日本ファルコム株式会社
NIHON FALCOM CORPORATION
立川市曙町二丁目8番18号
証券コード:37230
業界:情報・通信業
有価証券報告書の提出日:2022年12月16日

提出会社の状況

 

回次

第17期

第18期

第19期

第20期

第21期

決算年月

2018年9月

2019年9月

2020年9月

2021年9月

2022年9月

売上高

(千円)

2,357,991

2,454,128

2,496,586

2,477,954

2,533,808

経常利益

(千円)

1,294,648

1,472,367

1,352,163

1,418,304

1,573,306

当期純利益

(千円)

836,877

1,006,163

875,723

1,000,299

1,027,651

持分法を適用した
場合の投資利益

(千円)

資本金

(千円)

164,130

164,130

164,130

164,130

164,130

発行済株式総数

(株)

10,280,000

10,280,000

10,280,000

10,280,000

10,280,000

純資産額

(千円)

5,165,494

6,068,748

6,821,115

7,698,057

8,826,837

総資産額

(千円)

6,009,582

6,592,577

7,682,001

8,291,815

9,690,331

1株当たり純資産額

(円)

502.49

590.36

663.55

748.86

858.66

1株当たり配当額
(うち1株当たり
中間配当額)

(円)

10

12

12

20

20

(―)

(―)

(―)

(―)

(―)

1株当たり当期純利益

(円)

81.41

97.88

85.19

97.31

99.97

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

86.0

92.1

88.8

92.8

91.1

自己資本利益率

(%)

17.5

17.9

13.6

13.8

12.4

株価収益率

(倍)

16.0

14.0

16.4

14.7

12.5

配当性向

(%)

12.3

12.3

14.1

20.6

20.0

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

792,728

1,131,427

1,706,628

102,490

1,239,550

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

1,562

27,924

52,737

1,432

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

81,785

101,771

122,985

122,768

204,608

現金及び
現金同等物の期末残高

(千円)

4,558,444

5,586,537

7,142,256

7,174,716

8,208,226

従業員数

(人)

57

60

60

63

62

株主総利回り

(%)

129.6

137.8

141.7

146.4

131.4

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(110.8)

(99.3)

(104.2)

(132.9)

(123.4)

最高株価

(円)

1,735

1,850

1,527

1,707

1,476

最低株価

(円)

790

817

800

1,248

1,235

 

 

(注) 1.当社は連結財務諸表を作成しておりませんので、連結会計年度に係る主要な経営指標等の推移については、記載しておりません。

2.持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社が存在しないため記載しておりません。

3.従業員数については、就業人員であります。

4.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日の東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所グロース市場におけるものであります。それ以前は、東京証券取引所マザーズにおけるものであります。

5.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第21期の期首から適用しており、第21期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2 【沿革】

 

年月

事項

2001年11月
 
 

ゲームソフトの企画、制作、開発及び販売業務を分離することを目的として旧日本ファルコム株式会社(設立:1981年3月9日、本店所在地:東京都立川市、現株式会社ファルコム)から新設分割により設立(本店所在地:東京都立川市曙町一丁目14番13号、資本金:10,000千円)

2001年12月
 
 

ファルコムブランド製品の企画、制作及び販売(通信販売事業)及びデザイン等の企画並びに制作業務を承継することを目的として株式会社ファルコムドットコム(設立:1988年6月23日、本店所在地:東京都立川市)から吸収分割により業務を承継

2003年12月

東京証券取引所マザーズ(現グロース)に株式を上場

 

 

3 【事業の内容】

当社はゲームソフトの企画、制作、開発及び販売を主たる業務としており、製品部門及びライセンス部門の二部門によって事業活動を展開しております。

 

各部門の位置づけは、以下のとおりであります。

(製品部門)

・主にロールプレイングゲーム(注)を中心としたゲームソフトの企画、制作、開発及び販売。

・海外ゲームソフト会社からライセンスを受けたゲームソフトの制作(日本語版制作等)及び販売。

・音楽CDの企画、制作及び販売。

 

(ライセンス部門)

・日本国内の各種家庭用ゲーム機ソフトの開発及び販売のライセンス許諾。

・海外への当社ゲームソフトの現地語化及び現地に限定した販売ライセンス許諾。

・当社のゲームソフト及びゲーム音楽を利用して、モバイル上でサービスを提供するライセンス許諾。

・当社のゲームソフトをインターネット上でダウンロード販売するライセンス許諾。

・書籍等についての製作及び販売のライセンス許諾。

なお、ライセンス許諾は契約一時金、ランニング・ロイヤリティーの契約形態に応じてロイヤリティー収入を計上しております。

 

 

[事業系統図]

 


 

(注)  ロールプレイングゲーム

ロールプレイングゲームとは、物語の主人公を操作して冒険や謎解きのストーリーを進めていくゲームであり、世界観、シナリオ、グラフィックス、音楽、操作性を創り出すものであります。当社はそれらを主に自社内で制作し、販売しております。

 

 

4 【関係会社の状況】

該当事項はありません。

 

5 【従業員の状況】
(1) 提出会社の状況

2022年9月30日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

62

37.6

13.3

5,210

 

(注) 1.従業員数は就業人員であります。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.平均勤続年数につきましては、当社が会社分割により設立された関係から、会社分割前の旧日本ファルコム株式会社(現株式会社ファルコム)からの勤続年数を引継いでおります。

 

(2) 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係はきわめて良好であります。

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

   文中の将来に関する事項は、当事業年度末現在において当社が判断したものであります。

 

(1) 会社の経営の基本方針

当社は個人の創造力を尊重し、その効果をチームワークによって最大限に高めることで、オリジナリティあふれるゲームコンテンツ及びサービスの創出を行います。また、これらの魅力を様々な分野・プラットフォームを通じて、世界中のお客様にお伝えすることに努め、継続して事業の裾野を広げていけるよう尽力してまいります。

 

(2) 目標とする経営指標

当社は収益性を重視しており、高い経営効率により、既に高水準の利益率を達成しておりますが、「Nintendo Switch」向けゲームの自社展開や、IPコンテンツを活用したマルチユース・マルチプラットフォーム展開などを進めることで、営業利益率を維持しながら持続的な成長を目指します。

 

(3) 経営環境

ゲーム関連業界におきましては、家庭用ゲームやPCゲーム、モバイルゲームなど引き続きグローバルで市場拡大が続く中、コンピュータゲームをスポーツ競技として捉えるeスポーツやインターネット上の仮想世界メタバース、ブロックチェーン技術を活用したNFTなどに注目が集まっております。競争は厳しい一方で、優良なコンテンツの引き合いは総じて堅調に推移しております。新型コロナウイルス感染症につきましては、現時点において大きな影響はありませんが、引き続き状況を注視してまいります。

 

(4) 中長期的な会社の経営戦略

創業以来、当社が培ってきたノウハウとブランドを基礎に、攻守のバランスが取れた経営基盤作りを推進します。「攻」の要としましては、家庭用ゲーム機やスマートフォンアプリ、オンラインゲームを中心とする新規分野へのチャレンジと開発技術の革新を重視します。また、「守」の要としましては、スピード、品質の更なる向上、人材育成といったテーマに取り組んでまいります。着実に足元を固めるとともに、常に成長し続けられる企業体質の実現を目指します。

 

(5) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題
① 人材育成

コンテンツメーカーとしての競争力をさらに高めるためにも人材の採用及び育成に注力します。業界の中でも老舗として培ってきた多くのノウハウ、技術、価値観を着実に伝えて、組織の中核を担える創造力豊かな人材の育成に取り組みます。

② スピード経営の実現

企画・開発・広報・販売といった一連の業務サイクルをより的確かつスピーディーに進めることで、社内の活性化を一層促すとともに、コンテンツ及びサービスを供給するペースをさらに向上してまいります。

③ ブランドの進化

当社の保有するゲームコンテンツ及びサービスを、パソコン、家庭用ゲーム機、スマートフォン、オンラインゲームといった各種プラットフォームへ幅広く展開してまいります。自社開発及びライセンス許諾を国内外で効果的に行うことで、ブランドの認知度を高めるとともに収益の最大化を図ります。

④ 広告・広報活動

当社のコンテンツ及びサービスを広く知ってもらうべく、費用対効果を見極めながら、広告宣伝及び広報活動を強化してまいります。これにより企業としての知名度をさらに高め、ライセンス許諾、他社との提携、人材獲得といった事業展開を有利に進めるべく邁進してまいります。

 

 

2 【事業等のリスク】

以下において、当社の事業展開その他に関してリスク要因となる可能性があると考えられる主な事項を記載しております。また、必ずしもそのようなリスク要因に該当しない事項についても、投資家の投資判断上、重要であると考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から開示しております。なお、当社は、これらのリスクの発生可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、本株式に対する投資判断は、以下の記載事項及び本書中の本項以外の記載事項を、慎重に検討された上で行われる必要があります。また、以下の記載は本株式への投資に関連するリスクをすべて網羅するものではありませんので、この点ご留意ください。

 

(1) 自社によるもの
① 開発期間の長期化について

当社の場合、ゲームソフト制作の開発期間は半年から長いもので2、3年を要します。開発期間が長期にわたるため、計画段階における開発期間と実際の開発期間に差異が生じる可能性があります。また、昨今の技術革新により、製品に求められる機能が高度化した場合、開発期間が長期化し、当社の業績に影響を与える可能性があります。

当社は、スケジュール管理を徹底し、開発の遅れを社内全体でカバーできる体制づくりに努め、新技術の情報収集や自社開発エンジンの構築、効率的な開発体制を整備することで、開発期間が長期化しないよう努めています。

 

② 製品の販売推移の傾向について

当社の製品の販売推移については、ゲームソフトの販売開始時に売上の多くが集中するため、新製品を発売した四半期に製品部門の売上高が大きく計上される傾向にあります。

そのため、新製品の発売の時期により四半期ごとに業績が大幅に変動する可能性があります。

 

③ 特定のタイトルへの依存について

当社の業績は、「イース」シリーズや「軌跡」シリーズ等、特定のゲームソフトへの依存度が高くなる傾向にあります。シリーズ作品は固定ファンが多く、業績の安定化に寄与しますが、市場環境に変化が生じた場合は、ユーザー離れが起きたり、当社のIPが陳腐化したりすることで、ライセンス許諾を含めた当社の業績に影響を与える可能性があります。

当社は、引き続き既存タイトルを投入しながら、新規IPの創出やゲームソフトの開発も進めてまいります。

 

④ 知的財産について

当社では、新規開発製品に関するもので知的財産の保護の対象となる可能性のあるものについては、必要に応じて特許権・商標権などの取得を目指しておりますが、必ずしもかかる権利を取得できるとは限りません。当社の技術、ノウハウ又はタイトルなどが特許権又は商標権などとして保護されず他社に先んじられた場合には、当社製品の開発又は販売に支障が生じ、当社の業績に影響を与える可能性があります。

なお、現在において当社製品による第三者の知的財産権の侵害は存在していないと認識しておりますが、今後も知的財産権の侵害を理由とする訴訟やクレームが提起されないとは限らず、かかる事態が発生した場合には、当社の業績に影響を与える可能性があります。

 

⑤ 人材の確保・育成について

当社は人材戦略を事業における最重要課題のひとつとして捉えており、今後の事業拡大には既存のスタッフに加えて、特に開発の分野で十分な知識と技術を有する人材の確保・育成が不可欠であるという認識に立っておりますが、適格な人材を十分確保できなかった場合には、当社の事業拡大に制約を与える可能性があり、また、機会損失が生じるなど当社の業績その他に影響を及ぼす可能性があります。

当社は、優秀な人材を確保するために、また、現在在籍している人材が退職又は転職するなどのケースを最小限に抑えるため、基本報酬について軽視せず、さらに、業績に応じた報酬プログラムを実践しております。また、人材紹介サービスなどの活用により、必要な人材の確保に努めていく方針であります。

 

 

(2) 環境によるもの
① 法規制などについて

健全なコンテンツの開発及び販売を業容として掲げる当社は、「R18(映画倫理規程管理委員会の規程のひとつ。18歳未満の鑑賞が不適切であることを示す。)」などで規制される事業の展開や商製品の取扱いは現在行っておりません。しかしながら、将来的にコンピュータ又はデジタルコンテンツ関連業者を対象とした法規制が強化された場合、当社の事業に影響を及ぼす可能性があります。

 

② ゲームソフトの違法コピーや海賊版について

ゲームソフトに関わる知的所有権を巡って発生している懸案としては、無許諾の不正コピーや海賊版に関する問題があります。

違法コピーや海賊版につきましては、未だこれといった決め手が無いのが現状であるため、無許諾の不正コピーや海賊版が氾濫することにより当社の販売機会が損なわれた場合には、当社の業績に悪影響が出る可能性があります。

当社は、ACCS(一般社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会)やライセンス許諾先と情報共有を行いながら、必要に応じて対応を進めてまいります。

 

③ 個人情報の取扱いについて

当社は売上の一部を通信販売によっていることから、顧客の個人情報を保有しております。また、今後当社ホームページを通じた通信販売の増加も予想され、個人情報については社内管理体制を整備し、情報管理への意識を高めるとともに、アクセス権を制限する等個人情報が漏洩することの無いように、取扱いには留意しております。

しかしながら、外部からのハッキングなど、不測の事態により、万が一、個人情報が外部に漏洩するような事態となった場合には当社の信用失墜による売上の減少、又は損害賠償による費用の発生等が起こることも考えられ、当社の業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

④ 新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルス感染症に関しては、現時点において開発スケジュールや販売スケジュールに大きな影響はないものの、想定以上の感染拡大により職場内において感染者が発生し、開発・販売をはじめとする各種事業活動を停止せざるを得ない状況に陥った場合、当社の業績に影響を与える可能性があります。

当社は感染症対策を徹底することはもちろん、オフィスフロアを増床し従業員同士の座席間隔を確保したり、一部在宅勤務を併用することで、感染症の影響を最小限に抑えることに努めています。

 

 

3 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要

当事業年度における当社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

当事業年度のゲーム関連業界におきましては、家庭用ゲームやPCゲーム、モバイルゲームなど引き続きグローバルで市場拡大が続く中、コンピュータゲームをスポーツ競技として捉えるeスポーツやインターネット上の仮想世界メタバース、ブロックチェーン技術を活用したNFTなどに注目が集まっております。競争は厳しい一方で、優良なコンテンツの引き合いは総じて堅調に推移しております。新型コロナウイルス感染症につきましては、現時点において大きな影響はありませんが、引き続き状況を注視してまいります。

当社におきましては、ユーザーの方々に喜んでいただけるゲームコンテンツ・ゲームソフトづくりにこだわり、その制作に邁進してまいりました。

その結果、当事業年度はPlayStation4向けに「イースⅨ-Monstrum NOX-(モンストルム・ノクス)スーパープライス」や「イースⅧ&Ⅸ スーパープライスセット」、「英雄伝説 閃(せん)の軌跡Ⅰ~Ⅳ&創(はじまり)の軌跡コンプリートBOX」を発売、PlayStation5向けには「英雄伝説 黎(くろ)の軌跡」、Nintendo Switch向けには「那由多(なゆた)の軌跡 アド・アストラ」のほか、音楽アルバム「英雄伝説 黎の軌跡 オリジナルサウンドトラック」を発売しました。そして、PlayStation5/PlayStation4向けに「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-(クリムゾン・シン)」を発売しました。
 また、北米・欧州・アジア地域への展開やスマートフォン向けアプリなど、グローバルに当社ゲームコンテンツ(IP)を活用するとともに、引き続きデジタル販売強化を実施しました。その他、アニメなどのメディア展開や他社コンテンツとのコラボレーション企画、各種イベントを開催するなど、様々な展開を推し進めました。

 

a.財政状態

当事業年度末の資産合計は、前事業年度末と比較して1,398百万円増加し、9,690百万円となりました。
 当事業年度末の負債合計は、前事業年度末と比較して269百万円増加し、863百万円となりました。

当事業年度末の純資産合計は、前事業年度末と比較して1,128百万円増加し、8,826百万円となりました。

 

b.経営成績

当社の当事業年度の売上高は2,533百万円(前期比2.3%増)、営業利益は1,460百万円(同3.6%増)、経常利益は1,573百万円(同10.9%増)、当期純利益は1,027百万円(同2.7%増)となりました。

 

部門別の概況は以下のとおりであります。

<製品部門>

当事業年度は、前事業年度に発売した日本ファルコム創立40周年記念タイトルPlayStation4向けゲームソフト「英雄伝説 黎の軌跡」のほか、「英雄伝説 閃の軌跡」シリーズ等の旧タイトルを引き続き販売しました。

2022年2月にはPlayStation4向け「イースⅧ&Ⅸ スーパープライスセット」や「イースⅨ-Monstrum NOX-スーパープライス」を、2022年3月には音楽アルバム「英雄伝説 黎の軌跡 オリジナルサウンドトラック」を発売しました。そして、Nintendo Switch自社参入タイトル第一弾「那由多の軌跡 アド・アストラ」を2022年5月に発売しております。2022年7月に「英雄伝説 閃の軌跡Ⅰ~Ⅳ&創の軌跡コンプリートBOX」、PlayStation5向けに「英雄伝説 黎の軌跡」を発売し、2022年9月には、「軌跡」シリーズ最新作、「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-(クリムゾン・シン)」をPlayStation4及びPlayStation5向けに発売しました。

以上の結果、製品部門の当事業年度の売上高は、640百万円(前期比4.1%減)となりました。

 

<ライセンス部門>

当社ゲームコンテンツ(IP)の様々なプラットフォームへの展開、当社キャラクターを利用した商品へのライセンス許諾などを行うライセンス部門では、PlayStation4向けに「那由多の軌跡:改」「英雄伝説 黎の軌跡」繁体字中国語版及び韓国語版、Nintendo Switch向けに「イースⅨ-Monstrum NOX-」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-」「那由多の軌跡 アド・アストラ」の繁体字中国語版及び韓国語版を発売し、PC・Steam向けには「イースⅨ-Monstrum NOX-」「英雄伝説 零(ぜろ)の軌跡:改」「英雄伝説 碧(あお)の軌跡:改」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-」の繁体字中国語版及び韓国語版、「那由多の軌跡:改」繁体字中国語版及び韓国語版と日本語版を発売しました。2022年7月には、PlayStation5及びPC・Steam向けに「英雄伝説 黎の軌跡」繁体字中国語版と韓国語版を発売しました。

また、スマートフォン用アプリ「イース6 Online~ナピシュテムの匣(はこ)~」やオンラインストーリーRPG「英雄伝説 暁の軌跡」、旧タイトルのPCゲーム英語版ダウンロード販売のほか、「イースⅧ-Lacrimosa of DANA-」「イースⅨ-Monstrum NOX-」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-」「東亰ザナドゥeX+(エクスプラス)」の英語版なども引き続き展開し、2022年9月にはPlayStation4、Nintendo Switch、PC・Steam向け「英雄伝説 零の軌跡:改」英語版を発売しました。

以上の結果、ライセンス部門の当事業年度の売上高は、1,893百万円(前期比4.6%増)となりました。

なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当事業年度の期首から適用しております。このため、前事業年度比較は基準の異なる算定方法に基づいた数値を用いております。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(会計方針の変更)」をご参照下さい。

 
② キャッシュ・フローの状況

当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して1,033百万円増加し、8,208百万円となりました。
 営業活動の結果増加した資金は1,239百万円(前期は102百万円の収入)となりました。投資活動の結果減少した資金は1百万円(前期は52百万円の収入)でした。財務活動の結果減少した資金は204百万円(前期は122百万円の支出)となりました。

 

③ 生産、受注及び販売の状況
a.生産実績

当社は研究開発事業を主体とする会社であり、生産設備を保有していないため、該当事項はありません。

 

b.受注状況

当社は受注による生産を行っていないため、該当事項はありません。

 

c.販売実績

販売実績を事業部門別に示すと、次のとおりであります。

事業部門

当事業年度

(自  2021年10月1日

至  2022年9月30日)

前期比増減率(%)

製品部門(千円)

640,424

△4.1

ライセンス部門(千円)

1,893,383

4.6

合計(千円)

2,533,808

2.3

 

(注)最近2事業年度の主要な販売先及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は次のとおりであります。

相手先

前事業年度

(自  2020年10月1日

至  2021年9月30日)

当事業年度

(自  2021年10月1日

至  2022年9月30日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

NIS America,Inc.

471,370

19.0

641,142

25.3

株式会社コナミデジタルエンタテインメント

553,936

22.4

525,774

20.8

株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント

292,819

11.8

385,023

15.2

株式会社クラウディッドレパードエンタテインメント

311,305

12.6

368,562

14.5

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当事業年度末において当社が判断したものであります。

 

① 重要な会計方針及び見積りに用いた仮定

当社の財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。なお、新型コロナウイルス感染症については不確定な要素もありますが、財務諸表に及ぼす影響は軽微です。詳細につきましては、「第5 経理の状況 1 財務諸表等 (1) 財務諸表 注記事項(重要な会計方針)」に記載のとおりであります。

 

② 経営成績の分析

当事業年度の売上高は、前事業年度と比較して55百万円増加し、2,533百万円となりました。

製品売上高は、主にPlayStation4向けゲームソフト「英雄伝説 黎の軌跡」や「英雄伝説 閃の軌跡」シリーズ等の旧タイトルのほか、「イースⅧ&Ⅸ スーパープライスセット」「イースⅨ-Monstrum NOX-スーパープライス」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅰ~Ⅳ&創の軌跡コンプリートBOX」、音楽アルバム「英雄伝説 黎の軌跡 オリジナルサウンドトラック」、Nintendo Switch向けゲームソフト「那由多の軌跡 アド・アストラ」、PlayStation5向けゲームソフト「英雄伝説 黎の軌跡」、そしてPlayStation4及びPlayStation5向けに「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-」を販売した結果、前事業年度と比較して27百万円減少し、640百万円となりました。

ライセンス収入は、PlayStation4向けに「那由多の軌跡:改」「英雄伝説 黎の軌跡」繁体字中国語版及び韓国語版、Nintendo Switch向けに「イースⅨ-Monstrum NOX-」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-」「那由多の軌跡 アド・アストラ」の繁体字中国語版及び韓国語版、PC・Steam向けには「イースⅨ-Monstrum NOX-」「英雄伝説 零(ぜろ)の軌跡:改」「英雄伝説 碧(あお)の軌跡:改」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-」の繁体字中国語版及び韓国語版、「那由多の軌跡:改」繁体字中国語版及び韓国語版と日本語版、PlayStation5及びPC・Steam向けに「英雄伝説 黎の軌跡」繁体字中国語版と韓国語版、PlayStation4、Nintendo Switch、PC・Steam向け「英雄伝説 零の軌跡:改」英語版を発売したほか、スマートフォン用アプリ「イース6 Online~ナピシュテムの匣(はこ)~」やオンラインストーリーRPG「英雄伝説 暁の軌跡」、旧タイトルのPCゲーム英語版デジタル販売、「イースⅧ-Lacrimosa of DANA-」「イースⅨ-Monstrum NOX-」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅲ」「英雄伝説 閃の軌跡Ⅳ-THE END OF SAGA-」「東亰ザナドゥeX+(エクスプラス)」の英語版等を引き続き展開した結果、前事業年度と比較して83百万円増加し、1,893百万円となりました。

売上原価は、原材料・外注コストの増加等に伴い前事業年度より21百万円増加し、224百万円となりました。

販売費及び一般管理費は、主に広告宣伝費や販売促進費が32百万円増加したものの、研究開発費が44百万円減少したことから前事業年度より16百万円減少し、848百万円となりました。その結果、営業利益は前事業年度と比較して50百万円増加し、1,460百万円となりました。

経常利益は、営業利益の増加と、主に円安の影響で為替差益が増加したことにより、前事業年度と比較して155百万円増加し1,573百万円、税引前当期純利益は前事業年度と比較して155百万円増加し1,573百万円となりました。

当期純利益は、前事業年度と比較して27百万円増加し1,027百万円となりました。

 

③ 財政状態の分析

当事業年度の資産につきましては、前事業年度末と比較して1,398百万円増加し、9,690百万円となりました。その主な要因は、現金及び預金の増加が1,033百万円、売掛金の増加が401百万円あったことによるものであります。

負債につきましては、前事業年度末と比較して269百万円増加し、863百万円となりました。その主な要因は、未払金の増加が50百万円、未払法人税等の増加が236百万円あったことによるものであります。

純資産につきましては、前事業年度末と比較して1,128百万円増加し、8,826百万円となりました。その要因は、剰余金の配当が205百万円あったことに対して、当期純利益が1,027百万円あったことによるものであります。

 

④ キャッシュ・フローの分析

当事業年度における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前事業年度末と比較して1,033百万円増加し、8,208百万円となりました。
  当事業年度における各キャッシュ・フローは、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
 営業活動の結果増加した資金は1,239百万円となりました。これは主に、税引前当期純利益を1,573百万円計上したものの、法人税等の支払額が370百万円あったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
 投資活動の結果減少した資金は1百万円となりました。これは、有形固定資産の取得による支出が1百万円あったためであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
  財務活動の結果減少した資金は204百万円となりました。これは主に、配当金の支払いによる支出が204百万円あったためであります。

 

(参考) キャッシュ・フロー関連指標の推移

 

2018年9月

2019年9月

2020年9月

2021年9月

2022年9月

自己資本比率(%)

86.0

92.1

88.8

92.8

91.1

時価ベースの自己資本比率(%)

222.4

213.8

187.2

176.8

133.0

キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年)

インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍)

 

(注) 自己資本比率:自己資本/総資産

    時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産

    キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー

    インタレスト・カバレッジ・レシオ:営業キャッシュ・フロー/利払い

    1.株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式総数により算出しております。

2.キャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオについては、上記いずれの期においても有利子負債が存在しないため、記載しておりません。

 
⑤ 資本の財源及び資金の流動性についての分析

当社の事業活動における運転資金需要の主なものは、ゲームソフトの開発費や販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。これらの資金需要につきましては、自己資金により賄うことを基本方針としております。

 

⑥ 経営成績に重要な影響を与える要因について

当社の経営成績に重要な影響を与える要因については、「第2 事業の状況 2 事業等のリスク」をご参照ください。

 

⑦ 今後の見通し

次期におきましては、引き続き「英雄伝説 黎の軌跡」「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ」を展開してまいります。

また、今期より進めているNintendo Switch向けゲームソフトの自社での展開に関して、次期においては3タイトルをNintendo Switch向けに発売する予定です。

アジア地域においては、PlayStation5/PlayStation4向けに「英雄伝説 黎の軌跡Ⅱ-CRIMSON SiN-(クリムゾン・シン)」の繁体字中国語版・韓国語版を発売しております。今後も新作タイトルを展開する予定です。

北米・欧州地域においては、PlayStation4/Nintendo Switch/PC・Steam向けに「英雄伝説 碧の軌跡:改」「英雄伝説 創の軌跡」「那由多の軌跡:改」のそれぞれ英語版を発売いたします。また、PlayStation5向けにも順次英語版タイトルを展開する予定です。

その他、TVアニメーション「The Legend of Heroes 閃の軌跡 Northern War」の放送を2023年から開始する予定です。

そして、ファンに愛され続けながら今年で35周年を迎え、ユーザーから高い評価を頂いている当社代表作の1つ「イース」シリーズ。次期におきましては、この「イース」シリーズ最新作をPlayStation5/PlayStation4/Nintendo Switch向けに発売いたします。

当社ゲームコンテンツを、ワールドワイドに様々なゲーム機やスマートフォンアプリ等のプラットフォームへと展開し、保有するIPコンテンツを積極的に活用するとともに、引き続き「軌跡」「イース」シリーズを含めた、新たなチャレンジとなる新規タイトルの制作も進めながら、今後も魅力的なゲームコンテンツを提供してまいります。

2023年9月期の業績見通しにつきましては、売上高2,550百万円、営業利益1,350百万円、経常利益1,350百万円、当期純利益920百万円を見込んでおります。

なお、新型コロナウイルス感染症につきましては、現時点において大きな影響はないものの、不確定な要素も多分に含んでおりますので、今後業績見通しの修正が必要となった場合には、速やかに公表いたします。

 

4 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

2 【主要な設備の状況】

当社の事業所は1ヶ所のみであり、主要な設備は以下のとおりであります。

2022年9月30日現在

事業所名

所在地

設備の内容

帳簿価額

従業員数
(人)

建物附属
設備
(千円)

工具、器具
及び備品
(千円)

ソフトウエア
(千円)

合計
(千円)

本社

東京都
立川市

統括業務施設
販売設備
研究開発設備

32,484

25,267

165

58,509

62

 

(注)主な賃借設備は、以下のとおりであります。

本社事務所:年間賃借料  66,802千円

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

34,800,000

34,800,000

 

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在
発行数(株)
(2022年9月30日)

提出日現在
発行数(株)
(2022年12月16日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

10,280,000

10,280,000

東京証券取引所
(グロース)

単元株式数は100株であります。

10,280,000

10,280,000

 

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数
(株)

発行済株式
総数残高
(株)

資本金増減額
(千円)

資本金残高
(千円)

資本準備金
増減額
(千円)

資本準備金
残高
(千円)

2013年4月

(注)

10,177,200

10,280,000

164,130

 ―

319,363

 

(注)株式分割(1:100)によるものであります。

 

 

(5) 【所有者別状況】

2022年9月30日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

1

15

7

47

22

3,142

3,234

所有株式数
(単元)

5

2,094

41,730

13,185

59

45,686

102,759

4,100

所有株式数
の割合(%)

0.00

2.04

40.61

12.83

0.06

44.46

100.00

 

 (注)自己株式249株は、「個人その他」に2単元、「単元未満株式の状況」に49株含まれております。

 

(6) 【大株主の状況】

2022年9月30日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

株式会社日本ファルコムホールディングス

東京都立川市曙町2-8-18

4,160,000

40.46

加藤正幸

東京都日野市

1,150,000

11.18

加藤圭

東京都日野市

498,900

4.85

加藤翔

東京都日野市

495,000

4.81

五味大輔

長野県松本市

470,000

4.57

KOREA SECURITIES DEPOSITORY - SAMSUNG(常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店)

34-6,YEOUIDO-DONG,YEONGDEUNGPO-GU,SEOUL, KOREA(東京都新宿区新宿6-27-30)

419,900

4.08

NOMURA PB NOMINEES LIMITED OMNIBUS-MARGIN (CASHPB)(常任代理人 野村證券株式会社)

1 ANGEL LANE, LONDON, EC4R 3AB, UNITED KINGDOM(東京都中央区日本橋1-13-1)

202,900

1.97

STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)

P.O. BOX 351 BOSTON MASSACHUSETTS 02101 U.S.A(東京都港区港南2-15-1)

190,900

1.85

JPモルガン証券株式会社

東京都千代田区丸の内2-7-3

151,700

1.47

石川三恵子

神奈川県相模原市南区

148,300

1.44

7,887,600

76.73

 

 

①【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年9月30日)

当事業年度

(2022年9月30日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

7,174,716

8,208,226

 

 

売掛金

828,838

1,230,421

 

 

製品

1,297

1,602

 

 

原材料

1,507

3,206

 

 

前払費用

12,331

13,095

 

 

その他

3,463

59,352

 

 

流動資産合計

8,022,154

9,515,904

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物附属設備

38,904

38,904

 

 

 

 

減価償却累計額

3,914

6,419

 

 

 

 

建物附属設備(純額)

34,990

32,484

 

 

 

工具、器具及び備品

69,603

71,413

 

 

 

 

減価償却累計額

38,069

46,145

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

31,533

25,267

 

 

 

有形固定資産合計

66,524

57,752

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

216

165

 

 

 

電話加入権

757

757

 

 

 

無形固定資産合計

973

922

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

長期前払費用

7,584

2,140

 

 

 

繰延税金資産

146,462

66,871

 

 

 

敷金及び保証金

48,116

46,739

 

 

 

投資その他の資産合計

202,163

115,751

 

 

固定資産合計

269,661

174,426

 

資産合計

8,291,815

9,690,331

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

162,714

148,590

 

 

未払金

50,422

101,399

 

 

未払費用

19,361

22,447

 

 

未払法人税等

205,231

441,613

 

 

未払消費税等

46,139

59,055

 

 

前受金

74,742

-

 

 

契約負債

-

52,824

 

 

預り金

7,395

7,562

 

 

賞与引当金

27,750

30,000

 

 

流動負債合計

593,758

863,493

 

負債合計

593,758

863,493

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年9月30日)

当事業年度

(2022年9月30日)

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

164,130

164,130

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

319,363

319,363

 

 

 

資本剰余金合計

319,363

319,363

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

別途積立金

710,000

710,000

 

 

 

 

繰越利益剰余金

6,504,865

7,633,645

 

 

 

利益剰余金合計

7,214,865

8,343,645

 

 

自己株式

300

300

 

 

株主資本合計

7,698,057

8,826,837

 

純資産合計

7,698,057

8,826,837

負債純資産合計

8,291,815

9,690,331

 

②【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2020年10月1日

 至 2021年9月30日)

当事業年度

(自 2021年10月1日

 至 2022年9月30日)

売上高

 

 

 

製品売上高

667,701

640,424

 

ロイヤリティー収入

1,810,252

1,893,383

 

売上高合計

2,477,954

※1 2,533,808

売上原価

 

 

 

製品売上原価

※2 203,535

※2 224,762

 

売上原価合計

203,535

224,762

売上総利益

2,274,418

2,309,046

販売費及び一般管理費

 

 

 

運賃及び荷造費

13,597

11,477

 

広告宣伝費

59,719

71,016

 

販売促進費

15,814

37,070

 

役員報酬

61,927

63,361

 

給料及び手当

27,971

29,484

 

賞与

2,864

2,618

 

賞与引当金繰入額

2,683

3,017

 

法定福利費

14,108

15,869

 

賃借料

17,894

19,019

 

水道光熱費

1,201

1,928

 

支払手数料

44,340

46,884

 

消耗品費

5,851

2,069

 

旅費及び交通費

1,363

1,654

 

通信費

506

536

 

減価償却費

1,828

3,184

 

研究開発費

※3 547,967

※3 503,089

 

その他

45,092

36,151

 

販売費及び一般管理費合計

864,732

848,435

営業利益

1,409,686

1,460,610

営業外収益

 

 

 

受取利息

68

76

 

受取配当金

2,915

-

 

為替差益

4,972

111,834

 

未払配当金除斥益

661

784

 

営業外収益合計

8,618

112,695

経常利益

1,418,304

1,573,306

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

169

-

 

特別損失合計

169

-

税引前当期純利益

1,418,135

1,573,306

法人税、住民税及び事業税

359,958

601,431

法人税等調整額

57,877

55,777

法人税等合計

417,836

545,654

当期純利益

1,000,299

1,027,651