オーウイル株式会社

O'will Corporation
港区北青山一丁目2番3号
証券コード:31430
業界:卸売業
有価証券報告書の提出日:2023年6月23日

(1)連結経営指標等

回次

第33期

第34期

第35期

第36期

第37期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

31,375,549

32,685,227

29,527,372

28,312,984

31,255,516

経常利益

(千円)

593,171

724,726

551,289

827,473

875,072

親会社株主に帰属する当期純利益

(千円)

411,763

472,612

347,238

575,491

580,452

包括利益

(千円)

502,710

437,690

441,410

588,844

547,653

純資産額

(千円)

2,706,764

3,018,406

3,318,080

3,765,188

4,164,806

総資産額

(千円)

11,224,686

9,497,242

10,093,705

10,521,483

11,445,243

1株当たり純資産額

(円)

842.11

941.57

1,033.16

1,168.75

1,286.55

1株当たり当期純利益金額

(円)

130.73

150.05

110.25

182.71

184.29

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

23.6

31.2

32.2

35.0

35.4

自己資本利益率

(%)

16.8

16.8

11.2

16.6

15.0

株価収益率

(倍)

8.71

6.26

9.48

6.13

6.00

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

890,568

832,793

801,017

149,523

184,882

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

67,430

75,271

192,943

21,272

31,759

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

618,148

262,803

96,496

300,219

166,591

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

2,040,402

1,385,681

1,910,313

1,775,813

1,793,749

従業員数

(人)

101

102

106

100

102

(外、平均臨時雇用者数)

(85)

(49)

(44)

(29)

(33)

(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在していないため、記載しておりません。

2.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第36期の期首から適用しており、第36期以降に係る主要な経営表指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

第33期

第34期

第35期

第36期

第37期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

30,644,812

32,085,550

28,941,920

27,436,591

29,883,233

経常利益

(千円)

549,136

727,492

546,311

771,683

799,796

当期純利益

(千円)

380,776

481,743

301,449

532,202

521,250

資本金

(千円)

363,387

363,387

363,387

363,387

363,387

発行済株式総数

(株)

3,150,000

3,150,000

3,150,000

3,150,000

3,150,000

純資産額

(千円)

2,635,589

2,966,848

3,204,127

3,568,067

3,853,441

総資産額

(千円)

11,041,641

9,383,086

9,839,295

10,254,349

11,039,597

1株当たり純資産額

(円)

836.76

941.95

1,017.28

1,132.83

1,223.43

1株当たり配当額

(円)

40.00

45.00

45.00

47.00

47.00

(うち1株当たり中間配当額)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益金額

(円)

120.89

152.95

95.71

168.97

165.49

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

23.9

31.6

32.6

34.8

34.9

自己資本利益率

(%)

15.5

17.2

9.8

15.7

14.0

株価収益率

(倍)

9.41

6.15

10.92

6.62

6.68

配当性向

(%)

33.1

29.4

47.0

27.8

28.4

従業員数

(人)

69

68

71

70

70

(外、平均臨時雇用者数)

(62)

(28)

(27)

(15)

(17)

株主総利回り

(%)

86.0

74.9

85.8

94.7

97.1

(比較指標:TOPIX業種別 卸売業)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

 (124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

1,530

1,422

1,155

1,239

1,184

最低株価

(円)

889

850

873

1,000

1,022

(注)1.潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在していないため、記載しておりません。

2.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所スタンダード市場におけるものであり、それ以前については東京証券取引所市場第二部におけるものであります。

3.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第36期の期首から適用しており、第36期以降に係る主要な経営表指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

2【沿革】

年月

事項

1986年7月

商社事業を目的として東京都港区六本木にオーウイル株式会社設立

1986年11月

本社を東京都中央区新富町に移転

1987年1月

本格的に飲料原料の取扱いを主とした商社事業を開始

1987年2月

農産物加工品の輸入、食品副原料の販売を開始

1989年3月

本社を東京都千代田区平河町一丁目に移転

1990年5月

メディア事業を目的として子会社株式会社オーウイルビジネスアシスト(2000年8月に株式会社オービーエーに社名変更)を設立

1991年6月

乳製品の販売を開始

1993年8月

本社を東京都千代田区平河町二丁目に移転

1997年6月

株式会社オーウイルビジネスアシストにおいて、コンビニエンスストアのエリアフランチャイジー事業を開始

2006年3月

事業の効率化を目的とし、子会社株式会社オービーエーを吸収合併

2006年12月

ISO9001を取得

2008年11月

ジャスダック証券取引所に株式を上場

2009年8月

本社を東京都港区北青山一丁目に移転

2010年6月

株式会社サンオーネスト(現 連結子会社)の株式を取得

2011年10月

2012年8月

シンガポールにO'WILL(ASIA)HOLDINGS PTE.LTD.(連結子会社)を設立

J.S.O'will,Inc.(現 連結子会社)を子会社化

2014年3月

東京証券取引所市場第二部へ市場変更

2015年8月

排水浄化プラントの販売を開始

2017年11月

大型シーリングファン販売を開始

2020年10月

株式会社アクセルテックを設立

2020年12月

株式会社アクセルテックが株式会社メビウスより電気工事業を譲受

2022年4月

東京証券取引所スタンダード市場へ移行

3【事業の内容】

当社グループは、商社として、食を中心とした事業を展開しており、主に食品原材料の国内販売及び輸出入取引を行っているほか、アイスクリーム等の製造・販売を行っております。

当社グループは、商社としての重要な機能として、国内外に食品原材料の供給拠点を確保し、食品メーカー等に安全で安心な商品を適時安定供給しております。また、かつては脱脂粉乳等を使用するのが主流だったコーヒー飲料等向けの業務用殺菌乳など、従来の商社が手掛けてこなかった分野にも着目して供給体制の構築を図り、現在では当社グループの主力商品となっております。その他にも、取引先と一体となった新商品の開発を行っております。

また、近年では環境事業への取組みを推進し、関連アイテムの販売活動を行っております。

当社グループは、オーウイル株式会社及び子会社である株式会社サンオーネスト、J.S.O'will,Inc.にて構成されており、セグメント別の事業内容は以下のとおりであります。

 

① 卸売事業

食品、飲料の製造や保存・加工などに使用されるビタミン類、食品添加物、殺菌乳、野菜果実加工品等の原料や、窒素、珪藻土等の資材を国内外より調達して取引先に販売するほか、大手量販店及びコンビニエンスストア向けPB(プライベートブランド)飲料製品の販売等を行っております。また、環境関連ビジネスである排水浄化プラントや大型シーリングファンの販売を行っております。加えて、米国子会社においては、業務用ヒーターを扱っております。

 

② 製造販売事業

子会社の株式会社サンオーネストにて、アイスクリーム等の製造・販売を行っております。

 

[事業系統図]

当社グループの事業内容を系統図によって示すと、次のとおりであります。

0101010_001.png

[取扱主要品目]

当社の主要取扱商品を事業別に示すと次のとおりであります。

区 分

主要商品又は事業内容

卸売事業

飲料・食品の製造用原料及び製品(ビタミン類,食品添加物,殺菌乳,野菜果実加工品,飲料製品等)、排水浄化プラント、大型シーリングファン、業務用ヒーター等の国内販売及び輸出入取引

製造販売事業

アイスクリーム等の製造・販売

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

(千円)

主要な事業の内容

議決権の所有割合又は被所有割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱サンオーネスト

(注)2

静岡県沼津市

100,000

製造販売事業

100.0

当社が販売するアイスクリーム等を製造している。

資金援助あり。

役員の兼任あり。

J.S.O'will,Inc.

(注)2

シアトル

67,174

卸売事業

77.4

業務用ヒーターの輸入販売、各種製品、部品の輸出入販売を行っている。

(注)1.「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2.特定子会社に該当しております。

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

卸売事業

74

17

製造販売事業

28

16

合計

102

33

(注)従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(アルバイト、人材会社からの派遣社員を含む)は年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

70

17

38.4

9.1

6,371

 

セグメントの名称

従業員数(人)

卸売事業

70

17

合計

70

17

(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(アルバイト、人材会社からの派遣社員を含む)は年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。

2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3)労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

(4)管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

提出会社及び連結子会社は、「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)及び「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定による公表義務の対象ではないため、記載を省略しております。

3【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは以下のとおりであります。なお、当該リスクが顕在化する可能性の程度や時期、当該リスクが顕在化した場合に当社グループの経営成績等の状況に与える影響につきましては、合理的に予見することが困難であるため記載しておりません。当社は、事業展開上のリスクの低減を図るため、コンプライアンス委員会並びに品質管理委員会を設置・運営し、リスク発生の防止の観点から事前対応の意識の指導と体制整備を図っております。

なお、文中における将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

(1)外部経営環境の変化によるリスク

①経済状況について

 当社グループが事業を行う主要な市場である日本国内、また輸出入取引のあるアジア、北南米や欧州等の国及び地域の経済環境の変動や、これらの影響を受ける個人消費動向の変動は、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

②感染症拡大に関するリスク

 当社グループでは、感染症対策を適宜行いながら、食品原料の安定調達を図るべく、取引及び生産を継続しております。しかしながら、感染拡大が世界規模で発生し、日本政府や各国政府の要請により事業活動及び行動の制限が強化された場合、各仕入先の生産体制や出荷、輸送、積荷の引き渡し等、サプライチェーンへの影響は避けられず、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

③国際的活動及び海外進出に潜在するリスク

 当社グループは、海外の原材料・商品の取扱い等、米国・欧州並びにアジア・南米・アフリカ他の開発途上市場や新興市場等海外において取引を行っております。これらの海外市場との取引には、予期しない法律又は規則の変更や不利な政治又は経済要因、戦争、テロその他の要因による社会的混乱のリスクが内在しております。足元ではロシアによるウクライナ侵攻や米中貿易摩擦、中東及び北朝鮮での地政学リスクの高まりにより世界経済を巡る不確実性が顕在化しております。また、取引先の相手国が政策により輸出入停止となった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

④飲料市場における競合について

 当社グループの主力マーケットである飲料業界においては、近年市場が飽和状態にあるといわれており、特に茶系飲料各社間の競争は年々激しくなっております。このような環境のもと、当社グループは競合他社に対する差別化や商品開発力の強化等を図っておりますが、今後競争がさらに激化するような場合には収益性が低下し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑤環境ビジネス関連における競合について

 当社グループが近年注力している大型シーリングファンは、換気効率及び空調効率の向上が図れることから、物流倉庫等の新設に伴う需要が増加し、受注が年々増加しております。当社グループは展示会出展による積極的な拡販や営業体制を強化する等、競合他社に対し差別化を図っておりますが、競合先との価格・サービス競争が激化する場合には収益性が低下し、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑥人材の確保に関するリスク

 当社グループは、中長期的な成長のために、優秀な人材の採用と教育が重要であると認識しております。今後、人材獲得競争の激化等により、相応しい人材の確保が困難になる場合や、人材育成が計画どおりに進まない場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(2)市場リスク

①原料価格の変動について

 当社グループでは、果汁、乳製品、ビタミン類、糖類等の市場・相場によって価格が決定される原料を取り扱っております。なお、原料価格の変動リスクには海上輸送コストの変動による影響も含んでおります。当社グループでは随時市況価格を注視しながら取引業者との価格交渉にあたっており、また、仕入先を複数社確保することによりリスク分散、加えて経費の抑制に努めておりますが、今後、市況が高騰した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

・食品副原料

 食品副原料を製造するための原料は食糧由来のものが数多く存在するため、食糧全般が高騰し、当社グループが購入する副原料価格も高騰した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

・乳及び乳製品

 乳価は政府、酪農家及び乳業メーカー間の交渉によって決定されており、酪農家保護の観点から乳価が上昇を継続した場合、当社グループが購入する乳製品の価格も上昇し価格転嫁にタイムラグが生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

・農産物及び同加工品

 当社グループは果実・野菜に代表される農産物加工品を海外より輸入しており、当該産地の天候や収穫状況により仕入価格が上昇した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

②為替相場の変動について

 当社グループの事業は海外取引先との商品売買等が含まれております。各地域における売上・費用・資産・負債を含む現地通貨建ての項目は、財務諸表の作成のために円換算されております。換算時の為替レートにより、これらの項目は現地通貨における価値が変わらなかったとしても、円換算後の価値が影響を受けるリスクが内在しております。このため、当社グループは為替予約によるリスクヘッジを行い、米ドル及び円を含む主要通貨間の為替レートの短期的な変動による影響を最小限に抑える努力はしておりますが、これにより当該リスクを完全に回避できる保証はなく、為替レートの変動は当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(3)自然災害等リスク

①自然災害について

 当社グループは寄託倉庫に商品を保管しており、その倉庫は全国各地にあります。また子会社の㈱サンオーネストにおいては工場設備を有し、アイスクリームの製造を行っております。従いまして、大規模な地震等の自然災害が発生し、甚大な被害を被った場合には、商品の品質、物流機能及び生産活動に支障をきたし、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

②気候変動について

 当社グループは、飲料向けの原材料や乳製品、農産加工品、アイスクリーム等を取扱っていることから、その商品の特性上、天候等の影響を受ける可能性があります。特に冷夏、暖冬、長雨等の異常気象に左右される他、台風等の悪天候も影響いたします。国内外の生産地での天候不良による不作が生じた場合には原材料の調達価格の上昇及び必要量不足にともなう販売機会損失が想定されます。天候の変動により当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

③季節変動について

 当社グループの業績は、飲料向け原材料全般、アイスクリーム、大型シーリングファンの販売が上半期に集中し、下半期に比べ上半期の売上高の割合が大きくなる傾向にあり、一方で、販売費及び一般管理費の上半期・下半期の変動は小さいことから、営業利益については上半期に偏重する傾向にあります。

 当社グループは、季節変動に柔軟に対応し、下半期における食品飲料メーカー向け以外の商品(機械等)の販売強化を図ることにより年間ベースでの増収確保と季節変動による財務の変動リスクに耐えられる体質の強化に努めておりますが、天候不順等により受注数量が大きく変動した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 過去2期間における当社グループの業績の上半期及び下半期の状況は下表のとおりであります。

決算期

2022年3月期(36期)

2023年3月期(37期)

上半期

下半期

上半期

下半期

決算年月

2021年9月

2022年3月

2022年9月

2023年3月

売上高(千円)

15,055,063

13,257,920

16,498,816

14,756,699

 年間比率(%)

53.2

46.8

52.8

47.2

売上総利益(千円)

1,702,414

1,281,112

1,733,812

1,431,551

 年間比率(%)

57.1

42.9

54.8

45.2

営業利益(千円)

586,863

239,401

614,283

328,076

 年間比率(%)

71.0

29.0

65.2

34.8

 

 

(4)コンプライアンスリスク

①法的規制について

 当社グループは、事業の遂行にあたって、「食品衛生法」や「製造物責任法(PL法)」等さまざまな法的規制の適用を受けております。当社グループは法的規制を遵守し適確な対応を行っておりますが、関連法規制の強化あるいは新たに事業を規制する法令が制定・施行された場合、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

②個人情報の取り扱いについて

 当社グループは、子会社である㈱サンオーネストの事業において、お客様等の個人情報を収集、保有しております。当社グループにおいては、個人情報へのアクセス、漏えい等を防止するため、個人情報を取り扱う従業者に対して必要かつ適切な監督を行っておりますが、万が一個人情報の漏えい事故等が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

③情報セキュリティについて

 当社グループは、業務効率化や社内コミュニケーションの向上を図るためにITシステムを活用しております。これらを安全に運用するために権限と責任の明確化、チェックや承認体制、外部からの侵入対策の強化に努めております。しかしながら、サイバー攻撃等による情報漏洩やデータ紛失、システム障害等の影響を受け、事業活動が一時的に中断することにより、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(5)品質リスク

①品質管理について

 食品・飲料業界においては、昨今の中国産輸入商品に対する不信感に代表されるように、消費者からの食品の安心・安全面における要求は年々厳しくなっております。また、食品衛生法の改正、消費者庁設置による消費者保護の一層の強化により法令遵守の責務もより一層厳しくなると予想されます。

 当社グループは、製品の品質、安全性を経営の最重要課題の一つとして考えており、常日頃から品質管理の徹底を図っております。これにつきましては、現地工場等の監査を行う等トレーサビリティーを励行し、加えて品質管理委員会を設置、勉強会を開催しノウハウを高めております。食品原材料の場合、加工原料の栽培地(圃場)まで履歴が取れることが望まれており、当社グループとしては定期現地訪問や仕入先との討議を重ね、信頼できる原料メーカーとのみ取引を行っております。

 しかしながら、予期せぬ要因により品質トラブル等が発生した場合、多額の費用負担や当社グループの品質管理に対する評価に重大な影響を与え、販売高の減少によって、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

②製品の安全性について

 当社グループでは、安全・安心を第一として、アイスクリーム製品の製造を行っております。しかしながら、予見不可能な原因により製品の安全性に疑義が生じ、製品回収や製造物責任賠償が生じた場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(6)特定の取引先への依存リスク

 当社の取引先のうち、㈱伊藤園への販売は、ウーロン茶等の取引に始まり、その後、食品副原料や果汁等と取引内容・金額が拡大し、2023年3月期売上高は6,163,174千円(当社グループの売上高に占める㈱伊藤園の比率19.7%)となっております。

 ㈱伊藤園とは取引基本契約を締結し、取引は順調、安定的に推移しております。

 しかしながら、同社の受注動向の変化やその他の理由により、当社との取引が縮小された場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(7)信用リスク

 当社グループは、多様な商取引により国内外に500社を超える取引先を有しております。当社グループといたしましては、取引開始時には取引に対する十分な精査を行い、取引開始後は定期的な訪問や企業調査を行うことによって得意先に対する回収リスクを低減するとともに、仕入先等からの安全な商品の安定調達を確保することに努めておりますが、万が一取引先の経営破綻等が発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(8)在庫リスク

 当社グループの取扱商品の一部については、取引先のニーズに合わせて出荷できるよう寄託倉庫及び自社倉庫に商品を保管しており、欠品が生じないよう努力しております。また、取引先の拡大に努め販売ルートの多様化を図っております。しかしながら、販売見込と実績の乖離が生じ滞留在庫が多量に発生した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9)M&Aに伴うリスク

 当社グループは、加速的な成長と収益基盤の強化を図る上で、M&Aを重要な戦略の一つと位置付けております。投資を行う場合には予め十分な調査等を行い、リスクの低減に努めておりますが、M&A後に想定外のリスクが顕在化した場合や、市場環境の変化等により、事業計画どおりに進捗しなかった場合、のれんの減損損失の計上等、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 当社グループは、今後も上記リスクに関する情報収集及び対応を実施し、その影響の最小化に努めてまいります。

 

5【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

2【主要な設備の状況】

当社グループにおける主要な設備は、次のとおりであります。

(1)提出会社

2023年3月31日現在

 

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額

従業員数

(人)

建物及び

構築物

(千円)

土地

(千円)

(面積㎡)

その他

(千円)

合計

(千円)

本社

(東京都港区)

卸売事業

統括業務施設

販売設備

5,676

35,415

41,092

70

(17)

福利厚生施設

(静岡県熱海市)

卸売事業

福利厚生設備

32,573

9,000

(136.95)

234

41,808

(注)1.本社の事務所は賃借物件であり、年間賃借料は117,254千円であります。

2.現在休止中の設備はありません。

3.帳簿価額のうち「その他」は主に工具、器具及び備品、及びソフトウエア及び電話加入権であります。

4.従業員の( )は、臨時雇用者数を外書しております。

 

(2)国内子会社

2023年3月31日現在

 

会社名

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額

従業

員数

(人)

建物及び構築物

(千円)

リース資産

(千円)

その他

(千円)

合計

(千円)

株式会社

サンオーネスト

本社工場

(静岡県沼津市)

製造販売

事業

工場設備

251,646

80,137

44,546

376,331

28

(16)

(注)1本社工場の土地及び建物は賃借物件であり、その一部をリース資産として計上しております。

2.現在休止中の設備はありません。

3.帳簿価額のうち「その他」は主に工具、器具及び備品、機械装置、ソフトウエア及び電話加入権であります。

4.従業員の( )は、臨時雇用者数を外書しております。

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

12,000,000

12,000,000

①【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

 

②【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(5)【所有者別状況】

 

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

3

19

24

10

4

3,067

3,127

所有株式数(単元)

605

881

9,448

146

8

20,376

31,464

3,600

所有株式数の割合(%)

1.92

2.80

30.03

0.46

0.03

64.76

100.00

 (注) 自己株式304株は、「個人その他」に3単元及び「単元未満株式の状況」に4株を含めて記載しております。

 

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

株式会社ビアンナ

東京都千代田区大手町一丁目6番1号

360,000

11.43

グリーンコア株式会社

東京都渋谷区富ヶ谷一丁目14番9号

300,000

9.52

オーウイル従業員持株会

東京都港区北青山一丁目2番3号

99,100

3.15

鈴木 良一

愛知県豊橋市

91,000

2.89

小口 英噐

東京都港区

90,000

2.86

株式会社伊藤園

東京都渋谷区本町三丁目47番10号

90,000

2.86

鈴木 育夫

神奈川県横浜市港南区

52,000

1.65

小西 啓之

千葉県船橋市

51,400

1.63

新海 秀治

愛知県知多郡阿久比町

48,500

1.54

加賀電子株式会社

東京都千代田区神田松永町20番地

44,000

1.40

1,226,000

38.93

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

1,775,813

1,793,749

受取手形

87,066

80,330

売掛金

4,184,037

4,488,316

商品及び製品

1,506,790

2,163,607

未着商品

1,060,078

594,266

原材料及び貯蔵品

51,912

95,561

前渡金

234,168

490,192

未収入金

122,173

197,209

関係会社短期貸付金

30,000

30,000

その他

66,592

90,357

貸倒引当金

46,565

44,558

流動資産合計

9,072,067

9,979,033

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物及び構築物

517,903

520,353

減価償却累計額

217,008

230,455

建物及び構築物(純額)

300,894

289,897

機械及び装置

95,342

106,025

減価償却累計額

63,335

65,752

機械及び装置(純額)

32,007

40,273

車両運搬具

31,430

32,423

減価償却累計額

22,689

25,271

車両運搬具(純額)

8,741

7,152

工具、器具及び備品

139,355

156,026

減価償却累計額

113,082

119,591

工具、器具及び備品(純額)

26,273

36,435

土地

9,000

9,000

リース資産

102,318

減価償却累計額

14,724

リース資産(純額)

87,594

建設仮勘定

8,000

有形固定資産合計

376,916

478,352

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

2,436

1,679

その他

1,638

1,638

無形固定資産合計

4,075

3,318

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

※1 619,942

※1 521,121

関係会社長期貸付金

120,000

90,000

ゴルフ会員権

162,300

162,300

差入保証金

125,496

149,524

繰延税金資産

11,718

32,625

その他

28,967

28,967

投資その他の資産合計

1,068,424

984,539

固定資産合計

1,449,416

1,466,210

資産合計

10,521,483

11,445,243

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

4,071,470

4,521,216

1年内返済予定の長期借入金

764,608

776,530

リース債務

15,233

未払金

171,923

159,156

未払法人税等

163,851

142,669

前受金

7,891

367

賞与引当金

44,004

37,754

その他

86,850

145,296

流動負債合計

5,310,599

5,798,222

固定負債

 

 

長期借入金

1,376,909

1,361,212

リース債務

73,453

繰延税金負債

57,394

36,791

資産除去債務

10,658

10,756

その他

732

固定負債合計

1,445,695

1,482,213

負債合計

6,756,295

7,280,436

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

363,387

363,387

資本剰余金

292,475

292,475

利益剰余金

2,712,605

3,145,022

自己株式

259

259

株主資本合計

3,368,209

3,800,625

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

249,627

181,066

繰延ヘッジ損益

12,659

6,619

為替換算調整勘定

50,714

77,180

その他の包括利益累計額合計

313,001

251,626

非支配株主持分

83,977

112,554

純資産合計

3,765,188

4,164,806

負債純資産合計

10,521,483

11,445,243

【連結損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

28,312,984

31,255,516

売上原価

※1 25,329,457

※1 28,090,151

売上総利益

2,983,527

3,165,364

販売費及び一般管理費

※2 2,157,262

※2 2,223,004

営業利益

826,264

942,359

営業外収益

 

 

受取利息

821

698

受取配当金

8,602

9,529

受取手数料

6,327

6,327

受取補償金

4,663

3,746

補助金収入

10,456

4,735

その他

5,703

997

営業外収益合計

36,574

26,034

営業外費用

 

 

支払利息

7,948

9,402

為替差損

26,727

81,284

支払補償費

573

388

その他

115

2,246

営業外費用合計

35,365

93,322

経常利益

827,473

875,072

特別利益

 

 

固定資産売却益

※3 3,096

リース債務解約益

6,305

為替換算調整勘定取崩益

13,226

特別利益合計

22,628

税金等調整前当期純利益

850,101

875,072

法人税、住民税及び事業税

256,413

276,536

法人税等調整額

6,629

2,764

法人税等合計

263,043

273,771

当期純利益

587,058

601,301

非支配株主に帰属する当期純利益

11,566

20,849

親会社株主に帰属する当期純利益

575,491

580,452

1.報告セグメントの概要

 当社の報告セグメントは、当社の構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

 当社グループは事業内容及び市場の類似性を考慮し、下記の2つを報告セグメントとしております。

区分

主要商品又は事業内容

卸売事業

飲料・食品の製造用原料及び製品(ビタミン類、食品添加物、殺菌乳、農産物加工品、飲料製品等)、排水浄化プラント、大型シーリングファン、業務用ヒーター等の国内販売及び輸出入取引

製造販売事業

アイスクリーム等の製造・販売

①【貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

1,228,923

1,300,838

受取手形

87,066

80,330

売掛金

※1 4,117,893

※1 4,450,748

商品及び製品

1,483,655

2,091,631

未着商品

1,087,402

609,045

原材料

30,028

59,933

前渡金

219,624

483,013

前払費用

29,069

30,255

関係会社短期貸付金

30,000

230,000

未収入金

155,117

213,108

為替予約

18,246

その他

9,286

45,811

貸倒引当金

46,565

44,558

流動資産合計

8,449,748

9,550,159

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

133,480

133,480

減価償却累計額

92,576

95,229

建物(純額)

40,904

38,250

機械及び装置

16,680

13,805

減価償却累計額

13,115

6,965

機械及び装置(純額)

3,564

6,839

車両運搬具

12,032

12,032

減価償却累計額

12,032

12,032

車両運搬具(純額)

0

0

工具、器具及び備品

69,744

80,025

減価償却累計額

47,557

51,800

工具、器具及び備品(純額)

22,186

28,224

土地

9,000

9,000

有形固定資産合計

75,655

82,315

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

841

586

その他

1,158

1,158

無形固定資産合計

2,000

1,745

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

599,942

501,121

関係会社株式

154,424

151,077

関係会社長期貸付金

670,000

440,000

ゴルフ会員権

162,300

162,300

差入保証金

111,311

134,991

繰延税金資産

17,836

その他

28,967

28,967

貸倒引当金

30,916

投資その他の資産合計

1,726,945

1,405,377

固定資産合計

1,804,601

1,489,438

資産合計

10,254,349

11,039,597

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

※1 4,099,233

※1 4,603,137

1年内返済予定の長期借入金

751,168

770,130

未払金

158,068

141,710

未払費用

9,318

9,202

未払法人税等

163,555

142,372

前受金

7,891

367

預り金

14,987

7,835

為替予約

9,541

賞与引当金

44,004

37,754

その他

41,509

101,931

流動負債合計

5,289,736

5,823,983

固定負債

 

 

長期借入金

1,370,509

1,361,212

繰延税金負債

25,088

資産除去債務

947

960

固定負債合計

1,396,545

1,362,172

負債合計

6,686,281

7,186,155

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

363,387

363,387

資本剰余金

 

 

資本準備金

288,387

288,387

資本剰余金合計

288,387

288,387

利益剰余金

 

 

利益準備金

2,465

2,465

その他利益剰余金

 

 

別途積立金

50,000

50,000

繰越利益剰余金

2,601,799

2,975,014

利益剰余金合計

2,654,264

3,027,479

自己株式

259

259

株主資本合計

3,305,780

3,678,995

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

249,627

181,066

繰延ヘッジ損益

12,659

6,619

評価・換算差額等合計

262,287

174,446

純資産合計

3,568,067

3,853,441

負債純資産合計

10,254,349

11,039,597

②【損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

27,436,591

29,883,233

売上原価

 

 

商品期首棚卸高

1,229,785

1,483,655

当期商品仕入高

25,002,518

27,722,193

合計

26,232,303

29,205,848

商品期末棚卸高

1,483,655

2,091,631

商品売上原価

24,748,648

27,114,217

売上総利益

2,687,942

2,769,016

販売費及び一般管理費

※1 1,906,277

※1 1,899,583

営業利益

781,665

869,432

営業外収益

 

 

受取利息

※2 2,047

※2 685

受取配当金

8,602

9,529

受取手数料

6,327

6,327

受取補償金

4,654

3,732

その他

1,577

676

営業外収益合計

23,209

20,950

営業外費用

 

 

支払利息

6,804

8,773

為替差損

25,810

81,284

支払補償費

573

388

その他

2

139

営業外費用合計

33,191

90,586

経常利益

771,683

799,796

特別利益

 

 

固定資産売却益

3,096

関係会社清算益

2,947

特別利益合計

6,044

特別損失

 

 

関係会社株式評価損

※3 3,347

関係会社貸倒引当金繰入額

※4 30,916

特別損失合計

34,263

税引前当期純利益

777,727

765,532

法人税、住民税及び事業税

238,208

248,439

法人税等調整額

7,316

4,157

法人税等合計

245,525

244,282

当期純利益

532,202

521,250