株式会社さくらケーシーエス

SAKURA KCS Corporation
神戸市中央区播磨町21番1
証券コード:47610
業界:情報・通信業
有価証券報告書の提出日:2023年6月22日

(1) 連結経営指標等

回次

第51期

第52期

第53期

第54期

第55期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

21,945

23,833

24,658

24,794

23,588

経常利益

(百万円)

596

845

887

878

1,038

親会社株主に帰属する
当期純利益

(百万円)

384

473

736

602

748

包括利益

(百万円)

318

312

1,262

620

660

純資産額

(百万円)

15,552

15,686

16,814

17,341

17,833

総資産額

(百万円)

20,651

21,546

22,824

22,287

22,808

1株当たり純資産額

(円)

1,388.73

1,400.64

1,501.39

1,548.42

1,592.36

1株当たり当期純利益

(円)

34.28

42.30

65.73

53.76

66.86

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

75.3

72.8

73.7

77.8

78.2

自己資本利益率

(%)

2.5

3.0

4.5

3.5

4.3

株価収益率

(倍)

23.5

17.9

13.1

14.8

12.1

営業活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

672

1,673

725

187

1,743

投資活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

376

111

245

561

201

財務活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

491

576

563

569

518

現金及び現金同等物の
期末残高

(百万円)

7,328

8,314

8,722

7,403

8,428

従業員数

(人)

1,105

1,109

1,104

1,091

1,075

[外、平均臨時雇用者数]

[526]

[491]

[479]

[436]

[381]

 

(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第54期の期首から適用しており、第54期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準を適用した後の指標等となっております。

3 「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日)等を第54期の期首から適用しており、第54期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

回次

第51期

第52期

第53期

第54期

第55期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(百万円)

20,740

22,865

23,677

23,745

22,403

経常利益

(百万円)

571

793

870

872

1,047

当期純利益

(百万円)

375

425

732

605

759

資本金

(百万円)

2,054

2,054

2,054

2,054

2,054

発行済株式総数

(株)

11,200,000

11,200,000

11,200,000

11,200,000

11,200,000

純資産額

(百万円)

14,408

14,630

15,532

16,071

16,748

総資産額

(百万円)

19,296

20,250

21,295

20,703

21,491

1株当たり純資産額

(円)

1,286.52

1,306.34

1,386.89

1,435.03

1,495.49

1株当たり配当額

(円)

16.00

12.00

12.00

14.00

18.00

(内1株当たり中間配当額)

(6.00)

(6.00)

(6.00)

(6.00)

(7.00)

1株当たり当期純利益

(円)

33.57

38.02

65.40

54.09

67.78

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

74.7

72.2

72.9

77.6

77.9

自己資本利益率

(%)

2.6

2.9

4.9

3.8

4.6

株価収益率

(倍)

24.0

19.9

13.2

14.7

12.0

配当性向

(%)

47.7

31.6

18.3

25.9

26.6

従業員数

(人)

973

979

984

972

970

株主総利回り

(%)

117.9

112.5

129.7

121.8

126.5

(比較情報:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

1,068

1,083

999

1,130

964

最低株価

(円)

697

655

757

760

756

 

(注) 1 潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2 最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第二部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所スタンダード市場におけるものであります。

3 第51期の1株当たり配当額16.00円には、創立50周年記念配当4.00円を含んでおります。

第55期の1株当たり配当額18.00円のうち、期末配当額11.00円については、2023年6月29日開催予定の定時株主総会の決議事項となっております。

5 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第54期の期首から適用しており、第54期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準を適用した後の指標等となっております。

6 「時価の算定に関する会計基準」(企業会計基準第30号 2019年7月4日)等を第54期の期首から適用しており、第54期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準を適用した後の指標等となっております。

 

 

2 【沿革】

 

1969年3月

神戸市葺合区(現 中央区)に「株式会社神戸コンピューターサービス」を設立

1969年5月

データ入力サービス(パンチ業務)及び計算受託サービスを開始

1971年9月

 

「株式会社神戸銀行(注)」と「富士通株式会社」の資本・経営参加

本社を神戸市生田区(現 中央区)に移転

1973年7月

 

「株式会社姫路電子計算センター」と合併

姫路市に「姫路センター(現 姫路オフィス)」を開設

1974年8月

大阪市北区に「大阪事務所(現 大阪オフィス)」を開設

1978年9月

「株式会社ユニオンコンピュータービューロー」と合併

1979年3月

 

東京都中央区に「ケーシーエスソフト株式会社(100%子会社)」を設立し、「西野通信工業株式会社」のソフトウェア部門を営業譲受

1980年9月

 

データ事業部を分離し、神戸市生田区(現 中央区)に「ケーシーエスデータ株式会社(100%子会社・現 株式会社KCSソリューションズ)」を設立

1983年10月

本社を神戸市中央区の「株式会社太陽神戸銀行(注)神戸元町研修会館ビル」に移転

1984年3月

リース事業部を分離し、神戸市中央区に子会社「ケーシーエスリース株式会社」を設立

1985年5月

東京都港区に「ソフト開発部東京分室」を開設

1988年7月

商号を「株式会社ケーシーエス」に変更

1988年12月

「ケーシーエスリース株式会社」の株式を一部売却し、非子会社化

1991年10月

子会社「ケーシーエスソフト株式会社」と合併

1992年4月

商号を「株式会社さくらケーシーエス」に変更

1995年1月

 

神戸市中央区の「さくら銀行(注)関西事務センター(神戸)ビル」の一部を取得、同所に本社を移転

1998年10月

「プライバシーマーク」認定を取得

1999年7月

品質マネジメントシステム規格「ISO 9001、ISO 9002」(*1)の認証を取得(*2)

1999年10月

神戸市中央区に「アウトソーシングセンター(現 データセンター)」を開設

2000年6月

大阪証券取引所市場第二部に上場

2002年9月

情報セキュリティマネジメントシステム「ISMS」(*3)の認証を取得(*4)

2012年8月

ITサービスマネジメントシステム規格「ISO/IEC 20000」(*5)の認証を取得(*4)

2013年4月

株式取得により、「株式会社シィ・エイ・ティ」を100%子会社化

2013年7月

東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合により東京証券取引所市場第二部へ上場

2014年3月

 

子会社である「ケーシーエスデータ株式会社」と「株式会社シィ・エイ・ティ」を統合し、新会社の商号を「株式会社KCSソリューションズ」に変更

2014年10月

事業継続マネジメントシステム規格「ISO 22301」(*6)の認証を取得(*4)

2021年4月

名古屋市中区に「名古屋オフィス」を開設

2022年4月

東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所スタンダード市場へ上場

 

 

(注) 株式会社神戸銀行、株式会社太陽神戸銀行及び株式会社さくら銀行は、現在の株式会社三井住友銀行であります。

 

*1 「ISO 9001、ISO 9002」とは、製品やサービスを提供する企業が、一定の品質を保証する社内体制を整備しているかどうかを認定する国際品質保証規格のことであります。なお、ISO 9002は、現在、ISO 9001に統合されております。

*2 本有価証券報告書提出日現在において、システム事業部が取得しております。

*3 「ISMS」とは、情報セキュリティ管理に関する国際基準に基づく情報セキュリティマネジメントシステム適合性評価制度の略称であります。なお、ISMS認証基準は、現在、情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際規格ISO/IEC 27001へ移行されております。

*4 2023年4月1日付の組織変更においてアウトソーシングセンターが廃止されたことにより、本有価証券報告書提出日現在においては、公共事業部の一部及びデータセンターの一部が取得しております。

*5 「ISO/IEC 20000」とは、ITサービスを提供している組織が、サービスの内容やリスクを明確化することで、ITサービスの継続的な管理、高い効率性、継続的改善を実現するための国際規格のことであります。

*6 「ISO 22301」とは、事業継続を困難にする地震や火災、ITシステム障害や金融危機、取引先の倒産などの災害・事故・事件などに対して、事業継続能力を効果的かつ効率的に維持・改善するための国際規格のことであります。

 

 

3 【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、その他の関係会社2社、連結子会社1社で構成されております。

当社及び連結子会社(以下、「当企業集団」という。)は、組織上の事業部門「金融関連部門」、「公共関連部門」及び「産業関連部門」の3つを報告セグメントとしております。「金融関連部門」は金融機関向け、「公共関連部門」は地方公共団体向け、「産業関連部門」は一般事業法人向けのお客さまを対象としており、お客さまのさまざまな情報化ニーズに対して、その企画段階からシステム構築、システム機器販売、システム運用管理まで、総合的な情報サービスを提供しております。

また、当企業集団は、その他の関係会社である株式会社三井住友フィナンシャルグループ及び同社のグループ会社(以下、「SMBCグループ」という。)において、総合情報サービス会社と位置付けられ、SMBCグループとは、営業取引以外にも資金取引などがあり、緊密な関係にあります。

 

当企業集団は、次の品目に関係する事業を行っております。

 

(注) 当企業集団は、情報サービスの総合的な提供を事業内容としており、各セグメントとも同一の事業内容でありますので、事業の内容として品目別に区分して開示しております。

 

(1) 情報サービス
① システム構築

当企業集団の主力品目であり、さまざまな業種(金融、公共、製造・流通・サービスなど)のお客さまに対し、アプリケーション・ソフトウェアの受託開発、パッケージソフトの開発・販売などを行っております。

なお、主要取引先は、SMBCグループ、富士通グループ、金融機関、地方公共団体及び一般事業法人であります。

 

② システム運用管理

クラウドサービスやBPOサービス(*1)を始め、ハウジングサービス(*2)やホスティングサービス(*3)などのデータセンターサービスやデータ入力、印刷などを含めたアウトソーシング事業を行っております。

なお、主要取引先は、SMBCグループ、金融機関、地方公共団体及び一般事業法人であります。

 

③ その他の情報サービス

システム基盤やネットワーク環境など、デジタル基盤に関する設計・構築などを行っております。また、上記①、②及び下記(2)の取引先などに対し、コンピューター保守業務、サプライ用品販売などを行っております。

 

(2) システム機器販売

各種コンピューター機器の選定・販売や関連する周辺機器・備品等の販売を行っております。

主要仕入先は、富士通Japan株式会社であり、主要販売先は、SMBCグループ、金融機関、地方公共団体及び一般事業法人であります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1 「BPOサービス」とは、Business Process Outsourcingサービスの略で、単なる情報システムのアウトソーシングではなく、お客さまの業務についてその企画・運営から人材の確保まで、一貫して請け負うサービスのことであります。

*2 「ハウジングサービス」とは、ユーザーの通信機器や情報発信用のコンピューター(サーバー)を、回線設備の整った事業者の施設に設置するサービスのことであります。

*3 「ホスティングサービス」とは、事業者が所有する情報発信用のコンピューター(サーバー)の容量の一部を、ユーザーに貸し出すサービスのことであります。

 

 

事業の系統図は次のとおりであります。


 

(注) 1 ㈱三井住友フィナンシャルグループ及び㈱三井住友銀行は、当社のその他の関係会社であります。

2 ㈱三井住友銀行及び㈱日本総合研究所は、㈱三井住友フィナンシャルグループの連結子会社であります。

3 三井住友ファイナンス&リース㈱及び富士通Japan㈱は、当社の法人主要株主であります。

4 ㈱KCSソリューションズは、当社の連結子会社であります。

5 SMBCグループの各社とは、主に金融関連部門が取引を行っております。

6 三井住友ファイナンス&リース㈱とのリース取引については、金融関連部門、公共関連部門、産業関連部門が取引を行っております。

7 富士通Japan㈱とは、金融関連部門、公共関連部門、産業関連部門が取引を行っております。

 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金
又は出資金

(百万円)

主要な事業

の内容

議決権の所有
又は被所有割合

(%)

関係内容

(その他の関係会社)

 

 

 

 

 

  ㈱三井住友フィナンシャルグループ
(注)1

東京都

千代田区

2,342,537

銀行持株会社

被所有 29.77  

    (29.77)

当社のその他の関係会社である㈱三井住友銀行の完全親会社であります。

  ㈱三井住友銀行
(注)1
 

東京都

千代田区

1,770,996

銀行業

被所有 29.77

    (1.25)

    [17.68]

システム構築及びシステム運用管理の受託等、資金の預入等、役員の転籍

(連結子会社)

 

 

 

 

 

  ㈱KCSソリューションズ
(注)2

神戸市

中央区

10

労働者派遣

データ処理

所有  100.0

データ処理を委託

役員の兼任等6名

 

(注) 1 有価証券報告書の提出会社であります。

議決権の所有又は被所有割合の欄の( )内は、間接被所有割合で内数、[ ]内は緊密な者又は同意している者の所有割合で外数であります。

2 特定子会社に該当しません。

有価証券届出書及び有価証券報告書を提出しておりません。

売上高(連結会社相互間の内部売上を除く)の連結売上高に占める割合が100分の10以下であるため、主要な損益情報等の記載を省略しております。

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

金融関連部門

 

215

 

[217]

公共関連部門

 

289

 

[95]

産業関連部門

 

420

 

[57]

全社共通

 

151

 

[12]

合計

 

1,075

 

[381]

 

(注) 1 従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は最近1年間の平均就労人数を、[  ]内に外数で記載しております。なお、取締役を兼務しない執行役員19人は従業員数に含めておりません。

2 全社共通として記載しております従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

(2) 提出会社の状況

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

970

44.6

20.7

6,325

 

 

セグメントの名称

従業員数(人)

金融関連部門

177

 

公共関連部門

254

 

産業関連部門

410

 

全社共通

129

 

合計

970

 

 

(注) 1 従業員数は就業人員であります。なお、取締役を兼務しない執行役員19人は従業員数に含めておりません。

2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含めております。

3 全社共通として記載しております従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

 

(3) 労働組合の状況

当社の労働組合は、全日本電機・電子・情報関連産業労働組合連合会に属し、組合員は704名でユニオンショップ制となっております。

なお、労使間の問題もなく、労働協約の定めるところに従い、健全な労使関係を保っております。

連結子会社である株式会社KCSソリューションズは、労働組合が組織されておりません。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

① 提出会社

当事業年度

補足説明

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

5.0

63.6

71.4

76.6

48.8

 

(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

② 連結子会社

当事業年度

補足説明

名称

管理職に

占める

女性労働者

の割合(%)

(注1)

男性労働者の

育児休業

取得率(%)

(注2)

労働者の男女の

賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

㈱KCSソリューションズ

41.7

74.0

95.7

67.6

 

(注) 1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が当企業集団の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当企業集団が判断したものであります。

 

(1) 情報セキュリティに関するリスク

当企業集団は、お客さまへの情報サービスの提供にあたり、個人情報や機密情報を含むさまざまな情報資産をお預かりしております。不正アクセスやサイバー攻撃、コンピューターウイルスといった情報セキュリティ上の問題及びシステムの障害、人的ミス等によりこれらの情報資産を流出させた場合には、お客さまなどからの損害賠償請求や信用失墜などにより、当企業集団の経営成績等に一定の影響を及ぼすことが考えられます。

こうしたリスクをサステナビリティに関する重要なリスクとして認識し、リスク回避のための具体的な取り組みを推進しております。また、「情報セキュリティ委員会」において管理体制を含めた情報セキュリティに関する事項全般及び個別の情報セキュリティ対策について協議を実施しているほか、個人情報保護対策としてプライバシーマークを取得しております。また、必要に応じて外部専門家の助言を取り入れるなど、情報セキュリティ管理の高度化を図っております。その他、大量の情報を取り扱うデータセンターサービスやBPOサービスの運営部署においては、第三者機関から情報セキュリティに関する国際規格「ISO/IEC 27001」の認証を受けております。

 

(2) 環境変化に伴うお客さまの情報化投資動向に関するリスク

当企業集団は、金融機関及び地方公共団体、一般事業法人など、幅広い分野・業種のお客さまに対して、情報サービスの総合的な提供を行っております。お客さまにおける情報化投資動向は、社会情勢や景気変動、法令・規制・制度変更など環境変化に左右されるため、これらによって、当企業集団の経営成績等に一定の影響を及ぼす可能性があります。

こうしたリスクへの対応策として、新規顧客開拓や既存顧客深耕による顧客基盤の拡大及び事業ポートフォリオの再構築に取り組んでいるほか、サービス提供型のストックビジネスを強化することにより、経営成績等の安定化に取り組んでおります。また、経営成績等の急激な変動に備えるため、内部留保の充実及び十分な現預金残高の確保により、健全な財務体質の維持に努めております。

 

(3) 特定の取引先の動向に関するリスク

その他の関係会社である株式会社三井住友フィナンシャルグループ及び株式会社三井住友銀行の両社を含むSMBCグループ並びに法人主要株主である富士通Japan株式会社を含む富士通グループは、当企業集団の大口かつ安定した取引先であり、両グループの業績及び情報化投資が当企業集団の経営成績等に一定の影響を及ぼす可能性があります。

こうしたリスクへの対応策として、両グループとの取引深耕と両グループ以外のビジネス拡大につながる新しい技術への取り組みや新しい事業領域への参入を進めるとともに、両グループの動向に左右されない一般民需分野向け直販ビジネスを強化することにより、影響の軽減を図ってまいります。

 

 

(4) システム構築業務に関するリスク

当企業集団の主力品目であるシステム構築については、お客さまからの要求が複雑化・大型化・短納期化する傾向にあり、お客さまと合意した品質・納期の未達成やコストの増加などにより不採算化することで、当企業集団の経営成績等に一定の影響を及ぼす可能性があります。

こうしたリスクへの対応策として、大規模システム構築案件のリスク管理強化の観点から、関連部門による「見積検討会」において受託是非の検討を行うとともに、取締役社長等本部役員をはじめプロジェクト担当部署及びその他の所管部署を構成メンバーとした「システム案件協議会」において案件毎の受託可否の判断のほか進捗状況確認や対応指示などを行う体制をとっております。さらに、「本部の所管部門による第三者検証」「不採算案件の予兆段階での早期発見」「予兆を発見した案件の個別管理及び全社的対応による早期収束」に加え、2022年4月より「大口不採算となり得る案件を集中対応により早期収束を図る専任組織」を新設するなど、社内管理体制を強化しております。また、こうした体制強化などの組織対応に加え、「プロジェクト管理ツール」によるモニタリングなどシステム面でも対応を強化しており、全社を挙げて不採算案件の発生抑制及び品質の向上に努めております。

 

(5) システム運用管理業務に関するリスク

当企業集団のシステム運用管理業務については、自社保有のデータセンターによる各種サービスやBPOサービスの提供を行っており、大規模な自然災害や設備の不具合、感染症のパンデミック、運用上のミス等によりサービスの提供に重大な支障が生じた場合には、お客さまなどからの損害賠償請求や信用失墜などにより、当企業集団の経営成績等に一定の影響を及ぼすことが考えられます。

こうしたリスクへの対応策として、各種設備の維持・強化や他のデータセンター保有事業者との相互協力・バックアップ体制の構築、運用要員の育成、執務環境の整備、一部の運用業務のリモート化など、運営体制の強化に取り組んでおります。また、第三者機関からITサービスマネジメントシステムに関する国際規格「ISO/IEC 20000」及び事業継続マネジメントシステムに関する国際規格「ISO 22301」の認証を受けております。

 

 

5 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

 

2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社

2023年3月31日現在

事業所

(所在地)

セグメントの

名称

設備の

内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

土地

(面積㎡)

建物

及び

構築物

工具、

器具及び

備品

リース

資産

(有形)

ソフト

ウェア

リース

資産

(無形)

合計

本社

(神戸市中央区)

金融関連部門

公共関連部門

産業関連部門

全社共通

生産

事務所

927

(904.64)

317

25

381

167

17

1,837

566

データセンター

(神戸市中央区)

公共関連部門

産業関連部門

生産

事務所

194

71

238

321

2

829

61

東京本社

(東京都中央区)

金融関連部門

公共関連部門

産業関連部門

全社共通

生産

事務所

7

8

16

32

296

姫路オフィス

(兵庫県姫路市)

産業関連部門

全社共通

生産

事務所

15

2

18

18

大阪オフィス

(大阪市中央区)

産業関連部門

生産

事務所

6

0

6

28

 

(注) 1 土地及び建物の一部を賃借しており、賃借料は338百万円であります。

2 「リース資産(有形)」の帳簿価額には建設仮勘定が含まれております。

3 現在休止中の主要な設備はありません。

 

(2) 国内子会社

2023年3月31日現在

会社名

事業所

(所在地)

セグメントの

名称

設備の

内容

帳簿価額(百万円)

従業

員数

(人)

土地

(面積㎡)

建物

及び

構築物

工具、

器具及び

備品

リース

資産

(有形)

ソフト

ウェア

リース

資産

(無形)

合計

株式会社KCSソリューションズ

本社

(神戸市

中央区)

金融関連部門

公共関連部門

産業関連部門

全社共通

生産

事務所

50

8

6

65

59

 

(注) 建物の一部を賃借しており、賃借料は65百万円であります。

 

(3) 在外子会社

該当する子会社はありません。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

40,000,000

40,000,000

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

 

(5) 【所有者別状況】

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数  100株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び

地方公共

団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人

その他

個人以外

個人

株主数

(人)

7

16

25

11

915

974

所有株式数

(単元)

36,739

160

41,677

424

32,990

111,990

1,000

所有株式数の割合(%)

32.81

0.14

37.21

0.38

29.46

100.00

 

(注)  自己株式789株は、「個人その他」に7単元、「単元未満株式の状況」に89株含まれております。

なお、期末日現在の実質的な所有株式数も、789株であります。

 

(6) 【大株主の状況】

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

株式会社三井住友銀行

東京都千代田区丸の内1丁目1-2

3,193

28.51

三井住友ファイナンス&リース株式会社

東京都千代田区丸の内1丁目3番2号

1,980

17.67

富士通Japan株式会社

東京都港区東新橋1丁目5-2

1,550

13.84

さくらケーシーエス従業員持株会

神戸市中央区播磨町21-1

973

8.69

水元 公仁

東京都新宿区

284

2.53

株式会社みなと銀行

神戸市中央区三宮町2丁目1-1

193

1.72

SMBCコンサルティング株式会社

東京都中央区八重洲1丁目3-4

140

1.25

グローリー株式会社

兵庫県姫路市下手野1丁目3-1

100

0.89

日本生命保険相互会社

東京都千代田区丸の内1丁目6番6号

80

0.71

兵庫トヨタ自動車株式会社

神戸市中央区磯辺通4丁目2番12号

80

0.71

8,575

76.57

 

 

①【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

7,403

8,428

 

 

受取手形

6

18

 

 

売掛金

6,857

6,582

 

 

契約資産

1,014

993

 

 

商品

70

165

 

 

仕掛品

※1 46

※1 36

 

 

貯蔵品

8

6

 

 

その他

427

520

 

 

貸倒引当金

0

0

 

 

流動資産合計

15,834

16,750

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物

3,244

3,297

 

 

 

 

減価償却累計額

2,619

2,705

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

624

591

 

 

 

工具、器具及び備品

550

507

 

 

 

 

減価償却累計額

385

387

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

164

120

 

 

 

土地

956

927

 

 

 

リース資産

2,559

2,597

 

 

 

 

減価償却累計額

1,809

2,030

 

 

 

 

リース資産(純額)

750

566

 

 

 

建設仮勘定

47

54

 

 

 

有形固定資産合計

2,543

2,261

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

リース資産

30

20

 

 

 

その他

698

537

 

 

 

無形固定資産合計

729

557

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

1,490

1,627

 

 

 

繰延税金資産

40

39

 

 

 

退職給付に係る資産

1,190

1,114

 

 

 

その他

494

491

 

 

 

貸倒引当金

34

34

 

 

 

投資その他の資産合計

3,181

3,239

 

 

固定資産合計

6,453

6,057

 

資産合計

22,287

22,808

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

1,548

1,454

 

 

リース債務

339

286

 

 

未払法人税等

282

389

 

 

契約負債

75

84

 

 

賞与引当金

934

1,129

 

 

受注損失引当金

※1 16

※1 12

 

 

その他

814

900

 

 

流動負債合計

4,010

4,258

 

固定負債

 

 

 

 

リース債務

535

374

 

 

繰延税金負債

138

88

 

 

役員退職慰労引当金

171

165

 

 

退職給付に係る負債

91

88

 

 

固定負債合計

936

717

 

負債合計

4,946

4,975

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

2,054

2,054

 

 

資本剰余金

2,228

2,228

 

 

利益剰余金

12,185

12,766

 

 

自己株式

0

0

 

 

株主資本合計

16,468

17,049

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

579

665

 

 

退職給付に係る調整累計額

293

118

 

 

その他の包括利益累計額合計

872

784

 

純資産合計

17,341

17,833

負債純資産合計

22,287

22,808

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 24,794

※1 23,588

売上原価

※3※4 19,759

※3※4 18,288

売上総利益

5,034

5,299

販売費及び一般管理費

※2※5 4,215

※2※5 4,306

営業利益

819

993

営業外収益

 

 

 

受取利息

1

0

 

受取配当金

42

44

 

保険配当金

12

1

 

助成金収入

12

12

 

雑収入

12

12

 

営業外収益合計

82

71

営業外費用

 

 

 

支払利息

19

12

 

固定資産除売却損

0

13

 

雑損失

3

0

 

営業外費用合計

23

26

経常利益

878

1,038

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

-

※6 38

 

特別利益合計

-

38

税金等調整前当期純利益

878

1,077

法人税、住民税及び事業税

242

339

法人税等調整額

33

10

法人税等合計

276

328

当期純利益

602

748

親会社株主に帰属する当期純利益

602

748

 

1 報告セグメントの概要

報告セグメントの決定方法、各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

当企業集団の報告セグメントは、当企業集団の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当企業集団は、さまざまな業種(金融、公共、製造・流通・サービスなど)の顧客に対応した、総合的な情報サービスの提供を事業内容としております。

従って、当企業集団は組織上の事業部門「金融関連部門」、「公共関連部門」及び「産業関連部門」の3つを報告セグメントとしております。

「金融関連部門」は金融機関向け、「公共関連部門」は地方公共団体向け、「産業関連部門」は一般事業法人向けの情報サービスの提供を行っております。

 

①【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

※1 6,297

※1 7,314

 

 

受取手形

6

18

 

 

売掛金

※1 6,721

※1 6,452

 

 

契約資産

1,012

988

 

 

商品

70

165

 

 

仕掛品

46

36

 

 

貯蔵品

7

6

 

 

前払費用

274

302

 

 

その他

※1 135

※1 198

 

 

貸倒引当金

0

0

 

 

流動資産合計

14,572

15,482

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

561

539

 

 

 

構築物

2

2

 

 

 

工具、器具及び備品

148

109

 

 

 

土地

956

927

 

 

 

リース資産

750

566

 

 

 

建設仮勘定

47

54

 

 

 

有形固定資産合計

2,466

2,200

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

670

506

 

 

 

リース資産

30

20

 

 

 

電話加入権

18

18

 

 

 

無形固定資産合計

719

545

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

1,490

1,627

 

 

 

関係会社株式

235

235

 

 

 

破産更生債権等

7

7

 

 

 

長期前払費用

88

85

 

 

 

前払年金費用

768

943

 

 

 

敷金及び保証金

333

341

 

 

 

会員権

57

57

 

 

 

貸倒引当金

34

34

 

 

 

投資その他の資産合計

2,945

3,263

 

 

固定資産合計

6,131

6,009

 

資産合計

20,703

21,491

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

※1 1,568

※1 1,450

 

 

リース債務

339

286

 

 

未払金

※1 150

※1 293

 

 

未払費用

280

289

 

 

未払法人税等

275

388

 

 

未払消費税等

241

179

 

 

契約負債

76

85

 

 

預り金

24

45

 

 

賞与引当金

907

1,103

 

 

受注損失引当金

16

12

 

 

設備関係未払金

27

22

 

 

流動負債合計

3,908

4,158

 

固定負債

 

 

 

 

リース債務

535

374

 

 

繰延税金負債

9

35

 

 

退職給付引当金

8

9

 

 

役員退職慰労引当金

170

163

 

 

固定負債合計

724

584

 

負債合計

4,632

4,742

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

2,054

2,054

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

2,228

2,228

 

 

 

資本剰余金合計

2,228

2,228

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

128

128

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

別途積立金

6,555

6,555

 

 

 

 

繰越利益剰余金

4,525

5,116

 

 

 

利益剰余金合計

11,209

11,800

 

 

自己株式

0

0

 

 

株主資本合計

15,491

16,083

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

579

665

 

 

評価・換算差額等合計

579

665

 

純資産合計

16,071

16,748

負債純資産合計

20,703

21,491

 

②【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 23,745

※1 22,403

売上原価

※1 19,001

※1 17,372

売上総利益

4,743

5,031

販売費及び一般管理費

※1※2 3,949

※1※2 4,047

営業利益

793

984

営業外収益

 

 

 

受取利息及び受取配当金

※1 63

※1 54

 

その他

※1 39

※1 30

 

営業外収益合計

103

85

営業外費用

 

 

 

支払利息

19

12

 

その他

6

9

 

営業外費用合計

25

22

経常利益

872

1,047

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

-

※3 38

 

特別利益合計

-

38

税引前当期純利益

872

1,086

法人税、住民税及び事業税

234

338

法人税等調整額

32

11

法人税等合計

266

326

当期純利益

605

759