株式会社リニカル

Linical Co., Ltd.
大阪市淀川区宮原1丁目6番1号
証券コード:21830
業界:サービス業
有価証券報告書の提出日:2023年6月23日

(1)連結経営指標等

回次

第14期

第15期

第16期

第17期

第18期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

11,313,468

10,935,241

10,279,314

11,555,088

12,516,998

経常利益

(千円)

1,253,326

918,158

588,634

1,183,594

1,283,325

親会社株主に帰属する当期純利益

(千円)

568,455

482,990

539,968

790,487

1,004,368

包括利益

(千円)

551,082

381,533

748,467

1,159,037

1,354,256

純資産額

(千円)

5,250,832

5,338,750

5,712,620

6,543,169

7,581,215

総資産額

(千円)

13,259,233

14,260,986

15,280,647

15,716,469

17,464,607

1株当たり純資産額

(円)

232.48

236.37

252.92

289.69

335.65

1株当たり当期純利益

(円)

25.09

21.38

23.91

35.00

44.47

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

39.6

37.4

37.4

41.6

43.4

自己資本利益率

(%)

10.9

9.1

9.8

12.9

14.2

株価収益率

(倍)

54.25

38.21

32.88

26.09

15.67

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

796,810

1,192,344

23,610

1,631,794

1,839,628

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

2,617,503

144,202

169,003

20,756

14,188

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

3,282,153

903,259

329,560

951,548

957,331

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

5,055,547

5,210,902

5,084,201

5,985,618

7,042,100

従業員数

(人)

823

842

845

843

759

〔外、臨時雇用人員数〕

46

23

13

16

22

 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を2022年3月期の期首から適用しており、2022年3月期及び当連結会計年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

第14期

第15期

第16期

第17期

第18期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

7,686,609

7,406,639

6,483,476

6,294,090

5,981,232

経常利益

(千円)

1,708,860

923,478

404,293

684,299

1,058,441

当期純利益

(千円)

1,135,501

527,751

263,648

360,426

839,507

資本金

(千円)

214,043

214,043

214,043

214,043

214,043

発行済株式総数

(株)

24,740,000

24,740,000

24,740,000

24,740,000

24,740,000

純資産額

(千円)

5,984,963

6,274,902

6,200,829

6,276,301

6,835,412

総資産額

(千円)

12,469,135

12,189,711

12,105,117

11,577,569

11,861,713

1株当たり純資産額

(円)

264.98

277.82

274.54

277.88

302.63

1株当たり配当額

(円)

12.00

14.00

14.00

14.00

14.00

(うち1株当たり中間配当額)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益

(円)

50.12

23.37

11.67

15.96

37.17

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

48.0

51.5

51.2

54.2

57.6

自己資本利益率

(%)

20.0

8.6

4.2

5.8

12.8

株価収益率

(倍)

27.16

34.97

67.34

57.21

18.75

配当性向

(%)

23.9

59.9

120.0

87.7

37.7

従業員数

(人)

472

477

458

417

365

〔外、臨時雇用人員数〕

5

5

4

5

5

株主総利回り

(%)

68.8

42.2

41.4

48.4

38.3

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

2,584

1,383

1,044

1,029

914

最低株価

(円)

1,178

618

683

605

632

 (注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を2022年3月期の期首から適用しており、2022年3月期及び当事業年度に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

3.第15期の1株当たり配当額には、第14期の連結売上高が100億円を突破したことに伴う記念配当1円00銭を含んでおります。

4.最高株価及び最低株価は東京証券取引所(市場第一部及びプライム市場)におけるものであります。

 

2【沿革】

年月

事項

2005年6月

医薬品の開発における臨床試験(治験)(注1)の受託を行う医薬品開発業務受託(CRO)(注2)事業を目的として、資本金3,100万円で大阪市淀川区に株式会社リニカルを設立

2006年1月

SMO(注3)事業に進出するため、SMO事業を営むアウローラ株式会社を子会社化

2006年6月

東京都中央区茅場町に東京オフィスを開設

2007年5月

CRO事業に注力するため、連結子会社アウローラ株式会社の全保有株式を他のSMO事業者に売却

2008年7月

国内の製薬会社の米国進出を支援することを目的として、米国カリフォルニア州に全額出資子会社であるLINICAL USA,INC.を設立

2008年10月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2013年3月

東京証券取引所市場第一部に市場変更

2013年5月

 

2014年1月

2014年4月

2014年11月

2014年12月

2015年11月

2015年12月

2016年3月

2016年10月

2016年12月

2017年9月

2018年4月

2018年4月

2019年3月

2019年5月

2019年12月

 

2020年4月

 

2022年4月
 

2022年10月

台湾及び韓国に全額出資子会社であるLINICAL TAIWAN CO., LTD.及びLINICAL KOREA CO., LTD.を設立

LINICAL KOREA CO., LTD.が韓国にてCRO事業を営むP-pro. Korea Co., Ltd.を子会社化

LINICAL KOREA CO., LTD.がP-pro. Korea Co., Ltd.を吸収合併

Nuvisan CDD Holding GmbHを買収

Nuvisan CDD Holding GmbHがLINICAL Europe Holding GmbHに社名変更

LINICAL TAIWAN CO., LTD.が、シンガポールにLinical Singapore Pte. Ltd.を設立

LINICAL USA, INC.が業務拡大を目的として、ニュージャージー事務所を開設、本社移転

LINICAL Europe Holding GmbH がイギリスにLINICAL U.K. LIMITEDを設立

LINICAL Europe Holding GmbH がポーランドにLINICAL POLAND sp. z o.o.を設立

LINICAL USA, INC.が業務拡大を目的として、ニューヨーク州へ本社移転

LINICAL Europe Holding GmbH がチェコにLINICAL Czech Republic s.r.o.を設立

LINICAL USA,INC.がAccelovance,Inc.を子会社化

Accelovance,Inc.がLinical Accelovance America,Inc.に社名変更

LINICAL Europe Holding GmbH がハンガリーにLinical Hungary Kft.を設立

中国(上海)に全額出資子会社であるLinical China Co., Ltd.を設立

グループ管理の実効性強化と意思決定の迅速化のため、Linical Accelovance America,Inc.の欧州子会社をLINICAL Europe Holding GmbHに統合

LINICAL Benelux B.V.とLinical Accelovance Europe B.V.を合併し、LINICAL Netherlands B.V.に社名変更

東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

LINICAL Europe Holding GmbH がイタリアにLinical Italy SRLを設立

(注1)臨床試験とは、ヒトに対する薬の有効性と安全性を確認するために、医療機関で実施する試験のことをいい、治験とは、臨床試験のうち、「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律」(以下、「薬機法」という。)の規定により、医薬品の製造(輸入)承認を申請することを目的として行う臨床試験のことをいいます。

(注2)CRO(Contract Research Organization)とは、開発業務受託機関と訳されます。製薬会社が行う医薬品開発について、医薬品開発段階での治験、医薬品の製造販売後臨床試験などに関わる業務の一部を代行、支援する企業のことをいいます。

(注3)SMO(Site Management Organization)とは、治験施設支援機関と訳されます。製薬会社が行う医薬品開発の治験について、医療機関の立場で、治験に関わる医師、看護師、事務局の業務を支援する企業のことをいいます。

 

3【事業の内容】

(1)当社グループの事業の内容について

 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社リニカル)及び連結子会社であるLINICAL USA,INC.、LINICAL TAIWAN CO., LTD.、Linical Singapore Pte. Ltd.、LINICAL KOREA CO., LTD.、LINICAL Europe Holding GmbH、LINICAL Europe GmbH、LINICAL Spain, S.L.、LINICAL France SARL、LINICAL Netherlands B.V.、LINICAL POLAND sp. z o.o.、LINICAL Czech Republic s.r.o.、Linical U.K. Limited、Linical Hungary Kft.、Linical Romania S.R.L.、Linical Italy SRL、Linical Accelovance America, Inc.、Linical Accelovance China Ltd.及びLinical China Co., Ltd.等で構成され、製薬会社の医薬品開発における治験の一部を受託する医薬品開発業務受託事業(CRO事業)を主たる業務としており、その他に、医薬品製造販売後支援事業(育薬事業)を展開しております。

 なお、次の区分は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (セグメント情報)」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

① CRO事業

 近年、製薬会社は、先発医薬品(新薬)の特許切れや薬価下落の問題を背景として、多額の研究開発費を投じて、新薬開発に挑んでおります。このような中、製薬会社は主要市場国での早期・同時上市を目指しており、CROに対するアウトソーシングのニーズが高まっております。

 既存のCROは、製薬会社が有する様々なニーズに応えるため、業務内容を多角化すると共に業務形態も多角化させ、治験業務全般の受託や臨床開発モニター(CRA)(注1)の派遣等、あるいはそれらの混合型などのビジネスモデルを展開しております。

 しかしながら、当社グループは同業他社との差別化を図り、製薬会社から高い評価を獲得するためには、業務内容や業務形態を多角化するよりも、選択と集中を推し進めることが重要であると考えております。実際にCRO先進国といわれる欧米では特定領域の治験に注力することにより製薬会社から高い評価を得ているCROが存在しております。

 このような考えの下、当社グループは主に、医薬品開発の中でも難易度・重要度の高いフェーズⅡ及びフェーズⅢにおけるモニタリング業務を中心に、それに付随する品質管理業務、データマネジメント、統計解析、メディカルライティング、ファーマコビジランスなどの業務の他、治験の企画や薬事対応、承認申請などに関するコンサルティング業務に注力し、受託特化型の業務形態を取っております。

② 育薬事業

 当社グループは、CRO事業で得たノウハウを活かすことができる事業として、企業・医師主導臨床研究の組織体制構築業務、製造販売後の企画業務・モニタリング業務・監査業務を展開しております。

 

(注1)CRA(Clinical Research Associate)とは、臨床開発モニターと訳されます。医薬品開発段階での治験が、薬機法、その他の関連法令及び治験実施計画書を遵守して行われているかどうかを監視(モニタリング)する担当者のことをいいます。

 

 

当社グループの事業系統図は次のとおりであります。

[事業系統図]

0101010_001.png

(2)製薬会社における医薬品の研究開発の概要

 製薬会社の医薬品開発には、先発医薬品(新薬)の特許が切れた後に他の製薬会社が同じ成分で発売する安価な後発医薬品(ジェネリック医薬品)の発売が可能になることや、医薬品の価格改定による薬価下落の問題があり、さらに、新薬として製品化するまでの成功確率が低いという特徴があるため、製薬会社は多額の研究開発費を投じて、次々に新薬の開発に挑んでおります。

 なお、製薬会社における医薬品の研究開発の概要は以下のとおりであります。

0101010_002.png

 医薬品の研究開発は上記に示したとおり、研究(①~②)と開発(③~④)との2つの段階に大別されます。研究段階では主に新規の化合物等を探すことから始まり、基礎研究(①)にて新規物質の創製・医薬品候補物質の選別を行い、非臨床試験(動物実験)(②)にて実験動物を用いてその化合物等の生体への作用及び安全性の検討を行います。開発段階では、研究によって証明された化合物等がどの疾患に適応するか、どのような用量であれば安全かつ有効に使用できるか、どのように既存治療薬との差異化を行うかを企画し、治験を通じて検証します(③)。そうして研究・開発のすべての段階を経て規制当局によって承認されると新薬の販売が開始されることになります(④)。

 なお、販売が開始された新薬について、治験で判明しなかった副作用・有効性を広範囲に追跡調査するため、製薬会社は製造販売後調査(⑤)を行っております。

 以上が製薬会社における医薬品の研究開発の概略ですが、特に治験については、規制当局の定めたガイドラインに沿って治験実施計画書(注2)に様々な基準を設定し、これに従って実施する必要があります。このため、医薬品の研究開発期間の長期化や、研究開発費の増大の主な原因となっています。

(注2)治験実施計画書とは、プロトコルともいい、治験を実施するにあたって、治験を実施する医療機関、治験を依頼する製薬会社その他、その治験にかかわる関係者が遵守しなければならない事項を網羅的に記載した計画書を指し、治験依頼者(製薬会社)により作成されます。

(3)製薬会社及びCROにおける治験の概要

 治験とは、製薬会社が新薬候補物質についてヒトに対する有効性及び安全性を確認し、厚生労働省から医薬品としての認可を受けることを目的として実施する臨床試験であり、医療機関において健常成人や患者を被験者として実施されます。

 なお、製薬会社及びCROにおける治験の概要は以下の通りであります。

0101010_003.png

 治験は医薬品開発のために不可欠なものであり、治験依頼者(製薬会社)は、フェーズⅠ~Ⅲまでのすべてのステージで、医療機関において法令に則り倫理的・科学的に治験が行われているかどうかを確認(モニタリング)することが法令で義務付けられております。このことから、製薬会社は治験を成功させる(その薬物の用法・用量を決定し、人体での有効性・安全性について既存治療薬との差異化を実証する)ため、膨大な費用、時間、労力を費やすこととなります。

 なお、フェーズⅡに関しては、通常、治験の目的と対象となる患者数の規模により、前期(Ⅱa)及び後期(Ⅱb)に段階を区分して実施されており、このフェーズⅡのうち患者にとって最適な用法・用量を決定する後期フェーズⅡ試験(Ⅱb)及び既存薬との有効性を比較するフェーズⅢ試験が、目標患者数、実施医療機関数も多く、期間・費用・労力のかかる難易度の高い治験となっています。

 また、治験の業務内容は、主要業務であるモニタリング業務及びそれに付随する品質管理業務、コンサルティング業務のほか、治験薬が投与された症例の有効性・安全性データが記載された症例報告書(注3)を入力しデータベース化するデータマネジメント業務、治験実施計画書・届出書類・治験によって得られたデータをまとめた申請書類など監督官庁に提出する各種文書の作成を行うメディカルライティング業務、及び治験の実施状況を調査して治験データの信頼性の保証を目的とする監査業務等から構成され、多岐に亘っております。

(注3)症例報告書とは、治験実施計画書に規定されているすべての情報を記録するために、被験者ごとに作成される報告書(電子記録のものも含む)をいいます。

(4)当社グループにおけるモニタリング業務、品質管理業務及びコンサルティング業務の概要

 モニタリング業務とは、治験の主要業務であり、製薬会社またはCROのモニタリング担当者であるCRAが、医療機関の治験実施可能性の調査、医療機関への治験の依頼、法令に基づく治験実施に関する契約(製薬会社、医療機関及びCROとの3者契約)の締結手続き、治験責任医師等に対する治験薬概要書(注4)及び治験実施計画書の説明、医療機関への治験薬の搬入、治験実施時の薬機法・GCP(注5)等の法令及び治験実施計画書の遵守状況の確認、治験の進捗管理、治験データの確認及び症例報告書の回収、治験薬の回収などを行う業務をいいます。

 品質管理業務とは、CRAが作成したモニタリング報告書や入手した手続書類、症例報告書の記載形式や記載内容について、品質管理担当者が関連法規、治験実施計画書及び治験標準業務手順書(注6)等に則った適切性のチェックを行う業務をいいます。

 コンサルティング業務とは、製薬会社に対して医薬品開発に係る各種コンサルティングを行う業務をいい、具体的には、治験実施計画書の内容及び治験実施方法等に関する提案や、新薬候補物質に関する治験の実施可能性及び治験実施計画等についての調査・報告を行う業務をいいます。

 当社グループにおけるモニタリング業務、品質管理業務及びコンサルティング業務の概要については以下の通りであります。

0101010_004.png

(注4)治験薬概要書とは、治験実施期間中の被験者の管理に必要な知識を提供するために作成される書類で、その内容は治験薬に関する非臨床試験及び治験の結果を編集したものとなっております。

(注5)GCP(Good Clinical Practice)とは直訳では「適正な治験の実施」を指す包括概念ですが、本邦においては、これを定めた厚生労働省令である「医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令」及び「医療機器の臨床試験の実施の基準に関する省令」(1997年3月27日付)並びにこれらの運用通知をいいます。

(注6)治験標準業務手順書とは、治験が、倫理的な配慮のもとに科学的に適正に実施され、かつ臨床試験結果の信頼性が確保されるように、医薬品開発の基本的な業務手順を体系的にまとめた手順書のことをいい、GCPに基づいて作成されます。

(5)当社グループの事業の特徴

 当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社(株式会社リニカル)及び連結子会社であるLINICAL USA,INC.、LINICAL TAIWAN CO., LTD.、Linical Singapore Pte. Ltd.、LINICAL KOREA CO., LTD.、LINICAL Europe Holding GmbH、LINICAL Europe GmbH、LINICAL Spain, S.L.、LINICAL France SARL、LINICAL Netherlands B.V.、LINICAL POLAND sp. z o.o.、LINICAL Czech Republic s.r.o.、Linical U.K. Limited、Linical Hungary Kft.、Linical Romania S.R.L.、Linical Italy SRL、Linical Accelovance America, Inc.、Linical Accelovance China Ltd.及びLinical China Co., Ltd.等で構成され、製薬会社の医薬品開発における治験の一部を受託する医薬品開発業務受託事業(CRO事業)を主たる業務としており、その他に、医薬品製造販売後支援事業(育薬事業)を展開しております。

① CRO事業

 1997年3月の法改正(新GCP)においてCROの定義が明文化されて以来、その社会的認知度も徐々に向上し、人材の確保・育成がなされ、CRO業界は医薬品の基礎研究から非臨床試験、治験、製造販売後臨床試験など医薬品開発のすべての段階において製薬会社から受託を得られるまでに成長してきました。

 しかしながら、特に大手製薬会社は、迅速に治験を進めることにより新薬を早期に開発するために、単なるアウトソーシング先としてのCROではなく、自社開発部門とほぼ同等の能力を有し、同等の立場で医薬品開発を実行・支援できるCROを求めていると、当社グループでは想定しております。

 そのような中、当社グループは人材面において、国内大手製薬会社で医薬品開発経験を有するメンバーが中心となって創業し、医薬品開発の経験者の中途採用を積極的に実施したことを背景として、現在では大手製薬会社との継続的な取引関係を構築しております。

 また、当社グループは前述のとおり、製薬会社の医薬品開発のパートナーとしてのCROを実現するためには、業務内容や業務形態の選択と集中を推し進めることが重要であるという考えに基づき事業展開を行っているため、当社グループのCRO事業は以下のような特徴を有しております。

ⅰ)特定業務及び特定治験段階への注力

 治験の業務は、前述のとおり多岐に亘り、また、治験段階も製造販売後調査を含めるとフェーズⅠ~Ⅳに及びます。これらすべてを網羅的に受託することは当社グループの持つ医薬品開発の知識・技術・経験等の経営資源を分散させることになり、顧客である製薬会社のニーズに対して十分に応えることができなくなると考えております。

 従いまして、当社グループでは、医薬品開発ノウハウの分散を防ぎ、当社グループの持つ知識・技術・経験を有効活用し、顧客のニーズに応えるため、治験の主要業務であるモニタリング業務並びにそれに付随する品質管理業務及びコンサルティング業務を中心とする受託特化型の業務形態を取っております。

 また、治験段階においては、治験の主たる段階であり、特に利益率の高いフェーズⅡ、フェーズⅢを中心として事業を展開しております。

ⅱ)特定の顧客への特化

 大手製薬会社は常に医薬品の開発・承認申請業務に着手しており、最新の医薬品開発情報を豊富に所有しているという特徴を有しております。当社グループはこれらの情報をタイムリーに入手し、更なる知識・技術・経験を積み上げていくため、大手製薬会社を中心として取引を行っております。

 また、製薬会社は、それぞれにその医薬品開発手法及び治験標準業務手順書が独自のものであるという特徴を有しているため、当社グループが多数の製薬会社と取引を行った場合に、それぞれの開発手法及び治験標準業務手順書に対応する必要が生じます。取引先を限られた大手製薬会社各社に特化することは、手法・手順が多数存在することにより発生するエラーやミスを回避し、治験の品質を高め、競争力を向上させる効果が期待できるものと考えております。

ⅲ)治験領域の拡大

 製薬各社がアンメット・メディカル・ニーズに対応するために開発パイプラインを増加させている以下の領域については専門部署を設置し、業務受託を行っております。

イ. がん領域

 がん領域プロジェクトは一般的に重篤な症例が対象となるため、安全性情報報告を中心に慎重かつ迅速な対応が必要になります。よって、がん領域での経験が豊富なマネージャーとCRAを配置し、ノウハウを集約して継続的な受託を実現しております。

ロ. 中枢神経系(CNS)領域

 CNS領域プロジェクトは有効性評価の標準化が難しいため、この領域での経験と高いスキルが求められます。よって、この領域での経験が豊富なマネージャーとCRAを配置し、ノウハウを集約することで、これまでの受託実績に加え、今後開発パイプラインの増加が予想される領域・疾患の受託にも成功しております。

ⅳ)コンサルティング業務(創薬支援)

国内大手製薬会社でライセンス、事業開発、臨床開発、開発薬事、マーケティングといった業務に携わり、開発品の目利きから、導入・導出交渉、臨床開発などで数々の実績と豊富な経験をしているものが中心となり、主に、開発品の市場分析、開発戦略立案、薬事対応、パートナリング支援等のコンサルティングサービスを提供しております。これにより、新薬開発における創薬支援から、臨床開発、製造販売後の臨床試験や臨床研究という承認後のライフサイクルマネジメントまでワンストップのサービスを提供することが可能です。

 

② 育薬事業

 CRO事業が医薬品の開発業務を受託するのに対して、育薬事業では医薬品の製造販売後支援業務を受託しております。

 当社グループの育薬事業は、CRO事業で得たノウハウを活かし、より専門性の求められる企業・医師主導臨床研究の組織体制構築業務、製造販売後の企画業務・モニタリング業務・監査業務を受託することで、同業他社との差別化を図っております。

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 LINICAL USA,

 INC. (注)2

米国

ニューヨーク州

300千USドル

CRO事業

100.0

・業務の委託

・役員の兼任

(連結子会社)

 LINICAL TAIWAN

 CO., LTD.

(注)2

台湾台北市

13百万台湾ドル

CRO事業

100.0

・業務の委託

・役員の兼任

(連結子会社)

 Linical

 Singapore

 Pte. Ltd.

シンガポール

216千シンガポールドル

CRO事業

100.0

(100.0)

・業務の委託

・役員の兼任

(連結子会社)

 LINICAL KOREA

 CO., LTD.

(注)2

韓国ソウル特別市

1,000百万ウォン

CRO事業

100.0

・業務の委託

・役員の兼任

(連結子会社)

 LINICAL Europe

 Holding GmbH

ドイツ

ヘッセン州

25千ユーロ

持株会社

100.0

・役員の兼任

(連結子会社)

 LINICAL Europe

 GmbH

ドイツ

ヘッセン州

25千ユーロ

CRO事業

100.0

(100.0)

・業務の委受託

・役員の兼任

(連結子会社)

 LINICAL Spain,

 S.L.

スペイン

マドリード州

3千ユーロ

CRO事業

100.0

(100.0)

・業務の委託

・役員の兼任

(連結子会社)

 LINICAL France

SARL(注)2

フランス

パリ市

1,002千ユーロ

CRO事業

100.0

(100.0)

・業務の受託

・役員の兼任

(連結子会社)

Linical

 Netherlands B.V.

オランダ

北ブラバント州

36千ユーロ

CRO事業

100.0

(100.0)

・役員の兼任

(連結子会社)

 LINICAL POLAND

 sp. z o.o.

ポーランド

ワルシャワ市

5千ズウォティ

CRO事業

100.0

(100.0)

・役員の兼任

(連結子会社)

 LINICAL Czech

 Republic s.r.o.

チェコ

プラハ市

200千コルナ

CRO事業

100.0

(100.0)

・役員の兼任

(連結子会社)

Linical

 U.K. Limited

イギリス

サフォーク州

1ポンド

CRO事業

100.0

(100.0)

・役員の兼任

(連結子会社)

 Linical Hungary

 Kft.

ハンガリー

ブダペスト

3,000千ハンガリーフォリント

CRO事業

100.0

(100.0)

・役員の兼任

(連結子会社)

Linical Romania S.R.L.

ルーマニア

ティミシュ県

16千

ルーマニアレイ

CRO事業

100.0

(100.0)

・役員の兼任

(連結子会社)

Linical Italy SRL

イタリア
ミラノ県

10千ユーロ

CRO事業

100.0

(100.0)

・役員の兼任

(連結子会社)

Linical

 Accelovance

 America,Inc.

(注)2

米国

メリーランド州

108千USドル

CRO事業

100.0

(100.0)

・役員の兼任

(連結子会社)

 立力科阿克赛诺

 (北京)医

 有限公司

(Linical

  Accelovance

  China Ltd.)

(注)4

中華人民共和国

北京市

100千USドル

CRO事業

100.0

(100.0)

・役員の兼任

(連結子会社)

立力科(上海)医薬科技有限公司

(Linical China

  Co., Ltd.)

(注)2

中華人民共和国

上海市

3百万人民元

CRO事業

100.0

・業務の委託

・役員の兼任

その他1社

 

 

 

 

 

 

 

 (注)1.主要な事業の内容欄には、セグメント情報の名称を記載しております。

2.特定子会社に該当しております。

3.議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。

4.立力科阿克赛诺 (北京)医 有限公司は、2023年4月に清算結了しております。

5.Linical Accelovance America, Inc.については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

主要な損益情報等      (1)売上高         3,334,299千円

(2)経常利益         365,570千円

(3)当期純利益       14,740千円

(4)純資産額       1,905,598千円

(5)総資産額       4,810,483千円

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

CRO事業

587

(18)

育薬事業

34

(0)

全社(共通)

138

(4)

合計

759

(22)

 (注)1.従業員数は就業人員(当社グループからグループ外への出向者を除き、グループ外から当社グループへの出向者を含むほか、常用パートを含んでおります。)であります。

2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の期末雇用人員であります。当該臨時従業員の総数が従業員の100分の10未満であるため、期末雇用人員を記載しております。

3.臨時従業員には、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。

4.全社(共通)として、記載されている従業員数は、特定の事業部門に区分できない管理部門に所属しているものであります。

5.従業員数が当連結会計年度中において、84名減少しましたのは、主として自己都合退職等による自然減です。

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

365

(5)

35.2

7.2

6,458,086

 

セグメントの名称

従業員数(人)

CRO事業

265

(2)

育薬事業

34

(0)

全社(共通)

66

(3)

合計

365

(5)

 (注)1.従業員数は就業人員(当社から社外への出向者を除き、社外から当社への出向者を含むほか、常用パートを含んでおります。)であります。

2.従業員数欄の(外書)は、臨時従業員の期末雇用人員であります。当該臨時従業員の総数が従業員の100分の10未満であるため、期末雇用人員を記載しております。

3.臨時従業員には、パートタイマー及び嘱託契約の従業員を含み、派遣社員を除いております。

4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

5.全社(共通)として、記載されている従業員数は、特定の事業部門に区分できない管理部門に所属しているものであります。

6.従業員数が当事業年度中において、52名減少しましたのは、主として自己都合退職等による自然減です。

 

(3)労働組合の状況

 労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金差異

提出会社

当事業年度

管理職に占める女性労働者の

割合(%)

(注)1

男性労働者の育児休業取得率(%)(注)1

労働者の男女の賃金差異(%)

(注)1

全労働者

うち

正規雇用

労働者

うち

非正規雇用

労働者

全労働者

うち

正規雇用労働者

うち

非正規雇用

労働者

41.7%

57.1%

0%

82.7%

82.1%

118.5%

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.賃金は、基本給、超過勤務手当、各種手当、賞与等を含み、退職金、通勤手当等を除きます。

 

3【事業等のリスク】

 当社は、企業活動に影響を及ぼす恐れのあるリスクを想定し、問題発生の未然防止に努めると同時にこれに適切に対処するため、専務取締役管理本部長を委員長とするリスクマネジメント委員会を設置しています。これにより、災害、不正、情報漏洩などの事業遂行リスクについて評価を行い、回避策・対応策の検討と実行を行っています。また、持続的事業成長を阻害するような環境変化や機会損失などの事業機会リスクについては、代表取締役社長の指示のもと各事業部・部門にて評価と対応策の検討および対応を行っています。また、これらのリスク管理状況は経営会議および取締役会に適宜報告しております。

 上記に基づき、当社グループの事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、重要な影響を及ぼす可能性があると考えられるリスクとその対応は以下の通りです。

 なお、文中の将来に関する事項は、有価証券報告書提出日現在(2023年6月23日)において当社グループが判断したものです。

 

(1)特定の製薬会社への売上割合の高さに関するリスク

 当社グループは、これまで日本国内の有望な開発品目を多く有する大手製薬会社を中心に取引を行っており、その業務品質が顧客に認められた結果として特定の製薬会社の売上割合が相対的に高くなっております。この状態が継続し、主要取引先が当社グループに委託中のプロジェクトを中止・キャンセルした場合に、CRAの稼働率が低下すること等により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 こうしたリスクへの対応として、グローバルビジネスの拡大及び創薬支援事業など業容の拡大により、国内外のバイオテック企業の需要の取り込みを図るなど新規顧客を開拓し、顧客基盤の拡大に努めています。

 2022年3月期及び2023年3月期における主要販売先への売上割合は以下の通りです。

相手先

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

至 2023年3月31日)

金額(千円)

割合(%)

金額(千円)

割合(%)

中外製薬株式会社

1,477,359

12.8

1,322,626

10.6

エーザイ株式会社

1,593,305

13.8

1,314,600

10.5

 

(2)関連法規制の不遵守によるリスク

 当社グループが受託する業務の実施等において、関連する諸法令に対して重大な違反の事実があった場合に、その委託者である製薬会社に損害を与え、当社グループが損害賠償の責めを負うとき、または、委託者以外の製薬会社からも信用を失ったときは、訴訟の提起や受託件数の減少により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 こうしたリスクへの対応として、業務手順の定期的な見直しとリスクに基づく品質管理プロセスの確立や、従業員に対する継続的な事例研修を行うことで業務品質の確保に努めています。

 

(3) CRO業界内の競争激化に関するリスク

 欧米グローバルCROの日本事業拡大や他社CROが行う低価格戦略に伴う価格競争の激化等により、受託件数の減少や受託契約価格の下落が起こった場合、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 こうしたリスクへの対応として、当社グループでは、国内外の製薬会社やバイオテック企業の新規性の高い開発品や難易度の高い疾患領域へ注力し、優秀な人材の確保・育成を通じて、迅速かつ高品質にグローバルワンストップで受託業務を遂行することにより、同業他社との差別化を図ってまいります。

 

 

(4)国内における治験の海外シフトに関するリスク

 医薬品開発の国際競争は益々過熱しており、主要市場国で迅速に承認を取得し収益を最大化するために、グローバル開発は製薬会社の基本的な戦略となっております。当社グループの想定を大きく超えるスピードで治験環境のグローバル化と海外シフトが起こり、日本国内で行われる治験の規模・数が急速に減少するような場合には、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 こうしたリスクへの対応として、当社グループでは日本以外にも米国、欧州、アジアに自社拠点を展開しています。また、自社拠点を有しない国においては、短期的には他社CROと協業体制を構築するとともに、自社拠点設立による内製化を検討し、グローバル受託体制の拡充による国際共同治験への対応力の向上や、海外子会社の受注獲得力向上を通じた海外売上比率の拡大を進めています。

 

(5)治験の委託件数減少・規模縮小のリスク

 当社グループの主要顧客である製薬会社の医薬品開発戦略の変更(重点領域・開発品目の大幅な見直し、他社との共同開発・ライセンス契約締結促進、およびこれらに伴う内製化や外注方針の見直しなど)により、当社グループへの委託件数が減少する可能性があります。また、新薬開発の難易度上昇や競争激化に伴い、開発プロセスの効率化による迅速化やコスト抑制ニーズが高まっており、リアルワールドデータの利活用やDXの進展等による開発効率化が想定以上の速さで進展する場合には、当社グループへ委託する治験の規模が縮小し、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 こうしたリスクへの対応として、当社グループでは、国内外の製薬会社・バイオテック企業などの新規顧客開拓による顧客基盤の拡大に加え、分散型臨床試験(DCT)などに必要な自社で保有しない機能については、グローバルでパートナリングを拡大しております。今後、ニーズ・市場動向に応じて内製化を検討することにより、多様化する治験効率化ニーズにも対応してまいります。

 

(6)情報の流出によるリスク

 当社グループが受託・実施した臨床試験等の機密情報が流出した場合において、当社グループが委託者である製薬会社から損害賠償の責めを負うとき、または、その情報の流出により委託者以外の製薬会社からも信用を失ったときには、訴訟の提起、もしくは受託件数の減少により、当社グループの業績に影響を与える可能性があります。

 また、医薬品の開発業務において情報のデジタル化が進展する中、当社グループにおいてもこれまでITセキュリティの強化を随時実施しておりますが、その想定を超えたサイバー攻撃などにより、当社グループのITを利用したサービスの障害や情報漏洩が起こるリスクも増大しております。

 こうしたリスクへの対応として、外部専門家から指導・助言を得て、技術的・組織的な情報セキュリティをより一層強化しております。今後も継続的に情報セキュリティマネジメントシステム運用の維持・強化に取り組んでまいります。

5【経営上の重要な契約等】

 該当事項はありません。

 

2【主要な設備の状況】

 当社グループにおける主要な設備は、以下のとおりであります。

2023年3月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額

従業員数

(人)

建物附属

設備

(千円)

工具、器具及び備品

(千円)

リース資産

(有形固定資産)

(千円)

差入保証金

(千円)

合計

(千円)

本社

(大阪市淀川区)

CRO事業、育薬事業及び全社

事務所

19,651

2,872

4,264

119,380

146,169

204

東京オフィス

(東京都港区)

CRO事業、育薬事業及び全社

事務所

20,718

2,809

7,096

182,132

212,756

161

 (注)1.上記の他、主要な賃借設備として、以下のものがあります。

賃借物件

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

建物賃借

床面積(㎡)

年間賃借料

(千円)

本社

(大阪市淀川区)

CRO事業、育薬事業及び全社

事務所

2,259.66

129,190

東京オフィス

(東京都港区)

CRO事業、育薬事業及び全社

事務所

1,793.51

208,339

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

49,600,000

49,600,000

①【ストックオプション制度の内容】

 該当事項はありません。

②【ライツプランの内容】

 該当事項はありません。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

11

23

17

48

4

3,664

3,767

所有株式数(単元)

23,983

1,867

78,115

11,706

9

131,678

247,358

4,200

所有株式数の割合(%)

9.70

0.75

31.58

4.73

0.00

53.23

100.00

 (注)自己株式2,153,564株は、「個人その他」に21,535単元及び「単元未満株式の状況」に64株を含めて記載しております。

 

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(千株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

株式会社秦野

大阪府松原市松ヶ丘1丁目10-35

4,497

19.91

株式会社髙橋

大阪府茨木市東中条町10-26

1,992

8.82

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11-3

1,188

5.26

辻本 桂吾

東京都世田谷区

1,024

4.53

株式会社坂本

大阪市都島区都島北通2丁目22-32-1-601

808

3.58

SSBTC CLIENT OMNIBUS ACCOUNT

(常任代理人 香港上海銀行東京支店)

ONE LINCOLN STREET, BOSTON MA, U.S.A.

(東京都中央区日本橋3丁目11-1)

754

3.33

秦野 和浩

大阪府松原市

742

3.28

髙橋 明宏

大阪府茨木市

741

3.28

坂本 勲勇

(常任代理人 みずほ証券株式会社)

FRANKFURT AM MAIN, GERMANY

(東京都千代田区大手町1丁目5-1)

735

3.25

高木 幸一

兵庫県宝塚市

720

3.18

13,205

58.46

 (注)上記のほか、自己株式が 2,153千株あります。

 

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

5,985,618

7,042,100

売掛金及び契約資産

※1 2,917,990

※1 3,427,995

前払費用

197,784

243,216

立替金

987,891

1,037,607

その他

266,645

270,534

貸倒引当金

34,842

12,786

流動資産合計

10,321,087

12,008,667

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物附属設備

95,045

95,439

減価償却累計額

39,854

48,388

建物附属設備(純額)

55,190

47,051

工具、器具及び備品

319,493

343,673

減価償却累計額

209,128

247,379

工具、器具及び備品(純額)

110,365

96,294

リース資産

738,008

830,049

減価償却累計額

239,453

348,387

リース資産(純額)

498,554

481,662

有形固定資産合計

664,111

625,008

無形固定資産

 

 

のれん

3,406,633

3,384,139

その他

159,249

127,054

無形固定資産合計

3,565,883

3,511,194

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

347,652

372,806

長期前払費用

5,461

999

差入保証金

366,280

374,096

繰延税金資産

445,992

571,835

投資その他の資産合計

1,165,387

1,319,737

固定資産合計

5,395,381

5,455,940

資産合計

15,716,469

17,464,607

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

短期借入金

600,000

600,000

1年内返済予定の長期借入金

539,976

539,976

未払金

533,842

579,604

未払費用

402,485

375,821

未払法人税等

193,650

311,502

未払消費税等

38,747

86,222

前受金

2,147,272

2,207,195

預り金

688,038

1,700,434

賞与引当金

171,809

159,922

その他

162,279

174,834

流動負債合計

5,478,102

6,735,513

固定負債

 

 

長期借入金

2,533,566

1,993,590

リース債務

430,959

408,621

退職給付に係る負債

689,644

718,354

その他

41,028

27,313

固定負債合計

3,695,198

3,147,878

負債合計

9,173,300

9,883,392

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

214,043

214,043

利益剰余金

6,604,985

7,293,144

自己株式

657,461

657,461

株主資本合計

6,161,567

6,849,726

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

42,339

78,152

為替換算調整勘定

322,124

616,973

退職給付に係る調整累計額

17,138

36,362

その他の包括利益累計額合計

381,601

731,489

純資産合計

6,543,169

7,581,215

負債純資産合計

15,716,469

17,464,607

【連結損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

11,555,088

12,516,998

売上原価

7,943,518

8,355,258

売上総利益

3,611,570

4,161,740

販売費及び一般管理費

※1 2,525,666

※1 2,905,037

営業利益

1,085,903

1,256,702

営業外収益

 

 

受取利息

598

1,807

為替差益

100,596

55,723

投資有価証券評価益

11,781

営業外収益合計

112,977

57,531

営業外費用

 

 

支払利息

14,180

12,826

投資有価証券評価損

18,081

その他

1,106

営業外費用合計

15,286

30,908

経常利益

1,183,594

1,283,325

特別利益

 

 

受取保険金

115,948

子会社清算益

※2 35,378

和解金

※3 162,329

特別利益合計

162,329

151,326

特別損失

 

 

仲裁関連費用

※4 145,912

情報セキュリティ対策費

※5 168,069

事業構造改善費用

※6 26,651

リース解約損

29,382

特別損失合計

313,981

56,034

税金等調整前当期純利益

1,031,942

1,378,618

法人税、住民税及び事業税

249,821

505,460

法人税等調整額

8,367

131,211

法人税等合計

241,454

374,249

当期純利益

790,487

1,004,368

親会社株主に帰属する当期純利益

790,487

1,004,368

1.報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループは、製薬会社の医薬品開発における治験の一部を受託するCRO事業と、製薬会社に対して医療機関向け医薬品の販売を支援する育薬事業を展開しております。したがって、当社グループは、「CRO事業」及び「育薬事業」の2つを報告セグメントとしております。

 

①【貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

2,952,977

3,693,460

売掛金及び契約資産

※1 1,597,931

※1 1,658,925

前払費用

84,508

102,153

短期貸付金

※1 215,250

立替金

※1 595,369

※1 407,378

その他

※1 31,870

※1 18,611

流動資産合計

5,477,906

5,880,530

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物附属設備

45,844

40,370

工具、器具及び備品

8,474

5,681

リース資産

15,187

11,361

有形固定資産合計

69,506

57,413

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

3,790

2,218

商標権

4,396

4,533

無形固定資産合計

8,186

6,752

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

347,652

372,806

関係会社株式

4,398,202

4,398,202

長期貸付金

※1 737,364

※1 611,786

長期前払費用

703

256

差入保証金

300,867

304,907

繰延税金資産

234,091

229,059

その他

3,088

投資その他の資産合計

6,021,969

5,917,018

固定資産合計

6,099,662

5,981,183

資産合計

11,577,569

11,861,713

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

短期借入金

600,000

600,000

1年内返済予定の長期借入金

539,976

539,976

リース債務

4,124

4,205

未払金

※1 291,489

※1 312,760

未払費用

90,692

79,747

未払法人税等

133,000

235,127

未払消費税等

15,781

84,148

前受金

21,939

62,501

預り金

229,472

250,009

賞与引当金

142,447

123,541

その他

65,669

79,988

流動負債合計

2,134,592

2,372,008

固定負債

 

 

長期借入金

2,533,566

1,993,590

リース債務

12,996

8,703

退職給付引当金

617,024

651,999

その他

3,088

固定負債合計

3,166,675

2,654,292

負債合計

5,301,267

5,026,301

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

214,043

214,043

資本剰余金

 

 

資本準備金

73,000

73,000

資本剰余金合計

73,000

73,000

利益剰余金

 

 

その他利益剰余金

 

 

別途積立金

11,000

11,000

繰越利益剰余金

6,593,380

7,116,678

利益剰余金合計

6,604,380

7,127,678

自己株式

657,461

657,461

株主資本合計

6,233,962

6,757,259

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

42,339

78,152

評価・換算差額等合計

42,339

78,152

純資産合計

6,276,301

6,835,412

負債純資産合計

11,577,569

11,861,713

②【損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※2 6,294,090

※2 5,981,232

売上原価

※2 4,742,838

※2 4,053,443

売上総利益

1,551,252

1,927,788

販売費及び一般管理費

※1 1,045,075

※1 1,190,439

営業利益

506,176

737,349

営業外収益

 

 

受取利息

※2 32,060

※2 23,648

受取配当金

207,180

為替差益

140,293

107,144

その他

14,136

8,452

営業外収益合計

186,490

346,426

営業外費用

 

 

支払利息

8,367

7,252

投資有価証券評価損

18,081

営業外費用合計

8,367

25,333

経常利益

684,299

1,058,441

特別利益

 

 

受取保険金

100,148

特別利益合計

100,148

特別損失

 

 

情報セキュリティ対策費

164,355

解決金

リース解約損

29,382

特別損失合計

164,355

29,382

税引前当期純利益

519,944

1,129,207

法人税、住民税及び事業税

177,258

300,443

法人税等調整額

17,741

10,743

法人税等合計

159,517

289,699

当期純利益

360,426

839,507