株式会社ディジタルメディアプロフェッショナル

Digital Media Professionals Inc.
中野区中野4-10-2
証券コード:36520
業界:情報・通信業
有価証券報告書の提出日:2023年6月27日

(1)連結経営指標等

回次

第17期

第18期

第19期

第20期

第21期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

1,009,932

1,667,991

2,322,112

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

361,029

122,631

28,814

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(千円)

364,622

157,197

22,569

包括利益

(千円)

361,835

154,635

28,777

純資産額

(千円)

3,250,208

3,095,483

3,124,151

総資産額

(千円)

3,477,303

3,472,189

3,842,109

1株当たり純資産額

(円)

1,032.07

983.23

993.30

1株当たり当期純利益又は当期純損失(△)

(円)

116.03

49.93

7.17

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

93.5

89.2

81.3

自己資本利益率

(%)

0.7

株価収益率

(倍)

383.40

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

36,360

39,923

37,573

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

68,624

77,348

465,910

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

1,508

90

108

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

2,112,353

2,002,540

2,435,996

従業員数

(人)

63

67

64

(外、平均臨時雇用者数)

(-)

(-)

(-)

(-)

(2)

(注)1.第19期連結会計年度より連結財務諸表を作成しているため、それ以前については記載しておりません。

2.第21期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため記載しておりません。第19期および第20期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

3.第19期および第20期の自己資本利益率については、親会社株主に帰属する当期純損失であるため、記載しておりません。

4.第19期および第20期の株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失であるため、記載しておりません。

5.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第20期の期首から適用しており、第20期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

(2)提出会社の経営指標等

回次

第17期

第18期

第19期

第20期

第21期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

1,086,713

1,328,494

1,009,932

1,667,991

2,322,112

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

33,295

85,034

361,279

126,038

25,291

当期純利益又は当期純損失(△)

(千円)

35,136

65,351

364,872

160,604

19,046

持分法を適用した場合の投資利益

(千円)

資本金

(千円)

1,062,032

1,804,592

1,838,882

1,838,882

1,838,882

発行済株式総数

(株)

2,811,700

3,131,700

3,152,400

3,152,400

3,152,400

純資産額

(千円)

1,998,008

3,543,507

3,250,060

3,092,208

3,113,626

総資産額

(千円)

2,383,359

3,841,512

3,481,010

3,472,984

3,834,751

1株当たり純資産額

(円)

710.70

1,131.88

1,032.02

982.19

989.95

1株当たり配当額

(円)

(うち1株当たり中間配当額)

(-)

(-)

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益金額又は1株当たり当期純損失金額(△)

(円)

12.54

21.21

116.11

51.01

6.05

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

12.53

自己資本比率

(%)

83.8

92.2

93.4

89.0

81.2

自己資本利益率

(%)

1.8

2.4

0.6

株価収益率

(倍)

370.96

93.91

454.40

配当性向

(%)

営業活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

97,700

84,386

投資活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

2,633

958,341

財務活動によるキャッシュ・フロー

(千円)

31,416

1,428,957

現金及び現金同等物の期末残高

(千円)

1,442,183

1,995,095

従業員数

(人)

34

39

42

42

44

(外、平均臨時雇用者数)

(4)

(13)

(-)

(-)

(1)

株主総利回り

(%)

73.1

31.3

43.4

22.3

43.2

(比較指標:TOPIX)

(%)

(92.7)

(81.7)

(113.8)

(113.4)

(116.7)

最高株価

(円)

9,030

5,720

4,540

2,860

3,340

最低株価

(円)

3,430

1,629

1,754

1,169

1,250

(注)1.第18期および第21期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式は存在しないため記載しておりません。第19期および第20期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、1株当たり当期純損失であり、また、潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2.第19期および第20期の自己資本利益率については、当期純損失であるため記載しておりません。

3.第19期および第20期の株価収益率については、当期純損失であるため記載しておりません。

4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第20期の期首から適応しており、第20期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

5.第18期までの持分法を適用した場合の投資利益については、関連会社がないため記載しておりません。

6.第19期より連結財務諸表を作成しているため、持分法を適用した場合の投資利益、営業活動によるキャッシュ・フロー、投資活動によるキャッシュ・フロー、財務活動によるキャッシュ・フロー及び現金及び現金同等物の期末残高は記載しておりません。

7.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所(グロース市場)におけるものであり、それ以前は東京証券取引所(マザーズ)におけるものであります。

 

 

2【沿革】

年月

事項

2002年7月

3Dグラフィックス(注1)市場参入を目指し、東京都武蔵野市中町に株式会社ディジタルメディアプロフェッショナルを設立(資本金30,000千円)

2006年7月

組み込み機器(注2)向けグラフィックスIPコア(注3)「PICA200」(注4)を販売開始

2008年4月

LSI製品(注5)「NV7」を販売開始

2011年6月

東京証券取引所マザーズに株式を上場

2011年10月

Digital Media Professionals USA Inc.(米国)を設立

2013年2月

本社を東京都中野区へ移転

2014年5月

株式会社UKCホールディングス(現株式会社レスターホールディングス)と業務資本提携

2015年10月

LSI製品「VF2」を販売開始

2016年8月

3DグラフィックスIPコア「M3000」シリーズを発表

2016年11月

DeepLearning(注6)を用いた画像認識エンジン「ZIA™」を発表

2017年4月

エッジ向けAIプロセッサーIP ZIA™「DV700」を発表

2017年10月

LSI製品「RS1」を販売開始

2018年9月

AI FPGAモジュール製品(注7)「ZIA™ C2/C3 Kit」販売開始

2019年5月

ヤマハ発動機株式会社と業務資本提携

2019年5月

ISO9001:2015認証を取得

2020年4月

海外子会社「Digital Media Professionals Vietnam Company Limited」を設立

2021年6月

米国Cambrian Inc.と資本業務提携

2022年4月

東京証券取引所の市場区分再編に伴い、グロース市場へ移行

(注)1.「3Dグラフィックス」とは、3次元空間上の形状情報から、それらを平面上に投射することで生成される画像で、これらの一連の技術のことを指します。

2.「組み込み機器」とは、特定の機能を実現するために家電製品や機械等に組み込まれるコンピュータシステムを指します。

3.「IPコア」とは、LSIを構成するための部分的な回路情報のうち、特に単一機能でまとめられたものを指します。「IPコア」は、Intellectual Property Coreの略称です。

4.「PICA200」とは、国際標準規格に準拠したうえで、当社独自の拡張機能「MAESTRO」を搭載する事が可能なグラフィックスIPコアの商標です。

5.「LSI」とは、シリコンウェハ(半導体製品の製造に使用される導体と絶縁体の中間の性質を持つ物質)で形成される大規模集積回路を意味しております。「LSI」は、Large Scale Integrationの略称であり「半導体」とも呼ばれています。

6.「DeepLearning」 (深層学習) とは、画像認識分野などで実用化が進む、人工知能を実現する機械学習の手法の一種。人間の脳を模したニューラルネットワークの仕組みを活用したものです。

7.「FPGA」とは、製造後に購入者や設計者が構成を設定できる集積回路を指します。「FPGA」は、Field-Programmable Gate Arrayの略称です。

 

3【事業の内容】

 当社グループは、精細な画像を描画するために必要なハードウエアIPおよびソフトウエアIP(以下、合わせてグラフィックスIPコアという)を開発して、主にゲーム機器、自動車、モバイル通信機器、家電製品等に組み込まれる半導体向けのIPコアを当社の顧客である半導体メーカーや半導体が組み込まれた最終製品メーカー(ゲーム機器メーカー、モバイル通信機器メーカー等)に提供する事業を展開しております。

 また、上記の開発によって得られたグラフィックスIPコアを搭載したLSI製品をパチンコ機およびパチスロ機(以下、アミューズメント機器という)向けに提供する事業を本格化しております。

 さらに、ディープラーニングなどの人工知能(注1)に必要なハードウエアIPおよびソフトウエアIPを開発し、顧客に提供する事業を展開しております。

 

 当社グループは、単一セグメントであるため、事業別に記載しております。

(1)IPコアライセンス事業

 IPコアライセンス事業は、ハードウエアIP(論理設計データ等)やソフトウエアIP(主にハードウエアを制御するドライバーやコンテンツ制作を支援するツール類)を提供します。半導体メーカーや半導体が組み込まれた最終製品メーカー等に向けてライセンス(使用許諾)を供与しております。なお、当社は顧客に対してライセンスを供与しますが、顧客が第三者であるソフトウエア開発メーカーに対し当該ライセンスをサブライセンス(再許諾)する権利を、当社から顧客に与える場合もあります。

 当社が開発したIPコアを顧客にライセンスして得られる収入は、その種類によって(a)ライセンス収入、(b)リカーリング収入に区分しております。

(a)ライセンス収入

顧客が家電製品等の開発を進める過程で、当社がIPコアのライセンスを与えたことによる対価として得られる収入です。

顧客は、ライセンスされた当社IPコアをベースに、製品の企画開発、生産を行い、その性質上、当社が受領するライセンス収入は顧客の製品開発段階で発生します。

(b)リカーリング収入

①ランニングロイヤリティ収入

顧客がIPコアを組み込んだ製品を販売する際に、製品出荷数量に応じて当社が顧客から収受する対価です。ランニングロイヤリティ収入は顧客製品の生産開始から生産終了まで数年間にわたり継続的に発生します。

②サブスクリプション収入

顧客が、当社が提供するSaaS(Software as a Service)型のクラウドサービスにアクセス、解析を行った件数(PV)に応じて当社が顧客から収受する対価です。サブスクリプション収入は顧客が当社クラウドサービスを利用する間、継続的に発生します。

(2)製品事業

当社のIPコアが組み込まれたLSI製品を、半導体メーカーに製造を委託したうえで販売しております。当該LSI製品のグラフィックスLSI(SoC(注2))は主にアミューズメント機器等に組み込まれ、AI LSI(FPGA)はAIを使用する機器等に組み込まれます。また、量産ドローン向けカメラモジュール、米国Cambrian社の協働ロボット向け画像認識システム(ビジョンシステム)等の仕入、販売を行っております。

(3)プロフェッショナルサービス事業

 プロフェッショナルサービス事業は、当社の各種IPコアをインテグレーションして顧客のSoCシステム全体を検討・最適化する設計サービス、自社製品の開発により培ったGPU/ビジョン/AI技術をベースに、顧客の開発している製品に最適化したアルゴリズム開発(注3)、ソフトウエア開発からハードウエア開発に至るまでをプロフェッショナルサービスとして提供しております。

(注)1.人工知能 (Artificial Intelligence, AI) とは、人間が行っている認知や判断を、コンピュータを使って行うためのソフトウエアやシステムのこと。具体的には、文章、画像、会話、音などを理解し判断するコンピュータプログラムなどのことです。

2.「SoC」とは、一つの半導体チップ上に必要とされる一連の機能(システム)を集積する集積回路の設計手法のことであります。「SoC」は、System on a Chipの略称です。

3.「アルゴリズム」とは、問題を解くための効率的手順を定式化した形で表現したものを意味します。

 

[事業系統図]

0101010_001.png

 

4【関係会社の状況】

名称

住所

資本金

(千VND)

主要な事業の内容

議決権の所有割合又は被所有割合

(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

Digital Media Professionals Vietnam Company Limited

ベトナム

ホーチミン市

2,315,500

AI関連エンジニアリングサービス

100

当社製品、サービスを開発している。
役員の兼任あり。
資金貸付あり。

 

5【従業員の状況】

(1)連結会社の状況

 

2023年3月31日現在

 

従業員数(人)

64

2

(注)1.従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(契約社員、アルバイトを含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.従業員数に使用人兼務役員は含んでおりません。

3.当社グループの事業は、グラフィックスIPコア等の開発・製造・販売並びにこれらの付随業務の単一セグメントであるため、グループ全体での従業員数を記載しております。

 

(2)提出会社の状況

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

従業員数(人)

平均年齢

平均勤続年数

平均年間給与(千円)

44

1

42

11ヵ月

6

1ヵ月

7,863

 (注)1.従業員数は就業人員であり、臨時従業員(契約社員およびパートタイマ―)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

2.従業員数に使用人兼務役員は含んでおりません。

3.平均年間給与は、賞与および基準外賃金を含んでおります。なお、使用人兼務役員の使用人としての給与部分を除いて計算しております。

4.当社の事業は、グラフィックスIPコア等の開発・製造・販売並びにこれらの付随業務の単一セグメントであるため、セグメントに係る記載は、該当がありません。

(3)労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

3【事業等のリスク】

有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する項目のうち、経営者が当社グループの財政状態、経営成績およびキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)並びに株価等に重要な影響を及ぼす可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりです。

なお、リスクが顕在化する可能性の程度や時期については、そのリスクの複雑性から明確化は難しいものの、当社グループが研究開発を重視したファブレス半導体・IPベンダーであるという特性とリスクの関係性の高さから、「特に重要なリスク」と「重要なリスク」に分類しております。

また、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。

 

(特に重要なリスク)

①技術の進展等について

当社の事業は、画像処理やグラフィックス処理技術およびAI技術に密接に関連しておりますが、これらの技術の進展は著しく、短期間で新製品が発売され、高機能化も進んでおります。

当社としては、技術動向を注視しつつ、技術力を向上させることで、技術の進展に対応していく方針であります。しかしながら、当社が予想しない新技術の開発・普及により事業環境が急変し、当社が迅速または適切に対応できない場合、または、競合他社が当社を上回る技術を開発し、当社技術が陳腐化した場合には、当社の製品・サービスの売上減少により、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

②販売先の市場動向による経営成績への影響について

当社製品は、アミューズメント機器、車載製品、産業機器、モバイル・コンシューマー機器等の市場向けであり、これら顧客の機器製品にソフトウエアおよびハードウエアとして組み込まれて使用されております。これら市場の製品はいずれもライフサイクルが短く、技術革新のスピードも早いため、当社の売上・利益を維持し、増大させるためには、市場の動向を見極めた上で新市場の開拓を積極的に行う必要があります。

当社としては、日頃から顧客や外部機関等からの情報を分析することにより、市場動向の変化に応じて、新規製品の開発、新市場の開拓に取り組んでおりますが、これら市場の動向に当社の予想以上の変化があり、当社の新規製品の開発または新市場の開拓が遅れた場合には、当社の製品・サービスの売上減少により、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

③研究開発について

当社は、画像処理、グラフィックス処理、AI等の分野において、今後のニーズの変化に対応できる新技術と新製品の開発を行っております。このための各研究開発プロジェクトは、成長する市場が必要とする機能を想定しながら実施しておりますが、投下した研究開発費の全てを回収できるとは限らず、この場合、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

また、何らかの事情で開発が大幅に遅れたり、開発自体が頓挫する事態に至った場合、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

④人材の確保・育成について

当社は、今後の事業拡大に向けて、優秀な人材の確保・育成が不可欠であると認識しております。そのため、人材に報いるための報酬体系、株式報酬制度等を導入しておりますが、いずれも継続的な人材の確保を保証するものではなく、適格な人材を十分確保できなかった場合には、当社の事業拡大が制約を受けることにより、当社の業績等に影響を及ぼす可能性があります。

 

(重要なリスク)

①代表者への依存について

当社の代表取締役である山本達夫氏は、過去にエンジニアとして従事していた経験もあり、当社の事業内容、技術全般に精通しております。また、これまでに培った広い人脈を活かして、自ら国内外への営業活動も行っており、当社の技術面・営業面での同氏への依存度は高くなっております。

このような状況下において、退任等何らかの要因により、山本氏の当社における業務執行が困難となった場合、当社の事業活動に支障が生じ、当社の経営成績等および事業展開に影響を及ぼす可能性があります。

②LSI製品の販売体制について

当社は、LSI製品の販売は商社を介した代理店販売を基本としております。当社の主要販売代理店である株式会社レスターエレクトロニクスに対する当連結会計年度の売上高は1,195百万円で全売上高の71.7%を占めており、その大半はLSI製品の売上高であります。同社含め販売代理店とは良好な関係を構築しておりますが、今後販売代理店との関係に問題が生じた場合には、LSI製品の販売に支障が生じ、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

③LSI製品の製造委託について

当社は、製造設備を持たない会社として研究開発業務に特化した事業活動を行っておりますので、LSI事業の製品製造に関しては半導体メーカーやモジュールメーカーに委託しております。製造委託先については、その技術水準、製造能力、管理能力、経営安定度等を慎重に検討した上で、選定しております。しかしながら、製造委託先において十分な生産枠が確保できない場合や通常想定することができない事象により製造委託先の設備に問題等が発生するなど、何らかの理由により委託先における製造に支障が生じた場合、または、委託先との製造委託契約が終了し、適切な代替委託先が確保できない場合、LSI製品の製造に支障が生じ、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

④半導体、部材等の供給不足について

当社はファブレス企業であるため、製品事業において、製造委託先や仕入先に製品の製造を依存しております。そのため、生産ラインの事前確保、製品・支給部品の早期発注等により、機会損失を可能な限り低減させておりますが、世界的な需要増やサプライチェーンの脆弱性等に伴う半導体、部材等の供給不足の影響により、当社への製品納入が停滞した場合には、当社の製品売上の減少により、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。また、半導体・部材の供給不足により、当社のLSI製品、IP、ソフトウエア等を搭載した顧客製品の製造が停滞した場合にも、当社の製品売上やロイヤリティ収入の減少により、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

⑤第三者の知的財産権を侵害する可能性について

当社は当連結会計年度末現在において、提供するIPコア・LSI製品の技術および制作する表現物等に関して、第三者より知的財産権を侵害する旨のクレーム、侵害訴訟等を提起する等の通知は受けておりません。

当社は、当社のIPコア技術が第三者の特許権を侵害する可能性につき調査を行っておりますが、当社が提供するIPコア・LSI製品の技術および表現物等が、特許権その他第三者の知的財産権を侵害する可能性を完全に排除することは困難であり、今後このような第三者の知的財産権を侵害する旨のクレームを受け、または侵害訴訟を提起され、当社の事業が差し止められ、または損害賠償等の金銭的な負担を強いられる等の結果となった場合、当社の経営成績等および社会的信用に影響を及ぼす可能性があります。

⑥自然災害及び事故等について

当社及び当社取引先の事業拠点が、地震、台風等の自然災害や火災等の事故、テロ等により被害を受けた場合、当社の事業活動に支障が生じ、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

⑦新型コロナウイルスの感染再拡大等によるリスク

新型コロナウイルス感染症は概ね収束傾向にありますが、今後の感染再拡大や、別の感染症の流行発生により遊技機市場が著しく低迷した場合や顧客の開発投資意欲が低下した場合、それぞれ当社の画像処理プロセッサー「RS1」の販売減少やプロフェッショナルサービス事業の停滞により、当社の経営成績等に影響を及ぼす可能性があります。

⑧情報管理体制について

当社は研究開発をはじめとする当社の事業活動に際して情報管理が重要であると認識しており、このため、コンピューター・ウィルスの検知、ファイアウォールの構築等の外部からの侵入に対する予防策および情報へのアクセス可能な管理者の制限、当社と役職員および顧客等との間における機密保持契約の締結、入退出管理等の情報流出対策を講じるとともに、ハード面での障害時により業務への支障が生じないようデータ管理の多重化を行うなど、情報管理に関するシステムと社内体制の構築を行っております。

しかしながら、これらのシステム・体制によっても情報漏洩の可能性を完全に排除することは困難であり、今後何らかの理由により当社の技術情報等重要な情報が社外に流出した場合、当社の競争優位性が損なわれ、当社の経営成績等および事業運営に影響する可能性があります。

 

5【経営上の重要な契約等】

 業務資本提携契約

相手方の名称

契約締結日

契約内容

株式会社UKCホールディングス(現株式会社レスターホールディングス)

2014年5月9日

業務提携

①マシンビジョン・ソリューション共同開発

②IP販売

③事業展開に資する経営資源の相互活用

④その他提携事項

資本提携

当社株式の保有

ヤマハ発動機株式会社

2019年5月10日

業務提携

①AI技術の応用によるアルゴリズム開発から製品搭載に至る最終製品化プロセスにおける協業

②低速度領域における自動・自律運転システムの開発

③ロボティクス技術を活用した農業領域等における省力化・自動化システムの開発

④モビリティ製品全般に向けての先進安全運転支援システムの開発

資本提携

当社株式の保有

Cambrian Inc.

2021年4月29日

販売代理

①Cambrian社製ビジョンシステムの日本国内での独占販売

②Cambrian社製ビジョンシステムのアジア地域での販売

2021年5月3日

業務提携

①ソフトウェアの共同開発

②導入・技術コンサルティング

2021年6月10日

資本提携

Cambrian社株式の保有

 

 

2【主要な設備の状況】

(1)提出会社

 当社における主要な設備は、以下のとおりであります。

2023年3月31日現在

 

事業所名

(所在地)

設備の内容

帳簿価額

従業員数

(人)

建物

(千円)

工具、器具及び備品

(千円)

ソフトウエア

(千円)

土地

(面積㎡)

合計

(千円)

本社

(東京都中野区)

本社事業所

8,990

52,991

24,094

86,075

44(1)

(注)1.建設仮勘定は含んでおりません。なお、金額には消費税等を含めておりません。

2.従業員数の( )は、臨時雇用者数を外書しております。

 

(2)在外子会社

 重要性がないため記載を省略しております。

 

①【株式の総数】

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

7,000,000

7,000,000

①【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

②【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

(5)【所有者別状況】

-

 

 

 

 

 

 

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満株式の状況

(株)

政府及び地方公共団体

金融機関

金融商品取引業者

その他の法人

外国法人等

個人その他

個人以外

個人

株主数(人)

2

24

39

20

20

3,345

3,450

所有株式数(単元)

104

2,993

7,016

921

110

20,344

31,488

3,600

所有株式数の割合(%)

0.33

9.51

22.28

2.92

0.35

64.61

100.00

 (注)自己株式7,166株は、「個人その他」71単元、「単元未満株式の状況」に66株含まれております。

 

 

(6)【大株主の状況】

 

 

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数

(株)

発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%)

ヤマハ発動機株式会社

静岡県磐田市新貝2500番地

320,000

10.17

株式会社レスターホールディングス

東京都品川区東品川3丁目6番5号

285,000

9.06

株式会社SBI証券

東京都港区六本木1丁目6番1号

140,981

4.48

山本達夫

東京都中野区

72,700

2.31

三津久直

兵庫県淡路市

59,400

1.88

楽天証券株式会社

東京都港区南青山2丁目6番21号

38,300

1.21

auカブコム証券株式会社

東京都千代田区霞が関3丁目2番5号

36,640

1.16

吹上了

京都府京都市北区

32,000

1.01

八木慎一郎

愛知県豊田市

28,000

0.89

土田博康

東京都千代田区

26,400

0.83

1,039,421

33.05

 

 

①【連結貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

2,002,540

2,435,996

売掛金及び契約資産

※1 388,772

※1 833,518

有価証券

300,000

300,000

商品及び製品

11,501

22,874

仕掛品

1,029

408

原材料及び貯蔵品

26,756

42,583

前払費用

48,415

39,872

未収消費税等

2,454

4,570

その他

2,580

3,985

流動資産合計

2,784,051

3,683,809

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

51,243

51,243

減価償却累計額

40,322

42,252

建物(純額)

10,920

8,990

工具、器具及び備品

148,850

189,815

減価償却累計額

120,252

133,467

工具、器具及び備品(純額)

28,598

56,347

建設仮勘定

499

有形固定資産合計

39,519

65,837

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

50,383

24,094

その他

23,025

25

無形固定資産合計

73,408

24,119

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

507,481

7,747

長期前払費用

11,634

2,509

敷金

56,093

54,455

繰延税金資産

3,630

投資その他の資産合計

575,209

68,342

固定資産合計

688,137

158,299

資産合計

3,472,189

3,842,109

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

260,342

553,241

未払金

12,371

34,104

未払費用

1,604

1,515

未払法人税等

15,146

23,737

未払消費税等

41,137

28,394

預り金

6,596

7,967

契約負債

4,345

33,720

製品保証引当金

17,081

17,351

流動負債合計

358,626

700,031

固定負債

 

 

繰延税金負債

414

資産除去債務

17,665

17,926

固定負債合計

18,079

17,926

負債合計

376,706

717,957

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

1,838,882

1,838,882

資本剰余金

1,858,093

1,858,093

利益剰余金

597,659

575,090

自己株式

1,615

1,724

株主資本合計

3,097,700

3,120,161

その他の包括利益累計額

 

 

その他有価証券評価差額金

1,835

645

為替換算調整勘定

381

3,344

その他の包括利益累計額合計

2,217

3,990

純資産合計

3,095,483

3,124,151

負債純資産合計

3,472,189

3,842,109

【連結損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

 前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

 当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 1,667,991

※1 2,322,112

売上原価

1,063,529

※2 1,461,437

売上総利益

604,461

860,675

販売費及び一般管理費

※3,※4 731,082

※3,※4 833,616

営業利益又は営業損失(△)

126,621

27,059

営業外収益

 

 

受取利息

302

243

有価証券利息

1,798

962

為替差益

1,557

2,610

有価証券売却益

25

雑収入

306

営業外収益合計

3,990

3,816

営業外費用

 

 

有価証券償還損

1,980

支払利息

72

雑損失

0

8

営業外費用合計

0

2,060

経常利益又は経常損失(△)

122,631

28,814

特別利益

 

 

子会社清算益

※5 328

特別利益合計

328

特別損失

 

 

投資有価証券評価損

33,642

特別損失合計

33,642

税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)

155,945

28,814

法人税、住民税及び事業税

2,290

10,290

法人税等調整額

1,038

4,044

法人税等合計

1,251

6,245

当期純利益又は当期純損失(△)

157,197

22,569

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

157,197

22,569

①【貸借対照表】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

流動資産

 

 

現金及び預金

1,998,194

2,427,500

売掛金及び契約資産

388,772

833,518

有価証券

300,000

300,000

商品及び製品

11,501

22,874

仕掛品

1,029

520

原材料及び貯蔵品

26,756

42,583

前払費用

47,711

36,951

その他

6,938

8,533

流動資産合計

2,780,905

3,672,482

固定資産

 

 

有形固定資産

 

 

建物

10,920

8,990

工具、器具及び備品

26,098

52,991

建設仮勘定

499

有形固定資産合計

37,018

62,480

無形固定資産

 

 

ソフトウエア

50,383

24,094

その他

23,025

25

無形固定資産合計

73,408

24,119

投資その他の資産

 

 

投資有価証券

507,481

7,747

関係会社株式

11,679

11,679

長期前払費用

7,933

敷金

54,556

52,611

繰延税金資産

3,630

投資その他の資産合計

581,651

75,668

固定資産合計

692,079

162,269

資産合計

3,472,984

3,834,751

 

 

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

流動負債

 

 

買掛金

260,329

550,915

未払金

※1 18,031

※1 41,558

未払費用

482

571

未払法人税等

15,146

23,737

未払消費税等

41,137

28,394

預り金

6,392

7,199

契約負債

4,345

33,720

製品保証引当金

17,081

17,351

流動負債合計

362,946

703,449

固定負債

 

 

繰延税金負債

414

資産除去債務

17,415

17,676

固定負債合計

17,829

17,676

負債合計

380,776

721,125

純資産の部

 

 

株主資本

 

 

資本金

1,838,882

1,838,882

資本剰余金

 

 

資本準備金

1,858,093

1,858,093

資本剰余金合計

1,858,093

1,858,093

利益剰余金

 

 

その他利益剰余金

 

 

繰越利益剰余金

601,316

582,270

利益剰余金合計

601,316

582,270

自己株式

1,615

1,724

株主資本合計

3,094,043

3,112,981

評価・換算差額等

 

 

その他有価証券評価差額金

1,835

645

評価・換算差額等合計

1,835

645

純資産合計

3,092,208

3,113,626

負債純資産合計

3,472,984

3,834,751

②【損益計算書】

 

 

(単位:千円)

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

1,667,991

2,322,112

売上原価

 

 

商品及び製品期首棚卸高

11,501

当期製品製造原価

201,550

137,783

当期商品及び製品仕入高

※1 880,390

※1 1,339,527

合計

1,081,940

1,488,812

商品及び製品期末棚卸高

11,501

22,874

売上原価合計

1,070,439

1,465,937

売上総利益

597,552

856,175

販売費及び一般管理費

※2 727,575

※2 832,899

営業利益又は営業損失(△)

130,023

23,276

営業外収益

 

 

受取利息

297

331

有価証券利息

1,798

962

為替差益

1,557

2,700

有価証券売却益

25

0

雑収入

306

1

営業外収益合計

3,985

3,996

営業外費用

 

 

有価証券償還損

1,980

雑損失

0

営業外費用合計

0

1,980

経常利益又は経常損失(△)

126,038

25,291

特別利益

 

 

子会社清算益

※3 328

特別利益合計

328

特別損失

 

 

投資有価証券評価損

33,642

特別損失合計

33,642

税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)

159,352

25,291

法人税、住民税及び事業税

2,290

10,290

法人税等調整額

1,038

4,044

法人税等合計

1,251

6,245

当期純利益又は当期純損失(△)

160,604

19,046