株式会社フュートレック

FueTrek Co.,Ltd.
大阪市淀川区西中島6丁目1-1新大阪プライムタワー18F
証券コード:24680
業界:サービス業
有価証券報告書の提出日:2023年6月21日

(1) 連結経営指標等

回次

第19期

第20期

第21期

第22期

第23期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

3,101,961

2,735,333

1,833,733

1,590,642

1,662,556

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

114,756

6,150

163,193

121,366

235,450

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(千円)

300,595

49,218

391,850

133,273

663,938

包括利益

(千円)

303,818

43,968

381,606

120,708

688,325

純資産額

(千円)

3,038,227

2,994,259

2,582,697

2,715,055

1,989,299

総資産額

(千円)

4,618,424

4,243,260

3,774,255

3,868,438

3,318,833

1株当たり純資産額

(円)

304.06

298.18

255.13

269.51

193.18

1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

32.14

5.26

41.87

14.24

70.95

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

61.6

65.8

63.3

65.2

54.5

自己資本利益率

(%)

5.4

株価収益率

(倍)

21.13

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

73,566

284,214

85,093

406,599

104,935

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

10,174

6,140

283,065

220,072

34,917

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

190,791

300,000

27,622

19,152

60,536

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

2,899,586

2,877,660

2,537,123

2,704,498

2,695,016

従業員数

(人)

128

103

106

91

97

(外、平均臨時雇用者数)

(13)

(11)

(7)

(8)

(10)

 

(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、下記の理由により記載しておりません。

第19期:潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損失であるため。

第20期から第23期:潜在株式が存在しないため。

2.自己資本利益率及び株価収益率については、第19期から第21期及び第23期は親会社株主に帰属する当期純損失であるため記載しておりません。

3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第22期の期首から適用しており、第22期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

(2) 提出会社の経営指標等

回次

第19期

第20期

第21期

第22期

第23期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

1,532,481

1,349,113

969,001

1,254,234

1,339,802

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

150,153

13,901

101,694

124,229

195,153

当期純利益又は当期純損失(△)

(千円)

297,568

75,853

420,849

131,269

620,084

資本金

(千円)

733,979

733,979

733,979

100,000

100,000

発行済株式総数

(株)

9,504,200

9,504,200

9,504,200

9,504,200

9,504,200

純資産額

(千円)

2,669,330

2,587,650

2,155,825

2,287,910

1,617,503

総資産額

(千円)

4,016,186

3,568,965

3,153,727

3,357,042

2,838,196

1株当たり純資産額

(円)

285.25

276.53

230.38

244.49

172.85

1株当たり配当額

(円)

3.00

4.00

3.00

(うち1株当たり中間配当額)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益又は1株当たり当期純損失(△)

(円)

31.82

8.11

44.97

14.03

66.26

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

66.5

72.5

68.4

68.2

57.0

自己資本利益率

(%)

5.9

株価収益率

(倍)

21.46

配当性向

(%)

28.5

従業員数

(人)

95

75

79

74

74

(外、平均臨時雇用者数)

(3)

(4)

(2)

(2)

(5)

株主総利回り

(%)

86.5

46.1

59.1

45.7

40.2

(比較指標:TOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

784

614

495

493

305

最低株価

(円)

406

230

275

266

200

 

(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、下記の理由により記載しておりません。

第19期:潜在株式は存在するものの1株当たり当期純損失であるため。

第20期から第23期:潜在株式が存在しないため。

2.自己資本利益率及び株価収益率については、第19期から第21期及び第23期は当期純損失のため記載しておりません。

3.最高・最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所(市場第二部)におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所スタンダード市場におけるものであります。

4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第22期の期首から適用しており、第22期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2【沿革】

年月

事項

2000年4月

携帯機器におけるビジネスモデルの提案から具現化まで、システムLSIの設計技術ノウハウをいかした受託設計を事業内容として大阪市淀川区西宮原一丁目8番48号に当社設立

2000年9月

本社を大阪市淀川区西中島六丁目8番31号  花原第6ビルに移転、本格営業開始

大手携帯機器メーカーを始め、複数の企業より受託設計を受注

2001年3月

携帯電話用音源IP販売開始

ライセンス、ロイヤルティ契約の締結

2005年1月

株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(現社名:株式会社NTTドコモ)と音源の利用許諾契約を締結

2005年12月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2006年5月

株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(現社名:株式会社NTTドコモ)と業務・資本提携契約を締結

2006年12月

株式会社国際電気通信基礎技術研究所と音声認識技術の分野において業務提携契約を締結

2007年5月

株式会社ATR-Lang(株式会社ATR-Trekに商号変更)に資本参加し子会社化

2007年11月

音声認識フロントエンドが株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(現社名:株式会社NTTドコモ)向け携帯電話に搭載

 

 

音声認識バックエンド(認識サーバー)を株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(現社名:株式会社NTTドコモ)向け携帯電話に提供開始

子会社の株式会社ATR-Trekが音声翻訳サービスを開始

2009年11月

本社を大阪市淀川区西中島六丁目1番1号  新大阪プライムタワーに移転

2011年4月

イズ株式会社(株式会社ライトポケットに商号変更、以下同じ)の株式を取得し、同社及びその子会社である株式会社スーパーワンを子会社化(2012年4月にイズ株式会社を完全子会社化、2012年6月にイズ株式会社が保有する株式会社スーパーワンの株式を当社が取得)CRMソリューション事業を開始(株式会社ライトポケットは2015年4月に吸収合併)

2012年3月

 

2014年10月

2014年10月

2016年8月

2016年8月

2017年7月

 

2017年10月2017年11月

2018年9月

2019年7月

株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ(現社名:株式会社NTTドコモ)が提供するスマートフォン向け音声エージェント機能「しゃべってコンシェル」に音声認識エンジンを提供

株式会社メディア総合研究所の株式を取得し、同社を子会社化

翻訳事業の合弁会社である株式会社みらい翻訳を設立

株式会社アドホックの事業を吸収分割の方法により承継

東京証券取引所市場第二部へ市場変更

メディアジャパン株式会社の株式を取得し、同社及びその子会社であるメディアジャパンエージェンシー株式会社を子会社化

株式会社みらい翻訳の全株式を譲渡

株式会社メディア総合研究所の全株式を譲渡し、同社を連結の範囲から除外

グローリー株式会社と資本業務提携契約を締結

プロモーション事業を事業譲渡により売却

2021年8月

メディアジャパンエージェンシー株式会社の全株式を譲渡し、同社を連結の範囲から除外

2022年3月

資本金の額733,979千円から100,000千円に減少させ、633,979千円をその他資本剰余金へ振替

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行

2023年5月

2023年6月

株式会社エーアイと資本業務提携契約を締結

株式会社エーアイによる当社株式に対する公開買付けの結果、当社の主要株主である筆頭株主が株式会社エーアイに異動

3【事業の内容】

当社グループは、当社及び連結子会社3社より構成されております。

当社グループの事業セグメントは、「音声認識事業」「デジタルマーケティング事業」「映像制作事業」「その他事業」の4つに区分しております。

なお、当連結会計年度の期首から報告セグメントを従来の「ソフトウエア開発・ライセンス事業」「映像制作・メディア事業」「その他事業」の3区分から、「音声認識事業」「デジタルマーケティング事業」「映像制作事業」「その他事業」の4区分に変更しております。

これにより、「ソフトウエア開発・ライセンス事業」に含まれていた「音声認識事業」「デジタルマーケティング事業」を独立の報告セグメントとし、従来「システム開発事業分野」と呼称しておりました株式会社スーパーワンの事業を「その他事業」に含めております。また、より事業活動の内容に沿う名称に、報告セグメントの名称の変更を行っております。

 

(1)音声認識事業

音声認識技術の開発及び製品(vGate ASR)の販売

・サーバ型音声認識(DSR)

・ローカル型音声認識(LSR)

・各種音声認識モデル

音声認識関連技術の開発及び販売

・音声認識モデル自動作成システム

・発話検知システム

・ノイズキャンセラ、エコーキャンセラ

声認証技術の開発及び製品(vGate Authentication)の販売

音声認識要素技術開発(株式会社ATR-Trek)

多言語音声翻訳技術の開発

 

(2)デジタルマーケティング事業

CRMシステム(顧客管理システム)Visionaryの開発及び販売

・Visionary Cloudの開発及び販売

・Visionaryの開発・カスタマイズ及び販売

 

(3)映像制作事業

・テレビ番組や企業のプロモーション用等の映像制作(メディアジャパン株式会社)

・テレビ局への映像制作スタッフの人材派遣

 

(4)その他事業

・デジタル教科書及び教材に関連するアプリ等受託開発(株式会社スーパーワン)

・メモリーカードへのコンテンツ書込み業務の請負

 

[事業系統図]

以上述べた事項を事業系統図によって示すと次のとおりであります。

(2023年3月31日現在)

0101010_001.png

 

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

(百万円)

主要な事業の内容

議決権の所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

㈱ATR-Trek

(注)2

大阪市

淀川区

60

音声認識・音声翻訳関連技術の開発

66.0

・業務委託契約に基づくソフトウエアの開発・使用権許諾契約書に基づく使用権許諾

・当社役員及び従業員が役員を

兼任                  3名

㈱スーパーワン

(注)2

東京都

新宿区

25

デジタル教科書及び教材に関連するアプリ等受託開発

92.5

・アプリケーション設計開発委託

・当社役員及び従業員が役員を

兼任                  4名

・資金の貸付

メディアジャパン㈱

(注)2

名古屋市

中区

35

テレビ番組やその他の映像制作

100.0

・当社役員及び従業員が役員を

兼任                  4名

(その他の関係会社)

グローリー㈱

(注)1

兵庫県

姫路市

12,892

通貨処理機、情報処理機及び通貨端末機器、自動販売機、自動サービス機器などの開発・製造・販売・メンテナンス

被所有40.5

・個体認証技術等に係る新たなソリューションの創出と提供

・役員の兼任            3名

 

 

(注)1.有価証券報告書を提出しております。

2.特定子会社に該当しております。

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

音声認識事業

29

5

デジタルマーケティング事業

32

0

映像制作事業

14

2

その他事業

5

2

全社(共通)

17

0

合計

97

10

(注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除いております。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー)は年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

74

5

45.9

9.2

6,325,690

 

 

セグメントの名称

従業員数(人)

音声認識事業

23

4

デジタルマーケティング事業

32

0

映像制作事業

1

1

その他事業

1

0

全社(共通)

17

0

合計

74

5

(注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除いております。)であり、臨時雇用者数(パートタイマー)は年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与を含んでおります。

3.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

(3)労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

 

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

①提出会社

当事業年度

補足説明

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注)1.

男性労働者の育児休業取得率(%)

(注)2.

労働者の男女の賃金の差異(%)

(注)1.3.

全労働者

うち正規雇用

労働者

うちパート・有期労働者

5.6

0.0

62.5

63.2

70.2

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3.パート労働者については労働者の人員数について労働時間を基に換算し算出しております。

 

3【事業等のリスク】

以下において、当社グループの事業の状況及び経理の状況等に関する事項のうち、リスク要因となる可能性があると考えられる主な事項及びその他投資者の判断に重要な影響を及ぼすと考えられる事項を記載しております。ただし、以下の記載は当社グループの事業等に関するリスクを全て網羅するものではありませんのでご留意下さい。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識したうえで、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社の株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容も併せて、慎重に検討したうえで行われる必要があると考えております。

(1)技術動向について

当社グループの音声認識事業は、AIの実用化の世界規模で技術開発が活発に行われている分野です。また当社のデジタルマーケティング事業ではマイクロサービスアーキテクチャによる自社商品の開発を継続して行っております。当社グループでは、これら事業に対して新しい技術の自社開発や市場からの導入、技術力向上に有効な協業などの対策を講じております。しかし画期的な技術やサービスが急速に拡大した場合、技術の方向性によっては、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)技術・製品開発について

当社グループでは、音声認識事業においては、開発活動等によって各種環境下での音声認識率の向上や声による認証等の普及に努めていく方針ではありますが、開発状況によっては研究開発等の費用が非常に高額となる可能性や、研究開発活動等によって得られた成果を事業化できない可能性、また事業化した場合でも当社グループが想定している収益を得られない可能性も否定できません。またデジタルマーケティング事業においては、更なる売上高、利益の向上を目指して新商品を継続して開発しておりますが、想定した期間、予算で開発が完了できない場合や仕様通りの性能が得られない可能性があります。このような場合には、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3)競合について

当社グループにおける各事業、製品においては、国内外に当社グループと競合する有力な事業者が存在しております。当社グループでは、製品においては独自技術の開発や他社との協業等により差別化を図っております。経営面ではビジネスモデルの工夫により差別化を図っております。しかしながら、既存の事業者または新規参入の事業者との競合によって、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4)知的財産権について

当社グループでは、第三者との間の知的財産権に関する紛争を未然に防止するため、新しい製品やサービスの開発の際には調査を行い、また、必要に応じて先行特許調査を依頼し、弁護士の助言を得ながら製品の開発、ライセンスを実施しておりますが、第三者との知的財産権に関する紛争を完全に防止することは事実上不可能であります。当社グループでは、特許権等の知的財産権の取得、弁護士等の専門家との連携等により知的財産権に関する紛争の防止に努めておりますが、第三者と知的財産権に係る紛争が生じた場合、当該紛争に対応するために多くの人的または資金的負担が当社グループに発生するとともに、場合によっては損害賠償請求、ライセンス料等の支払請求や製品等の差止の請求等を受ける可能性があり、当社グループの事業や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)品質管理について

当社グループは、特にソフトウエア開発に関しては、開発管理規程に基づき不具合を発生させないための諸施策を実施しておりますが、バグ等の不具合の発生を完全に防止することはできません。当連結会計年度末において当社グループの責任による不具合の発生により、顧客の事業に影響を与えるような大きな事象は発生しておりませんが、このような事象が発生した場合、不具合収束にかかる費用の負担、当社グループに対する信用低下等から、当社グループの事業及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)組織体制/人材について

当社グループは、各業務において精通した従業員を配置し組織構成しております。

当社グループの事業戦略を成し遂げるには、事業の立案・進捗をつかさどる役員を含む管理職とスキルを有する技術者が必要であります。グループ運営力を拡大・強化し、成長を遂げていくために、必要とされる人材の確保と育成を積極的に進めてまいりますが、昨今のあらゆる分野でソフトウエアエンジニアの需要が増えている中、求める人材の採用が進まなかった場合は、当社グループの事業に支障をきたす可能性があります。

 

(7)企業買収、グループ会社の設立及び業務提携に関するリスク

当社グループは、将来の企業成長において必要と考える技術開発や市場の獲得のために、企業買収、新会社の設立、出資を伴う業務提携等により当社グループの増強を進めてまいります。前述の施策については十分な事前調査及び検討を実施してまいりますが、それらの事業が当社の計画どおりに進捗しない場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8)情報セキュリティについて

当社では、情報セキュリティ基本方針を定めるとともに情報セキュリティ対策規程を制定し、顧客情報を含む社内の情報資産の管理・システム運営を徹底しており、プライバシーマークも取得しております。しかし、想定外の事態により情報資産が流出する可能性はゼロではなく、流出が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9)コンプライアンスについて

当社では、月1回開催される内部統制委員会での内部統制状況の点検を行い、さらに年2回開催される全社員が出席する全体会議を中心としてコンプライアンスについての教育を行っております。また、内部監査によりグループ内での内部統制システムの継続的な強化を図っております。このようにグループ一丸となり法令遵守を徹底してまいりますが、予測できない法令等への抵触や不正行為が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10)音声認識事業における契約について

当社グループの音声認識事業においては、NTTテクノクロス株式会社、株式会社ATR-Promotions、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)より音声認識に関するソフトウエア等の使用許諾を受けております。各社とはパートナーとして確固たる関係を築いておりますが、契約取消に抵触するような重大な違反等が発生した場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11)自然災害等の発生に関するリスクについて

当社グループは、グループ各社の本社を、大阪市、名古屋市、東京都と分散しております。加えて、テレワークを推奨し、オフィス以外の場所でも業務が可能な環境の整備を進めておりますが、大規模な自然災害や、今般の新型コロナウイルス感染症のように広範囲に影響を及ぼす事象が長期間発生した場合、当社グループの事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

(1)音声認識事業に関して技術援助等を受けている契約

契約会社名

相手方の名称

契約書名

契約締結日

契約内容

契約期間

㈱フュートレック

㈱ATR-Lang(㈱ATR-Trekに商号変更)

音声認識用
知的財産権使用許諾契約書

2007年2月26日

音声認識に関するソフトウエア並びに特許の非独占的使用権の許諾

2007年2月26日より3年間以降解約する旨の合意がない限り1年毎の自動更新

㈱フュートレック

㈱ATR-Trek

音声認識バックエンドソフトウエア非独占的使用権許諾契約書

2007年8月28日

音声認識バックエンドに関するソフトウエアの継続的な非独占的使用権許諾

2007年6月1日より1年間とし合意とする終了がない限り1年毎の自動更新

㈱ATR-Lang(㈱ATR-Trekに商号変更)

㈱ATR-Promotions(*)

知的財産権実施許諾契約書

2007年5月31日

音声関連技術全般に関する知的財産権の実施許諾

2007年6月1日から2008年5月31日までとし、いずれかからの終了の申し出がない限り1年毎の自動更新

㈱ATR-Trek

㈱ATR-Promotions

ソフトウエア開示に関する契約書

2007年8月1日

㈱ATR-Promotionsとの知的財産権実施許諾契約に関連したソフトウエアの開示許諾

㈱フュートレック

㈱ATR-Trek

ソフトウエア使用許諾および特許実施許諾契約

2008年12月15日

音声認識エンジン技術に関するソフトウエアの使用許諾及び音声認識に関する特許の実施許諾

契約締結日から2010年5月31日までとする。但し、いずれかからも契約を終結させる旨の申し出がない限り1年毎の自動更新

㈱フュートレック

㈱ATR-Trek

大語彙音声認識エンジン非独占的使用権許諾契約書

2011年2月8日

大語彙音声認識エンジンに関するソフトウエアの使用権許諾

2011年2月7日から1年間とする。但し、書面による合意により終了されない限り1年毎の自動更新

㈱フュートレック

NTTテクノクロス㈱(*)

ソフトウエアライセンス契約書

2017年11月17日

音声認識に関するソフトウエアの使用権許諾

契約締結日から相手方が利用終了を申し出るまで

(注)上記㈱ATR-Promotions及びNTTテクノクロス㈱との契約について(*)はロイヤルティとして売上高の一定率を支払っております。

 

 

(2)業務・資本提携契約

契約会社名

相手方の名称

契約書名

契約締結日

契約内容

契約期間

㈱フュートレック

㈱国際電気通信基礎技術研究所

業務提携契約書

2006年12月11日

音声認識技術の携帯端末への搭載と音声認識サービスの実現化

契約締結日から3年間以降解約する旨の合意がない限り1年毎の自動更新

㈱フュートレック

ユカイ工学㈱

資本・業務提携契約書

2019年9月18日

製品開発及び市場開拓における連携

契約締結日から期間の定めなし

㈱フュートレック

㈱エーアイ

資本・業務提携契約書

2023年5月11日

音声対話ソリューションの販売連携強化及び音声合成技術と声認証技術を用いた効果的なユースケースの発掘

契約締結日から期間の定めなし

 

 

2【主要な設備の状況】

当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。

(1)提出会社

2023年3月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(人)

建物

工具、器具

及び備品

合計

本社

(大阪市淀川区)

音声認識事業

その他事業

開発施設

23

東京事業所

(東京都千代田区)

デジタルマーケティング事業

その他事業

営業施設

32

(注)当連結会計年度において減損損失を計上しており、期末帳簿価額はありません。減損損失の内容につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項 (連結損益計算書関係)※5 減損損失」に記載のとおりであります。

 

本社及び東京事業所は賃借物件で、その概要は次のとおりであります。

事業所名

セグメントの名称

所在地

年間賃借料

(千円)

床面積

(㎡)

本社

音声認識事業

その他事業

大阪市淀川区西中島六丁目1番1号

24,345

455.56

東京事業所

デジタルマーケティング事業

その他事業

東京都千代田区神田多町二丁目2番地

17,130

325.47

 

(2)国内子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

セグメントの名称

事業所名

(所在地)

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(人)

建物

工具、器具

及び備品

合計

㈱ATR-Trek

音声認識事業

本社(大阪市淀川区)

開発施設

6

(注)当連結会計年度において減損損失を計上しており、期末帳簿価額はありません。減損損失の内容につきましては、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 注記事項 (連結損益計算書関係)※5 減損損失」に記載のとおりであります。

 

① 【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

31,744,000

31,744,000

①【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

 

②【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の

状況(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他

の法人

外国法人等

個人

その他

個人以外

個人

株主数

(人)

2

19

27

16

19

4,243

4,326

所有株式数

(単元)

197

3,006

39,600

660

150

51,398

95,011

3,100

所有株式数の割合

(%)

0.21

3.16

41.68

0.69

0.16

54.10

100.00

(注)自己株式146,460株は、「個人その他」に1,464単元、「単元未満株式の状況」に60株含まれております。

 

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住  所

所有株式数  (株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

グローリー株式会社

兵庫県姫路市下手野1丁目3-1

3,793,200

40.53

和田  章

愛知県春日井市

144,100

1.53

株式会社SBI証券

東京都港区六本木1丁目6-1

134,672

1.43

渡辺  正博

千葉県鴨川市

97,000

1.03

星川  輝

大阪府八尾市

76,200

0.81

フュートレック役員持株会

大阪市淀川区西中島6丁目1-1

73,100

0.78

大本  泰三

愛媛県西予市

71,300

0.76

西田  明弘

京都府長岡京市

68,600

0.73

小久保  雄史

大阪市北区

65,100

0.69

河合  謙一郎

京都市西京区

64,000

0.68

4,587,272

49.02

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

2,604,498

2,695,016

受取手形、売掛金及び契約資産

※1 306,663

※1 357,810

有価証券

200,000

100,000

その他

58,565

49,251

貸倒引当金

1,831

2,056

流動資産合計

3,167,896

3,200,022

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

35,745

21,573

減価償却累計額

19,159

21,573

建物(純額)

16,585

工具、器具及び備品

265,580

238,820

減価償却累計額

252,443

237,883

工具、器具及び備品(純額)

13,137

936

土地

168

有形固定資産合計

29,891

936

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

424,670

18,529

ソフトウエア仮勘定

59,277

無形固定資産合計

483,948

18,529

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

151,623

66,641

繰延税金資産

3,858

その他

31,220

32,703

投資その他の資産合計

186,702

99,345

固定資産合計

700,541

118,811

資産合計

3,868,438

3,318,833

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

86,568

197,141

短期借入金

100,000

900,000

1年内返済予定の長期借入金

702,400

5,900

前受金

19,586

16,954

未払法人税等

4,452

4,985

賞与引当金

3,059

4,881

受注損失引当金

1,107

1,048

その他

150,408

117,944

流動負債合計

1,067,582

1,248,856

固定負債

 

 

長期借入金

85,800

79,900

繰延税金負債

777

固定負債合計

85,800

80,677

負債合計

1,153,382

1,329,534

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

100,000

100,000

資本剰余金

1,554,194

1,554,194

利益剰余金

946,222

244,852

自己株式

70,014

70,014

株主資本合計

2,530,401

1,829,031

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

8,393

21,285

その他の包括利益累計額合計

8,393

21,285

非支配株主持分

193,047

181,553

純資産合計

2,715,055

1,989,299

負債純資産合計

3,868,438

3,318,833

【連結損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 1,590,642

※1 1,662,556

売上原価

※2 960,051

※2 1,285,890

売上総利益

630,590

376,665

販売費及び一般管理費

※3,※4 507,693

※3,※4 629,988

営業利益又は営業損失(△)

122,897

253,323

営業外収益

 

 

受取利息

77

67

受取配当金

1,174

1,370

投資事業組合運用益

942

27,926

助成金収入

1,000

その他

4,776

415

営業外収益合計

6,970

30,779

営業外費用

 

 

支払利息

5,731

5,948

支払手数料

2,195

為替差損

80

4,762

その他

2,689

営業外費用合計

8,501

12,906

経常利益又は経常損失(△)

121,366

235,450

特別利益

 

 

関係会社株式売却益

4,989

投資有価証券売却益

12,586

特別利益合計

17,575

特別損失

 

 

投資有価証券評価損

30,872

固定資産除却損

6,692

減損損失

※5

※5 399,488

特別損失合計

6,692

430,361

税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)

132,249

665,811

法人税、住民税及び事業税

6,960

4,985

法人税等調整額

5,755

4,636

法人税等合計

1,204

9,621

当期純利益又は当期純損失(△)

131,044

675,432

非支配株主に帰属する当期純損失(△)

2,228

11,494

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

133,273

663,938

1.報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び経営成績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

「音声認識事業」は、ソフトウエア分野を中心とした製品開発及び研究開発を行い、当社で開発・設計したものを知的財産権化する事業を行っております。

「デジタルマーケティング事業」は、デジタルマーケティング市場における当社CRM製品 Visionaryを販売する事業を行っております。

「映像制作事業」は、連結子会社であるメディアジャパン株式会社の主力事業である、テレビ番組等映像の企画・制作等を行う事業を行っております。

「その他事業」は、上記を含まない、その他の事業により構成されております。

 

①【貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

1,874,364

1,967,132

売掛金及び契約資産

※1 220,753

※1 266,503

有価証券

200,000

100,000

前払費用

13,380

14,030

その他

※1 15,701

※1 27,508

貸倒引当金

1,312

1,634

流動資産合計

2,322,887

2,373,540

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

15,705

工具、器具及び備品

10,174

土地

168

有形固定資産合計

26,048

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

415,451

18,529

ソフトウエア仮勘定

59,277

無形固定資産合計

474,729

18,529

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

151,623

66,641

関係会社株式

323,589

323,589

関係会社長期貸付金

32,000

26,000

差入保証金

24,147

26,752

その他

3,300

3,300

貸倒引当金

1,282

156

投資その他の資産合計

533,377

446,127

固定資産合計

1,034,155

464,656

資産合計

3,357,042

2,838,196

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

※1 74,678

※1 175,455

短期借入金

100,000

900,000

1年内返済予定の長期借入金

700,000

未払金

※1 9,036

※1 4,799

未払費用

66,565

65,379

未払法人税等

3,499

3,499

未払消費税等

50,027

5,947

前受金

19,402

16,726

受注損失引当金

1,107

1,048

その他

※1 4,816

※1 7,837

流動負債合計

1,029,131

1,180,693

固定負債

 

 

長期借入金

40,000

40,000

固定負債合計

40,000

40,000

負債合計

1,069,131

1,220,693

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

100,000

100,000

資本剰余金

 

 

資本準備金

932,204

932,204

その他資本剰余金

633,979

633,979

資本剰余金合計

1,566,183

1,566,183

利益剰余金

 

 

その他利益剰余金

 

 

繰越利益剰余金

700,135

42,620

利益剰余金合計

700,135

42,620

自己株式

70,014

70,014

株主資本合計

2,296,303

1,638,788

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

8,393

21,285

評価・換算差額等合計

8,393

21,285

純資産合計

2,287,910

1,617,503

負債純資産合計

3,357,042

2,838,196

②【損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 1,254,234

※1 1,339,802

売上原価

※1 753,404

※1 1,088,917

売上総利益

500,829

250,885

販売費及び一般管理費

 

 

役員報酬

70,581

67,810

給与手当

104,507

104,177

研究開発費

※1 4,592

※1 128,851

減価償却費

6,650

5,396

営業支援費

36,848

36,063

支払報酬

※1 33,210

※1 42,774

貸倒引当金繰入額

441

322

その他

※1 132,869

128,696

販売費及び一般管理費合計

389,704

514,093

営業利益又は営業損失(△)

111,125

263,208

営業外収益

 

 

受取利息

※1 167

※1 143

有価証券利息

42

31

受取配当金

1,174

※1 51,670

投資事業組合運用益

942

27,926

貸倒引当金戻入額

16,406

1,126

その他

169

75

営業外収益合計

18,903

80,974

営業外費用

 

 

支払利息

5,719

5,869

支払手数料

2,195

為替差損

80

4,762

その他

91

営業外費用合計

5,799

12,919

経常利益又は経常損失(△)

124,229

195,153

特別利益

 

 

投資有価証券売却益

12,586

特別利益合計

12,586

特別損失

 

 

固定資産除却損

3,876

減損損失

390,558

投資有価証券評価損

30,872

特別損失合計

3,876

421,431

税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)

132,938

616,585

法人税、住民税及び事業税

3,499

3,499

法人税等調整額

1,829

法人税等合計

1,669

3,499

当期純利益又は当期純損失(△)

131,269

620,084