株式会社コーエーテクモホールディングス
KOEI TECMO HOLDINGS CO., LTD.
横浜市港北区箕輪町一丁目18番12号
証券コード:36350
業界:情報・通信業
有価証券報告書の提出日:2023年6月16日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第10期

第11期

第12期

第13期

第14期

決算年月

平成31年3月

令和2年3月

令和3年3月

令和4年3月

令和5年3月

売上高

(百万円)

38,968

42,645

60,370

72,759

78,417

経常利益

(百万円)

18,307

18,869

39,299

48,696

39,899

親会社株主に帰属する

当期純利益

(百万円)

13,694

15,306

29,550

35,359

30,935

包括利益

(百万円)

10,642

9,010

49,007

25,655

20,703

純資産額

(百万円)

119,284

122,346

165,129

138,101

142,684

総資産額

(百万円)

129,192

147,793

190,671

219,803

210,889

1株当たり純資産額

(円)

361.70

369.33

496.15

437.16

450.72

1株当たり当期純利益

(円)

41.54

46.48

89.34

107.28

98.20

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円)

41.45

46.34

88.86

104.85

91.22

自己資本比率

(%)

92.0

82.5

86.4

62.6

67.4

自己資本利益率

(%)

11.7

12.7

20.6

23.4

22.1

株価収益率

(倍)

19.76

23.05

27.79

18.71

24.32

営業活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

9,597

9,748

29,726

24,819

29,692

投資活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

1,496

10,496

12,291

13,168

21,394

財務活動による

キャッシュ・フロー

(百万円)

7,730

6,906

19,396

4,561

16,588

現金及び現金同等物の期末残高

(百万円)

6,968

12,803

11,439

19,503

11,733

従業員数

(名)

1,757

1,835

1,983

2,063

2,381

(外、平均臨時雇用者数)

(330)

(369)

(458)

(446)

(493)

 

(注) 1.平成30年10月1日付で普通株式1株につき1.2株の割合で株式分割を行っております。第10期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額を算定しております。

2.令和3年4月1日付で普通株式1株につき1.3株の割合で株式分割を行っております。第10期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額を算定しております。また、第12期末時点の株価は、当該株式分割に係る権利落ち後の株価となっております。従いまして、第12期の株価収益率については、当該権利落ち後の株価を当該株式分割を考慮した1株当たり当期純利益金額で除して算定しております。

3.令和4年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。第10期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額を算定しております。

4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第13期の期首から適用しており、第13期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

 

回次

第10期

第11期

第12期

第13期

第14期

決算年月

平成31年3月

令和2年3月

令和3年3月

令和4年3月

令和5年3月

営業収益

(百万円)

10,712

12,990

18,919

52,611

20,530

経常利益

(百万円)

8,975

11,054

16,978

50,550

18,950

当期純利益

(百万円)

8,775

10,819

16,701

50,179

18,302

資本金

(百万円)

15,000

15,000

15,000

15,000

15,000

発行済株式総数

(株)

129,268,048

129,268,048

129,268,048

168,048,462

336,096,924

純資産額

(百万円)

86,098

90,969

101,479

98,959

100,976

総資産額

(百万円)

86,559

91,513

102,145

147,949

149,227

1株当たり純資産額

(円)

260.72

274.33

304.55

312.89

318.47

1株当たり配当額

(円)

55.00

61.00

117.00

108.00

50.00

(内1株当たり中間配当額)

-

-

-

-

-

1株当たり当期純利益

(円)

26.62

32.86

50.49

152.24

58.10

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円)

26.56

32.76

50.22

149.03

53.28

自己資本比率

(%)

99.0

99.0

99.1

66.6

67.3

自己資本利益率

(%)

10.3

12.3

17.4

50.2

18.4

株価収益率

(倍)

30.83

32.60

49.16

13.19

41.10

配当性向

(%)

79.5

71.4

89.1

35.5

86.1

従業員数

(名)

63

67

74

101

104

(外、平均臨時雇用者数)

(21)

(29)

(30)

(33)

(38)

株主総利回り

(%)

126.4

167.5

386.2

323.0

387.6

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

2,140

3,215

5,150

5,990

2,489

(2,480)

 

(6,990)

 

(5,030)

最低株価

(円)

1,642

1,895

4,840

3,705

2,120

(2,052)

 

(2,460)

 

(3,835)

 

(注) 1.平成30年10月1日付で普通株式1株につき1.2株の割合で株式分割を行っております。第10期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額を算定しております。

2.令和3年4月1日付で普通株式1株につき1.3株の割合で株式分割を行っております。第10期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額を算定しております。なお、1株当たり配当額については、当該株式分割前の実際の配当金の額を記載しております。また、第12期末時点の株価は、当該株式分割に係る権利落ち後の株価となっております。従いまして、第12期の株価収益率については、当該権利落ち後の株価を当該株式分割を考慮した1株当たり当期純利益金額で除して算定しております。

3.令和4年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。第10期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額を算定しております。

4.第10期の1株当たり配当額には、経営統合10周年記念配当5円を含んでおります。

5.最高株価及び最低株価は、令和4年4月3日以前は東京証券取引所市場第一部におけるものであり、令和4年4月4日以降は東京証券取引所プライム市場におけるものであります。

6.平成30年10月1日付で普通株式1株につき1.2株の割合で株式分割を行っております。第10期の株価については株式分割による権利落後の最高株価及び最低株価を記載しており、( )内に株式分割による権利落前の最高株価及び最低株価を記載しております。

7.令和3年4月1日付で普通株式1株につき1.3株の割合で株式分割を行っております。第12期の株価については株式分割による権利落後の最高株価及び最低株価を記載しており、( )内に株式分割による権利落前の最高株価及び最低株価を記載しております。

8.令和4年10月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を行っております。第14期の株価については株式分割による権利落後の最高株価及び最低株価を記載しており、( )内に株式分割による権利落前の最高株価及び最低株価を記載しております。

9.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第13期の期首から適用しており、第13期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

2 【沿革】

当社は平成21年4月の株式会社コーエー(登記社名は株式会社光栄)とテクモ株式会社の経営統合により設立されました。

株式会社コーエーは昭和53年7月に設立され、染料等の販売を開始いたしました。その後、昭和55年12月にパソコンの販売及び業務用特注ソフトの開発を開始し、平成6年11月に東京証券取引所市場第二部に株式上場、平成12年3月に同取引所市場第一部に指定されました。また、テクモ株式会社は昭和42年7月に日本ヨット株式会社として設立され、小型ヨットの製造・販売を開始いたしました。その後、昭和62年4月に各種アミューズメントソフト・機器の開発並びにアミューズメント施設の運営活動を行っているテクモ株式会社(昭和60年4月設立。設立時の商号は株式会社テーカン)を吸収合併し、商号は被合併会社の商号を使用いたしました。その後、平成12年3月に東京証券取引所市場第二部に株式上場し、平成13年3月に同取引所市場第一部に指定されました。

当社の設立に伴い、両社は上場廃止となっております。

 

年月

事項

平成21年4月

株式会社コーエー及びテクモ株式会社が経営統合し、株式移転により持株会社である当社を設立

平成21年12月

当社が、株式会社コーエーの海外販売子会社4社の管理事業を吸収分割により承継し、当該海外販売子会社を直接完全子会社化

平成22年1月

米国子会社であるKOEI CorporationとTECMO,INC.が合併し、TECMO KOEI AMERICA Corporationに商号を変更

平成22年1月

テクモ株式会社が、株式譲渡によりテクモウェーブ株式会社を完全子会社化

平成22年4月

次のグループ組織再編により、株式会社コーエーテクモゲームス、株式会社コーエーテクモウェーブ、株式会社コーエーテクモネットが事業の中核を担う体制へ変更

・当社が、株式会社コーエー及びテクモ株式会社の子会社管理事業の一部を吸収分割により承継し、テクモウェーブ株式会社及び株式会社コーエーネットを直接完全子会社化

・テクモウェーブ株式会社が、株式会社コーエーのメディア事業、ライツ事業及びスロット・パチンコ事業並びにテクモ株式会社のスロット・パチンコ事業及びライツ事業を吸収分割により承継し、株式会社コーエーテクモウェーブに商号を変更

・株式会社コーエーとテクモ株式会社が合併し、株式会社コーエーテクモゲームスに商号を変更。なお、本合併に先立ち、株式会社コーエー(登記社名は株式会社コーエー)及びテクモ株式会社(設立時商号は株式会社テーカン)を子会社として設立

・株式会社コーエーネットが株式会社コーエーテクモネットに商号を変更

平成23年4月

株式会社コーエーテクモゲームスが、株式会社コーエー(登記社名は株式会社コーエー)及びテクモ株式会社(設立時商号は株式会社テーカン)を吸収合併

平成23年12月

株式会社ガストの株式を取得し、同社を当社の完全子会社化

平成26年7月

商号を株式会社コーエーテクモホールディングスに変更

グローバルベースでの「コーエーテクモブランド」の認知度と価値の更なる向上を図るため、当社及びグループ会社の社名・英文表記を「TECMO KOEI」から「KOEI TECMO」に変更・統一

平成26年10月

株式会社コーエーテクモゲームスが、株式会社ガストを吸収合併

令和2年4月

株式会社コーエーテクモゲームスの本社を、横浜市西区みなとみらいに移転

令和4年4月

当社が、東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

 

 

 

3 【事業の内容】

当社グループは、当社、子会社16社、親会社1社で構成され、エンタテインメント事業、アミューズメント事業、不動産事業、その他事業の4つの事業を基本事業領域としております。

当社グループの事業の内容及び位置付けは次のとおりであり、報告セグメントと同一の区分であります。

なお、当社は、有価証券の取引等の規制に関する内閣府令第49条第2項に規定する特定上場会社等に該当しており、これにより、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準については連結ベースの数値に基づいて判断することとなります。

 

事業区分

主な事業の内容

地域

主要な会社

エンタテインメント事業

エンタテインメントコンテンツの開発・販売

国内

株式会社コーエーテクモゲームス

株式会社コーエーテクモネット

株式会社コーエーテクモクオリティアシュアランス

海外

KOEI TECMO AMERICA Corporation

KOEI TECMO EUROPE LIMITED

台湾光栄特庫摩股分有限公司

天津光栄特庫摩軟件有限公司

北京光栄特庫摩軟件有限公司

KOEI TECMO SINGAPORE Pte. Ltd.

KOEI TECMO SOFTWARE VIETNAM CO., LTD.

(注)1

上海光栄特庫摩娯楽有限公司(注)3

アミューズメント事業

スロット・パチンコの液晶受託開発、関連ロイヤリティー収入

アミューズメント施設の企画開発・運営・管理

国内

株式会社コーエーテクモウェーブ

不動産事業

賃貸用不動産の運用・管理

国内

株式会社コーエーテクモゲームス

海外

KOEI TECMO EUROPE LIMITED

その他事業

ベンチャーキャピタル事業等

国内

株式会社コーエーテクモキャピタル

株式会社コーエーテクモリブ

株式会社コーエーテクモミュージック

株式会社コーエーテクモアド

 

(注)1.前連結会計年度において非連結子会社であったKOEI TECMO SOFTWARE VIETNAM CO., LTD.は、重要性が増したことにより、当連結会計年度から連結子会社に含めております。

2.前連結会計年度において連結子会社であったCWS Brains株式会社は、令和5年3月31日に株式全てを譲渡したため、連結子会社から除外しております。

3.上海光栄特庫摩娯楽有限公司は令和4年11月10日に設立しております。

 

事業の系統図は次のとおりであります。

 


 

 

4 【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金

主要な事業の内容

議決権の所有・被所有割合

関係内容

所有割合

(%)

被所有割合(%)

(親会社)

 

 

 

 

 

 

株式会社

光優ホールディングス

神奈川県横浜市

港北区

10

百万円

不動産賃貸及び管理事業並びに有価証券の保有・管理

-

48.8

事業上の関係はありません。

役員の兼任あり。

(連結子会社)

 

 

 

 

 

 

株式会社

コーエーテクモゲームス

神奈川県横浜市

西区

9,090

百万円

エンタテインメント事業

100.0

-

当社は経営戦略等の各種役務を提供し、対価を受領しております。

役員の兼任あり。

株式会社

コーエーテクモネット

神奈川県横浜市

港北区

110

百万円

エンタテインメント事業

 

100.0

-

当社は経営戦略等の各種役務を提供し、対価を受領しております。

役員の兼任あり。

株式会社

コーエーテクモウェーブ

東京都千代田区

100

百万円

アミューズメント事業

 

100.0

-

当社は経営戦略等の各種役務を提供し、対価を受領しております。

役員の兼任あり。

KOEI TECMO AMERICA
Corporation

米国

カリフォルニア州

バーリンゲーム市

2,000

千米ドル

エンタテインメント事業

 

100.0

-

当社は経営戦略等の各種役務を提供し、対価を受領しております。

役員の兼任あり。

KOEI TECMO EUROPE
LIMITED

英国

ハートフォード州

24,000

千ポンド

エンタテインメント事業

100.0

-

当社は経営戦略等の各種役務を提供し、対価を受領しております。

役員の兼任あり。

その他8社

 

 

 

 

 

 

 

(注) 1.株式会社コーエーテクモゲームス及びKOEI TECMO EUROPE LIMITEDは特定子会社に該当いたします。

2.株式会社コーエーテクモゲームスについては、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。株式会社コーエーテクモゲームスの主要な損益情報等は以下のとおりです。

主要な損益情報等

株式会社コーエーテクモゲームス

① 売上高

68,107百万円

② 経常利益

34,166 〃

③ 当期純利益

26,852 〃

④ 純資産額

93,314 〃

⑤ 総資産額

190,189 〃

 

 

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

令和5年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(人)

エンタテインメント

2,061

(106)

アミューズメント

54

(127)

全社(共通)

266

(260)

合計

2,381

(493)

 

(注) 1.従業員数は就業人数(連結会社外への出向者を除き、連結会社への出向者を含む)であります。また、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む)は、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。

2.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門、不動産及びその他セグメントに所属している人員数であります。

3.前連結会計年度末に比べ従業員数が318名増加しております。主な理由は、当連結会計年度からKOEI TECMO SOFTWARE VIETNAM CO., LTD.を連結子会社に含めたことによるものであります。

 

(2) 提出会社の状況

令和5年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

104

(38)

37.5

9.3

7,373,372

 

 

セグメントの名称

従業員数(人)

全社(共通)

104

(38)

合計

104

(38)

 

(注) 1.従業員数は就業人数(社外への出向者を除き、当社への出向者を含む)であります。また、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む)は、年間の平均人員を( )内に外数で記載しております。

2.平均年齢、平均勤続年数、平均年間給与の算定にあたっては、臨時雇用者数(パートタイマー、人材会社からの派遣社員を含む)を含まない人員数によっております。

3.平均勤続年数の算定にあたっては、当社グループからの転籍により当社で就業している従業員については、各社における勤続年数を通算しております。

4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

5.全社(共通)として記載されている従業員数は、管理部門に所属しているものであります。

 

 

(3) 管理職に占める女性管理職比率、男性労働者の育児休業等取得率及び労働者の男女の賃金差異
① 提出会社

当事業年度

管理職に占める女性労働者の割合(%)

(注1)

男性育児休業等取得率(%) (注2)

労働者の男女の賃金の差異(%) (注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

27.8

100.0

59.9

84.4

65.1

 

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。

 2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。

3.職群及び等級により異なる賃金水準を設定しております。男女では職群及び等級毎の人数分布の差があるため、賃金において差異が生じております。

 

 ② 連結子会社

当事業年度

名称

管理職に占める女性労働者の
割合(%)
(注1)

男性育児休業等取得率(%)(注2)

労働者の男女の賃金の差異(%) (注1)

全労働者

正規雇用

労働者

パート・

有期労働者

㈱コーエーテクモゲームス

6.0

70.0

77.7

80.1

74.5

㈱コーエーテクモクオリティ
アシュアランス

0.0

-

90.6

86.0

89.6

㈱コーエーテクモウェーブ

0.0

33.3

48.1

75.6

89.9

㈱コーエーテクモネット

0.0

-

70.8

85.5

 -

 

(注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものです。

 2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものです。

 3.「男性育児休業等取得率」の「-」は育児休業取得の対象となる男性労働者がいないことを示しております。

 4.「労働者の男女の賃金の差異」の「-」は男性労働者がいないことを示しております。

 5.職群及び等級により異なる賃金水準を設定しております。男女では職群及び等級毎の人数分布の差があるため、賃金において差異が生じております。

 

 

(4) 労働組合の状況

労働組合は組織されておりませんが、労使関係は極めて良好であります。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 会社の経営方針

当社グループは、コーエーテクモの精神「創造と貢献」、コーポレートスローガン「Level up your happiness」のもと、新しい価値を創造して、社会に貢献し、世界中のみなさまの心の豊かさや幸せに寄与貢献することを存在意義とし、「世界No.1のデジタルエンタテインメントカンパニー」となることを目指します。その実現のために以下の経営方針をもってあたります。

経営基本方針

① 最高のコンテンツの創発

素晴らしいコンテンツを通じて、お客様に最高の感動を提供する

② 成長性と収益性の実現

経営基盤を安定化させ、更なる発展を目指す

③ 社員の福祉の向上

業績と福祉の向上により、活力に満ちた魅力ある企業となる

④ 新分野への挑戦

社会にとって役に立つ新しさの実現にチャレンジし続ける

2024年3月期経営方針

「グローバルIPの創造と展開」

 

(2) 目標とする経営指標

当社グループは、成長性と収益性の実現により企業価値を高めてまいりますが、重要な経営指標としては、売上高営業利益率30%以上を目標としています。

なお、売上高営業利益率の推移は下表のとおりです。

 

 

売上高営業利益率

平成31年3月期

31.0%

令和2年3月期

33.1%

令和3年3月期

40.4%

令和4年3月期

47.5%

令和5年3月期

49.9%

 

 

(3) 中長期的な会社の経営戦略
① コンテンツ・クリエイション戦略

様々な分野に独創性溢れるエンタテインメント・コンテンツを提供し、幅広い年齢層にコーエーテクモファンを広げる

② コンテンツ・エキスパンション戦略

IPを多方面に展開して、総合的なIPの商品力を高め、新しいファンを獲得する

③ グローバル・ロジスティックス戦略

開発・販売のグローバル化を推進し、コストダウンによる収益力を強化するとともに、海外で新たなファンを開拓する

 

 

(4) 優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当社グループは、更なる成長性と収益性の実現を、当社の対処すべき重要な課題であると認識しています。

① 成長性の実現

培った有力IPと高度な開発力をベースにナンバリングタイトルの伸長を図るとともに、コラボレーションビジネスや新規IPの創出などを通じて「グローバルIPの創造と展開」を推進し、ブランド価値の最大化を目指してまいります。また、スマートフォンゲームやダウンロード販売等のデジタル分野も大きなビジネスチャンスととらえ、一層の強化を図ります。

② 収益性の実現

海外開発会社の有効活用やプロジェクト損益のきめ細やかな管理を通じて目標とする売上高営業利益率の達成を目指します。また、開発プロセスの改善に取り組み、品質向上、納期遵守、予算の徹底に努め、高い収益性を実現してまいります。

 

(5) 次期の見通し

今後の景気見通しについては、世界的な金融引き締めや長期化するウクライナ問題等により、引き続き不確実性が高い状況が続くと想定されます。

グローバルのゲーム市場は、2022年はコロナ禍の収束による外出機会の増加等により需要面で一部弱含む動きが見られました。今後は、家庭用ゲームではハードの普及が進み、スマートフォンゲームでは新興国を中心にグローバルでの市場規模拡大が見込まれるほか、ユーザー数の増加を背景としたPCゲームの伸びも相まって、ゲーム市場全体としては引き続き拡大していくことが予想されます。

 

このような経営環境下において、当社グループは、グループビジョン「世界No.1のデジタルエンタテインメントカンパニー」のもと、成長性と収益性の実現に向け挑戦を続けてまいります。この度、コーポレートスローガン「Level up your happiness」を新たに制定しました。今までにない新しい面白さを創造して、世界中のお客様の心の豊かさに寄与貢献してまいります。

2023年3月期より開始した3ヶ年の中期経営計画では、2025年3月期に売上高1,000億円、営業利益400億円、経常利益500億円を計画しております。重点目標として、パッケージゲームでは500万本級タイトルの実現と毎期200万本級タイトルの発売、スマートフォンゲームでは月商20億円タイトルへのチャレンジと複数の月商10億円タイトルの創出に取り組みます。

 

2024年3月期は、グループ経営方針として引き続き「グローバルIPの創造と展開」を掲げています。グローバルIPを創造し、プラットフォーム、ジャンル、コラボレーション、ライセンス、タイアップと多方面に展開することで、更なる成長性と収益性を実現します。

エンタテインメント事業では、パッケージゲームの大型タイトルや複数の新作を発売します。スマートフォンゲームでは、既存タイトルの収益性向上に取り組むとともに、新規タイトルの配信を計画しています。一方、協業タイトルや自社開発のスマートフォンタイトルによる費用の増加、協業先による開発費負担の減少等により、営業費用の増加を見込んでいます。

アミューズメント事業では、既存店の効率的な運営に取り組むとともに、新規出店を計画しています。スロット・パチンコでは、受託開発業務や版権許諾を推進します。

不動産事業では、ライブハウス型ホールKT Zepp Yokohamaにおいては、引き続き高い稼働率を維持し、収益の拡大を図ります。その他の運用不動産についても物件管理の向上を進めてまいります。

営業外収支では、金融環境の変化に対応しながら、安定した運用収益の実現を図ってまいります。

 

これらにより、2024年3月期の業績は売上高950億円(前年同期比21.1%増)、営業利益375億円(同4.2%減)、経常利益405億円(同1.5%増)、親会社株主に帰属する当期純利益310億円(同0.2%増)を見込んでおります。

 

(注) 上記の業績予想数値は、いずれも業界の動向、国内及び海外の経済状況、為替相場の影響などの要因について、現時点で入手可能な情報をもとに行った見通しであります。そのため、上記数値はこれらの要因の変動により異なる可能性があります。

 

 

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を及ぼす可能性のあると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

当社グループは、これらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社に関する投資判断は、本項及び本項以外の記載事項を慎重に検討した上で行われる必要があります。また、以下の記載は当社への投資に関連するリスクをすべて網羅するものではないことをご留意ください。

 

(1) 市場環境の変化について

ゲーム業界においては、コンテンツを提供するプラットフォームの多様化、高性能化が進むとともに、技術革新やユーザー層の嗜好変化が早く、これらに応じた新商品・新サービスの導入が相次いでおります。また近年では、インターネットを始めとした他のエンタテインメント業種との競争が激化しております。当社グループは、急速な技術革新へ柔軟に対応する体制をとり、独創性の高い、高品質なコンテンツをタイムリーに開発・販売することにより、他社との差別化及び安定収益化を確保する方針です。しかしながら、市場環境の変化への対応が十分ではない場合には、当社グループの経営成績及び事業展開に影響を与える可能性があります。

 

(2) 製品発売時期による経営成績の短期的な変動について

当社グループは、新規タイトルの創出による特定タイトルへの依存度低下、最適な製品発売時期を見据えた開発スケジュールの管理の徹底により、年間ベースでの業績目標を達成すべく努力しております。しかしながら、自然災害、市場動向、又はやむをえない開発スケジュールの変更等による製品発売時期変動のため、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(3) 海外事業展開について

当社グループは、海外での事業展開を積極的に進めておりますが、各国の法規制、政治・社会情勢、為替変動等によるリスクが発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(4) 個人情報の管理について

当社グループは、ユーザーに関する個人情報を取得しており、その管理には充分に留意しております。しかしながら、個人情報の流出等の問題が発生した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(5) 知的財産権について

当社グループは、保有する知的財産権が他者から侵害されないよう保護に努め、また、当社グループの製品・サービスが、他者の知的財産権を侵害しないよう充分に留意しております。しかしながら、侵害の可能性について第三者との間で疑義や係争等が生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(6) 法的規制について

アミューズメント事業におきましては、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」、関連する政令及び条例により規制を受けております。今後、これらの法令に重大な改廃があった場合、又は新たな法令が制定・施行された場合には、当社グループの経営成績に影響を与える可能性があります。

 

(7) 有価証券の保有について

当社グループでは、エンタテインメント事業等の開発投資、事業投資に対処するために、現預金や換金性の高い有価証券を保有しております。これらの資産は国内外の株式や債券等に投資し、安全かつ効率的な資金運用を行っております。運用の意思決定やポートフォリオの設定は内部統制に基づく社内規程に従って行いリスクの管理に努めておりますが、株式及び債券市場、為替相場、経済情勢等が急激に変動した場合には、保有する有価証券の減損や評価損が発生し、当社グループの経営成績や財政状態に影響を与える可能性があります。

 

(8) 情報システムリスク

当社グループは、業務運営に必要な情報システムについて適正に管理し効率的な運用を図っておりますが、予期せぬコンピュータウィルス、サイバー攻撃、ソフトウエア又はハードウェアの障害、災害などにより情報システムが機能しなくなった場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度における世界経済は、ウィズコロナへの移行が進み経済の持ち直しが期待されているものの、物価上昇や金融市場の変動により、先行きは不透明な状況です。

中期経営計画の初年度となる当期は、グループ経営方針として「グローバルIPの創造と展開」を掲げ、各種施策に取り組んでいます。

当期は、中期経営計画で重点目標として掲げるパッケージタイトルの発売、スマートフォンゲームの配信を開始しました。パッケージゲームでは、『WILD HEARTS』『Wo Long: Fallen Dynasty』を発売し、メタクリティック(※1)で高い評価をいただきました。スマートフォンゲームでは、既存タイトルが安定して利益貢献した他、新作タイトル『信長の野望 覇道』を配信開始しました。営業外収支においては、戦略的にポートフォリオの組み替えを行い、厳しい金融環境の影響を受ける中、黒字を確保しました。

この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。

(※1)北米のゲームレビュー集積サイト

 

a.財政状態

当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ89億13百万円減少し、2,108億89百万円となりました。

当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ134億97百万円減少し、682億4百万円となりました。

当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ45億83百万円増加し、1,426億84百万円となりました。

 

b.経営成績

当社グループの当期業績は、売上高784億17百万円(前年同期比7.8%増)、営業利益391億33百万円(同13.3%増)、経常利益398億99百万円(同18.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益309億35百万円(同12.5%減)となり、売上高、営業利益は過去最高の業績を達成しました。

 

セグメントごとの経営成績は次のとおりであります。

エンタテインメント事業

「シブサワ・コウ」ブランドでは、12月に配信開始したスマートフォンゲーム『信長の野望 覇道』が、App Storeセールスランキングで5位に入るなど、好調です。3月には『Winning Post 10』(PS5、PS4、Nintendo Switch、Windows(Steam)用)を国内で発売し、販売本数は7万本となりました。3月には、40周年を迎える「信長の野望」シリーズの記念番組を放映し、『信長の野望・新生 with パワーアップキット』等の新作タイトルや記念施策を発表しました。

「ω-Force」ブランドでは、エレクトロニック・アーツ社と共同で開発・販売を行うハンティングアクションゲーム『WILD HEARTS』を全世界で2月に発売しました。

「Team NINJA」ブランドでは、「三国志」をテーマにしたダークアクションRPG『Wo Long: Fallen Dynasty』を3月に全世界で発売しました。

「ガスト」ブランドでは、2月にスマートフォン/PC向けゲーム『BLUE REFLECTION SUN/燦』を国内で配信開始しました。3月には『ライザのアトリエ3 ~終わりの錬金術士と秘密の鍵~』(PS5、PS4、Nintendo Switch、Windows(Steam)用)を全世界で発売し、29万本の販売となりました。

「ルビーパーティー」ブランドでは、配信中の『金色のコルダ スターライトオーケストラ』において国内版2周年のゲーム内イベントを実施しました。

「midas」ブランドでは、位置情報を活用した新規スマートフォンゲーム『信長の野望 出陣』を、「シブサワ・コウ」ブランドと共同で開発中であることを発表しました。

 

上記ブランド以外では、『零 ~月蝕の仮面~』(Nintendo Switch、PS5、PS4、Windows(Steam)用)を3月に全世界で発売し、販売本数は12万本となりました。

IP事業においては、国内及びアジア各地域で配信中の『三国志・戦略版』(国内では『三國志 真戦』)が、引き続き高水準で推移しました。新規タイトルとして、2月に『LINE:モンスターファーム』(※2)、3月に『三国志・戦棋版』(※3)、『大航海時代 Origin』(※4)が配信開始されました。また、シリーズ累計販売本数160万本を突破した『ライザのアトリエ ~常闇の女王と秘密の隠れ家~』のTVアニメ化(2023年夏放映予定)を発表しました。

以上の結果により、エンタテインメント事業の売上高は739億17百万円(前期比7.4%増)、セグメント利益は384億75百万円(同13.7%増)となりました。

(※2)LINE株式会社が開発・運営を担当。配信地域は国内。

(※3)Lingxi Games社が開発・運営を担当。配信地域は中国大陸。

(※4)Motif社が開発、LINE GAMES社が運営を担当、22年8月より韓国版、23年3月よりグローバル版を配信開始。

 

アミューズメント事業

アミューズメント施設は、既存店売上が好調に推移しました。新たに2店を出店し、当期末における店舗数は10店となりました。スロット・パチンコでは、当社が開発を担当した3タイトル、版権許諾した1タイトルが稼働を開始しました。

以上の結果により、アミューズメント事業の売上高は33億88百万円(前期比21.0%増)、セグメント利益は5億94百万円(同111.3%増)となりました。

 

不動産事業

ライブハウス型ホールKT Zepp Yokohamaは、引き続き高い稼働率となり、開業以来の累計観客動員数が50万人を突破しました。

以上の結果により、不動産事業の売上高は12億87百万円(前期比21.4%増)、セグメント利益は2億36百万円(同5.3%増)となりました。

 

その他事業

ベンチャーキャピタル事業において、ファンドの管理費用が発生しました。

以上の結果により、その他事業の売上高は3億66百万円(前期比23.3%減)、セグメント損失は1億73百万円(前期はセグメント利益1億93百万円)となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)は、前連結会計年度末と比較して77億69百万円減少し、117億33百万円となりました。

当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動の結果、獲得した資金は296億92百万円(前連結会計年度は248億19百万円の獲得)となりました。これは主に税金等調整前当期純利益399億63百万円の計上の一方で、法人税等の支払額209億2百万円の減少要因によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動の結果、支出した資金は213億94百万円(前連結会計年度は131億68百万円の支出)となりました。これは主に有価証券及び投資有価証券の売却及び償還による収入607億50百万円の増加要因の一方で、有価証券及び投資有価証券の取得による支出817億49百万円の減少要因によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動の結果、支出した資金は165億88百万円(前連結会計年度は45億61百万円の支出)となりました。これは主に配当金の支払額169億87百万円の減少要因によるものであります。

 

 

③ 生産、受注及び販売の実績
a.生産実績

当連結会計年度の生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 令和4年4月1日

至 令和5年3月31日)

前年同期比(%)

エンタテインメント(百万円)

7,228

92.4

合計(百万円)

7,228

92.4

 

(注) 金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値によっております。

 

b.受注実績

当社グループでは一部個別の受託開発を行っておりますが、金額的重要性が低く、また受注状況の記載が営業の状況に関する実態を表さないため、記載を省略しております。

 

c.販売実績

当連結会計年度の販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

当連結会計年度

(自 令和4年4月1日

至 令和5年3月31日)

前年同期比(%)

エンタテインメント(百万円)

73,682

107.2

アミューズメント(百万円)

3,386

121.1

不動産(百万円)

1,280

120.9

報告セグメント計(百万円)

78,349

108.0

その他(百万円)

67

36.3

合計(百万円)

78,417

107.8

 

(注) 1.セグメント間取引については、相殺消去しております。

2.主な相手先別の販売実績及び当該販売実績の総販売実績に対する割合は以下のとおりであります。

相手先

前連結会計年度

(自 令和3年4月1日

至 令和4年3月31日)

当連結会計年度

(自 令和4年4月1日

至 令和5年3月31日)

金額(百万円)

割合(%)

金額(百万円)

割合(%)

ALIBABA CULTURE MEDIA CO., LTD.

14,409

19.8

-

-

Lingxi Games Information Technology (Tianjin) Co., Ltd.

-

-

14,046

17.9

Apple Inc.

9,089

12.5

9,413

12.0

 

(※) ALIBABA CULTURE MEDIA CO., LTD.と当社が交わしていた契約は、同一企業集団に属するLingxi Games Information Technology (Tianjin) Co., Ltd.へ承継されました。当連結会計年度のLingxi Games Information Technology (Tianjin) Co., Ltd.への販売金額は、ALIBABA CULTURE MEDIA CO., LTD.及びLingxi Games Information Technology (Tianjin) Co., Ltd.の取引高を合算して記載しております。

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。

 

① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成されております。その作成にあたっては、連結会計年度末日における財政状態並びに連結会計年度の経営成績に影響を与えるような見積り・予測を必要としております。当社グループは、過年度の実績や現状を踏まえ、合理的と判断される前提・仮定に基づき、かかる見積り・予測を行なっておりますが、実際の結果はこれと異なる場合があります。

当社グループは、主として以下の会計方針において、連結財務諸表に重要な影響を及ぼす可能性のある見積り・予測が内包されていると認識しております。

a.繰延税金資産の計上

当社グループは、繰延税金資産の回収可能性を評価するに際して将来の課税所得を合理的に見積もっております。繰延税金資産の回収可能性は将来の課税所得の見積りに依存するため、課税所得がその見積り額を下回る場合、繰延税金資産が取崩され、税金費用が計上される可能性があります。

 

b.有価証券の減損

当社グループの保有する有価証券については、市場価格のある有価証券、市場価格のない有価証券ともに、合理的な判断基準を設定の上、減損処理の要否を検討しております。従って、将来、保有する株式及び債券の時価や投資先の財務状況が悪化した場合には、有価証券評価損を計上する可能性があります。なお、減損処理に関する基準については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(有価証券関係)」をご参照ください。

 

c.固定資産の減損

当社グループは、固定資産につき、固定資産の減損に係る会計基準(「固定資産の減損に係る会計基準の設定に関する意見書」(企業会計審議会 平成14年8月9日)及び「固定資産の減損に係る会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第6号 平成15年10月31日))に基づき、その資産性について営業損益、事業計画や時価等を元に検討しております。

 

d.退職給付に係る負債の計上

当社及び一部の子会社は、従業員の退職給付制度として、確定給付制度を採用しております。確定給付制度については、退職給付債務の現在価値と制度資産の公正価値との純額を負債又は資産として認識しております。退職給付債務は、割引率、退職率及び死亡率など年金数理計算上の基礎率に基づき見積もられています。また、退職給付債務の現在価値を算定するために使用する割引率は、原則として、退職給付債務の見積期間と整合する期末日時点の優良社債の市場利回りを参照して決定しております。年金資産の長期期待運用収益率は、現在及び将来期待される長期の収益率を考慮しております。 経営者は、これらの前提条件は適切であると考えていますが、実績との差異や仮定の変動は将来の退職給付費用や退職給付債務に影響します。なお、退職給付債務の残高、使用している割引率等については、「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(退職給付関係)」をご参照ください。

 

e.受注制作のソフトウエアに係る売上高及び売上原価

当社グループは、受注制作のソフトウエアに係る収益につき、係る契約の履行義務が一定の期間にわたり充足されるものについては、ゲームソフト・コンテンツ開発の進捗によって履行義務が充足されていくものと判断しており、履行義務の完全な充足に向けた進捗度の測定に基づいて、収益を認識しております。なお、契約における取引開始日から完全に履行義務を充足すると見込まれる時点までの期間がごく短い受託開発については、「収益認識に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第30号 2021年3月26日。以下「収益認識会計基準適用指針」という。)第95項に定める代替的な取り扱いを適用し、一定の期間にわたり収益を認識せず、完全に履行義務を充足した時点で収益を認識しております。収益総額、見積総原価及び決算日における進捗率について、当初の見積りが変更された場合、認識された損益に影響を及ぼす可能性があります。

 

② 当連結会計年度の経営成績の分析

当連結会計年度における経営成績は売上高784億17百万円(前連結会計年度比7.8%増)、営業利益391億33百万円(同13.3%増)、経常利益398億99百万円(同18.1%減)、親会社株主に帰属する当期純利益309億35百万円(同12.5%減)となりました。

これらの要因については、「(1)経営成績等の状況の概要」に記載のとおりであります。

 

③ 当連結会計年度の財政状態の分析

資産、負債及び純資産の状況

(資産の部)

当連結会計年度末における資産合計は、2,108億89百万円(前連結会計年度比4.1%減)となりました。うち流動資産は491億13百万円(同31.9%減)、固定資産は1,617億75百万円(同9.5%増)であります。

流動資産の主な内訳は売掛金及び契約資産216億50百万円、現金及び預金125億29百万円、有価証券80億76百万円であります。

固定資産の主な内訳は投資有価証券1,127億66百万円であります。

(負債の部)

当連結会計年度末における負債合計は、682億4百万円(前連結会計年度比16.5%減)となりました。うち流動負債は200億19百万円(同38.6%減)、固定負債は481億85百万円(同1.8%減)であります。

流動負債の主な内訳は未払金45億73百万円、未払法人税等41億12百万円、その他流動負債に含まれる預り金33億12百万円であります。

固定負債の主な内訳は転換社債型新株予約権付社債473億41百万円であります。

(純資産の部)

当連結会計年度末における純資産合計は、1,426億84百万円(前連結会計年度比3.3%増)となりました。

 

④ 経営成績に重要な影響を与える要因について

当社グループでは、新規タイトルの創出による特定タイトルへの依存度低下、最適な製品発売時期を見据えた開発スケジュール管理の徹底により、年間ベースでの業績目標を達成すべく努力しております。しかしながら、市場動向や、やむをえない開発スケジュールの変更による製品発売時期変動のため、業績に影響を与える可能性があります。

 

⑤ 資本の財源及び資金の流動性についての分析
a.資金需要

当社グループの事業活動における運転資金需要の主なものは、エンタテインメント事業におけるゲームソフトの開発費、各事業における販売費及び一般管理費等の営業費用によるものであります。

 

b.財務政策

当社グループは自己資金による財務調達を基本方針としておりますが、不足が生じた場合は、外部借入や社債の発行による資金調達を実施しております。また、当社グループの収益性向上に資するべく、余剰資金による投資有価証券等の運用を継続的に実施しております。

 

⑥ 経営上の目標の達成状況について

当社グループは更なる成長性と収益性の実現に向けて売上高営業利益率30%以上を重要な経営指標として位置付けております。当連結会計年度における売上高営業利益率は前期より2.4ポイント向上し、49.9%となりました。引き続きこの指標を達成するよう取り組んでまいります。

 

 

5 【経営上の重要な契約等】

当社グループの経営上の重要な契約は、次のとおりであります。

 

(1) ゲーム開発・販売等に関する契約

 

契約会社名

相手先名

契約内容

契約期間

株式会社コーエーテクモゲームス

株式会社ソニー・

インタラクティブ

エンタテインメント

「PlayStation®製品」対応ソフトの製造・販売に関する商標権及び技術情報の供与

平成27年6月1日から平成31年3月31日まで以後1年ごと自動更新

任天堂株式会社

家庭用ゲーム機「Nintendo Switch」対応ソフトの製造・販売に関する商標権及び技術情報の供与

平成29年2月28日から令和2年2月27日まで以後1年ごと自動更新

Microsoft Corporation

「Xbox One」及び「Xbox Series」対応ソフトの製造・販売に関する規定、ロイヤリティ条件、承認方法、及びオンラインにおける規定等の合意

令和2年6月1日から令和4年3月31日まで以後1年ごと自動更新

Apple Inc.

iOS搭載端末向けアプリケーションの配信及び販売に関する契約

1年間(1年毎の自動更新)

Google Inc.

Android搭載端末向けアプリケーションの配信及び販売に関する契約

定めなし

 

 

2 【主要な設備の状況】

当社グループ(当社及び連結子会社)の主要な設備は、次のとおりであります。

(1) 提出会社

該当事項はありません。

 

(2) 国内子会社

 

 

 

 

 

令和5年3月31日現在

会社名

事業所名
(所在地)

設備の
内容

帳簿価額(百万円)

従業員数
(名)

建物及び

構築物

土地

(面積千㎡)

その他

合計

株式会社コーエーテクモゲームス

本社

横浜市西区

開発・営業

及び本社施設

8,966

2,427

(2)

392

11,786

1,080

[67]

関連事業所

横浜市港北区他

開発・営業

及び本社施設

1,597

1,958

(7)

300

3,855

374

[167]

社宅・独身寮

横浜市港北区他

厚生施設

及び賃貸施設

991

1,222

(2)

29

2,244

-

[-]

KT Zepp Yokohama

横浜市西区

ライブハウス型ホール

3,552

4,989

(5)

141

8,683

-

[-]

KTシンカモール

川崎市幸区

賃貸用不動産

2,558

969

(2)

-

3,528

-

[-]

株式会社コーエーテクモリブ

内神田ビル

東京都千代田区

賃貸用不動産

193

383

(0)

0

577

-

[-]

九段明善堂ビル

東京都千代田区

開発施設

229

306

(0)

0

535

323

[28]

 

 

(3) 在外子会社

 

 

 

 

 

令和5年3月31日現在

会社名

事業所名
(所在地)

設備の
内容

帳簿価額(百万円)

従業員数
(名)

建物及び

構築物

土地

(面積千㎡)

その他

合計

KOEI TECMO
EUROPE LIMITED

英国

ロンドン市

賃貸用不動産

1,106

-

0

1,107

-

[-]

北京光栄特庫摩軟件有限公司

中国北京市

開発施設及び賃貸用不動産

762

-

2

765

48

[-]

天津光栄特庫摩軟件有限公司

中国天津市

開発施設

590

-

45

636

161

[-]

 

(注) 1.従業員数の[ ]は、臨時雇用者数を外書しております。

2.事業セグメントに資産を配分していないため、セグメントの名称を記載しておりません。

3.帳簿価額のうち「その他」は、建設仮勘定を含んでおりません。

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

700,000,000

700,000,000

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在
発行数(株)

(令和5年3月31日)

提出日現在
発行数(株)

(令和5年6月16日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

336,096,924

336,096,924

東京証券取引所
プライム市場

完全議決権株式であり、権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式であり、単元株式数は100株であります。

336,096,924

336,096,924

-

-

 

 

① 【ストックオプション制度の内容】

 

決議年月日

平成30年9月10日

令和2年9月14日

令和4年8月29日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社取締役  11名

当社従業員  18名

当社子会社の取締役

及び従業員  405名

当社取締役  11名

当社従業員  18名

当社子会社の取締役

及び従業員  488名

当社取締役  13名

当社従業員  36名

当社子会社の取締役

及び従業員  595名

新株予約権の数(個)※

1,755(注)1

[1,676]

3,734(注)2

[3,711]

5,868(注)3

[5,826]

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株)※

普通株式

547,560(注)4

[522,912]

普通株式

970,840(注)4

[964,860]

普通株式

1,173,600(注)4

[1,165,200]

新株予約権の行使時の払込金額(円)※

782(注)5

1,939(注)5

2,504(注)5

新株予約権の行使期間※

自 令和2年9月11日

至 令和5年9月8日

自 令和4年9月15日

至 令和7年9月12日

自 令和6年8月30日

至 令和9年8月27日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額(円)※

発行価格    782

資本組入額 (注)6

 発行価格    1,939

資本組入額 (注)6

 発行価格   2,504

資本組入額 (注)6

新株予約権の行使の条件

① 新株予約権者は、権利行使時において、当社又は当社の関係会社の取締役、監査役若しくは従業員の地位にあることを要する。ただし、取締役、監査役が任期満了により退任した場合、又は従業員が定年により退職した場合、また、当社取締役会が正当な理由があると認めた場合はこの限りではない。

② 新株予約権者が死亡した場合は、相続人がこれを行使することができる。かかる相続人による新株予約権の行使の条件は、下記③の契約に定めるところによる。

③ その他権利行使の条件は、取締役会決議に基づき、当社と新株予約権者との間で締結する「新株予約権割当契約」に定めるところによる。

新株予約権の譲渡に関する事項※

譲渡による新株予約権の取得については、当社取締役会の承認を必要とする。

組織再編成行為に伴う新株予約権の交付に関する事項※

合併等による組織再編に際して定める契約書又は計画書等に次に定める株式会社の新株予約権を交付する旨を定めた場合には、当該合併等の比率に応じて、当該株式会社の新株予約権を交付する。

① 合併(当社が消滅する場合に限る)

合併後存続する株式会社又は合併により設立する株式会社

② 吸収分割

吸収分割する株式会社がその事業に関して有する権利義務の全部又は一部を承継する株式会社

③ 新設分割

新設分割により設立する株式会社

④ 株式交換

株式交換をする株式会社の発行済株式の全部を取得する株式会社

⑤ 株式移転

株式移転により設立する株式会社

 

※ 当事業年度の末日(令和5年3月31日)における内容を記載しております。当事業年度の末日から提出日の前月末現在(令和5年5月31日)にかけて変更された事項については、提出日の前月末現在における内容を[ ]内に記載しており、その他の事項については当事業年度の末日における内容から変更はありません。

 

 

(注) 1.新株予約権1個につき目的となる株式数は、312株としております。

2.新株予約権1個につき目的となる株式数は、260株としております。

3.新株予約権1個につき目的となる株式数は、200株としております。

4.当社が株式分割又は株式併合を行う場合、次の算式により目的となる株式の数を調整するものとする。ただし、かかる調整は、本新株予約権のうち、当該時点で権利行使されていない新株予約権の目的となる株式の数について行われ、調整の結果1株未満の端数が生じた場合は、これを切り捨てるものとする。

調整後株式数

調整前株式数

×

分割・併合の比率

 

また、当社が合併、会社分割、株式交換又は株式移転(以下、総称して「合併等」という。)を行う場合、株式の無償割当を行う場合、その他株式数の調整を必要とする場合には、合併等、株式の無償割当の条件等を勘案のうえ、合理的な範囲内で株式数を調整することができる。

5.割当日後、当社が株式分割又は株式併合を行う場合、次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げる。

調整後行使価額

調整前行使価額

×

分割・併合の比率

 

また、当社が時価を下回る価額で当社普通株式につき、新株式の発行又は自己株式の処分を行う場合(会社法第194条の規定(単元未満株主による単元未満株式売渡請求)に基づく自己株式の売渡し、当社普通株式に転換される証券若しくは転換できる証券又は当社普通株式の交付を請求できる新株予約権(新株予約権付社債に付されたものを含む)の転換又は権利行使の場合を除く。)、次の算式により行使価額を調整し、調整による1円未満の端数は切り上げる。

 

 

 

 

既発行
株式数

新規発行株式数×1株当たり払込金額

調 整 後
行使価額

調 整 前
行使価額

×

新株式発行前の時価

既発行株式数+新規発行株式数

 

上記算式において、「既発行株式数」とは当社の発行済普通株式総数から当社が保有する普通株式に係る自己株式数を控除した数とし、また、自己株式を処分する場合には「新規発行株式数」を「処分する自己株式数」に読み替える。

さらに、当社が合併等を行う場合、株式の無償割当を行う場合、その他行使価額の調整を必要とする場合には、合併等、株式の無償割当の条件等を勘案のうえ、合理的な範囲内で株式数を調整することができる。

6.① 新株予約権の行使により株式を発行する場合における増加する資本金の額は、会社計算規則第17条第1項に従い算出される資本金等増加限度額の2分の1の金額とし、計算の結果1円未満の端数が生じたときは、その端数を切り上げる。

② 新株予約権の行使により株式を発行する場合において増加する資本準備金の額は、上記①の資本金等増加限度額から上記①に定める増加する資本金の額を減じた金額とする。

7.当社は平成30年10月1日付で普通株式1株につき1.2株の株式分割を行っております。これにより、平成30年9月10日決議のストックオプションにおいて「新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されております。

8.当社は令和3年4月1日付で普通株式1株につき1.3株の株式分割を行っております。これにより、平成30年9月10日決議のストックオプション及び令和2年9月14日決議のストックオプションにおいて「新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されております。

9.当社は令和4年10月1日付で普通株式1株につき2株の株式分割を行っております。これにより、平成30年9月10日決議のストックオプション、令和2年9月14日決議のストックオプション及び令和4年8月29日決議のストックオプションにおいて「新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数」、「新株予約権の行使時の払込金額」及び「新株予約権の行使により株式を発行する場合の株式の発行価格及び資本組入額」が調整されております。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式

総数増減数

(株)

発行済株式

総数残高

(株)

資本金増減額

(百万円)

資本金残高

(百万円)

資本準備金

増減額

(百万円)

資本準備金

残高

(百万円)

平成30年10月1日

(注)1

21,544,674

129,268,048

-

15,000

-

56,766

令和3年4月1日

(注)2

38,780,414

168,048,462

-

15,000

-

56,766

令和4年10月1日

(注)3

168,048,462

336,096,924

-

15,000

-

56,766

 

(注) 1.株式分割(1:1.2)によるものであります。

2.株式分割(1:1.3)によるものであります。

3.株式分割(1:2)によるものであります。

 

(5) 【所有者別状況】

 

令和5年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数
(人)

-

27

29

96

482

39

13,400

14,073

-

所有株式数
(単元)

-

349,053

13,783

1,815,873

515,976

315

660,460

3,355,460

550,924

所有株式数
の割合(%)

-

10.40

0.41

54.12

15.38

0.01

19.68

100.00

-

 

(注) 1.自己株式20,727,352株は、「個人その他」に207,273単元及び「単元未満株式の状況」に52株含まれております。

2.「その他の法人」及び「単元未満株式の状況」の欄には、証券保管振替機構名義の株式が、それぞれ104単元及び6株含まれております。

 

 

(6) 【大株主の状況】

令和5年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

株式会社光優ホールディングス

神奈川県横浜市港北区日吉二丁目11番25号

153,755,990

48.75

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町二丁目11番3号

25,271,600

8.01

環境科学株式会社

東京都千代田区九段北四丁目3番20号
九段フラワーホーム304号室

22,596,570

7.17

JP MORGAN CHASE BANK 380815
(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)

25 BANK STREET, CANARY WHARF,LONDON, E14 5JP,UNITED KINGDOM(東京都港区港南二丁目15-1 品川インターシティA棟)

18,680,460

5.92

襟川 陽一

神奈川県横浜市港北区

7,158,234

2.27

株式会社日本カストディ銀行(信託口)

東京都中央区晴海一丁目8番12号

7,086,500

2.25

襟川 恵子

神奈川県横浜市港北区

6,929,350

2.20

THE BANK OF NEW YORK MELLON (INTERNATIONAL) LIMITED 131800
(常任代理人 株式会社みずほ銀行決済営業部)

2-4, RUE EUGENE RUPPERT, L-2453 LUXEMBOURG, GRAND DUCHY OF LUXEMBOURG
(東京都港区港南二丁目15-1 品川インターシティA棟)

4,650,716

1.47

襟川 芽衣

神奈川県横浜市港北区

4,130,828

1.31

襟川 亜衣

神奈川県横浜市港北区

4,065,984

1.29

-

254,326,232

80.64

 

(注) 1.当社は、自己株式20,727,352株を保有しておりますが、上記の大株主からは除外しております。

2.上記所有株式のうち、信託業務に係る株式数は、次のとおりであります。

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)         25,150,600株

株式会社日本カストディ銀行(信託口)                    6,961,900株

3.令和5年4月21日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書において、令和5年4月14日現在でみずほ証券株式会社及びその共同保有者であるアセットマネジメントOne株式会社が18,286,828株を所有している旨が記載されているものの、当社として令和5年3月31日現在における実質所有株式数の確認ができていないため、上記大株主には含めておりません。

 

大量保有者    みずほ証券株式会社

住所       東京都千代田区大手町一丁目5番1号

保有株券等の数  株式 14,704,728株

株券等保有割合  4.31%

 

大量保有者    アセットマネジメントOne株式会社

住所       東京都千代田区丸の内一丁目8番2号

保有株券等の数  株式 3,582,100株

株券等保有割合  1.05%

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(令和4年3月31日)

当連結会計年度

(令和5年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

20,235

12,529

 

 

売掛金及び契約資産

※1 13,072

※1 21,650

 

 

有価証券

25,185

8,076

 

 

商品及び製品

38

94

 

 

仕掛品

112

29

 

 

原材料及び貯蔵品

77

67

 

 

その他

13,365

6,684

 

 

貸倒引当金

11

17

 

 

流動資産合計

72,075

49,113

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

※5 22,270

※5 21,432

 

 

 

土地

※4,※5 14,093

※4,※5 13,974

 

 

 

建設仮勘定

82

68

 

 

 

その他(純額)

※5 1,399

※5 1,461

 

 

 

有形固定資産合計

※2 37,846

※2 36,936

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

その他

275

245

 

 

 

無形固定資産合計

275

245

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

※3 102,940

※3 112,766

 

 

 

繰延税金資産

881

5,622

 

 

 

退職給付に係る資産

1,824

1,805

 

 

 

その他

※3 4,749

※3 4,535

 

 

 

貸倒引当金

790

135

 

 

 

投資その他の資産合計

109,605

124,594

 

 

固定資産合計

147,727

161,775

 

資産合計

219,803

210,889

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(令和4年3月31日)

当連結会計年度

(令和5年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

520

1,169

 

 

未払金

9,646

4,573

 

 

未払法人税等

6,470

4,112

 

 

賞与引当金

1,928

1,697

 

 

役員賞与引当金

389

344

 

 

その他

※6 13,660

※6 8,121

 

 

流動負債合計

32,616

20,019

 

固定負債

 

 

 

 

転換社債型新株予約権付社債

48,146

47,341

 

 

繰延税金負債

156

132

 

 

その他

782

711

 

 

固定負債合計

49,085

48,185

 

負債合計

81,701

68,204

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

15,000

15,000

 

 

資本剰余金

28,006

27,844

 

 

利益剰余金

130,954

145,046

 

 

自己株式

39,393

38,639

 

 

株主資本合計

134,567

149,251

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

3,548

6,870

 

 

土地再評価差額金

※4 △3,115

※4 △3,115

 

 

為替換算調整勘定

2,418

3,034

 

 

退職給付に係る調整累計額

271

157

 

 

その他の包括利益累計額合計

3,122

7,108

 

新株予約権

411

541

 

純資産合計

138,101

142,684

負債純資産合計

219,803

210,889

 

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 令和3年4月1日

 至 令和4年3月31日)

当連結会計年度

(自 令和4年4月1日

 至 令和5年3月31日)

売上高

※1 72,759

※1 78,417

売上原価

22,156

21,317

売上総利益

50,602

57,099

販売費及び一般管理費

※2,※3 16,075

※2,※3 17,966

営業利益

34,527

39,133

営業外収益

 

 

 

受取利息

5,606

13,951

 

受取配当金

981

734

 

投資有価証券売却益

23,471

1,732

 

為替差益

393

139

 

有価証券償還益

1,230

514

 

デリバティブ評価益

1,869

4,298

 

その他

399

942

 

営業外収益合計

33,952

22,313

営業外費用

 

 

 

投資有価証券評価損

469

-

 

投資有価証券売却損

6,378

2,759

 

有価証券償還損

3,004

13,976

 

デリバティブ評価損

8,920

4,643

 

その他

1,009

167

 

営業外費用合計

19,783

21,547

経常利益

48,696

39,899

特別利益

 

 

 

子会社株式売却益

-

63

 

補助金収入

※4 2,949

-

 

特別利益合計

2,949

63

特別損失

 

 

 

減損損失

※5 146

-

 

固定資産圧縮損

※6 2,860

-

 

特別損失合計

3,007

-

税金等調整前当期純利益

48,638

39,963

法人税、住民税及び事業税

12,723

8,979

法人税等調整額

555

48

法人税等合計

13,279

9,028

当期純利益

35,359

30,935

親会社株主に帰属する当期純利益

35,359

30,935

 

 

1.報告セグメントの概要

当社の報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社は、ビジネスユニットを基礎とした製品・サービス別のセグメントから構成されており、「エンタテインメント事業」、「アミューズメント事業」及び「不動産事業」の3つを報告セグメントとしております。

「エンタテインメント事業」は、エンタテインメントコンテンツの開発、販売を行っております。「アミューズメント事業」は、業務用アミューズメント機器の受託開発、ゲームセンター店舗等の運営を行っております。「不動産事業」は、賃貸用不動産の運用、管理を行っております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(令和4年3月31日)

当事業年度

(令和5年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

902

1,674

 

 

売掛金

 3

 5

 

 

原材料及び貯蔵品

1

1

 

 

前払費用

21

22

 

 

関係会社短期貸付金

64,544

68,286

 

 

未収還付法人税等

9,812

2,739

 

 

その他流動資産

 22

 18

 

 

流動資産合計

75,309

72,748

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

車両運搬具

2

17

 

 

 

工具、器具及び備品

5

5

 

 

 

建設仮勘定

22

-

 

 

 

その他有形固定資産

1

2

 

 

 

有形固定資産合計

32

26

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

0

13

 

 

 

ソフトウエア仮勘定

9

-

 

 

 

無形固定資産合計

10

13

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

関係会社株式

72,026

71,769

 

 

 

関係会社出資金

-

28

 

 

 

関係会社長期貸付金

443

4,476

 

 

 

前払年金費用

91

127

 

 

 

その他投資

35

35

 

 

 

投資その他の資産合計

72,597

76,439

 

 

固定資産合計

72,639

76,478

 

資産合計

147,949

149,227

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(令和4年3月31日)

当事業年度

(令和5年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

未払金

 55

 69

 

 

未払費用

43

49

 

 

未払法人税等

122

209

 

 

未払消費税等

52

60

 

 

賞与引当金

95

77

 

 

役員賞与引当金

380

331

 

 

その他流動負債

68

87

 

 

流動負債合計

818

884

 

固定負債

 

 

 

 

転換社債型新株予約権付社債

48,146

47,341

 

 

繰延税金負債

22

23

 

 

その他固定負債

2

2

 

 

固定負債合計

48,170

47,367

 

負債合計

48,989

48,251

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

15,000

15,000

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

56,766

56,766

 

 

 

その他資本剰余金

2,307

2,145

 

 

 

資本剰余金合計

59,074

58,912

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

63,867

65,161

 

 

 

利益剰余金合計

63,867

65,161

 

 

自己株式

39,393

38,639

 

 

株主資本合計

98,548

100,434

 

新株予約権

411

541

 

純資産合計

98,959

100,976

負債純資産合計

147,949

149,227

 

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 令和3年4月1日

 至 令和4年3月31日)

当事業年度

(自 令和4年4月1日

 至 令和5年3月31日)

営業収益

 

 

 

関係会社受取配当金

50,159

17,696

 

業務受託収入

2,451

2,834

 

営業収益合計

※1 52,611

※1 20,530

販売費及び一般管理費

※1,※2 2,588

※1,※2 2,780

営業利益

50,022

17,750

営業外収益

 

 

 

受取利息

※1 367

※1 975

 

為替差益

178

208

 

その他

36

15

 

営業外収益合計

582

1,199

営業外費用

 

 

 

社債発行費

26

-

 

自己株式取得費用

5

0

 

有価証券評価損

19

-

 

その他

3

-

 

営業外費用合計

55

0

経常利益

50,550

18,950

特別利益

 

 

 

子会社株式売却益

-

93

 

特別利益合計

-

93

税引前当期純利益

50,550

19,043

法人税、住民税及び事業税

377

740

法人税等調整額

6

1

法人税等合計

370

741

当期純利益

50,179

18,302