株式会社JPMC
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回次 |
第17期 |
第18期 |
第19期 |
第20期 |
第21期 |
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決算年月 |
2018年12月 |
2019年12月 |
2020年12月 |
2021年12月 |
2022年12月 |
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売上高 |
(千円) |
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経常利益 |
(千円) |
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親会社株主に帰属する当期純利益 |
(千円) |
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包括利益 |
(千円) |
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純資産額 |
(千円) |
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総資産額 |
(千円) |
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1株当たり純資産額 |
(円) |
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1株当たり当期純利益 |
(円) |
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潜在株式調整後1株当たり当期純利益 |
(円) |
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自己資本比率 |
(%) |
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自己資本利益率 |
(%) |
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株価収益率 |
(倍) |
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営業活動によるキャッシュ・フロー |
(千円) |
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投資活動によるキャッシュ・フロー |
(千円) |
△ |
△ |
△ |
△ |
△ |
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財務活動によるキャッシュ・フロー |
(千円) |
△ |
△ |
△ |
|
△ |
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現金及び現金同等物の期末残高 |
(千円) |
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従業員数 |
(名) |
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〔外、平均臨時雇用人員〕 |
〔 |
〔 |
〔 |
〔 |
〔 |
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(注)1.第18期、第21期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。
第19期、第20期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため、記載しておりません。
2.1株当たり純資産額の算定上、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式を期末発行済株式総数から控除する自己株式に含めております。
また、1株当たり当期純利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。
3.「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第18期の期首から適用しております。
4.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第21期の期首から適用しており、第21期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。
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回次 |
第17期 |
第18期 |
第19期 |
第20期 |
第21期 |
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決算年月 |
2018年12月 |
2019年12月 |
2020年12月 |
2021年12月 |
2022年12月 |
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売上高 |
(千円) |
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経常利益 |
(千円) |
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当期純利益 |
(千円) |
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資本金 |
(千円) |
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発行済株式総数 |
(株) |
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純資産額 |
(千円) |
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総資産額 |
(千円) |
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1株当たり純資産額 |
(円) |
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1株当たり配当額 |
(円) |
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(1株当たり中間配当額) |
( |
( |
( |
( |
( |
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1株当たり当期純利益 |
(円) |
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潜在株式調整後1株当たり当期純利益 |
(円) |
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自己資本比率 |
(%) |
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自己資本利益率 |
(%) |
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株価収益率 |
(倍) |
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配当性向 |
(%) |
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従業員数 |
(名) |
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〔外、平均臨時雇用人員〕 |
〔 |
〔 |
〔 |
〔 |
〔 |
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株主総利回り |
(%) |
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(比較指標:配当込みTOPIX) |
( |
( |
( |
( |
( |
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最高株価 |
(円) |
1,853 |
1,543 |
1,464 |
1,360 |
1,067 |
|
最低株価 |
(円) |
812 |
709 |
811 |
990 |
918 |
(注)1.第21期の1株当たり配当額には、創立20周年記念配当3円を含んでおります。
2.第18期、第21期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、潜在株式が存在しないため、記載しておりません。
第19期、第20期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため、記載しておりません。
3.1株当たり純資産額の算定上、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有する当社株式を期末発行済株式総数から控除する自己株式に含めております。
また、1株当たり当期純利益の算定上、期中平均株式数の計算において控除する自己株式に含めております。
4.最高株価及び最低株価は、2022年4月4日より東京証券取引所(プライム市場)におけるものであり、それ以前は東京証券取引所(市場第一部)におけるものであります。
5.「『税効果会計に係る会計基準』の一部改正」(企業会計基準第28号 2018年2月16日)等を第18期の期首から適用しております。
6.「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号 2020年3月31日)等を第21期の期首から適用しており、第21期に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。
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年月 |
概要 |
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2002年6月 |
福岡市博多区に不動産賃貸管理業及び一括借上事業を事業内容として、日本管理センター株式会社(資本金39,000千円)を設立 |
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2003年3月 |
コンストラクションパートナー(賃貸住宅の建築、リフォームを受注するパートナー)及びJ'sパートナー(SSL適用物件の仲介業務、賃貸管理業務を行うパートナー)制度発足 収益分配型一括借上システム「スーパーサブリース」を用いた一括借上事業を開始(SSL70(基準賃料の70%を保証)、SSL75(基準賃料の75%を保証)、SSL80(基準賃料の80%を保証)をリリース) |
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2003年7月 |
本社を福岡市博多区から東京都中央区日本橋に移転 福岡市博多区に西日本支社(現九州支社)を開設 |
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2005年1月 |
大阪市中央区に大阪支店(現関西支社)を開設 |
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2005年11月 |
本社を東京都中央区八丁堀に移転 |
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2006年1月 |
リフォームパートナー(賃貸住宅のリフォームのみを受注するパートナー)制度発足 |
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2006年7月 |
賃貸住宅向けブロードバンドサービス「JPMCヒカリ」のサービス提供を開始 |
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2006年10月 |
名古屋市中区に名古屋支店(現中部支社)を開設 |
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2008年1月 |
札幌市東区に札幌営業所(現北海道支社)を開設 |
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2008年11月 |
シルバーパートナー(高齢者住宅の建築を受注するパートナー)制度発足 |
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2009年1月 |
広島市南区に広島支店を開設 |
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2009年4月 |
仙台市宮城野区に仙台支店を開設 |
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2011年10月 |
大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に上場 |
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2012年12月 |
東京証券取引所市場第二部に上場 |
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2013年8月 |
本社を東京都千代田区丸の内に移転 |
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2014年9月 |
東京証券取引所市場第一部に上場 |
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2014年10月 |
東京都千代田区に100%出資の子会社、株式会社JPMCアセットマネジメント設立 |
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2015年1月 |
東京都千代田区に100%出資の子会社、株式会社JPMCファイナンス設立 |
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2015年12月 |
大阪琺瑯株式会社を株式取得により完全子会社化 |
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2018年4月 |
みらい少額短期保険株式会社を株式取得により完全子会社化 |
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2020年8月 |
東京都千代田区に100%出資の子会社、株式会社JPMCワークス設立 |
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2021年4月 |
東京都千代田区に100%出資の子会社、株式会社JPMCエージェンシー設立 |
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2021年7月 |
株式会社シンエイ(現株式会社JPMCシンエイ)及び株式会社シンエイエステートを株式取得により完全子会社化 |
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2021年9月 |
株式会社JPMCシンエイを存続会社として、株式会社JPMCシンエイと株式会社シンエイエステートが合併 |
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2021年12月 |
仙台支店及び広島支店を本社及び関西支社に機能統合し閉鎖 |
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2022年1月 |
株式会社JPMCワークスが株式会社JPMCワークス&サプライに社名変更 |
|
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のプライム市場に移行 |
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2022年6月 |
日本管理センター株式会社から株式会社JPMCに商号変更 |
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2022年7月 |
パートナー事業者の事業承継の支援を企図し「事業承継支援室」を開設 |
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2022年12月 |
問合せ対応の一元化並びにオーナーや入居者への各種サービスの案内等による商談機会の創出を目的として「コンタクトセンター」を開設 |
当社グループは、賃貸住宅オーナー(以下「オーナー」という。)から賃貸物件(マンション・アパート等の賃貸住宅)を1棟まるごとお預かりすることで、そのオーナーの賃貸経営の代行を行うビジネスを全国展開しております。すなわちオーナーから物件を一括して借上げ、これを一般入居者に転貸する、一括借上事業(注1)を主軸とし、それに伴い賃貸住宅運営に係る付加価値向上を企図した付帯事業を合わせて全国展開しております。
また、当社グループの事業は、プロパティマネジメント事業及びその付随業務の単一セグメントであるため、セグメント別の記載を省略しております。
(1) 当社の主要な事業内容
当社は、主な事業としてオーナーから賃貸物件(マンション・アパート等の賃貸住宅)を一括して借上げ、これを一般入居者に転貸する、一括借上事業を中心にプロパティマネジメント事業を全国展開しております。
大手賃貸住宅メーカー系の事業者による一括借上事業を、建築事業に付随して行うビジネスモデルとは対極に位置しており、当社は一括借上事業を中心にオーナーに代わって賃貸経営を代行して行っております。建築工事、リフォーム工事、賃貸物件の管理・仲介及び高齢者住宅の運営は、提携している全国のパートナー企業(賃貸管理会社、建築会社、リフォーム会社及び介護事業者)が担当しております(注2)。
当社は一括借上事業適用物件の仲介業務及び賃貸管理業務については基本的にパートナー企業(注3)へ委託しております。また、新築ニーズのあるオーナーに対しては、建築系パートナー(注3)が物件オーナーと直接、工事請負契約を締結し、一括借上事業適用物件の建築工事やリニューアル・リフォーム・リノベーション工事を行っております。
地場の賃貸管理会社、建築会社、リフォーム会社及び介護事業者が、一括借上事業を利用して案件を受注する場合は、それぞれパートナー契約を締結する必要があり、その権利を利用する対価として当社が加入金及び月会費を受け取っております。
その他、滞納保証事業、保険事業、ブロードバンド事業(JPMCヒカリ)及び建築部材等の販売事業、また都市圏においてはリニューアル・リフォーム・リノベーション工事の請負を行っております。
(注)1.一括借上事業における主要な契約形態である、スーパーサブリース(以下「SSL」という。)は、約定賃料固定型サブリースと異なり、独自に開発した収益分配型のサブリースであります。このSSLにおきましては、まず、独自のシステムで査定・算定した基準家賃等総額(基準賃料)に約定率を乗じた最低約定賃料(以下「約定賃料」という。)を確定します。そして、入居者から支払われる家賃等総額(集金賃料)が約定賃料を上回った場合には、約定賃料を上回った金額に分配比率を乗じた金額(分配賃料)をオーナーに分配いたします。
またSSLのほか、多様化する顧客ニーズに対しフレキシブルに個別対応が可能であるサブリース(当社では「ハイパーサブリース」、「イージーオーダーサブリース」と呼んでおります。)も扱っております。
2.パートナー企業に委託することなく、当社グループが直接賃貸物件を管理する形態も併用しております。
3.パートナー企業の種別、略称及び役割
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(2022年12月31日現在) |
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分類 |
種別 |
役割 |
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建築系パートナー |
提携建築会社 CP (コンストラクションパートナー) |
オーナーから、当社の一括借上事業を利用する賃貸住宅の建築を受注することにより、当社の一括借上物件を獲得する役割を担っております。 |
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提携リフォーム会社 RP (リフォームパートナー) |
オーナーから、当社の一括借上事業を利用する賃貸住宅のリフォームを受注することにより、当社の一括借上物件を獲得する役割を担っております。 |
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提携高齢者住宅建築会社 SLP (シルバーパートナー) |
オーナーから「高齢者住宅一括借上システム(ふるさぽシステム)」を利用して建築を受注することにより、当社の一括借上物件を獲得する役割を担っております。 |
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不動産系パートナー |
提携賃貸管理会社 JP (J’sパートナー) |
当社から仲介業務、賃貸管理業務を委託しております。また、当社が物件の査定を行うにあたり、近隣の家賃相場に関するデータ収集や現地調査などの役割を担っております。 |
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提携売買仲介会社 EP (イーベストパートナー) |
オーナーから依頼を受け、当社グループと協力して収益物件の売買を媒介する役割を担っております。 |
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介護系パートナー |
提携介護会社 FP (ふるさぽパートナー) |
オーナーから「高齢者住宅」を転借し、運営する役割を担っております。※運営予定会社も含みます。 |
一括借上事業における借上げ期間は、建物の構造によって異なりますが、新築物件につきましては、10年から35年まで、既築物件につきましては10年から20年までとなっております。一括借上事業を利用するオーナーは、例えば借入金の返済期間に合わせて、自由に借上げ期間を選択することが可能となります。
(当社グループのビジネスモデル概略図)
当社グループの収益構造は次のとおりとなっております。
(プロパティマネジメント収入)
プロパティマネジメント収入は、入居者からの賃料、CP及びSLPから当社一括借上事業を営業ツールとして、物件建築を受託した対価として受領する初期手数料及びオーナーから受領する事務手数料、パートナー加入契約締結時にパートナーより受領する加入金及び月会費等から構成されております。
(PM付帯事業収入)
滞納保証事業、保険事業、オーナーに対するブロードバンド事業(JPMCヒカリ)から構成されております。
(その他の収入)
賃貸用不動産リフォーム事業、オーナー等へ販売する建築部材等の販売事業、ローン事業、イーベスト事業(収益不動産売買仲介業)等から構成されております。
(2) 株式会社JPMCファイナンスの主要な事業内容
株式会社JPMCファイナンスは主な事業として、貸金業及び家賃の滞納保証を行っております。
(3) みらい少額短期保険株式会社の主要な事業内容
みらい少額短期保険株式会社は主な事業として、保険業を行っております。
(4) 株式会社JPMCエージェンシーの主要な事業内容
株式会社JPMCエージェンシーは主な事業として、法人需要向け賃貸住宅の賃貸を行っております。
(5) 株式会社JPMCシンエイの主要な事業内容
株式会社JPMCシンエイは主な事業として、賃貸管理業を行っております。
(6) 株式会社JPMCワークス&サプライの主要な事業内容
株式会社JPMCワークス&サプライは主な事業として、賃貸用不動産リフォームの工事請負を行っております。
(7) 株式会社JPMCアセットマネジメントの主要な事業内容
株式会社JPMCアセットマネジメントは主な事業として、収益不動産を中心とした売買の斡旋、仲介を行っております。
(8) 大阪琺瑯株式会社の主要な事業内容
大阪琺瑯株式会社は主な事業として、不動産の賃貸を行っております。
(注)2022年6月1日付で、株式会社JPMCアカデミーは解散いたしました。
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名称 |
住所 |
資本金 (千円) |
主要な事業の内容 |
議決権の所有(又は被所有)割合(%) |
関係内容 |
|
(連結子会社) |
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|
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|
株式会社JPMCファイナンス |
東京都千代田区 |
35,000 |
家賃債務保証及び賃貸経営に関わるファイナンス事業 |
100.0 |
当社運用物件の滞納保証を行っております。 |
|
みらい少額短期保険株式会社 (注)1 |
東京都千代田区 |
299,600 |
保険業 |
100.0 |
当社運用物件の入居者に対する保険の販売を行っております。 |
|
株式会社JPMCエージェンシー (注)1 |
東京都千代田区 |
100,000 |
不動産賃貸業 |
100.0 |
法人需要向け賃貸住宅の賃貸業務を行っております。 |
|
株式会社JPMCシンエイ (注)1 |
東京都立川市 |
100,000 |
賃貸管理業 |
100.0 |
首都圏における賃貸物件の管理業務を行っております。 |
|
株式会社JPMCワークス&サプライ (注)1 |
東京都千代田区 |
100,000 |
リフォーム業 |
100.0 |
首都圏における当社運用物件のリフォームの請負を行っております。 |
|
株式会社JPMCアセットマネジメント |
東京都千代田区 |
20,000 |
収益不動産売買仲介 |
100.0 |
当社運用物件の売買仲介を行っております。 |
|
大阪琺瑯株式会社 |
東京都千代田区 |
10,000 |
不動産賃貸業 |
100.0 |
大阪琺瑯株式会社の保有物件の管理業務を当社が請け負っております。 |
|
(その他の関係会社) |
|
|
|
|
|
|
株式会社ムトウエンタープライズ |
神奈川県横浜市 |
1,000 |
不動産賃貸業 |
(24.1) |
株式会社ムトウエンタープライズの保有物件の管理業務を当社が請け負っております。 |
(注)1.特定子会社に該当しております。
2.2022年6月1日付で、株式会社JPMCアカデミーを解散いたしました。
3.有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。
(1) 連結会社の状況
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2022年12月31日現在 |
|
|
事業部門の名称 |
従業員数(名) |
|
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プロパティマネジメント事業及びその付随業務 |
|
〔 |
(注)1.従業員数は、当社グループ外から当社グループへの出向者を含む就業人員数であります。
2.従業員数欄の〔外書〕は、臨時従業員の最近1年間の平均雇用人員(1日8時間換算)であります。
3.当社グループの事業は単一セグメントであるため、セグメント毎の記載はしておりません。
(2) 提出会社の状況
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|
2022年12月31日現在 |
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従業員数(名) |
平均年齢(歳) |
平均勤続年数(年) |
平均年間給与(千円) |
|
|
|
〔 |
|
|
|
(注)1.従業員数は、当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む就業人員数であります。
2.従業員数欄の〔外書〕は、臨時従業員の最近1年間の平均雇用人員(1日8時間換算)であります。
3.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。
4.当社の事業は単一セグメントであるため、セグメント毎の記載はしておりません。
(3) 労働組合の状況
労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。
本文中における将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において当社グループが判断したものであります。
(1) 経営方針
当社グループは、社会の課題と向き合い持続可能な賃貸経営を追求することを“住む論理”と定義し、「住む論理の追求」をパーパスとして掲げ、主要な事業である賃貸経営代行事業を行っております。今後も「オーナーの資産価値の最大化」を実現すべく、新たなサービス、商品、事業を開発し、事業規模の拡大、さらには、企業価値の向上を目指してまいります。
(2) 中長期的な経営戦略
当社グループは、創業以来「オーナー資産の最大化」を経営におけるミッションとして位置づけ、その実現へ向け一括借上事業を中心に、事業活動に取り組んでまいりました。その結果、オーナーから運用を委託されている運用戸数は当連結会計年度末時点において106,704戸と、賃貸住宅業界において一定のポジションを確立できたものと考えています。
そして、今後の持続的な企業価値向上に向けて、2030年末までに25万戸超を運用し賃貸住宅マーケットの一角に加わることをビジョンとし、その実現並びに2030年以降の更なる成長を<短期~中期><長期><2030年以降>の3つのフェーズに分けて考えています。
<短期~中期 (2021年~2025年)>
新型コロナウイルス感染拡大の影響は、ワクチン接種の普及やウイルス変異による重症化リスクの減少等により、社会経済活動の更なる正常化が見込まれるものの、建材・資材価格高騰などの影響を受け、景気の先行きに関しては予断を許さぬ状況となっています。
当社グループが安定的に運用戸数を増やし、持続的な成長を実現するために、リフォーム事業や法人需要の取込など賃貸経営に関するサービスを拡充することで、管理業務委託先であるパートナーや金融機関との連携強化に取り組んでまいります。また、販管費率を下げ、オーナーへ良い条件でのサブリースを提案できることは競争力効果に繋がることから、既存データベースをはじめとした基幹システムの全面刷新へ大きく舵を切りました。
短期~中期は2021年~2025年を想定しており、この期間の取組や数値目標に関しては中期経営計画「JPMC2025」において公表しております。数値目標に関しては「(3)目標とする経営指標」に記載のとおりです。
<長期 (2026年~2030年)>
長期:収益構造の多様化に注力 2030年までに運用戸数25万戸
運用戸数の拡大により16万戸超の巨大な経済圏の確立による収益構造の多様化を目指してまいります。具体的には下記のような取組を目指していきたいと考えています。
・入居者向けサービスをサブスクリプション型のビジネスモデルにより提供
16万戸超の巨大な家賃収納プラットフォームを活かし付帯商品をワンビリングで提供可能となる強みを活かし、様々な付帯サービスをサブスクリプションで提供することを考えております。付帯サービスとは入居者に対して快適な住生活サービスの提供、例えばコンシェルジュサービスを入口とし、家事代行サービス、配送サービスといったサービス提供が考えられます。
・賃貸住宅オーナーや業界へワンストップサービスを展開
賃貸住宅オーナー、入居者、業界など巨大な経済圏を形成しており、さまざまなサービスの展開が考えられます。賃貸住宅オーナーに対しては賃貸住宅経営からのより一層の手離れを実現するサービス、例えば税務相談や法律相談、会計アウトソーシングといったサービスなどが考えられます。また、業界に対しては労働力不足の解消やその補完サービス、例えば契約書自動出力やコールセンターサービスなどの展開が考えられます。
また、2030年までに運用戸数25万戸を実現し、賃貸住宅業界の主要プレイヤーの一角に加わることを当社のビジョンとしております。
<2030年以降>
次なる成長時期と位置づけ、25万戸超の巨大な家賃収納プラットフォームやPropTech(※)によるビッグデータを活用した新たな事業領域への展開を目指していきたいと考えています。
※PropTech:Property Management Technologyの略。当社グループではAIとICTの融合により賃貸住宅業界の課題を解決する技術と定義しています。
(3) 目標とする経営指標
当社グループでは運用戸数の増加による事業基盤の拡大、資本効率を重視しています。そのため「運用戸数」「新規申込戸数」「売上高」「ROE」「配当性向」の5つの指標を重要な経営指標としています。
「運用戸数」 :事業規模を示す指標。2025年までに16万戸、2030年までに25万戸を目標としています。
「新規申込戸数」:新たに運用を受託した戸数。運用戸数拡大へ向けての成長見通しを示す指標。
運用戸数の目標の達成に向け、2025年までの5カ年累計110,000戸、2030年までの5カ年累計154,000戸を目標としています。
「売上高」 :運用戸数拡大による安定収入の拡大を目指しております。2025年に770億円、2030年に1,110億円を目標としています。
「ROE」 :20%以上を目標水準としています。持続的に資本コストを上回ることが重要であると考えています。
「配当性向」 :40%以上を目標水準としています。
(4) 経営環境
賃貸住宅業界においては、新設住宅着工戸数(貸家)が2年連続の増加となりました(※)。賃貸マンションの供給過多に起因する空室率の高さが社会問題化する中で、これまでマーケットの成長を牽引してきた賃貸住宅メーカーによる建築に依拠したビジネスモデルの成長ポテンシャルは限定的であり、今後は既存の物件の収益性をいかに高めていくかという点が社会的なテーマになると考えております。
また、労働人口の減少という社会問題が顕在化する中、新型コロナウイルス感染症拡大が収束した後には外国人労働者の受入れが加速していくことが予想されます。今後増加する外国人労働者へ住まいを提供することは、当社グループの収益性を高めるだけでなく、社会問題の解決へも寄与するものと考えており、当社グループはこのような社会情勢の変化を的確に捉え、新たな社会的価値を創出することで持続的な成長を実現していきたいと考えております。
※国土交通省が発表した建築着工統計調査報告によると、2022年の新設住宅着工戸数(貸家)は345,080戸と2年連続の増加となっている。
(5) 優先的に対応すべき事業上及び財務上の課題
中期経営計画「JPMC2025」の3年目となる2023年12月期は、新型コロナウイルスの影響については、ワクチン接種の普及やウイルス変異による重症化リスクの減少等により縮小が期待され、社会経済活動の更なる正常化が見込まれるものの、物価上昇や建材価格高騰などの影響を受け、景気の先行きについては予断を許さぬ状況となっています。
このような事業環境下において、当社グループは以下の事項を重要課題として捉え、その対応に引き続き取り組んでまいります。
① 持続的な成長のための事業基盤の強化
先行き不透明な環境下においても持続的な成長を継続していくためには、運用物件数の増加と幅広い借上ニーズへの対応により、ストックビジネスを極めて行くことが最優先課題であります。そのためには、パートナー企業や金融機関とのさらなる連携の強化を図ることに加え、リフォーム事業や法人需要の取り込みなど賃貸経営に関するサービスを拡充し、顧客ニーズを先取りした事業の拡大に努めてまいります。また、新型コロナウイルスの影響の縮小を想定した営業スタイルの見直しや、人員の増強などに取り組み、事業推進体制の強化に努めてまいる所存です。
② 効率性の追求
当社は、業界の中でも一定の収益性の高さを実現できていると考えておりますが、持続的な成長を遂げていくためには、効率性をさらに追求し、利益体質を強化していく必要があります。
その実現のために、社内スローガンとして「効率性の徹底追求~Efficiency is vital for us」を設定し、PropTechカンパニーとしてデータベースの再構築や、基幹システムの一新も含めた社内システムの整備に着手するとともに、その前提となる業務プロセスを根本的に見直し、より高い業務効率を目指してまいります。また、賃貸経営を取り巻く滞納保証、リフォーム、高齢者向け住宅、保険事業などを手がけるグループ会社間のシナジーを最大化し、競争力のさらなる向上を目指してまいります。
③ ESG経営の推進
当社は、ESGのマテリアリティを特定し、それぞれを実現することで達成させるSDGsや気候変動への対応目標を設定し、その達成に向けて取り組みを進めております。
まず、既存物件をリノベーションした上で当社が借上げを行う「スーパーリユース」や「ふるさぽルネサンス」の各事業などは、先進的な取り組みとして高い評価を受けており、これらについて今後も積極的に事業展開を行ってまいります。
また、当社の営業代理店かつ管理業務委託先であるパートナー企業への委託をはじめ、ソーシャルローンを活用し地方公共団体とも連携して物件への入居者数の増加を通じ、地方創生への貢献に向けて取り組んでおります。
加えて、取締役の過半数を社外取締役とすることにより、企業経営の健全性や透明性の確保によるコーポレートガバナンスの強化を実現するとともに、女性の働きやすい労働環境づくりや積極的な障がい者雇用をはじめ、ダイバーシティ経営への取り組みも進めております。今後も多様な人材が活躍し、当社グループの企業価値向上へ寄与するよう、取り組みを進めてまいります。
(TCFDの枠組みに基づく開示)
当社グループのパーパスである「住む論理の追求」とは、社会課題と向き合い、持続可能な賃貸経営を追求することを意味しております。スクラップ&ビルドを繰り返すのではなく、オーナーの所有する既存の物件をリユースすることがサステナビリティの実現に寄与するものと考えております。また、その前提として気候変動が引き起こす自然災害を最小限の被害にとどまらせることもサステナビリティの実現に向けて重要となってきます。
当社グループは、2020年12月に「気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)」の最終報告書(TCFD提言)に賛同しました。また、2022年10月、代表取締役社長執行役員を委員長とする「サステナビリティ委員会」を設置し、優先して取り組む重要課題(以下「マテリアリティ」という。)を特定しております。
当社グループのマテリアリティ
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マテリアリティ |
概要 |
詳細 |
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1.リユースエコノミーの推進 |
持続可能な賃貸経営を実現することでリユースエコノミーを推進する |
既存物件の借上げ(不要な新築を抑制)により、当社の運用戸数を拡大。当社の成長とともに、サステナビリティの実現、CO2排出の抑制に貢献する。 リニューアル、リフォーム、リノベーションにより入居者ニーズに合った住居を提供することが可能となり、当社のパーパスである「住む論理の追求」を果たすべく、社会課題(空室率)の解決に寄与する。 |
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2.人口動態の変化への機動的な適応 |
中高年齢層の人口・世帯増による、賃貸住宅におけるニーズの変化に合わせた住居を提供する |
1.高齢化社会に対応する快適な住環境の提供 (課題及び対応) ①高齢者向け住宅の不足 建設もしくはコンバージョンにより既存物件を再生し高齢者向け住宅の供給を促進 ②入居ハードルの高さ 費用負担が少ない高齢者向け住宅の提供 2.中高年単身向けの住宅ニーズに適応した住居の提供 リニューアル・リフォーム・リノベーションにより、入居者ニーズに合った物件へ適合していく。 |
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入居困難者へ住宅を提供し、多様な人材が活躍できる社会をつくることに貢献する |
4つの入居困難者への住宅提供 ①高齢者 ②外国人 ③ペット可 ④職業・収入不安定者 |
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3.多様な人材の活躍 |
労働人口の減少によって引き起こされる社会課題を多様な個性をもった人材がその能力を発揮できる環境を提供し続けることで持続的な成長を目指す |
1.当社における課題 ダイバーシティの観点から、女性や外国人などの多様な人材が能力を発揮できる環境を提供する。 2.社会における課題 多様な人材、特に入居困難者への住居提供を通じて、より多くの人が活躍できる社会の実現に貢献する。 |
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4.脱炭素社会の実現 |
リユースエコノミーの推進により、脱炭素社会を目指すことに寄与する
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1.入居者ニーズに合わせたリユースの推進 既存物件の再生や再活用を積極的に推進し、スクラップ&ビルドのサイクルを伸ばすことで、不要な新築物件の建築を抑制しCO2排出を削減する。 2.高齢者施設への創エネルギーシステム設置を推進 環境の影響に左右されづらい安心・安全な施設の提供を目指し、創エネルギーの使用により脱炭素に貢献する。 |
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5.地方創生 |
地方における課題を住環境に着目して解決を目指す |
社会課題としての労働人口の減少に対して、外国人就労者へ快適な住環境を提供する。 |
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6.安心・安全・快適な住宅の提供 |
借上げ時及び定期的な建物診断を無償で実施する |
欠陥が見つかった場合は、オーナー承諾の上で必要に合わせた修復工事(防水工事、外壁工事、雨漏り工事等)を行い、安心かつ安全な住居の提供を行う。 |
(1) ガバナンス
当社グループではサステナビリティ経営を推進するにあたって、グループCEOである代表取締役社長執行役員が委員長として中心になって「サステナビリティ委員会」において環境課題について協議し対応方針を明確にしたうえで、全社グループへ共有を図っております。協議された内容等については適宜取締役会にて報告を行っております。
(2) リスク管理
当社グループではリスクを全社的に管理することの重要性を認識しており、経営戦略と連動した、重大なリスクへ対応するための必要な措置を講じております。戦略的なリスクマネジメントを推進することで、結果としてリスク管理の強化につながり、グループの価値を高めることに寄与しているものと考えております。
サステナビリティ委員会は、グループ全体のリスクとして認識されたマテリアリティについて、グループ全体の対応策を策定するとともに、リスクへの対応状況を適宜モニタリングしております。
当社グループの気候関連のリスクと機会は、シナリオ分析により評価しています。気候変動に関するリスクは重大なリスクの一つと位置付けており、物理的リスク、法規制・市場等の移行リスクについて、公表されている報告書等をもとに影響度の評価を行っております。サステナビリティ委員会の検討・対応内容は、年に1回以上取締役会に報告しております。
(3) 戦略
当社グループでは気候変動に伴う様々なリスクと機会について、その重要性に応じて短期・中期・長期に分類して特定しております。(表A)リスクと機会の特定においてはIPCC(気候変動に関する政府間パネル)やIEA(国際エネルギー機関)などが発表している2100年までの世界平均気温の上昇を1.5℃未満に抑えるための温室効果ガス排出量の削減目標とするシナリオと、現状の石油・石炭(資源)に依存した経済活動を継続し、気候変動に対して必要な施策や追加の対策が何も講じられない場合の4℃以上気温が上昇するシナリオをもとに、2050年度にネットゼロを目標としてScope1・2について温室効果ガス排出量ゼロを目指します。
(表A) 気候変動リスク・機会の特定と発現時期
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気候変動リスク・機会の 種類 |
JPMCグループの気候関連リスク・機会の概要 |
リスク 発現時期 |
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リスク |
移行リスク |
政策規制 |
・気候変動規制への対応による事業コストの増加 (カーボンプライシング、炭素税等の導入によるコストの増加) |
中・長期 |
|
技術・市場 |
・再生可能エネルギーや脱炭素エネルギー等への対応による機器・設備の導入コストの増加 ・再生可能エネルギー(自然由来、バイオマス等)や省エネルギー、脱炭素エネルギー(水素等)の活用によるコストの増加 ・燃料代の高騰による営業活動に係るコストの増加 |
短~長期 |
||
|
評判 |
・環境課題に対する対応の遅れによるレピュテーションの低下 ・投資家からの環境情報開示要求への対応不備によるレピュテーションの低下 ・ステークホルダーからのレピュテーション低下による新規獲得件数の低下や、新規採用及び従業員エンゲージメントへの悪影響 |
短・中期 |
||
|
物理リスク |
急性 |
・気候変動に起因する自然災害による収益の減少 ・自然災害による被害に対する支払保険金の増加 |
短・中期 |
|
|
慢性 |
・平均気温上昇に起因する熱中症等による死亡リスクの増加 |
中・長期 |
||
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機会 |
資源効率 |
・既存物件の借上げ促進による無駄な新築賃貸物件の建築抑制 |
短~長期 |
|
|
エネルギー源 |
・再生可能エネルギーの供給増によるコスト低下 ・創エネルギー機器の供給増による調達コストの低下 ・省エネ・熱効率の高いシステムの供給の増加 |
短~長期 |
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製品及び サービス、市場 |
・不要な新築物件を建てずに、既存物件のリユースを促進することで温室効果ガスの排出抑制に寄与する ・既存物件の再生需要の高まりによる、当社スーパーリユースのニーズの増加 (※スーパーリユースとは、リニューアル・リフォーム・リノベーションにより既存物件の躯体を活かして再生し、快適な住居をリユースすること) ・新築に拘らない世代の増加 ・高い空室率 |
中・長期 |
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(表B)1.5℃・2℃シナリオ:リスクと機会における対応と財務影響
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分類 |
対応 |
財務影響 |
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|
リスク |
移行リスク |
・事業所や当社関連物件における送電元の電力会社とプランの見直し(再生可能エネルギーの導入) |
やや大きい |
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・創エネルギー設備・システムの設置 |
非常に大きい |
||
|
・情勢に合わせたハイブリッド車両から電気自動車への切り替え |
やや大きい |
||
|
・積極的な気候変動対策に対する進捗や目標の開示 |
軽微 |
||
|
物理リスク |
・当社所有物件への火災保険付保 |
― |
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|
・高齢者向け住宅におけるZEH推進 |
非常に大きい |
||
4℃シナリオ : 移行リスク・物理リスクにおける対応と財務影響
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分類 |
対応 |
財務影響 |
|
|
リスク |
物理リスク |
・熱効率の高い空調システムの導入推進 |
非常に大きい |
|
・断熱効果の高い窓ガラスの採用 ・高い断熱効果のある断熱材の採用 |
非常に大きい |
||
|
・創エネルギーシステム・設備の導入 |
非常に大きい |
||
|
・高齢者向け住宅におけるZEH推進 |
非常に大きい |
||
(4) 指標と目標
2022年度を基準年としグループ全体で2030年度に50%削減、2050年度にカーボンゼロを目指します。
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|
2022年度実績(基準年) |
2030年度目標 |
2050年度目標 |
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排出量(tCO2) |
2022年度比 |
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Scope1 |
116.13 |
△50%(※) |
ゼロ |
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Scope2 |
335.59 |
||
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Scope3 |
算定中 |
- |
- |
※Scope1・2合わせた排出量の削減
有価証券報告書に記載した事業の状況、経理の状況等に関する事項のうち、経営者が連結会社の財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況に重要な影響を与える可能性があると認識している主要なリスクは、以下のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末日現在において当社グループが判断したものであります。
(1) マテリアリティ
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マテリアリティ項目 |
①関連する機会とリスク (〇機会 ●リスク) |
②主要な取り組み |
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人口動態 |
〇●人口の減少や少子高齢化の進行などの人口動態の変化による空室リスク 〇労働人口の減少 ●都市人口流入・地方過疎化 |
・高齢者向け住宅のサブリースの事業を強化し、高齢化社会へ対応 ・ミドルエイジのニーズに適した住環境の提供 ・家具家電のレンタルサービスなど外国人労働者への住まい提供 ・AIを活用した借上賃料の査定などにより、人口動態や地価を適時に把握し反映させる体制を整備し対応 |
|
競合 |
●異業種などからの新規参入 |
・競合他社との差別化、サービスの向上 |
|
経済状況 |
〇●金融機関の融資姿勢の変化 ●金利変動等による収益性見通し悪化に伴うオーナーの投資意欲の低下 |
・金融機関との提携強化 ・オーナーの保有物件における利回りの向上、それを実現するためのリーシング力の強化 |
|
気候変動 |
〇既存物件の再生需要の高まりによる、当社スーパーリユースのニーズの増加 ●気候変動規制への対応による事業コストの増加 ●環境課題に対する対応の遅れによるレピュテーションの低下 ●気候変動に起因する自然災害による収益の減少 |
・既存物件の再生からその後の持続可能な運用を行うスーパーリユースの促進 ・TCFDに対応した情報開示 ・保険事業では再保険を活用したリスクの分散や異常危険準備金の積み立てなど大規模損害に対し保険金の支払に備えた運用 |
|
税制改正 |
〇●不動産に関連する税制改正によるオーナーの投資意欲の変化 |
・税制改正に関する情報を適時に把握 ・税制改正に対応した商品開発が可能な体制整備 |
|
新型コロナウィルス等感染症の感染拡大 |
●本部機能や営業活動の停止 〇●人の移動の制限に起因する空室リスク |
・BCPの整備・訓練・運用 ・物件ごとに人の移動の制限などの特殊な環境変化を勘案し、借上賃料の査定に反映 |
|
多様な人材の活躍 |
〇従業員の採用・育成による会社の成長 ●人材確保競争の激化によるコスト増加 |
・女性人材が活躍できる体制の整備 ・人事制度の充実 ・各種資格取得支援、資格手当 |
|
運用物件の受託営業手法の多様化 |
〇●パートナーの営業方針の変更などによる一括借上への取組姿勢の変化 ●パートナー企業の営業力及び競争力の低下 |
・パートナー企業に対するサポート並びに研修 ・金融機関との連携強化により金融機関からの紹介による営業チャネルを強化 ・WEBマーケティングを基盤とする新たな営業手法の開拓 |
|
適切な賃料査定 |
〇オーナーの満足度向上 ●想定どおり入居が進まないことによる収益性悪化 |
・競合物件に勝る募集条件の設定 ・運用開始後の定期的なモニタリング及び施策立案実行 |
|
システムトラブル |
●災害や事故などによる通信ネットワークの遮断など |
・BCPの整備・訓練・運用 ・データをクラウド上に保存 |
|
品質管理 |
●建築基準法に適合しない物件の運用 |
・賃料査定時に建築基準法に適合している物件であることを確認の上、不適合であると判断した場合、運用を行わない |
|
マテリアリティ項目 |
③対応するSDGsのゴール |
④中計で掲げる戦略への影響 |
⑤影響の 大きさ |
⑥発現の蓋然性、時期 |
⑦評価 |
⑧前年比較 |
|
人口動態 |
|
地方過疎化が進むことによる地方都市の物件の収益化へのスピードの鈍化 |
中 |
高 |
極めて重要 |
→ |
|
競合 |
|
競合の台頭による受託(新規申込)ペースの鈍化 |
中 |
中 |
重要 |
→ |
|
経済状況 |
|
オーナーの投資意欲の減退による受託(新規申込)ペースの鈍化 |
小 |
中 |
注視 |
→ |
|
気候変動 |
|
気候変動に起因する自然災害による収益の減少 |
大 |
中 |
注視 |
↑ |
|
税制改正 |
|
オーナーの投資意欲の減退による受託(新規申込)ペースの鈍化 |
小 |
中 |
注視 |
→ |
|
新型コロナウィルス等感染症の感染拡大 |
|
営業活動の停止による受託(新規申込)ペースの鈍化 人の移動の制限に起因した入居スピード低下による収益化スピードの鈍化並びにROEの低下 |
中 |
高 |
重要 |
↓ |
|
多様な人材の活躍 |
|
人材が活躍できないことによる計画実行力の低下 |
大 |
高 |
極めて重要 |
↑ |
|
運用物件の受託営業手法の多様化 |
|
営業力の低下に伴う受託(新規申込)ペースの鈍化 |
中 |
中 |
重要 |
→ |
|
適切な賃料査定 |
|
想定どおりの入居が進まないことによる収益性の低下によりROEが低下 |
大 |
中 |
極めて重要 |
→ |
|
システムトラブル |
- |
事業活動の停滞による計画実行力の低下 |
中 |
低 |
注視 |
→ |
|
品質管理 |
|
問題が顕在化することによるブランドイメージの毀損。それに伴う営業力の低下による受託(新規申込)ペースの鈍化 |
中 |
低 |
注視 |
→ |
(2) 財務リスク
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財務リスク |
①関連する機会とリスク (〇機会 ●リスク) |
②主要な取り組み |
|
減損 |
●保有不動産の時価の低下 |
・取締役会で取得価額の適切性を十分に審議 ・取得後の事業状況やマクロ経済環境の定期的なモニタリング |
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資金調達 |
●金融機関の融資姿勢の変化等による借入の難化 ●金利の上昇 |
・健全な収益及び財務状況の維持 ・資金調達コストや手法の最適化の検討及び実施 ・適時かつ適切な情報提供等による取引銀行との協力関係の維持 |
|
リース会計 |
●会計方針の変更により従来オペレーティングリースとして処理していた対象資産をオンバランスすることによる自己資本比率低下、リース資産減損など |
・会計方針の適時の把握 |
|
信用リスク |
●入居者の滞納増加 ●パートナー企業の資金繰り悪化や倒産 |
・情報収集、与信、債権保全 ・滞納保証事業においては二次保証の活用によりリスクを低減 |
|
財務リスク |
③対応するSDGsのゴール |
④中計で掲げる戦略への影響 |
⑤影響の 大きさ |
⑥発現の蓋然性、時期 |
⑦評価 |
⑧前年比較 |
|
減損 |
- |
ROE目標の未達 |
中 |
中 |
重要 |
→ |
|
資金調達 |
- |
- |
中 |
中 |
重要 |
→ |
|
リース会計 |
- |
- |
小 |
低 |
注視 |
→ |
|
信用リスク |
- |
- |
小 |
低 |
注視 |
→ |
(1) 経営成績等の状況の概要
当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」という。)の状況の概要は次のとおりであります。
① 財政状態及び経営成績の状況
当連結会計年度におけるわが国経済は、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中、国際的な半導体不足による製造業への影響、原油高による各種製品・サービスの価格上昇に加え、急速な円安進行など経済活動の先行きには不透明さが残る状況が続いております。
当社は2022年3月25日開催の第20回定時株主総会における決議を経て、創立20周年を迎えた2022年6月7日より社名を「株式会社JPMC」に変更いたしました。運用戸数10万戸を突破し、今後の更なる成長を果たすため、PropTechカンパニーとして当社のブランドを新たに確立すべく、業界内に浸透してきた「JPMC」を社名としました。ブランドスローガンである「持続可能な賃貸経営」をオーナーへ提供し、社会課題の解決に貢献できる企業へと成長することを目指し、2021年からの5ヵ年を対象とする中期経営計画として策定した「JPMC2025」のもと、「コロナ禍における運用戸数の拡大」と「Back to normalにおける収益性改善」を基本戦略として事業を推進してまいりました。
当社グループのコア事業であるプロパティマネジメント事業の収益向上に向けては、運用戸数の増加が不可欠となりますが、滞納保証事業や保険事業、リフォーム事業等を併せ持つ当社グループの強みが、1戸当たりの収益性をさらに高め、付加価値向上と成長の加速を実現させていくための原動力となります。
そのための基盤作りとして、物件により得られるストック収益を拡大すべく、運用戸数の増加に重点をおいて事業を推進するとともに、オーナーへのサービスラインナップの拡充を目的として、2020年8月に設立した株式会社JPMCワークス&サプライによるリフォーム・リニューアル・リノベーション事業を強化しました。賃貸マンション・アパートの経営代行とリフォームを組み合わせた「スーパーリユース」は、持続可能な賃貸経営の提供を企図したサステナブルなビジネスモデルであり、ストック&フローの事業として今後も成長を見込んでおります。また、経営基盤強化のため、採用の強化やエンゲージメント向上策の一環として従業員の給与の引き上げなど、人的資本への投資を引き続き行いました。運用戸数増加へ向けた体制を整備することは、当社の経営課題である持続的な成長のための事業基盤の強化の実現に寄与するものと考えております。
物件運用により得られるストック収益を拡大し、持続的かつ安定した成長を実現させるため、当社グループのパーパスである「住む論理の追求」のもとに全社一丸となって事業を推進しました。
この結果、当連結会計年度の財政状態及び経営成績は以下のとおりとなりました。
a.財政状態
当連結会計年度末の資産合計は、前連結会計年度末に比べ569百万円増加し17,975百万円となりました。
当連結会計年度末の負債合計は、前連結会計年度末に比べ271百万円減少し10,372百万円となりました。
当連結会計年度末の純資産合計は、前連結会計年度末に比べ841百万円増加し7,603百万円となりました。
b.経営成績
当連結会計年度の経営成績は、売上高56,227百万円(前期比5.3%増)、営業利益2,387百万円(同3.8%増)、経常利益2,401百万円(同4.2%増)、親会社株主に帰属する当期純利益1,590百万円(同36.9%増)となりました。
売上区分別の経営成績は、次のとおりであります。
(プロパティマネジメント収入)
プロパティマネジメント収入につきましては、新型コロナウイルス感染拡大の影響により営業活動が制限される状況下であり、受注・受託の獲得が想定を下回りました。一方、既存の運用物件におけるプロパティマネジメント事業の収益性の改善に取り組んでまいりました。
この結果、当連結会計年度におきまして、運用戸数は106,704戸(前期末比64戸増)となり、プロパティマネジメント収入は52,439百万円(前期比5.8%増)となりました。
(PM付帯事業収入)
PM付帯事業収入につきましては、滞納保証事業及び保険事業が順調に推移しました。
この結果、PM付帯事業収入は2,427百万円(前期比5.5%増)となりました。
(その他の収入)
その他の収入につきましては、「スクラップアンドビルドを繰り返さない」という当社グループの方針のもと、リフォーム事業が順調に推移しました。一方、当連結会計年度は販売用不動産の売却による収入はありませんでした。
この結果、その他の収入は1,360百万円(前期比12.0%減)となりました。
② キャッシュ・フローの状況
当連結会計年度における現金及び現金同等物は、前連結会計年度末に比べ145百万円増加し、当連結会計年度末には7,374百万円となりました。
当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況とそれらの要因は、次のとおりであります。
(営業活動によるキャッシュ・フロー)
営業活動によるキャッシュ・フローは、2,365百万円の収入(前連結会計年度は2,448百万円の収入)となりました。これは主に、税金等調整前当期純利益が2,374百万円、営業貸付金の減少額が174百万円、仕入債務の増加額が174百万円、法人税等の支払額が582百万円あったことによるものであります。
(投資活動によるキャッシュ・フロー)
投資活動によるキャッシュ・フローは、467百万円の支出(前連結会計年度は2,032百万円の支出)となりました。これは主に、有形固定資産の取得による支出が410百万円あったことによるものであります。
(財務活動によるキャッシュ・フロー)
財務活動によるキャッシュ・フローは、1,752百万円の支出(前連結会計年度は1,467百万円の収入)となりました。これは主に、配当金の支払額が813百万円、長期借入金の返済による支出が857百万円あったことによるものであります。
③ 生産、受注及び販売の実績
当社グループの事業は、プロパティマネジメント事業及びその付随業務の単一セグメントであるため、売上区分別に記載しております。
a.生産実績
該当事項はありません。
b.仕入実績
当連結会計年度における仕入実績を売上原価区分別に示すと、次のとおりであります。
|
売上原価区分 |
当連結会計年度 (自 2022年1月1日 至 2022年12月31日) |
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|
仕入高(百万円) |
前期比(%) |
|
|
プロパティマネジメント収入原価 |
47,312 |
4.6 |
|
PM付帯事業収入原価 |
1,550 |
1.1 |
|
その他の原価 |
826 |
△14.6 |
|
合計 |
49,689 |
4.1 |
c.販売実績
当連結会計年度における販売実績を売上区分別に示すと、次のとおりであります。
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売上区分 |
当連結会計年度 (自 2022年1月1日 至 2022年12月31日) |
|
|
販売高(百万円) |
前期比(%) |
|
|
プロパティマネジメント収入 |
52,439 |
5.8 |
|
PM付帯事業収入 |
2,427 |
5.5 |
|
その他の収入 |
1,360 |
△12.0 |
|
合計 |
56,227 |
5.3 |
(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容
経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。
なお、文中の将来に関する事項は、当連結会計年度末現在において判断したものであります。
① 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定
当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。その作成には、経営者による会計方針の選択・適用、資産・負債及び収益・費用の報告金額及び開示に影響を与える見積りを必要としております。これらの見積りについては、過去の実績等を勘案し合理的に判断しておりますが、実際の結果は、見積りによる不確実性のため、これらの見積りとは異なる場合があります。
連結財務諸表の作成に当たって用いた会計上の見積り及び当該見積に用いた仮定のうち、重要なものについては「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 (1)連結財務諸表 注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載のとおりであります。
② 当連結会計年度の経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容
a.財政状態及び経営成績の分析
当連結会計年度における財政状態及び経営成績の分析につきましては、「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ①財政状態及び経営成績の状況」に記載のとおりです。
b.資本の財源及び資金の流動性
(1) キャッシュ・フロー
当連結会計年度におけるキャッシュ・フローの状況については「3 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1) 経営成績等の状況の概要 ②キャッシュ・フローの状況」に記載のとおりであります。
なお、当社グループのキャッシュ・フロー関連指標の推移は、下記のとおりであります。
|
|
2018年 12月期 |
2019年 12月期 |
2020年 12月期 |
2021年 12月期 |
2022年 12月期 |
|
自己資本比率(%) |
49.1 |
50.3 |
47.8 |
38.8 |
42.3 |
|
時価ベースの自己資本比率(%) |
131.8 |
190.6 |
155.7 |
101.2 |
98.0 |
|
キャッシュ・フロー対有利子負債比率(年) |
0.7 |
0.9 |
0.7 |
1.6 |
1.3 |
|
インタレスト・カバレッジ・レシオ(倍) |
480.9 |
467.8 |
662.7 |
290.2 |
263.0 |
自己資本比率:自己資本/総資産
時価ベースの自己資本比率:株式時価総額/総資産
キャッシュ・フロー対有利子負債比率:有利子負債/キャッシュ・フロー
インタレスト・カバレッジ・レシオ:キャッシュ・フロー/利払い
※ 各指標はいずれも連結ベースの財務数値により算出しております。
※ 株式時価総額は期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。
※ キャッシュ・フローは営業キャッシュ・フローを使用しております。
※ 有利子負債は連結貸借対照表に計上されている負債のうち、利子を支払っている全ての負債を対象としております。
(2) 資金の需要
さらなる企業価値の向上を図るための事業投資、運転資金及び債務の返済、並びに株主還元策の実施の資金需要に備え、資金調達及び流動性の確保に努めています。
(3) 資金の財源及び資金の流動性
運転資金及び債務の返済、株主還元策の実施に関しては基本的に営業活動によるキャッシュ・フローや自己資金を充当することにより対応する方針であります。
また、企業価値の向上を図るための事業投資につきましては自己資金や借入金だけでなく、多額の資金が必要となる場合には、財務健全性に配慮しつつ、長期的に安定した資金を得るため証券市場から資金調達を行うことも選択肢としております。
なお、当連結会計年度末における有利子負債残高は3,042百万円となっており、また、現金及び現金同等物の残高は7,374百万円となっております。
③ 経営方針、経営戦略、経営上の目標の達成状況を判断するための客観的な指標等
当社グループでは2021年12月期から5年間を対象とする中期経営計画「JPMC2025」を策定し、「コロナ禍における運用戸数の拡大」と「Back to normal における収益性改善」を基本戦略として事業を推進してまいりました。
中期経営計画「JPMC2025」では、最終年度である2025年12月期において、KPIとして「運用戸数16万戸」「新規申込戸数5ヵ年累計110,000戸」「売上高770億円」「ROE(自己資本利益率)目標水準20%以上維持」「配当性向目標水準40%維持」を目標としております。
当連結会計年度におきましては、運用戸数106,704戸、新規申込戸数9,442戸、売上高562億円、ROE(自己資本利益率)22.1%、配当性向53.2%となりました。
◇経営指標
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2022年12月期 |
2023年12月期 予想 |
2025年12月期 目標 |
2030年12月期 目標(参考) |
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運用戸数 |
106,704戸 |
110,500戸 |
160,000戸 |
250,000戸 |
|
新規申込戸数 |
9,442戸 |
10,900戸 |
5ヵ年累計 110,000戸 |
5ヵ年累計 154,000戸 |
|
売上高 |
562億円 |
575億円 |
770億円 |
1,110億円 |
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ROE(自己資本利益率) |
22.1% |
20%以上 |
20%以上 |
20%以上 |
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配当性向 |
53.2% |
50%以上 |
40%以上 |
40%以上 |
当社は、収益分配型一括借上システム「スーパーサブリース」の利用を希望する賃貸管理会社、建築会社及びリフォーム会社に対して、パートナー加入契約を締結することで、当システムの利用を許諾しております。なお、契約の要旨は次のとおりであります。
① J'sパートナー加入契約
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契約対象先 |
賃貸管理会社 |
|
契約期間 |
5年(それ以後は5年毎の自動更新) |
|
加入会社の権利 |
「スーパーサブリース」名称使用並びに契約テリトリー内の「スーパーサブリース」契約物件の管理受託の権利 |
|
契約期間内解約 |
契約残存期間(契約更新期間を含む。)の月会費を期間内解約違約金として支払うことにより解約できるものとしております。 |
(注) 当該契約に基づく加入会社の権利の対価として、加入金及び月会費を受領しております。
② JPMCコンストラクションパートナー加入契約
|
契約対象先 |
建築会社 |
|
契約期間 |
5年(それ以後は5年毎の自動更新) |
|
加入会社の権利 |
「スーパーサブリース」名称使用並びに「スーパーサブリース」契約物件の建築・リフォーム受注の権利 |
|
契約期間内解約 |
契約残存期間(契約更新期間を含む。)の月会費を期間内解約違約金として支払うことにより解約できるものとしております。 |
(注) 当該契約に基づく加入会社の権利の対価として、加入金及び月会費を受領しております。
③ JPMCリフォームパートナー加入契約
|
契約対象先 |
リフォーム会社 |
|
契約期間 |
5年(それ以後は5年毎の自動更新) |
|
加入会社の権利 |
「スーパーサブリース」名称使用並びに「スーパーサブリース」契約物件の賃貸住宅リフォーム受注の権利 |
|
契約期間内解約 |
契約残存期間(契約更新期間を含む。)の月会費を期間内解約違約金として支払うことにより解約できるものとしております。 |
(注) 当該契約に基づく加入会社の権利の対価として、加入金及び月会費を受領しております。
④ JPMCシルバーパートナー加入契約
|
契約対象先 |
建築会社 |
|
契約期間 |
5年(それ以後は5年毎の自動更新) |
|
加入会社の権利 |
「ふるさぽ」名称使用並びに「ふるさぽシステム」による契約物件の建築受注の権利 |
|
契約期間内解約 |
契約残存期間(契約更新期間を含む。)の月会費を期間内解約違約金として支払うことにより解約できるものとしております。 |
(注) 当該契約に基づく加入会社の権利の対価として、加入金及び月会費を受領しております。
⑤ ふるさぽパートナー加入契約
|
契約対象先 |
介護会社 |
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契約期間 |
5年(それ以後は5年毎の自動更新) |
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加入会社の権利 |
高齢者住宅を運営するにあたり「高齢者専用賃貸住宅一括借上システム」を利用する権利 |
|
契約期間内解約 |
ふるさぽシリーズの賃貸借契約期間中は、解約できないものとしております。 |
(注) 当該契約に基づく加入会社の権利の対価として、加入金及び月会費を受領しております。
⑥ JPMCイーベストパートナー加入契約
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契約対象先 |
不動産売買仲介会社 |
|
契約期間 |
5年(それ以後は5年毎の自動更新) |
|
加入会社の権利 |
「イーベスト」名称使用並びに「イーベスト」契約物件の売買仲介受注の権利 |
|
契約期間内解約 |
契約残存期間(契約更新期間を含む。)の月会費を期間内解約違約金として支払うことにより解約できるものとしております。 |
(注) 当該契約に基づく加入会社の権利の対価として、加入金及び月会費を受領しております。
(1) 提出会社
|
2022年12月31日現在 |
|
事業所名又は 地域区分(所在地) |
設備の内容 |
物件数 |
帳簿価額(千円) |
従業 員数 (名) |
|||
|
建物 |
土地 (面積㎡) |
その他 |
合計 |
||||
|
本社 (東京都千代田区) |
統括業務施設及び営業拠点 |
- |
28,973 |
- |
5,833 |
34,806 |
113 〔7〕 |
|
関東地区 |
賃貸用不動産 |
1 |
249,814 |
51,091 (155.35) |
- |
300,905 |
- |
|
中部地区 |
賃貸用不動産 |
2 |
390,540 |
334,240 (548.70) |
- |
724,780 |
- |
|
中国地区 |
賃貸用不動産 |
1 |
335,564 |
359,874 (8,318.54) |
- |
695,438 |
- |
(注)1.本社オフィス(951.03㎡)は賃借しております。
2.現在休止中の設備はありません。
3.従業員数の〔 〕は、臨時雇用者数を外書しております。
(2) 国内子会社
|
2022年12月31日現在 |
|
会社名 |
事業所名 又は 地域区分 |
設備の内容 |
物件数 |
帳簿価額(千円) |
従業 員数 (名) |
||
|
建物 |
土地 (面積㎡) |
合計 |
|||||
|
㈱JPMCシンエイ |
関東地区 |
賃貸用不動産 |
18 |
197,677 |
1,520,780 (9,494.91) |
1,718,458 |
- |
|
大阪琺瑯㈱ |
関西地区 |
賃貸用不動産 |
1 |
433,642 |
1,126,155 (3,471.54) |
1,559,798 |
- |
(注) 現在休止中の設備はありません。
|
種 類 |
発行可能株式総数(株) |
|
普通株式 |
53,280,000 |
|
計 |
53,280,000 |
|
種類 |
事業年度末現在 発行数(株) (2022年12月31日) |
提出日現在 発行数(株) (2023年3月27日) |
上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名 |
内容 |
|
|
|
|
東京証券取引所 (プライム市場) |
|
|
計 |
|
|
- |
- |
該当事項はありません。
該当事項はありません。
|
年月日 |
発行済株式 総数増減数 (株) |
発行済株式 総数残高 (株) |
資本金増減額 (千円) |
資本金残高 (千円) |
資本準備金 増減額 (千円) |
資本準備金 残高(千円) |
|
2016年1月1日~ 2016年12月31日 (注) |
158,400 |
19,025,600 |
35,758 |
465,803 |
35,758 |
365,757 |
(注) 新株予約権の行使によるものであります。
|
|
|
|
|
|
|
|
2022年12月31日現在 |
||
|
区分 |
株式の状況(1単元の株式数 |
単元未満株式の状況(株) |
|||||||
|
政府及び地方公共団体 |
金融機関 |
金融商品取引業者 |
その他 の法人 |
外国法人等 |
個人 その他 |
計 |
|||
|
個人以外 |
個人 |
||||||||
|
株主数(人) |
|
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|
- |
|
所有株式数 (単元) |
|
|
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|
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|
所有株式数 の割合(%) |
|
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|
100.00 |
- |
(注)1.自己株式1,307,192株は「個人その他」に13,071単元、「単元未満株式の状況」に92株含まれております。
2.「金融機関」には、「株式給付信託(J-ESOP)」の信託財産として、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有している当社株式698単元が含まれております。なお、株式会社日本カストディ銀行(信託E口)が所有している当社株式は、連結財務諸表及び財務諸表において自己株式として表示しております。
|
|
|
2022年12月31日現在 |
|
|
氏名又は名称 |
住所 |
所有株式数 (株) |
発行済株式(自己株式を除く。)の総数に対する所有株式数の割合(%) |
|
|
神奈川県横浜市神奈川区六角橋六丁目 22-15 |
|
|
|
|
東京都港区浜松町二丁目11-3
|
|
|
|
ゴールドマンサックスインターナショナル (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) |
PLUMTREE COURT, 25 SHOE LANE, LONDON EC4A 4AU, U.K. (東京都港区六本木六丁目10-1) |
|
|
|
ゴールドマン・サックス・アンド・カンパニーレギュラーアカウント (常任代理人 ゴールドマン・サックス証券株式会社) |
200 WEST STREET NEW YORK, NY, USA (東京都港区六本木六丁目10-1) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
ノーザン トラスト カンパニー(エイブイエフシー)アカウント ノン トリーテイー (常任代理人 香港上海銀行東京支店 カストディ業務部) |
50 BANK STREET CANARY WHARF LONDON E14 5NT, UK (東京都中央区日本橋三丁目11-1) |
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
|
計 |
- |
|
|
(注)2022年11月21日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書の変更報告書において、ユナイテッド・マネージャーズ・ジャパン株式会社が2022年11月14日現在で以下の株式を所有している旨が記載されております。
|
氏名又は名称 |
住所 |
保有株券等の数(株) |
発行済株式総数に対する所有株式数の割合(%) |
|
ユナイテッド・マネージャーズ・ジャパン株式会社 |
東京都港区虎ノ門一丁目16-8 |
1,363,700 |
7.17 |
なお、当社として2022年12月31日現在における実質所有株式数の確認ができませんので、上記大株主の状況には含めておりません。
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (2021年12月31日) |
当連結会計年度 (2022年12月31日) |
|
資産の部 |
|
|
|
流動資産 |
|
|
|
現金及び預金 |
|
|
|
売掛金 |
|
|
|
販売用不動産 |
|
|
|
営業貸付金 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
貸倒引当金 |
△ |
△ |
|
流動資産合計 |
|
|
|
固定資産 |
|
|
|
有形固定資産 |
|
|
|
建物 |
|
|
|
減価償却累計額 |
△ |
△ |
|
建物(純額) |
|
|
|
土地 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
減価償却累計額 |
△ |
△ |
|
その他(純額) |
|
|
|
有形固定資産合計 |
|
|
|
無形固定資産 |
|
|
|
のれん |
|
|
|
その他 |
|
|
|
無形固定資産合計 |
|
|
|
投資その他の資産 |
|
|
|
繰延税金資産 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
貸倒引当金 |
△ |
△ |
|
投資その他の資産合計 |
|
|
|
固定資産合計 |
|
|
|
資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (2021年12月31日) |
当連結会計年度 (2022年12月31日) |
|
負債の部 |
|
|
|
流動負債 |
|
|
|
買掛金 |
|
|
|
短期借入金 |
|
|
|
1年内返済予定の長期借入金 |
|
|
|
未払法人税等 |
|
|
|
前受金 |
|
|
|
株式給付引当金 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
流動負債合計 |
|
|
|
固定負債 |
|
|
|
長期借入金 |
|
|
|
長期預り保証金 |
|
|
|
繰延税金負債 |
|
|
|
株式給付引当金 |
|
|
|
固定負債合計 |
|
|
|
負債合計 |
|
|
|
純資産の部 |
|
|
|
株主資本 |
|
|
|
資本金 |
|
|
|
資本剰余金 |
|
|
|
利益剰余金 |
|
|
|
自己株式 |
△ |
△ |
|
株主資本合計 |
|
|
|
新株予約権 |
|
|
|
純資産合計 |
|
|
|
負債純資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
前連結会計年度 (自 2021年1月1日 至 2021年12月31日) |
当連結会計年度 (自 2022年1月1日 至 2022年12月31日) |
|
売上高 |
|
|
|
売上原価 |
|
|
|
売上総利益 |
|
|
|
販売費及び一般管理費 |
|
|
|
営業利益 |
|
|
|
営業外収益 |
|
|
|
受取利息 |
|
|
|
受取手数料 |
|
|
|
受取保険金 |
|
|
|
雇用調整助成金 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
営業外収益合計 |
|
|
|
営業外費用 |
|
|
|
支払利息 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
営業外費用合計 |
|
|
|
経常利益 |
|
|
|
特別利益 |
|
|
|
固定資産売却益 |
|
|
|
投資有価証券売却益 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
特別利益合計 |
|
|
|
特別損失 |
|
|
|
固定資産除却損 |
|
|
|
減損損失 |
|
|
|
投資有価証券評価損 |
|
|
|
特別損失合計 |
|
|
|
税金等調整前当期純利益 |
|
|
|
法人税、住民税及び事業税 |
|
|
|
法人税等調整額 |
|
△ |
|
法人税等合計 |
|
|
|
当期純利益 |
|
|
|
親会社株主に帰属する当期純利益 |
|
|
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
前事業年度 (2021年12月31日) |
当事業年度 (2022年12月31日) |
|
資産の部 |
|
|
|
流動資産 |
|
|
|
現金及び預金 |
|
|
|
売掛金 |
|
|
|
販売用不動産 |
|
|
|
貯蔵品 |
|
|
|
前払費用 |
|
|
|
未収入金 |
|
|
|
関係会社短期貸付金 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
貸倒引当金 |
△ |
△ |
|
流動資産合計 |
|
|
|
固定資産 |
|
|
|
有形固定資産 |
|
|
|
建物 |
|
|
|
工具、器具及び備品 |
|
|
|
土地 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
有形固定資産合計 |
|
|
|
無形固定資産 |
|
|
|
ソフトウエア |
|
|
|
ソフトウエア仮勘定 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
無形固定資産合計 |
|
|
|
投資その他の資産 |
|
|
|
投資有価証券 |
|
|
|
関係会社株式 |
|
|
|
長期貸付金 |
|
|
|
関係会社長期貸付金 |
|
|
|
破産更生債権等 |
|
|
|
長期前払消費税等 |
|
|
|
繰延税金資産 |
|
|
|
敷金及び保証金 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
貸倒引当金 |
△ |
△ |
|
投資その他の資産合計 |
|
|
|
固定資産合計 |
|
|
|
資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
前事業年度 (2021年12月31日) |
当事業年度 (2022年12月31日) |
|
負債の部 |
|
|
|
流動負債 |
|
|
|
買掛金 |
|
|
|
1年内返済予定の長期借入金 |
|
|
|
未払金 |
|
|
|
未払費用 |
|
|
|
未払法人税等 |
|
|
|
未払消費税等 |
|
|
|
前受金 |
|
|
|
預り金 |
|
|
|
株式給付引当金 |
|
|
|
流動負債合計 |
|
|
|
固定負債 |
|
|
|
長期借入金 |
|
|
|
長期預り保証金 |
|
|
|
株式給付引当金 |
|
|
|
固定負債合計 |
|
|
|
負債合計 |
|
|
|
純資産の部 |
|
|
|
株主資本 |
|
|
|
資本金 |
|
|
|
資本剰余金 |
|
|
|
資本準備金 |
|
|
|
その他資本剰余金 |
|
|
|
資本剰余金合計 |
|
|
|
利益剰余金 |
|
|
|
その他利益剰余金 |
|
|
|
繰越利益剰余金 |
|
|
|
利益剰余金合計 |
|
|
|
自己株式 |
△ |
△ |
|
株主資本合計 |
|
|
|
新株予約権 |
|
|
|
純資産合計 |
|
|
|
負債純資産合計 |
|
|
|
|
|
(単位:千円) |
|
|
前事業年度 (自 2021年1月1日 至 2021年12月31日) |
当事業年度 (自 2022年1月1日 至 2022年12月31日) |
|
売上高 |
|
|
|
売上原価 |
|
|
|
売上総利益 |
|
|
|
販売費及び一般管理費 |
|
|
|
営業利益 |
|
|
|
営業外収益 |
|
|
|
受取利息 |
|
|
|
受取手数料 |
|
|
|
雇用調整助成金 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
営業外収益合計 |
|
|
|
営業外費用 |
|
|
|
支払利息 |
|
|
|
その他 |
|
|
|
営業外費用合計 |
|
|
|
経常利益 |
|
|
|
特別利益 |
|
|
|
投資有価証券売却益 |
|
|
|
固定資産売却益 |
|
|
|
特別利益合計 |
|
|
|
特別損失 |
|
|
|
固定資産除却損 |
|
|
|
投資有価証券評価損 |
|
|
|
関係会社清算損 |
|
|
|
特別損失合計 |
|
|
|
税引前当期純利益 |
|
|
|
法人税、住民税及び事業税 |
|
|
|
法人税等調整額 |
|
△ |
|
法人税等合計 |
|
|
|
当期純利益 |
|
|















