株式会社エスクリ
ESCRIT INC.
港区西新橋二丁目14番1号 興和西新橋ビルB棟
証券コード:21960
業界:サービス業
有価証券報告書の提出日:2023年6月22日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第16期

第17期

第18期

第19期

第20期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

33,302,830

31,430,384

12,941,549

22,242,375

24,129,054

経常利益又は
経常損失(△)

(千円)

2,123,041

1,499,314

6,684,158

458,613

452,810

親会社株主に帰属する
当期純利益
又は親会社株主に帰属
する当期純損失(△)

(千円)

1,078,028

455,866

5,416,574

477,676

168,094

包括利益

(千円)

1,072,229

455,476

5,422,056

460,036

167,225

純資産額

(千円)

7,316,002

7,478,971

5,565,018

5,928,583

5,870,025

総資産額

(千円)

25,114,109

23,228,775

26,142,802

24,584,551

22,985,116

1株当たり純資産額

(円)

615.53

638.52

189.69

208.32

204.04

1株当たり当期純利益
又は1株当たり
当期純損失(△)

(円)

90.01

38.79

419.99

18.70

4.21

潜在株式調整後
1株当たり当期純利益

(円)

89.97

38.78

18.70

自己資本比率

(%)

29.1

32.2

21.3

24.1

25.5

自己資本利益率

(%)

15.6

6.2

83.1

8.3

2.9

株価収益率

(倍)

7.3

9.5

22.1

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

3,164,764

2,918,443

4,493,066

247,817

1,100,635

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

831,317

1,203,478

400,640

132,524

502,145

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

2,341,557

2,347,942

7,487,191

486,776

1,316,776

現金及び現金同等物
の期末残高

(千円)

4,568,351

3,934,264

6,527,640

5,929,025

5,210,718

従業員数

(名)

1,156

1,221

1,068

904

831

(外、平均臨時雇用者数)

(461)

(447)

(166)

(244)

(310)

 

(注) 1.第18期及び第20期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

2.第18期及び第20期の株価収益率については、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。

3.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を(  )内に外数で記載しております。

4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第19期の期首から適用しており、第19期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2) 提出会社の状況

 

回次

第16期

第17期

第18期

第19期

第20期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

25,936,662

25,338,395

8,066,784

18,627,740

21,233,196

経常利益又は

経常損失(△)

(千円)

1,816,311

1,376,722

6,214,168

185,888

730,629

当期純利益又は

当期純損失(△)

(千円)

881,312

154,839

5,466,522

664,147

379,029

資本金

(千円)

606,988

607,879

50,000

50,000

50,000

発行済株式総数

 普通株式

 A種種類株式

(株)

 

11,982,000

 

11,986,500

 

13,786,500

3,000

 

13,786,500

3,000

 

13,786,500

3,000

純資産額

(千円)

6,991,837

6,854,170

4,895,750

5,445,348

5,598,858

総資産額

(千円)

21,384,971

19,541,549

21,289,728

22,018,712

20,702,249

1株当たり純資産額

(円)

588.24

585.16

140.14

172.55

183.97

1株当たり配当額

 普通株式
 (うち1株当たり
 中間配当額)

 A種種類株式

 (うち1株当たり
 中間配当額)

(円)

12.00

(6.00)

16.00

(8.00)

(―)

(―)

   

(―)

(―)

(―)

(―)

75,000.00

(37,500.00)

75,000.00

(37,500.00)

1株当たり当期純利益

又は1株当たり
当期純損失(△)

(円)

73.58

13.18

423.86

32.51

11.40

潜在株式調整後

1株当たり当期純利益

(円)

73.55

13.17

32.09

自己資本比率

(%)

32.7

35.1

23.0

24.7

27.0

自己資本利益率

(%)

13.3

2.2

93.1

12.9

6.9

株価収益率

(倍)

9.0

27.9

12.7

28.9

配当性向

(%)

16.3

121.4

従業員数

(名)

1,020

1,076

934

852

783

(外、平均臨時雇用者数)

(399)

(385)

(136)

(244)

(310)

株主総利回り

(%)

76.9

45.3

54.5

50.4

40.8

(比較指標:配当込みTOPIX)

(%)

(95.0)

(85.9)

(122.1)

(124.6)

(131.8)

最高株価

(円)

966

920

547

636

442

最低株価

(円)

475

341

287

304

296

 

(注) 1.第18期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式は存在するものの、1株当たり当期純損失であるため記載しておりません。

2.第20期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3.第18期の株価収益率については、1株当たり当期純損失であるため、記載しておりません。

4.配当性向及び株主総利回りの算出については、A種種類株式の配当額は含まれておりません。

5.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を(  )内に外数で記載しております。

6.最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所第一部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所プライム市場におけるものであります。A種種類株式は非上場であるため、該当事項はありません。

7.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第19期の期首から適用しており、第19期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

2 【沿革】

年月

事項

2003年6月

挙式・披露宴施設の運営を目的として、東京都中央区に株式会社エスクリを設立

2005年3月

神戸市東灘区に『ア・ラ・モード・パレ&ザ リゾート』をオープン

2005年5月

本店所在地を東京都港区芝大門に移転

2005年11月

東京都港区に『ラグナヴェール AOYAMA』をオープン

2006年9月

東京都港区に『ロザンジュイア』をオープン

2006年12月

名古屋市中区に『栄マルベリーホテル』をオープン

2007年6月

『栄マルベリーホテル』の名称を『ラグナスイート名古屋 ホテル&ウェディング』に変更

『ラグナスイート名古屋 ホテル&ウェディング』における婚礼サービスの提供開始

2008年4月

本店所在地を東京都港区南青山に移転

2009年9月

横浜市港北区に『ラグナスイート新横浜 ホテル&ウェディング』をオープン

2010年3月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2010年5月

東京都中央区に『ラグナヴェール TOKYO』をオープン

2011年4月

名古屋市東区に『ラグナヴェール NAGOYA』、東京都中央区に『ザ マグナス TOKYO』、大阪市北区に『ラグナヴェール OSAKA』をオープン

2011年5月

大阪市北区に『ラグナヴェール PREMIER』をオープン

2012年6月

東京都渋谷区に『シャルマンシーナ TOKYO』をオープン

2012年11月

東京証券取引所市場第一部に市場変更

2012年12月

東京都中央区に『アンジェリオン オ プラザ TOKYO』をオープン

2013年5月

株式会社渋谷の株式を取得し、連結子会社化

2013年6月

福岡市中央区に『アルマリアン FUKUOKA』をオープン

2014年8月

本店所在地を東京都港区西新橋に移転

 

仙台市宮城野区に『ラグナヴェール SENDAI』及び『アンジェリオン オ プラザ SENDAI』をオープン

2014年10月

東京都豊島区に『アルマリアン TOKYO』及び『アヴェニールクラス TOKYO』をオープン

2015年4月

みや美株式会社の株式を取得し、連結子会社化

2015年7月

東京都港区に株式会社エスクリマネジメントパートナーズを設立

2015年10月

東京都港区に『ルミヴェール TOKYO』をオープン

 

沖縄県北谷町に『セントレジェンダ OKINAWA』をオープン

2015年12月

アメリカ合衆国ハワイ州にESCRIT HAWAII INC.を設立

2016年1月

みや美株式会社を、株式会社エスクリマネジメントパートナーズを存続会社として合併

 

石川県金沢市に『ラグナヴェール KANAZAWA』をオープン

2016年2月

東京都港区に『南青山サンタキアラ教会』をオープン

2016年6月

東京都港区に『パラッツォ ドゥカーレ 麻布』をオープン

2017年6月

さいたま市中央区に『ラグナヴェール Sky Terrace』をオープン

2018年4月

広島市中区に『ラグナヴェール HIROSHIMA』をオープン

2018年9月

東京都渋谷区に『ラグナヴェール Atelier』をオープン

2020年3月

神戸市中央区に『ラヴィマーナ神戸』をオープン

2021年4月

株式会社エスクリマネジメントパートナーズを吸収合併

2021年12月

東京都港区に『L2126』をオープン

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行

2022年8月

本店所在地を東京都中央区日本橋小網町に移転

 

 

3 【事業の内容】

当社グループ(当社及び当社の関係会社)は、当社及び子会社5社により構成されております。

当社グループの事業内容及び関係会社の位置付けは次のとおりです。

 

(1) ブライダル関連事業

ブライダル関連事業セグメントにおいて、直営施設及び提携施設を通じた挙式・披露宴の企画・運営等のブライダルサービス、ホテルスタイルの施設を通じた宿泊サービス、レストランスタイルの施設を通じたレストランサービス、各種パーティーの企画・運営の宴会サービスの提供等を行っております。

当社グループ直営のブライダルでは、「施設スタイルにこだわらない都市型ブライダルオペレーター」として、多様化する顧客のニーズに応えるため、様々なスタイルの直営挙式・披露宴施設の運営を行っております。顧客である新郎新婦や列席されるゲストに対する「施設の貸し切り感」、「オリジナル感」の演出を重視し、挙式・披露宴で提供される、衣装、装花、引出物、料理、飲料、演出等を顧客のこだわりに合わせてトータルプロデュースする、オーダーメイド型の婚礼サービスを提供しております。特に、衣装、装花、演出に関しては社内における内製化を推進しており、外注取引企業ではなく当社の従業員が直接顧客と打ち合わせを行うことにより、顧客の細かなこだわりにも対応し、一層の顧客満足度の向上を目指しております。

また、当社グループが運営する施設のうち、バンケット(披露宴会場)が複数ある施設に関しては、それぞれのバンケットに専用のチャペル又はロビースペースを設置することにより、「施設の貸し切り感」の演出を行っております。「施設の貸し切り感」、「オリジナル感」の演出のため、一軒家の邸宅風施設であるゲストハウス型施設が多い中、当社は、同様の演出が可能で、かつ出店立地に最適なスタイルでの出店を実施しております。

さらに、レストランやホテルの事業者が行うブライダルサービスを一括して運営受託するサービスの提供などを行っております。

 

(2) 建築不動産関連事業

建築不動産関連事業セグメントにおいて、飲食店や小売店を中心とした施設の内外装工事の請負及び設計監理業務、戸建住宅やマンションの建築、コンテナ事業、コンサルティングサービス等を行っております。

 

 

4 【関係会社の状況】

名称

住所

資本金
(千円)

主要な事業
の内容

議決権の所有(又は被所有)
割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

株式会社渋谷

(注)3、5

奈良県桜井市

80,000

建築不動産
関連事業

100.0

役員の兼任

SHIBUTANIエステート・パートナーズ株式会社

(注)3

奈良県桜井市

20,000

建築不動産
関連事業

100.0

(100.0)

役員の兼任

ESCRIT HAWAII INC.

(注)3

アメリカ合衆国ハワイ州

55,822

 ブライダル
 関連事業

100.0

役員の兼任

愛思禮婚禮股份有限公司

(注)3

台湾台北市

59,386

 ブライダル
 関連事業

100.0

役員の兼任

 

(注) 1.「主要な事業の内容」欄には、セグメント情報に記載された名称を記載しております。

2.「議決権の所有(又は被所有)割合」欄の( )内は、間接所有割合で内数で記載しております。

3.特定子会社であります。

4.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

5.株式会社渋谷については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えております。

 

主要な損益情報等

売上高

2,910,308

千円

 

経常損失

276,308

 

 

当期純損失

202,272

 

 

純資産額

1,575,382

 

 

総資産額

3,604,230

 

 

 

 

5 【従業員の状況】
(1) 連結会社の状況

  2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

ブライダル関連事業

755

(310)

建築不動産関連事業

48

(0)

全社(共通)

28

(0)

合計

831

(310)

 

(注)  1.従業員数は、当社グループから当社グループ外への出向者を除き、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数であります。

2.従業員数は常勤の就業員数であり、臨時雇用者数(パートタイマーを含む)は、年間の平均人員を(  )内に外数で記載しております。

3.全社(共通)は、管理部門の従業員であります。

 

(2) 提出会社の状況

  2023年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

783

310)

33.6

6.0

4,010

 

 

セグメントの名称

従業員数(名)

ブライダル関連事業

755

310

全社(共通)

28

0

合計

783

310

 

(注)  1.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。

2.従業員数は常勤の就業員数であり、臨時雇用者数(パートタイマーを含む)は、年間の平均人員を(  )内に外数で記載しております。

3.全社(共通)は、管理部門の従業員であります。

4.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。

 

(3) 労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

 提出会社

2023年3月31日現在

当事業年度

管理職に占める

女性労働者の割合(%)(注1)

男性労働者の

育児休業取得率(%)(注2)

労働者の男女の賃金の差異(%)(注1)

全労働者

正規雇用労働者

パート・有期労働者

32.3

23.1

66.1

74.5

103.4

 

 (注)1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

 

1 【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

(1) 経営方針

当社グループは、当社の社名の由来のとおり、社員(スタッフ)を教育・育成(クリエイト)することが、企業価値の向上に資すると考えております。特に、主たる事業セグメントであるブライダル関連事業においては、ハードに頼らず、ソフトの力を信じ、ビジネスの本質を真摯につきつめるという意味を込めた『Faithful Bridal Creator』をコーポレートスローガンとして掲げております。また、その実現のために「人材を育成し接客力によってブライダル業界の勝ち組となること」、「施設スタイルにこだわらないブライダルオペレーターとなること」を経営の基本方針とし、全国の挙式・披露宴施設の運営を主とした事業展開を通じて、顧客満足度の向上を図り、企業価値の向上に取り組んでおります。

 

(2) 経営戦略

 ① 出店戦略

当社グループは、市場規模縮小の影響を最小限に抑えるため、大型投資を伴う新店については、人口減少率が比較的緩やかである政令指定都市に限定し、出店をしております。立地にこだわった出店により宴会、イベントなど婚礼以外のニーズにも対応できることから、各施設の稼働率向上が見込めます。また、人口減少が進むと考えられる地方都市においては、M&Aによる投資額を抑えた出店を基本としております。これにより、確実にシェアを拡大しながら市場縮小リスクに対応することが可能であると考えております。

また、ハードによる集客優位性に限界があるとの見方から、特定のスタイルという限定的な市場ではなく、ゲストハウス、ホテル、レストランなど多様な施設スタイルで事業展開し、市場全領域を網羅することによって、今後起こりうるマーケットニーズの変化に対応してまいります。

 

② 内製化・仕組化

当社グループでは、衣装、装花等、婚礼に関わるサービスについては社内での内製化を推進しております。これによりスタッフ間の情報共有の円滑化、協力体制の強化が期待できるとともに、顧客の要望に対しきめ細やかな対応が可能となることから、顧客満足度の向上及び利益率向上に繋がると考えております。

また、当社グループにおいて競争力の要となるソフトの力を最大限発揮するため、役職に応じた教育研修に加え、営業支援システムを活用することにより、若手社員を早期に戦力化し、接客力の高い人財に育成するための仕組化を推進しております。

 

③ 独自集客

当社グループでは、これまで有名キャラクターを活用した婚礼商品の開発など、他社とのアライアンスにより、他社にないコンテンツを手掛けてまいりました。これにより、婚礼情報専門の媒体と異なり、潜在顧客へのアプローチが可能となることから、結婚式実施率の低下が危惧されるブライダル業界の活性化に寄与するものと考えております。

また、施設の稼働率向上を目的とし、宴会やイベント等の受注に特化した自社サイトの開設、将来的に需要増加が見込まれる少人数挙式に特化したサービスの運用を実施してまいりました。今後も既存のメディアに依存せず、多岐に渡る独自集客に注力してまいります。

 

 

(3) 経営環境、優先的に対処すべき事業上及び財務上の課題

当連結会計年度(2022年4月1日~2023年3月31日)におけるわが国経済は、引き続き新型コロナウイルス感染症の影響は残るものの、行動制限や海外渡航制限の緩和等、ウィズコロナの生活様式の浸透により正常な経済活動へ回復の傾向が見られましたが、世界的な資源・エネルギーの価格高騰や物価上昇、金融資本市場の変動等の影響により、景気は依然として先行きの不透明な状況が続いております。

また当社グループの主たる事業セグメントが属するブライダルマーケットについても、ターゲット顧客層としている結婚適齢期人口の減少、未婚率の上昇等の環境変化により、先行きは非常に不透明な状況となっております。

急速な需要の減退により一段と競争が加速すると思われるブライダルマーケットにおいて、当社グループが顧客からの支持を着実に獲得し、中長期的な企業成長に向けた経営戦略を実行するために、以下のような課題に対処してまいります 。

 

①  感染症による影響に対する取組

当社グループにおいては、新型コロナウイルス感染症の影響は依然として先行き不透明な状況が続いているものの、挙式・披露宴においては、キャンセル数は少なく、高い挙式実施率で進捗しております。2023年3月期において新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けたものの、感染やワクチン接種により免疫を持つ人が増えたことで感染者数は減少しており、今後も徐々に受注状況が回復するものと想定しております。

しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大により、受注の減少、挙式・披露宴の日程変更及びキャンセルの発生により売上高が減少し、当社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。

これを踏まえ、新型コロナウイルス感染症拡大による影響の長期化に備え、当面の成長投資を抑制し、金融機関からの借入等による資金調達によって手元流動性を高めるとともに、家賃・人件費等、事業推進に係る運転資金は十分に確保しております。

また、新型コロナウイルス感染症拡大防止及び従業員の安全を考慮し、始業前及び実務開始前の検温、出退勤時のマスク着用、手洗い等を義務づけております。各婚礼施設においては、各所への消毒用アルコールの準備、定期的な設備の除菌と清掃等、衛生管理の徹底に努めながら運営してまいります。

 

②  人材の確保と育成

当社グループは、今後のさらなる事業拡大を目指す上で、優秀な人材の確保及びその人材の育成が重要な経営課題であると認識しております。人材確保においては、新卒採用及び中途採用を積極的に実施し、当社グループの経営方針に共感を持った早期に戦力化可能な人材の採用と、従業員のモチベーションを向上させる人事諸制度の構築が必要と考えております。特に、ブライダル関連事業における人材の育成については、接客に関するデータの定量的な分析に基づく課題抽出及び対策、高い接客力を有する人材の接客ノウハウの共有、定期的な社内研修等を実施することにより、顧客ニーズに的確に対応できる接客力を向上させてまいります。

 

③  ブライダル事業における新たな収益モデルの確立

当社グループは、直営施設の出店を今後もすすめてまいりますが、一方でこれまでのノウハウを活かしたブライダルマーケットにおける新たな収益モデルを確立することも重要な経営課題と認識しております。新型コロナウイルス感染症拡大に伴って自社開発したWEBツール「アニクリLive」や「アニクリWEBご祝儀」などを始めとしたウエディング・テックサービスの拡大、発展に加え、装置産業型の投資回収を必要としないビジネスモデルの確立などを検討してまいります。

 

④  ブライダル以外の事業展開

当社グループは、ブライダル関連事業の売上比率が連結売上高の約8割を占めており、ブライダル関連事業の拡大と並行して、ブライダルに次ぐ事業の柱を育成することが必要であると認識しております。当社グループの創造力豊かなスタッフの力を最大限に活かして、業界研究や事業構造分析をすすめ、事業展開の可能性を検討してまいります。

 

⑤  内部管理体制の充実

当社グループは、今後も企業の継続的な成長を実現していくために、事業規模の拡大に対応した内部管理体制の充実が不可欠であると認識しております。今後も事業規模の拡大に合わせ、管理部門の一層の強化による内部管理体制の整備に取り組んでまいります。

 

 

3 【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事項のうち、投資者の判断に重要な影響を及ぼす可能性のある事項には、以下のようなものがあります。当社グループはこれらのリスク発生の可能性を認識した上で、発生の回避及び発生した場合の対応に努める方針でありますが、当社の株式に関する投資判断は、本項及び本書中の本項以外の記載内容もあわせて、慎重に検討した上で行われる必要があると考えております。

なお、文中の将来に関する事項は当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(1) 新型コロナウイルス感染症拡大による事業リスクについて

当社グループは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響による緊急事態宣言の発令や政府・自治体からの制限要請等により、業績に重要な影響を受けました。業績は回復傾向にあるものの、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせる事象又は状況が存在しているものと判断しております。

当社グループでは、業績を回復・改善させるには一定期間を要するものと見込んでおりますが、安定的な事業継続に必要な資金を確保する体制を構築していることから、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないものと判断しております。

 

(2) 少子化の影響について

総務省の「国勢調査」及び国立社会保障・人口問題研究所の「日本の将来推計人口」によりますと、今後、わが国における結婚適齢期といわれる男女の人口は縮小傾向にあると予測されており、当社グループの属するブライダルマーケット全体の縮小が懸念されます。

当社グループは、今後も人口の減少が少ないと思われる東京23区及び政令指定都市を中心に出店するとともに、マーケット動向を注視し事業を推進してまいりますが、マーケットが急激に縮小した場合は当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

  (3) 出店について

当社グループは、「施設スタイルにこだわらない都市型ブライダルオペレーター」として、多様化する顧客のニーズに応えるため、専門式場、ゲストハウス、ホテル、レストランの4つのスタイルの挙式・披露宴施設を特定のスタイルに偏らないよう出店する方針であります。出店候補地の選定に当たっては、①東京23区及び政令指定都市、②新幹線停車駅がある人口30万人以上の都市、の順に優先順位を定め、出店候補地の立地、エリアマーケティングデータ、運営施設の採算性、人材確保、資金繰り及び投資回収期間を総合的に勘案した上で、出店候補地を決定し、新規出店を積極的にすすめていく計画であります。

当社グループは、専門部署である事業開発部を中心として、不動産デベロッパー、不動産投資ファンド運用会社、ゼネコン、総合商社等多岐にわたるルートから出店候補地の情報を収集し、出店のための条件交渉を行っておりますが、当社グループの出店条件に合致する候補地の契約が締結できなかった場合、又は、出店に必要な資金を当社グループの計画どおりに金融機関等から調達できなかった場合は、出店計画を変更する必要性が生じ、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

また、新規出店に際し、オープン準備期間に諸費用が先行して発生することにより、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(4) 敷金及び保証金の差入について

当社グループは、賃借により出店を行うことを基本方針としており、挙式・披露宴施設等の賃借時に敷金及び保証金を差入れております。敷金及び保証金の残高は2023年3月31日現在3,665百万円となっており、連結総資産に占める比率は15.9%であります。

当社グループは、新規に出店する際の与信管理を徹底しておりますが、賃貸先のその後の財政状態の悪化等によって、敷金及び保証金の全部又は一部が回収できなくなった場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

 

(5) 会計上の評価について

①  減損会計適用の影響について

当社グループの挙式・披露宴施設に係る設備について、施設の営業活動から生じる収益力が著しく低下することなどにより減損の認識がなされた場合、減損損失の計上により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

②  繰延税金資産等について

当社グループでは、将来の課税所得等に関する予測に基づき回収可能性を慎重に検討した上で繰延税金資産等を計上しております。しかし、今後の業績動向等により、一部ないし全部について回収可能性が低いと判断された場合、繰延税金資産等の計上額が修正され、当社グループの経営成績及び財務状況に影響を与える可能性があります。

 

(6) 売上高の季節変動について

当社グループの主力事業であるブライダル事業においては、挙式・披露宴が春(3月から5月)、秋(9月から11月)に多く施行される傾向があることにより、売上高が変動する可能性があります。

 

(7) 有利子負債依存度が高いことについて

当社グループは、新規出店及び企業買収に係る設備投資並びに新型コロナウイルス感染症による影響で調達した資金を、主として金融機関からの借入等の間接金融により調達してまいりました。有利子負債残高、有利子負債依存度及び支払利息は下表のとおりであります。

今後は、営業活動によるキャッシュ・フローの拡大から生み出される余剰資金等により、有利子負債依存度の改善をすすめ、財務体質の強化に努める方針ではありますが、金融情勢の変動により金利が大幅に上昇した場合には、当社グループの財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

前連結会計年度末
2022年3月31日現在

当連結会計年度末
2023年3月31日現在

有利子負債残高(百万円)

10,894

9,875

有利子負債依存度(%)

44.3

43.0

支払利息(百万円)

80

76

 

(注) 1.有利子負債残高は、金融機関からの短期借入金、長期借入金(1年内返済予定の長期借入金を含む)、社債及びリース債務の合計であります。

2.有利子負債依存度は、有利子負債残高を総資産で除した数値を記載しております。

 

(8) 法的規制について

当社グループは、国内外における既存事業の展開及び新規サービスの提供にあたり、会社法をはじめ、金融商品取引法、税務諸法、労働関係諸法、食品関連諸法、独占禁止法(下請法・景品表示法を含む)、個人情報保護法、その他関係法令、条例等の適用、行政の許認可等を受けています。

また、当社グループ施設をはじめとした建築・改装等にあたっては、建築基準法、消防法、下水道法、旅館業法、その他関係法令、条例等による規制を受けており、さらには、当社グループが運営する挙式・披露宴施設は、食品衛生法等の適用、所轄保健所による営業許可を受けております。

このような環境下において、当社グループは、法令遵守を、社会において企業活動を推進する主体としての当然の責務と認識し、コンプライアンス体制を整え、法令遵守の徹底を図っております。既存事業の展開はもちろんのこと、新規サービスの提供にあたっても、必要に応じ弁護士、公認会計士、税理士等と連携し、法的規制に抵触しない事業を展開し、サービスを提供しております。

しかしながら、役員及び従業員による不正行為、過失行為等により、法令遵守に係るリスクを完全に排除し得ない可能性があります。また、将来、法令、条例、許認可要件等の変更、当局との見解相違等により制約等が生じた場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。現在のところ、当社グループの経営成績に重要な影響を及ぼす訴訟等は提起されておりませんが、このような訴訟が提起され、当社グループに不利な判断がなされた場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(9) 衛生管理・食材管理について

上記のとおり、当社グループが運営する挙式・披露宴施設は、食品衛生法等の適用、所轄保健所による営業許可を受けております。

このような環境下、当社グループでは、館内清掃並びに従業員に対する衛生管理教育を徹底するとともに、専門機関による定期的な衛生検査を実施することで、社内の衛生管理体制強化を図っております。

しかしながら、今後、食中毒等の衛生問題が発生した場合には、営業の停止、信用の低下等により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

また、当社グループが運営する挙式・披露宴施設で提供する食材につきましては、安全性に重大な関心が払われている現在の状況から、安全で良質な食材を確保することが重要となっております。

しかしながら、食材の安全性が疑われる問題が生じ、海外からの食材輸入が規制された場合、あるいは需給関係の変動等により食材の市況が急激に変動した場合等、食材の安定的確保に支障が生じる状況となった場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(10) 個人情報管理について

当社グループは、商品及びサービスの提供を通じて、顧客の個人情報を扱っているため、個人情報保護法が定める個人情報取扱事業者としての義務を課せられております。

当社グループでは、これら個人情報の適切な保護及び管理を目的として「個人情報保護規程」を制定しており、個人情報が記載された書類やデータについては保管庫における施錠管理やパスワード管理により細心の注意をもって取り扱っておりますが、係る措置にもかかわらず不測の事態により個人情報が漏洩した場合には、当社グループが損害賠償を含む法的責任を追及される可能性があるほか、当社グループの信用が低下し、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(11) 人材確保と育成について

当社グループは、積極的な事業展開のために、新卒採用及び中途採用を実施し続けることが必要であると認識しており、積極的な採用活動を行っております。また、採用した人材に対しては、社内研修等を実施することで、顧客ニーズに的確に対応できる人材の育成に努めております。

しかしながら、人材の確保、育成が計画どおりすすまなかった場合には、当社グループの事業展開及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(12) 建築不動産関連事業における市場環境の変化について

当該市場は、趨勢的な公共投資の削減傾向や、消費税の増税等による国内の景気後退等により、民間設備投資が縮小した場合には、今後の受注動向に影響を及ぼす可能性があります。

 

(13) 建設資材価格及び労務単価の変動リスクについて

建設資材価格や労務単価等が、請負契約締結後に予想を超えて大幅に上昇し、それを請負金額に反映することが困難な場合、建設コストの増加につながり、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(14) 建築不動産関連事業における取引先の信用リスクについて

景気の減速などによる建設市場の縮小の影響を受け、発注者、協力業者、共同施工会社などの取引先が信用不安に陥ってしまった場合、資金の回収不能や施工遅延などの発生により、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(15) 建築不動産関連事業における技術・品質上の重大事故や不具合などによる瑕疵等のリスクについて

設計、施工段階における技術・品質面での重大事故や不具合が発生し、その修復に多大な費用負担が生じたり、重大な瑕疵となった場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。 

 

 

(16) 感染症の発生及び拡大について

当社グループは、全国で挙式・披露宴施設を運営しております。感染症が発生した場合、多くの人が集まる挙式・披露宴は中止又は延期となることが考えられます。さらに感染が拡大した場合、当社グループ施設が一時的に営業停止せざるを得ない状況となることが考えられ、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

(17) 自然災害等について

地震や台風などの大規模な自然災害等の発生により、当社グループ施設に被害が発生し、また各種規制などによって通常の営業活動に支障をきたす場合、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要

経営者の視点による当連結会計年度における当社グループ(当社及び連結子会社)の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下、「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。

①  財政状態及び経営成績の状況

 当社グループは、ブライダルマーケットにおけるシェア拡大戦略を展開すべく、施設のスタイルにこだわらず、東京23区及び政令指定都市を中心とした利便性の高い場所で挙式・披露宴を運営する当社のほか、店舗・オフィスの設計施工、建築用コンテナの企画・販売・施工、建材・古材の販売など建築不動産に関するソリューションを提供し、またグループ内施設の内装工事を担う株式会社渋谷を主軸にグループ経営を推進する体制を強化し、連結業績の最大化に向け継続して取り組んでおります。

 当連結会計年度における当社グループは、主力事業であるブライダル関連事業において、新型コロナウイルス感染症の影響は依然として先行き不透明な状況が続いているものの、挙式・披露宴においては、キャンセル数は少なく、高い挙式実施率で進捗しております。

 当連結会計年度の業績は、売上高24,129百万円(前期比8.5%増)、営業利益210百万円(前期は1,376百万円の損失)、経常利益452百万円(前期は458百万円の損失)、親会社株主に帰属する当期純利益168百万円(前期比64.8%減)となりました。

 

セグメント別の経営成績は次のとおりであります。

 

(ブライダル関連事業)

新型コロナウイルス感染症の影響は残るものの、政府・自治体からの制限要請(酒類提供の禁止、収容人数制限等)の無い基本的な感染防止対策を継続した状態で挙式・披露宴を実施してまいりました。新型コロナウイルス感染症拡大前の水準には至らなかったものの、前年同期と比較して施行単価が増加したことにより、前年同期比では増収となり、ブライダル関連事業の売上高は21,233百万円(前期比14.0%増)、セグメント利益は1,331百万円(前期は178百万円の損失)となりました。

 

(建築不動産関連事業)

工事の取り扱いが想定より下回ったことによる売上高減少に加え、資材価格高騰の影響により調達コストが増加し、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、資材調達遅れや工程変更も発生したことにより工事原価が大幅に増加いたしました。結果、建築不動産関連事業の売上高は2,895百万円(前期比19.9%減)、セグメント損失は282百万円(前期は285百万円の損失)となりました。

 

当連結会計年度末における資産総額は22,985百万円となり、前連結会計年度より1,599百万円減少しております。これは主に、現金及び預金が718百万円減少したこと、建物及び構築物(純額)が964百万円減少したこと、工具、器具及び備品(純額)が83百万円減少したこと等によるものであります。負債総額は17,115百万円となり、前連結会計年度より1,540百万円減少しております。これは主に、長期借入金が410百万円減少したこと等によるものであります。純資産は5,870百万円となり、前連結会計年度より58百万円減少しております。これは主に、剰余金の配当225百万円を計上したこと、親会社株主に帰属する当期純利益168百万円を計上したこと等によるものであります。

 

②  キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という)の残高は5,210百万円となり、前連結会計年度より718百万円減少しました。各キャッシュ・フローの状況は次のとおりであります。

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

営業活動により得られた資金は1,100百万円(前連結会計年度は247百万円の支出)となりました。その主な内訳は税金等調整前当期純利益234百万円、減価償却費1,269百万円、契約負債の減少額157百万円があったこと等によるものであります。

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

投資活動により支出した資金は502百万円(前連結会計年度は132百万円の収入)となりました。その主な内訳は有形固定資産の取得による支出335百万円、敷金及び保証金の差入による支出175百万円、敷金及び保証金の回収による収入114百万円があったこと等によるものであります。

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

財務活動により支出した資金は1,316百万円(前連結会計年度は486百万円の支出)となりました。その主な内訳は長期借入金の返済による支出1,480百万円、長期借入れによる収入800百万円、配当金の支払額225百万円があったこと等によるものであります。

 

③ 施行、受注及び販売の実績
a.施行実績

当連結会計年度の挙式・披露宴施行件数の実績は、次のとおりであります。

区分

施行件数(組)

前年同期比(%)

ブライダル関連事業

6,138

100.7

 

 
b.受注状況

当連結会計年度の受注件数及び残高の状況は、次のとおりであります。

区分

受注件数
(組)

前年同期比
(%)

受注件数残高
(組)

前年同期比
(%)

ブライダル関連事業

6,993

111.6

3,954

94.8

 

 
c.販売実績

当連結会計年度の販売実績は、次のとおりであります。

区分

金額(千円)

前年同期比(%)

ブライダル関連事業

21,233,196

114.0

建築不動産関連事業

2,895,858

80.1

合計

24,129,054

108.5

 

(注)セグメント間取引については、相殺消去しております。

 

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末において判断したものであります。

 

①  財政状態及び経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容

当社グループの当連結会計年度の財政状態及び経営成績等は、以下のとおりであります。

 

経営成績の分析

(売上高)

当連結会計年度における売上高は、24,129百万円(前期比8.5%増)となりました。

これは主に、ブライダル関連事業において、新型コロナウイルス感染症の影響は残るものの、前年同期と比較して施行単価が増加したことによるものであります。

(営業利益)

売上原価は、10,217百万円(前期比3.6%減)となりました。原価率の低いブライダル関連事業の売上高増加に伴い原価率は42.3%となり、前連結会計年度に比べて5.3ポイント減少いたしました。

また、販売費及び一般管理費は、売上高の増加に伴い、13,701百万円(前期比5.2%増)となりました。

以上の結果、当連結会計年度の営業利益は、210百万円(前期は1,376百万円の損失)となりました。

(親会社株主に帰属する当期純利益)

経常利益は、452百万円(前期は458百万円の損失)となりました。これは主に、営業外収益において、雇用調整助成金149百万円、助成金収入218百万円を計上したことによるものであります。特別損益は、ブライダル関連事業において一部施設について減損損失140百万円を計上いたしました。

以上の結果、親会社株主に帰属する当期純利益は、168百万円(前期比35.2%減)となりました。

 

財政状態の分析

(資産)

当連結会計年度末における資産総額は22,985百万円となり、前連結会計年度より1,599百万円減少しております。これは主に、現金及び預金が718百万円減少したこと、建物及び構築物(純額)が964百万円減少したこと、工具、器具及び備品(純額)が83百万円減少したこと等によるものであります。

(負債)

当連結会計年度末における負債総額は17,115百万円となり、前連結会計年度より1,540百万円減少しております。これは主に、長期借入金が410百万円減少したこと等によるものであります。

(純資産)

当連結会計年度末における純資産は5,870百万円となり、前連結会計年度より58百万円減少しております。これは主に、剰余金の配当225百万円を計上したこと、親会社株主に帰属する当期純利益168百万円を計上したこと等によるものであります。

自己資本比率は25.5%となり、前連結会計年度末に比べ1.4ポイント増加いたしました。

 

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資本の流動性に係る情報

キャッシュ・フローの状況の分析

当社グループの当連結会計年度のキャッシュ・フローは、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。

(資本の財源及び資本の流動性)

当社グループは、中長期的に安定した成長を図るため、事業規模拡大のための投資を実行する一方で、適切な自己資本比率の維持と株主への利益還元との最適なバランスを考え実施していくことを基本としております。

当連結会計年度においては、有形固定資産の取得による支出は335百万円となりました。これらの投資のための資金は、自己資金及び金融機関からの借入れにより賄っております。

なお、新型コロナウイルス感染症拡大による影響の長期化に備え、当面の成長投資を抑制し、金融機関からの借入等による資金調達によって手元流動性を高めるとともに、家賃・人件費等、事業推進に係る運転資金は十分に確保しております。

 

③  重要な会計方針及び見積り

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められる会計基準に基づき作成しております。この連結財務諸表の作成にあたって、必要と思われる見積りは、合理的な基準に基づいて実施しております。連結財務諸表の作成にあたって用いた会計上の見積り及び仮定のうち、重要なものにつきましては、「第5  経理の状況  1  連結財務諸表等  (1)連結財務諸表  注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載しております。

 

5 【経営上の重要な契約等】

該当事項はありません。

 

2 【主要な設備の状況】
(1) 提出会社

提出会社における主要な設備は、以下のとおりであります。

2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数
(名)

建物及び
構築物

土地
(面積㎡)

リース
資産

その他

合計

ア・ラ・モード・パレ&ザ リゾート

(神戸市東灘区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

93,852

(―)

6,190

100,043

16

(6)

L2126

(東京都港区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

31,391

(―)

9,118

40,510

17

(4)

ロザンジュイア

(東京都港区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

32,596

(―)

[353.05]

2,242

34,838

5

(3)

ラグナスイート名古屋 ホテル&ウェディング

(名古屋市中区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴・宿泊施設

75,573

(―)

9,474

85,047

24

(14)

ラグナヴェール

TOKYO

(東京都中央区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

74,827

(―)

7,319

82,146

16

(10)

アンジェリオン オ プラザ TOKYO

(東京都中央区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

7,407

(―)

3,265

10,673

17

(10)

ラグナヴェール

NAGOYA

(名古屋市東区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

42,302

(―)

1,892

44,194

17

(5)

ザ マグナス

TOKYO

(東京都中央区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

62,679

(―)

 ―

7,496

70,176

8

(4)

ラグナヴェール

PREMIER

(大阪市北区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

116,538

(―)

3,469

120,008

27

(14)

ラグナヴェール

OSAKA

(大阪市北区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

180,822

(―)

7,207

188,029

39

(18)

シャルマンシーナ TOKYO
(東京都渋谷区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

351,985

(―)

17,326

369,311

26

(14)

アルマリアン

FUKUOKA
(福岡市中央区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

322,275

(―)

16,386

338,662

22

(11)

 

 

事業所名
(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数
(名)

建物及び
構築物

土地
(面積㎡)

リース
資産

その他

合計

アルマリアン

TOKYO
(東京都豊島区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

330,776

(―)

20,488

351,265

25

(12)

ルミヴェール

TOKYO

(東京都港区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

115,122

(―)

1,608

1,869

118,599

13

(6)

セントレジェンダ OKINAWA

(沖縄県北谷町)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

453,026

(―)

[3,354.63]

4,836

457,863

9

(6)

ラグナヴェール

KANAZAWA

(石川県金沢市)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

585,362

(―)

210,852

646

796,861

17

(7)

南青山サンタキアラ教会

(東京都港区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

1,335

(―)

625

1,394

3,354

12

(8)

パラッツォ ドゥカーレ 麻布

(東京都港区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

323

(―)

403

1,198

1,925

14

(11)

ラグナヴェール

Sky Terrace

(さいたま市中央区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

456,720

(―)

5,741

1,210

463,672

25

(14)

ラグナヴェール

HIROSHIMA

(広島市中区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

626,257

(―)

 

6,325

15,871

648,454

22

(10)

ラグナヴェール
Atelier(東京都渋谷区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

450,526

(―)

8,053

7,465

466,045

14

(11)

ラヴィマーナ
神戸
(神戸市中央区)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

120,180

(―)

16,782

136,962

45

(23)

ラ ポルト/ザ ライヴラリー
(栃木県小山市)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

320,073

(―)

[4,424.07]

3,514

323,587

12

(5)

セントポーリア教会 シャルム・ド・ナチュール(福井県福井市)

ブライダル
関連事業

挙式・披露宴施設

1,483

146,301

(2,359.43)

338

148,123

7

(5)

本社

(東京都中央区)

本社機能

25,849

(―)

78,479

104,329

122

(3)

 

(注) 1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数は、年間の平均人員を(  )内に外数で記載しております。

2.帳簿価額のうち「その他」は、器具備品、一括償却資産を含んでおります。

3.土地の一部を賃借しております。賃借している土地の面積は[  ]内に外数で記載しております。

 

4.賃貸借契約による主な賃借設備は、次のとおりであります。

2023年3月31日現在

事業所名
(所在地)

設備の内容

ア・ラ・モード・パレ&ザ リゾート
(神戸市東灘区)

挙式・披露宴施設

L2126
(東京都港区)

挙式・披露宴施設

ロザンジュイア
(東京都港区)

土地

ラグナスイート名古屋 ホテル&ウェディング
(名古屋市中区)

挙式・披露宴・宿泊施設

ラグナスイート新横浜 ホテル&ウェディング
(横浜市港北区)

挙式・披露宴・宿泊施設

ラグナヴェール TOKYO
(東京都中央区)

挙式・披露宴施設

アンジェリオン オ プラザ TOKYO
(東京都中央区)

挙式・披露宴施設

ラグナヴェール NAGOYA
(名古屋市東区)

挙式・披露宴施設

ザ マグナス TOKYO
(東京都中央区)

挙式・披露宴施設

ラグナヴェール PREMIER
(大阪市北区)

挙式・披露宴施設

ラグナヴェール OSAKA
(大阪市北区)

挙式・披露宴施設

シャルマンシーナ TOKYO
(東京都渋谷区)

挙式・披露宴施設

アルマリアン FUKUOKA
(福岡市中央区)

挙式・披露宴施設

ラグナヴェール SENDAI
(仙台市宮城野区)

挙式・披露宴施設

アルマリアン TOKYO
(東京都豊島区)

挙式・披露宴施設

ルミヴェール TOKYO
(東京都港区)

挙式・披露宴施設

セントレジェンダ OKINAWA
(沖縄県北谷町)

土地

ラグナヴェール KANAZAWA
(石川県金沢市)

挙式・披露宴施設

南青山サンタキアラ教会
(東京都港区)

挙式・披露宴施設

パラッツォ ドゥカーレ 麻布
(東京都港区)

挙式・披露宴施設

ラグナヴェール Sky Terrace
(さいたま市中央区)

挙式・披露宴施設

ラグナヴェール HIROSHIMA
(広島市中区)

挙式・披露宴施設

ラグナヴェール Atelier
(東京都渋谷区)

挙式・披露宴施設

ラヴィマーナ 神戸
(神戸市中央区)

挙式・披露宴施設

渭水苑/祥雲閣
(徳島県徳島市)

挙式・披露宴施設

ラ ポルト/ザ ライヴラリー
(栃木県小山市)

土地

クイーンズコート グランシャリオ
(福井県福井市)

土地

 

 

 

(2) 国内子会社

 

 

 

 

2023年3月31日現在

会社名

事業所名
(所在地)

セグメント
の名称

設備の
内容

帳簿価額(千円)

従業員数
(名)

建物及び
構築物

土地
(面積㎡)

リース
資産

その他

合計

株式会社渋谷

本社
(奈良県桜井市)

建築不動産
関連事業

本社機能

340,857

315,210

(4,172.75)

19,527

675,595

46

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

① 【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

45,648,000

A種種類株式

3,000

45,648,000

 

(注) 当社の各種類株式の発行可能株式総数の合計は45,651,000株であり、当社定款に定める発行可能株式総数45,648,000株を超過しますが、発行可能種類株式総数の合計が発行可能株式総数以下であることは、会社法上要求されておりません。

 

② 【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在
発行数(株)
(2023年3月31日)

提出日現在
発行数(株)
(2023年6月22日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

13,786,500

13,786,500

東京証券取引所
(プライム市場)

完全議決権株式であり、株主としての権利内容に何ら限定のない当社における標準となる株式であります。
また、1単元の株式数は100株であります。

A種種類株式

3,000

3,000

非上場

(注)2
1単元の株式数は1株であります。

13,789,500

13,789,500

 

(注) 1.「提出日現在発行数」欄には、2023年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された株式数は含まれておりません。

2.A種種類株式の内容は以下のとおりです。

 1.剰余金の配当

 (1)A種優先配当金

当会社は、ある事業年度中に属する日を基準日として剰余金の配当をするときは、当該剰余金の配当の基準日(以下「配当基準日」という。)の最終の株主名簿に記載又は記録されたA種種類株式を有する株主(以下「A種種類株主」という。)又はA種種類株式の登録株式質権者(A種種類株主とあわせて、以下「A種種類株主等」という。)に対し、下記9.(1)に定める支払順位に従い、A種種類株式1株につき、下記(2)に定める額の金銭による剰余金の配当(かかる配当によりA種種類株式1株当たりに支払われる金銭を、以下「A種優先配当金」という。)を行う。なお、A種優先配当金に、各A種種類株主等が権利を有するA種種類株式の数を乗じた金額に1円未満の端数が生じるときは、当該端数は切り捨てる。

 (2)A種優先配当金の金額

A種優先配当金の額は、配当基準日が2023年3月末日以前に終了する事業年度に属する場合、1,000,000円(以下「払込金額相当額」という。)に7.5%を乗じて算出した額の金銭について、配当基準日が2023年4月1日以降に開始する事業年度に属する場合、払込金額相当額に10.0%を乗じて算出した額の金銭について、当該配当基準日の属する事業年度の初日(但し、当該配当基準日が2021年3月末日に終了する事業年度に属する場合は、2021年3月31日)(同日を含む。)から当該配当基準日(同日を含む。)までの期間の実日数(但し、当該配当基準日が2021年3月末日に終了する事業年度に属する場合、かかる実日数から1日を減算する。)につき、1年を365日(但し、当該事業年度に閏日を含む場合は366日)として日割計算を行うものとする(除算は最後に行い、円位未満小数第2位まで計算し、その小数第2位を四捨五入する。)。但し、当該配当基準日の属する事業年度中の、当該配当基準日より前の日を基準日としてA種種類株主等に対し剰余金を配当したときは、当該配当基準日に係るA種優先配当金の額は、その各配当におけるA種優先配当金の合計額を控除した金額とする。

 (3)非参加条項

当会社は、A種種類株主等に対しては、A種優先配当金及びA種累積未払配当金相当額(下記(4)に定める。)の額を超えて剰余金の配当を行わない。但し、当会社が行う吸収分割手続の中で行われる会社法第758条第8号ロ若しくは同法第760条第7号ロに規定される剰余金の配当又は当会社が行う新設分割手続の中で行われる同法第763条第1項第12号ロ若しくは同法第765条第1項第8号ロに規定される剰余金の配当についてはこの限りではない。

 (4)累積条項

ある事業年度に属する日を基準日としてA種種類株主等に対して行われた1株当たりの剰余金の配当(当該事業年度より前の各事業年度に係るA種優先配当金につき本(4)に従い累積したA種累積未払配当金相当額(以下に定義される。)の配当を除く。)の総額が、当該事業年度に係るA種優先配当金の額(当該事業年度の末日を基準日とする剰余金の配当が行われると仮定した場合において、上記(2)に従い計算されるA種優先配当金の額をいう。但し、かかる計算においては、上記(2)但書の規定は適用されないものとして計算するものとする。)に達しないときは、その不足額は、当該事業年度(以下、本(4)において「不足事業年度」という。)の翌事業年度以降の事業年度に累積する。この場合の累積額は、不足事業年度に係る定時株主総会(以下、本(4)において「不足事業年度定時株主総会」という。)の翌日(同日を含む。)から累積額がA種種類株主等に対して配当される日(同日を含む。)までの間、不足事業年度の翌事業年度以降の各事業年度において、年率10.0%の利率で、1年毎(但し、1年目は不足事業年度定時株主総会の翌日(同日を含む。)から不足事業年度の翌事業年度の末日(同日を含む。)までとする。)の複利計算により算出した金額を加算した金額とする。なお、当該計算は、1年を365日(但し、当該事業年度に閏日を含む場合は366日)とした日割計算により行うものとし、除算は最後に行い、円位未満小数第2位まで計算し、その小数第2位を四捨五入する。本(4)に従い累積する金額(以下「A種累積未払配当金相当額」という。)については、下記9.(1)に定める支払順位に従い、A種種類株主等に対して配当する。

 2.残余財産の分配

 (1)残余財産の分配

当会社は、残余財産を分配するときは、A種種類株主等に対し、下記9.(2)に定める支払順位に従い、A種種類株式1株につき、払込金額相当額に、A種累積未払配当金相当額及び下記(3)に定める日割未払優先配当金額を加えた額(以下「A種残余財産分配額」という。)の金銭を支払う。但し、本(1)においては、残余財産の分配が行われる日(以下「分配日」という。)が配当基準日の翌日(同日を含む。)から当該配当基準日を基準日とした剰余金の配当が行われる時点までの間である場合は、当該配当基準日を基準日とする剰余金の配当は行われなかったものとみなしてA種累積未払配当金相当額を計算する。なお、A種残余財産分配額に、各A種種類株主等が権利を有するA種種類株式の数を乗じた金額に1円未満の端数が生じるときは、当該端数は切り捨てる。

 (2)非参加条項

A種種類株主等に対しては、上記(1)のほか、残余財産の分配は行わない。

 (3)日割未払優先配当金額

A種種類株式1株当たりの日割未払優先配当金額は、分配日の属する事業年度において、分配日を基準日としてA種優先配当金の支払がなされたと仮定した場合に、上記1.(2)に従い計算されるA種優先配当金相当額とする(以下、A種種類株式1株当たりの日割未払優先配当金額を「日割未払優先配当金額」という。)。

 3.議決権

 A種種類株主は、法令に別段の定めのある場合を除き、株主総会において議決権を有しない。

 4.金銭を対価とする取得請求権

 (1)金銭対価取得請求権

A種種類株主は、2021年4月1日以降いつでも、当会社に対して、下記(2)に定める金額(以下「取得金額」という。)の交付と引換えに、その有するA種種類株式の全部又は一部を取得することを請求すること(以下「金銭対価取得請求」という。)ができるものとし、金銭対価取得請求がなされた場合、当会社は、当該金銭対価取得請求に係るA種種類株式を取得するのと引換えに、当該金銭対価取得請求の日(以下「金銭対価取得請求日」という。)における分配可能額(会社法第461条第2項所定の分配可能額をいう。以下同じ。)を限度として、法令の許容する範囲内において、取得金額を当該A種種類株主に対して交付するものとする。なお、金銭対価取得請求日における分配可能額を超えて金銭対価取得請求が行われた場合、取得すべきA種種類株式の数は、金銭対価取得請求が行われたA種種類株式の数に応じて按分比例した数とし、また、かかる方法に従い取得されなかったA種種類株式については、金銭対価取得請求が行われなかったものとみなす。

 (2)取得金額

(a)基本取得金額

A種種類株式1株当たりの取得金額は、以下の算式によって計算される額(以下「基本取得金額」という。)とする。

 

(基本取得金額算式)

基本取得金額=A種種類株式の1株当たりの払込金額×(1+0.1)m+n/365

 

払込期日(同日を含む。)から金銭対価取得請求日(同日を含む。)までの期間に属する日の日数を「m年とn日」とする。

(b)控除価額

上記(a)にかかわらず、金銭対価取得請求日までの間に支払われたA種優先配当金(金銭対価取得請求日までの間に支払われたA種累積未払配当金相当額を含み、以下「取得請求前支払済配当金」という。)が存する場合には、A種種類株式1株当たりの取得金額は、次の算式に従って計算される控除価額を上記(a)に定める基本取得金額から控除した額とする。なお、取得請求前支払済配当金が複数回にわたって支払われた場合には、取得請求前支払済配当金のそれぞれにつき控除価額を計算し、その合計額を基本取得金額から控除する。

 

(控除価額算式)

控除価額=取得請求前支払済配当金×(1+0.1)x+y/365

 

取得請求前支払済配当金の支払日(同日を含む。)から金銭対価取得請求日(同日を含む。)までの期間に属する日の日数を「x年とy日」とする。

 (3)金銭対価取得請求受付場所

東京都中央区日本橋小網町6番1号

 (4)金銭対価取得請求の効力発生

金銭対価取得請求の効力は、金銭対価取得請求に要する書類が上記(3)に記載する金銭対価取得請求受付場所に到達したとき又は当該書類に記載された効力発生希望日のいずれか遅い時点に発生する。

 5.普通株式を対価とする取得請求権

 (1)普通株式対価取得請求権

A種種類株主は、2021年10月1日以降いつでも、当会社に対して、下記(2)に定める数の普通株式(以下「請求対象普通株式」という。)の交付と引換えに、その有するA種種類株式の全部又は一部を取得することを請求すること(以下「普通株式対価取得請求」という。)ができるものとし、当会社は、当該普通株式対価取得請求に係るA種種類株式を取得するのと引換えに、法令の許容する範囲内において、請求対象普通株式を、当該A種種類株主に対して交付するものとする。

 (2)A種種類株式の取得と引換えに交付する普通株式の数

A種種類株式の取得と引換えに交付する普通株式の数は、普通株式対価取得請求に係るA種種類株式の数に、上記4.(2)に従い計算される取得金額を乗じて得られる額を、下記(3)乃至(5)で定める取得価額で除して得られる数とする。

なお、本(2)においては、取得金額の計算における「金銭対価取得請求日」を「普通株式対価取得請求の効力発生日」と読み替えて、取得金額を計算する。

また、普通株式対価取得請求に係るA種種類株式の取得と引換えに交付する普通株式の合計数に1株に満たない端数があるときは、これを切り捨てるものとし、この場合においては、会社法第167条第3項に定める金銭の交付は行わない。

 (3)当初取得価額

365円

 (4)取得価額の修正

取得価額は、2021年4月1日以降、毎年3月31日及び9月30日(当該日が取引日でない場合には、翌取引日とする。以下「取得価額修正日」という。)において、各取得価額修正日に先立つ連続する30取引日(以下、本(4)において「取得価額算定期間」という。)の株式会社東京証券取引所(以下「東京証券取引所」という。)が発表する当会社普通株式の普通取引の売買高加重平均価格(以下「VWAP」という。)の平均値(なお、取得価額算定期間中に下記(5)に規定する事由が生じた場合、平均値は当該事由を勘案して合理的に調整される。)の95%に相当する額(円位未満小数第2位まで算出し、その小数第2位を四捨五入する。)(以下「修正後取得価額」という。)に修正される。但し、修正後取得価額が183円(但し、下記(5)に規定する事由が生じた場合、上記の金額は下記(5)に準じて調整される。以下「下限取得価額」という。)を下回る場合には、修正後取得価額は下限取得価額とする。なお、「取引日」とは、東京証券取引所において当会社普通株式の普通取引が行われる日をいい、VWAPが発表されない日は含まないものとする。

 (5)取得価額の調整 

(a)以下に掲げる事由が発生した場合には、それぞれ以下のとおり取得価額を調整する。

①普通株式につき株式の分割又は株式無償割当てをする場合、次の算式により取得価額を調整する。なお、株式無償割当ての場合には、次の算式における「分割前発行済普通株式数」は「無償割当て前発行済普通株式数(但し、その時点で当会社が保有する普通株式を除く。)」、「分割後発行済普通株式数」は「無償割当て後発行済普通株式数(但し、その時点で当会社が保有する普通株式を除く。)」とそれぞれ読み替える。

 

 調整後取得価額=調整前取得価額×分割前発行済普通株式数÷分割後発行済普通株式数

 

調整後取得価額は、株式の分割に係る基準日の翌日又は株式無償割当ての効力が生ずる日(株式無償割当てに係る基準日を定めた場合は当該基準日の翌日)以降これを適用する。

②普通株式につき株式の併合をする場合、次の算式により、取得価額を調整する。

 

 調整後取得価額=調整前取得価額×併合前発行済普通株式数÷併合後発行済普通株式数

 

調整後取得価額は、株式の併合の効力が生ずる日以降これを適用する。

③下記(d)に定める普通株式1株当たりの時価を下回る払込金額をもって普通株式を発行又は当会社が保有する普通株式を処分する場合(株式無償割当ての場合、普通株式の交付と引換えに取得される株式若しくは新株予約権(新株予約権付社債に付されたものを含む。以下、本(5)において同じ。)の取得による場合、普通株式を目的とする新株予約権の行使による場合、合併、株式交換若しくは会社分割により普通株式を交付する場合又は譲渡制限付株式報酬制度に基づき当社又はその関係会社(財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則第8条第8項に定める関係会社をいう。以下同じ。)の取締役その他の役員又は使用人に普通株式を交付する場合を除く。)、次の算式(以下「取得価額調整式」という。)により取得価額を調整する。取得価額調整式における「1株当たり払込金額」は、金銭以外の財産を出資の目的とする場合には、当該財産の適正な評価額とする。調整後取得価額は、払込期日(払込期間を定めた場合には当該払込期間の最終日)の翌日以降、また株主への割当てに係る基準日を定めた場合は当該基準日(以下「株主割当日」という。)の翌日以降これを適用する。なお、当会社が保有する普通株式を処分する場合には、次の算式における「新たに発行する普通株式の数」は「処分する当会社が保有する普通株式の数」、「当会社が保有する普通株式の数」は「処分前において当会社が保有する普通株式の数」とそれぞれ読み替える。

 

調整後取得価額=調整前取得価額×(発行済普通株式数-当会社が保有する普通株式の数+(新たに発行する普通株式の数×1株当たり払込金額÷普通株式1株当たりの時価))÷(発行済普通株式数-当会社が保有する普通株式の数+新たに発行する普通株式の数)

 

④当会社に取得をさせることにより又は当会社に取得されることにより、下記(d)に定める普通株式1株当たりの時価を下回る普通株式1株当たりの取得価額をもって普通株式の交付を受けることができる株式を発行又は処分する場合(株式無償割当ての場合を含む。)、かかる株式の払込期日(払込期間を定めた場合には当該払込期間の最終日。以下、本④において同じ。)に、株式無償割当ての場合にはその効力が生ずる日(株式無償割当てに係る基準日を定めた場合は当該基準日。以下、本④において同じ。)に、また株主割当日がある場合はその日に、発行又は処分される株式の全てが当初の条件で取得され普通株式が交付されたものとみなし、取得価額調整式において「1株当たり払込金額」としてかかる価額を使用して計算される額を、調整後取得価額とする。調整後取得価額は、払込期日の翌日以降、株式無償割当ての場合にはその効力が生ずる日の翌日以降、また株主割当日がある場合にはその日の翌日以降、これを適用する。上記にかかわらず、取得に際して交付される普通株式の対価が上記の時点で確定していない場合は、調整後取得価額は、当該対価の確定時点において発行又は処分される株式の全てが当該対価の確定時点の条件で取得され普通株式が交付されたものとみなして算出するものとし、当該対価が確定した日の翌日以降これを適用する。

⑤行使することにより又は当会社に取得されることにより、普通株式1株当たりの新株予約権の払込価額と新株予約権の行使に際して出資される財産(金銭以外の財産を出資の目的とする場合には、当該財産の適正な評価額とする。以下、本⑤において同じ。)の合計額が下記(d)に定める普通株式1株当たりの時価を下回る価額をもって普通株式の交付を受けることができる新株予約権を発行する場合(新株予約権無償割当ての場合を含む。)、かかる新株予約権の割当日に、新株予約権無償割当ての場合にはその効力が生ずる日(新株予約権無償割当てに係る基準日を定めた場合は当該基準日。以下、本⑤において同じ。)に、また株主割当日がある場合はその日に、発行される新株予約権全てが当初の条件で行使され又は取得されて普通株式が交付されたものとみなし、取得価額調整式において「1株当たり払込金額」として普通株式1株当たりの新株予約権の払込価額と新株予約権の行使に際して出資される財産の普通株式1株当たりの価額の合計額を使用して計算される額を、調整後取得価額とする。調整後取得価額は、かかる新株予約権の割当日の翌日以降、新株予約権無償割当ての場合にはその効力が生ずる日の翌日以降、また株主割当日がある場合にはその翌日以降、これを適用する。上記にかかわらず、取得又は行使に際して交付される普通株式の対価が上記の時点で確定していない場合は、調整後取得価額は、当該対価の確定時点において発行される新株予約権全てが当該対価の確定時点の条件で行使され又は取得されて普通株式が交付されたものとみなして算出するものとし、当該対価が確定した日の翌日以降これを適用する。但し、本⑤による取得価額の調整は、当会社又は当会社の子会社の取締役、監査役、執行役その他の役員又は従業員に対してストック・オプション目的で発行される普通株式を目的とする新株予約権には適用されないものとする。

(b)上記(a)に掲げた事由によるほか、下記①乃至③のいずれかに該当する場合には、当会社はA種種類株主等に対して、あらかじめ書面によりその旨並びにその事由、調整後取得価額、適用の日及びその他必要な事項を通知したうえ、取得価額の調整を適切に行うものとする。

①合併、株式交換、株式交換による他の株式会社の発行済株式の全部の取得、株式移転、吸収分割、吸収分割による他の会社がその事業に関して有する権利義務の全部若しくは一部の承継又は新設分割のために取得価額の調整を必要とするとき。

②取得価額を調整すべき事由が2つ以上相接して発生し、一方の事由に基づく調整後の取得価額の算出にあたり使用すべき時価につき、他方の事由による影響を考慮する必要があるとき。

③その他、発行済普通株式数(但し、当会社が保有する普通株式の数を除く。)の変更又は変更の可能性を生ずる事由の発生によって取得価額の調整を必要とするとき。

(c)取得価額の調整に際して計算が必要な場合は、円位未満小数第2位まで算出し、その小数第2位を四捨五入する。

(d)取得価額調整式に使用する普通株式1株当たりの時価は、調整後取得価額を適用する日(但し、取得価額を調整すべき事由について東京証券取引所が提供する適時開示情報閲覧サービスにおいて公表された場合には、当該公表が行われた日)に先立つ連続する30取引日の東京証券取引所が発表する当会社の普通株式の普通取引のVWAPの平均値(円位未満小数第2位まで算出し、その小数第2位を四捨五入する。以下同じ。)とする。

(e)取得価額の調整に際し計算を行った結果、調整後取得価額と調整前取得価額との差額が0.1円未満にとどまるときは、取得価額の調整はこれを行わない。但し、本(e)により不要とされた調整は繰り越されて、その後の調整の計算において斟酌される。

 (6)普通株式対価取得請求受付場所

東京都中央区日本橋小網町6番1号

 (7)普通株式対価取得請求の効力発生

普通株式対価取得請求の効力は、普通株式対価取得請求に要する書類が上記(6)に記載する普通株式対価取得請求受付場所に到達したとき又は当該書類に記載された効力発生希望日のいずれか遅い時点に発生する。

 (8)普通株式の交付方法

当会社は、普通株式対価取得請求の効力発生後、当該普通株式対価取得請求をしたA種種類株主に対して、当該A種種類株主が指定する株式会社証券保管振替機構又は口座管理機関における振替口座簿の保有欄に振替株式の増加の記録を行うことにより普通株式を交付する。

 6.金銭を対価とする取得条項

 (1)取得条項の内容

当会社は、2023年4月1日以降いつでも、当会社の取締役会が別に定める日(以下「金銭対価償還日」という。)が到来することをもって、A種種類株主等に対して、金銭対価償還日の14日前までに書面による通知(撤回不能とする。)を行った上で、当該金銭対価償還日における分配可能額を限度として、法令の許容する範囲内において、下記(2)に定める金額(以下「償還価額」という。)の金銭を対価として、A種種類株式の全部又は一部を取得することができる(以下「金銭対価償還」という。)。

A種種類株式の一部を取得するときは、按分比例その他当会社の取締役会が定める合理的な方法によって、A種種類株主から取得すべきA種種類株式を決定する。

 (2)償還価額

(a)基本償還価額

A種種類株式1株当たりの償還価額は、以下の算式によって計算される額(以下「基本償還価額」という。)とする。

 

(基本償還価額計算式)

基本償還価額=A種種類株式の1株当たりの払込金額×(1+0.1)m+n/365

 

払込期日(同日を含む。)から金銭対価償還日(同日を含む。)までの期間に属する日の日数を「m年とn日」とする。

(b)控除価額

上記(a)にかかわらず、金銭対価償還日までの間に支払われたA種優先配当金(金銭対価償還日までの間に支払われたA種累積未払配当金相当額を含み、以下「償還請求前支払済配当金」という。)が存する場合には、A種種類株式1株当たりの償還価額は、次の算式に従って計算される控除価額を上記(a)に定める基本償還価額から控除した額とする。なお、償還請求前支払済配当金が複数回にわたって支払われた場合には、償還請求前支払済配当金のそれぞれにつき控除価額を計算し、その合計額を基本償還価額から控除する。

 

(控除価額計算式)

控除価額=償還請求前支払済配当金×(1+0.1)x+y/365

 

償還請求前支払済配当金の支払日(同日を含む。)から金銭対価償還日(同日を含む。)までの期間に属する日の日数を「x年とy日」とする。

 7.自己株式の取得に際しての売主追加請求権の排除

当会社が株主総会の決議によってA種種類株主との合意により当該A種種類株主の有するA種種類株式の全部又は一部を取得する旨を決定する場合には、会社法第160条第2項及び第3項の規定を適用しないものとする。

 8.株式の併合又は分割、募集株式の割当て等

 (1)当会社は、A種種類株式について株式の分割又は併合を行わない。

 (2)当会社は、A種種類株主には、募集株式の割当てを受ける権利又は募集新株予約権の割当てを受ける権利を与えない。

 (3)当会社は、A種種類株主には、株式無償割当て又は新株予約権無償割当てを行わない。

 9.優先順位

 (1)A種優先配当金、A種累積未払配当金相当額及び普通株式を有する株主又は普通株式の登録株式質権者(以下「普通株主等」と総称する。)に対する剰余金の配当の支払順位は、A種累積未払配当金相当額が第1順位、A種優先配当金が第2順位、普通株主等に対する剰余金の配当が第3順位とする。

 (2)A種種類株式及び普通株式に係る残余財産の分配の支払順位は、A種種類株式に係る残余財産の分配を第1順位、普通株式に係る残余財産の分配を第2順位とする。

 (3)当会社が剰余金の配当又は残余財産の分配を行う額が、ある順位の剰余金の配当又は残余財産の分配を行うために必要な総額に満たない場合は、当該順位の剰余金の配当又は残余財産の分配を行うために必要な金額に応じた按分比例の方法により剰余金の配当又は残余財産の分配を行う。

10.種類株主総会の決議

定款において、会社法第322条第2項に関する定めはありません。

11.議決権を有しないこととしている理由

資本の増強にあたり、既存の株主への影響を考慮したためであります。

 

① 【ストックオプション制度の内容】

決議年月日

2013年6月25日

付与対象者の区分及び人数(名)

当社の取締役1名
当社の従業員41名

新株予約権の数(個) ※

112

新株予約権の目的となる株式の種類、内容及び数(株) ※

普通株式 11,200 (注)1

新株予約権の行使時の払込金額(円) ※

1,013 (注)2

新株予約権の行使期間 ※

自 2016年3月29日 至 2023年6月25日

新株予約権の行使により株式を発行する場合の発行価格及び資本組入額(円) ※

発行価額  1,013

資本組入額  507 

新株予約権の行使の条件 ※

新株予約権割当契約書の定めによるものとする。

新株予約権の譲渡に関する事項 ※

新株予約権者は、譲渡、質入、担保の設定その他の処分をすることができない。

組織再編成行為に伴う新株予約権の
交付に関する事項 ※

 

 ※ 当事業年度の末日(2023年3月31日)における内容を記載しております。なお、提出日の前月末(2023年5月31日)現在において、これらの事項に変更はありません。

(注) 1.当社が普通株式につき株式分割(当社普通株式の株式無償割当てを含む。)又は株式併合を行う場合は、次の算式により本新株予約権の目的となる株式の数を調整するものとします。ただし、かかる調整は、本新株予約権のうち、当該時点で権利行使又は消却されていない本新株予約権の目的となる株式の数についてのみ行われ、調整の結果生じる1株未満の端数は切り捨てるものとします。

調整後株式数=調整前株式数×分割・併合の比率

2.本新株予約権発行後、当社が当社普通株式につき株式分割又は株式併合を行う場合、次の算式により行使価額を調整し、調整の結果生じる1円未満の端数は切り上げるものとします。

調整後行使価額=調整前行使価額×

分割・併合の比率

 

また、本新株予約権発行日以後、当社が当社普通株式につき時価を下回る価額で新株の発行又は自己株式の処分を行う場合は、次の算式により行使価額を調整し、調整の結果生じる1円未満の端数は切り上げるものとします。ただし、当社普通株式に転換される証券若しくは転換できる証券の転換、当社普通株式の交付を請求できる新株予約権(新株予約権付社債に付されたものを含む。)の行使、単元未満株主の単元未満株式売渡請求に基づく自己株式の譲渡及び株式交換による移転の場合は、いずれも行使価額の調整を行わないものとします。

 

 

 

 

既発行株式数

新規発行株式数×1株当たり払込金額

調整後行使価額

調整前行使価額

×

1株当たりの時価

既発行株式数+新規発行株式数

 

なお、上記算式において「既発行株式数」とは、当社普通株式に係る発行済株式総数から当社普通株式に係る自己株式数を控除した数とし、また、当社普通株式に係る自己株式の処分を行う場合には、「新規発行株式数」を「処分する自己株式数」に読み替えるものとします。

 

② 【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(4) 【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数
(株)

発行済株式
総数残高
(株)

資本金増減額
 
(千円)

資本金残高
 
(千円)

資本準備金
増減額
(千円)

資本準備金
残高
(千円)

2018年4月1日~
2019年3月31日

(注1)

普通株式

3,000

普通株式

11,982,000

856

606,988

856

564,988

2019年4月1日~
2020年3月31日

(注1)

普通株式

4,500

普通株式

11,986,500

890

607,879

890

565,879

2020年8月3日

(注2)

普通株式

1,800,000

普通株式

13,786,500

300,960

908,839

300,960

866,839

2021年3月31日

(注3)

A種種類株式

3,000

普通株式

13,786,500

A種種類株式

3,000

1,500,000

2,408,839

1,500,000

2,366,839

2021年3月31日

(注4)

普通株式

13,786,500

A種種類株式

3,000

△2,358,839

50,000

△2,316,839

50,000

 

(注)1.新株予約権(ストックオプション)の行使による増加であります。

2.有償第三者割当 普通株式   1,800,000株

          発行価格   1株につき334.4円

          資本組入額  1株につき167.2円

          割当先    SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社

3.有償第三者割当 A種種類株式 3,000株

          発行価格   1株につき1,000,000円

          資本組入額  1株につき500,000円

          割当先    三井住友ファイナンス&リース株式会社

4.2021年3月25日開催の臨時株主総会の決議に基づき、2021年3月31日付で資本金の額を2,358,839,100円、資本準備金の額を2,316,839,100円減少し、同額を資本剰余金に振り替えております。

 

 

(5) 【所有者別状況】

普通株式

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数(人)

7

21

51

29

25

7,219

7,352

所有株式数
(単元)

4,888

3,947

45,017

8,843

172

 74,945

137,812

5,300

所有株式数
の割合(%)

3.55

2.86

32.67

6.42

0.12

54.38

100.00

 

(注)  自己株式277,965株は、「個人その他」に2,779単元、「単元未満株式の状況」に65株含まれております。

 

A種種類株式

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数1株)

単元未満
株式の状況
(株)

政府及び
地方公共
団体

金融機関

金融商品
取引業者

その他の
法人

外国法人等

個人
その他

個人以外

個人

株主数(人)

1

1

所有株式数
(単元)

3,000

3,000

所有株式数
の割合(%)

100.00

100.00

 

 

 

 

(6) 【大株主の状況】

  所有株式数別

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する所有株式数の
割合(%)

SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社

東京都港区六本木1丁目6-1

1,800,000

13.32

株式会社ティーケーピー

東京都新宿区市谷八幡町8

1,700,000

12.58

岩本 博

神奈川県川崎市中原区

1,029,900

 7.62

渋谷 守浩

奈良県生駒市

775,500

 5.74

株式会社ブロックス

神奈川県川崎市中原区木月祇園町10-13

600,000

 4.44

INTERACTIVE BROKERS LLC
(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)

アメリカ合衆国・コネチカット州
(東京都千代田区霞が関3丁目2番5号)

523,100

3.87

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

406,800

3.01

SMBC日興証券株式会社

東京都千代田区丸の内3-3-1

259,000

1.92

株式会社SHIBUTANIホールディングス

奈良県生駒市菜畑町2313-451

250,000

1.85

岩本 眞弓

神奈川県川崎市中原区

 180,000

1.33

7,524,300

55.70

 

 

    所有議決権数別

 

 

  2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有議決権数
(個)

総株主の議決権
に対する
所有議決権数
の割合(%)

SBIファイナンシャルサービシーズ株式会社

東京都港区六本木1丁目6-1

18,000

13.33

株式会社ティーケーピー

東京都新宿区市谷八幡町8

17,000

12.59

岩本 博

神奈川県川崎市中原区

10,299

7.63

渋谷 守浩

奈良県生駒市

7,755

5.74

株式会社ブロックス

神奈川県川崎市中原区木月祇園町10-13

6,000

4.44

INTERACTIVE BROKERS LLC
(常任代理人 インタラクティブ・ブローカーズ証券株式会社)

アメリカ合衆国・コネチカット州
(東京都千代田区霞が関3丁目2番5号)

5,231

3.87

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

4,068

3.01

SMBC日興証券株式会社

東京都千代田区丸の内3-3-1

2,590

1.92

株式会社SHIBUTANIホールディングス

奈良県生駒市菜畑町2313-451

2,500

1.85

岩本 眞弓

神奈川県川崎市中原区

1,800

1.33

75,243

55.72

 

 

① 【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

6,124,998

5,406,693

 

 

受取手形

4,831

1,929

 

 

売掛金

93,170

151,020

 

 

完成工事未収入金

429,263

430,354

 

 

契約資産

176,458

62,216

 

 

販売用不動産

364,610

354,748

 

 

商品及び製品

270,338

323,323

 

 

原材料及び貯蔵品

65,168

58,247

 

 

未成工事支出金

33,019

109,005

 

 

その他

721,404

828,939

 

 

貸倒引当金

35,816

39,806

 

 

流動資産合計

8,247,448

7,686,671

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

6,338,772

5,374,282

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

425,446

342,309

 

 

 

土地

670,869

671,169

 

 

 

リース資産(純額)

275,508

223,448

 

 

 

建設仮勘定

10,926

69,864

 

 

 

その他

21,944

16,112

 

 

 

有形固定資産合計

※2 7,743,468

※2 6,697,187

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

その他

89,638

97,375

 

 

 

無形固定資産合計

89,638

97,375

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

敷金及び保証金

3,603,901

3,665,000

 

 

 

繰延税金資産

4,593,154

4,573,725

 

 

 

その他

※1 345,152

※1 308,705

 

 

 

貸倒引当金

38,211

43,548

 

 

 

投資その他の資産合計

8,503,997

8,503,883

 

 

固定資産合計

16,337,103

15,298,445

 

資産合計

24,584,551

22,985,116

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

支払手形及び買掛金

992,352

928,096

 

 

短期借入金

5,041,500

4,854,000

 

 

1年内返済予定の長期借入金

1,405,298

1,135,841

 

 

未払金

702,854

740,583

 

 

前受金

4,184

26,971

 

 

未払法人税等

31,693

30,878

 

 

契約負債

1,606,727

1,448,991

 

 

資産除去債務

138,783

118,266

 

 

その他

1,864,771

1,567,131

 

 

流動負債合計

11,788,166

10,850,761

 

固定負債

 

 

 

 

社債

210,000

150,000

 

 

長期借入金

3,714,393

3,303,573

 

 

リース債務

373,455

287,670

 

 

資産除去債務

2,456,648

2,355,753

 

 

その他

113,303

167,333

 

 

固定負債合計

6,867,801

6,264,330

 

負債合計

18,655,967

17,115,091

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

50,000

50,000

 

 

資本剰余金

4,613,178

4,613,178

 

 

利益剰余金

1,483,871

1,426,965

 

 

自己株式

192,505

192,505

 

 

株主資本合計

5,954,544

5,897,638

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

その他有価証券評価差額金

85

920

 

 

為替換算調整勘定

28,017

27,880

 

 

その他の包括利益累計額合計

27,932

28,800

 

新株予約権

1,971

1,187

 

純資産合計

5,928,583

5,870,025

負債純資産合計

24,584,551

22,985,116

 

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 22,242,375

※1 24,129,054

売上原価

※2 10,594,510

※2 10,217,024

売上総利益

11,647,865

13,912,030

販売費及び一般管理費

※3 13,023,867

※3 13,701,110

営業利益又は営業損失(△)

1,376,001

210,920

営業外収益

 

 

 

為替差益

18,313

14,574

 

助成金収入

700,298

218,194

 

雇用調整助成金

359,617

149,050

 

その他

20,899

22,067

 

営業外収益合計

1,099,128

403,886

営業外費用

 

 

 

支払利息

80,622

76,781

 

支払手数料

14,362

7,661

 

金融手数料

75,653

73,019

 

その他

11,101

4,534

 

営業外費用合計

181,739

161,996

経常利益又は経常損失(△)

458,613

452,810

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※4 43,750

 

新株予約権戻入益

643

784

 

特別利益合計

44,393

784

特別損失

 

 

 

固定資産売却損

※5 2,976

 

減損損失

※6 140,985

 

関係会社株式評価損

75,102

 

特別損失合計

219,065

税金等調整前当期純利益
又は税金等調整前当期純損失(△)

414,219

234,529

法人税、住民税及び事業税

35,950

32,378

法人税等調整額

927,847

34,056

法人税等合計

891,896

66,434

当期純利益

477,676

168,094

親会社株主に帰属する当期純利益

477,676

168,094

 

1.報告セグメントの概要
(1) 報告セグメントの決定方法

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会が、経営資源の配分の決定及び業績を評価するために、定期的に検討を行う対象となっているものであります。

当社グループのセグメントについては、事業の種類別に構成されており「ブライダル関連事業」及び「建築不動産関連事業」を報告セグメントとしております。

(2) 各報告セグメントに属する製品及びサービスの種類

「ブライダル関連事業」は、直営施設及び提携施設を通じた挙式・披露宴の企画・運営等のブライダルサービス、ホテルスタイルの施設を通じた宿泊サービス、レストランスタイルの施設を通じたレストランサービス、各種パーティーの企画・運営の宴会サービスの提供等を行っております。

「建築不動産関連事業」は、飲食店や小売店を中心とした施設の内外装工事の請負及び設計監理業務、戸建住宅やマンションの建築、コンテナ事業、コンサルティングサービス等を行っております。

 

① 【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

4,557,486

4,409,866

 

 

売掛金

※1 63,602

※1 115,343

 

 

原材料及び貯蔵品

111,710

137,884

 

 

前払費用

352,967

333,221

 

 

その他

※1 248,698

※1 196,532

 

 

貸倒引当金

31,878

36,483

 

 

流動資産合計

5,302,586

5,156,363

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物(純額)

5,841,514

4,912,088

 

 

 

構築物(純額)

254,048

225,204

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

420,701

338,115

 

 

 

土地

262,604

262,604

 

 

 

リース資産(純額)

292,528

237,977

 

 

 

その他

7,546

8,166

 

 

 

有形固定資産合計

7,078,943

5,984,156

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

75,295

71,517

 

 

 

その他

5,069

18,822

 

 

 

無形固定資産合計

80,365

90,340

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

3,879

34,149

 

 

 

関係会社株式

1,479,787

1,404,684

 

 

 

長期前払費用

5,552

268

 

 

 

関係会社長期貸付金

182,000

 

 

 

敷金及び保証金

3,585,342

3,648,588

 

 

 

繰延税金資産

4,473,439

4,368,817

 

 

 

その他

26,808

32,145

 

 

 

貸倒引当金

199,993

17,265

 

 

 

投資その他の資産合計

9,556,816

9,471,388

 

 

固定資産合計

16,716,125

15,545,885

 

資産合計

22,018,712

20,702,249

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

※1 729,537

※1 733,795

 

 

1年内返済予定の長期借入金

886,821

651,182

 

 

リース債務

89,969

84,778

 

 

未払金

※1 696,448

※1 729,633

 

 

短期借入金

5,041,500

4,854,000

 

 

未払費用

608,925

565,003

 

 

未払法人税等

30,792

28,699

 

 

未払消費税等

581,792

220,068

 

 

前受金

3,952

26,831

 

 

契約負債

1,563,748

1,418,053

 

 

資産除去債務

138,783

118,266

 

 

預り金

82,527

74,285

 

 

その他

64,938

88,824

 

 

流動負債合計

10,519,736

9,593,422

 

固定負債

 

 

 

 

社債

210,000

150,000

 

 

長期借入金

2,966,107

2,614,925

 

 

リース債務

369,779

285,001

 

 

資産除去債務

2,407,990

2,306,260

 

 

その他

99,750

153,780

 

 

固定負債合計

6,053,627

5,509,968

 

負債合計

16,573,363

15,103,390

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

50,000

50,000

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

資本準備金

50,000

50,000

 

 

 

その他資本剰余金

4,563,178

4,563,178

 

 

 

資本剰余金合計

4,613,178

4,613,178

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

繰越利益剰余金

974,090

1,128,120

 

 

 

利益剰余金合計

974,090

1,128,120

 

 

自己株式

192,505

192,505

 

 

株主資本合計

5,444,763

5,598,793

 

 

その他有価証券評価差額金

1,386

1,122

 

 

評価・換算差額等合計

1,386

1,122

 

新株予約権

1,971

1,187

 

純資産合計

5,445,348

5,598,858

負債純資産合計

22,018,712

20,702,249

 

 

② 【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

18,627,740

21,233,196

売上原価

7,146,406

7,501,509

売上総利益

11,481,333

13,731,686

販売費及び一般管理費

※1 12,570,201

※1 13,253,072

営業利益又は営業損失(△)

1,088,867

478,613

営業外収益

 

 

 

受取利息及び受取配当金

※2 2,208

167

 

雇用調整助成金

359,617

149,050

 

助成金収入

699,763

218,094

 

その他

13,808

40,889

 

営業外収益合計

1,075,398

408,200

営業外費用

 

 

 

支払利息

75,903

72,213

 

支払手数料

14,362

7,661

 

金融手数料

75,653

73,019

 

その他

6,500

3,290

 

営業外費用合計

172,419

156,184

経常利益又は経常損失(△)

185,888

730,629

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

43,750

 

新株予約権戻入益

643

784

 

特別利益合計

44,393

784

特別損失

 

 

 

固定資産売却損

2,976

 

減損損失

140,985

 

関係会社株式評価損

75,102

 

関係会社貸倒引当金繰入額

4,058

 

特別損失合計

4,058

219,065

税引前当期純利益
又は税引前当期純損失(△)

145,552

512,348

法人税、住民税及び事業税

30,770

28,699

法人税等調整額

840,469

104,619

法人税等合計

809,699

133,319

当期純利益

664,147

379,029