株式会社ツカダ・グローバルホールディング
TSUKADA GLOBAL HOLDINGS Inc.
渋谷区東三丁目11番10号
証券コード:24180
業界:サービス業
有価証券報告書の提出日:2023年3月30日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第24期

第25期

第26期

第27期

第28期

決算年月

2018年12月

2019年12月

2020年12月

2021年12月

2022年12月

売上高

(百万円)

60,197

61,121

27,114

33,429

51,699

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

5,257

6,222

11,227

5,452

4,758

親会社株主に帰属する
当期純利益又は親会社株主
に帰属する当期純損失(△)

(百万円)

2,424

2,565

10,628

6,137

1,498

包括利益

(百万円)

1,724

2,302

10,911

5,796

2,736

純資産額

(百万円)

37,081

37,404

26,437

20,641

23,086

総資産額

(百万円)

90,841

99,343

99,814

90,901

87,472

1株当たり純資産額

(円)

745.24

784.15

550.65

428.77

479.39

1株当たり当期純利益又は
当期純損失(△)

(円)

50.82

53.78

222.82

128.67

31.42

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

50.40

自己資本比率

(%)

39.1

37.7

26.3

22.5

26.1

自己資本利益率

(%)

7.0

7.0

33.4

26.3

6.9

株価収益率

(倍)

11.4

11.1

1.1

2.3

11.3

営業活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

6,050

7,297

8,871

899

7,958

投資活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

375

12,838

7,702

1,916

2,077

財務活動による
キャッシュ・フロー

(百万円)

3,704

9,686

10,545

2,978

5,420

現金及び現金同等物の
期末残高

(百万円)

24,117

28,259

22,202

16,451

21,149

従業員数

(人)

2,167

2,241

2,354

2,082

2,041

(外、平均臨時雇用者数)

(995)

(905)

(477)

(540)

(638)

 

(注) 1.第25期及び第28期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。
また、第26期及び第27期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第28期の期首から適用しており、第28期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第24期

第25期

第26期

第27期

第28期

決算年月

2018年12月

2019年12月

2020年12月

2021年12月

2022年12月

売上高

(百万円)

9,371

9,247

6,236

7,619

7,937

経常利益又は経常損失(△)

(百万円)

3,222

3,125

376

1,738

2,874

当期純利益又は

当期純損失(△)

(百万円)

1,570

2,043

1,379

5,046

945

資本金

(百万円)

472

472

472

472

472

発行済株式総数

(株)

48,960,000

48,960,000

48,960,000

48,960,000

48,960,000

純資産額

(百万円)

26,623

28,027

26,320

21,378

21,126

総資産額

(百万円)

60,912

72,847

82,867

76,023

71,899

1株当たり純資産額

(円)

558.14

587.58

551.78

448.17

442.91

1株当たり配当額

(円)

10

10

5

(うち1株当たり中間配当額)

(5)

(5)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益又は
当期純損失(△)

(円)

32.92

42.84

28.93

105.81

19.82

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

32.64

自己資本比率

(%)

43.7

38.5

31.8

28.1

29.4

自己資本利益率

(%)

6.0

7.5

5.1

21.2

4.4

株価収益率

(倍)

17.6

13.9

8.7

2.9

17.9

配当性向

(%)

30.4

23.3

従業員数

(人)

85

88

59

58

63

(外、平均臨時雇用者数)

(27)

(29)

(15)

(7)

(9)

株主総利回り

(%)

92.9

96.6

43.4

51.3

60.1

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(84.0)

(99.2)

(106.6)

(120.2)

(117.2)

最高株価

(円)

682

638

603

480

414

最低株価

(円)

545

535

217

243

260

 

(注) 1.第25期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。また、第26期、第27期及び第28期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第一部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所プライム市場におけるものであります。

3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第28期の期首から適用しており、第28期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

2【沿革】

 

年月

事項

1995年10月

ブライダルプロデュース事業を目的として、東京都港区浜松町に株式会社ベストブライダルを設立

1996年1月

本店所在地を東京都新宿区新宿に移転

1998年6月

東京都中央区にゲストハウス『アフロディテ』(日本橋事業所)をオープン

1999年2月

米国法人Best Bridal Hawaii,Inc.(現連結子会社)を設立

1999年5月

TKウエディングサービス株式会社の営業を譲り受け、海外挙式斡旋事業を開始

2000年8月

本店所在地を東京都渋谷区恵比寿西に移転

2000年8月

株式会社ベストプランニング(現連結子会社)を設立

2000年9月

東京都品川区にゲストハウス『アートグレイスクラブ』(白金事業所)をオープン

2000年10月

米国ハワイ州に『パラダイスコーブ・クリスタルチャペル』をオープン

2001年3月

本店所在地を東京都渋谷区恵比寿南に移転

2001年11月

神奈川県横浜市神奈川区に『アートグレイス ポートサイドヴィラ』(横浜事業所)をオープン

2002年7月

本店所在地を東京都渋谷区東に移転

2003年4月

大阪府大阪市住之江区に『アートグレイス ウエディングコースト』(大阪事業所)をオープン

2003年10月

宮城県仙台市太白区に『アートグレイス ウエディングフォレスト』(仙台事業所)をオープン

2004年10月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2005年4月

愛知県名古屋市名東区に『アートグレイスクラブ』(星ヶ丘事業所)をオープン

2005年5月

株式会社ア・リリアーレを設立

2005年9月

千葉県浦安市に『アートグレイス ウエディングコースト』(新浦安事業所)をオープン

2005年12月

株式会社ア・リリアーレが、有限会社アクア・グラツィエ(現株式会社ベスト-アニバーサリー 
現連結子会社)の出資持分を100%取得

2006年1月

米国ハワイ州に『オーシャンクリスタルチャペル』をオープン

2006年3月

埼玉県さいたま市北区に『アートグレイス ウエディングシャトー』(大宮事業所)をオープン

2006年5月

東京都港区に『セントグレース大聖堂』(青山事業所)をオープン

2006年5月

東京都新宿区に『アプローズスクエア東京』(市ヶ谷事業所)をオープン

2006年9月

大阪府大阪市西区に『セントグレース ヴィラ』(心斎橋事業所)をオープン

2006年9月

株式会社ライフクリエートバンクを設立

2006年10月

愛知県名古屋市中区に『アプローズスクエア NAGOYA』(丸の内事業所)をオープン

2007年2月

インドネシア法人PT.Tirtha Bridal(現連結子会社)を設立

2007年4月

株式会社アクア・グラツィエ(現株式会社ベスト-アニバーサリー)(存続会社)と株式会社ア・リリアーレ(消滅会社)が合併

2007年6月

京都府京都市左京区に『アートグレイス ウエディングヒルズ』(鴨川事業所)をオープン

2008年3月

東京都港区に『アプローズスクエア迎賓館』(赤坂事業所)をオープン

2010年5月

神奈川県横浜市西区に『伊勢山ヒルズ』(伊勢山事業所)をオープン

2010年12月

東京証券取引所マザーズ市場から同市場第一部に株式を市場変更

2011年1月

株式会社ベストプランニングが、株式会社ホスピタリティ・ネットワーク(現株式会社ベストホスピタリティーネットワーク)(現連結子会社)の株式取得(2011年12月に株式会社ベストブライダルに株式全持分を譲渡)

2011年3月

埼玉県さいたま市北区に『大宮璃宮』(大宮事業所)をオープン

2013年7月

シンガポール法人Ecpark Pte.Ltd.(現連結子会社)に出資

2013年11月

株式会社ベストグローバル(現連結子会社)を設立

2014年1月

株式会社ベストグローバルが、ストリングスホテル東京インターコンチネンタルの事業を譲受

2014年2月

株式会社ベストブライダル分割準備会社(現連結子会社)を設立

2014年7月

持株会社制へと移行し、株式会社ツカダ・グローバルホールディングに商号変更

 

株式会社ベストブライダル分割準備会社へ婚礼事業を承継、同社を株式会社ベストブライダルに商号変更

 

 

年月

事項

2014年9月

株式会社FAJA(現株式会社BEST HERBS)(現連結子会社)の株式取得

2015年1月

米国法人Best Resort LLC(現連結子会社)を設立

2015年2月

米国法人Best Resort LLCがBT KALAKAUA,LLC(現関連会社・持分法適用会社)に出資

2015年8月

米国法人BEST HOSPITALITY LLC(現連結子会社)を設立

2015年11月

名古屋市中村区に『アートグレイス ウエディング スクエア』(名駅事業所)をオープン

2016年1月

名古屋市中村区に『ストリングスホテル 名古屋』(名駅事業所)をオープン

2016年5月

株式会社BEST HERBSが、埼玉県さいたま市北区に複合温浴施設『美楽温泉SPA-HERBS』をオープン

2017年10月

株式会社ベストホスピタリティーネットワークが、東京都港区に『ザ ストリングス 表参道』をオープン

2018年3月

兵庫県芦屋市海洋町に『アートグレイス ネクスト アシヤ』(芦屋事業所)をオープン

2018年10月

シンガポール法人TSUKADA GLOBAL ASIA PTE.LTD.(現連結子会社)を設立

2019年5月

株式会社ベストライフスタイル(現連結子会社)を設立

2020年7月

米国法人Best Bridal Hawaii,Inc.が、TGU LLC(現連結子会社)を設立

 

TGU LLCが、HNRB QOZB Ⅱ,LP(現連結子会社)に出資

2020年9月

グロリアブライダルジャパン株式会社及びその子会社2社(現連結子会社)の株式を取得し、『セント・カタリナ・シーサイドチャペル』の運営を開始

2020年10月

株式会社ベストライフスタイルが東京都新宿区に『キンプトン 新宿東京』をオープン

2020年12月

BT KALAKAUA,LLCが米国ハワイ州において『Kaimana Beach Hotel』(カイマナビーチホテル)の運営を開始

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

2023年3月

本店所在地を東京都港区海岸に移転

 

 

 

3【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社ツカダ・グローバルホールディング)、子会社24社、関連会社2社により構成されており、婚礼事業、ホテル事業、W&R事業(ウェルネス&リラクゼーション事業)の3事業を営んでおります。

なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。

当社グループの事業内容及び当社と関係会社の当該事業に係る位置付けは次のとおりであります。

なお、この3事業は、「第一部〔企業情報〕第5〔経理の状況〕1〔連結財務諸表等〕(1)連結財務諸表 注記事項 (セグメント情報等)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

 

(1) 婚礼事業

当社グループは、全国の主要都市並びに海外において店舗を展開しており、婚礼事業の運営及び挙式の販売を行っております。当社グループのスタッフは主にお客様に対する営業活動と店舗の運営全般に従事しております。

㈱ベストブライダルは、当社から婚礼施設を賃借し、国内結婚式場の運営を行っております。

㈱ベストホスピタリティーネットワークは、国内結婚式場の運営を行っております。

㈱ベストプランニングは、㈱ベストブライダルの委託を受けて主に披露宴における料理の提供を行っております。

㈱ベスト-アニバーサリーは、婚礼貸衣装・挙式・美容・写真サービス等の提供及び楽婚・家族挙式・海外挙式(少人数挙式)の運営を行っております。

㈱ライフクリエートバンクは、婚礼費用の立替払いサービスを行っております。

Best Bridal Hawaii,Inc.及びPT.Tirtha Bridalは、主に海外挙式の施行を行っております。

Gloria Bridal Services,Inc.はグロリアブライダルジャパン㈱が受注した米国ハワイ州における海外挙式の施行を請け負っております。また、Attend Service, Inc.及びBridal Make up by grace LLCはGloria Bridal Services,Inc.から婚礼に関する業務を請け負っております。

 

(2) ホテル事業

当社グループは、下記のホテルにて婚礼・宴会・宿泊サービスの提供を行っております。

㈱ベストブライダルは、当社からホテル施設を賃借し、「ストリングスホテル 名古屋」の運営を行っております。

㈱ベストホスピタリティーネットワークは、「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」の経営・運営を行っております。

㈱ベストグローバルは、「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」の運営を行っております。

㈱ベストライフスタイルは、当社からホテル施設を賃借し、「キンプトン 新宿東京」の運営を行っております。

㈱ウエストフーズは、レストラン営業を行っております。

BEST HOSPITALITY LLCは、米国ハワイ州におけるホテル用不動産の開発事業を行っております。

 

(3) W&R事業(ウェルネス&リラクゼーション事業)

当社グループは、全国主要都市において英国式リフレクソロジーサロン「クイーンズウェイ」を運営しており、高い技術力と接客力でリフレクソロジーサービスを提供しております。また、温浴施設及びフィットネスクラブの運営等を行っております。

㈱BEST HERBSは、子会社の経営管理の他、当社から施設を賃借し、複合温浴施設「美楽温泉SPA-HERBS」における温浴サービスの提供を行っております。また、総合フィットネスクラブ「BEST STYLE FITNESS」の運営を行っております。

㈱RAJAは、英国式リフレクソロジーサロン「クイーンズウェイ」を運営しております。

 

(4) 全社(共通)

上記のほか、Best Resort LLCは、関連会社であるBT KALAKAUA,LLCの経営管理を行い、BT KALAKAUA,LLCは、米国ハワイ州における不動産の取得、管理・開発、TSUKADA GLOBAL ASIA PTE.LTD.は、シンガポールにおける子会社の経営管理を行っております。

以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

 

 


(注) 無印は連結子会社であります。また、連結子会社であるBest Resort LLC、Ecpark Pte.Ltd.、TSUKADA GLOBAL ASIA PTE.LTD.、TGU LLC、HNRB QOZBⅡ, LP、Best Bridal Korea Inc.、関連会社で持分法適用会社であるBT KALAKAUA,LLCは上記セグメントに属さず、また、重要性がないため事業系統図への記載を省略しております。

※1は非連結子会社・持分法非適用会社であります。

 

4【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の

所有割合又は
被所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱ベストブライダル

東京都渋谷区

100百万円

婚礼事業

ホテル事業

100.0

当社が経営管理している。
当社が施設を賃貸している。

役員の兼任 3名
資金の借入あり。
債務保証をしております

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱ベストプランニング

東京都渋谷区

10百万円

婚礼事業

100.0

当社が経営管理している。

役員の兼任 3名

(連結子会社)

 

 

 

 

 

Best Bridal Hawaii,Inc.

米国ハワイ州

6,011

千米ドル

婚礼事業

100.0

当社が経営管理している。

役員の兼任 3名

資金援助あり。

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱ベスト-アニバーサリー

東京都渋谷区

13百万円

婚礼事業

100.0

当社が経営管理している。

当社が施設を賃貸している。

役員の兼任 4名
資金の借入あり。
債務保証をしております。

(連結子会社)

 

 

 

 

 

PT.Tirtha Bridal

インドネシア
バリ州

45,575

百万ルピア

婚礼事業

100.0

(0.2)

当社が経営管理している。

役員の兼任 3名

資金援助あり。

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱ベストホスピタリティー
ネットワーク

東京都港区

100百万円

ホテル事業

婚礼事業

100.0

当社が経営管理している。

役員の兼任 4名

資金援助あり。
債務保証をしております。

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱ベストグローバル

東京都渋谷区

100百万円

ホテル事業

100.0

当社が経営管理している。

役員の兼任 4名

資金援助あり。
債務保証をしております。

(連結子会社)

 

 

 

 

 

Ecpark Pte.Ltd.

シンガポール

3,300

千シンガポールドル

全社

100.0

当社が経営管理している。

役員の兼任 3名

資金援助あり。

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱BEST HERBS

東京都中央区

50百万円

W&R事業

100.0

当社が経営管理している。

当社が施設を賃貸している。

役員の兼任 3名

資金援助あり。
債務保証をしております。

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱RAJA

東京都中央区

50百万円

W&R事業

100.0

(100.0)

当社が経営管理している。
役員の兼任 3名
債務保証をしております。

(連結子会社)

 

 

 

 

 

BEST HOSPITALITY LLC

米国ハワイ州

10

千米ドル

ホテル事業

100.0

当社が経営管理している。

役員の兼任 1名

資金援助あり。

(連結子会社)

 

 

 

 

 

Best Resort LLC

米国ハワイ州

34,160

千米ドル

全社

100.0

当社が経営管理している。

役員の兼任 1名

(連結子会社)

 

 

 

 

 

TSUKADA GLOBAL ASIA
PTE.LTD.

シンガポール

100

千シンガポールドル

全社

 100.0

当社が経営管理している。

役員の兼任 2名

資金援助あり。

 

 

 

名称

住所

資本金

主要な事業
の内容

議決権の

所有割合又は
被所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱ベストライフスタイル

東京都渋谷区

100百万円

ホテル事業

100.0

当社が経営管理している。

当社が施設を賃貸している。

役員の兼任 4名

資金援助あり。

(連結子会社)

 

 

 

 

 

グロリアブライダルジャパン㈱

東京都新宿区

39百万円

婚礼事業

100.0

当社が経営管理している。

役員の兼任 3名

資金援助あり。

(連結子会社)

 

 

 

 

 

Gloria

Bridal Services,Inc.

米国ハワイ州

200

千米ドル

婚礼事業

100.0

(100.0)

当社が経営管理している。

役員の兼任 3名

資金援助あり。

(連結子会社)

 

 

 

 

 

Nissho Shoji

International, Inc.

米国ハワイ州

201

千米ドル

婚礼事業

100.0

(66.5)

当社が経営管理している。

役員の兼任 1名

(連結子会社)

 

 

 

 

 

Attend Service, Inc.

米国ハワイ州

10

千米ドル

婚礼事業

100.0

(60.0)

当社が経営管理している。

役員の兼任 1名

資金援助あり。

(連結子会社)

 

 

 

 

 

Bridal Make up

by grace LLC

米国ハワイ州

100

千米ドル

婚礼事業

100.0

(100.0)

当社が経営管理している。

(連結子会社)

 

 

 

 

 

TGU LLC

米国デラウェア州

23,980

千米ドル

全社

100.0

(100.0)

当社が経営管理している。

役員の兼任 1名

(連結子会社)

 

 

 

 

 

HNRB QOZBⅡ, LP

米国デラウェア州

7,977

千米ドル

全社

90.0

(90.0)

当社が経営管理している。

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

BT KALAKAUA,LLC

米国ハワイ州

33,279

千米ドル

全社

50.0

(50.0)

当社が経営管理している。

 

(注) 1.主要な事業の内容欄には、セグメントの名称等を記載しております。

2.㈱ベストブライダル、Best Bridal Hawaii,Inc.、PT.Tirtha Bridal、㈱ベストホスピタリティーネットワーク、㈱ベストグローバル、Ecpark Pte.Ltd.、㈱BEST HERBS、㈱RAJA、Best Resort LLC、㈱ベストライフスタイル、TGU LLC、HNRB QOZB Ⅱ,LPは、特定子会社に該当しております。

3.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。

4.㈱ベストブライダル、㈱ベスト-アニバーサリー及び㈱ベストホスピタリティーネットワークについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等

㈱ベストブライダル

(1) 売上高                    27,086百万円

(2) 経常利益                   2,346  〃

(3) 当期純利益                 1,549  〃

(4) 純資産額                      31  〃

(5) 総資産額                   6,580  〃

㈱ベスト-アニバーサリー

(1) 売上高                    14,796百万円

(2) 経常利益                   1,109  〃

(3) 当期純利益                   731  〃

(4) 純資産額                   4,933  〃

(5) 総資産額                   7,682  〃

 

㈱ベストホスピタリティーネットワーク

(1) 売上高                    13,103百万円

(2) 経常利益                     501  〃

(3) 当期純利益                   650  〃

(4) 純資産額                 △2,134  〃

(5) 総資産額                   8,707  〃

 

5【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

 

2022年12月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

婚礼事業

1,223

(393)

ホテル事業

507

(142)

W&R事業

248

94)

報告セグメント計

1,978

(629)

全社(共通)

63

(  9)

合計

2,041

(638)

 

(注) 1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含む)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員)は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。

2.全社(共通)として記載されている従業員数は、持株会社である当社の従業員数であります。

3. 従業員数は就業人員であり、使用人兼務役員は含んでおりません。

 

(2) 提出会社の状況

 

 

2022年12月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

63

42.8

7.6

4,757

(  9)

 

 

セグメントの名称

従業員数(人)

全社(共通)

63

(  9)

合計

63

(  9)

 

(注) 1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含む)であり、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員)は( )内に年間の平均人員を外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

3.従業員数は就業人員であり、使用人兼務役員は含んでおりません。

 

(3) 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

1【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 経営方針

当連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染症再拡大の影響により発出されていた「まん延防止等重点措置」が2022年3月に解除となり、婚礼施行単価の戻りが遅れているものの、婚礼施行数は平時に戻りつつあります。また、渡航制限についても2022年10月段階的に解除され、ホテル事業における宿泊稼働率・宿泊単価が回復するなど、緩やかではありますが全体として回復傾向にあります。

従来、当社グループにおいては積極的な事業展開・設備投資を実施してまいりましたが、当面の間は慎重な検討が必要であると認識しております。しかしながら、ウィズコロナ・アフターコロナを見据えた展開も必要と考えており、下記経営方針は継続し、まずは企業価値の回復及び向上を目指してまいります。

 

当社グループは「心に灼きつくプロのおもてなしで、人々が集うシーンをプロデュースする」を経営理念とし、「世界最高のおもてなし企業」を目指すとともに、新規事業の推進、更なる事業領域の拡大を図ります。また、これらを実現するため下記の基本方針を掲げております。

 

① 出店戦略

首都圏・関西圏・中京圏を中心にそれぞれのマーケット特性に合わせた「ゲストハウス」を展開する。

 

② 商品開発力

競争力のある、高付加価値の商品開発を実現し、お客様にご満足いただける商品とサービスの提供を目指す。

 

③ 提案力・販売力

お客様の多様なニーズ=「夢」を的確に捉え、その「実現」のための商品提案力と販売力の向上を目指す。

 

④ 利益率向上

高い収益性を確保するため、経営の合理化と業務効率の向上を図る。

 

⑤ 資金調達

健全な財務体質の維持、資本効率の向上、株式価値の希薄化等への十分な配慮を行い、資本コストを重視した資金調達を実行する。

 

(2) 経営環境及び対処すべき課題

当社グループを取り巻く経営環境は、新型コロナウイルス感染症への意識及び対応の変化、並びに地政学リスクの高まりやインフレ高進など、いまだ先行き不透明な状況で推移しております。

このような中、当社グループは、持続的成長と企業価値の最大化に向けて、お客様が安心してご利用いただけるよう引き続き万全の感染症対策を講じるとともに、お客様の価値観の変化を先読みして事業を変革してまいります。

具体的な重点戦略としては、①本部機能を結集し全社を横断したリソースの最大活用による新たな価値創造・ブランディング、②市場の変化を先読みした新たなウエディングストーリーの構築、③事業環境の変化を先読みした選択と集中、及び④経営戦略と結びついた価値創造ストーリーの起点となる人的資本への投資を掲げ、企業価値の回復及び向上を目指します。

 

(ゲストハウスの展開)

当社グループは、国内主要都市にゲストハウスを展開しておりますが、競争力の高いゲストハウスの展開は当社事業の根幹であり、今後は、出店戦略の多様化を図りながら、より効率的な店舗展開を進めていく方針であります。

 

(ホテルの展開)

当社グループは、「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」、「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」、「キンプトン新宿 東京」及び「ストリングスホテル 名古屋」を経営しておりますが、当面の間は上記、既存ホテルの更なるコストコントロール並びに収益力回復を柱に進めていく方針であります。

 

 

(W&R施設の展開)

当社グループは、英国式リフレクソロジーサロン「クイーンズウェイ」、複合温浴施設「美楽温泉SPA-HERBS」及び総合フィットネスクラブ「BEST STYLE FITNESS」を運営しておりますが、当該サロンの積極的な展開に加え、更なるコストコントロールを実施することにより、安定的に収益計上ができる体制の構築を目指す方針であります。

 

(人材の確保と育成)

当社グループは、顧客サービス充実のための婚礼演出力強化が同業他社との差別化に繋がるものと考え、今後も積極的に社員のモチベーションが高まる仕組みづくりに取り組むとともに、中長期的な人材育成が可能な体制を構築してまいります。

 

2【事業等のリスク】

以下において、当社グループの事業展開上のリスク要因となる可能性があると考えられる事項を記載しております。当社グループとして必ずしも事業上のリスクとは考えていない事項についても、投資判断の上で、あるいは当社グループの事業活動を理解する上で重要と考えられる事項については、投資家に対する積極的な情報開示の観点から記載しております。

なお、文中における将来に関する事項の記載は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。また、当社グループにおきましては、下記リスクの発生の回避に努めることはもちろんのこと、顕在化する恐れもしくは顕在化した場合、親会社の経営会議及び取締役会へ報告される体制を整備しており、当該リスクの管理及び統制に努めることとしております。

 

(1) 事業の特徴について
① サービスについて

当社グループは、常に時代のニーズやトレンドを綿密に分析し、社内に蓄積した経験・ノウハウと多くの協力会社による高水準のサービスとを融合させ、飲食・サービスにおきましては、店舗ごとに専門のシェフとサービススタッフを配置することにより、お客様の趣味や趣向を高いレベルで実現し、最新のウエディング・スタイルとホテルライフ、リラクゼーションサービスを提供することを目指しております。

しかしながら、時代のニーズやトレンドに当社グループのサービスが対応できない場合や、当社グループの望むレベルの協力会社、シェフ等が確保できずに充分なサービスが提供できない場合には、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。

当社グループでは刻々と変化する顧客ニーズへ対応するため、積極的に新たなビジネススタイルの創出及び付加価値の高い魅力ある商品開発を行うことで高品質のサービス提供を維持するとともに、お客様の需要を喚起してまいります。

 

② 人的資源について

当社グループは、今後の更なる業容拡大及び業務内容の多様化に対応するため、新卒の採用活動を積極的に行い、また、教育研修制度を確立することで、営業・管理の各部門において、一層の人員の強化を行ってまいります。しかしながら、事業規模の拡大に応じたグループ内における人材が計画どおりに確保できない場合には、競争力の低下や一層の業容拡大の制約要因となり、当社グループの事業及び業績に影響を与える可能性があります。

当社グループでは人材確保のためインターンシップの実施やテレビ会議システムを活用した採用・面接を積極的に取り入れております。また、階層別・目的別の研修プログラムを実施するなど従業員の教育に注力することにより当社グループの持続的成長を支える人材の育成に取り組んでおります。

 

 

(2) 当社グループの属する市場について

結婚適齢期を迎える層は、厚生労働省の人口動態調査からみて、緩やかに縮小していく傾向にあり、今後、ブライダル市場全体の市場規模が縮小した場合には、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。

当社グループの主力事業であるブライダルマーケットにおいて、既存のホテルや専門式場等によるゲストハウス・ウエディングへの進出や、これまでにない新しいサービスの提供、異業界からの新規参入等が予想されることから、他社との競争が激化した場合には、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。

一般的に結婚披露宴に参列される人数は平均65名とされておりますが、当社グループでは多様化する顧客ニーズに対応するため、少人数の参列者に対応した婚礼商品ラインナップの充実及び新商品の開発を常に心がけることで需要を喚起する対策を行っております。また、婚礼貸衣装・挙式・美容・写真サービス等の提供範囲を自社(当社グループ)会場から他社会場へ拡大することによって、婚礼マーケット全体への販路開拓を推進しております。

 

(3) 経営成績及び財政状態について

① 借入金等依存度が高いことについて

当社グループはこれまで施設を建設するにあたり、建設費用や敷金・保証金等の投資資金を主に金融機関からの借入等により調達しているため、総資産に占める有利子負債の比率が高い水準にあります。有利子負債残高は、2021年12月期末52,904百万円、2022年12月期末47,905百万円となっており、総資産に占める有利子負債残高の比率は、2021年12月期末58.2%、2022年12月期末54.8%と借入金等依存度が高い水準にあります。なお、売上高に対する支払利息の比率は、2021年12月期1.4%、2022年12月期0.9%となっております。

今後、金融情勢が大きく変動し金利水準が上昇に転じた場合、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。

当社グループにおける資金調達についてはその殆どを固定金利で調達しており、既存借入契約については金利上昇リスクをヘッジしております。取引金融機関との関係性につきましては過年度より良好な取引関係を継続しており、今後につきましても同様に、常に情報共有することで良好な関係性を維持し、また、資金調達手法の多様化を図ることにより当該リスクの低減に努めてまいります。

 

② 海外情勢

当社グループは、主に日本人の顧客を対象として、米国ハワイ、インドネシア(バリ島)におきまして海外挙式事業を展開しております。2022年12月末現在、ハワイにおきましては、4ヶ所の教会、またバリ島におきましては、2施設を展開しております。このため、関連地域における政治情勢や経済動向等の変化、戦争・テロ・大規模な自然災害などの事象が発生した場合、予約のキャンセル等により当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。

Best Bridal Hawaii,Inc.及びPT.Tirtha Bridalは、日本国内で受注した海外ウエディングの施行を請負う他、現地の顧客に対しても挙式の受注活動を行っております。Best Resort LLC、BEST HOSPITALITY LLCは、米国ハワイで不動産の開発事業を行っております。これらの事業活動が、今後当社の想定どおり進捗しない場合は、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。

当社グループは、在外子会社と定期的かつ密接なコミュニケーションを図ることにより現地の潜在的なリスクや情勢の把握に努めております。また、現地専門家から都度、助言を受ける体制を整備することにより当該リスクの低減に努めております。

 

③ 為替変動の影響について

当社は、外貨建子会社貸付金等の外貨建債権、また、借入金において外貨建債務を保有しており、これらは為替変動の影響を受けます。当社グループにおいては為替予約等により当該リスクをヘッジする対策は講じておりますが、完全に回避できるものでなく、為替レートが大きく変動した場合、当社グループの財政状態及び業績が影響を受ける可能性があります。

 

 

④ 食の安全性について

当社グループは挙式宴会並びにホテル及びゲストハウス内におけるレストラン営業を行っているため、食品衛生法による規制を受けております。衛生面に関しましては、食中毒等の発生により営業停止等の事態が生じないよう、店舗並びにレストランごとに衛生管理者を選任し常に安全性と品質の確保に万全を期しておりますが、当社グループの取り組みの範囲を超えた重大な品質トラブルが発生した場合、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。

当社グループは、従業員教育の一環として、食品衛生に関する講習会を年2回開催しております。また、ウイルスの感染が流行する冬季には定期検便検査の対象者を拡大し、保菌者の発覚を迅速化し、その拡散を最小限に留め、食中毒発生を未然に防ぐための対策を講じております。

 

(4) 特定の経営者への依存について

当社の代表取締役社長である塚田正之は最高経営責任者であり、当社グループの経営方針や戦略の決定等、事業活動上重要な役割を担っております。塚田正之に対し事業運営及び業務遂行において過度に依存しないよう、経営会議の充実・権限の委譲等により経営リスクの軽減を図るとともに、各分野での人材育成強化を行っておりますが、不測の事態により、塚田正之が職務を遂行できなくなった場合、事業推進及び業績が影響を受ける可能性があります。

当社は、取締役会において後継者について継続的に議論し、総合的な後継者計画の策定について検討し、また次世代幹部の育成計画の運用状況等を適切に監督する予定であります。

また、親会社はガバナンス・事業会社の支援・経営資源配分機能へ特化し、事業会社に事業推進・管理機能の一部を移管、独立性と機動力発揮できるよう組織再編を継続的に実施しております。

 

(5) 法的規制について

ゲストハウス・ホテルの建設・改装につきましては、建築基準法、消防法、下水道法等による諸規制と、建物構造や建設地域によっては、排水・騒音対策等の各種条例による規制を受けております。建設・改装の際には、一級建築士や建設会社に業務を委託し構造上のチェックを行うとともに、当社マーケティング部事業開発担当部門が直接チェックを行い、また消防署のチェックも受けておりますが、上記の法的規制に抵触した場合、ゲストハウスの建設計画が遅延したり運営に支障が生じる可能性があり、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。

当社グループの各海外サロンは、旅行業法に基づき旅行業の登録(第一種業務)を行っておりますが、旅行業法に違反し登録の更新が不可能となったり登録が取り消しとなった場合には、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。

更に、当社グループにおきましては、旅館業法に基づくホテル営業を行っており、また、婚礼前美容サービスの提供は、特定商取引に関する法律の規制を受けております。

当社グループは、関係法令の制定や改廃に関する情報収集及びモニタリングを常に行い、事前の対策を図るとともに、従業員教育の一環において周知することにより当該リスクの低減に努めております。

 

(6) 設備投資及び新規出店リスクについて
① 現状のゲストハウスについて

事業所名

日本橋

白金

横浜

大阪

仙台

星ヶ丘

新浦安

大宮

バンケット数

 

 

事業所名

表参道

青山

市ヶ谷

心斎橋

丸の内

鴨川

赤坂

伊勢山

バンケット数

 

 

事業所名

浜松町

品川

名駅

芦屋

西新宿

バンケット数

 

 

当社グループは、当連結会計年度末現在、国内に上記21店舗(74バンケット)を展開しておりますが、これらの建設・改装等につきましては、全て社内のマーケティング部事業開発担当部門が独自に企画しております。

今後につきましても、綿密なマーケティング分析による施設企画、出店地選定を行った上で、首都圏・関西圏・中京圏を中心に、効率的な出店を行っていく方針であります。

 

また、既存のゲストハウス・ホテルにつきましても3年程度のサイクルでリニューアルを行い、常に新しさと高いデザイン性を維持することで、顧客獲得率の安定化を図っております。

しかしながら、店舗建設に適した物件(主に土地)やオペレーションのための人材を確保することができない場合、新規及び既存のゲストハウス・ホテルが顧客の支持を得られない場合等には、今後の当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。

また、業界の景気動向や経営環境の変化等によって、当社グループが保有する固定資産の実質価額が著しく下落した場合には、減損処理の実施によって、当社グループの経営成績や財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

 

② 店舗出店に関するリスク

当社グループが運営する直営施設の用地については賃借契約を締結することが基本であり、出店にあたり保証金を差し入れ、内・外装等の初期費用を投じており、出店後も人件費及び家賃等が継続的に発生いたします。そのため、保証金の差し入れ額及び関連費用は新たな出店に応じて増加いたします。当社が想定していた運営期間よりも短期で閉店せざるを得ない状況となった場合には、違約金の支払いが発生する可能性があります。また、賃貸人の倒産等によって保証金の全部又は一部が回収できなくなる可能性があります。

今後の用地確保につきましては、出店計画をより確実とするために賃借に限らず、土地の取得並びに流動化も選択肢の一つとしてゲストハウス・ホテルの建設を推進する方針であります。出店を検討する際は経営の効率化とともに、財務体質の悪化を誘発しないことを優先する方針でありますが、土地を取得することで財務体質が影響を受ける可能性があります。また、大型施設の建設にあたっては、大規模な出店地を確保する必要があるため、建設に適した物件を確保することができず、出店計画が予定どおり進捗しなかった場合、事業推進に制約を受け、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。

 

③ 特別目的会社(SPC)について

当社グループは、白金事業所(合同会社白金・SPC)において、特別目的会社(以下、SPC)を活用しております。当社は、当該SPCに対して匿名組合出資を実施しており、このような匿名組合出資に関する連結の範囲につきましては、「投資事業組合に対する支配力基準及び影響力基準の適用に関する実務上の取扱い」(実務対応報告第20号 平成23年3月25日)に従い、個別に支配力及び影響力の有無を判定し決定しております。匿名組合の業務執行者は営業者たるSPCであり、当社はSPCを支配するための直接的な議決権等を有しておらず、匿名組合の財務及び営業、事業の方針が決定できないことが明らかであることから、合同会社白金・SPCを営業者とする匿名組合は子会社に該当せず、連結の範囲に含めておりません。

当社は、近年、連結の範囲決定に関して、特別目的会社を利用した取引が急拡大するとともに複雑化・多様化しており、企業集団の状況に関する利害関係者の判断を誤らせるおそれがあるのではないかという指摘もあり、国際的にも議論されている問題であると認識しております。今後新たな会計基準の制定や、実務指針等の公表により、当社の連結範囲決定方針においても変更が生じた場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。

なお、合同会社白金・SPCを営業者とする匿名組合が、2022年12月末日現在保有する信託受益権の合計額は2,532百万円であり、金融機関からの借入金は1,740百万円であります。

 

(7) 自然災害等・感染症拡大に係るリスク

大規模な自然災害や感染症の大流行により社会活動及び経済活動が制限された場合、当社グループの業績が影響を受ける可能性があります。

また、当社グループの従業員、関係者及びお客様において多数の感染症罹患者が出た場合、当社グループの業績が影響を受ける可能性がありますが、当社グループにおいては、お客様、従業員及び関係者の安全を確保するため、毎日の検温、マスクの着用、手洗・手指消毒、結婚式打ち合わせのオンライン化、在宅勤務環境の整備やソーシャルディスタンスを確保した結婚披露宴を開発するなど安全対策に取り組んでおります。

 

 

(8) 顧客情報管理について

当社グループはウエディングの受注活動を通じて、多くのお客様の個人情報を取扱うことになります。そうした個人情報の機密保持につきましては、顧客ファイルは施錠可能なロッカーに保管、電子情報はパスワードの設定によるセキュリティ対策等を整えることで漏洩リスクに備えておりますが、不測の事態により個人情報が漏洩した場合、当社グループに対する社会的信用の低下により、当社グループの業績は影響を受ける可能性があります。

当社グループは、管理職・監督職に対してデジタル・クライシス対策研修を開催し、デジタルネイティブ時代の顧客インサイトを理解し、SNSのみならずデジタルリスク全般に対する知識を高め、危機意識を持って業務に臨む心構えを育成する対策を行っております。

 

 

3【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

なお、「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を当連結会計年度の期首から適用しております。詳細は、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(会計方針の変更)収益認識に関する会計基準等の適用」に記載のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症再拡大に係るまん延防止等重点措置の解除からウィズコロナの下、各種政策の効果により景気持ち直しが期待される中、地政学的リスクの高まりによるサプライチェーンの混乱、物流コスト、原材料価格及びエネルギーコストの高騰など、いまだ先行き不透明な状況で推移しております。

このような環境の中、当社グループはブライダル市場、ホテル市場及びウェルネス&リラクゼーション(W&R)市場における新たな価値の創造、高品質かつ魅力あふれる店舗づくりと付加価値の高いサービスの提供及び新型コロナウイルス感染症には万全の対策で取り組んでまいりました。

婚礼事業及びホテル事業における婚礼施行件数の回復及びホテル事業における宿泊稼働率並びに宿泊単価については渡航制限の緩和により緩やかな回復基調にあり、婚礼施行単価においても同様に回復する見通しでおりましたが、新規感染者数が7月より再び増加に転じたことで停滞するなど、引き続き、先行きの見通しが難しい状況にあります。

この結果、当連結会計年度の経営成績等は以下のとおりとなりました。

 

イ. 財政状態

当連結会計年度末における資産総額は、前連結会計年度末に比べ3,429百万円減少し、87,472百万円となりました。

当連結会計年度末における負債総額は、前連結会計年度末に比べ5,873百万円減少し、64,386百万円となりました。

当連結会計年度末における純資産総額は、前連結会計年度末に比べ2,444百万円増加し、23,086百万円となりました。

 

ロ. 経営成績

当連結会計年度の売上高は、51,699百万円前年同期比54.6%増)となり、利益面につきましては、営業利益2,976百万円前年同期は営業損失6,391百万円)、経常利益につきましては各種助成金の受給決定及び急激な円安による為替差益により4,758百万円(同 経常損失5,452百万円)、親会社株主に帰属する当期純利益については税金費用の増加により1,498百万円(同 親会社株主に帰属する当期純損失6,137百万円)となりました。

セグメント別の業績は次のとおりであります。

 

 (婚礼事業)

当連結会計年度においては、新型コロナウイルス感染症再拡大によるまん延防止等重点措置が3月に解除され徐々に回復の傾向が見られ、婚礼施行件数は10,837件(前年同期比53.0%増)と大幅に増加し、婚礼施行単価については回復の遅れもありましたが利益となりました。

この結果、当セグメントの売上高は34,182百万円同69.5%増)、セグメント利益は6,154百万円前年同期はセグメント損失715百万円)となりました。

 

 (ホテル事業)

当連結会計年度においては、ホテル婚礼施行件数が1,660件(前年同期比31.9%増)と大幅に増加し、宿泊稼働率及び宿泊単価についても国内顧客及びビジネス需要が徐々に戻り始め緩やかに回復しております。しかしながら、インバウンド需要については十分な回復には至っておらず、利益面につきましては損失となりました。

この結果、当セグメントの売上高は14,554百万円同38.3%増)、セグメント損失は1,441百万円前年同期はセグメント損失3,780百万円)となりました。

 

 (W&R事業)

当連結会計年度においては、複合温浴施設「美楽温泉SPA-HERBS」において、来館数、売上高、セグメント利益ともに前年同期を上回り牽引しましたが、英国式リフレクソロジーサロン「クイーンズウェイ」については、集客に苦戦したことから当セグメント売上高は微増となり、利益面では回復基調にありますが損失となりました。

この結果、当セグメントの売上高は2,961百万円前年同期比8.3%増)、セグメント損失は334百万円前年同期はセグメント損失525百万円)となりました。

 

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は前連結会計年度末に比べ4,698百万円増加し、21,149百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの変動要因は次のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果獲得した資金は7,958百万円前年同期は899百万円の使用)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が3,829百万円及び減価償却費が3,638百万円となったことによるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果獲得した資金は2,077百万円前年同期は1,916百万円の使用)となりました。これは主に、設備投資に伴う有形固定資産の取得による支出が1,506百万円ありましたが、有形固定資産の売却による収入が2,774百万円及び投資有価証券の売却による収入が1,117百万円となったことによるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果使用した資金は5,420百万円前年同期は2,978百万円の使用)となりました。これは主に、長期借入れによる収入が8,000百万円及び社債の発行による収入が1,488百万円ありましたが、長期借入金の返済による支出が11,993百万円及び社債の償還による支出が2,379百万円となったことによるものであります。

 

なお、当社グループのキャッシュ・フロー関連指標の推移は次のとおりであります。

 

2018年
12月期

2019年
12月期

2020年
12月期

2021年
12月期

2022年
12月期

自己資本比率(%)

39.1

37.7

26.3

22.5

26.1

時価ベースの

自己資本比率(%)

31.3

29.3

12.3

16.3

19.8

キャッシュ・フロー対

有利子負債比率(年)

6.6

6.1

6.0

インタレスト・

カバレッジ・レシオ(倍)

26.3

17.3

16.2

 

(注) 自己資本比率           :自己資本/総資産

時価ベースの自己資本比率     :株式時価総額/総資産

キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/営業キャッシュ・フロー

インタレスト・カバレッジ・レシオ :営業キャッシュ・フロー/利払い

 

1.各指標は、いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。

2.営業キャッシュ・フローは連結キャッシュ・フロー計算書の営業活動によるキャッシュ・フローを使用しております。有利子負債は、連結貸借対照表に計上されている負債のうち利子を支払っている全ての負債を対象としております。また、利払いについては、連結キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。

3.2020年12月期及び2021年12月期のキャッシュ・フロー対有利子負債比率及びインタレスト・カバレッジ・レシオにつきましては営業活動によるキャッシュ・フローがマイナスであるため記載しておりません。

 

 

③ 施行、受注及び販売の実績
イ. 婚礼施行実績

当連結会計年度の婚礼施行実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

セグメントの名称

施行件数(件)

前年同期比(%)

婚礼事業

10,837

153.0

ホテル事業

1,660

131.9

合計

12,497

149.8

 

 

ロ. 婚礼受注状況

当連結会計年度の婚礼受注状況をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

セグメントの名称

受注件数(件)

前年同期比(%)

受注件数残高(件)

前年同期比(%)

婚礼事業

9,810

126.5

5,980

85.3

ホテル事業

1,559

119.7

1,120

91.7

合計

11,369

125.6

7,100

86.3

 

 

ハ. 販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

至 2022年12月31日)

セグメントの名称

金額(百万円)

前年同期比(%)

婚礼事業

34,182

169.5

ホテル事業

14,554

138.3

W&R事業

2,961

108.3

合計

51,699

154.6

 

(注) セグメント間取引については、相殺消去しております。

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づいて作成されております。重要な会計方針につきましては、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1) 連結財務諸表 注記事項(連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載しております。この連結財務諸表の作成にあたって、資産、負債、収益及び費用の報告額に影響を与える見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積り特有の不確実性の存在により、これら見積りと異なる可能性があります。

連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものは以下のとおりであります。

 

 

イ.繰延税金資産の回収可能性

繰延税金資産につきましては、将来の課税所得を合理的に見積り、回収可能性を十分に検討したうえで回収可能見込額を計上しております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得に依存するため、事業計画や市場環境の変化により、その見積りに変更が生じた場合には、繰延税金資産の計上額に影響を及ぼす可能性があります。

 

ロ.固定資産の減損

当社グループは、主に各施設ごとに資産をグルーピングしております。固定資産のうち減損の兆候がある資産又は資産グループについて、その資産又は資産グループから生じる将来キャッシュ・フローの総額が帳簿価額を下回る場合には、帳簿価額を回収可能価額まで減額し、当該減少額を減損損失として計上しております。減損の兆候の把握、減損損失の認識及び測定につきましては慎重に検討しておりますが、事業計画や市場環境の変化により、将来キャッシュ・フローの見積額の前提条件や仮定に変更が生じた場合は、減損損失の計上が必要となる可能性があります。

 

② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
 経営成績等

イ. 財政状態

(資産)

当連結会計年度末における資産総額は、前連結会計年度末に比べ3,429百万円減少し、87,472百万円となりました。これは主に、営業収益及び資産売却により現金及び預金が4,698百万円増加しましたが、売却等により土地が2,731百万円、減価償却等により建物及び構築物が2,243百万円及び繰延税金資産が1,555百万円それぞれ減少したことによるものであります。

(負債)

当連結会計年度末における負債総額は、前連結会計年度末に比べ5,873百万円減少し、64,386百万円となりました。これは主に、長期借入金(1年内返済予定含む)の返済により3,990百万円、社債(1年以内償還予定含む)の償還により879百万円及び流動負債のその他が1,243百万円それぞれ減少したことによるものであります。

(純資産)

当連結会計年度末における純資産総額は、前連結会計年度末に比べ2,444百万円増加し、23,086百万円となりました。これは主に、親会社株主に帰属する当期純利益の計上により利益剰余金が1,207百万円及び繰延ヘッジ損益が756百万円それぞれ増加したことによるものであります。

 

ロ.経営成績

当社グループは売上高、営業利益及び経常利益を経営における重要指標と位置付けております。当連結会計年度における期初計画に対する実績の達成状況は次のとおりであります。


 

実績

計画

増減

売上高(百万円)

51,699

60,230

△8,530

営業利益(百万円)

2,976

5,325

△2,348

経常利益(百万円)

4,758

5,055

△296

 

当連結会計年度の売上高につきましては、新型コロナウイルス感染症再拡大の影響により全セグメントにおいて多大な影響を受けることとなり、計画比8,530百万円(△14.2%減)減少の51,699百万円と大きく未達となりました。

利益面につきましては、前期同様に婚礼事業及びホテル事業において婚礼商材(主に写真・映像・装花等)の内製化の推進及び全社を挙げたコスト削減を実施しましたが、売上高の減少の影響により、営業利益は計画比2,348百万円減少し2,976百万円、経常利益につきましては、各種助成金の受給決定及び急激な円安による為替差益の計上がありましたが、計画比296百万円減少し4,758百万円と計画に対し微減となりました。

今後につきましては、「ウィズコロナ」・「新たな生活様式」に対応した商品開発や顧客ニーズを的確に捉えた商品を充実することにより需要を喚起するとともに、継続して婚礼商材の内製化を計画的に推進し、まずは企業価値の回復及び向上に努めてまいります。

 

ハ. キャッシュ・フローの状況分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

当連結会計年度のキャッシュ・フローの状況につきましては、「(1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

当社グループの資本の財源及び資金の流動性については以下のとおりであります。

当社グループにおける資金需要は、主に仕入外注費、地代家賃及び販売費及び一般管理費等の営業費用の支払により生じる経常運転資金、既存借入金の返済資金及びホテルやゲストハウス等の建物の取得及び改装、設備の更新による設備投資資金であります。これら資金については、経常運転資金及び返済資金については営業キャッシュ・フローから設備投資資金については主に社債発行や長期借入金など金融機関からの資金調達により賄う方針としております。

また、資金流動性を確保するため、取引金融機関との間に1,500百万円の当座貸越契約を締結しております。なお、当連結会計年度末において当座貸越契約を使用した借入残高はありません。

 

③ 経営成績に重要な影響を与える要因について

経営成績に重要な影響を与える要因につきましては、「第一部〔企業情報〕第2〔事業の状況〕2〔事業等のリスク〕」で述べましたとおり、協力会社を含めた時代変化に対応し得るサービス(ソフト又は人材)の品質確保、及びそれに付随するコストの変化、ブライダル市場の縮小を招くような冠婚葬祭等社会文化の著しい変化、出店予定地の確保等が、経営成績に重要な影響を与える可能性があると認識しております。

 

④ 経営戦略の現状と見通し

当社グループは、安定的かつ継続的に成長できる企業体であり続けるために、財務体質の強化を図りつつ、収益性を総合的に向上させるべく5つの基本戦略を掲げております。

イ. 出店戦略

持続可能な成長を遂げるため、当社グループは今後も綿密なマーケティング分析による出店地選定と施設計画に基づいた出店を行います。出店対象商圏としては、景気動向や都市化による人口減の影響を受けにくく、将来的に安定した需要が見込める東京都心部・大阪並びに名古屋中心部等の大都市圏を中心に、それぞれの都市圏におけるエリアシェア戦略に基づいたポートフォリオを構築します。エリアシェア戦略は、単に出店数を目標値とするのではなく、エリアの人材育成状況や、経営方針に基づく出店・運営構想とも連動しながら計画しております。

また、既存のゲストハウスにつきましても3年程度のサイクルでリニューアルを行い、常に新鮮さと品質を維持することで、顧客獲得率の安定化を図っております。

 

ロ. 商品開発力

当社グループに蓄積した経験・ノウハウと多くの取引先企業による高水準のサービスとを融合させることにより、お客様の趣味や趣向を高いレベルで実現できる商品とサービスの提供を目指します。

 

ハ. 提案力及び販売力

お客様の多様なニーズ=「夢」を的確に捉え、その「実現」のための商品提案力と販売力の向上を目指します。顧客サービス充実のための婚礼演出力強化が同業他社との差別化に繋がるものと考え、各スタッフのサービス提案力向上のための教育研修制度を確立することで、今後も更に高いレベルの人材の開発に力を入れてまいります。

また当社の商品告知・広告戦略は結婚情報誌等への有料広告に大きく依存しており、同業他社との受注競争に勝つためには、より魅力ある広告制作が必須となります。当社グループは、ゲストハウスのデザイン、サービス内容等を最大限にアピールするため、写真を中心とした魅力的な誌面づくりに取り組んでおります。また併行し、インターネット等、新たな集客媒体の開拓についても積極的に行っております。

海外挙式につきましては、集客力並びに成約率の向上を図るために、国内における集客拠点であります海外サロン並びに販売チャンネルの強化を図っております。

 

 

ニ. 利益率向上

高い収益性を確保するために、経営の合理化と業務効率の向上を図ります。

 

ホ. 資金調達

健全な財務体質の維持、資本効率の向上、株式価値の希薄化等への十分な配慮を行い、資本コストを重視した資金調達を実行します。

今後の事業戦略につきましては、婚礼事業国内部門におきましては、様々な挙式スタイルへ対応すると同時に、多様なコンセプトの披露宴スタイルを提供し、運営受託型ビジネス・再生型ビジネス等多様な事業形態により、財務基盤を健全化しつつ、安定的かつ高利益率の事業ポートフォリオを構築してまいります。

ホテル事業につきましては、「ホテル婚礼」における高単価顧客の取り込み、ゲストハウスとホテルを融合させた従来にない全く新しい価値を持った複合施設の出店を行ってまいります。

海外事業につきましては、ハワイにおいては大聖堂挙式・ハウスウエディング等多様化する顧客ニーズに対応した挙式の提供、また海外事業全体として直営プロデュースを通じ、クオリティ・ブランド力を提供することで、デスティーション・ウエディングへの取組みを継続・強化してまいります。

W&R事業につきましては、既存店のリモデルによる店舗の活性化、女性が生き生きと輝くための「美」「健康」をサポートするフィットネス事業の開発を行ってまいります。

 

⑤ 経営者の問題認識と今後の方針について

経営者の問題認識と今後の方針につきましては、「第一部〔企業情報〕第2〔事業の状況〕1〔経営方針、経営環境及び対処すべき課題等〕」に記載のとおり、当社グループ既存ターゲットから派生するゲストハウスの追加出店をエリア展開するのみならず、婚礼スタイル・価格帯・人数等、より多様化する社会ニーズに応えるための、ターゲット別ポートフォリオを構築していくことであります。当社グループの今後の出店計画、人材の確保と育成は、既存事業所の事業計画の枠に捉われず、ターゲット別に構築された事業計画に沿った出店形態やコストの考え方に基づき、より多様化し柔軟性を高めてまいります。

 

4【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

2【主要な設備の状況】

当社グループ(当社及び連結子会社)における主要な設備は、以下のとおりであります。

(1) 提出会社

 

 

 

 

 

2022年12月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業員数
(人)

建物及び
構築物

土地
(面積㎡)

その他

合計

日本橋事業所
(東京都中央区)

婚礼事業

婚礼施設

4

-

-

4

-

 (-) 

白金事業所
(東京都品川区)

婚礼事業

婚礼施設

33

-

-

33

-

(-) 

横浜事業所
(神奈川県横浜市神奈川区)

婚礼事業

婚礼施設

1

-

20

22

-

(-) 

大阪事業所
(大阪府大阪市住之江区)

婚礼事業

婚礼施設

68

-

-

68

-

(-) 

仙台事業所
(宮城県仙台市太白区)

婚礼事業

婚礼施設

41

-

-

41

-

(-) 

星ヶ丘事業所
(愛知県名古屋市名東区)

婚礼事業

婚礼施設

531

402

(2,076)

-

933

-

(-) 

新浦安事業所
(千葉県浦安市)

婚礼事業

婚礼施設

115

-

-

115

-

(-) 

大宮事業所
(埼玉県さいたま市北区)

婚礼事業

婚礼施設

1,219

-

-

1,219

-

(-) 

青山事業所
(東京都港区)

婚礼事業

婚礼施設

156

3,046

(837)

386

3,589

-

(-) 

心斎橋事業所
(大阪府大阪市西区)

婚礼事業

婚礼施設

16

-

-

16

-

(-) 

丸の内事業所
(愛知県名古屋市中区)

婚礼事業

婚礼施設

13

-

-

13

-

(-) 

鴨川事業所
(京都府京都市左京区)

婚礼事業

婚礼施設

44

-

-

44

-

(-) 

伊勢山事業所
(神奈川県横浜市西区)

婚礼事業

婚礼施設

2,268

3,549

(3,458)

-

5,818

-

(-) 

ストリングスホテル 名古屋
(愛知県名古屋市中村区)

ホテル事業

ホテル施設

4,509

-

-

4,509

-

(-) 

ハウス・オブ・イリス
(米国ハワイ州)

婚礼事業

婚礼施設

234

593

(3,714)

70

898

-

(-) 

ホアカレイ(仮称)
(米国ハワイ州)

婚礼事業

婚礼施設

-

629

(7,284)

150

780

-

(-) 

美楽温泉SPA-HERBS
(埼玉県さいたま市北区)

W&R事業

複合温浴
施設

716

-

-

716

-

(-) 

キンプトン 新宿東京
(東京都新宿区)

ホテル事業

ホテル施設

12,869

-

121

12,990

-

(-) 

本社
(東京都渋谷区)

全社(共通)

統括業務
施設

18

-

87

105

63

(9) 

 

(注) 1.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外書しております。

2.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、車両運搬具、建設仮勘定であります。

3.各事業所の設備はすべて連結子会社に賃貸しております。

 

4.上記の他、連結会社以外からの主要な賃借として、以下のものがあります。

 

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の
内容

建物又は
土地面積(㎡)

契約期間

備考

横浜事業所
(神奈川県横浜市神奈川区)

婚礼事業

土地

2,965

2020年4月1日から
2030年3月31日まで

定期借地権

大阪事業所
(大阪府大阪市住之江区)

婚礼事業

土地

17,879

2002年7月1日から
2032年6月30日まで

定期借地権

仙台事業所
(宮城県仙台市太白区)

婚礼事業

土地

13,818

2003年1月1日から
2027年12月31日まで

定期借地権

大宮事業所
(埼玉県さいたま市北区)

婚礼事業

土地

13,912

2006年3月25日から
2031年4月30日まで

定期借地権

青山事業所
(東京都港区)

婚礼事業

土地

816

2021年2月25日から
2031年2月24日まで

定期借地権

丸の内事業所
(愛知県名古屋市中区)

婚礼事業

土地

1,971

2005年11月27日から
2026年8月31日まで

定期借地権

心斎橋事業所
(大阪府大阪市西区)

婚礼事業

建物

1,572

2006年8月22日から
2026年12月31日まで

定期借家権

市ヶ谷事業所
(東京都新宿区)

婚礼事業

建物

2,807

2005年10月28日から
2025年10月31日まで

定期借家権

白金事業所
(東京都品川区)

婚礼事業

建物

2,525

2006年9月30日から
2028年9月30日まで

定期借家権

鴨川事業所
(京都府京都市左京区)

婚礼事業

建物

2,935

2007年6月5日から
2027年6月4日まで

定期借家権

赤坂事業所
(東京都港区)

婚礼事業

建物

642

2021年2月1日から
2027年1月31日まで

定期借家権

ストリングスホテル 名古屋
(愛知県名古屋市中村区)

ホテル事業

土地

21,000

2013年9月1日から
2030年7月31日まで

定期借地権

美楽温泉SPA-HERBS
(埼玉県さいたま市北区)

W&R事業

土地

5,356

2016年5月1日から
2031年4月30日まで

定期借地権

キンプトン 新宿東京
(東京都新宿区)

ホテル事業

土地

1,407

2015年4月1日から
2075年3月31日まで

定期借地権

 

 

5. 上記の他、連結会社以外からの主要なリース設備として以下のものがあります。

 

事業所名

設備の内容

リース
期間

年間リース料
(百万円)

リース料残高
(百万円)

新浦安事業所
(千葉県浦安市)

建物

19年

119

212

 

 

(2) 国内子会社

 

 

 

 

 

 

2022年12月31日現在

会社名

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業
員数
(人)

建物及び
構築物

土地
(面積㎡)

その他

合計

㈱ベストブライダル

日本橋事業所他

15事業所

婚礼事業

婚礼施設

602

-

155

758

289

(166)

㈱ベストブライダル

ストリングスホテル 名古屋

(愛知県名古屋市中村区)

ホテル事業

ホテル施設

20

-

31

51

48

(67)

㈱ベストホスピタリティーネットワーク

ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ

(東京都港区)

ホテル事業

ホテル施設

1,090

-

269

1,359

224

(61)

㈱ベストホスピタリティーネットワーク

ザ ストリングス 表参道他3事業所

婚礼事業

婚礼施設

1,468

-

45

1,514

98

(21)

㈱ベストグローバル

ストリングスホテル東京インターコンチネンタル

(東京都港区)

ホテル事業

ホテル施設

1,352

-

173

1,526

113

(12)

㈱ベストライフスタイル

キンプトン 新宿東京

(東京都新宿区)

ホテル事業

ホテル施設

3

-

48

52

122

(2)

㈱BEST HERBS

美楽温泉SPA-
HERBS他

W&R事業

複合温浴・フィットネス施設

262

-

4

266

39

(46)

㈱RAJA

クイーンズウェイ銀座並木通り店他

W&R事業

リラクゼーション施設他

185

-

13

199

209

(48)

 

(注) 1.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外書しております。

2.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、リース資産、建設仮勘定であります。

3.上記の他、㈱ベストホスピタリティーネットワーク、㈱ベストライフスタイル、㈱ベストグローバル、㈱RAJAにおいて、建物を賃借しております。年間賃借料はそれぞれ1,859百万円、1,026百万円、721百万円、640百万円であります。

4.㈱ベストブライダルの事業所の1事業所を除く全ては当社が賃貸しており、その詳細は「(1)提出会社」に記載しております。

 

 

(3) 在外子会社

 

 

 

 

 

 

2022年12月31日現在

会社名

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の内容

帳簿価額(百万円)

従業
員数
(人)

建物及び
構築物

土地
(面積㎡)

その他

合計

Best Bridal Hawaii,Inc.

プルメリアガーデン他
(米国ハワイ州)

婚礼事業

婚礼施設

18

-

9

27

7

(-)

PT.Tirtha Bridal

ティルタ・ウルワツ及びヴィラ
(インドネシアバリ州)

婚礼事業

婚礼施設

449

157

(9,456)

17

624

97

(9)

Gloria Bridal Services,Inc.

セント・カタリナ・シーサイドチャペル他
(米国ハワイ州)

婚礼事業

婚礼施設

142

-

3

145

7

(-)

HNRB QOZBⅡ,LP

(米国デラウェア州)

全社

土地他

-

591

(5,574)

273

864

-

(-)

 

(注) 1. 従業員数の( )は、臨時雇用者数を外書しております。

2.帳簿価額のうち「その他」は、工具、器具及び備品、リース資産、車両運搬具、建設仮勘定であります。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

195,840,000

195,840,000

 

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在発行数
(株)
(2022年12月31日)

提出日現在発行数
(株)
(2023年3月30日)

上場金融商品取引所名
又は登録認可金融商品
取引業協会名

内容

普通株式

48,960,000

48,960,000

東京証券取引所
プライム市場

単元株式数100株

48,960,000

48,960,000

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数
(株)

発行済株式
総数残高
(株)

資本金増減額
(百万円)

資本金残高
(百万円)

資本準備金
増減額
(百万円)

資本準備金
残高
(百万円)

2013年7月31日(注)

48,715,200

48,960,000

472

634

 

(注) 株式分割(1:200)によるものであります。

 

(5) 【所有者別状況】

 

2022年12月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数(人)

10

24

94

41

24

14,971

15,164

所有株式数
(単元)

23,735

6,961

265,977

32,097

115

160,668

489,553

4,700

所有株式数
の割合(%)

4.85

1.42

54.33

6.56

0.02

32.82

100.00

 

(注) 自己株式1,259,834株は、「個人その他」に12,598単元及び「単元未満株式の状況」に34株を含めて記載しております。

 

(6) 【大株主の状況】

2022年12月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

ファインエクスパンド有限会社

東京都品川区西五反田1-4-8

23,048,300

48.32

塚田 正之

東京都品川区

7,267,700

15.24

株式会社AOKIホールディングス

神奈川県横浜市都筑区葛が谷6-56

3,351,100

7.03

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2-11-3

1,378,500

2.89

QUINTET PRIVATE BANK
(EUROPE) S.A. 107705
(常任代理人株式会社みずほ銀行決済営業部)

43 BOULEVARD ROYAL L-2955 LUXEMBOURG
(東京都港区港南2-15-1 品川インターシティA棟)

1,257,500

2.64

塚田 啓子

東京都品川区

1,224,400

2.57

INTERACTIVE BROKERS LLC
(常任代理人インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)

ONE PICKWICK PLAZA GREENWICH,
CONNECTICUT 06830 USA
(東京都千代田区霞が関3-2-5)

1,039,500

2.18

塚田 健斗

東京都品川区

577,200

1.21

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海1-8-12

526,800

1.10

日本生命保険相互会社

東京都千代田区丸の内1-6-6
日本生命証券管理部内

300,000

0.63

39,971,000

83.81

 

(注) 上記のほか、自己株式が1,259,834株あります。

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

16,539

21,238

 

 

売掛金

1,000

1,479

 

 

有価証券

1,526

-

 

 

商品

182

166

 

 

原材料及び貯蔵品

381

381

 

 

その他

1,192

1,360

 

 

貸倒引当金

31

37

 

 

流動資産合計

20,792

24,588

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物

59,946

59,244

 

 

 

 

減価償却累計額

28,619

30,161

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

※2 31,327

※2 29,083

 

 

 

土地

※2 12,276

※2 9,544

 

 

 

建設仮勘定

※2 611

※2 1,007

 

 

 

その他

10,104

10,617

 

 

 

 

減価償却累計額

8,471

9,121

 

 

 

 

その他(純額)

1,633

1,496

 

 

 

有形固定資産合計

45,847

41,131

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

のれん

1,732

1,157

 

 

 

その他

651

1,020

 

 

 

無形固定資産合計

2,383

2,177

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

※1,※2 6,361

※1 5,599

 

 

 

敷金及び保証金

7,369

7,211

 

 

 

繰延税金資産

7,251

5,695

 

 

 

その他

781

1,007

 

 

 

貸倒引当金

107

121

 

 

 

投資その他の資産合計

21,656

19,392

 

 

固定資産合計

69,887

62,702

 

繰延資産

 

 

 

 

社債発行費

221

181

 

 

繰延資産合計

221

181

 

資産合計

90,901

87,472

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2021年12月31日)

当連結会計年度

(2022年12月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

1,726

2,101

 

 

短期借入金

500

-

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※2 11,291

※2 7,106

 

 

1年内償還予定の社債

2,154

964

 

 

未払法人税等

222

839

 

 

前受金

2,788

3,107

 

 

店舗閉鎖損失引当金

22

62

 

 

資産除去債務

277

47

 

 

その他

5,543

4,300

 

 

流動負債合計

24,525

18,530

 

固定負債

 

 

 

 

社債

5,393

5,703

 

 

長期借入金

※2 33,528

※2 33,722

 

 

退職給付に係る負債

393

407

 

 

役員退職慰労引当金

914

953

 

 

資産除去債務

4,529

4,535

 

 

その他

975

532

 

 

固定負債合計

45,734

45,855

 

負債合計

70,260

64,386

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

472

472

 

 

資本剰余金

634

634

 

 

利益剰余金

20,933

22,140

 

 

自己株式

892

892

 

 

株主資本合計

21,146

22,353

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

38

-

 

 

繰延ヘッジ損益

584

171

 

 

為替換算調整勘定

64

347

 

 

退職給付に係る調整累計額

6

5

 

 

その他の包括利益累計額合計

694

513

 

非支配株主持分

189

219

 

純資産合計

20,641

23,086

負債純資産合計

90,901

87,472

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当連結会計年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

売上高

33,429

※1 51,699

売上原価

27,257

34,220

売上総利益

6,172

17,478

販売費及び一般管理費

※2 12,563

※2 14,502

営業利益又は営業損失(△)

6,391

2,976

営業外収益

 

 

 

受取利息

118

37

 

匿名組合投資利益

175

152

 

助成金収入

866

1,381

 

為替差益

505

1,044

 

その他

212

234

 

営業外収益合計

1,878

2,850

営業外費用

 

 

 

支払利息

457

486

 

持分法による投資損失

178

93

 

出資金運用損

122

177

 

その他

181

311

 

営業外費用合計

939

1,068

経常利益又は経常損失(△)

5,452

4,758

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※3 0

※3 0

 

会員権売却益

-

3

 

退職給付引当金戻入額

14

-

 

特別利益合計

14

3

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

※4 24

※4 36

 

固定資産売却損

-

※5 382

 

投資有価証券売却損

79

100

 

減損損失

※6 1,512

※6 238

 

店舗閉鎖損失

29

94

 

その他

-

80

 

特別損失合計

1,645

932

税金等調整前当期純利益又は
税金等調整前当期純損失(△)

7,083

3,829

法人税、住民税及び事業税

226

952

法人税等調整額

1,170

1,377

法人税等合計

944

2,330

当期純利益又は当期純損失(△)

6,139

1,499

非支配株主に帰属する当期純利益又は
非支配株主に帰属する当期純損失(△)

1

0

親会社株主に帰属する当期純利益又は
親会社株主に帰属する当期純損失(△)

6,137

1,498

 

1.報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、国内及び海外における挙式・披露宴に関する企画・運営等のサービスの提供を行う「婚礼事業」、ホテルにおける婚礼・宴会・宿泊サービスの提供を行う「ホテル事業」、リフレクソロジーサービスの提供、複合温浴施設及び総合フィットネスクラブの運営を行う「W&R事業」の3つを報告セグメントとしております。

「婚礼事業」は、国内店舗の運営及びお客様に対する営業活動、また披露宴における飲食・サービスの提供、婚礼貸衣装・美容サービスの提供、また、主に国内の販売サロンにて受注した案件を対象に、ハワイ、バリ島における現地婚礼施設の運営及び挙式・披露宴の施行を行っております。

「ホテル事業」は、「ホテル インターコンチネンタル 東京ベイ」、「ストリングスホテル東京インターコンチネンタル」、「ストリングスホテル 名古屋」及び「キンプトン 新宿東京」における婚礼・宴会・宿泊サービスの提供をしております。

「W&R事業」は、高い技術力と接客力でリフレクソロジーサービスを提供する英国式リフレクソロジーサロン「クイーンズウェイ」の運営、また、複合温浴施設「美楽温泉SPA-HERBS」、総合フィットネスクラブ「BEST STYLE FITNESS」の運営を行っております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年12月31日)

当事業年度

(2022年12月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

8,623

7,490

 

 

売掛金

※2 2,062

※2 1,959

 

 

前払費用

288

280

 

 

関係会社短期貸付金

6,813

9,941

 

 

その他

※2 2,570

※2 792

 

 

流動資産合計

20,357

20,464

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

※1 23,977

※1 22,312

 

 

 

構築物

※1 691

※1 585

 

 

 

工具、器具及び備品

318

192

 

 

 

車両運搬具

2

1

 

 

 

土地

※1 8,222

※1 8,222

 

 

 

建設仮勘定

※1 132

※1 642

 

 

 

有形固定資産合計

33,344

31,956

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

27

36

 

 

 

その他

450

433

 

 

 

無形固定資産合計

477

470

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

1,317

1,261

 

 

 

関係会社株式

7,525

6,927

 

 

 

関係会社長期貸付金

6,505

6,996

 

 

 

長期前払費用

7

5

 

 

 

敷金及び保証金

3,518

3,219

 

 

 

繰延税金資産

3,054

2,564

 

 

 

その他

※2 1,520

※2 1,856

 

 

 

貸倒引当金

1,828

4,005

 

 

 

投資その他の資産合計

21,621

18,825

 

 

固定資産合計

55,443

51,253

 

繰延資産

 

 

 

 

社債発行費

221

181

 

 

繰延資産合計

221

181

 

資産合計

76,023

71,899

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2021年12月31日)

当事業年度

(2022年12月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

関係会社短期借入金

500

2,000

 

 

短期借入金

500

-

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※1 10,442

※1 6,175

 

 

1年内償還予定の社債

2,134

964

 

 

未払金

※2 45

※2 92

 

 

未払費用

124

111

 

 

未払法人税等

201

700

 

 

資産除去債務

277

47

 

 

店舗閉鎖損失引当金

22

39

 

 

預り金

23

24

 

 

その他

568

133

 

 

流動負債合計

14,840

10,290

 

固定負債

 

 

 

 

社債

5,393

5,703

 

 

長期借入金

※1 28,428

※1 29,552

 

 

退職給付引当金

109

110

 

 

役員退職慰労引当金

914

953

 

 

資産除去債務

4,154

4,154

 

 

その他

805

6

 

 

固定負債合計

39,804

40,482

 

負債合計

54,645

50,772

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

472

472

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

634

634

 

 

 

資本剰余金合計

634

634

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

8

8

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

別途積立金

15

15

 

 

 

 

繰越利益剰余金

21,679

20,733

 

 

 

利益剰余金合計

21,702

20,756

 

 

自己株式

892

892

 

 

株主資本合計

21,915

20,970

 

評価・換算差額等

 

 

 

 

繰延ヘッジ損益

537

156

 

 

評価・換算差額等合計

537

156

 

純資産合計

21,378

21,126

負債純資産合計

76,023

71,899

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年1月1日

 至 2021年12月31日)

当事業年度

(自 2022年1月1日

 至 2022年12月31日)

売上高

 

 

 

不動産賃貸収入

5,732

5,579

 

経営指導料

1,886

2,358

 

売上高合計

※1 7,619

※1 7,937

売上原価

 

 

 

不動産賃貸原価

4,751

4,510

 

売上原価合計

※1 4,751

※1 4,510

売上総利益

2,867

3,427

販売費及び一般管理費

※1,※2 1,526

※1,※2 1,499

営業利益

1,341

1,927

営業外収益

 

 

 

受取利息

※1 128

※1 205

 

匿名組合投資利益

175

152

 

為替差益

477

1,013

 

その他

72

71

 

営業外収益合計

853

1,443

営業外費用

 

 

 

支払利息

※1 357

※1 384

 

社債利息

44

57

 

社債発行費償却

44

51

 

その他

10

3

 

営業外費用合計

456

496

経常利益

1,738

2,874

特別損失

 

 

 

減損損失

648

-

 

子会社株式評価損

3,910

598

 

貸倒引当金繰入額

1,814

2,176

 

その他

※3 91

※3 58

 

特別損失合計

6,464

2,833

税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)

4,725

41

法人税、住民税及び事業税

203

803

法人税等調整額

117

183

法人税等合計

321

987

当期純損失(△)

5,046

945