株式会社CAICA DIGITAL
CAICA DIGITAL Inc.
港区南青山五丁目11番9号
証券コード:23150
業界:情報・通信業
有価証券報告書の提出日:2023年1月27日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第30期

第31期

第32期

第33期

第34期

決算年月

2018年
10月

2019年
10月

2020年
10月

2021年
10月

2022年
10月

売上高

(千円)

7,640,243

7,600,508

6,003,323

5,946,824

6,442,575

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

612,798

1,111,856

903,881

929,310

1,395,313

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(千円)

550,933

1,753,317

557,819

799,897

6,244,896

包括利益

(千円)

640,932

1,835,499

604,095

964,983

6,371,597

純資産額

(千円)

7,266,269

6,044,184

9,239,217

11,396,624

5,152,790

総資産額

(千円)

11,022,789

10,494,997

11,297,215

107,218,127

59,032,797

1株当たり純資産額

(円)

201.47

150.62

145.50

97.38

42.81

1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額(△)

(円)

15.40

48.61

13.79

10.87

54.69

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

65.9

51.8

81.8

10.3

8.3

自己資本利益率

(%)

9.8

27.6

7.6

7.9

78.3

株価収益率

(倍)

25.98

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

373,218

232,601

591,209

2,069,201

1,144,092

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

4,168,880

1,203,222

446,550

187,484

212,310

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

4,206,758

1,173,921

2,540,213

1,544,959

229,679

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

2,482,857

2,564,276

4,960,433

4,248,977

2,671,569

従業員数

(名)

710

521

428

492

459

 

(注) 1 第31期から第34期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

2 第30期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3 第31期から第34期の株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失が計上されているため記載しておりません。

4 第31期より「資金決済法における仮想通貨の会計処理等に関する当面の取扱い」(実務対応報告第38号 平成30年3月14日)を適用しており、第30期については、遡及適用後の数値を記載しております。

5 当社は、2021年5月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っております。第30期の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額を算出しております。

6 第33期における総資産額の大幅な増加及び自己資本比率の大幅な減少については、株式会社カイカエクスチェンジホールディングス及びその子会社を連結子会社として連結の範囲に含めたことによるものであります。

 

7 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第34期の期首から適用しており、第34期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第30期

第31期

第32期

第33期

第34期

決算年月

2018年
10月

2019年
10月

2020年
10月

2021年
10月

2022年
10月

売上高

(千円)

4,867,074

5,053,549

1,799,925

153,280

436,483

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

751,015

8,710

218,126

308,514

110,117

当期純利益又は当期純損失(△)

(千円)

809,114

1,504,707

121,831

3,114,061

12,895,347

資本金

(千円)

1,000,000

1,000,000

3,193,697

997,732

50,000

発行済株式総数

(株)

360,858,455

360,858,455

635,070,646

113,728,094

114,269,094

純資産額

(千円)

7,201,858

5,599,106

10,091,854

17,257,994

4,422,162

総資産額

(千円)

12,250,335

11,671,614

14,430,289

20,706,235

5,188,027

1株当たり純資産額

(円)

199.68

155.24

158.93

151.78

38.70

1株当たり配当額

(円)

(内1株当たり
中間配当額)

(円)

(―)

(―)

(―)

(―)

(―)

1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額(△)

(円)

22.61

41.72

3.01

42.32

112.94

潜在株式調整後1株
当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

58.8

48.0

69.9

83.3

85.2

自己資本利益率

(%)

14.9

23.5

1.6

22.8

119.0

株価収益率

(倍)

17.7

63.1

配当性向

(%)

従業員数

(名)

406

395

13

16

16

株主総利回り

(%)

57.1

35.7

27.1

31.0

16.1

(比較指標:配当込み
TOPIX)

(%)

(95.2)

(98.9)

(96.0)

(124.2)

(123.0)

最高株価

(円)

83

41

63

335
(88)

223

最低株価

(円)

36

22

13

152
(14)

99

 

(注) 1 第30期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2 第31期、第33期及び第34期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

3 第32期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。

4 第31期、第33期及び第34期の株価収益率については、当期純損失が計上されているため記載しておりません。

5 1株当たり配当額及び配当性向については、配当を実施していないため記載しておりません。

6 第31期より「資金決済法における仮想通貨の会計処理等に関する当面の取扱い」(実務対応報告第38号 平成30年3月14日)を適用しており、第30期については、遡及適用後の数値を記載しております。

7 当社は、2021年5月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っております。第30期の期首に当該株式併合が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額を算出しております。

 

8 最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所(スタンダード市場)におけるものであります。なお、第33期の株価については、株式併合後の最高株価・最低株価を記載しており、( )内に株式併合前の最高株価・最低株価を記載しております。

9 当社は、2020年3月1日付で持株会社体制へ移行しております。このため、第32期の主な経営指標等は第31期以前と比較して大きく変動しております。

10 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第34期の期首から適用しており、第34期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2 【沿革】

1989年7月

東京都文京区音羽に、アメリカのSUN ASSOCIATES INC.の日本現地法人として「株式会社サン・ジャパン」を設立(資本金20百万円)。ソフトウェア開発業務を開始。

1990年12月

中国江蘇省南京市に、「日本恒星(南京)電脳系統有限公司」を設立。

1991年11月

本社を東京都中央区日本橋浜町に移転。

SUN ASSOCIATES INC.が保有する当社株式を当社役職員が全額引き取り同社との資本関係を解消。

1993年8月

中国の大手総合エネルギー会社中国華能集団公司のグループ会社である「常州華新技術開発有限公司」(中国江蘇省常州市)へ資本参加。

1994年12月

中国安徽省合肥市に、中国科学技術大学科技実業総公司との合弁会社「合肥科大恒星計算機技術研究有限公司」を設立(出資比率60.0%)。

1997年5月

三菱商事株式会社より「上海菱通軟件技術有限公司」(中国上海市)を買収、「日本恒星(南京)電脳系統有限公司」より日本向けソフトウェア開発部門を分離し、同社へ移管。

1998年6月

本社を東京都中央区新川に移転。

1999年2月

中国江蘇省南京市に、「南京日恒信息系統有限公司」(出資比率100.0%)を設立、「上海菱通軟件技術有限公司」より日本向けソフトウェア開発部門を分離し、同社に移管。

1999年3月

「上海菱通軟件技術有限公司」の出資持分を一部譲渡。

1999年12月

中国安徽省合肥市に、「合肥科大恒星計算機技術研究有限公司」と中国科学技術大学グループ会社4社との新設合併により「科大創新股份有限公司」を設立(出資比率8.2%)。

2000年11月

中国安徽省合肥市に、中国科学技術大学グループ会社「科大創新股份有限公司」及びソフトバンク・テクノロジー・ホールディングス株式会社との合弁会社「安徽科大恒星電子商務技術有限公司」を設立(出資比率32.0%)し、「科大創新股份有限公司」のソフトウェア開発部門を移管。

2001年3月

「日本恒星(南京)電脳系統有限公司」、「上海菱通軟件技術有限公司」の出資持分及び「科大創新股份有限公司」の出資株式を全額譲渡。

2003年3月

日本証券業協会に株式を店頭登録。

2003年4月

「安徽科大恒星電子商務技術有限公司」の出資持分を追加取得し、連結子会社化(出資比率51.0%)。

2003年9月

「常州華新技術開発有限公司」の出資持分を全額譲渡。

2004年3月

中国江蘇省蘇州市に、「安徽科大恒星電子商務技術有限公司」のテレコム事業部門を分離し、同社の子会社として「蘇州科大恒星信息技術有限公司」を設立(出資比率70.0%)。

2004年10月

株式交換により、「株式会社ティー・シー・シー」を完全子会社化。

2005年3月

株式交換により、「株式会社アイビート」を完全子会社化。

2005年4月

株式会社サン・ジャパンから「株式会社SJホールディングス」へと商号変更の上、分社型の会社分割を行い、新設会社である株式会社サン・ジャパンに全ての営業を承継することで純粋持株会社化。

2005年8月

中国上海市に、子会社運営管理のために「聯迪恒星電子科技(上海)有限公司」を設立(出資比率100.0%)。

2005年12月

中国福建省福州市に、ATM、POS電子支払機及び税収管理レジスター等の金融関連商品の製造販売事業を営む「福建実達聯迪商用設備有限公司」を設立(出資比率51.0%)。

2005年12月

「アルファテック・ソリューションズ・ホールディングス株式会社」の発行済株式の全てを取得したことにより、同社及び同社子会社である「アルファテック・ソリューションズ株式会社」を完全子会社化。

 

 

2006年1月

中国福建省福州市にてメディア事業等を営む「福建十方文化伝播有限公司」の持分を取得し、連結子会社化(出資比率51.0%)。

2006年4月

株式会社ティー・シー・シーと株式会社アイビートの営業の全てを共同新設分割し、両社の営業の全てを承継させる新会社「株式会社SJアルピーヌ」を設立(出資比率100.0%)。

2006年5月

本社を東京都品川区東品川に移転。

2006年5月

南京日恒信息系統有限公司を「聯迪恒星(南京)信息系統有限公司」に商号変更。

2006年5月

福建実達聯迪商用設備有限公司を「福建聯迪商用設備有限公司」に商号変更。

2006年8月

中国福建省福州市に「福建聯迪商用設備有限公司」の子会社として「福建聯迪資訊科技有限公司」を設立(出資比率100.0%)。

2007年3月

「アルファテック・ソリューションズ・ホールディングス株式会社」の保有株式の全てを譲渡。

2007年5月

「福建十方文化伝播有限公司」の出資持分の全てを譲渡。

2007年11月

中国北京市に「聯迪恒星(北京)信息系統有限公司」を新設(出資比率80.0%)。

2008年1月

中国北京市にて、外部記憶装置を核とするシステムソリューションを提供する「北京宝利信通科技有限公司」の持分を取得し、連結子会社化(出資比率51.0%)。

2008年1月

中国香港にて、石油関連機関向け設備機器販売及び制御ソフトの開発・販売を営む「華深貿易(国際)有限公司」の株式を取得し、連結子会社化(出資比率51.0%)。

2008年2月

中国香港にて、華深貿易(国際)有限公司の親会社「Lian Di Petrochemical Tech. Ltd(聯迪石化科技有限公司)」の株式を取得し、連結子会社化(出資比率51.0%)。

2008年5月

「福建聯迪商用設備有限公司」の出資持分の全てを譲渡。

2008年6月

東京都品川区東品川に「聯迪恒星(南京)信息系統有限公司」の窓口統括子会社として「株式会社リーディングソフト」を設立(出資比率89.3%)。

2009年4月

株式会社SJアルピーヌが株式会社サン・ジャパンを吸収合併し、「株式会社SJI」に商号変更(出資比率100.0%)。

2009年7月

株式会社SJホールディングスが株式会社SJIを吸収合併し、「株式会社SJI」に商号変更。

2009年12月

中国香港にて、ITサービス事業会社を運営管理する「神州数碼通用軟件有限公司」の株式を取得し、連結子会社化(出資比率100.0%)。

2010年3月

石油化学エンジニアリングサービス事業を行う「LianDi Clean Technology Inc.」(旧Lian Di Petrochemical Tech. Ltd(聯迪石化科技有限公司))の増資に伴い連結子会社(持分比率51%)から持分法適用会社(持分比率35.98%)に異動。

2010年4月

ジャスダック証券取引所と大阪証券取引所の合併に伴い、大阪証券取引所(JASDAQ市場)に株式を上場。

2010年10月

大阪証券取引所ヘラクレス市場、同取引所JASDAQ市場及び同取引所NEO市場の各市場の統合に伴い、大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。

2011年9月

石油化学エンジニアリングサービス事業を行う「LianDi Clean Technology Inc.」の株式を取得し、連結子会社化(持分比率50.8%)。

2011年9月

「科大恒星電子商務技術有限公司」及び「北京宝利信通科技有限公司」の出資持分の全てを譲渡。

2012年7月

「中訊軟件集団股份有限公司」の株式を取得し、連結子会社化。

2013年1月

介護システム事業を行う「Care Online株式会社」の株式を取得し、連結子会社化。

2013年7月

大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場。

2013年12月

介護システム事業を行う「Care Online株式会社」の全株式を譲渡。

 

 

2014年1月

当社の西日本3事業を会社分割し、関連会社化(持分20%)。

2014年8月

「株式会社SJメディカル」の全株式を譲渡。

2014年12月~
2015年6月

「中訊軟件集団股份有限公司」の全株式を譲渡。

2014年4月~
2015年10月

「聯迪恒星(南京)信息系統有限公司」の全持分を譲渡。

2015年6月

「LianDi CleanTechnology Inc.」の全株式を譲渡。

2015年6月

「株式会社ネクスグループ」との資本業務提携。

2015年6月

第三者割当増資により資本金を5,737,135千円に増資。

2015年6月

「株式会社ネクスグループ」が当社を子会社化。

2015年10月

新株予約権の行使により資本金を6,348,558千円に増資。

2015年10月

決算期を3月から10月に変更。

2015年11月

本社を東京都目黒区に移転。

2016年10月

恒星信息(香港)有限公司の全株式を譲渡。

2017年2月

「株式会社カイカ」に商号変更。

2017年2月

システム開発を手掛ける「株式会社東京テック」を子会社化。

2017年5月

Hua Shen Trading(International)Limited 及び Rapid Capital Holdings Limited の清算結了。

2017年8月

システム開発の「株式会社ネクス・ソリューションズ」を子会社化するとともに、通信機器の開発及びそれらにかかわるシステムソリューションを提供する「株式会社ネクス」を持分法適用関連会社化。

2017年11月

第三者割当増資により資本金を8,940,292千円に増資。

2017年11月

当社の全額出資により、仮想通貨に関するシステムの研究、開発、仮想通貨の投融資、運用事業を行う「株式会社CCCT」を設立。

2018年2月

「eワラント証券株式会社」、「EWARRANT INTERNATIONAL LTD.」及び「EWARRANT FUND LTD.」の全株式を取得し、連結子会社化。

2018年3月

簡易株式交換により「株式会社ネクス・ソリューションズ」を完全子会社化。

2018年3月

資本金の額を1,000,000千円に減資。

2018年3月

連結子会社である「株式会社CCCT」による「株式会社シーズメン」との資本業務提携及び第三者割当増資の引受(持分法適用関連会社化)。

2018年10月

「株式会社フィスコデジタルアセットグループ」との資本・業務提携及び無担保転換社債型新株予約権付社債の引受。

2018年12月

「株式会社フィスコデジタルアセットグループ」を持分法適用関連会社化。

2019年4月

「アイスタディ株式会社」を連結子会社化。

 

2019年9月

「株式会社ネクス・ソリューションズ」の全株式を譲渡。

2019年10月

連結子会社である「アイスタディ株式会社」が「株式会社エイム・ソフト」及び「株式会社ネクストエッジ」の全株式を取得し連結子会社化。

2019年10月

持株会社体制への移行に伴う分割準備会社「株式会社カイカ分割準備会社」を設立。

2019年10月

eワラントグループの事務管理を行う「EWM(HONG KONG) LIMITED」を設立。

2019年11月

連結子会社である「株式会社東京テック」の全株式を同じく連結子会社である「アイスタディ株式会社」に譲渡。

2020年3月

持株会社体制に移行し、当社のシステム開発に係る事業を会社分割(吸収分割)により、当社の連結子会社である「株式会社カイカ分割準備会社」に承継し、当社は「株式会社CAICA」に、「株式会社カイカ分割準備会社」は「株式会社CAICAテクノロジーズ」に商号を変更。

 

 

2020年3月

連結子会社である「株式会社エイム・ソフト」が「株式会社ネクストエッジ」を吸収合併。

2020年3月

連結子会社である「株式会社CCCT」株式の一部譲渡。

2020年3月

6月

連結子会社である「アイスタディ株式会社」の全株式を売却。

2020年8月

本社事務所を東京都港区に移転。

2020年9月

ライツ・オファリング(ノンコミットメント型/上場型新株予約権の無償割当て)を実施し、資本金を3,193,697千円に増資。

2020年11月

SI事業者向け業務効率化支援サービスプラットフォームの運営を行う「株式会社CAICAデジタルパートナーズ」を設立し連結子会社化。

2020年12月

連結子会社である「eワラント証券株式会社」とともに、「EWC匿名組合」の運営する暗号資産ファンド及び「EWA匿名組合」の運営するアートファンドへ出資し連結子会社化。

2021年3月

持分法適用関連会社である「株式会社ネクス」の保有株式すべてを譲渡し持分法適用関連会社から除外。

2021年3月

「CK戦略投資事業有限責任組合」に出資し連結子会社化。

2021年3月

持分法適用関連会社である「株式会社Zaif Holdings」が第三者割当により発行する普通株式(DESを含む)の引受けを行うとともに同社の株式を取得し連結子会社化。これに伴い「株式会社Zaif Holdings」の子会社である「株式会社Zaif」及び「株式会社Zaif Capital」を連結子会社化。

2021年5月

第三者割当による行使価額修正条項付株式会社CAICA第2回新株予約権(停止要請条項付)を100,000個発行。

2021年8月

株式交付により「株式会社Zaif Holdings」の株式を追加取得(83.76%)

2021年11月

「株式会社CAICA」から「株式会社CAICA DIGITAL」に商号変更。

2021年11月

連結子会社である「eワラント証券株式会社」を「カイカ証券株式会社」に商号変更。

2021年11月

連結子会社である「株式会社Zaif Holdings」を「株式会社カイカエクスチェンジホールディングス」に商号変更。

2021年11月

連結子会社である「株式会社Zaif」を「株式会社カイカエクスチェンジ」に商号変更。

2021年11月

連結子会社である「株式会社Zaif Capital」を「株式会社カイカキャピタル」に商号変更。

2021年11月

会社分割により「金融サービス事業」を統括する中間持株会社「株式会社カイカフィナンシャルホールディングス」を設立。

2021年12月

連結子会社である「株式会社カイカフィナンシャルホールディングス」を通じて「株式会社フィスコ・キャピタル」の全株式を取得し、連結子会社化。

2021年12月

連結子会社である「株式会社フィスコ・キャピタル」を「株式会社カイカファイナンス」に商号変更。

2021年12月

第三者割当による行使価額修正条項付株式会社CAICA第2回新株予約権(停止要請条項付)4,010個を取得及び消却。

2022年3月

資本金の額を50,000千円に減資。

2022年4月

東京証券取引所の新市場区分変更に伴い、スタンダード市場へ移行。

2022年7月

「EWC匿名組合」及び「EWA匿名組合」を解散

2023年1月

第三者割当による第3回新株予約権(行使価額修正条項付)の買取契約(コミット・イシュー)の締結

 

 

 

3 【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社13社、持分法非適用関連会社1社から構成されており、「ITサービス事業」、「金融サービス事業」を展開しております。また、第3四半期連結会計期間より、新規事業として暗号資産関連コンテンツの提供を行うメディア事業を開始しております。当該事業は報告セグメントには含まれない「その他」の区分に含めております。

各事業の内容は以下のとおりであります。

(1)事業内容

事業の内容

内容

ITサービス

・システム開発

・システムに関するコンサルティング

・システムのメンテナンス・サポート

・暗号資産に関するシステムの研究、開発、販売及びコンサルティング

・企業サポートプラットフォームの運営及びその運営に係るシステム開発、
ソフトウェアの販売及びサイトの企画、制作、管理

金融サービス

・暗号資産の投融資、運用

・暗号資産関連ビジネスを営む会社の株式又は持分を所有することによる当該会社の経営管理、グループ戦略の立案及びこれに附帯する業務

・金融商品取引法に基づく第一種金融商品取引事業、投資運用業

・カバードワラントのマーケットメイク業務

・カバードワラントの発行業務

・投資ファンドの運営

・貸金業

その他

・暗号資産関連コンテンツの提供を行うメディア事業

全社(共通)

・グループ会社の管理運営業務等

 

 

 

(2)当社、子会社及び関連会社のセグメントとの関連

セグメントの名称

国内

海外

ITサービス

 

㈱CAICAテクノロジーズ

(システム開発事業、暗号資産に関するシステムの研究・開発・販売及びコンサルティング事業)

 

CAICAデジタルパートナーズ

(企業サポートプラットフォームの運営及びその運営に係るシステム開発、ソフトウェアの販売及びサイトの企画、制作、管理)

 

金融サービス

 

㈱CAICA DIGITAL

(暗号資産の投融資、運用事業)

 

カイカ証券㈱

 (金融商品取引法に基づく第一種金融商品取引業、投資運用業)

 

CK戦略投資事業有限責任組合

 (M&Aファンド)

 

㈱カイカフィナンシャルホールディングス

(金融サービス事業を統括する中間持株会社)

 

㈱カイカエクスチェンジホールディングス

 (暗号資産関連ビジネスを営む会社の株式又は持分を所有することによる当該会社の経営管理、グループ戦略の立案及びこれに附帯する業務)

 

㈱カイカエクスチェンジ

(暗号資産の交換所運営等)

 

㈱カイカキャピタル

(暗号資産に関する投資業等)

 

カイカファイナンス

(貸金業等)

 

 

EWARRANT INTERNATIONAL LTD.

<略称:EWI>

(カバードワラントのマーケットメイク業務)

 

EWARRANT FUND LTD.

 <略称:EWF>

(カバードワラントの発行業務)

 

EWM(HONG KONG) LIMITED

<略称:EWM>

(eワラントグループの事務管理)

 

その他

 

㈱CAICA DIGITAL

(暗号資産関連コンテンツの提供を行うメディア事業)

 

全社(共通)

 

㈱CAICA DIGITAL

(CAICAグループの管理運営)

 

SJ Asia Pacific Limited

<略称:SJAP>

 (中間持株会社)

 

 

 

事業系統図は、次のとおりであります。

 


 

4 【関係会社の状況】

 

2022年10月31日現在

名称

住所

資本金
又は出資金

主要な事業の
内容

議決権の所有
又は被所有
割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

株式会社CAICAテクノロジーズ

(注)1、4

東京都港区

301百万円

システム開発事業等

100.0

債務保証

役員の兼任 3名

株式会社CAICAデジタルパートナーズ

(注)1

東京都港区

25百万円

企業サポートプラットフォームの運営及びその運営に係るシステム開発等

100.0

役員の兼任 3名

SJ Asia
Pacific Limited
(注)1

英国領ヴァージン諸島

43,472千US$

中間持株会社

100.0

〔15.0〕

役員の兼任 2名

カイカ証券株式会社

(注)1

東京都港区

100百万円

金融商品取引法に基づく第一種金融商品取引業、投資運用業

100.0

〔100.0〕

役員の兼任 3名

EWARRANT INTERNATIONAL LTD.
(注)1

英国領ケイマン諸島

2,024百万円

カバードワラントのマーケットメイク業務

100.0

〔100.0〕

資金融資

役員の兼任 1名

EWARRANT FUND LTD.
(注)1

英国領ケイマン諸島

1,441百万円

カバードワラントの発行業務

100.0

〔100.0〕

役員の兼任 1名

EWM(HONG KONG)
LIMITED

(注)1

中国香港行政区

500千HK$

カイカ証券グループの事務管理

100.0

役員の兼任 1名

CK戦略投資事業有限責任組合

(注)1

東京都渋谷区

300百万円

M&Aファンド

73.3
 〔73.3〕

    ―

 

株式会社カイカエクスチェンジホールディングス

(注)1、3

大阪府堺市

50百万円

暗号資産関連ビジネスを営む会社の株式又は持分を所有することによる当該会社の経営管理等

83.8
 〔83.8〕

役員の兼任 4名

株式会社カイカエクスチェンジ

(注)1、3

大阪府岸和田市

175百万円

暗号資産の交換所運営等

100.0

〔100.0〕

役員の兼任 3名

株式会社カイカキャピタル

(注)3

東京都港区

50万円

暗号資産に関する投資業等

100.0

〔100.0〕

    ―

株式会社カイカフィナンシャルホールディングス

(注)1

東京都港区

50百万円

金融サービス事業を統括する中間持株会社

100.0

役員の兼任 3名

株式会社カイカファイナンス

(注)1

東京都港区

33百万円

貸金業等

100.0

〔100.0〕

役員の兼任 3名

 

(注) 1 特定子会社に該当しております。

2 「議決権の所有又は被所有割合(%)」欄の〔内書〕は間接所有であります。

3 株式会社カイカエクスチェンジと株式会社カイカキャピタルは、株式会社カイカエクスチェンジホールディングスの100%子会社であります。

 

4 株式会社CAICAテクノロジーズについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。なお、記載数値は連結会社相互間の内部取引について消去しておりません。

  主要な損益情報等   株式会社CAICAテクノロジーズ    

           ①  売上高         5,481百万円              

           ②  経常利益         203 〃            

           ③  当期純利益        17 〃                        

           ④  純資産額         673 〃                         

           ⑤  総資産額       2,426 〃                         

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

2022年10月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

ITサービス事業

363

金融サービス事業

80

その他

全社(共通)

16

合計

459

 

(注) 1 従業員数は、就業人員数(当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む。)であり、役員は含まれておりません。

2 その他については、ITサービス事業の一部の従業員が兼務しております。

 

(2) 提出会社の状況

2022年10月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

16

44.8

10.6

6,008,112

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

全社(共通)

16

合計

16

 

(注) 1 従業員数は、就業人員数(当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む。)であり、役員は含まれておりません。

2 平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3) 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満であり、特記すべき事項はありません。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、本有価証券報告書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)経営方針

当社グループは、時流を捉え、革新的な事業を創造することを目指しています。数多くの金融システム構築で培った知見と最先端のテクノロジーに、金融事業のノウハウを融合させることで得られるIT金融としての新たなナレッジを活かしたサービスを取引先に提供するとともに、デジタル化が進む社会の中で金融と社会が大きく変貌するパラダイムシフトに合致した企業グループとして革新的な金融サービスを生み出してまいります。

 

(2)経営環境に対する認識

当社グループが創業以来手掛けてきたシステム開発事業(SIer事業)は、DX(デジタルトランスフォーメーション)化の進展により、事業構造が大きく変容していくものと考えており、近い将来、業界再編が加速し、劇的な変革に迫られるシナリオも想定しております。これらをふまえ、当社グループでは、50年以上にわたる金融機関向けシステム開発の知見を基に2016年よりフィンテック戦略を掲げ、ブロックチェーンや暗号資産分野に注力してまいりました。暗号資産交換所を傘下に持つ株式会社カイカエクスチェンジホールディングス株式会社(以下「カイカエクスチェンジホールディングス」といいます。)及びその子会社である、株式会社カイカエクスチェンジ(以下「カイカエクスチェンジ」といいます。)と株式会社カイカキャピタル(以下「カイカキャピタル」といいます。)を連結子会社化し、暗号資産分野への進出を果たしております。

システム開発事業(SIer事業)のさらなる事業効率と採算性を追求すると同時に、自らが金融事業を営むプレイヤーとしてデジタル金融の世界を切り拓いてまいります。また、当社グループは、2022年10月にWeb3事業への参入を表明しており、2022年11月にZaif INOローンチパッド(一次販売)をローンチし、NFT事業を開始しております。今後は、Web3インフラサービス、ステーキングサービスの「Web3 BaaS事業」、ウォレット提供、投げ銭提供の「決済代行事業」、Web3コミュニティ支援の「Web3事業支援」を推進いたします。

 

(3)優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

新型コロナウイルスの感染拡大を契機に、デジタル化の進展は急激に加速し、国内外を問わず企業の業務形態が大きく変わることになると認識しております。

当社グループでは、日々進化・拡大するデジタル化の需要に対応すべく、スピーディーに事業を推進していくため、以下の取り組みを行ってまいります。

 

・構造改革(経営体質の抜本的強化)

当社グループは、当連結会計年度において下記の項目に該当することから、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象又は状況が存在しております。

・継続的な営業損失の発生及び営業キャッシュ・フローのマイナス

・重要な営業損失

・借入金の返済条項の不履行

しかしながら、以下の対応策により、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しております。具体的には、当連結会計年度末に当社グループで保有している資金が2,671百万円あり、2022年12月23日にMSワラントによる資金調達を取締役会にて決議いたしました。またこれまで業績面、キャッシュ・フロー面で大幅なマイナスの影響をもたらしていた金融サービス事業の在り方を見直し、カイカ証券グループにて展開してきた日経平均、国内個別株、海外個別株、金銀プラチナ及び、米ドルを対象原資産とするカバードワラントの発行を停止し、サービスメニューを抜本的に変更いたします。

さらに暗号資産交換所Zaifにおいては、自動売買サービス等のストック型ビジネスを拡充、Web3領域でユーティリティ性の高いコインの新規取り扱いを目指します。

なお、当社グループは、2022年10月にWeb3事業への参入を表明しており、2022年11月にZaif INOローンチパッド(一次販売)をローンチし、NFT事業を開始しております。

 

今後は、Web3インフラサービス、ステーキングサービスの「Web3 BaaS事業」、ウォレット提供、投げ銭提供の「決済代行事業」、Web3コミュニティ支援の「Web3事業支援」を推進いたします。

 

これに基づき金融機関への借入及び社債の弁済も含めた2023年度の資金繰り計画を慎重に検討したことにより、現在、当社グループは継続企業の前提に重要な不確実性は存在しないと判断しております。

 

・人材の採用及び教育

システム開発力の増強を図る上で、先端技術を有する人材の採用は重要な経営課題であると認識しております。ブロックチェーン等先端技術を有する技術者は、慢性的に不足しており、競合他社との獲得競争が激化しております。加えてIT金融企業として、金融分野の高度な専門知識を有する人材やNFTや暗号資産といった専門性の高い領域における経験や知見のある人材の採用が必要不可欠であると認識しております。当社グループでは、ヘッドハンティング会社を利用したハイスペック人材の採用や、複数の紹介会社の利用などにより採用活動を行っておりますが、今後はこれまで以上に採用活動を強化してまいります。教育面では、社内外の勉強会やセミナーを積極的に受講することを推奨する等、教育体制の拡充を図ってまいります。

 

・Web3事業の拡大

当社子会社のカイカフィナンシャルホールディングスは、Web3事業への参入を表明し、2022年11月21日に第一弾として、ブロックチェーンゲーム専門のNFTマーケットプレイス「Zaif INO」の提供を開始いたしました。「Zaif INO」において、カイカフィナンシャルホールディングスは、マーケットプレイスの運営会社という位置付けとなります。NFTの販売高に応じた販売手数料を収益源としており、1次販売に特化したマーケットプレイスとして、有力なゲームタイトルのNFTを継続的に取り扱っていく予定です。また、カイカフィナンシャルホールディングスは、暗号資産交換所Zaifの運営会社である株式会社カイカエクスチェンジを子会社に擁しております。Zaif INOの利用者によるZaifでの暗号資産の取引活性化、Zaif決済サービスのZaif INO参加企業への提供、ユーティリティ性の高いトークンの取り扱いなど、Zaif 経済圏の活性化も進めてまいります。システム開発事業として創業より50年以上営んできたWeb2.0時代、2016年にフィンテック事業に注力し、ブロックチェーン技術、暗号資産関連ビジネスへ参入したWeb2.5時代を経て、この度「Zaif INO」の提供開始を第一弾としてWeb3事業へ参入いたしました。Web3においては、分散型ネットワークの基盤となるブロックチェーン、流通と決済における暗号資産が重要となります。その両方に精通し、かつ、安心安全な日本の暗号資産交換所Zaifを有する当社グループならではのスピード感でWeb3事業の拡大を実現してまいります。

 

2 【事業等のリスク】

当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性のある主なリスク及び変動要因は下記のとおりです。当社グループでは、これらのリスク及び変動要因の存在を認識した上で、当該リスクの発生に伴う影響を極力回避するための努力を継続してまいります。

なお、文中の将来に関する事項は、本有価証券提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1)システム開発プロジェクトの採算性について

当社子会社の株式会社CAICAテクノロジーズ(以下、「CAICAテクノロジーズ」といいます。)が請け負うシステム開発では、顧客の要求する機能を実現するために必要な延べ作業時間(作業工数)を受注活動の準備段階で予め見積もり、制作に要するコストを確定させております。しかし、開発作業において何らかのトラブルがあり、予め見積もっていた作業時間を超える作業が発生した場合には、その費用をCAICAテクノロジーズが負担しなければならない場合があります。

また、開発途中に仕様変更が生じ、作業工数の増加が生じたものの、その費用負担がCAICAテクノロジーズに求められる場合があります。

さらに、開発したシステムを顧客に納品し、顧客が異常なしと判断して検収が完了したにも関わらず、その後不具合が発生した場合にも、その解消をCAICAテクノロジーズの費用負担で行わなければならない場合があります。

 

このようなリスクをふまえ、CAICAテクノロジーズでは、契約時における見積もりの精度の向上を図るべく、開発工程(フェーズ)ごとに細かく見積もりを行う等、見積もり作業工数と実際作業工数との乖離が生じないよう採算性には十分留意しております。

 

(2)情報システムの不稼働について

当社グループは、システム開発や情報システムを活用した事業を展開しておりますので、自然災害や事故等によるシステム障害、またはウィルスや外部からのコンピュータ内部への不正侵入による重要データ消失等により長期間にわたり不稼動になった場合には事業を中断せざるを得ず、当社グループの業績に大きな影響を与える可能性があります。

このようなリスクをふまえ、当社グループでは、情報セキュリティ管理規程を定め、個人情報及び業務上取り扱う情報資産を各種の脅威から適切に保護する情報セキュリティポリシーを定義することにより、システムの安定稼働の維持に努めるとともに、セキュリティ強化に努めております。

 

(3)顧客情報の秘密保持について

当社グループは、サービスを提供する過程で、顧客の機密情報などを取り扱うことがあります。万が一、機密情報が外部に漏洩した場合には、損害賠償請求または社会的信用失墜等が生じ当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

このようなリスクをふまえ、当社グループはこれらの情報の重要性を認識して、従業員から「機密保持誓約書」を取得するとともに、業務委託先と機密情報保護に関する「機密保持契約」を締結しております。また、CAICAテクノロジーズは、「プライバシーマーク」認証取得企業として、従業員への教育及び監査を通じて社内啓蒙活動を行っています。

 

(4)個人情報の保護に関するリスクについて

当社子会社のカイカ証券及びカイカエクスチェンジでは、サービスの利用にあたり個人情報の登録を求めており、データベースサーバには、氏名、住所、電話番号、メールアドレス等の個人情報がデータとして蓄積されております。

社内管理体制の問題又は社外からの侵入等によりこれらのデータが外部に漏洩した場合、カイカ証券及びカイカエクスチェンジへの損害賠償請求や信用低下によって当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

このようなリスクをふまえ、データへアクセスできる人数の制限及び外部侵入防止のためのセキュリティ等の採用によりカイカ証券及びカイカエクスチェンジの管理部門及びシステム部門を中心に漏洩防止を図っております。

 

(5)金融商品取引に関する事業における法的規制等に関する事項

カイカ証券及びカイカエクスチェンジは、金融商品取引事業を営むため、金融商品取引法に基づく金融商品取引業の登録等を受けており、金融商品取引法及び同法施行令等の関連法令の適用を受けております。また、金融商品取引法に基づき設置された業界団体である日本証券業協会の定める諸規則の適用を受けております。同社はこれらの法令及び諸規則に則り事業運営を行っており、現時点において法令違反等による行政処分に該当するような事実はないと認識しておりますが、これら諸法令等に違反する事実が発生した場合には、当社グループの風評、事業展開、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(6)自己資本規制比率について

カイカ証券は、第一種金融商品取引業者として、金融商品取引法に基づき、同法に定める自己資本規制比率を120%以上に維持する必要があります。2022年10月31日時点におけるカイカ証券の自己資本規制比率は349.1%、2022年9月30日時点におけるカイカエクスチェンジの自己資本規制比率は220.9%となっており、上記の自己資本規制比率の値を上回っております。

しかしながら、法令で定められた自己資本規制比率を維持できなかった場合には、監督官庁による行政処分が行われることがあり、その場合、当社グループの風評、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(7)利用者財産の安全管理について

カイカ証券

金融商品取引業者であるカイカ証券は、顧客資産が確実に返還されるよう、顧客から預託を受けた金銭、有価証券について、金融商品取引業者の金銭、有価証券とは区別して管理することが義務付けられております。

① eワラントの分別管理について

顧客の保有するeワラントは海外の保管機関にて混蔵保管しています。顧客の持分は帳簿によって直ちに判別できるよう管理しています。

② 金銭の分別管理について
顧客からの預り金銭は顧客分別金として、カイカ証券の金銭とは区別して信託銀行に信託しています。

 

・カイカエクスチェンジ

カイカエクスチェンジは、顧客からの預り金銭及び暗号資産は、カイカエクスチェンジの金銭及び暗号資産と分別して管理しています。カイカエクスチェンジの分別管理の方法は以下のとおりです。

① 法定通貨

カイカエクスチェンジは、顧客からの預り金銭を、日証金信託銀行株式会社に金銭信託を行う方法により、カイカエクスチェンジの金銭と明確に区分して管理しています。

② 暗号資産

カイカエクスチェンジは、顧客からの預り暗号資産を、インターネット等の外部のネットワークに接続されていないコールドウォレット及び接続されているホットウォレットにて、それぞれ顧客ごとの持ち分がデータ上直ちに判別できる状態で管理しています。カイカエクスチェンジは、顧客からの預り暗号資産の円評価額の95%以上をコールドウォレットに保管するよう営業日ごとに実施しています。また、コールドウォレットからホットウォレットに暗号資産を移動させる際は、複数部署の承認のもと、二人以上で実施しています。なお、暗号資産の分別管理はカイカエクスチェンジで実施しています。

 

カイカ証券及びカイカエクスチェンジは顧客からの預り資産について、金銭信託による保全を行う等、法令に則った管理を行っておりますが、今後、これに違反する事実が発生した場合には行政処分等を受ける可能性があり、その場合は、カイカ証券及びカイカエクスチェンジ並びに当社グループの風評、経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8)金融商品について

金融商品取引事業においては、一時的な余資は安全性の高い金融資産で運用し、長期にわたる投資資金は借入、増資及び社債の発行にて調達する方針であります。

また、取引先企業等に対して短期貸付、長期貸付及び社債の引受を行っております。 カバード・ワラント負債は、原資産価格の変動の影響を受けるので、時にはヘッジ取引を行なっても、損失を被ることがあります。

① 信用リスクの管理

カイカ証券は、主な取引先の信用状況を定期的に把握し、取引相手ごとに期日及び残高を管理するとともに、財務状況の悪化等による回収懸念の早期把握や軽減を図っております。なお、デリバティブ取引の利用にあたっては、格付の高い金融機関とのみ取引を行う方針であり、信用リスクはほとんどないと認識しております。

② カイカ証券における市場リスクの管理

投資有価証券については、定期的に時価や発行体の財務状況等を把握し、また、満期保有目的の債券以外のものについては、取引先企業との関係を勘案して保有状況を継続的に見直しております。また金融商品取引事業においては、市場リスクは保有する有価証券・派生商品(デリバティブ)等や外貨預金等の外貨建て資産・負債等に、株価、金利その他価格変動要因及び外国為替相場等など市場全体に共通の要素の変動によって発生し得る損失の危険とその他の理由によって発生し得る損失の危険をあらかじめ定めた限度額の範囲内に収めることでトレーディング部で管理しております。なお、当該限度額は投資・リスク管理委員会において決定し、リスク管理室でモニタリングしております。

 

③ カイカ証券における資金調達に係る流動性リスクの管理

カイカ証券は、担当部署が資金繰計画を作成するとともに、手元流動性の維持等により流動性の管理を行っております。

 

(9)暗号資産に関する事業における法的規制等に関する事項

当社子会社のカイカエクスチェンジでは、暗号資産交換業者として内閣総理大臣の登録を受け、資金決済法及び関係法令による各種規制並びに金融庁の監督を受けております。また、自主規制機関である一般社団法人日本暗号資産取引業協会(認定資金決済事業者協会)、一般社団法人日本暗号資産ビジネス協会、一般社団法人日本STO協会に加入しており、これらの協会の諸規則にも服しております。同社はこれらの法令及び諸規則に則り事業運営を行っており、現時点において法令違反等による行政処分に該当するような事実はないと認識しておりますが、これら諸法令等に違反する事実が発生した場合には、当社グループの風評、事業展開、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(10)暗号資産の運用について

当社及び当社子会社の株式会社カイカキャピタル(以下「カイカキャピタル」といいます。)並びにカイカフィナンシャルホールディングスは、暗号資産の運用を行っております。暗号資産運用のリスクとしては、暗号資産の価格変動や、暗号資産市場の混乱等で暗号資産市場において取引ができなくなる、または通常より不利な取引を余儀なくされることによる損失リスクや、暗号資産のデリバティブ取引システムの障害、暗号資産交換所のシステムの障害及び破たん、サーバへの不正アクセスによる盗難等があります。万が一これらのリスクが顕在化した場合には、対応費用の増加、当社グループへの信用の低下等が発生する可能性があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11) 暗号資産交換業について

当社子会社のカイカエクスチェンジは、暗号資産交換業者として金融庁・財務局への登録を行っております。将来的に、法令、税制又は政策の変更等により、暗号資産取引が禁止、制限又は課税の強化等がなされ、暗号資産の保有や取引が制限され、又は現状より不利な取扱いとなる可能性があります(以下、「法令・税制変更リスク」といいます。)。また、外部環境の変化(法令・税制変更リスクを含みます。)、同社にシステムその他の必要なサービスを提供する委託先等の破綻等によって、同社の事業が継続できなくなる可能性があります。これらによる同社の業績変動が、当社グループの業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

(12) サイバー攻撃による暗号資産の喪失について

当社子会社のカイカエクスチェンジでは、同社が管理する電子ウォレットにおいて顧客の所有する暗号資産の預託を受けております。また、当社グループでは、国内外の暗号資産交換所を介して電子取引システムを利用する方法による暗号資産に対する投資を行っております。電子ウォレットに対して不正アクセスが行われた場合には、権限のない第三者によりこれらの電子ウォレットに保管される暗号資産が消失させられるとともに、当社グループはこれらの暗号資産を取り戻せない可能性があります。当社グループが保有する暗号資産の消失及び当社グループの顧客の暗号資産の消失により、顧客に対する多額の弁済が生じる可能性があるとともに、当社グループの業績、財政状態及び今後の事業展開に影響を及ぼす可能性があります。

 

(13)財務制限条項について

当社連結子会社の主要借入金に係る金融機関との契約には、財務制限条項が付されています。これらに抵触した場合には期限の利益を喪失する等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

当社グループは、当連結会計年度において4期連続で経常損失を計上したこと及び一定額の純資産を維持できなかったことで、当社連結子会社が主要取引金融機関と締結しているシンジケートローン契約の財務制限条項に抵触している状況を回避できず、金融機関から期限の利益喪失の権利行使猶予に対する合意は得られませんでしたので、全額返済をする予定です。なお、当連結会計年度末において当社グループは資金を2,671百万円保有しており、また2022年12月23日にMSワラントによる資金調達を取締役会にて決議しております。さらにこれまで業績面、キャッシュ・フロー面で大幅なマイナスの影響をもたらしていた金融サービス事業の在り方を見直し、カイカ証券グループにて展開してきた日経平均、国内個別株、海外個別株、金銀プラチナ及び、米ドルを対象原資産とするカバードワラントの発行を停止し、サービスメニューを抜本的に変更いたします。さらに暗号資産交換所Zaifにおいては、自動売買サービス等のストック型ビジネスを拡充、Web3領域でユーティリティ性の高いコインの新規取り扱いを目指します。なお、当社グループは、2022年10月にWeb3事業への参入を表明しており、2022年11月にZaif INOローンチパッド(一次販売)をローンチし、NFT事業を開始しております。今後は、Web3インフラサービス、ステーキングサービスの「Web3 BaaS事業」、ウォレット提供、投げ銭提供の「決済代行事業」、Web3コミュニティ支援の「Web3事業支援」を推進いたします。

これらのことから当社は、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。

 

(14)投融資について

当社グループでは、今後の事業拡大のために、国内外を問わず設備投資、子会社設立、合弁事業の展開、アライアンスを目的とした事業投資、M&A等を実施する場合があります。

当社グループといたしましては、投融資案件に対しリスク及び回収可能性を十分に事前評価し、投融資を行っておりますが、投融資先の事業の状況が当社グループに与える影響を確実に予想することは困難な場合があり、今後投資先の業績が悪化し、その純資産が著しく毀損、減少した場合に評価損が発生し、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

このようなリスクをふまえ、出資後は定期的なモニタリングを継続実施してまいります。

 

(15)知的財産権への対応について

当社グループにおいて、知的財産権の侵害等による損害賠償・差止請求等を受けた事実はありませんが、将来、顧客または第三者より損害賠償請求及び使用差し止め等の訴えを起こされた場合、あるいは特許権実施に関する対価の支払いが発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

このようなリスクをふまえ、当社グループは、顧客または第三者に対する知的財産権を侵害することがないように、細心の注意を払って事業活動を行っております。

 

(16)大規模災害等について

大規模な災害や重大な伝染病が発生した場合には、当社グループが提供するシステムやサービス、事業所、及び従業員が被害を受ける可能性があり、その結果として、当社グループの社会的信用やブランドイメージが低下する恐れがある他、収入の減少や多額の修繕費用の支出を余儀なくされるなど、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

このようなリスクをふまえ、行政のガイドラインに準拠した事業継続のための体制整備や防災訓練を実施しております。

 

(17)新型コロナウイルス感染症の影響について

新型コロナウイルス等重大な感染症が長期間にわたり拡大・蔓延した場合、当社グループの事業活動においても影響が生じる懸念があります。CAICAテクノロジーズにおいては、受注に関するリスクとして、顧客における経営状況の変化や情報システムの投資計画の抜本的見直しが行われた場合、CAICAテクノロジーズとの契約が更新されない可能性や顧客の投資意欲が後退し、新たな顧客の獲得が想定通りに進まない可能性があります。生産に関するリスクとしては、CAICAテクノロジーズの従業員は、在宅勤務を推奨する勤務形態であり、顧客が期待する高い品質のサービスを提供できない可能性やコンサルティング、システム開発業務の遅延等が発生する可能性があります。カイカ証券及びカイカエクスチェンジにおいては投資家の投資需要の減少を招く可能性があります。

 

このようなリスクをふまえ、全社に向けた注意喚起を行うとともに、緊急事態宣言の解除後も在宅勤務や時差出勤、Web会議の推奨、従業員及び取引先の安全確保と、マスクの着用、手洗い、アルコール消毒の徹底、検温等を行い感染拡大防止への対応を徹底し、感染症による影響の低減に努めております。

 

(18)調達資金の使途について

当社は、2022年12月23日にMSワラントによる資金調達を取締役会にて決議いたしました。調達する資金は、カイカフィナンシャルホールディングスにおけるWeb3事業の事業推進資金に50百万円、カイカエクスチェンジの増資引受資金に700百万円、カイカキャピタルにおける暗号資産投融資資金に、410百万円、運転資金(有利子負債弁済資金)に160百万円充当する予定であります。しかしながら当社グループが属する業界の環境変化や、これに伴う今後の事業計画の見直し等により、投資による期待どおりの効果が上げられなくなる可能性や、場合によっては充当先の変更が生ずる可能性があります。この場合、当社の財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1)経営成績等の状況の概要

①財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度(2021年11月1日~2022年10月31日)におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種率向上や行動制限緩和の取組が進み、経済活動は持ち直しの動きがみられました。しかしながら、ウクライナ情勢の長期化による原材料価格や原油価格の高騰、急激な円安による物価の上昇等、依然として景気の先行きは不透明な状況となっております。

当社グループが事業を展開するITサービス業界及び金融サービス業界は、新型コロナウイルスの感染拡大を契機に、新たな生活様式が定着していく中で、さらなるデジタルトランスフォーメーションが進むことが予想されます。

このような状況の下、当社グループは、デジタル金融の世界を切り拓くべく、「ITサービス事業」においては、大手SIer等の既存顧客からの受注の拡大に加え、一次請けの比率向上に努めました。「金融サービス事業」においては、暗号資産を原資産とした商品の開発・販売による売上拡大に努めました。

2021年11月、当社及び当社の金融サービス事業に属する子会社の商号を変更いたしました。これは、IT金融企業としてのビジョンを明確化するとともに金融サービス事業の子会社をCAICA(カイカ)ブランドへ統一することで更なる認知度の向上を図ることを目的としております。また、同日付で金融サービス事業の効率的な経営及び事業の早期拡大を目的として、金融サービス事業を統括する中間持株会社として、株式会社カイカフィナンシャルホールディングス(以下、「カイカフィナンシャルホールディングス」といいます。)を会社分割の方法により設立いたしました。

また、2021年12月、当社は子会社のカイカフィナンシャルホールディングスを通じて貸金業を営む株式会社フィスコ・キャピタルの全株式を取得し連結子会社化いたしました。併せて同社の商号を株式会社カイカファイナンスに変更しております。

2022年4月には、当社が発行した暗号資産であり、Zaifに上場しているカイカコインを株主優待として進呈することを決議いたしました。当社は今後もカイカコインのサービスの拡充、保有者の拡大、流通の促進を目的に様々な施策を検討・実行していく方針です。

さらに、当社は当社子会社のカイカフィナンシャルホールディングス及び同じく子会社のカイカ証券株式会社(以下、「カイカ証券」といいます。)を通じて、EWC匿名組合及びEWA匿名組合に出資しておりましたが、当初の想定より人的リソースが掛かっており、今後は人的リソースを金融サービス事業の暗号資産分野に集中することにしたことから、2022年7月に解散いたしました。

 

 

当連結売上高は6,442百万円、前連結会計年度比で8.3%増加いたしました。これは、株式会社CAICAテクノロジーズにおけるシステム開発が堅調であったことに加え、株式会社カイカエクスチェンジホールディングス(以下、「カイカエクスチェンジホールディングス」といいます。)、株式会社カイカエクスチェンジ(以下、「カイカエクスチェンジ」といいます。)及び株式会社カイカキャピタル(以下、「カイカキャピタル」といいます。)の連結子会社化の寄与によるものであります。

利益面につきましては、当連結会計年度から本格開始している、カイカキャピタルにおける暗号資産の投融資・運用による利益が伸長したものの、カイカ証券における売上高低迷の影響、カイカキャピタル、カイカエクスチェンジにおける暗号資産価格の下落に伴う暗号資産評価損計上による売上高の悪化、及びカイカエクスチェンジホールディングス、カイカエクスチェンジ、カイカキャピタルの3社の販売費及び一般管理費の取込等の影響を補いきれませんでした。

この結果、営業損失は1,389百万円(前連結会計年度は営業損失915百万円)、経常損失は1,395百万円(前連結会計年度は経常損失929百万円)となりました。

また、貸倒引当金戻入額10百万円、償却債権取立益150百万円、受取和解金550百万円等、特別利益711百万円を計上する一方で、特別損失5,602百万円を計上いたしました。これは主に、当社連結子会社カイカフィナンシャルホールディングス及びその子会社において、暗号資産市場におけるステーブルコインの暴落などの外部環境の悪化等により事業計画の変更を余儀なくされ、当連結会計年度の売上及び営業利益は事業計画に比べ大幅な未達となったことから、のれん及び関連する事業資産を回収可能価額まで減額し、当該のれんの未償却残高の全額である5,126百万円の減損損失、ソフトウェアの減損損失280百万円等、計5,527百万円の減損損失をを計上したことによるものです。この結果、親会社株主に帰属する当期純損失は6,244百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純損失799百万円)となりました。

暗号資産ビジネスを取り巻く環境は世界的なインフレが起こるなか、世界各国で急速な金融引き締めが起き、暗号資産はリスクアセットとして大きく売られ、暗号資産の価格は大幅に下落しております。追い打ちをかけるように、テラショック、セルシウスショック、FTXショックと、大規模な事件が続き、これまで以上に不透明感が増しております。

こうした状況をふまえ、当社グループはこれまで業績面、キャッシュ・フロー面で大幅なマイナスの影響をもたらしていた金融サービス事業の在り方を見直しいたします。具体的には、カイカ証券グループにて展開してきた日経平均、国内個別株、海外個別株、金銀プラチナおよび、米ドルを対象原資産とするカバードワラントの発行を停止し、サービスメニューを抜本的に変更いたします。さらに暗号資産交換所Zaifにおいては自動売買サービス等のストック型ビジネスの拡充、Web3領域においてユーティリティ性の高いコインの新規取り扱いを目指します。

 

なお、当社グループは2022年10月にWeb3事業への参入を表明しており、2022年11月にZaif INOローンチパッド(一次販売)をローンチし、NFT事業を開始しております。今後は、Web3インフラサービス、ステーキングサービスの「Web3 BaaS事業」、ウォレット提供、投げ銭提供の「決済代行事業」、Web3コミュニティ支援の「Web3事業支援」を推進し、CAICA DIGITALグループとして来期に向け各種施策を始動しております。

 

セグメントごとの業績は以下のとおりであります。

1)ITサービス事業

CAICAテクノロジーズは、金融機関向けのシステム開発分野が好調であり、前連結会計年度を上回るペースで進捗いたしました。とりわけ、一次請けである保険会社向け案件の売上が拡大しております。また銀行向けの案件も一次請けベンダからのメガバンク案件を中心に受注が拡大し、派生案件として取り組んだクレジットカードの案件が売上に大きく寄与いたしました。

非金融向けシステム開発分野は、顧客の事業拡大意欲が強く、IT投資も継続されており、新規案件の引合いを常に確保できている状況であります。

フィンテック関連のシステム開発分野は、決済系のシステム開発案件を安定的に受注できております。また、受注には至っていないものの、既存顧客以外の暗号資産交換所システムの引き合いを複数件獲得し現在商談を進めております。また、CAICAテクノロジーズは、Webマーケティングを強化すべく、2022年3月にCAICAテクノロジーズのWebサイトを全面刷新するとともに、各ソリューションのランディングページのリニューアルを行いました。

 

これらの結果、ITサービス事業の売上高は、5,240百万円(前連結会計年度比8.6%増)、営業利益は775百万円(前連結会計年度比147.6%増)となりました。

 

2)金融サービス事業

2021年3月にカイカエクスチェンジホールディングス、カイカエクスチェンジ、カイカキャピタルを連結子会社化したことに伴い、前第3四半期連結会計期間より当該セグメントにカイカエクスチェンジホールディングス、カイカエクスチェンジ、カイカキャピタルの損益を取り込んでおります。

カイカ証券は商品設計、システム開発、安定運用及びリスク管理等の高度な専門知識と経験を持つスタッフを擁し、「投資をもっとお手軽に、もっと面白く」をモットーに投資家の様々なニーズを満たす金融商品を提供しております。これまでの主力サービスであったカバードワラント(eワラント)は、カイカ証券が独自に開発した取引ツール「eワラント・ダイレクト」にて直接販売を継続しておりますが、現在カバードワラント(eワラント)に代わる主力商品として暗号資産を対象とした証券化商品の開発・提供に注力しております。暗号資産を対象とした証券化商品への絞り込み及びコスト削減の観点から2022年4月、証券CFDサービスを終了いたしました。また、2022年5月より順次、eワラント・ダイレクトにおける取引画面のリニューアルを行いました。シンプルでわかりやすいUIに刷新するとともに最短3ステップの「かんたん注文」機能を追加するなど、より容易な取引が実現しております。リニューアル後は、新取引画面の操作マニュアルや新機能紹介資料、商品の専用ページをweb上で公開するとともに、動画セミナーによる新機能の紹介を行うことで、新規登録者の獲得に努めました。しかしながら、前連結会計年度にカバードワラント(eワラント)の取次先である株式会社SBI証券が新規eワラントの銘柄追加を中止したことによる売上高減少の影響を補うには至らず当連結会計年度においても低調に推移いたしました。今後は、既存商品の満期をもってeワラントの取り扱いを終了し、カイカ証券の業態転換(大幅なコスト削減、新規事業の検討)を推進いたします。

 

カイカエクスチェンジにおける売上高は主に暗号資産交換所Zaifにおける受入手数料や暗号資産売買の損益で構成されております。当連結会計年度においては、ZaifにおけるUI/UXのリニューアルや、大量注文を処理する性能の向上等、次世代システムへの移行を進めました。次世代システムへの移行は計画どおりに進捗しており、順次提供を開始しております。なお、当該システム移行に係る開発は当社の子会社であるCAICAテクノロジーズが担っております。現在、Zaifの事業におけるストック収益の拡大策として、第一種金融商品取引業者登録を行い「暗号資産FX」サービスを開始するとともに「自動売買おてがるトレード」サービスを開始いたしました。加えて商品ラインナップの拡充を図っており、「Zaifコイン積立」のリニューアル及び対象コインの追加、暗号資産の大口取引需要に対応するため専用の問合せ窓口「クリプトOTCデスク」を設置いたしました。また暗号資産の新規取り扱いとしては、コスプレトークン(COT)に加え、ポルカドット(DOT)を開始いたしました。しかしながら、当連結会計年度は、各国の金融引き締めが加速したことやウクライナ情勢の長期化によるインフレが影響し、暗号資産はリスクアセットとして大きく売られ、暗号資産の価格は大幅に下落いたしました。こうした市場環境の中、カイカエクスチェンジが運営する暗号資産交換所Zaifにおいて、暗号資産評価損を計上したことに加え、暗号資産価格の下落に伴う取引高の減少により売上高は低調に推移いたしました。今後は引き続き暗号資産の新規取り扱いや暗号資産市場の影響を受けにくいストック型収益商品を拡充してまいります。なお、カイカエクスチェンジにおいてイニシャル・エクスチェンジ・オファリング(IEO)の実施を検討しているSkeb Coin(スケブコイン)については、引き続き暗号資産交換所Zaifでの取り扱いに向け準備を進めてまいります。

カイカキャピタルにおきましては、当連結会計年度より、レンディングサービスも活発化させており、ビットコイン(BTC)、シンボル(XYM)、カイカコイン(CICC)の募集を開始いたしました。レンディングサービスの募集は今後も継続的に行っていく予定です。また、暗号資産の投融資・運用につきましては、第2四半期連結累計期間までは好調であったものの、第3四半期連結会計期間以降は、暗号資産の市況悪化の影響を受け、暗号資産評価損を計上しております。暗号資産の投融資・運用につきましては、引き続き、暗号資産の価格の推移を見極め、慎重なトレーディングを行ってまいります。

 

当社におきましては、第3四半期連結会計期間において当社発行の暗号資産であるカイカコインの一部を売却いたしました。これは、金融サービス事業の業績悪化のリカバリー策として行ったものであり、第4四半期連結会計期間においても売却を検討しておりましたが、暗号資産市場の悪化により実現いたしませんでした。

 

 

これらの結果、金融サービス事業の売上高は1,373百万円(前連結会計年度比22.1%増)、営業損失は1,828百万円(前連結会計年度は営業損失704百万円)となりました。

 

3)その他

その他につきましては、暗号資産関連コンテンツの提供を行うメディア事業で構成されており、売上高は20百万円、営業利益は20百万円となりました。なお、メディア事業は第3四半期連結会計期間からの事業の開始であることから前連結会計年度比の記載はございません。

 

財政状態は、以下のとおりとなりました。

当連結会計年度末における資産合計は、前連結会年度末に比べ48,185百万円減少し、59,032百万円となりました。当連結会計年度末における負債合計は、前連結会計年度末に比べ41,941百万円減少し、53,880百万円となりました。当連結会計年度末における純資産合計は、前連結会計年度末に比べ6,243百万円減少し、5,152百万円となりました。

 

②キャッシュ・フローの状況

当連結会計期間末における現金及び現金同等物(以下、「資金」という。)は、前連結会計年度末に比べて1,577百万円減少し、2,671百万円となりました。
 当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況とそれらの要因は次の通りであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における営業活動による資金の減少は、1,144百万円(前連結会計年度は2,069百万円の資金の減少)となりました。これは主に、預り暗号資産の減少額36,492百万円、預り金の減少額4,923百万円、自己保有暗号資産の増加1,091百万円などにより資金が減少し、利用者暗号資産の減少額36,492百万円、預託金の減少額5,151百万円などにより資金が増加したものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における投資活動による資金の減少は、212百万円(前連結会計年度は187百万円の資金の減少)となりました。主な減少要因としては、無形固定資産の取得による支出271百万円などによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度における財務活動による資金の減少は、229百万円(前連結会計年度は1,544百万円の資金の増加)となりました。主な減少要因としては、長期借入金の返済による支出180百万円、社債の償還による支出140百万円などによるものであります。

 

 

(生産、受注及び販売の状況)

(1) 生産実績

 当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

(単位:千円)

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2021年11月1日
  至 2022年10月31日

金額

前年同期比(%)

ITサービス事業

4,249,768

100.3

 合計

4,249,768

100.3

 

(注) 「金融サービス事業」及び「その他」につきましては、生産活動を行っていないため記載を省略しております。

 

(2) 仕入実績

 当社グループの仕入実績は、金額的重要性が乏しいため、記載を省略しております。

 

(3) 受注実績
 当連結会計年度における受注実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

(単位:千円)

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2021年11月1日
  至 2022年10月31日

受注金額

前年同期比(%)

受注残高

前年同期比(%)

ITサービス事業

5,990,573

127.3

1,891,249

199.3

 合計

5,990,573

127.3

1,891,249

199.3

 

(注) 「金融サービス事業」及び「その他」につきましては、受注生産形態をとっていないため記載を省略しております。

 

(4) 販売実績
 当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

(単位:千円)

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 2021年11月1日
  至 2022年10月31日

金額

前年同期比(%)

ITサービス事業

5,048,190

104.7

金融サービス事業

1,373,840

122.1

その他

20,544

 合計

6,442,575

108.3

 

(注) 1 「その他」につきましては、前年同期の販売実績がなかったため、前年同期比は記載しておりません。

2 主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次の通りであります。

 

相手先

前連結会計年度

当連結会計年度

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

楽天グループ株式会社

744,022

12.5

668,284

10.4

 

 

 

 

(経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容)

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 当連結会計年度の経営成績の分析
① 売上高、営業利益

当連結会計年度の売上高は6,442百万円となりました。売上原価は4,223百万円で、販売費及び一般管理費は3,608百万円となりました。この結果、営業損失は1,389百万円(前連結会計年度 営業損失915百万円)となりました。詳細につきましては「(1)経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」をご参照ください。

 

② 営業外収益(費用)

営業外収益は17百万円となりました。これは主に受取利息6百万円によるものであります。

営業外費用は22百万円となりました。これは主に支払利息7百万円によるものであります。

 

③ 特別利益(損失)

特別利益は711百万円を計上しております。これは主に受取和解金550百万円によるものであります。

特別損失は5,602百万円を計上しております。これは主に減損損失5,527百万円によるものであります。

 

④ 税金等調整前当期純利益

以上の結果、税金等調整前当期純損失は6,285百万円(前連結会計年度 税金等調整前当期純損失938百万円)となりました。

 

⑤ 法人税、住民税及び事業税(法人税等調整額)

法人税等は47百万円を計上しております。

 

⑥ 親会社株主に帰属する当期純利益

以上の結果、親会社株主に帰属する当期純損失は6,244百万円(前連結会計年度 親会社株主に帰属する当期純損失799百万円)となりました。

 

(2) 当連結会計年度の財政状態の分析
① 資産

流動資産は、58,223百万円(前連結会計年度比42.2%減)となりました。これは主に、利用者暗号資産36,492百万円、預託金5,151百万円が減少したことなどによるものであります。

固定資産は、809百万円(前連結会計年度比87.5%減)となりました。これは主に、固定資産の減損等によりのれんが5,457百万円減少したことなどによるものであります。

この結果、総資産は59,032百万円(前連結会計年度比44.9%減)となりました。

 

② 負債

流動負債は、53,614百万円(前連結会計年度比43.7%減)となりました。これは主に、預り暗号資産36,492百万円、預り金4,923百万円が減少したことなどによるものであります。

固定負債は、265百万円(前連結会計年度比55.1%減)となりました。これは主に、長期借入金180百万円、社債140百万円が減少したことなどによるものであります。

この結果、負債は53,880百万円(前連結会計年度比43.8%減)となりました。

 

 

③ 純資産

純資産は、5,152百万円(前連結会計年度比54.8%減)となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純損失6,244百万円などによるものであります。なお、2022年3月1日に、当社の繰越利益剰余金の欠損を補填し更なる財務体質の健全化を図り効率的な経営を目的とする無償減資及び剰余金の処分を行い、無償減資により資本金が1,001百万円減少、資本剰余金が1,001百万円増加し、剰余金の処分により資本剰余金が3,114百万円減少、利益剰余金が3,114百万円増加しております。

以上により、当連結会計年度末においては、自己資本比率が8.3%(前連結会計年度末10.3%)となりました。

 

(3) キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性についての分析
① キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末と比べて1,577百万円減少し、2,671百万円となりました。

これは、営業活動の結果使用した資金が1,144百万円、投資活動の結果使用した資金が212百万円、財務活動の結果使用した資金が229百万円となったことによるものであります。詳細につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」をご参照ください。

 

② 資金需要

当社グループの運転資金需要の主なものは、ITサービス事業ではシステム開発開始から顧客による検収後現金回収までのプロジェクト関連経費の支払いにかかるものであります。その主なものは、システム開発にかかる労務費、外注費であります。金融サービス事業では暗号資産ビジネスの次世代システム開発費用及び内部管理態勢強化のための人材採用費用並びに暗号資産に関する投資に関する支出であります。

 

③ 資金の財源及び資金の流動性

当社グループは現在、必要な運転資金、設備投資及び投融資資金については、自己資金、または借入、増資、社債の発行といった資金調達方法の中から諸条件を総合的に勘案し、最も合理的な方法を選択して調達していく方針であります。当連結会計年度におきましては、前連結会計年度に発行した行使価額修正条項付株式会社CAICA第2回新株予約権(停止要請条項付)の一部権利行使により、105百万円の資金を調達致しました。

当社グループは、今後も営業活動により得られるキャッシュ・フローを基本に将来必要な運転資金等を調達していく方針であります。

 

(4) 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている企業会計の基準に基づき作成されております。

この連結財務諸表の作成に際しては、連結決算日現在における財政状態並びに連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況に影響を与える見積り及び判断を行う必要があります。当社グループでは、過去の実績や状況等を総合的に判断した上で、合理的と考えられる見積り及び判断を行っておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性があるため、これらの見積りと異なる場合があります。

当社グループの連結財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」に記載しております。また、特に重要なものについては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等(1)連結財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。

当社の財務諸表の作成にあたって採用している重要な会計方針は「第5 経理の状況 2 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計方針」に記載しております。また、特に重要なものについては、「第5 経理の状況 2 財務諸表等(1)財務諸表 注記事項 重要な会計上の見積り」に記載しております。

なお、会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定に対する新型コロナウイルス感染症の影響については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(追加情報)」に記載しております。

 

 

(5) 経営成績に重要な影響を与える要因について

当社グループの経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照ください。

 

(6) 戦略的現状と見通し及び今後の方針について

「1 経営方針、経営環境及び対処すべき課題等」に記載のとおりです。

 

4 【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません

 

2 【主要な設備の状況】

当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。
(1) 提出会社

2022年10月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業
員数
(名)

土地
(面積㎡)

建物及び構築物

工具、
器具
及び備品

ソフト
ウェア

 リース
 資産

合計

本社
(東京都港区)

全社
(共通)

本社機能

-

362

37,804

689

11,241

50,097

16

その他
(静岡県伊豆の国市)

全社
(共通)

福利厚生施設

500

(427.0)

-

-

-

-

500

(427.0)

0

合計

500

(427.0)

362

37,804

689

11,241

50,597

(427.0)

16

 

(注)1 従業員数は、就業人員数(当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む。)であります。

2 上記の他、本社建物を賃借しており、年間賃借料は46,153千円(国内子会社への転貸分も含む)であります。

 

(2) 国内子会社

2022年10月31日現在

会社名

事業所名
(所在地)

セグメント
 の名称

設備

内容

帳簿価額(千円)

従業
員数
(名)

建物及び構築物

工具、
器具
及び備品

ソフト
ウェア

合計

(株)CAICAテクノロジーズ

本社
(東京都
港区)

ITサービス事業

システム開発用機器及び事業所設備

13,668

1,934

-

15,602

363

 

(注) 従業員数は、就業人員数(当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む。)であります。

 

① 【株式の総数】

 

種  類

発行可能株式総数(株)

普通株式

450,000,000

450,000,000

 

 

② 【発行済株式】

 

種 類

事業年度末現在
発行数(株)
(2022年10月31日)

提出日現在
発行数(株)
(2023年1月27日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名

内 容

普通株式

114,269,094

114,269,094

東京証券取引所
スタンダード

単元株式数
 100株

114,269,094

114,269,094

 

(注) 提出日現在発行数には、2023年1月1日からこの有価証券報告書提出日までの株式会社CAICA DIGI

   TAL第3回新株予約権(行使価額修正条項付)の行使により発行された株式数は、含まれておりません。

 

① 【ストックオプション制度の内容】

(2019年9月25日取締役会決議)

 

決議年月日

2019年9月25日

付与対象者の区分及び人数(名)

取締役 1

使用人 6

新株予約権の数(個) ※

7,000(注)1

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 70,000

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

280(注)2

新株予約権の行使期間 ※

2021年9月26日~2024年9月25日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価格  280
資本組入額 140

新株予約権の行使の条件 ※

新株予約権の割当てを受けた者は、新株予約権行使時においても当社又は当社子会社の役職員の地位にあることを要する。ただし、当社取締役会が特例として認めた場合を除く。

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

新株予約権の譲渡については、取締役会の承認を要するものとする。

組織再編成行為に伴う新株予約権の
交付に関する事項 ※

(注)3

 

 ※ 当事業年度の末日(2022年10月31日)における内容を記載しております。なお、提出日の前月末(2022年12月31日)現在において、これらの事項に変更はありません。

(注) 1 新株予約権1個につき目的となる株式数は、10株であります。

2 新株予約権の割当日後、当社が株式分割、株式併合を行う場合は、次の算式により行使価額を調整し、調整により生ずる1円未満の端数は切り上げる。

 

調整後行使価額

調整前行使価額

×

株式分割・株式併合の比率

 

 

 

3 割当日後に、当社が他社と合併する場合、会社分割を行う場合、資本金の減少を行う場合、その他これらの場合に準じ、行使価額の調整を必要とするやむを得ない事由が生じたときは、当社は、合理的な範囲で行使価額の調整を行うことができる。

 

(2023年1月27日定時株主総会決議)

 

決議年月日

2023年1月27日

付与対象者の区分及び人数(名)

未定

新株予約権の数(個) 

12,000上限(うち社外取締役1,200) (注)1

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) 

普通株式 1,200,000上限(うち社外取締役120,000)

新株予約権の行使時の払込金額(円)

未定 (注)2

新株予約権の行使期間 

未定

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円) 

未定

新株予約権の行使の条件 

新株予約権の割当てを受けた者は、新株予約権行使時においても当社又は当社子会社の役職員の地位にあることを要する。ただし、当社取締役会が特例として認めた場合を除く。

新株予約権の譲渡に関する事項 

新株予約権の譲渡については、取締役会の承認を要するものとする。

組織再編成行為に伴う新株予約権の
交付に関する事項 

(注)3

 

(注) 1 新株予約権1個につき目的となる株式数は、100株であります。

2 新株予約権の割当日後、当社が株式分割、株式併合を行う場合は、次の算式により行使価額を調整し、調整により生ずる1円未満の端数は切り上げる。

 

調整後行使価額

調整前行使価額

×

株式分割・株式併合の比率

 

 

3 割当日後に、当社が他社と合併する場合、会社分割を行う場合、資本金の減少を行う場合、その他これらの場合に準じ、行使価額の調整を必要とするやむを得ない事由が生じたときは、当社は、合理的な範囲で行使価額の調整を行うことができる。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数
(株)

発行済株式
総数残高
(株)

資本金増減額
 
(千円)

資本金残高
 
(千円)

資本準備金
増減額
(千円)

資本準備金
残高
(千円)

2018年3月1日
(注)1

4,155,455

360,858,455

 ―

8,940,292

278,415

 11,718,508

2018年3月1日
(注)2

360,858,455

△7,940,292

1,000,000

△10,440,092

1,278,415

2019年11月1日~
2020年10月31日
(注)3

274,212,191

635,070,646

2,193,697

3,193,697

2,193,697

3,472,113

2021年3月1日

(注)4

635,070,646

△3,143,697

50,000

△3,472,113

2021年5月1日

(注)5

△571,563,582

63,507,064

50,000

2021年5月1日~

2021年8月31日

(注)6

6,116,000

69,623,064

655,327

705,327

655,327

655,327

2021年8月31日

(注)7

41,163,030

110,786,094

705,327

8,397,258

9,052,585

2021年9月1日~

2021年10月31日

(注)6

2,942,000

113,728,094

292,405

997,732

292,405

9,344,990

2021年11月1日~

2022年1月31日

(注)8、9

541,000

114,269,094

53,851

1,051,583

53,851

9,398,841

2022年3月1日

(注)10

114,269,094

△1,001,583

50,000

△9,398,841

2022年3月2日~

2022年10月31日

114,269,094

50,000

 

(注)1 ネクス・ソリューションズとの株式交換により、発行済株式数4,155,455株及び資本準備金278,415千円がそ

    れぞれ増加しております。

2 2018年1月30日開催の定時株主総会の決議に基づき、2018年3月1日付で減資の効力が発生し資本金7,940,292千円及び資本準備金10,440,092千円がそれぞれ減少しております。

3 2020年8月12日から同年9月16日までを行使期間とするライツ・オファリング(ノンコミットメント型/上場型新株予約権の無償割当て)による第1回新株予約権の行使により増加しております。

4 会社法第447条第1項及び第448条第1項の規定に基づき、利益準備金の額を減少しその全額を繰越利益剰余金に、また、資本金及び資本準備金の額を減少しその全額をその他資本剰余金に、それぞれ振り替えるととともに、会社法第452条に基づき、増加後のその他資本剰余金の一部を繰越利益剰余金に振り替え、欠損の補填に充当しております。

5 2021年5月1日付で普通株式10株につき1株の割合で株式併合を行っております。

6 2021年5月1日から2021年10月31日までの行使価額修正条項付株式会社CAICA第2回新株予約権(停止要請条項付)の行使により増加しております。

7 2021年8月31日付で当社を株式交付親会社、実質支配力基準による当社の連結子会社である株式会社カイカエクスチェンジホールディングス(旧商号:株式会社Zaif Holdings)を株式交付子会社とする株式交付を行っております。

8  2021年11月1日から2022年1月31日までの行使価額修正条項付株式会社CAICA第2回新株予約権(停止要請条項付)の行使により増加しております。

 

  9  2021年4月20日に提出の有価証券届出書に記載いたしました「手取金の使途」(以下「資金使途」という)

        について、2021年12月7日開催の取締役会にてその一部を変更することを決議し、下記のとおり変更が生じ

        ております。

(1)変更理由

当社は、当社グループの金融サービス事業の強化やリブランディング等を目的として、2021年5月6日付で東海東京証券株式会社(以下、「東海東京証券」といいます。)を割当先とする第三者割当の方法により、行使価額修正条項付株式会社CAICA第2回新株予約権(停止要請条項付)を発行しましたが、当社の株価が下限行使価額である195円を下回っていることから、2021年11月2日以降行使はされておらず、2021年11月における月間終値平均株価である180.1円と下限行使価額と実勢価額が乖離していることから、今後の行使が望めない状況であるため、2021年12月7日に当社から東海東京証券へ取得することを通知いたしました。これに伴い、調達する資金の額が当初想定の約39億円に対し、2021年12月7日現在の調達額が約20億円にとどまったことから、資金使途は以下のとおりに変更いたしました。 

(2)変更の内容

変更箇所は下線を付しております。

(変更前)

具体的な使途

金額(百万円)

支出予定時期

① 株式会社カイカエクスチェンジ(旧商号:株式会社Zaif)

  の次世代システム開発費

760

2021年5月~

2023年4月

② 株式会社カイカエクスチェンジ(旧商号:株式会社Zaif)

  の内部管理態勢強化

300

2021年5月~

2023年10月

③ 当社グループ全体のリブランディング

200

2021年5月~

2023年10月

④ 株式会社カイカキャピタル(旧商号:株式会社Zaif

  Capital)における暗号資産運用資金

2,200

2021年5月~

2023年10月

⑤ カイカ証券株式会社(旧商号:eワラント証券株式会社)

  の増資引受

440

2021年5月~

2023年10月

合 計

3,900

 

(変更後)

具体的な使途

金額(百万円)

支出予定時期

① 株式会社カイカエクスチェンジ(旧商号:株式会社Zaif)

  の次世代システム開発費

760

2021年5月~

2023年4月

② 株式会社カイカエクスチェンジ(旧商号:株式会社Zaif)

  の内部管理態勢強化

300

2021年5月~

2023年10月

③ 当社グループ全体のリブランディング

200

2021年5月~

2023年10月

④ 株式会社カイカキャピタル(旧商号:株式会社Zaif

  Capital)における暗号資産運用資金

706

2021年5月~

2023年10月

⑤ カイカ証券株式会社(旧商号:eワラント証券株式会社)

  の増資引受

0

2021年5月~

2023年10月

合 計

1,966

 

10 2022年1月28日開催の第33期定時株主総会決議により、会社法第447条第1項及び第448条第1項の規定に基づき、資本金の一部及び資本準備金の全額を減少し、その他資本剰余金に、それぞれ振り替えるとともに、会社法第452条に基づき、増加後のその他資本剰余金の一部を繰越利益剰余金に振り替え、欠損の補填に充当したものであります。(減資割合95.2%)

 

 

(5) 【所有者別状況】

2022年10月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

3

20

179

43

259

35,803

36,307

所有株式数
(単元)

784

28,388

327,189

22,374

8,821

746,103

1,133,659

903,194

所有株式数の割合(%)

0.069

2.504

28.861

1.973

0.778

65.813

100.00

 

(注) 1 自己株式103,785株は「個人その他」に1,037単元、「単元未満株式の状況」に85株が含まれております。

2 「その他の法人」欄には、株式会社証券保管振替機構名義の株式が1単元含まれております。

 

(6) 【大株主の状況】

2022年10月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

株式会社フィスコ

大阪府堺市南区竹城台3丁21番1号

22,623,260

19.82

株式会社実業之日本社

大阪府岸和田市荒木町2丁目18番15号

3,400,000

2.98

株式会社シークエッジ・ジャパン・ホールディングス

大阪府岸和田市荒木町2丁目18番15号

2,865,485

2.51

株式会社クシム

東京都港区南青山6丁目7番2号

2,123,256

1.86

BNYMSANV RE GCLB RE JP RD LMGC(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)

RUE MONTOYER, 46 B-1000, BRUSSELS BELGIUM
 (東京都新宿区新宿6丁目27番30号)

1,396,390

1.22

株式会社SBI証券

東京都港区六本木1丁目6番1号

778,900

0.68

SMBC日興証券株式会社

東京都千代田区丸の内3丁目3番1号

628,200

0.55

小島 智也

福島県伊達市

600,400

0.53

白浜 利崇

東京都調布市

400,000

0.35

奥田 弘之

大阪府大阪市鶴見区

383,721

0.34

35,199,612

30.84

 

 

①【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2021年10月31日)

当連結会計年度

(2022年10月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

4,248,977

2,671,569

 

 

預託金

14,284,200

9,133,000

 

 

受取手形及び売掛金

669,952

-

 

 

売掛金

-

※1 830,966

 

 

商品及び製品

5,914

4,781

 

 

仕掛品

48,118

2,496

 

 

自己保有暗号資産

499,089

1,590,758

 

 

利用者暗号資産

79,689,336

43,196,636

 

 

短期貸付金

600

20,000

 

 

未収入金

142,565

171,751

 

 

預け金

894,885

414,242

 

 

その他

274,750

186,924

 

 

流動資産合計

100,758,391

58,223,128

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物

29,788

20,056

 

 

 

 

減価償却累計額

3,399

6,024

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

26,389

14,031

 

 

 

工具、器具及び備品

247,876

164,929

 

 

 

 

減価償却累計額

115,857

124,370

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

132,018

40,559

 

 

 

土地

500

500

 

 

 

有形固定資産合計

158,908

55,090

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

133,355

1,224

 

 

 

のれん

5,457,052

-

 

 

 

その他

16,198

11,241

 

 

 

無形固定資産合計

5,606,606

12,466

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

※2 559,936

※2 525,219

 

 

 

出資金

59,374

60,826

 

 

 

長期貸付金

194,551

285,503

 

 

 

その他

96,134

91,847

 

 

 

貸倒引当金

215,776

221,285

 

 

 

投資その他の資産合計

694,221

742,111

 

 

固定資産合計

6,459,736

809,669

 

資産合計

107,218,127

59,032,797

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2021年10月31日)

当連結会計年度

(2022年10月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

206,709

265,464

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※4 180,000

※4 180,000

 

 

1年内償還予定の社債

140,000

140,000

 

 

未払金

203,230

267,946

 

 

預り金

13,779,776

8,855,948

 

 

預り暗号資産

79,689,336

43,196,636

 

 

借入暗号資産

105,586

242,387

 

 

未払法人税等

37,291

46,120

 

 

未払消費税等

146,127

46,661

 

 

賞与引当金

154,064

151,520

 

 

その他

587,579

※1 221,643

 

 

流動負債合計

95,229,702

53,614,330

 

固定負債

 

 

 

 

社債

210,000

70,000

 

 

長期借入金

※4 360,000

※4 180,000

 

 

繰延税金負債

-

474

 

 

その他

21,792

15,193

 

 

固定負債合計

591,792

265,667

 

特別法上の準備金

 

 

 

 

金融商品取引責任準備金

※3 8

※3 8

 

 

特別法上の準備金合計

8

8

 

負債合計

95,821,503

53,880,006

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

997,732

50,000

 

 

資本剰余金

14,203,926

12,145,310

 

 

利益剰余金

4,112,998

7,243,833

 

 

自己株式

99,444

103,867

 

 

株主資本合計

10,989,215

4,847,609

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

22,888

63,199

 

 

為替換算調整勘定

100,738

102,665

 

 

その他の包括利益累計額合計

77,850

39,465

 

新株予約権

7,291

3,731

 

非支配株主持分

322,266

261,984

 

純資産合計

11,396,624

5,152,790

負債純資産合計

107,218,127

59,032,797

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2020年11月1日

 至 2021年10月31日)

当連結会計年度

(自 2021年11月1日

 至 2022年10月31日)

売上高

5,946,824

※1 6,442,575

売上原価

4,260,267

4,223,498

売上総利益

1,686,556

2,219,076

販売費及び一般管理費

※2 2,602,205

※2 3,608,564

営業損失(△)

915,649

1,389,488

営業外収益

 

 

 

受取利息

13,843

6,043

 

受取配当金

1,739

2,983

 

賞与引当金戻入額

-

3,834

 

その他

40,190

4,209

 

営業外収益合計

55,773

17,071

営業外費用

 

 

 

支払利息

7,975

7,196

 

支払手数料

6,706

5,334

 

持分法による投資損失

25,507

-

 

株式交付費

12,104

3,376

 

社債発行費等

4,581

-

 

支払和解金

-

3,738

 

その他

12,560

3,249

 

営業外費用合計

69,434

22,896

経常損失(△)

929,310

1,395,313

特別利益

 

 

 

関係会社株式売却益

15,311

-

 

段階取得に係る差益

※3 1,379,593

-

 

負ののれん発生益

-

637

 

貸倒引当金戻入額

11,300

10,398

 

償却債権取立益

-

150,000

 

受取和解金

-

550,837

 

特別利益合計

1,406,204

711,872

特別損失

 

 

 

減損損失

※4 1,226,631

※4 5,527,437

 

固定資産除却損

※5 37,266

※5 10,652

 

投資有価証券評価損

151,437

64,145

 

特別損失合計

1,415,335

5,602,235

税金等調整前当期純損失(△)

938,442

6,285,675

法人税、住民税及び事業税

23,285

47,536

法人税等合計

23,285

47,536

当期純損失(△)

961,727

6,333,212

非支配株主に帰属する当期純損失(△)

161,829

88,316

親会社株主に帰属する当期純損失(△)

799,897

6,244,896

 

 1 報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 

各報告セグメントの内容につきましては、「第一部 企業情報 第1 企業の概況 3 事業の内容」をご参照ください。

①【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年10月31日)

当事業年度

(2022年10月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

832,625

250,884

 

 

売掛金

-

13,780

 

 

自己保有暗号資産

4

81,386

 

 

前払費用

19,541

15,742

 

 

未収入金

※1 688,741

※1 629,722

 

 

その他

58,527

32,714

 

 

流動資産合計

1,599,439

1,024,230

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

503

362

 

 

 

工具、器具及び備品

40,033

37,804

 

 

 

土地

500

500

 

 

 

有形固定資産合計

41,037

38,667

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

17,078

689

 

 

 

その他

16,198

11,241

 

 

 

無形固定資産合計

33,277

11,930

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

935,262

500,625

 

 

 

関係会社株式

17,074,770

2,962,295

 

 

 

出資金

7,774

9,226

 

 

 

関係会社出資金

497,715

-

 

 

 

長期貸付金

※1 943,603

※1 784,503

 

 

 

長期前払費用

2,056

1,028

 

 

 

敷金及び保証金

48,613

32,789

 

 

 

その他

※1 38,459

※1 28,106

 

 

 

貸倒引当金

515,776

205,377

 

 

 

投資その他の資産合計

19,032,480

4,113,199

 

 

固定資産合計

19,106,795

4,163,797

 

資産合計

20,706,235

5,188,027

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年10月31日)

当事業年度

(2022年10月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

1年内返済予定の長期借入金

320,000

320,000

 

 

未払金

※1 92,061

※1 55,281

 

 

未払法人税等

1,210

1,210

 

 

未払消費税等

-

17,283

 

 

未払費用

9,620

11,014

 

 

預り金

※1 17,999

※1 20,496

 

 

賞与引当金

5,572

6,128

 

 

その他

5,382

5,541

 

 

流動負債合計

451,846

436,956

 

固定負債

 

 

 

 

関係会社長期借入金

※1 2,961,360

※1 300,000

 

 

繰延税金負債

-

474

 

 

その他

※1 35,033

※1 28,434

 

 

固定負債合計

2,996,393

328,908

 

負債合計

3,448,240

765,865

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

997,732

50,000

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

9,344,990

-

 

 

 

その他資本剰余金

10,144,373

17,430,748

 

 

 

資本剰余金合計

19,489,364

17,430,748

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

3,114,061

12,895,347

 

 

 

利益剰余金合計

3,114,061

12,895,347

 

 

自己株式

99,444

103,867

 

 

株主資本合計

17,273,590

4,481,533

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

22,888

63,101

 

 

評価・換算差額等合計

22,888

63,101

 

新株予約権

7,291

3,731

 

純資産合計

17,257,994

4,422,162

負債純資産合計

20,706,235

5,188,027

 

②【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2020年11月1日

 至 2021年10月31日)

当事業年度

(自 2021年11月1日

 至 2022年10月31日)

売上高

※1 153,280

※1 436,483

売上総利益

153,280

436,483

販売費及び一般管理費

※2 462,451

※2 336,196

営業利益又は営業損失(△)

309,170

100,287

営業外収益

 

 

 

受取利息

24,912

17,753

 

受取配当金

1,739

2,983

 

業務受託料

2,416

-

 

助成金収入

27,575

1,382

 

その他

6,272

980

 

営業外収益合計

62,915

23,100

営業外費用

 

 

 

支払利息

17,941

7,770

 

為替差損

519

1,737

 

株式交付費

10,354

3,376

 

社債発行費等

4,581

-

 

投資事業組合運用損

28,854

385

 

その他

9

-

 

営業外費用合計

62,260

13,269

経常利益又は経常損失(△)

308,514

110,117

特別利益

 

 

 

貸倒引当金戻入額

11,300

10,398

 

関係会社株式売却益

359,910

31

 

特別利益合計

371,210

10,429

特別損失

 

 

 

投資有価証券評価損

1,437

-

 

関係会社株式評価損

2,876,630

13,012,654

 

貸倒引当金繰入額

300,000

-

 

固定資産除却損

-

10,652

 

特別損失合計

3,178,067

13,023,307

税引前当期純損失(△)

3,115,372

12,902,760

法人税、住民税及び事業税

1,310

7,412

法人税等合計

1,310

7,412

当期純損失(△)

3,114,061

12,895,347