株式会社エー・ピーホールディングス
AP HOLDINGS CO.,LTD.
港区高輪三丁目25番23号京急第2ビル1階
証券コード:31750
業界:小売業
有価証券報告書の提出日:2023年6月28日

(1) 連結経営指標等

 

回次

第18期

第19期

第20期

第21期

第22期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

24,577,966

23,072,412

8,941,797

7,997,883

17,175,665

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

91,983

11,199

2,357,946

1,598,512

1,103,274

親会社株主に帰属する
当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

(千円)

2,028,927

117,443

3,546,740

31,415

1,312,757

包括利益

(千円)

2,052,686

126,397

3,557,736

18,066

1,243,761

純資産額

(千円)

1,408,397

1,542,273

523,389

543,391

118,441

総資産額

(千円)

10,651,375

10,063,678

10,011,209

9,684,341

9,139,867

1株当たり純資産額

(円)

185.94

202.92

84.94

89.17

106.43

1株当たり当期純利益又は当期純損失(△)

(円)

281.69

16.31

474.64

2.75

126.43

潜在株式調整後1株当たり当期純利益

(円)

自己資本比率

(%)

12.6

14.5

4.4

4.7

0.4

自己資本利益率

(%)

86.2

8.4

372.7

7.0

535.0

株価収益率

(倍)

25.9

145.1

営業活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

694,181

21,241

3,555,241

113,301

1,023,114

投資活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

985,569

781,124

234,946

580,788

560,377

財務活動による
キャッシュ・フロー

(千円)

797,579

464,846

4,129,547

284,049

159,641

現金及び現金同等物の
期末残高

(千円)

2,158,726

1,850,188

2,207,948

1,486,536

1,817,678

従業員数

(人)

1,080

996

717

696

722

〔ほか、平均臨時雇用人員〕

1,638

1,524

395

395

774

 

(注) 1 第18期、第19期、第20期、第21期及び第22期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2 従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(アルバイト)は、年間平均雇用人員(1日1人8時間換算)を〔〕外数で記載しております。

3 第18期、第20期及び第22期の株価収益率については、親会社株主に帰属する当期純損失を計上しているため記載しておりません。

4 第20期、第21期及び第22期の1株当たり純資産については、純資産から優先株式等に係る純資産額を控除して算定しております。

5 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等を第21期の期首から適用しており、第21期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

(2) 提出会社の経営指標等

回次

第18期

第19期

第20期

第21期

第22期

決算年月

2019年3月

2020年3月

2021年3月

2022年3月

2023年3月

売上高

(千円)

18,843,112

16,424,664

3,037,496

1,497,378

2,104,101

経常利益又は経常損失(△)

(千円)

119,739

30,561

881,249

1,066,838

261,448

当期純利益又は当期純損失(△)

(千円)

2,499,161

121,160

3,257,201

329,659

1,300,186

資本金

(千円)

495,517

495,517

50,000

50,000

50,000

発行済株式総数

 普通株式

 A種優先株式

 B種優先株式

 

(株)

(株)

(株)

7,427,850

7,427,850

10,331,950

1,000

300

10,331,950

1,000

300

12,266,150

1,000

300

純資産額

(千円)

827,115

948,276

231,125

560,785

78,132

総資産額

(千円)

7,503,997

7,739,159

7,573,803

7,574,518

7,454,393

1株当たり純資産額

(円)

113.76

130.58

106.52

79.77

103.29

1株当たり配当額

 普通株式

 A種優先株式

 B種優先株式

 

(円)

(円)

(円)

 

 

 

 

50,410.96

29,476.71

 

11,073.25

6,422.49

(1株当たり中間配当額)

 普通株式

 A種優先株式

 B種優先株式

 

(円)

(円)

(円)

 

(-)

(-)

(-)

 

(-)

(-)

(-)

 

(-)

(-)

(-)

 

(-)

(-)

(-)

 

(-)

(-)

(-)

1株当たり当期純利益又は当期純損失(△)

(円)

346.98

16.82

435.90

26.75

125.23

潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額

(円)

自己資本比率

(%)

10.9

12.2

2.9

7.3

0.9

自己資本利益率

(%)

120.8

13.8

559.7

84.9

417.1

株価収益率

(倍)

25.1

13.8

配当性向

(%)

従業員数

(人)

787

690

51

50

64

〔ほか、平均臨時雇用人員〕

 

1,236

1,068

6

4

5

株主総利回り

(%)

62.4

52.2

58.3

55.6

91.5

(比較指標:配当なしTOPIX)

(%)

(92.7)

(81.7)

(113.8)

(113.4)

(116.7)

最高株価

(円)

811

675

534

550

915

最低株価

(円)

410

362

355

410

435

 

(注) 1 第18期、第19期、第20期、第21期及び第22期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、希薄化効果を有している潜在株式が存在しないため記載しておりません。

2 従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(アルバイト)は、年間平均雇用人員(1日1人8時間換算)を〔〕外数で記載しております。

3 当社は2020年10月1日付で持株会社へと移行しております。これに伴い子会社への出向者は子会社の従業員数に含んで計算しているため、従業員数が減少しております。

4 第18期、第20期及び第22期の株価収益率については、当期純損失を計上しているため記載しておりません。

5 最高株価及び最低株価は、2022年4月3日以前は東京証券取引所市場第一部におけるものであり、2022年4月4日以降は東京証券取引所スタンダード市場におけるものであります。

6 第20期、第21期及び第22期の1株当たり純資産については、純資産から優先株式等に係る純資産額を控除して算定しております。

7 「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等を第21期の期首から適用しており、第21期以降に係る主要な経営指標等については、当該会計基準等を適用した後の指標等となっております。

 

 

2  【沿革】

年月

概要

2001年10月

東京都八王子市に飲食店のプロデュース等を事業目的とした㈲エー・ピーカンパニーを設立

2004年8月

地鶏モデル1号店「わが家八王子店」をオープン

2006年2月

宮崎県日南市に子会社、㈲エー・ピーファームを設立

同市内に自社農場を建設し、みやざき地頭鶏(じとっこ)の生産を開始

2006年6月

㈲エー・ピーカンパニーを㈱エー・ピーカンパニー(現当社)へ商号変更

2006年12月

鮮魚モデル1号店「魚米新宿店」をオープン

2007年6月

ホルモンモデル1号店「関根精肉店八王子」をオープン

2007年8月

「じとっこ」ブランドのライセンス展開を開始

2007年11月

宮崎県日南市に加工場を建設、食品加工業務を開始

2007年11月

「宮崎県日南市塚田農場」ブランドの出店開始

2010年2月

「芝浦食肉」ブランドの出店開始

2010年3月

㈱セブンワーク(現㈱豊洲漁商産直市場)(現持分法適用会社)を子会社化し、流通事業を本格化

2010年4月

当社100%子会社の㈲エー・ピーファームと㈱地頭鶏ランド日南が合併し、㈱地頭鶏ランド日南が存続会社として連結子会社となる

2010年6月

㈱セブンワーク(現㈱豊洲漁商産直市場)(現持分法適用会社)が東京都中央卸売市場大田市場青果部の売買参加権を取得し、青果物の卸売業務を開始

2010年12月

宮崎県延岡市島野浦の定置網漁業者と提携(※)し、当日朝水揚げされた鮮魚を当日提供する「今朝獲れ便」を開始

2011年6月

十勝新得フレッシュ地鶏事業協同組合と提携すると共に、北海道上川郡新得町に子会社、㈱新得ファーム(現連結子会社)を設立し、自社農場での新得地鶏の生産を開始

2011年7月

鮮魚モデルの主力ブランド「四十八漁場」の出店開始

2011年7月

宮崎県延岡市に子会社、㈱プロジェクト48を設立し、漁協組合員との共同経営による定置網漁業を開始

2011年8月

「十勝新得塚田農場」ブランド出店開始

2012年3月

鹿児島県黒さつま鶏生産者と提携し「鹿児島県霧島市塚田農場」ブランド出店開始

2012年3月

鹿児島県霧島市に自社農場を建設、黒さつま鶏の生産開始

2012年7月

シンガポールに子会社、AP Company International Singapore Pte., Ltd.(現連結子会社)を設立

2012年9月

当社株式を東京証券取引所マザーズ市場に上場

2012年10月

シンガポールに「塚田農場」ブランド店舗の海外1号店をオープン

2013年3月

㈱エーピーアセットマネジメント(現連結子会社)を設立し、㈱農林漁業成長産業化支援機構より機構と共同でファンドを設立する承認をうける

2013年4月

宮崎県西都市に自社処理場、加工場を建設し、宮崎県における地鶏の生産拡大

2013年6月

㈱セブンワーク(現㈱豊洲漁商産直市場)(現持分法適用会社)が、東京都大田区に魚などの配送センターを設置

2013年7月

エー・ピー6次産業化ファンドの設立

 

 

年月

概要

2013年9月

当社株式を東京証券取引所市場第一部へ市場変更

2013年10月

鹿児島県霧島市に子会社、㈱カゴシマバンズ(現連結子会社)を設立し、自社農場での黒さつま鶏の生産準備を開始

2014年1月

当社が、青森県のマグロの加工会社(6次産業化事業体)へ出資し、調達機能を強化

2014年3月

本社を東京都港区赤坂から東京都港区芝大門に移転

2014年4月

㈱農林漁業成長産業化機構より、エー・ピー6次産業化ファンドの第1号案件の承認を受け、6次産業化事業体への投資を実行

2014年7月

宅配弁当事業「おべんとラボ」を開始

2014年8月

鹿児島県霧島市に自社処理場、加工場を建設し、鹿児島県産品の生産拡大を整備

2014年8月

新鮮組フードサービス㈱(現連結子会社)を子会社化し、飲食店舗網を拡大

2014年12月

アメリカ合衆国に子会社、AP Company USA Inc.(現連結子会社)を設立

2015年7月

㈱塚田農場プラス(現連結子会社)を設立及び新木場に製造工場を建設して弁当事業を拡大

2015年11月

香港に子会社、AP Company HongKong Co., Ltd.(現連結子会社)を設立

2016年4月

北京健農飲食管理有限公司を子会社化し、中国に出店開始(2019年2月撤退)

2016年12月

エー・ピー6次産業化ファンドの第2号案件の承認を受け、宮崎県都農町のワイナリーである㈱都農ワインへ投資を実行

2017年1月

インドネシアに子会社、PT.APC International Indonesia(現連結子会社)を設立

2018年12月

㈱リアルテイスト(現連結子会社)を子会社化し、飲食店舗網を拡大

2019年5月

㈱APスタンディングフーズ(現連結子会社)を設立

2020年4月

おうち塚田農場(現・塚田農場オンラインストア)を本格始動

2020年6月

本社を東京都港区芝大門から東京都港区高輪に移転

2020年10月

会社分割による持株会社体制へ移行し、商号を株式会社エー・ピーホールディングスへ変更

連結子会社である株式会社エー・ピーホールディングス準備会社を株式会社エー・ピーカンパニーに商号変更し、当社の店舗運営事業を継承

2021年3月

㈱セブンワークを㈱豊洲漁商産直市場(現持分法適用会社)へ商号変更

2021年7月

㈱AP B.CUE(現連結子会社)、㈱AP Restory(現連結子会社)を設立

2021年12月

東京証券取引所新市場区分における「スタンダード市場」を選択

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からスタンダード市場へ移行

2022年4月

グループ初となる専門店の複合業態「ARTISAN APARTMENT」を八王子に出店

 

※ 生産者との間で、商品の売買取引だけでなく、生産方法等を共同で企画すると共に、生産状況や出店・販売状況等の情報を相互共有することを「提携」と記載しています。以下本書各頁においても同様です。

 

 

3  【事業の内容】

当社グループは(当社及び当社の関係会社)は、当社、連結子会社19社、持分法適用関連会社2社の計22社で構成され、「食のあるべき姿を追求する」という共通の経営理念のもとで、食産業において、地鶏や鮮魚等の食材の生産から流通、外食店舗を主とする販売までを一貫して手掛ける「生販直結モデル」による総合的な事業展開をおこなっております。

「生販直結モデル」においては、販売店舗の運営を通じて消費動向を把握しながら、潜在的な競争力を有する全国各地の第一次産業の生産者や行政と直接提携・信頼関係を構築していきます。この生産・販売の直接関係により、無駄な中間流通コストをカットするだけでなく、その商品は誰がどのように生産されたものかを継続して把握することができます。また、当社自身も直営農場や加工場等の設営を行うことで産地を知り、生産者の想いを共有することができます。次に、最適な物流手段や加工方法等の独自の流通ソリューションを立案することで、物流コスト、鮮度及び余剰・未利用品等の課題を解決しています。そして、ブランドストーリーの考案と商品企画により生産地・産品をブランド化するのに加えて、生産者直営店舗であることで安心・低価格・高品質であることを直接伝えることができます。さらに、販売店舗における顧客感動満足を追求する独自の販促手法により、付加価値を高めて消費者に提供しています。このネットワークと一連のプロセスにより、第一次産業の生産者には適正価格で継続的に出荷できることで安心して生産に従事できる環境を、地域には産業の活性化と現地雇用の促進を、販売においては安全で高品質な商品と生産者の想いを背負う社会的意義を、そして消費者に対しては従来よりも高品質低価格な商品・サービスを提供することが可能となり、食産業におけるALL-WINを達成しています。

なお、当社は特定上場会社等に該当し、インサイダー取引規制の重要事実の軽微基準のうち、上場会社の規模との対比で定められる数値基準については連結ベースの計数に基づいて判断することとなります。

当社及び当社の関係会社の事業の位置付け及びセグメントとの関連は、次のとおりであります。なお、以下の2事業はセグメントと同一の区分であります。

当社グループの事業に関わる位置付けは次のとおりであります。

区分

会社名

事業内容

統括事業

㈱エー・ピーホールディングス

当社グループの統括事業並びにフランチャイズ事業の展開

国内販売事業

 

㈱エー・ピーカンパニー

新鮮組フードサービス㈱

㈱リアルテイスト

㈱APスタンディングフーズ

㈱AP B.CUE

㈱AP Restory

 

国内飲食店の経営

酒類・飲料・食品販売事業

 

㈱都農ワイン (注)

 

ワインの製造及び販売

国内中食事業

 

㈱塚田農場プラス

 

弁当製造販売

生産流通事業

 

㈱地頭鶏ランド日南

㈱新得ファーム

㈱エーピーアセットマネージメント

エー・ピー投資事業有限責任組合

㈱カゴシマバンズ

㈱豊洲漁商産直市場 (注)

 

食材の生産及び加工販売

海外販売事業

 

AP Company International Singapore Pte.,Ltd.

AP Company USA Inc.

AP Company Kalakaua LLC

AP Bijinmen 1 LLC

AP Company HongKong Co., Ltd.

AP Place Hong Kong  Co., Ltd.

PT.APC International Indonesia

 

海外各地域における飲食店の経営

 

(注)㈱都農ワイン、㈱豊洲漁商産直市場は持分法適用関連会社であります。

 

生産流通事業

当事業は、「生販直結モデル」の一部として、全国各地の潜在的な競争力を有しながら流通していない食材を選定し、その産地の生産者や行政と直接関係を構築の上で、現地法人を通じて食材の生産及び加工販売を行っております。また、物流コスト、鮮度、余剰部位、店舗納品頻度等、生産地と販売の双方の課題に対して、最適な流通ソリューションの提供を行っております。

具体的には、地鶏への取組みとして、宮崎県が生産管理する「みやざき地頭鶏」について、宮崎県日南市の生産者と行政の理解の下、2006年に現地法人による自社養鶏場での生産を開始、2007年には加工場を建設、2010年には雛センター及び食鳥処理場を統合し、現地における生産一貫体制を確立しました。この取組みをモデルとして、北海道新得町の現地生産組合等と連携の上、現地法人による「新得地鶏」の自社農場での加工と販売を、2012年より鹿児島県の行政や生産者等と連携し「黒さつま鶏」の自社農場での生産と販売を開始し、順次拡大しております。

鮮魚への取組みとして、2010年より宮崎県島野浦の定置網より始まり、宮城県や福井県など多様な地域の漁業事業者と、仲卸業者や卸売市場を通さない直接取引、販売を順次拡大しています。その中で、遠隔地で当日朝に水揚げされた水産物を夕方に首都圏店舗に届ける「今朝獲れ便」による鮮度向上、未利用魚を加工しての商品化等の付加価値向上を行うことで、高品質低価格を実現するとともに、漁業者からの適正価格での買取を継続しております。また、羽田空港近くに鮮魚の配送センターを設置し、自社流通の整備も徐々に取り組んでおります。

その他への取組みとして、関係会社において2010年に東京都中央卸売市場の大田市場青果部の売買参加権を取得し、同市場で青果物の直接買入と販売を行っているほか、青果物について全国各地の生産者との直接取引、販売を行っております。

 

施設名

内容

施設規模

生産能力(注)

養鶏場(日南市)

みやざき地頭鶏の養鶏

計6,497㎡

計2,000羽/月(飼養)

養鶏場(新得町)

新得地鶏の養鶏

2,935㎡

1,500羽/月(飼養)

養鶏場(霧島市)

黒さつま鶏の養鶏

9,235㎡

3,000羽/月(飼養)

雛センター(日南市、綾町)

種鶏の飼育、産卵、孵化

計2,165㎡

計35,000羽/月(素雛)

食鳥処理場(日南市)

成鶏の捌き加工

1,649㎡

10,000羽/月(処理)

加工場(日南市)

食肉の二次加工

231㎡

10,000羽/月(加工)

加工センター(西都市)

成鶏の捌き加工、二次加工

2,816㎡

25,000羽/月(処理&加工)

加工センター(霧島市)

成鶏の捌き加工、二次加工

2,833㎡

10,000羽/月(処理&加工)

雛センター(霧島市)

種鶏の飼育、産卵、孵化

9,364㎡

16,000羽/月(素雛)

 

(主な関係会社)㈱地頭鶏ランド日南、㈱新得ファーム、㈱カゴシマバンズ、㈱豊洲漁商産直市場

(注)雛センターは月間素雛生産羽数、各養鶏場は月間飼養羽数、食鳥処理場は月間食鳥処理羽数、加工場は月間食肉加工羽数を記載。

 

販売事業

当事業は、「生販直結モデル」の一部として、生産地・産品のブランドストーリーの創出と独自の企画開発を通じてブランド化された商品を、主に塚田農場(地鶏)、四十八漁場(鮮魚)等の中価格帯(客単価3,500円~4,500円)の居酒屋業態、及び鮨、焼鳥、ホルモン、鴨、串揚げなどの専門店業態(客単価2,000円~15,000円)の外食事業、並びに弁当やデリバリーなどの中食事業において、顧客感動満足を追求する独自の販促手法により付加価値を高めて販売しております。

当事業の具体的な特徴は、生産地・産品のブランド化とその伝達にあります。現地との直接関係を通じて創出されたブランドストーリーと独自に企画開発された商品は、店内装飾やメニューブック上での、どのような生産者がどのように生産しているのかという生産情報と共に、生産者直営店である安心・信頼感の中で消費者に届けられます。

また、コロナ禍を通じて消費環境が大きく変化したこともあり、外食事業ではデジタルを活用した生産性と顧客体験価値の引き上げに取り組んでおります。モバイルオーダーの導入や自社サイトにおける予約機能の拡充を進めるとともに、店頭・卓上双方のサイネージやクラウドカメラ、配膳ロボットなど新しく世に出てきた技術のトライアルも積極的に進めており、再来店動機の創出を行っています。

以上の共通の特徴を持ちながら、外食事業におきましては、地鶏の直営店は「宮崎県日南市塚田農場」、「北海道シントク町塚田農場」及び「鹿児島県霧島市塚田農場」等、鮮魚の直営店は「四十八漁場」、「日本橋墨之栄」等、食肉の直営店は「芝浦食肉」、「平澤精肉店」等の、40超のブランドを国内160店舗及び海外19店舗を展開しております。また、「宮崎県日南市じとっこ組合」はライセンス方式により20店舗展開しております。

2023年3月31日現在の詳細は下表のとおりです。

 

販売形態

区分

店舗ブランド

直営店

ライセンス店

外食

(直営)

塚田業態

塚田農場など

84店

魚業態

四十八漁場、墨之栄など

20店

中高級業態

串亭、Nacamoguroなど

23店

カジュアル業態

芝浦食肉、やきとりスタンダードなど

33店

海外

海外店舗

19店

外食

 (ライセンス)

地鶏

じとっこ組合

20店

 

(主な関係会社)㈱エー・ピーカンパニー

        AP Company International Singapore Pte., Ltd.、

        AP Company USA Inc.、㈱塚田農場プラス、PT.APC International Indonesia

        ㈱リアルテイスト、AP Place Hong Kong Co., Ltd.、㈱APスタンディングフーズ

        ㈱AP B.CUE、㈱AP Restory

 

 

4  【関係会社の状況】

 

名称

住所

資本金又は
出資金

主要な事業

の内容

議決権の所有
割合(%)

関係内容

(連結子会社)

 

 

 

 

 

㈱エー・ピーカンパニー

東京都港区

1,000千円

販売事業

100.0

役員の兼任4名

㈱地頭鶏ランド日南

(注)3

宮崎県日南市

4,200千円

生産流通事業

100.0

当社への販売目的として主に地鶏の生産及び加工をしております。債務保証をしております。役員の兼任4名。

㈱新得ファーム

北海道上川郡
新得町

3,000千円

生産流通事業

100.0

当社への販売を目的として主に地鶏の生産をしております。資金の貸付をしております。役員の兼任1名。

AP Company International

Singapore Pte., Ltd.
(注)3

シンガポール

4,500千SGD

販売事業

100.0

資金の貸付を行っております。役員の兼任2名。

㈱エーピーアセットマネジメント(注)3

東京都港区

10,000千円

生産流通事業

100.0

役員の兼任2

エー・ピー投資事業有限責任組合(注)3

東京都港区

185,048千円

生産流通事業

50.0

(0.1)

㈱カゴシマバンズ

(注)3

鹿児島県霧島市

31,500千円

生産流通事業

74.25

(25.0)

債務保証を行っております。役員の兼任3名。

新鮮組フードサービス㈱

(注)3

東京都港区

20,000千円

販売事業

100.0

債務保証をしております。役員の兼任2名。

AP Company USA Inc.
(注)3

アメリカ合衆国

500千USD

販売事業

100.0

資金の貸付を行っております。役員の兼任1名。

AP Company Kalakaua LLC

アメリカ合衆国

200千USD

販売事業

100.0

(100.0)

役員の兼任1名

AP Bijinmen 1 LLC

アメリカ合衆国

200千USD

販売事業

100.0

(100.0)

役員の兼任1名

㈱塚田農場プラス

(注)3

東京都港区

20,000千円

販売事業

100.0

債務保証をしております。役員の兼任3名。

AP Company Hong Kong Co., Ltd.(注)3

香港

36,750千HKD

販売事業

100.0

役員の兼任1名

AP Place Hong Kong  Co., Ltd.
(注)3

香港

14,700千HKD

販売事業

100.0

資金の貸付をしております。役員の兼任1名。

PT.APC International Indonesia
(注)3

インドネシア

12,969百万

IDR

販売事業

100.0

(99.0)

資金の貸付を行っております。役員の兼任3名。

㈱リアルテイスト

(注)3

東京都港区

10,000千円

販売事業

100.0

(100.0)

債務保証をしております。役員の兼任3名

㈱APスタンディングフーズ

東京都港区

5,000千円

販売事業

100.0

(100.0)

資金の貸付を行っております。役員の兼任3名

㈱AP B.CUE

東京都港区

10千円

販売事業

100.0

(100.0)

役員の兼任3名

㈱AP Restory

東京都港区

10千円

販売事業

100.0

(100.0)

役員の兼任3名

(持分法適用関連会社)

 

 

 

 

 

㈱豊洲漁商産直市場

東京都大田区

40,000千円

生産流通事業

49.0

㈱都農ワイン

宮崎県児湯郡

97,800千円

販売事業

25.0

(25.0)

役員の兼任1名

 

(注)1 「主要な事業の内容」欄には、セグメントの名称を記載しております。

2 「議決権の所有割合」欄の()は内数で、間接所有割合であります。

3 特定子会社であります。

4 有価証券届出書又は有価証券報告書を提出している会社はありません。

5 関係内容については期末日現在の状況を記載しております。

6 以下の会社は売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く)の連結売上高に占める割合が10%を超えています。主要な損益情報等は次のとおりであります。

 

会社名

売上高

(百万円)

経常利益又は
経常損失(△)

(百万円)

当期純利益又は
当期純損失(△)

(百万円)

純資産額
(百万円)

総資産額

(百万円)

㈱エー・ピーカンパニー

8,424

△1,154

△1,191

△3,484

709

㈱塚田農場プラス

2,036

7

0.5

△32

342

AP Place Hong Kong Co., Ltd.

1,743

16

16

296

684

 

 

5  【従業員の状況】
(1)  連結会社の状況

2023年3月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

生産流通事業

25

59

販売事業

465

619

全社(共通)

232

96

合計

722

774

 

(注)1 従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(アルバイト)は、年間平均雇用人員(1日1人8時間換算)を〔〕外数で記載しております。

2 前連結会計年度に比べ、臨時雇用者数が379名増加しております。主な理由は、業績回復に伴い、期中採用が増加したことと、一人当たりの勤務時間が増加したことによるものであります。

 

(2)  提出会社の状況

2023年3月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(円)

64

5

36.0

7.4

5,751,000

 

(注)1 従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(アルバイト)は、当事業年度の平均雇用人員(1日1人8時間換算)を〔〕外数で記載しております。

2  平均年間給与は、基準外賃金を含んでおります。

 

セグメントの名称

従業員数(名)

全社(共通)

64

5

合計

64

5

 

 

(3)  労働組合の状況

労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満に推移しております。

 

 (4) 女性管理職比率・男性育休取得率・男女間賃金格差

 

管理職に占める

女性従業員の割合

(%)(注)1

男性の育児

休職取得率

(%)

男女の賃金格差(%)(注)1

全労働者

正規雇用

労働者

パート・
有期労働者

提出会社

20.0

25.0

69.3

79.6

155.5

販売事業

10.4

46.2

50.1

80.6

80.9

 

(注)1 「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2 集計セグメントは、提出会社及び国内販売事業のみとしております。

3 「育児休業、介護休業等育児又は葉族介護を行う労働者の福祉に関する法律」(平成3年法律第76号)の規定に基づき、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条4第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

4 男女間賃金格差については、男性の賃金に対する女性の賃金の割合を示しております。なお、同一労働の賃金差はなく、等級別人数構成の差によるものでありますが女性管理職比率の向上は、当社としても重要な課題と認識しており、ダイバーシティ推進に向けた活動を行っております。詳細は、第2 事業の状況 2「サステナビリティに関する考え方及び取組」の(2)戦略 に記載しております。

1  【経営方針、経営環境及び対処すべき課題等】

当社グループは、「日本の食のあるべき姿を追求する」というグループ共通のミッションのもと、「生販直結モデル」の事業展開を通じて、第一次産業の活性化と高品質低価格の実現による、食産業における生産者、販売者、消費者のALL-WINの達成を目指しております。

 

<当社グループが目指す、生販直結モデルによるALL-WIN>


 

当社グループでは、上記の達成のため、以下のような課題に取り組んでいく方針であります。

 

① 販売戦略の再構築と事業エリアの選別

当社グループの販売事業は、地鶏と鮮魚をメインとする平均客単価4,000円前後の外食店舗(居酒屋)を主に首都圏に展開しております。ここ数年、新型コロナウイルス感染症の拡大の影響を受け市場環境は急激に変化しております。

この事態に対処するため、ブランド、店舗業態及び商品構成を顧客や市場動向を分析しながら的確に行い、国内の既存店販売力を向上させます。また、新規事業・海外事業は事業展開の業態・エリアの選別を図り、選択と集中を果敢に実行することで業績向上を推進してまいります。加えて、宅配弁当事業やプラットフォーム活用型デリバリーの拡大、デリバリーの新規事業の立ち上げなどの外食以外の事業は、中期的な施策として中食や小売、通販などの事業拡大の検討していく方針です。また、売上高に見合う水準に本社コストの見直しを行うことなどにより、筋肉質な体制を構築してまいります。

 

② 提携産地の開拓と取組産業の拡充

当社グループの生産流通事業は、宮崎県、鹿児島県、北海道を主な提携産地として、畜産業(地鶏)及び漁業(鮮魚)を主な取組産業として自社生産及び流通を行っております。今後、全国の第一次産業の生産地と直接提携関係の構築を進めながら、卸売市場や仲卸を通さない漁業生産者との直接ネットワークの拡大と、取扱品目拡大の取組みを継続していく方針です。

 

 

③ 店舗の収益性の維持、向上

外食業界においては、従前から低価格志向と景気が改善傾向にあることによる高価格志向の二極化の傾向が見られましたが、価格競争だけでなくサービス力や商品力のある高付加価値を提供している企業の収益は好調に推移しております。その中で当社グループの販売事業は、マーケット状況に応じた商品投入を図りながら生産情報などの付加価値を提供することで中価格帯とされる客単価を維持または向上させる戦略をとる方針です。

 

④ 生産流通事業の収益性の維持、向上

当社グループの生産流通事業は、地鶏、青果物や鮮魚などの主要食材について、農漁業生産者との直接取引又は自社生産による中間流通コストの圧縮と共に、生産の過程で生じる余剰品や未利用品の商品化や「今朝獲れ便」による鮮度向上等の付加価値向上を行っております。今後、そのノウハウを活用し、外部の飲食店や小売店を対象とした卸売販売を強化していくことで、収益の拡大を図っていく方針です。

 

⑤ 衛生管理・環境問題対応の強化、徹底について

食産業においては、食中毒や食品アレルギーなど食品事故の発生により、食品の安全性、商品表示の正確性に対する社会的な要請が強くなっております。また、食品ロスやプラスティックの廃棄など環境への配慮も強く求められております。当社グループの各店舗、事業所では、衛生管理マニュアルに基づく衛生・品質管理を徹底すると共に、定期的に本社人員による店舗監査や生産子会社への監査及び外部検査機関による検査と改善を行います。加えて、商品表示・環境問題への啓蒙等を行うことで、今後も食産業に求められるコンプライアンス体制の強化を行っていく方針です。

 

⑥ 人材の確保及び教育の強化

当社グループでは、事業拡大において出店店舗数を増加させていると共に、販売促進に関して一定の権限を店舗スタッフに付与し、各自の判断でサービスを提供していることから、従来からの少子化、若年層の減少により雇用対象者が減少する中で、人材の確保及び教育を経営上の重要課題であると考えております。人材の確保については、自社採用ホームページを含むアルバイト採用の強化、新卒採用及び管理職を含む効率的な中途採用を継続していく方針です。人材の教育については、人事本部に留まらず、本部の垣根を超えた社内教育体制の構築と強化を図っております。

 

⑦ 生産流通体制の拡充

当社グループの生産流通事業における施設面、人材面の体制は、当社グループの事業規模に合わせて順次整備を行ってまいりました。一般的に生産面では計画から収穫・出荷までの生産期間、流通面では流通経路等の整備に相応の期間を要するため、中長期的な観点から、養鶏場や加工場、物流拠点などの施設管理と、農漁業や物流・加工などの専門知識、技術を有する人材の採用と教育を行っていく方針です。

 

⑧ 経営管理組織の充実

当社グループは、企業価値を高め、株主の皆様をはじめとするステークホルダーに信頼され、支持される企業となるために、コーポレート・ガバナンスへの積極的な取り組みが不可欠であると考えております。そのため、企業規模の拡大の基盤となる経営管理組織を拡充していくため、今後においても意思決定の明確化、ダイバーシティを考えた組織体制の最適化、内部監査体制の充実及び監査等委員会監査並びに監査法人による監査との連携を強化して、ガバナンスの強化を図ってまいります。

 

 

3 【事業等のリスク】

当社グループの経営成績及び財政状態等に影響を与える可能性のある事項には以下のようなものがあります。なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

① 各種法的規制について

(a)食品衛生管理について

当社グループは、「食品衛生法」に基づき、所管保健所より飲食店営業許可を受けて、全ての店舗に食品衛生責任者を配置しております。衛生管理マニュアルに基づき厳格な衛生管理と品質管理を徹底しておりますが、食中毒などの衛生問題が発生した場合には、食材等の廃棄処分、営業許可の取消し、営業の禁止もしくは一定期間の営業停止処分、被害者からの損害賠償請求等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

(b)製造物責任について

当社グループは、「農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律」(JAS法)、「製造物責任法」(PL法)等に基づく規制を受けており、これらの法令の遵守についても対策を講じておりますが、万が一これらの法令に違反した場合、製品の廃棄処分、回収処理などが必要となるおそれがあり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。 

(c)労働関連法令について

現在、厚生労働省において短時間労働者に対する厚生年金・健康保険の適用基準を拡大する案が検討されております。当社グループは店舗や加工場等において多数の短時間労働者を雇用しており、これらの法改正の動向によっては、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

(d)その他各種許認可について

当社グループは、生産流通事業において食鳥処理の事業の許可、東京都中央卸売市場の買参権などの許認可を受けて事業を行っており、これらの権利の更新ができなかった場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

② 主要食材(みやざき地頭鶏・黒さつま鶏)への依存について

当社は、宮崎県内で生産されるみやざき地頭鶏を主要食材とする「塚田農場」「じとっこ組合」店舗の売上構成比が高い状況にあります。生産拠点を複数構えることによりリスク分散を行っておりますが、自然災害による生産量の減少、鳥インフルエンザ等の疫病の発生、食品衛生問題等によるブランド毀損、消費者の嗜好や市場の変化等が発生した場合には、仕入コストの上昇や販売低下により当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

③ 食材の生産、流通について

当社グループでは、みやざき地頭鶏以外にも、他の地鶏、鮮魚、ホルモンなどの当社のビジネスモデルを特徴づける食材がありますが、これらの食材の安全性確保に疑義が生じ、当社グループでの食材の生産や調達に制限を受けたり、天候不順や災害、ウイルスの流行等の外的要因により需給関係が逼迫した場合の仕入コストの上昇など、食材の確保に支障が生じる事態となった場合、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

④ 自然災害について

当社グループの多数の店舗が首都圏に集中しており、首都圏において大規模な地震や台風等による災害が発生した場合、その直接的、間接的影響による販売低下により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。また、当社グループでは、各地で畜産業や漁業などの生産事業を行っております。したがって当該生産地域で大型の自然災害が発生した場合、その直接的、間接的影響により生産活動が妨げられ、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

⑤ 出退店政策について

当社グループは、主に高い集客が見込める都心部及び郊外の主要駅周辺に出店をしておりますが、新規出店におきましては、立地条件、賃貸条件、投資回収期間等を総合的に検討して、出店候補地を決定しているため、すべての条件に合致する物件が確保できない可能性があります。また、当社グループでは、月次の店舗ごとの損益状況や当社グループの退店基準に基づき業績不振店舗等の業態変更、退店を実施することがあります。業態変更や退店に伴う固定資産の除却損、減損損失の計上、各種契約の解除による違約金、退店時の原状回復費用等が想定以上に発生する可能性があります。これらが生じた場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

⑥ 差入保証金について

当社は、賃借により出店等を行うことを基本方針としており、すべての店舗において保証金を差し入れております。今後の賃貸人の経営状況によっては、当該店舗における営業の継続に支障が生じたり、退店時に差入保証金等の一部又は全部が返還されない可能性があります。また、当社の都合によって契約を中途解約する場合等には、締結している賃貸借契約の内容によって、差入保証金等の一部又は全部が返還されない場合があり、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

⑦ 有利子負債の依存度

当社グループは、店舗設備及び差入保証金等の出店資金並びに生産設備資金を金融機関からの借入により調達しております。2023年3月期において、当社グループの有利子負債残高は6,847百万円となり、有利子負債依存度は74.9%となっております。現在は、当該資金を主として変動金利に基づく長期借入金により調達しているため、金利変動により、資金調達コストが上昇した場合には、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

 

2022年3月

2023年3月

有利子負債残高(百万円)

7,774

6,847

有利子負債依存度(%)

80.3

74.9

 

(注)有利子負債残高は、短期及び長期借入金(1年内返済予定を含む)、リース債務の合計額であります。

 

⑧ M&Aについて

当社グループは、事業拡大を加速する有効な手段のひとつとして、当社グループに関連する事業のM&Aを検討していく方針です。M&A実施に際しては、対象企業の財務・法務・事業等について事前にデューデリジェンスを行い、十分にリスクを吟味し正常収益力を分析した上で決定いたしますが、買収後に偶発債務の発生や未認識債務の判明等、事前の調査で把握できなかった問題が生じた場合、また事業の展開等が計画通りに進まない場合、のれんの減損処理を行う必要が生じる等、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

 

⑨ 人材の確保及び育成について

当社グループは継続的な新規事業の開発及び更なる店舗展開を図っていく方針であるため、十分な人材の確保及び育成ができない場合には、新規事業開発の遅れ、サービスの低下による集客力の低下、計画通りの出店が困難となること等により、当社グループの経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

 

⑩ 固定資産の減損損失について

 当社グループが保有する固定資産において資産価値の下落や、キャッシュ・フローの低下等によって減損処理をした場合には、当社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。

 

⑪ 継続企業の前提に関する重要事象等について

2020年3月以降、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、緊急事態宣言発出やまん延防止等重点措置を受けて、酒類の提供制限や一部店舗で臨時休業・営業時間短縮などを実施した結果、売上高及び営業利益等の業績が著しく低下いたしました。また、政府・自治体による営業活動自粛要請等が解除された2022年3月以降も、新型コロナウイルス感染症第7派の影響などを受けて、当連結会計年度においても当社業績に多大な影響を受けており、その結果、当第3四半期末時点では一時的に債務超過となりました。そのため、当社は、継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせる事象又は状況が存在していると認識しております。

しかしながら、策定した資金計画に基づき、取引金融機関等との連携を深化拡大させたとともに、第三者割当による新株式の発行により当連結会計年度末において債務超過は解消しております。また、新型コロナウイルス感染症の収束後の新たな消費者ニーズに対応するため、事業ポートフォリオの見直し・コスト構造改革を一層加速させることで、早期の業績改善を図ってまいります。

 

4 【経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析】
(1) 経営成績等の状況の概要

当連結会計年度における当社グループの財政状態、経営成績及びキャッシュ・フロー(以下「経営成績等」といいます。)の状況の概要は次のとおりであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況

当連結会計年度におけるわが国経済は、ウィズコロナのもと、各種政策の効果もあって、景気が持ち直していくことが期待されますが、世界的な金融引締め等が続く中、海外景気の下振れがわが国の景気を下押しするリスクとなっており、物価上昇、供給面での制約、金融資本市場の変動等の影響や中国における感染動向に十分注意する必要があります。

外食業界におきましても、コロナ禍での生活習慣の変化で夜間利用の戻りは鈍く、更にかつてない資源価格や原材料の仕入価格の高騰に加え、人件費の上昇等によって依然厳しい状況が続いております。

このような環境の中、当社グループにおきましては消費環境の変化に対応し、付加価値の高い商品の開発や販売におけるサービスの更なる強化に取り組んでおります。「食のあるべき姿を追求する」というグループ共通のミッションのもと、DX化の推進などによる既存ブランドの再構築を行うことで、生産者との継続的な深い関わりに基づく商品力を基軸とした新たなビジネスに取り組むなど、専門店化への事業モデルの転換に努めております。

 

(生産流通事業)

生産流通事業では、「生販直結モデル」の一部として、地鶏の生産事業及び、鮮魚・青果物などの生産並びに流通事業を行っております。食産業全般において、仕入価格の不安定化が事業課題になっておりますが、当社グループにおいては主要食材を当社グループ会社や安定した契約農家などから調達できることが事業の安定化につながっており、それが強みとなっております。

直近では、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴う行動制限の解除によって販売事業の売上高が増加したことにより、地鶏の生産量や野菜の流通量は徐々に増加しており、加えて、地鶏のグループ外への販売も堅調に推移しております。

以上の結果、当連結会計年度における売上高は1,362百万円(前年同期比78.5%増)、セグメント損失は12百万円(前年同期はセグメント損失202百万円)となりました。

 

(販売事業)

販売事業では、「生販直結モデル」の一部として、主に外食店舗を運営しております。

コロナ禍を通じて消費環境が大きく変化したこともあり、国内飲食事業では、売上高は回復途上で、まだコロナ前の水準にまで戻り切ってはおりませんが、このような環境の中でも来るべき本格回復時期に売上高・利益を最大化するべく、様々な取り組みを進めてまいりました。

改めて産地や食材に向き合った商品の開発については、最も店舗数の多い塚田農場業態にて積極的な取り組みを進めました。

以上の結果、当連結会計年度における売上高は16,544百万円(前年同期比117.7%増)、セグメント損失は1,722百万円(前年同期はセグメント損失3,567百万円)となりました。

 

以上の結果、当連結会計年度の売上高は17,175百万円(前年同期比114.8%増)、営業損失は1,734百万円(前年は営業損失3,769百万円)、経常損失は1,103百万円(前年同期は経常利益1,598百万円)、親会社株主に帰属する当期純損失は1,312百万円(前年同期は親会社株主に帰属する当期純利益31百万円)となりました。

 

② キャッシュ・フローの状況

当連結会計年度末における現金及び現金同等物(以下「資金」という。)の残高は前連結会計年度末より331百万円増加し、1,817百万円となりました。当連結会計年度における各キャッシュ・フローの状況は以下のとおりであります。

 

(営業活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において営業活動により得られた資金は1,023百万円となりました。これは主に雇用調整助成金・新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金に関する未収入金の回収による収入1,313百万円によるものであります。

 

(投資活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において投資活動により使用した資金は560百万円となりました。これは主に新規出店に伴う有形固定資産の取得による支出513百万円によるものであります。

 

(財務活動によるキャッシュ・フロー)

当連結会計年度において財務活動により使用した資金は159百万円となりました。これは主に、長期借入れによる収入658百万円及び株式発行による収入850百万円と長期借入金の返済1,325百万円の差額によるものであります。

 

③ 生産、仕入及び販売の状況
a.生産実績

当連結会計年度における生産実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

生産高(千円)

前年同期比(%)

生産流通事業     

751,145

113.6

      合計   

751,145

113.6

 

    (注)  金額は製造原価によっており、セグメント間の内部振替前の数値であります。

 

b.仕入実績

当連結会計年度における仕入実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

仕入高(千円)

前年同期比(%)

生産流通事業     

341,569

140.1

販売事業       

4,621,054

211.7

      合計   

4,962,624

204.5

 

    (注)  金額は仕入価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値であります。

 

c.販売実績

当連結会計年度における販売実績をセグメントごとに示すと、次のとおりであります。

 

セグメントの名称

区分

販売高(千円)

前年同期比(%)

生産流通事業

1,362,414

178.5

 

地鶏関連

1,362,414

178.5

 

その他(野菜、鮮魚等)

販売事業

16,544,027

217.7

 

地鶏モデル(塚田農場等)

8,420,526

234.1

 

鮮魚モデル(四十八漁場等)

1,690,352

350.3

 

ホルモンモデル(芝浦食肉等)

657,697

469.6

 

やきとりモデル(若どり屋等)

890,683

313.6

 

中食モデル(弁当等)

2,036,790

125.5

 

その他

2,847,977

193.5

合計

17,906,442

214.2

 

  (注)  金額は販売価格によっており、セグメント間の内部振替前の数値であります。

 

(2) 経営者の視点による経営成績等の状況に関する分析・検討内容

経営者の視点による当社グループの経営成績等の状況に関する認識及び分析・検討内容は次のとおりであります。

 なお、文中の将来に関する事項は、本書提出日現在において当社グループが判断したものであります。

 

① 財政状態及び経営成績の状況に関する認識及び分析・検討内容

  当社グループの当連結会計年度の経営成績等は、以下のとおりであります。

 

財政状態の分析

当連結会計年度における総資産は、前連結会計年度に比べ544百万円減少し、9,139百万円となりました。これは主に現金及び預金が331百万円、売掛金が393百万円増加したものの、雇用調整助成金・新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金に関する未収入金が967百万円減少したこと等によるものであります。

負債につきましては、前連結会計年度に比べ119百万円減少し、当連結会計年度における負債合計は9,021百万円となりました。これは主に返済により長期借入金が667百万円減少したためです。

純資産につきましては、前連結会計年度に比べ424百万円減少し、当連結会計年度における純資産合計は118百万円となりました。これは主に新株の発行及び資本金からの振替により資本準備金が876百万円増加したものの、親会社株主に帰属する当期純損失により1,312百万円減少したためです。

 

経営成績の分析

(売上高)

当連結会計年度の売上高は、17,175百万円(前年同期比114.8%増)となりました。当社の報告セグメントごとの内訳は、生産流通事業が1,362百万円(前年同期比78.5%増)、販売事業が16,544百万円(前年同期比117.7%増)となっており報告セグメントの合計は17,906百万円となっております(連結売上高との差額は内部取引によるものです)。新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴う行動制限の解除によって販売事業の売上高が回復したことが影響し、生産流通事業の売上高も増加しております。

 

(営業利益又は営業損失)

当連結会計年度は営業損失1,734百万円(前年は営業損失3,769百万円)となりました。当社の報告セグメントごとの内訳は、生産流通事業がセグメント損失12百万円(前年はセグメント損失202百万円)、販売事業がセグメント損失1,722百万円(前年はセグメント損失3,567百万円)となっており報告セグメント合計はセグメント損失1,734百万円(前年はセグメント損失3,769百万円)となっております(営業利益との差額は連結上の調整額によるものです)。生産流通事業は、売上高が増加したことにより、セグメント利益が増加となっております。販売事業においても、売上高が回復したことにより、セグメント利益は前年より増加となりました。

 

(経常利益又は経常損失)

当連結会計年度は経常損失1,103百万円(前年は経常利益1,598百万円)となりました。これは、主に新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金187百万円や雇用調整助成金334百万円があったことにより営業外収益が合計805百万円となったことと、借入れによる支払利息108百万円など営業外費用が合計174百万円となったことによるものです。

 

 

(親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失)

当連結会計年度の親会社株主に帰属する当期純損失は1,312百万円(前年は親会社株主に帰属する当期純利益31百万円)となりました。これは減損損失116百万円を計上したこと等によるものであります。

当社グループの当連結会計年度の経営成績は、「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ① 財政状態及び経営成績の状況」に記載しております。

 

② キャッシュ・フローの状況の分析・検討内容並びに資本の財源及び資金の流動性に係る情報

「第2 事業の状況 4 経営者による財政状態、経営成績及びキャッシュ・フローの状況の分析 (1)経営成績等の状況の概要 ② キャッシュ・フローの状況」の項目をご参照ください。

 

当社グループの資本の財源及び資金の流動性につきましては、次のとおりであります。

当社グループの運転資金需要のうち主なものは、商品の仕入、販売費及び一般管理費等の営業費用であります。投資を目的とした資金需要は、店舗設備投資等によるものであります。当社グループは、事業運営上必要な資金の流動性と資金の源泉を安定的に確保することを基本方針としております。運転資金は自己資金及び金融機関からの借入を基本としており、設備投資や長期運転資金の調達につきましては、金融機関からの長期借入を基本としております。なお、当連結会計年度末における有利子負債の残高は6,847百万円となっております。また、当連結会計年度末における現金及び現金同等物の残高は1,817百万円となっております。

 

③ 重要な会計上の見積り及び当該見積りに用いた仮定

当社グループの連結財務諸表は、わが国において一般に公正妥当と認められている会計基準に基づき作成されております。

当社グループの連結財務諸表の作成にあたっては、当連結会計年度末における資産、負債の報告金額及び収益、費用の報告金額に影響を与える見積り、判断及び仮定を使用することが必要となります。当社グループの経営陣は連結財務諸表作成の基礎となる見積り、判断及び仮定を過去の経験や状況に応じ合理的と判断される入手可能な情報により継続的に検証し、意思決定を行っております。しかしながら、これらの見積り、判断及び仮定は不確実性を伴うため、実際の結果と異なる場合があります。

なお、連結財務諸表の作成のための重要な会計基準等は「第5 経理の状況 1 連結財務諸表等 注記事項 (連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項)」に記載されているとおりであります。

 

 

5 【経営上の重要な契約等】

(1) シンジケートローン契約締結について

当社は、資金繰りの安定化と計画的な有利子負債の削減を目的として、2019年9月30日に株式会社りそな銀行をアレンジャーとする総額44億円のシンジケートローン契約を締結しました。また、新型コロナウイルス感染症拡大の長期化に備えて、手元資金を厚くすることを目的として、株式会社りそな銀行をアレンジャーとする総額15.8億円のシンジケートローン契約を締結し、2022年6月30日に実行しました。

なお、株式会社りそな銀行をアレンジャーとする総額16.7億円のシンジケートローン契約は、2022年6月30日をもって終了いたしました。

 

(2) コミットメント契約締結について

当社は、運転資金の効率的な調達を行うため取引銀行と貸出コミットメント契約を締結しております。この契 約に基づく連結会計年度末の借入未実行残高は次のとおりであります。

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

貸出コミットメントの総額

2,000,000

千円

2,000,000

千円

借入実行残高

千円

千円

 差引額

2,000,000

千円

2,000,000

千円

 

 

(3) ライセンス契約

当社はライセンス契約者との間で、以下のようなライセンス契約を締結しております。なお、契約内容の要旨は次のとおりです。

「じとっこ」「宮崎県日南市じとっこ組合」ライセンス契約

契約内容

ライセンシーは、「じとっこ」「宮崎県日南市じとっこ組合」ブランドを使用し、みやざき地頭鶏の仕入、流通システムの利用、「じとっこ」「宮崎県日南市じとっこ組合」店舗経営ノウハウを利用する

契約期間

契約締結日から5年間

契約金

契約時に一定額

ライセンス料

店舗坪数により毎月一定額

保証金

契約時に一定額

 

 

2  【主要な設備の状況】
(1) 提出会社

当社の販売事業における主要な設備の状況は次のとおりであります。

2023年3月31日現在

事業所の名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数
(名)

建物

工具、器具
及び備品

リース資産

その他

合計

本社

 

 

 

 

 

 

 

本社事務所

(東京都豊島区西池袋)

本社機能

134,161

39,014

7,392

3,409

183,976

64

〔5〕

店舗他

 

 

 

 

 

 

 

店舗等

(東京都港区高輪)

店舗設備

1,784,015

112,599

43,497

14,623

1,954,735

 

(注) 1  現在休止中の主要な設備はありません。

2  店舗設備はすべて連結子会社に賃貸しております。

3  帳簿価額のうち「その他」は、車両運搬具、機械及び装置、一括償却資産の合計であります。

4  従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(アルバイト)は、年間平均雇用人員(1日1人8時間換算)を〔〕外数で記載しております。

 

当社グループの販売店舗をエリア別に示すと次のとおりであります。

2023年3月31日現在

ブランドの名称

合計

店舗数

店舗エリア

東京都

神奈川県

埼玉県

千葉県

大阪府

兵庫県

愛知県

北海道

その他

海外

塚田農場など

84

31

8

7

3

7

5

5

3

15

四十八漁場など

23

18

3

1

1

やきとりなど

15

10

3

2

芝浦食肉など

13

8

3

1

1

その他

44

17

4

1

1

2

19

 

 

 

(2) 国内子会社

①㈱地頭鶏ランド日南

2023年3月31日現在

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物
 及び
 構築物

機械及び装置

工具、 器具及び備品

土地
(面積㎡)

その他

合計

塚田農場

(宮崎県日南市)

生産流通事業

生産設備

150

2,391

(5,691)

2,542

雛センター

(宮崎県日南市)

生産流通事業

生産設備

5,560

(-)

100

5,661

2

〔1〕

処理場

(宮崎県日南市)

生産流通事業

生産設備

2,685

262

1,621

682

(1,649)

203

5,456

5

〔11〕

加工場

(宮崎県日南市)

生産流通事業

生産設備

1,374

183

(-)

1,558

4

〔15〕

綾センター

(宮崎県東諸県郡綾町)

生産流通事業

生産設備

7,366

84

135

12,000

(14,340)

66

19,652

2

西都農場

(宮崎県西都市)

生産流通事業

生産設備

4,712

(12,080)

4,712

西都加工センター

(宮崎県西都市)

生産流通事業

生産設備

71,084

764

24,800

(4,093)

384

97,034

3

〔25〕

三股農場

(宮崎県北諸県郡三股町)

生産流通事業

生産設備

7,045

(4,936)

7,045

 

(注) 1 現在休止中(三股農場)の設備は減損損失を計上しております。

2  従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(アルバイト)は、年間平均雇用人員(1日1人8時間換算)を〔〕外数で記載しております。

 

②㈱カゴシマバンズ

2023年3月31日現在

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物及び構築物

機械及び装置

工具、 器具及び備品

土地
(面積㎡)

その他

合計

霧島加工センター

(鹿児島県霧島市)

生産流通事業

生産設備

46,252

5,218

3,498

38,185

(2,833)

193

93,347

6

〔12〕

雛センター

(鹿児島県霧島市)

生産流通事業

生産設備

30,474

955

(9,364)

360

31,789

1

 

(注) 1 現在休止中の主要な設備はありません。

2  従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(アルバイト)は、年間平均雇用人員(1日1人8時間換算)を〔〕外数で記載しております。

 

 

(3) 海外子会社

①PT.APC International Indonesia

2023年3月31日現在

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物

機械及び装置

工具、 器具及び備品

土地
(面積㎡)

その他

合計

塚田農場美人鍋等(インドネシア)

販売事業

店舗設備

103,505

16,014

119,520

43

〔45〕

 

(注) 1 現在休止中の主要な設備はありません。

2  従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(アルバイト)は、年間平均雇用人員(1日1人8時間換算)を〔〕外数で記載しております。

 

②AP Place Hong Kong Co., Ltd.

2023年3月31日現在

事業所名

(所在地)

セグメントの名称

設備の内容

帳簿価額(千円)

従業員数

(名)

建物

機械及び装置

工具、 器具及び備品

土地
(面積㎡)

その他

合計

Harbour City等(香港)

販売事業

店舗設備

364,205

18,370

382,575

108

〔32〕

 

(注) 1 現在休止中の主要な設備はありません。

2  従業員数は就業人員であり、臨時雇用者数(アルバイト)は、年間平均雇用人員(1日1人8時間換算)を〔〕外数で記載しております。

 

①【株式の総数】

 

種類

発行可能株式総数(株)

普通株式

24,000,000

A種優先株式

1,000

B種優先株式

300

24,000,000

 

(注) 当社の発行可能種類株式総数は、それぞれ普通株式24,000,000株、A種優先株式1,000株、B種優先株式300株であり、合計は24,001,300株となりますが、発行可能株式総数は24,000,000株とする旨定款に規定しております。

②【発行済株式】

 

種類

事業年度末現在
発行数(株)

(2023年3月31日)

提出日現在
発行数(株)

(2023年6月28日)

上場金融商品取引所名又は登録認可金融商品取引業協会名

内容

普通株式

12,266,150

12,266,150

東京証券取引所
スタンダード市場

単元株式数は100株であります。

A種優先株式

1,000

1,000

非上場

B種優先株式

300

300

非上場

12,267,450

12,267,450

 

 (注)1 提出日現在発行数には、2023年6月1日からこの有価証券報告書提出日までの新株予約権の行使により発行された株式数は含まれておりません。

      2 A種優先株式の内容は、次のとおりであります。

1.剰余金の配当

(1)期末配当の基準日

当社は、各事業年度末日の最終の株主名簿に記載又は記録されたA種優先株式を有する株主(以下「A種優先株主」という。)又はA種優先株式の登録株式質権者(以下「A種優先登録株式質権者」という。)に対して、金銭による剰余金の配当(期末配当)をすることができる。

(2)期中配当

当社は、期末配当のほか、基準日を定めて当該基準日の最終の株主名簿に記載又は記録されたA種優先株主又はA種優先登録株式質権者に対し金銭による剰余金の配当(期中配当)をすることができる。

(3)優先配当金

当社は、ある事業年度中に属する日を基準日として剰余金の配当を行うときは、当該基準日の最終の株主名簿に記載又は記録されたA種優先株主又はA種優先登録株式質権者に対して、下記9.(1)に定める支払順位に従い、A種優先株式1株につき、下記1.(4)に定める額の配当金(以下「優先配当金」という。)を金銭にて支払う。但し、当該剰余金の配当の基準日の属する事業年度中の日であって当該剰余金の配当の基準日以前である日を基準日としてA種優先株主又はA種優先登録株式質権者に対し剰余金を配当したとき(以下、当該配当金を「期中優先配当金」という。)は、その額を控除した金額とする。また、当該剰余金の配当の基準日から当該剰余金の配当が行われる日までの間に、当社がA種優先株式を取得した場合、当該A種優先株式につき当該基準日に係る剰余金の配当を行うことを要しない。

(4)A種優先配当金の金額

優先配当金の額は、A種優先株式1株につき、以下の算式に基づき計算される額とする。但し、除算は最後に行い、円単位未満小数第3位まで計算し、その小数第3位を四捨五入する。

A種優先株式1株当たりの優先配当金の額は、A種優先株式の1株当たりの払込金額に年率5.0%を乗じて算出した金額について、当該剰余金の配当の基準日の属する事業年度の初日(但し、当該剰余金の配当の基準日が払込期日と同一の事業年度に属する場合は、払込期日)(同日を含む。)から当該剰余金の配当の基準日(同日を含む。)までの期間の実日数につき、1年を365日として日割計算により算出される金額とする。

(5)累積条項

ある事業年度に属する日を基準日としてA種優先株主又はA種優先登録株式質権者に対して行われた1株当たりの剰余金の配当の総額(以下に定める累積未払優先配当金の配当を除く。)が、当該事業年度の末日を基準日として計算した場合の優先配当金の額に達しないときは、その不足額は翌事業年度以降に累積する。累積した不足額(以下「累積未払優先配当金」という。)については、当該翌事業年度以降、下記9.(1)に定める支払順位に従い、A種優先株主又はA種優先登録株式質権者に対して配当する。

(6)非参加条項

当社は、A種優先株主又はA種優先登録株式質権者に対して、上記1.(4)に定める優先配当金及び累積未払優先配当金の合計額を超えて剰余金の配当を行わない。

2.残余財産の分配

(1)残余財産の分配

当社は、残余財産を分配するときは、A種優先株主又はA種優先登録株式質権者に対して、下記9.(2)に定める支払順位に従い、A種優先株式1株当たり、下記2.(2)に定める金額を支払う。

(2)残余財産分配額

  ①基本残余財産分配額

A種優先株式1株当たりの残余財産分配額は、下記4.(2)①に定める基本償還価額算式(但し、基本償還価額算式における「償還請求日」は「残余財産分配日」(残余財産の分配が行われる日をいう。以下同じ。)と読み替えて適用する。)によって計算される基本償還価額相当額(以下「基本残余財産分配額」という。)とする。

②控除価額

上記2.(2)①にかかわらず、残余財産分配日までの間に支払われた優先配当金(残余財産分配日までの間に支払われた期中優先配当金及び累積未払優先配当金を含み、以下「解散前支払済優先配当金」という。)が存する場合には、A種優先株式1株当たりの残余財産分配額は、下記4.(2)②に定める控除価額算式(但し、控除価額算式における「償還請求日」「償還請求前支払済優先配当金」は、それぞれ「残余財産分配日」「解散前支払済優先配当金」と読み替えて適用する。)に従って計算される控除価額相当額を、上記2.(2)①に定める基本残余財産分配額から控除した額とする。なお、解散前支払済優先配当金が複数回にわたって支払われた場合には、解散前支払済優先配当金のそれぞれにつき控除価額相当額を計算し、その合計額を上記2.(2)①に定める基本残余財産分配額から控除する。

(3)非参加条項

A種優先株主又はA種優先登録株式質権者に対しては、上記のほか残余財産の分配を行わない。

3.議決権

A種優先株主は、法令に別段の定めのある場合を除き、株主総会において議決権を有しない。

4.金銭を対価とする取得請求権(償還請求権)

(1)償還請求権の内容

A種優先株主は、いつでも、当社に対して金銭を対価としてA種優先株式を取得することを請求(以下「償還請求」という。)することができる。この場合、当社は、A種優先株式1株を取得するのと引換えに、当該償還請求の日(以下「償還請求日」という。)における会社法第461条第2項所定の分配可能額を限度として、法令上可能な範囲で、当該効力が生じる日に、当該A種優先株主に対して、下記4.(2)に定める金額(但し、除算は最後に行い、円単位未満小数第3位まで計算し、その小数第3位を四捨五入する。以下「償還価額」という。)の金銭を交付する。なお、償還請求日における分配可能額を超えて償還請求が行われた場合、取得すべきA種優先株式は、抽選又は償還請求が行われたA種優先株式の数に応じた比例按分その他の方法により当社の取締役会において決定するものとし、また、償還請求日において償還請求が行われたA種優先株式及び同日に金銭を対価とする取得請求権が行使されたB種優先株式の取得と引換えに交付することとなる金銭の額が、償還請求日における分配可能額を超える場合には、償還請求が行われたA種優先株式及び取得請求権が行使されたB種優先株式の数に応じた比例按分の方法により、かかる金銭の額が償還請求日における分配可能額を超えない範囲内においてのみA種優先株式及びB種優先株式を取得するものとし、かかる方法に従い取得されなかったA種優先株式については、償還請求が行われなかったものとみなす。

(2)償還価額

①基本償還価額

A種優先株式1株当たりの償還価額は、以下の算式によって計算される額(以下「基本償還価額」という。)とする。

(基本償還価額算式)

基本償還価額=1,000,000円×(1+0.085)^(m+n/365)

 

払込期日(同日を含む。)から償還請求日(同日を含む。)までの期間に属する日の日数を「m年とn日」とし、「m+n/365」は「(1+0.085)」の指数を表す。

②控除価額

上記4.(2)①にかかわらず、償還請求日までの間に支払われた優先配当金(償還請求日までの間に支払われた期中優先配当金及び累積未払優先配当金を含み、以下「償還請求前支払済優先配当金」という。)が存する場合には、A種優先株式1株当たりの償還価額は、次の算式に従って計算される価額を上記4.(2)①に定める基本償還価額から控除した額とする。なお、償還請求前支払済優先配当金が複数回にわたって支払われた場合には、償還請求前支払済優先配当金のそれぞれにつき控除価額を計算し、その合計額を上記4.(2)①に定める基本償還価額から控除する。

(控除価額算式)

控除価額=償還請求前支払済優先配当金×(1+0.085) ^(x+y/365)

償還請求前支払済優先配当金の支払日(同日を含む。)から償還請求日(同日を含む。)までの期間に属する日の日数を「x年とy日」とし、「x+y/365」は「(1+0.085)」の指数を表す。

(3)償還請求受付場所

東京都港区高輪三丁目25番23号京急第2ビル1F

株式会社エー・ピーホールディングス

(4)償還請求の効力発生

償還請求の効力は、償還請求書が償還請求受付場所に到着した時に発生する。

5.金銭を対価とする取得条項(強制償還)

(1)強制償還の内容

当社は、いつでも、当社の取締役会が別に定める日(以下「強制償還日」という。)の到来をもって、A種優先株主又はA種優先登録株式質権者の意思にかかわらず、当社がA種優先株式の全部又は一部を取得するのと引換えに、当該日における分配可能額を限度として、A種優先株主又はA種優先登録株式質権者に対して、下記5.(2)に定める金額(以下「強制償還価額」という。)の金銭を交付することができる(以下、この規定によるA種優先株式の取得を「強制償還」という。)。なお、A種優先株式の一部を取得するときは、取得するA種優先株式は、抽選、比例按分その他の方法により当社の取締役会において決定する。

(2)強制償還価額

①基本強制償還価額

A種優先株式1株当たりの強制償還価額は、上記4.(2)①に定める基本償還価額算式(但し、基本償還価額算式における「償還請求日」は「強制償還日」と読み替えて適用する。)によって計算される基本償還価額相当額(以下「基本強制償還価額」という。)とする。

②控除価額

上記5.(2)①にかかわらず、強制償還日までの間に支払われた優先配当金(強制償還日までの間に支払われた期中優先配当金及び累積未払優先配当金を含み、以下「強制償還前支払済優先配当金」という。)が存する場合には、A種優先株式1株当たりの強制償還価額は、上記4.(2)②に定める控除価額算式(但し、控除価額算式における「償還請求日」「償還請求前支払済優先配当金」は、それぞれ「強制償還日」「強制償還前支払済優先配当金」と読み替えて適用する。)に従って計算される控除価額相当額を、上記5.(2)①に定める基本強制償還価額から控除した額とする。なお、強制償還前支払済優先配当金が複数回にわたって支払われた場合には、強制償還前支払済優先配当金のそれぞれにつき控除価額相当額を計算し、その合計額を上記5.(2)①に定める基本強制償還価額から控除する。

6.普通株式を対価とする取得請求権(転換請求権)

(1)転換請求権の内容

A種優先株主は、いつでも、法令上可能な範囲内で、当社がA種優先株式の全部又は一部を取得するのと引換えに、下記6.(2)に定める算定方法により算出される数の当社の普通株式をA種優先株主に対して交付することを請求(以下「転換請求」といい、転換請求がなされた日を「転換請求日」という。)することができる。なお、下記6.(2)の算定方法に従い、A種優先株主に交付される普通株式数を算出した場合において、1株未満の端数が生じたときはこれを切り捨てる。当社は、当該端数の切捨てに際し、当該転換請求を行ったA種優先株主に対し会社法第167条第3項に定める金銭を交付することを要しない。

(2)転換請求により交付する普通株式数の算定方法

①当社がA種優先株主に対し対価として交付する普通株式の数は、以下に定める算定方法により算出する。但し、小数点以下の切り捨ては最後に行い、A種優先株主に対して交付することとなる普通株式の数に1株未満の端数が生じたときはこれを切り捨て、金銭による調整は行わない。

(算式)

A種優先株式の取得と引換えに交付する当社の普通株式の数

=A種優先株主が取得を請求したA種優先株式の数

×上記4.(2)①に定める基本償還価額相当額から上記4.(2)②に定める控除価額相当額を控除した金額(但し、基本償還価額相当額及び控除価額相当額は、基本償還価額算式及び控除価額算式における「償還請求日」を「転換請求日」と、「償還請求前支払済優先配当金」を「転換請求前支払済優先配当金」(転換請求日までの間に支払われた優先配当金(転換請求日までの間に支払われた期中優先配当金及び累積未払優先配当金を含む。)の支払金額をいう。)と読み替えて算出される。)

÷転換価額

②転換価額

イ 当初転換価額

当初転換価額は、本取締役会での発行決議日の前日における時価の100%に相当する金額である427円とする。

ロ 転換価額の修正

転換価額は、2021年3月31日以降の毎年3月31日及び9月30日(以下それぞれ「転換価額修正日」という。)に、転換価額修正日における時価の95%に相当する金額(以下「修正後転換価額」という。)に修正されるものとする。但し、修正後転換価額が当初転換価額の50%(以下「下限転換価額」という。)を下回るときは、修正後転換価額は下限転換価額とする。なお、転換価額が、下記ハにより調整された場合には、下限転換価額についても同様の調整を行うものとする。

上記「時価」とは、当該転換価額修正日に先立つ45取引日目に始まる30取引日の株式会社東京証券取引所(以下「東京証券取引所」という。)における普通株式の普通取引の毎日の終値(気配表示を含む。)の平均値(終値のない日数を除く。円単位未満小数第2位まで算出し、その小数第2位を四捨五入する。)とする。

ハ 転換価額の調整

(a)当社は、A種優先株式の発行後、下記(b)に掲げる各事由により普通株式数に変更を生じる場合又は変更を生じる可能性がある場合は、次に定める算式(以下「転換価額調整式」という。)をもって転換価額(上記ロに基づく修正後の転換価額を含む。)を調整する。

調整後転換価額

=調整前転換価額×(既発行普通株式数+(交付普通株式数×1株当たりの払込金額)÷時価)÷(既発行普通株式数+交付普通株式数)

転換価額調整式で使用する「既発行普通株式数」は、普通株式を有する株主(以下「普通株主」という。)に下記(b)(i)ないし(iv)の各取引に係る基準日が定められている場合はその日、また当該基準日が定められていない場合は、調整後の転換価額を適用する日の1か月前の日における、当社の発行済普通株式数から当該日における当社の有する普通株式数を控除し、当該転換価額の調整前に下記(b)又は(d)に基づき交付普通株式数とみなされた普通株式のうち未だ交付されていない普通株式の数を加えた数とする。

転換価額調整式で使用する「交付普通株式数」は、普通株式の株式分割が行われる場合には、株式分割により増加する普通株式数(基準日における当社の有する普通株式に関して増加した普通株式数を含まない。)とし、普通株式の併合が行われる場合には、株式の併合により減少する普通株式数(効力発生日における当社の有する普通株式に関して減少した普通株式数を含まない。)を負の値で表示して使用するものとする。

転換価額調整式で使用する「1株当たりの払込金額」は、下記(b)(i)の場合は当該払込金額(金銭以外の財産を出資の目的とする場合には適正な評価額、無償割当の場合は0円とする。)、下記(b)(ii)及び(iv)の場合は0円とし、下記(b)(iii)の場合は取得請求権付株式等(下記(b)(iii)に定義する。)の交付に際して払込みその他の対価関係にある支払がなされた額(時価を下回る対価をもって普通株式の交付を請求できる新株予約権の場合には、その行使に際して出資される財産の価額を加えた額とする。)から、その取得、転換、交換又は行使に際して取得請求権付株式等の所持人に交付される普通株式以外の財産の価額を控除した金額を、その取得、転換、交換又は行使に際して交付される普通株式の数で除した金額(下記(b)(iii)において「対価」という。)とする。

(b)転換価額調整式によりA種優先株式の転換価額の調整を行う場合及びその調整後の転換価額の適用時期については、次に定めるところによる。

(i)下記(c)(ii)に定める時価を下回る払込金額をもって普通株式を交付する場合(無償割当の場合を含む。)(但し、当社の交付した取得請求権付株式、取得条項付株式若しくは取得条項付新株予約権(新株予約権付社債に付されたものを含む。以下本ハにおいて同じ。)の取得と引換えに交付する場合又は普通株式の交付を請求できる新株予約権(新株予約権付社債に付されたものを含む。以下本ハにおいて同じ。)その他の証券若しくは権利の転換、交換又は行使により交付する場合を除く。)

調整後の転換価額は、払込期日(募集に際して払込期間が設けられたときは当該払込期間の最終日とする。以下同じ。)又は無償割当の効力発生日の翌日以降これを適用する。但し、当社の普通株主に募集株式の割当を受ける権利を与えるため又は無償割当のための基準日がある場合は、その日の翌日以降これを適用する。

(ii)普通株式の株式分割をする場合

調整後の転換価額は、普通株式の株式分割のための基準日の翌日以降これを適用する。

(iii)取得請求権付株式、取得条項付株式若しくは取得条項付新株予約権であって、その取得と引換えに下記(c)(ii)に定める時価を下回る対価をもって普通株式を交付する定めがあるものを交付する場合(無償割当の場合を含む。)、又は下記(c)(ii)に定める時価を下回る対価をもって普通株式の交付を請求できる新株予約権その他の証券若しくは権利を交付する場合(無償割当の場合を含む。)

調整後の転換価額は、交付される取得請求権付株式、取得条項付株式若しくは取得条項付新株予約権、又は新株予約権その他の証券若しくは権利(以下「取得請求権付株式等」という。)の全てが当初の条件で取得、転換、交換又は行使され普通株式が交付されたものとみなして転換価額調整式を準用して算出するものとし、交付される日又は無償割当の効力発生日の翌日以降これを適用する。但し、普通株主に取得請求権付株式等の割当を受ける権利を与えるため又は無償割当のための基準日がある場合は、その日の翌日以降これを適用する。

上記にかかわらず、取得、転換、交換又は行使に際して交付される普通株式の対価が上記の時点で確定していない場合は、調整後の転換価額は、当該対価の確定時点で交付されている取得請求権付株式等の全てが当該対価の確定時点の条件で取得、転換、交換又は行使され普通株式が交付されたものとみなして転換価額調整式を準用して算出するものとし、当該対価が確定した日の翌日以降これを適用する。

(iv)普通株式の併合をする場合

調整後の転換価額は、株式の併合の効力発生日以降これを適用する。

(c)(i)転換価額調整式の計算については、円単位未満小数第2位まで算出し、その小数第2位を切り捨てる。

(ii)転換価額調整式で使用する時価は、調整後の転換価額を適用する日に先立つ45取引日目に始まる30取引日の東京証券取引所における普通株式の普通取引の毎日の終値(気配表示を含む。)の平均値(終値のない日数を除く。円単位未満小数第2位まで算出し、その小数第2位を四捨五入する。)とする。

(d)上記(b)に定める転換価額の調整を必要とする場合以外にも、次に掲げる場合に該当すると当社取締役会が合理的に判断するときには、当社は、必要な転換価額の調整を行う。

(i)当社を存続会社とする合併、他の会社が行う吸収分割による当該会社の権利義務の全部又は一部の承継、又は他の株式会社が行う株式交換による当該株式会社の発行済株式の全部の取得のために転換価額の調整を必要とするとき。

(ii)転換価額を調整すべき事由が2つ以上相接して発生し、一方の事由に基づく調整後の転換価額の算出に当たり使用すべき時価につき、他方の事由による影響を考慮する必要があるとき。

(iii)その他当社の発行済普通株式の株式数の変更又は変更の可能性の生じる事由の発生により転換価額の調整を必要とするとき。

(e)転換価額調整式により算出された調整後転換価額と調整前転換価額との差額が1円未満の場合は、転換価額の調整は行わないものとする。但し、本(e)により不要とされた調整は繰り越されて、その後の調整の計算において斟酌される。

(f)上記(a)ないし(e)により転換価額の調整を行うときは、当社は、あらかじめ書面によりその旨並びにその事由、調整前の転換価額、調整後の転換価額及びその適用の日その他必要な事項を株主名簿に記載された各A種優先株主に通知する。但し、その適用の日の前日までに前記の通知を行うことができないときは、適用の日以降速やかにこれを行う。

 

(3)転換請求受付場所

東京都港区高輪三丁目25番23号京急第2ビル1F

株式会社エー・ピーホールディングス

(4)転換請求の効力発生

転換請求の効力は、転換請求書が転換請求受付場所に到着した時に発生する。

7.株式の併合又は分割

法令に別段の定めがある場合を除き、A種優先株式について株式の併合又は分割は行わない。A種優先株主には、募集株式又は募集新株予約権の割当を受ける権利を与えず、株式又は新株予約権の無償割当を行わない。

8.譲渡制限

譲渡によるA種優先株式の取得については、取締役会の承認を要する。

9.優先順位

(1)剰余金の配当

A種優先株式の優先配当金、B種優先株式の優先配当金(下記B種優先株式1.(1)に定義される「B種優先配当金」をいう。以下同じ。)、A種優先株式の累積未払優先配当金、B種優先株式の累積未払優先配当金(下記B種優先株式1.(3)に定義される「B種未払累積配当金」をいう。以下同じ。)並びにその他の種類の株式の株主及び登録株式質権者(普通株主及び普通株式の登録株式質権者(以下「普通登録株式質権者」という。)を含むがこれに限られない。)に対する剰余金の配当の支払順位は、A種優先株式の累積未払優先配当金及びB種優先株式の累積未払優先配当金を第1順位(それらの間では同順位)、A種優先株式の優先配当金及びB種優先株式の優先配当金を第2順位(それらの間では同順位)、その他の種類の株式の株主及び登録株式質権者(普通株主及び普通登録株式質権者を含むがこれに限られない。)に対する剰余金の配当を第3順位とする。

(2)残余財産の分配

A種優先株式、B種優先株式及びその他の種類の株式(普通株式を含むがこれに限られない。)に係る残余財産の分配の支払順位は、A種優先株式及びB種優先株式に係る残余財産の分配を第1順位(それらの間では同順位)、その他の種類の株式(普通株式を含むがこれに限られない。)に係る残余財産の分配を第2順位とする。

(3)比例按分

当社が剰余金の配当又は残余財産の分配を行う額が、ある順位の剰余金の配当又は残余財産の分配を行うために必要な総額に満たない場合は、当該順位の剰余金の配当又は残余財産の分配を行うために必要な金額に応じた比例按分の方法により剰余金の配当又は残余財産の分配を行う。

10.会社法第322条第2項に規定する定款の定めの有無

会社法第322条第2項に規定する定款の定めはありません。

 

3 B種優先株式の内容は、次のとおりであります。

1.剰余金の配当

(1)B種優先配当金

当社が剰余金の配当を行うときは、当該配当にかかる基準日の最終の株主名簿に記載又は記録されたB種優先株式を有する株主(以下「B種優先株主」という。)又はB種優先株式の登録株式質権者(以下「B種優先登録株式質権者」という。)に対し、普通株主又は普通株式の登録株式質権者に先立ち、B種優先株式1株につき下記1.(2)に定める額の剰余金(以下「B種優先配当金」という。)を配当する。なお、A種優先株式とB種優先株式は剰余金の配当において同順位とする。

(2)B種優先配当金の額

B種優先配当金の額は、1株につき、同株式の払込金額に年2.9%を乗じた額とする。

(3)累積条項

ある事業年度において、B種優先株主に対して、B種優先配当金の全部又は一部を支払わないときは、その不足額は翌事業年度以降に累積する。累積した不足額については、翌事業年度及びそれ以降の年度におけるB種優先配当金、その他優先配当金(もしあれば)及び普通株主に対する剰余金の配当に先立ち、B種優先株主に対して支払われるものとする(以下、累積されたB種優先配当金のうち未払金額を「B種未払累積配当金」という。)。なお、A種優先株式における累積されたA種優先配当金とB種未払累積配当金は剰余金の配当において同順位とする。

(4)非参加条項

B種優先株主又はB種優先登録株式質権者に対しては、B種優先配当金及びB種未払累積優先配当金を超えて剰余金を配当しない。

 

2.残余財産の分配

(1)残余財産の分配

当社が残余財産の分配をするときは、B種優先株主に対し、普通株主に先立ち、基準価格により算定される価額を支払う。なお、A種優先株式とB種優先株式は残余財産の分配において同順位とする。

「基準価格」とは、『払込金額について払込期日から取得日までの期間について優先配当率を適用して複利計算をして算出される金額』=払込金額×(1+0.029)^(m+n/ 365)から『支払済の優先配当金相当額(支払日から取得日までの期間について優先配当率を適用して複利計算して調整した額)』=償還請求前支払済優先配当金(疑義を避ける上で明記するならばB種優先株式の支払済自己株式取得金額(もしあれば)を含む。)×(1+0.029)^(x+y/365)を控除した金額とする。

なお、払込期日(同日を含む。)から償還請求権(同日を含む。)までの期間に属する日の日数を「m年とn日」とし、償還請求前支払済優先配当金の支払日(同日を含む。)から償還請求日(同日を含む。)までの期間に属する日数を「x年とy日」とし、「m+n/365」及び「x+y/365」は「(1+0.029)」の指数を表す。

(2)非参加条項

B種優先株主又はB種優先登録株式質権者に対しては、上記のほか残余財産の分配を行わない。

3.議決権

B種優先株主は、株主総会において議決権を有しない。

4.種類株主総会の決議事項

B種優先株主は会社法に基づく種類株主総会の決議において、1単元(100株)につき1個の議決権を有する。

5.株式の併合又は分割、募集株式の割当等

株式分割及び併合が行われる場合、B種優先株式については分割・併合を行わない。

6.取得請求権

B種優先株主は、いつでも、B種優先株式の全部又は一部について、当社に対して、基準価格により算定される価額の金銭を対価として取得することを請求することができる。但し、当該取得時点における分配可能額が上記金額及び他の取得請求権付株式の取得の対価の合計額に満たない場合には、取得価額に応じた比例按分の方法により当該分配可能額の範囲に留まる株式分についてのみ取得の効力が生じる。

7.取得条項

当社は、払込期日以降で取締役会が別に定める日に、基準価格により算定される価額の金銭の交付と引き換えに、B種優先株式の全部又は一部を取得することができる。但し、当該取得時点における分配可能額が上記金額及び他の取得条項付株式の取得の対価の合計額に満たない場合には、取得価額に応じた比例按分の方法により当該分配可能額の範囲に留まる株式分についてのみ取得の効力が生じる。

8.比例按分

当社が剰余金の配当又は残余財産の分配を行う額が、ある順位の剰余金の配当又は残余財産の分配を行うために必要な総額に満たない場合は、当該順位の剰余金の配当又は残余財産の分配を行うために必要な金額に応じた比例按分の方法により剰余金の配当又は残余財産の分配を行う。

9.会社法第322条第2項に規定する定款の定めの有無

会社法第322条第2項に規定する定款の定めはありません。

 

①【ストックオプション制度の内容】

該当事項はありません。

②【ライツプランの内容】

該当事項はありません。

 

(4)  【発行済株式総数、資本金等の推移】

 

年月日

発行済株式
総数増減数
(株)

発行済株式
総数残高
(株)

資本金増減額
 
(千円)

資本金残高
 
(千円)

資本準備金
増減額
(千円)

資本準備金
残高
(千円)

2021年2月26日(注)1

普通株式

2,904,100

普通株式

10,331,950

620,025

1,115,543

620,025

1,095,543

2021年3月29日(注)2、3、4

A種優先株式

B種優先株式

1,000

300

普通株式

A種優先株式

B種優先株式

10,331,950

1,000

300

△1,065,543

50,000

△1,095,543

2022年8月10日(注)5

普通株式 

A種優先株式

B種優先株式

60,000

普通株式

A種優先株式

B種優先株式

10,391,950

1,000

300

13,350

63,350

13,350

13,350

2022年9月30日(注)6

普通株式

A種優先株式

B種優先株式

 

445,500

普通株式

A種優先株式

B種優先株式

10,837,450

1,000

300

100,014

163,364

100,014

113,364

2023年3月1日(注)7

普通株式

A種優先株式

B種優先株式

 

1,428,700

普通株式

A種優先株式

B種優先株式

12,266,150

1,000

300

325,029

488,393

325,029

438,393

2023年3月29日(注)8

普通株式

A種優先株式

B種優先株式

 

普通株式

A種優先株式

B種優先株式

12,266,150

1,000

300

△438,394

50,000

△438,394

 

(注)1 2021年2月10日付の取締役会において、第三者割当による普通株式の発行をすることを決議いたしました。

 2 有償第三者割当(A種優先株式)

 発行価格 1,000百万円

 資本組入額 500百万円

 割当先   RKDエンカレッジファンド投資事業有限責任組合

 3 有償第三者割当(B種優先株式)

 発行価格  300百万円

 資本組入額 150百万円

 割当先   SB・A2号投資事業有限責任組合

 

4  2021年3月26日開催の臨時株主総会決議により、2021年3月29日付で、会社法第447条第1項及び第448条第1項の規定に基づき、資本金1,715,543千円(減資割合97.2%)及び資本準備金1,745,543千円(減資割合100.0%)を減少し、その他資本剰余金に振り替えております。なお、払い戻しを行わない無償減資であります。

   5 譲渡制限付株式報酬としての有償第三者割当による増加であります。

発行価格  1株につき   445円

資本組入額 1株につき 222.5円

割当先   当社取締役及び従業員

   6 有償第三者割当(普通株式)

発行価格  1株につき   449円

資本組入額 1株につき 224.5円

割当先   米山久

   7 有償第三者割当(普通株式)

発行価格  1株につき   455円

資本組入額 1株につき 227.5円

割当先   株式会社ONODERA GROUP

      西陽一郎

      株式会社ヒラノ・アソシエイツ

      石田克史

      株式会社NSK

8 2023年3月29日開催の臨時株主総会決議により、同日付で会社法第447条第1項及び第448条第1項の規定に基づき、資本金438,394千円(減資割合89.7%)及び資本準備金438,394千円(減資割合100%)を減少し、その他資本剰余金に振り替えております。なお、払い戻しを行わない無償減資であります。

 

 

(5)  【所有者別状況】

①普通株式

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び

地方公共

団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人

その他

個人以外

個人

株主数

(人)

9

18

139

23

34

15,448

15,671

所有株式数

(単元)

2,793

885

22,185

873

49

95,846

122,631

3,050

所有株式数の割合(%)

2.28

0.72

18.09

0.71

0.04

78.16

100.00

 

(注)自己株式236,206株は、「個人その他」に2,362単元、「単元未満株式の状況」に6株含まれております。

 

②A種優先株式

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数1株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び

地方公共

団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人

その他

個人以外

個人

株主数

(人)

1

1

所有株式数

(単元)

1,000

1,000

所有株式数の割合(%)

100.00

100.00

 

 

③B種優先株式

2023年3月31日現在

区分

株式の状況(1単元の株式数100株)

単元未満

株式の状況

(株)

政府及び

地方公共

団体

金融機関

金融商品

取引業者

その他の

法人

外国法人等

個人

その他

個人以外

個人

株主数

(人)

1

1

所有株式数

(単元)

3

3

所有株式数の割合(%)

100.00

100.00

 

 

 

 

(6)  【大株主の状況】

 

1.普通株式

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(千株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

米山 久

東京都八王子市

5,635

46.84

MTRインベストメント株式会社

東京都八王子市元八王子町2丁目1100番地7

675

5.61

オイシックス・ラ・大地株式会社

東京都品川区大崎1丁目11-2

562

4.67

株式会社ONODERAGROUP

東京都千代田区大手町1丁目1-3

539

4.49

西 陽一郎

東京都港区

439

3.65

株式会社ヒラノ・アソシエイツ

東京都渋谷区道玄坂1丁目15番3号

219

1.83

石田 克史

東京都目黒区

219

1.83

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

209

1.74

ゲームフリーク1号基金投資事業有限責任組合

東京都世田谷区玉川1丁目15-2

193

1.60

株式会社NSK

東京都北区豊島2丁目3-1

109

0.91

8,799

73.17

 

(注)1 上記の所有株式数のうち、信託業務に係る株式数は、次のとおりであります。

      日本マスタートラスト信託銀行㈱(信託口)        209千株

   2 上記のほか当社所有の自己株式      236千株(1.92%)があります。

 

   なお、所有株式に係る議決権の個数の多い順上位10名は、以下のとおりであります。

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有議決権数
 (個)

総株主の議決権に対する所有議決権数の割合(%)

米山 久

東京都八王子市

56,354

46.86

MTRインベストメント株式会社

東京都八王子市元八王子町2丁目1100番地7

6,750

5.61

オイシックス・ラ・大地株式会社

東京都品川区大崎1丁目11-2

5,621

4.67

株式会社ONODERAGROUP

東京都千代田区大手町1丁目1-3

5,399

4.49

西 陽一郎

東京都港区

4,396

3.66

株式会社ヒラノ・アソシエイツ

東京都渋谷区道玄坂1丁目15番3号

2,198

1.83

石田 克史

東京都目黒区

2,198

1.83

日本マスタートラスト信託銀行株式会社(信託口)

東京都港区浜松町2丁目11番3号

2,098

1.74

ゲームフリーク1号基金投資事業有限責任組合

東京都世田谷区玉川1丁目15-2

1,930

1.60

株式会社NSK

東京都北区豊島2丁目3-1

1,099

0.91

88,043

73.20

 

 

 

2.A種優先株式

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

RKDエンカレッジファンド
投資事業有限責任組合

東京都千代田区大手町1丁目9番6号

1,000

100.00

1,000

100.00

 

 

 

3.B種優先株式

2023年3月31日現在

氏名又は名称

住所

所有株式数
(株)

発行済株式
(自己株式を
除く。)の
総数に対する
所有株式数
の割合(%)

SB・A2号投資事業
有限責任組合

東京都千代田区大手町1丁目9番6号
大手町フィナンシャルシティノースタワー24階

300

100.00

300

100.00

 

 

①  【連結貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

1,489,548

1,820,689

 

 

売掛金

444,224

838,124

 

 

棚卸資産

※1 641,575

※1 518,086

 

 

未収入金

1,104,221

137,188

 

 

その他

456,792

509,651

 

 

流動資産合計

4,136,361

3,823,740

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物及び構築物

6,556,489

6,729,979

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

3,715,834

3,979,052

 

 

 

 

建物及び構築物(純額)

※2 2,840,655

※2 2,750,926

 

 

 

工具、器具及び備品

2,250,330

2,285,373

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

2,012,645

2,072,851

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

237,685

212,521

 

 

 

その他

609,190

563,370

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

393,628

394,143

 

 

 

 

その他(純額)

※2 215,562

※2 169,227

 

 

 

有形固定資産合計

3,293,902

3,132,676

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

のれん

108,425

46,468

 

 

 

ソフトウエア

20,832

58,746

 

 

 

その他

1,309

1,118

 

 

 

無形固定資産合計

130,567

106,332

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

※3 283,069

※3 318,921

 

 

 

敷金及び保証金

1,545,165

1,445,452

 

 

 

長期前払費用

145,733

85,922

 

 

 

繰延税金資産

138,844

139,937

 

 

 

その他

10,373

89,543

 

 

 

貸倒引当金

5,394

5,394

 

 

 

投資その他の資産合計

2,117,791

2,074,383

 

 

固定資産合計

5,542,261

5,313,392

 

繰延資産

 

 

 

 

株式交付費

5,718

2,734

 

 

繰延資産合計

5,718

2,734

 

資産合計

9,684,341

9,139,867

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(2022年3月31日)

当連結会計年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

348,992

625,434

 

 

短期借入金

※4 2,188,000

※2.※4 1,935,984

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※2.※5 785,866

※2.※5 627,227

 

 

未払金

287,677

295,695

 

 

未払費用

505,861

631,302

 

 

未払法人税等

15,747

15,663

 

 

未払消費税等

34,697

354,120

 

 

その他

39,128

133,373

 

 

流動負債合計

4,205,970

4,618,801

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※2.※5 4,770,818

※2.※5 4,261,540

 

 

繰延税金負債

20,793

21,772

 

 

その他

143,366

119,312

 

 

固定負債合計

4,934,978

4,402,625

 

負債合計

9,140,949

9,021,426

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

50,000

50,000

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

その他資本剰余金

548,254

1,425,042

 

 

 

資本剰余金合計

548,254

1,425,042

 

 

利益剰余金

320,990

1,051,021

 

 

自己株式

374,853

374,853

 

 

株主資本合計

544,391

49,167

 

その他の包括利益累計額

 

 

 

 

為替換算調整勘定

86,348

16,458

 

 

その他の包括利益累計額合計

86,348

16,458

 

新株予約権

7,724

7,724

 

非支配株主持分

77,624

78,007

 

純資産合計

543,391

118,441

負債純資産合計

9,684,341

9,139,867

 

【連結損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前連結会計年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当連結会計年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 7,997,883

※1 17,175,665

売上原価

3,488,526

6,160,130

売上総利益

4,509,356

11,015,534

販売費及び一般管理費

※2 8,279,275

※2 12,749,779

営業損失(△)

3,769,918

1,734,244

営業外収益

 

 

 

雇用調整助成金

1,370,164

334,867

 

新型コロナウイルス感染症拡大防止協力金

3,845,673

187,559

 

受取利息及び配当金

2,079

478

 

持分法による投資利益

11,373

 

為替差益

88,901

58,939

 

協賛金収入

27,678

33,407

 

その他

247,696

179,136

 

営業外収益合計

5,582,194

805,761

営業外費用

 

 

 

支払手数料

31,340

18,231

 

支払利息

115,821

108,277

 

持分法による投資損失

17,066

 

シンジケートローン手数料

14,850

14,500

 

株式交付費償却

2,983

2,983

 

その他

31,701

30,798

 

営業外費用合計

213,762

174,790

経常利益又は経常損失(△)

1,598,512

1,103,274

特別利益

 

 

 

固定資産売却益

※3 2,883

※3 8,000

 

受取補償金

41,206

 

特別利益合計

44,090

8,000

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

※4 31,294

※4 85,965

 

減損損失

※5 111,696

※5 116,011

 

臨時休業による損失

※6 1,462,228

 

その他

3,752

291

 

特別損失合計

1,608,971

202,267

税金等調整前当期純利益又は税金等調整前当期純損失(△)

33,632

1,297,541

法人税、住民税及び事業税

13,444

16,256

法人税等調整額

12,803

147

法人税等合計

640

16,109

当期純利益又は当期純損失(△)

32,991

1,313,651

非支配株主に帰属する当期純利益又は非支配株主に帰属する当期純損失(△)

1,575

893

親会社株主に帰属する当期純利益又は親会社株主に帰属する当期純損失(△)

31,415

1,312,757

 

1.報告セグメントの概要

当社グループの報告セグメントは、当社グループの構成単位のうち分離された財務情報が入手可能であり、取締役会や経営会議において、経営資源の配分の決定及び業績の評価をするために、定期的に検討を行う対象となっているものです。当社において販売事業を行い、連結子会社の㈱地頭鶏ランド日南などにおいて生産流通事業を展開しております。

したがって、当社グループはその事業別に「販売事業」、「生産流通事業」の2つを報告セグメントとしています。

「販売事業」は、店舗における飲食事業を行っております。「生産流通事業」は、食品、飲料の流通事業、地鶏などの生産、加工事業を行っております。

 

①  【貸借対照表】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

資産の部

 

 

 

流動資産

 

 

 

 

現金及び預金

594,128

1,164,281

 

 

売掛金

28,110

52,661

 

 

商品

2,643

7,201

 

 

前払費用

168,478

224,115

 

 

関係会社短期貸付金

31,000

31,000

 

 

関係会社立替金

4,437,530

4,519,595

 

 

未収入金

228,732

94,865

 

 

貸倒引当金

2,503,791

3,135,318

 

 

その他

11,734

4,370

 

 

流動資産合計

2,998,566

2,962,773

 

固定資産

 

 

 

 

有形固定資産

 

 

 

 

 

建物

4,579,971

4,544,393

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

2,530,216

2,626,217

 

 

 

 

建物(純額)

2,049,755

1,918,176

 

 

 

車両運搬具

10,190

12,554

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

8,352

10,734

 

 

 

 

車両運搬具(純額)

1,837

1,819

 

 

 

工具、器具及び備品

1,768,995

1,759,489

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

1,611,123

1,607,875

 

 

 

 

工具、器具及び備品(純額)

157,872

151,613

 

 

 

その他

188,262

204,818

 

 

 

 

減価償却累計額及び減損損失累計額

123,218

137,715

 

 

 

 

その他(純額)

65,044

67,102

 

 

 

有形固定資産合計

2,274,509

2,138,712

 

 

無形固定資産

 

 

 

 

 

ソフトウエア

16,617

53,094

 

 

 

無形固定資産合計

16,617

53,094

 

 

投資その他の資産

 

 

 

 

 

投資有価証券

87,366

117,805

 

 

 

関係会社株式

444,835

438,875

 

 

 

関係会社出資金

49,863

48,487

 

 

 

敷金及び保証金

1,209,864

1,152,344

 

 

 

関係会社長期貸付金

755,362

705,719

 

 

 

長期前払費用

88,751

55,971

 

 

 

繰延税金資産

54,232

76,660

 

 

 

貸倒引当金

419,732

386,350

 

 

 

その他

8,563

87,564

 

 

 

投資その他の資産合計

2,279,106

2,297,078

 

 

固定資産合計

4,570,234

4,488,884

 

繰延資産

 

 

 

 

株式交付費

5,718

2,734

 

 

繰延資産合計

5,718

2,734

 

資産合計

7,574,518

7,454,393

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(2022年3月31日)

当事業年度

(2023年3月31日)

負債の部

 

 

 

流動負債

 

 

 

 

買掛金

1,142

11,635

 

 

1年内返済予定の長期借入金

※2 646,480

※2 532,800

 

 

未払金

141,787

97,988

 

 

未払費用

298,687

419,028

 

 

未払法人税等

2,495

2,721

 

 

未払消費税等

55,562

 

 

預り金

12,367

13,950

 

 

短期借入金

※1 1,730,000

※1 1,484,984

 

 

関係会社短期借入金

150,000

150,000

 

 

関係会社未払金

6,667

64,146

 

 

前受収益

※4 371

※4 80,000

 

 

その他

12,184

13,834

 

 

流動負債合計

3,002,183

2,926,651

 

固定負債

 

 

 

 

長期借入金

※2 3,899,200

※2 3,446,400

 

 

関係会社事業損失引当金

20,741

928,808

 

 

資産除去債務

3,329

 

 

その他

91,607

71,070

 

 

固定負債合計

4,011,549

4,449,609

 

負債合計

7,013,733

7,376,260

純資産の部

 

 

 

株主資本

 

 

 

 

資本金

50,000

50,000

 

 

資本剰余金

 

 

 

 

 

その他資本剰余金

548,254

1,425,042

 

 

 

資本剰余金合計

548,254

1,425,042

 

 

利益剰余金

 

 

 

 

 

利益準備金

5,925

 

 

 

その他利益剰余金

 

 

 

 

 

 

圧縮積立金

15,468

13,895

 

 

 

 

繰越利益剰余金

314,190

1,049,601

 

 

 

利益剰余金合計

329,659

1,029,781

 

 

自己株式

374,853

374,853

 

 

株主資本合計

553,060

70,407

 

新株予約権

7,724

7,724

 

純資産合計

560,785

78,132

負債純資産合計

7,574,518

7,454,393

 

②  【損益計算書】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

売上高

※1 1,497,378

※1 2,104,101

売上原価

 

 

 

商品期首棚卸高

5,927

2,643

 

当期商品仕入高

※1 211,886

※1 365,754

 

合計

217,813

368,398

 

商品他勘定振替高

946

 

商品期末棚卸高

2,643

7,201

 

商品売上原価

214,224

361,196

売上総利益

1,283,154

1,742,905

販売費及び一般管理費

 

 

 

広告宣伝費

6,567

21,340

 

給料

432,824

457,662

 

水道光熱費

2,656

8,233

 

減価償却費

350,627

343,082

 

賃借料

51,591

51,565

 

その他

736,579

918,331

 

販売費及び一般管理費合計

1,580,846

1,800,215

営業損失(△)

297,692

57,310

営業外収益

 

 

 

雇用調整助成金

1,295,256

265,951

 

受取利息及び配当金

※1 20,672

※1 15,726

 

為替差益

31,381

37,988

 

協賛金収入

26,546

33,407

 

その他

143,967

82,999

 

営業外収益合計

1,517,825

436,073

営業外費用

 

 

 

支払手数料

31,340

18,231

 

支払利息

88,548

※1 76,922

 

シンジケートローン手数料

14,850

14,500

 

株式交付費償却

2,983

2,983

 

その他

15,571

4,675

 

営業外費用合計

153,293

117,313

経常利益

1,066,838

261,448

特別利益

 

 

 

新株予約権戻入益

41,206

 

関係会社事業損失引当金戻入益

23,795

 

特別利益合計

65,002

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(単位:千円)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

前事業年度

(自 2021年4月1日

 至 2022年3月31日)

当事業年度

(自 2022年4月1日

 至 2023年3月31日)

特別損失

 

 

 

固定資産除却損

31,294

75,130

 

関係会社貸倒引当金繰入額

831,637

1,506,211

 

特別損失合計

862,931

1,581,341

税引前当期純利益又は税引前当期純損失(△)

268,909

1,319,892

法人税、住民税及び事業税

2,495

2,721

法人税等調整額

63,245

22,427

法人税等合計

60,750

19,705

当期純利益又は当期純損失(△)

329,659

1,300,186