買掛金 |
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|
短期借入金 |
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1年内償還予定の社債 |
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1年内返済予定の長期借入金 |
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コマーシャル・ペーパー |
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債権流動化に伴う支払債務 |
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リース債務 |
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未払法人税等 |
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割賦未実現利益 |
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|
賞与引当金 |
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|
|
役員賞与引当金 |
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その他の流動負債 |
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流動負債合計 |
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|
固定負債 |
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|
社債 |
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|
|
長期借入金 |
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債権流動化に伴う長期支払債務 |
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|
|
リース債務 |
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|
資産除去債務 |
|
|
|
繰延税金負債 |
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|
役員退職慰労引当金 |
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|
退職給付に係る負債 |
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|
保険契約準備金 |
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|
|
その他の固定負債 |
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|
固定負債合計 |
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|
負債合計 |
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純資産の部 |
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株主資本 |
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|
|
資本金 |
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|
資本剰余金 |
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利益剰余金 |
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自己株式 |
△ |
△ |
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株主資本合計 |
|
|
|
その他の包括利益累計額 |
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|
|
その他有価証券評価差額金 |
|
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繰延ヘッジ損益 |
△ |
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|
為替換算調整勘定 |
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|
退職給付に係る調整累計額 |
△ |
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|
その他の包括利益累計額合計 |
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|
新株予約権 |
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|
非支配株主持分 |
|
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|
純資産合計 |
|
|
|
負債純資産合計 |
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|
(単位:百万円) |
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前連結会計年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) |
当連結会計年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
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売上高 |
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売上原価 |
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売上総利益 |
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販売費及び一般管理費 |
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営業利益 |
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営業外収益 |
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受取利息 |
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受取配当金 |
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受取賃貸料 |
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持分法による投資利益 |
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償却債権取立益 |
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その他の営業外収益 |
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営業外収益合計 |
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営業外費用 |
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支払利息 |
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デリバティブ評価損 |
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為替差損 |
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その他の営業外費用 |
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営業外費用合計 |
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経常利益 |
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特別利益 |
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投資有価証券売却益 |
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関係会社株式売却益 |
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段階取得に係る差益 |
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|
受取補償金 |
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社用資産売却益 |
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負ののれん発生益 |
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特別利益合計 |
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特別損失 |
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投資有価証券売却損 |
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段階取得に係る差損 |
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特別損失合計 |
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税金等調整前当期純利益 |
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法人税、住民税及び事業税 |
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法人税等調整額 |
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法人税等合計 |
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当期純利益 |
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非支配株主に帰属する当期純利益 |
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親会社株主に帰属する当期純利益 |
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1.報告セグメントの概要
当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務諸表が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。
当社(旧会社名 三菱UFJリース株式会社、以下、三菱UFJリース)は、2021年4月1日付で日立キャピタル株式会社(以下、日立キャピタル)と経営統合を行い、商号を三菱HCキャピタル株式会社に変更いたしました。
本経営統合に伴い、三菱UFJリースの報告セグメントと日立キャピタルの報告セグメントにおいて再編を行い、当連結会計年度は、報告セグメントを「カスタマービジネス」「アカウントソリューション」「ベンダーソリューション」「ライフ」「不動産」「環境・再生可能エネルギー」「航空」「ロジスティクス」「モビリティ」及び「その他」の10セグメントに変更いたしました。
なお、「ヘルスケア」、「インフラ・企業投資」、その他の事業については、「セグメント情報等の開示に関する会計基準」における集約基準に基づき、「その他」に集約しております。
変更後の報告セグメントの内容は以下のとおりです。
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報告セグメント |
主なサービス・事業内容 |
|
カスタマービジネス |
法人向けファイナンスソリューション |
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アカウントソリューション |
企業・官公庁・ベンダーに提供する金融サービス |
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ベンダーソリューション |
ベンダーと提携して提供する販売金融 |
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ライフ |
物流・商業施設の開発・運営・賃貸、まちづくり、食農・生活産業、損害保険 |
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不動産 |
不動産証券化ファイナンス、不動産再生投資事業、 不動産アセットマネジメント事業、不動産リース |
|
環境・再生可能エネルギー |
再生可能エネルギー発電事業、環境関連機器リース・ファイナンス |
|
航空 |
航空機リース事業、航空機エンジンリース事業 |
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ロジスティクス |
海上コンテナリース事業、鉄道貨車リース事業、オートリース事業 |
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モビリティ |
オートリース事業及び付帯サービス |
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その他 |
債権回収、信託、決済サービス、医療機器リース・ファイナンス、 社会インフラ投資事業 等 |
前連結会計年度のセグメント情報については、三菱UFJリースの報告セグメントの区分で作成したものを記載しております。
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|
(単位:百万円) |
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前事業年度 (2021年3月31日) |
当事業年度 (2022年3月31日) |
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資産の部 |
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流動資産 |
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|
現金及び預金 |
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割賦債権 |
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|
リース債権 |
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|
リース投資資産 |
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|
営業貸付金 |
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|
|
関係会社貸付金 |
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|
|
その他の営業貸付債権 |
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賃貸料等未収入金 |
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有価証券 |
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|
商品 |
|
|
|
前渡金 |
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|
前払費用 |
|
|
|
その他の流動資産 |
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|
貸倒引当金 |
△ |
△ |
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流動資産合計 |
|
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固定資産 |
|
|
|
有形固定資産 |
|
|
|
賃貸資産 |
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|
賃貸資産 |
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|
賃貸資産合計 |
|
|
|
社用資産 |
|
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建物(純額) |
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構築物(純額) |
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器具備品(純額) |
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土地 |
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社用資産合計 |
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有形固定資産合計 |
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|
|
無形固定資産 |
|
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賃貸資産 |
|
|
|
賃貸資産 |
|
|
|
賃貸資産合計 |
|
|
|
その他の無形固定資産 |
|
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|
のれん |
|
|
|
ソフトウエア |
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|
|
電話加入権 |
|
|
|
その他の無形固定資産合計 |
|
|
|
無形固定資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
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|
前事業年度 (2021年3月31日) |
当事業年度 (2022年3月31日) |
|
投資その他の資産 |
|
|
|
投資有価証券 |
|
|
|
関係会社株式 |
|
|
|
その他の関係会社有価証券 |
|
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|
出資金 |
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|
|
破産更生債権等 |
|
|
|
長期前払費用 |
|
|
|
繰延税金資産 |
|
|
|
その他の投資 |
|
|
|
貸倒引当金 |
△ |
△ |
|
投資その他の資産合計 |
|
|
|
固定資産合計 |
|
|
|
繰延資産 |
|
|
|
社債発行費 |
|
|
|
繰延資産合計 |
|
|
|
資産合計 |
|
|
|
負債の部 |
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|
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流動負債 |
|
|
|
支払手形 |
|
|
|
買掛金 |
|
|
|
短期借入金 |
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|
1年内償還予定の社債 |
|
|
|
1年内返済予定の長期借入金 |
|
|
|
コマーシャル・ペーパー |
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|
債権流動化に伴う支払債務 |
|
|
|
リース債務 |
|
|
|
未払金 |
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|
|
未払法人税等 |
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|
|
未払費用 |
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|
|
賃貸料等前受金 |
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|
|
預り金 |
|
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|
前受収益 |
|
|
|
割賦未実現利益 |
|
|
|
賞与引当金 |
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|
役員賞与引当金 |
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|
資産除去債務 |
|
|
|
その他の流動負債 |
|
|
|
流動負債合計 |
|
|
|
固定負債 |
|
|
|
社債 |
|
|
|
長期借入金 |
|
|
|
債権流動化に伴う長期支払債務 |
|
|
|
リース債務 |
|
|
|
退職給付引当金 |
|
|
|
資産除去債務 |
|
|
|
その他の固定負債 |
|
|
|
固定負債合計 |
|
|
|
負債合計 |
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
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前事業年度 (2021年3月31日) |
当事業年度 (2022年3月31日) |
|
純資産の部 |
|
|
|
株主資本 |
|
|
|
資本金 |
|
|
|
資本剰余金 |
|
|
|
資本準備金 |
|
|
|
その他資本剰余金 |
|
|
|
資本剰余金合計 |
|
|
|
利益剰余金 |
|
|
|
利益準備金 |
|
|
|
その他利益剰余金 |
|
|
|
別途積立金 |
|
|
|
繰越利益剰余金 |
|
|
|
利益剰余金合計 |
|
|
|
自己株式 |
△ |
△ |
|
株主資本合計 |
|
|
|
評価・換算差額等 |
|
|
|
その他有価証券評価差額金 |
|
|
|
繰延ヘッジ損益 |
|
△ |
|
評価・換算差額等合計 |
|
△ |
|
新株予約権 |
|
|
|
純資産合計 |
|
|
|
負債純資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:百万円) |
|
|
前事業年度 (自 2020年4月1日 至 2021年3月31日) |
当事業年度 (自 2021年4月1日 至 2022年3月31日) |
|
売上高 |
|
|
|
リース売上高 |
|
|
|
割賦売上高 |
|
|
|
営業貸付収益 |
|
|
|
受取手数料 |
|
|
|
その他の売上高 |
|
|
|
売上高合計 |
|
|
|
売上原価 |
|
|
|
リース原価 |
|
|
|
割賦原価 |
|
|
|
資金原価 |
|
|
|
その他の売上原価 |
|
|
|
売上原価合計 |
|
|
|
売上総利益 |
|
|
|
販売費及び一般管理費 |
|
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|
営業利益 |
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|
|
営業外収益 |
|
|
|
受取利息 |
|
|
|
受取配当金 |
|
|
|
受取賃貸料 |
|
|
|
受取手数料 |
|
|
|
投資事業組合運用益 |
|
|
|
その他の営業外収益 |
|
|
|
営業外収益合計 |
|
|
|
営業外費用 |
|
|
|
支払利息 |
|
|
|
社債発行費 |
|
|
|
匿名組合投資損失 |
|
|
|
その他の営業外費用 |
|
|
|
営業外費用合計 |
|
|
|
経常利益 |
|
|
|
特別利益 |
|
|
|
投資有価証券売却益 |
|
|
|
関係会社株式売却益 |
|
|
|
関係会社清算益 |
|
|
|
その他の関係会社有価証券売却益 |
|
|
|
負ののれん発生益 |
|
|
|
特別利益合計 |
|
|
|
特別損失 |
|
|
|
投資有価証券売却損 |
|
|
|
関係会社株式評価損 |
|
|
|
関係会社清算損 |
|
|
|
特別損失合計 |
|
|
|
税引前当期純利益 |
|
|
|
法人税、住民税及び事業税 |
|
|
|
法人税等調整額 |
|
△ |
|
法人税等合計 |
|
|
|
当期純利益 |
|
|